俺の父方の曾ばあちゃんがドイツ人なんだが、正確にはドイツ人とデンマーク人のハーフ、よって俺にはドイツ人とデンマーク人の血が1/16ずつ入っている。

さらに母方のばあちゃんは日本人なんだが沖縄出身者なんだよね。

そんなだから子供のころから「琉球民族とゲルマン民族とヴァイキングの血が入ってるんだから・・・」と親からはよく言われてたなあ。

じいちゃんは物心つく前に亡くなってるから記憶は無いんだけど、ハーフだけあって外国人顔している、ただし父親はクォーターなんだけどほとんど日本人顔で、兄貴も沖縄チックな顔でヨーロッパ系の面影はほとんど無い。

だが俺は思いっきりヨーロッパ系となり、子供のころから髪は栗色で目も少し青い。

さらに沖縄の血も奇跡のバランスで出てきて、それはもう本当にカワイイ少年だった。

兄貴とは同じ配合なのでパーツはかなり似ているにもかかわらず、トータルすると小島よしおとウェンツくらいの違いとなっていた。

ちなみに子供のころからすごいモテていた。

幼稚園の頃は女の子からおもちゃやお菓子を貰いまくっていたし、どんな状況だったか忘れたが女の子に「○○ちゃん嫌い」と言ったら泣かれてしまった。

先生からは「あなたは女殺しなんだからむやみに嫌いって言っちゃダメ」と言われたのが印象に残ってるし、よく意味もわからなかったが「俺って女殺しなんだぁ」と納得していた。

小学校に入るとさらにモテかたはすごい事になっていった。

このころのあだ名は「ダニエル君」とか「ダニー」と呼ばれていた。

担任の先生から映画「小さな恋のメロディ」に出てくる主人公のダニエルに似てカワイイからとの理由でそうなった。

とにかく休み時間や下校時間には女の子が集まってきたし、「女殺し」の呪縛から女の子に冷たい態度を取っちゃいけないという強迫観念みたいなものもあったので誰に対してもやさしい態度をとっていたと思う。

あくまで小学生の頭でだが、とにかくニコニコしていれば女の子は何でもしてくれるし何でもプレゼントしてくれる、女性とはそんな存在なんだと思っていた。

小2のバレンタインデーだったが、1人を除いてクラス全員からチョコを貰った。

俺は責めるつもりは無かったんだが、軽く「○○さんはチョコくれないのぉ?」と言ったらオロオロした挙句失禁してしまった。

この子も俺にチョコを渡そうと思ってたらしいが恥ずかしくて渡しそびれたところに言われたからショックと興奮で失禁して泣いてしまったとのことだったが、改めて「女殺し」について考えさせられた事件だった。

小3のバレンタインデーは学年の女の子からはコンプリートし、さらに上級生・下級生に先生・同級生のお母さんからも大量に貰い、下校の時は用務員室でリヤカーを借りて持って帰った。

この年からリヤカーを使ってチョコを持って帰るのと、一番家の広い友達の家に行ってチョコレートパーティをするのが年中行事となった。

これでホワイトデーとなると、さすがに全員にちゃんとしたお返しはできないから、リュックに大量のチュッパチャプスを詰め込んで、配ってまわるんじゃなくてチョコをくれた女の子に取りに来させていた・・・それでもみんな大喜び。

ただ先生にはさすがに配ったし、友達のお母さんにも下校時に家まで持って行った。

でこの時に事件が起こった。

ある友達のお母さんに返しに行った時、「ジュースでも飲んできなさい」と言われて素直にごちそうになった。

その帰り際「カワイイ」と言われながらキスをされた。

俺はファーストキスって記憶に無いんだが、幼稚園の頃からよくキスされてたし・・・でも舌を絡めるキスっていうのはこの時が初めてだったし、なんか気持ち悪いというのが正直な感想だった。

でもこのお母さんは勝手に興奮して俺の股間もまさぐり始めた。

小3とはいえチンコいじられると反応するよな。

「女殺し」の呪縛があったからか、このころの俺って女性に「イヤ」って言えなかったんだと思う。

だんだんと初めての快感に支配されてきた俺のズボンを下ろして、いきなりフェラを始めた・・・とにかく脳天から痺れるような快感だったのは覚えている。

時間の感覚は全くない、ほんの何秒だったかもしれないが気づいたら腰が砕けたようにソファーに倒れていた。

「ふふふ・・・イっちゃった?気持ち良かった?またしてあげるからいつでも来なさい」そういう友達のお母さんを朦朧と見ているだけだった。

射精したかどうかはよくわからない。

初めて精子を認識したのは小5の時だったが、それまでは精子は出てなかったのかもしれないが、とりあえずイクことは出来た。

同級生の女の子はHな対象としてではなく、宿題やってくれたりお菓子をくれたりする存在、友達のお母さんは気持ち良くしてくれる存在として俺は認識していたと思う。

卒業までに30人位のお母さんを喰ったというか喰われた。

とにかくみんな優しかったし、ほとんどが「小学生なのにお父さんより大きいし硬い!」と喜んでくれた。

とにかくモテまくっていたが中学に入った頃から少しずつ変化が訪れた。

髭もそうだが全体的に体毛が太く濃くなってきた。

さらにニキビや吹き出物が多くなり、だんだんと俺の「可愛らしさ」というのが減っていくのが感じられた。

この頃の写真をみるとよく判るのだが、中1から中2のかけてどんどん劣化していくのが見て取れる。

それと比例するように俺の周りから女の子の姿が減っていった。

高校生になる頃にはブサメンの仲間入りするくらいの劣化状態だった。

ブサメン仲間は当然のように童貞だったが、このころの俺はすでに100人くらいの経験があり、非常に羨ましがられたが俺としては優越感など感じられなかった。

ブサメンはずーっとブサメンだったんだから落差は無いんだよ。

イケメンがブサメンになるというギャップが辛いんだよ。

高校卒業間近にクラスの女の子に後ろから声を掛けた時、振り返るなり「ギャー!」と声を出して卒倒したんだ・・・ああブサメンになっても「女殺し」は健在なんだと実感したよ。

高校に入ってから約20年、それからプロ以外との性交渉は無い。

会社でも日本語の上手い(日本語しか喋れないが)ブサイク外国人キャラとして気持ち悪がられている。