背が高くて目立つせいか中学2年の頃から同性に告白されるようになりました。
最初はバスケ部の後輩、3年のレギュラーに代わって
2年の私が1年を面倒見る事が多かったからかもしれません
自分で言うのも可笑しいですが、顔はソニンちゃんに似てるってよく言われます。
あだ名もそのままずばりソニンです。

最初は意識していませんでした。
というか当時の私は部活が楽しすぎて、そういう恋愛沙汰にまったく興味が無く
周りが男の子と話をしてるときも、天気予報を聞いてるような気持ちで聞き流していました。
勿論告白されても適当に断っていました。

相手もそんな真剣にってわけでもなかったと思います。
ありがちな恋に恋する感じというか、憧れの先輩に近づきたいという気持ちが
未熟な恋愛感情とないまぜになってしまった子が殆どで

一時的に憧れて告白して、良い思い出みたな切り替えなのか
一度断ってもしつこく粘る子は居ませんでした。

3年のバレンタインデーの時は一度に3人から告白されました。
一人は手紙一人は放課後、一人は部活終わり駅のホームで
内一人は一度断った子でしたが、勿論全部お断りしました。
さらに卒業式の日に初めて同級生の男の子に告白されました。
正直初めてドキドキしました・・初めての経験にドキドキしただけで普通に断りました。

普通に考えて同性から告白されるだけで可笑しな状況なんですが
当時の私は本当にそういう方面に興味が無くて普通に異性に告白される感覚で
なんの驚きも無く、全てお断りしていました。

高校に上がってから部活を辞めて勉強一本になりました。
身長のために目立つので部活の誘いは多かったのですが
親の強い希望もあって進学コースへ進み毎日勉強と塾の毎日でした。

高校に上がって1年だし、部活も辞めたので告白されたり
女の子に囲まれる事は殆どなくなりました。
少し寂しい気もしましたが、気にせずに勉強に打ち込んでいました。

塾には同じ学校の上級生同級生が何人かいました。
その中であさ子先輩という人がいました。
身長は165cmくらいロングでメガネの大人しい感じの人でいつも気弱そうに
猫背で歩く感じの人で、人の目をみないから常に下向きで歩き
時々人にぶつかったりしていました。

冬の日の塾の帰りそのあさ子先輩が
朝から降り続いた雪に足を滑らせ目の前で転びました。
「大丈夫ですか?」
「あ・いたた・・・」凄く小さい声でいたたたというのが少し可愛かったです。
「あ、すみません・・」
先輩は後輩の私達にも敬語を使う一寸ヘンな人でした。

「ちゃんと前を見て歩かないとだめですよ」
そういいつつカバンの雪を払ってあさ子先輩に手渡します。
「はい・・すみません・・・」
「あいっう・・」

立ち上がろうとした先輩が急に座り込みます。
「どうしたんですか?」
「なんか指が・・・」
そういわれてあさ子先輩の指をみると
転んだ時の受身の取り方がわるかったせいか
小指が真赤にはれていました。
「うわぁ・・・」あさ子先輩は自分の真赤にはれた指をみて小さく呟きました。

「大変じゃないですかそれ!早く病院行きましょう」
「え・・でも・・・病院は・・」
「何言ってるんですかほら!」
私は部活の時怪我した後輩の手を引いて保健室に連れて行く気分で
先輩を最寄の病院に連れて行きました。

あさ子先輩の手は待合室で待っている間に何倍にも晴れ上がって
あさ子先輩は脂汗をかいていました。
結局指の骨にヒビが入っているという事になって処置
その間も私はあさ子先輩のお母さんが来るまで待合室で待つ事になったのでした。

ソレが切欠というか先輩の家が私の家の一駅前だった事もあり
学校や塾など下校登校時に良く挨拶して徐々に話すようになりました。
危なっかしい先輩は、実は成績は凄く良くて
休日に勉強を見てもらうようになりました。

「あー今度のテスト自信ないな・・・」何時ものように駅のホームで先輩と一緒になったので
勉強の事などを話していると
「じゃあ・・ソニンちゃん・・今度私の家で一緒に勉強する?」
先輩が何時ものように控えめな仕草で上目使いに聞いてきました。
「あ、いいですね!勉強会なんて中学以来ですw」
「中学の頃は部活のメンバーとテスト前に集まって良くやったなぁw」
「いいなぁ・・・」先輩は一人呟くように言います。
「凄く楽しいですよwでも勉強にはあんまりならないかもw」

「でかっ!!」
先輩に言われた道案内どおりに駅を降りて曲がり角を曲がり
途中のコンビニで買い物をして、たどり着いた先での私の第一声でした。

先輩は「私の家」と言いましたが、家というより屋敷です。
門があるんです。それもちょっとした古風な門ではありません
神社みたいな門です。大きな門の横に小さい入り口が付いてる奴です。
思わずドドーンと構える門の前で一人で「でかっ!」ってオーバーリアクションで突っ込んじゃいました。

しかも壁が何処までも続いています。
最初何処かのお寺の壁かな・・それにしても道案内の時先輩は一言もお寺があるなんて
言わなかったし・・・・こんな解りやすい目印があるのに・・と思っていたのですが
ある意味納得です。

部活やってた頃は散々色んな先輩や後輩の家に遊びに行きました。
元来物怖じしない性格の私は、どんな先輩や後輩の家でも
平気でインターフォン押して「こんちわー」と入っていけるタイプだったのですが
流石にこの門にはびびりました。
表札に先輩の名前が書いてなければとても自宅だとは思えませんでした。

コンビニで買った先輩への差し入れ・・やすいお菓子が物悲しい気がしてきました。

恐る恐るインターフォンを押すと
「はぁい」と先輩に良く似た少し間延びした声が聞こえました。
先輩かなと思いつつも念のために「あの、ソニンと言います。あさ子先輩のお宅でしょうか?」
「あ、はいはい、あさ子ちゃん、お友達よぉ」
どうやらお母さんのようです。
声だけであさ子先輩がお母さん似なのは解るくらいでした。

「いらっしゃい・・・」
これまた広い玄関で先輩が迎えてくれました。
先輩は、もこもこの羊のようなセーターを着ていて
何時ものメガネをしていませんでした。

「・・・ソニンちゃんの私服だ・・」
「そういえば私服で会うのはじめてですねw」
その日の私はジーンズに上はパーカーとダウン・・・
ラフもラフ・・・まあお洒落を知らないお察し下さいな格好

先輩の部屋はぬいぐるみが沢山置いてありました。
私の部屋にもちょっとはそういうのはあるのですが・・UFOキャッチャーでとったものが
殆どでこんなにメルヘンではありません・・見るからに高そうなテディベアとか
フリルだらけのぬいぐるみとかがいっぱいでした。
思えば、ココまで女の子らしい部屋は今までの後輩先輩にも一人もいませんでした。

「凄いぬいぐるみ沢山ですね」
「・・小さい頃から集めてたんだけど増えちゃって・・」
頭をぽりぽりしながらテレながら話す先輩が少し可愛くみえました。

2人で勉強しているとお母さんがメロンを持ってきてくれて
益々差し入れのお菓子を出しにくい雰囲気になってしまいました。
先輩はやっぱり真面目で、2人で本当に勉強をする感じでした。
解らない所を質問すると凄く丁寧に教えてくれました。

勉強が一段落したので2人で雑誌を見たりしてテストが終わったら遊びに行こう
という話になりました。
先輩は一度も友達と遊びに行った事がないという事なので
カラオケやゲームセンターを案内する事になりました。

テストは先輩の助けもあってなんとか乗り切ったので
2人で遊びに行く事にして待ち合わせをして出かけました。
その日の先輩は学校で地味な先輩とは思えないくらいお洒落
多分この姿を知ってただ学校の男子がほっとかないだろうと思えました。

「じゃあ行きましょうか」
私はそういうと自然に先輩の手を引いて歩きだしました。
後々の話ですが割と私には普通の事だったのですが、先輩には結構な衝撃だったようです。

その後もずっと手を引いて歩きUFOキャッチャーとかコインゲームとか
エアホッケーで遊びました。
なんというか手を引いてないと迷子になりそうな頼りなさがあったので
自然と手を引いて歩いてただけなんですけどね

先輩はこのときの私のエスコートで段々私の事が特別に見えるようになっていったようです。
カラオケでタップリうたい先輩を楽しませてその日は終了
因みに先輩は童謡を歌いました。流石将来保育士になりたいとか言うだけの事はありました。

ソレからは本当に良く2人で勉強したり話をしたりするようになりました。
とにかく何気ない事が凄く面白い先輩で見ていて新鮮で私も退屈しませんでした。
2人だけで遊ぶだけじゃなくよく私のほかの友達とも一緒になって遊びました。
先輩はそのたびに凄い人見知りでしたが、最終的にはその天然ぶりが
皆に受けてアイドル扱いでした。

ある意味では上手く行き過ぎたのかもしれません
私にとって先輩は凄く居心地の良い人でした。
人の悪い事も言わないし
いつもおっとりしてるけど優しく笑って柔らかい空気を持っている
なんというかお姉ちゃんがいたらこんなお姉ちゃんがいいなというような人です。
とにかく一緒に居ると癒されるので実に気楽でした。

そのうち私も先輩の事をあさ子ちゃんと呼ぶようになって
最初はびびっていた先輩のお屋敷にも
気楽に遊びに行けるようになった高校2年の夏
その日もいつも通り先輩の家で私が持ち込んだPS2でゲームしたりしていました。
先輩はゲームは苦手なのでもっぱら私が遊んでいるのを隣で楽しそうに見ているだけでした。

ゲームに一息入れて休憩していると急に眠くなってきました。
うとうとしてきてそのまま寝てしまいそうになっていると
不意に唇にふわっとした感触が触れました。
眠い意識の中でうっすらと目を開けると先輩の顔が2cm先にありました。
「あさ子ちゃん・・」
「今、キスした?」
「・・・・」
先輩は無言で頷きました。
「そっか・・」
凄く驚いたけれど態度に出なかったのは、不思議と嫌な気分ではなかったから

「私も嫌じゃなかったよ」
私はそれだけ言って眼をつぶりました。
「・・・」
先輩は無言で私の隣に寄り添ってきて2人で手を繋いで眠りました。

まだ、先輩の事が恋愛対象として好きなのかは解りませんでした。
ただ、先輩とのキスはなんだかとっても良かったので
2人っきりの時キスする関係になりました。

先輩はキスが好きで私もキスが好きで
お互いが相手をするのが嫌じゃないから
キスするのも当たり前のような感じでした。

Hな感じではなくて凄く安心して
お互いが凄く仲がいいことを確認するような気持ちのキスでした。

部屋で2人っきりの時はどこかが常に触れ合ってて
背中合わせで雑誌を読んだり
寝転がってる私に先輩が寄りかかってきたりしていました。

時々先輩が生理痛が酷いときは
よくお腹に手を当ててあげたりしていました。
そうすると凄く落ち着くらしいです。

一応付き合うような感じになって
先輩は益々可愛い人になりました。
他の子にヤキモチとかは無いけど
私と凄く話したそうにしてたり構ってほしそうにしてるのが
凄く可愛い
部屋で本を読んでいると背中でぐぐっって押してきたり
パペットマペットみたいな手につけるカエルのぬいぐるみで耳を噛んで来たり

私と違って先輩は結構胸も大きくて
触らせてもらうと結構なボリュームがある
恥ずかしそうにしてる先輩の胸を服の上から揉むと同性なのにイケナイ事してるきがしてくる

先輩も「私もやる!」と私の胸を揉もうとしたけど
残念私の胸に揉むという辞書はない
尻も胸も本来出るところは引き締まっている
だから余計に先輩のぷにぷにした女の子らしい体は気持ちがいい
じゃれている時に二の腕とかよく悪戯して触る

大抵先輩は笑って逃げるのでソレを強引に捕まえてお腹とか二の腕
わき腹をくすぐる
子供みたいな遊び方だけど凄く楽しくて良くやってた。
本格的なレズHは大学生になってから
私の方から先輩を襲って食べちゃった感じ
先輩も凄い感じてた。
私も先輩にアソコ舐められただけでいってしまった。

そのあさ子先輩とは今も付き合ってて2人社会人になって
お互い私が看護婦で先輩が保育士やってる
私は独身で男性とは別れたり付き合ったり
先輩は去年結婚して1児の母
でも、私が遊びに行った時に旦那さんに隠れて時々二人でキスしたりHしてる
キスだけは今も昔も先輩とが一番楽しい

おわり