リア厨の頃。近所に親戚の家があって、なにかとお使いに遣られてた。
ウチのばーちゃんの弟家族が住んでて、チビの頃からよく遊びにも行ってた。
そこのおばーちゃん(と言ってもまだ50位なので、おばちゃんて呼んでた)は外出しがちで、いつも娘(叔母にあたるけど、やっぱり20代なんでお姉ちゃんて呼んでた)が相手してくれてた。
お姉ちゃんは二人いて、ひとりは山口智子似でもひとりは鈴木紗里奈似。美人姉妹で有名だった。

んで、紗里奈の方が特に漏れのことかわいがってくれてたんだけど、二人とも早くに結婚して、家に残ることになったのは智子の方だったので、必然的に智子とよく話すようになった。
チビの時は気付かなかったけど智子は痩せてる割に乳がでかい。去年出産してさらにでかくなった感じ。
普通に服を着ててもわかるくらいだった。
目線がついつい胸の方に行ってしまうんだけど、そういう時に限って「ん?」て首を傾げながら微笑んで顔を覗き込まれるんで、漏れは赤面しがちなシャイボーイ(・∀・)になりっぱなしだった。

今思うと、結構からかわれていたのかも。

ある日回覧板を持っていった。チャイムを鳴らすと智子が出た。
「ありがとーカギ開いてるから上がって?」
なんの疑問もなく上がりこむ。
水の音がする。洗い物かな?
「ごめんね?シャワー浴びてたの?」と足音と共に現われたのは真っ白な下着姿の智子だった。
ドギマギしながら「あ・あのコレ回覧板…」
白いブラとそこに押し込まれている肉で立派な谷間が出来上がっている。
目を逸らそうにも濡れた髪をタオルで乾かしながら目の前に立っているから逸らしようが…

ほんのり上気してるのか顔も肌もピンク色になってるせいか、下着の白ばかり目に入ってくる。
そんな漏れの視線を知って…たんだろなぁきっと、いつもの様に「ん?」と
首をかしげながら顔を近付けてきた。
シャンプーの甘い匂いと、混じった濡れた肌の薫りに否応なく鼓動が速くなる。
当然胸の谷間も目の前、今にも弾けそうな膨らみが漏れの目の前を覆った…

気付くと目の前に智子の顔があった。下着姿のままで上目遣いに見つめている。
なんだか恥ずかしくてまともに目が合わせられない。
ただ目のやり場がどこにもない。
視界は智子の濡れた肌で埋め尽くされていた。
あわてる漏れを尻目に、息が唇に当たるほど互いの顔は近くにあった。
「顔、赤いよ?」
なんだかマンガの世界に迷い込んだ気がする。と思うや、オデコをくっつけてきた!
「ん?熱は無い、かな?」
余りのことに絶句する。
マンガだ!しかもエロマンガだ!(本気でそう思った)

あぐらをかいている漏れに、おでこをくっつける為とはいえ、下着で四つんばいにのしかかっている智子。
じっと見つめられ息が荒くなる、その時電話のベルがなった!
瞬間我に帰った。
鳴り続けるベルに、くすっと智子は苦笑を洩らすと、
漏れのほほに軽く唇を触れた。
「…電話出てくるね。」
暫らく呆然としていたが、なんだか落ち着かなくなった。
電話中の智子に「帰ります」と声を掛ける。
智子は少し寂しそうに微笑って手を振った。

その数日後、なぜかご進物のお裾分けをまた持っていく事になった。
ベルを鳴らす。おばちゃんがでた。
「ああーごめんねわざわざ。カギ閉まってるからちょっと待ってね」
扉のガラス越しにカギを開ける仕草が見えた。
「お待たせ?」
扉を開けたのは智子だった。
「おじゃましま…」漏れは目が点になった。
智子はパジャマ姿だったのだ。
胸元ははだけ、素肌が覗いている。ブラを着けてないのは一目瞭然だ。
「ごめんねだらしないカッコで」
漏れの目線に気付いたのか怪しくほほ笑みながらそう言った。

その時初めて、漏れは誘惑されてる事に気付いた。(鈍感!)
謝りながらも智子は乱れを直そうとはせず、逆に一つ胸元のボタンを外した。
玄関で。
家の二階ではおばちゃんが掃除をしている音が聞こえる。
ボタンをもう一つ外した。
玄関のたたきにいる漏れを見下ろすような形になりながら、
癖なのだろうか、「ん?」と首をかしげ微笑みを浮かべている。
しびれを切らしたかの様に、腰をよじった。
「…んんっ!」
顔が朱に染まってくる。
ぶるぶるっ、と智子が震えた。豊かな胸元が弾みで波打った。
掃除機の音だけが聞こえていた。

独りよがりで正直スマンカッタ。
結局その日は玄関で独りエチを見せ付けられた感じ。
んでまた数日後行ったときに道程もらってもらいましたとさ。
以上ノンフィクションでお送りしました。
おしまい!