( の続き)

そうなると早めに彼女に風辞めてもらってとなるんだけど、
彼女も借金があるからすぐには辞められないわけです。
もちろん俺が返せばいい話なんだけど、
不幸な事にその時俺のほうも金が無い絶頂だったわけ。

とにかくこっちもバリバリ仕事こなして、
彼女と一緒になる金を作ることに専念したのよ。
彼女の借金分だけじゃなく、離婚費用や、その後の彼女と一緒に暮らす金とか、
作らなきゃいけない金は俺にとっちゃ結構大きかったしね。

でもやっぱ会いたくなるじゃないですか。
それで、デートに誘うんだけど、
なんか以前のようにスンナリいかないんですよね。

全く避けるわけじゃないけど、
母親がいま大変だとか、子供が熱出したとか、
前はデートを断ることなんかほとんど無かったんだけど、
ドタキャンなんかもするようになるわけ。

あれ?なんか変だなとも思ったりもしましたよ。
それでも会った時に、
「なかなか会えなくゴメンね。でも大好きだよ。」
なんて言われ、チ○コしゃぶられ、上で腰降られると、
すっかりイイ気になって、変に思ってたことも忘れちゃう。
バカですよねぇw。

でもいい加減俺も気が付くわけ。なんかおかしいと。
以前は月2?4ペースで会ってたのが、2ヶ月に1回位に減って。
ピルやめてリングにしたいとか言い出したんで、
ほとんど会わないのにリング必要なんか?と思いながらも費用を援助。
はたまたソープで働こうかなって言うから、
もう少し考えてみようか。って説得してみたり。

それなのにデートの帰り際に
「今度いつ会える?」って聞いたら、
「わかんない」って。

あー、もう駄目なのかなぁって思いましたよ。
彼女の中で、俺の存在は相当ちっぽけなモノになってたんでしょうね。

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メールはたいてい彼女から来たら必ず返信はして、
こっちからも極力するようにしてたんだけど、
ある日俺の返信が終わった状態のままにしてたわけ。
いつもなら少し日が空いたら、こっちからまたメールしてたんだけどね。
忙しかったってのもあるけど、とにかく少しメールの間が空いたんですよ。

そしたら2週間後位に彼女から
「どうしてる?私は貴方のこといつも考えてるよ」
って感じのメールが着信。
まぁ、そん時すぐメール返せば良かったんだけど、
たまたま運悪く仕事で缶詰になってて返信できなかったのよ。

そしたら彼女のほうからお怒りメールがw
「私の事どうでもいいんだね、さようなら」みたいな。

えっ?あんた今まで俺のメールに数日開けて返信する事あったじゃんw
忙しかったとかナントカ言ってwww
数時間返信しなかったくらいで、これですか。

それで、なんか呆れちゃって、
暫く時間おこうと思って適当に返信しといたわけ。

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それからはもう予想通りというか音沙汰無しで、
そのままフェイドアウトすりゃ良かったんだけど、
1か月ほどして、身内の不幸があったってのも重なって、
妙に寂しくなっちゃって、つい連絡とっちゃったのよ。

そしたら、ヨリを戻す気は無いけど最後にちゃんと話したいって、
彼女のほうから言ってきて、会う事になったわけ。

こっちも一応やり直したいとか一通り口説いたんだけど、
彼女の意志は固いようで、別れましょうと。
ただ、嫌いになったわけじゃないから、
たまに店に来るくらいはいいよ。
ぐらいなことは言ってました。

借金肩代わりしてくれるお客さんいるから、
風やめて昼職つくんだって。
あー、良いパパさん見つけたんだなぁと思って、
「良かったね、じゃパパさんとお幸せに」とか話したら、

「そんなんじゃないから!」と。
えっ?と思って話を聞くと、
もう、当分男はいらないし、
そもそもパパさんとはエッチしてないと。

店来てもサービス受けないでお酒飲んでるだけだし、
もちろん本番なんかしないし、
肩代わりの件も見返り無しだと。

世の中には奇特な人もいるもんだなぁと感心しましたw

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その後、やっぱ結婚まで考えた人だし、
幸せな時間をくれた人だし、
ちょうど彼女の誕生日が近かったんで、
最後にプレゼントを持って店に行ったんだけど、
あからさまな嫌な顔ですよw

気まずい雰囲気の中、店を辞める話をポツポツとはじめ、
まずは援助してくれたパパさんがどんなにいい人か、
同僚の女の子とスタッフへの感謝の言葉、
本指客への感謝の言葉、
そして最後に普通のお客さんへの感謝の言葉を切々と述べられるわけ。

お、おい、俺に対しては何の感情もないんかいw
タダの客以下ですか、そうですか。

パパさんの話とかする時なんか目を輝かせてね。
「タワーマンションに住んでるんだぁ」とか言うから、
「もう、お呼ばれされたの?」って聞くと、
「そんなん、まだだよぉ?(まぁ、そのうち行くけどねっていう心の声w)」
って、まるで少女のような照れ顔で言うわけ。
めっちゃブルーになりましたよw

結局その日の俺は空気のような存在で、
かろうじて無理矢理プレゼント置いて帰ってきました。
なんかゴミ屑を見るような目で見られ、
逆にそこまで嫌われる理由がわからなかった。
まぁ、確かに貧乏でゴミ以下ですけどw

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そんなこんなで彼女は店を辞めていったわけだけど、
某サイトに彼女が辞めた情報が載ると、
出るは出るは淫乱情報w

上に乗って喜んで腰振ってたとか、
こっちから攻めなくてもグチョグチョだったとか、
即即生2回の良い子だったとか、
ゴックンできたしNNだったとかね。
付き合ってる時の話じゃないよなと信じながらも、
吐き気が止まらず、もうクリニック行って検査受けちゃいましたよ。

陰性でした。
良かったーw
振られた上にお土産貰っちゃシャレにならないしw

なんかもうショックと怒りと悲しみで自分を見失っちゃいましてね。
今思えばただの噂だし、気にする方がおかしいというのもわかります。
ただ、異常な心境だったし、ストーカー気質だしw
勢い余って、
彼女が風で働いていることを彼女の身内にバラしちゃったんですよ。
エヘッ。

当然、彼女のほうからお怒りのメールがw
「私のプライベートを知ってる客はあんたしかいないから、
あんたがやったんでしょ。」
しばらくとぼけていたけど、面倒になって、
「自分、やりました」と。

そして来た返信は、
「いくら払うの?」
うわっ、こ、怖いよーw
まぁ、コッチが悪いからしょうがないかと思ってたら、
「まぁ、世間ではこんぐらいだよね」
と法外な額をおっしゃるわけです。
ほ、本職の方ですか?w
俺もヤバイと思って、悪友の中でも特に信頼がおける奴に
「何かあったら、これ頼む」と
今までの経緯と彼女の個人情報をzipで固めたものを送ったわけw
もうドラマみたいな展開だけど、
そん時は別の世界にいるような感覚で、今考えると一つ一つの行動がおかしかった。

結局は、なんだかんだいろいろあって、
間に向こう側の法律屋が入り、
相応の金額を俺が支払うことで結着がつきました。

世の中、風俗嬢に深入りしても良いこと無いよっ。
って、あったりまえの話ですがw