私はりつ子、S学5年生でした。
そのころまだ子どもたちは今ほど、下校の時に神経質になる必要はありませんでした。

4月のある日、私は人通りのあまりない住宅街の道を歩いて家に向かっていると、
「イースター!」
と、声をかけられました。
見ると私のそばに背の高い、白いエプロンをしたウサギさんが立っているのです。

ウサギさんは また
「イースター!」と言いました。私は

「イースター、ってなあに?」と聞きました。
ウサギさんは私のそばにしゃがんで言いました。
「イースターっていうのはね、神さまが復活したことをお祝いする外国のお祭りなんだよ。僕はイースターの御使いのウサギなんだ。」

ウサギさんはそう言うと、私を軽々とだきあげました。
私は何年ぶりかで抱っこされて、胸がドキドキしました。
私は住宅街のスキマの、空き箱がいっぱい積まれてる所に連れていかれました。

ウサギさんは空き箱に私を座らせ、隣に座りました。
「いいかい、キミにイースターのお祝いの儀式を手伝ってもらうから、100数えるあいだ目をつぶっててよ。」
私は言われた通りにしました。
「……98……99……100!はい、目を開けて~!」

目を開けると、ウサギさんはエプロンをめくっていて、ズボンのちょうど真ん中あたりに紙のお皿が乗せられていました。
そしてお皿の上には、白とチョコのクリームとフルーツが盛られていました。

ウサギさんが言いました。
「これはイースターのおやつなんだ。イースターは子どものお祭りだからね。さあ、お嬢ちゃん。このおやつを歯を使わずに舐めると、幸せがやって来るよ。」

私はウサギさんの前にしゃがむと、おやつを舐めました。
クリームとフルーツはとても美味しいけど、クリームが取れるにつれて、真ん中にある固いシンが現れてきました。

(なんだろ、何かの肉かしら……)
そう思いながら舐め続けていると、私のまわりに煙がただよって来ました。
目線をあげると、ウサギさんがタバコを吸っていました。
その時はじめて気がつきました。
ウサギさんの頭の上半分はウサギだけど、鼻から下は人間の顔なんです。
ウサギさんは『かぶり物』だったんです。

「気持ちいいな……もっと舐めてよ。」
ウサギさんがそう言って、私の顔にタバコの煙を吹きかけて来ました。
ウチはタバコを吸う人がいないし、私もタバコの臭いがキライなのですが、ウサギさんのタバコの煙は、私のまわりをキラキラウキウキさせてくれる香りがしました。

そうしているうちに、私は空の上に昇って、雲の上で裸になりました。
たくさんのウサギさんたちが、私にキスをしに来ます。唇に、手に、ワキの下に、おっぱいに、おへそに、つま先に、太ももに……そしてお尻に、おしっこの出るワレメに……

(だめよ。そんな所にキスしたらキタナイよ。)
私は心の中で言いました。すると、
(イースターは子どものお祭りだよ。キミはそんな事考えなくて、気持ち良くなってたらイイの。)
とウサギさんが答えてくるのです。
私は何度も何度も、ワレメを舐めてくるウサギさんたちにおしっこをひっかけてしまいました。
でもウサギさんたちは次々、
(僕にもかけて!)(僕にもおしっこお願い!)
と私のワレメを舐めに来るのです。

気がつくと私は、空き箱の上で眠っていました。
ウサギさんはいませんでした。
ただ、私のそばにタマゴの形をしたキレイな置物がありました。
その夜から、私はベッドでパンティーの中に指を入れて、ワレメをいじる事をおぼえました。
そうすると、あの時ウサギさんたちにワレメを舐められた記憶が、よりいっそうリアルに映像になって心に浮かぶからです。
そして、ウサギさんが吸っていた煙の香りも……

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それから数年経って、K高生になった私は、悪い女友達から見せてもらったポルノ写真にハッとしました。
それは、頭にウサギのかぶり物をした男が、小さな女の子におチンチンを舐めさせたり、四つんばいになった女の子のお尻におチンチンを当てたりしてる写真でした。

私は友達に聞きました。
「なんで、ウサギなんだろうね。」
友達は答えました。

「イースターのウサギでしょ。子どもたちに人気があるから、イースターのウサギに化けて女の子にHないたずらするオッサンが外国にはいるらしいわよ。」