今年の春休みの直前、他県に単身赴任中だった父親が突然体調を崩し、母親が一人で看病に行くことになりました。
(後日、単なる過労だっただけと判明しましたが……)
もともと春休みは毎年母の実家で家族全員が過ごすことが慣例になっていたのですが、今年は姉と二人だけで行くことになってしまったわけです。
僕と姉は、自宅で留守番しててもよかったのですが、なにしろ姉も僕も料理などやったことがなく、また他に親戚もいないので母の希望に従い例年どおり祖父母の家にやっかいになることにしました。
祖父母の家は、本当の山奥で電車を乗り継いでいかなくてはならない大変な田舎です。
父親の体調が心配でしたがこうして姉と二人だけの列車の旅に少し楽しさも感じていました。
僕は、普段別の町の学校の寮に住んでいるためこんなふうに姉と話すのも久しぶりのことでした。

電車の中で、姉は饒舌で、ずっと笑っていました。
僕は、ずっと姉の目を見ながら、話を聞いていました。

僕は、姉の笑ったときの目が好きなんです。
僕の姉は中学・高校と成績はトップでスポーツも万能。
しかも小顔でスレンダー。
はっきり言ってアイドル系の美少女です。

僕も成績はいいのですがスポーツが苦手で、本ばかり読んでいるタイプなので少なからず姉にはコンプレックスを感じています。
僕が自宅を離れ遠方の男子高校に進学したのも子供の頃からことあるごとに姉と比較されてきたため姉を知らない人々の中で生活したかったからでした。

夕方遅く、無人の駅についたら祖父が迎えに来てくれていました。
祖父母とも僕たちが来たことをたいそう喜んでくれ、楽しい夕食のひと時を過ごしました。

祖父母の家は元農家で母屋と離れまである大きな屋敷です。
しかし、古い木造平屋の日本家屋のため昼でも薄暗く、子供の頃はちょっと気味が悪いほどでした。

まあ、今となっては静かで落ち着ける良い家だと思いますが……。

「いつもどおりあんたたちの布団は離れに敷いたからね。じいちゃんのイビキが相変わらず酷いからねぇ。母屋じゃ寝られんからねぇ」と祖母が笑いながら言いました。

例年、僕たち家族は離れに父と僕、姉と母がそれぞれ布団を並べ、別々の部屋で寝ることになっていました。
今回は父母がいないので、広い部屋に一人きりで寝ることになります。

老人世帯ですから祖父母の就寝時間は午後9時半。
でも電車での旅行に疲れていた僕たちも早めに寝ることにしました。

僕たちはおやすみを言い合ってそれぞれの部屋に入りました。
一人きりになると、思っていた以上に寂しい広さです。
僕は部屋の電気を消し枕元のスタンドの光で本を読むことにしました。
このまま眠りに落ちるのが僕の日課でした。

スタンドの小さな光だけになると部屋の四隅に真っ暗な空間ができました。
広すぎて光が届かないのです。
なにかがそこに潜んでいる、そんな気さえする暗闇です。
しばらくして隣の部屋との境のふすまが突然すっと開きました。
ふすまに手を掛けて、姉が立っています。

「ユウ、まだ寝てないんだ。ちょっといい?」と姉が言いました。

「なしたん?なんか用?」僕は、怪訝そうに聞きました。

花柄のパジャマ姿の姉は薄暗いスタンドの光に照らされてどことなくいつもより幼げに見えました。

「うーん、なんかやっぱり薄気味悪いっていうかぁ……ちょっと一人で寝るのは寂しいなって、思ってさー。」姉は、小声で言いました。

姉の言ってることは、よくわかる気がします。

「だったら布団こっちに運んだら?」僕は提案しました。

「そうだね、そうしょっかなー。」ほっとしたように姉が言いました。

「でも、高校3年にもなってまだ怖がりなんだね。」僕は少し意地悪な感じで言いました。

なんでも上手にこなす姉ですが、小さな頃から怪談とかその手の話が苦手で、そこのとこだけは唯一姉のウイークポイントでした。

「だってぇー女の子なんだもーん!」胸を両手で隠すようなポーズで姉がおどけてみせます。

その仕草に僕はちょっとドキッとしました。
かわいいんです、ひとつ年上ですが……。

いそいそと布団を引っ張り運ぶ姉。
僕も敷布の四隅を布団下に折り込んだりして手伝いました。

「なんかこんなふうに布団並べるなんて久しぶりだよね。」姉が微笑みながら言いました。

「うん、小学生の途中からはなかったね。姉ちゃん、寝相は良くなったの?やだよ、夜中に蹴飛ばされんの。」僕は少し意地悪な感じで言いました。

「あんたこそ。でもこれで安心して寝れるわ。おやすみっ!」姉は布団をかぶってしまいました。

もう少し話していたかったな。
僕は姉が眩しくないよう風呂上りに使ったバスタオルをスタンドの片側に掛けました。

そして、僕は本を開いてうつ伏せになり再び読み始めました。

しばらくして姉を見るといつの間にか姉は布団から顔を出し、じっとこっちを見ています。

「どしたの姉ちゃん? 眩しい? 電気消そうか?」僕は、少し驚いて姉に言いました。

姉はしばし僕を見つめて、突然変なことを言いました。

「ね、ユウ、あんた童貞?」

元々男っぽい性格の姉ですから何を言い出しても驚くことはなかったのですが、さすがに姉弟間では性的な話はしたことがなかったので取り乱してしまいました。

実のところ、彼女もいない僕でしたから、童貞でした。
認めるのも悔しかったのですが子供の頃から姉にべったりだった僕は姉にだけは嘘をつけません。

「だったらどーだって言うんだよ。」恥ずかしさもあり、ぶすっとして言いました。

「やっぱり男の子は早くそういうことしたいんだろか?」姉が聞いてきました。

「……そうかもしんないね。人より早く経験したいと思うのが普通じゃん?」僕は、どきどきしながらも答えました。

姉は少し考え込んでいました。

「なんでそんなこと僕に聞くのさ?」僕は聞きました。

「あんたにまだ言ってなかったけど、彼氏できたんね。まだ、二ヶ月なんだけど。でね、そいつ会うたびに『させてくれ』って言うの。『愛してるんならそれが当然だ』ってね。」姉は淡々と言いました。

「やらしてやればいいっしょ。減るもんじゃないし。」本心は違いますが、強がって僕は言いました。

「そんな簡単なもんじゃないよ。もともとそれほど好きだったわけじゃないし。」姉は、淡々と語ります。

「好きでもない相手と付き合ってんの、姉ちゃん。バカじゃん。」僕は、本心を言いました。

「告られて、成り行きってやつかな。来年の受験勉強の気分転換になるかなって。」姉は、淡々と語ります。

なんだか僕は腹が立ってきました。
男子校に進学した僕には女の子と知り合う機会もあまりありません。
男の先輩には何度か迫られたことがありますけど、そんな趣味はありませんし……。

でも僕が一番腹立たしく思っていたのは、その相手の男のことでした。
僕はたぶんシスコンなんでしょうね。
大切な姉にそんなことを言う奴が嫌いだったんだと思います。

「今度彼の家に行くって約束させられちゃって……断りきれるかなーって。」姉は少し困った感じで言いました。

僕は、姉がすごく遠くへ行ってしまうような気がして、どきどきしていました。
そして、そのとき、なにか僕は今までに感じたことの無い感情が湧き上がるのを感じていました。

「あたしもさー……経験ないんだよね……最後までは。」姉が僕を見つめて言いました。

僕は、少し不思議な感じになってきて姉に色々と質問しました。

「キスとか……したの?」

「した。」姉は即答しました。

「舌も入れて?」僕はすぐに聞きました。

姉がくすくすと笑らいながら言いました。

「そ、舌も入れたよー、もっと、いろいろしたよ。」

「どんな? おっぱいさわらしたとか?」僕はできるだけ平然として言いました。

姉に僕の心を見透かされるのが怖かった。

「うん、上は裸にされたね。あたし、あんまりバストは無いんだけど、触りまくり、舐めまくり、みたいな。」姉は淡々と語ります。

姉の話はリアルすぎて、パンツの中をダイレクトに刺激しています。

「……下は?」僕は少し興奮気味に尋ねました。

「下もちょっとだけ触られたねぇ。脱いではいないけど。そこから先は拒んでいるからまだだけど。」姉は相変わらず淡々と語ります。

「嫌ならはっきり断れよ!」僕は少しイラついて言いました。

「あんたが怒ることないっしょ。バカね。でも、なに?、妬いてんの?」姉は少し笑みを浮かべながら言いました。

「ふふふ……妬いてくれるんならうれしいよ、姉弟でも。でもさ、いざそういう場面になって、バージンだってばれるのも嫌だしね。好きな相手ならともかく、たいした相手じゃないからさ。一生そいつが『俺が第一号だたさ、あの女』なんて思われるのも悔しい気がするのね。だからといって『見ず知らずの男と初H』っていうのもねぇ。」姉は複雑な表情で言いました。

「姉ちゃん、まだ高校3年になったばかりなんだぞ。そんなことしなくてもいいんでないの!」僕は、姉には軽い女でいて欲しくない、そういう感情を込めていいました。

「女の子も男の子と同じで、人より早く経験したいのかもね。あはは、ユウには刺激強過ぎる話だったかな、ごめんね。」姉は少し意地悪な感じで言いました。

なぜか僕は泣きそうになっていました。部屋が暗いのがありがたかった。
もともと、ずっと、僕は姉のことが好きだったのかもしれません。
それに、たった一つしか違わない姉に子供扱いされたようで悔しかったのでしょうか。
僕が次に言った言葉は、どうかしていたとしかいえない言葉でした。

「だったら僕が相手になるよ!」言ってしまってから、もう取り返しのつかないことを言ったと気づきました。

頭がまっしろになりました。
姉も驚いて固まっています。

「姉弟で? それはいくらなんでもやばいよ。……姉ちゃん、変なこと相談しちゃったね。ごめんね、ユウ。」そう言いながら姉は僕の頭をポンポンと優しく叩きました。

子供の頃からよく姉がする仕草。
僕が泣くといつもしてくれた。
でも、そのときだけは子供の頃とは違いました。
僕はその姉の手を握り締めました。
強く握り、言いました。

「そいつは、姉ちゃんのおっぱいを舐めたんだろ? 僕にも舐めさせて欲しい。」

「バカね、弟におっぱい舐めさせる姉さんがどこにいるの。も、寝よう。」

姉はそう言うと布団からずり上がり、僕の枕もとのスタンドに手を伸ばしました。

僕の顔のすぐ前に姉の胸が……とっさに僕はその胸元に顔を埋め、姉を両手でしっかり抱きしめてしまいました。

「ユウ!? だめだよ!!」姉はそう言いながら僕の両腕から逃げようともがきました。

もし、そのとき姉が冗談めかせて「バーカ。」とでも言ってくれていたら僕もそこまでで諦めたかもしれません。
でも姉は僕の熱情をストレートに受け止めてしまいました。
腕の中で暴れる姉に対して、僕の『男』が目覚めてしまったのです。

パジャマを脱がせるわけでもなく、バストを揉むわけでもなく、僕は、只々、姉の胸に顔を埋め抱きしめるだけでした。
しかし、姉の抵抗は意外なほどすぐに静まりました。

「ユウ、本気? 姉ちゃん、どうしたらいいんだろ……」
そう言うと姉もまた僕を抱きしめていました。

薄暗い部屋の中で抱き合う姉弟。 
誰も知らない、閉ざされた世界。
二人の息遣いの音しか存在しない部屋。
外には只々黒の闇が広がるだけでした。

姉の唇が僕のそれに触れた時、姉の頬が濡れていることを知りました。

「姉ちゃん……なんで泣いてるの? 嫌なのか?」思わず訊ねてしまいました。

「嫌じゃないよ。なんだろね、わかんない。なんか、涙出てきただけ。」姉はくすりと笑いました。

それで僕はずいぶん救われた気がします。

姉の唾液は甘い香りがしました。
舌を互いに吸い合います。
僕はキスすら初めてでしたから姉のリードがありがたかった。
姉は積極的に僕の頬、耳、首筋を吸ってくれました。
ざわざわと体を駆け上る快感に少しだけ震えていました。
お返しに姉にも同じように舌と唇で触れます。

姉はときおり「ん・・」というため息を漏らします。
それがうれしくて僕は何度も何度も姉の首筋と耳を往復しました。

ネットでは何度も観ているセックス。
でも実際にするのは勝手が違いますね。
ブラジャーをしていたらもっと戸惑ったかもしれません。
あらわになった姉のバストはあまり大きいとはいえませんでしたが、ツンと上を向いた、膨らみ途中と思えるバストは白く美しかった。
僕はその美しさに感動していました。

先端を吸います。
僕にとっては赤ん坊の頃の母親のおっぱい以来の乳首でした。
授乳するわけでもないのになんでこんなにおっぱいを吸うのが楽しいんだろ。
夢中で吸いました。
僕が吸うたび姉の体がびくっびくっと震えます。
姉の乳首は小さかったのですが、特に左の乳首はおっぱいの中にめり込んでいました。
舌先で突付いてもそれは出てきません。
ちよっと噛んでみました。

姉の体が大きく跳ね上がります。

「痛かった?」

「ううん…なんか電気が走ったみたいになったの。」

「ふーん…姉ちゃんのおっぱい吸ったのは僕が二人目?」

「そう。ふっ…あ、ぅん。」姉が悶えます。

「ユウ、赤ちゃんみたいだねぇ。そんなに姉ちゃんのおっぱい気に入った?」

「すごく。姉ちゃん、腰、細い…。スタイルいいんだ。」

「そ?ふふふ、ありがと。あ、そこ…うん、そういう撫で方…いい。」

僕は姉の細い腰をゆっくりと撫でていました。

「ユウも脱ご!」姉は僕の着ているものを全部脱がせてしまいました。

トランクスだけになってしまいましたから、僕も姉の着ていたものをすべて剥ぎ取りました。

ブルーのストライプのショーツだけを身に着けている姉は細身ではありましたが、太ももからお尻にかけてだけむっちりとしていました。

エッチビデオよろしく僕はむき出しになった姉の全身を隈なく舐めていました。
そのたびに姉が体を震わせます。
なにか吊り上げられた魚がびちびちと跳ねるのに似ています。

エッチビデオと違うのは薄暗いスタンドの明かりの下であることかもしれません。
全裸の姉のからだに陰影をつける橙色がかった光は、悶える女を実にいやらしく卑猥に色づけしています。
薄暗い中だからこそよけいに秘め事としての淫猥さが引き立つようです。

ショーツは姉の太ももに食い込んでいます。

布団の上に座っている僕は横たわる姉の股間をそっと手のひらで包んでみました。
指先に中心のあたたかさが伝わります。
同時にぬちゃっという濡れた感触も。

濡れているんだ。
僕の愛撫で姉ちゃんが股間を濡らしている。
僕の指が、唇が、舌が、姉の快感を引き出して、姉はただただどうしようもなく股間を濡らしてしまっている。
そう思うと姉を征服したようで、喜びが僕の全身を駆け巡りました。

「はぁ、はぁ…ユウ…姉ちゃんばっかりじゃずるい…ユウもしてあげる。」
そう言うと姉は起き上がり、僕のいきり立ったペニスをパンツの上からその細い指で握り締めました。

そして手を上下に動かします。僕の中心から、沸き立つ波のように全身へ快感が走り抜けました。

「姉ちゃん、僕、…気持ちいいよ。彼氏とこんなことしているの?」

「してないよ。初めてだよ。こうするのかな?」

姉は僕の反応を見ながら握り方を変えたり、擦る場所を変えたりしています。

「あはぅ……すごく気持ちいい…姉ちゃん、口でするのって知ってる?」

僕もビデオしか知りませんが、どのビデオでも必ずしているフェラチオというものを体験したいと思いました。
姉は僕のトランクスを下げました。
僕のペニスがぷるんと飛び出します。

「うん、こうするのかな?」

姉が舌の先で僕の棒の部分を撫でるように刺激します。

そしておもむろに咥えました。

「こう?こうかな?」フゴフゴ言いながら姉は僕を咥えたまま顔を上下に動かします。

ときおり口の中で舌が敏感な部分に当たり、快感が倍増します。

もう僕はいきそうでした。
このまま姉の口の中に出してしまいそうです。

「ぐっ!、いくっ!」

僕は堪える事もできず、暴発してしまいました。

僕の言葉に驚いた姉は本能的に引いたようです。
姉に根元を絞られたまま、僕のペニスから精液がほとばしりました。
それは姉の肩からバストにかけて飛び散り、数回に分けて姉のからだを汚しました。
旨い具合に布団を汚すことはなかったようです。

「わぁぁぁ…すごいね。こんなに出るんだ。姉ちゃんベタベタになったよ。あ、垂れてきた。どーしよ。ティッシュ、ティッシュ。早く!」

姉があわてるものだから可笑しくて笑いながらティッシュを抜きました。
姉を拭き、僕のものも拭こうとしました。

でも姉がそれを止めて「それは姉ちゃんがきれいにしたげる。」と言い、再び僕のものを舌先で舐め始めました。

姉は白い精液がまだついたままの僕をペロペロと丹念に舐めてくれます。舌先です
くったその液体を集め、口の中に溜めました。
しばらくくちゅくちゅと味わったようです。

「へんな味。なにかに似ているんだけど…わかんないな。」そう言うとコクンと飲んでしまいました。

すごくうれしかった。

それを見ているうちに再び僕のものは固く立って来ました。
マスターベーションなら一回いくとしばらくは回復しないのですから、自分でもびっくりしました。
やっぱりビデオとは比べ物にならない生の刺激です。

また姉を寝かせ、そのショーツの中に指を入れます。
そこはもうすさまじい洪水でした。
指を動かすたびグチュグチュと音がします。
姉は気持ち良さそうにからだを捻ります。

触るのもそこそこに、ショーツを脱がし、早くそこを見たいと思いました。
脱がしたショーツの内側には姉のからだから出た粘液が盛り上がるほどに付いていました。

足を大きく開かせ、そこをしげしげと眺めます。
ネットでは何度もその部分は見ていますが、それらに比べると姉のその部分は華奢な造りだと感じました。
外側の部分も内側の襞も厚みがなく、色も薄いピンク色、姉には似合いのパーツだな、と感心しました。

顔を近づけます。
匂いはまったく無い。
きらきらと光っている。
見ているうちにその中心から新たな雫が盛り上がり、後ろの方に垂れていきました。

なにか新緑の葉の上を転がる朝露のようです。

見られているだけで姉は興奮しているのでしょう、次々に新たな露が流れ落ちます。
姉の息遣いが激しくなりました。

「見てるの? 見てるの? 恥ずかしいよぉ~姉ちゃんのそこ、おかしくない?変じゃない?」

「すごく、きれいだよ。どんどん濡れてくる。」

僕はさらに顔を近づけ、舌先でその露をすくいました。

少しだけしょっぱく、同時に甘い味がするようです。

「ここは僕だけ?見た人は僕だけなのかい?」

「そう・・ユウが初めての人…うっ…舐めてるの?」

僕はもっと舌を尖らせてその部分を舐めあげました。

「ふぁん…いやっ…あぁん…」

舐める都度新しい露が出てきます。

直接そこに口を付けてすすってみました。
じゅるじゅる……音を立てて吸います。

口の中に姉の粘液が流れ込みました。
飲み込まなければならないほどのおびただしい量です。

姉は言葉をつむぐこともできず、快感に震えていました。

「舐められてる……うぐっ…ユウが…舐めてる…あ…」

僕はもう我慢ができず、いきり立つそれを姉の濡れたその部分にあてがいました。

「姉ちゃん、入れるよ!」

姉は僕の胸を両手で押して言いました。

「まって…姉ちゃん初めてだからきっとシーツ汚すよ。なにか敷かないと…。なにかないかしら?」

とっさに僕はスタンドに掛けたバスタオルを取り、姉のお尻の下に敷きました。

「これなら大丈夫だね。行くよ。」

「ね、あれ、持ってない?」

「なに?」

「だから…コンドーム。」

「あるわけないじゃん。」

「だよね…うーん…やっぱり、するの? 赤ちゃんできるかもしれないよ。」

だけど、もう止まらないよ。
姉ちゃんが僕の子供を宿す……不思議な感覚でした。

でも、それをするということは妊娠しても不思議はないことですよね。

「中に出さないようにするから。」

「初めてするくせにそんなことできるわけないでしょ? ん、と……」姉はなにか数えています。

「大丈夫…かな。たぶん……。でもね、心配だから絶対に中には出さないで。」

排卵とか、そういうことを計算していたのでしょうか。

僕は約束しました。

僕は自分の根元を持って先端を姉のおなかの中への入り口に当て、体重をかけました。

「痛っででで!」なんとも色気のない叫びでした。

僕もびっくりして先端が入りかけていたものを抜きました。

「痛かった?」

「信じらんないっ! すごく痛くて死にそうだっ。」

「我慢してよぉ。」

「あんた、代わってよ!すごいんだよ、痛くて!」

「でもさぁー。ゆっくり入れるから。」

痛いと言われてもどうしたらいいのかわかりません。
これだけ濡れているんだから大丈夫だと思ったのですが……。

「姉ちゃん、我慢して!」

「うぅ…なんでこんな痛いこと……。」

もう一度入れます。
ぐぐっと押し込みました。

「痛いっ痛いっ……バカっ止めてよ! あっ痛ったたたたた!」

途中、進入を阻もうとする抵抗がありましたが、ぐいっと突き進むと意外にもあっさりと僕のものが姉の中に入りました。
最後は、にゅるん、という感じだったと思います。

「はぁぁ…入ったの? 入ったんだ…痛いっ…ちょっと、動かないでっ!」

「でも動かないとできないよ。」

「カールドライヤー突っ込んでるみたいだよ。」

カールドライヤーって、髪の毛巻くやつかな?

「お腹ン中、内側から焼いてるみたいなんだよ。まだすごく痛い。」

姉のため、あまり動かないでいました。
でも僕のものは萎まず、姉のお腹の中のあたたかさだけで十分快感でした。
このままでもよかったのですが、またゆっくりと動かしてみました。

「っつ! あうっ…やっぱり痛い。」

「気持ちよくならない?」

「うん、ちょっと気持ちいいみたいだけど……痛い方が勝ってる感じで……ふっ、うっ、ぁ…いっ…ぁぁん」

少しは感じてきているようですが、少し姉がかわいそうになってきました。
あんまり無理はさせたくないし。

「わかった。もう抜くね。」

「うん、ごめんね。でも出したいんでしょ?口に出していいよ。」

「ありがと。抜く。」

ぬるっという感触。
そのまま姉の口元に持って行きました。

後で、敷いていたバスタオルを見たら真っ赤なシミがついていました。
中に射精していたらもっとすごいことになっていたんだろうなぁ、と思いました。
そのバスタオル、今でも僕の寮の押し入れに隠してありますよ。
赤いシミはもう茶色く変色してしまいましたが。

姉はすぐに僕を咥えてくれました。

「血の味がする。」そう言っていました。

「あ、いきそう…姉ちゃん……いっていい?」

「ふぐっ……うんいいよ。このまま姉ちゃんの口の中に出しなさい。」

がぽっ、じゅるっ、音を立てながら姉は吸い続けてくれています。

すごい快感でした。

フェラも初めてでしたからけして上手ではなかったのでしょうが、吸う姉の顔や口元を見ているだけであっという間に上り詰めて行きました。

「いくっうっ、あっ・あっ、ぁぁぁ。出すよっ出すよっあっあっ!メイ!メイ!」

最後、射精の瞬間は姉の名前を呼び捨てにしていました。
あたたかい口の中は快感が長く続き、いつまでも射精が止まらないようです。
一度出しているのに、また大量に吐き出したみたいでした。

姉は目をつぶり、少し苦しそうに精液を受け止めています。

びくんっびくんっと僕のペニスは脈打ち、その都度精液を口の中に放出します。

長い長い射精の後、姉は一気にそれを飲み下しました。
静寂の中、姉の喉の奥から嚥下するゴクリという音が部屋中に響きます。

「ぷはぁ~全部、飲んだよ。飲んじゃった。すごい量だった。」

「うん、ありがとう。すごく気持ちよかった。飲んだ感じどう?」

「えーと、生暖かくてさ。飲みにくいです。喉の奥がへらへらする。」

「慣れたら大丈夫かな?」

「また飲ます気?」姉が笑いながらきいてきました。

「姉ちゃんがいいって言ってくれるなら。いや?」

「うーん、嫌ではない……。またするのかな二人で。」

「姉ちゃんが痛くなくなるまでしなきゃ。じゃないと他の人とできないよ。なめられるって。」

「ふふふ。そうね、ここなら誰にも邪魔されないしね。一回やったら、何回しても同じだしね。明日、コンドーム買いに行こ、電車で。」

弟の僕が見てもすごい美少女の姉が言うと、なにか現実離れしている感じでした。

このまま恋人のような関係でいられたら……無理なのでしょうが、そう願いました。

あれから何度も愛し合いました。
自宅に戻ってからも母がいないときにはどちらかの部屋で抱き合います。
階段とか、風呂場とか、両親のベッドとか、いろんなところでしました。
それから、二人きりの時にはお互いの名前を呼び捨てにしています。
普段は会うことができませんからとても辛いのですが、帰省することが楽しみでしょうがありません。

それと、姉は例の彼氏とはすぐに別れたそうです。
だからすべて僕だけのものです。
今、姉は毎朝基礎体温を計っているそうで、帰省もそれに合わせてするようにしようと思います。

姉と例の彼氏との間で別れる前にいろいろとあったようなので、そのことは、次回に書かせていただきます。
次回は、小説風に書く予定です。