ちょっと前の話になるが、このところ破竹の勢いでこの不況下に会社規模と業績を伸ばす社長に中小企業セミナーの講演会から講師を務めてくれと依頼があった。早速俺に原稿作成の命が下った。俺は会社が大きくなっていった経緯を順を追ってストーリーを整理して講演用原稿を作った。社長は万一技術的な質問が出たら俺に答えて欲しいから当日は同行してほしいと行った。で虎ノ門の講演会場に行ってきた。社長は殆ど俺の原稿に沿って話をしたが最後にこんなことを言った。「研究の若いものが1千万円する装置が欲しいと言ったら即買ったやらなければなりません。アイデアを考えたいと言ったら1ヶ月会社を休ませて自由にさせなければいけません。」と信念のように力説した。
会場から「おお」と言う声が聞こえ割れんばかりの拍手が続いた。夜の懇親会で社長はみんなに囲まれていた。「若い研究者を信じて託すこと。その研究者を見抜く事が出来たのが今の私のすべてだ。」と話していた。更に酔うと「神様がね、私のまわりに素晴らしい人を置いてくれたんだ。工場経営者なら誰でも1度や2度はそんなチャンスを神さまから貰っている。それを逃さないことだ。」と息巻いていた。社長は他社の長から「ぜひ、御社と弊社の研究討論会をさせて貰えないだろうか。」と縋りつかれていた。弊社の研究部と言えば俺と秘書の2人だけではないか。そんな話を受けないでほしいと願っていたらさすが酔っていても社長。上手く断っていた。
さあ今日も1日の難行が終わったと、家で心配している妻にスマホで連絡した。すると無事全部終わったよと話してにこやかにしていると、秘書がそのスマホを奪い取って「もしもし、先生の御奥様ですか。私は先生の秘書を務めさせて頂いております。この度はご懐妊誠におめでとうございます。毎朝のご体調が何かと大変だと拝察いたします。そこで先生のお弁当を当面私めにお任せ頂けないでしょうか。あっ宜しいですか。誠に有難う御座います。栄養バランスに配慮したお弁当で先生を支えさせていただきます。それでは失礼致します。」と妻からお弁当作成を請け負ってしまった。家に帰ると妻が「今日は後援会のフォローお疲れさまでした。」と上機嫌で迎えてくれた。
「お弁当を秘書に任せてしまったのか」と言うと妻は「あの子あなたに恋して命がけの本気よ。私もあなたに夢中だから女だからその辛さが分かるの。お弁当作り位任せてあげなければ。あなたと無理心中されたらそれこそ大変よ」そこで彼女の恐ろしい人生計画を話した。ところが妻は驚くどころか「今度、夕食にお呼びして下さいね。彼女とお話がしてみたいの」と笑顔で言った。その夜妻は寝床に入ると結婚式で「あなたの体は妻のものと誓ったでしょ?」「まあな」「じゃこれも私の物だわ」と俺のペニスを握った。妻は悪友女医のフェラチオの本を片手に俺のペニスにまずタップリと唾液を滴らせてきた。それが実にエロくてカチカチにペニスが勃起してしまった。
唾液を良くまぶすとペニスの根元からゆっくり優しく清楚な妻の舌がなめ上がってきた。そして亀頭をとらえるとパクリとくわえて口の中で転がした。恐ろしい快感が襲ってきた。妻は頭を前後させ口でピストン運動をくわえてきた。俺は限界に達したので大急ぎでペニスを引き抜き枕もとのティッシュに激しく射精した。妻は「お口の中に射精して下さってよかったのに。」と言った。妻はテクニック本をまた読むと今度は陰嚢の上から睾丸に玉吸いを軽くかけてきた。その快楽にペニスがまた勃起した。ふたたび妻の舌はペニスを上って来た。今度はチュッチュッと軽いキスをしながらだ。これがたまらなくなったので再度ティッシュに射精した。ペニスを握って妻は「これは大切な私のおもちゃ。当面しゃぶらせて貰うわね」と言った。
さて、社長がセミナーで講演したのがさっそく効いたのか、営業がとんでもない大仕事をとってきた。化学の製造設備を持たない日本を代表する大企業がある中堅の製薬会社を買収して資本注入をおこなって画期的新薬を完成させたが工業的製造法が実現できないと弊社に製造委託で泣き付いてきたそうだ。最後の簡単な数工程だけ先方に任せてGLP準拠をお願いするとしてそこまで何を出発物にどう製造するか考えなければならない。問題は近辺に他者特許がいくつかあるのと目的物に不斉炭素が3つある点だ。社長は「どうだ出来そうか?」と不安げに聞いて来たが「どんな難工程からも逃げないのが弊社の売りです。何とか製造しなければ信用問題です。」と答えた。
社長は無期限で大学図書館で考える事を許してくれた。現場も営業がとんでもない仕事を受けるから先生が苦悩すると今では同情し応援してくれる。秘書には「これは女人禁制の男のビジネスだ。」ときっぱり言った。図書館で目的物の化学構造式を繰り返して書いているうちに、これは不斉炭素を生み出すよりも不正を持っている糖の様な安価な天然有機化合物から製造した方が良いと思い立った。そのとたん製造法が天から私の頭に降ってきたので大急ぎで概略を書き留めた。糖から作れば一切、他社の特許に引っかからない。各工程の類似反応を図書館で調べて反応条件を決めて行ってついに製造法の青写真が出来た。あとは工業化試験だ。
工場に帰ると技術部の設備を借りて工業化試験を10Kgベースでスタートしてデータをとっていった。難しい反応もあった。しかし一応の目処が付いたので技術部と現場を相手に説明会を開いた。社長はそれを弊社がのるかそるかの大勝負と読んだ。会社中が緊張した。その中で原料と溶媒が反応釜に入れられ工業スケールの試作がスタートした。
この文章は「ニートの僕が結婚できたわけの補足」「ニートの僕が結婚して子供を作ることになった」「ニートの僕が結婚して子供を作ることになったの補足」「補足2」の続きです。これを「ヒキニートの戯言」と評する人もいますが、エロ話のサイトを運営するよりは私の社会貢献度はどうなのでしょうか。妻は今では「レイプ記念日」を結婚記念日以上に喜んで祝っています。