萌え体験談

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2018年04月

レイプ犯は死刑にしろ

私は事務機器の販売会社に勤めていますが、まさかこんな大事件が身の回りで
おきるなどとは考えたこともありませんでした。
なんと経理課の城戸紗衣さんが、レイプ被害にあったのです。
城戸さんは20代後半、竹内結子さん似で性格も明るく仕事もできる魅力的な女性です。
社内でも一番人気のある女性社員でした。

そんな城戸さんが、なんの前触れもなく突然、退職してしまいました。
会社でもかん口令がひかれているような感じでしたが、なんとなく噂は広まるもので
私も城戸さんがレイプされたのだと知るのに時間はかかりませんでした。

しかも犯人は職場の同僚のMだったのでした。
お酒を飲ませて城戸さんを酩酊状態にしてレイプしたらしいということでした。
もちろん懲戒免職ですが、「法違反行為があったため懲戒免職」とだけ社内通達されました。

ほかにも城戸さんに想いをよせる男はたくさんいたと思いますが、私もその一人で
Mに対するものすごい怒りと、そして少しだけ「あの城戸さんが・・」と淫らな妄想を
して自己嫌悪を感じたりもしました。

私はMの公判の傍聴に行きました。
この手の裁判は非公開になる場合もあると聞いていましたが、Mの裁判は公開で
傍聴人も多くはなく、特段の手続きもなく普通に傍聴することができました。
本当にあまり簡単に傍聴できるのでびっくりしたくらいです。
被害者も加害者も退職していたせいか、会社関係で傍聴に来ていたのは私だけでした。

初めて裁判の傍聴をしましたが、よくレイプ事件では捜査や法廷がセカンドレイプ
だと言われたりしますが、まさにその通りだと思いました。
公判では被害者に配慮した質疑がされるというのは嘘だと思いました。

Mの弁護人は、城戸さんにそのときの様子を事細かに質問していました。
服は自分で脱いだのか無理矢理脱がされたのかとか、何か着衣のまま性行為に
及んだのか完全に全裸でしたのかとか色々と質問しました。

なかでも執拗に問い詰めたのは城戸さんが騎乗位でしたのかどうかということでした。
酩酊状態でMに無理矢理犯されたというのに、騎乗位で無理矢理されたと言えるのか
どうかというようなことだったと思います。

「朦朧としていた」「逆らうのが怖かった」などと言う城戸さんに弁護士は
「騎乗位でしたんですか?しなかったのですか?それを答えてください」

城戸さんは唇を噛んで辱めにたえていましたが
「はい騎乗位でも交わりました」 と言いました。
あの城戸紗衣さんが公衆の面前でそんな言葉・・・ 
まるで羞恥プレイの言葉責めそのものという感じでした。

結局、Mは準強姦罪で懲役2年、なんと執行猶予付きという判決でした。
強姦罪は重罪なので執行猶予はつかないと聞いていましたが嘘です。
なんの罪もない、あの清純な城戸紗衣さんをレイプして、事実上はお咎めなしっていうこと?
こんなことってあるのでしょうか。

公判を聞いて、そのときの様子が手に取るように判りました。

酩酊して意識朦朧としているときにラブホテルに連れ込まれました。
嫌でしたが酔っていて体に力がはいらず、「何もしない」と言われて、担がれるように
部屋まで運ばれてしまいました。

介抱するようなフリをしてスカートをまくられ、ショーツの中に手をいれられて意識が戻り、
何度も「嫌、やめてください」と言いましたし、抵抗もしましたがやはり力がはいらず、
強引に性器に指を入れられてしまい怖くなってしまいました。

ずっと嫌だと言い続けましたが、膣やクリトリスを執拗に指で刺激されました。
濡れたか?と言われれば、濡れていたかもしれませんが、合意したわけではありません。

最初は上半身は着たままの状態で強引に後ろから犯されました。
泣きながら「やめて」と頼みましたが、構わずに何度も入れられました。
そのあとは全裸にされて正常位で両腕を脚で抑えられ、両足首を持たれて犯されました。
正常位でも怖くて抵抗できませんでした。
確かにそれ以外にも色々な体位で交わりましたが、ショックで抵抗する気力が失せて
しまって好きなようにされてしまっただけで、合意は絶対にしていません。

やめてと泣いて頼みましたが、きいてもらえず中に射精されてしまいました。
フェラチオは無理に頭を持たれてさせられたものです。
もちろん顔を背けて拒否しましたが、性交で汚れたままの性器を顔中にすりつけ
られて、怖くなって言われるままに口でさせられてしまいました。

一緒にホテルを出たのは合意だったからではなくて、陵辱されてしまったショックで
どうしていいか正常な判断ができない状態だったからです。
ショーツがどうしても見当たらないので、仕方なく下半身は下着をつけずに帰りました。
彼が隠してもって帰っていたのは、あとから刑事さんに聞きました。
合意でMに渡したわけではありません。

すぐに警察に連絡しなかったのも、人に知られたくないと思ったのと、ショックでどうして
いいのか正常な判断ができなかったためです。

一晩考えて、どうしても許せないと思い警察に連絡しました。

しかしMの野郎  死刑にしてもいいくらいなのに。
たしかに仕事はなくしたし、家も引っ越さなければならなくなったよ。
でも、あの城戸紗衣を色々な体位て犯しまくって、お掃除フェラまでさせて
刑務所にもはいらず、どこかでのほほんと生きているんだろ。

なにかおかしくありませんか日本の法律???

ずいぶんしてから、営業で回っていた会社で偶然に城戸さんと再会しました。
城戸さんは退職したあとは、立ち直って別の会社で元気に働いています。
事件直後は精神的にもかなり悲惨な状態だったようですが、安心しました。
あんなことがあったので僕と会うのも事件を思い出すようで嫌かと気を使いましたが
大丈夫そうです。  彼女が立ち直れて本当によかったと思います。

Mにはいつか天罰がくだるでしょう。

保健室の夏帆(完全版)

10代のころの忘れられない初恋と性体験の思い出です。
※脚色や台詞なんかの補作もあるのでウソっぽく感じたらすみません。
 

保健室の夏帆(まとめ+修正)

 
小学校6年のとき、とても発育のいい女の子がいました。
赤いランドセルを背負った夏帆で脳内再生お願いします。
(※川口春奈のほうがイメージ近いかも。どっちかで想像して下さい)

黒髪おさげの夏帆の身長は、165cm近かったと思います。
(※クォーター?ではないけど、どっかの代で外国産の血が入ってます)
当時俺は155cmくらい。俺のクラスでは160cmを超える男子はいなかったはずです。

男子を含めても夏帆が一番高くて、おっぱいも最低Cはあったと思います。
おっぱいよりも目立つぷりぷりの大きなお尻が大好きで、俺はいつも眺めてました。
かわいいけどおとなしい女の子で、お尻のことをからかわれるとよく泣きそうになってました。

夏の放課後、保健室の前で、保健の佐和木先生と夏帆が話しているのを見かけました。
佐和木先生は当時20代後半くらいだったと思います。
童顔で薄化粧で俺より身長が低くて、夏帆と並んで立っているとどちらが大人かわかりません。

「明日なら先生時間あるから、ね?明日の放課後、保健室に来て」

先生がそう言ってるのが聞こえました。明日、夏帆から佐和木先生に何か話でもあるのかな?
担任は男だったから、女の佐和木先生に相談したいことがあるんだろうな。
子供の俺でも何となく、そうなんだろうなってことは分かりました。

*

翌日の放課後、気になった俺は誰もいないのを見計らって保健室に忍び込みました。
2つあるベッドの内、壁際のベッドの下に潜り込みました。
ベッドを隠すカーテンは開いてます。

夏帆が入ってきました。足しか見えないけどすぐ分かりました。
先生がいないので俺が隠れてない方のベッドに腰掛けて足をぶらぶらしてます。
「はあ」とか「ふう」とかため息が聞こえます。緊張しているのかなあ。俺もドキドキしてきた!

佐和木先生が来ました。
佐「もう来てたの?待たせてごめんね」
夏「あのー、せんせ」

佐「あ、ごめんごめん」
先生は扉の鍵を掛けて、窓のカーテンを閉めました。

佐「で、どうかした?体の具合のことかな」
夏「あのね先生、内緒に…してくれる?」

佐「うんうん、もちろん」
夏「最近、…毛がいっぱい生えてきた」

佐「うーん、そっか。気になる?どこ?」
夏「……」

佐「…あそこ?」
夏「先生、絶対、絶対内緒!」

佐「大丈夫だよ、みんないつかは生えるんだから」
夏「でも、でもね、もうすぐプール…」

佐「はみだしちゃう?」
夏「去年の水着、もう小さかった。着てみたら…はみだしちゃった」

佐「水着は新しいのにした方がいいね。オケケの処理はお母さんに聞いてみたら?」
夏「うち、お父さんと弟しかいない」

佐「ああ、そうかごめんね!だから先生に聞いてきたんだよね、ごめんね」
夏「4年生の時から生えてた。変じゃないかな…」

佐「変じゃないよ。早いか遅いかだけ。最近いっぱい生えるようになったのかな?」
夏「…うん」

佐「ちょっと、見せてくれる?」
夏「恥ずかしいよ…」

佐「大丈夫!いろいろ教えてあげるから」
夏「う、うん。でも」

佐「先生だってオケケ剃ってるんだよ。そうだ、先生のを先に見せてあげる」

ここまでベッドの下で聞いていた俺のちんちんは、もうビンビンです。
短パンを少しずらして、外に出して少し手でいじっていました。
オナニーはもう覚えてました。でも今はがまんしなきゃいけないことも強く思っていました。

先生が脱いだようです。
見えないので何をどこまで脱いだかはわかりません。

夏「剃ってるのこの辺?ちくちくしない?」
佐「慣れれば大丈夫なの」

夏「ふーん」
佐「夏帆さんも脱いで?先生も今すっごく恥ずかしいんだから(笑)。お互い様!」

夏「う、うん」
夏帆がズボンを脱ぐ音が聞こえました。

ベッドの下から足が見えるだけだけど、パンツを完全に抜き取るのが見えました。
夏帆が下半身すっぽんぽんになった!
俺はこの瞬間、ちんちん触ってないのにどぷどぷ発射しました。声出すのは必死でこらえました。

佐「夏帆さん、もう大人みたい。先生よりきれいに生えててうらやましいな」
夏「ホント!?変じゃない?」

佐「人より少し早いだけ。ステキだよ」
夏「よかった…」

佐「だから処理も、大人と同じくらいちゃんとしなきゃね」
夏「どうしたらいいの?」

佐「先生が処理してあげるから、足開いて」
夏「え、え、あ」

俺の位置からは、何が起こってるかまったく見えません。
先生が夏帆のおまんこの毛を剃り(切り?)ながら、2人で話してる声だけが聞こえます。
世代の違う2人の美人がまんこ丸出しで話してると思うと、またイッてしまいそうです…。

佐「次から自分でできるように、覚えてね。こうやって…」
夏「や…やあ…恥ずかしい…せんせ、あそこ、変じゃない?」

佐「ううん、すごいきれいだよ」
夏「……んー…」

佐「クリームとかジェルがなくても、石鹸で十分だからね。最初は上手にやること考えちゃだめ」
夏「なんかくすぐったい…」

佐「動いちゃだめよ?ケガしないようにゆっくりやるの。特にここ。ワレメちゃんの周りは慎重にね」
夏「………こわい。…せんせ?なんかむずむずする…」

佐「もう終わるからね。…ほら!」
ティッシュか何かでおまんこを拭く様子が聞こえてきました。

夏帆の「ん、フッ…」とかいう、色っぽい声も聞こえました。
その時俺は、2回めの射精をしました。もう我慢できず、ちんちん触りながらです。
悪いことしてるっていう気持ちよりも、そのときは快感のほうが勝っていました。

そのあとどうやら鏡を使って、先生が夏帆にまんこを確かめさせているようです。
夏「初めてみた、何か変!」
佐「個人差はあるけど、みんなこんな感じだよ?夏帆さんはまだ子供だし、きれいだよ」

夏「じゃ、大人のは?」
佐「先生の見てみる?」

夏「見てみたい」
俺のちんちんは全然治まりそうにありません。

夏「色が違うし、何かはみ出てる…?」
佐「お願いだから気持ち悪いなんて思わないでね(笑)。これは小陰唇って言って…」

佐和木先生の解説が始まりました。声だけなので俺にはよくわからないけど、すごく興奮します。
ちんちんはまた固くなってました。
そのうち話し終わって、2人は服を着たようでした。

佐「よし、ウェットティッシュで拭いただけだから、帰ったらすぐお風呂入ったほうがいいよ」
夏「先生ありがと。…内緒だよね?」

佐「もちろん。安心していいよ。また相談してもいいよ」
夏「ちょっとヒリヒリする感じだけど(笑)ありがと。さよなら」

夏帆が保健室を出て行くと、先生はなぜかまた鍵をかけました。
隣のベッドに体重を預けるギシッという音が聞こえました。
「ア、アア、はあ…」先生の声と、ベッドがかすかに軋む音がします。

当時の俺は女のオナニーについて何も知らないけど、エッチな声だってのは分かりました。
佐和木先生のそれは数分間続き、「くう…!」という声とともにベッドが一瞬揺れました。
そしてそれと同時に俺は、その日3回目の射精の快感と、その罪悪感に震えました。

「はあ、何やってんのかな…」とつぶやきながら先生は、保健室を出て行きました。
ベッドの下から這い出る時、床に撒き散らした精液に触れないようにするのは大変でした。
なんとか這い出て、机の上にあったティッシュで精液を拭きました。

ゴミ箱に捨てようとするとそこには、夏帆のおまんこを拭いたと思われるティッシュがありました。
俺の産毛程度のちん毛なんかよりずっと長くて太い毛が、いっぱいティッシュにくっついています。
思わず持ち帰りたくなったけど、バレるのが怖くてやめました。

帰ってオナニーしました。その日4回目の射精です。
イク瞬間思い浮かべたのは、夏帆の毛がついたティッシュのかたまりでした。

*
*
*

保健室でのことから一週間が経ちました。
悩みが和らいだからか、夏帆の表情はいつもより明るくなってきていました。
俺は毎日夏帆のまん毛(が付いたティッシュ)を思い浮かべてオナニーしていました。

佐和木先生の声は色っぽかったけど、女のオナニーというものがあまりピンと来ません。
ちんちんが声に反応はしたけど、女もオナニーするってことは、当時、理解も想像もできません。
先生を思い浮かべてオナニーすることはありませんでした。

この週からプール授業が始まりました。
顔つき以外はまるっきり大人の女性。プールサイドの夏帆はやっぱりみんなから注目されます。
でも恥ずかしがるだけでリアクションが少ないし、周りもそれ程ちょっかい出すわけじゃないです。

ただ俺だけはどうしても意識してしまいました。保健室で起こったことを知ってるから。
俺は見たわけじゃないけど、先生にまんこを全部さらした夏帆。
あれから一週間、自分でも処理したかな。鏡で自分のまんこ見たのかな。

想像しながら夏帆の股間を見ていたら、いや見る前から、ちんちんは勃起していました。
「ケンタのやつ、もっこり!」気づいた男子が大げさに叫んだので、女子にも見られました。
夏帆も見ていました。でも俺はクールなふり。恥ずかしがると余計恥ずかしくなるからです。

ホントはとても恥ずかしかったし、夏帆に見られて妙なドキドキ感がありました。

みんな先生に注意されたし、俺も平気なふりしてたので、大きな騒ぎにはなりません。
でもその日から俺のあだ名は、もっこりケンタで「モッケン」になりました。
それは全然気になりませんでした。今まであだ名がなかったので、むしろお気に入りです。

*

さらに数日後、プールがあった日の放課後のことです。
当番の日誌を職員室に届けて教室に戻ってみると、夏帆と3人のいじめ系女子がいました。

「夏帆、もじゃもじゃだって?」「見せてよー」「パンツ脱がしちゃおうか」
着替えのときに誰かにまん毛を見られてしまい、うわさになってしまったんだと思います。

夏帆は泣いていました。からかわれて泣きそうな表情になることはよくあります。
でもその時は本当に泣いていました。
まん毛のことであんなに悩んでた夏帆がかわいそうです。

のぞき魔みたいなことしてしまったけど、結果的に俺は夏帆の悩みを知りました。
恥ずかしい思いをして先生に打ち明けて、がんばって悩みを解決した夏帆です。
軽い気持ちで夏帆を泣かせた女子が許せなくなりました。

でもせっかくだから、夏帆がパンツを脱がされてから登場しようかな…。
と、勃起しながら覗いてたんだけど、女子の1人マコに見つかってしまいました。
だから普通に(?)助けることにしました。

マコ「げっ、…なんだもっこりモッケンか。なんなの」
俺「お前らさー、夏帆のあそこ見たいの?変態だな」

マコ「関係ないじゃん。夏帆のがちょっとおかしいって言うからチェックしてあげるんだよ!」
俺「ふーん、ホントはうらやましいんだろ。お前ツルツルなの?」

マコ「ば、ばかか!そんなわけないじゃん!」
俺「じゃあ見せてみ?」

マコ「何で見せなきゃいけないの!」
俺「じゃ、夏帆のは何で見なきゃいけないの?俺、お前のが変じゃないかチェックしたいだけだよ」

マコ「変態はそっちじゃん。モッケンこそツルツルなんじゃないの」
俺「そこそこ生えてるって。ほら」

俺は一気に短パンを、下着と一緒にずり下げました。
思いっきり勃起していたちんちんが、びよんびよんと揺れています。
言っとくけど男子にも堂々と見せることはありません。この時は夏帆から気を逸らせるためです。

でも見られて興奮していたのも事実…。
女子たちは「うげ」「うわ」「ばかかこいつ!」、ばかにしときながら興味深そうに見ています。
夏帆は無言。でも視線はちんちんに釘付けです。

皮はあまっているけど一応全部むけていて、亀頭もほとんど出た状態でした。
「えー、こんな風になるの!」「勃起は初めて見たよ」「これ人より大きいほう?普通?」
「多分これ包茎だよねー」「兄ちゃんのとはちがう」「ほら夏帆も見てみなよ」

興味津々のマコ達は、さっきまでの険悪ムードも忘れて中腰でちんちんを凝視してます。
夏帆は一歩うしろだけどやっぱり中腰でした。
今射精したらどうするだろうと思ったら、ほんとにこみ上げてきて、ちょっとやばかった…。

マコ「なーんだ、毛はちょろちょろじゃん」
俺「じゃ、お前はもっと生えてるんだな?見せてよ」

マコ「だから何で。やだよ」
俺「やだろ、見られるの。夏帆だっていやに決まってるだろ」

マコがあきらめたようにふうっと息をつきました。
マコ「ちぇっ、わかったよ。ごめんね夏帆」

マコ達は夏帆にあやまりました。
夏帆とマコ達は、男子のちんちんを一緒に観察するという特別な経験を共有しました。
そのことで親近感が芽生えたように見えました。

もともとは夏帆もからかわれる程度で、イジメらしいイジメを受けてたわけでもありません。
俺は勃起したちんちんを出したまま、「もういじめるなよ」とにっこり笑って言いました。
ちんちんをパンツにしまう時の刺激で出そうになったけど、なんとかがまん。

夏帆を含めた女子4人は、コソコソ話しながら帰っていきました。
と思ったら夏帆が1人で走って戻って来て、恥ずかしそうに笑って言いました。
「さっきはありがと」

頭の中で何かがはじけました!その瞬間をはっきり覚えています。
目鼻立ちのはっきりした夏帆の白い顔と赤い頬。背の低い俺を少しだけ見下ろした笑顔。
細めた目じりの涙が乾いた跡と、ぷるっとした唇からのぞく歯並び、右頬だけのエクボ。

夏帆のしゃべる口の動きが、なぜかスローモーションに見えた、ような気がします。
上の歯と下の歯の間で糸を引く、夏帆の唾液がはっきり見えた、ような気がします。
「口」のエロさを、無意識の部分でだけど初めて実感した瞬間でした。

そのとき俺は夏帆の目の前で、パンツの中でどぷどぷと射精していました。
夏帆と向かい合って、夏帆の笑顔を見ながら、夏帆に見つめられながら。
もちろんバレてないけど、俺のちんちんと足は小刻みに震えていました。

夏帆はまた走って行きました。マコ達と仲良く帰っていったみたいです。
帰りながら話す話題はまちがいなく俺のちんちんです。
そう思うとしばらく俺の勃起は治まりませんでした。

この日まで、オナニーでイク瞬間思い浮かぶのは、夏帆のまん毛(がついたティッシュ)でした。
この日から、ネタには夏帆の笑顔と、ちんちんを不思議そうに眺める夏帆の姿が加わりました。

*

それからは夏帆やマコとは、ちょくちょく話をする友達になりました。
俺は5年生までの夏帆をほとんど知りません。6年で初めて同じクラスになりました。
この1年で急に成長したみたいで、それまでは見た目もまったく目立たない子だったようです。

みんなあまり触れないことだけど、夏帆は去年お母さんを事故で亡くしています。
生理とブラジャーのことまでは教えてもらったけど、まん毛のことは間に合わなかったんだろうな。
そんなふうに想像しました。

夏帆がいないときマコが話してくれました。まん毛を見せてもらったそうです!
あの日以来、着替えのときはマコと仲間2人で夏帆を囲んで、隠すようにしてくれたみたいです。
そのお礼というのも変だけど、チラリとですが見せてくれたそうです。

マコ「うちのお母さんみたいにもじゃもじゃだったし、剃った跡もなんとなくわかった!」
俺「それ俺に言ってもいいの?また夏帆が泣くよ」

マコ「どうせ気になってるくせに。モッケンも見たいんじゃないの」
俺「…見たい」

マコ「…じゃあさ、また……今度は、みんなで見せっこしない?」

夏帆やマコと友達になったと言っても、あの日以来あやしい雰囲気になったことはありません。
でもこのときクールなフリをしながらも、あの日の興奮がよみがえって一気に勃起!
夏帆のまんこと俺のちんちんを見せ合うって想像しただけで、もうやばかったです…。

でも勃起を隠しながら、マコにハッキリ言いました。
俺「お前のは見たくない」

マコ「うわひどい」
俺「何マコ、俺にあそこ見せたいの?変態だなあ」

マコ「モッケンに言われたくないよ。あんたなんか見られてボッキしたじゃん」
俺「もっこりモッケンだからしょうがないだろ」

マコ「あっそ。あー!今もボッキしてるっぽい」
…バレた!でも笑われると思ったら、ふとマコの表情が真剣なものになりました。

マコ「……。モッケンさ、やっぱ夏帆好きなの?」
俺「わかんないけど…あそこ見たいって思うくらいだから多分好き」

クールを装っても、うそはつけませんでした。
マコ「あーあ、なんだやっぱりそうか。ふう」

俺「何?変な言いふらし方しないでな。夏帆にも」
マコ「大丈夫大丈夫!じゃあね!」

*
*
*

夏休みに入りました。
忘れられない体験をすることになった、小学校最後の夏休みです。
8月上旬のある日の夕方。高校野球を見てたら、うちにマコから電話がありました。

マコ「明日、夏帆んちで一緒に宿題したりするんだけど。モッケンも来ない?」
俺「みんなでやるの?」

マコ「あんた入れて3人で」

突然なのでちょっとあやしく思い、見せっこの話を思い出しました。
でも夏帆はそんなことしないだろうという思い込みがあったので、変な想像はしません。
ただ、夏帆に会えるからうれしいという気持ちでした。

男友達と遊ぶ約束があったけど、適当に断ることに決めました。
俺「うん行くよ」
マコ「じゃ、朝11時ごろね。場所は……」

*

夏帆の家は4LDKくらいの立派なマンションでした。
夏帆が笑顔で迎えてくれました。11時。マコはまだ来ていません。
夏帆のカッコはタンクトップと、見えても気にならないっぽいスポーツブラと、ショートパンツでした。

かわいすぎる!学校での夏帆よりだいぶ露出が多くて、ドキドキ、やっぱり(?)勃起しました。
俺は気取りたくなくて、ジャージとTシャツっていう適当なカッコです。
ジャージだと勃起が目立ちやすいので、Tシャツをかぶせるようにして隠してました。

夏帆の家族はいませんでした。
お父さんは出張中、幼稚園生の弟は夏休みの間おじいちゃんちで預かっているそうです。
夜は1人だと怖いので、夕方から電車で隣町のおじいちゃんちに泊まりに行くそうです。

小さな仏壇にお母さんの写真がありました。夏帆によく似たきれいな人でした。
まだ30歳だったそうです。作法はよくわからないけど軽く手を合わせるだけしました。
夏帆が「ありがとう」って言ってくれました。

勃起したまま、かしこまったことをしたので、何だか悪い気がしました。

*

電話が鳴って夏帆が出ると、マコからでした。

夏「マコちゃん急用で来れないって。モッケンとよろしくやっとけー、だって」

よろしくやっとけ、の言い回しは、当時の俺にも夏帆にもピンと来ません。
気を遣ってくれたと知ったのは、あとになってからでした。

マコ達を含めて話すことはあったけど、夏帆とこうやって2人きりになるのは初めてです。
目が合うだけでドキドキしてしまいました。お互い黙りがちで、気まずさをかくせません。
とりあえず宿題を居間のテーブルに広げると、ようやく夏帆が口を開きました。
 
夏「急用ってさ、家族が病気とか、誰か死んじゃったとかじゃなければいいけどな」

お母さんを亡くした夏帆は、そういうことを心配する優しい子なんだと知りました。
明るい話題でもと思ったけど、口をついて出たのはあのことでした。

俺「マコがさ、あそこ見せっこしたいって前に言ってたよ。あいつ変態かもな(笑)」
夏「それ私にも言ってた(笑)やっぱ変だよね」

俺「まあ、うん、見せるなんて変だよな」
夏「あ、あ、ごめん、ケンタが変ってことじゃないよ?」(※夏帆はモッケンとは呼びません)

俺「いや十分変だよ(笑)」
夏「ケンタ、あの時恥ずかしかったよね…?」

俺「俺が見せたいから見せたんだよ。俺も変態だから」
夏「ううん、多分無理してくれてた。あの時は、ありがと」

俺「もういいよ」
夏「助けてくれたんでしょ?」

俺「知らない。変態だから見せただけ」
夏「ふふ。そっか、そうだね。変態のロシュツキョーだね」

俺「それは言い過ぎだって(笑)」
夏「あはは」

俺「…あのさ」
夏「何?」

俺「マコのやつ、今日そのつもりだったんじゃないのかな」
夏「何が?」

俺「見せっこ」
夏「うそー。あれ本気なわけないよ…」

俺「…そだな、本気なわけないな」
夏「………うん、そうだよ」

また気まずくなって宿題に取り掛かろうとしたけど、2人とも鉛筆を握ったまま動きませんでした。
自分の心臓がドキドキしてるのが分かります。夏帆もかな…。

夏「………」
俺「………」

夏「………」
俺「………」

…先に口を開いたのは夏帆でした。

夏「………ケンタは、本気…?」
俺「………夏帆は…?」

夏「ケンタが本気なら……いい、かも」
俺「でも恥ずかしいだろ」

夏「恥ずかしいよ!でもケンタのだけ見ちゃったから、私も見せた方が……いい、のかなって…」
俺「俺、夏帆だけになら見せてもいいよ」

俺は立ち上がって、一気にジャージとパンツを下ろしました。
大きく足踏みするようにして、足から抜き去ります。
勃起したちんちんが驚いた顔の夏帆を見下ろして、例によってびよん!と揺れました。

テーブルを挟んだ向こう側で夏帆は、無表情でじーっとちんちんを見つめています。
2人きりで、夏帆に勃起したちんちんを見られてる。頭の中が熱くなりました。
夏帆がごくりと唾を飲み込む音がはっきり聞こえました。

すっくと立ち上がって、俺の頭より高い位置から今度は夏帆が、ちんちんを見下ろします。
ショートパンツのホックに手をかけた夏帆を見て、こみ上げてきたものがありました。
俺「夏帆ちょっと待って!」

今夏帆がパンツを脱いだら、その瞬間射精してしまう、そんな予感がしました。
保健室のあの時、夏帆の笑顔で頭がはじけてしまったあの時。
夢精以外に、手で触らなくてもイッてしまうことがあるって知ったからです。

俺「ティッシュある?」
夏「あるけど…。ひょっとして、せいしが出るの?」

俺「え、知ってるの?」
夏「一応習ったよね。せいつう、とか。ちんちんから飛び出すんでしょ?」

あどけない夏帆の唇が発する、精子とかちんちんとかいう言葉にも刺激されます。

俺「う、うん。突然出ちゃうと困るから、出しといた方がいいと思う」
夏「おしっこみたいに出るの…?」

俺「ううん、じょろじょろじゃない、ちょっとだけ」
夏「ティッシュ、ティッシュ」

夏帆がボックスから出したティッシュは一枚だけでした。

足りないと思ったけどとりあえず「それ貸して」と言いました。
それがどうも聞こえなかったみたいです。
夏帆が「飛び出すとこも見てみたい」と言って、いそいそとティッシュをちんちんに添えてきました。

偶然かは分からないけど、夏帆の指が亀頭に何回か触れて。
ちんちんがびくっと震えて頭の中がしびれました。
予告する間もなく「わ?ああ、うっく…」勢いよくどぴゅっと飛び出す精液。

いつもはどぷっどろっという感じが多いけど、この時は、びゅびゅっていう感じでよく飛びました。
わけのわからない気持ちよさもあったけど、とにかく突然で自分でもびっくりです。
一枚のティッシュはまったく無意味でした。

夏「わ、わ、わ?」
勢いよく飛ぶものだとは、夏帆も思ってなかったみたいです。
正面にしゃがんでしまった夏帆の、手と腕と服と、あごにも少しかかりました。

射精がおさまったあとも何秒か、2人とも放心状態でした。
俺の足はがくがく震えていました。
俺「ごめん、俺もびっくりした」

夏帆はまだ止まっています。俺はティッシュをたくさん取ってきて、精液をふき取ってやりました。
タンクトップの胸にどっぷりかかってしまっていたので、それも拭きました。
どうしてもおっぱいをさわるようになってしまいます。どさくさで、おっぱいをもみました。

夏「ふわあ、こんな風に出るんだね、おしっこと違う、白い」

ようやく夏帆が我にかえりました。
おっぱいをもまれているのには気づいてたみたいです。
驚いてはいたけど、でも抵抗はしませんでした。

夏「なんでおっぱい触ってるの?」
俺「…好きだから」

夏「おっぱい、好きなの?」
俺「夏帆が好きだから、夏帆のおっぱいが好き」

おっぱい触りながら、夏帆の目を見て言いました。割と落ち着いてはっきり言いました。
服の上からでも手の平に伝わるやわらかさ。それとは対照的に、ちんちんは固いままです。
夏帆がにこにこ笑って、俺のちんちんをぎゅっとつかんできました。

俺「いてて」
夏「わ、ごめん」

今度はやさしく包むように、ふわっと握ってきました。

俺「なんでちんちん触ってるの?」
夏「好き…だから」

俺「ちんちん好きなの?ヘンタ…」
夏「ちがう!ケンタが好き」

頬を赤くした夏帆。おっぱいとちんちんを触り合いながらの告白でした。
そのまま自然に目をつぶってキスをしました。
ぷるぷるの夏帆の唇へのファーストキスは、口を閉じたまま押し付けるような感じでした。

映画のキスシーンを思い出して、音をたてたり、口を開いたまま舌をにょろにょろしたりもしました。
初めての他人のつばは変な味で、おいしいとは思わないのに、うれしい。
夏帆のつばをたくさん飲みました、飲みたいと思いました。

夏帆の口にも俺のつばがたくさん入ったと思います。夢中でキスしました。
見た瞬間に俺に射精させてしまったあの日の夏帆の唇が、2人のつばでべとべとになってました。

たくさんキスしたけど、このあとどうしていいかわかりません。
セックスの知識は、はっきり言ってほとんどありません。
ちんちんをまんこに入れる、と言葉で知ってても、感覚としては理解不能です。

ふと我に返って、夏帆は服に精液がついたことを思い出したようです。
だからというわけでもなく、何も言わずにタンクトップを脱ぎ始めました。
俺も無言でそれを見ていたけど、ブラをとるときは思わず「ふわー!」と感激しました。

夏帆は恥ずかしそうに笑って、そっとおっぱいを見せてくれました。
他の人と比べる必要も、小学生にしてはと付け加える必要もなく、最高のおっぱいです。
好きな女の子のおっぱいだからです。

小さい乳首と乳輪は、ほんの少し肌より濃いっていうぐらいのやさしい色でした。
真っ白なおっぱいだから、薄茶色の乳首でもやわらかい存在感があります。
おっぱいそのものもそうだけど、産毛や血管が見えたことですごくドキドキしていました。

今思えば、夏帆の体格にしては大きいとは言えないおっぱいです。
でも怖いくらいにきれいに思えて、今でもおっぱいと言えばこの時のおっぱいを思い出します

乳首を指でつんつんしました。触ったら乳首が立つとかそんな知識はありませんでした。
でもピンピンになった夏帆の乳首がおもしろくて、指ではじいたりして遊びました。
直接もみもみするのは力加減が分からなくて、さするような包むような感じで。

夏帆は感じてるのかどうかわからないけど、くすぐったそうにもじもじしてます。
夏帆、すごいかわいい…!俺は無意識にちんちんに手が伸びてしごいてしまいました。
それを見た夏帆が言いました。

夏「そうすると、またせいし出るの?」
俺「うん、出る。んん、あ、でそう!」

夏「わ、わ、もう出ちゃう?」
ティッシュ箱の位置が遠かったので、夏帆が思わず手に取ったのはブラジャーでした。
さっき脱いだブラジャーをちんちんの前にあてがいました。

夏「ハイ、いいよ?」
合図されるのも変だなって思ったけど、その合図で「あっあっ」、と声が出てぴゅくぴゅくと。
夏帆の右のおっぱいを左手で包んで、指で乳首をころころしながら射精しました。

ちんちんをじーっと見ている夏帆の顔を、俺もじーっと見ていました。
今度は飛び散らないように、ブラジャーでちんちんを軽く包むようにしてくれてます。
夏帆のブラジャーを精液で汚してしまったちんちんは、罪悪感のせいか少ししぼみました。

俺「はあ、はあ、ごめん」
夏「あは、でもおもしろいね。びくびくするんだね」

夏帆はどろっとした精液を指ですくって、にちゃにちゃさせて不思議そうに見ています。
夏「これが赤ちゃんになるんだ…んー?変なニオイ」

俺「2回目とか3回目だと、量が少なかったりするみたい」
夏「え、3回目もあるの?もう出る?」
なぜかうれしそうに夏帆があわてて、またブラジャーをちんちんの前に差し出しました.

俺「続けてすぐ出したことないからわかんない。多分すぐ出ないよ」
夏「ふうん、そうなんだ…。出るとき気持ち…イイの?」
2回イッたあとなので俺はちょっと冷静だったけど、夏帆は興奮気味でした。

俺「むずむずぞくぞくして、びびびーってなるよ」
夏「あ、私もむずむずしたりするよ」

俺「やっぱ女子もなるのかあ。どういうとき?」

顔を赤くして夏帆がうつむきました。
夏「今」

俺「え?」
夏「今、むずむずしてる。変な感じ。エッチな気分ってこういうのを言うのかな…」

夏帆が俺の手をとって自分の胸に当てました。
心臓がドキドキしているのがすぐわかりました。

夏帆が立ち上がって、座ったままの俺を見下ろしながら言いました。
夏「絶対、絶対、笑わないでね?」

夏帆はぎゅっと目をつぶって、パンツを脱ぎました。
全裸の夏帆がそこに立っていました。目の前にはもじゃもじゃの毛があります。
あの日の、まん毛のついたティッシュのかたまりはもう、一気に記憶の隅に追いやられました。

何度も見たいと思っていた夏帆の生きているまん毛は、想像以上にたくさん生えてます。
真っ白で柔らかい体の真ん中、純情な夏帆の体の真ん中に、正反対の野性的な存在感。
そのアンバランスなワイルドさに、しぼみかけていたちんちんも勃起で応えていました。

夏「変じゃない?こんなに生えてるの、いやじゃない?」
俺「変じゃない。好き」

変も何も、比較対象を知りません。
女のきょうだいはいないし、お母さんとお風呂に入ってたのもだいぶ昔です。
ただ夏帆の裸、夏帆のおっぱい、夏帆のまん毛っていうだけで満足で、大好きです。

何て言っていいかわからない。俺もシャツを脱いで全裸になりました。
立って夏帆を抱きしめました。ちんちんがまん毛にわしゃわしゃ当たります。
夏帆も下半身を押し付けてきました。またにゅるにゅるのキスをたくさんしました。

夏「あ」
俺「…?」

夏「ケンタ、私、濡れたみたい」
俺「何が?」

夏「…あそこ」
俺「何で?」

夏「あの、あのね、女の人はいっぱい濡れるんだって」
俺「そういうもんなんだ」

夏「せっくすするとき、ちんちんがね、入りやすいようにって」

セックス、なんて言葉にするのは恥ずかしいって感覚は、2人にももちろんあります。
でも今は、かえってはっきり言うことが照れ隠しにもなりました。

俺「今セックスするの?」
夏「…わかんない」

俺「夏帆、俺よりいろいろ知ってるかも」
夏「教えてくれた。誰がってのは内緒なんだけど。あ、女の人だよ」

佐和木先生のことだなって思いました。
多分あの後も、お母さんがいないさみしさで、先生のとこに相談に行ってたんだろうな。
でもこの様子だと、エッチな知識をとことん叩き込まれたって意味ではなさそうです。

夏帆の部屋のベッドに移動しました。夏帆が足を開いてまんこを見せてくれました!
初めて見た夏帆のまんこ!今思い出しても震えるような、高ぶった気持ちでした。

夏帆のまんこ、佐和木先生が処理したまんこ、マコに見せたまん毛。
そして今、俺がこんな近くで見てる!
それまで想像することも出来なかった、夏帆の割れ目が目の前にありました。

俺は緊張とうれしさで、夏帆は恥ずかしさで震えていました。
夏帆のまんこは縦に線が一本、それがわずかに開いただけという感じです。

線の周りにも毛がたくさん生えてました。
剃って生えてきた短い毛と、剃り残しのちょろちょろです。
お尻の穴の周りにも毛が生えるんだということを、この時に知りました。

恥ずかしさをごまかすように、夏帆が解説し始めました。
あの日の佐和木先生みたいに。
夏「このぷっくりしたとこが、だいいんしんで、中にしょういんしんっていうのがあるんだって」

夏帆はベッドに体育座りで足を開いて、ベッドの下に俺があぐらをかいてるっていう状況です。
この状況で無理して淡々と話すので、ちょっと笑いそうになってしまいました。
でも顔を赤くして恥ずかしそうな表情、震えた声がとてもかわいくて。

夏「私も自分でよくわからないんだけどね。で、おしっこの穴があってね」

濡れてテカテカしている、夏帆のまんことまん毛を見ながら聞いてました。
俺のちんちんは、もちろん限界までパンパンに膨らんでいます。

夏「この辺にちんちんが入るみたいなんだけど、よくわかんない」

俺「入れてみる?」
夏「え、怖いよ」
ベッドに夏帆を寝かせて足の間に入って、まんこの入り口にちんちんを当ててみました。

ぬるぬるのぬちょぬちょで、それだけですごく気持ちよくて、体がビクつきました。
怖いと言いながらも、夏帆は逃げようとはしませんでした。
むしろ自分からまんこを押し付けて、俺のちんちんの方を見ています。

夏帆のまんこが、ちんちんが進むと「ぱくっ」と押し広げられました。
にゅにゅ、にゅ、っていう感覚があって、ゆっくり、亀頭が全部入りそうなところで突然夏帆が
夏「…ッ!ちょっとイタイ!コワイ!やっぱだめー!」

…!あわててちんちんを抜きました。
俺「ごめん。入れるとこまちがってるのかな…」
夏「わかんないけど、ね、ね、やっぱやめよ?赤ちゃんできたらどうしたらいいか、わかんないよ」

夏帆は不安と痛さからか、涙目になっています。
俺「そうだね、やめとこ」
俺は入れるという行為の大きな意味を実感できてないので、あまり執着はありませんでした。

夏「でも、でもね、なんだろ?すごく変な感じした。ちんちんがあたったら、体がびくってなる」

泣きそうな顔でソレを、夏帆が求めているのが分かりました。
もう一回、まんこの割れ目にちんちんをあててみました。
俺「こうすると、どんな感じ?」

夏「あー、なんかすごい変…」
指を口元に当てながら夏帆は唇を震わせていました。

しばらくこすりつけていたら、クリトリスに当たったみたいです。
クリトリスというものがあることも、どこにあるのかも俺は知りません。たまたまです。
夏帆の反応が変わりました。

夏「ふわあ…?何これ…!あ、あっあ!」

いっぺんにびしょびしょに濡れはじめて、ちんちんでこすったらぐちゅぷちゅと音がしました。

夏「ああ、何か変だよう…?何かこわい…!ぞくぞくする…!あ、あッ!」

俺も頭の中が真っ白になって、電気がびりびり流れた感じがして…。
俺「あーッ、夏帆、夏帆…!」
夏「ふうッ…、ケンタ、ケンタあ、あッ」

快感と不安が入り混じって、自然に名前を呼び合いました。
そうすると不安が軽くなって快感が大きくなるのを感じました。
体をよじらせてビクビク震えている夏帆に向けて、射精は今日3回目。

薄くなった分よく飛びました。ぴゅっぴゅーっと出て、ポタポタと夏帆のおっぱいと顔に落ちました。
夏帆はまだ震えています。体を真っ赤にして背中を浮かせています。
多分イッてしまったんだと思うけど、そのときは何もわかりませんでした。

俺「夏帆、夏帆、大丈夫?」
夏「…うわー、何かクラクラする…。立ちくらみしたときみたい」

夏帆は目も口もまんこも半開きで、ホントに頭がぼーっとしてる様子でした。

俺「びっくりしたー。こんな風になるの?」
夏「わかんない。初めてなった。でも何か気持ちいい。気持ちイイってこういうことなのかな」

保健室での佐和木先生を思い出しました。
あのとき先生は、自分の手でこういうことをしてたんだろうな。
それが、女の人のオナニーなんだろうなと思いました。

自分の手でやっても気持ちいいんじゃない?って夏帆に言おうかと思いました。
でも佐和木先生のオナニーを聞いてたことがバレそうで、やめました。

しばらく2人で放心状態で座ったまま、ぼんやりしていました。

*

一緒にお風呂に入りました。
夏帆にちんちんを洗ってもらったら、しぼんでいたのがまたむくむくと勃起しました。
「おもしろい、おもしろい!」と夏帆にはバカうけでした。恥ずかしかった!

お風呂の中でも、抱き合ってたくさんキスをしました。
おっぱいにもファーストキス、両方の乳首にちゅうちゅうしました。
夏帆がやさしく頭を抱きしめてくれました。

夏「そう言えばお昼まだだったね。マコちゃんの分も用意しといたんだ」

お風呂から上がってもずっとドキドキしていたくて、2人とも素っ裸でご飯を食べることにしました。
お母さんがいなくなってから、夏帆とお父さんで家事を分担しているそうです。
料理はまだまだ、と言いながら、作ってあったチャーハンと味噌汁を出してくれました。

裸で並んで座ってご飯を食べるのはとても変な気持ちです。
チャーハンははっきり言っておいしくなかった…、味があまりしませんでした。
でも「はい、あーん」をしてくれたので、とても満足、一応、おいしいよって言っときました。

ご飯の間も俺はずっと興奮して、半勃起と勃起を繰り返していました。
夏帆は、濡れてるとは言わなかったけど、大きなお尻をずっともぞもぞさせていました。

ご飯のあとプリンを食べて、プリン味のキスをしました。
裸のまま2人で後片付けをして、裸のままようやく宿題に取り掛かりました。
でもぜんぜんはかどりません。

少しは宿題はすすんだけど、目が合うたびにどちらからともなく、何回もキスをしました。
ベッドに行って、裸のまま抱き合いながら少し眠りました。
とても幸せな気分でした。

*
*
*

それから夏休みの間、夏帆の弟がいない日に何回か、夏帆の家に行きました。
昼間お父さんのいない平日、一緒にお風呂に入って、挿入なしのエッチを何回も。

もちろん宿題したり、普通におしゃべりしたり、家事を手伝ったりもします。
でもそれも2人で素っ裸でだったりして、すぐエッチな展開になってました。

*

マコやマコの友達と、夏帆の家で宿題をした日も一度あります。

その時に、キスをしたことまではしゃべらされました。
にゅるにゅるのキスとか、裸でのエッチなこととかはもちろん秘密です。
冷やかされたけど、素直に祝ってくれてホッとしました。

マコがあの日、わざと2人きりにしたんだってことを明かしました!
俺も夏帆もびっくりです。
マコ「だって両思いにしか見えなかったもん。2人きりにしたら一発でくっつくでしょ」

キューピッド気取りなのがしゃくだったけど、素直にお礼を言っときました。

さらにマコが実は俺のこと好きだってカミングアウトして、またびっくり。
ちんちん見せてイジメを回避した姿がカッコ良かったそうです。
マコも変わり者です。

先に2人が帰って俺と夏帆とマコの3人になりました。
マコは悔しいけど応援する、その代わりもう一回ちんちん見せろと言ってきました。

俺「お前やっぱり変態だろ(笑)」
マコ「うるさいなー、いいじゃん見せてよ」

しょうがないので、立ってズボンとパンツを下ろしました。
夏帆はそのとき少し離れたところで、うつむいて恥ずかしそうに、あまり見ないようにしてました。
ちんちんは平常時の状態で、皮を被ってふるふるしています。

マコ「あれ、もっこりモッケンじゃないじゃん」
俺「いっつももっこり立ってるわけないよ」

マコ「ふーん。ねえ夏帆も見てよ。いつか見たのとはちがうよ。小さいよ」
夏帆が座ったまま俺の足元まで近づきました。

夏帆がちんちんを見て、そして上目遣いになって目が合うと、俺はそれだけでスイッチオンです。
突然ちんちんがムクムクムクって一気に大きく、固くなりました。
自然に皮がくるんとムケて、亀頭が顔を出します。

「うわー」「うわー」2人が同時にうわーって言いました。
マコ「何これ、おもしろい!」
夏「うん、すごいよね」

マコ「でも何で?あたしが見たときは小さいのに、夏帆が見たら大きくなるの?」
俺「わかんない。自然になった」

マコ「ねえ、夏帆、不思議じゃない?」
夏「うーん、それは多分、愛の力だよ」

そう言ってから夏帆は、自分の台詞で顔を真っ赤にしてしまいました。
3人で大笑いしました。夏帆は恥ずかしそうに、涙目で笑っています。

マコ「あはは、すごいね、かなわない。あたしはやっぱり応援役かな」

少し寂しそうでしたが、マコも笑っていました。
そのとき夏帆の家には弟もいたので、それ以上エッチな展開にはなれませんでした。

一生思い出に残る夏休みが終わりました。9月になりました。

*
*

小学生同士で彼氏彼女と言っても、普通に仲のよい男女の友達同士という感じです。
たまには一緒に帰ったりはするけど、遊ぶのはやっぱり男子とが多かったので。

マコ達が特に言いふらしたりとかは、しないでいてくれました。
おかげで2人は仲がいいっていう程度で、付き合ってる(?)っていうのは騒がれませんでした。

毎日のように隙を見つけてキスしたりおっぱいさわったり、見せあったりはします。
正面からおっぱいを両手でもみながら、恥ずかしそうにしてる夏帆とキスをするのが好きでした。
でもホントに誰もいない所で2人きりになれないと、夏休みのときみたいなことはできません。

そんなチャンスは来ないまま、時間は過ぎて行きました。
俺は毎日夏帆のことを考えてオナニーしていました。

*
*

ある日久しぶりに2人で歩いて帰れたとき、夏帆から話しかけてきました。

夏「ほんとは内緒なんだけどね、ケンタにだけ言うよ?」
俺「うん」

夏「実は保健の佐和木先生に、いろいろ相談に乗ってもらってたんだ」
俺「ふーん、どんなこと?」
1つは知ってるけど、こっそり忍び込んで聞いてたのはもちろん絶対秘密です。

夏「ちょっと恥ずかしいんだけどね、あそこの毛が濃いこととか、生理のこととか、下着のこととか。
私他の子より大きいから、友達に聞いてもよくわかんないこと多いし。
うちお父さんと弟だけだから、そういうこと先生にしか聞けなくて、相談してたんだ」

俺「ふーん」
夏「でね、最近私おかしいから、昨日ね、また話したんだ」

俺「何がおかしいの?病気なの!?」
夏「…最近ね、しょっちゅう濡れる。やばいかも」

俺「どういうこと?」
夏「ケンタとのエッチなこと思い出したら、濡れる。いっぱい濡れる」

俺「セックスしたくなるってこと?」
夏「…わかんない。でも私、すっごいすけべになっちゃった」

俺「うんそれはわかる(笑)」
夏「(笑)あのね、ケンタとまた一緒にお風呂入りたい。ちんちん見たい。せいしが出るの見たい。
裸でいっぱいキスしたい。ケンタのちんちんであそここちょこちょされたい。…私、変でしょ…?」

俺「うん、変。ヘンタイ」
夏「ちがうって言って欲しいのに!…でも夏休みに変なこといっぱいしちゃったよね…」

俺「でも俺も同じこと考えてるから。2人で変態になろう」
夏「それ何かやだな(笑)。でももう遅いかな(笑)」

俺「彼氏ができたよとか、俺としたこと先生に言ったの?」
夏「まさか、言ってないよ?。でもね、好きな人のこと考えてるんでしょって、すぐばれた」

俺「うわー、大人って鋭いんだな」
保健室に忍び込んだのまでばれたらどうしようかと思ってしまいました。

夏「病気じゃないけど、多い時はもらしたみたいになっちゃうから、ナプキンつけといてって」
俺「ナプキンて、あれ?」

夏「生理の時に使うの。わかる?おりものシートとか。生理じゃなくてもつけといた方がいいって」
俺「ふーん、よくわかんないけど、女の変態ってめんどくさいんだな」

夏「もう!(笑)確かにめんどくさいし、いつも付けてたらお金かかるんだよ。使い捨てだから」
俺「女の変態はお金もかかるんだ」

夏「もう言わないでよ?。このあとのこと言いにくいよ」
俺「何かほかに言われたの?」

夏「…おなにー、しなさいって」
俺「うん?おなにーって、オナニー?」

夏「男子は大体知ってるの?女子も自分でさわったらすっきりするんだって」
俺「言葉の意味はあとで知ったけど、俺、去年からやってる」

夏「おなにーって言うんだね。女子もエッチな気分が我慢できないときは、した方がいいんだって」
俺「先生もしてるんだろうな」

夏「うん、内緒だけどね、してるって。やり方教えてくれた。ケンタには教えないけど(笑)」
俺「えー、何だよそれ、教えてよ」

夏「これ以上は絶対だめ!恥ずかしいもん。もともと先生との内緒話、特別に話してるんだから」

夏帆の表情を見ていてふと思いました。
佐和木先生は夏帆に手取り足取りしながら、実演もして見せたんじゃないかな。
もちろん想像だけど、さっきから勃起してたちんちんがさらに痛いくらいにふくらみました。

夏「昨日は平気だったけど、今日帰ったら試しにしてみる」
俺「何を?」

夏「だから!…おなにー。今ケンタといるだけで、すごいむずむずしてる。多分いっぱい濡れてる」
俺「夏帆、俺も今ちんちんたってるから、やっぱ2人で変態だな」

夏「(笑)ケンタも今日おなにーする?」
俺「する。っていうか毎日してる。夏帆の裸思い出しながら精子出すよ」

夏「私も。ケンタのちんちん思い出すと思う」
俺「やっぱ変態っぽい」

夏「もういいよ変態で(笑)。2人で変態ね?こんな話、絶対、絶対内緒だからね!」
 
家に夏帆1人なら今から押しかけて一緒にエッチなことしたいけど、夏帆には弟がいます。
帰り道の途中にある幼稚園で弟を迎えて、夏帆は家に帰ります。
弟のお迎えは、お母さんがいなくなる前からずっとです。

弟の世話して家事して宿題もやって、オナニーもするって、忙しいだろうなと思いました。

*

翌日の朝、こっそり会話しました。

俺「した?」
夏「した(笑)」

俺「どうだった?気持ちよかった?」
夏「シーッ(笑)。…よかったよ(笑)。2人の時ほどじゃないけどね。ケンタもした?」

俺「したよ。夏帆とした時ほどじゃないけどさ(笑)」
夏「また一緒に、ああいうふうにできたらいいね」

夏帆の白い顔はほんの少し赤くなるだけで目立つので、照れてるってすぐ分かります。
恥ずかしそうに笑った夏帆がすごくかわいくて、もじもじした仕草をよく覚えています。
結婚なんて具体的に考えることはなかったけど、ずっと一緒にいるものだと思ってました。
 
でも2人でエッチなことが出来る日は、もう2度と来ませんでした。

*
*
*

夏帆は、ある日を境に俺のことを避けるようになりました。
授業が終わると話しかける間もなくすぐ帰ってしまいます。
どうしても話す必要があるときも、目を合わせようとしません。理由がわかりません。

マコ達ともあまり話さなくなったみたいで、マコもおかしいなと思ったようです。
マコ「けんかでもしたの?」
俺「そんなつもりないんだけど」

マコ「勉強が忙しいのかな、中学は私立受験するんだもんね」
俺「え、何それ。そうなの?」

マコ「モッケンそれ聞いてないの?女子校の○○学園だよ」
俺「今知った」

マコ「全然話してないんだ。嫌われたのかな?なんか心当たりないの?」
俺「わかんないよ…」

本当に俺は何も聞いていません。その日、夏帆の家に電話してみました。
俺の家にはいつも母親がいて、女子に電話するのは恥ずかしいので、初めてです。
でもこの時は気にしていられませんでした。

俺「もしもし、ケンタだけど」
夏「…!ケンタ。あの、ごめんね」

俺「何であやまるの?私立行くの?」
夏「…うん。お父さんが決めちゃった」

俺「何で言ってくれなかったの?嫌いになったの?」
夏「ごめん、ごめん、ごめんね」

夏帆は泣き出してしまったようでした。
電話口の向こうで多分弟の、ねーちゃーんという声が聞こえます。
もう一度夏帆が「ごめんね」、と言って電話は切られてしまいました。

…もう終わったのかなあ。
泣きはしなかったけど、何も話さない夏帆への怒りが少しありました。

嫌われたとしても、理由がわかりません。その日はよく眠れませんでした。
オナニーもしませんでした。

それからも何回か電話してみました。
でもそのたびに弟が、おじいちゃんが、と何かと理由をつけて夏帆は電話を切ってしまいます。
なんでだよ…!もういいよ…。もう夏帆のことは、考えないようにしようと思いました。

それでも。オナニーのたびに、夏帆のことが思い浮かんでしまう毎日でした。

*
*
*

夏帆は秋の修学旅行にも、体調不良を理由に参加しませんでした。
そしてほとんど何も話せないまま、小学校の卒業式を迎えました。

式が終わったら、少しでも夏帆と話をしようと思っていました。
でも俺にも夏帆にも家族がそばにいて、呼びかけることさえ出来ません。

遠くから手を振りながら、泣きながら俺を見ていた夏帆の姿が、小学校最後の記憶になりました。

*
*
*

中学生になりました。マコ達も含めて小学校時代の友達はほとんど一緒です。
あだ名は相変わらずモッケンでした。別の小学校から来た男子とも女子とも友達になれました。
でも夏帆はいません。

弱小野球部に入ったら結構活躍できたので、俺はそこそこ人気者でした。
かわいい女子はたくさんいたし、夏帆のことはその内忘れるだろうと思っていました。
でも夏帆の全部を見た俺には、他の子は子供っぽく見えて女の魅力を感じません。

オナニーするとき必ず思い浮かぶのは、やっぱり夏帆とのことです。
だから忘れることはできません。毎日思い出しました。
 
2年生になって、俺の身長は小6の時から10cm伸びていました。あの頃の夏帆と同じです。
今なら俺が見上げなくても、夏帆が見下ろさなくても、キスできるんだなって思いました。
あ、でも夏帆も伸びてるかな、180cmくらいになってたりしてなんて思ったら少し笑えました。

周りの女子も成長してきてたけど、やっぱり記憶の中の夏帆が一番かわいかったです。

セックスの知識はいろいろ耳に入るようになってきていて、段々分かってきました。
あの夏休み、夏帆のまんこにちんちんを入れなかったことについて考えました。

あれで合ってたんだ、入れればよかったとか、避妊も知らないんだから、入れなくてよかったとか。
そういう正反対の2つの気持ちがありました。

*

2年生のバレンタインデーに、マコから小学校以来2回めの告白をされました。
マコは明るくてソフト部で真っ黒で、小柄な感じで、夏帆とは全くちがうタイプです。
夏帆としゃべらなくなった頃からちょっと疎遠にはなってたけど、まだ友達です。

よく知ってるし嫌いじゃないし、強く断る理由もないし、なんとなく彼女になりました。
明るくてかわいくてキャラの強いマコは男子からも割と人気があって、うらやましがられました。
そんな優越感も手伝って、少しずつ好きになっていきました。

でも罪悪感もありました。夏帆のことが頭から離れないからです。
一緒に歩いていても、一緒に弁当を食べていても、初めてキスをした時もです。
どうして夏帆じゃないんだろうという思いと、そう思ってしまう自分への嫌悪感がありました。

マコに悪いと思いながら、オナニーのとき考えるのは夏帆のことばかりでした。

*

3年生になって、ある日部活の帰りに、マコの家の前で長いキスをしました。
舌を入れてエッチなキスもしたのに、ちんちんは反応しません。
もうだめなのかな…。初めてのディープキスのあとなのに、マコに言いました。

俺「別れよう」
マコ「え?え?うそ!なんで!」

俺「俺、もっこりモッケン失格みたい」
マコ「…ボッキしなくなったの?だから別れるの?そんなのおかしいよ」

俺「お前のこと好きだけど、キスしてちんちん立たないって、変じゃないか?」
マコ「関係ないよ!好きなんでしょ?あたしも好きだもん、それでいいじゃん」

俺「でも…」

夏帆のことは考えただけで勃起するのに、マコといても、キスしてもちんちんが反応しません。
それが本当に申し訳ないという気持ちでした。

「ちょっと考えさせてよ」と言って帰ろうとしたとき。
マコ「ちょっとうち来て!いいから!」

マコに腕を引っ張られて、家の中に入れられました。
おばあさんらしきお年寄りが寝ていたようだけど、マコは構わず自分の部屋に俺を入れました。
鍵を掛けると、マコは何も言わずに服を脱ぎ始めました。

「ちょっとマコ、わ、わ」…マコは何のためらいもなく、あっというまに素っ裸になりました。
細いけど幼児体型で寸胴で、肌は黒め。乳首の割に乳輪は大きめで、夏帆より茶色いです。
中学3年生、14歳のマコの裸は、12歳のときの夏帆よりも子供に見えます。

でもはっきりした日焼け跡や、小ぶりだけど張りのあるおっぱいを見て、きれいだなと思いました。
中学生の女子が普通どれくらいなのか知らないけど、まん毛はやっぱり薄く感じます。
マコは泣いてました。泣きながら言いました。

マコ「モッケンも脱いでよ。またちんちん見せてよ」

マコの勢いに押されて、小6の夏休み以来、マコの前で服を脱ぎました。
部屋には2人の汗のにおいが漂って、空気はじっとりと湿っています。
マコの裸を見て、さすがにちんちんは少しふくらんでいました。半勃起です。

マコ「あは、大きくなったね。毛ももじゃもじゃだし」
この「大きくなったね」は、3年前より大きくなったね、の意味です。

マコ「ホントはもっとボッキするよね?あたしじゃだめなの?」
俺「わかんない。ごめん」

裸のまま並んで座って話をしました。
マコ「夏帆…。どうしてるかな。まだ、夏帆のことおぼえてる?好き?」
俺「…うん。…ごめん」

付き合うようになってから今まで、夏帆のことは意識的に話題にはしてませんでした。
多分、マコもそうだったと思います。

マコ「そっか。でも今はあたしが彼女だよね?夏帆はエッチなことしてくれなかったでしょ?」
俺「いや、実は……」

夏帆としたことは、夏帆と俺の2人だけの秘密でした。
でも理由も言わず去っていった夏帆に裏切られたという思いもあったし、3年も前のことです。
もう、マコには話してもいいよな…。

裸を見せ合ったこと、挿入はないけど射精したこと、抱き合って眠ったことも話しました。
いまだにオナニーの妄想ネタは夏帆だけであることも正直に言いました。
マコには本当に悪いと思ったけど、隠すのはもっと悪い気がしたから。

マコ「あーあ、あたしやっぱりかなわないんだ。しょうがないなっ!」

泣いていたけど、わざと明るく言ってるように聞こえました。
でもふと俺のちんちんを見たマコは、やっぱりまた泣き出してしまいました。
夏帆の話をしているうちに、完全に勃起していたからです。

マコ「夏帆のこと考えたから?これが夏帆の言ってた『愛の力』ってわけか…。ホントかなわない」
俺「………」

マコ「ねー、モッケン、してよ」
俺「え?」

マコ「あたし今だけ夏帆の代わりになるから。夏帆のこと考えながらでいいから!」
マコが俺を押し倒して、馬乗りになりました。

マコ「最初で最後でいいから。一回でいいから。あたしで気持ちよくなってよ…」

マコは泣きながら俺のちんちんを支えてまんこに当てると、一気にぐりゅ、っと腰を沈めました。
何がなんだか分からないうちに童貞喪失です。前戯もなしで一気に奥までいきました。
そのときは初めてでわからなかったけど、今思えば濡れ方が足りなかったような気がします。

マコも何かあせっている感じがしました。
それでも初めて、温かく濡れたひだに包まれる感覚は、何とも言えない快感です。
ぐにゅぐにゅして熱くて、手じゃないけど「ぎゅっと握られてる」って感じました。

前かがみになってキスをしてくるマコの唇は、汗と涙のしょっぱい味がしました。
「はっ、はっ、ンッふぅぅ…!」マコが器用に腰を振っています。

うわ気持ちいい、これがセックスなんだ…。そして限界はすぐに来ました。
俺「なっなあ、コンドーム付けないとまずいんじゃ…、あッあああ、俺!もうやばいよ…!」
マコ「ん、んん。わかった…」

マコは一度腰を上げてちんちんを抜くと、すぐに俺の股間に顔をうずめました。
「え?」おどろく俺を無視して、マコはちんちんを一気にくわえ込みました。
口の中で舌が、ちんちんをなめ回してるのがわかります。まんこの快感とはまた別物です。

薄い唇と小さな舌が、にゅるにゅるちゅぱちゅぱとやらしい音を立てました。
俺「え、え、何で?うわ、もう」
マコ「くひに出ひて!いいはら!」

マコがそう言い終わらない内にもう出始めていました。
「あッあー、マコ…!口、口に出ちゃってるよ…?」
ちんちんがビュクビュクと脈打って、たくさんの精液がマコの口の中を満たしました。

「んー!くふっ…んん」マコにとっても予想外の量だったようです。
でもおどろいたことに、マコは全部飲み込んでしまいました。
口内射精や精液を飲むというのは、AVや特殊な大人の世界だけだと俺は思っていました。

マコ何でそんなに…?びっくりしたのと気持ちいいのとで、言葉も出ません。
夏帆とした時は、性器を舐めるというのは思いつきもしませんでした。
はあはあと息を切らしながら、しばらく見つめ合いました。

マコ「はあ、ふう!…びっくりした?」
俺「…うん」

マコ「…あたしね、初めてじゃないんだ」

痛がらなかったことや慣れた動きをみればすぐわかることです。
でもこの時は動転していたから、その言葉で初めて気づいて驚きました。
俺「そっか…」

何て言えばいいのかわかりません。俺の前に彼氏がいたとか、聞いた事も見た事もないし。
マコも、それ以上は何も言いませんでした。
望まない形で経験したんじゃないかと思って、何も聞かないことにしました。

マコ「夏帆ともここまではしなかったんでしょ?だから、これだけはあたしの勝ち!」
泣き顔で笑いながら、マコが抱きついてきました。俺も抱き返しました。

マコ「夏帆のこと考えてた?」
俺「…ううん、今だけは、マコのことだけ見てた」

マコ「モッケンありがと、うれしいよ。でもね」
俺「うん、ごめんな」

マコのことだけ考えてたのはほんとでした。
イクときに夏帆のことを考えなかったのはいつ以来かわかりません。
それでもすでにしぼんだちんちんを見て思いました。これ以上付き合うわけにはいかないよな…。

マコ「いいよ、わかってる。変に気遣わなくていいから、これからも友達でいてよね」
俺「マコ、俺さ」

コ「もういいの!でも、夏帆の想像だけで足りなくなったら、いつでも代わりになるから…」
俺「…ありがとう」

その気持ちに甘えるわけにはいかないと思いました。
ただマコの気持ちがうれしくて、それに応えられない自分が情けなくて泣きそうになりました。
夏帆を忘れる日が来るかどうかはわかりません。でもいつか応えられたらと本気で思いました。

*
*
*

その後もマコは普通に、今までどおり気さくに接してくれました。
まだ付き合って数ヶ月だったので、別れたことを周りもしばらくは全く気づかないほどです。
本当にいいやつだな。そう思うと同時に、やっぱり自分の不甲斐なさが身に染みました。

相変わらず妄想オナニーは夏帆でしていたけど、マコが少し出てくるようになっていました。
何とかして夏帆への気持ちに決着をつけたいと思っていました。
どうして離れて行ったのか、それを知るために会って話したい。

私立の中学に行くことになった夏帆が、隣町に引っ越したことまでは知ってます。
マンションとお父さんはそのままで、夏帆と弟だけ祖父母の家に行ったわけです。
お母さんがいなくて大変だから、夏帆と弟それぞれの進学をきっかけにそうしたんだと思います。

祖父母の家の場所は知りません。
何度かマンション前をうろついてみたけど、夏帆がいるわけないし、どうしていいかわかりません。
今さら電話もできないし、何も出来ないまま月日は過ぎていったのでした。

*
*
*

夏休みの前ごろ、なんとマコが俺の知らないところで行動を起こしていました。
遠いのに夏帆の学校まで出向いて、夏帆を待ち伏せして言い寄ったそうです。
「モッケンはまだ夏帆のことが好きだから、せめて事情を説明してあげて欲しい」と。

マコはそんなことがあったなんておくびにも出さず、俺も何も知りませんでした。
なぜ知ったかというと、夏帆から手紙が来たからです。中3の秋のことです。

厚くふくらんだ封筒には差出人の住所はなくて、夏帆の名前だけ書いてありました。
それを見た瞬間、体がしびれる様な衝撃がありました。夏帆からの手紙!
家族に先に見つからなかったことにホッとしながら、部屋であわてて封を切りました。

上手くはないけど丁寧に書いた字。夏帆の生真面目さがよく分かる字でした。
長い手紙には、まずこんなことが書いてありました。
マコちゃんが学校まで来て、ケンタの気持ちを伝えてくれたこと。

何も言わずにケンタを避けるようになって、そのまま会えなくなってごめんなさいということ。
嫌いになったからではないということ。今でも好きだということ。
この恥ずかしい手紙は、読んだら燃やして欲しいということ(※結局今も大事にとってあります)。

そしてどうして避けるように離れていったのか、そのいきさつはこういうことでした。

*

佐和木先生にオナニーを教わってから、夏帆はちょくちょくするようになってしまいました。
ある日、オナニーしているところをお父さんに見られてしまいます。
お父さんはひどく怒りました。いつからそんなみっともない娘になったのかと怒りました。

恥ずかしさで死にそうなくらいショックだったけど、夏帆は泣いて反論しました。
エッチな気分になるのは人間だからしょうがない、女の子も我慢しすぎない方がいいと。
お父さんの怒りは収まりません。誰がそんなことを吹き込んだのかと聞かれました。

それが学校の先生だと知ったお父さんはさらにショックを受けたようでした。
学校に抗議に行きたいけど、騒ぎになるとかえって恥をかきます。
そこで、夏帆を通じて佐和木先生を非公式に家に呼びつけました。

家では夏帆の前でお父さんと佐和木先生の口論が始まりました。
お父さんの言い分はこうです。
『小学生にこんないやらしいことを教えるとは信じられない、性教育の範疇を超えている』

思春期の女子、ということでお父さんには相談しなかったことを、先生は一応詫びたようです。
その上での先生の言い分はこうです。

『夏帆さんは発育がよく体は十分大人であり、大人としての健康的な性欲は他の子の比じゃない。
体は大人、心は子供で知識もなくただ性欲を抑えると、間違ったセックスに溺れる危険性がある。
だがセックスについて詳しく教えるよりも、まずはオナニーで発散させた方がよいと判断した』

お父さんはそんな理屈より、小学生の娘が性に目覚めた事がショックだったんだと思います。
思春期でしかも発育十分な娘を抱えて、男親1人になった不安と重圧もあったかも知れません。

口論は続いたけど、結局娘の教育方針を決めるのはお父さんです。
暴力などの虐待ならすぐ止める必要があるけど、先生の方針を主張するにも限度があります。

『先生の言いたいことは十分わかったが、納得はできない。父親1人でも娘は守るつもりだ。
夏帆はもう二度といやらしいことを考えるな。あんなことするのはふしだらな大人だけで十分だ。
余計なことを考えなくて済むように、学校でも極力友達と関わるな。中高は私立の女子校に行け』

これがお父さんの出した結論でした。
お母さんがいなくなってからイライラすることの多かったお父さんは、とても怖かったそうです。
古い考えみたいだけど、当時32歳の若いお父さんです。

夏帆はお父さんに逆らえず、言うとおりにしたそうです。
お父さんの顔が思い浮かぶと怖くて、俺といられなくなったってことでした。

佐和木先生にもまた相談しに行きました。
お父さんの言い分に相容れない先生は、オナニーくらいこっそりしなさいと言いました。
でも夏帆はお父さんに怒られた事が相当ショックで、性欲が死んだようになってしまったそうです。

俺とのことが急に、とてもみっともないことのように思えたといいます。
大好きなのに、俺を悪者にしてしまいそうな自分がいて、顔も合わせにくくなったそうです。
そうでなくてもお父さんが怖くて、言いつけを守るしかありませんでした。

*

ここまでが、夏帆が俺を避けるようになったまま卒業するまでのいきさつです。
長い手紙にはまだ続きがありました。

*
*******
ケンタがずっと好きだった。今でも会いたい、でも怖くて申し訳なくて、会えないよ。
マコちゃんが来たのはケンタのことが心配だから。ケンタを好きって気持ちがよく分かった。
できればマコちゃんと幸せになって欲しいとも思う。

でももし、これからも私を好きでいてくれるなら私も応えたい。私もずっと好きだから。
もし待ってもらえるなら、もう少し待って欲しいんだ。
私はこの3年で精神的にぼろぼろになったけど、お父さんも分かってくれるようになった。

お母さんが死んだショックで、私に厳しくしようという思いがエスカレートしただけ。
どうかお父さんを責めないで欲しい。
最近はほんとに丸くなってきた。今では逆に、早く彼氏作れって言うこともあるよ。

ホルモンバランスがくずれて私が病気がちになったから、心配になったみたい。
私の性欲を抑えたのが、私が不安定になった原因じゃないかって後悔してるんだと思う。

お父さんが初めて、昔のことを話してくれたんだ。
若気の至りでお母さんを妊娠させて、恥もかいたし親にも恥をかかせたし、結婚後も苦労した事。
がんばって稼ぐようになって、娘はおしとやかに育てたかったってこと。

そのためにはこれから女親の存在が大事ってときに、お母さんがいない。
父親1人では、夏帆もいつかは大人になると理解はできても、束縛する事しか考えられなかった。
昔の自分への戒めを夏帆に向けてしまった、すまない、許して欲しいって。

お母さんがいなくて寂しいはずなのに、お父さんは寂しいなんて言わなかった。
私のためだったって分かってるから、お父さんを恨んだりしないよ。

そしてお父さんは、今再婚したい人がいるって。まだ若いしモテるから、今に見てろって。
再婚したら多分、お父さんも幸せになれると思うし、私もうれしい。
夏帆も自由に恋愛していい、彼氏作れって言ってくれたけどまだ中学生だし深く考えてないんだ。

お父さんが再婚して落ち着いたら、私もゆっくり心と体を治してケンタに会いたいって思ってた。
彼氏って言われても、私にはケンタ以外考えられないし。
でもやっぱりホントはね、そんな虫のいいこと言っちゃいけないってわかってる。

3年間でケンタの気持ちも変わってきてるだろうし。カラダも大きくなったかな。
私は身長が止まってしまったからあのときのまま。今はケンタの方が大きいかも。
みんな変わってくんだね。

私はケンタに何もしてあげられない私のまま、何も変わってない。
私を助けてくれたケンタと、ケンタのために来てくれたマコちゃん。私だけ何もできない。
マコちゃんにかなわないって思った。ホントにケンタが好きなんだなって思った。

ケンタがまだこんな私のことなんかを好きだって聞いて、ホントにうれしかったよ。
でもそれ以上に、マコちゃんの気持ちがとても強いものに見えたんだ。
久しぶりに会ったマコちゃんかわいかった。きっと今のケンタにお似合いだよ。

何もできない私なんかより、マコちゃんと幸せになって欲しいってのはそういうことで。
私はケンタを裏切るようなことしたから、私のことは許さなくていいよ。
ケンタのために走ってくれたマコちゃんを大事にして欲しいよ。
 
なんて、謙虚なふりしてみたけど。

でも私だってあきらめたいわけじゃないから。
だから、1年後。今はケンタも受験が大事だし、高校生活に慣れてくるくらいの来年の今頃。
私も落ち着いて今よりも元気になってると思う。

そのときまだケンタの気持ちが残ってたら、私を彼女にしてくれませんか。
マコちゃんにかなうとは思ってないけど、1年後の10月○日。
ケンタの返事を聞くためにこの日だけ、一日中うちで待ってます。

ケンタが忘れても、来なくても、電話もかかってこなくても、あきらめるだけです。
ケンタを恨むことはないので安心してください。

*******
*

…夏帆の手紙を読み終えて、俺はぼんやりしてしまいました。
生死に関わる病気とかが理由じゃなくて、とりあえず安心はしました。
でも、辛くて恥ずかしい思いをして、心も体も不安定になったという夏帆。

俺が夏帆を追い詰める一因になったことはまちがいありません。
俺のことを責めたりはしないだろうけど、オナニーを覚えたきっかけは俺です。
全部俺のせいかも…。自分の責任を感じずにはいられませんでした。

同時に、まだ好きだと言ってくれたことは素直にうれしかったです。
今会えないのは残念だけど、待つと言ってくれました。
俺は今も夏帆が好きです。夏帆の力になりたいと思います。

でも何が何だかわからなくなりました。
夏帆の今を知った嬉しさやショック。
それと同時に、記憶の中の夏帆が遠ざかって行くのを感じたからです。

小学校の多感な時期、わずか数ヶ月の間の、強烈な体験の数々。
それが時間と共に、美化されてただけなんじゃないかと思ったんです。
衝撃的な性体験の思い出を、恋と勘違いしてたんじゃないか、そうも考えました。

文字だけとは言え今のリアルな夏帆を知って、思い出のもろさを感じました。
大切な人だというのは変わりません。
でも?この感じは、恋愛感情とは何かちがうもののような気がしました。
そして。

夏帆の文面は優しいようだけど、つまりは選べと。難問を突きつけているわけです。
夏帆とマコ。どちらを選ぶのか、1年で答えを出して欲しいと言ってるわけです。
もちろん可能性としては他にも女子はいるけど、俺もそこまで考えられません。2択です。

*

マコのことを考えました。俺は人としてのマコが好きです。
俺のことを好きだと言いながら、俺と夏帆の仲を取り持とうとしてくれました。
それは小学生のときから変わりません。本当にいいやつです。

そして俺を襲ってきた(?)ときの涙。それが忘れられません。
俺の知らないところでマコも、何かを抱えているんだろうな。
夏帆の今を知って心境の変化を感じた俺は、マコへの気持ちを確かめようと思いました。

*

大事な用があると言って、マコの部屋に入れてもらい向かい合いました。
何も言わずにコヤマの肩を両手でつかんで、大きな黒い目を見つめました。

マコ「…うん。いいよ。いつでも夏帆の代わりになるって、あたしが言ったんだからね」
俺「今日は代わりじゃないよ」

マコ「え?…あッ、ン、んふッ」
キスをしました。夏帆とはちがう、薄く乾いた唇と小さな舌。
お互いの腰に手を回して、体を密着させながら、舌を絡め合いました。

唾液を交換しながら、何度も息継ぎをしながら、長い間キスをしました。
夏帆と何度もしたにゅるにゅるのキスを思い出さないように、俺は目を開けています。
ようやく顔を離したとき、マコは涙で濡れた黒い目を丸くしていました。

マコ「モッケン、すごい。どうしたの、こんなキス…」
俺「マコに見て欲しいんだけどさ」

俺はズボンとパンツを脱いで、完全に勃起したちんちんを揺らして見せました。
ちょっと変だけど、マコへの気持ちを勃起で確かめて、証明したかったんです。

マコ「うわー!すごい!もっこりモッケンだ」
俺「これ、もう夏帆とは関係ないよ」

マコ「え?それって」
俺「マコが好きだから、キスしたらこんなんなった」

マコ「え、うそ。ホントに…?」
マコが座り込んで泣き出しました。

マコ「うわーん!いいの?あたしでボッキしていいの?うう…うふっ、くふ」
俺「お前何でちんちん見て、声上げて泣くんだよ。やっぱり変なやつだなあ」

マコ「ただのちんちんじゃないよ!モッケンのちんちんが、あたしでボッキしたんだよ、うれしいよ!」

泣きながらニコニコして、かわいがるようにちんちんをなで始めました。
がまん汁でくちゅくちゅと音がしました。
ぞくぞくする。マコの細い指がいやらしく絡みつきます。

すぐイキそうな気がしてやめさせようとしたら、
マコ「いいじゃん、もうちょっとさわらせてよ…」

本当にうれしそうに、ちんちんをしごくように撫で回しました。
ぬちゅぬちゅさせながら、タマをもみもみしながら、涙目の笑顔で俺を見つめてきます。

俺「く…!ほんと、やばいんだけど?」
マコ「え、まじ?いいよ、じゃあ口で…」

ちんちんを咥えるどころか、マコの唇がチュ、と先に触れた途端です。
ちんちんの先から体の芯に、何かが走る感じ。
ドクッ、ドピュッ、と音が聞こえると思うくらいの勢いで精液があふれ出しました。

マコ「ふひゃあ、何?何?」
口に入れる前だから当然、もろに顔にかかりました。唇と鼻とおでこを直撃です。
処女じゃないマコにとっても、顔射はちがう世界の出来事だったようです。

それでもあわてることなく、まずちんちんをキレイに舐めてくれました。
マコ「はむ。あ…んむ。ふう…む、むむ」
ちゅぷちゅぽと音をさせてちんちんをすするマコ。俺は何も出来ず、ただ足を震わせました。

ちゅうっ、と音をたてて唇を離すと、タオルでちんちんを軽くポンポンと拭いてくれました。
それからようやくタオルで自分の顔を拭きます。
その順番にマコの気遣いを見た気がして、何とも言えない切ない気持ちになりました。

マコ「ふう、びっくりした…!ちょっとモッケン!早いよ、ソーローだよ」
俺「うわあ、ごめんな…」

マコ「でも、うれしいよ!あ、ちょっと待ってて」
早漏を責めるわけでもなく、嬉しそうにマコが部屋を出て行きました。
射精の時にマコが顔をふって落ちたり外れたりした精液が、床を濡らしていました。

それをティッシュで拭きながら、マコのこと好きだって気持ちが確信に変わってきました。
数分後マコが部屋に戻ってきたとき、俺はまだ勃起したままです。
それを見てニコッと笑ったマコがキスをしてきました。

……歯磨き粉の味がしました。
前回の口内射精のときは、終わったあとキスはしませんでした。
マコが歯を磨きに行く事もありませんでした。

何も言わなかったけど、精液が口に残ったままキスをしたくなかったんだと思いました。
俺が精液のにおいでいやな思いをしないように、口をきれいにしてくれたんだ…。
つまりマコも精液をおいしいとは思ってないってことです。

なのにうれしそうに精液を飲み干したり、ちんちんをキレイに舐めてくれたりしました。
何も言わずにこんな気遣いができるのは、セックスに慣れているからだとは思いません。
マコの根っからのやさしさだと感じました。

俺はこんな子をずっとほっといたんだなあ…。やっぱり悲しくなりました。
自分が情けなくて悔しくて、でもマコが大好きでうれしくて、たくさんキスをしました。
そのあとは、俺にとって初めてのことばかりです。

初めて女の子の服を脱がせました。ブラのホックの外し方も覚えました。
初めてまんこを舐めました。クリトリスをれろれろするとマコはすぐイキました。
初めてコンドームをつけました。マコはあの日以来俺のためにいつも用意してたそうです。

初めて正常位でちんちんをまんこに入れました。入っていくのを2人でじっくり感じました。
初めて自分で腰を振りました。前回は騎乗位でマコの腰振りだけでした。がんばりました。
初めてまんこでイキました。マコとキスしながらです。

マコはずっと泣いていました。喘ぎ声と泣き声がずっと混じっていました。
マコも同時にイケました。でも今思えばあれは多分イッたふりだと思います。
しばらくちんちんを入れたまま、何回もキスをしました。

俺「俺、マコ好きだよ。一回俺からフッたのに勝手だけど」
マコ「もういいよ!あたしも好きだよ、うれしいよ…」

俺「ありがと。これからまた彼女になってくれる?マコちゃん(笑)」
マコ「今さら急にちゃん付けするなー!恥ずかしいからやめて」

俺「あはは、わかった。これからもよろしくな、マコ(笑)」
マコ「2人の時なら、時々なら、いいよ…?(笑)」

裸で抱き合って鼻を突きあわせながら話をしました。

マコ「ねえ、夏帆のこと」
俺「…うん」

マコ「もう、いいの?」
俺「忘れるわけじゃないし、大事な思い出だけど」

マコ「だけど?」
俺「マコの方が大事だってわかった」

マコ「うへー。なかなかくさいこと言うじゃん。あーあ、恥ずかしい!でもうれしい!でもさ」
俺「何?」

マコ「あたし夏帆がちょっと心配だよ」
俺「会いに行ってきてくれたんだろ?ありがとな」

マコががばっと体を起こしました。

マコ「え、何?知ってるってことは、なんか連絡あったの!?」
俺「うん」

夏帆から手紙が来たこと、手紙のおおまかな内容と、それを読んで俺が考えたこと。
マコに話しました。

マコ「そんなことがあったんだ、…そっか」
俺「マコ俺さ、1年後どころか今マコを選んだつもりだけど。夏帆には会いに行こうと思ってる」

マコ「うん、半年であたしにフラれるかも知れないしね」
俺「うわ何だよそれ」

マコ「アハ、それは冗談だけど。どんな形でも夏帆にはモッケンが必要だよ」
俺「マコ…」

マコ「夏帆すごい痩せてたんだ。不安定なんだね手紙の通り。あの細さと白さにはびっくりしたもん。
ま、いい方向に向かってるっていうのも、ホントだと思いたいけどさ」

俺「俺も夏帆が心配なんだよ。好きとかそういうのとはまた別の話で」

マコ「そう言ってくれてよかった!夏帆が大事なんでしょ?あたしだって大事な友達だと思ってるよ。
モッケンが初めて露出狂(笑)になった時から、あんたも夏帆もあたしには大事な人なんだよ。
何年会ってないとか、選ぶとか選ばないとか、どっちが彼女とか好きとかそんなの関係ないよ」

俺「…」

マコ「夏帆は答えを待つって言ったんでしょ?あんたも待って。少しは責任感じてるんでしょ?
あたしを好きになってくれたのはうれしいけど、夏帆を見捨てるって意味なわけないよね?
そんなモッケンなら、あたしがフるよ。選ぶ以前の問題になっちゃうんだからね」

俺「お前の方がいろいろ考えてるんだなあ。俺自分が情けなくなるよ」
マコ「そんなこと言わないの。…まあ、あたしもいろいろあったからね」

そのいろいろを、マコが話してくれました。
中1から中2にかけて、誰かを好きになったり、フッたりフラれたりして切ない思いしたこと。
彼氏はできなかったけど、恋愛についてはいろいろ考えたりしてたようです。

そんなことより問題は中2の秋から冬、数ヶ月の出来事でした。
15歳以上年上の男(従姉の旦那らしい)と、体の関係を持つようになったということです。
かっこ良かったし、最初は興味本位で体を預けてみたけど、すぐに後悔したそうです。

セックスの良さも怖さも知りました。でも怖さのほうが大きかったようです。
ただ性欲を吐き出すためだけにマコを犯すように弄ぶ、そんな男だったそうです。
親戚だからと何かと理由をこじつけては家から連れ出し、男はマコを犯しました。

ばれるのが怖くていつも耐えながら要求に応えていたそうです。
でも、ばれて困るのは男の方だと気づいて開き直れました。
ある日、従うフリをして隙をみて、男のタマを思い切り蹴飛ばして(!)逃げ帰りました。

泣いて走りながら思い浮かんだのは、なぜかちんちん丸出しの俺の姿でした。
バレンタインデーにモッケンに告白しよう!と決めたら涙が止まりました。
フラれてもいいからもう一回好きって言いたい、そう思ったそうです。

俺「そんな壮絶な経験してるのに何で強いんだよ。してるから強いのかな。俺全然かなわないよ。
そんな思いしてたって全く気づかなかった。ごめん」

マコ「何であやまるの?イヤにならない?」
俺「??何で?」

マコ「こういうの、汚れてるって言うんだよ。嫌われるの覚悟で話したのに」
俺「嫌いどころか尊敬するよ。やな奴やっつけたんだろ?」

マコ「やっぱモッケンだな、鈍いけどいいやつだよ。好きになってよかった…」
俺「…。なあ、あとでばれたり、また変なことされなかった?」

マコ「あー、大丈夫。あたしのこととは別に、浮気がばれて姉ちゃん(従姉)と離婚した」
俺「仕返しとか怖いよな」

マコ「もう田舎に帰ったみたいだし。それにいざというときはモッケンが助けてくれるよ」
俺「え、自信ないよ」

マコ「大丈夫、モッケンはちんちん丸出しなら無敵だよ!」
俺「あはは!なんだそれ」
 
マコの話を聞いて、夏帆もマコもいろんなことを抱えてるんだなって痛感しました。
何だか俺だけフラフラしてる。2人の気持ちに応えるためにしっかりしなきゃと思いました。

*
*
*

これから受験シーズンということなので、マコとの付き合いは控えめにしました。
勉強に集中しながらも、夏帆の気持ちにどう応えるべきか2人で考えました。
なんとか同じ高校に合格することができました。

*
*
*

高校生になりました。マコと同じクラスでした。
この頃にはマコも、俺をケンタと呼ぶようになりました。

中学から彼女がいるということで、周りからは一目置かれると同時に、モテずに済みました。
入った野球部はやっぱり弱小だったので活躍できたけど、坊主頭なのもあってさらにモテません。

高校生だとさすがに大人っぽい女子もいました。でもやっぱり夏帆にはかないません。
顔つきだけは夏帆の方が子供だったけど、当時の夏帆の体の完成度を思い知りました。
夏帆の大人の体とマコの大人の心を知ってるおかげで、他の女子に惑わされずに済みました。

とはいうもののマコとはケンカもしたし、別れるまでいかなくても険悪になることはありました。
でも2人の間には、夏帆との思い出を取り返したいという共通の思いがありました。

セックスの時は、マコに夏帆を重ねました。
夏帆を忘れないように、マコがそうして欲しいと言ったからです。
その気持ちを大事にしなければと思いながら、俺は「その日」を待ちました。

*
*
*

その日は雨でした。そして平日でした。時間は昼ごろ。学校はサボりました。
後で知ったけどその日は、12歳の夏帆が心の中で、俺との関係を一方的に断ち切った日でした。
ずっと前からマコと話して決めていたのは、2人で会いに行こうということだけです。

マコはこう言いました。夏帆と会って、ケンタがやっぱり夏帆を選んだとしても恨まないと。
どんな答えでも、ケンタが真剣に考えて出したものなら受け入れると。
そしてそれでも3人の友情というか、思い出は、変わらないって信じると言いました。

あの手紙から1年。夏帆が今どうなっているか俺もマコも知りません。
約4年ぶりに夏帆と会って、自分がどう感じるのか想像がつきませんでした。
だからもう、どちらかを選ぶという「宿題」は、この時点ではナンセンスだと思ってました。

会って、思ったことを言い合えればそれでいいんじゃないかな。
だからマコも同じ気持ちで、恨まないし信じると言ってくれたんだと、そう思います。
 
 
*
 
 
玄関のチャイムを鳴らしました。ドアを開けて迎えてくれた夏帆は………。
満面の笑みを浮かべていました。マコがいるのにも驚かず、喜んで2人を招き入れてくれました。
あの頃より少しやせて落ち着いた、大人びた顔の夏帆を俺は少し見下ろしていました。

夏「背、伸びたね」

夏帆の第一声でした。
その瞬間涙が込み上げてきました。まさかすぐ泣いてしまうとは思ってなかったのに。
恥ずかしさとうれしさで混乱した俺の第一声は。

俺「おっぱい大きくなったね」

マコ「ばか!」
間髪入れずにマコが頭をはたきました。

夏「あは、息ぴったり。さすがだね」
夏帆も泣きながら笑っていました。

一瞬で4年前に戻ったかのように、3人で笑い合いました。
そして3人とも泣いていました。

*

今実際にこのマンションに住んでるわけじゃない夏帆の元の部屋は、ガランとしてました。
テーブルとベッドだけがぽつんと置いてありました。
3人で座って話をしました。「宿題」のことはとりあえず関係ありません。

小学校時代の話をたくさんしました。
久しぶりという気が全然しなくて、ただただ楽しい時間でした。
手紙の内容なんかもぶっちゃけて話しました。

マコが言うには去年会った夏帆はもっと痩せていて、今の夏帆を見て安心したそうです。
それでも痩せてる感はあるけど、おっぱいはホントに大きくなってました(と言ってもC→Dくらい)。
身長は変わらないけど、スタイルが良くなって顔つきが大人っぽくなって、ほんときれいです。

マコと付き合ってるって話しました。それも夏帆は予想してたからか、驚きませんでした。
それよりも昔と変わらず話をできたことが本当にうれしそうでした。

中学に入って病弱になり、性格はおとなしいのに見た目が目立つ夏帆は、いじめられたそうです。
友達もできず、女子中のイジメは陰湿らしくて、詳しく話したがらないけど辛かったみたいです。
幸い先生たちが助けてくれたけど、不登校になった時期もあったということでした。

どんどん不安定になってく夏帆と、それを見て教育方針を後悔し始めたお父さん。
そんな2人の相談相手として支えになってくれる人がいました。

夏「私のことでお父さんがね、ホント悩むようになっちゃって。佐和木先生に会って謝ったみたい。
いつぞやは失礼なことを言ってすみません、先生の考えを聞かせてくださいって。
私の知らないとこで時々相談するようになってたみたい。その内私も相談するようになって」

俺・マコ「ふーん」
夏「それで去年の年末ね。お父さんが佐和木先生を家に呼んで来て、新しいお母さんだよって」

俺・マコ「ふーん。…んー!?」

夏「再婚したいこと自体は聞いてたけど、恥ずかしがってね、どんな人かってことはなかなかね。
全然教えてくれなかったから。あれにはホントびっくりしたな?(笑)。いつくっついたんだろ(笑)
どんな人が相手でもお父さんの人生だから、って反対はしてなかったから、決めちゃったみたい」

マコ「この鈍感、途中で気づけよ!でもいいないいな!良かったじゃん。姉妹みたいじゃない?」
俺「すごいなー。姉妹ってこの場合、夏帆が姉ちゃんに見えたりして(笑)」

夏「先生、あ、今も先生って呼んじゃう(笑)。新しいお母さん、しっかりしてるからそんなことないよ。
小学校の時からお母さん代わりに相談に乗ってもらってたから、全然違和感なかったよ。
うれしかった。『先生』としても『お母さん』としても助けてくれたから、だいぶ元気になれたしね」

*

3人の近況とか、夏帆と佐和木先生との生活とか、お父さんがずっとご機嫌で嬉しいとか。
その後も話はつきませんでした。小学校のときみたいに楽しく過ごしました。

マコ「夏帆よかったね!元気になってくれてホントよかった」
夏「ありがと。心配かけてごめんね。もう大丈夫だからマコちゃん、ケンタとよろしくやって!」

マコ「夏帆も素直じゃないな。まだ好きなんでしょ?それにこれはケンタの宿題なんだからね」
夏「でも、2人は付き合ってるんでしょ…?」

マコ「それとこれとは別。あたし夏帆に彼氏取られるの覚悟で来たんだよ。決めるのはケンタ」
夏「マコちゃんから取るとか、そこまで考えてないよ?」

2人がじっと俺を見てます。ここまで来てもやっぱり重大な決断を迫られるようです。
ずっと不思議に思ってたことを2人に聞いてみました。

俺「なんでこんなかわいい子2人に、俺なんかがモテてんの?しかも何年も」

かわいいと言われて素直に照れる2人がホントにかわいくて、なおさら不思議です。
ケンタはやさしいとか面白いとか、スポーツが得意とか、ありきたりなことを言われました。
あと、一緒にいて落ち着くとか、飄々としてクールなようで子供っぽくてかわいいとか。

いやそれはそれでうれしいんだけど、あまり腑に落ちないな。
タイプのちがう2人の女子が、俺を好きになったホントの理由は、表現は違うけど同じものでした。

マコ「きっかけが全てってこと。ちんちん丸出しで人のピンチを救えるやつ、他にいないもん(笑)
あのときすごくカッコよかったよ。ヘンタイだけど(笑)」

夏「初めて助けてくれた時のインパクトかな?。あのちんちんはいろんな意味ですごかった(笑)。
忘れられるわけないよ(笑)。ヘンタイだけど(笑)」

確かにあれは俺にとっても思い切った行動だし、夏帆を助けたっていう自己満足もありました。
だけど2人の女子をここまで惹きつけるとは、俺のちんちんもなかなかやります。
思春期のちんちん体験がとにかく強烈に刷り込まれたってことかも知れません。

ここで思い切って、保健室を覗いてたことを俺は告白しました。
それでも好きって言ってくれるなら、本物だと思ったからです。2人も少しはおどろきました。

俺「俺そういうことしたド変態だよ?さすがに軽蔑するだろ」

マコ「確かに変態だけど、何?今さらその程度であんたのこと嫌いになると思ったの?」
夏「恥ずかしいけど私を助けるきっかけになったんでしょ?だったらもうそれだけで十分だよ」

ある意味いやまるっきり犯罪と言えるのに、まったく責めようともしません。
俺はもう2人の気持ちを全面的に信じることにしました。

俺「わかった。やっぱ2人とも変態なんだ。で、俺も変態だからそれで気が合うんだな」

マコ「まあ否定はしないけど」
夏「私も。ケンタにいろんなことされて嬉しかったから。私もヘンタイさんだよ(笑)」

マコ「でも夏帆、ケンタにしてもらってないことあるでしょ?」
夏「え、何?」

マコ「最後までして欲しいんじゃない?」
夏「え?!考えてないよ、もうずっと、むずむずしたこともないよ」

マコ「それは今までケンタがそばにいなかったからでしょ。今、隣にいるよ?」
夏「それはその…。そんなこと聞かないでよ?」

マコ「むずむずしてるんでしょ!チェックしてあげよっか。パンツ脱がしちゃおっかなー」

困った表情の夏帆と、意味ありげにこっちをチラチラ見てるマコ。
あ、あのときの再現かな?と思ってノッてみることにしました。

俺『お前夏帆のもじゃもじゃ見たいの?ヘンタイ』
マコ『関係ないでしょ!ちょっとチェックしてあげるだけだよ』

俺『ホントはうらやましいんだろ。お前ツルツルなの?』
マコ『ばか、そんなわけないじゃん!』

俺『じゃあ見せてよ』
マコ『何で見せなきゃいけないの』

俺『じゃ夏帆のも見る理由ないだろ?俺、お前のチェックしたいだけだよ』
マコ『変態はそっちじゃん。“モッケン”こそどうなの』

もうモッケンとは呼ばなくなったマコだけど、この時は台詞として“モッケン”と言いました。
夏帆もマコもニヤニヤしながら俺のアクションを待ってます。

俺「俺のはこんなだよ。ほら」

期待に応えてあのときと同じようにちんちん丸出しになりました。
会話しながら勃起していたちんちんは、やっぱりびよんびよんと揺れています。
マコは見慣れてるけど、夏帆が俺のちんちんを見るのは4年ぶりです。

夏「ふわあ。…ケンタおっきくなったんだね。すごいな…」

いろいろ思い出したのか、なんと夏帆が泣き出してしまいました。
ちんちんを見て泣く女がマコ以外にもいました。
俺のちんちんにそんな力があるとは。もう自分でも何が何だかわかりません。

マコ「3人で見せっこしよう!いつか話したみたいに」

マコの一言で、3人とも素っ裸になりました。
3人ともヘンタイ宣言したから、もう驚くことはありません。

それにしても、とにかくきれいなのが夏帆の裸でした。
透明なおっぱいと、昔より少し大きくほんのり色付いた乳首、痩せたのが功を奏した腰のくびれ。
真っ白な肌に相変わらずもじゃもじゃと生えたまん毛、ぷりぷりのお尻。

大人びたと言ってもまだまだあどけない夏帆の、恥ずかしそうな笑顔と体のアンバランスさ。
俺もマコもため息しか出ませんでした。
幼児体型に近いマコと比べてしまうのが悪くて、なるべくマコの裸を見ないようにしました。

そして…マコに悪いなという気持ちとは逆に、逆らえない衝動がありました。
どうしようもない、そして当たり前の欲望が湧き上がってきたんです。
夏帆も同じ気持ちだって事が表情から分かります。4年前と同じ、エッチな気分の時に見せる顔。

俺「マコ、ごめん、俺さ」
マコ「…うん」

俺「夏帆と、やりたい」

16歳の健康な男子がこれだけ魅力的な女性を見て、何とも思わないわけがありません。
それでも、特殊なシチュエーションとは言え彼女の前で言う台詞ではありません。
ただ本当に、どうしても理性で抑えられるものではありませんでした。

マコ「…それは、夏帆に聞いてよ。今日はあたしの意見言うつもりないよ。ケンタが決めるんだよ。
ケンタが決めたことならあたしは受け入れる。あたしはそう決めたから」

夏「マコちゃん…。私は」
マコ「言ったでしょ、覚悟してるって。夏帆の正直な気持ちが聞きたい」

夏「わかった、私も覚悟決めるよ。あの、あのね、ケンタ」
俺「うん」

夏「多分あの夏休みの時以来。ううんそれ以上。今、信じられないくらい濡れてる。もう私…。
4年間、むずむずすることなかったのに!私もケンタとしたいよ!ケンタが好きだよ!」

俺「夏帆。俺も好きだよ。……マコ、俺」
マコ「ふう。やっと素直になったね」

マコが服を着始めました。

俺「何してんの?」
マコ「帰る。あたし邪魔でしょ?もうケンタの彼女じゃなくなったし」

俺「お前は俺の彼女だよ。これからも」
マコ「何言ってるの?夏帆を選んだんでしょ」

俺「お前が言ったんだよ。どっちかを選んでも、もう1人を見捨てるわけじゃないよねって。だろ?
俺は夏帆が好きで、マコが好き。もうそれでいいだろ。夏帆も多分今同じこと考えてるよ」

夏「私も分かってる。ケンタの彼女はマコちゃんだよ。私じゃケンタに何もしてあげられないもん。
好きな人のために別れる覚悟があるって、そこまで好きならずっと一緒にいるべきだよ。
だから今日だけだよ。わがまま言うの今日だけだから、マコちゃんには見てて欲しいんだ」

マコ「えー!初めてのエッチ見てて欲しいってこと?かなりアブノーマルだよ」
夏「(笑)もういいでしょ、みんなヘンタイさんだから」

俺「カッコつけずに言うとさー、夏帆も俺も今やりたくて我慢できなくなっただけってことだよ。
でも今日だけ。マコちゃんとは別れません。お願いです、夏帆とやらせて下さい」

夏「私からもお願い。初めての相手がケンタだったら、もう心残りないよ」

マコ「わかったわかった、エッチまでは想定内だし、そうなって欲しいって思ってたとこはあるよ。
夏帆の初めては絶対ケンタじゃなきゃってね。でも見てて欲しいは想定外(笑)」

夏「だって不安だもん。いろいろ教えてね」

夏帆とにょろにょろのキスをしました。
マコはそれを何とも複雑な表情で見ていました。
うれしい、くやしい、よかった、いろんなこと考えたんじゃないかな…。

*
*

ベッドの上で夏帆が足を開きました。
毛を上手に処理できるようになった夏帆のきれいなまんこは、びっしょびしょでした。
1本線がわずかに開いただけという感じで、初めて見たときの印象とほとんど変わりません。

4年ぶりの夏帆のまんこ。俺はほんの少し指先を挿し入れて、ちゃぷちゃぷと指を震わせました。
「はっ、ふうう…や、やあ…!」体をよじらせて夏帆があえいでいます。
まんこは濡れるというよりあふれてくる、湧いてくるって感じでした。

割れ目を下から上に沿って舐めあげると、マコとはまた違うしょっぱい味がしました。
初めて舐める夏帆のまんこ。緊張しました。それは夏帆も同じ。
夏帆も舐められるのは初めてです。舌がクリトリスに当たると夏帆の体がビクッと跳ねました。

れろれろとクリトリスを少し舐め回しただけで夏帆は限界のようです。
夏「ケンタそれ、すごいね…あ、あ、イッ!ねえ、イッちゃうかも…」

俺「ふぇ?あ、うん、いいよ?」
間の抜けた返事してしまったけど、れろれろを続けてちゅうちゅうもしました。
4年ぶりに感じて4年ぶりにイクってのが、久しぶりすぎて変にならないかと心配してしまいました。

クリトリスを軽く含んだ口を、ちょっと強めにすぼめた瞬間。
夏「ふわ!…んくぅ、フッウウッ…!あ、あッ…!…!…ッ!」

体を真っ赤にして夏帆が思いっきりのけぞりました。
夏帆の股間に顔をうずめた俺は、夏帆の太ももを抱えてそれを押さえるような体勢です。

夏「ああ、はあ、私イッちゃった?…ケンタァ、すごい気持ちイイ…」

夏帆は体をびくびくさせながら泣いていました。
小学校6年生の夏休み、あのときのことが昨日のことのように思い出されました。

夏「ね、ね、ケンタ、ちんちんでこちょこちょして…」

あの夏休みに何回もした、挿入直前のセックスごっこです。
俺もちんちんはパンパンで我慢できなかったので夏帆に言いました。

俺「それで1回イッてもいい?」
夏「い、いいよ、昔みたいに、せいしいっぱい出して」

クリトリスにちんちんをぐにゅっと押し当てて、こすりつけるようにぐりぐりしました。
ぐちゅぐちゅ、「ん、んふう…うう…!」ぬちゅくちゅ、「あッあッあッ…はあ…!」
夏帆の声とまんこのいやらしい音が混ざり合います。おっぱいを揉みながら乳首も転がしました。

夏「アア、アッ、びりびりする…また!またイッちゃうよう…!」
俺「俺も…!」

ホントに気持ちいい射精は、音まで聞こえる気がします。
ドピュ、ドピュドピュびゅっびゅ、と何回もちんちんが震えて精液が飛び出しました。
視界の外でマコの「ひゃ?」という驚いた声が聞こえました。

これだけ大量の精液が勢いよく遠くまで飛ぶ様子は、マコも見たことはないと思います。
上向きでクリトリスをこすっていたちんちん。飛び出した精液は、ベッドの端まで届きました。
そして夏帆のおでこにも耳にも着地しました。

おっぱいもおへその辺りもべとべとになるまで、ぴゅっぴゅっと精液は出続けました。
マコには悪いけど、その時点で生涯最高の気持ちいい射精でした。

夏帆はトロンとした顔でにっこり笑っていました。
おなかやおっぱいの精液をすくって幸せそうに見つめると、ふう、と息をつきました。

そしてあの夏休みの続きは文字通りこれからが本番です。
夏帆もそれが分かっていて、ちょっと顔がこわばりました。
俺のちんちんはしぼまないけど、イッたばかりなので間を置こうと思いました。

3人でシャワーを浴びました。
俺のちんちんを2人の手でにゅるにゅると洗ってくれました。

夏「マコちゃんとする時もあんな感じ?」
マコ「あんなに出たのは初めてみた。あたしとするより気持ちよかったから?」

俺「意地悪なこと聞くなよ。比べるわけにはいかないだろ」
マコ「そだね。ちょっと悔しい気もするけど今日は我慢して見届けるよ」

俺「あ、マコもしたくなった?」
マコ「それ聞くの?(笑)それは内緒!」

*

お風呂上り、湯冷めしないように暖房の効いた部屋で、裸で少し話をしました。
夏帆はやっぱり不安、怖い、と言ったけど、マコが大丈夫と励ましました。

再び夏帆を寝かせて前戯、と思ったらもうぬるぬるし始めていました。
ちんちんでまんこをぐりぐりするとさらにあふれ出して来て、いつでも挿入出来るように思えます。
今日のこの展開をマコだけは想定していて、コンドームを10枚くらい持っていました。

マコ「全部使ってもいいからね(笑)」

付けるとき、緊張した面持ちの夏帆がちんちんのすぐ横でじーっと見てました。
足を開いた夏帆のまんこにちんちんを当てて、いよいよ挿入というとき。

夏「マコちゃん、怖いから手握ってて」

出産に立ち会う旦那かよ!というツッコミはせず、マコはただ笑ってベッドの横に座りました。
夏帆の左手を両手で包んで「大丈夫だから、がんばって!」と言いました。
やっぱり出産に立ち会う旦那さんみたいです。

マコに見守られて、少しずつちんちんを押し進めました。
泣きそうな顔の夏帆とは対照的に、思ったより抵抗感はないように感じました。
ぷち、とかミチッとかいう感覚は、あったかと聞かれれば、あったかな?

ただマコと比べればとても狭くて、ぎゅっとされている感じも強かったです。
すんなり根元まで入ったので、夏帆の方が拍子抜けしてます。
でもさすがに腰を動かすと苦しそうな表情になりました。

夏「あ、アレ、イタタ、やっぱ痛いね!」

今頃痛がり出した夏帆だけど、泣きながら笑って「キスして」と言いました。
ぽてっとした唇にチュ、ちゅ、としながらゆっくり出し入れしました。

夏「はあ、ふう、はあ、あッああ、…んッ!」

まだ快感より痛みの方が大きいみたいです。
ゆっくり動かしているので俺の方はまだ持ちそうです。
動きを止めてまんこのぎゅ、ぎゅ、ていう動きをじっくり感じたりする余裕もありました。

夏「痛いけど、思ってたより平気。ケンタいいよ、もっと動いて」

それを聞いて、少しずつ腰の速度を上げました。
夏帆のまんこの締め付けも強くなった気がします。

夏「ケンタ、あッあ、ケンタあ、好き!ケンタ好きだよ…!」

挿入中に泣きながら好きと言われるのはマコの時もありました。
こういうこと言われるとホントに射精感が高まります。
4年越しに実現できた夏帆とのセックス。夏帆のまんこでイケるのはホントにうれしい。

俺「夏帆、俺も好きだよずっと。はっはッ、ん、夏帆の彼氏にはなれないけど、ずっと好きだから…」

夏「んん…!うん、それでいいよ。私も何があっても、今ケンタが中にいるこの感じ…!ああッ…
忘れないから、だから、んッ…平気。私もずっと好きだよ…!」

夏帆とキスしながら、夏帆のまんこ(ゴム)の中で発射しました。
夏帆はまだ泣いていました。
マコを見ると、マコも黙って泣いていました。

ちんちんを抜いて夏帆の腰の下に敷いたバスタオルを見ると、血で濡れていました。
痛みの感覚の割には多かったみたいで、夏帆も不思議そうでした。
 
夏「ケンタがやさしいから、そんなに痛くなかったんだよきっと」

*
*
*

感動的な夏帆との初セックスでした。3人とも泣いていました。
ここで終われば感動青春映画(?)みたいだけど、そこは10代の若者3人だから。
しかもヘンタイ。この日は俺の射精が続く限り、思いっきり性欲に溺れました(笑)。

痛みの残る夏帆に挿入こそしなかったけど、まず、夏帆に見られながらマコとしました。
マコは普段オナニーはしないけど、俺と夏帆のセックスを見てガマンできなかったようです。
俺と夏帆が夢中になってる間に、まんこをいじってこっそり1人でイッてしまったそうです。

そのおかげでトロトロに柔らかくなっていたマコの割れ目は、パックリ開いてヒクついていました。
ちんちんがぬぷぷと入って行く様子を、今度は夏帆がマコの手を握ってじーっと見ています。
夏帆の片手は自分のまんこをぎゅっと押さえていました。指がもぞもぞ動いてます。

夏「んふ、んん…すごいね、こうやって出たり入ったりするの、ふ、ふうう」
マコ「ああ、夏帆見ちゃやだよお、アッアッ、ケンタ、イキそう…」

にゅぷっにゅぷぐちゅ、っていう音に2人の声が重なって、夏帆がイキました。
夏「あっあっ、ああん、く…うう!」
少し間を置いてマコも「イク…!ケンタ…!アッ、あー…!」

それを見届けてから俺もイキました。2人のイキ顔を見ながらです。
そしてゴムを外してすぐ、脱力状態のマコのまんこに生のちんちんを入れます。
マコ「え、え、すぐできるの?ああ、んっんん…!」

まったく時間をあけずにするのは初めてだし、生では滅多にしません。
でも今はそういう流れだと思いました。マコは今イッた時に洪水みたいにあふれていました。
ちゃぷちゃぷ、にゅっぷ、と水気の多い音がします。

夏帆は少し力が抜けたようで、何もせずに見ています。
さっきより高速で出し入れすると、マコのまんこが泡立って白っぽくなってきました。
最後はちんちんを抜いて、マコのクリトリスにぐりゅぐりゅとこすり付けました。

マコ「あーッ…!それ、やばい…!ケンタまた…あっあっ、イ…クゥ……ッ」
俺「俺もまたイク…!マコ…!」

マコのお腹にぴゅっぴゅ、と吐き出しました。
それを2人のお腹ではさんでキスをしました。

マコ「ケンタのバカ、気持ちよすぎだよ…」

ここまで射精4回。
またシャワーを浴びて休憩して、今度は2人を相手に口と手で交互に愛撫しました。
夏帆もマコも、それで2回以上はイッたと思います。放心状態でした。

そして夏帆のフェラチオ初体験。ぎこちない夏帆の舌と唇の動きが初々しくて萌えました。
つばをたくさん出した方がいいことに自分で気づいたみたいです。
じゅぷじゅぷと、よだれを垂らしながら必死でしゃぶっています。

やりながら慣れて来たのか、舌の動きが器用になってきました。
俺「あああ、夏帆、イッちゃうかも…」
夏「あふ…、どうひたらいひ?…ん、んむ」

マコ「夏帆、口の中に出させて見る?」
夏「う、ふん…いひよ、やっへみう」

顔を前後させる動きが早くなりました。
じゅぷぷ、ちゅぽちゅぽじゅぷ、やらしい音を夏帆も楽しんで立てているみたいです。
俺「あ、あ、夏帆、出るよ…ッ」

さすがに量は少なくて、ぴゅっぴゅく、ぴゅぴゅって感じで薄いのが出たと思います。
口内射精初心者の夏帆にはちょうど良かったかも知れません。
でも飲むことは出来なくて、半開きの口から精液とよだれがダラダラとあふれました。

ぷるぷるの下唇とあごを精液で濡らしながら、困り顔で照れ笑いをする夏帆。
夏「ケンタを気持ちよくしちゃった?。うれしいな」

忘れられない夏帆の表情の1つとして、今も強く記憶に残っています。

 
最後は夏帆の口でまたカチカチにしてもらった後、クリトリスにちんちんぐりぐりで射精。
6回目の射精は夏帆のまん毛の範囲にしか飛びませんでした。
夏帆がちんちんを口できれいにしてくれた後、ふらふらと倒れそうになりました。

7回目…は、さすがに無理でした。
ちんちんは立つけどギンギンに痛くて、夏帆がフェラしてくれたけどイケませんでした。
また3人でシャワーを浴びながら、抱き合って笑い合いました。

*

一生忘れられない日になりました。
今の彼女に見守られながら、初恋の美少女と初めてのセックスをするという体験。
初体験が3Pになってしまった夏帆には、もっと強烈な記憶になったと思います。

数時間で6回の射精も、これが最初で最後です。
今でも夢に見ることがあります。

*
*
*

俺は結局マコと付き合うことを選んだことになります。
どちらを選んでも誰も恨まなかったとは思うし、夏帆への未練もありました。
でも結果的に、付き合いの長かったマコへの情を捨て切れなかったのが、最終的な理由です。

夏帆は元気で明るくなりさえすれば、モテモテになるのはまちがいありません。
夏帆が他の男に、って考えたら悔しくてたまらないけど。
でも3人の気持ちを総合したら、それが一番いいんじゃないかと割り切りました。

これが夏帆の出した「宿題」に対する俺の答えでした。
夏帆とはこれからも友達だし、大切な思い出だし大切な人です。
でも夏帆とのセックスはあれが最初で最後、もうしない。そう思っていました。
 
ところが、です。それを打ち破ったのは他ならぬ夏帆とマコでした。

マコが、俺とのデートに夏帆を呼ぶようになりました。
3人で遊ぶのは大歓迎だけど、マコがまた3人でしたいと言い出しました。
夏帆もまったく拒否しません。

俺も出来ればしたいけど、がんばって一旦気持ちを整理したので、とまどいました。
どうも夏帆とマコは、見る見られるという快感に目覚めたようです。やっぱりヘンタイでした。
俺もカッコつけてケジメつけようとしたけど、俺もヘンタイだし、10代の性欲は止まりません。

マコと比べてというわけじゃないけど、夏帆とのセックスは最高でした。
中でイクことを覚えてからは、夏帆は一度の挿入で何回もイキます。
体を真っ赤にして涙顔で笑う夏帆はとてもかわいくて、初めて抜かずの2発も経験しました。

夏帆とマコのレズ行為は一切ないです。俺が交互に2人の相手をします。
2人を相手にすると体力の消耗がハンパじゃないので、きちんと予定を立てるようになりました。
少なくとも3日前からオナニーも我慢して、睡眠不足にならないようにして臨みました。

3人で24時間ホテルに缶詰で、11回(多分)射精したのが最高記録です。
3Pと言えるかわからないけど、とにかく3人で見せ合いました。
舐めてるとこ、入るとこ、オナニーしてるとこ、イクとこ、いろいろです。

ケジメつけたいから夏帆と2人だけで会うことはなかったけど、こんな変な三角関係が続きました。
「夏帆に彼氏が出来るまではね」なんてマコが言って、夏帆がうなずくって感じでした。
「そんなんで彼氏出来るとは思えないけど」って俺が言うと「じゃあ2人と結婚する?」って。

いなかっぺ大将みたいです(世代じゃないけど知ってます)。
でもまあ毎週毎月ってわけでもないし、3人とも高校生活はそれなりに忙しくしてました。
(俺は結構本気で甲子園に行きたいって思ってて、野球がんばってました)

それぞれの生活も大事にする中で少しずつ、三角関係はくずれつつありました。

*

高校2年のとき夏帆に、出来るとは思えなかった彼氏が出来ました。
彼氏というか、何と佐和木先生、今は夏帆のお母さんですが、その弟といい感じなんだそうです。
一応叔父さんというわけでややこしい関係だけど、血が繋がってないから結婚もできるようです。

夏「12歳も上だからね、大人だし優しいよ。ケンタを好きになったみたいに、好きになれるかなあ。
あは、何かちょっと寂しくなっちゃうな」

それを聞いたとき、夏帆とマコの前で泣いてしまいました。
いい話なのに寂しくて、まだ夏帆に未練があるんだって自分で分かって悔しくて泣けました。
夏帆ももらい泣きしてしまいました。マコが慰めてくれました。

マコ「よしよし大丈夫。夏帆が幸せになれるんだよ?ケンタにはあたしがいるし!」
 
その日は、3人で性欲に溺れた最後の日になりました。

*
*
*
 
そして話は現在に飛びます。1◎年近くが経ちました。
夏帆を自宅に招いて、マコと3人で話をしました。夏帆に会うのは数年ぶりです。
20代後半になった夏帆は、昔とはまた違う大人の魅力にあふれた女性になっています。

俺はマコと結婚して夫婦で自営業、今4歳と3歳の娘がいます。
あれからマコとは2回ケンカ別れして2回ヨリを戻しました。1年ほどフリーの時期もありました。
でも夏帆やマコほどの女に出会えるわけはなくて、2回めの復縁で結婚を決意しました。

夏帆は、佐和木弟さんとの付き合いが大きくなってからは、会う機会が少なくなりました。
佐和木さんと結婚したかというとしてなくて、数年でなんとなく別れちゃったそうです。
佐和木さんは他の人と結婚して、どっちみち親戚付き合いもあるので、普通に仲いいそうです。

だから夏帆は今独身で、ヘンタイだけどおとなしいから彼氏もなかなか出来ないようです。
今でも美人だから当然モテます。でも積極的になれなくて恋仲に発展しないそうです。
多分佐和木さんにもヘンタイっぷりを見せられなくて、ストレスがあったかも知れません。

夏「まだケンタに未練があるのかなあ。そうだったらどうする…?」

意味深な表情と言葉で夏帆が聞いてきました。そばにマコがいるのに。
俺「おいおーい、奥さんの前でそんなこと言うなよ」

そう言って冗談で済まそうとしたけど
マコ「いつでも貸すよ?また3人でしよっか」

もちろんマコも冗談で言ったんだろうけど、多分夏帆との不倫ならマコは許すと思います。
もう性欲に流される年じゃないけど、もしこの2人に迫られたら、我慢する自信はありません。
まあもう大人だから、ホントにそんなことになるとは思っていません。思っていません……。

*

夏帆は今、小学校の養護教諭、つまり保健室の先生をやっています。
佐和木先生(お母さん)を手放しで信頼・尊敬してる夏帆は、高校の時この道に決めたそうです。
子供のころからいろんな悩みを抱えて来た夏帆なら、子供の気持ちがよくわかると思います。

俺「こんなきれいで優しい先生なら、子供たち何でも相談しちゃうだろうなー」
コ「今の小学生ってどう?ませてるんじゃない」

夏「うん、昔の私みたいなおっきい子も結構いるし、告白してくる子もいるよ(笑)」
俺「オナニーのやり方教えてって言われたら?(笑)」

夏「そんな子いないよ(笑)!でも昔の私みたいに、本気で悩んでる子がいたら教えちゃったりして」
俺「教えるってことは…。夏帆、今も時々1人でしてる?」

夏「!…ばか!……してるよ。相手いないもん。…ケンタがしてくれるの?」
俺「それはいつでも。…って冗談冗談(笑)」

マコ「夏帆ごめんね、子供たち今そこにいるから。今度あの子たちがいない時に3人で、ね」
夏「そっか。ちょっとその気になっちゃったけど、私も忙しいからいつになるかわかんないな」

俺「…何で結構本気で相談してるの(笑)」
マコ「夏帆もあたしも本気だよ?でも、現実的にはね。大人は忙しいからね」

俺「ヒマになって欲しいような欲しくないような…」

マコ「ま、夏帆、がんばってよね。変なやつに覗かれないように気をつけてね(笑)」
夏「そんなヘンタイさんは、ケンタぐらいじゃないかな?」

俺「(笑)今さら俺だけヘンタイ扱いかよ」
マコ「まあまあ。でもホントいい先生だと思うよ。ね、夏帆先生!」

夏「(笑)まだまだだよ。でもね、子供の相手は大変だけど、頼りにされたらすごいやりがいあるよ。
お母さんみたいな先生目指してがんばるよ」
 
 
…今度夏帆に会えるのはいつになるかわかりません。
でもその時もし、夏帆とマコが「その気」だったら?…またきっと、溺れてしまうだろうな。
その時がくるのが楽しみでもあり…少し怖くもあります(笑)。

*
*
*
 
それはさておき、俺とマコの娘も数年後には小学生です。
可能性は低いけど、その学校に夏帆が赴任してくるかも知れません。
娘が思春期になったら、親にも言えないような悩みを抱えることもあると思います。

そんな時学校に夏帆がいてくれたら、心強い味方になってくれるのはまちがいありません。
 
「保健室の夏帆先生に相談しといで」

娘にそう言える日が来るのを楽しみにしています。
でもオナニーを教わってきたらやっぱりちょっとヘコみます(笑)。

彼女と幼なじみ

俺は顔は良い方だと思うが憧れの子と付き合うことが出来たのは奇跡だと思う。告ったらあっちも気になっていたようで即OK。
俺からしたらその子は人生2人目の彼女、その子は俺が初めての彼。一週間ほどして彼女の部屋でヤル雰囲気に。食べたらもちろん処女でした。
ある日、彼女の家に急に行くドッキリをしようと行くと玄関に同い年くらいの男がいた。仲の良い幼なじみの男がいることは彼女の口から聞いていたので影から様子見した。彼女が扉を開け男が入って行った。
彼女の部屋は一階で明るい内は窓を開けることを知っていたので窓の下で聞き耳をたてた。
男は少しイライラした様子で彼女になぜ付き合ってくれないのか責め立てた。彼女は冷静にそんな目で見れない、対象じゃないと言ったが男は怒っていた。
覗くと彼女が用事ないなら帰るよう言い男は彼女をベッドに押し倒した。彼女は離さないと声出すと男を諭すが男はそれでも良いと言い彼女の首を吸った。
彼女は慌てて抵抗するが男は上から抑えつけていて退かない。彼女は諦めたのか手でしてあげるからセックスは嫌と涙声で呟いた。
男は少し怯んだようで上から降り哀しそうな声で昔から好きだった、結婚したい、みんなが祝福してくれると説得みたいなことを言ったが彼女は手ならしてあげるけど我慢できないなら出て行くよう言った。沈黙が数秒あり覗こうか迷っていたら彼女が窓を閉めブラインドを降ろした。気づかれなかった。
窓は鍵はしていなかったのでゆっくり少し開けた。覗くと男が全裸になろうとしていて彼女は下着になり髪を結んでいた。
男がベッドに座り彼女が男の股間を触っているのが見える。男がもう彼氏としたのかと聞き彼女はまぁと答え手コキしていた。
男が残念そうにすると彼女はこんな関係は絶対最初で最後にして、今まで通り幼なじみでいてと強く言い男が何か小さい声で言ったがよく聞こえなかった。
彼女がありがとうと言ったのでたぶんわかった等と言ったのだろう。1分程すると男が勃起してきて彼女の動きがとまった。
男が恥ずかしいからあんまり見るなと言うと彼女は思ったより大きくてと笑った。男が昔と比べるなと言うと彼氏と比べたんだよと彼女が意地悪に笑った。
男は彼氏より大きいか聞いた。見た限りだとほとんど同じサイズのように見える。彼女は手で比べるように触り同じくらいだけど彼氏かなと笑った。男は全部敗けて清々すると負け惜しみを吐いた。
彼女がチンチン大きいか小さいかなんか比べても意味ないと慰めると男が再び押し倒した。
彼女がそんなにしたいならしてもいいけどこれでさよならだねと言った。
俺は彼女に電話かけながら玄関に急ぎボタンを押し鳴らした。少し待ったが人は出てこないし電話にも出ない。ドアに触ると開いていた。
家の中からは何も音がしない。勝手に入り彼女の部屋を開けると彼女はベッドに1人で寝ていた。たぶん幼なじみのことはクローゼットに隠している。
下着姿の彼女の両頬を引っ張ってみたが狸寝入りしてる。首を擽ると本当に起きたように起き、居ることに驚いている。
抱きつきキスして舌を絡ませ、パンツの中に手をいれるとしっかり濡れてた。濡れてることを言うとエッチな夢見てたからと言った。

下着を脱がし全裸にして俺も脱ぎ全裸になった。フェラを頼むとしっかりしゃぶってくれ、勃つと彼女は比べるように触った。さっきまで触っていた幼なじみと確実に比べている。

おっきぃのいれて欲しいと言われたが無視で手マン。すぐに逝った。
可愛くて幼なじみがクローゼットにいることを忘れて思いっきりセックスしお腹に外出しでイクと着替えてケータイを出し、ちょっと急用できたといい挨拶して家を出た。
窓の下で聞き耳たてるとクローゼットから幼なじみを出している。
幼なじみがしたがると彼女は彼氏のおっきいチンチンさっきはいったのにしたいのか聞いた。男はサイズじゃないといいながら挿入し彼女が興奮してきたと色っぽく言った。俺はまた玄関に急ぎお邪魔しまーすとうるさく上がり彼女の部屋に向かった。
扉を開けると彼女はまた1人でベッドで寝たふり。またクローゼットに隠したようだ。

彼女の頬を叩くが寝たふり。おでこに強め頭突きをすると彼女は頭を押さえて痛い痛いと起きた。

すぐに服を脱ぎ、今からしようといい挿入した。彼女はやっぱりおっきいと言った。誰と比べてるか聞くと比べてないと言ったが絶対幼なじみだろう。

またお腹に出した。少ししてメールがはいったふりして帰るといい出た。

窓の下に行くと聞き耳たてる前に男は挿入したようだ。

彼女がイク前に幼なじみは逝ってしまいお腹に出した。

彼女は彼氏よりチンチン大きくないし早かったと笑った。

幼なじみは言い訳しようとするが彼女に着さされ帰らされた。

今もまだ付き合ってます。

女性の性欲

オレが大学1年の時の実話です。
女っ気のない工業大学に通ってたオレ。
学園祭がきっかけで待望の彼女ができました。

彼女は同じ市内にある女子大のひとつ年上のポッチャリ型で
それほど美人という感じではないけどオレも贅沢は言えない環境。

女性なのにかなり男っぽくって荒削りであっさりした性格。
いろいろ気になることもあったけど付き合うことにした。

彼女は車を持っていて、初デートの夜は下宿まで迎えに来てくれた。
助手席に乗り込むと化粧品のいい香りが漂っていた。

喫茶店で1時間くらい話をした後、再び車に乗り込み
彼女のお気に入りの夜景スポットへ。

きれいな夜景をながめていると彼女が話しかけてきた。
「ねえ。」
「何?」

「何してるの?」
「え?何してるって?」

「私待ってんだけど。」
「待ってるって?」

童貞だったオレはそんなことわかるはずもなく...。

「もう、じれったいな。」
「え?え?」

彼女が運転席から体を伸ばしオレの唇に吸い付いてきた。

!!!?

「な。何?」
「もしかしてKクンまだしたことないの?」

「何を?」
「アレよ。」

「アレって?」
「...イライラするなあ。エッチよ。」

「エッチ?」
「そう。はっきり言うとセックス。」

「ま、まだないです...」
「やっぱりね。どうりでおとなしいと思った。」

「...」
「もういいや。この際童貞でも。後ろの席行こ。」
オレと彼女はリアシートに移動した。
正直、オレは胸がドキドキして破裂しそうになってた。

「ねえ、脱いでよ。」
「え。いきなり脱いでって言われても。」
「私、やりたくって仕方がないの。早く。」

やりたくって仕方がない?...
まだ女性の性欲を理解できなかったオレは彼女の発言が信じられなかった。

彼女がテキパキと服を脱ぎだした。
オレは胸のドキドキが止まらず、手が動かない。
モタモタしてると彼女がオレのセーターの裾を引っ張った。
「わ、わかったよ。脱ぐよ。」

あっと言う間に彼女は下着姿に。
暗くてよく見えなかったが胸の谷間が記憶に旋律に残ってる。
喉がカラカラになって手が震え、自分の服を脱ぐのもままならない。

彼女に手伝ってもらい、オレはパンツまで脱がされスッポンポンに。
車の中は化粧品の匂いとオレの体臭で何とも言えない匂いに。
オレの胸の鼓動はさらに高まった。

彼女がオレに覆いかぶさり唇を吸ってきた。
化粧品のような香水のような何とも言えない香りが鼻につく。
キスしてる間にいつの間にか興奮して勃起してしまった。

「ねえ、早くブラ外してよ。」
「え?ブラ?」

オレは彼女の背中に手を回して、ブラのつなぎとめている部分をさぐるが
初めてなのでよくわからない。

モゾモゾやってると彼女がイライラしているのが手に取るようにわかる。
「もう、いいわよ。自分で外すから。」

彼女は自分でサッサとブラを外すと再びオレに覆いかぶさってきた。
暗いのに目も慣れて彼女のオッパイを見た。

グラビアアイドルやAVくらいでしか見たことのなかった女のオッパイ。
こんなシチュエーションでもそれなりに感動した。

今思うとDかEカップくらいあったんじゃないかな。
オレは恐る恐るオッパイに手を伸ばした。
柔らかくってタプンタプンしてた。彼女の息がちょっとだけ荒くなった。

横の道路を車やトラックが通る度に、ライトの灯かりで社内が明るくなる。
彼女のオッパイの乳輪や乳首が見えた。
乳輪がけっこう大きめで、童貞だったオレはそれにすごいエロさを感じた。

「ねえ、いつまでも触ってないで乳首舐めてよ。」
「ああ、うん。」

オレは促されるように彼女の乳首を口に含んだ。
彼女のあえぎ声が一気に大きくなった。
車内に化粧品の匂いに混じって彼女の体臭も漂い始めた。

言われるがままに一生懸命乳首を舐めてると
彼女の両手がオレの顔を挟み、強引に反対側の乳首に持って行った。

「こっちも。」
まったくリードできないオレはそのまま反対側の乳首を一生懸命舐めた。
胸はドキドキ、喉はカラカラ、なのにチンポだけバキンバキン。
あまり細かいことはおぼえてないが、その感じだけは今でもおぼえてる。

「いつまで乳首舐めてんのよ。」
「は?」

「は?じゃないわよ。」
「早く下の方も触ってよ。もう我慢できなくなってんだから。」

下の方...
彼女のパンツが見えた。色は白?ピンク?暗くて色がよくわからない。

いよいよアソコに触れるんだ...
中学校くらいから想像し続けた感触。それが今、現実になろうとしている。

オレの心臓はこれ以上ないくらいに活発に動き続けている。
もう息をするのも苦しかった。

オレの右手は彼女のパンツの上からアソコの部分を触った。
ポニョンという何とも言えない柔らかい感触。

これがアソコの感触なのか...

想像していたよりずっと柔らかでいやらしい感触だった。

どこに何がついてるかよくわからなくなり、指先でひたすら下から上に
なで上げるだけの動きだったと思う。

「何かじらされてるみたいでいい...」

初めて彼女の口から怒り以外の言葉が聞けた。
それでやっとオレの気持ちが落ち着き、いっぱいっぱいだった気持ちに
ゆとりのようなものが生まれた。

「ねえ、ここが気持ちいいの...」
彼女の手がある場所へ導いた。オレの指先にコリっとしたものが当たった。

これってもしかして...クリ?

彼女のあえぎ声がまた一段と高くなった。
いつもの低い声がウソのように高い声を発している。

「ねえ、早く脱がしてよ。」
立ち膝だった彼女がシートにお尻をつけ足をこちらに投げ出した。
またオレの心臓のドキドキが高くなった。

いよいよマンコが見れる...
憧れだった大人の女性のマンコ。画像や写真では見たことはあったが
生で見れる瞬間にオレは思わず神様に感謝した。

彼女のパンツの生地を両手でつかみ、こちら側に引き下ろした。
彼女がそっと尻を持ち上げてくれた。

彼女の足首からパンツを引き抜き、傍らに置いた。
何か不思議な嗅いだことのないような匂いが車内に充満した。

...
暗くてよく見えない。
こんな時に限って車が1台も通らない。

見たい。
彼女のマンコ。
ものすごく見たい。
しかし、時間だけが刻々と過ぎて行く。

まだ彼女は足を閉じている。こんもりとした毛のようなものだけが見える。
彼女は少しずつ足を開いた。

オレはその中心部を凝視する。
しかし、よく見えない。
何となくビラビラのようなものがうっすらと見えるだけ。

それにしても...
この匂いは...

何と言うか、生臭いというか...磯くさいというか...
気持ち悪くなりそうだった。
早くこの匂いに慣れなきゃ...
オレは指先でその中心部に触ってみることにした。

「あっ...」

彼女の尻がズリっと後ろへ下がった。
指先にヌルっとしたものが付着した。

これが愛液か...

「ねえ、ここ舐めて。」

え?舐める?
匂いが...

途中で気持ち悪くなって吐いたらどうしよう。
ちょっとムカムカ気味だったオレは不安にかられた。

まあいいやその時になったらまた考えよう。
オレは覚悟を決めてそこに舌をつけた。

彼女の体がクネクネ動く。
腰も動くのでオレのホッペや鼻の頭にも彼女の液が付く。

車内にますます磯くさい匂いが充満する。
でもちょっと慣れてきたみたいでムカムカはおさまってきた。
オレは一心不乱で彼女のマンコを舐めた。

「ねえ...もう入れて...」

いよいよだ...

オレもついに童貞とオサラバする時が来た。
やっと...やっと...男になれる。

自分のいきり立ったものをつかみ彼女のアソコへ。
舐めてた時は何となくこの辺かなというのがわかってたのに
いざ入れようとするとよくわからない。

自分のチンポをつかんで右往左往してると
彼女の手が伸びてきた。

「ここ...」
彼女の手がオレのチンポをつかんだ。

その時に...

オレの腰にむずがゆさが走った。
あっと思った時はすでに遅かった。

オレの尿道をものすごい勢いで精子が通過して行った。

「ああっ。」
彼女のマンコに大量の精子をぶちまけた。

「ん?」
彼女は体を起こした。
オレはハアハアと荒い息をしていた。

「あんたもしかしてイッちゃったの?」
「うん...」

「ええ?マジで?」
「うん...」

「何よ!早いにもほどがあるわよ。もう!!」
「そんなこと言ったって...」

彼女から数え切れない罵声を浴びせられオレのチンポもミニマムに。
「こんなとこにこんなに精子かけてえ...」

彼女はポケットティッシュでアソコにかかったオレの精子を拭き取っている。
もうマンコ見たいという気持ちもすっかり失せた。
オレがションボリしてると彼女はオレの腕をつかんだ。

「もう帰るよ!服着て。」

下宿に着くまで彼女はクソミソにオレを罵った。
とにかく機嫌悪そうでオレも何は話せなかった。言われるがままだった。
女性の性欲って発散できないと大変なことになると痛感した。

それきり彼女から連絡はなく、オレの童貞喪失も失敗に終わり
失意の日々が過ぎて行き、オレは見事な草食系男子に成長した。

ちなみに童貞喪失できたのは24歳。風俗です。
未だに女性の性欲って理解できません。

平均以下のブサメンが学校一の美少女を落とした

私は外見も中身も平凡な、何処にでもいる普通の男です。
しかし、ただ一つだけ同級生の誰に言っても羨ましがられることがあります。
それは、私が高校時代に菜穂子という物凄い美少女と付き合っていたということです。

菜穂子とは中学も同じでしたが、全てにおいて、ぱっとしない私と
超の付くほどの美少女で、生徒会の副会長をしている優等生の菜穂子とでは、
全く接点もなく、町で擦れ違っても挨拶すらしない関係でした。
中学の時、生徒会役員である菜穂子が学校行事などで壇上に立つと、私も含め男達は皆、食い入るように菜穂子を見つめていました。
スケベな友人達と、初めてのオナニーは菜穂子がオカズだったとか、夏の薄着から透ける下着を見て股間がやばかったなど
よく話していたものでした。
恐らく、同級生のほとんど全ての男は、菜穂子に憧れ、菜穂子で初めての自慰を行ったのではいかと思います。
はっきりいって、菜穂子程の美少女は、普通であれば、私のような男が関わりを持てるような女性ではないでしょう。
しかし、、、現実では、普通でないことが起こったのです!

私が育ったのは、田舎の”村”です。今はもう市に統合されて、無くなってしまった村です。
ただ、村とはいってもそこそこ人口もあり、1学年8クラスありました。
そんな村で村立中学校を卒業し、高校は県庁所在地にある高校に進学しました。
私は成績が優秀というわけではなかったのですが、たまたま体が大きかったため
部活道の柔道で、本当に偶然、県大会でBEST4に入りました。
その結果が大きく作用して、県内でも有数の進学校に入学することが出来ました。
うちの中学から、その高校に進学したのは、私と、(予想されているかもしれませんが)菜穂子の2人だけでした。
偶然にも、高1の時、私と菜穂子は同じクラスになりました。
3代に渡るお調子者家系に生まれた私は、すぐにクラスに溶け込み、また体が大きく全国的に強豪と言われる柔道部に入ったこともあり
クラスでも一目置かれる存在になっていました。しかし、同じ中学出身の
菜穂子はというと、、、中学時代のような皆にチヤホヤされる感じとは程遠い感じでした。
入学して1月経ったくらいでしょうか、、明らかに菜穂子はクラスで浮いた存在になっていました。
同じ中学出身者が、私(異性)しか居なかったことも原因であったと思います。
皆、最初は同じ中学の人で固まってグループになっていたから、出遅れてしまったのだと思います。
ある時、ある女子が菜穂子を”ヴィレッジャー”と呼んでいるのを耳にしました。
村出身であることを馬鹿にしているようでした。中学の時いつも元気で笑っていた菜穂子は、
いつも俯きかげんで、一人ぼっちでいるようになり、クラスで総スカン状態になっていました。
ある晴れた日、私は、教室の隅で、1人、弁当を広げる菜穂子に思い切って、声を掛けました。
「外で、飯一緒に食べない?」と、菜穂子は驚いたような表情になり、「いいの?」と言って
私の申し出を受け入れてくれました。それからは、毎日、一緒に弁当を食べたり、休み時間に話をするようになりました。
私と話をするようになったからという訳では、断じてないと思いますが、、、以前にも増して菜穂子は女子から総スカンになり
学校で話をするのは、完全に私だけ状態となってしまいました。
休み時間は、教室に居場所のない菜穂子のため、使っていない視聴覚室などの部屋や、屋上に続く階段など
あまり人と会わない場所で、2人で時間を潰していました。
あるとき、ふと菜穂子が、「圭ちゃん(私)が居るから、私、学校に行けるんだ?」とボソッと言いました。
私はそれを聞いて、行ける!と思ったのか、どうかは今は分かりませんが、、、菜穂子の肩を抱きよせてキスをしてみました。
予想外にも嫌がられはしませんでした。あの菜穂子にキスしてるんだ?と思うと
すごく興奮してきて、たまらなくなって私は、舌も入れてみようと試みました、しかし、歯を閉じられ完全に拒まれてしまいました。
それでも自分を押さえられず、今度は胸を触ろうとしました、しかし、これも酷く拒まれてしまいました。
このとき、私は何とも言えない衝撃を受け、悲しくなり「やっぱ、俺、不細工だから、キモイよね」と言って、
その場から逃げるように去りました。
その後、なんとなく気まずかったので、菜穂子に全く話しかけず、授業が終わってすぐに部活に行きました。
部活が終わって仲間と途中まで一緒に帰って、自分の最寄駅(無人)に着くと、菜穂子が待っていました。
菜穂子は心配そうに「キモイとかぜんぜん思ってないから」と言ってきました。
私は、悪い奴だな?と思いながらも、「話す気分じゃない」とか言って、無視して行こうとしました。
すると、菜穂子は、「ごめんね、ごめんね」とすがりつくようにしてきました。
私は、意識したわけではなかったのですが、駅の隅の人目に付かない場所に、いつの間にか来てしまっていることに気づきました。
私の中で悪い奴が目を覚まし、私は菜穂子を思い切り抱きしめました。
私の鼻腔に菜穂子の甘い香りが広がり、これだけでも堪りませんでしたが、菜穂子は抵抗するどころか、自分も抱きしめ返してきました。
これは!いけるか!と思い、私は菜穂子にキスをし、再び舌を入れようと試みました。今度は、予想通り、菜穂子は全く歯を閉じず、
舌を絡めかえしてきてお互いの唾液が行き来する状態になりました。
正直堪りませんでしたよ。中学校時代の奈緒子のことを思い出したりしながら、私は無我夢中で菜穂子の口内を味わいました。
すると、だんだん頭が冴えてきて、これは胸も行けるか!と思いました。
中学の頃から何度視線を向けたか分からない、憧れていたその胸に手を伸ばし
軽く持ち上げるように、揉んでみました。抵抗はないと予想していたのですが、菜穂子は手でガードしてきました。
私は少し残念な気持ちになったのと、少し試してみるか?という悪戯心から、
キスしていた唇を離して、菜穂子に言いました。「分かったよ、そんなに嫌なら、もうしないよ」そう言って帰ろうとしました。
(これは完全に演技です、本当はキスだけでももっとしていたかった)
すると予想通りの反応を菜穂子が示してくれました「ごめん、嫌じゃないよ、少し恥ずかしいだけ」と言ってきました。
私はそれを聞いて「恥ずかしいのは俺も同じだよ。これからもずっと一緒に居るから(この言葉、菜穂子が妙に好む)」と言いながら
菜穂子の胸に再び手を伸ばしました。今度は、菜穂子は顔を恥ずかしそうに背けただけで、全く抵抗はしてきませんでした。
私は天にも昇る気持ちでした。今、俺は、あの菜穂子の胸を自由にしているんだ、と。中学時代、菜穂子に告って撃沈したサッカー部の
イケメンモテ男、清水よ、ざまあみろ、と。そんなことを考えながら、菜穂子のさほど大きくはない胸を揉みしだきキスをしまくりました。
どのくらいそうしていたか分かりませんが、疲れて足がフラフラになるまで、菜穂子にキスしたり、胸を揉んだり尻を撫でたりをしていました。その日は、それでお終いでした。しかし、私は菜穂子の体が欲しくて欲しくて堪らなくなり、
翌日、菜穂子に「今日は部活休むから、うちに来ないか?」と誘ってみました。
無論、菜穂子を抱くためです。私の親は共働きだったので、放課後すぐに帰ると家に誰もいないのです。

菜穂子も私の目的を察したようで、一瞬躊躇した様子でしたが、「うん、行きたい」と答えてくれました。
その瞬間は、またまた天にも昇る気持ちでした。あと数時間もすれば、あの菜穂子が、自分の前で素っ裸になって
なんでもしてくれる、そう思うと興奮して授業など全く集中できませんでした。
しかし、そんなのは童貞の妄想であったと、、すぐに思い知りました。
家について、すぐに、菜穂子を抱きしめキスをしました。1分1秒でも惜しい感じに
菜穂子の唇を貪り、胸を揉みしだき、服を脱がせようとしました。
しかし、服を脱がせることは、どうしても、出来ませんでした。菜穂子が拒んだのです。ブラウスのボタンを外し、
白のブラジャーまでは拝ませてもらいました。でも、それだけでした。何度、裸を見せてと言っても泣きながら
それは嫌というばかりです。カーテンを閉めて部屋を真っ暗にするから、と言っても嫌がり続けました。
私は私を拒む菜穂子に苛立ち、強引に服を脱がせようとしました。
しかし、菜穂子は必死に抵抗し、その様子にたじろいだ私は、悲しい気持ちになり、結局、諦めました。
そして、愚かなことに「もう帰れ、お前なんか知らない!」と罵声を浴びせてしまいました。
菜穂子は服を纏めると急いで帰って行きました。あ?あ終わっちゃったか・・・という喪失感の様なものだけがその場に残りました。
私は翌日から菜穂子と話さなくなりました。それから3日くらい経った頃でしょうか、
菜穂子を嫌っている中心人物の島屋という女が私の席に来て「小島さんと喧嘩したの??」と菜穂子に見せ付けるように話しかけてきました。
私は、もう奈緒子とは終わったと思っていたので自棄になって、菜穂子の前で島屋と楽しそうに会話をしました。
その後も何度か島屋グループと親しそうに話をしたと思います。それからどれだけ経ったか分かりませんが、7月22日という日にちは覚えています。
神は私を見捨ててはいませんでした。
7月22日、私は菜穂子に呼び出されました。無視しようかとも思いましたが気になったので待ち合わせ場所(校庭の隅)に行きました。
私を見ると菜穂子は泣き出して「圭ちゃん、島屋さんと付き合うの?」と聞いてきました。全くそんなつもりはないし、
そんな話すら全くないので、呆気に取られていると、菜穂子は「この間はごめんね、お願いだから、もう一度だけチャンスを頂戴」「今日、圭ちゃん家に行きたい」と言い出しました。私は、マジかよ!どうなってるんだ!と思いながらも、この降って沸いたラッキーに感謝し、あっさり部活を休むことにしました。

2人で私の家まで一緒に帰り、家の中に入りましたが、前回と違い全くお互いに触れ合おうとはせずに、お互い緊張しながら
私の部屋まで行きました。私は、緊張しながらも、菜穂子のことを盗み見ました。やっぱり可愛いい、超可愛いい。と心の中で思いながら
思い切って切り出しました。本当にストレートに言いました。「裸が見たい」と。童貞の私はHをするよりも、菜穂子の裸が見たかったのです。中学の頃から、菜穂子の裸を夢見てきました。正直な話エロ本なども恥ずかしくて買えなかったため女の裸をまともに見たことなかったです。
私のその言葉に、菜穂子は一瞬びくっとしましたが、すぐに、手をブラウスのボタンに持って行き、外そうとしました。
しかし、中々進みません。私は思い切って、菜穂子の手をどかして、自分でブラウスのボタンを外そうとしました。
抵抗するかと思いましたが、菜穂子は全く抵抗せず、私にブラウスのボタンを外されていきました。
私はそんな菜穂子の姿に愛おしさを感じ、唇に軽くキスをして。「これからもずっと一緒にいるから」と菜穂子の好きな台詞を言いました。
菜穂子はそれを聞くと「本当に?、私のこと嫌いにならない?捨てない?」と言ってきました。
私は、すぐに「捨てない、ずっと一緒にいるよ」と言いながら、手を菜穂子の背中に回しブラのホックを外しました。
そして、ブラを上に捲り上げました。感動でした!ついにあの菜穂子のバストが目の前に露になりました。
私の手のひらで隠れるくらいの小振りな胸でした。恥ずかしそうに顔を背ける菜穂子の姿が堪りませんでした。
私は菜穂子に「これからはずっと一緒だよ。俺らもう家族みたいなもんだよ」と言い、改めて「菜穂子のこと全部見たい」と言ってみました。
菜穂子はそれを聞くと、無言で、脱ぎかけてたブラウスを脱ぎ、ブラジャーを完全に取り去りました。
私は心の中で、おおぉ!と歓声をあげ、食い入るように菜穂子を見ました。
次に菜穂子は靴下を脱ぎ、立ち上がるとスカートに手を掛け、一気に降ろしました。
ついにパンツ1枚だけになってしまった菜穂子でしたが、最後のパンツだけは脱ぐことを躊躇っているようでした。
私は、菜穂子に恥じらいが出てこないように、あえて話しかけていなかったのですが、躊躇っている菜穂子を見て、試しに
「島屋とは、もう2度と話をしないよ」と言ってみました。それを聞くと菜穂子は私の顔をちらっと見て、
パンツに手を掛け一気に降ろしました。慎ましいヘアが私の前に晒され、菜穂子はついに全裸になりました。
私は、菜穂子の体をもっとよく見ようと、菜穂子のそばに行き、腕を掴んで頭の上に挙げさせて
「もっと見ていい?」と聞いてみました。菜穂子は恥ずかしそうに「うん」と答えたので、
顔、腋の下、胸と・・菜穂子の体を至近距離でじっくり見ました。
アソコも見てみたいと思い、カーペットの上に寝転がらせ、足首を掴んで足を開かせようとしたのですが
足の力が強く、中々開きません。。緊張もあったと思います。
私は「島屋に明日はっきり言うよ、菜穂子も立ち会ってくれ」と(別に島屋に告られてもいないのに)言ってみました。
特に作戦だったわけではないのですが、それを聞くと菜穂子は、少し弾んだ声で「本当に?」と言い、
明らかに足首から力が抜けるのが分かりました。私は、その瞬間を逃さず、足首を掴んでいた両手に力を入れ思い切り開きました。
7月の良く晴れた日でした。
真夏の陽射しが差し込む明るい部屋で、、、菜穂子は真っ裸になって足を全開に広げ、私の前で自分の全てを晒しました。
私は、ずっと憧れていた美少女が恥ずかしさで全身をピンクに染めながら、体を広げている姿を見て、
悪戯心が芽生え、もっと辱めてみたいと思いました。私は開かれた菜穂子の両足を上方に徐々に上げて行きました。
ちょうど菜穂子の整った顔の下に、菜穂子の尻の穴がむき出しになるような格好にさせて、菜穂子の顔、アソコ、尻の穴を同時に
見比べました。菜穂子は自分のしているあまりに恥ずかしい格好に、顔をイヤイヤと横に振って必死に耐えているようでした。
私は、菜穂子のイヤイヤに合わせてヒクヒク動く尻の穴に着目し、人差し指でそっと撫でてみました。
すると、菜穂子が「っあん」と小さい声をあげました。私は興味本位に尻の穴の周りから秘部にかけて、人差し指で撫でました。
丁寧に丁寧になぞるように何度も何度も撫でていると、撫でている場所が湿っぽくなってきて、菜穂子も「あっあん、あんっ」と首を振りながら小声でかすかに
鳴く感じなりました。
私は、菜穂子の体を弄くり回していると、自分の股間が破裂しそうになっていることに気づきました。
しかも、恥ずかしながら漏らしたかのように、パンツが冷たく感じるようになっていました。
私は、菜穂子に「いいよね?」と聞きました。菜穂子はあっさり「うん、いいよ」と小さく返事をしてくれたので、すぐに服を脱いで
菜穂子の足の間に私の体を入れて、破裂しそうな私の股間を、菜穂子の股間に当てて、ゆっくり挿入して行きました。
この間、菜穂子は目を硬く閉じ、私の手を思い切り握り締めて痛みに耐えているかのようでした。
私は、菜穂子に、「大丈夫か?」と声を掛け、頭を撫でてやりながら、さらに奥に挿入して行きました。
なんともいえない感覚が私を襲って来て、私は我を忘れて、腰を動かしました。
これが、私の童貞喪失、菜穂子の処女喪失の瞬間でした。
その後、私は部活を辞め、学校が終わると、ほとんど毎日、菜穂子とHをするようになりました。
私の趣味なのか、初体験時のトラウマなのか、今でも、その傾向はあるのですが、家に着くと、必ず、まず一番に
菜穂子はオールヌードになって、明るい所で全て広げ、体の隅々までを私に見せました。
15歳から16歳にかけての菜穂子の体が成長していく過程を、私は毎日事細かに見ていたことになります。

そんな生活をしていたからか、だんだん菜穂子だけでなく、私までもクラスで孤立するようになり、
学校は完全に2人だけの世界になってしまいました。
そんな日々が半年くらい経つと、菜穂子の私への依存度が異常に増し、家でHをした後も、菜穂子は自宅に帰りたくないと
言うようになり、私と結ばれてから明るくなった菜穂子に安堵したご両親も簡単に外泊を許すようになったため
(といっても、まさか男の家に泊まっていることは知りません。女友達が出来て明るくなったと思っていたようです)
菜穂子と私は1日のほとんどを一緒に過ごすようになりました。

菜穂子の私への依存度に比べ、私はというと、
半年以上も、ほとんど毎日、菜穂子を抱いて、
学校でも家でも、やりたくなったら、菜穂子の体を好きなように抱くようになっていたので、
いくら滅多にいないような美少女であっても、さすがに飽きてきていました。
時が経つにつれ、私と菜穂子とのお互いに対する温度差はどんどん開いていったのです。

後で、知ったことですが、菜穂子は、私が部活を辞めたり、クラスで浮いてしまったのは、
全て自分のせいだと思って、責任を感じ、思いつめていたようです。

妻は会社を守るため同級生達の玩具になりました

私は37歳。父から引き継いだ祖父の代から続く工場を経営しています。
妻は31歳。学生の頃、彼女の家庭教師をしたことが縁で結婚しました。
妻は夫の私が言うのも変ですが、美形です。
アナウンサーの大江麻理子さんに似ていると、何度も言われている私の自慢の妻です。
工場経営と聞くと、昨今の不況で、大変だと思われるかもしれませんが、
当社は世界的企業である(伏字にしますが)○○自動車の仕事を直接受注しているため、無事に営業ができています。

先々月、私はストレスと糖尿病から網膜剥離になり、何度か手術をするために入院しました。
そして、私の入院中は妻が工場を切り盛りすることになりました。
妻に任せてから数日後、突然、数億円規模の大きな仕事が舞い込んできました。
妻から詳しく話を聞いたところ、新製品に使う部品で当社の技術がどうしても必要だとのことでした。
私は入院中で1ヶ月程度は目が見えないため、この仕事を請けるかどうか迷いました。
しかし、○○自動車の担当者である佐藤さんとは3年の付き合いで信頼関係が築かれており、
また、この度の新製品の資材関連の担当者は妻の学生時代の同級生である清水さんという人で、妻も安心しているようだったため、
何より大きな仕事が欲しいという気持ちが優先してしまい、この仕事を請けることにしました。
少し不安はありましたが、目の治療中の私に代わって妻が詳細の打ち合せや契約など全てを担当することになりました。

それから2ヶ月程経った先日、私は無事に退院し(目も少し視界が欠けた感じですが、見えるようになった)、翌日、工場へ出社しました。
大きな仕事を請けたため、機械はフル稼働していると思っていたのですが、通常通りの動きでした。不思議に思って
従業員に話を聞いたところ、先月初旬までは忙しかったのですが、その後、納期が変わったとかで通常の状態になったと言うのです。
妻から何も聞かされていなかった私は、すぐに事務室へ行き妻に確認しました。言いよどんで一向に話そうとしない妻に、粘りに粘って
やっと口を開かせました。妻が言うには契約書の納期を間違えたと言うのです。この時点では、私は「は?」という感じでした。
詳しく聞くと妻は(私も)最終納品日を2010年の11月末だと思っていました。ところが、実際は、2009年の11月末だったと言うのです。
思わず「何で確認しなかったんだ!」と怒鳴ってしまいました。妻は弱弱しく「きちんと確認しました」と言いましたが、
契約書の控えを見ると確かに2009年になっていました。心の中で、おかしいと思いました。今まで、このような短い納期は1度も無かったし、
うちの規模で、あれだけの量の生産を1ヶ月で上げることは到底無理だと佐藤さんも知っているはずだからです。
いずれにしろ、期日に納品できなかったのだから先方にも迷惑を掛けただろうし材料も発注したはず、
それらは、いったいどうなったのか?と妻に確認しました。
すると、やるはずだった仕事を2011年の5月までに分割して納品(分納)すれば良い様になったというのです。
「は?」と思いました。「1年以上も待ってくれたってこと?しかも、うちは10年11月には納品できるののに、11年5月って何?」と、
そんなこと有り得ないと思いました。
すぐに○○自動車の佐藤さんに確認しました。すると、妻の言うとおりで2011年の5月までの分納で良いことになっていました。
私は、そんなヌルいことは信じられず、、思わず「最終納期を1年以上待つなんて有り得ないでしょ?」と言ってしまいました。
すると、佐藤さんは「奥さんがいろいろと根回しをしてくれたので大丈夫です」と言うのです。これを聞いて、私は、
先月からの妻の様子などを思い出してピンと来ました、そして、すぐに妻を問い詰めました。やはり私の予感は的中していました。
妻は、私の妻は、私の入院中、佐藤や清水たちに好きなように抱かれていたのです。納期をずらす代わりに奴らの玩具になっていたのです。
腸が煮えくり返りましたが、土下座をして泣きながら謝る妻を責める気になれず、私はガムテープとサバイバルナイフ(うちの技術者が作成した本物そっくりの偽物、社の宴会で使った)を持ち出して○○自動車へ向かいました。
○○自動車の事務所の前で佐藤が出てくるのを待ち、佐藤を自宅まで尾行しました。
そして、佐藤がドアを開けたところでナイフで脅して、部屋に入りました。
佐藤は、私の形相とナイフ(偽)にびびったのか、大人しくガムテープで拘束され、「俺が何故来たか分かるな?」と聞くと、頷きました。
「全部話せ」と言うと、素直に話し出しました。さらに、無造作に置いてあったデジカムに気づいた私が、佐藤に追求すると
彼は、妻の恥ずかしい姿をデジカムで記録していたことも白状しました。
私は彼のPCから、それらの動画を再生し、その動画を見ながら佐藤に全てを白状させました。

佐藤は以前から妻の美貌に思いを寄せていて、佐藤と同期の清水は学生の頃からずっと妻に憧れていたようです。
そして、私が入院したのを切欠に、彼らは妻を落とす計画を実行しました。
彼らは本部から来たときは納期が1年以上あった例の仕事を、たった1ヵ月の納期に変更して妻と契約を交わしたのです。
仕事量や今までの取引歴から、月初めに11月末納期と言われれば妻が1年後の11月を納期だと思うのは、不思議なことではありません。
それに加え、佐藤は最初に妻に見せた契約書の(見本)とやらでは、1年後の11月を納期としていたことも白状しました。
最初に見せた雛形の納期と契約書の納期が違うことには、一切触れずに契約時、1ヵ月後を納期とした契約書で妻は契約させられたのです。
そんな罠に愚かにも嵌ってしまった妻は、自分の不注意で、自分の過失で、契約不履行に陥り、
賠償請求や仕入先への支払いなど、どうにもならなくなってしまったのです。
この時点で、妻は私に相談すべきだったのですが、手術を繰り返す私に心配をかけたくなかったのか・・・
よりによって佐藤と清水に、納期を待ってくれるよう相談してしまったのです。
そして、妻は、、、3代続いた工場や従業員達のために、奴らの前で裸になって償いをしたのです。

動画では妻が辛そうにストリップをしていました。ブラジャーを外すため両腕を背中に回し、後ろを向いた妻に
聞き取りにくかったですが、清水が何かを言っているようでした。それを聞くと妻は、びくっとしてカメラと彼らの方に向き直り、
恥ずかしそうにブラジャーを取ると、すぐに両腕を頭の後ろに回しました。まるで、どうぞ見て下さいと言わんばかりに
妻の小ぶりなバストが2人の男とカメラの前に晒されました。
2人の男の「おぉぉ!」とか「いいねぇ?」という声が聞こえると、妻は顔をそむけて辛そうな表情で、下半身を覆う下着に手を掛け
一気に下ろし脱ぎ去りました。服も下着も何もかも脱ぎさって羞恥に耐えられず、しゃがみ込んで
必死に体を隠す妻に清水が何かを言ってるようでした。
それを聞いて、妻は躊躇いがちに仁王立ちになり、両手を上に挙げて再び頭の後ろで組みました。
先程と違うのは、下半身が何も覆われておらず両足が肩幅程度に広げられている点でした。

妻の無防備な裸体が、至近距離で舐めるようなカメラワークで撮られていました。
硬く目を閉じた顔、乳房、腋の下と数秒かけて移動し、その後、
下に移り細い足が写しだされ、徐々に上へ移動して、ついに妻の慎ましいヘアが映し出されました。
ここで、画面に清水が登場しました。後ろから嫌がる妻の右足を持ち上げるように広げさせようとしていました。
清水が妻の耳元に何か囁いているように見えたかと思うと、すぐに妻の足が全開に開かされました。
そしてカメラは、妻の局部を容赦なく捕らえました。
画面には、妻の体の隠すべき全てが2人の男とカメラの前で開陳されていました。
すぐに、清水が後ろから抱きしめるように妻の乳房を撫で回し始めました。
抵抗しようと妻が腕を下ろそうとすると、「下ろすな」「動くな」といった命令口調の言葉が聞き取れました。

画面では、両腕を頭の後ろで組み、両足を広げて立っている無抵抗な妻が、あらわになった胸や腋の下などを
清水に撫で回し揉みしだかれていました。
苦痛で顔を歪める妻の顔が、どアップで映され、清水が正面に回り込み妻の顔を覗き込みながら、
胸をまさぐったり乳首を摘んだりして、何かを言っているようでした。
そして清水は、妻を抱きしめながら、まだ飽きないのかというくらい散々妻の唇を味わっていました。

それを見ていて、佐藤も我慢できなくなったのか、デジカムを妻に合わせて固定して、
清水に代わって、妻を抱きしめ胸を撫で回しながらキスをしはじめました。
しばらくそんなことをされた後、妻はテーブルの上に仰向けで横になり、体を全開にさせられて
二人の玩具のように嬲りモノにされていました。
私は、二人の男に様々な体位で好きなように抱かれている妻を見るのに、耐えられず、早送りをしました。

早送りをしていると場面が変わって、うちの自宅の中が写っていました。
私は早送りをやめ、再生にしました。
先程とは別の日の様です。うちの居間で宴席が行われている状況が映し出され、
突然「ヒューヒュー」とか「ゎおー」といった囃し立てるような声が聞こえたかと思うと、信じられない光景が・・・
なんと!裸にエプロンだけ着けた妻が、彼らの前に、恥ずかしそうに登場しました。
一人の男が「あの○○さんの、凄い姿です」などとナレーションをし、清水がカメラの前に来て
「これから、あの○○さんが裸で"何でも"してくれます、ここに居ないお前ら、羨ましいだろ」と言っていました。
私は佐藤を蹴り「これは何だ?」と尋ねました。
どうやら清水は、妻に憧れていた同級生達を、裏同窓会と称して呼び集めたようです。
私は怒りで震えながら画面を見ました。
よく見ると妻は泣いているようでした。そんな妻お様子に気づいたのか、同級生達も若干引いているようにも見えました。
しかし、清水は、妻に「もういいからエプロンも取れ」と言いました。
「妻は泣きながら許してください」と言っているようでした。

ここで画面が一旦切れたかと思うと、突然、
妻がエプロンを脱ぐシーンになりました。妻は泣いてはいないようでしたが、暗い表情でエプロンを脱ぎ去り
かつてのクラスメイト達の前に、オールヌードを披露しました。
私は、ここでまた佐藤を問い詰め、何があったかを詳細に尋ねました。佐藤が言うには
今ままで清水や佐藤には何度か抱かれていた妻でしたが、かつての同級生達に辱められることに、かなり抵抗したようです。
しかし、そんな妻に、清水は逆に切れて、ここで逆らえば、今までの努力は全てパー、納期は待たないし
妻の動画や写真なども社長(私)や従業員達に見せると脅したのです。あまりの酷い罰に、妻は必死で許しを請うたとのことですが、
清水は調子に乗って、これから1度でも命令に逆らえば、全て終わりにすると言ったそうです。
(散々抱いておいて、今更、酷い話だと佐藤も思ったと言っていました。)
そして、妻は泣くことを厳禁にされて、皆の見ている前で、エプロンを取り去ったのです。

泣きながら嫌がる妻の様子を見ていたからか、画面では、「マジで?」とか「信じられない」と言いながら、
全裸になった妻を見て、男達は躊躇っている様子でした。
しかし、清水は、私にも聞こえるくらいはっきりと「○○さんは、これからは絶対に逆らわないから大丈夫だよ」と彼らに言い、
妻には「そこで広げろ」と短く命令しました。妻は無言でダイニングテーブルの上のコップなどを片付けると、、
一瞬躊躇した表情になりましたが、すぐにダイニングテーブルの上に乗って仰向けになり、体を全開に広げました。
皆は無言の様でしたが、カメラは妻の局部を容赦なく捕らえ、清水が、「次」と言うと、妻は今度は、テーブルの上で四つん這いになり
足を広げながら、お尻を高く上げました。文字通り、妻は前も後ろも体の隅々までを、かつての同級生達に晒していました。
「こりゃ、本当に何でもするみたいだよ」と茶髪のチャラチャラした感じの男が言ったのを切欠に
皆、大胆に妻を弄びはじめました。佐藤のカメラワークは憎らしく陰険で、男達や妻の様子を至近距離で撮っていました。
ある男は「まさか、○○さんを人妻になってから抱けるとは思わなかったよ」と言いながら、
四つん這いの妻の片足を大きく上げさせて、剥き出しの股間を弄くり回し、またある男は、
辱められている妻の顔を覗き込んで「○○さん、感想はどう?、まさか、俺らとこんなことするなんて夢にも思わなかっただろ?」
「俺らは夢が叶ったよ、ほんと、美人だよな?」と言いながら、妻の顔を舐めたり、唇を吸ったりしていました。
妻は、私と共に楽しく食事をしていたダイニングテーブルの上で、体の隅々まで好きなだけ男達の玩具にされていました。
私は見るのが辛くなり早送りにしました。一通り妻の体を嬲り者して、6人の男が順番に妻に挿入しているのを
ぼうっと早送りの画面で見ていました。
この地獄の宴が終わっても、まだ他にも動画は続いていましたが・・・私は辛くなり、完全に画面を見るのをやめました。
私は、こんなものを見るために、目を治したのかと思い、悔しさで耐えられなくなりました。

不安心理1 の抜けているところ

月曜は会社に向かうために、家を出た瞬間から、急にどうしようもない不安感に襲われた。
会社に着いても不安感からくる胃のむかつきは収まらず、それどころか俺がこうして会社で働いている今、
まさにその瞬間にも、妻が他の男に抱かれているかもしれないという強迫観念が増すばかりで苛立ち、ささくれ、
いてもたってもいられなくなり、結局、極度の体調不良を理由に、昼前には退社した。
実際俺の様子は尋常ではなかったようで、早退を申し出た上司に「おい、大丈夫か?無理するな」と言われる始末だった。
俺は会社を出ると、せき立てられるように早足で駅に向かい、発車間際の列車に飛び乗った。
6区間、約20分ほどの時間で列車が俺の地元駅に着くと、商店街を抜け、男のマンションに向かった。
真っ先に駐車場を探した、あった。
男のシルバーのメルセデスは止まっていた、部屋にいるということだ。
この間の喫茶店は営業していて、店内に入ると、さすがに昼時で、作業員姿の二人組と、
くたびれたスーツを着た40代のサラリーマンが食事をしていた。
幸い窓際の席は空いていたので、俺はそこに座り、コーヒーを注文した。
店内は、4人掛けのテーブルが5セットと、事実上客が使うことはないだろう状態のカウンター席が4つ
小ぢんまりとした造りで、50代とおぼしき女性が一人で切り盛りしている。

結局午後3時を回っても、男も妻も出てはこなかった。
俺はあの時間にいったい何を考えていて、何をするつもりだったのか?
今もはっきりとはわからない。
ただ、時簡になっても正面玄関から現れない妻、その光景が見たかっただけだったのかもしれない。
冷静に考えれば、たまたまその日は違っただけのことで、依然として妻の疑惑が晴れたわけではないのだが。
それでも俺は、午前中のどうにも救いのない状態からは抜け出して、反動からか、少し楽しい気分になった。
俺は妻を心配させないように、適当に時間を潰して、いつもの時間に帰宅した。
お土産に、駅前にある地元の住人の間では人気のある洋菓子店でケーキを買って。
家に帰ると、いつものように、妻と娘が玄関で出迎えてくれた。
お土産だよと言って、ケーキを妻に手渡すと、娘は大喜び、妻は「どうしたの、なんか良い事あったの?」
とニコニコしながらも「お小遣い少ないんだから、無駄遣いしないでね」と一言を忘れない。
夕食は娘の大好物のカレーだった、娘の味覚に合わせて超甘口なので、俺は少し苦手だ。
妻の目を盗みつつ、唐辛子を大量にふりかけていたら、すかさず妻に注意された。
「もう、止めてよね、そんなことしたら味が滅茶苦茶になるでしょ、○梨がもう少し大きくなったら辛いの作るから」
夕食が終わり、家族でケーキを食べながらテレビの子供番組を見ていると、娘があくびをし始めた。
その日は、俺が久しぶりに娘と一緒に風呂に入り、妻に代わって眠るまで本を読んだ。
娘は何度か、「ママのほうがいい」と文句を言いながらも僅かな時間で眠りについた。
俺が居間に戻り、妻が後片付けを終えて風呂に入って少し経った時に、A田から電話があった。
そして、俺の短い、平和な幸せの時間は終わった。

その時のA田は最初から口が重かった。
俺ももちろん何もなければ掛かってくるはずがないことはわかっている。
矢継ぎ早に何があったと催促する俺に、A田はためらいながらボソボソと話しを始めた。
言葉を選びながら話すA田に苛立った俺が、「その相手はなんて言ってたんだ?はっきり聞かせてくれ」
そう言うと、A田は短いため息をついて「じゃあ話すけど、冷静に聞けよ、嫁さんには明日話せ、今夜は止めろ」
と忠告した上で話しを始めた。
「その女の話は7月ぐらいにあいつから聞いたことあるよ」
「なんか変な自慢してたぞ、結構どMで、駐車場でキスしながら弄ると、すぐにトロトロにするとか」
「乳は大したことないけど、すげー濡れるし、子供産んでるわりにあそこは具合がいい」
「もう一人の女より若いから肌がうんぬん」
あの男は、まだ他にも下品な表現で、妻の体や反応について、いろいろ言っていたようだが、途中から俺の耳には入らなくなった。
というより頭が言葉を理解することを拒んだ。
その後、A田が何を言い、どう締めくくって電話を切ったのか記憶が定かではない。
俺はしばら放心して、ただボーっと居間の椅子に腰かけていた。
しばらくして水が欲しくなり、キッチンの流しに行くと、電子レンジの前に置き忘れられた、
妻の携帯の、メールの受信を告げるライトが点滅していた。
俺が携帯を手に取り、新着メールを開くと
「…それから言い忘れたけど、明日はなるべく短めのスカートで下着はつけてこないこと…」
ふざけた感じのこんな内容が目に飛び込んできた。
それまでお互いやりとりしていたのだろうが、それ以前のやりとりは消されていてわからない。
明日か、明日俺の妻を抱く気なんだ…
殺意に近い感情が芽生えた。

妻が風呂からあがってパジャマに着替え、居間に入ってきた。
「○貴、話があるから座ってくれ」「なあに?」と言いながら少し不審そうな感じで妻が俺の向かい側の椅子に座った。
「おまえ、浮気してるよな?」瞬間ハッとして俺を見た妻は、目が合うとスローモーションのようにゆっくりと、
視線を外してうつむいた。
何十秒間かの沈黙の後で俺は「全部わかってるから話せ、おまえの口から聞きたい」
しかし妻はうつむき、固まったまま何も言わない。
「相手はスポクラの○○って男で、初めて抱かれたのが6月の17日だろ?」
「それで明日も、あいつに抱かれるつもりだったんだろ?」
そこで再び妻がハッとして俺を見た、その、妻の追い詰められ、おびえた目を見た瞬間に俺の感情が爆発した。
「…おまえ…なにやってんだ!」つい大声になってそう叫ぶと、俺は妻に歩みより、左手で妻の頬を思い切りビンタした。
鈍い音の一瞬後、妻は叩かれた頬をかばうようにしながら「…ごめんなさい…ごめんなさい」と繰り返し、静かに泣き始めた。
俺はこれまで妻を叩いたことなど一度もない、こんな瞬間がくるとは。
「それでどうするつもりだ、俺とわかれてあいつと一緒になるか?」
妻が少し泣きやんだころにそう聞くと、妻は「…あなたは、どうしたいの?」と問い返してきた。
「俺はおまえがどうしたいのか聞いているんだ、俺と娘を裏切ったのはおまえだろう?」
「それに、おまえがあいつと一緒になりたいなら、俺に選択肢なんてないだろう」
俺がそう言うと、少し間をおいて妻は「…離婚はしたくない、出来るなら」
「あなたと別れても、あの人と一緒になる気はないから」
「ならあいつと別れるのか?」
うつむきしばらく考えた後に妻は「うん…別れるから少し時間をくれない?」
「会ってちゃんと話さないと、あの人可哀想な人だから」

妻はいったい何を言っているんだ?可哀想なのは俺で、あいつじゃないだろう、俺は再び妻に怒鳴った。
「ふざけるな、時間なんてない、別れるなら今だ、今すぐあいつに電話しろ」
「俺はその後であらゆる手段であいつに復讐するから」俺が怒りに任せてそう言うと妻は、
「止めて、悪いのは私だから、あの人に何かするなら、私、死ぬから」
情けない話だが、その言葉を聞いて、俺の中で妻に対する愛しさとか、ある種の執着心のようなものが込み上げてきた。
俺は妻を強引に抱きしめながら言った「おまえはあんな男のために死ぬって言うのか?娘や俺はどうなる?」
妻は俺にしがみつき「ごめんなさい、ごめんなさい」と何度も繰り返しながら、声を上げて泣きじゃくった。
ひとしきり泣いた後に妻は「明日の朝に電話して別れる、もう二度と関わらない」
「だからあなたも、復讐とかそういうことはしないで」と懇願した。
俺は妻に、男との始まりからの全てを話すことを条件にしぶしぶ了承した。
土曜に見た、あの男の他の女の話をしようか何度も迷ったが、結局これ以上妻を悲しませたくなくて、黙っていた。
冷えてきたので、寝室に移動して、妻の話が始まった。

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一番可哀想なのは、嫁の頭だな。

4月の初めに、妻がスポクラに入会すると、いくつかのプログラムで男と一緒になった。
何度か顔を合わせていると、男は話かけてくるようになった。
他の女性会員たちの間では、いくつかのグループが出来上がっていて、派閥っぽい感じになっていたらしい。
そういうことが元々苦手な妻は、自然-に、いつも話しかけてくる男と話す機会が多くなっていった。
男は古参だけあって、始めたばっかりのエアロビでステップについていけない妻に、親切に教えてくれたり、
人気のあるプログラムなんかを紹介してくれたり、いろいろとマメにフォローしてくれたらしい。
男は年齢こそ妻や俺よりは上だが、言葉が優しく中性的な印象があり、
あまり男性を感じさせないところが話しやすかったと妻は言っている。
5月に入り、母の日の数日前に、妻が着替えを終えて帰ろうと、店外に出たところで男に声をかけられた。
男はニコニコと頬笑みながら「○貴さんもお母さんなんだよね、つまんないもんだけど母の日のプレゼント」
そう言って、包みを差し出した。
驚いて「ええ、そんなの頂けませんよ」と言う妻に男は「つまんない物だから気にしないで」
「それに俺、あんまり母親にあげられなかったから」と寂しげに言ったそうだ。
なんとなく返せない雰囲気と、男の言葉が気になっていたところで、ショッピングセンター内の喫茶店に誘われる。
プレゼントを受け取ってしまったこともあり、コーヒーぐらいならと思い、妻は付き合うことにする。

喫茶店で、男に手渡された包みを開けると、中からは、そこらでは売っていない超有名ブランドのエプロンが出てきた。
数万はするそうだ、驚いている妻に男は、照れ笑いを浮かべながら「ちょっとベタだよね、母の日にエプロンじゃ」
「まあでも、それで娘さんや旦那さんに美味しい料理つくってあげて」
「そういうの、俺の憧れだから」
男はもともとは、市内北部の地主の家の生まれで、兄弟は無く、両親、祖母の5人で暮らしていたらしい。
小学4年の時に父親が交通事故で亡くなり、その後、もともと祖父母と折り合いが悪く、鬱の気があった母親も、
男が小学校6年の秋に自殺してしまったらしい。
男は祖父母に溺愛されて育ったようだが、母親を自殺に追いやった祖父母を憎んでいたそうだ。
就職して2年後に、最後に残った祖母が他界すると、男は自分が生まれ育った家を二束三文で叩き売ったらしい。
「あんな呪われた家、無くなってせいせいした」
そんな重い話を淡々とする男と、自分も早くに母親を亡くしている妻は、泣きじゃくっていた弟の姿が重なってしまい。
ある種のシンパシーのようなものを感じてしまったようだ。
その日以降、少し甘えた態度を見せ、嬉しそうに懐いてくる男をだんだんとほっておけなくなって行った。
男は話を聞いて欲しいからと、ちょくちょくお茶や食事に誘うようになり、
妻が言うには「断ると、すごく傷つく人だから…」
メールアドレスも携帯の番号も男に聞きかれて、それでも心のどこかで、教えちゃダメだと思いながらも結局拒めずに…
そんな感じでズルズルと深みに嵌って行ったようだ。

6月17日は男の誕生日、妻は男に母の日の高価なプレゼントの、ある意味の「借り」を返そうと思い、何が欲しいか尋ねた。
男は「じゃあ○貴さんの手料理かな、俺はそういうのに飢えてるからね、俺の家でなんか作ってよ」
そう答える男に、さすがにまずいと思ったらしい妻は、自宅で作った料理を男のマンションまで持っていくと答えた。
男はあっさりと「ほんと、じゃあ楽しみに待ってる」と応じる。
当日昼直前に男の部屋の前で、料理を手渡して帰ろうとする妻に男がこう言った。
「今から食べるから、食べ終わるまで付き合ってよ、せっかく作ってきてくれた料理だけど、一人で食べたら意味ないじゃん」
「お茶入れるから、飲んでって」
ためらう妻を残して男は、さっさと部屋に入ってしまったらしい。
しかたなく妻は男の部屋に入る。
警戒している妻を前に、男は大げさに、楽しそうに妻の作った手料理を食べる。
嬉しそうに食事を取りながら、楽しそうに話す男の様子になぜだか妻は安心したらしい。
こんな話を、妻が積極的にしたわけでは決してなく、嫌がり、沈黙する妻を俺は、脅し、すかして無理やりさせた。
怯えながら、ためらいながら、苦しそうに辛そうにそれでも妻は話した。

いいね いいね

男が食事を終え、妻が男に別れを告げて玄関に向かった時に、いきなり男が妻を抱き寄せた。
必死で抵抗する妻を男は押し倒し、好きだと告げ、何度も懇願する「お願いだから」。
戸惑いと、ある種の憐れみから瞬間妻の体から力が抜ける。
しかし、着衣を1枚剥ぎ取られるごとに、危機感と恐怖から抵抗する妻
男は抵抗する妻に、人が変わったように「じっとしてろ」と怒鳴りつけ、次の瞬間には「お願いだから」と懇願を繰り返す。
全ての着衣を剥ぎ取られ、全裸にされた時には、妻はもう精神的にも肉体的にも疲れ果て、抵抗する気力を失っていた。
男が入ってきた瞬間、妻は自分の中で何かが終わった気がして、涙が止まらなかったと言っていた。
泣きながら壊れた人形のように無抵抗になった妻の中で終わると、男は、自分も泣きながら、
「ごめん、ほんとうにごめん、でもわかって、俺には○貴さんしかいないから」
そう何度も繰り返し「○貴さんはおれのそばからいなくならないよね」と子犬のような視線で妻を見つめる。
妻の胸に顔をうずめて、甘えるように縋るように見つめる男を見ながら、妻は思ったそうだ。
「この人は、弱い可哀想な人、私が守ってあげなくちゃ」と。
こんなチンケな手で妻は落とされたのか、そう思うと俺は怒りと悔しさで妻を怒鳴りつけたい衝動に駆られた。
しかし、これまでの人生で俺とのたった一度の恋愛しか経験したことのない妻には、どうすることも出来なかったのかも知れない。

簡潔に頼むわ

家に帰り、幼稚園から帰ってきた娘をみて妻は、急に現実感に襲われ、不安と恐怖に、
「どうしよう、どうしよう…」あまりの後悔に苦しくて、何度も吐いたそうだ。
帰ってきた俺とまともに目を合わせられなかっと言っていた。
しかし、妻のそんな様子に気がつかない俺に、自分の身にその日起こった出来事を、
正直に全て話そうと半ばまで決心していた妻の決意は、急速にしぼんでしまったそうだ。
不安で眠れない一夜を明かし、結局俺に言えないまま妻は、その出来事を自分の胸にしまいこむことにする。
俺は正直その日の妻の様子について全く記憶がない。
その日の妻の必死のSOSのサインに気づいてやれなかったことが、今更ながら悔やまれる。
そのころから妻は、夫である俺にとって自分の存在はなんなのだろうとか、時々考えるようになったらしい。
自分は俺にとって、娘の母親で、家族というパズルの1ピースにすぎないんじゃないかと。
そんな俺と違い、男は自分の存在そのもの求めてくれる、自分がいないとあの人はダメになってしまうかもしれない。
必要とされている、私が守ってあげなくちゃ、あの人は弱い人だから。
そうして、すがり付くように自分を求める男に妻は溺れて行く。
俺以外の男に一度でも抱かれてしまったことで、妻は、もう自分は汚れてしまった、汚れてしまったのだから後はどうなろうと同じ。
半ば捨て鉢な気持ちになって、拒めば人が変わったようになって激怒する男の求めるままに、体の関係を繰り返し、
夫である俺に対する嫉妬から、さまざまな行為を強要するようになる男の、なすがままに抱かれた。
男のSEXに溺れたとかそんな話ではないそうだ、そんな関係になりながら、それでも妻は
性的な関係がなければと、いつも願っていたらしい。
そんな話を聞かされて俺は、たまらなくなって妻を求めた。
今夜はやめてと懇願する妻を裸にして、必死で愛撫した、濡れない妻に怒り、気持ちと裏腹に勃たない自分に絶望した。
妻に対する、執着と、怒りが交互に訪れて、俺も妻もほとんど眠れない一夜を過ごした。

>「止めて、悪いのは私だから、あの人に何かするなら、私、死ぬから」
>自分も早くに母親を亡くしている妻は、泣きじゃくっていた弟の姿が重なって

娘に自分と同じ境遇にさせる気満々。
思いっきり心も持ってかれてるじゃん。

今朝妻は、俺が見ている前で男にメールした、主人にわかってしまったからもうこれ以上続けられないと。
それに対しての男からの返事は、「そうなの?仕方がないね、少し時間を空けよう」
と言う簡単で緊張感や、真剣さのかけらも感じられないもの。
さらに、もう会えないと返信した妻に、「わかった、じゃあしばらくは連絡しない」とふざけた内容の返信をしてきた。
そんなやりとりに対して不満そうな俺に、もう二度と会わないから大丈夫とむりやり笑む妻。
妻は、決して嘘つきな人間でも、嘘の上手な人間でもない。
不安げな妻の様子を見ているだけでわかってしまう、これで終わりなどではないことが。
俺が直接男と対峙して決着をつけることが、一番簡単な解決であろうことはわかっている。
しかし今はやめる、もし今そうすれば、俺と妻の間に何かしらの、決定的な溝ができてしまうような気がするから。
俺はゆうべ何度も妻に聞いた、あの男のことを愛しているのか?
妻は考え込みながら「少し違うような気がするけど、でもそうなのかも知れない」と答えた。
じゃあ俺のことは愛していないのか?と聞くと妻は、
「愛している、でもあんまりにも長く一緒にいるからそれがわからなくなってた」と言った。
男について妻はさらに続ける。
「あの人は不幸な出来事のせいで、心のどこかが壊れてしまった可哀想な人」
「普通の女性じゃあの人と長く一緒にはいられない、だからあの人はいつも一人」
自分ぐらいしかあの男のことを受け入れられないだろう、だから自分がいてあげないと。
そう妻は思ったそうだ。
「でも、あなたを失わないことが前提でしか、あの人との関係は成り立たないことがわかった」
そう告げる妻に俺は、言葉にすることなくつぶやいた。
「おまえにはあの男の正体がわからないのか]

不安心理2

依然としてあの男から妻への連絡や接触は無い。
どうやら完全に妻のことは諦めたようだ、もっとも、このまま俺が何もしなければ、ほとぼりがさめた頃に再び接触してくる可能性は捨てきれないが。
妻は日に日に目に見えて精神的に安定してきている。
しかしビデオの回収の話を俺が持ち出すと、途端に人が変わってしまう。
頑なに「もういいでしょ、あいつだって馬鹿じゃないんだからあれを表に出したら自分だってただじゃ済まないことぐらい分かってるよ」
そう言って俺にもう忘れろと執拗に迫る。
俺はそんな妻の様子にどうしようもない不信感を感じ、何度か妻を問いただした。
「なあ○貴、ひょっとして俺にまだ言ってないことが何かあるのか?もしそうなら全て聞かせて欲しい」
その度に妻は「なんにも隠してることなんてないけど…だってあなた、あいつからビデオ回収したら見るでしょ?」
「それが嫌なの、いくら私が言った通りの内容だったとしても、あなた見ちゃったらまた落ち込んで荒れるでしょ?」
畳みかけるように妻は続ける。
「もうあいつのことは二人で忘れようよ、私はもうあいつのことなんて何とも思ってないから」
「私が愛してるのはあなただけ、今も、10年後も、その先もずっと私はあなたのそばにいる、それじゃダメなの?」
妻が言うことは恐らく正論で、正しいのだと思う。
あの男の亡霊に怯え、妻との関係にひびを入れるよりも、すっきりと忘れて明日を考えるべきなのだろう。

…しかし、何かが妙にひっかかる…
その思いが日増しに強まり、まるで抜けない棘かなにかのように俺を苦しめる。

その日の昼過ぎにA田から、例の2年前に短い期間あの男と付き合っていたという女性の話が聞けたという連絡があった。
俺たちは久しぶりに直接会って話すことにした。
いつもの、駅の近くのファミレスで待ち合わせると、約束の時間の5分ほど前にA田はやってきた。
A田は俺に「おまえやっぱ少し痩せたな、まあ仕方がねーよな、ダイエットには苦悩が一番かもな」などと軽口をたたきながら本題に入った。
その女性がまだA田や妻が通っていたのと同じ店舗に来ていたころに、A田とその女性は当然に面識があり、
お互いに会えば挨拶ぐらいはする間柄だったようだが、一応共通の女性の友人に間に入ってもらい3人で食事をしてきてくれたそうだ。
その女性は今は、近郊大都市の中心部にある店舗に通っているため、当然こちらの店舗の事情には詳しくないため、
A田は自分の知り合いの妹があの男から交際を申し込まれていて、相談を受けているというシチュエーションを創作して話を進めた。
女性は明るくあっけらかんとした性格らしく、かなり突っ込んだ話にも元気に答えてくれたようだ。
A田「…それでね、あんまりあの人のいい噂が聞こえてこなくてね、実際どんな人なの?」
女性「私も2カ月も付き合ってなかったからあんまりわかんないけど、でもはっきり言って、あれは絶対に止めたほうがいいと思うよ」
女性「強度のマザコンでね、お母さん死んでるからどうしようもないよ、一言で言えば気
持ち悪い、馬鹿だし」
女性「それにあれはれっきとした変態だから」
はっきりと侮蔑の表情を見せながら、半ば嘲笑するようにそう言い放つ女性に、笑いながらA田が突っ込む。
A田「変態って何?SMとか3Pとかそういうの?」
笑いながら女性が「それぐらいならやってみたい思ってる男は結構多いんじゃない?」
女性「あいつはね、なんて言えばいいのかな?もっと根が深いんだよね、付き合いきれな
い、無理、さすがに詳しいことは言わないけどね」

逆にその女性からA田は質問される
女性「あの馬鹿に付き合ってくれって言われてるのって20代の独身の子なんだよね?」
「…あの馬鹿にしちゃ珍しいな…あいつが大好きなのって30代の子供がいる人妻のは
ずなんだけどな…」
A田「…?」
女性「あの馬鹿はマザコンだからさ、あいつの母親が死んだ時がたしか30代の中盤なんだ
よね」
  「それであいつはその年代の人妻に異常な執着があるのね、気持ち悪いことに」
  「私には軽い気持ちだっただろうし、全く本気じゃなかったと思うよ」

その女性からA田が聞きだしてきてくれた情報は大体こんなところだった。
俺とA田はその情報について話し合った。
俺はその女性に「変態」と切り捨てられたあの男の性的な異常性が激しく気にかかる。
SMや3Pなどと言った行為を笑って話せる女性が言い淀むほどの根深いものとはいったいどんなおぞましいものなのだろう…
あの男のそのおぞましい性的な異常性と、俺ののど元に刺さったままの小さな抜けない棘は関係があるのだろうか…
残念ながら現時点では、俺にもA田にも全く想像すら出来ない。
妻を問い詰めたとして答えは得られるのだろうか…
俺は先日の妻のビデオをめぐるやり取りを話した。
A田は言った「回収はするべきだが、たとえ回収できたとしても、奥さんの言うとおりで、おまえは見ない方がいいと思うぞ」
「いくら内容を知ってたって、映像として見てしまえば絶対にトラウマになるような機がする…」
確かにA田の言うとおり、ビデオを手にしてしまえば、俺は見ずにはいられないだろう。
そしてその結果また激しく嫉妬して妻を責めてしまうと思う。
A田は回収には自分も立ち会い、俺に手渡すことなく自分が処分すると主張する。
恐らくそれが一番良いのだろうと思う、しかし…

あの男が強度のマザコンだという話は、妻が俺に語った内容からも十分に推測できる。
妻に対しての子供のように甘えた言動や、異常な執着も恐らくそこから来ているのだろう。
男の執着の対象は子供を持つ女性の「母性」そのものなのだろう、自分が母親から十分には与えてもらえなかったもの。
生きていた頃の母親の姿形に最も近い年代の、「子を持つ女性」を、自分の記憶に重ね合わせているのだろう。
哀れな男と言えなくもないが…

妻には、いまだに俺とA田があの男のことを調べていることは黙っているつもりだったが、
家に帰り、娘が眠って、妻と二人だけになると結局聞かずにはいられなかった。
俺がA田から聞いた例の女性の話をすると妻は、あの男の異常な性癖についての話には、
「私は知らない、全然気がつかなかった」と淡々と一言話しただけで、頑としてそれ以上話そうとしない。
普段見たこともない、その妻の冷淡な無言の拒絶に俺は戸惑うばかり…
結局それ以上俺は何も言えない、しかし妻はあの男の強度のマザコンの話については色々なエピソードを話してくれた。

「…そうだよね、あいつはマザコンだったんだよね、それも強烈なね
 私が細かいことで世話を焼いたりすると、“イエス、マーム”とか言っちゃ
ってすごい嬉しそうなんだよね、膝枕で耳掃除がすごい好きでさ…
母親の生前の写真が30枚ぐらいしか残ってないみたいだけど
豪華なアルバムに入れて大事にしまってあってね、あいつの宝物みたいだよ
頼んでもいないのに何度も見せられた
年は私ぐらいかな?少し影がある感じだけど、ほっそりしてて綺麗な人だよ」

あっけらかんと、憎からぬ様子でそう語る妻に俺は苛立ちを隠せない。
そんな俺の様子に気がついた妻は、急に黙りこむ。
そして、しばらく間の気まずい沈黙の後で妻が言った。
「…もう忘れようって私が言ってもあなたは忘れてくれないんだね…」
○貴、出来ることなら俺だって全て忘れたいさ、心の中で俺はつぶやいた。
翌朝から妻の様子が少し変わった。
ふとした瞬間に、何か考え込んでいるような表情を見せることがある。

俺は会社帰りに時間があると、あの男のマンションの前の古びた喫茶店に寄る。
いつもの窓側の席でただボーっと男のマンションの正面玄関と駐車場を見ている。
男は部屋にいる時もあれば、いない時もある。
出入りするあの男を見たことはあの日以降では一日もない。
俺も、見張っていたところで何かが掴める可能性がほとんど無いことは頭では分かっている。
ただ、そこでボーっと見張っていると何故か心が落ち着く。

土曜日の午前に会社の後輩の結婚式があった。
妻は久々に娘をつれて、俺のマンションから車で30分ほどのところにある実家に出かけると言っていた。
夕方の6時ごろには帰ってくる予定で。
神父の前で厳かに永遠の愛を誓う後輩達の様子や、披露宴会場の華やいだ空気の中で、俺の心は沈み、なんともいえない寂しさを感じていた。
こんな瞬間が俺と妻にもあった、ただ…
寂しい瞬間だった、どうしようもなく、祝辞を述べる関係になかったことが幸いだった。

2時過ぎに披露宴が終わり俺は家路についた。
しかし今帰っても、妻と娘は妻の実家に行っているので誰もいない。
俺は地元駅に着くと、そのままあの男のマンションの前のいつもの喫茶店に向かった。

その日は男は出かけているようで、駐車場にあの男のシルバーのメルセデスは止まっていない。
俺が煮詰まって少し焦げ臭い感じのコーヒーをすすりながら新聞を読んでいると、
突然視界の端から、一瞬妻に似た女の後姿が、足早にマンションの正面玄関に入っていくのが見えた。
油断していたこともあり、はっきりとはわからなかったが、背格好や髪型、雰囲気が妻に酷似しているような気がした。
俺はにわかに緊張した。
男は部屋にはいない、あれが妻だったとしたらいったい何をしにきたんだ?
男の部屋の合鍵を持っているということか?いまだに?疑問符だらけだ。
あの男と俺に隠れてまだ続いていて、会いにきた?
それも不自然な感じがする、しかしこの後男が帰ってくればそういうことになる。

俺の頭が、結婚式の披露宴で飲んだアルコールのせいで少し緩んでいる状態からにわかに急回転し始め、全力で答えを求めた。
事件発覚後の俺と妻の苦悩の再構築の日々はなんだったのか?
もしもまだあの男と続いているのなら、到底俺は許せない。
湧き上がる怒りと、喪失感、恐怖で俺の心臓が激しく動悸する。
あの男が帰ってきたら俺はもう我慢を止める、男に詰め寄り妻を呼び出してケリをつける。
それしかない、もう無理だ。
俺がそう決心した矢先、現れた時と同じように唐突にマンションの正面玄関から先ほどの女が出てきた。
今度はきちんと確認できた、間違いなく妻だった。
妻は手ぶらで、あたりをさりげなく警戒するようにして出てくると、普段見せたことの無い険しい表情で足早に去っていった。
妻が男のマンションに入ってから出てくるまでおよそ10分少々。
妻は男の留守に勝手に上がりこんでいったい何をやっていた?
それに出入りの時のあの険しいただ事でない様子はどういうことだ?
ピンと来た、恐らくはあのビデオだろう。
妻はあれを密かに回収に来たのではないか?
それしか考えられない、
俺とA田がビデオの回収を諦めていないことを前日に知った妻が、先回りして回収しようと今日男の留守宅に勝手に上がりこんだ。
そういうことなのだろう。

妻の姿が消えて10分ほどしてから俺は喫茶店を出た。
駅に戻り自宅へ向かうバスに揺られながら俺は、妻のこの突然の大胆な行動の理由を考え続けた。
ここまでしてでも俺に見られたくないもの、あのビデオにはいったい何が映っているのか?
昨夜、男の性的な異常性についての話の時の妻の驚くほどの淡白な無反応。
○貴、おまえはいったい何をされた?何をした?
気になりだしたらそれこそきりが無く、俺はある種の得体の知れない気持悪さをどうすることも出来なかった。
そして妻は、今日男のマンションで目的のビデオを無事に回収したのだろうか?
そのビデオを男がどういう状態で保存していたのかが不明なのでなんとも言えない。
妻はマンションから出てきた時に手ぶらだった。
しかしそのビデオがポケットに収まるサイズのものだったとしたら持っていた可能性も捨てきれない。
わからないことだらけだ…
ただこれだけは分かる、俺は妻に今日の話を聞くことは出来ないし、妻も正直に話すことはありえないだろう。

午後5時過ぎに妻は娘と一緒に帰ってきた。
ジーンズに細かいストライプのシャツ、羽織った黒のカーディガン、やはり間違いなくあれは妻だった。
妻の様子は俺が朝出かけた時と別段変化は無く、「お嫁さんどんな人だった?」などと聞きながら
俺が結婚式で貰ってきた引き出物を娘と二人で広げていた。
娘にせがまれて入っていたバームクーヘンを切り分けて皿に盛り、娘にはジュース、俺と自分にはコーヒーを入れた。
俺は「ビデオは回収出来たのか?」と聞きたくてたまらない欲求を抑えるのに苦労した。

もしもストレートに聞いた場合に妻はどう答えるだろう?
もしも今日妻があの男の部屋から回収していれば、当然にもう処分しているだろう。
そして妻はありのまま正直にそう答えるのではないか?
それならばそれである意味では問題は解決する。
ビデオの内容は永久に闇の中で、俺がそれを知る機会は永久にこない。
それならばそれでいい、綺麗さっぱりあの男ごと忘れてしまえばいいのではないか?
しかし妻がもしも回収出来ていなかったとすればどうなるだろう?
恐らくその場合も妻はこう言うのではないだろうか?
「無事に取り戻してもう処分したから大丈夫」
やはり妻には今日のことは話せない、妻が今日回収していないことを前提に進めるしかない。
あの男の手元にビデオが残る事態だけは避けなければならない。
こんなことを考えながら、皿に乗ったバームクーヘンを口にすることなく弄んでいる俺に妻が「どうしたの?何考えてるの」と聞いてきた。
俺ははっとして我に帰り、無理やりに愛想笑いをして「いや、なんでもないよ」と曖昧に誤魔化す。
これからは妻に状況を話せなくなった、いきなり何も話さないのも怪しまれるだろう。
何気なく興味を失っていく姿を演じなければならない。

妻に対する大きな疑心暗鬼と、妻があの男にいったい何をされたのかという疑問、
そしてその忌まわしい想像がもたらす恐怖に、俺の精神は徐々に蝕まれてきている。
毎晩妻を問いただしたい欲求が膨らんでいき、何も言わない妻をどんどん信じられなくなっていった。
しかしその、俺にとっての出口の見えない精神の迷路は、A田からの電話によって、唐突に終わりを告げる。
その日のA田は最初から緊迫していた。
大至急会って話したいことがあると言う。
俺は夕方仕事を終えると、待ち合わせの、駅そばのいつものファミレスに向かった。
A田の言葉少なに緊張した様子が気にかかる、間違いなく良くない知らせだろう。
時間通りにファミレスの入り口に現れたA田は足早に俺の席に向って歩いてくる。
席に座ると、険しい表情で開口一番「ちょっと、嫌な話が出てきた…」と言い難そうに話しを始めた。
その日の昼休みにA田は例の、今年の2月までスポクラに来ていて、あの男と仲が良かった20代の男性会員に会って話を聞いてきてくれた。
(A田と男性会員の勤務先は共に近郊大都市中心部にあり、徒歩圏内の至近距離にある)
A田は例によって、自分の知り合いの妹があの男から交際を申し込まれていて、自分が相談を受けているという設定で話を進める。
その男性は始めのうち、核心部分については話したがらなかったようだが、A田に頼みこまれてしぶしぶ話してくれたそうだ。
仮にその男性を○本とする。
あの男と○本とは、ある人気インストラクターのプログラムで毎週一緒になっていて、次第に話しをするようになる。
そのうちに○本はあの男に誘われる形で、一緒にその人気インストラクターを追っかけて別の店舗のプログラムにも参加するようになる。
しだいに関係は深まっていき、スポクラの帰りなどにちょくちょく近所の居酒屋などで一緒に飲むような関係になった頃に、
あの男はその当時付き合っていた、30代後半の麻○という名の美人人妻を同席させるようになる。

そして彼らはスポクラの内外で、しだいに3人での行動が増えていくようになる。
○本はもちろんあの男とその人妻の噂は知っていたし、交際しているという話はそれまでにあの男の口から直接聞いて知っていた。
しかし、勝気だが、細身でスタイル抜群のその美人妻は男性会員達の話題に上ることも多く、彼女がいない○本は3人での行動が内心楽しかったそうだ。
あの男は、○本と二人の時に麻○という人妻の体やSEXについて詳細な話をしていたようだ。
○本は、身近な美人妻のリアルなSEXの話にずいぶん興奮したと言っていた。

そして年が変わり、今年の1月が始まり、○本とあの男がスポクラの帰りに居酒屋で新年会と称して飲んでいた時に、あの男がある提案をする。
あの男を仮に○川とする。

○川「○本君さ、麻○を抱きたくない?」
○本「えええ?何言ってるんですか、そりゃああれだけ綺麗な人ですからしたいに決まってますけど(笑)」
○川「じゃあ抱かせてやるよ、麻○も○本君ならいいって言ってるよ?」
○本「3Pとかってことですか?…ちょっと待ってくださいよ…」
○川「違う違う、そういうのじゃなくてね、俺の部屋に麻○を呼んでおくから、○本君が麻○を一人で好きなように抱けばいいんだよ」
○本「えええええ、だって麻○さんは○川さんの彼女でしょ?」
○川「俺と麻○はそんなヘビーな関係と違うから、それに俺にも麻○にもいい刺激になるんだよ」
○川「○本君も大人にんればわかるよ(笑)、麻○って旨そうな体してるだろ?気が強いけどあの時は可愛い声出すよ」
その時に○本は、興奮と緊張で喉がカラカラになり、頭がグラグラしたと言っていた。
あの男に押し込まれるような形でその夜○本は、何がなんだかわからないうちに承諾させられる。
○本「…でも、麻○さん本当にいいんですか…」
○川「大丈夫、大丈夫、麻○は何度かやってて慣れてるから、それに俺も寝室のドアを少し開けてこっそり見てるから」

その日以降○本は、自分がほのかな思いをよせていた、美しい人妻を抱きたいという欲望と、自分の中の倫理観や罪悪感との間で激しく心が乱れていく。
身近に接してきたからこそ妄想が膨らみ、その日以降麻○と顔を合わせる度に何度も激しい欲望を感じるようになる。
しかし結果的には○本はその話を断る、約束の日が近づくにつれ、次第に○本が生まれ持った倫理観や常識が顔を出し始める。
彼が言うには、一番大きな理由は麻○という名のその女性が人妻であったことだったらしい。
あの男は麻○のただの浮気相手に過ぎず、麻○には家庭があり、夫がおり、娘がいること。
それを考えた時に、○本の頭の中で何かの危険信号が灯り、我に返る、巻き込まれてはいけない、こんな人間達に係わってはいけない。
そして、そんな異常な行為が平気で出来る麻○という人妻のことを、それまでと同じように、ある種の憧れの対象として見られなくなっていく。
そして○本はフェードアウトするようにあの男と麻○という名の人妻の前から姿を消した。
最後に○本はこう締めくくる、「結局俺はまだ綺麗な女性に夢見たいんですよ、そんなシビアな現実は見たくなかったです」
「とか言いながら、惜しかったな?なんて思いもいまだに感じますけどねヘヘヘ」
「年は離れてるけどあんなにいつもきちんとしてる綺麗な人知りませんから、でもなんかがっかりしました」

○本という男性の話を終えるとA田は回りくどい言い方で俺に言った。
「この話はあくまでその人妻の話で、まあ○貴さんに限ってそんなことは無いと思う…」
「ただその人妻がどうしようもない女だたって話しかもしれん」
「この話だけで○貴さんのことを判断するな、男も女も付き合う相手によってその関係は全然違うものになるんだよ」
「俺のこの話だけで短慮は止めろいいな?俺はもう少し探るから待て」
沈痛な面持ちでやっとそう言うA田に俺は礼をいい、ファミレスを後にする。

しかし俺はそのまま駅ではなく、あの男のマンションに向った。
ファミレスから男のマンションまでの道のりは一瞬だったような気がする。
俺はもうこんなどうにも出口のない牢獄に囚われ、徐々に精神が蝕まれていくことに到底耐えられない。
今夜様々な疑問や苦しみにケリをつける、もう俺に残された僅かな精神のかけらを維持するにはそれしかなかった。
男のマンションの前につくと俺は、端から3番目の男の駐車場を確認する。
メルセデスは止まっていない、あの男はいないようだ。
俺はいつもの古びた喫茶店にはいるとコーヒーを注文した、代金は先に払っておく。
全く味のしないコーヒーを時折喉に流し込んでいて、様々な最悪な妄想に襲われ気が狂うかと思い始めて、
しかしそれから俺が2時間の心の地獄を経験し、耐えられなくなる寸前に、駐車場にあの男のメルセデスが入ってきた。
俺は急いで喫茶店を出ると、足早にマンションの正面玄関に向かう、入り口の数メートル手前で、男の斜め後ろから呼び止めた。

「○川さん」
男は反射的に俺の方に振り返り、怪訝な表情で俺を見つめる。
「俺は○貴の夫です…」
男の端正な二重の瞼がわずかにピクリと反応する、次の瞬間男は大きく眼を見開き絶句する。
俺が構わず「…どうします?ここで話しますか?」と投げかけると、男は諦めたようにガクっと肩を落とし
「…いえ…どうぞ…」と言うとマンションの中に入っていく。
俺とあの男は無言のままエレベーターに乗ると、8階の男の部屋に向う。
リビングの応接セットのソファーを俺に進めると男は、あの男は仕方がなさそうに土下座する。
「とりあえずお詫びします、申し訳ありませんで…」
俺は最後まで言わせなかった、「とりあえず」その男の一言で俺は完全にキレた。
土下座している男の頭を思いっきり蹴りあげた、男は仰向けにひっくり返る。
俺は近づいていき、頭といわず腹といわずところ構わず何度も何度も蹴った。
男に馬乗りになると両手の拳で男の顔面を滅多打ちにした。
鼻や唇、目じりや目の上から大量の血を流しながら、男は必死で「すいません、すいません、ごめんなさい、許してください」と泣きながら懇願する。
それでも俺は殴り続ける、男が何も言わなくなるまで。
俺はそれまでの人生で何度か殴り合いの喧嘩をしたことがある。
ただこの瞬間の俺は、生まれて初めて相手を殺しても構わないと思って殴った。
自分にこれほどの仮借のない暴力性があったことに自分自身でで驚いた。
やがて男がぐったりして何も言わなくなると俺は男から離れた。
しかし次の瞬間に再び衝動的な殺意に襲われ、男に近づくと思いっきり腹を蹴った。
男は「ウグッ」と呻いて胃液か何かを吐いていた。
俺はソファーに倒れ込むようにして座ると、殺意が鎮まるのを待った。
両手の拳が激しく痛む、へたしたら骨折ぐらいしているかも知れない。
男は苦しそうに呻き、泣いている。

どれぐらいそうして座り込んでいただろう?ようやく俺を取り巻いていた怒りの赤い靄のようなものが俺の頭から消えると、俺は男に聞いた。
「ビデオはどこにある?」
男はビクッとして血まみれの顔を俺の方に向ける。
俺はゆっくりと繰り返す
「俺の妻を映したいやらしいビデオはどこにある?」
まだ俺の質問の意味が理解できない様子の男の頬ほ平手で何度かはたいた。
俺の質問内容をようやく理解したらしい男が怯えて震えながら答える。
「…ベッドの下に…」
俺が男の寝室のベッドのマットを力づくでひっくり返すと、中ほどにDVDラックがあり、20枚弱のDVDがケースに入れて保管してあった。
ケースには麻○や恵○と言った名前が書き込んであり、○貴と書かれたものも4枚あった。
俺はそれを全て男の部屋のキッチンで見つけた45リットルのごみ袋に詰め込んだ。
その後俺は男から携帯を取り上げて、たたき割った上で、前日の残り湯が張ってあったバスタブに放り込んだ。
そして男の部屋を家探しして見つけた、男のパソコンとビデオカメラも、同様に破壊した上ででバスタブに沈めた。
男はショック状態で、俺が何をしていても、完全に無反応だった。
そして、帰ろうとしていた俺の眼にあるものが飛び込んできた。
それは、リビングの大画面TVの下のラックに置いてある豪華なアルバムだった。
豪華なアルバム、それに俺は反応する。

先日の妻の言葉が脳裏に浮かぶ。

「母親の生前の写真が30枚ぐらいしか残ってないみたいだけど
豪華なアルバムに入れて大事にしまってあってね、あいつの宝物みたいだよ」

俺がそのアルバムを手に取り、開いてみると、30代と思しき影のある、儚げな細身の女性が映っていた。
今とは時代が違う髪型や服装の、その異常に病的に色白のその女性は、一人であったり、小学生の男の子供と一緒であったり、あるいは家族であったり。
しかしどの写真を見てもその女性は暗い思いつめた表情をしていた。
おおよそ30枚ほどのそのアルバムの写真を見終えると俺は、1枚づつ取り出して、男の眼の前で破いていく。
最初、海老のように丸まって、ショック状態だった男は、俺が何をしているのか気がつくと、ばね仕掛けの人形のように突然跳ね起き、
「…なにしてんだよ…止めろおおお!」と絶叫して俺に向ってきた。
俺は再び男が抵抗しなくなるまで殴る。
そして男の母親の写真を1枚づつ丁寧に破いていく。
男は再び泣き叫びながらまた向ってくる。
そして俺はまた抵抗しなくなるまで男を殴る。
何度かそれを繰り返すと、男は土下座しながら振り絞るような声で懇願し始めた。
「お願いします、それだけは止めてよ、お願いだから、なんでもします、いくらでも払いますから、やめて、母さんを殺さないで、お願いだから」
「…許してください、お願いします…なんでもします…許して、もう止めて」
悲痛な男の叫びが室内に響き渡る、しかし必死で懇願する男の眼の前で、俺は機械的に写真を破いていく。
俺は全ての写真を破り終えると、ゴミ袋に入れたDVDを手に、男のマンションを後にした。
俺が最後に男の部屋で見た光景は、びりびりに破られた写真をかき集め、胸に抱きしめるようにして号泣している男の後ろ姿だった。
人がこれほど悲しく泣けるのかと思えるぐらいに男は泣いていた。
その男の後ろ姿を見て俺は思った、死ねよゴミ、殺してやろうか?

俺の白にグレーのストライプのワイシャツの胸のあたりは、あの男の返り血が点々と飛び散っていている上に、
両手の拳は、その頃になると紫色がかってきていて、とてもバスには乗れそうもない。
仕方なく駅前でタクシーを拾い家に向った。
タクシーの運転手は、明らかに不審そうな様子を見せていたが、俺の尋常でない様子にあえて何も言わなかった。

家に着いた時には、すでに9時を回っていた。
俺を玄関に出迎えた妻は、一目で事態を察したようだった。
一瞬で顔色が蒼白に変わり、俺が右手に持っていたDVDの入ったゴミ袋を指差して言う
「それを渡して」ためらう俺に、妻は一歩前にでて強く迫る「それを渡して、私が処分するから」そして手を伸ばし、俺から奪い取ろうとする。
俺が反射的に奪われないようにすると、眦を決してキッと俺を睨みつけて妻は言う。
「そのビデオは私があなたに言った通りの内容しか映ってないから、あなたは見なくていいの!渡して」
「…見たらもう戻れなくなるよ、全部ダメになっちゃう…あなたはそれでいいの?」
俺の体から力が抜ける、そして俺はそのゴミ袋を妻に差し出した。
妻の瞳から大粒の涙が数滴滴ると、俺に激しく抱きついてきた。
「ありがとう……ごめんなさい…」
妻は○貴と書かれたDVDケースの中身を、電話帳の上に載せ、金づちとドライバーで、執拗な執念で粉々になるまで叩いていた。
静まり返った深夜のリビングに、ガツッ、ガツッという、妻がDVDをたたき割る音が無機質に響いていた。

俺の両手の拳はいよいよ紫色にはれ上がり、どうしようも無い状態になっていた。
明日は会社に遅刻の電話を入れて、病院に行くしかない、多分骨折しているだろう。
激しい痛みをこらえて、しかしそれでも風呂に入った俺の両手の拳の応急手当てを済ませた妻は、激しく俺を求める。
反応しない俺を、必死で咥え、舐め、しゃぶる、舌を絡めてキスをし、乳房を押しつける。
長い時間そうしていて、少しだけ固くなった俺に自分が上になり、無理やりに入れると、激しく腰を使う。
何かに憑かれたように激しくあえぐ妻、やがて俺が妻の中に射精すると、最後の一滴まで搾り出すように腰をゆっくりと使う。
そうしてようやく妻は安心した様子で、俺の腕の中で思いっきり甘える。
何度も舌を絡めてキスをして、俺の瞼は目じり、乳首や首筋にねっとりとしたキスをした後で妻が言った、
「フフフ、すごいいっぱい出たね、凄い入れしい、あのね、今日はね、可能性高い日だから、二人目出来てるといいね」
嬉しそうに俺に甘える妻を左腕に抱きながら俺は考えていた。
俺は、タクシーの車内で知美と書かれたDVDケースに入れ替えてある、鞄の中の妻のDVDの内容が激しく気になった。

その夜、俺は全く眠れなかった、妻も眠れない様子だったが、午前2時を過ぎたあたりで眠りに落ちたようだった。
俺の頭の中で、見れば戻れない、終わりになると言う妻の言葉が何度も浮かんでは消えた。
もうすでに過去の出来事であり、今更どうすることも出来ない事実など、知らなくてもいいじゃないかと何度も自分に言い聞かせる。
しかし俺は結局知りたい欲望に負ける。
午前4時を回ったところで、俺は苛立ちと焦燥感でどうにもならなくなり、妻を起こさないように、そっとベッドから抜け出す。
寝室のドアを閉め、リビングに向うと、鞄の中から4枚ある妻のDVDを取り出した。
しかしそこでまた、俺の中に迷いと躊躇いが生まれる。
妻がしたように、俺もその4枚のDVDを粉々に破壊することが一番いいのではないか?
しかしそれで本当に良いのか?それだと俺はこの先一生抜けない棘が刺さったままで妻と生きていかなければならない。
全てを知った上で妻を許し、受け入れなければ今回の問題は終わったことにならないのではないか?
しかしもし許せない内容がそのDVDに収められていたらどうなる?
妻は、見れば戻れない、終わってしまうと言っている。
答えなど決して出ない問題を俺は延々と考え続け、そして最後に疲れてしまった。
考えることに疲れ切ってしまった俺は、半ば機械的にPCに1枚目のDVDをセットした。
1枚目のDVDは妻の自慰の映像だった、ただしそれは妻が自分で言っていた内容とはかなりの違いがあった。
まず、それは妻が言っていたのとは違い、携帯ではなくて、ビデオカメラで撮影されたものだった。

DVDは、あの男のマンションの寝室のベッドに腰かけた、妻の全身映像から始まる。
白い体にフィットしたTシャツに、デニムのミディアム丈のスカート姿の妻が俯いている。
やがて妻はカメラのレンズを見ないようにしながら、Tシャツを脱ぐ。
そしてスカートを脱ぐと下着だけになった、背中を向けながらしばしの躊躇いを見せていた妻はやがて、背中のブラジャーのホックを外す。
両腕から肩ひもを抜くと、ベッドの端に外したブラジャーを置く。
背中を向けたまま立ち上がり、両手でショーツを脱いでいく。
カメラに裸の尻を晒し、全裸になった妻はそのままベッドに横たわる。
カメラが回り込み、妻の全身を捉えようとすると反射的に妻は、両足を寄り合わせ、片方の腕で胸を、もう片方の手で顔を隠す。
男の声が苛立ったように手をどけろと言っている、躊躇しながらやがて妻は両手をどけて、諦めたように全てを見せる。
男の声は足を広げろと言っている、おずおずと足を広げる妻に男はもっと広げろと命じる。
結局妻は左右の足を大きくM字型に広げさせられる。
カメラはじっと目を閉じている妻の顔のアップ、乳房のアップ、そして妻の秘部のアップへと移っていく。

妻の睫がふるふると震えている。
ひとしきりアップを撮り終えると男は、妻に自分の指で秘部を広げろと命じる。
躊躇い、従わない妻に男は苛立ちやれと怒鳴る、妻は悲しそうに、諦めた様子で従う。
カメラに向って、自分の両手で秘部を広げて見せる妻に男は、もっと広げろと命じる。
限界まで広げられた妻の秘部をカメラに収めた男は、妻に言う、「じゃあ始めて」
妻は両足をM字に開いたままの状態で、左手で左の乳首を摘むように弄りながら、もう片方の手でクリトリスを弄る。
しかし数分間そうしていても、妻が感じている様子は無い。
イクところを見せろと何度も命じても、無理な妻の様子に、やがて男は20センチほどの電動のマッサージ器のスイッチを入れて手渡す。
妻は男に渡されたマッサージ器をクリトリスに軽く押し当てる、妻はほんの1分ほどであっけないほど簡単に、ウッっと小さく呻き、
足と腰を2度ほどビクビクと痙攣させ、ギュッと固く目を瞑り逝ってしまった。
男は逝った直後の妻にまた、広げろと命じる。
さすがに妻は躊躇いをみせるが、再び男に広げろと強い口調で命じられると、諦めたようにおずおずと秘部をカメラの前に広げて見せる。
男は少し湿り気を帯びた妻の入り口を男はしつこくアップで映し、フェードバックするようにカメラを引き、妻の全身の映像で終了する。

正直に言って俺は、このDVDの内容に怒りを覚えたし、また激しく動揺もした。
しかし妻の自己申告よりは遥かにいやらしい内容ではあっても、基本的には妻が言っていたことと大差が無いとも言える。
何よりも妻の、というか、妻しか映っていないことで、ある意味ではまだ俺は大丈夫だった。
2枚目のDVDを見るまでは。

2枚目のDVDはやはり男の寝室のベッドの上で、紺の半袖のブラウスに薄いピンクのタイトスカートをはいた妻が横たわっているところから始まった。
映像は少し離れた場所からの固定アングルだが時々ブレているので男が手で持って撮影しているものと思われる。
簡単に言えば、隠し撮りのような感じの映像だ。
カメラの視界の外から突然40代と思しき中肉中背のメガネをかけた男が現れ、ベッドの妻に近づいていく。
ベッドの上で無言で無反応、人形のようにただじっと横たわる妻に近づくと男は、キスをしながら洋服の上から妻の胸や太ももを揉みしだく。
妻のタイトスカートの中に手を入れて、ショーツとパンストの上から股間をまさぐっていた男が、やがて興奮した様子で妻のブラウスのボタンを外しにかかる。
男は不器用な手つきでブラウスのボタンを全部外して脱がすと、妻を少し横向きにしてブラジャーを外した。
妻は何も言わず、人形のようにされるがまま。
男は妻の乳房を揉みしだき、乳首を弄る、妻の口から耳、脇や首筋に舌を這わせ、執拗に乳首を吸い、舐めまわす。
妻の胸を散々楽しむと男は、妻のタイトスカートのホックを外し、ジッパーを下げる。
腰のあたりに手を差し入れてスカートをずり下げるようにして脱がすと、さらにパンストを破かないように注意しながら脱がす。

男はショーツの上から、妻の秘部をしばらく弄んだ後で、妻のショーツをずりおろし全裸にする。
男は自分もベルトをはずし、スーツのズボンを脱ぎ、全裸になる。
男は妻に覆いかぶさるようにして、再び妻にキスをして乳首を口に含む。
妻の両足を開かせると、右手で秘部を広げて弄る。
妻が、男に膣の中に指を入れられた瞬間に一瞬苦痛の表情を浮かべたのが分かった。
全く濡れていないのだろう。
そのうち男は妻の両足をM字の形に折り曲げて、太ももに何箇所もキスをすると、両手で妻の秘部を広げて執拗に吸い、舌を使い舐めまわす。
しばらくそうした後で男は、自分のペニスを妻の顔の方に持っていき、フェラチオを促すが、妻は全く無反応で応じない。
諦めた男は再び妻の両足を抱え上げて、自分のペニスで妻の入り口を押し広げるようにこすりつけると、一気に妻の中に挿入した。
その瞬間に妻は、今度ははっきりと苦痛の表情を浮かべ、初めてウッと声を上げた。
男は「ごめんね、痛かった?」と妻に声を掛けるが、妻は無反応。
音声は、男に突かれ揺すられながら一切声を出さない妻の代わりに、ぎしぎしと僅かな軋みを上げるベッドと、撮影しているあの男の少し荒い息遣いしか拾っていない。
やがて男の腰使いが早まり、男は妻の腹の上に射精する。
男はティッシュで自分の後始末をすると、妻に背中を見せ、そそくさと身支度を始める。
男が再びカメラの視界から消えるとレンズは、男に腹の上に射精されたままじっと動かない妻だけを映し出す。
妻の肩がわずかに震えている、距離があるのではっきりとは分からないが、どうやら妻は泣いているようだ。
そこで映像は終了する。

3枚目のDVDも男がもう少し若く30代の中盤であることと、妻が着ている洋服が違うぐらいで、内容はほぼ同じ。
空虚な人形のように無反応な妻を、男が好きなように弄び、抱くだけ。
ただ唯一の違いは、終わった後に妻に泣いている様子が見られなくなったことぐらいだ。

4枚目のDVDは、妻の服装が長袖に変わったことと、髪型からかなり最近に撮られたものであることが窺い知れる。
男はまた別の男で50歳手前ぐらい、妻は相変わらず空虚で無反応だが、このDVDで妻は、
相手の男の要求どおりに機械的にフェラチオをしている。
また、男のなすがままに、四つん這いになりバックで抱かれている。
男の上に乗せられ、騎乗位で機械的ではあるが自分で腰を揺すっている。
だからと言って感じている様子などは微塵も無いが…

俺は全てのDVDを見終えると、怒りでは無く、とてつもない疲労感と虚脱感に襲われて天を仰ぎ、放心してしまった。
あまりに理解できない状況に直面して何をどう考えればいいのか全く分からなくなった。
どの映像からも、妻が積極的にやっている様子や、喜んでいる様子は全く見られない。
はっきり言えば嫌々、無理やりにやらされているようにしか見えない。
なんだこれは?妻はあの男に脅されて無理やりに売春をさせられていた。
そう考えることが一番自然のようにも思われる、しかし…
そもそもあの男は金には困っていない。
嫌がる妻に無理やり売春をさせて小銭を稼ぐ必要など無いはずだ。
俺の頭の中に先日のA田の話が蘇る「あの男の性的な異常性」の話が蘇る。
俺の頭の中で何かが形をなそうとした瞬間に俺は背後に人の気配を感じ、振り返った。

幽鬼のように蒼白な表情を浮かべた妻が立っていた。
妻は振り返った俺に、それまでに聞いたことも無いような低く掠れた声で言う。
「…見ちゃったんだね…、あれほど見ないでって頼んだのに…」
そして、無理やりにほほ笑むと続けた
「ほら、言ったとおりでしょ、もう終わりだよね、私を許せるはずがないでしょ?」
そう言うと背中を向けて、ふらふらと玄関に向う妻を俺は呼び止める。
「○貴、待て、待ってくれ、なんだこれは?どういうことか説明してくれ」
立ち止り、俺の方に振り返って妻が言う。
「どういうことかって?あなたが見たまんまだよ、私はあの男以外にも一度も会ったことすら無かった3人の男達におもちゃにされて抱かれた、それだけ…」
俺はさらに
「おまえが嫌々だったことは映像からわかる、いったい何があったんだ?ちゃんと説明してくれ!」
必死でそう迫る俺に、妻はしばらく俯いていたが、やがて頭を上げるとフラフラとした足取りで俺の前に座る。
そして妻の長い話が始まった。

○川の母親は、夫を交通事故で亡くした後、小学校6年だったあの男を残し33歳の若さで自殺する。
もともと、○川の父親が存命中から夫の両親と不仲だった彼女と義理の両親の関係は、夫の死によって決定的に悪化していく。
大きなストレスの中で、躁鬱の気があった彼女の心はどんどん壊れて行ったようで、次第に行動が破滅的になっていく。
○川の世話をほとんど放棄するようになり、どうでも良い男をとっかえひっかえしては溺れていく。
美しい○川の母は、男に不自由することは無かったようだ。
やがて、義理の親の不在の度に男を家に引っ張り込むようになる。
ある時小学校が短縮授業でいつもより早く終わった○川が家に帰ると、母親の部屋からなにやらくぐもった声が聞こえてくる。
○川が近付いていくと母親の部屋の襖がわずかに開いていた、息苦しい胸騒ぎを感じながら○川がそっと覗くと、
部屋の中央に布団が敷いてあり、その布団の上で○川の見知らぬ男に全裸で、激しく絡み付くようにして抱かれている母親の姿があった。
早くに父親を亡くしている○川にとって、美しい母親は密かな自慢だった。
その大切な、美しい、自分の母親が、白い裸身を晒し、淫らな声を上げ、髪を振り乱して悦んでいる姿に○川は激しく動揺する。
自分は見てはいけないものを見ている、早くここを離れなきゃ、そう心の声が伝えるが○川は母親の裸身から目が離せない。
その時の心境を○川はこう表現している
「喉から心臓が飛び出しそうだったけど、母さんがすごい綺麗でね、眩しいぐらいだった」
○川は激しく勃起している自分を感じ、そしてそのまま小学校6年の4月、初めて射精する、覗き見た母親の情事の様子によって。
それ以降、母親が男に抱かれている姿をこっそり覗き見ることが○川の何よりの楽しみになる。
妻と肉体関係ができると○川は、自分のことをわかって欲しいからと言って、しだいにそんな話をするようになっていった。

自分を構ってくれない母親に対する、○川の捻じれた愛情はどんどんエスカレートしていく。
母親の入浴姿をこっそりと覗き、一人で自分の部屋にいる母親を覗く。
そして○川は自慰に耽る母親の様子も何度か目にする。
しかし、そんな○川の密かな楽しみは、その半年後にいよいよ心を病んだ母親の服毒自殺によって唐突に終わりを告げる。
巨大な喪失感を抱えたまま成長していった○川は、やがて自分の性的な反応が同年代の友達たちと微妙にスレていることに気がついて行く。
中学生になり、高校生になっても他の同級生たちのように同年代の女子に全く性的な興味がわかない。
○川にとって性的興味の対象は30前後の子持ちの女性だった。
そして自分のマスターベーションのための妄想の対象は何年たっても、男に抱かれて喘ぐ母親の姿だった。
しかしやがて自分も30代になるわけで、時がたてば自然と解決する問題だと当時の○川は、あまり深くは考えなかった。
しかしやがて大人になった○川は、もっと本質的な部分の自分の性の「歪み」に気がついていく。

○川が初めて女性と肉体関係を持ったのは、22歳。
当時地元の国立大の4回生だった○川はバイトで家庭教師をしており、相手はその生徒の母親の36歳の女性。
細身ではなかったようだが、太っているわけではなく、バランスの良い肉感的な体つきの女性だったようだ。
関係の始まりは、○川が中学1年のその男子生徒を教えるために、その女性の家に週2回通うようになった3ヵ月後。
○川はその生徒の母親に初めて会った瞬間から、それまで同年代の女性に一度も感じたことの無い激しい欲情を感じていた。
その母親が夫に抱かれる姿を想像して毎晩マスターベーションをするようになる。
そしてその母親も、自分のことを明らかに「女」として激しく意識し、どぎまぎした様子で、
まともに目も合わせられない○川のことを憎からず思っていたようだ。
ある時○川は、生徒がまだ学校にいっている時間の昼間に、生徒の勉強の相談があると言われて呼び出される。
○川が家に行くと、その母親は昼食を作って○川に食べさせてくれた。
そして昼食が終わると○川は誘惑される。
○川は毎晩思い続けた、そして自分にとって初めての女性の体に激しく溺れていく。

若い○川は情事の度に何度でも出来たし、毎日のようにその女性の体を求めた。
そして次第にその女性のことを本気で愛するようになっていく。
自分の母親以外の女性を始めて本気で愛した○川の中で、母親とその女性が重なっていく。
女性との情事の最中に頭の中に、母親が男に抱かれている映像が度々浮かぶようになる。
そして○川はある種の激しい「渇き」を感じるようになっていく。
「渇き」はどんどんと激しくなり、そして愛した女性を抱きたいと思う気持ちとは裏腹に、自分の下半身は冷えていく。
相手を愛すれば愛するだけ渇きは酷くなって行く。
症状はどんどん悪化し、SEXのたびに思い通りにならない自分の男性自身に苛立ち、嘆く○川のことを本気で心配する女性…
○川は女性に懇願する、夫に抱かれているその女性の姿が見たいと。
そしてその女性は、夫に抱かれる自分の姿をビデオカメラで隠し撮りして○川に見せる。
○川の脳裏に10年前の母親の情事の映像が鮮烈に蘇り、その女性と母親が完全に重なる。
○川は激しく欲情し、その日何度も何度もその女性の体を求めた。
結局○川とその女性の関係は、6年もの間続く。
別れは○川から、理由は、妻の推測では、女性が段々と年を取り○川の記憶にある母親の姿と離れていき、重ならなくなったから。

○川にレイプされ、無理やり始まった関係が、妻にとってあまり苦痛ではなくなったころに、妻は麻○という人妻の存在を知る。
○川と妻が一緒に出ているスポクラのプログラムに突然顔を出すようになり、妻に敵意をむき出しにして、執拗に○川に付きまとう。
その場では○川は当たり障りの無い対応をしていたようだが、麻○がいなくなると必死で妻に弁解する。
○川は妻に、○貴さんのことを本気で好きになったから麻○とはもう分かれたいのに、付きまとわれて困っていると告げる。
妻の目から見ても○川に麻○に対しての未練がある様子は見られなかったので、別に気になりはしなかった。
しかし麻○はその後も一ヶ月以上も二人に付きまとい、2度ほど妻はスポクラの帰りに待ち伏せされる。
麻○は妻に、○川と自分は1年以上付き合っている、自分達の交際の邪魔をするなと迫り、自分のことは棚に上げて、
「旦那さんも、小さな子供もいるくせにあなた何やってるの?バカじゃないの」と妻のことを激しく罵り、
そしてあざ笑うように「フン、あなたじゃあの人のこと満足させられない」と言い放つ。
妻の中で、○川に対しての愛情とは別の、女同士の闘争心に火がつく。
妻はこの女には負けたくないと強く思う。

妻はそのころ日々どんどん強くなる○川の自分に対する恋慕を感じるが、○川の男性自身はSEXの度ごとにダメになって行く。
そして○川はその度ごとに激しく落ち込み、自分自身を罵る。
そして相変わらず見え隠れする麻○の影。
自慰しているところが見たいと○川に懇願されて仕方なく応じると、その時の○川は久々に元気になり、無事SEXが出来る。
しかしそれも何回かすると、やはり○川は勃たなくなって行く。
妻は自分のせいだと思い込み悩む。
そしてしばらく前に麻○に待ち伏せされた時に言われた「あなたじゃあの人のこと満足させられない」と言う言葉が何度も脳裏に浮かぶ。
そしてある時○川は、自分の少年時代の衝撃的な母親の話と、初めての相手だった大学時代の女性との話を聞かせた上で懇願する。
「○貴さんが他の男に抱かれているところが見たい」と。
妻が驚き激しく拒否すると、その時の○川はあっさりと引き下がる。
しかしその後○川は、妻とのSEXでダメな度ごとに、激しく落ち込みながら必死で懇願するようになる。
しだいに妻の精神は追い込まれていく、妻はある時○川に提案する。
夫とのSEXを隠し撮りして見せるので、それでダメかと。
しかし○川は、ビデオで見るのじゃなくて、直接見ないとダメだと言う。

「○貴さんのことも俺のことも当然全く知らない、他県の男性を会員性のサイトで見つけて呼ぶから心配ないよ」
「もちろんそれ一回きりで○貴さんが顔を合わせることは一生無いから大丈夫」
「俺が見てるんだから、変なことされたりする心配なんて全くないよ」
「一度だけでいいから、そうすれば俺は救われるんだよ、お願いだ○貴さん」
「こんなに俺が苦しんでるのに助けてくれないの?」

○川は、脅し、すかし、泣きながら懇願し、必死で妻を説得する、何度も何度も会うたびに。
恐らくその頃の妻の頭の中で世界は、自分と○川、そして麻○の3人で成り立っていたのではないだろうか?
どうにもならない所まで追い込まれた妻は、結局○川のこの一言で承諾してしまう。
「麻○はやってくれたのに…やっぱ○貴さんじゃダメなのかな…」
妻は○川が麻○と完全に分かれることを条件に承諾する。
○川はその場で麻○の携帯に電話をかけ、厳しい口調できっぱりと別れを告げる。
一旦は承諾してしまったものの、その直後から妻は巨大な不安と、言いようの無い恐怖に激しく後悔する。
しかし○川はそんな妻を決して逃がしはしなかった。
毎日電話を何度もかけ、頻繁にメールを送ってくる。
そして妻は承諾した日から僅か3日後にそのおぞましい行為をさせられる。

その日、○川のマンションで相手の男がやってくるまでの時間に妻は何度もパニックを起こし、やっぱり無理と泣き叫ぶ。
帰りたいと懇願し、出口に向かう妻を○川は怒鳴りつけ、頬を何度も叩き、そして抱きしめながら懇願する。
妻はどうしても許してくれない○川の態度に、しだいに逃れられない運命を受け入れ無反応になって行く。
そして妻にとっての地獄が始まる。
男にキスをされ、体中を舐めまわされている時に妻は、麻痺しかかった頭でただ漠然と「気持ち悪い」と感じ、
ひたすら早くその時間が終わることだけを願っていた。
男が自分の体から離れ帰っていくと、急激に正気に戻っていった妻は、激しい吐き気に襲われる。
2枚目のDVDの続きは、ベッドから跳ね起きてトイレに駆け込み、何度も何度も何も出ないのに吐き続ける妻。
その妻の背中を必死でさすり続ける○川、○川に向き直り号泣しながら掴みかかる妻。
そんな妻を○川は抱きしめる。
妻の抵抗が弱まり、体から力が抜けると○川は妻を抱き上げベッドに運ぶ。
「大丈夫だよ○貴さん、俺が綺麗にしてあげるから」そう言うと○川は裸の妻の体中に丁寧にキスをする、何度も。
そしてその日○川は、妻が時間になり帰るまでの間、ずっと妻を抱いていてそして3度妻の中に射精する。

自分が犯してしまったとてつもなく罪深い行為に妻は恐れおののき、苦しむ。
もう自分は絶対に死ぬまで自分自身を許せないだろうと何度も絶望する妻。
そして自分にそこまでの代償を払わせた○川を憎むと同時に、一方で激しく執着する。
一度だけと言う○川の約束は、結局守られることはなかった。
しかし一度一線を越えてしまった妻にはもう拒む気力も無ければ、守らなければならない何も残ってはいなかった。
○川に求められるまま2度、3度と繰り返してゆく。
妻は言う「2回目からはやっぱり知らない男に体を弄られたり、舐めまわされたりするのは気持ち悪いけど、別に悲しくはならなかった」
「どうでもいいからこの男の人早く逝かないかな、なんて考えてた」
「あいつは私が他人に抱かれて感じてるところを見たかったみたいだけど、それは無理だよね、だって私何にも感じないもん」
「3回目の時にあいつが感じてるふりでいいからしてくれって頼むから、フェラとかしたけど…後からその映像私も見たけど、全然ダメだよね」
「男の人が終わって帰ると、あいつはすごく喜んで興奮して何回もしたがるから、なんかこれでいいのかななんて思ってた」

妻は、俺に○川との浮気が発覚した晩以降、日にちが経つにつれて急速に醒めて行く。
今となっては、最初から好きでもなんでもなかったあの男に振り回され、
なぜ言いなりにあんなことまでしたのか全くわからないと言う。
「どこが良かったんだろう?」と自分で何度も繰り返していた。
ただ○川には、ある種のワールドと言うか、強烈な自分の世界があり、一旦それに捕まると催眠術かなにかのように自分では抜け出せなくなるらしい。
妻は、知らないうちに○川の世界が世界の中心だと思い込まされていたみたいと言っている。
そして「なんて言うの?ストックホルム症候群だっけ?そんな感じだったような気もする」
しかし、○川の世界から引き戻されて、こちら側に帰ってきた途端に妻を再び強烈な現実が襲う。
俺が毎日苦しむ様子を見るたびに、自分がさせられた許されない不道徳な行為の記憶が蘇りその度に頭がどうにかなりそうだった。
そして俺に毎晩抱かれる度に、自分の忌まわしい記憶を消して欲しいと願ったそうだ
「わすれたい…」なんども妻は俺の腕の中で呟いていた。
それこそが妻の紛れも無い心情だった。
それでも何度か妻は俺に全てを打ち明けようと考えた。
しかし、やはり言えるはずもなかった。
妻は自分が永遠に封印したい忌まわしい事実が、○川の口から俺に伝わることを恐れた。
そして、俺を○川と接触させないように必死で二人で忘れようと説き伏せる。
俺とA田が○川からビデオを回収しようとしていることを知ると、いよいよ妻はいてもたってもいられなくなる。

妻は俺に隠して何度か○川に連絡をする。
始めの頃、○川は妻が俺に隠してそれまで通り自分との関係を続けるならDVDを渡すと言っていたらしい。
しかし妻は激しく拒否した上で、改めてDVDを渡せと強く迫る。
妻の頑なな態度に、妻の心が完全に自分から離れたことを悟った○川は、今度は自分の保身のためにDVDは渡せないと言い張る。
それどころか、もし俺が自分に何かすればDVDを公開すると脅しをかける。
そして切羽詰った妻はあの日、実家の父親に娘を預けると、もしも顔を合わせたらまたあの地獄に引き戻されるかもしれないという
言いようの無い恐怖を必死にこらえて、○川のマンションに向かう。
妻は早い段階からこの可能性を考えていたために、あえて○川から渡されていた部屋の鍵を返さなかった。
妻は○川の部屋に忍び込み、必死で置いてありそうな場所を探すが、結局見つけられずに落胆して部屋を後にする。

妻は俺から昨夜俺が○川にした仕打ちを聞くと冷たい表情で
「ザマミロ、あんなバカ死ねばいいのに」と言い放つ。
そして俺が○川の母親の写真を全て破ったと知ると
「…あいつやっと母親の亡霊から解放されるかもね」と呟いた。

ひとしきり話が終わると妻は、キッと挑戦的な目で俺を見据えて聞いた。
「…それでどうする?分かれる?あなたもう私のこと汚くて抱けないでしょ?」
俺は淡々とこう答えた
「いや、少し時間をかけて二人で考えよう」
気色ばんでいた妻は、明らかに拍子抜けした様子で、ただ短くわかったと答えると
何事も無かったかのように台所で朝食の支度を始めた。
もうすでにそんな時間になっていた。
俺がどうしてそう答えたのかと言うと、正直俺は疲れていた。
それにやらなければいけないことや、考えなくてはいけないことが沢山ある。
これ以上、目の前に座っている30過ぎのくたびれた女の話に付き合う気にはなれなかったから。
人間興味の持てない女の話に付き合うほど苦痛なことは無い。
まず○川の部屋から回収してきたDVDに映っている女全員の身元を割り出さないといけない。
A田に協力してもらって急いでやらなければ、ただ、一人だけ麻○と言う名の人妻の身元だけはすでにわかっている。
詳細な説明文と一緒に今日中にDVDを旦那に手渡してくることにする。

今日の投稿を最後にしたいと思います。
もう書けません。

その日俺は、朝、会社に病院に寄る旨の連絡を入れ、午前中は有給扱いにしてもらった。
俺は、娘を迎えの幼稚園バスに乗せて見送った後、その足で病院に向った。
マンションから10分ほどの場所にある、内科兼外科の50代の個人病院の先生は、俺の両手を見るなり
にやりとして「喧嘩かなにかですか?それにしても随分おやりになりましたね」と笑う。
俺は曖昧に言葉を濁し、愛想笑いで返す。
幸い骨折はしていなかったが、シップと包帯で両手をグルグル巻きにされた。

病院を後にすると俺は、市内中心部にある、あの、麻紀と言う名の人妻の夫が経営する工務店に向った。
予め病院からアポはとってある。
運良く直接当人が出てくれたので、俺がなるべく簡潔に事実関係を説明したうえで、証拠のDVDを渡したいと言うと、
麻紀のご主人は、絶句して激しく動揺している様子だったが、結果「…お待ちしています」と言ってくれた。

麻紀のご主人が経営する工務店は、自宅に併設された、茶色のタイル張りの鉄筋2階建。
1階が事務フロア兼簡易な応接、2階に社長室と会議室がある。
ガラス張りの扉を開けて中に入り、カウンターの前まで行くと、奥まで見渡せる。
事務机が6つ向き合うように配置され、その奥に一回り大きな机が置いてある。
一番手前の事務机に座っていた20代後半の女性が立ち上がり、カウンターに向って歩き出そうとしたところで、
奥の一回り大きな机に座っていた40代前半の男性が俺に気が付き、「伊藤さん、僕のお客さんだから」と声をかけ、
足早に俺のほうに向って歩いてきた。
事務室内には他に社員はいなかった。

俺は、麻紀の夫に2階の社長室に通された。
並ぶと麻紀の夫は俺より少し低い程度、身長180ちょうどぐらいか?精悍な感じで、某外務大臣に似た、少し濃い目の二枚目だ。
麻紀の夫は、俺に社長室のソファーを進めると、切羽詰まった様子で、詳しい話を聞きたがった。
俺は包み隠さず、自分が知っている全ての話をした上で、テーブルの上に、麻紀と書かれている6枚のDVDを置いた。
麻紀の夫は数秒間そのDVDを凝視し、一瞬目を泳がせた後に、俺の両手を指差して
「それは、これを回収した時にですか?」と聞いてきた。
俺が肯定すると、さらに「それで、その西川と言う男はどうなりました?」と続けた。
俺「がまだ生きていますよ…」そう答えると、一言「…分かりました」とだけ答え
しばし無言。
麻紀の夫に、今後のためと言われ、お互いの携帯番号を交換すると俺は、社長室を後にした。

時間が押してきたので、俺はそのまま駅に向い会社に出勤した。
勤務時間中に俺は、浅田の携帯に電話をし、夕方いつものファミレスで会う段取りをつけた。
浅田は俺の両手の包帯を見ると絶句していたが、さらに俺が前日からの出来事を余すことなく話し終えると、いよいよ黙りこんでしまった。
そして俺が3人の女の名前が書かれた、6枚のDVDを差し出し、何処の誰か特定して欲しいと言うと、考え込んでしまった。
DVDに映る女達の家庭を破壊することに浅田は大きな躊躇いを感じつも、西川のような男を許せないと言う正義感との間で揺れ動く。
結局浅田は、俺に強引に押し込まれるような形で、しぶしぶ引き受けた。

家に帰るといつものように、娘と妻が玄関で出迎えてくれる。
少し複雑な表情で俺を見つめる妻を、俺は空虚な瞳で眺めていた。
俺が一人で風呂に入り、寝室に行くと、先に休んでいた妻が、パジャマを脱ぎ全裸になって俺の腕の中に潜り込んできた。
緊張しているのか、心臓の鼓動が妻の体から伝わってきた。
妻は長い時間そうしてじっとしていた、しかしやがて何もしない俺を悲しげに見つめる。
そして、自分のことを見つめ返す俺の瞳に何も映っていないことに気がつくと、ゆっくりと俺の腕の中から抜け出して、背中を向ける。

今日は家族で動物園に行った、妻は早起きして一生懸命弁当をこさえた。
急な計画だったが、幸い好天に恵まれ暖かい一日だった。
娘は大はしゃぎだったが、クマやライオンなどの大型の動物には、やはりある種の恐怖を感じるようで、あまり近づこうとしなかった、
しかしキリンを見て喜び、カラフルな小動物たちを見てはうっとりしていた。
昼になると3人で芝生の上にレジャーマットを引いて弁当を食べた。
最後なので、娘が前から行きたがっていたディズニーランドに連れて行ってやれれば良かったのだが…
いかんせん遠すぎて、急きょ日帰りで出かけるわけにはいかなかった。
娘がそろそろ疲れてきたところで俺たちは、動物園を後にして今度は郊外にある大型のオモチャ屋に行った。
大喜びで店内をあっちこちしている娘が欲しがるオモチャを、俺は手当たり次第に買ってやった。
娘は帰りの車中の間ずっと、俺が運転する車の後部座席で、妻に膝枕されながら、獲得した戦利品の山に囲まれて幸せそうに眠っていた。

俺達家族が暮らすマンションが近付いてきた、俺は少し離れた裏道に車を止めた。
俺が運転席を降りると、眠っている娘を起こさないように、娘の頭をそっと膝から下ろし、ゆっくりと妻が後部座席から降りてきた。
妻と娘の衣類などの生活物資は、すでに2個のスーツケースに詰め込んで、車のトランクに乗せてある。
ベッドや服ダンスなどは、日曜に引っ越し便で送ることになっている。
色々考えた結果、これがベストな選択だと思う。
今、娘を妻から引き離すことは出来ない、あまりに可哀想だ。
俺が一緒にいなくても、妻の実家ならまだ祖父も健在だ。

妻は俺の前にやってくると、しばらく無言で俺を見つめる。
眉間に皺を寄せ、涙をこらえ、首を左右に2度小さく振る、ゆっくりと俺の腕の中に入ってくる。
そして曖昧に力無く抱きしめる俺の腕の中で、目を伏せ呟く。
「私は一番綺麗だった時間の全てをあなたにあげた、…忘れないで、あなたは私の物」
それだけ言うと妻は、さっと身をひるがえし車に乗り込んだ、そして二度と振り返ることなく、妻と娘を乗せた車はゆっくりと走り去る。
俺は誰もいなくなった俺達の家の残骸に戻ると、少しガランと殺風景な感じになった居間のダイニングテーブルの椅子に腰かけて、
長い時間ただボーっとしていた、どれぐらいの時間そうしていたのか分からない。
室内が夕闇に包まれてしっかりと暗くなったころに、突然の携帯の着信音で我に返った。

電話は浅田からだった。
西川は俺に襲われた日の翌日から、必死で自分の知り合いのスポクラ関係者に、手当たりしだいに電話をかけて、ようやく浅田に辿り着いた。
西川は浅田に自分と俺の間に入って欲しいと言っているそうだ。
「さっき西川から突然電話があってな、奴はおまえが納得できる形でなんとか和解したいと言っている」
「あいつはDVDを見たおまえが、自分が美貴さんにしたことの報復のために、今度こそ本気で殺しに来るんじゃないかと怯えているんだよ」
浅田に俺は「じゃあ5000万払えと伝えてくれ」と言って電話を切った。
もしも金が手に入ったら、全額のキャラクターの絵が書いてある娘の貯金通帳に入金してやろう。

それにしても“美貴”って誰だ?

なぜか、ダイニングテーブルの端の方、ハンカチの上に使用済みの妊娠検査薬が置いてある。

不安心理1

少し書かせてもらってもいいかな?迷惑なら消えるから。

さっき非通知で家電に電話がかかってきた。
俺が名乗ると一瞬の沈黙の後で割と落ちついた年代、たぶん30代半ばぐらい?の女性が非常に緊張しながら、
「…○○さんのご主人ですか?…奥さん浮気してますよ」だって。
いたずら電話かなとも思ったけど、それにしては真剣な感じだった。
「あなたはどなたですか?どういうことですか?」って聞いても、お調べになればわかりますの一点張り。
そうこうするうちに唐突に電話切られてしまった。
正直妻が浮気なんて考えたこともなかったから晴天の霹靂状態。
一旦疑い始めたらきりがない感じ、それまで気にもならなかったことが急に不安になってくる。
取り合えず今夜中に妻の携帯や、カードの利用明細、その他考えられることを調べて見るつもり。
ただのいたずらならそれが一番だけど調べないではいられないよ。

俺は某地方都市近郊のベッドタウンのマンションに住んでる31歳の会社員。
妻も同い年の専業主婦、結婚6年、娘は今年から幼稚園に行っている。

怪しいと思える行動は、子供が幼稚園に行き始めてから妻は車で15分ぐらいのところにある
某ショッピングセンター内のスポーツクラブに行き始めたんだけど、
どんどん頻度が増してきて、初夏のころから急にアンダーヘアの手入れなんてし始めてかなりマメにしてる。
本人曰く、スポクラでシャワー入るからきちんとしていないと恥ずかしいとのこと。
これまではそんなもんかって聞き流してたけど、良く考えたらなんか変な感じがしないでもない。
子供が生まれてからは初産の女性にはよくあることみたいだけど急にSEXに淡泊になってたんだけど、
スポクラに通いだしてしばらくしてかえら下着に凝り出して、通販とかでいろいろ買ってるみたいだ。
それまでびっくりするぐらい無頓着だったから今にして思えば違和感を感じる。
まあ友だちも増えたんだろうけど携帯を始終弄ってる。
こんなところかな。

きのう妻が寝たのが11時過ぎ、30分ほど時間を空けてから色々調べてみた。
携帯はロックされてなかったので簡単に見ることができたけど、浮気の直接的なやり取りのメールはなかった。
ただ友達とのやりとりのなかで「最近彼とはうまくいってるの?」って1文があって、それに対しての妻の答えが、
「1週間前に喧嘩してから話してない」というものだった。
あっさりとしたこれだけの会話だけど、友達も俺のことを「彼」とは呼ばないだろうし、
該当日近辺で俺は妻と喧嘩した記憶はない。
なにか手がかりはないかと思い残ってるメールを片っ端から読み漁ったけど、これ以外には何も出てこなかった。
妻のクレカの利用明細も調べてみたけど、別段怪しいところはなかった。
しかしバッグの中から恐らくラブホと思われる小さなシールが貼られたフィルム式の口臭消しが出てきた。
これとて友達にもらった物かもしれないし確定とはいえないかもだが、
ただ俺としてはもうほぼ妻の浮気は事実として受け入れざるお得無いと思う。
結局夜中の3時過ぎまでかかって見つけたのはそれだけで、
妻の浮気相手に直接つながる物は何も得られていない。
暗澹たる気持ちで眠れないまま今も職場で仕事に身が入らない。

妻と俺とは同じ高校の同級生で、彼女は少し気が強いところがあるのだが、
ほっそりとしてて可愛かったからわりと人気があった。
実は俺はそのころから妻に思いをよせていたのだけれど、
告白する機会もないまま別々の大学に進学した。
直接的なきっかけは大学の2年の夏に、妻となかが良かった友達のグループと偶然にコンパをした際に、
その友達から、実は妻も高校の時に俺のことを割と好いてたみたいな話を聞いて、
その翌日に俺が妻に電話をして交際を申し込みそれから交際が始まった。
俺にとって妻は始めての女性ではなかったけど、妻には俺が始めての相手だった。
それから5年後に結婚するまでお互いに浮気したりなんてことも一度もなく順調な交際だった。
妻は優柔不断な感じとは真逆でハッキリした性格なので男にだらしが無いタイプとは違うし、
正義感も強く少しウザイぐらいだ。
何が言いたいのかと言うと、まあみんなそうなのかも知れないけど、
俺にはそんな妻が浮気だなんて信じられないし、どう考えてどう受け入れればいいのか…
愚痴を言っていてもしょうがないよね。
とりあえず出来ることは、マメに妻の携帯をチェックすることと、妻の日常の行動範囲から調べていくしかないと思う。

きのうの夜のあの電話から、いくら考えないようにしても自然と妻の浮気のことを考えてしまう。
午後からもやはり仕事が手につかない、取引先との打ち合わせが入っていたので外出できたことはありがたかった。
取引先の担当者から「体の調子でも悪いんじゃないですか?大丈夫ですか」と心配されつつ心ここにあらずで、
なんとか打ち合わせを終えたが、どうにもそのまま帰社する気になれず、途中のファミレスでボーっとしながら、
味のしないコーヒーを飲んでいた。
最悪なことは今現在、妻の相手も浮気の具体的な状況も何もわからないことだ。
不安感がまるで氷柱のようになってチクチクと体と心を刺し続けるような感じがする。
こんな状態では長くは持ちそうも無い、一刻も早くケリをつけるしか道は無さそうだ。

妻の浮気相手について、出会い、きっかけ等を可能性という点で考えれば膨大な範囲になってしまう。
娘の幼稚園の関係者、昔の知り合い、行きつけの美容院やスーパー、妻はネット関係はあまりやらないが、
それでも可能性が無いわけではない。
しかしやはり一番可能性が高いのはスポクラの関係だろうと思う。
通い始めてから確かに妻の様子は変わった、出産から子育てに追われる日々を過ごしていて、
いわゆる「母親」であった妻が、再び「女」の部分を取り戻していく過程がはっきりと見て取れた。
瞳に輝きを取り戻して生き生きと楽しげに語る妻の様子は俺にとっても嬉しいことだった。
しかし妻を綺麗にさせ、生き生きとさせた理由が他の男の存在だとしたらやり切れないよね…

俺は生まれてこのかた今住んでいる市から出たことは無い、3年前に今住んでいるマンションを購入したのだが、
それも実家から車で20分程度の同一市内(勿論大学や職場は近隣の大都市)。
なので、昔からの友人知人は大量にいる。
誰か妻と同じスポクラの会員がいないかと、今でも付き合いのある友人に順番に電話してみたところ、
3人目の友人がA田が行ってるぞと教えてくれたので早速A田に電話して今日の夕方に会う段取りをつけた。
A田は小学校と中学の同級生で高校も大学も別だったので妻とはほとんど面識はないが、
男っぽくて面白い奴で、俺とは昔から割りと気があったので結婚式にも呼んだし、
今でも2年に一度ぐらいは他の仲間も交えて飲んでるような間柄だ。
ただ…どこまで話すかな…難しいところだね、全面的に協力してもらうなら話さないわけには行かないだろうけど。
さて、会社にいてもどっちみち仕事が手に付かないから、そろそろ切り上げにかかって今日は定時で上がるかな。
A田との待ち合わせには少し時間が早いだろうけど、先に行って飲んでるかな。

A田と俺は、近郊大都市と俺達の地元を結ぶ路線の駅前に広がる裏寂れた商店街の中の、
ある、チェーン展開している焼鳥屋で待ち合わせた。
最初いつものように陽気だったA田も、結局全て話すしかないと覚悟を決めた俺の話しが進むにつれて、
どんどんと表情を曇らせていった。
A田の話しによると、スポクラには昼しか来ない連中と夜しかこない連中、昼夜関係なくくる連中の
3種類がいるそうで、夜組のA田達と、昼組の妻達の間にはほとんど接点が無く、当然に話題に上ることもないので、
妻が来てることも知らなかったし、情報も何もないということだった。
しかし、昼夜来てる、とくに昼組の主婦達のボス的な存在の主婦と知り合いだそうで、ほかにも何人かつてはあるから、
俺が疑ってるって気付かれないように、それとなく探ってみるから少し時間が欲しいと言っていた。
A田が言うには、その手の話はスポクラにはつきもので、会員同士、会員とインストラクター、話のネタには事欠かないそうだ。
A田に聞かれた「それでおまえ、もしそうだったとしたらどうするつもりだ?」って、しかし俺は答えられなかった。
俺はどうしたいんだろう?それがわからない…心が決めかねるとか、そんなことでは無いと思う。
そこまで考えられないというか、考えるべきなのかもしれないが、頭が拒否してる。
ただ、今望むことはきのうの電話がただの悪質な悪戯で、そんな事実は一切なくて妻は初めて見かけたあの日のままの妻、
「実は○貴、前にこんな電話があってさ、死ぬほど心配したことがあったよ」「何言ってるのバカじゃないのフフ」
そんあたわいもない会話が出来る瞬間がだけかもしれない。
でも、恐らくその瞬間が永遠に訪れることはないだろうこともわかっている。

A田とわかれて、家までの20分足らずを、いつものクッションの悪いバスに俺と同じ疲れ切った勤め人達に囲まれて、
揺られているいる間に束の間旧友と過ごした時間で少しだけ元気になった俺の心はどんどんしぼんでいった。
俺の毎日の停留所に着くころには雨にぬれた老犬のような心境だった。
そこから自宅までのたった5分の道のりがものすごく長く感じた。
マンションの玄関を開けると、少しの間をおいて(俺が靴を脱ぐあいだに)俺の知らない女がニコニコと、
まるでデパートの受付や、フライトアテンダントが客にそうするように微笑んで「お帰り、飲んでくるって言ったから遅いと思ったのに早かったね」
なんて意味不明のことを言っている、「あのーあなたはどなたですか」って質問をするべきか迷っていたら、
スリッパの音をパタパタさせて俺の可愛い娘がやってきた「パパお帰りー」、おまえは本物だ。
正直この瞬間にまるで溜まった澱のような疲れが消えた、涙が出そうだった、可愛い○梨、おまえがいてくれれば俺はまだ大丈夫だ。
部屋に入っても相変わらず俺の知らない女がいろいろ話しかけてくる、俺は知らない人だから丁寧に話を聞かなければいけないし、
ちゃんと返事をしなければ失礼だから、愛想よくちゃんと相手をした。
しかしここはどこなんだろう?俺が知っている俺の「家」とは微妙に違う感じがする。
知らない「女」が寝たら、俺は今夜もいなくなってしまった俺の妻を探さないといけない。

今日の昼過ぎにA田から俺の携帯に連絡があった。
何かわかったのかと聞くと、少し言いにくい話だから会って話すから時間をつくれという。
まあ覚悟したほうがいいと言われているようなものだが、それにしても落ち込む。
会社帰りに駅から徒歩圏内にあるファミレスで落ち合うことにして電話を切った。

昨夜俺は妻が寝たのを確認して、前日にやり残した妻の手帳の調べをした。
妻はひと月が1ページに碁盤状に並んだ、薄いシンプルな手帳を使っている。
手帳は前年の12月から始まっているのだが、前半は別段怪しいところはなく、
俺も知っている行事や予定が短い言葉で淡々と記入された、ごく普通の状態だった。
しかし、ページを捲っていくと6月の17日に赤いボールペンで描かれたハートマークを境に様相が一変する
その日以降は毎日36.8、36.5っていう感じで、恐らく体温であろうと思われる数字が記入され、
×マークで生理の周期が記されている。
日付を囲んだハートマークは生理の期間以外で平均すると週に2個ほど付いている。
もっとも8月ごろからハートマークはただの○に変わるのだが…
これがいったい何を意味するのかは、俺でなくても手帳を見た人間なら誰でもわかると思う。
そしてそれが俺とのためではないことも。
妻はこの手帳をもっぱらそれ用として使っているようで、残念なことに先の予定は記されていない。
俺はすぐに妻を叩き起こして、これは何だ?と問い詰めたい衝動を抑えるのが大変で、
しばらくの間、リビングの椅子に腰かけて宙を睨んでいた。

夕方約束のファミレスで俺が、相変わらず味のしないコーヒーを飲んでいると、
しばらくしてA田が現れた。
A田は少しばつが悪そうな表情で、あくまでも今の段階ではまだ噂だからと前置きしたうえで、
俺と目を合わせないようにして、ぼそぼそと話を始めた。
妻はある男性会員との関係を確かに噂されていて、昼間の主婦たちの間ではそれは既成事実化しているそうだ。
クラブ内では本人達は一応周りを意識しているようだが、それで誤魔化せる訳もなく、
見ている側からは一目瞭然で、郊外のステーキハウスに一緒にいたところを見たとか、
駐車場で二人で車に乗って話し込んでるところを見たなんていう目撃情報もあるらしい。
妻の相手の男は35歳の独身で、早くに両親を亡くしているそうで、今は市内のマンションで一人暮らし。
両親が多くの不動産を残して亡くなっていて、以前は某企業に勤めていたらしいが、
辞めて今は、両親が残した物件の賃貸収入で暮らしているそうだ。
スポクラでは古参だそうだが、妻以前にも何人もの女性会員と噂があるらしい。
A田は名前は知ってるが、たまに見かける程度で、話したことは無いと言っていた。

事の起りは、スポクラに通い始めた妻に目を付けた男が、妻が出ているプログラムに顔を出すようになり、
盛んにアプローチする姿が目撃され始め、しばらくしてクラブ内で会話する二人が目に付くようになった。
「あの娘、最初地味だったのに、男が出来たら急に色気づいちゃって、馬鹿じゃない」
なんてことまで妻は言われているらしい。
A田は「ただ、これはあくまで噂だから、誰かが本人達から聞いたわけじゃないからな」
「それに、もう少し調べてもらってるし、俺も男の周りに探り入れるからしばらく待て」
俺はA田に、男の住所と写真を入手してくれるように頼んで別れた。
A田はもう少し確実な話が聞けるまでは、くれぐれも早まった行動はとるなと言い残し、
帰って行った。
ただ俺には主婦達の話の中に登場する女と、妻が同じ人物だとはどうしても思えない。
この疑惑が芽生えてから俺は、なぜだか異様に優しく接してしまう。
不安とある種の恐れが入り混じり、無意識にそうなってしまう。

土曜の昼過ぎにA田から再び連絡があった。
早速男の住所と写真を入手してくれたらしい。
前日に待ち合わせたファミレスで2時過ぎにA田と落ち合った。
写真はスポクラの何かのイベントの時の参加者の集合写真で、20名ほどが一緒に写っている。
当然かなり小さくしか写っていないが、全身が写っているので、実際に会えば見分けはつくだろう。
男が住んでいるマンションは、なんと驚いたことに俺が毎日使っている路線の駅前、
商店街を北に抜けて少し行ったところ、駅からだと徒歩8分ぐらいのところに建つ8階建ての分譲マンションだった。
待ち合わせのファミレスからでも、徒歩5分の距離だ。
A田と別れた後、俺の足は自然と男のマンションに向かった。
妻は娘と家にいるので、行ったところでどうにかなるものではないのだが…

男は、1階から7階までが東西に各階5戸ずつ、8階は2戸の合計37戸のマンションの、
最上階の西側の部屋に住んでいる。
西側にある正面玄関の北側に、20台ほどの駐車場があるが、A田に教えられたシルバーのドイツ製スポーツタイプの男の車は止まっていない。
どうやらいないようだ。
西側正面玄関の道を挟んだ反対側に、もう何十年も前からやっているような古びた小さな喫茶店があり、
俺はその喫茶店の窓側の、正面玄関と駐車場が見渡せる席で2時間近くただボーっと眺めていた。
帰ろうと思い支払いを済ませて外に出た直後に、マンションの駐車場の端から3台目のスペースに、
滑り込むようにして、シルバーメタリックのメルセデスが入ってきた。
俺が唖然としてつっ立っていると、ついさっきA田に手渡された写真の男が降りてきた。
男は、ジーンズに紺色の細身のシャツという軽装で、写真で見るほど大柄な印象はなく、少し華奢な感じ、
身長175センチ、体重60キロといったところか。
彫りの深い端正な顔立ちだが、少し口が小さめのせいか、気弱な印象を受ける。
男が助手席側に回りドアを開けると、20台半ばと思われる小柄な女が降りてきた。
女はセミロングの黒髪に、膝丈ほどのシンプルなデザインの薄いピンクのワンピース姿で、
年齢のわりには地味な身なりだが、よく言えば清楚と言えなくもない。
女が幸せそうにニコニコしながら、時折男にジャレ付き、二人はマンションの中に入って行った。
その様子は、傍目から見ればどこにでもいる、ごく普通の交際中の男女の姿以外の何者でもなかった。

俺は家に帰ってからもずっと、昼間見た光景や、前日にA田から教えられた情報の意味について考えていた。
一番簡単な解釈は、男には今現在妻以外にも付き合っている女がいるという解釈だが、
ひょっとすると噂好きの主婦達の妄想に過ぎず、妻とあの男とはなんの関係もないのではないか?
妻の浮気相手は別にいるのか?
あるいは、あの日の電話自体が悪質な悪戯で妻は潔白なのではないのか?
などといった身勝手な願望までが顔を出す始末だ。
夜になって娘が眠ってから、俺は妻を求めた。
妻の体に残る他の男の僅かな痕跡を探しまわるように愛撫して、他の男の影を追い払うように激しく抱いた。
妻は久しぶりに満足した様子だが、俺は妻の中で果てた後には、なんとも言えない後味の悪さと言うか…
ある種の罪悪感のようなもの、不安と不満、底の抜けたバケツで水を汲もうとしているような虚しさetc
同じ高校に入学して、初めて出会ってから16年、いろいろなことがあったような気がするが、何もなかったような気もする。
負けん気が強くて、意地っ張りで、クリクリと大きな目の痩せっぽちの少女が、妻になり、母親になって、今俺の隣で眠っている。
愛想はいいけど、恋愛に奥手で、愛情表現の下手だったおまえにいったい何があったんだ。
妻の寝顔を見ながら、声に出さずに聞いてみた。
「おまえのその頭の中には、もう俺はいないのか?」

今朝は少し遅めの朝食を家族で取った。
妻は中学2年の時に母親をすい臓がんで亡くしていて、父親と3歳下の弟の食事はその当時から妻が作っていた。
本人曰く「なんてったって年期が違うからさ、そこらへんのベテラン主婦には負けないんだから」
実際妻の料理の手際の良さと味付けはなかなかのものだ。
朝食を取り、妻が片づけを終えてから、娘が少し前から欲しがっていた、キャラクターのおもちゃを買いに行くことになった。
ついでに食材や洋服も見たいということになり、郊外にある大型のショッピングモールに車で出かけた。
欲しかったおもちゃを手にし、嬉しそうにはしゃぐ娘と、そんな娘と手をつないで一緒になってはしゃいでいる妻。
つかの間俺は、そんな絵に描いたような幸せな家族の一員となって、ここ数日の悪夢を忘れた。
午後2時過ぎに、ショッピングモールの食堂街がすいてきたころに、中華のチェーン店で遅い昼食を取った。
娘は大好きなチャーハンを食べながら、妻が小皿に取り分けたラーメンと格闘していた。
満腹になり、少し疲れた娘は、帰りの車中の40分をほとんど眠っていた。
あの電話があって以降、俺のある種の不審な行動でためらいを見せていた妻は、昨夜のSEXで安心したのか、
運転している俺の左腕を、両方の腕で抱きかかえるようにしてもたれかかり、上目遣いに見上げるような感じで、
「どうしたの?なんか会社で困ってるの?元気だして頑張って」と聞いてきた。
俺は曖昧な微笑みを浮かべ「なんでもないよ…」と返すのが精一杯だった。

自宅のマンションに着くと俺は、眠っている娘を極力起こさないように抱きかかえて部屋に運んだ。
買い込んだ品は妻が両手いっぱいに抱えて、苦戦しながら部屋に運んだ。
それから1時間ほどして、眠っていた娘が起き出してきたころに、A田から携帯に電話があった。
俺はかけ直すと言って一旦切り、しばらく時間を空けてから、妻にタバコを買いに行くと言って家を出た。
A田は普段は、平日の夜しかスポクラに行かないそうなのだが、この土日も俺のために顔をだしてくれたらしい。
A田がもたらしてくれた情報は、妻の前にあの男と噂があった女性に関するもの。
その女性は30代後半の既婚者で、スポクラの土日だけの会員だったそうだ。
男とは1年ほど前からそれらしい噂が立っていたそうだが、8月を最後に来なくなったらしい。
ちょうど盆の前後に、スポクラの店外や駐車場で、言い争いをしている二人を見かけたと言う証言があるそうだ。
仮に妻の相手があの男だとすると、2ヶ月以上も三角関係が続いたことになる。
どうにも俺の知る妻の姿からは、あまりにもかけ離れ過ぎていて、実感がわかない…

男と交際していたと思われる女性は、年齢よりはかなり若く見え、細身でスタイルが良く、
ロングの少し茶色に染めた髪を大きめにカールさせた、派手だが、大層な美人たそうだ。
小学校4年の男の子と1年の女の子の母親で、ご主人は地元の小規模な工務店の2代目。
舅さんはすでに亡くなっているそうで、今は姑と、市内の割と中心の栄えた場所の大きな家で同居している。
男と毎週日曜日の午後からのプログラムに一緒に出ていて、終わった後に、バスルームで全身を丹念に洗っている姿が見られ、
歯磨きまでしていることがたびたびあって、そんな日は、主婦たちの間で「○○さんこれからデートなんだ」
「やる気満々な感じ」とか、いろいろな陰口を言われていたらしい。
俺はA田にきのうの昼に男のマンションで見た光景を話した。
A田は、多分その女性はスポクラの関係者ではないだろうと思うと言っていた。
ここまで彼が調べた限りでは、きのうの昼に俺が見た女性の年齢や外見に該当しそうな女性の話は、
どこからも聞こえてこないそうだ、もちろんその女性のことも聞いてはみるが、可能性は低いだろうとのこと。
A田は月曜の夜のプログラムで、あの男と多少の付き合いのある知り合いと一緒になるので、
終わった後でお茶に誘って話を聞いてくれるそうで、ひょっとするとそこである意味決定的な話がきけるかもしれない。

土曜の昼過ぎにA田から再び連絡があった。
早速男の住所と写真を入手してくれたらしい。
前日に待ち合わせたファミレスで2時過ぎにA田と落ち合った。
写真はスポクラの何かのイベントの時の参加者の集合写真で、20名ほどが一緒に写っている。
当然かなり小さくしか写っていないが、全身が写っているので、実際に会えば見分けはつくだろう。
男が住んでいるマンションは、なんと驚いたことに俺が毎日使っている路線の駅前、
商店街を北に抜けて少し行ったところ、駅からだと徒歩8分ぐらいのところに建つ8階建ての分譲マンションだった。
待ち合わせのファミレスからでも、徒歩5分の距離だ。
A田と別れた後、俺の足は自然と男のマンションに向かった。
妻は娘と家にいるので、行ったところでどうにかなるものではないのだが…

男は、1階から7階までが東西に各階5戸ずつ、8階は2戸の合計37戸のマンションの、
最上階の西側の部屋に住んでいる。
西側にある正面玄関の北側に、20台ほどの駐車場があるが、A田に教えられたシルバーのドイツ製スポーツタイプの男の車は止まっていない。
どうやらいないようだ。
西側正面玄関の道を挟んだ反対側に、もう何十年も前からやっているような古びた小さな喫茶店があり、
俺はその喫茶店の窓側の、正面玄関と駐車場が見渡せる席で2時間近くただボーっと眺めていた。
帰ろうと思い支払いを済ませて外に出た直後に、マンションの駐車場の端から3台目のスペースに、
滑り込むようにして、シルバーメタリックのメルセデスが入ってきた。
俺が唖然としてつっ立っていると、ついさっきA田に手渡された写真の男が降りてきた。
男は、ジーンズに紺色の細身のシャツという軽装で、写真で見るほど大柄な印象はなく、少し華奢な感じ、
身長175センチ、体重60キロといったところか。
彫りの深い端正な顔立ちだが、少し口が小さめのせいか、気弱な印象を受ける。
男が助手席側に回りドアを開けると、20台半ばと思われる小柄な女が降りてきた。
女はセミロングの黒髪に、膝丈ほどのシンプルなデザインの薄いピンクのワンピース姿で、
年齢のわりには地味な身なりだが、よく言えば清楚と言えなくもない。
女が幸せそうにニコニコしながら、時折男にジャレ付き、二人はマンションの中に入って行った。
その様子は、傍目から見ればどこにでもいる、ごく普通の交際中の男女の姿以外の何者でもなかった。

俺は家に帰ってからもずっと、昼間見た光景や、前日にA田から教えられた情報の意味について考えていた。
一番簡単な解釈は、男には今現在妻以外にも付き合っている女がいるという解釈だが、
ひょっとすると噂好きの主婦達の妄想に過ぎず、妻とあの男とはなんの関係もないのではないか?
妻の浮気相手は別にいるのか?
あるいは、あの日の電話自体が悪質な悪戯で妻は潔白なのではないのか?
などといった身勝手な願望までが顔を出す始末だ。
夜になって娘が眠ってから、俺は妻を求めた。
妻の体に残る他の男の僅かな痕跡を探しまわるように愛撫して、他の男の影を追い払うように激しく抱いた。
妻は久しぶりに満足した様子だが、俺は妻の中で果てた後には、なんとも言えない後味の悪さと言うか…
ある種の罪悪感のようなもの、不安と不満、底の抜けたバケツで水を汲もうとしているような虚しさetc
同じ高校に入学して、初めて出会ってから16年、いろいろなことがあったような気がするが、何もなかったような気もする。
負けん気が強くて、意地っ張りで、クリクリと大きな目の痩せっぽちの少女が、妻になり、母親になって、今俺の隣で眠っている。
愛想はいいけど、恋愛に奥手で、愛情表現の下手だったおまえにいったい何があったんだ。
妻の寝顔を見ながら、声に出さずに聞いてみた。
「おまえのその頭の中には、もう俺はいないのか?」

今朝は少し遅めの朝食を家族で取った。
妻は中学2年の時に母親をすい臓がんで亡くしていて、父親と3歳下の弟の食事はその当時から妻が作っていた。
本人曰く「なんてったって年期が違うからさ、そこらへんのベテラン主婦には負けないんだから」
実際妻の料理の手際の良さと味付けはなかなかのものだ。
朝食を取り、妻が片づけを終えてから、娘が少し前から欲しがっていた、キャラクターのおもちゃを買いに行くことになった。
ついでに食材や洋服も見たいということになり、郊外にある大型のショッピングモールに車で出かけた。
欲しかったおもちゃを手にし、嬉しそうにはしゃぐ娘と、そんな娘と手をつないで一緒になってはしゃいでいる妻。
つかの間俺は、そんな絵に描いたような幸せな家族の一員となって、ここ数日の悪夢を忘れた。
午後2時過ぎに、ショッピングモールの食堂街がすいてきたころに、中華のチェーン店で遅い昼食を取った。
娘は大好きなチャーハンを食べながら、妻が小皿に取り分けたラーメンと格闘していた。
満腹になり、少し疲れた娘は、帰りの車中の40分をほとんど眠っていた。
あの電話があって以降、俺のある種の不審な行動でためらいを見せていた妻は、昨夜のSEXで安心したのか、
運転している俺の左腕を、両方の腕で抱きかかえるようにしてもたれかかり、上目遣いに見上げるような感じで、
「どうしたの?なんか会社で困ってるの?元気だして頑張って」と聞いてきた。
俺は曖昧な微笑みを浮かべ「なんでもないよ…」と返すのが精一杯だった。

自宅のマンションに着くと俺は、眠っている娘を極力起こさないように抱きかかえて部屋に運んだ。
買い込んだ品は妻が両手いっぱいに抱えて、苦戦しながら部屋に運んだ。
それから1時間ほどして、眠っていた娘が起き出してきたころに、A田から携帯に電話があった。
俺はかけ直すと言って一旦切り、しばらく時間を空けてから、妻にタバコを買いに行くと言って家を出た。
A田は普段は、平日の夜しかスポクラに行かないそうなのだが、この土日も俺のために顔をだしてくれたらしい。
A田がもたらしてくれた情報は、妻の前にあの男と噂があった女性に関するもの。
その女性は30代後半の既婚者で、スポクラの土日だけの会員だったそうだ。
男とは1年ほど前からそれらしい噂が立っていたそうだが、8月を最後に来なくなったらしい。
ちょうど盆の前後に、スポクラの店外や駐車場で、言い争いをしている二人を見かけたと言う証言があるそうだ。
仮に妻の相手があの男だとすると、2ヶ月以上も三角関係が続いたことになる。
どうにも俺の知る妻の姿からは、あまりにもかけ離れ過ぎていて、実感がわかない…

男と交際していたと思われる女性は、年齢よりはかなり若く見え、細身でスタイルが良く、
ロングの少し茶色に染めた髪を大きめにカールさせた、派手だが、大層な美人たそうだ。
小学校4年の男の子と1年の女の子の母親で、ご主人は地元の小規模な工務店の2代目。
舅さんはすでに亡くなっているそうで、今は姑と、市内の割と中心の栄えた場所の大きな家で同居している。
男と毎週日曜日の午後からのプログラムに一緒に出ていて、終わった後に、バスルームで全身を丹念に洗っている姿が見られ、
歯磨きまでしていることがたびたびあって、そんな日は、主婦たちの間で「○○さんこれからデートなんだ」
「やる気満々な感じ」とか、いろいろな陰口を言われていたらしい。
俺はA田にきのうの昼に男のマンションで見た光景を話した。
A田は、多分その女性はスポクラの関係者ではないだろうと思うと言っていた。
ここまで彼が調べた限りでは、きのうの昼に俺が見た女性の年齢や外見に該当しそうな女性の話は、
どこからも聞こえてこないそうだ、もちろんその女性のことも聞いてはみるが、可能性は低いだろうとのこと。
A田は月曜の夜のプログラムで、あの男と多少の付き合いのある知り合いと一緒になるので、
終わった後でお茶に誘って話を聞いてくれるそうで、ひょっとするとそこである意味決定的な話がきけるかもしれない。

妻と俺の不器用な日々が始まった。
俺は男の影に怯えながら毎日妻を求め、妻は一生懸命に応じる。
俺は過激な行為を次々と要求し、妻は一生懸命に応じる。
時々不安定な感情から激しく妻を問いただす、そんな時妻はよく泣く。
時々無性に妻が愛しくなり強く抱きしめる、そんな時妻は困惑している。
毎日何度も昼間に家に電話しては妻の在宅を確認し、家に帰れば真っ先に男からの連絡の有無を確認する。
毎日妻は男からの連絡は無いと答える。
あの後すぐに妻はスポクラをやめ、メールアドレスを変更して、男の電話は着信拒否にしてある。

その日俺が家に帰ると、妻にPCを使ったヤフーメールでの男とのやり取りを見せられた。
かなりの数があったが、内容を要約すると、妻との関係の継続を、寂しいという言葉を武器に必死で求め、
とにかく直接会って話がしたいと迫る男に対して、俺をもう悲しませることは出来ない、
もう二度と会わないから、自分のことは忘れて欲しいと、宥めすかしながらも突っぱねる妻。
最後は男のすねて怒った感じの「じゃあもう終わりってことだね、もう連絡しない」という返信で終わっている。
妻は俺に「隠れてメールしてたことは悪かったけど、ちゃんと話して終わりにしたかったから」
「でも、あの人も納得してくれたし、終わったから安心して」
俺にしてもあの朝のメールで片がつくとはとうてい考えていなかったし、妻が何らかの形で連絡してることは想像していたので、
あえて怒りはしなかった、ただしかし、これで終わったともまた思えなかった。

昨夜残業で遅くなり、帰ったのは9時近かった。
家に入ると妻が蒼白な顔で居間の椅子に座り込んでいた。
俺がその尋常でない様子に「どうしたんだ?何があった」と声をかけると、しばしの沈黙の後、妻は唇を少し震わせながら話し始めた。
1時間ほど前に、男から、とにかく一度でいいから直接会って話がしたいとメールがきた。
さすがにうんざりしたらしい妻が、少し強い調子で、主人には全て話したし、メールも見せてる、
もう二度と会うつもりはないので連絡しないで欲しいと返信したところ、急に男が激昂したようで、
「おまえ、俺のメールを旦那に見せたのか!ふざけるんじゃねーぞ!俺を裏切ったなおまえ、今からおまえの家行くから待ってろ!」
この、男からのメールを見て妻は怯えていたようだ。
「あの人すぐにキレちゃう人だけど、今までこんな汚い言葉で罵ったりしたことなかったのに…」
そうつぶやく妻に俺は「あいつぶっ殺してくるから少し待ってろ」と告げ、玄関に向かって歩き出した。
妻は突然立ち上がり、俺の背中にしがみついて「やめて、お願いやめて」と必死で叫ぶ。
俺は怒りのあまり、爆発した。
「おまえはまだあの男を庇うつもりか、あいつはおまえ以外にも他に女がいるんだぞ!」
ハッとして、瞬間少し目を見開き、低い声で妻は言った。
「…どういうこと?」
俺は妻に土曜に男のマンションで見た光景を話した。

俺の話が終わると妻は、視線を落とし、低い声のままで話し出した。
「…やっぱりな、おかしいと思ってたんだよね…」
男との関係が深まっていくと、ふとした拍子で男の影に、他の女の存在が感じられることがあり、しだいに妻は疑心暗鬼になって行く。
男の部屋の洗面所にわざと置いてきたハブラシや、ベッドの下に置いておいたストッキングが、次に行くときちんと片付けられている。
寝室の床で、明らかに自分のものではない女性の髪を見つけたこともあった。
大きな罪悪感に責めさいなまれながらの、心の壊れた男との関係は、妻にとって時折耐え難く辛いものであり、
何度も逃げ出そうとして別れ話を切り出したが、その度に男に無理やり引き戻されるの繰り返しだった。
妻は思ったそうだ、もしも男に自分以外に付き合っている女性がいるなら、今度こそ気持ちに整理をつけて終わりに出来ると。
しかし何度男に正直に話して欲しいと懇願しても、男は頑として認めず「俺には○貴さんしかいない」と繰り返すばかり。
逆にどうして自分を信じないのかと詰め寄る男のことを、どうしても信用できなかった妻は、なんとか確証を掴もうとしたが上手くいかなかった。
「なんだ、そんなに簡単にあいつの尻尾をつかまえられたんだ…私もやればよかった…」
男の呼び方が「あの人」から「あいつ」に変わった妻、ただそれでもなんだか物憂げで、
なんとなく寂しそうな様子に俺は心が痛かった。

妻の独白は続く。
男には躁の状態と鬱の状態が交互に不規則に訪れ、突然怒りだすことがしばしばあった。
関係が始まった頃にはそれほどでもなかったようだが、深まるにつれてどんどん酷くなって行く。
それで何度も激しい喧嘩をして、何度も別れようと思い、別れを告げる。
しかし、一週間も経たないうちに、泣いて必死で謝り、まるで小さな子供のように自分を求める男に結局ほだされる。
その繰り返し、次第に妻の中にある種の諦観が生まれていく「この人は可哀想な人だから」
男は時には自虐的に、悲しそうに「俺はどうしようもない男だよね、自分でもわかってる、○貴さんにはほんと悪いと思ってるよ」
「でもさ、母親の血かな、どうしようもないんだよ」と激しく落ち込むこともあったらしい。
妻は激しく怒った男に何度か聞いたことがあったそうだ「そんなところをみんなに見せているの?」
そう聞く妻に男は「親しい人だけ、俺は不器用だからほんとに信じた人にしか本当の自分を見せられないんだ」
妻が言うには、あの男のことをどうしても信じられなかった反面、疑いきれなかったのは、
「こんな男と一緒にいられる女性は私ぐらいしかいない」と、そう思ったからだそうだ。
「なんでそんな奴がよかったんだ」と聞いた俺に妻は
「よかったとか、そういうのじゃ無かったと思う、でもあいつ凄い悲しそうに泣くの、死んじゃいそうな感じでさ、それ見せられちゃうとね…」

少し遠い目の妻に俺は、A田に教えられた、妻と恐らくしばらくの間三角関係にあったと思われる人妻の話を切り出した。
妻は少し目を伏せ、何故か話したく無さそうな様子で言葉少なく話した。
「あの人ね、知ってたよ、結構綺麗な人みたいね、でも自己中心的な人だったみたい」
「あいつがもう終わりにしたいって言っても、簡単に終わらせてくれなかったって」
「最後の頃にはストーカーみたいになって、脅してきたりしたってあいつこぼしてたよ」
「あいつとその人の間のことだから私は詳しいこと知らないけど」
それだけしか言わない妻の目が、なんだか少し泳いでいたような気がした。
俺がさらに、そもそもの発端の、あの日の匿名の電話の話をすると妻は、ほんの一瞬かすかに表情を歪めて
「…そんな電話があったんだ…あの人かもね、変な女」
それだけ言うと急に黙りこんだ。
俺はしばらく無言で待ったが、妻はそれ以上この話しを続ける気はないようで、何も言わない。

俺はそんな妻の様子が妙で、なんだかだか抜けない棘のような引っ掛かりを覚えた。
少しの沈黙の後で俺は妻に告げる。
「俺はもうこれ以上我慢するつもりは無い、この馬鹿と俺がケリをつけることに何の問題がある?」
妻は、必死で、そんなことじゃなくて、綺麗に終わりたい、自分の周りの人達が争う姿はみたくないなどと言っている。
どうにも説得力の無い妻のその反応に、納得できるわけも無い俺は、「ちゃんと話しするから心配するな」と告げ、
再び玄関に向かうと、また妻はすがり付いてきて、必死で「やめて」と訴える。
いったいどうしてだ?今更あの男に未練があるのか?じゃなければどんな理由がある?
俺は強い調子で妻に言った「何でだ?」
俯き、苦しそうに、言葉を探していた妻がやがてぽつりとつぶやいた。
「…ビデオがあるの…」
俺は固まった。
「…おまえ…」」
怒りのあまり蒼白になりながら俺は妻に詰め寄った。
「どんなビデオだ…」
妻は俺と目を合わせないように俯いて、唇をわなわなと震わせて押し黙っている。
1分、2分、3分、実際にはどれだけの時間だったか定かではないが、沈黙に耐えられなくなった俺は、
「やってるところを撮らせたってことか?何考えてるんだおまえは!何やってんだ馬鹿が!」怒りにまかせて怒鳴りつけた。
「違う、そんなのじゃない」追い詰められた目で俺を見つめ、必死に否定する妻。
「じゃあどんなビデオなんだ」そう繰り返す俺。
再び視線を落とし、苦しそうに妻は説明を始めた。

8月の始めのある時、妻は男に自慰しているところが見たいとせがまれる。
当然に妻は激しく拒否、しかし男は執拗に食い下がる。
した事がないと拒否する妻に、マネだけでもいいからして見せろと言って段々と怒り始める男。
うんざりして、仕方なく、どうすればいいのか聞く妻に男は、下着を脱いでベッドに横になり、さらに…細かい動作を指示する。
妻が不貞腐れながら男の言うとおりにすると、男が携帯の動画で撮影し始めた。
驚いてベッドから起き上がり、「やめてよ!」と叫ぶ妻に男は「いいから、続けろよ、俺が後から一人で楽しむだけだから」
なおも拒否する妻に、男はいよいよ激怒し始める。
激怒しながら執拗に要求する男との口論に、妻はしだいに疲れて、結局最後は男の言いなりになる。
「ほんの数分のことだし、いやいや真似事しただけだし、感じるはずなんてないのに、あんなの撮って何が楽しいんだか…」
急に早口になって弁解している妻に俺は聞いた「顔は映ってるのか?」
「…片手で顔を隠してたけど、髪型とか雰囲気とかで、知ってる人が見たら私だってわかると思う…」
俺は思わず大きなため息を漏らし、ガックリと居間の椅子に座りこみ、頭を抱えた。
「おまえ自分が何をしでかしたか分かってるのか?そんな物が公になってみろ、○梨の人生どうなるんだよ」
「おまえがそんな馬鹿だったとは…がっかりだ」
俺にそんな冷たい、棘のある言葉を浴びせられながら妻は、じっと俯いて唇を噛んでいた。
ただ、この時の妻は最後まで泣かなかった、それが妙な違和感となって引っかかる。

妻が言うには、男は自分を残して自殺した母親の事件で精神的に大きなトラウマがあり、
今日は妻に捨てられたと感じた男が発作的にあんなメールを送ってきたが、時間がたてば忘れるだろう。
それに少し心が壊れているだけで、自分に直接的な暴力をふるったこともないし、悪人というわけではないから、
こちらが何もしなければ、危害を加えてきたり、あのビデオを誰かに見せたりはしないはずだと言う。
しかし俺はそれを鵜呑みにすることは到底できないし、第一これ以上あの男が妻に付きまとうことに我慢がならない。
だが結局、今夜のところは、俺があの男にメールを送るだけにとどめておいた。
妻に、あの男は気が小さくて、臆病なので追い詰めないで欲しいと散々懇願され、
たった、これだけ、本当はもっと過激に脅したかったのだが…

「俺は○貴の夫だ、おまえのことは全て聞いている。
これ以上妻に付きまとうなら、合法、非合法のあらゆる手段でおまえに報復する。」

はたしてこれで効果があるのかどうか、はなはだ疑問だが…
ただある意味このメールは俺の本心でもある。

深夜になって気まずいまま俺と妻はベッドに入った。
当然二人とも簡単に眠れるわけもなく、とりわけ俺は、男のためにそんなことまでして見せた妻が許せず、
また、男の前で淫らなショウを演じる妻の姿が何度も浮かび、いくら考えないようにしても頭から離れない。
どんどん深みにはまり、苛立った俺は、そんな俺の様子を怯えたようにそっと窺っていた妻に、
あの男にして見せたのと同じことを俺にもして見せろと迫った。
妻は一瞬悲しそうに俺を見つめ、何も言わずにパジャマを脱ぐと、顔をそむけ、目を閉じて始めた。
しばらくして、妻の体が小刻みに震えていることに気がついた。
顔を覗き込むと妻は、閉じた瞼から涙を溢れさせ、それでも嗚咽が漏れないように懸命に我慢していた。
俺は妻を抱きしめ詫びた「…ごめん、悪かった」
妻は俺にしがみつくと、裸の肩を震わせながら、まるで涙腺が壊れてしまったかのように泣いた。
俺はそんな妻の頭をずっと撫でていた。
泣きじゃくりながら妻は「…どうしよう」、「私が馬鹿だから」、「なんであんなこと…」、「…とんでもないことしちゃった…」、
そんなとりとめのない言葉を何度も繰り返していた。

どれくらいの時間そうしていたのかわからないが、泣き止んだ妻に俺は言った。
「なあ、○貴、もう一人子供作ろうか」
俺がそう言うと妻の目には、再び大粒の涙が浮かぶ。
「うん…うん」何度もうなずいたあとで小さく「忘れたい」とつぶやいた。
それが一番いいのかも知れない、再び妻を「女」から「母親」に戻し、新たに生まれた命に振り回され、心配して、一緒に育てていく。
日常に翻弄され、忙殺されて、こんな話は過去の些細な出来事、時がたち妻も俺もそんな過去なんて綺麗さっぱり忘れてる。
やがてそんな「時」が訪れるかも知れない。

その夜俺は久々に裸の妻を一晩中抱いて眠った、そして知った。
妻の体がたった数時間の睡眠の間にも何度か硬直することを。
結局俺は朝方のほんの2時間ほどしか眠れなかった、目覚めたら左の腕に鈍痛がした。
俺が短い睡眠から目覚めて居間に行くと、すでに綺麗に化粧を終えて朝食の用意をしていた妻が、
少し恥ずかしそうに目を伏せて「おはよう」と言った。
しばらくすると娘が起き出して来た、妻は元気に甲斐甲斐しく娘の世話を焼く。
俺はこんな平穏な時間がずっと続けばいいと思った。

俺がメールを送った翌日に来た「もう俺には構わないでくれ、迷惑を掛けるのはやめてくれ」
というメールを最後に、それっきり男からのメールは途絶えた。
妻は安心するのと同時に、少し拍子抜けしたようだ。
あれほど自分に執拗に執着していたくせに、夫である俺のたったあれだけの脅しで手のひらを返して逃げ出した男に対して、
呆れると同時にある種の怒りや憎しみを感じているようだ。
「あいつらしいと言えばそうだけど、なんかあんな男のために苦しんだ自分がバカみたい」
妻は何度か自嘲気味につぶやいていた。
一応問題は片付き、表面上は穏やかな日々が訪れた.
しかし、問題はそんなに簡単ではなく、とりわけ俺は妻を取り戻した安心感から少し精神的に落ち着きはしたが、
それでも妻に裏切られた事実が消えるわけではなく、時折激しい怒りが湧いてきて自分で自分が抑えられなくなる。
俺は激しく妻に詰め寄ることがたびたびあり、そのつど妻は一生懸命に謝る。
こんなこともあった、一生懸命に謝っていた妻が急に胃を押さえてうずくまり、苦しげに呻き泣きながら
「…やっぱり一度あんなことがあるとダメなんだよ…どんなに頑張ったって元には戻れないんだよ…」
そうつぶやきながら激しく泣いた。
我に返った俺は妻に駆け寄り、抱きしめながら詫びた。
俺も妻もわかってはいたことだが、お互いの心の中にある、この出来事とあの男の記憶を無害なものに変えることは容易なことではない。

人には知らないほうが良いことのほうが多いのかもしれない。
しかし、俺は知らないことに怯え、嫉妬した。
妻とあの男の間にあったことの全てを知った上でないと、自分の中で消化できそうも無かった。
毎晩俺は妻に、あの男と何を話し、何をして、どこに行ったのか、さらにはどんな風に抱かれていたのか尋ねずにはいられなかった。
妻は、俺を刺激しないように、言葉を選び、表現を考えながらも淡々と話す。
俺は、苛立ち、心が騒ぎ、平静でいられなくなる。
たまらなくまって妻を求める、そして妻の中に射精すると俺はやっと冷静に戻る。
妻はそんな俺に抱かれ、俺が妻の中で終わると安心して眠る。
こんな日々を重ねながら、それでも少しずつだが俺と妻は、不幸な出来事が起こる以前の状態に戻りつつある。
ただ、時々妻は、遠い目で、なにか抜け殻になったような感じで、
「…どうしてあんなことしたんだろう…」とつぶやくことがある。
そんな時俺は、不安心理からくる疑心暗鬼なのかもしれないが、何か妙な違和感を感じることがある。
なんと言えばいいのだろう、前提が違うと言うか、例えるならお互いが違うものを見ながら、話をしているようなそんな感じ?
異なる事実を基に話しをしているような感じ?
些細なことなのかも知れないが。

俺は毎晩妻に自分が納得のいかないことや、疑問に思うこと、聞かずにいられないことを、もう、それはいろいろと根掘り葉掘り聞いた。
納得できるまで。
そんな俺のとりとめのない質問に妻は、毎晩ガラスの様な目をして淡々と話した。
時折言葉に詰まり、辛そうにしながら。
辛そうに、言葉に詰まる時の妻の目は普通の瞳。
それも一瞬で、次の瞬間に妻の目は再びガラスになり、妻は話を続ける。

俺が浮気の事実を突き付け、詰め寄った晩に妻は「あなたと別れても、あの人と一緒になる気はないから」と言った
その言葉の意味について改めて聞いてみると妻は
「だって、あいつはダメなやつだもん、自分が守られたいだけで、誰かを守って一緒に生きていくことなんて出来そうもないから」
「不安定でいつだって自分のことだけで精いっぱい、お世辞じゃなくて、男として比べたらあなたの足元にも及ばないよ」
妻は続ける「そりゃあ、あいつとの人生を考えたことが一度もないわけじゃないけど…」
「でも、無理、絶望的な未来しか想い浮かばないもの」
「私はあいつとの関係が永久には続かないことが最初からわかってた、だから耐えられたんだと思う」

それなら、あの男のSEXがそんなに良かったのかと聞く俺に、妻が答えて言うには。
「あいつはそもそも性的に決して強いわけじゃなくて、はっきり言えばかなり弱い部類に入るんじゃないかと思う(俺と比較して)」。
会えば必ず妻の体を求めたそうだが、妻を裸にして、執拗に愛撫を続けても勃たないことが度々あり、男はしだいに苛立っていく。
妻を抱きたいのに思うようにならない自分自身に苛立つ男に、しかたなく妻はじっと身を任せる。
しかし酷い時には2時間近くそうしていても結局ダメな時もあったようだ。
もちろん妻がフェラをしてもダメ、何をしてもダメ。
もう止めようよと妻が言うと、しぶしぶ男は妻の体から離れて「ちくしょう…なんで勃たないんだよ…」と呟きながら激しく落ち込む。
そんな時がたまらなく厭だったと妻は言う。
勃った時でも基本的に男は早く、大抵の場合は1分から長くても3分程度しか持たないそうで、
十分に勃起していない状態で、半ば無理やりに挿入して、柔らかい状態のまま、ほんの数秒で射精してしまったこともあるらしい。
妻は「あいつに抱かれていったことは一度もない」と断言していた。
そして「あいつが毎回会えば必ず私を抱きたがったのは、コンプレックスの裏返しだったのかもね」と妻は分析していた。
妻のオナニービデオの件も、そんな男の「性」的な面での「歪み」と言うのか、「弱さ」が大きく関係していたようで、
必死で懇願されて、結局妻は最後には拒みきれなかったと言っていた。
本人が言うには「…ある種の同情って言うのか、憐れみって言うのか…」

妻が手帳に生理周期や体温を毎日書き込んでいた理由や、無理やり犯されながらなぜあの男と付き合うことにしたのかも聞いた。

6月17日、妻があの男にレイプされた時に、妻は膣内に射精されてしまう。
生まれて初めて男に力ずくで犯されて、放心状態の妻は、泣きながら謝り、必死で妻を求める男の姿に、
自分を襲った受け入れられない現実からのある意味の逃避を見出す。
「この人は悪い人じゃない、可哀想な人、私が助けてあげなくちゃ」
そう思うことで壊れかけた自我を保つ。
しかし、開放されて家に帰り、娘の姿を見た瞬間に現実が襲いかかる。
そのころ俺と妻は新しく子供を作るつもりは無かった。
しかし、娘も幼稚園に通うようになり、ある意味では出来たら出来たでそれはそれで何の問題も無かった。
俺も妻も自然に避妊に無頓着だった。
妻は妊娠の危険がある期間のぎりぎり前で俺に抱かれ、ぎりぎりで危険な後期に男に膣内に射精された。
排卵日がいつだったのか、おおよそしかわからない妻は苦悩する。
もしも妊娠していれば、子供の父親は俺なのかあの男なのかわからない。
その現実に妻は恐怖し、心から怯えた、あの日妻が何度もトイレで吐いたのはその現実を考えたからだった。
あの夜俺に自分の身に起こった出来事を話すことが出来なかったもう一つの理由はそれだった。
妻は翌朝から自分の体温を毎日手帳に記入するようになる。

妻は男を憎んだ、しかし男は毎日何十回も電話とメールをしてくる。
必死で謝りながら、自分と会って話を聞いて欲しいと。
妻は拒否する、しかし男は諦めない。
そうして10日程が過ぎ、妻に生理が訪れる、予定より少し早かったようだが、妻は心底安心したそうだ。
その4日後に男から家の電話にTELがあった。
「今、○貴さんのマンションの前にいる、俺の話聞いてくれないなら家に行くよ」
そう言って脅す男に妻は屈服する、
結局そのまま、まともな会話も無いままに男の車に乗せられ、妻は再び男のマンションに連れ込まれる。
無抵抗な妻と強引に2度目の体の関係を結んだ男は、終わった後で言う。
「俺はなにも○貴さんの家庭を壊そうとかいうのじゃないんだ、ただこうして俺とも付き合って欲しいだけなんだ」
妻は身勝手な男の言い分を、理解したわけでも納得したわけでもなかったが、ある種の諦感がしだいに妻を支配していく。
心の中の罪悪感に苦しみ、葛藤しながら、仕方が無く付き合い始めると、男は優しく、とてもよく気が回り、
妻が行ったことの無いような高級なレストランや、オシャレなスポット、他にもいろいろな所に連れて行ってくれた。
洋服や装飾品だと俺が気づくといけないからと、妻の体のサイズを聞き出して、頼みもしないのに、何万もするような高価な下着を自分で買ってきて、
今度これを着けて来てといいながら、プレゼントしてくれたことが何度もあったそうだ。
そんな男の言動に妻は「この人は本当に私のことが好きなんだ…」それだけは強く感じたと言っていた。
妻は、最初は嫌でたまらなかったが、だんだんとそうではなくなって行く。
「罪悪感が無くなったわけじゃないけど、この人は可哀想な人で、私のことを本当に必要としている。
そう考えることで無理やりに罪悪感を押さえ込んでいた感じかな」
そう妻は述懐していた。

妻が手帳に男と性的な関係を持った日にハートマークをつけるようになったのは、初めて犯された日から随分たってから、遡って付けたそうだ。
男とのSEXで妻は男に避妊具を使うように言うが、男は俺が妻とのSEXで使用していないことを理由に拒否する。
(男に聞かれて妻がおしえた、妻は正直に言わなければよかったと後悔していた)
男は一応中に出さないように気をつけてはいたようだが、基本的に早い上に、自分で上手くコントロール出来ないようで、
体位や、体調によっては、間に合わずに中に出してしまうことが度々あったそうだ。
そんな男の避妊を全く信用出来ない妻は、手帳の記載から、危険日の前後だけは、男と会うことを頑なに拒否していた。
もっとも、妻は、その前後には俺に抱かれることも拒否していたようだが。
妻が言うには、手帳の記載は妻が妊娠の危険から身を守るための術だったそうだ。

俺は妻に聞いた、そんな男のどこが良くて付き合っていたのかと。
妻が言うには「そうだよね、どこが良かったんだろう?自分でもわからないよ…」
「始めのころには、可愛いなんて思えた時期もあったんだけどね…」
「ただね、どうしてかな、あいつと会って話してると、なんでかこの人は私が守ってあげなくちゃとかね…」
「それが自分の義務みたいに思えてくるんだよね…」
「今みたいに関係が断絶された状況だとね、私、なんであんなこと考えてたんだろうって不思議な感じがする」
「あなたのことが嫌いになったとか、SEXに溺れたとか、そんなことじゃなくてね」
「ただあいつのことをどうしてもほって置けなくなった感じかな、どうしてかは今もわからないよ…」
そう言って妻はこの話を締めくくった。

妻はあの男との係わりを俺達夫婦が今後一切持たないことを望んでいる。
俺は表面上妻に合わせているが、このまま放置することは出来ない。
俺の男としてのケジメの問題を差し引いたとしても、妻のビデオはどうしても回収しなければならないと思っている。
憎い相手に俺達家族の決定的な弱みを握られたまま平穏に暮らしていけるはずがないし、
それに、妻のそんな姿を映したビデオを他人が持っている事実に、俺は男として耐えられない。
俺はA田にここまでの経過を包み隠さずに全て話している。
A田は「奥さんは、たまたまたちの悪い狂犬に目を付けられて噛まれたようなものだろう」
「忘れられないだろうけど許してやれよ」と妻に同情的なスタンスだが、妻のビデオに関しては俺と同意見で、
「そんなものがあってはお前は安心して寝てられないよな、なんとかして回収すべきだ」
と言っている。
どうやって男から回収するか相談しているが、なかなか難しい。
弁護士などの専門家に依頼して話をする案も考えたが、男にビデオの存在を否定されればそれまでになる。
あるいは、男とA田の共通の知り合いに話をさせる案も検討したが、妻のこんな話がこれ以上広まることはどうしても避けたい。
結局、今のところベストな解決策は、俺がどこかのタイミングで男と直接話をつけることだと思われる。
その場合の男の反応を予測し、逃げ道を塞ぐためにも、引き続き男の周りの人間に可能な限り男の話を聞くべくA田は調べを続けてくれている。

恐らくあの日の匿名電話の主で、しばらくの間妻と交際期間が重複していたと思われる人妻から話が聞ければ早いのだが、
今はスポクラに来ていない上に、自分の立場上からも何も話してはくれないだろうとA田は言う。
代わりに、少し時間がかかるかも知れないが、あの男と2年近く前に短い期間交際していて、
すぐに自分から一方的に分かれを告げて去って行った独身の20代の女性がスポクラの別の店舗に来ているそうで、
共通の知人を通して話が聞けるかもしれない。
その女性は乗りの良い、イケイケっぽい感じの女性で、過去には人気インストラクターとの関係も取りざたされていたそうだ。
さっぱりとした性格だったらしいが、あの男と別れた後で親しい人間に、あの男のことを「気持ち悪い」
などとぼろ糞に言っていたという話が伝わっているそうだ。
そこらへんの詳しい話が聞ければ良いのだが。
それとは別に、今はスポクラには来ていないが、2月ごろまで来ていて、その当時にあの男と仲がよく、
何度か一緒に飲みに行っていた間柄の30歳手前の独身男性がおり、その男性からも話が聞けるだろうとA田は話していた。
その男性会員も、スポクラを辞めるころにはあの男とは疎遠になっていたらしい。
その男性会員はその件について何も語ってはいなかったようだが、恐らく何らかのトラブルがあったのだろうとA田は予想している。
いずれにしても少し時間が必要だ。

事件発覚直後には、妻のことで頭がいっぱいで、正直男のことはどうでもよかった。
しかし時間が経過して、妻との関係が安定し、男が何を言い、妻と何をしていたのかがわかってくるにつれ、
日増しに憎しみが膨らんできている。
もしも罪に問われないのなら、俺は迷わずあいつを殺す、きっと殺せると思う。
俺のこれまでの人生など所詮平凡なものに過ぎないが、しかしこれまでの人生でこれほど他人を憎いと感じたことなどないし、
また人が人のことを、ここまで憎めることに驚きを感じている。
俺の心の平穏は、あの男に徹底的な復讐をする瞬間を想像することで保たれている。
許せるはずもないし、許すつもりもない。
もっとも、俺は妻とあの男を切り離し、男だけを憎むことであえて「妻の裏切り」という事実から目をそむけようとしているだけなのかもしれないが。
そうすることによって、俺にとって一番受け入れられない現実を無理やりに否定しているだけなのかも…

正直に言って、今、俺は妻が愛しい、昔、高校生のころに妻に恋していた当時よりもさらに愛しく感じる。
愚かなことだが、一度他人に奪われたことによって、初めてその大切さを痛感している。
俺はこれまで妻を大切にしてこなかったわけではない、むしろ人並み以上に大切にしてきた自信はある。
ただ、最初の晩に妻が言っていた「あまりにも長く一緒にいたから、大切さが分からなくなっていた」その言葉は俺にも当てはまる。
いつごろからか俺は妻を一人の「女」としてではなく、「妻」としてしか見なくなっていたような気がする。
そして妻は俺の前で「女」であることを止めてしまい、俺も妻の前で「男」であることを止めていたのかも知れない。

俺が家に帰ると、妻と俺はずっと一緒にいる。
色々な話をして、一緒にテレビを見て、毎晩一緒に風呂に入る。
妻は俺の髪を洗ってくれたり、背中を流したりしてくれる。
俺は毎晩妻を抱く、俺に抱かれる時に妻は以前と違いすごく濡れる、何度もいく。
俺は裸の妻に、以前と違い激しく欲情する。
終わると妻は毎晩俺の腕の中で眠る。

俺は毎日、嫉妬と妄想、憎しみや怒りといった感情に翻弄されながらも、再び「女」に戻った妻との生活が、ある意味新鮮で、楽しくもある。
もちろんこれは、俺のような状況に陥った男に共通の、一時的な感情なのかも知れない。
他人から見れば滑稽で愚かに見えるかもしれない。
それでも構わない、俺は今度こそ、この女が傷ついたり、悲しい思いをすることが無いように全力で守ってやりたいと思う。
そのためにも俺は一刻も早く、なんとしてでもあのビデオを男から回収しなければならない。
あれが万が一公にされて、妻が苦しむことになるぐらいなら、俺は自分が罪に問われてもかまわない。
非合法な手段しか回収の道がないなら、俺はためらわずにやるつもりだ。
しかしそれは最後の手段、押し入って力づくで奪うことはある意味いつでもできるだろう。

イケメン弟の女性恐怖症による災難話

俺…弟の兄でカノ子の彼氏。フツメン。社会人
弟…俺の弟。4つ下。超イケメンだが女が苦手。

うちは父兄弟と男しかいない家庭。
母は離婚してかなり前にいなくなり再婚済。ウチとは現在交流なし。

離婚原因は色々あるけど(母側に)
母は全部弟の発達障害のせいにして非を認めず慰謝料をブッチして去った。
ただでさえガラスハートの弟は母の言葉を真に受けて傷つき
一時期登校拒否になり、もともと女子が苦手だったところに
そのトラウマで、完全に女が苦手になってしまった。

ちなみに「もともと苦手だった」のは偏見という意味ではなく「察すること」が健常児のようにできない
発達障害児にとって、女の子の言動はわかりにくいことが多いためです。
さらに言うと弟はホモではなく性的には普通です。

ここで遺伝の皮肉が出るのだが、
うちの祖母はロシアの血が入っていて超美人だった。
しかし誰もその血は受け継がず、祖母の子はアジア人丸出し系の顔ばかり。
その遺伝がいきなり弟に出た。

弟は小学生の頃は「ガイジンガイジン」とはやしたてられるような顔で
中学あたりから化粧もしてないのに「一人ビジュアルバンド」みたいな顔になった。
京本まさきみたいな顔。
あの人は化粧してるんだろうけど弟はすっぴんであの顔。
本人はおしゃれの何たるかにまるで興味がないので
ノーマル制服にダサ髪のまま。でも顔だけ京本まさき。
弟は成績もいいし真面目だし、いい子なんだが
自分の予期していないことが突然起こったり、他人にジロジロ見られるとパニックになってしまう。
弟は何も悪くないんだが顔のせいで
すれ違いざまに知らない人にまじまじと見られたり、告られることが多くなったりで
本人はパンク寸前になってしまった。

とりあえず家族で相談の上、弟は本人の希望もあり全寮制の高専に進学した。
弟は環境が変わるのが苦手だから、寮になじんでからは帰省させず
俺と親父が会いに行くのが習慣になっていた。

しばらく月日が経ち、俺と弟はたまの休日に買い物に出かけた。
カメラ持ったやつらが弟に近づいてきて
「ナントカ雑誌の者ですが、かっこいいですね!写真撮らせて下さい」と言ってきた。
弟は断ったのだが、エライしつこい。
ただでさえ知らない人に話しかけられてパニクる寸前な弟に「ケチですね?」とか言うそいつら。
最後まで断って逃げたんだが、結局どこかで撮られてたらしく
知らない間に弟はその雑誌に載ってしまったみたいだった。
ちなみにバンドやってる女の子がよく見るような雑誌だったみたい。
たぶん今はもうない。

その雑誌が発売されてちょっと経ってから、弟はストーカー被害にあうようになった。
どういうルートから身元が割れたのか不明だが
弟は休日も制服のことが多いから、学校が割れる→張り込みで寮の部屋判明
って感じだったんじゃないかと思う。

ちなみにストーカーは二人いたそうだ。どっちもバンド系ギャル。
ただでさえ不測の事態に弱い弟はストーカーのせいで精神ズタズタにやられ
せっかくの好成績を棒にふって休学させられるはめになった。

弟は故郷(実家)に帰り、しばらく静養。
俺はその間に大学を卒業し、就職し、彼女ができた。
弟は規則正しい生活が何よりなタイプなので勉強や図書館通いのかたわら
主夫業もやってもらっていた。
近所のおばちゃん達には事情を話して協力してもらい
弟をスーパーとかでジロジロ見る人から守ってもらうようにしていた。

んで俺は彼女と仲が深まり、結婚話しも出るようになった。
家にも連れてきた。弟がパニクらないよう事前によく言っておいたから大丈夫だった。

でも問題は弟の方じゃなかった。
もうおわかりとは思うが、彼女が弟に…だった。
俺はなかなか気づけなかったんだけど、弟の様子がだんだんおかしくなって
親父が「一郎(=俺。仮名)もそろそろ結婚かな」なんて話をすると
パニック発作を起こすようになったので
「なにかあるんじゃないか」とまず親父があやしんだのがきっかけ。

俺と親父とで問い詰めてみると
弟は最初は言うのをしぶってたが、俺と彼女が結婚したらそれこそ一家が不幸というのを
理解してからはすらすらしゃべった。

弟は携帯持ってないんだが、専業主夫やってるので昼間は一人。
それを知って家電にしつこく誘いの電話をかけてきたり、
エロっぽいことを吹きこんだり(弟は性欲あるが望まない相手からこういうのはパニックになるだけ)
果ては俺のことを持ち出して
「言うことを聞かないなら『レイプされた』ってお兄さんに言ってやる」だの
「お兄さんを不幸にしたいのか」
とまで言ったらしい。
弟は知能は高いけどこういう不測の事態に対処できないんだよ…。
彼女はそれを知った上でこういう脅迫をしてたみたいだ。

とにかく家の電話はしばらくモジュラーひっこぬいて不通にして
その間俺は彼女を泳がせた。
そしてわかったことは彼女に俺以外の彼氏もいたということ。
それもなんかヒモみたいなやつ。
無職のパチンカスだが顔のレベルだけは激高。

どうも俺はそいつと彼女を養う金ヅルであり、そいつにたまたま激美形な弟がいたから
ついでに食っちゃえ、な感じだったみたいです。

普通ならただ別れ話ししてあとは音信不通でもいいとこなんだけど
ただでさえガラスのハートな弟によけいな心労をかけたのが許せず
近所のおばちゃんたちに相談した。

おばちゃんたちはとても役に立ってくれました。
彼女が家の周囲に近づこうもんなら集団で襲いかかり、
「何しに来たの?」
「なんの用なの?」
と質問攻め。その間に弟はスーパーで夕飯の買い物。この間もおばちゃんガード付き。
店員も味方になってくれ、さすがイケメンは無駄じゃなかった。

電話はずっと不通だし、弟にはオババリアーで近づけないしで
イライラが頂点に達した彼女、おれに突撃し「別れたい!」と言う。
おれその場で了承。
彼女はあてはずれだったらしく「え?え?え?」と戸惑っていたが
その後「婚約同然だったのに別れたんだから慰謝料よこせ」という手紙が届いた。
公正証書みたいな正式な文書じゃなく彼女の手書き。

弟が従来の偏執的な丁寧さで「それは脅迫である、今度接触したら訴える」と
公式に作成した返信でしばらくはおさまったけど
パチンカスの彼氏に捨てられてから、また弟への執着が再燃し
まあ結局振りきるまでに3年近くかかりましたとさ。

規制にひっかかって投稿gdgdでスマソ

あ、ちなみに彼女が弟に執着したのは
彼女ももとバンドギャルで、あのとき雑誌に載った弟と付き合えるのは
仲間にハクがつく(死語)と思ったからみたいです。



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