萌え体験談

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2018年08月

C県Y市のY駅で季節は冬

もう10年前の話になる
場所はC県Y市のY駅で季節は冬
終電逃したオレはふらふらしててタバコ切らした
んで駅デパの2Fシャッター前にある自販機でタバコ買ってたんだが
後ろから酔っ払った白人女に「ハーイ」といきなり声掛けられた

カタコトの英語と日本語で話したんだが相手はロシアン
美人局かなんかだと思って必死に会話したな
「金ねーから!カードもねーから!」って財布広げて見せたりとか

どうも近くにある飲み屋のネーチャンらしいがオキニの客に振られたそうだ
自棄酒飲みすぎて「今日は帰れ!」と追い出され帰る途中でオレを発見
ターゲット発見とばかりに捕獲してきたらしい

オレもネーチャンも金はあんま持って無いんでホテルなんぞ行けない
でもネーチャンはなんかしらんがヤル気満々
どうしよう?と悩んだんだがネーチャン即効で決めたらしい

その駅デパの閉まったシャッター前って奥に入ると外からみえねーんだ
手を繋がれてそっちに連れてかれたんだが
オレを壁に押し付けるなりネーチャンいきなりオレのズボン脱がしだした
悩むそぶりもみせずそのままパックンチョ&くちゅくちゅべろべろ
寒さで縮んでたオレのポークビッツはあっという間にフランクフルトへ

ロシアンのフェラーリはんぱねー
ツバだらだら垂らしながらぐっちょんぐっちょん音もすげえ
5分ほどでガマンの限界そのままドップン!ネーチャンそのままゴックンにっこり
言ったセリフは「comeon!」スカートまくって壁に寄りかかった

一応とは言え性経験あったオレだがちょっと悩んだ
病気とかもそうだが「白人女のマムコはクセーぞ!」ってよく聞くからさ

「ええい南無三」とそのまま突き出してるロシアン股間に吸い付いてみた
ところがビックリ、臭いもしねーし変な味もしねー日本人と変わらん
そのままべろべろ舐めたりこそーりおっぱいもんでみたり、ただし着衣のままな
10分ぐらい舐めてたらロシアン喘ぎ声殺しながら「comecome」繰り返す
ロシアンなのに英語かよwと思ったがまあお互いカタコト会話だしなー

ゴムなんぞ持ってないからちょい悩んだが自分の若さ故の性欲にあっさり敗北
そのまま生でフランクフルトをずっぷり合体
「きんもちええええええ」
SEX自体は経験あるけど生ってのはこれが初体験ではんぱねー気持ちよさだった

合体性交したらやるこたー一つ
ふんふんっと腰振るオレ
片足を巻きつけてきて腰振るロシアン
段々声が大きくなってきたんでキスしてみた
ロシアンのキスもはんぱねー即効で舌入れてきてぐっちょんぐっちょん

体位変えるなんて思いつかねー!生の気持ちよさはんぱねー!!
ってか一瞬たりとも抜きたくなかったな
そのまま15分ぐらい真冬に汗だくになりながらずっこんずっこん
イキそうになったんだが言葉が思いつかねえ
「IgoIgooutout」って必死になったがロシアン離れてくれねーの
ガマンの限界超えてそのまま生で中にどっぷん!
2発目とは思えないぐらい大量に出したと思うw

運良く?なのかロシアンもイケタ模様
はぁはぁぜぇぜぇ言いながら顔見合わせたらネーチャンにっこり
あっちからキスしてきてくれた

あとはまあ事後処理
フランクフルト抜く時のロシアンの喘ぎっぽい声にちょい萌えた
ぐちょぐちょになってるフランクはロシアンがぱっくり咥えてお掃除してくれた
その後にこっちに背中向けて自分でティッシュだして拭ってた
「中田氏やべーかな?」って冷や冷やしてたんだが
ロシアンにっこりしながら「イッパーイイッパイ」って笑ってたw

ロシアンも喫煙者だったんでタバコ差し出して二人で一服
んでタクシー乗り場まで送ってバイバイ
その後会う事は無かったんで後日談は無い

ロシアンネーチャンがオレの初めての生中田氏&白人の相手だった おわり

バイト先でおっさんを調教してた

翌々月から仕事が決まっていたが、喪女でぼっちで金欠だったから
短期のバイトで少しでも稼ぐことにした
選んでる余裕なかったから大量募集で面接不要の仕事

配送業、期間は2か月弱、即採用
出勤初日、社員と一緒に担当箇所を車でまわる
翌日から一人立ち

初日の夜、責任者から電話が来た
集合場所の変更かと思いながら「もしもし・・・」

責「1さんですか?」
1「はい。お疲れ様です」
責「あの」
1「?」
責「あの」
1「はい?」
責「明日、来てくれるよね」
いいともかよwwwwwwwwwwww

次の日曜までがっちりシフト入ってたから謎だった

翌日、ひとりで指定された場所をまわるものだと思っていたが
責「1さんは別の仕事してもらうね」
1「は?」
責「僕の仕事手伝ってもらおうと思って」

責任者の仕事は、指示と確認、報告待ちが主
人手が足りない場所、トラブルが起きた場所にたまに行くという具合

1「具体的に何をすればいいんですか?」
責「となりにいてくれれば」
1「は?」
責「昨日、初めて見た時に電流が走った。生きてればいいことってあるもんだなって」
1「え?ちょwwwwwww」
責「綾波レイみたいだなって思った。本当に。君みたいな人に初めて会った」

頬染めてたwwwwwww
この人はまずいと思った

スペック
責任者 30代後半、松井稼頭央に似てて容姿は悪くない、体育会系、周りには頼られてた

1 23歳、顔面は平均より下、ガリガリ

長髪だし美女じゃないし、綾波レイには全く似ていない

狭い事務所で責任者のとなりに座り、やってもやらなくても良さそうな軽作業をする私
責任者がちら見してくるのがテラ怖いwwwwwww
辞めようかと思ったけど、今から別の仕事探すの厳しいし短期だからまあいいか

近所のファミレスにて
1「失礼ですが、ご結婚は」
責「バツ1で、今はひとり」
1「ほう」
責「ひとつ、お願いがあるんだけど」
1「なんでしょう」
責「1さんを想像して、自慰行為してもいい?」
爪いじりまくってるwwwwwwwww
目が泳いでるwwwwwwwwww
私の中でひとつの答えが出た
・・・こいつドMだ

1「自慰行為で何を想像するかは、自由でしょう」
責「じゃあ、今夜さっそくするから」
テラ上目使いwwwwwwwww
1「するから?」
責「しても、いいですか?」
こいつ、できるwwwwwwwwwwwww

こんなこと女に言ったらかなりの確立で訴えられると思うwwwwwwww
少なくとも辞めるだろこんな変態いたらwwwwww
でも喪女だしwwwwwwww仕事は2カ月限定だしwwwwwwwwいざとなったらこっちのが立場強いしwwwwwwww
おもしろいかもしれないしwwwwwwwwwwwやったろうと思ったwwwwwwww

この日を境に、私の仕事はこいつを調教することに変わった

時給1000円、仕事は超ラク
2chに「くそワロタ」と書きこむ毎日
2人きりの事務所
私は2ch見ながら、たまに来る電話で終了報告受けるだけ
責任者は松井稼頭央似だから以下稼頭央で

1「綾波レイに、似てないけど」
稼頭央「雰囲気が」
1「そう」
書類書きながらモジモジしてる稼頭央
1「我慢できないの?」
稼頭央「はあはあ」
1「だらしないね」
稼頭央「はあはあ」
1「苦しい?」
稼頭央「はい」
1「トイレでしてきなよ。そのかわりちゃんと報告するんだよ、どんなふうにしたのか」
稼頭央「はあはあ」

稼頭央は前かがみでダッシュして行った

5分後
稼頭央「っあ・・・」
1「早いね」
稼頭央「おとといからずっと我慢していたので」
1「どれぐらい出たの?」
稼頭央「濃いのが、ずっと、止まらなくて」
1「それで?」
稼頭央「それで・・・」
1「どんなふうに手を使ったの?」
稼頭央「こうやって、強く握って、ここにいる1さんとの距離考えながら、全部知られてるんだって思いながら」
1「いやらしい」
稼頭央「ああっ」
1「変態」
稼頭央「」
1「手は洗ってきたの?」
稼頭央「」
1「正直に言わないと怒るよ」
稼頭央「洗ってません」
1「じゃあ、自分で舐めて綺麗にしたら?」
稼頭央「ふぁい」

本当にやりやがったこいつwwwwwwwwww

1「仕事に戻る前にきちんと洗ってこないと駄目だよ。みんな真剣に働いてるんだから」
稼頭央「わかりました」

仕事終えた人たちが続々と帰ってきて、私もみんなが帰る時間に合わせて帰った
みんなの前では普通に、ひとりのバイトとして振舞って
稼頭央も「はい、お疲れー」とか普通に言ってくる
変態のくせにまともなふりしてやがるwwwwww可愛いwwwwww

それからも稼頭央は物欲しそうな目で私を見てくる
翌日は仕事の話以外無視して、早めに帰ってきた20代後半のフツメンと少し親しそうに話してた
夜メールで「お許しをください」ってきたけどシカトした
さらに翌日、みんなの前では普通に振舞ってる稼頭央を見るのが面白かった
稼頭央はどうしたらいいのかわからないって感じできょどってた
このシカトを計3日続け、休日に入った
休日中は稼頭央からの連絡はなかった

月曜日
昼飯前、いきなり稼頭央に
「我慢できたの?」って言った
稼頭央は顔をぐしゃぐしゃにしながら首を振った
なんだこのおっさん超萌えるwwwwwww
しかし私は冷たい目で、「そう」とだけ言って目を逸らした

稼頭央「許して下さい、1さんのことだけ考えてました」
1「ならどうしてきちんと報告しないの?」
稼頭央「」
1「駄目でしょ」
稼頭央「」
1「今誰もいないから机の下で触って。出したら駄目だよ」
稼頭央の目が輝いてたwwwwwwww

1「服の上からだよ。私を見ながら触って」
私は稼頭央の視線を感じながら、2ch見たり電話対応してた
稼頭央「うう」
1「なに?」
稼頭央「もう出ます、すっごく熱いのがたくさん。1さん見てたらすぐ出ちゃいます」
1「我慢しなさいよ」
稼頭央「許して下さい」
1「出したら終わりね。明日から普通に外回りさせて」

稼頭央「いやです」
1「顔」
稼頭央「え?」
1「今どんな顔してるのか見せて」
稼頭央、頭をふるふる
1「見せてよ」
稼頭央「いやです」
1「そんなんじゃ、私はちっとも感じないよ」
顔を上げた稼頭央は、口半開きで目がとろんとしてて眉ひそめててなんかかわいそうになるぐらいだった

そのとき私に衝撃が走った
1「もっとよく見せて。絶対に視線逸らさないで、そのままさわっていて」
稼頭央かわいいよ稼頭央・・・

稼頭央「出ちゃう出ちゃう」
1「この前出したあと、何回したの?」
稼頭央「えと・・・えっと・・・」
1「正直に言ってみて」
稼頭央「5回」
多すぎワロタwwwwwww

稼頭央「1さんがフツメンくんと話してるところを想像しながら」

1「フツメンくんと私が話してるところ、見てたの?」
稼頭央「はい」
1「どう思った?」
稼頭央「フツメンくんが1さんとセクロスしてるところを想像したり」
1「へえ」
稼頭央「フツメンくんのあれは太くて気持ちいいのよ、って1さんが言ってるところ想像したり」
1「あとは」
稼頭央「フツメンくんと1さんがセクロスしてるうしろで、自分が縛られてるところとか」
1「それは願望?」
稼頭央「いいえ。フツメンくんと話しているところを見るだけで胸が張り裂けそうになります」
おいおまえwwwwwフツメンに「頑張ってるね!経験者?」とか気軽に聞いてたじゃねえかwwwww

1「じゃあどうしてそんなこと想像してたの?」
稼頭央「そういうことを考えていたらすごく勃起して」

1「変態」
稼頭央「ごめんなさい」
1「自分で言ってみなよ」
稼頭央「僕は変態です」
1「違う、どういうふうに変態なのか、ちゃんと言ってごらん」
稼頭央「僕は、1さんのことばかり考えながら自慰ばかりしていて、フツメンくんと1さんがセクロスしてるところを想像して興奮してそれで(ry」
1「今日、駅まで送ってくれる?無理だったらいいの」
稼頭央「送ります」
1「逝くときの顔、近くで見せて」
稼頭央「ふぁい」

みんなが帰ったあと事務所の駐車場に停めてある車の中で、稼頭央にオナニーさせた
稼頭央は羞恥心なんかどっか行ったみたいに、はあはあ言いながらだらしない顔でしこってる
私はずっと無表情で稼頭央のティン子見てた
1「ほんと、だらしない」
稼頭央「はあはあ」
1「涎まで垂らして、どうしようもないね」
稼頭央「はあはあ」
1「見られるのがそんなに嬉しいの?」
稼頭央、何度も頷く
1「ちょっと、腰を突き出して」
稼頭央、ずるっと椅子の上ですべる
私は稼頭央のティン子に、ふっと息を吹きかけた

稼頭央「はうっ」
1「感じる?」
稼頭央「うぅっ」
1「感じるかどうか、聞いているの」
稼頭央「あへあへ」

会話にならない

1「手をとめて。きちんと答えて」
稼頭央「もう一回」
1「は?」
稼頭央「もう一回お願いします」
1「質問に答えてはくれないんだ」
稼頭央「はぁはぁ」

おったったままのティン子に、再度息を吹きかける

稼頭央「はうぁ」

1「敏感なの?それとも答えたくないの?どっち?」
稼頭央「もっとしてくらさい」
1「わがままだね。ちゃんと言えないのかな?」
稼頭央「僕のティン子に1さんの温い息がかかって、1さんの体から出た蒸気と僕のティン子が絡みあって、敏感な先っぽがびくんびくんして僕は気を(ry」
1「じゃあ、手を使わなくても逝けるかな」
稼頭央「あああ」
ふーっ、ふーっ、っと10回ぐらいやったとこで
どろっとしたのがたらーって出てきた
本当に変態なんだと思った

で、翌日
今度は稼頭央のほうから帰り駅まで送りたいって言いだした
もちろん断ってフツメンくんと歩いて帰った
ちなみにフツメンくんとはなにもない、ほんとに駅まで歩いて帰ったぐらいだ

そしてまた数日放置

休みの日の前日、絶対誰もこない時間帯に
1「今、仕事大丈夫?」
稼頭央「うん」
1「じゃあ、舌出してみて」
稼頭央「え」
1「はやく」
ちなみに稼頭央の机とは向かいだから、すぐ触れられる距離じゃない
言われるがまま舌を出す稼頭央

1「もっと出して」
稼頭央「ふぁい」
1「私のあそこ、舐めてるとこ想像して舌を動かしてみて」
馬鹿みたいに舌をくねくねさせる稼頭央
1「それじゃ感じないよ」
ひたすら小刻みに舌を動かす稼頭央
1「そうすればいいってもんじゃないでしょ。もっとゆっくり、丁寧に」
しばらく稼頭央を見つめる
稼頭央はアヘ顔で、宙を舐め続けてる

1「まさか、勃起したりしてないよね?」
突然、びくんとなる稼頭央
1「立ってみて」
明らかにもっこりしてる稼頭央
1「すぐ勃起するんだね変態は」
私は自分のパンツに指を入れて、ちょこっと濡れた指先を稼頭央に向けて差しだした
稼頭央はなんのためらいもなく指にしゃぶりついた

稼頭央「おいしいですおいしいですおいしいですおい(ry」
1「変態」
稼頭央「変態です」

電話が鳴ったから稼頭央の指しゃぶりは終了
その後も稼頭央は悶々としていたが無視
帰りも稼頭央の誘いを待つことなくフツメンと普通に帰宅
その夜、ものすごい量のメールが送られてきた
内容は全て「自慰を許可して欲しい」それを少しずつ変えたもの

この時点で働き始めて3週間ちょい
残り約1か月

連絡先はもちろんだが住所バレもしてる
稼頭央が家まで押し掛けてこないかどうかが心配だった

4週間目の最初のころ
私が飲んだお茶のペットボトルを稼頭央が回収してることに気付いた
ふぅーで感じてる時点で、ペトニーとかするんじゃないかって思ってたから
机の下にあるゴミ箱に捨てて、帰りに見てみると他のゴミはあるのにペットボトルだけがない
犯人はあいつとしか思えない

1「今日はしてもいいよ」
稼頭央「本当に?」
1「うん、でも私のペットボトルは使わないでね」
稼頭央「えっ」
1「ペットボトルの口に、ティン子こすったりしてるでしょ。まさか入れてないよね?入るの?」
稼頭央は完全に沈黙してた

1「どうして勝手にそういうことするの?」
稼頭央「・・・」
1「もう、私の指示や視線は必要ないってことでしょ」
稼頭央「違う」
1「だってそうじゃない。なんでも正直に言ってって言ったのに」
稼頭央「ごめんなさい」
1「謝ったら許してもらえるの?」
稼頭央「・・・」
1「どうすればいいと思う?」
稼頭央「・・・」
1「わからないなら、終わりだね」
稼頭央「ごめんなさい」
1「怒ってないからね」
稼頭央「えっ」
1「怒ってないよ、ただ、あなたから終わりにしたってだけでしょ」

稼頭央「許して下さい」
1「私が許可しなかった間、どうしていたの?」
稼頭央「1さんのペットボトルの、1さんが握ってるあたりを手でなぞって、その手でティン子をしごいてました」
そっちかよwwwwwww
1「口とか使ってないの?」
稼頭央「舐めたくてしかたなかったけど、1さんに怒られると思って」
1「せめて聞いてみたら?」
稼頭央「だって返事くれないから」
1「自慰がしたいとか、ティン子がおさまらないとか、そんな内容ばっかりだったじゃないの」
稼頭央「だって」
1「そのとき、本当にしたいことをちゃんと言わないとわからないでしょ」
稼頭央「ごめんなさい」
1「だから私は怒ってないし、謝らなくてもいいの」
稼頭央「嫌です」
1「嫌だとかごめんなさい以外に、何も言えないの?」

ちなみにこの会話の間、私は軽く微笑みながら喋ってる

稼頭央「今日、駅まで一緒に帰って下さい」
1「フツメンくんと帰るよ」
稼頭央「お願いします」
1「フツメンくんのティン子、どんなかな」
稼頭央「お願いします」
1「あなたが舐めた味、フツメンくんも舐めてくれるかな」
稼頭央「嫌」

ちなみにフツメンくんには女として見られてないよwwwwww
あくまでも稼頭央との駆け引きね

1「ちょっと立って」
稼頭央「やめてください」
1「どうして?」
笑いながら言ったら、稼頭央はしぶしぶ立った
1「なんで勃起してるの」
稼頭央「舐めたときのこと思い出して」
1「本当は、フツメンくんとしてるところ見たいんじゃないの」
稼頭央「1さんが離れて行ったら嫌です」
1「でもまだ勃起してるよ?」
稼頭央「」
このへんで稼頭央がかわいそうになった

1「あなたと帰ったら、なにをしてくれる?」
稼頭央「なにをしたらいいですか?」
1「それを聞く?」
稼頭央はしばらく黙ってた

1「まあいいよ、じゃあ帰ろう」

帰り、駐車場で
稼頭央は少し泣きそうで、本当に困った顔してた

1「そこに座ったまま、じっとしてて」
私は稼頭央の後部座席に座って、しばらく黙ってた

1「ねえ、ペットボトルでしごいてたとき、逝った?」
稼頭央「いいえ、それは許されていないと思って」
1「じゃあ逝きそうになったら止めてたの?」
稼頭央「はい」
1「そう」

私は後ろの席から、稼頭央の背もたれに寄りかかるようにして話した

1「触っちゃだめだよ」
稼頭央「はい」
1「目を閉じて」
稼頭央「はい」
1「私は今どこにいる?」
稼頭央「僕のすぐうしろです」
1「そう。首に息がかかっちゃうね」
稼頭央「はい」
1「私の声、ちゃんと聞こえてる?」
稼頭央「はい聞こえてます」

1「私を感じる?」
稼頭央「はい、僕のすぐ近くで、僕に話しかけてくれています」
1「それだけ?」
稼頭央「呼吸とか、息のあたたかさとか」
1「うん」
稼頭央「あとにおいとか、ぜんぶ」

私は稼頭央の口に、自分の指をすべらせた

1「欲しかったんでしょ」
稼頭央は必死に指吸ってる
1「欲しいときは、欲しいものを、ちゃんと欲しいって言いなさい」
稼頭央「はい」
1「この指で、触って欲しかったんでしょ」
稼頭央は指舐めに夢中
1「ちゃんと言ってごらん」
稼頭央「1さん」
1「ん?」
稼頭央「欲しいです」
1「目を閉じたまま、指を舐めながらティン子さわってごらん」

稼頭央は指舐めたり吸ったりしながら、ティン子しごいてた

1「この指で、しごいてると思って」
稼頭央、一気にスピードアップ
1「喋らなくていいから、私の言葉だけ聞いていてね」
稼頭央、うなずく
1「ほら、こんなにいやらしくさわってるんだよ。気持ちいいね」
私はもう片方の手で、稼頭央の首すじに触れた
1「気持ちいいね、もうべとべとだね」
稼頭央「いってもいいれすか?」
1「もうおしまいでい・・・」
言い終える前に、稼頭央は出した
パンツとかズボンとかに、べったりくっつくぐらい

稼頭央は数秒余韻にひたったあと、超謝ってきた

稼頭央「許可もらう前にごめんなさい」
1「いいよ、次から気をつけて」
謝ってばかりの稼頭央がかわいそうだったから、助手席にまわって精子を拭いてあげた
稼頭央はずっと私の顔を見てた

契約期限は残り2週間を切っていた
継続できる人を募集してたけど、私はもともと仕事決まってたからもちろん断った

このとき少しだけ、稼頭央が好きになってたかもしれない
でも稼頭央は、私の本当の部分を見てないなって思ってた

それから、オナニーの許可を私は緩めた
稼頭央は満足そうで、こんなに出たとか、こんなに1さんのこと考えてたとか言ってくれた
でもそれは、Sの私だけを見てるんだなって思った
私も最初からそれを楽しんでいたんだから仕方ない

残り1週間
私は「オナニーの許可」をやめた
何を想像してもいい、好きなときに好きなようにしていい、と言った

稼頭央「でも」
1「いいじゃん、好きな時にできるんだから、ね」
稼頭央「僕が嫌いになりましたか?面倒だからですか?」
1「違うよ」
稼頭央「じゃあどうして」
1「我慢ばかりじゃかわいそうだから、好きにしていいよ」
稼頭央「でも僕は1さんが好きなんです」
1「うん」
稼頭央「だからこれからも僕のことを叱ったり、命令出したりしてください」
1「もういいの」

最後の日
私から一緒に帰ろうと誘った
私は助手席、稼頭央は運転席

1「目を閉じて」
稼頭央は口を開けて目を閉じた
1「口も閉じて」
稼頭央「はい」
1「好きなようにしていいからね」
稼頭央「はい」

私は稼頭央の頬を両手で掴んで、お互いの息がかかるところまで顔を近づけた
しばらくそうしているうちに、稼頭央は勃起した

稼頭央「1さん好きです」
1「ありがとう」

私は稼頭央にキスした。
すごく優しくね、軽いやつ、何回も
稼頭央はティン子しごきだした
私は悲しくなって、涙を堪えながら唇離した

稼頭央「逝っていいですか?いいですか?」

稼頭央は目を閉じたまま、繰り返してた
私はほんとつらくて、目頭おさえながら「いいよ」って言った
稼頭央は逝った

家に帰ってから、メアドと番号拒否った
その後給料は問題なく振り込まれた

中三の時

中三の時、教室に入ろうとしたら出るところだった女子委員長とぶつかって、手が乳に触れた。ていうか、思いっきり掴んだ状態になった。
女子委員長はしゃがみこみ、しくしくと泣き出してしまった。
俺は平謝りしたが、それを見ていた女子共に吊るしあげられ、卒業までハブられてしまった。

卒業式に先生に渡すクラスの寄せ書きを書くことすら拒否される最悪な環境だった。
卒業後、高校に進学したが、実はその女子委員長と同じ学校だった。

人生リセットをかねて、俺はクラス委員に立候補し、生徒会に入った。
すると、そこに彼女がいた。
すげー気まずかった。

最初の頃はどう話しかけていいかわからず、戸惑っていたが、上級生から下っぱの雑用をさせられるため、事務的な話は出来るようになった。
ある日、次の日までにコピーしないといけない仕事があって、俺とその子だけで教室に残ることになった。

あんまり会話もなく、大体、片付きそうなところで、彼女が突然ぽろぽろ泣き出した。
俺は昔のことだと思い、謝りまくった。
しかし、彼女は首を振り、謝らなきゃならないのは自分の方だと言い始めた。
あの時、あれは、本当に事故で俺に悪気が無いことはわかっていたとのこと。
しかし、当たり所が悪くて、おっぱいが本当に痛くて涙が出てきたらしい。
周りの女子が騒ぎ始めて、抑える雰囲気じゃなかったらしい。

本当は何でもない事なのに、その後俺がクラス全員からシカトされはじめて、それを止めるよう言い出せなかった事に後悔しているとこのとだった。
俺は少し気が楽になった。

その後、彼女とは良く話すようになった。

それから、しばらくして、また放課後二人だけで雑用の仕事があった。

外も暗くなり、なんとか仕事を終えて帰る支度をした。

彼女が教室の電気を消し、教室を出ようとしたところで、彼女が何かにつまづいて転んだ。
後ろにいた俺も道連れに転んでしまい、彼女に覆いかぶさってしまった。
その時、彼女は呟いた。
「い、いいよ。触っても。」

もちろん、揉みまくりさせてもらった。

明らかに一年前より大きくなっていた。
ゆっくりと揉むたびに、彼女の息遣いが荒くなっていくのがわかった。

突然、彼女は俺の頬を両手ではさみ、キスしてきた。しかも、舌まで入れてくる。

どのくらいの時間か忘れてしまったが、俺はひたすら乳を揉み、彼女はずっと俺の口の中で舌をかき回した。

そんな感じで、付き合うことになった。

いつも放課後の教室で、生徒会の仕事の後にキスしたり、乳揉んでたりしてた。

しかし、さすがにHまではいけなかった。

先週、妻を友人に抱かせた。2

投稿者:人間逮捕。
レス削除
私はビデオを回しながら五十嵐と香菜にあれこれと煩く注文した。
何故だか香菜も大分ハイになりノリノリで注文に応えてくれた。普段の生真面目でエッチな要望には一切応えなかった彼女からは到底想像出来ない。
素面に戻ったら離婚じゃすまないんじゃないか。

「変態っぽく頼むよ。とりあえず五十嵐さん腋舐めようか。香菜ばんざいして」
「んっ…ひゃあ、くすぐったい」

べろべろと五十嵐が夢中で香菜の腋を舐める。くすぐったさに身悶えて香菜が必死に五十嵐から離れようとするが、やはり子供が親とじゃれてるようにしか見えねえな。
それから五十嵐は耳、首筋、鎖骨、指を貪るように舐めた。最初はくすぐったがっていた香菜の表情が、一番弱い首筋を舐められたあたりで変貌した。
後ろから抱き付き、無我夢中で香菜の体を舐め回す五十嵐の顔は恍惚そのもの。以前からあれこれ妄想を語っていただけある。
少しだけぐったりした様子の香菜が「まだあ…接待すんの?もう眠い」と私に訴えてきた。「五十嵐満足した?」と聞くと「してない」と即答。当たり前か。
私はまたぐずり出す香菜を宥め、一旦指示を止める。五十嵐に暫く好きにさせることにした。

「香菜ちゃん…胸触って良い?」
「なんでえ?」
「や…駄目?」
「いいよお胸くらい。どうぞー」

半分夢の中に行きかけている所為か投げやりだが、香菜は難無く承諾。五十嵐は念願の香菜の小さい胸を、そっと、優しくすくうように撫で回す。

「うわあ…柔らかい…香菜ちゃん気持ちいい?気持ちいい?」
「んっ…ふつー」
「乳首、好きでしょ?いじるよ?」
「やあん…んっ」

前に五十嵐には教えたが香菜は相当感じやすく、胸が無い分全ての感度乳首に集中しているかのように、少し触られただけでも声が出る。酔っているから尚更か。くすぐったい様子だった時とは違う身悶え方で、五十嵐の手で弄ばれる。私は異常過ぎるほど興奮し、この時点ですでに自分のモノをしごいてしまった。

「ふつーだしい…ひあっ…んっ…ちくびふつう」
「香菜ちゃん感じやすいね。もっと触ってあげる」
「なんでよーふつーだって」

コリコリと左右の乳首を弄られながらも、普通だと主張するが、顔は蒸気し、舌をだらしなくだして喘ぎ始めた。本気で感じている筈だ。見ると股をもじもじとさせている。それに五十嵐も気付いたようで、ショーツの上かに手を添えてそっとなぞった。ビクンッ。香菜が一際大きく仰け反る。たまらない瞬間だった。

「香菜ちゃんすごっ…パンツぐっしょぐしょだよ」
「えーおしっこだって…んんんっ」
「いやいやすごいよ。ほら」
「んあああああ!!」

私は香菜の股をガバッと開かせ、五十嵐がショーツの中に手を入れてグチュグチュと音を立てた。いきなり触られたた香菜はたまらず声を上げ、ガクガクと膝を震わせた。

「やだそれやだ!んーんやだってば!」
「イヤじゃないでしょ?香菜ちゃんおまんこすごい事になってるよ?」
「やなのお…やなのお…」

いやいやと顔を降るが、他人の指で物凄く感じてしまっているらしく、完全にイく寸前の顔だ。私と五十嵐は香菜の股が閉じないようにがっちりと開き、五十嵐は指の速度を上げ、部屋中に香菜の音と匂いが充満した。

「ひくう…ひくって…ひくのお……ああっ!…っっ」

五十嵐の膝の上から落ちて倒れるほど香菜が仰け反り、体中痙攣させながらイってしまった。遂に。私の妻が。他人にイかされてしまった。
ぐったりと横たわりながらも、余程良かったのかまだ小刻みに震えて「あっ…あっ…」と軽くイき続けているのが眼に取るようにわかった。
私が「良かったのか?」と聞いても香菜は応えず、涎を垂らしてだらしない顔をし、「えへへ」と笑った。
私の理性は完全に無いものとなった。

ショーツを剥いで香菜を再び起こし、今度は五十嵐と対面で向かい合うように膝の上へ座らせる。まだぐったりしたままで、香菜は五十嵐にまるで自分から抱きついているかのようにもたれかかって見えた。

「香菜、五十嵐がキスしたいって」
「えーキスう?なんでー?」
「香菜が可愛いからキスしたいんだって」
「そっかあ」

香菜は自分から五十嵐に顔を近付けてチュッと軽いキスをし、また私を見て「えへへ、これでいー?」と笑った。
しかし五十嵐は「香菜ちゃん、もっとちゃんとしたのして」と香菜の顎を掴む。

「んー、あれは好きな人としかだめなの」
「香菜ちゃん俺のこと嫌い?」
「嫌いちゃうよー」
「いいでしょ。キスしよう」
「ふぁい…んっ…ひたっ…ひたが…んっ」
五十嵐が出した舌を香菜が音を出して啜る。普段の香菜ならこう言ういやらしいキスは絶対嫌がると言うのに。五十嵐の後ろに手を回し、ぐちゅぐちゅと音を立ててお互いの舌を貪っている。キスまで気持ちいいらしく幸せそうな香菜の横顔。私は猛烈に嫉妬しながらも感動で狂いそうであった。

「んっ…ひた…ひたきもひい」
「っ…香菜ちゃん好きだよ…可愛い」
「んふふっ…ありがと」
「香菜ちゃんも言ってくれなきゃキスやめるよ」
「ん、やら、すひい。だいすひ、キスもっと…んん」

それからも五十嵐は香菜に好きと言い、香菜も好きと受け答えながら、延々とキスをし続ける。気づくと私は泣いていた。こんな姿の香菜を見れるとは。
キスをされながらも、五十嵐の手は胸や股、クリトリスに伸び、その度に香菜は唾液まみれの口から喘ぎを漏らし、「ひくう、ひくっ」と夢中で舌を絡ませながらも果てていく。これまで私は何度香菜を見ながら射精したか解らない。
たまらず、「もう頼むから挿入してやってくれ」と五十嵐に頼んでいた。私の脳味噌が焼け焦げてチーズのように糸を引いてそうだ。

「香菜ちゃんどうする?入れて欲しい?」
「んあ、おちんちん?いれてくれるの?」
「その前に加えて欲しいな」

五十嵐は立ち上がり、香菜を跪かせ、自らのモノを香菜の顔の前に出す。黒光りして隆起した五十嵐のチンポは、サイズこそ普通だがカリがデカく、恐らく香菜の小さい膣を満足させるには十分過ぎるであろう。
フェラなんてあまりさせた事もなかったのに、香菜は恍惚した表情で五十嵐のモノを舐め上げる。五十嵐が痛そうに呻くが時々歯が当たるのは仕様だ。

「香菜ちゃん…もっと舌使って…」
「んー…」
「どう、美味しい?」
「おいひいです…ひれたいです…んっ」

本来絶対参加しないつもりだったが私の頭脳は香菜のその一言で完全にブラックアウト。後ろから香菜の胸を弄り、五十嵐に舐め尽くされた体を嗚咽混じりに舐め回した。それでも香菜は五十嵐のモノをくわえて離さず、「おいひい」と何度も言った。

「じゃあ入れたげるね」
「んー」

仰向けになった香菜が、あろうことか自分で股をかばりと開いて、五十嵐を誘った。私は咽び泣いて喜んだ。
五十嵐が腰を落とすと、ズブリ、と簡単に香菜の小さい膣に埋まっていってしまった。香菜は五十嵐をきつく抱きしめ、私としているように腰を足を絡ませて五十嵐を歓迎した。

「んあ…はいっちゃった」
「うわあきっつ…動くよ」

最初はストロークを長く、ゆっくりと香菜の膣を味わうように、いやらしく五十嵐の腰が動く。辛そうだった香菜も、次第に感じ始め、五十嵐にキスをせがんで、背中に手を回してまるで恋人のように舌を絡ませる。
どれぐらいそうしていただろうか。香菜がか細く「いっちゃう…」と呟き、体を、脚を、顎を震わせて、イってしまった。

「もう?香菜ちゃん早いね…」
「あのね…おっきいね、いっちゃったの」

子供のように甘えて香菜が五十嵐にぎゅっと抱きつき、自ら首を上げて一生懸命に五十嵐にキスをしようとしている。もう、私など存在していないみたいだった。
五十嵐は体位を変え、対面座位に移り、またぺちゃぺちゃとキスを交わす。キスフェチの私へのサービスだったと思う
香菜は拙い腰使いで、自分から賢明に五十嵐に奉仕し、五十嵐が体に触れる度に何度も震えながらイった。そしてまた甘えてキスをせがむ。その繰り返しが行われている。
無限に感じるその行為の後、五十嵐がまた香菜を仰向けに寝かせた。

「香菜ちゃん、俺の唾液飲んでよ」
「だえきってえ?なあに、あっ」
「口開けて」

溜め込んだ唾液を香菜の口にポタポタとたらし込む。

「味わって」
「んっ…うんっ」
「おいしい?もっと飲みたいでしょ」

そうして何度も唾液を飲ませ、香菜の方からも口を開けて唾液を待つ。味わって飲む。また口を開ける。キスなんかよりも最低で下品で素晴らしい姿だった。そして香菜が一体何度イったのか。私にはもう何も解らない。
五十嵐の腰使いが荒くなってきたことから、そろそろ射精が近いのだろう。まさか…。

「出すよ!香菜ちゃん、妊娠してね!」
「はい…はいっ…するう、するのー…」
「うああっ、出すよ!出すよ!」
「んんんああっだめ、かなもいくう…ああ」

どっ、と五十嵐が香菜に覆い被さり、一連の私の最低な行いが終了したのであった。

――――――――――

ここまで書いた私は、横で「サマーウォーズ」を観ていた妻(キャミソール一枚)に今回のテキストを見せてみた。
「あー…こう言うのに憧れてんだね」と言うのが妻の感想だった。
「妄想もほどほどにね」と苦笑いし、私にそっとキスをしてきたのであるが、どうやら完全にあの晩の記憶は、妻には無いのであった。

先週、妻を友人に抱かせた。1

先週、妻を友人に抱かせた。
投稿者:人間逮捕。

願ってもない稀有な体験をしたので此処に告白す。
しばしのお目汚し失礼。

兼ねてから私は寝取られ、寝取らせに対して強い願望/欲望があり、結婚する以前に付き合っていた女をどうにかやり込めて他人や知人に紹介して抱かせる、なんて事も一度や二度、いや本当は結構な数有ったのだが、現在の妻・香菜に出会い、付き合ってからと言うもの、余りにもこの香菜が無垢な娘だった為、俺はもう駄目だって事になり、一切の変態的性癖を封印。真面目一本で妻に接してきたのであった。
が、そう簡単に人間の性癖が変わる訳ではなく、可愛い可愛い妻を眺めては「誰かに犯されないかしら」と一人悶々、勿論妻の事は命よりも大切なので、そんな私の哀れで残念な頭の中身を露出して見せる訳にもいかず、一人虚脱感にまみれながら自分を慰めていた。
私は官能作品に絵を挿すこと仕事にしているのだが、妻が見ず知らない人間に調教される姿を夢想し、そう言ったものを題材に絵を描くような最低な旦那であるが、妻は全く気付かずに「お仕事あまり無理しないでね」などと云うてくる。なめた話である。

そろそろと本題に移る前に妻のディテールを詳細とはいかないが説明したい。
香菜、24歳。身長は150程度、知り合い達には「昔のYUKIに似ている」と言われるそうだ。髪は赤みの掛かったショートボブ、童顔に良く似合う。
中学あがってすぐに胸の成長が止まったと言う彼女は、バストがA+しかない(本人は仕事中Bのブラを愛用している)。凄く痩せている訳ではないため、まあ言わば幼児体型。メイク無しで私の煙草を買いに行かせると必ず断られる。風呂上がりで化粧気の無い香菜を抱くときは、体毛が薄く陰毛もさほど無いため、犯罪を犯しているような感覚に多々陥る。初めての晩は田舎の妹を思い出した。つまり私には勿体無い程理想であったと言おう。

さらに妻、付き合ってから判ったが自分に女の自覚が殆ど無い。
古着のジーンズにタンクトップと言う格好を好んでするため、最初は「男っぽいラフな格好が好きなのか?」と思っていたが、単純に自分の体型の所為で女性らしい格好が似合わないとのことであった。
私はどちらかと言えばスカートやワンピースみたいな少女的なのが好きなため、試しにこれを着せると、どうも股を開けて座り、または階段なんかでさくさく登ったり踊場でスカートの丈が舞ってしまい、結構な頻度で他人に眼福を与えて回る。
ある時、タイトミニのジーンズスカートを自分の店で買ってきたと言うので(妻は古着屋勤務)、試しに履かせて電車に乗る。
向かいの席のおっさんが妻の股のあたりを完全に見ていることが明確だった為、私はわざとおっさんの前に座るよう促したり、さり気なく寄り添うふりをして股をさらに開かせたりと楽しんだものだ。
結婚してから妻の無防備さはエスカレートし(どうやら妻の頭の中では、世の男子は既婚の女に興味がない事になっているそうだ。全ての人妻ファンに私から謝罪しよう)、キャミソールとショーツの上から履くショーツ(何て言うんだあれ?)でゴミ捨てに行ったり、休日は大概ノーブラで上からTシャツやタンクトップ一枚。少し屈めば胸元から無い胸が見えてしまい、私くらいの身長の人間が覗き込めば大体乳首が見える。と言うか、タンクトップの時は横から見える。
私はこれらの一切を指摘しないし、妻も気付いていないので、自分がスーパーやコンビニで他人の目を引いているなんて微塵も考えていないのだ。
もう一度書こう。理想の妻である。

さて、長々と妻の自慢をしてしまいましたが問題の先週の話をします。ついに私にチャンスを齎す神か悪魔の類が耳打ちをしてきました。

「おう、週末遊びに行くぜ」といきなり電話して寄越したのが、成人向け雑誌社の友人。
前々から妻とは面識があり、そして私の薄暗い性癖も承知している影は、家に遊びに来ると有り難いくらいに妻を眼で犯して帰るので、私としてはこれを断る理由がなく承知した。
友人の名は仮称で五十嵐とする。贔屓目に見ても私よりずっと顔が良い男だ。人柄もいいし話も上手い。
そしてかなりの変態で貧乳好き。初めて紹介した時から「なんとか3P出来ないか」と相談されてきた。しかしそんな機会は無かった。

そして先週末。昼には来ると言う話だったが、夕方になっても五十嵐は来ず。
「どうしちゃったんだろうね」なんて話をしながら、妻は普段禁止されている酒を飲める絶好の機会がお流れになる可能性にふてくされ始める。
妻は酒が恐ろしく好きだ。そして恐ろしく飲み方が下手。ペースを考えずガブガブ飲んでは潰れ、大学時代に急性アルコール中毒になっているので私は滅多に飲ませない。
「先にあけるか、仕方ない」と私は妻に低アルコールの酎ハイを渡す。実は五十嵐は晩まで来ない。それまでに妻を酔わせてしまおうと言う、悪童じみた作成だ。
実際どの程度まで酔うかは賭だったが、普段飲ませていないこともあり、二缶で妻はべろんべろんだった。早すぎる。
仕方ないのでさっさと五十嵐をメールで呼び出す。

待ってる間、試しに妻を脱がせてみる。
その時は人が来ると言うことで、ちゃんと化粧もし、勿論ブラもし、フレアのスカートの下にレギンス、上はゆったりとしたシャツにカーディガンと、休日らしからぬ格好をしていた。これではせっかく来た五十嵐が悲しむ。可哀想だ。
私は「メイナードのハイトーンボーカルはマジで神だ」とかなんかお気に入りのバンドの話を独りでに語り熱く盛り上がる妻のカーディガンを脱がしてみた。何も言わない。続いてシャツのボタンをひとつづつ外す。何も言わない。お気に入りのバンドの曲を熱唱している間に、私はシャツを脱がし終えてしまった。

「なにしてんの?」

ブラまで外すか逡巡した刹那、突然妻が歌うのを止めてブスッとした口調で私に訪ねてきた。やばいか。

「香菜、暑くないか?」
「暑い」
「ブラ外すか?涼しいよ」
「外す」

こくこく、と頷き、私が外しやすいような腕を開く格好をしてきた。すごいことになってきたぞ…。私はゆっくりとホックを外す。小粒で薄い茶色の乳首が、胸板の上にちょこんと立っている。私は悩んだ。このままにするか。どうか。

「涼しい?カーディガンやっぱ着る?」
「着ない。暑い。下脱ぐ」

少し舌足らずな口調でレギンスまで脱ぎ始め、ついにはスカートも下ろし、なんと香菜は淡いピンクにアメコミタッチのキャラクターがプリントされたショーツ一枚になってしまった。すごいぞこれは。化粧をした中○生の女の子にしか見えないショーツ一枚の妻が、グラス片手にToolのAENEMAを振り付きで熱唱している。半端い。

「……。お前と友達で良かった」

部屋に入るなり五十嵐の第一声がそれであった。こいつに感謝を伝えられたのは多分初めてだ。

「五十嵐うっす」

呼び捨てで妻が、ショーツ一枚の妻が、ドアで立ち尽くす五十嵐を出迎えて抱きついた。これは五十嵐がくる前に私が仕込んだが、酔って完全に自我を失った妻は仕込み通り五十嵐にぎゅうと抱きついて暫く離れなかった。
私はとりあえず五十嵐を座らせると、五十嵐は予想してなかった光景に眼を白黒させ、逆に全く妻を見れなくなってしまい、恐縮仕切ってちびちび酒を飲み始めてしまった。これはあかん。

「五十嵐さん楽しんでますか」
「正直帰りたいかも。それかトイレ貸して、新鮮なうちに抜きたい」
「香菜、五十嵐の隣に行って接待しなさい」

香菜は我関せずとグラスと話したり、仰向けに寝転がったりと好き放題していたが、私が促すと「接待了解」と五十嵐の横に座った。
私はビデオカメラを用意し、彼女等に向け、あとよろしく。五十嵐に合図した。
五十嵐は居心地悪そうに俯いてしまった。

「や、どうしたらいいんさ」
「抱いていいよ」
「はあ!?」
「ほら、香菜ちゃん五十嵐が暑いそうだよ。上着脱がしてあげて」
「上着了解」

完全な酔っ払いの妻はぐだぐだと五十嵐に絡みながら、ぐいぐいと無い胸を顔や頭に押し付けながら、なんとか上着を脱がす。つーか剥がす。その上着を放る。怖ず怖ずとされるがままだった五十嵐も吹っ切れたのか、香菜を自分の膝の上に座らし、後ろから抱きついて香菜の頭の匂いを嗅いでいる。

「暑苦しい!」と香菜がむずがるが、私が「接待接待」と言うとブスッとしながら納得する。待っていた。これを。

(続く)

痴漢プレイ。

痴漢プレイ

昨日、嫁と初めての痴漢プレイをしてきました。

夜10時過ぎに自宅から離れたアダルトグッズや本・DVDなどを販売してる店に行ってきました。
先ず私一人で店に入って一通り店内を回ると、10人くらいの男性客がいました。
事前に告知して集まってくれた単独男性が四人いるはずですが、ドキドキ感を増すために、私も嫁も誰が痴漢プレイの為に来てくれた人かわからないです。

一旦車に戻り集まってくれた四人にメールを送り、これから店に入る事と嫁の服装を書いて送信しました。

因みに嫁の服装は、下はヒラミニのスカート。上は半袖のTシャツに薄手のジャケットを羽織った感じです。
パンツは紐パンにしました(笑)

いよいよ二人で店に入ると、入ってすぐに本のコーナーがあり、そこで雑誌を立ち読みしてた若い男と中年男性と目が合いました。

嫁は一気に緊張が増したのか繋いでた手を解き、両手で私の左腕をグッと掴みました。

DVDが沢山陳列されてる通路の狭い方へ歩いてると、一人の男性と擦れ違った時に嫁が「あっ!」と言いました。
小声で「もしかして?」と聞くと「お尻触られた」との報告。

そのまま店内の隅まで進むと、私達の進行方向と後ろから男性が迫ってきます。
私達が隅で立ち止まると後ろから来た男性が「見つけたよ。」と囁きながら大胆にも左手で嫁の胸を揉み、右手で下着の上からマ○コを軽く摩って「もう濡れてるね。また後で」と言って居なくなると、入れ替わりに進行方向側からきた男性が嫁の手を掴み自分の股間を触らせながら、右手でお尻を撫で回し「コスチューム売ってる方なら完璧に死角だよ」と私達に告げてコスチューム売り場の方へ誘導するかのように歩いていきました。

私「え?まじで?俺がここで触ってイカせる?」

嫁「うん。車でもいいし」

私「じゃあ車行こうか」

そう言って二人で車に向かいますが、店の出口に向かって歩いてると私達をジッと見つめる視線を感じました。
もしかしてもう一人の人かな?と思い、確かめてみたくなり嫁に「車戻る前に5分くらい店内を別行動してみない?」と提案してみました。
嫁「え?一人でフラフラしたくないよ?。」
私「じゃあ、レディコミを立ち読みしてるだけでいいよ」
嫁「それならいいかなぁ。絶対5分ね!」

そんな約束をして嫁にはレディコミを立ち読みさせて、私は嫁を背後から観察出来る所で立ち止まり、もう一人の単独にメールしました。

すると、もう一人の男と思われる人物は嫁の横にしゃがみ携帯を弄り始めました。
そして携帯をポケットにしまうと嫁のスカートの中を堂々と覗き込んでます。

しかし、男がポケットに携帯を閉まっても私の携帯が鳴りません。あれ?あの人違うのかな?と少し携帯を弄ってまた顔をあげると、いつの間にか嫁が男二人に囲まれてました。

その時私の携帯が鳴り「これから頂きます」とメールが着信。
何ともう一人の男は二人組でした…。

予想外の展開でしたが、とりあえず5分は静観する事にしました。

しかし男二人は服の上からしか触らずちょっと期待外れのまま5分経過。

私「今日はもうこれで終わりなので」と声を掛け終わりにしました。

嫁「またイッちゃった(笑)」

私「え!パンツ越しのお触りでイッてたの!?」

嫁「前より敏感になってきたのかなぁ(笑)」

と上機嫌で痴漢プレイは楽しかったみたいです。

帰りの車中には助手席でオナをするように言ったら応じてくれました。

私「露出もしてみたい?」

嫁「どんな感じか分からないけどやってみたいかも。」

私「じゃあもう少し暖かくなったらやろうね。」

嫁「なんかエッチな気分収まらないから今から少ししてみようよ♪」

想像を超えるスピードで変態になってく嫁にビックリですが、嬉しい傾向です。

そして私達は家を通り過ぎ、大きな公園に向かいました
レス削除
私達も後を付いて行くと、薄暗い照明に変わり回りにコスチュームが沢山展示されており、それが上手い具合に死角を作り出していました。

回りをキョロキョロしてると、こちらに誘導した男性が現れて嫁に後ろから抱き着き体中を触り始めました。

目を閉じ黙って触られ続ける嫁。そうこうしてると、一人二人と人が増えてきました。

声を掛けた四人のうち、三人が集まり一斉に嫁を触り出し、中にはチ○コを出して嫁に触らせてる男もいます。

すると一人の男が嫁の紐パンの紐を解き、スルッと抜き取りました。
スカートは捲り上げられジャケットは脱がされ、Tシャツとブラも捲り上げられほぼ全裸に近い状態になりました。

徐々に足がガクガクしはじめ、そろそろイキそうな雰囲気になってきました。

しかし嫁より先に、手コキさせてた男が嫁の太股に発射し、嫁を触りながらオナってた男はお尻に発射しました。

精子を掛けられ更に三人に責められた嫁も一人の男には乳首を舐められ、もう一人の男には乳首を摘まれながらアナル周辺を撫で廻され、もう一人はクリを優しく擦り嫁を絶頂に導きます。そして声を殺しながら絶頂を迎えた嫁は、静かにその場にしゃがみ込みハァハァと息を切らしながら無言で服を直していました。

既に発射した二人はそのまま何も無かったように「ありがとう。楽しかったよ!またね♪」と言って去っていきました。

そしてまだ発射してないこの売り場に私達を誘導した彼はポケットから嫁の紐パン出し、二人が発射した精子をパンツのクロッチ部分で拭き取り「これ穿きなよ。ドMちゃん」と言って嫁に渡しました。
パンツを渡された嫁が私を見るので「穿きなよ♪ヌルヌルしてまた気持ちよくなるかもよ(笑)」

そう言うと照れながら私達が見てる前で紐パンを穿きました。

穿いたのを確認した男性がパンツの上から嫁のマ○コを大きく円を描くように、ゆっくり愛撫し嫁は「冷たいけど気持ちいぃ」と小さく呟きます。

しかし男性は「明日仕事早いので帰りますね。是非また誘って下さい」と言って帰ってしまいました。

ホントならもう一人参加者がいたはずですが居ないので仕方なく帰ろうとすると嫁が「ヌルヌルして気持ち良くて、またイキたくなってきちゃった」と言い出しました。

脳性麻痺の子に向けた優しい笑顔に魅入られた(1)

僕は、あるトラウマがあって、今も恋愛出来ずにいる。

学生の時、僕の6畳一間のアパートの向かいに、大きな一戸建てがあった。
僕は、この家に住む奥さんに、完璧に惚れてしまった。

アパートに引っ越してきた最初の日は、
向かいに、とんでもなく綺麗な人が住んでんな?程度に思っただけだった。
しかし、何日か経って
奥さんが、顔に管を付けた男の子を車椅子に乗せているのを見かけた。
美人で、家庭も裕福そうで、何から何まで幸せそうだと思っていたのに、
奥さんの息子さんは、脳性麻痺という酷い病気だった。
まだ学生で子供だった僕は、不幸なことのはずなのに、
奥さんは何故あんなに幸せそうな笑顔で、息子さんに話しかけているのだろうと
非常に興味を持った。
そして、いつの間にか
綺麗な顔に浮かぶ優しい微笑に、僕は完全に魅了されていた。

ある日、僕は奥さんのことをもっと知りたい!もっと身近に感じたい!、そう考え
思い切って行動に出ることにした。

洗濯物を干している奥さん、庭で息子と遊んでいる奥さん、車イス片手に近所の奥様方と談笑する奥さん
僕は、思い切って購入した双眼鏡のレバーを操作した。
『美しい・・・」
倍率を上げ、超どアップで顔を眺めて、ため息を漏らす。
首筋、肩から胸にかけてのライン、細い腕、手首・・・上半身をゆっくり舐めるように見ていく。
これだけで射精寸前になる。視線を下に落として。
厚みを帯びた腰からヒップ、そして、細く真っ直ぐ伸びた脚。
ここまで来て、もう一度、顔に戻す。これで大抵、僕は達してしまう。
時々、髪をアップにさせたり、スカートを履いていたりすると、
堪らなくなって、すぐに達してしまうこともあった。

観察していて面白いと思ったのは
彼女は、息子と散歩や買い物に行くだけなのに、
ヘアスタイルやメークもバッチリ決めて、
テレビなどに出てくるような”上品な奥様”という恰好をいつもしていた。

彼女の容姿を簡単に説明すると、
スラッとして背が高くて、綺麗なサラサラな黒髪、肌は総じて色白。
顔つきは、普段は少しお高くとまったような感じではあるが、
息子さんに笑顔を向けると、とても優しい顔になる、
上品で整った顔立ちをしていて、服装もそれに合った清楚なものが多く
芸能人に例えるなら森口瑶子さんに似ていた。

なので、今後は、彼女を”瑶子さん”と呼ぶことにする。

こうして僕は、貴重な青春時代を瑶子さんと共に過ごした。
もちろん、彼女の方は僕の存在さえ全く知らないわけだが。

大学を卒業すると、僕はあるコンビニエンスストアチェーンに就職した。
その会社では最初の1?2年程度、直営店で働くことになっていた。
地方出身者の同期達は、みな、寮に入ったが、
僕はボロアパートを引っ越したくなかったので寮には入らなかった。
たまたま運の良いことに、アパートから歩いて5分も掛からない場所に
当社の直営店があったので、そこに配属してもらうことになった。

仕事を覚えようと一生懸命働き、
ちょうどソフトクリームがよく売れる時期になった頃

「あの、すみません」

機械にソフトクリームの液を入れていた僕は、固まってしまった。

瑶子さんだった。
はじめて瑶子さんに話掛けられた。
金縛り中の僕に代わって、アルバイトの子が応対してくれた。

なんと!
瑶子さん、表の張り紙を見て、アルバイトの応募に来たという。
息子さんの面倒を見なければならないため、自宅の近くでなければ、働くことができない。
それで、うちの店を選んだという。
たしかに、周囲には、うちくらいしか働く場所は無さそうだった。

それまで僕は、1度、アルバイトの面接をさせて貰ったことがあったので、
勝手に瑶子さんの面接も僕がやるものと思って、
絶対採用!即採用なんて、一緒に働けることに舞い上がった。

しかし、瑶子さんの面接は、店長の酒井さんがすることになった。
酒井さんは僕の2年上の先輩だったが、1浪していたので、年は3つ上の25歳だったと思う。
面接の日、朝8時に、瑶子さんは来店した。
僕は夜勤明けで、帰っても良い時間だったが、てきとうな仕事を探して粘っていた。
酒井さん、なんとか採用して?と祈りながら面接が終わるのを待った。

面接が終わるとすぐに、僕はなにげなさを装って事務室に顔を出した。

「今の人、見た? あれは10年若けりゃ、すげえ美人だっただろうな」

そう。この酒井さんは軽い人だった。
可愛いいバイトの子が入ると、すぐに手を出すことでも有名で、
だから2年以上も店舗勤務のままだった。
気づいた時には、僕は口走っていた。

「そうですか?今も綺麗だったように思いますよ。」

「お!珍しくノリがいいな。だよな。”そこそこ”イケてたよな。」

「なんか息子さんが病気らしくて、
 手が離せるのが旦那が面倒見てくれる朝6時から9時までと、夕方15時?18時までなんだと
 聞いた時、もう帰っていいよ!と言おうと思った」

「え?じゃ、じゃあ、不採用なんですか?」

「いや、言おうと思ったんだけど、色っぽいうなじが目に入って、言えなかったw」

「あの人と一発やってみてえなぁ」

これを聞いた時、予想外だった攻撃に、胸が張り裂けそうになった。

「え?そんな・・。人妻ですし、年も相当上なんでは?」

「まあね、俺の許容範囲は30までなんだけど、
 あんな美人だったら1度くらい、やってみてもいいな。
 40過ぎの女の身体かぁ、話のネタになりそw」

「で、ですが・・」
 
「旦那さんは会社リストラされて、今はタクシーの運ちゃんらしい、
 夜いないから、独りで寂しいんじゃないかw 簡単に落とせそうw」

「そんな、やめたほうが・・」

「何、無理だって言うの? 必ず落としてやるよ。
 まあ見てな、1か月もすれば、そこの倉庫で
 チュパチュパ、フェラするようになるからw」

「よし!採用にしよ!そして落とす!、なんか変な言い方だなw」

こうして、瑶子さんは採用されたが
酒井さんに狙われているので、僕は気が気ではなかった。

勤務シフトは当然のように、瑶子さんと一緒に酒井さんが入ったため、
僕が瑶子さんと接するのは、入れ替わり時の挨拶ぐらいだった。
それでも、瑶子さんは、
あの優しい笑顔を僕に向けて「お疲れ様です」と挨拶してくれるので、
とても幸せだった。

しかし、あの品のある笑顔を見ると
どうしても酒井さんの言葉を思い出して、鬱になる。

僕は、瑶子さんが上品な唇をすぼめて、酒井さんの股間に顔を埋める姿を想像しては、
必死に頭を振って妄想を打ち消した。

瑶子さんが働き出して、1か月程が過ぎた頃、
僕は、どうにも耐えられなくなって、酒井さんに聞いてみた。

「さ、酒井さん、瑶子さんのことは、どうなりましたか?」

酒井さんは梅干しを食べた時のような、変な顔になった。

「ああ、覚えてたか。いや、駄目だよ。何度か誘ったけど、
 息子から手が離せないと言われて、飲みにも行ってねえよ
 取りつく島もなしって感じだな」

「そ、そうですか・・」
僕は嬉しくて飛び跳ねそうになるのを、必死に堪えて、
苦虫を噛み潰したような顔を作った。

「だけど、一緒に働いてみて、改めて思ったけど、良い女だなぁ。
 言葉使いなんかも、他のバイトと全然違うし、教養があるって感じだな。
 肌なんかも白くてピカピカ、今まで良く手入れしてたんだろうな。
 あ?あ、おっぱい拝んでみたかったなぁw」

「そうですかぁ(笑)」

「まあ、そのせいかもしれないが、他のバイトとあまり馴染んでないな。
 特にシフトリーダーの中村さんなんて、露骨に嫌がらせしてるよ
 あの、おばちゃん、性格きついからなぁ」

なんとなく、気になったので、
たまたま中村さんと二人になる機会があったので、探りを入れてみた。

「新しく入った瑶子さん、どんな感じです?」

「ああ、あの人、使えないですね? ああそうだ!○○さん聞いてくださいよ?
 あの人、こんなバイトに、MaxMaraのシャツなんて着てくるんですよ。」

「え?」

「ブランド品なんですけどね。
 でも、聞いて下さい。 幸子さんが気づいたんですけどね、1日おきに同じ服着てるみたいなんです?w」

「この間、みんなで、そのシャツ好きなんだね?って言ってやったら、涙目で逃げちゃいましたよ
 旦那が会社首になって貧乏なくせに、見栄張っちゃってw
 この間、松ちゃんがなんか臭うって言うから、、あの人のこと嗅いだら・・」

延々と瑶子さんの悪口を聞かされることになった。
それにしても、凄い嫌われてて驚いた。

それから2か月くらい経ったある日、事件が起こった。
僕が出勤すると、事務室にみんなが集まっていた。
既に帰ってるはずのバイトまでも居たので、事務室は人で溢れていた。

「私じゃありません!本当に私じゃありません!」

「私たちは見たって言ってるのよ!ねえ、幸子さん!」
「そうそう。午前中のシフトの時、あんたが金庫を触ってるの見たんだよ」

「ですから、それは、1万円札がレジに貯まっていたので、穴から金庫へ入れただけです!
 定型業務じゃないですか!」

瑶子さんと中村さん、山下さんの声だった。

酒井さんは黙って難しい顔をしていた。

なんと精算時に10万円も違算が生じたというのだ。

(つづく 全2話)

まぶしくてイカンJKと猫達の話

登場人物
隼雄(仮名、本名にちょっと近い)→俺。29歳男。女苦手。脱サラして自営。彼女いない暦1年。今まで5人とつきあったが、最後まではしないでいるうちに、フラれたり自然消滅で、いまだに童貞。
紗季ちゃん(仮名、本名にちょっと近い)→近所に住むJK。17歳。県立高の2年。背が高くて細い。168cmらしい。
    

最寄り、と言っても歩いたら40分以上のK駅に、車で買い出しに来た。
駅ビルやモール、商店街が賑やかで、遊びや買い物には良い街。
ウチの辺りからは、ちょっと遠いので、普通は車、お年寄りはバス、若い子はチャリやバスでやって来る。

食材をいっぱい買い込み、袋を後部座席に並べる。
俺は、中学の頃から家の料理番で、主夫(?)歴16年。ベテラン主婦の域に近いかも。
趣味の仲間達の集まり(ほぼ女子会)で、行楽に作って持っていく料理などは、皆がアテにしまくっている。

スーパーのパーキングから車を出そうとしている時、出口の歩道に、背の高いJKが立っているのに気がついた。
紺のブレザーの下に、グレーっぽいセーター。スカートは、そこらのJK同様に短い。脚が細くて真っ直ぐで長ーい! 
ただ立っているだけで絵になる女の子。

かっこいいなぁ。 俺も高校生の頃に、あんな子と付き合いたかったよ。無理だけど・・・

顔の雰囲気は、横山由依系で、輪郭をもう少し細くした感じ。
長くて柔らかそうな黒髪が、肩から胸へ流れるように下りている。
制服姿の綺麗な子を目の前で見るのはヤバい。制服効果は偉大だ♪

ボーッと眺めていたら・・・
一瞬、ゾクッ! 
JKとアイ・コンタクトしてしまった!! 困った。。

ニタッと笑って近づいて来る。嘘だろ?俺じゃないよな?

女が苦手なやつなら解ると思う。綺麗な女の子が自分に近づいて来るなんて、タチの悪そうなヤンキーが寄って来るより恐怖なんだ。どう対処して良いかわからないから。

その子は、ちょっとお辞儀するような姿勢で車内を覗き込み、助手席の窓を指でコンコンと叩いた。
うそだろー!?

指を下にクイクイと差すジェスチャー。
窓を開けろと言っているのかな?
何か文句を言われるんじゃないかと、ビクビクしながら窓を開けると、
JK「えへへ、このクルマの形と若葉マークで直ぐに判った♪」
え!?
「これから帰り? 家まで送ってってくれるかなぁw」
「家って、えーと・・・」なんなんだ、いったい・・・
「まさか、あたしが判らないの!? 」
「うそー!?ずっと遊んでくれてたのに」
怒ってる。。え!?遊んだって???

「焼きそば!野菜を多めにちょーだい!」
突然、場違いな事を言い出すJK。

俺は、ちょっと考えて、映像がよみがえってきた。
「あー、思い出した!」そうだ、去年の秋、町内会の役員で、俺が祭りの焼きそばを焼いていた時だ。
客の奥さん方や子供達が次々に来て忙しかった。
背の高い綺麗っぽい子が目の前に立って、
「お疲れさまー♪ 野菜を多めにちょーだい!」って言って笑った。
お疲れさま、なんてねぎらいの言葉を言ってくれたのは、その子くらいのもんで、
役員は皆大変なのに、お客側の住民は、サービスされて当たり前って感じだったから、
良い子だなぁって思った。
そうか、町内会の子だということは判ったぞ。・・・しかし、まだ誰だか判らん。。

話しながら、ヒントを見つけようと思ったけど、そういう会話も苦しいので、正直に話すことにした。
「男ってさ、昼間は仕事してて、近所を歩き回ったりはしないでしょ。
すれ違う時に、近所の人だろうなぁって、挨拶しても、誰だか判らないのがほとんどなんだ。
会話をすれば顔も憶えるけど、奥さん同士みたいに、おしゃべりが始まることは滅多に無いし。
自治会の役員の時に一緒に働いた奥さん方や、じいさま、ばあさま方の顔は憶えたけどね。それくらい・・・
小さい子は、数年まともに顔を見ないうちに、大きくなって、誰だか判らなくなっちゃう。ゴメン」
俺が、人の顔をまじまじと見たり、視線を合わせるのが苦手というのもあるんだけど・・・

「そうなんだ・・・コミュニティの危機ね」真面目ぶった表情でJKが見つめる。きれいだなぁ・・・やはり目を合わせられない。。
「ゴメン・・・」謝るくらいしか芸が無い俺。

「紗季だよ。忘れちゃったの?」
JKは、眉毛を下げ、ちょっとアヒル口っぽい情けない表情で、こちらを見つめてささやいた。

ああ! 紗季ちゃん!! 紗季ちゃんだったのか!・・・

「大きくなったなぁ! 判らなかった・・・ごめん。乗って!乗って。ごめんね」
申し訳なくて、心の中で、自分を「シネ!シネ!」と呪う。
「道でも、何回も会ってるし。挨拶し合ってたんだよ」と、紗季ちゃんは、あきれたような表情。

俺が高2の時に、紗季ちゃんちは近所に越して来た。町内会の同じ班だけど、ちょっと離れている。紗季ちゃんは5歳だった。
おしゃべり大好きな婆ちゃんが元気一杯で、一家の大黒柱は婆ちゃんて感じ。
紗季ちゃんは婆ちゃんっ子で、小さい頃から、言葉も表情もシブい子。
いつも髪は短め、ちょっと昔の子っぽい地味な感じの子だった。
今、目の前にいる、背が高くて、髪の長い、きれいなJKとは、結びつかない。

ある日、家の庭に、子猫が二匹捨てられていた。立って歩くことも出来ない小さな赤ん坊だった。
とりあえず一時避難というつもりで育てた。クゥとピッピと名付けた。
姉は猫なんかよりも遊びや恋愛で忙しいし、おやじも猫の世話では戦力外。お袋と当時小6の俺が、なんとか育てた。
母乳をまともに吸っていない早い段階で、親から引き離された子猫は、免疫力が弱いらしい。
育てるのがとても難しくて、過去、死んじゃった子猫が何匹かいたのだけれど、その2匹は幸い順調に育ってくれた。

2匹の子猫が立派な大猫に育った頃、紗季ちゃん一家が越して来た。俺は高2だったな。
初夏の陽射しが気持ち良い休日だった。
クゥとピッピを庭に出して、日向ぼっこさせ、メヒシバという雑草を食べさせていた。
猫には、毛玉を吐き出させるために、時々草を与えないといけないのだけれど、メヒシバは、市販の猫草よりも猫達が良く食べてくれる草なんだ。

しゃがんで、猫達を撫でていたら、敷地の外の道ばたにしゃがみ込んでいる二人の女の子がいた。こちらの猫達を見つめている。幼稚園児くらいだなと思った。
「触ってみる? 優しい猫だから大丈夫だよ」と、声をかけてみた。
髪の長い女の子は、「ウン!」と言って、直ぐに猫を撫で始めた。でも、撫で方が強引で、猫は迷惑そうだったw

続いて、ちょっとためらいながら、髪の短い子が庭に入ってきた。この子が紗季ちゃんだった。
「ほら、こうやって、のどとか頭を撫でると喜ぶよ」と、穏やか猫のクゥを差し出してあげた。
おずおず・・・という感じで、紗季ちゃんは撫で始めた。最初は、おそるおそるだったけれど、だんだんコツがつかめてきたのか、クゥが目を細め「ブゥゴォ♪ブゥゴォ♪」とウットリ、腹を出してひっくり返った。
「これね、猫が、すごく喜んでる時の音だよ」と言ったら、紗季ちゃんは、つぶれたアンパンみたいな笑顔を浮かべた。

それからは、「おじちゃんいる? 猫見せて下さい!」と言って、二人は、いきなり玄関を開け、階段を駆け上がって、俺の部屋に遊びに来るようになった。だいたい猫達は俺の部屋にいた。

美優ちゃんは、美人さんなんだけど、マセた感じ。悪い女になりそうな雰囲気が、既に漂っていたり♪ で、あんまり好きにはなれなかった。
紗季ちゃんは地味で、ひたすら子供ーって感じの子だった。

猫いじり以外にも、本読みやお絵描きなど、いろいろな遊びをした。
お馬さんゴッコをしたけど、これはお馬になった俺だけが疲れる遊びでマイッタw

俺は海外の凄腕挿絵画家達の絵が好きで、世界の昔話などの絵本をたくさん持っていた。
声音をキャラごとに変えて絵本を読んであげた。彼女達は、すごく真剣に聴いていた。
子供って、アニメなどよりも、人から本を読んでもらうのが大好きらしい。

100均で大きな色模造紙を買ってきて、マジックやオイルパステルで自由に描きっこした。
「花」、「人」、「動物」などとテーマを出し合って描いたり、お絵描きしりとりなどをした。
美優ちゃんは、女の子や花の絵を描くのが好きで、紗季ちゃんは動物を描くのが好きだった。

彼女達と同じ歳の孝くんという男の子も加わるようになったが、わがままで手を焼いた。
その後、孝くんが何か悪い事をしたとかで、紗季ちゃん達とは仲が悪くなって、孝くんは来なくなった。

彼女達が小2の頃だったか、美優ちゃんちが引っ越した。
女の子一人だけを部屋に上げるのは、俺は何か抵抗を感じるようになって、紗季ちゃんとは庭で遊んだりするくらいになった。
それでも、紗季ちゃんの誕生日に、飛び出す絵本を参考にして、10ページくらいの物語仕立ての飛び出すバースデイカードを作ってあげたら、「すごーい!すごーい! これ、あたしに!?」と叫び、飛び跳ねて喜んでくれたっけ。

紗季ちゃんは、手をつなぐのが好きだった。
初めて、つないできた時は、びっくりした。
俺が手をぶらっと下げていたら、右手にペトッとしたモノが触れた。一瞬ゾワッとした。アマガエルの皮膚みたいな触感。
右手を見下ろしてみたら、紗季ちゃんがボーッとした顔で俺の手の指をつかんでいる。
表情からして、何気なく手をつないでいる感じ。
手をプラプラさせたら、紗季ちゃんも手をつないだまま、嬉しそうに腕をブンブン振って、「キャッキャ、キャッキャ」と笑う。
小さい子の肌は、キメが細かくて水気があるんだろうね。まるで吸盤みたいに貼り付く。
それからも、紗季ちゃんは、よく手をつないできた。
ペトッとした触感も、若い小さな命だと思うと、愛らしく感じるようになった。

大学3年になると、家から遠いキャンパスに変わり、俺は家を出て都内のアパートに暮らすことになった。
卒業してからも5年くらい、そこに住んで、修行暮らしや就職をして一人暮らしを続けた。
ずっと、紗季ちゃんと会うことはなかった。
そうして月日が流れていった。

両親と姉は昨年、俺が都内のアパートからこちらに戻って来るのを機に、貸家にしてあった隣町の家に姉貴と一緒に移り住んだ。隣町は立地やお店などが色々と便利なのだ。
2匹の年寄り猫は、俺に託して置いていったw

俺は、今まで皆が住んでいた古い家をリフォームして、一人で住むことになった。
戻って来て、一人暮らしを始めた年に、自治会の役員の当番が回って来て泣いたw
あんな役割は、一家にヒマ人がいる世帯じゃないと負担がデカ過ぎるよ。。
親や姉貴達は、うまいタイミングで引っ越しやがったなw

脱サラしてからは、自宅兼仕事場。
勤め人ばかりが多い世の中、事情を知らない人達は、一軒家に若い男が独りでニート暮らしをしているように思うかもしれない。
不気味だろうねw

そんな昔話が脳裏をよぎった。

さあ出ようか。「シートベルトしてね」
「あ、うん。はいはい」紗季ちゃんは、ぎこちなくシートベルトの在処を探した。
紗季ちゃんの左右の胸の間をシートベルトが斜めに締め付ける。制服だけど胸が浮き上がって色っぽ過ぎる。。
あの小さかった女の子が・・・別人だ。
非常に不心得だが、シートベルトになりたい♪

パーキングのカードを機械に差し入れ、「どうぞ」と機械がバーを上げてくれた。いっぱい買ったから無料だった。もっと遊んでいても駐車時間は余裕だったな。

俺は、最近ようやく免許を取った。
「車なんか無くていい。お前には向かない。危ないw」と言っていた親達が、なぜかここ数年、「免許を取れ!いつ取る?早く取れ!」と、うるさく言うので、しょうがなく取った。
「車は買っておけ。乗らないと怖くなって乗れなくなるぞ!」 とか・・・
こっちは車には情熱も無いのに、自動車学校も車も自腹。
それから、親達の足になることが多い。勝手なものである。。
やはり向いていないようで、免許を取って10ヶ月になるのに、相変わらず運転には余裕が無くて緊張する。

「おじちゃんも免許取ったんだねー♪ あたしも来年取ろうかなー♪」紗季ちゃんが嬉しそうに言った。
わぁぁ、おじちゃんかぁ・・・

高校生だった頃の俺に「おじちゃん」って言って、紗季ちゃんのお母さんが「おじちゃんはかわいそうよ♪ おにいちゃんよ」って、笑ってたなぁ。
俺は、よく童顔とか若過ぎるとか言われる。
今年の一月なんか、仕事の打ち合せで、久々にスーツを着て出て、タクシーに乗ったら、運転手のおっちゃんに、「成人式ですか」と言われたし。10年前に済ましてるわい!
高校の時の俺は、ほんとにガキって感じだったと思う。それでも、幼児から見たら「おじちゃん」なんだろうな。

「ねぇ、紗季ちゃん、おじちゃんはかんべん。。」
「え?やっぱり?嫌だった? おじちゃん♪」笑いを堪えている感じの声の紗季ちゃん。
「あー、そうだね。今は、おじちゃんて感じしなくなった。でも、おじちゃん、変わらないよねー」
「紗季ちゃんが大成長したからね♪」
紗季ちゃんは、ふとももを手でパチパチッと叩いた。生脚だから良い音がする。「えと、おじちゃんの名前なんだっけ?」
「名字?」
「名字は知ってるしw じゃなくて名前っ!」紗季ちゃんが笑いながら身体を揺すって、シートがギシギシきしむ。
「隼雄だよー」
「じゃ・・・隼雄さん」なんか言いづらそうな紗季ちゃん。
俺も緊張するーw

話が途切れた。何を話そうか。でも、良いネタが浮かばない・・・車の運転で一杯一杯だし。
「ぶ、部活は?」どもってしまった。。
「やってないよー」ちょっとつまらなそうに答える紗季ちゃん。話題を変えた方が良いのかな?
「えー? 絵が好きだったじゃん」でも、流れで絵の話をしちゃう・・・
「うん。美術部に仮入部した。でも顧問の先生がキモくてやめた・・・
あ!そうだ。絵を教えてよ!出来れば美大に行きたい! 女子美でもN芸の美術でもなんでもいい。あたし、学科はけっこう良いんだよ。美術も」
紗季ちゃんは、身体をこっちに向け、俺の左のふとももをつかんでさすった。
て、照れる! 恥ずかしくて事故るよーw

うーん、しかし困った。下手な事を言うと、紗季ちゃんに意識されて、再開したばかりの良い間柄も終わりかなと思ったけど、言ってしまった。
「俺、一人暮らしだぜ。紗季ちゃんみたいな年齢の女の子が俺の家に入って行ったらマズいと思うよ」
「えー、そうかなあ。母さんはぜったい大丈夫って言うと思う。 あ、おばあちゃん、ヒマだし。おばあちゃんと一緒だったら?」
「うーん、俺、仕事にかかりっきりで、なかなか教えてあげられないかもしれないぜ」
「あ、彼女とか来てたらヤバいんでしょ?」
「彼女? いない、いない! ずいぶん前に別れた」
「へー、そうなんだー」
紗季ちゃんは、首をカクカクと左右に動かしているようだ。
「そっかー・・・   ヒマな時で良いから教えてよー」
こんな子と家で一緒に居たら、息苦しくて過呼吸になりそうだ。

視界の外れに紗季ちゃんのふとももがちらつく。短いスカートで座ってて、脚長いし、ふとももの露出面積が大サービス。
うー、見たい!
JKのふとももをこんな間近で見る機会は、もう二度と無いかもしれないぞ!
でも、ガン見じゃなくてチラ見でも、女の人って男のスケベ視線に気づくっていうからなぁ・・・
運転してて、わき見する余裕は無いし。。
信号待ちの時になんとか・・・
席の間にシフトレバーがあるタイプのMT車だったら、操作する振りして、ふとももをチラ見出来るんだけど、オートマだからなぁw レバーはハンドルの横だしー。。

そうだ! CD入れが席の間にある♪ 次の信号で止まるぞー♪
こんな時に限って、なかなか赤信号にならず、信号をいくつもスルー・・・
ようやく赤!
「紗季ちゃん、CD聴かない」と言いつつ、二人の席の間にあるCDの箱を示す。
そして、ゴソゴソと何枚か取り出しつつ太ももを見る。俺は下を向いているから、スケベ視線はわかるまい。ぐふふw
30cmの至近距離にふともも! やっぱりきれいだ。肌スベスベ。産毛は見当たらない。白い肌に青い血管が透けてなまめかしい。触りたいなぁ。たまらん。
あ、もう青だぁ。。発車ーーー。。

紗季ちゃんがCDを何枚か手に取って見ている。「えー? なにこれ・・・ピグミー、密林のポリフォニー。スーフィーの神秘。奇跡のホーミー・・・なんじゃこりゃ。。なんか、もっと普通の無いの?」 
うへあ。ちと恥ずかしい。。
「そだね、ゆずとかいきものがかりもあると思うよー」
紗季ちゃん「うーん、いいや。音楽無しでw」

しっかし、俺、なんで、こんなにふとももが見たいんだろ?
20歳くらいの頃までは、水着のビキニ姿を見ても、普通に見せてる格好だから普通だろって感じで、エロを感じなかった。
露出度は、ブラジャーとパンツの下着姿と変わらんし、脚だって超ミニスカートより激しく露出してるのに、ピンと来なかった。
それが今や・・・俺もオヤジになったんだろうなぁ。。

「隼雄さんも美大? 」
「え? あ、いや、普通の大学だよ。腕は、 プロにこき使われて磨いた」
「アシスタントとか?」
「うん。週4日通って月8万とかは、まだ人間的な生活だったけど、週5日泊まって毎日20時間以上、徹夜ありの働きづめで月給9万円とかねw」
「えー!? ありえない! それ法律のなんかで違法なんじゃない?」
「かもねー。俺の行ったところは貧乏クジだったかも。でも、一番キツかったところは、住み込みだし、食事は出るから暮らしてはいける。男ばっかのタコ部屋でさ、布団が湿気ってて、カバーが黒光りしてんのw 臭かったーw 
でも、毎日ありえないくらい描いて働いたから、すごい修行になったよ。あの時期が無かったら、今、プロとしてやっていけてないと思う」

「すごいなー」紗季ちゃんが、本当に尊敬してる感じでつぶやいた。

「ね、鎌倉行かない? 海見たい」紗季ちゃんがこっちに身体を寄せてきた! 顔が近いってば!
なんとか冷静に答える。「由比ケ浜? まだ冬だよー」
「いいじゃん、波の音、好きなんだー♪」紗季ちゃんは、嬉しそうに身体をリズミカルに揺する。
「時間大丈夫なの?」
「大丈夫! O駅で買い物して帰るって言ってあるし、まだ空明るいじゃん」
日がのびてきたこの季節に感謝w
「北鎌倉経由だと混むから遠回りするけど・・・」そういうつつ、間違えずに行ける良いルートがあるか、ちょっと心配な俺。
紗季ちゃんは即答で、「いいよ♪」今度は、ふとももを指先で、ドラムのようにペシペシ叩いているようだ。わき見出来ないから、よく分からんけど。
「あ、ごめん。車を降りて海を歩きたいんだったら、由比ケ浜で車を停める場所がわかんない。七里ケ浜で良い? 広い駐車場のあるコンビニに停められるから」何か買って、ちょっと停めさせてもらっちゃお・・・
「あ、ぜんぜん! いいよー。七里ケ浜の方がシブくて良いかも♪」ありがたい。助かるよ♪

T交差点を右に行けば家だけど、ここを横切ってから左折。
このT交差点は、面倒な構造の六叉路で、直進にも、その先の左折の仕方にも、ちょっと戸惑ってしまう。
俺の緊張感を感じたのか、紗季ちゃんは、それまでしていたおしゃべりを止めて、黙った。
空気を読める子なんだなぁ・・・

真っ直ぐな道、冴えない景色がひたすら続く。

「チィちゃん、憶えてる?」ボソッと紗季ちゃんがつぶやいた。
チィちゃんは、子猫の名前。
「小ちゃかったねぇ」答えつつ、俺は鼻の辺りがツンと苦しくなってきた。

紗季ちゃんが小2、俺は大学の頃だったか、
捨てられた子猫を紗季ちゃんが助けて、俺のところに連れて来た。
子猫はとても小さかった。お腹には、まだ毛が生えてなくて、へその緒が付いたままだった。
これは、捨てるのが早過ぎる・・・だめかもしれないなと直感した。
難しさは伝えなくちゃと思って「うまく育つかわからないけど、育ててみようか。そして。もし大丈夫になったら、もらってくれる人を探そう」と紗季ちゃんに言った。
紗季ちゃんは、うれしそうに、「うん!学校でいろんな人に聞いてみる!」と答えた。
目がキラキラしていた。

それから紗季ちゃんは、毎日、子猫を見に来た。
子猫をそっと抱いて玄関に出て、紗季ちゃんに見せた。
紗季ちゃんは目を輝かせて子猫を見つめた。
この子は、ほんと動物が好きなんだなぁ・・・
「名前付けたの?」いたずらっぽい表情をして、上目遣いで俺を見る。
「小さいから、とりあえず、チィちゃんって呼んでるよ。でも紗季ちゃんが名前を付けていいよ」と答えた。
すると、紗季ちゃんは、「エヘヘ」と笑い、「チィちゃん、チィちゃん」と呼びながら、なでなでした。

抱っこして、スポイトで子猫用のミルクを飲ませると、よく飲んでくれた。これなら育つかなと思った。

育て始めて4日目くらいだったか、紗季ちゃんがチィちゃんを抱っこしていたら、チィちゃんが紗季ちゃんの手にウンコをした。
うわー、マズイ! と思った。小さい子はウンコに過剰反応するものだから。
「洗おう!」って外の水道の所に連れて行ったら、紗季ちゃんは、ウンコをじっと観察している。
「チィちゃん、悪い事したーw でも悪い事だけど、悪い事じゃないw」と言って、紗季ちゃんはニヤーッと笑った。
チィちゃんを責めるかと思ったのに。紗季ちゃんは、俺が思う以上に優しくて大人だったのかもしれない・・・

1週間が過ぎた頃だったか、紗季ちゃんがチィちゃんを抱っこして、チィちゃんは仰向けに寝ていた。気持ち良さそうだ。
幸せな景色を眺めていたら、異変が起こった。
チィちゃんのおしっこをする辺りに突然血が溜まり始めた。最初は細い血管のような血の筋、そして、あっという間に血溜まりが出来てしまった。
内臓のどこか、あるいは血管が破裂したのかもしれない。これは助からないだろう。お医者に連れて行っても無駄だろうし、たぶん、その前に死んでしまう・・・

「紗季ちゃん・・・チィちゃんは、死んじゃう。せめて、優しくなでて、気持ち良く死なせてあげよう」
紗季ちゃんは、目をまん丸くして俺を見つめた。「死んじゃう?」
俺は、タオルを持って来て、チィちゃんの身体を包み、頭やのどをなで始めた。
チィちゃんが「ブーーーブーーー」と、モーターの振動音のような子猫の喜びの音を出す。
死にそうでも嬉しいんだな。かわいそうに。少しでも苦しみが軽くなれば・・・
紗季ちゃんもそっと撫でる。「ブーーーブーーー」という音が続く。
そして、死んでしまった。
紗季ちゃんは、「ううあああ・・・あああ」と、低く呻くように泣いた。

チィちゃんは、嬉しそうな安らかな顔をして死んだ。
「こんな、嬉しそうな顔をして死んだ子は初めてだよ。抱いてもらって、なでてもらって、きっと気持ち良くて、嬉しかったんだよ」
そう紗季ちゃんに言って、俺もチィちゃんをそっとなで続けた。
何匹かの子猫の死を見てきたが、実際、こんな安らかな死顔は初めてだった。
みんな、苦しそうな顔をして、そのまま固まってしまった。
医者に強引な治療をされて死んだ子は、可愛い顔立ちの子だったのに、怒り狂って死んだ虎のような壮絶な死顔だった。
あの顔を見てから、死ぬ時は、最期まで気持ち良く撫でてあげようと思うようになったんだ。

「お墓作らないとね・・・」まだ柔らかなチィちゃんをなでながら俺はささやいた。
紗季ちゃんも、無言でうなずいた。

板をのこぎりで切って、釘を打ち、フタ付きのお棺の箱を作った。
紗季ちゃんは、俺の横で体育座りをして、お棺作りをじーっと見つめていた。
チィちゃんを顔だけ出るようにタオルできれいに包み、お棺の中に寝かせた。
周りを木炭で囲み、顔の周りには、庭でつんできた花を添えた。

庭のすみっこに深い穴を掘り、中に石灰を撒き、お棺の上下には木炭を敷きつめた。
悪い腐敗や虫にやられるのを少しで防ぐために。

白いインパチェンスを3株、お墓の上に移植して、お線香を立てた。
出来上がったお墓を見ていたら、助けてあげられなかったチィちゃんが可哀想なのと、紗季ちゃんの心を傷つけてしまったことが申し訳なくて、俺の目から涙がツーッと落ちた。
紗季ちゃんは見上げて、俺の涙をじっと見ていた。
小さな手が、ギュッと俺の手を握りしめた。
紗季ちゃんは、「グヒッ!」としゃくり上げ、「あたし、おじちゃんと結婚するんだよ! 一緒に、猫の赤ちゃんとあたしの赤ちゃんを育てるよ!」と叫び、俺に抱きついて嗚咽した。

まるで高速道路みたいな60km道路を下りて、樹々に囲まれた古い道路を南下する。真っ直ぐ行けば腰越、そして海。
「今、ウチでも猫飼ってるよ」笑っているような泣いているような声で紗季ちゃんが言った。
「へえ、名前は?」今でも動物が好きなんだなぁ。良かった・・・
「チィちゃん・・・今、2歳だよ。もらい手が無い子猫を引き取った。隼雄さんと育てたチィちゃんが可哀想で・・・生まれ変わりだと良いなぁって。白くて、ちょっとだけキジの模様。あのチィちゃんとソックリなんだよ」
あぁ・・・あの頃の事を紗季ちゃんは憶えていたんだ・・・

なんだか、しんみりしてしまった。でも紗季ちゃんの今の俺に対する気持ちは、あの頃とは違うだろうし。
人生、いろいろ紆余曲折があって・・・

今、走っている道みたいに、暗くてわびしい所が続いたり、曲がりくねり、出口の見えないトンネルがあったり。

紗季ちゃんが、こっちを向いた。「クゥとピッピは元気なんでしょ? 玄関の網戸から外を眺めているのをよく見るよ。
呼ぶと「ミャー♪」とか「アーン♪」って返事する。昔はウチにも遊びに来てくれたのになぁ」
「あの頃は、放し飼いの猫も多かったね。でも今は、そういうことの出来る時代じゃなくなっちゃったよね」
「そうだね、ウチのチィちゃんも家飼い。時々脱走するけど♪」紗季ちゃんは、ウヒヒと笑った。

「クゥとピッピは何歳?」
「17歳だよ」
「え? あたしと同じだぁ!」
「人間にしたら、90歳くらいかな。野良だと6年くらいで死んじゃうらしいから、よく長生きしてくれたよね」
「すごーい! クゥとピッピは幸せだね♪」

腰越。海が近い。シラス丼が食べたくなった。今度食べに来よう。
左折して海沿いを走り、七里ケ浜のコンビニに着いた。

紗季ちゃんは、助手席のドアを開け、左足を地面におろし、身体を傾けて出ようとする。
うわ!一瞬パンツ丸見え。白かな黄色かな?薄暗くて色はよく判らないけど、お尻とパンツがリアルに見えた。
やっぱJKのスカートは短過ぎるよ。
なんか、可哀想だな。ミニスカートの流行なんか早く終わっちゃえば良いのに。
流行だから、ハブられないように嫌々はいてる子もいるだろうし。寒い季節まで頑張っていたら寒いし、身体に良いわけないよ。
あぁ、しかし目に焼き付いてしまった。
かわいいJKのお尻やパンツを目の前で見ちゃって、脳内が雑念いっぱい。こんなんじゃ事故りそうだ。。

車を降りて並んで店へと。
「おじちゃん、背、縮んでない?」
「おじちゃんはかんべん!」
「あ、ごめんw 隼雄さんw」
「縮んでないよ! 紗季ちゃんが大きくなったんだ。えっと・・・背は何センチ?」
「168だよ」
「大きいなぁ。かっこいいよね」なんとか褒め言葉を言ったw 
「168なんて普通だよ。クラスにもっと高い人が何人かいるし」
「へぇ」驚きだ。
「隼雄さんは何センチ?」
「171だよ。小さいよなぁ」
「大丈夫、普通だよ」
「普通? でも、並んでると紗季ちゃんの方が高く感じるよー」女の人って大きく見えるんだよなぁ。
「大丈夫!普通!」紗季ちゃんは、自分の言葉に「うん!うん!」とか相づちを打っている。何が大丈夫なのかさっぱりわからないけど、なんだか嬉しい。
手を繋ぎたいなぁ。無理だけど・・・

紗季ちゃんは、飲み物とアイスを物色している。
俺は、食玩の良いのは無いかなと・・・無い。。綾鷹(お茶)と骨つき鶏からあげを買う。
コンビニの敷地から湾岸道路の横断歩道を渡る。直ぐに砂浜。

あいにく灰色の曇り空。海が荒々しい。
「やっぱさむいねー♪」肩をすくめ、ニヤニヤする紗季ちゃん。
さむいよー。なのに紗季ちゃん、ガリガリ君をかじってるしーw

しばらく浜辺を歩き回ったら気が済んだらしい。
夕闇に、白くて長い脚が浮き上がって見える。若い子って綺麗だなぁ・・・
波の音が「ゴワー、ザワー」って寄せて返す。ほんと、心が癒される音だ。

骨つき鶏からあげを、コンビニ袋から取り出した。「食べる?」
「え?買ったんだ。 食べていい?」
「どうぞー」
「寒い時は、こういう方が良かったねーw おいしいっ♪」
二人で原始人みたいに骨つき鶏からあげをムシャムシャ食べるw
デートみたいだなぁ。俺、嬉しいよ。

「ねぇ、ずっと目線そらしてない?」紗季ちゃんが眉間に皺を寄せ、目を細めて、こっちをにらんだ。
あせった!
「うん・・・えーと、若い子ってさ、まぶしいんだよ」
ゴマカすのに適当な言葉も見つからず、やぶれかぶれになって、本音を答えてしまった。
紗季ちゃんは、ジーッと俺を見つめ、顔が赤くなって(薄暗いからよく判らないけど、顔色変わったw)、爆発しそうに顔がふくらんだ。
あ、笑いを耐えてやがるな。
それから紗季ちゃんは、なんとか普通の顔に戻し、「そうなんだ?…なんか嬉しいかな。でも、そういうのって一瞬だよね。あたしも直ぐに大人になるし」
そう言っている微笑みが、既にドキッとするくらい大人っぽかった。

空は暗く、潮風も寒さを増したような気がする。
「帰ろうか」
「うん」紗季ちゃんは、両手を袖の中に入れて腕をプラプラさせる。肩をすぼませて、小走りでついて来る。
振り返って海を見ると、広い景色に灯りも無くて、吸い込まれるような夕闇だった。

コンビニの駐車場に戻る。
車に乗り込み、エンジンをかける。エアコンが冷えた風をボワーッと吐き出す。早く温まれー。

「まっすぐ帰るよー。いい?」
「うん」紗季ちゃんは、なんか考え中な感じ。
とりあえず車を動かす。湾岸道路を右折。元来た道を帰る。芸が無いー。。

「髪が短い人…駅ビルで一緒に買い物をしているのを見た。家にも来てたでしょ?」怒ったような口調がちょっとコワい。
「どうやって彼女にしたの? 今は一人なんでしょ? なんで別れたの?」
「んー・・・押しかけ女房って知ってる? ・・・うん、そんな感じ。それで、まぁしばらくは恋人だったと思うんだけど、捨てられたw」

「どうして?」

「わかんない」

実は寝取られたんだけどね。こんな話は紗季ちゃんにはしない。

あの時の事が蘇ってきた。
彼女が電話で、ワアワア泣きながら「無理して好きになってくれなくてもいいのよぉ! 全部あたしが悪いのよぉ!」とか、悲劇のヒロインモード。
後日、喫茶店で話を聞き直してみたら・・・
料理は出来るし、何でも出来る俺と居ても、自分のやれることは何も無い。彼女の会社の先輩に誘われ、良いムードになったら無理矢理挿れられて、先輩に乗り換えたとのこと。その間、ずっと悲劇のヒロイン話。
「ふふん♪ あたしはいつも先に好きになって、それから惚れられちゃうんだよね♪ 近い業界だし、あなたの仕事は期待してる。これからも友達でいてもいいよ♪」なんて言いやがる。
まだ19歳のくせに、その居直った感じは、エロずるくて、場末の水商売のおばはんみたいな、モワーッとした腐敗臭が漂っていた。未練は無くなってしまった。
「さようなら。今までありがとう」と言って、深夜、40kmの道程を歩いて帰った。着いたら朝だった。
なんだかわけの分からない怒りが湧き上がって爆発しそうだったけど、ひたすら歩いていたら、どうでも良くなった。
歩くのって結構いいゾ。

嫌なことを思い出して、表情をこわばらせていたのかもしれない。
紗季ちゃんがこっちを見ているような。
でも、女の子と視線が合うのは苦手だし、運転は下手だから、よそ見は出来ない。
「その前に、他の人もいたよねw」
(え!? よく知ってるなぁ・・・)「あ、うん。振られたw」
「あーあw」 紗季ちゃんは苦笑しているようだ。

少し沈黙があって、俺は運転に集中した。
紗季ちゃんが、また口を開いた。「誰かに告ったことは?」
「無いよw」 焦って、車がちょっとよろめいた。なんでこんな事を話さなくちゃいけないんだ。。
紗季ちゃんが「うわぁ♪」って笑い、「なんで告ったことないの?」と、追い討ちをかける。
そうなんだよな、告ったことは無い。
「憧れてる人はいたけど、どうせ無理だろうって、いつも諦めてた」

「ふーん・・・うん、わかるよ。 ・・・で、女の人を乗せるのはあたしが初?」
「んー、そだね、お袋は乗せたけど」
「おばさんは別でしょw ごめん、彼女を最初に乗せたかったよね?」
「いやぁ、そんなことないよ。今日は、紗季ちゃんの足に使えて良かったよ」

彼女の家の前に着いた。日は落ちて、真っ暗で、街灯が白く輝いている。
ギアをパーキングに入れ、じゃあねと言おうとしたら、
紗季ちゃんが突然、「メアド交換しよう!」ぶっきらぼうなシブい口調。
うわー!嬉し過ぎるけど焦る俺。「赤外線? あ、ごめんやったことなくて、ごめん」
俺は普段、家でPCを使って仕事をしていて、外出は少ないから、使うのはPCばかりで、スマホの機能はほとんど解らない。。
「しょうがねえなあ・・・スマホ、これ赤外線機能無いの!?・・・」とか文句を言いつつ紗季ちゃんが登録をやってくれた。
「なに、このアドレス帳w 仕事とかばっかw 枯れてるー♪」ケラケラ笑ってる
なんか、死にたくなったw

「今度ドライブに行こうよ」紗季ちゃんが、携帯の画面を見つめながら、つぶやいた。
「んー、どこ?」
「油壺に行きたいかなー」
「シブいね♪」
「小田原とか箱根も。そうだ!小田原城で花見しよう!遠足で行って、あそこの城址公園好きなんだぁ♪ 隼雄さんは料理が上手だよね?知ってるよ!昔、何回も食べたし♪ 美味しいの作って! あたしも何か作る♪けっこう上手なんだよ♪」
嬉しいなぁ・・・
「でも、小田原は、ちょっと遠いぞー」
「いいじゃん♪ 朝イチから出かけようよ!」 
紗季ちゃんの顔がうれしそうに輝いている。顔、近いし。まぶしいよー。。

「そうだ。おばあちゃんもだよね?」紗季ちゃんと二人じゃたえられない。。苦し紛れに連れを求める俺。
「おばあちゃんはいいよw一緒だと、あちこち歩けなくなるし、おしゃべり過ぎるから、ちょっと疲れるw
おばあちゃんとはまた別の時にねw」眉毛を下げてヘナヘナと笑う紗季ちゃん。
うわぁ、でも二人だけで小田原はマズいでしょ・・・ほんとかよぉ?
アラサーが17歳を連れ回したら犯罪だー!
ほんの数年前は、ランドセルを背負ってた子じゃないか。高校生は無理だよ。。せめて卒業してからじゃないと・・・

「じゃあ」って降りる。今度はパンチラは無かったw
門を開けて家に入るのかなと思ったら、戻ってきた。

コンコンと窓を叩く。
窓越しに口びるを突き出してブチューッて。 なにすんじゃい! リアクションに困るわ。。
それから、ほっぺたを指でつまんで、ベーッと舌を出す。
美形な人は、こんなに顔を崩してもかわいいんだなあと、感心しつつも、
対応に困った俺は、たぶん顔をクシャクシャにして、泣き笑いのような表情になっていたと思う。
そしたら、紗季ちゃんは、ニヤッと笑って口を動かした。
かすかに、「またね」って聞こえた。

まさか、気があるのかな? 誘ってくれているのかも・・・
いや、ありえねえorz
孔明の罠だな。
いい歳こいた男が、その気になってJKに告って拒否されたりなんか、近所に知れたら、もうこの町には暮らしていけないよ。。

パンツ見てしまってスマン。ふとももだけでも、まぶし過ぎたヨ。会話楽しかった・・・
紗季ちゃんは良い子だ。 あんな子は絶対に幸せになって欲しい。
とりあえず、取りたくもない免許を取らしてくれちゃった親達に感謝かな。
素敵過ぎるひとときだったよー。

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来週末に、ららぽーとかズーラシアに行こうってメールが来た。
嬉しい。でも二人っきりはなぁ・・・
あっち方面の道路は未知でコワいし。。

元女神だけど、人生を振り返ってみる

PINK板で女神したりしていましたが、
まぁいろいろあったので人生を振り返ってみる。

(女神とはこの場合、2ちゃんねるの女神板で女性が自ら自分の裸などを撮ってUPする人たちの事です)

にじゅううん年前、某地方都市にて誕生。
母はお嬢様、父は貧乏6人兄弟の末っ子というロミオとジュリエット的な二人の
長女として生まれました。

ちなみに母方では初孫ね。

母は元々体が弱く、私が二歳くらいのときに入院しました。
父の会社に連れて行ってもらい面倒をみてもらっていたけど、
らちがあかなくなったので母方の祖父母のところに預けられることに。
母方と父方は実家が近いけど、ロミジュリで結婚をびみょうにはんたいされていたから
仲が良くないのです。

普段は母方で過ごして、なぜかお昼寝だけ父方でするという生活が始まりました。

母方は商売をしているのでお客さんがたくさんきます。
地元ではそれなりに有名な家。
だから周りの大人にかわいがられるしちやほやされるしで調子にのっていました。
「大人なんてちょろいわー。こういえば喜ぶんでしょ?」
「こうすればかわいがってもらえるんでしょ?」
みたいな。

それが普通になってきて、いつのころからか逆に、完璧に良い子を演じるのが
普通になってきました。

良い子でいればかわいがってもらえる

良い子でいなきゃ大切にされない

みたいに思うようになっていました。

そんな中3歳下に妹ができましたw
ママ・・・入院してたんじゃないのかよwwwww
いつの間にそんなことになったかはよく覚えてないけど、そんなこんなで
祖父母の家での生活が幼稚園の途中まで続きました。

幼稚園生になると先生や友達の親にも良い子のふりをしていたので、
評判はよかったんですよね。

ここまではきっと経験有りな人もいるくらいな感じだと思うんですが、
ここからかす要素が生まれ始めます。

しばらくしてまた親元に帰り、父・母・妹との生活が始まりました。
妹は夜鳴きがひどかったらしいけど私は覚えてない。
たぶんこの頃、父が会社員をやめて自営業をはじめたんだったと思います。

不安定な家計、
地元を離れて一人で育児。
友達ゼロ、知り合いすらもゼロ。
基本的に体調不良。

そんな母がヒステリーを起こすようになりました。

これはうpもなしにこのたららした自分語りで終わるのか?

うぷw
アレ中だからボクサーパンツっぽいのでいい?w

母のヒステリーは大半が怒鳴り散らすこと。たまに暴力も振るわれましたが、
なにせ母自身がか弱いのでそんなにひどいことにはなりませんでした。
あー、あとは妹がよく追い出されていました。
季節も時間も関係なく。
寒い日の夜に何時間も放置なんてよくありました。

私はできるだけ母を怒らせないように・母の望むような返事や行動を
観察しながらすごしていました。
そのせいで、幼少期もヒステリーであたられたのは大半が妹で私は逃げているばかりでした。
ごめんよ妹・・・。
当時の私を母は信じていたので、後々本性がばれたときに大変なことになりましたがw

母を怒らせない、それなりにいい成績、先生受けも良い、近所の評判も良い。
とりあえずは良い子の完成でした。

でも、大人にはよく思われても、同級生からの支持は普通でした。
うんそれで別にいいはずなんですけどね。
当時の私はみんなに良い子って思われたかったんです。
みんなに大事にされたかったんです。
対象は、大人だけでなく同級生からも。

そこで私が考えたのは

「メモ帳をたくさんもっていればいい!!」

という幼稚なものでした。
小学生が使う手紙用のメモ帳ってあるじゃないですか、一冊250円くらいの。
あれをもっているとみんなにうらやましがられるので、あれをたくさん持っていたら
私ってすごいとおもわれるんじゃない!?
と思うようになったんです。

当時確か小学校4、5年生くらい。
このときすでに私はすでにくずだったんです。
うそつき病だったわけですね。

最初は門限をやぶってしまった言い訳や、おこづかいの使い道のうそなど。
どんどんエスカレートしていました。
自分を守るためについていた嘘が、自分を誇張するためのうそになっていたんです。
じょじょに、まったく関係の無い話までうそをつくようになりました。
それも、考えてうそをつくわけじゃなく、普通に息をするようにうそをつくんですよね。

「○○ちゃんが○○っていってた」とか「昨日○○ちゃんがあそこにいったんだってー」とか
私には何の影響もないことも作り話をするようになったんです。

だから、うそをつくことに何もおかしいと感じない神経でした。
うそつきは泥棒のはじまり、とはよくいったもので。

私は親のお金をとるようになったんです。

私の父は、帰ってきたらポケットの中の小銭を引き出しにぽんぽんと
おくような人でした。
まずはそこから。
最初はどきどきしながら100円玉を何枚かとっていました。

そして私の思惑通り、メモ帳をたくさんもっていると女の子にもてはやされるようになりました。
私は「たくさんあるからあげるよー」とみんなにくばっていました。
親からとったお金なのに、そのときに罪悪感はまったくありませんでした。

悪いことはエスカレートするのが常なんでしょうか。
最初は数百円を小銭の中から取っていたのが、だんだん足りないと感じるようになりました。
たしかこの辺りで中学生。
今度は父の仕事着を狙うようになりました。
玄関の近くの廊下にかけてある仕事着には父の財布がよくいれたままになっていました。
廊下にいく振りをしながら、音が鳴らないようにそっと財布をとりだして、千円札を
ぬきとりました。
たまにそれをくりかえすうちに百円玉は狙わなくなりました。

買うものも、メモ帳だけでなく、別の文房具やアクセサリーにうつっていきました。
学校では私はいろいろ持っているおしゃれな子でいられました。
成績も良かったし、委員でも部活でも活躍していたので、いわゆるリア充気分でした。
まぁこの年代になると猫かぶりなのがばれていじめられたりもしましたが、
問題になるより先に自分から先生に相談して、泣きながら
「でも、私がでしゃばってるから悪いんですよね・・・みんなにいやな思いもさせたくないし
私もいやなことはいわれたくないんです。どうしたらいいか教えてください」
といっていました。
弱いがんばっている生徒に先生は味方してくれるだろう、と思っての行動です。
結果的に先生が熱血指導してくれて、狭い近所中にいじめが知れ渡り、
いじめた相手は逆に避けられるようになりました。
ざまぁwwwwとか思っちゃうようなかすでした。

相変わらず親のお金を盗みながら、中学生活を楽しんでいました。
最初は量も少なく、できるだけ目立たないような形に残らないようなものを
選んでいました。
だけど、額があがるにつれ、家にもちこむものも増えてきました。

具体例をあげると、ファービ○とかですね。あのしゃべるやつ。

親が買ってくれなかったので自分で買ったんですがさすがにそういうものは
家に持ち込むとばれます。
そこで、設定を作っていました。
「K先輩」です。

「K先輩」は同じ部の先輩で実在はします。でも本当は普通の先輩です。

その先輩を私はお金持ち設定にしました。
「K先輩が買ってくれた」「K先輩の家に行く」など、
うそをつくときはよく使うようになりました。

母は世間知らずなのか疑うことを知らないのか、
「面倒見が良い先輩ねー」と私の言うことを信じていました。

そんなうそをつきながら、私自身も私にだまされていました。

自分のついた嘘と現実の区別がたまに本当につかなくなってきていました。
一人で少し離れたところでほしいものを買って帰りながら
「いいものをもらえたなー」なんて考えていました。
もらってなんていないのに、むしろお金を盗んでいるのに。

このK先輩、途中で霊能力もあることになっちゃいました。
ほぼ同時期かな、母の財布からもお金をとるようになってしまいました。

ほしいものを買って、よく寄り道をして何か食べて帰った中学生時代。
そんな3年間も終わり、高校に入学しました。

家から程近い普通の高校です。

高校でも変わらず中学生時代みたいな生活が続くんだろうなーと思っていた
・・・というか、それすら当然に感じて考えてすらいなかった矢先、
生活が一変しました。

人のものをとるのはよくないです、本当。
ここからがたがたと落ちていきますwwww自業自得ですね。

最初のほうに書いた母のヒステリー時代。
これの終わりをつくったのが宗教でした。
母の知り合いがはいっていた宗教に入信し、なんだかいろいろしているうちに
母は落ち着いてきました。
ヒステリーが落ち着いてからも母は宗教活動をつづけ、ご先祖様の供養などを
定期的にしたり、集会的なものにいったりしていました。

そんな宗教仲間に母がK先輩のことを話したんです。

お金持ちで、
いろいろ買ってくれて、
ご飯にも連れて行ってくれて、
霊能力もあって、すごいのよー。

まぁ、直接会ったことはないんだけどね。

って感じだと思います。
自分で設定しておいてなんですが、めちゃくちゃ怪しいですよね。

宗教仲間は当然「何かおかしい!」といいだし、霊視みたいなものを
母にすすめました。
その霊視をした人と宗教仲間の一致した意見が

「1ちゃんが嘘をついている」

でした。

最初は
「妹ならともかく、1はすごく良い子なんだからうそなんてつくはずない!!」
といっていた母ですが、中学の先生に問い合わせてK先輩のことをきいたり、
私の友人の親に話をきいたりするうちに、私の話とほかの人の話がかみあわないことに
嫌でも気づいてきたみたいです。

中学3年生のときだったかな・・・。

母が私の嘘にきづいて、嘘の多さに私を信用できなくなりました。
誰にでもすべてを自慢できる長女、が、大うそつきだってわかったんですから。
仕方ないですよね。
私が無駄な見栄をはろうとしたのが悪いとわかっています。
母はまたおかしくなりだしました。
誰も信用できなくなりました。
おさまったはずのヒステリーをまたおこすようになり、
「お前なんてしね」
「お前を生んだことが私の人生最大の間違いだった」
「人の皮をかぶったばけものめ」
毎日そういうことを言われ続けました。

そのとき私はお金をとったことを悪いとあまり思えませんでした。
実感が無かった感じです。
ただ、今まで築き上げてきた「良いこな私」がいなくなったことがすごくショックでした。
そうだよね、死んだほうがいいよね。と思うようになりました。

ベランダから飛び降りようかな、と思ってベランダに出てみました。
高いなーと思いながらぼんやし下をみていると後ろに母がきました。
「死ねよ、早く飛び降りろよ。どうせできないんでしょ、あんたはそいうやつだ」
と笑われました。
そのとおり、飛び降りられませんでした。怖くて。

薬なら大丈夫かなーと思い、風邪薬を一箱飲んでみました。
箱を見せながら「私死ぬから、もう大丈夫だから」といったら「それくらいじゃ死ねない」
と笑われました。
私も本当はそれくらいの量じゃしねないこと、わかっていました。
急に眠くなって夜まで寝ただけでおわりました。

死ねずに、だけど、逃げ場も無くて。
つらいまま時間だけが過ぎていきました。
母はずっと傷ついたまま、私を罵倒するしかなかったんだと思います。

高校を卒業後、就職しました。
いわゆるブラック企業で朝の8時から夜の10時まで働いていました。
休日は月に3日。
私は未成年だったのでその時間でしたが、ほかの人はほとんど午前様でした。
1年半続けましたが、やめました。
その次の仕事は大手の契約社員でした。

最初の職場は休みが少なくて、それなりに貯金はたまりました。
新しい職場は大手なので、調べてみるとお金を駆りやすいみたいでした。

逃げたいな・・・・

そう思うようになりました。

20歳になる3ヶ月くらい前には決心がつきました。
この家から逃げよう、でも親には頼れない。親には言えない。
最低限必要なものだけもって逃げよう。

100万円くらいの貯金と、キャッシングを頼りに、家出計画を立てました。

そうだそうだ。
ここで少し恋愛の話をはさみます。

最初の彼氏は18歳のとき。ひとつ上の大学生でした。当時私は社会人。
コスプレイヤーだったんですよ、いわすな恥ずかしいw
ちゅうだけして別れました。
依存されるのが嫌だったんです。

二人目の彼氏?が初体験相手。
家庭の事情が複雑な人で、結婚はできないとわかっていました。
それがつらくて別れちゃいました・・・。
この人と同じ苗字を見るといまでもドキッとします。

二人目をひきずっていながらもなんとなく書き込んだ出会い系サイトw
そこで「ネカフェで痴漢してほしいです」と書き込んで出会ったのが三人目の彼氏。
10歳年上だったかな。
最初にあった日はネカフェで少しさわりっこをして、あとは普通に話をしました。
親にばれてはいるもののいい子癖がぬけていないせいか、何故か、気に入れれてしまったみたいです。
2人目をふっきるためにしばらく待たせてから付き合いました。

つきあったもののすぐにわかれてごめんなさい。やはり二人目をわすれられませんでしたみたいで。

その三人目と別れてしばらくして、家出をしたわけです。

ちなみに彼ともちゅーしかしていません。3、4ヶ月待たせたと思う。のにごめんなさい!!!!!

話は戻ります。
二十歳になった数日後、賃貸契約をして必要最低限のものだけもって家を出ました。
仕事に行ってきます、といったっきりです。
事前に休みを取っていました。
もうこの家にはこないんだな、とふりかえって涙が出てきました。
っていうか今も泣いちゃっています。
それから今まで、一度も帰っていない実家です。
自由になる開放感と、親も頼らずに一人になる不安と、何もいえなかった後悔と。
いろんな感情を今でも思い出してしまうと苦しくなってきます。

普段はバスで向かう道を、歩いていきました。
必要最小限のものだけある新居についてからも泣いていました。
泣きすぎて胃が痛くなってきて吐きました。
新居のトイレで、お手洗いより先に吐きました。

3人目の彼(すでにこのとき別れてはいるけど仲良くはしてた。事情をよくしっている)
から連絡がきて、新居祝いを家に届けてくれました。

補足ですが、一人目と二人目は私と会う前からコスプレイヤー。
三人目は私と仲良くなるために私の仲間に入り込みコスプレデビューです。

新居祝いを届ける、というのは口実で、不安な私のそばにいようとしてくれていたみたいです。
その日から数日間は、コスプレ仲間が入れ替わり家に来てくれました。
私の知らないところで気をつかってくれていたみたいです。

まぁ、一週間くらいで4人目の彼氏ができたわけですが。
出会いは割愛しますが、年下の学生。
初めての年下ですね。
彼との付き合いはこのあと4年くらいです。

私の家で半同棲状態になりました。
みためはあれですがwおっとりしていて器が大きくて、優しい人でした。

友達に守られ、彼氏もでき、新しい生活のスタートは好調でした。
親がおいかけてくることを恐れ、職場の友達と一緒に帰ってもらっていました。
捜索願いが出されないように、家出をした日に
「もう帰りません、さようなら」
ってでんわをしてきりました。

この当時も、うそつき癖はまだありました。
家での原因は幼少期からの親の虐待だといっていました。
人のせいにするなよっていう・・・・・・。

始めは好調だった新生活ですが、すぐに陰りをみせはじめました。
母と同じく、私も体が強いほうではないので、半年の間に二度入院してしまいました。
契約社員なので、働かないと収入はありません。
入院費はかかります。
貯金は消え、キャッキングの枠もなくなりました。
催促の電話がかかってくるようになり、それがストレスで、さらに体調を崩しました。

彼は実家からの仕送りのみの生活で私に生活を頼り、
生活費を月に5000円だけ入れていました。たりねーよとw
そんなこともいえず、ただぎりぎりの生活が続いていきました。

忘れもしない6月1日

風俗で働くことになりました。

どうしても親に頼りたくなかった、頼れなかったんです。

痴漢相手を探すくらいだから、本番はしない店ならいけるんじゃない?
と、面接をうけて、すぐに体験入店することになりました。
最初は店長から一通りの流れを教えてもらうことになりました。
いい子癖がついている、もとい、相手の反応を見抜く技術だけは無駄に高かったので、
店長の反応をみながら、お店のカラーを考えながら、一通りプレイをしました。
「完璧だねぇ、すぐに人気がでるよ」
といわれて
「いえ・・・・」
とはにかみながらも
「あぁ、楽勝なんじゃん?」
と思っていたのをよく覚えています。

店長の言葉通り、一ヶ月後にはほとんどがリピーターさんで埋まるようになりました。
でも、私の予想とは反して、精神的にすごく追い詰められる仕事でした。

過去の恋愛からもうっすらわかるように、私、依存されるのがきらいなんですよねwwwwwwwwwwwww

出勤日のたびに会いに来る人、
数時間貸しきりにする人、
遠くからわざわざ会いにくる人、
会いにくるたびにプレゼントを持ってくる人。

精神的にどんどん圧迫されてきました。
だけどお金は必要だったので働くしかなくて、
契約社員のほうを辞めてしまいました。

ここから風俗一本の生活が始まります。

彼には「前の職場にもどった」といっていたら信じました。
ここでも嘘、ですよね。

指名がとれるのでお店の人からはとても大事にされました。
大事にされることで、昔の「いい子な自分」に戻れた気がしてうれしくなりました。
だけど、その分の期待も大きく、また依存されるつらさで半年くらいでやめてしまいました。
すぐに普通の仕事にもどろうとしたけど、100万近い負債がのこっていて、
やはり普通の仕事では返済が難しいと思い別のお店にいきました。

新しいお店では同じ業界の友達もできました。
みんな事情を抱えながらも、普通に女の子な話もできる子達でした。
まぁ下ネタ率が高かったですがねwwwwwwwwwwww

でも、お店はゆるゆるでだめだめでした。
店員は普通にセクハラをしてきますし。
遅刻、当日欠勤が当然。
シャワーを浴びずに接客をはじめる子も複数。
ホスト・パチンコにはまっているこもたくさんいました。
そんな中でまじめに働いて、指名はいつも2位でした。
1位の子はすごい子だったので勝てる気はしませんでしたが、いつも3位とは
離していましたよ。えへん。

自分ではがんばっているつもり、でした。
というかがんばらないと生活できないし、彼を養えないし(?)、自分を維持できない
と思っていました。

しかしまたもや事件が。

めずらしく私が当日欠勤をお願いしたところ
「むりむりー、今日はもう休みが多いから絶対きてね」
と笑っていわれて一方的に電話を切られました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぷつん。

と、何かがきれました。
すぐに電話をかけ返し
「休みがもらえないならもうやめます。さようなら」
といって即切りしました。
きれやすい若者、なんでしょうか。このときの精神状態は本当に以上だったと思います。
非常識すぎる。

指名上位の子がやめたので、お店はあわてて連絡をとろうとしたり
友達つてに連絡をしたりしてきましたが、頑なに拒否し続けました。

よし☆上京しよう☆

すごく軽いのりで上京することにしました。
彼には「出張をたのまれた」といい、1週間後には東京にいました。
事前に調べておいた店に面接に行き、採用。
ウイークリー契約をして働いていました

でも、暇だったんですね。

そこで、女神を始めたんです。

特定は避けたいので女神の話しはさらっと流しますが、
職業嘘をついてごめんなさいw
ひまだったのと、ちやほやされたかったんですwwwwwwwwwwwwwww
やめたきっかけはなんだったか忘れました。

そんな中彼が社会人になりました、ぱちぱちぱち。
彼の仕事は「先生」と呼ばれる立場です。
おとなしくてやさしかった彼ですが、先生と呼ばれることに慣れ、接待や飲み会に慣れ、
すぐに態度が横柄に変わっていきました。
「俺は先生、なんだから」
「1にはわからないだろうけど、大変なんだよ!!」
と上から目線の発言が増え、もう別れよう・・・と思っていました。

そんななかお客さんとして出会ったのが一番最近の彼です。
名前をわん助としておきましょうか、犬っぽいので。
それまでお客さんとはアドレス交換すらほとんどしない私が、初回でなんとなく
気に入り、アドレスを教えてもらい、店外で会うことになりました。
店外であうのはもちろんはじめてのことです。
お仕事後にそのままホテルにいってエッチしちゃいました。
なんだろう、このときはやたらゆるかったです。

その後すぐに当時の彼と別れました。
当時指名1位だったので変なプライドがあったのに、なぜかわん助だけは別な気がしたんです。

わん助の家は都内のお店から2時間ほどはなれたところにありました。
なので私が会いに行ったり、会いにきてもらったり、3ヶ月近く微妙な関係を
続けて付き合うことになりました。

まじめで、やさしくて、落ち着いていて、そういう人だと思ったんです。

まぁ、だまされていましたがwwwwwwwwwwww
仕事に対しては確かに責任感をもったまじめな人ですが、
私生活はだめだめで、ひも状態になり、メンヘラでしたwwwwwww

このとき私は500万ためたらやめよう!と思っていたので、貯金は300万
位ありました。
もともと料理好き&節約家で、東京に友達もいなかったので。

二時間の道のりが遠いと思った私は、彼の家の近くにもマンスリーを借りました。
月に12万円。
お店にいきやすいウイークリーも月に12万円でした。
さらに実はこのとき、地元の家もまだ契約したままでした。いざとなったら逃げ帰るつもりだったのでw
家賃だけで月に30万円くらいでした。

彼の家に近いマンスリーは、彼と一緒に住んでいました。
彼の部屋がごみ屋敷だったんですよ・・。
それだけなら私のすきでやったことなんですが、意外な問題がおきました。
マンスリーから彼の職場までは車で通っていました。マンスリーには駐車場がついてこないので
近くのコインパーキングにとめていました。
その駐車場代も私がはらうことになっていたんです。
最初は不便だろうと思って払っていたんですが、途中で
「駐車場代がばかにならないからバスをつかってくれない?」
ときいたんですが
「めんどくさいからいや」
と返されました。
毎朝、私に「お金」といって1500円を渡させるようになりました。

おかしいな、と思うようになりました。

待ち合わせ時間も守らない、
帰ってくるといった時間に帰ってこない。
私にお金を出させてばかりで気にもしていない。
家事を私がすべてしているのに感謝をしていない。
汚部屋慣れしているので、すぐにごみをちらかす。
というか不潔。
耳かきした麺棒を食卓に置いたままにしたり、鼻を噛んだティッシュを
台所においていたり。
手を洗わなかったり。

不満がどんどんたまっていき、私から別れを切り出しました。
「かくかくしかじかで、もう無理。負担が大きすぎるから別れよう」

わん助「じゃあ死ぬ」

ええええええええええええええええええええええええええええええええ!?!?

と思いました。彼は私の2歳上、一見しっかりしているのに。
泣きながら死ぬ!と連呼されました。
ベランダにでながら
わん助「あうあう、もう死ぬ。お父さんお母さんごめんなさい、あうあう」
1「わーーー、危ないからやめてっ」
わん助「分かれるんなら死ぬ。死ぬ死ぬ死ぬーーーーーーーーー」
1「わかった、とりあえず落ち着け!!」

別れ話をして、暴れられて、よりを戻し。

1「やっぱりむりだ、別れよう」
わん助「今度こそ死ぬ。さようなら。さぁ、殺して(包丁を持って)」

の、繰り返し。

ついに切れて私が
「じゃあ私に迷惑がかからないように死んでよ」
といったら
「一人はいやだぁぁぁぁぁぁぁ、ねぇ、死んで?一緒に死んで?ねぇ、ねぇ・・・・・あはははははは」
と壊れられました。
投げ飛ばされたこともあります。

元来気が強いので、死ぬ死ぬ詐欺になれてくると私も言い返すようになってきました。

「男の癖にうんぬん」
「今まで付き合ってきた人はうんぬん」
「だからお前はだめなんだ」

というのを、あえてプライドを傷つけるように言い返すようになっていきました。
人生ではじめて気持ちをわかったうえであえて、嫌がることを言うようになりました。

さらにきれられて、殴られたり蹴られたり投げ飛ばされたり、散々でしたがw
私もやりかえしていましたしwwwwwwwwwwwww

そんな私はお店では萌え系ロリっ子でうっていますwwwwwwww

そんなぼろぼろ状態なのに私は彼の家の近くに正式に家を借り、
地元のマンションとお店近くのウイークリーを解約しました。
DV後にやさしくなる、典型的なあれですかね?

家賃関係をいったん清算したころには貯金がなくなっていました。
彼はお金を一切いれずにうちにすみついていました。
でも東京にしりあいがいない寂しさから、彼を切り捨てられずにいました。

そんなこんなで2年半、くらいか?3年?
年齢がばれる感じですがw

今年に入ってからです。
私の就職が決まりました。

久しぶりの普通の仕事。
職場の人をみて思ったんです。

素敵な人って多いじゃん!
あえて彼といっしょにいなくてもいいじゃん!!
こんどこそ別れよう。

真剣に冷静に話しました。
今まで負担だったこと、改善されなかったこと、傷ついて傷つけられて不毛だと思うこと。
そして、「もう愛情は無い」ということ。
めずらしく、きれいに距離をおくことになりました。
これが、2月はじめです。

2月の始めからはたまに連絡を取ったり食事にいったりするものの、距離を置いていました。
彼の部屋は相変わらず汚部屋なのでたまに泊まりにきていました。
私は仕事をしながら、月に数日風俗にいっている状態です。

今週はじめ、彼がうちに泊まった翌日鍵をなくしました。
たぶん前日になくしたんだろう、ということです。
家に入れないので数日うちにとまることになりました。
鍵がなくなってイライラしているのはわかるけど、やつあたりされ続けるのは苦しいですよね・・。
「昨日こなければよかった」
「本当は隠しているんでしょ、いやがらせでしょ?」
「何とかしてよ」
「もう死にたい(再)」
「お前にはわからないだろうけど、あれがないと俺の将来がうんぬん」
・・・・・・・・・・・・・。
私は昼休みに昼ごはんを用意するために一時ばたばた帰宅していたんですが
ずっとこんな感じでした。
仕事が終わって帰宅すると、怒り疲れたのか
「昼間はごめんね、俺も余裕が無くてひどいことをいっちゃった。今日もいていいかな?えへっ」
とモードがかわっています。
気がたってくるとまた時間に関係なくきれるんですけどね。
でも追い出せなかったのは情なのか、怒っている人に対して良い子にしようとするくせなのか。
結局鍵がみつかるまでの4日間、泊めました。

そして今日、っていうか昨日?

お昼過ぎに電話をしました。
泊めた分お礼にごはんに連れて行ってもらう約束だったので予定を聞こうと思って。
しかし、留守電。
夜にもう一度電話をするもやはり留守電。

だいじょうぶかなー。と思っていた日付変更前に電話がかかってきました。

友達と遊んでいたそうですwwwwwwwwwwww

まぁ友達と遊んでいるのは別にどうでもいいんですよ。
でもね!!
電話orメールくらい返そうよっていままで何度けんかしたよーーーーーーー!!

とへこみ、一応渡しておいた合鍵を返してもらうことになりました。
もう二度とメールも電話もするな、私の人生の邪魔をするなと伝え、電話をきりました。
っていうか「友達がまってるから、じゃーねー☆」
っていわれました orz
数日前まで人に頼りまくっていたのに、鍵が見つかったとたんこれかい!!
とどっと疲れが出ました。

んで結局何が言いたいかというと、

「うそつきは泥棒の始まり」

っていうのは名言だなーってことです。

いつか今までを振り返りたいと思っていたからいい機会かなぁっと思ったのと、
今度こそ完全に縁をきるぞー!っていう決意表明です。
自己満自己満!!!!!!!!!!

書き忘れていたんですが、去年の震災で被災したときに「もうだめかも」
と思い実家に電話をしました。
親不孝な娘でごめんなさい、本当はもっとちゃんと謝りたかった。
とりあえずそう伝えました。
それから1、2ヶ月に1度は連絡をするようになっています。

彼を恨んでも仕方ないし、勉強だなーと思って次に行こうと思います。
でも、自分の男を見る目に本当に自信が無いwwwwwwwwwww
がんばる・・しかないのか?
養うしかないのか、目を!!

余談ですが、妹は性同一性障害かもしれなかったり、離婚騒動があったりしました。

女子高生にスライディングしたら付き合うことになった話

もう6年前の話かな。
仕事が休みだったもんで、友達と飲みに行ってて2件目に行こうと
飲み屋を探し歩いてる時だった。
商店街を歩いてたんだけど、前方にJK発見wwww
ミニスカおいしいれすwwww

友「いやあ、こんな時間にけしからんですなww」
俺「ええ、そうですなwwww」
友「これはお仕置きが必要ですなwwww」

多分、いい感じに酔ってたのもあるけど、立派なDQNなもんです。

俺「なにすんだよww」
友「こうすんだよwwww」

急に走り出す友wwww

なにやってんだwwとか思って笑いながら見てると
女子高生の3m後ろくらいでヘッドスライディングをかます友wwww
しかし女子高生は気付かず、駅のほうへ向かっていく。

振り返った友と目が合う。
アイコンタクトが「お前もやれ」、そう告げていた。
アルコールとは怖いもので、気付いた時には走り出す足を止められなかった。
次の瞬間、スライディングをかました俺の視界には
JKの太ももが飛び込んでいて、そこはまるで天国のようだった。

その瞬間までは確かに俺は天国にいたのだ。

さすがに物音に気付いたじJKが振り返る。
スライディングの体制のままの俺と目が合う。

俺「あ、ども。さむいっすね」

無言で走り出すJK。
おそらく彼女とって、これほどまでに不愉快で不思議な週末はなかっただろう。

ここで追いかけては男の名が廃る、と友と2件目に行こうと
立ちあがり仕切りなおそうとしたとき後ろから声をかけられた。

「君たち、ちょっといい?」

お巡りさんが現れた!

俺「よ、よくないです」
警察「よくないことないんだなー。
   君たち今なにした?」
友「スライディングの練習っす!」
警察「人に向かって? とりあえず交番まで行こうか」

このあとしこたま説教と持ち検くらって自宅に帰ることになりました。

まぁ、酒の失敗なんかは結構すぐに忘れるもんで
次の日にはけろっとJKのことも忘れて仕事にいそしんでいた。

JKにスライディングをかました翌週の週末。
当時付き合ってた彼女とカフェで一服をしようと入ったんだよ。
頼んだコーヒーを持って現れた店員。

店員「お待たせしまし…あっ」
俺「は?」
店員「スライディング男…」
俺「え…」
彼女「すらいでぃんぐおとこ?」

最悪の再開である。

もしも神様がいるとするならば、とんでもなくドSなやつだと思った。
とりあえず状況が飲み込めてない彼女はおいておいてJKに目で
この状況がよろしくないことを訴える。

俺「(あれは一夜の過ちだったんだよ…)」

俺の目力が伝わったのかどうかは知らないが
JKはコーヒーを置いてこの場を立ち去ってくれた。
ここからがめんどくさかった。

彼女「ねえ、スライディング男ってなに?」
俺「さ、さあ? 人違いかなんかじゃないかな?」
彼女「俺って隠し事するとき、口調が丁寧になるよね」
俺「そんなことないわ、ぼけこら?!」
彼女「ばかなの?」

散々問い詰められゲロッてしまった俺。
般若のような顔をした彼女。※なおスッピンは変わら(ry

JKのもとに謝りにいくという公開処刑の始まりです。
悪いことをしたら謝る、小さい頃に教わった当たり前のことが
だんだん大人になるとどうして出来なくなるんでしょうかね。

ただ、その日は結構お店も繁盛しているように見えたから
後日見かけたときに謝るということで手を打ってもらった。
その彼女には結局翌月振られるんですけどねww
他に好きな人ができたってなんだよwwww
明らかにスライディングの話が出てきてから余所余所しくなってたじゃねえかww

スライディングは恋人関係もときには壊します。
よいこはマネしないでね☆

さて、JKに謝るという当初の目的は反故になったわけじゃないから
謝ろうとたびたびそのカフェを利用するんだけどなかなか見かけない。
が、かの会いたくて震えちゃう西野カナ氏の気持ちはやっぱり分からない。

もうこの時にはなんとなく謝るという目的よりも
ただちゃんと話がしたいという願望に変わっていたような気がする。

まあ、縁がなかったんだな、と諦めかけてた頃。
昼休みに昼食を食べに友とファミレスに行ったんだ。

友「またあのJK会えないのかなww」
俺「もういいよwwあれで振られたようなもんだしwwww」
友「責任転嫁もいいとこだろww」
俺「もとはと言えばお前が…」

彼女に振られたのもだんだんと笑い話にできるようになってた。

友「次、もし会えたなら連絡先聞いちゃえよww」
俺「だから会えないってwwそれに今度こそ捕まるww」
友「俺は運命の赤い糸がうんたらかんたら」
俺「もう顔を覚えてるかすら怪しいし」

昼時のざわついたファミレスで
近くの席から聞いたことがある単語が聞こえてきた。

「この前のスライディング男とどうなったの?ww」

偶然とは重なるものである。

友「こwwれwwはwwww」

この男、ものすごく楽しそうである。

友「右斜め後ろ、いけwwww」
俺「まじで勘弁してくれ」
友「向こうも2人みたいだし、俺も一緒に行ってやるからww」
俺「普通に怖がるだろ」
友「大丈夫だって!」

そう言い残し立ちあがった友。
右斜め後ろに振り返れば、おそらくあのJKがいるのだろう。

友「スライディング男の友達の友でーす!
  ちょっと時間いい?」

まじかよ…。
ますます振り返れなくなった状況に唖然としながら
ドリンクバーで作ったキューピーを一気飲みした。
汗がハンパなかった。
この世で俺以外にスライディング男と呼ばれている男が他に居てほしかった。

友「おい、スライディング男wwこっち来ていいってww
  ラストチャンスだぞ!」

頭を抱えていると満面の笑みで戻ってきた友。
なぜか隣にはJKと一緒にご飯を食べていたであろう友達。
手が早いとはこういうことを言うのだろうか。

もうどうにでもなれって吹っ切れてきてとりあえず振り返ってみる。
右斜め後ろには間違いなくJKがいた。
ものすごく困った顔をしてうつむいていたと思う。

友は早く行けと言わんばかりに、JK友を隣に迎え談笑を始めていた。
仕方なく席を立ちあがり、JKの居る席に向かう。

俺「すいません…スライディング男です…」
JK「あ、はい…w」

かすかにJKが笑ったように見えた。
うつむいたままだったからよく分からなかったけど。
ただそれが嬉しかった。
初めてスライディング男であることを誇れたような気がした。

謝るなら今しかないと思った。
なんてったって長渕の西新宿の親父の唄が頭の中で流れているんだもの。

俺「あのときはほんとにすみませんでした!」

やるなら今しかねえ。

JK「もういいですよwwなかなか笑い話になりましたしww」

こんな俺でもJKの話題の一部になれたと思えばちょっと興奮した。
立派な社会貢献をしたような気持ちになったのはなぜだろう。

なによりこのJK笑うとすんごい可愛いww
美人系の顔なんだけど笑うとまだあどけなさが残ってんのww

俺「そんなそんな…なんだったらまたしますよww」
JK「真剣にやめてください」
俺「あ、はい」

やばい、話題が途切れたwwと焦っているとJKのほうから切り出してくれた。

JK「そういえば一緒にお店に来てくれた彼女さん?とはどうですか?」
俺「いや、あのかくかくしかじかありまして…」
JK「振られちゃったんですか?」
俺「はい…やっぱりスライディング男が彼氏だと嫌なんですかね…」
JK「wwww嫌でしょ、やっぱりwwww」

JKで毒舌って…これなんてエロゲ?

俺「名前教えてくれますか?」
JK「やだよwwスライディング男に教えるとかwwww」
俺「うぐぐ…」

方や左斜め前では友はJK友と連絡先を教えあってる模様。
方やJKの小悪魔っぷりに興奮している模様。

JK「冗談だよww美咲って呼んで!(伊藤美咲に似てたからねww)」

俺「俺の名前は…」
JK(以下美咲)「いや、また今度でいいよwwしばらくはスラ男って呼ぶww」
俺「略すなよ…」

おや、スライディング男のようすが…

スライディング男はスラ男に進化した!

…ん?ちょっと待て、また今度だと?

俺「また、今度って…」
美咲「またこうやって偶然会えたらねwwそのときは名前教えてよ!
   会えなかったらそこまでってことでww」
俺「そ、そうだね!」

なぜか大人の余裕を醸し出そうとしたスラ男。

美咲「じゃあね、スラ男ww」

結局連絡先は聞けずじまいで、友達を連れて帰ってしまった美咲。

友「なんだよー、連絡先は聞けず?」
俺「連絡先どころか名前も教えていらないって…」
友「でもスラ男になったんだろww仕事戻るぞスラ男ww」

なぜかこの日から友にまでスラ男と呼ばれ続け、はや6年。
月日の流れとは早いものです。

この日をさかいに友はJKとデートを重ねていたらしい。
突っつかずとも惚気を吐き出しまくる友にうんざりしつつ
美咲にどうやったら会えるかと、そればかり考えていた。

カフェに通うのも1つの手だろう。
だがそれはフェアではない。
あくまでも偶然でなければ意味がないような気がした。
そんなことを考えていると結局会うか会わないかじゃなくて
会えるか会えないかの偶然に期待するしかなくて堂々巡りを繰り返していた。

ファミレスで会ってからもう3カ月がたとうとしていた。
学生時代からたまにアコギ1本持って駅前に繰り出して弾き語りをしてたんだけど
ふとその日、弾き語りをしにいこうと思って直帰してアコギを抱えて駅前に行った。

衝動的なものだったのか、人目につくから気付いてくれるのを期待してかは
今になっては分からないけど多分答えは後者だったんだろうと思う。

確か歌うたいのバラッドとか歌ってたww
ベタ過ぎワロリンwwww

だいたいの人はちら見だけして通り過ぎて行くんだけど
中には足を止めて聞いてくれる人もいて10人程度の人だかりになってた。
弾き語りを終えて軽くお礼だけ言うとその人だかりも散って行った。

「よっ」

少し離れた所から制服姿の女の子が歩いてきた。
もう間違いなく美咲だった、そうじゃなくてもそう思いたかった。

俺「え?」
美咲「やるじゃん、スラ男ww」
俺「俺、名前1だから!」
美咲「はやいはやいww1ね、覚えとくww」

だいぶんフライング気味だったwwww

美咲「んでんで歌うたいのバラッドは誰に向けて歌ってたのかな?ww」
俺「べ、別に誰にでもないよww」
美咲「まwさwかwwわたしに?wwww」
俺「だから違うって」
美咲「ムキになんないでよww冗談じゃんwwww」

いつの間に美咲優位の関係になっていたのだろうか。
純粋に俺を変質者だと思って怖がっていた美咲はどこに行ったのだろうか。

美咲「しかしまた会えるとは思わなかったなー」
俺「運命だよ運命!」
美咲「はいはいww」
俺「そういやいくつなの? そろそろ帰らないと補導されるぞ」
美咲「17だけどいいじゃん、そんなのww1には関係ないし」

なぜか答えを濁した美咲。

美咲「せっかく会えたことだし、もう1曲なんか弾いてよww
   そしたら連絡先教えてあげる」
俺「…リクエストは?」

プライド、というものを小一時間ほど当時の俺に説いてやりたいww
いわばいい大人が子供に入れ込んでるわけだからね。

美咲「スラ男の唄!」
俺「そんなもんあるかww」
美咲「作ってよwwwwしょうがないなあ、ミスチルのシーソーゲームで勘弁したげる!」

弾いたことのある曲だったんで、うろ覚えながらも弾いてみた。
恋なんていわばエゴとエゴのシーソーゲームなんですよね、分かります。

美咲「んじゃそろそろ帰るねー。あ、これ番号。気が向いたら出たげるww」
俺「気が向いたらかよww気をつけて帰れよ」
美咲「ねえ、さびしい?ww」
俺「分かったからwwww」

美咲はちょっとふてくされた顔をしながら帰って行った。
俺も帰るかと片づけをすませ、美咲の携帯番号が書いてあるであろう紙切れをみると
どう見ても家の番号でした。

うそーん。
かけにくいどころか、親が出たらどうすんだよ、これ。
電話する気ないだろ、これ。

家に帰ってからも紙切れの電話番号と睨めあっこを続けていた。
まあ、時間が時間だしと適当に理由をつけて電話をかけるのはやめておいた。
それからはまた今度また今度、の繰り返してなかなか踏み出せずにいた。

そんなことを繰り返して1週間。
知らない番号から電話があって、怪しみつつも電話に出た。

俺「はい、もしもし」
美咲「なんで電話してこないんだよー」

声を聞いた瞬間美咲だと分かった。
どうやらファミレスで一緒にいた友達から友伝いに聞いたらしい。

俺「だってあれ家電でしょ…」
美咲「スラ男ならかけてくれるって信じてたのになー」

なぜかスラ男に降格した俺。

俺「家族の人が出たら気まずいし」
美咲「そうだよねー。今日予定は?」
俺「仕事が終われば特にないけど」
美咲「じゃあ仕事終わったら駅の南口で!」

そう言って電話は切れた。
終始美咲は不機嫌でどうしたものかとも考えたけど
なにより会えることが決まって喜ぶ気持ちのほうが大きかった。

ノリノリで仕事を終えて駅の南口に向かう。
昼休みに洗車機かけて車内の掃除までしたwwww
おんぼろのサニトラが喜んでいるように見えたwwww

確か19時くらいだったかな、駅前のロータリーに横付けして美咲に電話をかけた。
すぐに分かったみたいで小走りで美咲はやってきて助手席に乗り込んだ。

美咲「なんか軽トラの車高が低くなった感じ?ww」
俺「まあそんな感じだわなwwどっか行きたいとことかある?」
美咲「特にないんだよねww適当に走らせてよ」

適当って1番難しいと思いつつ
海沿いの道を流して夜景の見える小高い丘までドライブという
とてつもなくベタかつ個人的にはベストなドライブコースを選択したww

道中の会話は特に変わったことはなく
互いの趣味の話とか当たり障りのない感じだった。

途中で買ったコンビニ弁当を夜景を見ながら荷台で食べていた。
もう秋の始まりくらいの時期で夜風が心地よかったのを覚えてる。

美咲「なんかいいね、こういうのww」
俺「女子高生にも分かるかww」
美咲「なんかロマンって感じwwww隣がスラ男じゃなかったら最高ww」
俺「あのなあ…」

美咲「あのさ」
俺「ん?」
美咲「なんでスライディングしてきたわけ?ww」

スライディングにわけがあるとするならば
それは野球をしている子が次の塁を狙う以外に理由があるというのだろうか。
女子高生の太ももを近くで見たいという理由でスライディングすることは
世間的に認められる行為なのだろうか。

俺「ふ、太ももが近くで見たくて…」
美咲「そんな理由で?ww」
俺「というか悪乗りってやつ?」
美咲「ほんとに怖かったんだからねww」
俺「ごめんなさい…」

美咲「でもこれはこれで悪くないかもねww」
俺「え?」

サニトラ、ごめん。
今までずっと我慢してたけど、俺お前の荷台でいちゃいちゃするのが夢だったんだ。

なんてさりげない美咲の一言にときめいて
ばかなこと考えてたと思う。

すぺっく


当時26
180/70
斎藤工?を残念な感じにしたら、俺になるらしいww

スライディングは、足からいったよww
伸ばしてた足が当たるか当たらないかのところまで滑り込んだから、そら気づくわなww

スライディングするのは勝手だが、このスレから犯罪者は出したくないからなww
俺が言えたことじゃないかwwww

俺「おっさんをからかうなよww」
美咲「えー、楽しいじゃんww」

やるなら今しかねえ。
やるなら今しかねえ。
66の親父の口癖はやるなら今しかねえ。

気づいたときには、抱きしめていました。
女子高生の太もものぞいて、抱きしめて立派な犯罪者です、ええ。
が、何故か抱きしめられたままの美咲。

俺「あ、あのー…」
美咲「スラ男のくせにやらかしたね」
俺「お、おこってます…?」
美咲「加齢臭くさいのが嫌!」
俺「ごめんなさい…」

26で加齢臭…とへこみ倒すものの、まだ抱きしめたまま。
かたや女の子特有のいいかほり。
かほりにやられておじさん…ふぅ。

さて離すにも離せず、抱きしめるのにも加齢臭くさい俺。
八方塞がりってやつです。
少しでも動けば、そりたつマイサンがいたいけなJKに触れて爆発してしまいそうでした。

美咲「スラ男のくせに…」
俺「ん?」
美咲「スラ男のくせに…」

何故か泣き始めた美咲さん。
もうどうしていいか分からなくなって頭の中はパニック。

美咲「こんなことまでしといて、なんか言うことないわけ?」

俺「スラ男はあたなが好きです」
確かすごいどもりながら言った。
これでもかってくらいにかんだ。
それでも精一杯の告白だった。

美咲「知ってる。だからなに?」

こいつ、鬼か。

なにか自分の中で切れたような音がしました、ブチッと。
言わばアキレス腱を切ったことがある人なら分かるでしょう。
そればりの音が俺の中をこだましました。

俺「だからなに?じゃないだろ!
知ってるなら分かるだろ!
黙って俺と付き合えください…」

怒ったこととか滅多になかったから、後半はかなり尻すぼみでしたww

美咲「なんだww言えるんじゃんwwww」

急に笑いだす美咲。
おまえらに聞きたい、どうして女は感情がこうもすぐに変わる?
教えてエロイ人。

俺「笑いたきゃ笑えよ」
美咲「そうやって気ぃつかわなくて怒っていいんだよww」
俺「別に気なんか…」

美咲「わたしの中ではもう変質者じゃないし。
まあ、いつまでたってもスラ男だけど好きだよww」

こいつ、天使か。

美咲「俺さん、わたしで良かったら付き合ってください」
俺「ふつつかものですがよろしくお願いします!」
美咲「逆逆wwwwそれわたしのセリフwwww」

とにもかくにも美咲と付き合うことになった俺。
ぶっちゃけものすごい勢いで浮かれてた。

俺「あー、もう9時じゃん。家まで送るよ」
美咲「門限とかないから別にいいよwwww」
俺「いや、それはだめ。俺が捕まっちゃうww」
美咲「じゃあスラ男の家に行こう!そうしよう!」
俺「自分の家に…」

途中で会話を突っぱねられ、車に乗りシートベルトをしめだす美咲。
とりあえず駅前でもう1度説得しようと来た道を戻ることにした。
すごい浮かれて嬉しいはずなのに
なんだか気持ちが晴れなくて、もやもやしてたと思う。

駅前について説得を試みるもやっぱりだめ。
置いて帰ることもできたけど、それも心配で出来ずに
結局帰路についておりました。

まあ、家に帰りたくない時期なのかなー
俺にもそんなことがあったなー
なんて考えたいんだけど、なんか微妙に違った。
大事にしたいっていうのは建前で、やっぱり自分の身の保身もあったと思う。

美咲「うわー、普通のマンションww」
俺「男が1人で暮らす分には十分なんだよ」

ほんとに普通のワンルームマンション。
なぜかシャワールームだけ微妙に外から覗けるラブホ仕様wwww

俺「えーっと、どうする?」

ベッドの上でごろごろしている美咲に比べ、どうにもこうにも落ち着かない俺。

美咲「どういう意味、それwwww
   先にシャワー浴びる?とかそういうの?wwww」
俺「そんなんじゃなくて…」

美咲「意気地なしwwww
   じゃあちょっと話聞いてよww」

性欲も行き過ぎると消沈する、不思議なもんです。

美咲「スラ男の家族構成は?」
俺「なに、このお見合い的なノリはww」
美咲「いいから答えてよ」

美咲がすっごい真剣な顔してたのを覚えてる。
なんか顔見て話すのもためらうくらいに。

俺「普通の親父に普通のおふくろに、放浪癖のある兄貴」
美咲「放浪癖ってww」
俺「いや、今もどこに居るか知らないしww
  というか質問の意図がいまいち…」
美咲「いいなー、スラ男の家族にいれてほしいなー」

事の核心には触れそうで、触れれない距離な気がした。
深入りしていいのかだめなのか、判断が難しかった。
それでもただ待つのももどかしかった。

俺「美咲のとこはどんな感じ?」
美咲「姉ちゃんと2人。
   ただの同居人って感じで家族には程遠いけどww」

半笑いの美咲の目からは涙が流れていた。
スラ男君、どうやら地雷を踏んだ模様。

俺「同居人って…」
美咲「いや、ほんとにww
   姉ちゃんはひっかえとっかえ男連れ込んでくるし
   家にいるのに全然落ち着かないww」

なんでか胸が痛んだ。
家に帰りたがらない理由がなんとなく分かったのに
同時に俺ができることなんて大してないことも分かってしまった。

美咲「別に愛がほしいだとか、そんな悲劇のヒロインみたいなことは言わないからさ
   ただスラ男には一緒に居てほしいって話。
   ていうかわたしで良かったら一緒に居させてほしい」

少し前まで自分の身の保身だとか考えていた自分がばからしく思えた。
もとはと言えばスライディングした時点で捕まって人生詰んでても
おかしくなかったと考えれば、この先なにが起きても大丈夫な気がした。

俺「今から出るぞ。車出すから家教えて」
美咲「なに急にwwわたしがしおらしくしてみたら男らしくなっちゃってww」
俺「いいから」

思わず美咲の手を引いちゃって家を出て車に乗り込んだ。

車の中ではなに話したらいいか分からず
ただ道案内している美咲に返事するだけだった。
以外に家は近所で車で10分弱の距離だった。

着いた、と言われたそこは超高層マンションww
お嬢様かこいつ。

美咲「ほんとに行くの?」
俺「うん」
美咲「多分姉ちゃん男としてるよ」
俺「え」

それはまずい。

美咲「ね、やめとこうよ」
俺「ここまで来て退けるか」

スラ男、プライドはないが意地はある模様。
けーっして姉ちゃんの性事情が気になるとかじゃないんだからねっ!

しぶる美咲を連れて、部屋まで案内してもらって
玄関の扉を開けてもらう。
人の声はせずにまずは一安心。

扉が開く音に気付いたのか、奥の部屋から姉ちゃんが出てきた。
さあ、勢いでここまで来たけどどうしたらいいかすごい悩んでたと思う。

美咲姉「彼氏?」
俺「あ、ども。スライディング男です」
美咲姉「は?」

すごい勢いですべった。
美咲にかましたスライディングよりもものすごい勢いですべった。
というか予想より美咲姉が普通の人で焦った。

俺「すみません、美咲さんとお付き合いさせていただいている1というものです」
美咲姉「で、なにしにきたの?」

なんか嫌悪感丸出しの美咲姉です。
後ろでは俺のシャツのすそを美咲が握っておりました。

俺「お話をしようと伺いました。
  美咲さんをしばらく僕の家に泊まらせてもよろしいでしょうか?」
美咲姉「いや、あんたさっきからなんのなの?
    美咲も後ろで黙ってんじゃないよ」

しょんべんちびるかと思った。

美咲「もうこんな家にいるの嫌なの」
美咲姉「だから男見つけて寄生しようって?」
美咲「そんなんじゃないもん!」

壮絶な姉妹喧嘩が始まったようです。
手も足も口も出ずに立ちつくす俺。

美咲姉「別にあんたがどこに住もうが知ったこっちゃないけど
    あとで泣きを見ても知らないからね!
    今から男来るからもう出てってよ!」

最後の最後でヒスかまして、俺と美咲を玄関から突き出す美咲姉。

俺「俺が美咲の居場所になりますから!」

やっと言えた一言がこれでした。
ただ後味の悪さは半端じゃなかったように思う。

美咲「スラ男やるじゃん、かっこよかったよ」
俺「え」

助手席にあった美咲の顔がなぜか俺の顔の前に。

スラ男、女子高生にキスされたでござるの巻。
時間が止まるって感覚を初めて味わったwwww
やっぱり若い子の唇は柔らかい、ような気がした。

美咲「ご褒美ってやつ?ww」
俺「もうなんか台無し」

互いに緊張がほぐれたせいか帰りはえらく会話がすすんだ。
キスのせいでまた別の緊張はしてたけどねwwww

俺「ていうか、着替えとか日用品は?」
美咲「あちゃー全部家だ。明日買いに行くから付き合ってよ」
俺「仕事終わりになってもいいなら!」

なんかいろいろ段階はすっ飛ばしてるような気もしたけど
それでもこれから始まる暮らしにドキドキせざるを得なかった。
家に帰ってからも話は尽きなかった。
普段俺が着てるスゥエットを美咲が着るとぶかぶかで
それがおかしくて笑いあったり、翌日も仕事だったのに朝まで話し込んでた。

なんだか一緒に寝るのはまだためらわれて
美咲はベッドで、俺はソファーで寝た。

美咲に体を揺すられて目が覚めた。
いやあ、夢か現実か疑ったねww

美咲「ご飯できてるよ!」

普通にトーストとインスタントコーヒーだったけど、格別に美味しく感じた。
恋が最大の隠し味ですってか、やかましいわww

しばらくしてそろそろ家を出る時間になった。

俺「じゃそろそろ行ってくるわ。
ちゃんと学校行けよー」
美咲「はい、行ってらっしゃい。
あ、待って!」
俺「ん?」

通算2度目のキス。
しかも行ってらっしゃいのキス。
真剣に夢なんじゃないかと疑った。
たまらなくなって美咲を抱きしめると柔らかくて
やっぱり夢なんじゃないかと疑った。

それから自分でも驚くほど生活に変化があった。
まず部屋がきれいになって明るく?なった。
すごいいいにおいがするようになったww

仕事から帰れば美咲がご飯作って待ってくれていて
たまには友達と遊んでこいよって言っても、必ず俺が帰る頃には家にいた。
週末はいろんなところに2人で行って
誕生日を祝ってみたり、美咲の学校行事に参加したりもした(父兄ってことでww)

たまに美咲姉のところに行って美咲は元気にしていることを
伝えようとするも基本的に居留守を使われて取り合ってくれなかった。
これ以外はすべてがうまくいってて、本当に幸せな日々だった。

美咲も3年生になって、進路のことも気になってさりげなく聞いてみたんだ。

俺「お前進路どうすんの?」
美咲「ひみつ?のあっこちゃん!ww」
俺「いや、茶化すなよ」

進学するならするでそれもいいと思っていた。
もしかしたら美咲を家に閉じ込めてしまったような
そんな罪悪感を感じていたからなのかもしれない。

美咲「なによもうww就職するよ!」
俺「進学は?したいこととかあるんじゃないの?」
美咲「ほんとになにwwなんかあやしいぞ!浮気でもした?ww」
俺「違うけど…」

うーん、女の勘ぐりは半端ないです。

美咲「別に進学できる頭もあるしお金もある。
   わたしがしたいことは進学じゃなくてスラ男といること。
   それが1番の幸せだよ!とか言っといてあげるねwwww」

こうやって言われちゃうと言い返す言葉もなく。
ただ希望している就職先までは教えてくれなかった。

冬になってすぐ美咲の就職先が決まったらしい。
駅前でスライディングをかました女子高生が社会人になると考えたら感慨深かった。
俺にも三十路の足音が徐々に近寄ってきていて切なかった。

そんな2月の終わり。
美咲の卒業式に、最後の女子高生姿を見ようと参加しておりました。

美咲「出会ってもうすぐ2年だってww」
俺「JKブランドにもさよならですねwwww」
美咲「もうスライディングしてくれない?」
俺「一生で1回したら充分だろwwww」

道中、思い出話に花をさかしていた。
式も滞りなく進んだんだけど、保護者の観覧席の隅っこに見たことある顔を見つけた。
一瞬目が合って、その人は逃げるように体育館から出て行ってしまった。

間違いなく美咲姉だった。

ちょうどタイミング的に卒業生が退場しようとしているところで
追いかけるに追いかけられず、すごくもどかしかった。

もう1度ちゃんと話をしたかったと思いつつも
式が終わって出てきた美咲とその友達の盛り上がりように圧倒されていた。
さすがに今日は友達とゆっくりしてほしかったので
美咲に一言だけ残して学校を後にした。

家に帰ると久しぶりに1人な気がして、なんとも言えない気持ちになった。
確か日付は変わる前に美咲は帰ってきたと思う。

俺「おかえりー。改めて卒業おめでとう!」
美咲「姉ちゃん来てたみたいだね」
俺「あー、うん。目だけあった。すぐ帰っちゃったけど」
美咲「卒業式が終わってちょっとしてメール来てたよ。
   スライディング男くんによろしく、ってww」

なんだか認められたような気がして、嬉しくてとび跳ねた。
下の階の人に床をドンドンされた。

春になって、うちの会社にも新入社員がちらほら確認できた。
基本的に現場で仕事してるもんで、
新入社員の指導にあたっていてあたふたしてた、そんなときだった。

友「お前も隅におけんのうww」
俺「は?」
友「とぼけんなよww」
俺「まじでなんの話?」

急に突っかかってきた友の話に理解ができずに戸惑ってた。

友「じーむしょ」
俺「事務所?」
友「あれ?まじで知らんの?」
俺「だからなにがww」
友「取りあえず事務所行ってみろよwwww」

とにかくにやにやした友が印象的だった。

事務所になんて滅多に行くことないから、ちょっと緊張しつつも事務所に入る。
周りを見渡す。
相変わらずおば様方のエデンとかした事務所。

美咲「よっ!」

うそーん。
まさか、と思いつつも、忘れ物を届けにきてくれたのかと考える。
でも着ているのは会社の制服。

美咲「今日からお世話になります、美咲です。
至らないところばかりですが、ご指導のほどよろしくお願いしますwwww」

おば様方にやにや。
美咲はしたり顔。

昼頃には同僚にもこの事実が知れわたり、好奇の目にさらされました。
これだから零細は…。

とんでもないことになったと思いながら、仕事を終えて帰宅する。
美咲は夕飯の支度をしているところだった。

俺「あれ、どういうことだよ」
美咲「おかえり!サプライズ的な?ww」
俺「勘弁してくれ」
美咲「未成年と付き合った次は、社内恋愛ですかww
背徳感しかないね、スラ男ww」

誰のせいだよ…。

美咲「いやあ、しかしバイトとは比べ物にならないくらいしんどいね」
俺「そんなもんだよ」

しんどいと言いながらも、楽しそうに仕事の内容を話す美咲。
それを見ていると怒る気にもなれず、これはこれで良かったのかなと思うことにした。

しばらくの間はばたばたしてたけど、だんだん生活も落ち着いてきていた。
気付けば夏になっていて、お盆に実家から帰ってくるようにと
催促もあり、美咲の紹介も兼ねて俺の実家に行くことにした。

美咲「スラ男の実家かー、お兄さんいるかな?ww」
俺「いや、いないだろww」
美咲「早くお母さんと話してみたいなあ。
スラ男の小さいときの話とか聞いてみたい!」
俺「なんでもいいけど実家でスラ男とだけは呼ぶなよww」

確かこんなことを話ながら
車で4時間くらいの距離を走らせてた。

2年ぶりくらいに実家の玄関を開けた。
久しぶりに実家に帰るのって妙に緊張するんだよねww

俺「ただいまー」
美咲「お邪魔しまーす!」

リビングからものすごい勢いで足音がしてきたww
そんな息子の帰りが嬉しいか、このやろうwwww

母&父「おか…若っ!」
俺「あれ?俺若返った?ww」
母「あんたは黙ってて!」

ふぇぇ…久しぶりに帰ってきたのに喜ばれてないのはなぜ。

美咲「初めまして、1さんとお付きあいさせていただいてます美咲というものです。
これからよろしくお願いします」

猫かぶってんじゃねえよwwww
そして涙ぐみだすおふくろ。

母「1…1…」

なんなんだよwwww

長時間の運転で疲れていることもあって、リビングでごろごろしていた。
遠目でだけどおふくろと美咲がキッチンに並んでる姿を見てすごくほっこりした。

しばらくして夕飯がテーブルの上に並びだした。
家は親父が呑むから、結構早くから出てくるんだよね。

おふくろが嬉しそうに「これは美咲ちゃんが作ってくれたのよ」
って親父に説明していたのを覚えてる。
そしてテーブルの真ん中を陣取る赤飯。
…いやいや、それはやりすぎだろwwww

父「じゃあ…今日は美咲ちゃんに乾杯!」

あくまでも美咲が主役なんですね、分かります。

いい感じに美咲以外のみんな酔いだして、親父とおふくろから質問攻めをくらってた。

母「ところで美咲ちゃんは何歳なの?」
美咲「先月19歳になりました」
父「え?!じゃあ半年前まで高校生?ww
いいなあ、おじさん嬉しいなあwwww
こんな若造やめて、おじさんに乗り換えない?ww」
母「あなた、ちょっと」
父「」

母強し。

母「じゃあ馴れ初めは?ww」

美咲「1さんにスライディングされたのが始まりですね!」

…それはいかんでしょう。

俺「み、美咲さん…」
母&父「美咲ちゃんkwsk」

まずはリアルなやつは手ぇ叩けー!
これが公開処刑なんだね。
KJの気持ちが少し分かった気がするよ。

美咲「酔っぱらった1さんがわたしの太ももみたさにスライディングしてきたんですよww
びっくりしますよねwwww」

母「あんたって子は…親の顔が見てみたいわ!」

間違いなくあんただよ!

母「あんたは昔から女子トイレ覗いたり、
女の子のリコーダー舐めたりして呼び出しくらって…全く成長してないのね!」

…それはもっといかんでしょう。
でも今だから言える。
今も昔も変わらず俺はHENTAIでした。

美咲「なにそれ聞いてない」

誰が彼女に女子トイレ覗いたり、
女の子のリコーダー舐めたりして呼び出しくらったことを言うものか。

母「こいつはそんな男なのよww」
美咲「スラ男さいってー!」

ス、スラ男とだけは呼ばない約束じゃorz

父「スラ男…スライディング男ってこと?wwww」
美咲「そうですよ、さすがお義父さんww」

父「でも1の気持ちも分からんでもないぞww
俺だって許されるなら女子高生の太ももは覗きたい!
だから美咲ちゃん…」

血は争えないらしい。

母&美咲「どっちの味方なのよ!」
父「1の変態さ加減にはほどほど愛想がつきたわ!」

もうやだこの家族。

終始、口撃の矢面にさらされた俺。
やけ酒と言わんばかりに、飲んだくれた俺。
酔っぱらって美咲の太ももにヘッドスライディングしたら頬をぶたれた俺。
諦めずおふくろのお股にヘッドスライディングしようとしたら
「あんたの帰る場所はそこじゃない」と言われた俺。

あれ、俺なにをしに実家に帰ってきたんだろう。

気付けば寝てしまっていたようで翌朝盛大な二日酔いをお見舞いされました。

美咲いわく、寝ているときに一粒の涙を流した俺。

真珠の涙もとい、HENTAIの涙。

さて、二日酔いと戦いながらも昼頃には起きて炎天下の中墓参りに行ったりしてた。
夜になれば地元の祭りがあるらしく、美咲と行くと決めていた。

そろそろ祭りの会場に行ってもいい時間帯だったので美咲を呼ぶ。
返事と共に出てきた美咲はなぜか浴衣姿。

俺「それどうしたの?」
美咲「お義母さんが着てたやつだって!
どう?似合ってる?」
俺「最高にエロい」
美咲「なんか昨日の一件で吹っ切れた?ww」

吹っ切れたとかじゃないんだ。
浴衣は無条件でエロい、これだけは生涯ゆずることはできません。

懐かしい景色を2人で下駄を鳴らしながら歩いていった。
時々、その場所場所の思出話しながら説明すると美咲はすごく嬉しそうで
話してるこっちまで嬉しくなるほどだった。

会場につくとさすがに地元なもんで、
知り合いも結構いて顔合わす度に美咲のことを聞かれたww
三十路も近づけば、若いことが正義となる模様。

いろんな出店を見て回って、子供みたく2人ではしゃいだ。
花火も打ち上がるらしく、会場から少し離れた河川敷で見ることにした。

多少離れた場所なこともあって、人はまばらで会場の賑わいも遠くに聞こえた。

俺「いやあ、疲れた。歳だわ」
美咲「情けないww
それにしても楽しいなあ…」

なぜか泣き出す美咲。
そんな俺が疲れやすいのが嫌かwwww

俺「ど、どした…?」

おろおろするスラ男。
打ち上がり始めた花火。

美咲「スラ男もまだまだだね」

なんのこっちゃ。

美咲「幸せだと泣けるんだよ、ばか」

幸せだと泣けるのか。

俺「加齢臭ですが抱きしめていいですか」
美咲「やだ」
俺「」
美咲「キスして」

キスした、でっかい花火が上がった。
幸せの涙はしょっぱかった。
最高にロマンチックな瞬間だった。

美咲「唐揚げくさい」

ロマンチックのロの字もなかった。

花火も終わって、疲れもあり早めに切り上げることにした。
結局実家にもう1日だけ泊まって帰ることに。

なぜか美咲がいた3日間で親父の白髪混じりの頭が真っ黒になったのはなぜだろう。

家に帰ってからは仕事も始まり、相変わらずな日々。
美咲と付き合いだして2年が経とうとしていた。

この頃辺りから、よく美咲が結婚の話をするようになった。
俺も結婚は意識してたけど、どうにも重い腰が上がらず
喧嘩になって美咲を泣かせることが増えた。

なんとなく家に流れる微妙な空気に耐えられず、会社に残ることが増えた。
幸い現場と事務所の関わりはほとんどなく、社内で美咲と会うこともなかった。

確か秋から冬に変わるくらいの時期だった。
上司と飲みに行ってて、家に帰ったのは日付が変わってから。

俺「ただいまー」

…返事がない。
もう寝てるのかと思って、布団を見るもいない。
そもそもワンルームなんだから、探そうにも探す場所がない。

今までこんなことはなかったから少し戸惑いつつも
また朝になれば帰ってくるだろう、くらいにしか考えていなかった。

翌朝になっても美咲は帰ってきてなかった。
さすがに心配になって電話をかけてみるも出てくれない。

結婚の話を曖昧にしてたのが悪かったのだろうかと、自分を責めることしかできなかった。

出社して事務所に確かめるも、休みをとってるとだけしか情報は得られず。
仕事は身が入らないし、心配と後悔でどうにかなりそうだった。

なんとか仕事を終えて家に帰るも美咲は帰ってきてなくて
あとは美咲の実家くらいしか探すところがなかった。

わらにもすがる思いで美咲の実家に向かった。
呼び鈴を押すと美咲姉が対応してくれたが、玄関は開けてくれなかった。

俺「すいません1です。
美咲は帰ってきてますか?」
美咲姉「帰ってきてないよ」
俺「連絡とか来てませんか?」

美咲姉「連絡はきてる。
しばらくはそっとしておいて欲しいって。
だから今日は帰って」

そう言って切られてしまった。
とにかく美咲が無事だと分かって、少し安心した。

もう俺にできることは、待つことしかなくなってしまった。

美咲の実家に行った翌日、明け方ごろに美咲からメールが来ていた。
もうなんかメールを開こうとする手が焦りすぎて手のひらの上で携帯が踊ってた。
内容は、話があるから仕事終わりに駅前に来てほしいとのこと。
正直嬉しいような不安なような微妙な気持ちだった。

仕事を終わらせて駅前に向かう。
前にもこんなことあったなって思い出すと過ぎた月日の長さを実感した。

美咲「よっ、久しぶり、でもないかww」
俺「おう。とりあえず乗りなよ」

意外と美咲はいつもの調子で、少しほっとした。
聞きたいことはたくさんあった。
自分の中で言葉の整理をつけるのに必死だったように思う。

俺「話って?」
美咲「スラ男、最近冷たくなったよねー。
   昔はあんだけわたしに夢中だったのに…ww」
俺「別に昔と変わってないよ」
美咲「なんか距離感感じちゃう」

なんとなく美咲の言いたいことは分かった。
結婚の話をしようとする美咲を煩わしく感じて、遠ざけていた俺がいたのは事実だった。

俺「なにが言いたいわけ」
美咲「もうどうしていいか分かんないんだよねww」
俺「だからなにが…」

しばらく沈黙が流れた。
美咲は深呼吸するとともに一気に話しだした。

美咲「スラ男との子供ができたの。
   2か月ほど生理がこないし体調も悪いし
   まさかと思って検査薬使ったら陽性だった。
   それが分かったのがわたしが出て行った前の日」

ここまでいうとせきを切ったように美咲が泣きだした。
間違いなく俺はうろたえていたと思う。
思いっきり頭を鈍器で殴られたような気分だった。

俺「なんでそれで出て行くわけ。
  言えばいいだろ、隠すことじゃないじゃん」
美咲「じゃあスラ男が結婚のこと取り合ってくれない状況で
   デキたこと言ったらどうしてた?」
俺「もちろん結婚を決めた。
  喜ぶべきことだろ」
美咲「やっぱり…w」

こぼすようにそう言った美咲は、悲しそうに笑った。
もうなにがなんだかさっぱりだった。
美咲がなにを考えていて、なにを伝えたいのか、全然分からなくなっていた。
新しい命が美咲のおなかの中に宿って嬉しいはずなのに、どうして2人で喜ぶことができないのか。

俺「やっぱりってなんだよ」
美咲「結局スラ男にとってはわたしと結婚したいから、じゃなくて
   子供ができたから責任とるって意味での結婚になるわけでしょ。
   嫌じゃん、子供を理由にして結婚を迫るみたいでさ。
   だから言えなかったの、どうしていいか分かんないの」

嗚咽まじりに話す美咲。
こんなにたくさんのことを抱えていただなんて想像もしてなかった。
気付いてやれないのはまだしも、美咲を追いつめていたのは俺だった。

美咲「良くも悪くもスラ男は大人過ぎるんだよ。
   まだ子供のわたしじゃ釣り合わないくらいにね」
俺「そんなこと…」

初めて歳の差のことを意識した。
俺は対等に向き合ってきたつもりが、美咲は背伸びして無理していたのだろうか。

美咲「まあ、ゆっくり考えてよ。
   別にスラ男がどんな答えを選んでも、わたしはこの子は産む。
   それだけはなにがあっても譲れない」

美咲は睨みつけるように俺を見た後、車から降りて行った。
今まで見たこともないような表情だった。

1人になって後悔の念だとか、喜びだとか、事の重大さ
いろんなものが束になって押し寄せてきてパンク寸前だった。

答えは決まっていた。
それなのにどう美咲に伝えればいいのかが分からなかった。

もうどうしようもなくなって、なにを思ったか兄貴に電話をかけていた。
おそらく出ないだろうと思ってるからこそかけれる電話ってあるよね。

案の定出るわけもなく、ほっとした途端に折り返しでかかってきた。

兄「よう久しぶりww」
俺「生きてたんだ」
兄「なんかあったんだろ?」
俺「子供がデキた。
でも結婚の話を前々から渋ってたからこじれてる」

もっと詳しく話したんだけど、かいつまんで書くとこんな感じ。

兄「そもそも結婚なんて勢いでするもんなんだよww
考えちゃうと出来ないぞ!」
俺「兄貴は結婚したことないだろ」
兄「ばかにすんな、気付けば×3だぞww」

だめだ、いろんな意味でこいつ使えない…。
ちなみに内訳は
×1→出稼ぎにきていたフィリピン人(どうやら騙されていたもよう)
×2→還暦の未亡人(死んだ旦那の霊が出たとかどうとか)
×3→美大生(芸術の一環でイチモツを切られそうになったとか)

俺「電話する相手間違えたわ。
生きてる間に適当に親父とおふくろに顔見せてやれよ」
兄「待て!今からいいこと言うから!」

俺「なんだよ」
兄「いや、単純に考えろよ。
好きだから結婚するのか、子供がデキたから結婚するのか」

単純に考えればそうだった。
大事なことをすっかり忘れていた。

俺「さんきゅ」
兄「まあ、頑張りたまえ」
俺「子供が産まれたら帰ってこいよな!」

余談ですがいまだに兄は未亡人の死んだ旦那の霊に苦しめられているそうで
ときどき足をくすぐられるらしいです。
これってお祓い行かすべき?ww

兄貴との電話を終えたあと、すぐに美咲に電話をかけた。
今回はちゃんと出てくれた。

俺「今どこ?」
美咲「家に居る」
俺「すぐに行くから待ってて」

いつもは美咲が先に切る電話を初めて俺が先に切った。
ほんの数分の距離がものすごく遠く感じた。
美咲はマンションの前で待ってくれていた。

俺「家で待ってくれてたら良かったのに。
体冷えると良くないだろ」
美咲「なに父親ぶってんのww」
俺「取りあえず帰るぞ」

人間って不思議なもんで
自分の身の振り方が分かった途端に、態度も変わるもんだと
このときえらく実感した。

久しぶりに美咲が家に帰ってきて、懐かしいような気持ちになった。
美咲はベッドの上に座って、優しい顔して自分のお腹を撫でてた。

俺「今何周目?」
美咲「7週目なんだってさ」
俺「ファミリーカー買わないとな」
美咲「なんの話よww」
俺「その前に引っ越しか。
ワンルームじゃさすがに育てられないよな」
美咲「だから…」

俺も思ってることを早く伝えたかったんだけど
なんだか照れ臭くて、ずいぶん遠回りをした。

俺「結婚しよう。
子供がデキたからじゃない、好きだから。
俺が美咲の居場所になるって言ったから。
今まで答えをはぐらかしてきてごめん」

もう爆発してしまうかと思った。

美咲「たった数日でこの部屋の散らかりよう!
やっぱりスラ男はわたしがいないとだめだねww」

そうなんです、
あなた以外にスライディングをかませる女性は他にはいないんです。

美咲「しょうがない、お腹撫でさせてあげるww」

撫でたところで、まだなにか分かる時期じゃなかった。
でも感じることはたくさんあった。
父親になることを完全に理解した瞬間っていうのかな。

美咲「もうね、赤ちゃんの心臓の音聞こえる時期なんだよ!
今度一緒に検診行って聞こうね」

美咲が話すすべてが新鮮で、今までの気まずさだとかが嘘のように吹き飛んでいた。

妊娠が分かってから、1日1箱以上吸ってた俺がスパッと煙草をやめることができた。
もう禁煙して4年目、不思議と吸いたいともまったく思わずこれた。

つわりで辛そうな美咲のために、なにか少しでも多くのことがしたかった。
仕事もなるべく日勤の定時で上がれるように。
いろんな本を買いあさって、あーでもないこーでもないと言ってみたり。

それでも検診のときに、毎回成長する姿を見せてくれる我が子が1番の励みだったし
不安を吹き飛ばしてくれた。

美咲が落ち着いてきた(16、7週目あたりから)のを期に
決めていた物件への引っ越しの準備を始めた。
物はそんなに多くなかったんだけど友も手伝ってくれて、本当にすぐに終わった。

友「しかしお前らが結婚までするとはなあww」
俺「お先にいかせていただきますww」
美咲「お腹も気持ち出てきたんだよ!」
友「まあ、ファーストスライディングは俺だけどな!
なんか感慨深いよww」

そう、あくまでも美咲のファーストスライディングはこいつなのだ。

ちょっと悔しかったのは内緒だwwww

引っ越しをする日、俺の両親も田舎から出てきてくれて、てんやわんやの大騒ぎだった。
やっぱり初孫っていうのは嬉しいもんらしいね!
一応美咲姉にも報告すると、一言「おめでとう」と言ってもらえた。

母「こんな若い子がお嫁さんになってくれるなんて…」
父「美咲ちゃんほんとにいいの?
おじいちゃん、まだ美咲ちゃんのこと待ってるよ?!」

待つな待つなwwww

美咲「お義父さんがスライディングしてくれてたらなあww」

父「おk、ちょっとスライディングしてくるww」
母「そういえば最近熟年離婚って流行ってるらしいわねえ」

蛇に睨まれた蛙のような父。

妊娠して半年が経ってから驚くほどに母体も胎児も目に見えて成長していくのが分かった。
すっかり美咲のおなかは目立つようになり、細い体にはアンバランスに見えた。

美咲「最近おっぱい張ってきたー」
俺「え?もう出るの?ww」
美咲「なんでそんな嬉しそうなのwwww」
俺「そりゃ男の夢でしょう!」

まあ、まだ出なかったんですけどね、はい。

これは明確に覚えているんだけど、26週目のこと。
仕事から帰ってきて晩飯が出来るのを待ってる時だった。

美咲「あっ!」

包丁で指でも切ったかと思い台所に様子を見に行った。

俺「どうした?」
美咲「やばい」
俺「なにがだよww」

とりあえず指は切っていないみたいで、一安心。

美咲「赤ちゃんが動いた!」
俺「まじか?!」

すぐさまお腹に耳を当てた。
しかし気まぐれな赤ちゃん、まったく音沙汰なし。
この先も結構な頻度で美咲のお腹に手は当てるんだけど胎動を感じたことのない俺。
生まれる前から子供に嫌われてるような気がしてパパ切なかったよww

37週を過ぎてから週1回の検診になるんだよね。
ちょうど37週めの検診で出産予定日の確認をとり9月の某日になるだろうとのこと。
その2日後のことだった。
8月のバカみたいに暑い日で、熱中症になりそうな中仕事をしていた。
昼前に携帯が鳴って見てみると美咲から。

俺「なんかあった?」
美咲「スラ男、お腹がイタイヨ」
俺「なぜ片言?」

かかりつけの先生から前駆陣痛たるものが存在することを聞いていたので
たいして焦ってはいなかった。
ちなみにこの時にはもう美咲は産休をとって家におりました。

美咲「もうちょっと待ってみる?。
   やばそうだったらまた電話する!」
俺「了解」

焦ってはなかったけど、余裕があったわけじゃない。
いつ携帯が鳴ってもいいように全神経を携帯に集中させていた。
おかげで不良をいくらか出して上司に怒られたよww

一応昼休みにおふくろに電話して、もしものときに必要なものを聞いておいた。
確か15時回ったころだったかな、また美咲から電話があった。
さすがにもう覚悟したww

美咲「お腹痛いよー、まだ10分間隔じゃないけど…」
俺「うーん…病院行くか?今から帰ろうか?」
美咲「あっ!」

もうこの時ほど「あっ!」という声に驚いたことはないww
もしかして出てきちゃった?とかあり得もしないことまで考えだすんだからww

俺「な、なに?!」
美咲「破水した…」
俺「今から帰る!病院にも連絡していくから準備だけしといて!」

上司にその主旨を告げて早退させてもらうことに。
唯一零細で良かったと思った瞬間だよww

そして帰り際、あたふたする俺を見た友が一言。

友「大丈夫!スラ男の子ならスムーズに滑り出てくるよ!」

やかましいわ。

家に迎えに上がると案外美咲はけろっとしていた。

美咲「お帰りー、早かったね!」
俺「まだ全然大丈夫な感じ?」
美咲「陣痛の間隔もまだ長いしねー、でも前期破水には驚いたww」

とりあえず美咲を病院に送って診察を受ける。
赤ちゃんも早くパパとママに会いたいんだねー、と先生の一言にものすごく安心した。
どっかのだれかとは大違いだ。wwww

やっぱりまだ陣痛の間隔が長いこともあり
部屋だけ案内してもらってゆっくりしてくださいとのこと。
とりあえず俺もいったん家に帰って、おふくろから聞いたものと
美咲が必要だと言った荷物を持ってくることにした。

なんていうのかな、
期待と不安が混じり合ったこの時の感覚は後にも先にも感じれないと思う。

荷物を持ってきてからも美咲はあっけらかんとしていて
なんか溜まりに溜まったガス抜きをされたような気分だった。

だんだんと陣痛の間隔も短くなってきて、10分間隔になったんだけど
ここからが長かった。
確か9時間くらいこんな状態でうとうとしては目を覚ましての繰り返し。
美咲いわくこの状態が1番精神的に辛かったらしい。

そして陣痛の間隔が5分ほどに、1?2分ほどに、と短くなるにつれて
だんだんと口数も減りいきもうとしだした。
俺に出来ることはと言えば、汗ふいてあげて話しかけることくらい。
男とは無力なもんです。

そして分娩室に移ることに。
立ち会いはもともと希望していたので俺も一緒についていった。

もうね、男から見るとそこは地獄絵図でしかなかったww
出産は聖なるふじこふじこ…。

痛みに顔をゆがめる美咲、ただつっ立って見ることしかできない俺。
かろうじて手を握ってるくらい。
なんだかあまりにも目の前に広がる光景が壮大過ぎて
俺がかける言葉すべてが軽薄に思えちゃったよww
美咲自身も
「え?スラ男話しかけてくれたっけ?痛いのしか覚えてないww」ってな調子だしね。

時間が経てば経つほどどうしようもないくらい苦しくなった。
呼吸もしずらくなってたような気がする。

先生「頭出てきたよー!お母さん、もう少しだからねー!」

美咲の悲鳴のような声と、助産師さんの声が行き交うなかで
この一言だけは妙に耳に残ったことを覚えてる。

先生「もう出てくるよー、頑張ってーほら出てきた!」

そう言うと助産師さんが赤ちゃんを取りあげてくれた。

あれ…泣かないんですけど…?
うろたえる俺を傍目に助産師は、赤ちゃんの口に細い管を入れだす。
なに?大丈夫なの?

「おぎゃあああ!」

どうやら喉につまった水を吸い出していたもよう。
赤ちゃんって出てきてすぐに泣くもんじゃないんだね。

俺「美咲?!」
美咲「ね、眠たい…」
俺「ほんとにお疲れさま!」
美咲「スラ坊の誕生に立ち会えましたねww」
俺「待て、それは教育上よくない」

このスレ内ではスラ坊と呼ぶことにしますが
実際はDQNネームでもなんでもなく普通の名前だからなwwww

8月某日、スラ坊が誕生しました。
43cm、2460gと少し小さめながらも確かに出産を終えた美咲の腕のなかで呼吸していた。

病室に戻ると親父とおふくろが来ていた。
フットワーク軽すぎワロタww
スラ坊は新生児室に居たので、案内してあげると舐め回すように見ていたww

そして10分ほど舐め回したのち病室にまた戻る。

母「美咲ちゃん、ほんとにお疲れさま!」
美咲「ありがとうございます!」
父「美咲ちゃんもお母さんになるのかあww
あ、おじいちゃん子供がいても全然気にしなry」
母「あなた、これ離婚届。
判押すだけでいいから」

記入済みの離婚届をちらつかせる母。
毎回この夫婦は仕込みをしてるのだろうかと思う。

スラ坊が産まれてから3年が経った。
大きな怪我も病気もすることなく育ってくれて、今でもその成長の早さに驚かされてます。

わたくしことスラ男は32となり、中年街道まっしぐらでございます。
最近ほんとに加齢臭がするらしいww

美咲は相変わらず若く、職場復帰も果たし子育てとの両立を頑張っております。
たまに今でもスラ坊の前でスラ男と口を滑らすけどねww

そんな今月の昼下がり、仕事をしてる俺のもとに美咲がきた。

俺「どうした?」
美咲「スラ坊が怪我したって…
保育所の先生が○○病院に連れていってくれてるから
スラ男行ってきて!」

病院に行くほどの怪我なのかと思いつつ、会社を抜けて病院に向かう。

病院に行ってみると、玄関口で先生が待ってくれていた。

俺「スラ坊は?!」
先生「今、治療してもらってますので…」

診察室に行ってみると額にガーゼをあてたスラ坊。
口の中も切ってるようで、口を気持ち悪そうに気にしてた。
怪我自体は大したこともなく、そのまま連れて帰っていいとのこと。

俺「ご迷惑おかけしました。
なんでこんな怪我したんですか?」
先生「なんか…

床に頭からスライディング?の格好で滑る遊びをしてたら
壁の角にぶつけちゃったみたいで…」

俺「」

もうね、絶句。

なんで顔を前に向けて滑ってんだよ。
顎にも擦り傷できてんじゃねえかwwww

今回この一件があって、昔のことを思い出してスレを立てたんだww
ようはスライディングは遺伝する、と。
スラ坊の将来が心配になったよww

結婚式は?というレスがありましたが
最近家を買ったため、ローンの返済に終われ当分出来そうにないです。
稼ぎが少ないもんで…。

ちなみに兄貴は今アメリカの田舎の農場にいるそうです。
やっと永住の地を見つけた、と言っていたので
しばらくはアメリカにいるのかな、と。

親父とおふくろは相変わらずで、夫婦漫才を繰り広げておりますww


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