萌え体験談

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2018年10月

中学生に寝取られた_終

ベッドを見やった朱美は小さく叫んで、肩をすくませた。雄太たちがベッドに座り、にやにや笑ってこちらを見ていたのだ。遅れて振り向いた邦夫もぎくりとする。
「い、いつから見てたんだよ!」
「舌を入れるぞってところから、えへへ」
「あ、この、笑ったな!」
 邦夫は弾かれたように朱美から離れ、動揺を鎮めるためか、部屋中を歩き回り始めた。五周目でやっと立ち止まり、照明を元の明るさに戻す。
「よ、よし。なら話ははやいな。さっそく始めるぞ」
「え? なにを?」
 朱美の白い裸体に見とれていた雄太たちが、すがめた目を邦夫に向けた。あの3Pが4Pに向けた練習だったことを、すっかり忘れているようだ。
「よ、4Pに決まってんだろ!」
「あ、そ、そうだよね」
 慌てて相槌を打ったものの、その表情はさえない。結局のところ、三人同時の絶頂すら成功していなかったのだ。
「で、でも、難しいよね……
「わかってるよ。だから、朱美が知恵を貸してくれたんじゃないか」
「あっ! そういうことか!」
 察しのいい雄太は気づいたようだ。
「え、なに? なんのこと?」
「あのね、朱美さんはね──」
 耳打ちしてもらっても、康二は半分も理解できなかったようだが、連続アクメと聞いて目を輝かせている。
「へへっ、連続アクメかあ……」
「まあ、そういうことだ。とりあえず、シーツを替えようぜ」
 夜明けが迫っている。中学最後の夏休みは残すところ数時間──。クローゼットにシーツの替えがなかったため、少年たちは新しいタオルケットを代用にして、神聖なるベッドを整えた。
 雄太は自分が4Pの要とばかりに、さっそく大の字になった。と、朱美が済まなさそうに声をかける。
「あ、ごめんね。体位を変えた方がいいと思うの。後背位じゃなく、正常位に……」
「あ、そうか。いつも旦那さんとやってる体位だね?」
「ええ、正常位だと、あの、ちょうどよく当たるの。だから、雄太くんは、その、お口で……」
 新しく膣担当になった邦夫も、心底申し訳なさそうだ。
「わ、悪いな、雄太」
「いいよ。ぼく、たくさんしたから」
「ま、そりゃそうだ」
「ふふ、じゃあ、みんないい? おばさんがこつを教えるわ」
 まるで降臨した性の女神のように、朱美はその一言一言で少年たちを驚かす。本人もその辺りを自覚しているらしく、真剣な物言いながら目が笑っていた。
「大事なのは最初のアクメなの。だから邦夫くんの責任は重大よ」
「お、脅かすなよ……」
「ふふ、ぶっつけ本番ね」
 二人は手を取り合ってベッドに上がった。朱美の体を横たえて、邦夫が寄り添う。雄太たちは正座といかないまでも、床の上にあぐらをかき、「儀式」の成り行きを見守っている。
「ちょっと照れるわね」
「ま、まあな」
 見詰め合った後、邦夫は朱美の肩に手を回して、包むように抱き締めた。首筋に唇を這わせつつ、内腿を撫でる。中断があったにも関らず、朱美の体はほとんど冷えていなかった。汗ばんだ肌に触れるだけで、体奥の熱が感じられるほどだ。
 もしやと思い、邦夫は乳首に触れてみた。
「あっ……」
「こりこりだな……」
「そう、ずっと疼きっぱなし……」
 潤んだ瞳に急かされて、邦夫は恥裂に指を滑らせた。じらしのテクニックなどくそ食らえだった。そもそも、その必要がないほどに朱美の溝は蜜で溢れていた。肉びらを開くだけで、くちゅくちゅと音が漏れる……。
「とろとろだな……」
「ええ、自分でもびっくりするくらい……」
 おでこを寄せた朱美はそう囁き、邦夫の太腿をなでさすった。
「……もうじらさなくてもいいのよ」
「あ、ああ……」
 邦夫は唾を飲み込んだ。4P達成の鍵を握っているだけに緊張もひとしおなのだ。それを察した朱美が自ら進んで両脚を開く。さらに邦夫の肩に預けんばかりに下肢を持ち上げた。
「ふふ、いつもこうしてるのよ。ね、手で持って」
「よ、よし」
 朱美の両足首を掴むことで、互いの性器が上を向いた。濡れ光る朱美の肉溝はふっくらとほつれ、ごくわずかな収縮を繰り返している。誘っているのだ。邦夫は意を決し、朱美の両脚を肩に担いだ。女性器はさらに起き上がり、薄紅色の膣口が真上を向く。
「い、いいか?」
「ええ、きて……」
 荒淫で芯までとろけた女性器に、瑞々しい男根が押し当てられた。
「あ、あん……」
 灼熱の亀頭が膣口を押し広げ、肉襞をなめすように埋没してゆく。邦夫の背に回った朱美の手に力がこもり、爪が食い込んだ。担がれた下肢は引きつり、つま先が宙を掻く。
「は……あん」
 夫と寸分違わぬ形状の男根で膣が満たされた。肉襞の一枚一枚がぴたりと吸いつき、少し動いただけでも膣鳴りがするほど密着している。
「ああ、そう……。そこがいいの……」
「よ、よし……」
 歯を食いしばり、邦夫が動き出した。担いだ下肢をばね代わりに、ゆっくり、深く、緩慢な抜き差しを繰り返す。互いの性器は夫婦のように馴染んでいるが、唯一の違いは邦夫の若さだ。
「くっ! で、出るぞ!」
「あ、あんっ!」
「うー、まだまだ……」
 勢いあまって一分も持続しない。だが、終わりは始まりなのだ。朱美の中で男根は見る間に復活し、さらに持続力を増強させて挑んでゆく。それが二度三度と繰り返され、朱美の体内に精液の海が生まれた。
「あん……ああっ、いいっ、いいわ……あっ」
 たまった精液は抜き差しの度に掻き出され、その一部は子宮の中に押し込まれた。発情した子宮が下りてきて、亀頭の突き上げに当たりやすくなっている。朱美の体は連続アクメの準備をすでに終えていた。
 邦夫が四度目の射精を迎えたのを機に、朱美は担がれていた下肢を自分で外した。
「ねえ、康二くんに入ってもらって……」
「い、いけそうなのか?」
「ええ、いけるところまでいってみるわ……」
 邦夫はしがみついてくる朱美を抱き寄せ、一時的に対面座位の形をとった。
「康二。いいぞ、入ってくれ」
「お、おう」
 長躯の邦夫がのそりと立ち上がり、ベッドに這い上った。男根をくわえ込んだ朱美の巨尻は圧倒的な量感だった。結合部からあふれた大量の精液と愛液が、タオルケットに大きな染みを作っている。
 結合部分のすぐ上ではすみれ色の肛門がひくひく蠢き、康二を誘っている。散々繋がった肛門だ。何度も精を注ぎ込んだ直腸だ。康二は自分の所有物であることを確かめるように、朱美の排泄器官を覗き込んで唾をなすりつけた。
「あん!」
 指で探るまでもなく、そこは男根を待ち望んでいた。
「へへっ、まずは3Pだな」
「きて……康二くん」
 康二は腰のくびれを鷲掴みにした。男根に付着したままの蜜が乾いてごわごわしていたが、どうせすぐとろけるのだ。一気に突き入れる。
「あふっ!」
 のけ反った朱美のあごから汗が落ちて、邦夫の頬を濡らした。
「あっ! あっ! あっ!」
 康二の本格的に抜き差しが始まった。雄太と組んで十一回もアナルで達した康二だ。その腰使いは堂に入っている。
「あん! あん! あん!」
 朱美はのけ反り続けている。
「こ、康二、とりあえず下になってくれ」
「わ、悪い。一発抜いときたいんだ。このけつを見ると、どうにも我慢できねえよ」
「わ、わかった。続けてくれ」
 直腸担当の康二は下になれば思う存分動けなくなる。だからこそ、邦夫は好きにさせた。もっとも、よがる朱美を見上げているだけでも楽しいし、一体化した三人の腰は快感を共有している。邦夫にとってもありがたい休憩だった。
「康二くん、どう? 気持ちいい?」
「ああ、最高だ……やっぱいいわ……あんたのけつは……」
「ほんと? うれしい……もっと動いていいのよ……」
「お、おう! こ、これでどうだ?」
「そう、そうよ……はやく……ふかく……」
「おっ! うっ! はっ!」
 三十秒と保たず康二が精を放った。同時に朱美も叫ぶ。
「く、邦夫くん、始めて! い、いまならいけそうな気がするの!」
「よ、よし! 康二、そのまま横になれ!」
「お、おう!」
 邦夫は朱美を抱えて起き上がった。康二を敷き布団に見立てて、その上に朱美を押し倒す。もちろん、三人はひとつに繋がったままだ。邦夫は朱美の両足首を支え持つことでバランスを保ち、康二に負けじと膣への抜き差しを始めた。
「あんっ! いいわ……そこ……そうよ! 手前を擦るように! そう……もっと深く!」
「こ、こうか? ここか?」
「そう、そうよ! そのまま突いて! どんどん突いて! ああっ、子宮に当たってる! そこがいいの!」
「よ、よし! わかった!」
 朱美の腰が小刻みに動き出した。膣はぐちゅぐちゅ鳴っている。邦夫はV字に開いた下肢を縦横に操り、最適な角度で渾身の一撃を加えていった。
 朱美の尻に敷かれた康二も役割を心得ていた。朱美の上体を支えながら乳房を揉み立てて、ときおり乳首をきゅーっと引っ張っている。腰を思い通りに動かせない分、指先で乳房の堪能し、うなじを舌で味わい、赤い輪ゴムをくわえてはぱちんと弾いている。
 朱美は顔を真っ赤にして雄太を呼んだ。
「ゆ、雄太くんもきて! お、お口で! お口でしてあげる!」
「う、うん!」
 喜び勇んでベッドに飛び乗ったものの場所がない。すると、朱美は片手で上体を支えながら、雄太の股間に手を伸ばしてきた。陰嚢をそろりと撫で上げて、呼び寄せる。
「ゆ、雄太くんは、よ、横からきて!」
「う、うん!」
 朱美は突き出された男根を握り締めた。いよいよ視界に桃色の膜がかかり、なにかにつかまっていないとどこかに落ちてしまいそうだ。薄れつつある理性の中、少年たちにはっぱをかける。
「み、みんな! わ、わたしがおかしくなっても、び、びっくりしないでね!」
「お、おう!」
「あ、あなたたちが満足するまで、や、やめないでね!」
「わ、わかった! まかせとけ!」
「あ、朱美さん! 痛いよ!」
「ご、ごめん! は、始まったの! お、大きいの! す、すごく……大きいの!」
 そう叫ぶや、朱美は雄太の男根にむしゃぶりついた。
「うむぐくくっ!」
 朱美のくぐもった喘ぎとともに、ついに4Pが始まった。数時間前に処女を失ったばかりのアナルには康二が入ってる。膣には夫の分身ともいえる邦夫が収まっている。そして、中学生ながら夫をしのぐ巨根の雄太に口を塞がれている。
(ああっ! ぜ、全部なのね! 全部塞がれたのね! すごいわ! これって、すごいわ!)
 口を塞ぐ雄太、アナルに入っている康二に動きはない。無理に動けば男根が外れてしまうからだ。その分、邦夫が奮闘しなければならなかった。正常位で横たわる朱美の膣の奥深く、降りてきた子宮口を狙って三人分の打ち込みを続ける。
(ああっ! あ、当たってるわ! ちゃんと当たってる! すごい! 邦夫くん、すごい!)
 桃色の膜がすべてを覆い尽くした。もう朱美に理性はない。快楽しかない。
「むふっ! むごっ! むぐううううっ!」
 桜色の女体の至る所から粘っこい汗が噴き出した。それが朱美のアクメだった。連続アクメが始まったのだ。膣の収縮が暴走した。肛門括約筋にも連動し、朱美の下半身が制御不能になる。
「あぐうっ! あぐぐぐぐっ!」
「は、始まったぞ! 康二! 雄太! お、おまえらはどうだ! いけそうか! 合わせられるか!」
 そう尋ねた矢先、邦夫は達してしまった。大声を出して持ちこたえようとしたが、うねる膣にまるで歯が立たなかったのだ。射精の痙攣をやり過ごしてから戦列に戻ると、今度は康二が果てていた。
「わ、悪い! おれ! 出しちまった!」
 残るは雄太一人。仲間の視線が集まる。
「ごめん、ぼく、まだ……」
 そのときだった。朱美が掴まれていた下肢を振りほどき、邦夫の腰に絡めてきた。白目を剥いたまま、狂ったようにぐいぐい引き寄せてくる。アクメの深淵に落ちながらもなお、少年たちを導こうとしている。
「よ、よし! 続けるぞ!」
「お、おう!」
「うん!」
 雄太は朱美の頭をがっしり抱えて、猛烈なイマラチオを開始した。
「ふごっ! ふぐっ! むごごっ!」
 朱美の喘ぎが高まった。フェラチオに手が回らないおわびにと、吸引を極限まで強めている。ずぽっ! ずちゅる! その音はまるで肉の管楽器だ。
「こ、康二! おれが引いたら、おまえが突け! 逆に出し入れするんだ! 抜けないように注意しろよ!」
「お、おう!」
 朱美の下半身を満たす二人の肉棒も動きを再開した。邦夫が大きなストロークで打ち込めば、康二が小さなストロークで引く。それを毎秒一往復繰り返す。
「おごっ! むぐぐぐっ! あがががっ!」
 朱美は泡を噴かんばかりのよがりようだ。邦夫の腰に巻きついていた下肢もすでに外れ、宙に向かって一直線に伸びている。邦夫は再び足首を掴むと、4P同時アクメを叶えるため、決死の抜き差しを繰り返した。
 少年たちに声はない。とにかく限界まで持ちこたえようとの一心で、互いの昂ぶり具合を確かめ合う余裕すらない。そんな最中、朱美ただ一人だけが奇跡の予兆を感じ取っていた。
 朱美だけが三本の男根と一体化しているのだ。連続アクメで理性が消し飛んでいても、それぞれの男根が時同じくして射精の準備に入ったことがわかる。朱美の生殖器がそう告げている。
(く、くる! くるわ! ひとつ! ふたつ! みっつ! みっつも!)
 こんなことは初めてだった。アクメの深淵でのたうっていたのはわずか一秒前。気がつけば空高く舞い上がっていた。光に包まれて、光に満たされる。
(一緒に! わたしも! わたしも連れてって! ああっ! あああっ! ああああっ!)
 アクメがアクメを迎えた瞬間だった──。
(あら、いやだわ……)
 赤い輪ゴムに気づいたのは、駅のトイレでルージュを引いているときだった。慌てて外したが、捨てる理由もなく、ポケットに落とした。
(ふふ、三キロは痩せたかしら……)
 鏡の中の自分にウィンクをして、朱美はトイレを後にした。綿のように疲れた尻をくっと持ち上げ、コンコースを闊歩する。
 背筋を伸ばし、柔らかく微笑んで、夫と娘の待つわが家に帰るのだ。

■終

中学生に寝取られた_10

 ドアの開閉する音に、朱美は浅い眠りを覚まされた。邦夫が洗面器とタオル、ミネラルウォーターを手に立っている。
「……あ、ごめんなさい。いつの間にか寝ちゃったわ」
 朱美たちは睦み合ったまま寝てしまったのだ。すでに日付は変わり、カーテン越しにも日の出が近いことがわかる。
 洗面器を置いた邦夫は、Tシャツとトランクスを脱ぎながらぼそりと言った。
「雄太が九回で、康二が十一回だ」
「え?」
「あいつらがいった回数だよ。で、あんたは七、八回ってとこか? 演技でなきゃな」
「か、数えてたの?」
「ああ、ずっと見てた。結局、成功しなかったな」
「ええ、三人同時は難しいわ……」
「それとそうと、ザーメン臭いぞ。さっさと洗えよ」
 邦夫は面倒臭そうに言って、いすに腰かけた。
「え? あ、ありがとう……」
 朱美はベッドから降りて、荒淫の跡も生々しい体を拭き清め始めた。濡れタオルで腕や脚を拭うふりをしながら、こっそり膣や直腸に指を入れて、中にこびりついた精液を掻き出す。
「く、邦夫くん。どうして四人一緒にこだわるの?」
「別にこだわってるわけじゃないさ。ただ面白そうだし、想い出にもなるし……」
「想い出? 夏休みの? それとも中学時代の?」
「うーん、ちょっと違うな。まあ、あいつらと一緒に遊んだっていう想い出かな、たぶん」
「そう、わかるような気がするわ。友達って大事だものね」
 相槌を打たれたことが気恥ずかしいのか、邦夫はぶっきらぼうに立ち上がった。
「それ、捨ててくるから、うがいもしとけ」
「あ、はい」
 そのためのミネラルウォーターだったのだ。朱美は口をすすぎながら、淫鬼の意外な一面に感心していた。
 忍び足で出て行った邦夫が忍び足で戻ってきた。
「あんた、疲れてるだろ?」
「さすがに……ちょっとね」
 熟睡している雄太たちにタオルケットをかけていた朱美がはにかむ。
「4Pは明け方にするから、それまで寝てていいぞ」
「この時間なら起きていた方がいいわ。それに邦夫くんの練習がまだだし……」
「お、おれはいいよ。雄太たちと違って、ただのフェラチオだし……」
「じゃあ、練習抜きってことでどう? いまなら二人きりよ。こっそりやりましょうか?」
「な、なんだよ、やけに絡むな……。おだててもなにも出ねえぞ」
「だって邦夫くん、お風呂を出てからら全然じゃない。もう、おばさんとやるのは飽きちゃった?」
 朱美が嫣然と笑う。画策など微塵もない、心からの笑顔だった。
「そ、そんなことないけど……。あ、でも、本当はやり過ぎで痛いんだろ? やっぱり、明け方まで休んでろよ」
「えーっとね、前の方は平気なの。伊達に人妻を十年もやってないわよ。ね、だから……」
 脚をやや開き気味にして立つ朱美は生々しい肉の塑像だった。仄白い肌の下では荒淫の気だるさと情欲の火照りが拮抗しているのだろう。そんな柔肉の危うさを見ていると、無性にしがみつきたくなる。
「しょうがねえなあ……」
 そう言いつつ邦夫は立ち上がったが、本当は二人きりになる機会を窺っていたのだ。あえて3Pに混ざらなかったのも、わざと物音を立てて朱美を起こしたのも、差しでじっくり抱き合いたかったからに他ならない。
 二人は毛布を床に敷いてベッドの代りにした。雄太たちに対する気後れから、照明を補助灯に落とす。途端に密会じみた雰囲気になり、どちらともなく笑いがこぼれた。二人は立ったまま抱き合った。
「なあ、ちゃんと教えてくれないか、セックス……」
「もう教えることなんてないわ」
「お、女が喜ぶセックスだよ」
「あら、わたしは彼女の実験台?」
「そ、そんなんじゃないよ。あんたが気持ちいいと、多分、おれも気持ちいいと思うから……」
「ふふ、それがわかっていれば十分よ」
 二人は再び抱き締め合い、朱美のリードで毛布の上に横たわった。朱美が下になり、邦夫の首に腕を絡ませる。
「……あのね、激しいセックスもいいけど、その前に必ずムードを盛り上げなければならないの。前戯をきちんとして、言葉も交わして……。後はそうね、例えばじらしたりとか」
「あー、なかなか入れなかったりする、あれか?」
「それもあるけど、例えばおっぱいを触るにしても、いきなり揉んだりしないで、周りを指でなぞったり、そっと押したり、さすったりとか……。そきときは小さな刺激から始めるの。ね、ちょっとやってみて」
 朱美は邦夫の手を取り、薄い歯形や淡いキスマークの残る乳房に導いた。邦夫はこのときばかりは神妙な顔になり、乳房の裾野をそっとなぞってみた。
「こ、こんな感じか?」
「そう、いいわよ。これはね、いろいろ応用が効くからよく覚えててね。女はね、なにもあそこだけが性感帯じゃないのよ」
「ふーん。で、順番はあるのか?」
「特にないわ。でも、あそこから遠いところから始めて、徐々に近づくようにするといいかも……。ま、これはわたしの好みだけどね」
「じゃあ、ちょっとやってみるけど……笑うなよ」
「笑わないわよ。真剣な人、わたしは好きよ」
 邦夫の鼻息が荒くなった。
「こ、子供扱いするな。いいか、あんたはおれ専用のセックス奴隷なんだぜ」
 朱美は首をすくめて見せる。
「そうね、ごめんなさい。じゃあ、あなた専用のセックス奴隷をちゃんと歓ばせてね。言っとくけど、演技はしないわよ」
「わ、わかってるって。見てろ、ひいひい言わせてやる」
 そう笑ったのも束の間、邦夫は引き締まった表情になった。まずは左の乳房を基点に、利き腕の五指だけで刺激を与えてみる。するとどうだろう。レイプまがいのセックスでは見落としていた朱美の呼気の変化、微妙な発汗、筋肉の動きが感じ取れたのだ。
(へえ、おもしろいけど、なかなか難しいな……)
 右の乳房に移った。同じ刺激にならないように注意しつつ、指先の運びを工夫する。と、邦夫の腕を握る朱美の手に時折力が入った。これはなんのサインかと考えながら、さらに愛撫を続けてゆく。
(よ、よし。これならどうだ?)
 満を持して左の乳房に戻った。乳首には触れず、乳輪にも触れず、その周囲に指先で円を描く。途端に朱美の体がよじれた。縋る手は汗ばみ、り汗ばんだ太腿を擦りつけてくる。
「か、感じてきたのか?」
「ええ、いい調子よ。続けて……」
 邦夫の指が乳輪の縁を回り出した。二度三度と回るうちに、乳首がぴくぴくしこってくるのがわかる。
(ああ、そろそろ乳首にタッチして……。摘まんでもいいのよ。引っ張っても……)
 朱美の肉の声が届いたのか、邦夫が乳首に触れてきた。乳房全体をてのひらで覆い、乳首を乳輪の中に押し込む。そうやって左の乳房をじらしつつ、右の乳房へ唇をつけた。
 邦夫の下唇が乳輪の周りをくるくる回る。何度も執拗に回り、時折舌先を伸ばしては白肌と乳輪の境界に唾を塗り込めた。
(あっ……。これ、いい……)
 唇の回転の輪は徐々に狭まり、乳首を擦るようになった。散々じらされた乳首は痛いほどに勃起し、舐め続けられた乳輪は乳房全体を引っ張るように膨張している。
「はむっ……」
「あっ!」
 邦夫が乳首に吸いついた。吸い出しては唇で挟み、舌先でちろちろと舐めて転がす。
「あ、ひっ……」
 朱美が初めて喘ぎを漏らした。それでも邦夫は気を抜かない。朱美の表情を上目遣いで確かめながら、左の乳房に置いていたてのひらをゆっくり回しす。押し込まれている乳首が、臼に放り込まれた木の実のように転がった。
「はあ……。いいわ……わかるでしょ、乳首立ってるの?」
「ああ、こりこりだ」
「ねえ、吸って、こっちも……」
 声の半分は甘い吐息だ。
「それ、演技か?」
「演技はしないって言ったでしょう……。本当に吸ってもらいたいのよ……。ね、はやく……」
「やだって言ったら?」
「お願いよ。それ、とってもいいの……」
「舐めた後、キスするぞ?」
「いいわ、キスしましょ……」
「舌を入れるぞ?」
「入れて、なんでも入れて……」
「よ、よし。そこまで言うなら、舐めてやる」
 乳首の感触の残るてのひらをどけて、左の乳首を吸い、挟み、たっぷり唾をまぶした。
「はあ……ん。いい、いいわよ……」
 身悶える朱美の乳房がふるふる震える。邦夫は左右の乳首をそれぞれ親指で封をしてから、首筋、喉元へ唇を這わせていった。舐める場所を変える度に、親指の下の乳首は転がされて、ずきずきするほどの快感を与え続けた。
「く、邦夫くん。さっきのあれ、じらしたつもり?」
「あ、みえみえだったか?」
「いいえ、合格よ……。わたし、我慢できずにおねだりしちゃった」
 微笑む唇同士が重なった。邦夫にとっては記念すべきファーストキスだ。舌を絡ませ、唾液を交換し、一度離れてまた重なる。何度かそれを繰り返しているうちに、朱美が耳元で囁いた。
「下も……ね」
「あ、ああ……」
 邦夫は左腕で朱美の肩を抱き、右手を下半身へ滑らせた。たったそれだけの愛撫で、腕の中の朱美はひくひく震えている。じらす側も自制が求められた。邦夫は焦る手を止め、まずは陰毛を撫でさすった。
「はあ……」
 次に尻をまさぐった。
「あふ……」
 臀裂の始まり──渓谷の入り口──に指を置き、沢を登るように指を進めてゆく。肛門のふくらみをわざと迂回して、泉が湧いている膣口も避けて、陰毛がまばらに生えているのり面を進む。
(い、言わせたいのね……。でも、まだ言ってあげない……)
 邦夫の指はそこから谷底を覗き込むように身を乗り出し、あわや落ちそうというところで向かい側に跳び移った。たまらないのか、朱美がひしと身を寄せてくる。邦夫は軽く口づけを交わしてから、いよいよ谷底を目指した。
(ああ、まだよ……。まだ言ってあげない……)
 谷底に降りるには幾重にも連なった肉襞を掻き分けなければならない。濡れて滑りやすい足場を確かめながら、進んだり、戻ったり、尿道口をつついたり……。だが、肝心の場所には近づこうとしなかった。
「あふうっ……」
 朱美が喘いだ。我慢も限界だ。
「な、中も確かめて……。そっとよ……優しく」
 だが、邦夫の指先はそこから立ち去ってしまった。尿道口を飛び越え、陰核包皮のつけ根に着地する。アクメの手前までじらしてやろうとの魂胆だ。
「あ、待って……」
「え?」
「そこは……いいわ。それより中を、ね」
「ああ、一番のお楽しみは最後ってわけだな」
「ち、違うの……」
 朱美の声は打って変わって神妙だ。邦夫はどこで手順を間違えたのか、頭をフルに回転させて考えた。
「あ、やっぱり、痛いのか?」
「違うの。そうじゃないの」
 朱美は左手で邦夫を押し止め、右手をそっと男根に寄せた。
「クリトリスはね、男の子のこれと同じなの……」
「あ、ああ。だから、すごく感じるんだろ?」
「そう、すごく感じるの……。でもね、感じ過ぎてだめなこともあるのよ」
 突如として始まった禅問答に、邦夫は苛立ちを隠せない。だが、朱美が大切なことを伝えようとしているのは、真剣な眼差しを見ればわかる。
「女はね、クリトリス以外でもいけるのよ」
「ああ、それは知ってる。Gスポットだろ?」
「うーん、Gスポットももちろんそうだけど、それだけじゃないのよ。どう言ったらいいのかな……。お腹全体と言うか、体全体と言うか……。うーん、子供を産むための器官、それ全体が震えるって言うか……」
「お、おいおい。それをいまやれっての? おれに? そんなのできるかよ」
 朱美は男根をきゅっと握って、むきになる邦夫を黙らせた。
「できるわ、邦夫くんなら。邦夫くんのこれなら」
「よ、よせよ。こっちが恥ずかしくなる」
「邦夫くんのこれね、夫のとそっくりなの。大きさと形が……。だから当たる場所も同じなのよ……」
「な、なんだよ。いまそんなこと言うなよ。白けるだろ」
 朱美はあくまで真剣だ。男根を握る手にも決意がこもっている。
「最後まで聞きなさい! いい、クリトリスのアクメに訓練は必要ないの。でも、中は違う。開発と言ったら大げさだけど、根気強く訓練を続けることで、中でもいけるようになるのよ。クリトリスでは味わえない、連続するアクメに」
「れ、連続?」
「そう。クリトリスのアクメは男の人の射精と同じで、回復するまで時間がかかるけど、中のアクメは連続していけるのよ」
「な、何回くらい?」
「普通は二、三回かな……。調子がいいと四、五回」
「そ、そんなに? じゃあ、いきっぱなしてやつ?」
「そう。数分間はいきっぱなしよ。でも、きみたち三人が相手なら、もしかするとその倍はいけるかも……」
 邦夫は押し黙った。朱美の真意がわからない。裏があるのかないのか、しばらく考えてから恐るおそる尋ねた。
「そ、そんな秘密を教えていいのかよ。も、もしもだぞ。もし、おれたちがあんたを手放さなかったらどうなる? しょっちゅう呼び出して、セックスを迫ったらどうするつもりだ?」
 朱美は動じるどころか、柔らかな笑みを浮かべた。
「信じてるもの、きみたちを」
「ど、どうして?」
「あなたたちに抱かれたから」
「そ、それでなにがわかるんだよ」
「優しくしてくれたじゃない」
 さもそれが当たり前のように、朱美は言い切った。その瞳は中学生の邦夫が心配になるほどに、透明で真っ直ぐだ。
「お、おれは別に優しくなんか……。でも恩に着るよ。これでいい想い出が作れそうだ」
「あ、いま恩に着るって言ったわね?」
「え? あ、言ったけど……」
「じゃあ、女の子には優しくするって約束してくれる? これからもずっと……」
 際どい話題だった。だが、朱美は邦夫の弱点を突いているのではない。ただ、切にそう願っているだけなのだ。邦夫はそう理解して、頷いた。
「ああ、約束する」
 礼には礼で返す。中学生なりの矜持だった。
「じゃあ、始めましょうか。みんなを起こさないと……」

中学生に寝取られた_9

 白い靄の切れ目から、少年たちが立ち働いている姿が見えた。朱美がまき散らした大量の糞尿を、シャワーや手桶で洗い流していたのだ。
(あっ、わたし……)
 我に返って首を探ると、赤い輪ゴムは辛うじて残っていた。ほっと胸をなで下ろしたのも束の間、自分がまきちらした臭気のひどさに気づき、再び放心状態になる。
 と、邦夫に肩を叩かれた。
「けつ、洗ってやるよ」
「え、あ……」
「ほら、けつ出せよ」
 邦夫がにやにや笑いながら、シャワーを振って急かす。朱美は横座りになって、恥知らずな尻を差し出した。
「だーめ、四つん這いだ」
「あ、はい……」
 四つん這いになった朱美の尻に、雄太たちの視線も群がってきた。打ちのめされるような恥ずかしさで双臀が小刻みに震える。肛門に強く湯を当てられると、下肢がぴくんと反応してしまった。まるでアクメの後のように……。
「さて、続けるか」
「え?」
 朱美の臀裂を、邦夫がシャワーヘッドで叩いた。
「浣腸に決まってんだろ。ちんぽを入れるにはまだ汚いからな。おまえだって、うんこついたちんぽをしゃぶりたくないだろ?」
 邦夫の巧みな言葉嬲りに、哀れな朱美は奥歯を鳴らしてしまう。
「も、もう、許して……」
「朱美さん、心配しなくていいよ。洗浄はお湯しか使わないからね。お腹も痛くならないし」
 雄太が悪魔の笑みを浮かべて、お湯を汲んだ手桶を置いた。注射器を手にした康二は、にたにた笑いながらお湯を吸い上げる。
「へへっ、あんたのアナルはおれ専用なんだ。責任を持ってきれいにしてやるぜ」
 朱美の美顔が歪む。浣腸責めが繰り返される。屈辱の姿勢で内臓をいいように弄ばれる。浣腸責めはまだ始まったばかりだったのだ。
(ああ、わたし、耐えられるかしら……)
 だが、耐えるしかないのだ。朱美は首の輪ゴムに手を置き、ふんぎりをつけるように尻を差し出した。
「なあ、雄太。とりあえず一人三本ずつでいいか?」
「うん、それでいいと思うよ」
「へへっ、じゃあ、まずはおれから……」
 いまだ決壊から立ち直っていない肉のすぼまりに、注射器が容赦なく突き刺さった。
「うっ……」
「へへっ、腹一杯飲めよ……」
 入れ代わり立ち代わりで九回、朱美の尻に注射器が立てられた。注入されたお湯は総量は九〇シーシー。便意をくすぐるには十分な量だ。朱美は尻を叩かれて、その場にしゃがまされた。今度は排水溝の上ではない。直腸の汚れ具合を確かめるため、あえてタイル地の上にたれ流すのだ。
「ほら、さっさと出せよ」
「ああ、見ないで……。お願い……」
 丸まるとした尻の狭間から、しゃーっと、小便のような水便がほとばしった。
「うーん、まだ濁ってるかな?」
「あはは、チョコチップ発見!」
「よし、次から一人五本に増やそうぜ」
「ああ、もう、勘弁して……」
「うるせえ! さっさとけつ上げろ!」
 少年たちの目が血走っている。どうやら、浣腸責めの魔力に魅了されたようだ。直腸の洗浄という目的を離れて淫らな水遊びは加速し、朱美の美尻に競って注射器を突き立ててゆく。
 朱美は排泄の度、Y字バランスで立たされたり、でんぐり返しをさせられたりと、少年たちが飽きるまで肛門を弄ばれ続けた。排泄の回数は優に十回を超し、見るも無残に朱美の体力をこそげ落としている。
 いま、放心状態の朱美は上体を床につけ、気力だけで膝を立てていた。
(まだやるの……もうだめよ……)
「アナル担当官殿、検査願います」
 邦夫がおどけて言うと、康二は弛緩した肛門に人差し指を入れてきた。おもちゃの注射器とはいえ、延々嬲られた直腸は桃色の壁面が覗けるほど広がっている。
(あ、なに? アナル……セックス?)
 つるつるした注射器とは違った指の感触に、朱美の直腸粘膜がざわめいた。
(指? これは指ね……よかった……浣腸はもう終わりなのね……)
 康二は上下左右の直腸壁を念入りに掻き回してから指を抜き、蛍光燈の下にかざした。
「うむ、合格ですな」
「おお、合格ですか。えー、どれどれ……」
「あはは、ぼくも、ぼくも!」
 少年たちは笑い転げながら、次々に指を入れてはもうひとつの性交器官の神秘を探るのだった。
 腰が抜けてしまった朱美は、三人に担がれて二階に運び込まれた。張り替えられたシーツの上に、はらわたまでも磨き抜かれた女体が投げ出される。
「えへへ、ママたち呆れてたよ。すごい長風呂って」
 食器を下げに行っていた雄太が、小皿に移したバターと牛乳パックを手に戻ってきた。康二が黄ばんだ歯を剥く。
「お、今度は牛乳浣腸か?」
「違うよ。飲まず食わずじゃ、朱美さんがまいってしまうからね」
 邦夫がベッドの上の朱美を小突いた。
「もうまいってるって。ま、それはそうと、徹まんは体力勝負だからな。おい、朱美、起きろ」
 雄太は薄情な仲間たちを睨みつけてから、朱美の枕元に座った。
「朱美さん。はい、これ飲んで」
 化粧がすっかり落ちたせいか、朱美は少女のような透明感があった。
「……あ、ありがとう」
 朱美は雄太にもたれ掛かり、五〇〇ミリリットルもの牛乳を飲み干した。
「お腹は空いてない? なんか持ってこようか?」
「これで十分よ。ごちそうさま」
「へへっ、これは食えるんだろ?」
 小皿に盛られたバターを手に、康二が割り込んできた。指先ですくって、朱美の鼻先に突きつける。朱美は一瞬きょとんとしたが、康二がアナル担当だったことを思い出して頬を引きつらせた。
「お、そうか、欲しいか? じゃあ、四つん這いだ」
「いますぐ?」
「いますぐだ」
「わ、わかったわ……」
 束の間の休息が終わり、朱美は洗い立てのシーツの上で牝獣の姿勢に戻った。散々おもちゃにした肛門に、康二がバターを塗り始めた。皺の一本一本、指を差し込んで肛門括約筋の内周、さらには直腸壁にさえ、執拗にバターを塗布してゆく。
「ん、んっ……」
「へへっ、ここ、初めてなんだろ? おれの童貞を奪ってくれたお礼に、あんたのアナル処女を頂くぜ」
 康二の男根はいつしか完全復活していた。指を二本に増やし、人妻の直腸をねちねちとえぐる。
 いすに座り、一人涼んでいた邦夫が思い出したように言った。
「よお、いきなり4Pもないから、最初はおまえと雄太で3Pの練習だな」
「あ、じゃあ、ぼくはおまんこ担当?」
「ああ。おれは後から交ざるから、適当にやっててくれ」
「うん、わかった。えへへ、それじゃあ、おじゃましまーす」
 雄太がいそいそとベッドに上った。アナルいじりに当てられて、雄太の男根も負けじと完全勃起している。四つん這いの朱美を前後から挟み、二人の少年が向き合った。
「康二くん。3Pて言うと、やっぱりあれかな?」
「そ、そうだな。おまえが下になって、おれが上になる、あれだよな?」
「サンドイッチってやつだね?」
「ああ、サンドイッチだ」
 康二がアナルをえぐりながら言う。二人は頭の中でそれをイメージして、思わず射精しそうになった。
「じゃあ、始めるか。朱美、ちょっとどいてろ」
 アナルから指を抜いて、はやくも汗をふいている美尻をぺちっと叩いた。膝立ちになった朱美を隅に追いやり、まずは雄太が大の字になる。
「えへへ、なんか緊張するね」
 復活した少年たちの男根は、朱美に少なからぬ衝撃を与えていた。たかが童貞と高をくくっていた数時間前の自分が、ひどく浅はかに思えるほどだ。
(こ、この子たち、底なしなの……)
 豊かな腰に疲労を蓄積させている朱美には、もう攻めの気持ちは微塵もなかった。土台、やりたい盛りの中学生三人を向こうにまわして、性技でやり込めることなど無理な話だったのだ。
 正直、もうどうにでもしてくれという心境だった。日が昇るまでの乱痴気騒ぎと思えば、滅入る気持ちも奮い立つ。そしてなにより、首に巻かれた赤い輪ゴムのためにも……。
「朱美さん、はやくはやく」
 成人男性並みの男根を揺すって、雄太が催促した。
「ふふ、せっかちね……」
 朱美は白い太腿を横一文字に割り開いて、雄太を跨いだ。幾重にも折り畳まれた肉襞がきらきら光り輝いてる。一度はシャワーで鎮めたものの、浣腸責めやアナルいじりを受けているうちに、再び燃え上がってしまったのだ。
「朱美さん、ぬるぬるだよ? もう感じてるの?」
「さあ、どうかしら……」
 朱美は微笑みながら腰を落とし、雄太を真上からくわえ込んだ。
「うっ!」
「あ……」
「ああ……やっぱり朱美さんのおまんこは気持ちいいよ。ね、朱美さんも気持ちいい?」
「ふふ、雄太くん次第かな……」
 朱美は膣をきゅきゅっと締めて、雄太をからかった。
「へへっ、おれも気持ちよくしてくれよ」
 後ろから覗き込んでいた康二が、鼻息も荒く朱美の尻にのしかかってきた。
「あん! お願い、優しくしてね……」
「へへっ、あんた次第だぜ」
 念入りにバターをまぶされて、散々いじられた排泄器官は難なく康二の男根を受け入れた。だが、ゆるんでいるわけではない。男根が収まるや、食い千切らんばかりに肛門括約筋が収縮を始めた。
「わ! な、なんだここ! おまんこよりきついぞ!」
(え、うそ? なにもしてないわよ?)
 膣を締める動きがそのまま肛門括約筋に連動しているのだ。これには当の朱美も驚きだった。アナルを犯されたという嫌悪感はどこかに飛んでしまい、女体の神秘に舌を巻いている。
(ふふ、今度試してみようかしら、アナル……)
 今日の体験を容認するわけではないが、性の可能性をいろいろ知り得たことはひとつの側面だった。そう思えば、少年二人に挟まれたこの惨めな状況にも救いが出てくる。
 一方、落ち着きを取り戻した康二は、薄い粘膜越しに互いの男根が接触していることに気づいていた。さっそく、射精しない程度に腰を動かして、雄太にちょっかいを出す。
「へへっ、雄太。わかるか?」
「あ、これ、康二くん?」
「あはは! それそれ! これでどうだ!」
「うわあ、なんか変な気分……。女の人の体って不思議だね」
「へへっ、女ってのは最高のおもちゃだぜ。雄太、そろそろ始めるか?」
「あ、ちょっと待って。もう少しこのままでいようよ」
「えー、なんでだよ?」
「だってさ、すぐ出しちゃうのって、なんかもったいなくない?」
「うーん、それもそうだな。しばらくこのままでいるか。結構、気持ちいいし」
 つい先程、一週間分の射精をした少年たちに焦りはない。体をしっかり密着させると相手の鼓動まで伝わってくる。肌に触れた指を一センチ動かしただけでも、女体は様々な反応を返してくる。それを愉しむ余裕がある。
 それは朱美にとっても同じだった。膣をわずかに締めるだけで、体奥に埋め込まれた二本の男根がぴくっと動いたり、ひくひく痙攣したりする。奇妙な一体感だった。
 折り重なった三人はしばしの間、荒淫の気だるさもあって、静かなまどろみに落ちていた。一人蚊帳の外にいる邦夫さえも、どこか穏やかな気分になっている。夏の夜が緩慢に更けてゆく。
 やがてどこからともなく、粘膜同士が戯れる音が漏れ聞こえてきた。朱美と雄太が互いの口を重ね、舌を絡ませ始めたのだ。
「ん、あん……」
 後ろから被さっている康二は、朱美の耳たぶを舌を這わせて、甘い吐息を絞り取った。朱美は誘いに応じ、首をひねって康二にも舌を与える。すると雄太は朱美の白い首筋を舐めつつ、両手で臀部を撫で回し始めた。
「ああ、いい……。雄太くん、上手よ……。あ、あん……。その手は康二くんね。とってもいいわ……」
 朱美の乳房は康二の両手に包まれている。さするような動きの連続に、朱美の乳首はこりこりに勃起してしまった。
「んふっ……。あっ……。あん……」」
 康二から雄太、雄太から康二へと、朱美は惜しみなく舌を差し出した。まるで青白い炎のように、三人の絡み合いは静かに続いてゆく。そのまどろみに終焉を告げたのは、他でもない朱美だった。
「ねえ、雄太くん、康二くん……。おばさんをいかせて……。おばさん、我慢できなくなっちゃった……」
「だ、だめだよ。ぼくも出ちゃいそうなんだ」
「お、おれもだ。あんまり強く動けないや」
 汗ばむ朱美の体にしがみついて、少年たちが甘えた声を出した。
「ねえ、若いんだから何度でもできるでしょう? ね、お願い……」
 朱美は男根が二本も埋め込まれた腰をことさらよじって、あからさまなおねだりを始めた。はしたないとわかっていても、体奥の業火は消せないほど大きい。消せないなら焼き尽くすしかない。
「いかせてくれないなら、おばさん、一人でいっちゃうから」
「えへへ、朱美さんて意外とすけべなんだね」
「まあ、それはお互い様でしょう」
「へへっ、すけべならおれだって負けてないぞ。朱美、肛門を締めてみろ」
「こ、こう?」
 朱美の尻たぶがすぼまると、少年たちの背筋が伸びた。
「お、お、いいぞ……。へへっ、仕方ねえな。けつでいかせてやるか」
「ああ、きて……」
「じゃあ、ぼくはおまんこでいかせてあげるね」
「うれしいわ。みんなもたくさんいってね、おばさんの中で……」
 ベッドがきしきしと軋み出した。その軋み音は強くなったり、弱くなったり、大きな周期で波を描いている。だれかが昂ぶったときに音は大きくなり、だれかが達したときに音が小さくなるのだ。
 だが、三つの波はばらばらに弧を描き、二つが重なることもまれだった。それでも睦み合った三人は一時も休もうとしない。いまだ経験したことのない大きな波を求めて、静かに深く、粘膜をこすり合わせ続けるのだった。

中学生に寝取られた_8

「せっかくだから、サラダも持って行きなさい」
 雄太の母が盛りつけているのは、具がたっぷりのチキンカレーだ。
「本当はご飯どころじゃないんだよ。お腹が空いたら勝手に冷蔵庫をあさるからさ、心配しないで」
「もう、だから言ったじゃないの。お盆前に終わらせなさいって」
「ぼくはやったよ。でも、ほら、あの二人がね」
 意味深に笑って、雄太はキッチンを後にした。手にしたトレイにはカレーライスが三皿とコップとスプーンが三つずつ。小脇にミネラルウォーターのペットボトルを抱え、軽い足取りで階段を上がってゆく。
 足音に気づいたのか、中から邦夫がドアを開けてくれた。Tシャツ、ハーフパンツ姿の雄太に比べて、邦夫は全裸だ。
「おまたせ。あ、家に電話した?」
「ああ、きちんとお礼しとけって言われた」
「康二くんも?」
 同じく全裸の康二は、床に散らばったティッシュを摘まみ拾いしていた。半端じゃない量のティッシュがくずかごに山を作っている。
「おれも言われたぜ。お礼しとけって」
「あはは、どこの親も言うことは同じだね」
 三人はトレイを囲んで車座になった。コップにミネラルウォーターを注いで、いざ乾杯となったとき、ふと雄太がベッドの方を見た。
「朱美さんもお腹空いたでしょ?」
 全身の筋肉を弛緩させた朱美が、ぴくりとも動かずにベッドに伏している。乱れたシーツは四人分の体液を吸って、まるで濡れ雑巾のようだ。
 返事のない朱美を心配して、雄太が寄ってきた。脂汗に滑る肩を揺する。
「ねえ、ぼくの分、半分こしようか?」
「……ありがとう。でもいいわ」
 朱美は突っ伏したまま、眼球だけ動かした。
「……飲み物、ある?」
「うん、ちょっと待ってて」
「おい、雄太。ちょっと耳貸せ。康二も──」
 邦夫が目配せした。そのまま三人は顔を寄せ合い、なにやら談合を始める。
「──な、面白そうだろ?」
 邦夫は机に向かい、引き出しの中から没収していたピルを一錠取り出した。それをコンパスの針でみっつに砕き、一粒ずつ仲間に手渡した。次に、三人のは横一列に並んだ。雄太が脱衣するのを待ち、邦夫が朱美に声をかける。
「おい、朱美。喉が乾いたんだろ? 飲ませてやるからこいよ」
 朱美がのろのろと頭を上げた。横一列に並んだ少年たちは、それぞれあぐらをかいていた。先頭が雄太、次に康二、邦夫と続いている。朱美は嫌悪に顔を歪めた。
「……おしっこなら、いらないわよ」
 一番奥の邦夫がミネラルウォーターの入ったコップを振って見せた。
「ばーか、おれたちはそこまで変態じゃないって。ほらこれ、ここまできたら飲ませてやる」
「断れば……輪ゴムを引き千切るの?」
 首に食い込む四本の輪ゴムを摘まんで、朱美が自嘲気味に笑う。
「もちろん。でも、それだけじゃないぜ。おれたちのちんぽをよく見ろよ」
「え?」
 それぞれの男根の先に小さなかけらが載っている。ピルだ。正直、やられたと思った。普段、朱美は昼食時にピルを飲んでいた。陵辱は明日の朝まで続くから、いまピルを飲んでおかないと妊娠の危険性が高まるのだ。
 ごていねいにも、ピルのかけらは奥へ行くほど大きくなっていた。ここまでお膳立てをされては笑うしかない。朱美はため息を漏らし、のろのろとベッドから降りた。
「四つん這いだぞ」
「ええ、わかってるわ」
 最初は雄太だ。その表情からこの悪戯に乗り気でないことがわかり、朱美もいくぶん心が安らぐ。朱美は心配そうにしている雄太に「大丈夫よ」と笑いかけてから、しなびた男根を頬張った。まずはひとつめのかけらを嚥下する。
 と、雄太の腰が切なげによじれた。筆下ろし早々、朱美が覚えているだけで五度──実際はその倍──も挑んできた男根は、ずる剥けさながらに腫れ上がっていたのだ。
(まあ、こんなになるまで……)
 朱美は離れ際に優しくキスをした。だが、次に移った康二はさらに重傷だった。粘膜が腫れ上がるどころではない。亀頭と包皮の境目に小さな水泡すらできている。
「康二くん、大丈夫?」
「だ、大丈夫だ。ちょっと休めば……」
 朱美に挑んだ回数は雄太と同じだが、力任せに腰を使った分、男根に無用の負担をかけてしまったのだろう。おぼろげながら、朱美も康二の責めが一番力強かったことを覚えている。朱美はそっと男根を咥えた。
(そう、痛いのを我慢してまでわたしが欲しかったのね……)
 康二に対する嫌悪感は払拭できないが、それを補って余りある愛おしさを感じる。ピルのかけらを嚥下した後も、薬を塗布するように唾をまぶすのだった。
 最後は鬼門の邦夫だ。人妻監禁陵辱を仕組んだ恐るべき淫鬼──。この少年によって、朱美は生涯忘れることのない性地獄に堕とされたのだ。憎くないと言えばうそになる。だが、いまの朱美には別の懸念があった。
(きみを男と見込んだのよ。約束は守ってね)
 朱美は疲労困憊の巨尻を振り、邦夫の股間に進んだ。男根はだらりと垂れ、先が床を向いている。さっきまでそこにあったピルが見当たらない。よくよく探すと、鈴口の部分に付着しているのが見えた。おそらく唾液で貼りつけたのだろう。
(よくもまあ、いろいろ考えるわね……)
「どうした? はやく飲めよ。妊娠したって知らないぞ」
 朱美は上目遣いに睨みつつ、舌先だけでピルのかけらをすくい取った。精一杯の反抗だ。邦夫は怒るどころか笑っている。
「おれだけフェラチオサービスはなしか。嫌われたもんだな。ま、それはそうと、ごちそうさまを忘れてるぞ」
「ご、ごちそうさまでした」
「白目剥くほどまわされたら、けっこう素直になったじゃねえか。後半戦もその調子で頼むぜ、朱美」
 邦夫は約束通りコップを与え、自分はカレーライスの残りをかっ込み始めた。朱美はコップを両手で持ち、ちびりと唇をつけた。
(美雪ちゃん、きちんとご飯を食べたかしら? あ、そうそう、水着の洗濯……。パパ、ちゃんとやれたかしら?)
 気がゆるむと家族の顔が脳裏に浮かぶ。娘と夫の幻影がはやく帰ってきてと呼んでいる。
(待っててね。明日の朝に帰るから。大丈夫よ。ママ、がんばれそうだから……)
 朱美はミネラルウォーターを一気に飲み干した。口腔と咽喉に残留していた精液が溶け出して、朱美の胃を満たしてゆく……。
 食事が終わる頃、階下から声が掛かった。
「雄太。パパが帰ってきたわよ。先にお風呂に入っちゃいなさい」
 部屋の隅で丸くなっていた朱美がはっと顔を上げた。助けを求めるためではない。汗と精液にまみれた体がエアコンの冷気にさらされて乾き、不快この上なかったのだ。雄太に目線のサインを送ってしまう。
 サインを受け取った雄太は、リーダーの邦夫に同じく目線でお伺いを立てた。邦夫は鷹揚に頷いた。
「よーし、みんなでひと汗流すか」
「うん、そうだね」
 全裸の雄太はドアを半開きにして、首だけ外に出した。
「みんなで入るから長くなるけど、いい?」
「いいわよ。はやく入っちゃって」
 邦夫と康二も調子に乗り、ドアの隙間に首を並べる。
「おばさーん! カレー、ごちそうさまでした!」
「おじさーん! おじゃましてまーす!」
「やあ! 宿題がんばれよ!」
「はーい!」
 人妻を全裸に剥いて監禁しておきながら、その声はあどけない。その反動からか、ドアを閉めるなり邦夫たちは浮き足立った。
「ふりだしに戻って、お風呂で洗いっこパート2ってやつだな」
「へへっ、おれたちのちんぽはパワーアップしてるんだ。覚悟しろよ、朱美」
「ねえ、パパたちがいるんだから、ほどほどにしてよね」
「おれに言うなって。よがるのは朱美なんだからよ。それはそうとはやく行こうぜ。風呂から上がったら、朝まで乱交パーティだからな」
「えへへ、乱交パーティか……。いい響きだね」
「へへっ、しかも徹まんだぜ。うー、もうちんぽがずきずきしてきやがった」
 どうせすぐ裸になるからと、少年たちは朱美にTシャツだけを与え、自分たちはパンツ一枚の姿で部屋を後にした。

 濡れたTシャツを体に貼りつかせて、朱美が一人洗い場に立っている。
 一方、朱美に体を洗わせた少年たちは、浴槽の中でぎゅうぎゅう詰めになりながら、荒淫の疲れを癒していた。
「素っ裸もいいけど、こういうのもいいよな。チラリズムってやつ?」
「へへっ、朱美はよ、太腿が色っぽいんだよなあ。でかいけつもそそるしよ」
「あはは、乳首が透けちゃってる」
 好き勝手にのたまう少年たちを、朱美は恨めしげに睨んだ。
「いいわね、きみたちだけすっきりして」
「あれ、朱美もすっきりしたいの?」
 また難癖つけられると朱美は身構えたが、すぐに肩の力を抜いた。延べにして二十回近く男根を突き立てられたこの体だ。いまさら凌辱を拒んだどころでさほど意味はない。なにを言われても素直に従うつもりだった。
「え、ええ……」
「じゃあさあ、ポーズはおれたちが指定するけど、それでもいいか?」
「ポーズ?」
「体を洗うときのボーズだ」
「い、いいわよ」
「恥ずかしいからパスってのはなしだぞ?」
「こ、このままでいるよりはましよ」
「よーし。じゃあ、Tシャツを腰のところで結べ」
「え?」
「ばかか、おまえ! けつとおまんこがよく見えるようにTシャツをめくるんだよ!」
 怒鳴る邦夫の脇腹を、雄太が小突いた。
「く、邦夫くん、声大きいよ」
「あ、悪い悪い。朱美があんまりばかだからつい……」
 ばかと言われては朱美もむきになる。いびるのが目的の邦夫の期待を削ぐように、あえてあっけらかんとTシャツをめくり上げ、ついでに頼まれていない乳房までも露出して、脇の下で絞ったのだった。
「次は?」
 もちろん、邦夫もむきになる。
「よ、よし。じゃあ、ここに足を乗せろ」
 朱美は微塵も躊躇することなく、右足を浴槽に縁に載せた。だが、心根はそこまで図太くはない。その証拠に、しっとり脂肪の乗った内腿はひくひく痙攣している。
「つ、次は?」
「おまんこの中のザーメンを掻き出せ」
(が、がまんよ、がまん……)
 さすがにこの命令には即応できなかった。朱美は目を逸らし、ひと呼吸置いてから、いまだ精液をたたえている膣に人差し指を入れた。
「もう一本」
(くっ……。こ、これでどう!)
 輪姦は今日が初めてだったが、性経験の長さが幸いしたのか、膣壁は目立った炎症を起こしていない。
「さっさと掻き出せよ。一回ごとに見せるんだぞ」
「そ、そんなの見て、楽しいの?」
 そう口にしてから、朱美は後悔した。考えるまでもなく、邦夫は羞恥を煽ることが楽しくて仕方ないのだ。案の定、邦夫の目は暗く輝いている。
「ああ、すごく楽しいよ。中学生になってから、いまが一番楽しいぜ」
「……他人の不幸は密の味ってわけね」
「まあ、そういうことだ」
 反論するだけ無駄と、朱美は引き抜いた指をかざして見せた。ぬめってはいるが、目立った付着物はない。何度かそれを繰り返したが、粘液以上の発見はなかった。
「ふーん、おまんこって、ザーメンを吸収しちまうのか?」
「し、知らないわよ」
「へへっ、子宮に入ったんじゃないのか? よお、子宮に指を入れてみろよ」
 康二が的外れなことを言う。唖然としている朱美に代わって、耳年寄りの雄太がたしなめた。
「あはは、ばかだなあ。子宮は膣の上にあるんだ。指じゃ先っぽしか届かないよ」
「ば、ばかで悪かったな! じゃあ、なにか? おまえのでかちんぽなら子宮の中を掻き回せるってのか?」
「そ、そんなつもりで言ったんじゃ……」
「じゃあ、どんなつもりなんだよ! おれのちんぽが小さいってことか?」
「おいおい、いい加減にしろよ。せっかく朱美と楽しく遊ぼうってのによ」
 リーダーの一喝で、どうやらその場は収まった。もとより、楽しく遊ぼうに異論があるはずがない。
「あー、朱美。体を洗っていいぞ。Tシャツは脱いじまえ」
「え、もういいの?」
「なんだよ。すけべな命令を期待してたのか?」
「あ、いえ、別に……」
 朱美は乳房の上で絞ったTシャツを照れ臭そうに脱ぎ、そそくさと体を洗い始めた。少年たちの視線を気にしながら、陰毛にまで染み込んだ精液を根気よく落としてゆく。
「おい、まだか?」
「お、終わったわ。つ、次はなにをすればいいの?」
「おまえもこっちにこい」
 しかし、浴槽はすでにぎゅうぎゅう詰めだ。
「あ、後でいいわ」
「いいから入れよ。一生に一度の肉風呂ってやつだ」
 手を引かれては、浴槽を跨ぐしかなかった。辛うじて邦夫と雄太の間に右脚を入れたが、それ以上の隙間はどこにもない。開いた股間をだらしなく晒し、朱美は狼狽した。
「あ、やっぱり後で……」
「いいからこいよ」
 腰を引いた朱美を、邦夫が強引に引き寄せた。
「きゃっ! 危ない!」
「わっ!」
 朱美の体が反転して、巨大な臀部が康二の顔面にめり込んだ。両脚は邦夫の肩に乗り、背中の下では雄太が潰れている。
「ご、ごめんなさい!」
「むがっ! むぐぐっ!」
「あ、そこ、踏むな!」
「いててっ!」
「きゃっ! やだっ!」
 四人はひとしきりもつれ合い、やがて少年たちが器に、朱美は具になる形で落ち着いた。密着度がこの上なく高い反面、朱美の体をまさぐることもままならない。
 だが、童貞を捨てた少年たちにはそれで十分だった。荒淫の疲れを癒すような、ゆったりした不思議な時間が流れる。
 ふと、邦夫が言った。
「これ、記念にしようぜ」
「なんだよ、これって?」
「4Pだよ、4P。なんかさ、この格好4Pみたいだろ?」
「あ、そう言えば……」
「記念の4Pはただの4Pじゃないぞ。四人で一緒にいく4Pだ」
(な、なにを言い出すかと思えば……)
 突拍子もない提案に、朱美は目眩いすら感じている。
「でもよ、難しくないか? 四人一緒にいくなんて……」
(そ、そうよ。そんなの無理よね)
「難しいからこそ挑戦するんだよ。ただはめまくるより、目的を持ってはめた方が後々の想い出になるだろ」
「うん、それってすごいことだよね!」
(ゆ、雄太くんまで……)
「よーし、そうと決まったら──」
 思い立ったが吉日で、邦夫は朱美を抱えて浴槽を出た。
「きゃっ!」
「朱美、けつ上げろ。まずは浣腸だ」
「え?」
 4Pから浣腸へと話が飛び、朱美は呆気に取られている。
「部屋に戻ったらアナルの特訓をするんだ。きれいにしておかないと、ちんぽにうんこがついちまうだろ」
「う、うそ……。ね、冗談でしょう?」
 朱美の顔から見る間に血の気が引いてゆく。
「ばーか、アナルなしにどうやって4Pするんだよ! おしっこの穴じゃちんぽ入んねえだろうが!」
「く、邦夫くん、声大きいよ」
「あ、悪い、悪い……」
 てへへと笑って、邦夫は朱美の耳元に口を寄せた。
「心配すんな。アナルはほれ、康二が担当だからよ」
(そ、そういう問題じゃないのよ! 浣腸は嫌なの! 絶対に嫌なの!)
「よーし、じゃあ始めるか。えーと、道具は……お、これなんかいいな」
 邦夫はこともなげに、蛇口に繋ぐ水ジェット湯垢取り器を手にした。
(な、なによそれ! そんなの入るわけないじゃない!)
「うーん、ちょっと大きいかな……」
(あ、当たり前じゃないの! 馬だってそんなの入んないわよ!)
「なあ、雄太。これ、外していいか? ホースだけなら入ると思うんだ」
「えー、ママに怒られちゃうよ。それに水道の水を直接入れるのは危ないんじゃないかな。冷たいし、お腹こわすし……。あ! あれなら大丈夫かも」
 賢そうな瞳を輝かせて、雄太が浴槽から飛び出した。
「おい、あれってなんだよ?」
「待ってて。いま取ってくる」
(ちょ、ちょっと! 雄太くんまでなに言ってるのよ! 浣腸したって面白いことはなにもないのよ!)
 朱美の必死の思いも、雄太を止めることはできなかった。その傍らでは、邦夫がすのこをどけて排水溝のステンレスぶたを外し、ここがおまえのトイレだと言わんばかりに笑っていた。
 朱美はこの難局を乗り切る方法を猛然と考えた。
(ああ、どうしよう。浣腸よりも楽しいこと……。気持ちいいこと……。この子たちが夢中になること……)
 だが、ひとつも考えが浮かばないうちに、雄太が戻ってきてしまった。
「えへへ。これだよ、これ」
 それは昆虫採集セットについてくる小さな注射器だった。針の部分が外してあり、長さは十センチにも満たない。
「うーん、これって小さ過ぎないか? 入れるとき漏れるだろ、これじゃ」
「筒ごと入れればいいんだよ。指を引っかけるところ、ちょうどストッパーにもなるし」
 おお! と唸って、邦夫が注射器を受け取った。よくよく見れば、人差し指と同じ長さ、太さだ。これなら筒ごと挿入すればいい。
「ね、そうでしょ」
「でかしたぞ、雄太!」
 浣腸の手段を得た少年たちは、一斉に朱美を見た。
(う、うそ……。冗談でしょう? ほ、本当にやるの?)
「よーし、朱美。けつ上げろ! ぶっとい浣腸をしてやる! って、そんなにぶっとくもないか、あははは!」
「く、邦夫くん、こ、声……」
「あ、悪い悪い……。朱美、ほら、はやくしろ」
「ほ、他のことならなんでもするから……」
「あのなあ、おれたちは浣腸が目的じゃないんだぞ。ちんぽにウンコがつくのがいやなんだ。わかる?」
「あ、それなら、コ、コンドームをつければ汚れないわ」
「買ってくるのが面倒臭い。それに中出しでなきゃ、つまんないだろ」
「そ、そんな……。 ほ、他のことならなんでもするから! しますから! ね、お願い!」
 朱美は恥も外聞もかなぐり捨てて、その場に土下座した。タイル地におでこを擦り付ける。軽いパニックに陥っているのだ。このままでは騒ぎかねない。邦夫の手が輪ゴムに伸びた。
「あっ!」
 朱美がはっと顔を上げる。首に手を当て何度数え直しても、残りの輪ゴムは二本──。
「他にご意見は?」
「あ、いえ、その……」
「じゃあ、四つん這いだ」
「あ、あの、後でおトイレに行かせてくれるんでしょう?」
「トイレはここだ」
 非情にも、邦夫は排水溝を指差した。
「そ、そんな。あんまりだわ……きゃっ!」
 さらにもう一本、輪ゴムが引き千切られた。
「あ、ああ……」
 これで残りは真っ赤な輪ゴムが一本だけ──。茫然自失の朱美の傍らに、邦夫がしゃがみ込んだ。
「娘の美雪ちゃんがまだ小さい頃、うんちぶりぶり漏らしてたろ? そんとき、美雪ちゃんは恥ずかしがってたか?」
「え? あ、いえ……」
「そうそう、そういうまっさらな気持ちになれば、なにも恥ずかしいことなんてないよな?」
 無茶苦茶な因果だったが、「美雪」というキーワードが効いて、朱美の瞳に光が戻った。だがそれは、絶望に彩られた仄暗い光だ。
(子供って……やっぱり残酷ね)
 唯一洗い残した直腸を清めてもらうために、朱美は少年たちに美尻を向けた。タイル地にひれ伏し、四つん這いの姿勢を淫らに強調する。女の矜持と尊厳を投げ出した絶望で、豊かな臀部が小刻みに震え出した。
「そうびびるなって。この注射器、どう見たってうんこより細いぞ」
(そうね。そういう前向きな考え方もあるわね……)
 浣腸器を知らない朱美ではない。邦夫がかざして見せたそれは、乳幼児用の中でも一番小さな一〇シーシー浣腸器にそっくりだった。だが、これは医療行為ではないのだ。朱美を辱める性的虐待に他ならない。
(邦夫くん、震えているのはプライドなのよ。女のプライド……)
 洗い場に下りた雄太と康二が、洗面器にボディソープを溶かした浣腸液を作っている。潤滑剤のつもりなのか、邦夫は注射器全体にボディソープの原液を塗り始めた。
 朱美は背後の物音のひとつひとつに怯えながらも、叱られることを怖れるあまり、尻をじりじりと持ち上げていた。その尻を見ていた康二がぽつりとこぼした。
「大きさから言って、おれなんだろうなあ……」
「え?」
「アナルセックスだよ。やっば、おれだなよ?」
「ああ、そうなるな。嫌なら……」
「全然嫌じゃないよ。朱美のアナルなら、最高の想い出になる」
「じゃあ、アナル担当者ということで、おまえが浣腸しろよ」
「え、いいのか?」
「担当者が責任持つのは当たり前だろ」
「へへっ、そうか。悪いな……」
 注射器を受け取った康二を中央に据えて、三人は朱美の尻を取り囲んだ。あらためて命じなくても、朱美の尻は上がり、肛門が天井を向いている。下肢の開き具合も申し分ない。赤いチョーカーと化した輪ゴムの威力はてきめんだった。
「康二くん。はい、浣腸液」
「お、おう」
 ちゅ、ちゅと音を立てて、康二が即席の浣腸液を吸い上げた。容量にして約一〇シーシー。奇しくも少年三人、三発分の射精量に等しい。
「じゃ、やるぞ」
 康二は両隣の二人に目配せしてから、注射器の小さな嘴管部分を朱美の肛門にあてがった。朱美の巨尻がひくっと動く。
「ま、丸ごと入れていいんだよな?」
「うん、ゆっくり入れれば大丈夫だよ。朱美さん、お尻を楽にしててね。深呼吸するといいかも」
「あ、は、はい……」
 体の向きが上下逆なことを除けば、まるで分娩の再現だった。その意味で雄太のアドバイスは的を得ている。深呼吸を始めると肛門がひくひく息づき、括約筋の緊張もいくぶん和らいだようだ。
 康二は自分の呼吸を朱美に合わせつつ、注射器を押し込んだ。
「ひっ!」
 白い美尻がおののく。一度侵入を許せば、括約筋を締めたところでもうどうしようもない。つるつるの表面とボディシャンプーの潤滑剤が功を奏し、注射器は根元まで埋まってしまった。
「い、痛いか?」
「だ、大丈夫……です」
 注射器を摘まむ康二の指が、臀裂の底に触れている。康二は注射器を持ち替えて、指当ての部分が密着するまで押し込んだ。ピストン底部に指を乗せる。ごくりと喉を鳴らしてから、くっと押し込んだ。
「あっ!」
 一〇シーシーの洗礼を受けて朱美の尻が弾む。
「んっ……」
 注射器がちゅるんと抜き取られた。目立った固形物は付着していない。少年たちはほっとしながらも、どこか残念がっている。
「よ、よーし。康二、どんどん行こうぜ。このでかいけつにたっぷりぶち込んでやれ」
「お、おう!」
 康二は半ば陶然としながら、新しい溶液を吸い上げた。
「へへっ、おかわりだぜ。ほれ」
「あっ……」
「そら、美味いか?」
「ひいっ……」
「そら、もう一丁」
「んっ……」
「まだまだいくぞ」
「あはっ……」
 こつを掴んだ康二は、ねちねち語りかけながら朱美の尻を浣腸液で満たしてゆく。淀んだ空気の中、溶液の注入は十回を数えた。
「へへっ、こんなもんかな……」
 合計一〇〇シーシーともなると、腹にずしんとこたえる。朱美は下腹部一帯に広がる圧迫感に脅えていた。今日はまだ排便していない。つまり、丸一日分の大便がずるずると直腸へ降りてきているのだ。
(ああ、もうくるの……。もうきちゃうの……。心の準備をさせて、お願い……)
 朱美は自分の肉体を呪った。性欲はおろか便意さえも自分の意に反する、この忌まわしい肉体を──。
「もう二、三本、いけるんじゃないのか?」
「ん、そうか?」
「ま、待って……。も、もう、十分よ」
 朱美が逼迫した声を上げた。高く掲げた尻が、迫りくる便意で少しずつ沈み始めている。
「もう十分てことは、うんこしたくなったのか?」
 朱美は沈黙でそれを肯定した。
「よーし、そうか。じゃあ、うんこはほれ、そこの朱美専用トイレに出すんだぞ」
 這いつくばっていた朱美が顔を上げると、邦夫は例の排水溝を指差していた。
「……あ、は、はい」
 一々反発している余裕はもうない。朱美は一旦膝立ちなり、もはや大便袋と化した尻を排水溝の上に移動させた。少年たちの視線が痛い。濡れた性器を見られたときの何倍、何十倍も辛かった。
(ああ、もうだめ! 見られちゃう! 見られちゃうわ!)
 排水溝は直径十センチに満たない。朱美は糞便をまき散らさないように、また崩壊の瞬間を隠すために、自分の排泄口をそこに密着させた。
「あ、こら! それじゃ、出るところが見えないだろ!」
「邦夫くん、声、声!」
「わ、わかってるよ! 朱美! こら! けつ上げろ!」
 朱美は尻をでんと落として、動こうとしない。いや、崩壊がすぐそこまで迫り、邦夫の声が耳に入らないのだ。邦夫は唯一残っていた輪ゴムを摘まみ、ぐいっと引っ張った。
「切れたらどうなるかわかってるな! わかっててやってんのか!」
「あっ! やっ!」
 赤い輪ゴムは朱美の首に食い込み、ピンク色になるほど引き伸ばされた。それでもなかなか切れないのは、邦夫が朱美の尻を覗き込みつつ、片手で引っ張りあげているからだ。
「朱美! 切れるぞ! いいのか!」
「ひっ! やっ! いやあああっ!」
 大腸と直腸がぎゅるぎゅる鳴っている。決壊のときがついにやってきた。朱美の血流は肛門括約筋に集中し、頭の中に白い靄が立ちこめる。そして、伸び切った輪ゴムは糸のように細い──。
(み、美雪ちゃん……?)
 白い靄の中に小さな人影が見えた。その刹那、まずは放尿が始まった。次いで肛門括約筋が力尽きて、肉のすぼまりがぐわっと盛り上がる。
(み、美雪ちゃん!)
 決壊と同時に朱美は尻を浮かせた。水便が噴き出している。まるでロケットの打ち上げだ。ぶぶぶぶっ、ごごごごっ! 排水溝を震わせる水便の音だ。少年たちの歓声も打ち消されている。
(美雪ちゃん……。ママ、がんばったよ……)
 朱美は天井を仰ぎ、目を閉じた。その直後、滝のような水便に固形物が混じり始めた。ぶびびびびっ、ぶばばばばっ! 肉の破裂音が浴室内に響き渡った……。

中学生に寝取られた_7

「……朱美、汚れてるぞ」
 それまで見物に回っていた邦夫がぽつりと言った。
「え? あっ……」
 たっぷり注ぎ込まれた精液が、淫裂からしとどに垂れている。朱美は精液と汗にぬめる太腿を閉じ、慌ててティッシュを探した。
「口でやればいいだろ」
「え?」
「自分のまん汁なら、舐めるのも平気だよな」
 つまりは康二の男根を舐めろと言っているのだ。
(じょ、冗談でしょう! ビデオの見過ぎじゃないの!)
 そう口に出せないのが辛いところだ。前戯としてのフェラチオは夫にも施すが、後戯となれば話は違ってくる。情交の後の男根は膣内の分泌物や精液でどろどろに汚れているのだ。
 断腸の思いで羞恥のハードルを越えても、またすぐに次のハードルが立ちはだかる──。まるで肉色の無間地獄だった。
「……きみだって汚れてるわよ。きれいにしてあげましょうか?」
「おれは後でいいよ。もう乾いちまったしな。おい、せっかくだから雄太もベッドの上に座れよ。朱美が舐めやすいようにな」
「う、うん」
「へへっ、頼むぜ、朱美」
 邦夫の発案に二人は嬉々として従った。だが、さすがに二人の男根は三割方の勃起にとどまり、荒淫の疲れが見え始めていた。朱美は少年たちと入れ替わりでベッドから降りた。
「おまんこ奴隷がなに座ってんだ! フェラ奉仕は四つん這いだ!」
 邦夫が正座しようとした朱美を怒鳴りつけた。それが琴線に触れたのか、朱美は猛然と振り返る。
「お、女にはね! 女には男にわからないプライドがあるのよ!」
 邦夫は驚いた風だったが、あえて言い返さず、なにやら考え込んでいる。無気味な黙考は十秒ほど続き、ふいに邦夫が引き出しの中を物色し始めた。
(な、なによ。なにをする気よ……)
「ま、こんなもんかな……」
 邦夫が取り出したのは、朱美が想像していたコンパスやダブルクリップとは違い、色とりどりの輪ゴムだった。輪ゴムの束を手に邦夫が立ち上がった。
「四つん這いになるのは女のプライドが許さないか?」
 朱美は黙っている。もとより反抗するつもりはなかったのだ。家族を盾に持ち出されたら、従うしかないではないか。つまり、そこが落とし所だ。
「プライドってのはよ、目に見えないから厄介なんだよな」
 邦夫は輪ゴムの束を千切れんばかりに引き伸ばした。打たれると直感した朱美は目をつぶり、その場にうずくまる。
(……え?)
 邦夫は伸ばした輪ゴムを朱美の首に通しただけだった。五本の輪ゴムはさながらチョーカー、いや首輪だ。輪ゴムとはいえ、束になると結構な締めつけになる。朱美は喉元を押さえて、邦夫を仰ぎ見た。
「な、なんのつもり?」
「そうだな、プライドカウンターとでもしておくか」
「な、なによ、それ?」
「別名、美雪ちゃんの操が危ないぞカウンターってとこかな」
「み、美雪……カウンター?」
「あんたが逆らう度に輪ゴムを一本引き千切る。で、ゼロになったらアウト。美雪ちゃんの処女はおれたちが頂くってわけだ。九歳のおまんこはきついんだろうなあ……」
「そ、そんなこと絶対させないわ!」
「だったら輪ゴムがなくならないように、せいぜい素直になることだな。じゃまなプライドは捨ててよ」
 このとき朱美は確信した。この邦夫は他の二人とは明らかに違う。支配欲が肥大した結果、性欲がねじ曲がっているのだ。中学生とあなどってはいけない。淫餓鬼ではなく、筋金入りの淫鬼なのだ。
(ま、まいったわね。この子には色仕かけが通用しない……)
 若き淫鬼を前に、朱美はあらためて覚悟を据えることになった。女のプライドはもちろん、人間のプライドも捨てる。なにもかも捨てて、邦夫が望むセックス奴隷になり切る。それしか一夜を乗り切る方法はない。
 覚悟を胸にしまい込んだ矢先、邦夫の手が伸びてきた。輪ゴムのひとつを摘まみ、思いっきり引っ張る。
「聞いてんのか、こら!」
「え? あ、ごめ……」
 考え事のあまり、邦夫の命令を聞き逃したようだ。輪ゴムは謝る間もなく千切れてしまった。
「きゃっ!」
 弾けた輪ゴムに喉を打たれ、朱美がうずくまる。
「どうだ、四つん這いになるか? この牝豚!」
「な、なります! なりますから!」
 朱美が叫ぶ。プライドは捨てたのだ。もう迷いはない。奴隷だろうが牝豚だろうが、堕ちるところまで堕ちてやろう。
「よーし、おまんこ奴隷は素直が一番だ」
 邦夫は満足げに笑い、いすに座り直した。脚を組んでふんぞり返る。
(王様ね、本物の……)
 そして自分は奴隷だ。その身分にふさわしく、朱美は四つん這いになった。豊満でありながら、締まるところは締まった見事な肉体がもっとも強調される姿勢だ。女は腰、尻、太腿の充実が大事だと気づかせてくれる、牝の姿勢だ。
「おやおや、朱美のおまんこ、ぐちゃぐちゃじゃねえか。久し振りのセックスで燃えたのか?」
(そ、それはあなたたちがコンドームをつけないから……)
「ま、倦怠期の欲求不満はおれたちのちんぽで解消するんだな。ほら、さっさとちんぽ様にご挨拶しろよ」
「あ、はい……」
 朱美は巨大な尻を揺すって、雄太の前へ進み出た。
「ゆ、雄太くん。お、おばさんが舐めてあげるね」
「う、うん」
 朱美は四つん這いのまま、半勃起の男根をくわえ込んだ。精液独自の苦みに混じり、酸っぱいような甘いような、もうひとつの味がする。味は初めてだが臭いはよく知っている。他でもない自分の愛液だ。
(あの子の言う通りね。わたしのあそこ、とろとろなんだわ……)
 突然、口中の男根がふくらんだ。朱美は過度に刺激しないよう、口腔内に唾をたっぷりためて、すすぐように汚れを落としてゆく。汚水となった唾液は飲み込むしかない。ごくりと喉を鳴らし、朱美は上目遣いで微笑んだ。
「はい、きれいになったわ。次は康二くんね」
「お、おう」
 朱美は四つん這いの姿勢を崩さず、康二の男根に移った。実のところ、康二は邦夫以上に苦手だった。多分に生理的な嫌悪感なのだろう。それでもにっこり微笑んで屈辱の奉仕に入るのは、奴隷の身分に徹しているからだ。
 康二の男根をくわえた瞬間、朱美は少なからず驚いた。あの味、自身の愛液の味が顕著になっている。想像以上に三十三歳の女体は反応しているらしい。朱美は口舌奉仕を続けながら、自分の下半身に意識を向けた。
(わたし、こんな子供たちにいかされちゃうのかしら……。さっきまで童貞だった子供たちに……)
 暗い予感を裏づけるように、子宮から膣口までの生殖器全体がひくっと痙攣した。体奥で火照り続けた性感が、朱美の心と重なった瞬間だった。
(ああ、いやよ……。いかされたくない……。こんな子供たちに……)
 心は体に影響を与え、体の変化は心をも変える。生殖器の痙攣は赤黒い疼きとして下半身にこもり、大きなアクメを迎えたいという肉の意思に成長してしまった。
「ん、なんか垂れてるぞ?」
 すぐ後ろから邦夫の声がした。いつの間にか朱美の臀裂を食い入るように覗き込んでいたのだ。 朱美の尻が羞恥によじれる。
(やだ、見ないで!))
「お、また垂れてきた。へえ、まん汁って一気に出るもんだな」
 今度は朱美にも股間を伝う熱い滴が実感できた。
(ち、違うわ。こ、これは精液よ。あ、後始末しなかったから……)
 そんな朱美の気持ちを見透かしたように、邦夫があざ笑った。
「おれたちの精子じゃねえぞ。涎のように透明だからな。この女、フェラチオしながらまん汁出しやがった」
(う、うそよ! あんなに出されたんだもの! 精液に決まってるわ!)
 そう否定すればするほど朱美の膣壁はじくじく疼き、澄んだ蜜を溢れさせていく。まるで素直になれない精神を肉体が戒めているようだ。
「ぼ、ぼくにも見せて」
 雄太がベッドから降りて、邦夫の隣に座った。視線が増えた分、股間の疼きも倍加したようだった。
(い、いやよ! そんなに見詰めないで!)
「お、また垂らしやがった。もう、止まらねえな、こりゃあ……」
「ほ、ほんとだ。きらきら透明で、とてもきれいだね……」
(ああ、だめよ。雄太くんまでそんな……)
 実際は、陰毛にまで精液をまぶされた朱美の股間は乾燥と湿潤を繰り返し、目も当てられないほど汚れている。だからこそ、にじみ出ている透明な愛液は掛け値なしに美しいのだった。
 康二も愛液まみれの女性器を見たくてうずうずしていたが、朱美がくわえた男根を離そうとしない。朱美は康二の股間に顔を埋めることで、羞恥から逃れようとしているのだ。
「よーし。素直になったご褒美を上げなくちゃな」
 邦夫が真っ赤な肉襞をすっとなぞり上げた。
「むっ……」
「見ろよ、こいつのおまんこ、どろどろに充血してるぜ。自分の出したまん汁を吸って、びらびらが膨張してるんだ」
(う、うそよ。そんなことないわ……。あ、やだ! 触らないで!)
 邦夫は媚唇をめくったり摘まんだり、ひとしきり感触を確かめた後、指先で膣口を探り当てた。盛り上がった桃色の肉の奥に漆黒が見える。光の届かない肉の洞窟だ。
「ここか、まん汁の湧く穴は? ぽっかり開いて、だらだら垂らしてやがる」
(う、うそばっかり! いい加減なことを言わないで!)
「よーし、ずっぷり塞いでやらねえとな。このままだと、雄太の部屋がまん汁で水浸しになるからな」
 桃色の肉を押し分けて、邦夫の指が沈む。
「ん! んっ……」
「お、熱いな……。気持ちいいのか、朱美? 気持ちいいから、こんなに熱いんだろ?」
(ち、違うわ! 気持ちいいわけないじゃない!)
 そう思うそばから膣壁はひくひく蠕動してしまう。朱美の意に反し、邦夫の指を奥へ引き込もうとするのだ。
「お! そうかそうか、そんなにうれしいか?」
 その喋り方はまるで朱美の尻に語りかけているようだ。そして、朱美の膣も呼応するかのようにひくひく蠕動している。人妻の膣の貪欲さに、邦夫は声を上ずらせた。
「よしよし、根元まで食べていいんだぜ」
(ああ、どうして……。どうしちゃったの、わたし……。あっ!)
 邦夫が指の抜き差しを始めた。最初は女の構造を探るように浅く、次第に肉の反応を確かめるように深く、最後にはわざと音を立てて朱美をおとしめてゆく。ぴちぴち、くちくち、赤い内臓は鳴り続ける。
「すごいや、エッチな音だね……」
 雄太は出入りする指を覗き込みながら、朱美の尻や太腿を手でさすり始めた。じっとり汗ばんだ朱美の肌はほのかな朱に染まり、発情した女の体臭をぷんぷん振りまいている。
「ああ、この女、ガキにおまんこをいじられて感じてやがるんだ。ほら、ここをこうすると……」
 邦夫は指を二本に増やした。くちっ、ぬちっ、ぴちっ……。膣の奏でる音色が複雑になった。
(は……あふっ! だ、だめ! 感じちゃだめ!)
 淫らな膣鳴りと朱美の吐息が徐々に重る。ついには康二の股間に顔面を埋めたまま、指の抜き差しに合わせて甘い鼻息を漏らすようになった。もうフェラチオどころではない。
 ここまでくれば、邦夫たちにも朱美が完全に溶けてしまったことが理解できた。だが、挿入するにはまだはやい。絶対的な優位を保つには、朱美にアクメの洗礼を与える必要があるのだ。人妻を完全に支配するために。
「よ、よーし。おまえら、こいつのおっぱいを揉んでやれ。いいか、揉んで吸って揉みまくれよ」
「う、うん!」
「へへっ、まかしとけって!」
 邦夫は膣に挿した指を操って、朱美をのけ反らせた。朱美の口から康二の男根が糸を引いて抜け落ちる。
「んぷっ!」
「おっ、おおっ……」
 パルスのような快感をやり過ごしてから、康二はベッドを飛び降りた。朱美の右側面に回ると、左側ではいちはやく雄太が乳房を握っていた。
 少年たちに三方を固められ、四つん這いの朱美にもう逃げ道はない。汗ばむ柔肉にむしゃぶりつかれ、熱を帯びた乳房を握られ、しこっている乳首を摘ままれて、のたうち回るだけだ。
「やっ! あっ! いやっ!」
 悲鳴の半分は嬌声だった。そこに人妻の発情を察知し、少年たちも昂ぶってゆく。三方から朱美を取り囲み、とろけた痴肉をとことん味わうのだ。
「よーし、今度はあんたがいく番だぜ! ガキの指まんでいって、本物のおまんこ奴隷になっちまえ!」
 邦夫は順手、逆手を頻繁に切り替えつつ、二本指を繰り出してゆく。もっとも膣圧が高まる角度を探しているのだ。はやく浅く、ゆっくり深く。筆下ろし直後の男根では到底再現できないであろう、緩急織り交ぜた怒濤の攻撃だった。
「んっ! んっ! あっ! あんっ!」
「どうだ? いいのか? おまんこがいいのか?」
「んっ! んんっ!」
 朱美はあえぎの漏れる口を結び、頭を振って否定した。だが、その仕草は少年たちの責めを煽ることはあっても、鎮めることはない。
「んーっ! はあんっ!」
 雄太と康二が示し合わせたように左右から乳首を舐め始めた。同時に太腿や下腹、臀部に手を伸ばし、女肉の中でも柔らかい部位をしきりに探っている。
「ここはどうだ? 気持ちいいか?」
 指の抜き差しが百回目に届く頃、邦夫は朱美の弱点をほぼ探り当てていた。順手にした二本指を臍を狙うように差し込み、ひときわ大きい襞を挟みつける。そして、その襞を摘まむようにして指を引くと、面白いように淫水が掻き出せるのだ。
「あひぃっ!」
「ビンゴか? ここが弱点なんだな?」
「ち、ちがう……あうっ!」
「うそつけ! ここなんだろ? ここが弱点なんだろ?」
「う、うそじゃ……あふっ!」
 すごい締めつけだった。淫水のぬめりがなければ指が止まってしまいそうだ。
「やっぱりそうじゃねえか。よーし、そろそろいかせてやるか! ほれほれ!」
「んっ! んっ! あっ! あうっ!」
 朱美の呼吸に合わせて抜き差しを繰り返す。膣が切なげに締めつけてきた。
「やんっ! だめっ! あっ! あっ! はんっ!」
 朱美の背中が徐々に反り、満遍なく噴き出ていた汗が筋になって方々に流れた。指を食いちぎられそうな締めつけに、邦夫は慌てて指を引き引き抜く。散々じらした後、朱美におねだりをさせるつもりだったが、ただ一人二順目を済ませていないのだ。我慢もここまでだった。
「あ、朱美! いかせてやるぞ! ガキのちんぽを食らえ!」
(ああっ! きてぇ! いかせてぇ!)
 汗で滑る双臀を諸手で掴み、左右に割り開くと、抜いた指の後がぽっかり空いていた。そこを目がけて邦夫は男根を突き入れる。
「うりゃ!」
「あひいっ!」
 限界まで腫れ上がった亀頭が真紅に充血した女芯に突き刺さり、肉襞を削りながら一気に滑り込んだ。獣の姿勢で入った男根は奥深くまで届き、発情した子宮口を小突く。
「あっ!」
 亀頭と子宮口の接触が引き金になったのか、朱美の膣が輪をかけて締まり出した。
「お! お! お!」
 邦夫は驚きながらも、負けじと腰を前後させた。肉と肉のせめぎ合いで互いの背骨が軋んでいる。
「あひゃあっ!」
 朱美の腕が折れた。だが、顔をベッドに埋めても貫かれた尻を落とすことはない。これからが本当の悦楽なのだ。尻をいっそう高く掲げ、邦夫を貪欲に受け入れようとする。
(だめっ! 気持ちいいっ! すごくいいっ!)
「くっ! うりゃ! そりゃ!」
「あひっ! あひっ! あひっ!」
「うっ! うおっ!」
 突如、邦夫が動きを止めた。快楽が強烈過ぎて、体中の筋肉が攣ったように硬直してしまったのだ。ベッドに顔を埋めたまま、朱美が目を見開いた。
(ひ、ひどい! お願いよ! もう少しなの!)
 膣を締めておねだりしても、邦夫は一向に動こうとしない。朱美は顔を上げて、邦夫を睨みつけた。目が合った邦夫は困惑している。もとより、じらす意図などないのだ。
(な、なによ! こ、子供のくせに! わかってるのよ、あなたがなにをやらせたいのか! いいわ、やってあげる! ほら、こうして欲しいんでしょ!)
 朱美は邦夫を凝視したまま、汗にぬめる尻をぐるんと一回転させた。
「お、おうっ!」
「や、止めないで……」
 あまりの直裁さに、邦夫は目を見張った。
「し、して……。続けて……。してください……」
 無心にむしゃぶりついていた雄太たちも、朱美の様子がおかしいことに気づいたようだ。乳房から顔を離し、手を休めて、ことの成り行きを見守る。
 図らずも注目を集めてしまった邦夫は、爆発寸前の苦悶を隠しつつ、精一杯の虚勢を張った。
「し、して欲しいのか? ガキのちんぽでいきたいのか?」
「お、お願い……。お願いします……」
「はっきり言え! ガキのちんぽでいきたいんだな?」
 朱美は屈辱に唇を噛みつつも、欲情をにじませた紅顔で小さく頷いた。
「口で言え!」
「あ、あの、く、邦夫くんの……」
「もっと大きく!」
「く、邦夫くんのちんぽでいかせてください!」
 邦夫の顔に安堵の色が浮かんだ。無理もない。一番いきたかったのは他ならぬ自分だったのだ。これでリーダーの沽券を保つことができた。子分たちの前で朱美を屈伏させることもできた。もう、耐える必要はどこにもないのだ。
「よ、よーし、ガキのちんぽでいきやがれ!」
「は、はい! いかせてください!」
「く、食らえ!」
「ひあっ!」
 邦夫は亀頭のかりが膣口に引っかかるまで腰を引き、一気に埋め戻した。
「おりゃあっ!」
「ひゃああっ!」
 それだけで十分だった。我慢に我慢を重ねていた邦夫は、そのひと突きで最上の快楽を味わうことができたのだった。
「お、お、お……」
 万力のような膣の締めつけに、射精の脈動さえままならない。それもそのはず、朱美もまた、そのひと突きでアクメを極めていたのだ。
(あ、あ、あ……)
 恥も外聞もかなぐり捨てたからこそ、得られたアクメだった。おねだりの褒美としてのアクメだ。子宮口に邦夫の熱い飛沫を感じるが、もうなにも考えられない。精液で満たされた生殖器官はただただ幸せなだけなのだ。
(な、なんてすごいの……。こ、こんなのって……初めて……)
 アクメの頂には乳白色の靄が立ちこめていた。頑張り抜いた朱美を優しく包み込む。
「つ、次はおれだ!」
「ぼ、ぼくが先だよ!」
 その靄の中では、少年たちの声もどこか遠い──。

中学生に寝取られた_6

「いやあ、まいったまいった……」
 起き上がった邦夫は、朱美を押しのけるようにして男根を抜き取った。首をこきこき鳴らしながらベッドを降り、いすにふんぞり返る。
「よーし、おまえら。この女、好きにしていいぞ」
 その一言に、雄太と康二は脱兎の勢いで朱美に飛びついた。
「こ、康二くん。ぼ、ぼくからでいいよね?」
「ああ、まあ、順番からすればな……」
 うつ伏せになっていた朱美は二人の気配を察し、上気した顔を上げた。額に張りついた前髪が艶めかしく、少年たちの男根をずきずきと疼かせる。
「……このままでいい?」
「え?」
「おばさんのここ、汚れてるわよ」
 朱美は巨尻を気だるそうに動かし、横座りになった。むっちり張った腰と太腿がこれでもかと強調されて、雄太を挑発する。何度も射精しているはずなのに、いまにも破れそうなほど亀頭の薄皮が充血している。
「い、いいよ。そのままで」
「そう……。それじゃあ、雄太くんが上になる?」
「あ、えーっとね、座ってやるやつ……」
「座位ね、いいわよ。じゃあ、上がって」
 雄太はそそくさとベッドに上がって、あぐらをかいた。おあずけを食らった康二は床に座り、二人の様子を食い入るように眺めている。
 コイルスプリングが鳴り、朱美の重たげな尻が持ち上がった。
「……どっち?」
「え?」
「どっち向きがいいの?」
「あ、お尻がこっちにくるように」
(せっかくのセックスなのに工夫がないわね……。まあいいわ。好きになさい)
 紅い痣の浮き出た乳房が疼く。朱美は爪痕をつけた憎い相手を一瞥してから、雄太の腰を跨いだ。白い太腿が一直線になり、巨大な尻が降下した。
「あ……」
「もっとゆっくり?」
「う、うん」
 静かに、そして深く、二人は座位で繋がった。
「……邦夫くんの真似はしないの?」
「あ、こ、このままでいいよ。動かないで」
 温かい膣に男根を包み込まれ、汗ばんだ肌と肌を密着させているだけで、雄太は天にも昇る気持ちだった。嵐のような初体験を埋め合わせるように、女体の温もりを全身で感じ取ろうとする。
「雄太くん。おっぱい、触ってもいいのよ」
「いいよ、あとで触る……。気持ちよすぎるとあれだから」
 射精なんてもったいない──。それがいまの正直な気持ちだった。だが、順番待ちの康二には酷な話だ。康二は二人の結合部分に鼻面を寄せて、昂ぶった男根を手なぐさみにいじっている。
「な、なあ。触ってもいいか?」
 どうにも我慢ならず、朱美の左膝に手を乗せる始末だ。朱美と雄太はどちらともなく頷いた。
「わ、悪いな。へへっ、じゃまはしないからよ……」
 そう言いながら、康二は左の乳房をむんずと掴んだ。母親以外の乳房に触れた、生まれて初めての瞬間だ。呆れ顔の朱美はくすりと笑い、甘い声で語りかける。
「康二くん、おっぱい触るの初めて?」
「え? あ、ああ……」
 遠慮などあったものではない。康二は性欲と好奇心のおもむくまま、乳首を押したり引っ張ったり、乳房を寄せたり上げたり、両手を慌ただしく動かした。これまで蓄積した女体に対するあらゆる妄想を、実際に試しているのだ。
「へへっ、こりこりしてら……」
(ええ、そうよ。こりこりなの……)
 朱美の乳首はこの部屋に連れ込まれた直後から勃起していた。当初、それを知られることは堪えがたい恥辱だったが、膣の中を三種の精液で満たされたいまとなっては、もうどうでもいいことだった。
 むしろ、少年たちの性知識の水準を探ったり、教えたりすることの方が重要に思えていた。少なくとも明日の朝までの十数時間、朱美は少年たちのおもちゃになる。ならば進んで女体の扱い方を指南した方が得策だろう。無茶をされるのがなによりも怖い。
「それね、充血してるの。つまり、勃起してるのよ」
「へへっ、おっぱいが気持ちいいのか?」
「うーん、女の体はね、刺激を与えられるとそうなっちゃうの。だから強く摘まんだりしないでね。康二くんだって、あそこを乱暴に扱われると痛いでしょ?」
「な、舐めるのはいいんだろ?」
「ええ、いいわ。でも、噛まな……あん!」
 言い終わらないうちに康二がむしゃぶりついてきた。舐めて吸って、顔を埋め、また舐めては吸う。体を寄せ過ぎたため、勃起した男根が朱美の太腿に押しつけられる。
(も、もう……。順番を守らなきゃだめじゃないの!)
 朱美はこらしめ半分に男根を握り締めた。てのひらに包み込んで、やわやわと揉み込む。やんちゃな坊やをなだめるには疲れさせるに限るのだ。
「ふふ、たくましいのね。ほら、こんなに……。いいのよ、たくさん出して……」
 康二は乳房に吸いついたまま、鼻を鳴らして頷いた。面白くないのは雄太だ。朱美を独り占めしたいあまり、臆面もなく駄々っ子を演じ始めた。
「あ、朱美さん、キスしていい?」
「え、キス?」
「だ、だめ?」
「そ、そうじゃないけど……。もしかして、ファーストキス?」
「う、うん……」
「大切なファーストキス、こんなおばさんとでいいの?」
「いいもなにも、朱美さんは初体験の相手じゃないか。ぼく、一生忘れないよ。初体験とファーストキスのこと」
「……ありがとう。うれしいわ」
 朱美は首をひねり、瞳を閉じた。小柄な雄太は精一杯伸びをして、果実のような紅い唇に吸いつく。その動作が男根と膣壁の摩擦を招き、雄太の性感を一気に押し上げた。
「む、むむっ……」
(あら、もういきそうなの? ふふ、じゃあいかせてあげるわね)
 朱美の中の小悪魔が再び頭をもたげた。まずは甘酸っぱいファーストキスから果肉がしたたるようなディープキスに切り替える。次に雄太の右手を握り、自分の汗ばんだ内腿に導いた。
「ゆ、雄太、まだかよ? はやく代われ」
 康二が割り込んできた。手淫ですら朱美は甘美な悦楽を与えてくれるのだ。どうせなら女体の一番深いところで果てようと、強引にのしかかってくる。
「だ、だめよ。順番は守って。後でちゃんとしてあげるから」
 そう諭しながらも、言葉と裏腹に康二の男根を離そうとしない。逆に康二の顔面に乳房をぐいぐい押しつけては、少年の欲望に油を注いでいる。平行して雄太とのディープキスをより強め、太腿に導いた手を結合部分に滑らせたりもする。
 雄太には膣と口唇と内腿を、康二には両の乳房とてのひらを惜しみなく与えて、朱美もまた肉の昂ぶりに溺れ始めていたのだ。
「あ、朱美さん、ぼ、ぼく、もう……」
 舌を根こそぎ持って行かれそうなディープキスが、雄太をあくなき射精に駆り立てた。もはや女体との一体感を愉しんでいる余裕はなかった。腰が勝手に動き出し、きしきしとベッドを軋ませている。
「あ、朱美さん! 出る! 出るよ!」
「出して! 思いっきり出しなさい!」
「ああっ! 朱美さん! あああっ!」
 精液は子宮口に当たって跳ね返り、亀頭との間で小さな渦を作った。女体の奥にできた精液の海、欲望の渦巻だ。
(ああ、溶ける……。わたしの体が溶ける……)
 朱美は踏ん張っていた下肢から力を抜いて、背後の雄太に体重を預けた。燃え上がる肉の昂ぶりに脅えつつも、その甘美さをどこかで愉しんでいる。精液で満たされた生殖器官は、その役目を果たして幸せなのだ。
「あ、朱美さん……」
 痙攣を終えた雄太が、朱美の腰に両手を回した。この一体感を永遠にしようと、ひっしと抱き締める。
「つ、次はおれだ! ど、どけ!」
「きゃっ!」
 目を血走らせた康二がベッドに飛び乗り、余韻にひたっている二人を強引に引き離しにかかった。その際、雄太の男根が抜け出た拍子に汁が飛び散って、天罰とばかり康二の両目を塞いだ。
「あ、ちくしょう! どこだ朱美! 逃げるな、こら!」
 康二の手が朱美のふくらはぎを捉えた。そこから太腿へと手繰り、巨大な肉球をむんずと掴む。
「へへっ! 捕まえたぞ! けつを上げろ、朱美!」
 康二の怪力が朱美をうつぶせにした。
「に、逃げないから落ち着いて!」
「う、うるせえ! さっさとやらせろ! とっととおまんこを突き出せ!」
 康二はめくらめっぽうに臀裂をまさぐり、淫裂に指をねじ込んだきた。
「お、お願い! やさしくして!」
「うるせえ! とろとろのくせしやがって!」
 康二は指を抜くと朱美の尻を諸手で掴み、むっちりした臀裂を左右に割り裂いた。少しでも奥に届くようにと、尻肉を押しつぶすようにのしかかる。たが、勢いあまった男根は膣の入り口をかすめ、揚げ句には肛門を突っつく始末だ。
「こ、康二くん。あ、焦らないで。力を抜くのよ」
 夫にも触れさせなかったアナルを使わせてなるのもかと、朱美は男根を握り、膣口へ導いた。
「ほ、ほら、ここよ。ゆっくり、ゆっくり腰を押しつけて……あっ!」
「うっ!」
 亀頭がつぷっと滑り込み、双方の背筋に紅い電流が走った。
「こ、康二くん。あなたが動くのよ。好きなように、好きなだけ……」
「わ、わかってるよ」
 康二がはにかむ。焦らなくても、この年上の女性は手取り足取り温かく迎えてくれるのだ。ここは素直になってすべてを任せようと、康二は大きく深呼吸した。同時に瞬きを繰り返し、目の中の精液を洗い流す。
 開いた目に映ったのは朱美の背中だ。しっとり脂が乗った白く優美な曲線──。康二はそこに唇を押しつけながら、ねっとりした膣壁を撫で上げるように腰を動かした。
「へへっ、たまんねえな……。明日の朝までやりまくってやるぜ」
「まあ、怖いわ……。でも、好きなだけ抱いていいのよ」
「へへっ、言われなくてもそうするぜ」
「お、おれにもキスさせろ」
「いいわよ……」
 朱美は目一杯首をひねり、進んで唇を与えた。康二がむしゃぶりついてくると、熱くとろけた舌さえも差し出した。同時に少しずつ膝を立てて、比較的短い男根を深く飲み込もうとする。
「んっ! むっ!」
「むふっ! むひぃっ!」
 贅沢にも朱美と二ヶ所で繋がった康二は、ぺちぺち、ぺたぺたとまろやかな女尻を打ち鳴らしつつ、男根を突き上げてゆく。
「い、いくぞ! 出るぞ!」
「いいわ、きて!」
 そして、人妻の体奥に熱くたぎる精液を注入したのだった。

中学生に寝取られた_5

「邦夫くん? それとも康二くん? はやい者勝ちよ」
 邦夫と康二は顔を見合わせた。邦夫が顎をしゃくって、先に行けと促す。康二は頷いたものの、明らかに腰が引けている。
 いや、少年たちは最初から怯えていたのだ。人妻を監禁することを含め、なによりも生身の女体に触れること、初体験することに──。そしていま、雄太の撃沈を目の当たりにして、その恐怖は現実のものになった。
「どうしたの? やらないの?」
 朱美は腰に両手をあてがい、むっちり張った尻をひねって見せた。股間から流れ出た精液は二つに分かれて、内腿の中ほどまで筋を作っている。
「や、やるに決まってるだろ……」
 康二はベッドに上がり、大の字になった。雄太の二の舞になるのは怖い。怖いが、朱美のとろけるような肉体になら、食い殺されても構わないとも思う。
「あら、あなたも騎乗位でいいの?」
「お、おう。あ、あんたのおまんこがよく見えるしな」
「ふふ、それもそうね……」
 朱美は臆するどころか、ふいに康二を跨いだ。そして、なんのためらいもなく腰を落とす。意表を突かれた康二は思わず逃げ腰になったが、朱美は男根をむんずと掴むと、一気に尻を沈めた。
 ぶぴっ! 根元までくわえ込んだ拍子に膣から空気が漏れ、白濁の残滓が噴き出てきた。朱美は康二の胸に両手を置いて、舌なめずりする。
(さあ、いくわよ!)
「わ、わっ、わあっ!」
 ずちっ! ぐぷっ! 膣が鳴る。朱美は腰を二度上下させて、次に大きな「の」の字を二つ描いた。
「うっ、ひいっ!」
(ほらほら、これでお終いよ!)
「ひゃああっ!」
 とどめは素早い上下動と「の」の字の合わせ技だった。挿入からわずか四秒。康二の筆下ろしは絶叫に始まり、絶叫のうちに終わってしまった。
(ふふ、きみも呆気なかったわね……)
 膣の中で男根が痙攣している間、朱美はあえて動かずにいた。美顔を勝利で紅く染め、敗残者の惚け顔を見下ろしている。やがて男根の脈動も収まり、康二の脳に血がめぐり始めたのを確認してから、目顔で問いかけた。
(どう? このまま続ける?)
 引くに引けない康二も視線で返した。
(つ、続けてもいいけど、ゆっくりやれよ……)
(わかったわ。ゆっくりね……)
 朱美は目尻をゆるめて微笑んだが、はなからその願いは黙殺するつもりだった。豊満な尻が再び踊り狂う。「の」の字を男根が抜けないぎりぎりまで大きく描き、上下動は入り口でしごくように小刻みに、射精直後の過敏な亀頭をとことん責め立てた。
「おっ! うおうっ!」
 双臀はプリンがずっしり詰まった風船のように跳ね、うねり、弾んで、ぴちぴち、ぺたぺたと淫らな音を奏でて止まない。康二の脊髄は三秒と保たずにみしみしと軋んだ。
(ほら! ほら! ほら!)
「やっ! やっ! やめえええっ!」
 それは吐血のような射精だった。やはり快楽などではない。脊髄が勝手に反射しているだけだった。
 邦夫と雄太が口をあんぐり開けている。朱美の豹変も驚きだが、その腰遣いは輪をかけて驚きだった。肉のみっちり詰まった尻をああも自在に操る、大人の女の底知れぬ淫靡さを垣間見た思いだった。
 康二の痙攣がやっと収まった。全身汗だくで死んだようにぐったりしている様は、まるでレイプの惨状だ。
 朱美は互いの太腿をぴっちりと重ね、ゆるゆると動かしながら再度目顔で尋ねた。
(ふふ、まだ満足できない? もう一回、どう?)
「も、もういい! もういいよ!」
 康二は顔を歪めて朱美を押しのけると、腰が抜けたままの情けない格好でベッドから転げ落ちた。
「あら、もういいの? じゃあ、次は邦夫くんね」
 あっさり二勝を収め、ますます助長した朱美は膝立ちの姿勢で尻を後方に突き出した。こうもあからさまに邦夫を挑発できるのは、柔肌を紅く染める高揚感に駆られてのことだ。
 挑まれた邦夫は表情を引き締めて立ち上がった。
「開き直りやがったな」
「そうさせたのはあなたたちよ。それともなに、貞淑な人妻じゃなくて不満?」
 朱美も負けじと睨みつける。
「貞淑な人妻なんてこの世にいるわけねえじゃねえか。貞淑なふりをした人妻は腐るほどいるけどよ」
「あら、言うわね。女のことはなんでも知ってるみたい」
「減らず口はもういい。ちょっとそこをどけ」
 邦夫は朱美を追い払い、空いたスペースに腰をかけた。騎乗位と座位を合わせたような、浅く座り、膝下を垂らす姿勢だ。
「あんたは正面を向け。あいつらに繋がっているところをよーく見せるんだ」
「まあ、残酷ね……」
「おれたちを騙した罰だからな。せいぜい恥ずかしがってくれ」
 朱美の奥歯が鳴った。それでも毅然と立ち上がる。
 持ち上がった豊臀に、雄太と康二の視線が突き刺さった。散々な目に遭わされたその尻を、次こそはやっつけてやろうと考えているのだろう。二人の若い男根は見事に復活していた。
(な、なによその目は……。子供のくせに大人の女をどうこうできると思ったら大間違いよ)
 少しでも弱音を吐けば、解放される明日の朝まで隷従を強いられるだろう。そして、その惨めな記憶は一生ついて回るに違いない。だからこそ、女の武器を最大限に利用するしかないのだ。女の矜持を守るためにも。
 朱美は笑みさえ浮かべて邦夫を跨いだ。股間からあふれ出す精液を隠しも拭いもせず、白亜の太腿をこれ見よがしに一文字に開いて、邦夫の男根を握る。
(みてなさい。あなたもすぐに終わらせてあげるわ。五秒、いえ三秒で……)
 だが、邦夫は機先を制して朱美の尻をぺちっと叩いた。
「おい、ゆっくりやれよ。こっちは童貞なんだぜ。あんただって、初体験のときは優しくしてもらったんだろ?」
「ゆ、ゆっくりって、どれくらい?」
 作戦を読まれた朱美は動揺を隠せないでいる。邦夫は待ってましたとばかりに、朱美の肛門に人差し指をあてがった。
「や、やめなさい! そこは……」
「騒ぐな。入れやしねえよ」
「ど、どういうつもり?」
「へえ、けっこうぷりぷりしてるんだ。ここも美味そうだな……」
「そ、そこでしたいの? は、初体験がそんなところでいいの?」
「そうびびるなって。とりあえずここは操作ボタンにするだけだからよ」
「ボ、ボタン?」
「そう、ボタン。おれの指に合わせてけつを動かすんだよ。上げたり下げたり、回したりな」
 しんがりの強みがここに出た。人柱となった雄太たちの賜物だ。
「す、好きにすればいいわ……」
「ああ、好きにするよ。ちょっとでも逆らったら、いきなり差しちゃうからな。覚悟しろよ。あ、ところでアナルは処女なのか?」
「し、知らないわよ……」
「ま、いいか。じゃ、始めるぞ」
 まずは肛門のすぼまりに指を引っかけて、巨大な尻を降下させる。尻越しに雄太たちと目が合った邦夫は、余裕のウィンクをして見せた。
 次に、淫裂から垂れた肉びらと亀頭の先が触れたところで一旦停止する。ここからは徐行だ。焦らず急がず、深呼吸でもして落ち着かなければならない。主導権を握ってみたものの、童貞には違いないのだ。
 実際、男根を朱美に掴まれているだけで、いまにも達してしまいそうだった。もちろん、二、三度の射精は覚悟の上だったが、雄太たちの二の舞にならないためにも、ここは慎重を期さねばならない。
「ちゃんとついてこいよ」
 邦夫が指先を動かすと、一拍遅れて朱美の下半身が反応し、亀頭の先端が熱い膣口に触れた。そのまま巨臀を降下させる。膣口が若干抵抗したものの、あふれ出す二人分の精液が潤滑剤となり、亀頭部分がつるりと中に潜り込んだ。
(お、たまんねえ! たまんねえぞ、こりゃ!)
 邦夫が心中で叫ぶ。熱く、柔らかく、突き刺すというより、飲み込まれる感じがする。亀頭部分がすっかり隠れたところで一旦止めて、邦夫はため込んでいた息を大きく抜いた。
(くっ! もう、出ちまいそうだ……。しかたねえな。とりあえず出しとくか……)
 そのとき、邦夫の迷いをあざ笑うかのように、亀頭部分がきゅっと締めつけられた。
(わっ! な、なんだ!)
 それは引き込むように、きゅっ、きゅっと何度も締めつけてくる。本気で千切ろうとしているかのようだ。
「こ、こら! 動かすなって!」
「う、動かしてないわよ」
 朱美はうそぶきながらも、執拗に締め続けた。
「う、動かしてるじゃねえか! や、止めろって! けつ穴ほじくるぞ、こら!」
「そ、そんなこと言ったって、自分じゃどうしようもないのよ!」
 朱美は笑いが止まらない。子供の浅知恵を嘲りつつ、夫にもめったに使わない淫技をこれでもかと繰り出してゆくのだ。
「ち、ちくしょう!」
 反撃する間もなく、邦夫はあえなく達してしまった。ぷっ、ぷぴっと肉びらを震わせて、粘膜の隙間から精液が噴き出した。
「うっ、くそっ……」
(え? あ、やだ……)
 男根の痙攣に合わせるように、膣壁が収縮しだした。今度はわざとではない。朱美の意に反して、膣が勝手に反応しているのだ。
(か、感じてきてるの、わたしも……)
 ほんの一瞬、二人の快楽が重なった瞬間だった。童貞でも三人が束になることで、ついに小さなアクメをお見舞いしたのだ。しかし、当の邦夫はそのことに気づいていない。
 全身にうっすら汗を浮かべて、朱美が吐息混じり言った。
「ね、ねえ? まだ続ける?」
 太腿を横一文字に開いた姿勢はかなりの負担だった。朱美の膝はかくかく笑い始めている。
「も、もちろん……。辛いなら手をついてもいいぜ」
「あ、ありがとう」
 朱美が前屈みになろうとすると、邦夫は肛門に当てていた指先で突っついた。
「そっちじゃねえ。後ろだ。おれの肩に手を乗せろ」
「え?」
「え、じゃねえよ。ほら、はやくしろ」
 指先は肛門括約筋を突き抜けそうな勢いだ。慌てた朱美は上体を大きくのけ反らせた。男根の刺さったままの股間を前に突き出す。これまでで一番屈辱的な体勢だった。
「よう、おまえら。眺めはどうだ?」
「す、すごいよ! 丸見えだよ! おっぱいも太腿も!」
「た、たまんねえ! 写真に撮ったら、百回はせんずりできるぜ!」
「ばか、それは言わない約束だろ。じゃあ、ちんぽが出入りするところもよく見とけよ」
 邦夫は巨大な尻をコントロールし始めた。
「朱美、根元まで頼むぜ」
(ああ、もう……。どうして普通のセックスをしてくれないのよ……)
 朱美は天井の一点を見詰め、新たな絶望を感じていた。少年たちは初体験を済ますだけでは満足していない。人妻の女体をおもちゃとみなしているのだ。
 と、肛門を爪で引っかかれた。
「いっ!」
「ぼけっとすんな!」
「あ、ご、ごめんなさい」
 文字どおり朱美はおもちゃとなって、指先一本でコントロールされる存在だった。朱美の尻がじりじり沈む。瑞々しい男根が精液まみれの膣壁を擦り上げる。
「あ、熱いじゃねえか、おまえのおまんこ……。か、感じてんのか?」
「か、感じてなんかないわ……。あ、熱いのは直に触れているからよ」
 邦夫はたっぷり時間をかけて男根を根元まで埋め込んだ。大きく反り返った朱美の裸身に新しい汗が噴き出る。すっかり塞がれてから、朱美は膣を締め忘れていることに気づいた。
 受け身ではだめなのだ。こちらから仕掛けなければ……。その矢先、指先は上昇を命じてきた。朱美は横一文字に開いた下肢に力を込め、みっちり肉の詰まった尻を持ち上げる。膣を締めるならいまだった。
 だが、いまの朱美にはそれができない。指先の動きを取りこぼさないように神経を集中すればするほど、膣は無防備になってしまう。ぬめりを帯びた男根がずるずるとその姿を現した。
「どうした? おまんこ、ひくひくしてねえな?」
(くっ……。み、見てらっしゃい!)
 朱美の反撃をあざ笑うかのように、邦夫は指を上下させた。
(え! うそ……)
 なにもかも見透かされていたのだ。朱美は小さく呻いた。浅はかな自分が死ぬほど恥ずかしい。
「忙しくてそれどころじゃねえか?」
 ここにきて形勢は完全に逆転してしまった。相変わらず爆発寸前の邦夫だったが、亀頭のえらで膣口をくすぐる余裕さえ見せつける。
「よーし、今度はあんたがいく番だぜ。人妻のアクメってやつを、あいつらにも見せてくれよな」
(な、生意気よ! ま、まだ半分童貞のくせに!)
 追い詰められた朱美は暴挙に出た。力尽きたふりをして、その巨大な尻をどすんと落としたのだ。ぶちゅっと膣が鳴り、邦夫の男根が一気に飲み込まれる。
「おうっ!」
「あっ! ご、ごめんなさいっ!」
 朱美の反撃は続いた。浮かせた腰を何度も落としては、両手を滑らせて邦夫にもたれ掛かったのだ。
「こ、この! いい加減に……」
 こうなっては肛門への制裁もままならず、いいように絶頂に導かれてゆく。追い込まれた邦夫は、両手で朱美の乳房を鷲掴みにした。
「いっ、痛い!」
 ようやく朱美の腰が止まったが、もはや手遅れだった。熱い精液がすでに尿道を駆け上がってきている。
「ちっ! く、食らえ!」
 邦夫は快楽を痛痒で打ち消すように、がむしゃらに腰を繰り出した。朱美の太腿を跳ね上げ、弾き、割り開くようにして、断末魔の抜き差しを試みる。リーダーとしての沽券、そして意地だった。
「どっ! どうだっ! このっ!」
「あっ! きゃっ! やんっ!」
 朱美は悲鳴を上げてしまった。果てながらも突き上げてくる男根は得体の知れない魔物だった。
「ぐっ、ぐおっ! あがっ!」
 しかし、限界は限界だ。邦夫はもがき、苦しみながら、ついに力尽きてしまった。苦痛に顔を歪め、朱美の乳房を握ったままベッドに崩れ落ちる。
 だが、この勝敗は誰の目にも明らかだろう。二人が折り重なったその姿がすべて物語っている。邦夫を十字架に譬えれば、朱美はそこに張りつけられた哀れな生贄なのだ。
(わたし、犯されたのね……)
 体奥に男根の脈動を感じながら、朱美は穴としての女、女としての自分を呪うのだった。

中学生に寝取られた_4

(この子も脅えているのね……)
 雄太の肌は青ざめており、薄い脂肪にあばら骨が浮き出ていた。朱美はその一本一本を確かめるように指先を滑らせてゆく。
「あっ……」
 雄太の背筋がしなり、衰えを知らない男根が大きく揺れた。朱美の乳房も腕の動きにつれてたぷたぷと震え、その先では乳首はゆっくり回っている。
「ね、ねえ……。雄太くんも触っていいのよ」
 揺れる男根を見据えたまま促すと、雄太は回る乳首を凝視して応えた。
「ど、どこを触ればいいの?」
「どこでもいいのよ。好きなところを……」
「ど、どこでも?」
「ええ、どこでも……」
 手を伸ばそうとして、雄太が目を瞬いた。眼前の乳首がぷくっとふくれたのだ。ほんのわずかな膨張だったが、瞬きを忘れるほど凝視していたので見間違いではない。
「あ、朱美さんも気持ちいいの?」
「え?」
「朱美さんの乳首、ふくらんだよ」
 朱美の頬が引きつった。
「き、気のせいよ……。さ、雄太くん。わたしばかりじゃなんだから、ね、触って」
 気のせいなどではない。沸騰した血液が乳首から去ろうとしないのだ。お椀型の乳房全体も桜色に染まり、裾野から厚みを増している。体奥の炎がいよいよ体表をも焦がし始めていた。
「あ、またふくらんだ! 色も変わってきたよ!」
 残酷な無邪気さで雄太が喚き立てる。座り込んでいた邦夫たちも、どれどれと身を乗り出してきた。
(や、やだ! 見ないでよ!)
 乳首に注目が集まれば集まるほど、皮肉にも血液がどんどん流れ込み、まるで爆ぜた木の実のようにふくらんでしまう。心臓が脈動する度にじくじく疼くほどだ。
 慌てた朱美は自分から雄太に覆い被さった。
「ゆ、雄太くん、はやく……」
「え、あの、ど、どうしたら……」
「す、好きにしていいのよ。ほ、ほら、こうやったり……」
 雄太の胸板の上で乳房がひしゃげ、勃起状態の乳首はその中に埋没した。
「あ……」
 朱美の口から甘い吐息が漏れた。演技ではない。潰れた乳首がじんじん疼き、たまらず声を発してしまったのだ。照れ隠しに雄太と目を合わせてみる。だが、雄太は心ここにあらずだった。視線は宙を泳ぎ、硬直していた。
 代わりにかぶりつきで見ていた邦夫たちが静寂を破った。
「わはは! 雄太のやつ固まってるぜ!」
「もういっちまったんじゃねえのか?」
 床を叩いて大笑いする二人だったが、目だけは笑っていない。これから起こることのすべてを見逃すまいと、彼らも真剣なのだ。邦夫がベッドの前部に、康二は後部に移動した。
「へへっ、すげえな、おい……」
 後ろに回った康二の鼻息が、朱美の臀裂と雄太の陰嚢にかかった。朱美が腰を浮かしているため、滑稽なほどそそり立った男根は中空でひくひく揺れている。亀頭が指し示す先は、康二が初めて肉眼で見る女性器だ。
 陰毛は多く、そして濃い。内腿の白と陰毛の黒、淫裂の鮮烈な薄紅色のコントラストが目に焼きつく。あれは汗だろうか? 淫裂からはみ出た肉びらがかすかに光っている。
「た、たまんねえよな、実際……」
 康二はしみじみと嘆息を漏らした。目の前で生の女性器が息づいているのだ。長躯が震える。それは掛け値なしの感動だった。
「康二、そっちの具合はどうだ?」
 ベッドの前部から、朱美の顔を覗き込んでいた邦夫が声をかけてきた。
「え、具合って?」
「おまんこの具合だよ。三十三歳人妻のおまんこはどんな感じだ? やっぱり、びらびらはまっ黒でまん毛はもじゃもじゃか?」
 朱美の双肩が強ばった。いまこの瞬間も見られているのだ。火照っているあそこを……。とにかく隠さなければと、朱美は後先も考えず雄太にしがみついた。
(きゃっ!)
 しがみついた拍子に雄太の亀頭が下腹部に当たり、朱美の尻が大きく跳ね上がった。子供のものとは思えぬ灼熱の肉塊だった。
「わ! な、なんだなんだ?」
 尻を間近に見ていた康二がつられて体を上下させる。朱美の尻はパニックに陥っていた。背後の視線から逃れようにも、尻を落とせば男根に押し戻されてしまう。
(や、やだっ! 見ないでっ!)
 朱美の尻はヒステリックに上下動を繰り返し、やがて亀頭に触れるか触れないかの位置で静止した。朱美は亀頭に触れるよりも、視線に射られる方を選んだのだった。
 朱美の膠着を待って、再度邦夫が問いかけた。
「で、どんな感じだ?」
 宙に浮かんだ美尻をうっとり眺めていた康二がはたと我に返り、その感動を伝えるべく手振り身振りで話し始めた。
「と、とにかくでかいけつだ……。でっかくて真っ白で……」
「けつは白くても、おまんこはまっ黒か?」
「あ、いや、まっ黒なのはまん毛だ。肛門の方まで生えてる……。でもあれだな、もじゃもじゃだけど、すごく柔らかそうだ……」
 康二が顔を寄せたため、荒い鼻息が直に当たった。
(う、うそよ。濃くなんかないわ。わたしは普通よ。お願いだから、変なこと言わないで……)
 朱美は剥き出しの臀裂を晒す羞恥に身悶えた。奇しくも、そのわずかな動きで雄太との間で押しつぶされた乳房がうねり、しこった乳首も転がってしまう。
「あっ!」
「うっ!」
 二人の口からほぼ当時に吐息が漏れた。互いの肌はこれまでになく密着しており、一方がわずかに動くだけで、汗ばんだ肌にちりちりと電流が走るのだ。雄太にとっては初めての、朱美にとっては十五年来の疼きだった。
 康二が上擦った声で実況を続けた。
「び、びらびらはあれだな、えっーと、乳首みたいな色だ。へへっ、けつの穴も見えるぜ。けっこう毛が生えてやがる」
(いやっ! もう言わないで!)
「痔はあるか? いぼ痔とか切れ痔とか? まさか脱肛はしてねえよな?」
「だっこう……?」
「肛門から粘膜がはみ出てるかってことだよ。どうなんだ?」
「あー、それはないな。痔もないよ。きれいなもんだ。へへっ、ちょっと毛深いけど」
「あはは、そうか。そっちは処女ってわけだな」
「え?」
 康二がきょとんとしても、邦夫はあえて無視した。いまはそれどころではない。人妻を言葉で嬲るだけで男根がずきずき脈打っている。男根が続けろと急かしているのだ。
「びらびらはどうだ? びろーんとはみ出てるか? それとも毛深くて見えねえか?」
「あー、びらびらね……。んー、どうかな……」
 康二の顔がさらに近づいたのを感じ、朱美の巨尻はおののいた。
(い、いやよ! 見ないで! 言わないで!)
「そうだな……。びろーんてよりも、ぴろって感じだな。んー、きれいな方なんだろうな……。うん、きれいなおまんこだ」
 康二はメディアで得た性知識を総動員した上で、そう結論づけた。しかし、邦夫は納得していない。ますます語調を強めては、言葉で朱美を解剖しようとする。
「じゃあ、中身は見えるか? びらびらの奥、おまんこの穴だ」
「んー、閉じてるから見えねえな……」
「ぴっちりか? ぴっちり閉じてるのか?」
(お、お願い。もうやめて……)
「んー、ぴっちりじゃないな……」
「じゃ、どんな感じなんだよ?」
「そうだな、ふわっていうか、ふやけてるっていうか……」
(えっ! うそよ! そんなに濡れてないわ!)
「お、おい。まさか濡れちゃいないよな? まだなにもしてねえのに?」
「あ、でも、なんか光ってるぞ……」
(いやあっ! だめ! 言わないで!)
 上げても地獄、下げても地獄だった。進退きわまった朱美はほんの少しでも肌を隠そうと、雄太を抱き寄せて自ら正常位の体勢に持ち込んだ。
 驚いたのは少年たちだ。瞬時に上下が入れ代わったのを目の当たりにして、これが大人のセックスかと度肝を抜かれている。雄太に至っては右手にショーツを握ったままへっぴり腰になっていた。
「ご、ごめんね。びっくりした?」
 朱美は無理に笑って、雄太の背中に腕を回した。抱き寄せようとするが、雄太は四つん這いのまま踏ん張っている。見れば、康二が雄太の下肢を押さえ、朱美の股間を覗き込んでいるではないか。
(ちょっと! やだ! やめてよ!)
 力づくで引き寄せようにもそこは男の子、びくともしない。雄太は排便を我慢しているような顔をして、懸命に四肢を張っている。
(お、お願いよ! こっちにきて! だっこして!)
 そんな朱美の狼狽を、頭上の邦夫がにやけて見ていた。
「朱美、次はなんだ?」
「え、あの……」
「前戯は省略か? このまま、ぶすっていくのか?」
「あ、いえ……」
「雄太は初心者なんだぜ。少しはリードしてやれよ」
「あ、そ、そうね……」
 そう応えたものの、朱美になす術はない。前戯に移ればあそこが濡れていることを知られてしまうし、かといって前戯を省略しても同じことだ。性知識だけは異様に豊富な彼らのこと、間違いなく「淫らな女」のレッテルを張るに違いない。
(そんなつもりは全然ないのに……。もう、どうして濡れてしまうのよ……)
「股広げろよ」
「……え」
「とりあえず股広げろ」
 朱美の耳元で、邦夫がどすを利かす。
「雄太へのリードはそれとして、ほれ、康二にもサービスしてやれよ。さっきからあんたのおまんこにかぶりつきなんだぜ」
「あ、でも……」
「おいおい、まだ逆らうのか? やっぱり、旦那を性犯罪者にしたいわけ?」
「ち、ちがいます!」
「だったら股広げろよ。股広げながらでも前戯はできんだろ?」
(くっ、なんて子なの……)
 朱美は唇を結び、眉根を寄せ、邦夫を睨みつけた。体を与えるのはただの契約──それ以上でもそれ以下でもないと、意思を込めたつもりだった。
 邦夫は一瞬顔をしかめた後、不敵な笑みを浮かべた。
「あ、そう。性犯罪者の妻になりたいわけね。キング・オブ・性犯罪者──つまり、幼女レイプ犯の妻に?」
「レ、レイプだなんて。夫はただ……」
「ただ? ただなんだって? いい年したおやじが女子小学生を裸に剥いてただ?」
 朱美は後悔した。いま目の前にいる邦夫は、妹思いの兄そのものだったのだ。
「ご、ごめんなさい。そんなつもりで言ったんじゃ……」
「ふん、まあいい。さっさと始めろよ」
「あ、はい……。ゆ、雄太くん。さ、最初はね、ほら、こうやって……」
 雄太の上半身を引き寄せて、耳元で囁いた。
「どう? おばさんの体、柔らかい?」
「う、うん。や、柔らかいよ」
「そう。じゃあ、もっとおばさんにくっついていいのよ。手で触ってもいいわ。もらろん、口を使っても……」
「う、うん」
 雄太は不自然に腰を引いている。乳房の感触だけで射精寸前なのだ。もし、男根が朱美の下腹部にもう一度触れたなら、瞬時に爆発してしまうだろう。
 雄太はからかわれることはもう平気だった。それよりも、射精に伴う交替でこの甘美な時間を奪われることを怖れていたのだ。そして、そのへっぴり腰が朱美をさらなる窮地に追い込んでゆく。
「朱美! さっさと股開け!」
 康二がベッドの枠を叩いて急かす。朱美は雄太と足を絡め、とりあえずペッティングで時間を稼ぐ作戦に出た。
 だが、ここでも朱美は運に見放されてしまった。身長差がじゃまをして脚を抜くことができないのだ。無理をすれば発情した女性器を康二に晒すことになる。
「ゆ、雄太くん。も、もっとくっついて。おばさんに抱きついて」
「で、でも……」
「朱美! 股! 股だよ!」
「ゆ、雄太くん! はやく!」
 上半身を強く抱き締めれば抱き締めただけ、雄太の下半身は離れてゆく。
(ああ、もう! 仕方ないわね!)
 朱美は力任せに雄太の両膝を弾いて、自分の両下肢を解放した。次に雄太の下肢をからめ取り、互いの腰を密着させようとする。
「わっ!」
 雄太の腰が跳ね上がった。当然、朱美の股間は剥き出しになってしまう。
「へへっ、やっと見えたぜ!」
「きゃっ! やだっ!」
 朱美の尻が暴れ出し、白磁の太腿がのたうった。雄太の腰を引きつけようにも下肢は汗でぬめり、図らずも淫靡なダンスになってしまう。
「や、やだ! 見ないで! お願い!」
 我を失った朱美が叫ぶ。ベッドは軋み、小柄な雄太は転げ落ちそうになっている。見かねた邦夫が怒鳴りつけた。
「こら! 帰るか! いますぐ帰るか!」
 朱美の抵抗がぴたりと止まった。
「雄太、もういい。性犯罪者の妻はお帰りだそうだ」
「え、だって……」
「仕方ねえだろ。無理に犯したら、こいつの旦那と同じ性犯罪者になっちまうからな。まだ中学生なのに性犯罪者にはなりたくねえだろ。性犯罪者なんぞによ」
 朱美に睨み返すだけの余力はなかった。目に浮かんだ涙は、仰向けになっていなければこぼれてしまうだろう。
「帰るか、おまんこを見せるか、好きな方を選んでいいんだぞ」
(わ、わかってるわよ。このままじゃ帰れないことぐらい……)
 自己犠牲の甘美さも、いまとなっては空しいだけだ。ここで逃げ帰れば、夫や娘に会わす顔がない。ただそれだけのことだ。
 朱美は全身から力を抜いた。雄太にすがっていた両手を解き、ぱたりと落とす。下半身は麻酔を打たれたようにゆるみ、股間をだらしなく開いてシーツに沈んだ。
(ほら、これを見たかったんでしょう。好きなだけ見ればいいわ……)
 無防備になったそこに、これまでにない苛烈な視線を感じた。陰毛の一本一本、肉襞の一枚一枚が康二の視線に焼かれている。鼻息が荒い。単に興奮しているのか。それとも、臭いを嗅いでいるのか……。
(どう、幻滅した? 女のあそこなんてそんなものよ……)
 静かな時が流れた。エアコンの送風音が耳ざわりなほどだ。
「……どうだ、康二? 人妻のおまんこは?」
 邦夫の問いに、康二が顔を上げる。紅潮した頬は半分笑い、半分引きつっていた。
「ほ、本物だ……」
「ば、ばか、本物に決まってるだろ。で、どうなんだよ? 人妻のおまんこはやっぱりまっ黒か?」
「んー、なんか、ほわってしてるな。さっきに比べてゆるんだみたいだ」
「ゆるんだ? おまんこがか? そうか、やっぱり濡れてるんだな?」
 しめたと言わんばかりに邦夫は笑い、康二の脇に移動してきた。
「どれどれ……」
 覗き込んだ邦夫は目を見張った。なんと淫らな肉花だろう。匂い立つばかりに花開いている。小陰唇の縁は水を吸ったようにふくらみ、色素沈着のない奥の粘膜部分が確認できるほどにめくれている。
 さすがにクリトリスの包皮は剥けていないが、童貞の邦夫にもはっきりとわかった。この人妻は発情している! めくれ上がった赤い内臓がなによりの証拠だ。
「そういうことかよ。たまげた奥様だぜ……」
「なんだよ、邦夫。なにがどうしたって?」
「ほら、よく見てみろ。おまんこのびらびらが濡れてるだろ? 触ってもいないうちからおまんこを濡らす女ってのはな、どすけべのど変態なんだ」
「へえ、そうなのか……。朱美はどすけべのど変態だったんだ」
(へ、変なことを言わないでよ。わたしは変態なんかじゃないわ。お、女の体ね、女の体は……)
 反論しようにも、なぜ濡れてしまったのか自分でもわからない。唯一、思い当たるのは精液臭だが、それはそれで浅ましいことだった。
「まあ、あれだな。旦那とご無沙汰でたまってんだよ。だから四六時中、おまんこがぐじゅぐじゅなんだ」
「なーんだ。朱美はたまってたのか。へへっ、おれたちと同じだな」
 濡れ光る肉襞を凝視しながら、康二が歯ぐきを剥いて笑う。
(ち、違うのよ。違うの……)
 悔しさと恥ずかしさで、朱美は顔を背けた。こぼれた涙が頬を伝い、シーツに染み込んでゆく。だが、そんな朱美の心情に気づく者はだれもいない。雄太は四つん這いのまま後ろの様子を気にしており、邦夫たちは食い入るように女の部分を見ている。
「なあ、朱美。これって前戯の必要がないってことだよな?」
「え? あ、その……」
「中も濡れてんだろ? だから、びらびらもてろてろに光ってんだよな?」
「そ、そんなこと……」
「じゃあ、中はかさかさなのに、びらびらだけてろてろなのか?」
「じ、自分ではわからないわ……」
「なら、おれが試してやるよ」
「や、やだ!」
 朱美の裸身がおののいた。なにもかも投げ出したつもりが、腰や太腿が羞恥に震え、恐怖によじれる。
「こら、じっとしてろ。指まんしてやっからよ」
「あ、だめ……」
「おまえなあ、いい加減、立場をわきまえろよ」
「あ、いえ、違うの……。む、無理に挿入すると、な、中に傷が……」
「そっと入れてやるよ。爪も切ってるし。それならいいんだろ?」
「あ、でも……」
「おいおい、おまんこ歴十ウン年の人妻だろ? 指入れたくらいで怪我すんのかよ?」
 邦夫の苛立ちが場の雰囲気を険悪にする。囚われの朱美に選択の余地は微塵もない。
「た、たぶん、大丈夫だと……」
「最初からそう言えよ。手間かけやがって……。入れていいんだな? 指をずっぷりと?」
「……あ、はい」
「じゃあ、入れるぞ。人差し指でいいか? 少しでも長い中指の方がいいか?」
 朱美が黙っていると、邦夫がわざとらしく独りごちた。
「二本、いや三本くらいまとめて入れてみるかな……」
「あっ、あの、ひ、人差し指で……」
「人差し指で?」
「お、お願い……します」
「あー、はいはい。人差し指ね、どれどれ……」
 軽口を叩く邦夫だったが、その実声は震えていた。それもそのはず、女性器に触れるのは生まれて初めてなのだ。膣口の位置を間違えて恥をかかないようにと、まずは肉溝の下端に狙いを定める。
(あ……)
 邦夫の指先が小陰唇に触れ、朱美の下半身に緊張が走った。むにっ、むにゅっと指先は肉溝に沈み、やがてゆるんだ膣口を探り当てた。
「け、けっこう熱いじゃねえか……」
 他人の内蔵をえぐる行為は暗い愉悦だった。邦夫は震える指を鎮めるように、赤い内臓の中へ埋め込んでいった。
(あ、いやあ……入ってくる……入ってくるわ……)
 悲鳴こそ上げないものの、朱美の下半身はすべての筋肉を緊張させて、侵入する異物を排除しようとした。だが、どんなに拒もうとも、たかが指一本の侵入さえ止めることができない。
(ああ……だめ……いや……)
 第二関節が沈んだところで、邦夫は一呼吸入れた。
「す、すげえな……。中でなにが煮えてんだ、おい?」
 朱美を煽ったつもりが、気の抜けたかすれ声になってしまった。傍らの康二もまったく気づいていない。邦夫は一人はにかみ、ほんの数ミリ指だけ進め、今度は大声を出した。
「ぐちょぐちょじゃねえかよ! ええ、そうだろ、朱美?」
(う、うそよ! そんなことないわ!)
 ぐちょぐちょと言ったのは当てずっぽうだったが、事実、膣を穿たれた朱美に苦痛はない。受け入れ可能なほど中はとろけてるのだ。
「よう、朱美。これだけ濡れてればオッケーなんだろ?」
「え、あの……」
 邦夫は慎重に指を前後させた。第二関節を出しては沈める動作を執拗に繰り返す。朱美の体をいたわるというよりも、膣の温もりや圧力を覚えておくためだ。
(も、もういいでしょう。お願い、はやく指を抜いて……)
「ふーっ、指が溶けてしまいそうだ……」
 何度も指を出し入れしてるうちに、邦夫の顔つきまでとろんとしてきた。わずか一本の指を動かすだけで成熟した人妻の腰は震え、太腿が蠢く。もし、勃起した男根を深々と打ち込み、思う存分抜き差ししたらどうなることか……。
「ね、ぼくもそっちにいっていい?」
 唯一、朱美の女性器を見ていない雄太がもどかしげに言った。
「ぼくにも見せてよ。朱美さんのおまんこ」
 邦夫は高らかに笑って、雄太の尻をぺちんと叩いた。
「朱美のおまんこは準備オーケーだ。まずは一発出してからゆっくり見ればいい」
「え、ほんと?」
「そうだよな、朱美? 前戯いらずのどすけべおまんこは準備オーケーなんだよな?」
「あ、あの……」
「あー、とろとろじゃねえかよ、ここ? それともなにか、まだほじくり足りねえのか?」
 人差し指をくちくちと動かされ、朱美の眉間に皺が寄った。
「あ、いえ……」
「もう、はめちゃっていいんだな?」
「あ、はい……」
 頷くしかない朱美だ。
「よーし。じゃあ、雄太をしっかりリードしてくれよな」
 邦夫がそろりと指を抜いた。指一本分広がっていた膣口はゆっくりすぼまり、ぬめ光る肉襞の中に埋もれてしまった。
 ふと、邦夫は人差し指を見詰めた。わずかの間膣に入っていただけなのに、心持ちふやけた感がある。くん、と臭いを嗅いで反射的に顔をしかめた。だが、異臭と感じたのは最初だけで、これが生の女の匂いなのだと嬉しくもなる。
「へへっ、これ、まん汁だよな?」
 康二が覗き込む。
「ああ、まん汁だ」
 康二の鼻っ面に指を突きつけた。
「くーっ、きくぜ! このまん汁!」
「あはは、人妻のまん汁だからな」
 邦夫はひとしきり笑うと、指に付着した愛液をシーツで拭った。
「よーし、朱美。おれたちのことは気にしなくていいからな。ずっこんばっこん、いつもどおりやってくれよ」
「あ、はい……」
 もうどうしようもない。二十歳も年下の少年に犯されるしかないのだ。そう覚悟を決めたとき、現実的な問題が持ち上がった。
「あ、ま、待って……」
「この、またふざけたことを……」
「ち、違うの。ゴ、ゴムをつけてくれないかしら……」
「ゴム? コンドームか?」
「ええ、わたし、持ってないのよ……」
「お、おれたちだって持ってねえよ」
「こ、困ったわね……」
「なーに、外出しすればいいんだろ? それを教えるのもあんたの仕事だぜ」
「そ、そんな……。失敗すると後が大変だし、面倒なことになるわ……」
「お、脅かすんじゃねえよ。そう簡単に妊娠するもんか」
「そ、その……。き、危険日なの……」
「危険て……排卵日ってやつ?」
「は、はい」
「……てことは、中出しすると妊娠しちゃうわけ?」
 思いやりのかけらもない邦夫の追及に、朱美は頷くのがやっとだった。
「へえ、そうか。いま生でやったら妊娠しちゃうのか……」
 童貞の中学生である自分たちが夫も子もある成人女性を妊娠させる──。それはそれで甘美な誘惑だったが、邦夫は気を引き締めた。リスクの管理を徹底する。そう決めたのは他ならぬ邦夫なのだ。
 つまり、可能な限り和姦の状況を作り上げて、朱美の陵辱はこれ一回きりにする。叶うなら毎日でも朱美とセックスに耽りたいが、快楽が大きいだけ、しっぺ返しも大きいことも予想がつく。
 土台、あの切り札を何度も使えないことは、彼らも十分理解している。大人を不用意に追い詰めてはいけない──。中学生になれば自然と体得することだ。
「仕方ねえな……。雄太、おまえが一番手なんだから、おまえが買ってこいよ」
「え、ぼく? だって、ぼく、ほら、子供だし……」
「酒じゃあるまいし、売ってくれるって。それとも手っ取り早く、かあちゃんの部屋をあさるか? 普通、たんすとかに隠してるだろ?」
「あ、じゃあ、買ってくるよ。コンビニで売ってるよね」
「ああ、悪いな」
 邦夫は雄太と一緒にベッドから降り、出窓に置いてあった朱美のバッグを手に取った。財布を探すつもりが、出てきたのはプラスチックケースだった。中身は錠剤だ。奇妙にも数字がふられている。
「ん、なんだこれ? くすりか?」
「あ、ちょっと見せて」
 ブリーフを穿いた雄太が寄ってきた。ケースを手にした途端、利発そうな瞳がきらりと輝く。雄太は錠剤にふられた数字と壁のカレンダーをしばし見比べた。
「これ、ピルだよ」
「ピルって、あのピルか?」
「そう、経口避妊薬のピル。ほら、この数字、飲み忘れないための日付なんだ」
「へえ、そうなのか……。ん、今日の分はまだのようだな」
「そうだね。毎日決まった時間に飲むから」
「おまえ、やけに詳しいな。さてはおれたちに内緒で彼女を作ったか?」
「ち、違うよ。ママが読んでる雑誌に書いてあったんだ。か、彼女なんていないよ、ほんとだよ」
「あはは、わかってるって。ちょっと貸せ」
 邦夫はピルケースを奪い取るや、ベッドの上の朱美を睨みつけた。正座して聞き耳を立てていた朱美はおどおどと目を逸らす。
「てめえ、いい根性してるじゃねえか。おれたちをだましたな!」
 歩み寄った邦夫は殴ると見せかけて、朱美の鼻っ面にピルケースを突きつけた。
「ご、ごめんなさい。うそをつくつもりはなかったの……。ただ、性病の心配とかあって、それで……」
「ばーか。おれたちが性病なわけないだろ。あ、もしかして、おまえが持ってんの? クラ……なんとかを飼ってんだ? その濡れぬれおまんこに?」
「か、飼ってません!」
「じゃあ、生ではめてもいいんだろ?」
「で、でも……」
「おまえなあ、まだ言い訳するか? その口、塞いじまおうか?」
「……ご、ごめんなさい」
「おれたちを騙した罰だ。よーく見えるように騎乗位でやれ。四股踏むようなエロっちい格好でだぞ」
「そ、そんな……。わ、わたしにだってプライドがあるのよ。ね、お願い。普通にさせて」
「てめえのプライドなんか知ったことか。いいか、これは罰なんだ。恨むならうそつき野郎の自分を恨め」
 邦夫はピルケースを机の引き出しに隠してから、雄太と康二を部屋の隅に呼び寄せた。朱美の側から片時も離れなかった康二が、半勃起した男根をぷらぷら揺すりながら寄ってくる。
「おい、いいか。あの作戦を忘れるなよ」
 押し殺した声で邦夫が念を押すと、二人の少年は神妙に頷いた。
「わかってるよ。レイプはまずいんだろ」
「それとあれだよね、ぼくらが淫行の被害者になるんだよね」
「ああ、そうだ。じゃあ、そういうことで始めるぞ」
 三人は決戦に臨むかのような顔で頷き合った。さしずめ雄太を選手とすれば、康二がコーチで邦夫は監督だろうか。
「よーし、雄太はベッドの上で大の字だ」
「う、うん」
 仲間一の男根をぶらんと揺らして、雄太がベッドに上がった。正座していた朱美を隅に押しやり、大の字になる。男根は依然勃起状態を保っており、亀頭部分は皺ひとつないほどに張り詰めていた。
「朱美は四股だぞ。わかってるな?」
「お、お願い。普通のに……」
「だーめ。おれたちを騙した罰だって言ったろ。エロっちい四股踏んで、ずぼずぼやってもらうぞ」
「ひ、ひどいわ。あんまりよ……」
 邦夫はわざとらしく大きなため息を漏らすと、雄太の男根を指差した。
「おい、このでっかいちんぽ。奥さんがおまんこに入れなきゃ、美雪ちゃんのおまんこに入るんだぞ。そこらへん、わかってんの?」
「え?」
「おいおい、何回言わせるんだよ。あんたが逆らえば旦那はキング・オブ・性犯罪者。で、美雪ちゃんはおれたちに回されるんだよ。もう忘れたのか?」
「あ、いえ……」
「つまりだ。あんたのおまんこが家族を救うんだよ、わかってる?」
 たかが中学生に因果を含められて、朱美の表情が険しくなった。そんなことは言われなくてもわかっているのだ。自分がここにきた理由はただひとつ、肉体を代償に家庭の危機を救うことなのだから……。
 ここが決め所と踏んだ邦夫は、恥ずかしいくらいの猫なで声を出して、朱美に寄り添った。
「なあ、写真とかビデオは撮らないから、安心してすけべになれよ。ここで起こったことはあんたとおれたちしか知らないんだぜ。明日の朝になればすべて終わりなんだよ。それで家族が救えるんだ。安いもんだろ?」
「ほ、ほんと? こ、これっきりにしてくれるの?」
「最初からその約束だろ。安心しろって。後であんたを呼び出したりしないからよ。その証拠にほら、さっきから全然撮影してないだろ? 脅すつもりなんてはなからないんだ。おれたちはただ初体験ができればそれで満足なんだよ」
「し、信じていいのね?」
「信じる、信じないはあんたの問題だ」
「そ、そうね。そうよね……」
 朱美は何度も頷いた。そうやって自ら退路を断つことが、背徳的な行為に身を投げ出す覚悟になる。
「そういうことだから、ま、恥ずかしいだろうけど、ひとつ頑張ってくれよ」
「わ、わかったわ。あなたたちが約束を守ってくれるなら……」
「よし、決まった。これで後腐れなしだな」
「え、ええ。そうね」
 朱美は大きく深呼吸すると、ベッドを軋ませて立ち上がった。真っ白い太腿が伸び、豊満な臀部が持ち上がる。少年たちの視線を引き寄せて止まない、筋肉と脂肪の芸術品だ。
 朱美はコイルスプリングを踏み鳴らし、雄太の腰を跨いだ。
(パパ、美雪ちゃん、ママを守ってね……)
 ついに雄太の目にも淫裂の全容が映った。密生する陰毛は陰核包皮を覆うのがやっとで、朱美が隠し通そうとした濡れた陰唇は丸見えだ。臀肉にたるみがほとんどないため、邦夫たちの位置からでも陰唇が覗ける。
 朱美が大きく息を抜いた。片手を壁に預け、雄太の股間に視線を落とす。
(す、すごいわ。さっきから立ちっぱなしなのね……)
 真上から見るピンク色の肉球はどこか痛々しい。鈴口にたまった透明な滴はさながら涙だろう。
(そんなにわたしとしたいの? 初体験がこんなおばさんでいいの?)
 朱美は巨大な臀部をゆっくり下ろし始めた。太腿が限りなく水平に、やがて一直線になる。肛門と濡れた陰唇を隠すものはどこにもない。
 朱美はもう一方の手で男根を支えた。それを自分の中心に合わせる。亀頭が視界から外れると、それだけで背筋が震えた。ほんの少し腰を落とすだけで二人は繋がってしまうからだ。
 少年たちに声はなく、瞬きもない。ぱっくり開いた肉の花に心を奪われている。だから、朱美の顔に浮かんだ変化に気づかなかった。そのとき、紅い唇をかすかに歪めて、朱美は確かに笑ったのだ。
(ふふ、教えてあげるわ。大人の女を……。でも、覚悟しなさい。あっという間よ。あっという間に終わらせてあげる……)
 亀頭が花弁に触れた。朱美の手に操られ、膣口へと導かれる。
(ほら、これが本物の女よ! さあ、恥をかきなさい!)
 朱美が黒い笑みを浮かべて、容赦なく腰を落とした。ずちっ! 淫らな音がして、亀頭ばかりか陰茎全体が一瞬にして消え去った。
「うわあっ!」
 朱美の臀部が雄太に密着している。同時に男根が子宮口を擦り上げ、快楽の静電気を発生させた。
(な、生意気よ! 子供のくせに!)
「わっ! わっ! うわあああっ!」
 悲鳴を上げるよりもはやく、雄太は達していた。朱美がわずかに一回、ほんの一度腰をひねっただけで、雄太の初体験は終わってしまったのだ。
(あら、もう終わり? やりたい盛りなんでしょ? 遠慮しなくていいのよ! ほら、これはどう!)
 子宮口を熱い精液で叩かれて、朱美のたがも外れている。
「わっ! わっ! たっ、たんま! たんまーっ!」
 朱美の腰が上下にうねった。よどみのない上下動と円運動の組み合わせだ。たったいま童貞を失ったばかりの少年にはまさに拷問だった。射精直後の過敏な男根を文字どおり貪り食われ、雄太のか細い体に痙攣が走る。立て続けに二度目の射精が始まった。
「やめてっ! もうやめてっ!」
 それはもはや快楽などではなかった。度を越した刺激で背骨が軋み、腹筋が引きつる。体が壊れてしまいそうだった。
「やめてっ! もうやめてえええっ!」
 雄太は絶叫とともに朱美を突き飛ばし、ほうほうの体でベッドから転げ落ちた。肉地獄を逃れた男根はびくんびくんと精液を噴き出し、カーペットを汚している。
 雄太の痙攣が収まるのを待って、朱美がうそぶいた。
「次はだれ?」
 呆気に取られている少年たちを威嚇するように、ベッドの上で仁王立ちになった。それは自棄でもなければ強がりでもない。朱美は確信したのだ。緒戦は自分に主導権があることを。優位を保つにはこのまま攻め続けるしかないことも。
「さあ、次はだれなの?」
 下肢の合わせ目から精液が流れ出てきた。だが、内腿を伝う精液もそのままに、朱美は少年たちをねめ回す。
「わたしとセックスしたいなら、はやくベッドに上がりなさい」
 八月の昼下がり、少年たちの筆下ろしはこうして幕を開けたのだった。

中学生に寝取られた_3

「よ、よーし。最後はおれだな」
 邦夫はしならせた男根で太腿を叩きながら浴槽を出た。朱美と向き合い、睨みを利かせる。だが、たじろいだのは邦夫の方だ。
 朱美の潤んだ瞳は妖しく輝き、一心にこちらを見詰めている。それは他でもない。挑発する女の顔だった。
「ど、どうした? のぼせたのか?」
「ええ、なんだか雲の上にいるみたい……。ふふ、さっきからふらふらしているのよ」
 朱美の目尻が下がっている。ここにきて初めての笑顔だった。羞恥や恐怖が消え去ったわけではない。それを覆うほどの高揚感に支配されているのだ。いまや、あの夏の日を喚起させる精液臭が朱美を突き動かしている。
「そ、そうか。それじゃあ、ぶっ倒れないうちに頼むぜ」
「ええ、そうね……」
 そう笑った矢先、ボディソープを掴もうとして足を滑らせた。
「あっ!」
「わっ!」
 巻き添えを食った邦夫が最初に転び、そこへ朱美が倒れ込んだ。朱美の巨尻が邦夫の腹を押しつぶす。
「ぐっ!」
「え? やだ!」
「い、いててっ! は、はやくどけろ!」
「ご、ごめんなさい!」
 濡れた体は油を塗ったように滑り、朱美は手足をばたつかせるだけで起き上がれない。下敷きになった邦夫は痛いことは痛いのだが、柔らかい尻に敷かれてまんざらでもないようだ。
「あっ!」
「おっ?」
 朱美が両脚を踏ん張った拍子に、邦夫の男根が臀裂にぴたりと納まった。
「お、これいいな! た、たまんねえぞ!」
「や、やだ!」
 もはや擬似セックスの範疇を超えていた。ほんの少し位置と角度を変えるだけで繋がってしまうのだ。焦れば焦るほど足はもつれ、手がすべり、邦夫の男根を臀裂でこねくってしまう。
「おっ! おおっ! い、いいぞっ!」
 射精の予兆を感じ取り、朱美が慌てふためいた。
「ま、待って! ちょっと待って! ねえ、待ってったら!」
「で、でるぞーっ!」
「やだ! ちょっと!」
 間一髪、朱美は尻を持ち上げた。解き放たれた男根はぶるんとしなり、逃げる尻を打ち落とさんばかりに精液を発射する。鞭となった白濁は朱美の尻を真横から両断した。
「ひっ! いいいっ!」
 熱さは痛みでもあった。精液は尻を打ちすえただけでなく、臀裂の狭間にまで侵入してきたのだ。股間を汚されたショックに朱美はおののき、その場にうずくまってしまった。
「く、邦夫くん、やっちゃったの? ちんぽ、入っちゃったの?」
「ば、ばーか。入るわけねえだろ。ちょっと擦っただけだ」
 つまりは擦っただけで射精してしまったのだ。照れ隠しのつもりか、邦夫はうずくまったままの朱美に優しい言葉をかけた。
「よ、よお、大丈夫か? どこか痛くしたんじゃないのか?」
「あ、ごめんなさい。なんでもないの……。邦夫くんの方こそ怪我はない?」
「お、おれは平気だって。おまえ、ほんとに大丈夫か?」
「ええ、ちょっとびっくりしただけだから……」
 立ち上がりながら、朱美は自分の体に目を落とした。腹部を伝い陰毛を濡らす精液を手始めに、顎や乳房、果ては太腿までまんべんなく少年たちの欲望が塗り込められている。もちろん、臀裂の奥も例外ではない。
「ふーん、びっくりねえ……。よーし、じゃあ仕上げは顔面か?」
「あ、でも、続きを……」
「聞いてなかったのか? 顔面に出してやるって言ったんだ」
 邦夫は手早くシャワーを済ませると、仁王立ちになった。
「そこに座れ。正座だ。ザーメンシャワーはいやか?」
「い、いえ……」
 朱美は素直に正座した。三人分の精液がまぶされたこの体には、守るべき尊厳はもうどこにもないのだ。
「よーし、それでこそ美雪ちゃんが喜ぶってもんだ」
 邦夫が悪友たちに目配せする。阿吽の呼吸で雄太が立ち上がった。いまだ勢いを失わない男根を握っている。
「えへへ。朱美さん、今度はぼくがかけてあげるね」
 康二も慌てて後に続く。
「お、おれだってまだ出るぞ!」
「よーし、みんなでぶっかけようぜ」
 三人は扇形に朱美を取り囲んだ。腫れ上がった男根をものともせず、猛烈にしごき始める。狙うは打ちひしがれた人妻の美顔だ。
「朱美! 顔を上げろ!」
 男根をしごきながら、邦夫が怒鳴る。
「目はつぶっていいけど口は開けてね!」
 一番の巨根をゆったりとしごき、雄太が笑った。
「で、で、でるっ! く、く、くちっ!」
 康二ははやくも感極まって、ろれつが回らない。次の瞬間、一向に薄まらない精液が朱美のショートヘアにぶちまけられた。
「あーっ、くそっ! なんで顔を上げねえんだ! 次はちゃんと飲めよ!」
「つ、次はおれだ! 朱美、口で受けろ!」
 邦夫が少しずつ前進している。仁王立ちのままでも、腰の振動で前に出てしまうのだ。
「お、おいっ! 口開けろっ! 口だっ!」
 邦夫の絶叫は届かず、はぜた精液は朱美の頭頂部をかすめてしまった。邦夫は暴れる男根を力づくでねじ伏せ、断末魔の滴を朱美の頭にぼたぼたと垂らし始めた。
「こ、この野郎! 奴隷のくせに歯向かいやがって!」
 邦夫は朱美を足蹴にして倒すと、その顔を跨いだ。
「おら! おら! これでも食らえっ!」
 男根を根元から絞り込み、最後の一滴まで朱美の顔面に落としてゆく。
「ぼ、ぼくもっ!」
 そこへ雄太も加わった。勃起した男根が下を向かないため、少し距離を置いて朱美の顔面を狙っている。まさに肉の大砲だ。
「顔だ! 雄太! 顔を狙え!」
 邦夫はそう叫んで、朱美の喉元を踏みつけた。これでもう、顔を伏せることができない。
「やっ! いやあっ!」
「で、で、でるよっ!」
「いけえっ!」
 肉筒を構えた雄太が身を反らした。直後、白濁液が放物線を描き、朱美の左目を横切るや、見事唇に着弾した。
「ひっ!」
「朱美さん! 飲んで! ぼくの!」
「むっ! むむむっ!」
「飲んで! 飲んでったら! 飲んでよ!」
 混じり合った三種の精液が朱美の顔面を覆っている。深く息をすれば鼻を詰まらせかねない量だ。
(……お、終わったの?)
 目を塞がれた朱美は懸命に周囲の気配を探った。直後、邦夫の罵声が飛んできた。
「おまえ! もう帰れ!」
「え? あ、あの……?」
 精液溜まりの中で朱美はもがいた。取り急ぎその場に正座し、精液まみれの顔を声の方へ向けると、薄目越しに洗面所で体を拭いている少年たちの姿が見えた。
「ザーメンも飲めねえやつ用なしだ! さっさと帰れよ! おまんこ奴隷失格だ!」
 演技を差し引いてもかなりの激昂ぶりだ。精一杯奉仕したつもりが本気で怒らせてしまったと慌て、朱美は精液溜まりの中で土下座した。
「ご、ごめんなさい。つ、次はちゃんとやりますから……」
「次ってなんだ?」
「あ、あの、次の命令にはちゃんと従います。ですから、どうか……」
「けっ! どうせまた尻込みしちまうんだろ? 結局はお上品な奥様だからな」
「い、いえ。もう逆らいません。絶対に逆らいません」
「本当だな?」
「はい」
「もう次はないぞ?」
「はい。わかっています」
「よし。じゃあ五分だ。五分以内に体を洗って、二階に上がってこい」
「はい」
「部屋には裸でくるんだぞ。素っ裸だ。いいな?」
「は、はい」
「おっぱいやおまんこを手で隠したら承知しないぞ。できるか?」
「はい」
「本当か? 大丈夫か?」
「だ、大丈夫です」
「まあ、帰りたきゃ、帰ってもいいんだけどな」
「い、いえ。大丈夫です」
「おれたちのちんぽ、まだまだ硬いぜ。全然満足してねえんだ。満足させてくれるんだろうな?」
「……はい」
「すけべなことを手取り足取り教えてくれるんだよな?」
「は、はい」
「そうか、そりゃ楽しみだ。よし、上で待ってるから、おまんこをきれいにしてこいよ」
「……は、はい」
 言葉の鞭で朱美を打ちのめした邦夫は、仲間を引き連れて洗面所を出て行った。
(……ああ、みじめだわ)
 一人残された朱美はシャワーを全開にして、まずは顔面の汚濁から取り除いた。若さを持て余している少年たちが二度三度と精を放ったのだ。夫が一度に出す量に比べたら優に十倍を超している。
 視野が開けると、否応なしに鏡に映った自分を見なければならない。セックス奴隷に堕ちた現実はもはや夢でも幻でもなかった。
(わたし、これからどうなるの……)
 途方に暮れる朱美だったが、残された時間は少なかった。とにかく体中にこびりついた精液を落とすのが先決だ。と、朱美はあることに気づき、恐るおそる淫裂を指で探った。
(ああ、やっぱり……。でも、こんなに濡れるなんて……)
 火照った肉襞は煮崩れたように柔らかく、朱美の指先に絡みついてくる。しかも、お湯のような愛液がこんこんと湧いていた。
 おまんこをきれいにしてこいよ??。邦夫の言葉が脳裏を過った。
(ああ、もう!)
 頭髪に一分、全身に一分、そして性器には二分の時間を割り振って、朱美は洗浄に取り掛かった。中学生に犯されるために、膣の奥の方まで指を入れて中を掻き出し、ぬめりと臭いを取る。
 さらには陰毛の手入れは十分だったか? 毛深いと笑われるのではないか? そんなことを考えながら、肛門周辺にも指を伸ばした。そして不思議な気持ちになるのだ。夫に抱かれる夜、自分はこんなにも身だしなみに気を遣っていただろうか、と──。
(パパ、許して……。パパは一度も浮気しなかったのにね……)
 溢れる涙をシャワーで流し、朱美は浴室を出た。意外にも服とバッグがそのまま置かれている。その気になればここから逃げることができるのだ。少年たちに性の奉仕をしないで済む……。
(あっ!)
 衣類をかき集める朱美の手が止まった。逃げ出そうかと迷う朱美をからかうように、下着だけが持ち去られていたのだ。
(残酷ね、子供って……)
 裸でくるんだぞ。素っ裸だ──。それが命令だった。
 朱美はワンピースとバッグをジャケットでくるみ、洗面所を飛び出した。真夏だというのに背筋に張りつく冷気は、他人の家中を全裸で歩き回る背徳感だろうか。
 残り時間はない。朱美は小走りに廊下を進み、階段を上がった。子供部屋のドアが見えた。あの向こうに三人の淫餓鬼がいる。幼い男根をしごいて熟れた女体がやってくるのを待っているのだ。
 体奥がじんと痺れた。洗い落したはずの精液臭が幻覚となって鼻腔を突く。ドアの前に立った朱美は二度逡巡してから、三度目にノックした。ドアは開かず、邦夫の声だけが返ってきた。
「ぎりぎりセーフだな。おまんこはちゃんと洗ってきたか?」
「あ、はい……」
 手荷物を足元に置き、念のために股間を探ってみた。
(やだ、あれだけ洗ったのに……)
 指が震え、全身が桜色に燃えた。にじむどころではない。そこはぬかるんでいたのだ。発情した牝の生殖器そのものだった。
「どうした? 入ってこいよ」
「……あ、はい」
 指先のぬめりを膝裏で拭い、ドアノブに手をかけた。
(パパ、美雪ちゃん。ママ、がんばるからね……)
 恥部を隠そうとする手や、よじれてしまう下肢を意思の力で押え込み、セックス地獄へ続くドアを開けた。エアコンの冷気が火照った乳房や股間を撫でて階下へ抜けてゆく。
 朱美は顔を伏せている手前、努めて背筋を伸ばした。少年たちの射るような視線がひしひしと感じられる。乳房に腰に股間に、三対の視線は突き刺さり、絡みついているのだ。
 少年たちはなぜか声を発しない。不安になった朱美は顔を上げて、息を呑んだ。
(や、やだ……)
 雄太が正面のベッドで自慰に耽っていたのだ。持ち去った朱美のショーツを男根に巻いて、やみくもにしごいている。目が合ってしまった。
「えへへ、ちょっと抜いておこうと思って。本番で長持ちしたいからね」
 慌てて目を逸らすと、今度は康二の自慰が飛び込んできた。壁に寄りかかり、一心に男根をいじっている。康二のおかずはブラジャーだった。鼻に押し当てたり、口に含んだりしている。
「うー、人妻の匂いがぷんぷんするぜ。これ、香水じゃないよな? あんたのおっぱいの匂いだよな?」
「あ、いえ……」
 目のやり場に困った朱美はうつむいてしまった。とんでもないところにきてしまったと、膝が震え出して止まらない。そんな朱美の心情を知った上で、邦夫は言葉で嬲る。
「よう、なんで帰らなかった?」
「あ、それは……」
 椅子に座った邦夫は一人だけ自慰をせず、あやとりをするようにパンティストッキングを弄んでいる。だが、剥き出しの男根は自慰の必要もないほどいきり立っていた。
「ノーパン、ノーブラじゃ帰れないか? お上品な奥様は?」
「そ、そんなわけじゃ……」
「じゃあ、なにしにきたんだ? すけべな裸を見せびらかしにきたのか?」
「あ、その……」
「な・に・し・に・き・た・ん・だ? はっきり言えよ」
「あ、あの……」
 朱美も十分に知っていた。邦夫はもちろんのこと、自慰を続ける雄太たちが聞きたがっているのは、清楚な人妻の口から出る卑猥な言葉なのだ。
「あ、あの……。わたしは、その……」
「え、なんだって?」
「み、みなさまのお相手にまいりました……」
「なんのお相手?」
「あ、その……」
 恥じ入る朱美の姿は三十路を感じさせないほど愛らしい。全裸の人妻が両手をもじもじさせ、羞恥と必死に闘っている仕草はまるで叱られている幼女のようなのだ。
 勃起した男根をびくんと脈動させて、邦夫が語気を荒らげた。
「な・ん・の?」
「あ、あの、その、セ、セ……」
 少年たちの視線が朱美の口元に集中した。ルージュがすっかり落ちた生の紅唇が震える。
(ああ、聞きたいのね? 言わせたいのね? 恥ずかしい言葉を……)
 気持ちの昂ぶりとともに、朱美の眼前に桃色の霞が下りてきた。全身はエアコンの冷気を跳ね返してしまうほど熱くなっている。熱源は子宮だ。体奥でくすぶっていたおき火が一気に燃え上がったのだ。
(ああ、熱いわ。なんて熱いの……)
 体奥の赤熱は膣道を伝い陰核や陰唇をも焦がす。量感溢れる朱美の下半身が自然にうねり始めた。室内は十分過ぎるほど冷えていたが、肌に玉の汗が浮かんでいる。
「き、きみたちの……セ、セックスの相手にまいりました」」
「お、おれたち、童貞なんだぜ……。あ、あんたが教えてくれるのか?」
 康二は涎まみれのブラジャーを口元から外し、上ずった声で尋ねた。男根を握る右手は動いたままだ。
 朱美は目を合わせ、小さく頷いた。
「え、ええ。わ、わたしがきみたちに、セ、セックスを教えるわ」
「ほ、ほんとか? フェラチオとかアナルセックスも教えてくれるのか?」
 康二の右手に力がこもる。自慰の追い上げに入ったのだ。
「も、もちろん、きみたちが、そ、そう望むなら……」
「い、言えよ! アナルもオーケーって言えよ!」
 怒気を含んだ康二の形相に、朱美は反射的に応えてしまった。
「ア、アナルもオーケーです」
「う、うおっ!」
 射精に間に合った。いや、朱美の言葉が最後のひと押しになったのだ。精液は見事な弧を描いて飛び、カーペットの染みになった。
「へ、へへっ……」
 康二は朱美を見つめながら、射精の余韻を味わっている。朱美もまた、はしたない言葉の連呼で半ば惚けていた。その朱美の顔が引きつった。康二がブラジャーで後始末を始めたのだ。
(や、やめてっ!)
 朱美の胸が締めつけられる。精液に汚されるブラジャーは他でもない、朱美の分身だった。
「あ、朱美さん! ぼ、ぼくにも言って! く、口でしてあげるって!」
 今度はベッドの上の雄太が悲鳴を上げた。青筋を浮かべるほどに硬直した男根をショーツでしごき、ねじり、凌辱している。もみくちゃにされるショーツもまた、朱美の分身だ。
「あ、朱美さん! 言って! はやく!」
「え、あ……」
「言って! 言ってよ! 口でしてあげるって!」
「し、してあげる! 口でしてあげるわ!」
 瞬間、雄太が極まった。布の膣と化したショーツに白濁がぶちまけられる。甘い残り香と苦い精液臭が混じり合い、脳髄を溶かすほどの性臭が完成した。雄太は最後の一滴までショーツに吐き出してから、その臭いを胸一杯に吸い込んだ。
「えへへ、いよいよ本番だね。ぼく、さっきからどきどきしっぱなしなんだ……」
「え、ええ。わたしもよ……」
 朱美の全身に玉の汗が伝っていた。こうして距離を置いて眺めると、均整の取れた骨格や見事な肉づきがよくわかる。やはり、中学生の童貞喪失用には過ぎる、宝物に値する美女なのだ。
「ほら、ぼさっとしてねえで雄太の相手をしろよ」
「……あ、はい」
「荷物を忘れんな」
「あ、すみません」
 ワンピースとバッグをドアの外に置いたままだった。朱美は太腿をぴっちり合わせて後ずさり、それらを拾った。恥部を手で覆えない以上、太腿を合わせることでしか股間を隠せない。
 朱美はよちよち歩きで室内に戻ると、ドアを後ろ手で閉め、手荷物は出窓の上に置いた。それからごくりと唾を飲み込み、ベッドの方を見る。雄太もまた、手にしたショーツをきつく握り締めて、緊張と戦っていた。
(ああ、いよいよなのね……)
 左手には壁に寄りかかった康二が、右手からはいすに座った邦夫がにやにや笑ってこちらを見ている。卑屈さは服従の裏返しだ。せめて精神だけは汚されるものかと、朱美は背筋を伸ばし、顎を上げ、胸を張った。
「村田のけつが八十点なら、朱美は九十五点だな。ほんと、たまらねえけつだぜ」
「へへっ、一体なにが詰まってんだか……。もしかしてまん汁十八リットルか?」
 言葉嬲りを振り切るように、朱美が歩き出す。
 ベッドまで七歩。その間、邦夫と康二は目を皿のようにして、眼前を通過する女体のすべてを脳裏に焼きつけた。全裸の女が歩くとき、どこの肉がどのように弾み、揺れるのか──。若い脳細胞は貪欲に記憶する。
 七歩の苦行を終えて、朱美がベッド脇に辿り着いた。乳房や股間を惜しげもなく晒したまま、雄太を見下ろす。
(まあ、もうあんなに……)
 たったいま自慰を終えたばかりだと言うのに、雄太の男根は七割方の回復を見せていた。しかも、接近した女体に反応して、見る間に鎌首をもたげてゆく。
「えへへ、たっぷり抜いたから、本番は長持ちするよ」
 その声があどけないだけに、朱美を心から震撼させた。まだ中学生の少年は、初体験を済ませるというだけではなく、自分の体を存分に愉しもうとしているのだ。
(あ、この臭い……)
 臭気の元は雄太が手にしたショーツだった。朱美の残り香と混じり合った精液が布地から染み出し、空気に触れているのだ。そこに子供部屋特有の汗臭も加わり、朱美の鼻腔をしびれさせてゆく。
(ああ、あの臭いだわ。あの夏の日の臭い……)
 朱美の体内に十五年前の熱い夏がよみがえる。セックスを覚えた高三の夏休みだ。それがいまここで繰り返される──。
(あっ!)
 爛れた予兆に子宮がひくっと脈打った。肉体はまだ気づいていないのだ。ここが夫婦の寝室ではなく、陵辱の檻だということに……。いや、とうに気づいているのかもしれない。そうでなければ、なぜ体奥がこんなにも熱いのだろうか?
(ち、違うの……。家族のためなの……)
 朱美はそう自分に言い訳しながら、小さなご主人様を見下ろした。
「あ、それじゃあ、始めるわね」
 雄太は小さく頷いた。
「よ、横になってくれる?」
「こ、こう?」
 雄太はベッドの上で大の字になった。仲間うちでは最大を誇る男根がぴんとそそり立つ。驚くべき回復力だ。
(す、すごいわね。奥まで届きそう……)
 思わずつぶやきそうになり、朱美は慌てて口元を覆った。
(わたしったら、なんてことを……)
 じっとりと重い靄が思考を細切れにしているのだ。朱美は目をつむり、これからすべきことを心の中で反芻した。それを三度繰り返してから、意を決して邦夫の方に向き直る。
「ん、なんだよ?」
「あ、あの、セ、セックスをするときは避妊が……」
「それはBが終わってからでいいだろ」
「あ、でも、大事なことだから……」
「後でいいって言ってるだろ」
「で、でも……」
「帰るか? そうか、そんなに帰りたいか?」
「あ、いえ……」
「じゃあ、続けろよ。おれたちによく見えるようにな」
 邦夫はこともなげに言い、康二を促して床の上に座り込んだ。邦夫が先を急ぐのにはわけがある。実のところ、一番手を雄太に譲ったのは場所を提供した見返りではない。雄太を実験台に、自分の初体験を上首尾に済ませようという魂胆なのだ。
「あ、それじゃあ、最初は前戯から……」
「つまり、Bってやつか?」
「そ、そうよ」
「へへっ、Aはいいのか? 省略すんのかよ?」
 康二も茶々を忘れない。
「あ、その、前戯にはキスも含まれるのよ」
 朱美はベッドの端に腰かけた。みしっとベッドが軋んだ拍子に康二が呟いた。
「へへっ、でかいけつだ。おれたちのけつだぜ……」
 朱美はその声をあえて聞き流し、大の字になっている雄太の顔を覗きこんだ。
「ゆ、雄太くん」
「は、はい」
「わ、わたしが下になるから、雄太くんは上になって」
「え、ぼくが?」
 雄太は不服そうに頬をふくらませた。性知識はいくら豊富でもしょせんはオナニー三昧の童貞なのだ。失敗がなにより怖い。悪友二人に見物されていてはなおさらだ。
「あ、あのね、普通は男の子が上になるのよ。大丈夫。わたしに任せて……」
「お、男が上になるってだれが決めたの? ソープじゃ、女の人が上になるんだよ」
 雄太の頬がさらにふくらんだ。男根は成人並みなのに、中身はまだまだ子供なのだ。朱美は恨めしげに睨みつけ、小さなため息を漏らした。
「……わかったわ。じゃあ、そのまま寝てて」
 朱美は膝を崩して横座りになった。小振りながらたるみのない乳房が雄太の鼻面に迫る。一方、邦夫たちの目には深い溝を刻む双臀が映っているはずだ。
 朱美は左肘で上体を支え、数時間前までは家事に勤しんでいた右手を少年の体に伸ばした。男は夫しか知らない朱美だ。その右手は処女のように震えている。
 だからこそ、朱美は歯を食いしばった。夫のため、娘のため、そしてなにより自分のために……。

中学生に寝取られた_2

熱さにうだった昼下がりの住宅街を、日傘で顔を覆った朱美が歩いていた。その周りには三人の少年が貼りついている。
 夫から引き離されてはや十分、朱美の不安は心臓が破裂するほど肥大していた。見知らぬ街で、見知らぬ少年たちに連れ回される恐怖。すれ違う善良そうな住人たちは、だれ一人として救いの手を差し伸べてくれないのだ。
「あ、そうだ」
 先頭を歩く邦夫が振り返った。
「あのさあ、奥さんを呼ぶとき、奥さんでいい? それとも名前で呼ぼうか? 朱美って」
「す、好きにすればいいわ」
「じゃあ、朱美。歳いくつ?」
「せ、先月で三十三よ」
「えっ! まじかよ? おれの母ちゃんも三十三だぜ! 世の中不公平だよな」
 そう嘆いてみせたのは長躯の康二だ。短躯の雄太も驚きを隠さない。
「三組の村田先生って二十六だっけ? 村田先生に楽勝だよね、朱美さんてさ」
「へえ、ズリネタ女教師・村田より七歳も年上なのか……。ま、村田はただ単にむちむちしてるだけだろ。その点朱美はさ、まろやかっていうか、ほんわかっていうか、なんか暑苦しくないていいよな」
「うん、清楚ってやつ? でも、意外とお尻でかくない? おっぱいは小さそうだけど」
 朱美の背筋に冷や汗が噴き出した。二十も歳の離れた少年たちに品評されることの屈辱は、恥ずかしさを通り越して怒りさえ感じる。
 ふと、長躯の康二が思い出したように、日傘の中を覗き込んできた。
「あ、とすると……職業はOL、セックスは週三回ってのはどうなんだ? あんた、OL?」
「ち、違うわよ……。しゅ、主婦よ」
「じゃあ、元OL?」
「ええ、まあ……」
「お、これで一敗一分けか。じゃあ、セックスは週何回?」
「な、なによ、急に……」
「だいたいの平均でいいからさ」
「そ、そんなこと聞かれたって……」
 朱美が口ごもると、先頭を行く邦夫が聞こえよがしに吐き捨てた。
「質問に答えるのも仕事のうちなんですけど」
「あ、でも……」
「あんたさあ、自分の立場わかってんの?」
「す、すみません……」
「謝る暇があったら、質問に答えろよ」
「あ、はい……」
 子供相手に敬語を使ってしまう自分が滑稽で、朱美は泣きたい気持ちになった。
「あ、あの、その、い……」
 康二が日傘の縁をくいっと持ち上げた。
「え? なに? はっきり言えよ」
「い、一、二回かと……」
「なーにが?」
「あ、その、一週間で……」
「なーにを?」
「あ、えっと……」
 朱美の耳たぶが真っ赤になる。
「だからさ、一週間に一、二回、なにをするの?」
「セ、セ……」
「せ?」
 邦夫と雄太も耳を寄せてきた。清楚な年上の女性にいやらしい言葉を言わせたくてうずうずしているのだ。それを察した朱美の心に小さな敵愾心が芽生えた。
(こ、この程度で尻込みしちゃだめ。これからもっと恥ずかしい目に遭うのよ。尻込みすればするだけ、この子たちを喜ばせるだけだわ)
 朱美は日傘の柄を握り締め、心持ち背筋を伸ばした。
「セ、セックスよ」
 その瞬間、少年たちはしてやったりとほくそ笑んだ。
「えー、三回じゃないのか? ほんとは三回なんだろ? 毎朝毎晩するやつだっているのに?」
「わ、わたしは違うわ」
「うそだろ? 正直にほんとのこと言えよ」
 少年たちの声がにわかに大きくなる。住民の人目を引かないよう、朱美は泣く泣く折れなければならなかった。
「そ、そうね。そういうことにしておくわ」
「よーし、これで一勝一敗一分けか。辛うじて予選通過だな」
「なんだよそれ。どこの予選だよ」
「へへっ、まあ、それはそうと、パレス・ユータにご到着だぜ」
 そこは三角屋根の一戸建だった。雄太が門扉をくぐり、玄関の錠を開けに走った。そして無邪気に手招く。
「はやくおいでよ。ぼくんちは共稼ぎなんだ。家にはだれもいないから心配ないよ」
「ほらほら、入った入った」
「きゃっ!」
 邦夫に腰を押された拍子に、朱美は悲鳴を上げてしまった。それなりの覚悟はしたつもりでも、赤の他人にいざ触られると体がすくんでしまう。邦夫は強引に腕を回してきた。
「ほら、こいよ」
「やっ! だめっ! は、離して!」
 あらがった勢いで日傘が宙を舞い、ハンドバッグは地面に転がった。
「こ、この! ガキじゃあるまいし、なに照れてんだよ! あんまり騒ぐと近所中のババァが集まってくるぞ!」
 邦夫は、朱美がひるんだ隙に力任せに抱き寄せ、有無を言わさず引きずった。二人の背丈はほぼ同じなので、互いの頬がくっついてしまう。
「んー、ぷにぷにだぜ。あとでキスさせてくれよな」
「やっ! だ、だめっ!」
 汗臭い少年と密着するおぞましさに、朱美は自分の立場も忘れて暴れ出した。駄々っ子のように手足をばたつかせ、身をよじる。手を焼いた邦夫は、朱美を突き飛ばした。
「やってらんねえな! こんなくそ女、放っておこうぜ!」
 邦夫は現金入りの封筒を惜しげもなく朱美に投げつけると、仲間たちを引き連れて玄関に入ってしまった。
「それは返しとく! 恐喝でパクられたくねえからな!」
「え? あの……」
「いまから一一〇番するんだよ!」
「あ! ま、待って!」
 朱美は閉ざされたドアにすがりついた。だが、ドアノブを掴んだ右手がどうしても動かない。ドアを開ける勇気が出ないのだ。朱美は目をつむり、歯を食いしばり、大きく息を吸った。
(開けるの! 開けるのよ! 開けなくちゃならないの!)
 そう念じれば念じるほど体が硬直する。朱美は一旦ドアから離れると、路上に散らかった封筒やバッグ、日傘を拾い集めながら気持ちを整えた。乱れた髪を直しつつ、再度ドアの前に立つ。
(パパ、美雪ちゃん。ママを守ってね……)
 震える指先がインターホンのボタンを押した。
「だれ?」
「あ、わたし……です」
「あれ、帰ったんじゃないの?」
「あ、あの、さっきはごめんなさい」
「なにしにきたんだよ。用がないなら帰れよ」
「な、中に入れて」
「やだね。また暴れるんだろ?」
「も、もう、暴れないわ。だから中に……」
「おとなしくするか? じゃなきゃ一一〇番だぞ?」
「ええ、おとなしくするわ」
「命令に服従できるか? すけべな命令ばかりだぞ?」
「え、ええ」
「ほんとか? ちょっとでも歯向かったらすぐ一一〇番だぞ?」
「わ、わかってるわ。だから一一〇番だけは……」
「よーし、それなら中に入ってこい。鍵は開いてる」
「は、はい」
 朱美は体の強ばりを振り切るようにドアを開けた。湿気を含んだ外気が朱美の体臭を乗せて屋内に流れ込む。
(美雪ちゃん、ママがんばるからね……)
 少年たちは横一列に並んでいた。小鼻をふくらませて、嗅覚と視覚で朱美を出迎える。外では化粧の匂いにまぎれていた汗や皮脂の臭いが、いまは手に取るようにわかるのだ。女家族と同質の臭いでも、朱美の清楚な容姿がそれを香しい匂いに変化させていた。
 仁王立ちの邦夫が勝者の笑みを浮かべた。
「セックス奴隷になる覚悟はできたか?」
 朱美は直裁過ぎる表現に青ざめた。だが、もう後には引けないのだ。夫のため、娘のため、奴隷だろうが家畜だろうが、どこまでも堕ちる覚悟だった。
「……は、はい」
「じゃあ、二階に上がれ。そこがセックス奴隷の仕置き部屋だ」
 少年たちが行く手を開けた。朱美を先に上がらせて、臀部や下肢を仰ぎ見ようという魂胆なのだろう。すでに嬲りは始まっているのだ。朱美は絞首台に向かう女囚の面持ちで階段を上り始めた。
「隠すなよ。隠したら後でひどいぞ」
「わ、わかってるわ……」
 案の定、下からの眺めは格別だった。膝上数センチのミセス用ワンピースから、素肌のようなストッキングに包まれた太腿が覗けている。体全体は華奢な印象だったが、やはり太腿の肉づきは熟れた人妻だ。その揺れ方はまるで搗き立ての餅を思わせる。
 それ以上に少年たちを刺激したのは、ゆさゆさ揺れる豊穣な臀部だった。いまにも落ちてきそうな重量感に圧倒されながらも、少年たちは引き込まれるように後をついてゆく。
「ババァにしてはきれいな脚してるな」
「へへっ、でけえけつ」
「右の部屋だよ」
「あ、はい」
 そこは東側に面した八畳ほどの洋室だった。漫画本の詰まった本棚、壁のインテリアになっているサッカーのユニフォーム、朱美の知らない家電品の数々──。子供然とした部屋だけに、ここで嬲り者になるのかと思うと悔しさもひとしおだ。
 少年たちは朱美を部屋の中央に立たせたまま、各々いすやベッドに腰かけた。部屋の主を差し置いていすにふんぞり返った邦夫が、エアコンのリモコンを朱美に突きつけて命じる。
「さあて、セックスの夏期講習、始めようぜ」
 エアコンが動き出し、まだ冷えていない送風が朱美の汗ばんだうなじをくすぐった。
「あれれ? さっきの誓い、もう忘れたのか?」
「あ、いえ……」
「じゃあ、さっさと始めろよ」
「あ、はい」
 返事はしたものの、手始めになにをすればいいのかわからない。これは明らかにレイプだ。だが、ただのレイプではない。目をつぶっていることは許されず、自ら進んで陵辱を乞わなければならないのだ。それは目眩いがしそうなほど難しい課題だった。
「こら、固まってんじゃねえよ。いつも旦那とやってることをおれたち相手にやるだけだろ?」
「あ、はい……」
「じゃあ、雄太。場所代ってことでおまえが先発だ」
「え! ぼ、ぼく? あ、後でいいよ。やり方わかんないし……」
「おいおい、だから朱美に教わるんだろ。おれたちも後で混ざるから心配すんな。ほらほら、時間がもったいないぞ」
「う、うん……」
 雄太は顔を真っ赤にして立ち上がった。陰毛が生えた生えないで大騒ぎする年頃だ。初体験を見物されるとあっては、死ぬほど恥ずかしいに決まっている。
 雄太はうつむいたまま、朱美と向き合った。雄太の方がおでこひとつ分小さく、母親と息子という感じがしないでもない。朱美の顔も赤く染まる。
「ゆ、雄太くん。さ、最初はシャワーから……」
「う、うん」
「あ、じゃあ、先にわたしが入ってくるわね。み、みんなはここで待ってて」
 待てと言われて素直に待つ邦夫ではなかった。すかさず横槍を入れてくる。
「見学も兼ねて、一緒に入ろうぜ」
「あ、でも……」
「ん? いま、でもって言ったか?」
「あ、いえ……。じゃあ、みんなで入りましょうか……」
 歯ぎしりするほど悔しいはずなのに、朱美はぎごちなくはにかんでいた。
 洗面所の鏡にサマージャケットを脱ぐ女が映っている。
 アイボリーの半袖ワンピースを着たショートカットの女だ。頬がふっくらした小作りの顔立ちは少女のようでもあるし、光線の具合によっては気だるさを秘めた淑女にも見える。
(ひどい顔ね。殺されるわけじゃないのに……)
 鏡に映る自分に話しかけたとき、朱美は鏡越しの視線に気がついた。血走った三対の目が背後で息をひそめている。ただ一人洗面所の中に入っている雄太はぽかんと口を開けていた。いよいよ女の裸が見れるという感激に、すっかりのぼせているのだ。
 朱美は少年たちの方に向き直ると、嘲り混じりの微笑を浮かべた。そんなに女の裸が見たいのならどうぞごらんなさい、との思いだった。朱美は後ろ手でファスナーを下ろしながら、最初の相手となる雄太を見据えた。
「ねえ、雄太くんはいつまでお母さんとお風呂に入っていたの?」
「え? えーっとね、四年生までかな……」
「そう。それじゃあ、おばさんをお母さんと思ってちょうだい。そうしたら恥ずかしくないでしょう?」
 その言葉はもちろん、自分を慰めるためでもある。
「う、うん……」
「じゃあ、一緒に脱ぎっこしようか。あ、ついでだから邦夫くんたちも脱いじゃって」
 朱美が精一杯の笑みを作った瞬間、邦夫が苛立ちげに引き戸を叩いた。
「おいおい、勘違いしてんじゃねえぞ」
「え?」
「母親ぶっておれたちをガキ扱いするな。おまえはおまんこ奴隷なんだぞ。わかってんのか?」
「あ、ごめんなさい……」
 おまんこ奴隷──。その言葉の響きだけで心臓が激しく脈打ち、額に脂汗がにじんだ。このままふっと気を失えたらどんなに楽だろう。
「朱美はおまんこ奴隷だよな?」
「あ、その……」
「違うのか?」
「あ、いえ、そう……です」
「じゃあ、おまんこ奴隷らしく振る舞えよ」
「……はい」
 朱美はワンピースの襟元を開いて、白い両肩を露にした。決意が鈍らないよう、一気に腰骨まで下げる。
「おぉ……」」
 ため息を漏らしたのは康二だ。朱美の胸元は白いブラジャーよりもはるかに白く、透明な輝きさえ帯びていた。うなじから肩にかけての線は少女のように華奢でいながら、胸元から腰のくびれにかけてはしっとりした色香がある。
 朱美は腰骨に引っかかっていたワンピースを押し下げ、もっとも巨大なパーツ──双臀を剥き出しにした。みっちり肉の詰まった臀部にパンティーストッキングと水色のショーツが張りついている。
「へぇ……」
 今度は邦夫が嘆息を上げた。雄太に至っては息が止まるほど驚嘆している。
 ワンピースはさらりと音を立てて舞い落ち、少年たちの眼前に量感たっぷりの太腿が露出した。三十三歳の女体は圧倒的な肉感だった。柔らかそうでいて崩れておらず、甘く優美な線を描いているのだ。
 少年たちはそのことの意味を瞬時に理解した。ひょんなことから手に入れたこの女は単なるきれいなおばさんなどではない。童貞喪失用には過ぎる、宝物に値する美女だったのだ。
 いちはやく我に返った邦夫が呻くように言った。
「な、なにやってんだ。全部脱ぐんだよ」
 朱美はさらなる恥辱へ飛び込もうと呼吸を整えていたが、美肉に目が眩んだ少年たちは片時も待ってはくれない。
「おい、さっさと脱げ。それとも一一〇番か?」
「ぼさっとすんな、朱美。娘がどうなってもいいのかよ?」
「そ、そうだよ。朱美さんがやらせてくれないなら、代わりに美雪ちゃんがおまんこ奴隷だからね」
(ちょ、ちょっと待ってよ!)
 娘の名前が引き金となり、朱美はブラジャーを引き千切らんばかりに剥ぎ取った。白い乳房が弾んだのも束の間、すかさずパンティストッキングごとショーツを剥き下ろす。丸まった薄布を足先から抜き取ると、一糸まとわぬ全裸になった。
(ほ、ほら! 脱いだわ! どう、これで満足?)
 少年たちの驚きをよそに、朱美は背筋を伸ばし、胸を張って純白の女体を惜しみなくさらけ出した。娘に手出し無用と口にするより、こうして体を張る方が得策に思えたのだ。
 だが、少年たちの血走った目はどんな刃物よりも鋭利だった。朱美が築き上げた矜持をずたずたに切り裂き、その奥にある羞恥をえぐり取ろうとする。朱美の太腿がよじれた。
(そ、そんなに見つめないでよ。わ、わたしはただのおばさんなの……)
「さ、三十過ぎにしちゃあ、けっこういい体してるじゃねえか」
 邦夫が上擦った声を上げた。精一杯強がってみても女の裸体を見るのはこれが初めてなのだ。怒っているのか笑っているのか、判別できないほど顔が歪んでいる。
 実際、朱美の裸身には少年たちを黙らせる迫力があった。透き通るような肌はしっとりと潤いを帯び、おばさんと呼べないほどに瑞々しい。張りを失っていない乳房はいわゆるお椀型だ。乳輪と乳首の色はやや濃いが、そこがまた人妻らしく、艶めかしい。
 一方、華奢な上半身を補うように下半身は見事に発達していた。腰のくびれが大きな臀部をことさら強調し、むっちり張った太腿をも引き立てている。陰毛は手入れが行き届いていないのか、まるで下腹部を燃やす炎のようだった。
 そしてなによりも、ビデオやグラビアでは絶対伝わることのない女体の熱や匂いがひしひしと感じられる。目の前の女は本物なのだ。美しい肉体を備えた大人の女が、目の前に存在している!
 三人の少年は身じろぎひとつしない。いや、できない。百パーセントを超える勃起が楔となり、彼らの動きを封じているのだ。
「お、おい。おれたちも脱ごうぜ」
 その状況を打破すべく、邦夫が率先してカーゴパンツに手をかけると、雄太たちも腰を引き気味に後に続いた。露出した三者三様の男根は、三本とも痛々しいほど反り返っている。
 面白いことに男根のサイズは身長に反比例していた。短躯の雄太が一番大きく、優に十三、四センチはあるだろう。包皮が完全に剥けているのも雄太一人で、亀頭が淡いピンク色をしていなければ成人男性のそれと見紛うばかりだ。
「お! いいの持ってんじゃん、雄太」
「えへへ、そうかなあ?」
「さては毎日オナニーしてるな?」
「そ、そんなことないよ。邦夫くんはどうなの? 毎日?」
「お、おれはそこそこだよ。康二、おまえは?」
「え、おれ? おれはその、普通だよ。普通……」
「なんだよ、普通ってのは」
「普通だから普通なんだよ」
 三人はじゃれ合うことで緊張をほぐしたのか、ぴんと立たせた男根を揺らし、朱美と対峙した。
「ぬ、脱いだぞ。次はなんだ?」
「あ、じゃあ、お風呂場でシャワーを……」
「洗いっこか?」
「え、その……」
「洗いっこなんだな?」
「あ、はい……」
「よし、雄太。おまえが最初だぞ」
「ぼ、ぼくは後でいいよ。見てるだけでいいから……」
「おまえなあ、何度も同じこと言わせんなよ。ほら、入った入った」
「う、うん」
「朱美、おまえもだ」
「え、ええ……」
 全裸だからこそ背筋を伸ばし、朱美は浴室に入った。洗い場の広さは約一畳。邦夫と康二が加わると、さながら満員電車の趣だ。邦夫は手を伸ばせば届く美肉に触れようとはせず、康二に目配せした。
「おい。おれたちはここで見学しようぜ」
「あ、ああ」
 二人は男根を揺らして空の浴槽を跨いだ。そこは半埋め込み式のため、肩を寄せ合って座ると朱美の腰部が目の高さにくる。邦夫の位置からは炎のような陰毛が見え、康二の眼前ではこぼれ落ちそうな臀部が汗ばんでいた。
 少年たちの視線に焼かれたのか、静脈の浮いた太腿が切なそうによじれる。近くで見れば見るほど、むっちり張った肉柱は匂い立つほどに肌理が細かい。
 邦夫は乳房越しに朱美の顔を見上げた。
「お、おい。突っ立ってないで始めろよ」
「あ、はい……」
 朱美はシャワーヘッドを手にして、その場にしゃがみ込んだ。無意識のうちに左膝を立てて、邦夫たちの視線から股間を守っている。
「ゆ、雄太くんも座って。おばさんが洗ってあげる」
「う、うん」
 朱美以上に緊張している雄太はイスが目に入らないらしく、直接床に尻をつけた。朱美もまた、イスをすすめる余裕がない。
「あ、雄太くん。このシャワー、どう使うの?」
「えっとね、オレンジのボタンを押してみて」
「こ、これね。ぬるめの方がいい?」
「う、うん」
 邦夫たちに一挙手一投足を監視されながら、朱美は努めて明るい口調を装った。実際は叫び出したいほど追い詰められていたが、哀れで惨めな現実から逃れるには演じ続けるしかない。
 そんな朱美のぎりぎりの気持ちを、邦夫は容赦なく言葉で打ちのめした。
「おい、立ってやれよ。それじゃあ、おっぱいもおまんこも見えねえぞ」
「え、あ……」
「言われたらすぐやる!」
「は、はい!」
 朱美は飛び上がった。反射的に立ったものの、裸になった羞恥心で膝が折れそうになる。だが、ここで踏ん張らなければ家族に明日はないのだ。朱美は強ばる顔を精一杯の笑みでごまかし、雄太の手を取った。
「ね、雄太くんも立って」
「う、うん」
 雄太の肩にシャワーを当てる。
「熱くない?」
「う、うん」
 朱美の白い指先が肩から首筋へ、首筋から背中へ滑ると、それだけで雄太は達してしまいそうになった。しかも、目の前では朱美の乳房が揺れている。追い打ちをかけるように、汗ばんだ女臭はこの上なく香しい。
 視覚は触覚を過敏にし、それに嗅覚が加わることで雄太の神経は際限なく昂ぶっていた。そしてついに、朱美の指に腰の裏側をさすられた瞬間、背筋に痛痒が走り、膝が砕けてしまった。
「わ、わっ、うわっ、うわあっ!」
「え? あっ!」
 ずん! サッシ窓が震えた。
「ど、どうした、雄太!」
「……え?」
 雄太の目は点になっている。気がつけば尻餅をついており、反り返った男根はひくひく痙攣して、尿道口から精液が流れ出ていたのだ。
「だ、大丈夫? 立てる?」
「え? あ……」
 見れば、朱美の左の乳房から臍にかけて白い精液が付着していた。どうやら、背筋に泡を塗られただけで達してしまったらしい。
「わはは! 雄太、せっかくだからちんぽを洗ってもらえよ」
「でもよ、直接触られたらあれだ、今度は失神しちまうんじゃねえか?」
「そりゃそうだ。じゃあ、シャワーだけにしてもらえ。なあ、雄太」
 悪友たちに容赦はない。雄太は憮然と立ち上がった。
「だ、だれだって出ちゃうよ。とっても気持ちいいんだから……」
「え、そうか? そんなに?」
「ち、ちんぽにノータッチでもか?」
「そうだよ。とっても気持ちいいんだから」
 途端に邦夫たちは羨望の眼差しになった。気を良くした雄太は進んで仁王立ちになる。
「朱美さん、触ってもいいよ」
「あ、はい」
 射精直後にもかかわらず、男根はほとんど勢いを失っていない。そればかりか、亀頭部分が若干ふくらんだ印象さえある。
(す、すごい。若いからなのね……)
 中二といえば十三、四歳──。今年三十三歳の朱美より、実に二十歳も若いのだ。朱美は素直に驚嘆し、自身の体に目を落とした。乳房や腹部にこびりついた青い精液から、気化した臭気が立ちこめている。
(すごい臭い。粘り気も……)
 朱美は肌を蝕む精液をシャワーで洗い流した。次いで雄太の股間にもシャワーを向ける。湯を受けた男根がぴくんとしなり、その拍子に尿道に残留していた精液がくぷっとこぼれ落ちた。
(ああ、まだ出てくるの。中にたっぷりたまっているから……)
 果ててもなお脈動する男根と、尽きることのない精液──。
 朱美はこの光景を一度どこかで見たことがあった。既視感ではない。想い出の中の記憶だ。夏の日差し、蒸した空気、こもる吐息──。
(ああ、そうよ。あの日も暑かったわ。まるで今日みたいに……)
 十五年前の夏、セックスを覚えた高三の夏休みが脳裏を過った。相手はアルバイト先で知り合った大学生──夫の利之だ。
 あの夏は、セックスに明け暮れた毎日だった。性器が腫れ上がるのもおかまいなしに時間を作っては何度も抱き合い、多い日は二桁に達することもあった。それを可能にしたのは二十歳のペニスだ。そして、その男根を挑発したのは十八歳のヴァギナ──。
(もう十五年になるのね。この子たちがまだ生まれていない昔……)
「朱美さん……? あの、手を使っていいんだけど」
「……え? あ、はい」
 目の前に雄太の男根があった。鋼のような勃起はあの夏の再来だ。
(す、すごい……。さ、触っても大丈夫かしら?)
 朱美はシャワーを当てながら、恐るおそる左手を伸ばした。指先が男根にかすっただけで、雄太の背筋が大きくしなる。
「あ、ごめんなさい。痛かった?」
「い、痛くないよ。続けて」
 そうは言っても、雄太は爆発寸前の体なのだ。困った朱美は手の中にお湯をためるようにして、腫れ上がった男根をすすぎ始めた。
「ちょっと足開いて」
「う、うん」
 過度な刺激を与えないよう、陰嚢から肛門にかけてお湯をまぶしてゆく。依然、雄太は危険な状態だが、いまはくすぐったさを感じているらしく、小さな尻をむずむずさせている。
 むずむずしているのは外野の二人も同じだ。居ても立ってもいられないのか、浴槽から大きく身を乗り出し、なにかと茶々を入れてくる。
「よう、石鹸は使わないのか?」
「せっかくだから、ソープごっこをしろよ。毎晩、旦那にやってんだろ?」
「あ、いえ……」
「うそつけ。娘の目を盗んで台所とか風呂ではめっこしてんだろ?」
「し、してません!」
 朱美は唇を噛み、ラックからボディシャンプーを取り出した。両手に泡を立てながら、とにかく娘の体を洗う要領で接しようと考える。
「へえ、やっぱり、素手でやるんだ」
「え? あの……」
 邦夫がしきりに関心するので、朱美はスポンジを手にするタイミングを逸してしまった。邦夫と並んだ康二も、そして当の雄太も、これから起こることに目を輝かせている。
(わ、わかったわよ! やるわよ! やればいいんでしょ!)
 朱美は泣きたい気持ちで、まずは首筋から洗い始めた。最初はくすぐったそうに身をよじっていた雄太も、肩口、腕、腹部と洗い進むうちに、うっとりと表情をゆるめている。
「後ろを向いて。背中を洗うから」
 と、半ば惚けていた雄太が突如として邪悪な笑みを浮かべた。
「やだ」
「え?」
「このままでも手が届くよね」
「あ、でも……」
 朱美が青ざめた一方で、邦夫たちは拍手喝采の大騒ぎだ。
「いいぞ、雄太。今日のおまえ、冴えてるな」
「それ、泡踊りってやつ? おっぱいぐりぐりの?」
「えへへ、立ってやるから立ち泡踊りかな?」
(あ、あんたたち、調子に乗るのも……)
 悔しさで奥歯が鳴る。だが、朱美は一人娘の笑顔を励みにして、雄太の背中に両手を回した。自然と乳首同志がぶつかり、次いで乳房がとろけるようにひしゃげる。
「わっ、すごく柔らかい! 柔らかいよ、朱美さんのおっぱい!」
 そう叫ばずにはいられないほど、直に感じる朱美の温もりは鮮烈だった。それでも射精せずにいられたのは、朱美の陰毛がクッションになり、暴発寸前の男根を受け止めてくれたからだ。
「うわあ! すごい! なんか溶けてるみたい!」
「あー、はいはい。それはなによりだな」
「感激ついでに漏らすなよ」
 からかう邦夫たちだったが、その顔には羨望の色がありありと浮かんでいる。無理もない。朱美が雄太の背中を撫でる度に乳房がひしゃげ、つき立ての餅のように形を変えているのだ。おそらく、押し込まれた乳首は雄太の胸板の上をころころ転がっているのだろう。
(こ、これでよしと……)
 朱美はどうにか雄太の背中を洗い終えて体を離した。子供とはいえ夫以外の異性と肌を合わせたことを恥じて、ほんのり頬が上気している。
(よかった。今度は出さなかったみたいね)
 ひと息ついた朱美はその場に跪いた。それも束の間、雄太の股間を見やり、眉根を曇らせる。
(ここを洗い終えたら、わたし、子供に犯されるのね……)
 雄太の男根は怒ったように天を衝いていたが、陰嚢は緊張のためか梅干しのように縮こまり、そこだけは少年らしさを残している。朱美が手を差し伸べると、雄太は怯えたように腰を引いた。
「大丈夫、心配しないで。優しくしてあげるから……」
 大丈夫、大丈夫、と自分に言い聞かせ、そそり立った男根を両手で包み込んだ。見上げると、雄太は目と口を固く閉じ、まるで苦行僧のような面持ちで快楽に耐えていた。
(あらあら、やっぱり子供なのね……)
 朱美の中で小悪魔が微笑んだ。少年たちに対する憎悪をほんの少しだけ、指先に込めることにしたのだ。泣いても笑っても結局は犯されるのなら、笑ってしまえとの気持ちだった。
(ふふ、おしおきよ)
 朱美は乾いた唇をちろりと舐めてから、亀頭部分と肛門周辺へ指先を滑らせた。今度は遠慮しない。泡を塗り込めるふりをして、あからさまに愛撫を加える。人妻が繰り出す指技に童貞の少年が耐えられるはずもなく、雄太の下半身は断末魔の踊りを始めた。
「わ! わっ! わわっ!」
 悲鳴もろとも、雄太が二度目の精を放った。第一波は朱美の耳をかすめ、続く第二波が肩口を打つ。もっとも量の多い第三波は乳房を汚し、以後はぼたぼたと垂れて右腿を濡らしてゆく。
「なんだなんだ! またお漏らしか、雄太? 情けねえぞ!」
「わ、わ、わ、だってよ! わ、わ、わ!」
 悪友たちのからかいをものともせず、雄太は絶頂の余韻をたっぷり味わっている。そればかりか、嘲りの笑みを浮かべたのだった。
「じゃあ、邦夫くんたちもやってみなよ。何秒保つかな?」
「な、なんだと! よ、よし。康二、次行け!」
「え、おれ?」
「雄太に負けんなよ!」
 背中をばちんと叩かれて、康二はいやいや立ち上がった。
「お、おう」
 長躯の康二は男根が一番小さい。それでも仮性包茎の亀頭を剥き出しにして、勢いのあるところを見せつけている。
(よかった。すぐじゃないのね……)
 朱美も立ち上がり、泡だらけの雄太にシャワーをかけた。雄太の男根は半勃起状態を保ったままだ。その気になればいつでも挿入可能なのだ。
(ああ、満足しないのね。たった二回じゃ……)
 あの夏の日にも似た精液臭が朱美の鼻腔を突いた。右半身にかけられた新鮮な精液が体温で蒸発しているのだ。火照った女体は精液の気化をはやめ、気化した精液は女体を火照らせる──。おぞましい連鎖反応だ。
(ああ、だめよ……だめ。しっかりしなきゃ……)
 雄太と康二が場所を入れ代わった。康二は股間をかばうあまり、ひどい猫背になっている。それでも朱美を見下ろすほどの上背だ。
「ちょっと待っててね」
 朱美は右半身に残っている精液を洗い落そうとした。このままでは強烈な精液臭で立ちくらみがしそうなのだ。
「へへっ、おれもすぐぶっかけるからよ。そのままにしとけ」
「でも……」
「あんたをザーメンまみれにしてやるよ。次は左のおっぱいがいいか? それとも顔面か?」
 子供ゆえの残酷さに、朱美は唖然とした。一体、彼らの頭の中にはなにが詰まっているのだろうか? それこそ黄ばんだ精液でも詰まっているのだろうか?
「よう、どっちがいいんだ? 顔か? おっぱいか?」
「す、好きにしなさい」
「じゃあ、どこにぶっかけてもいいんだな?」
 康二は血走った目で朱美の裸身をねめ回した。浴槽の中からは邦夫と雄太が性獣の目で朱美を見上げている。粘着質な血走った目だ。
(ああ、そんな目でわたしを見ないで……。わたしは子供だっている、三十過ぎのおばさんなのよ……)
 むせ返るような精液臭と少年たちの血走った目が、朱美の表皮をちりちりと焙っていた。その熱はじわじわと体の深部に伝播し、朱美の肌をほんのり桜色に染めている。
(ああ、お願い。空気を入れ換えて。辛いわ……。変になりそう……)
 たまらず顔を伏せると、否応なく康二の男根が目に飛び込んでくる。見るからに幼い男根だが、尿道口に欲望の雫をためた様はいっぱしの男だった。
(そんなにセックスがしたいの? わたしの体が欲しいの?)
 朱美はそこが臭気の源泉であるかのように眉をひそめ、康二の股間にシャワーを向けた。水流の刺激で桃色の亀頭は一段とふくらみを増し、射精の準備が整ったことを暗に告げている。
「うー、シャワーもなかなか……。朱美、これも夜の営みテクニックなのか?」
「ち、違います!」
 二十も歳の離れた子供にからかわれて、朱美は耳たぶまでも赤く染めた。反面、そんな自分を愛おしくも感じる。すべては家族のためなのだ。朱美は甘美な自己犠牲に身をゆだねつつ、シャワーを操ってゆく。
 手順は先と同じだ。首筋から始まって肩口、両腕、腹部を洗い、抱き合う形の背中洗いに入る。だが、童貞の少年たちにとっては、手洗でさえめくるめく愛撫なのだ。康二もまた、「背中洗い」を待たずして痙攣を始めてしまった。
「わ、わ、わ、わたっ!」
 少量ながらも勢いのある精液は、朱美の上腕をかすめて顎を襲った。
「きゃ! やだ!」
 精液が首筋を伝う気色悪さに全身が総毛立つ。いや、そうではない。鮮烈な栗の香に鼻腔を焼かれて、熟した女体は震えおののいたのだ。
(ああ、すごい臭い……。これが男の子の臭いなのね。目眩いがしそう……)
「なんだよ、康二、みっともねえな。雄太よりはやいんじゃねえか?」
「し、仕方ないだろ……。こんな美人に体を洗われてんだぜ。裸を見てるだけで勃起もんだってのによ」
 康二はそう抗弁しながらも、雄太と目が合うと済まなさそうな顔になった。
「へへっ、おまえの言う通りだったよ。すごく気持ちいいよな、指タッチ」
「でしょ? だっこされたらまた出ちゃうよ」
「そ、そうか。よし、こうなったら何発でも出してやるぞ」
(じょ、冗談じゃないわ。もう十分よ……)
 朱美は精液臭に耐えながら男根をシャワーで清め、だっこ洗いのための泡を作り直した。だが、康二の男根はしぼむどころか、肉色のネクタイが千切れそうなほどぱんぱんにふくらんでいる。
(お願い……少し我慢してね)
 朱美はそう願いながら立ち上がり、腫れ物を扱うように康二と体を重ねた。朱美の乳首が康二のみぞおちに触れる。康二の亀頭は朱美の臍を突っついた。
「ひゅっ!」
 康二が息を吸い込んだ。円くひしゃげた乳房、男根を包み込む柔らかな下腹、しっとり張った太腿が一斉に押しつけられたのだからたまらない。気がつけば、腰が勝手に痙攣を始めている。
「あっ、あっ! だ、だ、だあっ!」
 二度目の射精は舌がもつれるほどの快感だった。噴出した精液は一度目より勢いがあり、量も多く、重なった二人の間を蛇のように駆け上がってきた。
「やっ! いやあっ!」
 あまりのおぞましさに、康二を突き放そうとする。だが、感極まった康二は万力のようにしがみついて、離れようとしない。勢い朱美の下腹にめり込んだ男根がびくびく脈動し、その振動は子宮にまで達するほどだ。
「いやっ! は、離して!」
 朱美が暴れれば暴れるほど下腹の柔肉が男根に絡みつき、残留している精液がにちゃにちゃ音を立てた。
「あ! あ! きたきた! またきたああっ!」
 思いかけぬ擬似セックスは快楽を通り越した痛痒だった。康二の腰は壊れたように打ち震え、仮の子宮と化した朱美の下腹に新鮮な精液を供給し続ける。
「いやああっ!」
「くうーっ!」
 三度目の射精を存分に味わった後、康二はほつれるように朱美の体から離れ、床にへたり込んだ。あまりの気持ちよさに腰が抜けてしまったのだ。見物の二人は熱気に当てられて、野次を飛ばす余裕もない。
 唯一、朱美だけが青ざめた顔で震えていた。男根の熱さも生々しい下腹から精液がどろりと流れ落ち、股間に届こうとしていたのだ。それは陰毛にたまりながら、じりじりと垂れてくる。
(や、やだ! こないで!)
 朱美がシャワーヘッドに手を伸ばしたとき、邦夫が怒鳴った。
「だめだ! そのままでいろ!」
「お、お願い! 洗わせて!」
「だめだ! ザーメンにまみれてろ!」
 邦夫の怒号が朱美の身をすくませる。そこへ立ち上がった康二が股間を突き出してきた。立て続けに三度射精したことがうそのようにその男根は天を突いている。
「へへっ、背中はもういいぞ。これ以上出したら、ちんぽ保ちそうにないしな……」
「お、お願い……」
「どうした? 続けろよ。まだ途中だろ」
「……は、はい」
 朱美はシャワーヘッドを握り締めた。邦夫たちの粘っこい視線を感じながら、重たげな尻を落とす。
(熱いわ、あそこが……濡れてるわね、きっと……。この臭いのせいよ。頭がくらくらするもの……)
 眉間に苦悶の皺を寄せ、左脚を立てる。
(いいわ、見なさい。でも勘違いしないで。濡れているのはこの臭いのせいなんだから……)
「へへっ、ほらよ」
 右腿に足を乗せられて、朱美は我に返った。慌てて顔を上げると、男根越しに康二が笑っていた。
(まるで王様ね……)
 朱美は足先を洗い始めた。指の間にたまった垢も丁寧に落とし、下肢全体を両手で泡立てる。てのひらにためたお湯で股間を洗うのは先に覚えた通りだ。
 康二の全身をシャワーですすぎ終えたころには、朱美の全身も汗でびしょ濡れになっていた。意外に重労働だったこともあるが、換気扇が回っていない浴室内は蒸風呂状態だったのだ。
 加えて密室に充満した少年たちの汗と精液の臭いが、朱美の恥肉を疼かせてやまない。少年たちもまた、むせ返るような人妻の体臭を胸一杯に吸い込み、目をとろんとさせている。
 無論、精液臭の方がはるかに強烈だったが、人妻に自分たちの精液を浴びせ、その臭いを嗅がせるという行為に陶酔していたのだった。



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