萌え体験談

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先生・生徒・禁断

キャンプのボランティア

土日で行ってきた、夏のボランティアでのことを報告します。

私は去年から、児童館の夏の1泊キャンプのボランティアに参加してます。
小学1年生から6年生までの子どもたちが参加します。
今年のボランティアは私も入れて女4人でした。
私だけが今年で2回目で、あとの3人は、今回が初めての人たちでした。
私も含めて、ボランティアはみんな学生です。

簡単に言うと、子どもたちの遊び相手と面倒をみることを兼ねたような存在です。
子どもたちのうち、低学年の1?2年生が4人参加していますので、ボランティアは全体のお世話+それぞれひとりずつ低学年生の担当になりました。
園長先生に言われて、誰が誰を担当するかは、経験者の私が決めて、割り振ることになりました。
私は、低学年生4人のうち、唯一の男の子で、1年生のA君を担当することにしました。
こんな場なので正直に書きますけど、私は、このところの体験で、裸を見られることの興奮にすっかり味をしめてしまいました。
最近はずっと、前に投稿したような体験のことを思い出したり、そんなことばかり考えていましたし、チャンスを探していました。
私は去年の経験を元に、下心があってA君を選んだのです。
ボランティアは、担当の子どものお風呂も面倒をみてあげなければなりません。
お風呂は、もちろん男女別に分かれて入ります。
私は、去年も男の子を担当したのですが、女である私も、服を着たまま男風呂に行くことになります。

まわりで他の男の子たちもお風呂に入っている状況で、自分はTシャツ、短パン姿で担当の子の面倒を見てあげることになるのです。
私はそれを知っていたので男の子のA君を選びました。
私は、そのときになったら、Tシャツと短パンの下はNB・NPになってA君のお風呂の面倒をみるつもりでした。
途中、わざと間違ってお湯をかぶってしまって、Tシャツはおっぱいスケスケ、短パンは肌にペットリ・・・、男の子たちに見られて恥ずかしいー・・・、みたいなシナリオを思い描いていました。

当日はお天気にも恵まれ、楽しいキャンプになりました。
私は全員の子どもたちと仲良くなれるように心がけて、結果、すっかりみんなと打ち解けました。
夕食後の花火遊びも終わり、全員で宿泊施設に戻ります。
いよいよここから子どもたちはお風呂タイムになります。
私は女風呂に向かう他のボランティアの子たちと別れ、A君を連れて男風呂に行きました。
宿泊施設は貸切状態です。
そして保護者代表で来ている男の人や、児童館の男の先生は、子どもたちが寝てからのもっと夜遅くの時間にお風呂に入ることになっています。
実際のところ、今、男風呂に入っているのは、今回キャンプで来ている男の子たち7?8人だけなのです。
私、もうずーっとこの瞬間を待っていました。
脱衣所に入った私は、A君の服を脱がしてあげて裸にしました。
そして、NB・NPになるために、とりあえず私もその場で全裸になりました。
次に、素肌にTシャツと短パンをはくのですが・・・
お風呂場への戸の向こうから、男の子たちのはしゃぐ声が聞こえてきます。
もし今この瞬間、彼らのうち誰かが、この脱衣所に戻って来て、この戸を開けたら・・・
まっ裸で立つ私の姿をモロに見られてしまいます。
ちょっと興奮しました。
今、戸を開けられたら・・・
私、ぜんぶ見られちゃう・・・
かなりキワドイこの状況に、考えただけで興奮して、どきどきしました。
A君は、そんな私を不思議そうな目で見ています。
ちなみに、A君は私の裸なんかぜんぜん興味ないみたいです。
A君にしてみれば、大学生の私の裸なんか、きっとお母さんを見るのと同じ感覚なのでしょう。
でも、中の男の子たちはもっと年が上の子たちです。
私は、勢いで、全裸のこのままで、中に入っちゃおうかなんて思いました。
濡れたTシャツにチクビすけすけどころの話ではありません。
考えれば考えるほど興奮してきます。
いや、でもさすがにそれは・・・
いくらなんでもムリだと思いつつ、
でも、お風呂に入るのに裸は当たり前だし・・・
そんな都合のいい言い訳を、自分に言い聞かせてみます。
でも、でも・・・
迷っているうちに、だんだん我慢できなくなってきました。
この気持ちの勢いのまま、やっちゃおう・・・
覚悟を決めました。
まっ裸のまま、A君の手をつなぎ、もう片方の手を戸に伸ばします。
でも、いざとなると緊張でそれ以上なかなか前へ進めません。
相手が子どもとは言え、モロに裸を見られることになります。
心臓がバクバクでした。
私は死ぬほど緊張してました。
自分の部屋で作業のおじさんに覗かれたときや、バスタオル1枚でピザ屋さんを出迎えたときなんかより、ハンパじゃない緊張感でした。
こんなに緊張したのは初めてです。
胃がむかついて気持ち悪くなる感じでした。
私にとっては、一生に1回の、最初で最後の大胆な挑戦です。
私は、お風呂場への戸を開けました。
まっ裸のまま、何も隠さないで、ドキドキしながら中に入りました。
中でギャーギャー騒いでいた男の子たちが、一瞬にして怖いくらいに静まり返りました。
私は、緊張感で、自分ののどがゴクゴクするのがわかりました。
子どもたちに目を向けると、みんな100%私のほうを注目しています。
うわー、見てるー・・・
私は思いっきり全裸です。
みんなが裸の私を見ています。
うわうわー、超見られてる・・・
心臓のバクバクがハンパなレベルではありません。
その場にへたりこんでしまいそうな気持ちでした。
でも私は、頑張って、おっぱいもオシリも隠さずに堂々と振舞いました。
恥ずかしさを感じる余裕がありませんでした。
どちらかと言うと、恥ずかしさよりも、緊張でどうにかなってしまいそうでした。
今にも腰が抜けちゃいそうな感じでした。
A君の手を引いて歩きながら、ひざがカックカックしてました。
私はA君を連れて、なんとか洗い場の前に行きます。
A君をイスに座らせて、私は、その横でひざ立ち状態になります。
イヤというぐらいにみんなの視線を感じていました。
あーん、すごい見られてるー・・・
緊張で、内心かなり泣きそうになりながら、A君を洗ってあげます。
6年生の男の子だって何人かいるのに・・・
やばーい、それなのにまっぱな私・・・
もちろん私は、表面上は当たり前に普通を装いながら、仕事を続けました。
大人が、一人でお風呂できないチビっ子の面倒を見ているにすぎません。
必死な気持ちで、そういう当たり前のことをしているという態度をとりました。
さっきまでいっしょに楽しく遊んでいた子どもたちが、近づいてきては、私に話しかけてきます。
やー、この子、思いっきりおっぱい見てるー・・・
見られて興奮とか、そんな余裕はなく、私はもう泣きそうな気分です。
それでも、一生懸命、さっきいっしょに遊んだときと同じ楽しいお姉さんを演じながら会話します。
本当は、見つめられてるおっぱいを手で隠したいし、吐いちゃいそうなほど緊張しているのですが・・・
次から次へと男の子たちが近づいてきて、A君の髪を流してあげている、まっ裸の私を見下ろします。
そして、私の年とか、普段は何をしてる人なのかとか、興味深げに聞いてきます。
幼いかんじの子ならともかく、わりと上級生の子が来たりすると、内心びくびくものです。
遠慮のない目で、私の体を見ていきます。
やーん、私のチクビ、超見てるー・・・
貧血をおこしそうなくらいの緊張感と戦います。
3年生ぐらいの茶目っ気たっぷりな男の子が近寄ってきました。
さっき花火したときにも、いっぱい話した子です。
男の子は、私の背後にしゃがみ、ひざ立ちしている私のオシリをガン見しています。
ひえー・・・
オシリの穴が見えちゃってるんじゃないかと気が気ではありません。
脚を開いているわけではないので、あそことかは見えてないはずですけど、ひーん、もうゆるしてー・・・って気持ちでした。
私は最後まで、おっぱいもオシリもさらけだしたまま、A君の体を洗いました。
やっとの思いでA君を洗い終えて、シャワーで流しました。
なんか満足でした。
こんなすごい経験、たぶんもう一生ないはずです。
私はA君を立たせて、また彼の手を引き、脱衣所へと戻りました。
私たちが脱衣所に入ると、ほっとする間もなく、男の子たちも、私たちを追うようにお風呂を上がって脱衣所へ入ってきました。
私は正直、追いかけてきてくれたことに、ちょっと嬉しくなってしまいました。
もう少しの間だけ、彼らの前でまっ裸でいられると思いました。
あまり広くない脱衣所なので、必然的に、男の子たちは私を囲むような立ち位置になってしまっています。
不思議なことに、ここでは緊張を感じませんでした。
私はもう、自分の服を着るのもそっちのけで、まっ裸のまま、A君の体を拭きました。
男の子たちはそれぞれ、自分の体をタオルで拭きながら、顔だけはしっかり裸の私を見ています。
このときになって、急に恥ずかしくなりました。
お風呂場のときは恥ずかしさを感じる余裕すらありませんでしたが、あっちからもこっちからも見られてることを意識できてしまう気持ちの余裕がありました。
そのせいで、急にすごく恥ずかしくなって、ものすごく動揺しました。
下心あってかどうかわかりませんが、そんなオロオロ状態の私に、男の子たちは、むじゃきに話しかけてきます。
私は頑張って、男の子たちと会話を続けながら、そ知らぬ顔の演技でA君の世話をします。
蛍光灯もやけに明るいし、至近距離から容赦なくチクビを見つめられます。
ひー、そんなに見ないでー・・・
ヤバイくらいに恥ずかしくて恥ずかしくて死にそうです。
私は立ったまま、A君の体をタオルで拭いてあげますが、直立不動というわけにもいかず、世話をしている私の動きも、どうしても大きくなってしまいます。
つい脚が開きそうになったり、微妙に前傾姿勢になりかけたりして、ドキドキの連続です。
今度はこっちの男の子が話しかけてきます。
きゃー、6年生・・・!
おっぱいをガン見です。
いやー、6年生のガン見はかんべんだよー・・・
それでも、私は楽しそうにはしゃいだ口調で、その子に話を合わせます。
いやーん、超チクビ見てるー・・・
おっぱい丸出しのまま、6年生の男の子と会話しました。
めちゃめちゃ恥ずかしかったです。
私はどの男の子たちともニコニコ接しながら、
でも、本当は、内心では、
みんな思いっきり見てるよ、ひえーん・・・
恥ずかしくて恥ずかしくて、体を丸めて、おっぱいも顔も、全部手で隠したい気分でした。
そのうち、A君をだいたい拭き終えたころには、あることに気がついていました。
A君の体を拭きながら、私の体の向きが変わると、さりげなく、私の背後のほうに立とうとする子たちがいるのです。
真後ろからですと、股の間から私のあそこがチラチラ見えるんだと思いました。
ひええー、恥ずかしい・・・
ふっと、振り向くと、背後の何人かが、さっと視線をはずしました。
やっぱり、きっと後ろから私のあそこが見えてるんです。
やー、そんなふうに見ないでー・・・
背後の気配から、どこかで男の子たちの期待みたいなものを感じます。
今、私の後ろに位置しているのは5、6年生の男の子たちです。
見られるには恥ずかしすぎる相手です。
私のあそこに視線をロックオンした男の子たちは、私が大胆に脚を開く瞬間を今か今かと待ち受けているに違いありません。
男の子たちのそんな期待みたいなものを、背後からヒシヒシと感じます。
そんなー・・・無理だよー・・・
背後からの期待が、無言の圧力みたいになって私を追いつめます。
ひーん、できないよー・・・
私にとっては、彼らの目の前でオシリを丸出しにしていることだけでも、すでに恥ずかしくて恥ずかしくてしょうがない状態なのです。
これ以上のことなんかできっこありません。
それなのに・・・
私は、A君に、はい、足の裏もちゃんと拭こうねーと言いました。
中腰になって、彼らにオシリを向けました。
きゃー、やばーい・・・
全部見えちゃうー・・・
恥ずかしいけど、もう止められません。
脚を大きく開いて、思いっきり前かがみになって、A君の小さな足を手にとりました。
いやーん、死んじゃうー・・・
全開になった股間が、男の子たちに丸見えです。
開いた割れ目がモロ見え状態です。
恥ずかしくて死にそうな気持ちでした。
ひゃー、たすけてー・・・
ひーん、超見られちゃってるー・・・
A君の足を持ち替えます。
はーい、反対の足ねー。
彼らの期待に応えたというわくわくする気持ちと、そして、もっと良く見てほしいという気持ちでした。
A君の足をていねいに拭きながら、脚を開きます。
男の子たちに私の恥ずかしい部分が全て丸見えになるように、中腰のまま、ますますオシリを開きました。
こんなポーズ、後ろから見られたら、恥ずかしくて、恥ずかしくて、平常心ではいられないと思いました。
もう開き直ったような気分で、男の子たちの前であそこもオシリの穴も、恥ずかしいところは全部さらけ出しました。
いやー、見ないでー・・・
もちろん、私は最初から最後まで何食わぬ大人顔です。
開いたあそこも、オシリの穴のシワも全部見えちゃったと思います。
興奮を隠しながら、A君に服を着せ終えました。
私が5,6年生の子たちを見ると、勝ち誇ったような目で私を見ています。
私は再び恥ずかしさのどん底に突き落とされたような気持ちになりました。
あの表情は一生忘れられないと思います。
私は恥ずかしさに耐えながら、ひとつひとつ自分の服を身に着けて、そして何気ない顔でA君を連れて脱衣所を出ました。
最高に興奮して、最高に恥ずかしい体験をすることができました。

結果を書かせてもらうと、男の子たちがしゃべってしまって、私が自分も裸になってA君をお風呂に入れたことは、その夜にすぐにバレてしまいました。
園長先生に呼び出されて、ものすごく怒られました。
もちろん他の職員の皆さんにもです。
一番つらかったのは、他の女のボランティアの人たちの冷たい目です。
結局、私は翌日別行動で、先にひとりで帰ることになってしまいました。
もちろん怒られて当然のことをしたのだから、反省するしかないです。

K男 vs 春恵

私…19歳
K男…21才
Tさん…年齢不詳 聞いた所によると50代 事務員 独身

私はバイトで予備校の中学生クラスのバイトしてた。
専門の講師が居て、私は教室をブラブラしながら、
分からない事がある生徒にちょっと教える程度だけど。
それと同じ仕事をしてたのがK男。
K男は結構イケメンで性格も明るく、生徒たちには人気があり、私たちの間でも評判が良かった。

そしてある日、私はTさんに「ちょっといいかな」とトイレに呼び出された。
なんだろうと思って付いて行ったんだけど、洗面台に手をついてずっと喋らないTさん。
話しかけてもうつむいたまま…
そしてようやく話し始めたと思ったら「私、好きな人が居るの…」。
うっとりした瞳で「愛に年齢って関係あるのかな、やっぱり…」とか言うんで
ちょっと興味持ってしまった私は「あの、相手は…」と聞いたら、
「K男君なの…どうしよう、私この気持ち止められない」と泣きだした。

Tさんは芸能人で言うと赤木春恵。
春恵の目つきを悪くしてもっと頬を垂れさがらせた顔。
身長は150ちょいで、多分体重は7?80キロはあるかな…
モロおばさん体形で胸、腹、下腹と段々になってる。
性格……(姑ってこういう感じなのかなぁ…)としみじみ思う。
機嫌が悪いと(これがまたしょっちゅうなんだわ)ネチネチ嫌みを言ってくる凄く恐ろしいおばちゃん。
だから私もその時はきっと嫌味を言われるんだと思ってた。

私の手を取り「ねえどう思う!?やっぱり無理かな!?」と迫ってくるので
「えーっと…あ、でもK男さんって彼女居ますよ…」
と言ったらすごくショックを受けた顔をして泣きだした。
どーしよーー誰か助けてーーと思いつつもTさんを慰めていたら
K男君の彼女の事を凄い勢いで聞かれた。
「えーっと、たしかK男さんの彼女は年上で…」と言ったら顔を輝かせて
「K男君って年上の女が好きなんだ!!」とはしゃぎだした。
「あ、でも年上って言っても彼女さんが一浪して入学したからいっこ上で…」
「きゃー!嬉しいーー!」
「美人でちょっと松嶋奈々子似の…」
「じゃあ私にもチャンスはあるって事よね!!私がんばっちゃう!!」
「すごくスレンダーで…」
「あー、今日三越によって行こうっと!口紅と洋服買って帰らなきゃ!
明日K男君にお弁当作ってあげよっと!一人暮らしじゃあんまりいい物食べてないよね!」
「あ、あのK男さんは実家ですけど…」
「おかず何がいいかなぁ!?あ、でもいきなりそんな事したら
はしたない女って思われちゃうかなあ!?」

聞いちゃいねぇぇぇぇぇぇ!!!!!

そしてベアハグされて「ありがとーーー元気出ちゃったーー!!」とルンルンでトイレを出て行った。
私は便器に座って(どうしよう……)としばらく考え込んでしまったが、
まいっか!!と放置決定。

そして次の日、Tさんはエラい事になっていた。
塗装の様な化粧、ショッキングピンクの口紅、ひらひらレースのチュニック、ミニのフレアスカート…
そして普段は「ハイ、おはよう」と貫録たっぷりにあいさつするのに
「おっはよー^^」と甲高いだみ声で化粧にヒビはいりそうな笑顔。
実際かなりヒビ入ってたけど。
事務員さん達は神妙な顔で、変な雰囲気。
Tさんはそれに気がつかず私に意味ありげにウィンクしてきた。

愛想笑いして逃げようとしたら追いかけて来て、またトイレに連れ込まれ
「ねぇ、こ・れっ!どう?うふふ」とクルクル回りだし、
「ああ…良いと思います。あのもうすぐ授業なんで…」と言って逃げた。
Tさんはうっとりと鏡を見ていた…

授業を終えて、変な雰囲気の事務室に行き、
報告書を書いていたらK男さんが入って来た。

K男さんも空気がおかしい事に気が付いており、
私何か問いたげな目を向けてきたけど、私が何か言う前にTさんが
「K男くーーん!」とやって来て「はい、コーヒー!スキでしょウフッ!」
目をパチパチしながら「チューターさんには出さないんだけど、と・く・べ・つっ」
K男さんは唖然としていたけど「あ、すいません…」と受け取った。
「お砂糖とミルクは?K男君の好み知りたいな!」
「ブ、ブラックで…」
「ええーすごーい!かっこいいー!あたしお砂糖たくさん入れないと飲めないのぉ」
正直(うぉーー何だこの人おもしれぇ!!)とか思ってしまった。

当然その日の内に噂が広まり、
数日の内には生徒さん達も知ることになった。

Tさんの行動はエスカレートし、K男さんが居る教室の前でじーっと見つめたり、
デートに誘ったり、お弁当を渡そうとしたりしていた。
そしてまたTさんにトイレに連れ込まれる私。
泣きながら「やっぱり私、恋しちゃいけなかったのかなぁ!
遠くから思ってるだけでもダメなのかなぁ!」
聞けば上司からは散々怒られるわ、
生徒たちから「キモババァ」と言われるわ、
おまけにK男さんに「迷惑です!」と弁当を突っ返されるわで、
Tさんは大変なショックを受けていた。
結局K男さんはバイトを辞め、
Tさんは「これ以上問題を起こしたらクビ」とまで言われたらしい。

K男さんが居なくなって激しく落ち込んだTさんはある日凄い事をした。
ある書類の署名欄に「K山T子」(K山はK男さんの名字)と書き、
K山というハンコを押して上に提出したそうで上司にがっつり〆られたらしい。
信用第一の客商売なのに、なんでクビにしないのか不思議だったけど、
何と言ってもTさんは勤続何十年のベテランと言う事もあって色々難しかったらしい。

そしてまた私はトイレに連れ込まれ、Tさんは
「ここ辞めたらもう障害はないよね?もう…いいよね…」と悲劇のヒロインに。
私は「いや、止めた方がいいと思いますが…」と進言したものの
相変わらず人の話をまるで聞かないTさんは
「彼が大学卒業したらもう一回がんばる!」と鏡の中の自分に向かって励ましていた。

ここまで来たらもう面白いとか言ってられなくって、私も講師の先生に相談。
取りあえずこの件にはもう関わらない様にして、
あとは自分たちに任せて、と言ってもらってホッとしてたら
数ヵ月後、腕もげそうな勢いでTさんにつかまり、またトイレに引きずり込まれた。
最初ワンワン泣いてるばかりで話にならず、
今の内に抜け出して誰か呼ぼうか、と思っていたら
Tさんがまたガシっと私の腕をつかんできた。
そして「K男君が…K男君が…うわぁぁーー」。

無事大学を卒業したK男さんはかなり遠い県で就職し、もう地元にはいない。
実はこれ皆知ってたんだけど、K男さんを無事脱出させるため、
Tさんを刺激しない様に地元で就職ってな事をさりげなく聞かせてた。

その次の月、Tさんは退職した。
「私の最初で最後の恋なの。諦めきれない。会えなくてもいい。
せめて近くで、同じ空の下にいたい…同じ空気を吸いたい…彼を感じていたい…」と言って、
K男さんが就職したのとは全く違う県に引っ越して行った。
ホントは大阪(仮)だけど、名古屋(仮)って皆で口裏合わせしてたもんで。

何故私がここまで気に入られたのか分からないけど、
とにかく引っ越して行ってくれて助かった。
老いらく(まではいかないか)の恋はすごいね。
しかもストーカー気質だとホント怖い。
あれから7年経つんだけど、K男さんは無事だろうか…

訳のわかんない経緯で

高校時代漏れをからかっていた女がいた。
何故、そんなことするのかわからないが3人組の女が
堂々と俺を好きと広言していたんだ。しかも、学年でも人気がある
快活で美人な3人だった。俺は嘲弄されているのかと、多少憤りを
覚えてさえいた。
あまりにも開けっ広げなので、クラスの人間も本気にしてる奴は
皆無だったが、時々腕に抱きついてするなど思わせぶりな
行動にでるので困惑していた。
ある日、その中の一人であるMさんが椅子に座っていて、俺の席から
パンツが見えそうだった。嫌われてしまおうと、一切憚らずMさんの股間あたりを
凝視していると、彼女は俺に気づいた後も股を閉じるどころかあまつさえ股を開いて
ピンクのパンツを見せた。そして周囲の友達と話しをしながらも、一瞬俺をみて微笑んだ。
正直勃起した。そのような振る舞いは何度か続いたが、それは序章に過ぎなかった。

ある日の放課後、俺の班は音楽室の掃除をしていた。
どこの学校もそうかもしれないが、俺の高校の音楽室は防音の為、分厚い壁と
ドアに囲まれている。その部屋の中で床を磨くべく雑巾でごしごしやっていると、
時同じくして同じ班に所属していたMさんが声を掛けてきた。
「T先生、雑巾がけってめんどくさくない?」
俺の名はT。彼女たちはその名前の下に何故か先生という敬称をつける。
呼ばれ始めた事由など思い出せない。だから、それに違和感を感じることは
なくなっていた。
「いや、別に。」
俺は大抵の質問にこう返答する。ほとんどの場合、それで賄えてしまえるし、
小学生の頃から女子と会話をするのは苦手だった。それに彼女が何を考えているか
全く計り知れないかったので、本音で喋る気にはなれなかった。
俺が彼女のパンツを盗み見ていることはバレバレだし、隙を見せたらそれをネタに強請られるのでは?
そんな思惑が警戒心に拍車をかけている。まあ、強請ろうと思えばいつでも強請れるのだから、どう警戒しようと
袋のネズミなのだが。とにかく、彼女達が何で俺に付きまとうかは?だった。

バケツの水を捨てて戻ってきたとき、
班の全員は解散して、音楽室から姿を消していた。
Mさんを残しては。
彼女は白く色っぽい太ももを強調するように、足を組んで机に座っていた。
「・・・・」話すことはない。バケツを置いて教室に帰ろうとすると、
「エッチだよねー。いっつも私のパンツ、チラ見してるんだから。」
そういって些か足を広げると、白と黒がの縞々のパンツが見えた。
「なっ。」
咄嗟に周囲を見渡す。しかし、この部屋にいるのは俺とMさんの二人だけ。
ふん、いい機会だ。今こそ、徹底的に話あってやる。
「Mさん。AさんとIさんと一緒に結託して、俺をからかうのは止めてくれ。その・・・
確かにパ、パンツを見たのは最低だと思う。ごめん・・・だけど、俺みたいなモテナイ奴に
付きまとったって無意味だと思うから。」
口下手な俺を無理やり奮起させた。上手な言い方ではなかったけれど、こっちの意図は
伝わったはず。

「別に謝らなくてもいいよ。わざと見せてたんだし・・・それにパンツみた時の
T先生の反応かわいくて面白かったよ。」
‘わざと見せてた’Mさんからこの言葉を受けて、何ともいえない気持ちが快感のように
駆け巡った。頭がぼーっとして3秒ほど思考が停止する。
Mさんの外見に関して言うと、髪はストレートで肩よりも少し長い。
身長は165センチ程。
細身だけど、胸や尻といった出るところは艶やかな様相で主張している。
それはバレー部の活動と、遺伝的要因がもたらした健康的でエロチックかつ色白な肉体。
性欲に溢れた高校生のオカズの餌食にされているだろうそれは、
俺の前で信じがたいセリフを口走った。
・・・いかん。このままではあっちのペースに呑まれる。
「と、とにかく俺を好きとか言ってたら、Mさんの好きな人に誤解とかされて
Mさんが困ることになると思うんだ。だから、俺のことは無視しちゃっていいと思うよ。」
それを受けて、彼女は
「ふ?ん。T先生は私がからかってると思ってるんだ。ほんと?に好きなんだけどな?。」

「な、何を馬鹿なことを。」
「ほんとだって?。確かにAとIは私に便乗して面白がってるだけかもしれないけど、
私はT先生愛してるよ。」
そう言いながら足をパタパタさせる。時たまパンツが垣間見えてるだろうだが、必死に
視線を外す。その彼女の主張は、はいそうですかと納得できるものではない。
なにしろこの状態は、エッチなお姉さんが馬鹿な童貞を面白がってると
同意にしか捉えられないのだ。俺がイメージした愛の告白は女がドキドキして
放課後の体育館裏とかで、必死に思いを打ち明ける図だ。こんなパンツを見せながら
エロチックかつ簡素に言い放たれるものではない。
というか、今の彼女は変だ。教室では快活で、健康的でみんなに慕われる
いい娘なのに、極端に言えば今の彼女はふしだらな女郎に思えた。不愉快な思いは募る。
ふう、今回はこれが潮時だな。これ以上馬鹿にされるのも癪だから、無言で音楽室を
後にしようとする。すると、ガタッと音がした後、

背中に柔らかい感触が生まれる。何が起こったのか分からなかったが、
やがて彼女が背中から俺を抱きしめていることが分かった。
「え?Mさん?」
「ねえ、おっぱい触りたくない?」
「は?」
「おっぱい触りたいでしょ?」
そういって、俺を机まで引いていった。抵抗しようと思えば抵抗できる。
所詮女子の力だ。しかし、頭が考える前に俺の足は彼女の目論見通り動かされていた。
思考はカットされ、俺は自然に机に座った。唖然としていると、彼女の手が俺の右手を掴み
おもむろに豊満な胸へと誘う。
放心状態でその光景を眺めていると、右手が柔らかくてゴツゴツとしたものに触れた。
そのゴツゴツしたものがブラジャーだと認識するのが少し遅れる。
それが本能を呼び覚ますスイッチだったのか、今度は能動的に左手を彼女の胸に触れた。
「んっ・・」
彼女は悩ましい吐息を漏らした。

なるほど・・こんな状況になれば、紳士な男性の理性でさえも塵芥と化すのがよく分かる。
彼女の身体から力が抜けていくのを感じ、
俺はゆっくりと彼女を机の上に倒し、彼女もそれに逆らわず横になる。
その瞳は官能的な悦楽に満ちていた。
それを前にして、不覚にも静止してしまった。寝かせたはいいが、この先どうしたらいいか
分からない。それに学校でこんな淫らな事・・人がきたら・・・
「大丈夫。落ち着いて」
そう言うと彼女は俺の首に手を回し、俺の顔を彼女の顔へと近づけた。
そして、濡れたふんわりした感触の到来によって雑念は氷解した。
「あっ、ん・・・」
温かかった。肉体的、精神的にもあたたかかった。その口付けだけで
俺は彼女に対して、好きという感情を抱いたのかもしれない。
こんな感情は初めてだった。これまで俺が抱いていた恋心など、これに比べれば
陳腐なもの。俺はこいつを抱きたい。愛しているから。それらは一瞬にして湧き
上がる。そして下で構える性器は人生で最高にいきり立った。

仰向けだった彼女を横に向けると、乱れたミニスカートから白く妖艶に輝く
太ももがのぞく。それを右手で強く掴んだ。
「あぁっん・・」
柔らかい、柔らかすぎる。俺の頭はもう暴走していた。そしてそのまま
スカートの奥へと指を伸ばしていくと、一際柔らかい山を感じた。
尻だ・・・少し下着がエロく食い込んだ尻だ。触れると壊れないプリンのように揺れる。
俺が尻フェチに目覚めた瞬間だ。
「やわらかい・・・」
そう吐露すると、両手で尻たぶをグラインドさせるように揉みしだいた。
「はぁっ、あんっ・・」彼女はおとなしく嬌態をさらしている。
女の尻とはここまで気持ちいいものなのか!
やがて我慢できずに、いただきますとばかりに女性器を口で包むように尻に顔を埋めた。
下着は脱がしていない。焦っていたのかわからないが、あの時の俺は下着を脱が
さなかったのだ。

俺が何かアクションを起こすたび、嬌声を上げるM。
Mはもう完全に上半身をうつ伏せにし、尻を強調させるように立っている。
彼女は俺が尻を攻めたがっているのを肉体的に理解したのだ。
スカートを捲り、下着の間から舌を伸ばし、膣のあたりを攻める。
繰り返し言うが、何故俺は下着を脱がさったのか今でも分からない。
「あん・・・ぁあん・・・」
Mもノッてきたのか、尻を上下左右に艶かしく移動させて俺の顔を歓迎する。
顔全体に艶かしいプリンが敷き詰められ、嬉しいことに俺は快楽の尻攻めにあっている。
みると真っ白な雪のようだったMの尻と腿は、ピンク色に染まっていた。
ああ、あのMが俺を受け入れている。興奮は高ぶってとどまることを知らない。
そして決定的な言葉が掛けられる。
「ああんっ、気持ちいい、Tっ、もっと・・」
はっきりとした‘気持ちいい’と‘T’という呼び捨てによって、
抑制し続け、蓄積されてきた快感が迸った。

「ああっ・・・・」
ドクドクと下半身の一部が波打つ。それはMではなく、俺の学生服のズボン及びトランクスに
吐き出されている。
Mのこの肉体を前にして、高ぶった興奮は決して収まらないが燃料はもはや打ち止めだった・・・
昨日、手淫すべきではなかった。そう意気消沈していると。
「T・・・残ったのでもいいから、お尻につけて。」
彼女は優しく微笑んだ。
「う、うん。」
何とも間抜けな返事をして、ズボンを脱ぐと射精の余韻に浸っている息子が
挨拶した。無様に突っ立ってる姿を見て、思わずグーでいきそうになったが
思いとどまる。
それを見て、彼女は嬉しそうな恥ずかしそうな表情を浮かべて
「はい。」尻を突き出した。
腰を掴んで、弾力豊かな尻にこすり付けると、ピッコロの最後の一撃のように、少ない液が出た。

それを見て、彼女は「かわいい。」などと男にとっては侮蔑とも言えるセリフをはいたが、
彼女の身体にかけることができた満足感の前ではどうでもいいこと。
二人は暫く静寂に包まれた音楽室で抱き合った。

恐ろしいことに、どうやらこの出来事は、生徒の誰かに見られてしまったらしく、
俺とMさんは付き合っているという結論を強制的に出されていた。
もともと、Mさんは俺のことを好きと広言していたからそれ程不思議がられなかった
と思う。俺は卒業するまでヤリチン扱いされたが、俺とMさんが付き合うことが一番の解決法だと思い
俺から正式に告白した。
心の相性も身体の相性も合致していましたが、些細な原因で2年前別れました。
色んなキッカケで付き合う人がいると思うけど、こんな訳のわかんない経緯で
付き合い始めたのは俺達ぐらいでしょうね。

別れた彼女を思い出した勢いで、このようなものを書いてしまいましたが、お許しください・・・




回し手紙

これは中一の時の体験談です。
今からだいぶ前のことなので、できるだけ頑張って思い出して書こうと思います。

中学校に入学して約5ヵ月。そろそろ、友達や先生に慣れてくる時期。
その頃、俺{榊原(仮名)}は違う小学校から来た男子(結構イケメン)と仲良くなった{以下:将希(仮名)}。
部活動も一緒で、塾も一緒でと、とても気が合うやつだった。

何がきっかけだったかは忘れたけど、将希と毎日、学校で授業中に回し手紙をし始めた。(多分、席が近くなったからかな??)
方法は、紙にクリップをはさんで、椅子の下からシューって(笑)音を立てて気付かせるやり方。
最初のほうは、

俺:(今、先生何言った?) とか、
将:(56ページの1.の?の問題どうやって解いた?) とか、質問し合ってたんだけど、
俺:(おい、外雪!) 
将:(今日の先生の髪立ってね?w)とか、
だんだん授業から離れた話題に。

それから一ヵ月ぐらいたったある日、数学の時間に将希から、
将:(お前の好きな人って誰?) →率直に聞かれました。
俺:(お前こそ誰だよ?w)     
将:(杉浦(仮名)。お前は?)  
俺:(マジ?二つ前の左の??)   
将:(そうだけど?早く、お前は?) 
俺:(・・・。片山(仮名)。) 
その子も、違う小学校から来た子だったけど、
やさしくて、目が合うと笑ってくれたりする子だった。
将:(本当に?真面目に好きなのか?)
俺:(ああ。お前も?)
将希:(YES.)

そのあと、20分も間が空いて信じられない一文が;
将:(一緒に告白してみないか?)  えぇ?????でも冷静に、
俺:(したいならお前だけしとけ。) 
ちょうどそこで、授業が終了。

終わったとたん、将希が俺の腕を引っ張って、トイレに無理やり行かされて、
将:「お願い!お願い!」
俺:「まず、一緒にってどうやってやるんだよw」
将:「あぁゴメン、そーゆー意味じゃなくて、俺が告白した1週間後ぐらいにお前がする
   みたいなこと。」
「告白」という単語が出るたびに体が熱くなる。
そんな様じゃ絶対無理だ。でもなぜか俺は、
「お前がやったら考えてみるよ。」 と言った。

その日の下校、俺はいろいろ考えた。
(なんであの時あんな事言ったんだ?) とか、
(いつ告白するんだ?) とか。
ついに、
(OKされてもただ付き合うだけだよな) とか。(笑)
俺は中学校に入ってから、異性について興味を持ち始めた。

それから約一週間後、回し手紙のとき、
将:(今日、するわ。)
俺:(え。まさかあれ?)
将:(そう、あれw)
授業が終わり、またトイレに行って、分かっていたけど;
俺:「告白?予約した?」
将:「うん。放課後の教室。」
俺:「超定番の場所じゃん(笑)」
将:「あそこ、体育館から見えるだろ。」
俺:「ん。分かった。」

その日の放課後、俺は体育館の窓からひそかにのぞいていた。
将希が自分の机に座っていた。

来た。
杉浦だ。
俺は気付かれない様、ブラインドをぎりぎりまで降ろした。
将希が何か喋っている。杉浦は黙って聞いている。
約一分後、将希の口の動きが止まった。
そして杉浦の口が動いた。多分、三文字しか喋らなかった。
「いいよ。」と。

次の日、いつも遅刻の俺が朝一番に学校に来て聞いた。YesかNo かを。
将:「よかった?」
俺:「というのは??」
将希が指で○のマークを作った。
俺:「考えとくww」

一週間後、俺は決心した。まず、予約だ。
ちょうど、周りの女子が去ったところで肩を軽くたたいた。
すると、何もいわずに振り向いた。みんなもいるので、早く終わらせようと思った。
緊張しすぎて、かみかみで、何言ったか忘れた(笑)
でも、彼女は「わかった。」と笑って言ってくれた。(今回は別の意味で笑ったとすぐに分かって恥ずかしくなった。)
場所:中学校裏をちょっと行ったところにある公園。
時:土曜日の午後三時。 (なんでこんな微妙な時間にしたのか今でも不明)

ついにその土曜日。将希は見つからない所にいるという。
俺は予定の20分前に来て、告白する時のの最終チェックを頭で想像していた。
5分前に来た。いつも見ている制服姿とは全然違う、とても可愛らしい洋服で来た。

まず、近くの自販機でふたりで飲み物を買った。
彼女はジュースなのに俺はなぜかお茶にした。
隣にあるベンチに腰を下ろす。女子と一緒に座るなんて生まれて初めてかもしれない。
一口飲んで、
俺:「もう、結果バレてると思うけど(笑)。」と一言。
片:「言葉返すのに困る(笑)。」  なに言っちゃってるんだよ俺!!
俺:「ゴメン。じゃぁ・・・」   言葉がのどで詰まる。でてこない。
言うセリフは頭に浮かんでるのに・・・
俺:「・・・・。な、なんかゴメンw」  多分、すごい汗かいてたと思う。
片:「いいよ。ゆっくり自分のペースで。」  なに言わせてるんだ俺!!!!
汗がこぼれ落ちるめまいがしてきた。

俺:「君のことが 好きだ。君の全部が。やさしいし、いつも明るいし・・・・・・

言えた。
かまずに。その後もいろいろ言った。
本当に思ってることだからすらすら出てきた。
そして、
俺:・・・よく気付いてくれるし、他にもいっぱいある。言い切れないくらい。
  それで、俺は、ずっとそういう君のそばにずっと居たい。いれなくても、
  繋がっていれればそれでいい。だから...付き合ってください!お願いします!」
そう言って立って頭を下げた。
言い終わったあと、頭がまっ白になった。

片:「・・・。私もあなたのことが好きです。あなたの全部が。だから、付き合ってくれますか?」
笑っているのか泣いているのかという顔で問いかけてきた。
そのあと、「もちろん。」といって
抱きしめたような気がする。その時、もう4時半をまわっていて、
夕日がオレンジ色になって落ちてゆくのを見た。

10分ぐらいそのままで、そのあと、メルアド交換とかをして別れた。
もう、その時、将希のことなどまったく忘れていて、自転車で家まで帰った。
家に帰って、初めて事の重大さに気付いた。

次の日、片山と目を合わすのが少し気まずかった。
でも、合ったら、いつものように笑って返してくれた。俺も同じように返した。
で、まったく忘れていた将希のことを部活中にやっと思い出した。(笑)
俺:「あ、ゴメン。忘れてたw」
将:「お前?よかったなぁ?!自分の時より見てて感動したw」
俺:「このきっかけ作ってくれてありがと!」 と微笑んだ。
将:「いや、お前の勇気があったからでしょ?。」
俺:「最初はお前だろw。」
みたいに結構話がはずんだ。そのかわり、顧問の先生に怒られた(笑)

そして、時は流れて、受験まで行った。惜しくも、彼女とは同じ高校に行けなかったが、メールや電話などで、週に一度は会って遊んだりした。

本当にあの時、素直に想いが伝えられてよかったなぁと、ずっと思っています。
最後まで体験談を読んでくれてありがとう!

元生徒と…。


僕(22歳・M1)が塾で講師をやっていた頃の話です。

生徒が辞める時に連絡先を聞かれたりすることは男女関係なくあり、彩とも高校卒業時に何気なく交換しました。

といっても、たまにあちらからメールが来た時に返すくらいで、特に何かがある訳ではありませんでした。

その年の8月、しばらくぶりに彩から連絡があり、「今日暇ですか?」とのメール。

「さては何かあったな…」と思いながら、ちょうど暇してたこともあり飲みに行くと、
予想は的中しており、「大学でエロい先輩に捕まってしまい、最近サークル内で3股されてることが発覚して、私は捨てられました…」といった旨の内容…。

彩は小柄(150cmあるかないか)で、巨乳を強調した胸元の開いたトップスにミニスカという格好をいつもしており、ロリ好きには堪らない…というか、一度やりたい…と思わせる雰囲気をもっており、話を聞きながら「きっと先輩とやらももロリ好きか巨乳好きなのだろう…」とかなり客観的に分析している自分がいました。

その後、飲み進めながら「原因は、女を強調したエロい格好とお人よし(言い寄られたら断れない)な性格だろう」というような話をし、その日は解散しました。

その飲みをきっかけとして、しょっちゅう彼女から連絡がくるようになり、度々食事にいったり、お茶をしにいったりするようになりました。

「俺に気があるのかのだろうか…」と意識し始めた頃、軽く飲んだ後に僕の家でDVDを観ようという話になり、最寄コンビニで追加のお酒を買って家に連れていきました。

DVDを観終わってしばらくまったりした頃、彩は「私、肩が凄いコルんですよね?」と言い始めました。

「それはキミの巨乳が…」と思いながら、盛り上がってる胸元をチラ見すると、急に女を意識し始めて…揉みたい衝動に駆られている自分がいました、、

そんな思いを抱えつつ、お決まりの「じゃー、肩揉みしてあげようか?」という質問を投げかけると、「え、良いんですか?お願いします♪」と、好反応。

その後、彼女の後ろに回り込み、膝立ちの状態で肩揉みを始めたのですが、俯瞰で見える胸元に目釘付け状態になってしまい、「背小さいのに、やはりでかいな…いくつあるんだろうか…」といったようなことを考えていました。

10数分ほど肩を揉みほぐし、次に頭のマッサージ?をし始めると、「何か眠くなりますねぇ?」と甘えたような声を出し、「コレはこの先もいけてしまうんじゃないか…」と淡い期待を抱き、下心満載で軽く抱きついてみました。

彩は「どうしたんですか?」と驚いた反応をしつつも、嫌がる様子は全くなかったので、「いや、かわいかったもんで…(笑)」と半分冗談っぽい感じで言うと、「ほんとですかぁ?先生、女の子全員に言ってそうですよね(笑)」と見透かされた返答がきました、、

しかし、ここで怯んでは…と思い直し、「いかにしてエロモードにもっていくには…」を考え、定番の耳に息を吹きかけ&耳舐め作戦をすると、「あ、それダメなんですよ…」と首を軽く振りながらも拒否する感じはありませんでした。

その作戦を数分した後、「チューして良い?」と聞くと、「え…」と一瞬怯んだものの、「したくなってきちゃったわ(笑)」と冗談風でダメ押し?すると、無言で首を縦に振り、こちらに顔を向けてきました。

その後、キスをしながら洋服の上から巨乳を揉み…その勢いで服を脱がそうとすると、「ココ(コタツ部屋)で脱がすんですか?(笑)」とごもっともなことを言われました。

しかし、それと同時に「ココで…」ということは、「違う場所でなら…」というサインだと判断でき、「じゃ、隣の部屋(ベッドがある部屋)に行こうか」と言うと、「うん」とだけ言いました。

「元生徒とエッチなことをする為に隣の部屋に移動する…」という妙な間を感じつつ、「このまま抱けちゃうのか…」という淡い期待を抱きつつベッドに移動すると、彩は無抵抗な感じで仰向けに寝ました。

そして、その上に自分が覆いかぶさってキスをし…巨乳を堪能し…手を下に移動させ…としていき、ミニスカの中に手を潜らせました。

すると、「先生、エロいよ(笑)」と言われたものの、それだけだったので、「先生っていっても健全な男だからな(笑)」と返すや、更に手を奥に伸ばしていき、パンツの上から軽く触ると、すでに結構湿った状態でした、、

ココでいけると確信した僕は、そのままミニスカ&パンツを脱がして攻め…上半身も全部脱がして巨乳を堪能し…と、元生徒だということを忘れて完全エロモードに入ってました、、

彩は「アッ…アッ…」と吐息っぽく喘ぐくらいでしたが、裸の状態でひたすら僕に攻められ続けており、完全無抵抗でした。

そして、彩の足を広げ顔を中に埋めようとすると、「恥ずかしいよ…」と19歳らしい恥じらいを見せてきました。

逆にその様子に萌えてしまった自分は、そのまま顔を埋め舐めはじめると、「アッ…アッ…」と先ほどより気持ち大きめな声で喘ぐようになりました。

一通り攻めた後、「これでは、コトが進まない…」と判断した僕は、自ら洋服を脱ぎ、お互い裸の状態で抱き合うようになると、いよいよ下半身の我慢を迎えました、、

そして、「俺のもしてくれる?」と言うと、「うん、いいよ」と言って彩はすんなり広げた足の間に顔を埋めてきました。

エロ先輩のおかげなのか、彩の口技は19歳の割にそこそこ上手く、イクには至らないものの、完全に勃たせるだけのテクニックを持ち合わせていました。

そして…。

完全に勃った頃、攻守交代で彩をベッドに寝かし、忘れずゴムも付け、彩の上に覆いかぶさりました。

挿れると、彩は再び「アッ…アッ…」とだけ単調に喘ぐようになり、実際気持ち良いのかは判断できませんでしたが、所々に言う「アッ…”先生…”」という言葉に思わず萌えてしまっている自分がいました。

腰を振りながら「そういや、つい半年くらい前までは生徒だったんだよな…」なんてことを考えながらも、初めて目の当たりにする上下に揺れる巨乳にテンションが上がり、「先生…」の言葉で更にテンションが上がり…不覚にも5分位でイキそうな状態になってきました、、

「さすがにこの短時間で自分だけあっさりイッたらマズいだろう」と思った僕は、腰の振りをスローにし、キスをして抱き合う=収まるまでの時間を稼ぐ、ことにしました。

すると、突如として彩は強い力で抱きついてくるようになり、ゆっくり出し入れする度に「アッ…気持ちいぃ…」と言ってくるようになりました。

「気持ちいぃ…?このスローな動きがか?」と少し不可解でしたが、今まで発さなかった一言を連発するようになり、ゆっくりの方が気持ちいい子もいるんだなということを勉強した瞬間でした。

その後、「気持ちいぃ…」という甘い声を聞きながらスローで動く…という状態をしばらく続けていると、予想外に自分も気持ち良くなってきていました、、

普段ならゆっくりな動きでイキそうになるなんてことはなかったのですが、「元生徒・揺れる巨乳・断続的な甘い声」という3要素があったせいか、予想以上にテンションが上がっていたようです、、

しかしながら、「まさかこの動きではイカないだろう…」と思い、徐々に気持ちよさ&高揚感が高まる感じを享受しながら腰をゆっくり振ってました。

それも束の間…。

わずか数分後にはイキそうな感覚が襲ってくるようになり、「コレはかなり気持ちいいぞ…」と思ったら、もう止められず…。

ゆっくりな動きのまま、彩の中に出してしまいました…。

彩としては急に出されたので、「え…?」と驚いた表情でしたが、「ゴメン、何か気持ち良くてイッてしまった…(笑)」と照れながら報告すると、「急ですね(笑)」と笑いで返してくれました。

その後、2回戦では彩の気持ちいいポイント(動き)を覚えたこともあり、彩のこともイカせてあげられ、その日は就寝となりました。

そんな一夜の事件?があってからというもの、彩はうちに週2位で来るようになり、その度にエッチをするという「妙な関係=セックスフレンド?」が出来上がっていました。(お互い彼氏・彼女はなし)

その関係は彩に新彼氏ができるまでの約半年間続き、手&口技でイケるようになってからは、一切オナニーは我慢して、会った時にここぞとばかりに「エッチ1回、フェラ抜きで2回」と性欲を満たす感じになっていました、、

今思えば、自分も大学のエロい先輩に近いことをしていたなと猛省するところもありますが、新彼氏が出来るまでは断続的にうちに通ってきてたことを考えると、それなりに彼女もエッチを楽しんでいたんだろう…とも思います。

いずれにせよ、もう二度とできない経験だと思います。

拙い経験談を最後までお読み頂き、ありがとうございます。

留学先での出来事

激長文ですまんが、よろすこ頼む。じゃ、投下。
----
かれこれ、10年位前の事。

小さい頃から外国に行くのが夢で、19の時にアメリカに留学する事になった。
そして、初来日の時・・・事件は起きた。
空港に付き、留学先の大学を下見しようと、バスに乗ったのは良かったが、
長旅の疲れかバスの中で居眠りをしてしまい、起きた時には全く見知らぬ地。
慌てふためき、次の停留所で下車したのは良かったものの、右も左も判らない。
人に道を聞いてみても、全然判らない。仕方がないので、近場のモーテルで、
その場を凌ぐ事にした。

しかし数日同じ様に人に尋ねてみても状況は変わらず、
特に自分の懐は1,2日分の食費位しか無いほどの危機的状況だった。
(近くに銀行とか全く見当たらなかったんで、お金を下ろそうにも下ろせなかった)
もう気分的には最悪で、「このまま死んでしまうんじゃないかと」と思い、
夕暮れ公園のベンチで落ち込んでいたときに、日本語で、
「君、日本人?どうしたの?」と白人の中年男性が声を掛けてきたので、

「いや、実は・・・、という訳で迷い人なんです。」と必死に彼に訴えた。
そうすると、「じゃぁ、今日は家に来る?」と言うじゃないですか!
正に渡りに船。遠慮なくその男性の家にお邪魔する事に。
私達が家について来た時に、男性が彼の奥さんに事情を説明すると、
少し困惑気味でしたが、快く出迎えてくれました。

そして夕食を採りながら、私が「実は○○という学校に入学する事に
なっていたんですが、道に迷ってこの様ですよ。(苦笑)」と言うと、
彼は驚いて「なんだ、私はその学校の日本語教師だよ!それなら、
こっちに居る間は、私の家に住むといいよ」と申し出てくれた。

ちなみに、彼(ラリー・仮名)と、奥さん(マリーン・仮名)は、
日本で知り合いそして結婚したらしく、特にラリーは日本に深い思い入れがあった。
私がこの時、「ラリー、見知らぬ異邦人の私に何故そこまでしてくれるのか?」と、
尋ねてみた、そうすると彼は、「小さい頃、私が非常に高い発熱をして、
親が医者に見てもらおうとしたが、その時、一人の日本人医師が家にやってきた。
恐らく、母親が家の中で慌てていた様子が見えていたのだろう。
そして彼が私を診療し、彼が持っていた薬を母に手渡すと、何事もなかったように、
彼は家を出て行った。何も受け取らずにね。正に神のお導きとしか言い様がない。
後日、その医者に会ったんだが、私は彼にどうしてもお礼がしたいと言ったんだが、
彼は何て言ったと思う?「私は既にこの国から、多くの恩を受けた。
だから恩返しをしただけに過ぎない。もしも、君が私にお礼をしたいなら、
君が優しく立派な大人になって、人々に恩を返してくれれば私は嬉しい」とね。
だから、彼の私は日本を好きになったし、そして特に日本人に恩返しをしないと
思っているだけだから、君が余計な心配や重圧を感じる必要はないよ」と。

しかし、そこまで甘えるのも気が引けたので、「流石に・・・」と
断ろうとすると、夫妻は「なら、うちの子供達に日本語を教えてくれないか?」
と、簡単な日本語家庭教師をする事を条件に部屋を貸してくれる事に。
で、ラリー&マリーン夫妻の子供、姉のオリビア(仮名)とジェフ(仮名)の二人、
年齢的には私同い歳位で、流石に日本語教師の子供達で日本語の会話では
発音の形式は変だったけど、意味合い的には大体問題なく話せた。
逆に、この姉弟に英語の勉強をさせてもらったりしてたし。
ただ、しっかりと日本語の仕事もしたし、それ以外にも日本の歴史や文化とかも
細かく教えてたり・・・というか、家族一斉で聞いてくるから、
こっちも日本について勉強せざるをえなかった部分もあるけど。

そしてオリビアは腐女子、ジェフは日本のゲームオタクってな具合で、
ちなみに私もヲタなんで、言語の壁を乗り越えて即行、意気投合。
そんなこんなで、短時間で家族みたいに仲の良い関係に。

向こうの家族には本当に世話になって、家族旅行とかも一緒に行ってたりした。
ただ、甘え放しも嫌だったから、旅行代とか出そうとすると、こ夫妻、特に
マリーンは「あなたは私達の子供と同じなんだから気にする事はないと」言って、
受け取って貰えなかった。

そんなこんなで楽しく思い出深い留学も、残すところ後僅かといった時に、
一家にある不幸な事件が起きた。というのも、ラリーの車が盗まれたんだけど、
私の為に、多少無理して旅行とかアメリカ各地を紹介してくれたりしていた為に、
あまり家計に余裕がなかったみたいだった。

私は常々、散々世話になった一家に恩返しだけはしないといけないと思っていた。
そこで、同じ学校にいた日本人の後輩に頼んで、彼の親の勤め先である
日系の自動車会社から、アメリカにいる間アルバイトをして貯めていた
貯金を全額はたいて新しく自動車を買って、ラリーにプレゼントしたんだ。

ただ、始めは夫妻は受け取ろうとせず、「何故こんな事を?」みたいな事を
言ってきたので、私は「ラリーとマリー、頼むから聞いて欲しい。
貴方達は、見知らぬ異邦人の私の事を「自分達の子供」だと言ってくれた、
もしも「親」が困っているなら、「子供」の私が助けるのは当然の事だと思う。
だから是非受け取って欲しい、そうでなければ私の感謝の気持ちは収まらない」と。

そういったら、突然マリーンが私の事を抱きしめ、次にラリーが抱きしめてきた。
そして二人が感極まって、泣き出す泣き出す。ちょっぴり悪い事したかなと後悔もした。
オリビアもジェフも泣いていたし、その後二人とも抱き合ったし。
後々、ジェフが「不躾だけど、お金大丈夫かい?」と聞いてきたので、とりあえず
「まぁ、働けば金なんて、なんとかなるさ」と、背伸びをして答えたりもしてました。

そして、日本に帰国の時。
家族全員で空港まで見送りに着てもらい、別れ際には抱き合って泣いた。
本当に思い出深い留学となりました。
今でもラリー一家とは仲良く頻繁に連絡とってます。まぁ、殆どメールだけどね。

その後について。

ラリーは相変わらず日本語教師として教壇に立っているとの事。
プレゼントした車は今でも愛用しており、もう走行距離20万km超えてるらしい。

奥さんのマリーンは、あれから日本食にすっかり嵌り、私が教えた料理以外に
本格的に日本の家庭料理とかを、日本人の先生に習ったらしく、
私の帰国後から、体重が10kg痩せたとの事です。

弟のジェフは、日系企業の通訳として就職。仕事はバリバリやっているらしい。
日本人の嫁さん貰うのが目標だとか、でも相手すら出来ないと嘆いていましたが。

実は当時からオリビアとは付き合っていて、翌年彼女が来日、さらに翌年結婚しました。
こうして日米共同オタ夫婦が完成、今でも結構、聖地秋葉巡りもしてますが。
ちなみに、子供も2人出来まして、夫婦で二代目ハーフのヲタを作る事が目標。

そして去年は、長期休暇が取れたのでラリー夫妻&ジェフを呼び関東近県の
観光地巡りとかして日本を堪能してもらったりしてました。
私達夫妻の様子見や、うちの両親とか会ったりとかもしてたし。

なんか、グデグデな話ですいません。以上です。

高校の先生2

緊張感に包まれた車内はまるで会話が無かった。
時々盗み見るM先生の横顔はさっきと同様に何か怒っているようにも見えて、軽々しく話しかけ
られるような雰囲気ではなかった。

どこをどう走ったか分からないけど、車はやがて市外を走る高速道路のインターチェンジの近くを
走っていた。
周辺にはケバケバしいネオンを点したラブホテルが林立している。
「・・・私も良く分からないから」
M先生は独り言のようにつぶやくと、狭い路地を折れ、その中の一軒の建物に車を滑り込ませた。

遊園地のアトラクションの様なエントランスで部屋を選ぶと、俺たちはエレベーターに乗り込んだ。
狭い箱の中で、音が聞こえちゃうんじゃないかって言うぐらい心臓が波打っている。

目の前にはM先生が立っていて、そしてそのM先生とこれから・・・
そう思うと俺は期待と不安で、思わず生唾を飲み込んだ。
思いのほか大きく喉が鳴ってしまい、M先生が思わずこちらを振り返る。
「・・・もう」
そう言うとM先生は小さく笑った。

部屋に入ってからのことは緊張のせいか、断片的な記憶のつなぎ合わせになる。

ただ俺は何故かベットには近づいてはいけないんじゃないかっていう気がして、とりあえず
ソファーに腰を下ろしていた。
M先生はしばらくは洗面所のほうへ行ったり、上着をクローゼットにしまったり色々動き回って
いたけど、一段落したところでようやく俺とは少し間を開けてソファーに腰を下ろした。

2人の間に微妙な空気が流れる。

「・・・A君」
M先生が口を開く。
「あのね、ちょっと聞いてくれる・・・」
そう言うとM先生はゆっくりと話し始めた。
真剣な表情。

「A君、私ね、さっきA君に今日だけ一緒にいたいって言われた時すごく迷ったのね。正直言うと
今でも迷ってる。でもA君にそう言われて、どこか心の中で嬉しいっていう気持ちもあったのね」
「・・・・・・・・」
「でも、やっぱりこういうことはしちゃいけないことなんだとも思うの。だから、こういうのは本当に
今日だけにしよ。それだけ最初に約束してくれる?」
静かではあるけれど、M先生の言い方には有無を言わせない強さがあり、俺は素直に応じざる
を得なかった。
「・・・うん、わかった・・・」
俺が返事をすると、M先生は少しホッとしたような表情を浮かべた後、
「ありがと」と言うと、先にお風呂入るねと言って立ち上がった。
いきなり風呂!?と俺が思う間もなくM先生は視界から消えると、バスルームに明かりが灯り、
しばらくすると部屋とバスルームを隔てる擦りガラスに一瞬M先生のシルエットが映った。

風呂から出てきたM先生はバスローブ姿になり、髪の毛も束ねてアップにしていた。

俺が今まで見たことも無い色っぽい雰囲気のM先生の姿に思わず見とれていると、
「ちょっとw、あんまりジロジロ見ないの!」
とM先生が笑いながら釘を刺す。
さっきまでの重たい感じとは違い、明るいM先生が戻っている。

「じゃあ俺も入ってくるね」
俺は緊張からこの状況に何かいたたまれない感じを覚え、逃げるように風呂に向かった。
脱衣所で服を脱ぐと、俺の裸体が鏡に映る。

(俺、今M先生と一緒の部屋で裸になってるんだな・・・)
とかキリが無いくらい色々なことを考えてしまう。

風呂では念入りに身体を洗った。
童貞とはいえ、知識だけはひと通りある。
もしかしたらここをM先生が口でしてくれたりするのかな?などと想像しながら俺は体の
隅々までボディソープの泡を行き渡らせた。

よからぬことを想像したせいか、念入りに洗ったせいか、あっという間にチン○が立ってしまった・・・

俺が緊張の面持ちで部屋に戻ると、部屋は既に灯りが落とされて薄暗くなっており、M先生は
ベッドに腰を掛けていた。

「ドキドキするね」
「・・・うん」

短い会話を挟んで、俺はM先生の横に座った。
俺はおずおずと手を伸ばしなんとかM先生の手を握ったものの、その後をどうして良いかが
わからない。
俺が固まったままでいると、M先生が俺の方を向き「私だって緊張してるんだよ・・・」と囁いた。

その一言がきっかけになった。

俺はゆっくりとM先生の方に身体を捻ると、そのままキスをし、布団の上にM先生と一緒に
倒れこんだ。
ただ当然のことながら俺には全く余裕が無い。
憧れのM先生とキスをしたというのに、その余韻に浸ろうともせずに、俺はすぐにM先生の胸に
手を充てると、いきなり乱暴にバスローブを脱がそうとしてしまった。

「ちょっ、ちょっとA君!」
M先生が慌てたように声を上げる。
「ちょっとA君、慌てすぎだよ。落ち着いて!」
「あ・・・」
我に帰る俺。完全に平静を失っていた。

M先生は「もー、A君はー」と叱責口調ながらも、「と言っても初めてだから仕方ないか」と
優しく言うと、俺と体勢を入れ替え「最初は私からするから目を瞑ってて」と囁いた。

素直に目を瞑った俺にM先生がゆっくりとキスをする。
さっきとは違い柔らかな唇の感触が良くわかる。
M先生は唇だけでなく、俺の頬や首筋にもキスをしながら、同時に手で俺の身体を撫で回し
てくれる。

細い指先のやわらかな感触が地肌に触れてたまらなく気持ちがいい。
M先生は俺のバスローブに手を掛けるとゆっくりと脱がしにかかる。
ジリジリするほど動きが遅く、完全に焦らされているのがわかるど、俺にはそれに抗う術は
なく、ただひたすらされるがままの状態。

M先生が俺の乳首に舌を這わす。
冷たい舌先の感触。今までに経験したことの無い快感が全身を貫く。
舌はさらに下のほうに移動し、下腹部の辺りに到達したところで、M先生の手がパンツにかかり、
ゆっくりと下ろされた。
完全に勃起したチン○がM先生の目の前で剥きだしになる。
M先生に勃起したチン○を見られている!!そう思うだけで、たまらない興奮!!
しかし、ここでも俺は焦らされ、M先生は一切チン○には触れてくれない。

再びM先生がキスをしてきて、「起きて」と優しく命じる。
言われるがままに上半身を起す俺。
M先生が背中越しに自分の身体を押し付けてくる。
M先生もいつの間にかバスローブを脱いでいるみたいで、乳房の膨らみや素肌のスベスベした
感触が背中に感じられる。

今度は後ろから耳元にキスをされたと思ったら、胸の辺りをさすっていたM先生の手がゆっくりと
滑り、そのままチン○を握られた。
不意を突かれて、「あぁ」と思わず情け無い声が出る。

「・・・先生」
「なに?」
「気持ちよすぎ・・・」
「ほんとにww」
M先生が可笑しそうに笑う。

「先生、目開けてもいい?」
「開けたい?」
「うん、開けたい」
「じゃあいいよ。でもあんまり見ちゃ駄目だよ」
そんなやり取りの後、俺はゆっくりと目を開けた。

M先生は俺の背後にいるので姿は見えない。ただ背中から伸びているM先生の右手がしっかりと
俺のチン○を握っている。
俺は振り向いてM先生と向かい合いたいのに、チン○を握られているため振り返ることができない。

「先生、手が・・・」
「なーに?」
「振り返れない」
「振り返りたいの?触られるの嫌なの?」
「いや、嫌じゃないけど、先生のこと見たい・・・」
「そう、じゃあ、いいよ」
そう言うとM先生はいきなり俺のチン○をシコシコと数回強くこすった。
「ああっ」
また情け無い声が出る。完全にM先生に弄ばれている。

M先生がようやく手を離してくれ、俺が振り返ると、そこには一糸纏わぬ姿のM先生がいた。
ちょっと照れたような表情の下に、細い身体に似合う小さなおっぱいがはっきりと確認できた。
M先生の何とも言えず恥ずかしそうな表情・・・

そして視線を下のほうに移すと、そこにはいやでも黒い茂みが目に入る。
そしてその茂みの奥には夢にまで見た・・・

俺がそんな想像をめぐらせていると
「もう、あんまり見ちゃだめって言ったでしょ!」
M先生が恥ずかしさに耐え切れなくなったのか、俺の顔に手を伸ばし、視線を塞ごうとする。
細い指が顔に触れると、その代わりにM先生の両脇のガードはガラガラになる。

すかさず俺はM先生の両脇から腕を滑り込ませ抱きかかえると、そのままベットに押し倒して
キスをした。
今度は俺が上になる体勢になり、M先生の体を抱きしめると体の自由を奪ったままキスを
し続け、さらに調子に乗って舌まで絡めてみた。

「もう!Aのエッチ!」
M先生はもがいて俺から逃げると、俺のことを初めて呼び捨てで呼んだ。
今度はM先生の逆襲。
「経験も無いくせにそんなことしてw。仕返し!」
そう言うと、M先生はまた俺のチン○を握るとグリグリッと捻り回し、「こんなにしてるくせにーw」
とわざと耳元で囁いた。

言葉攻めと局部への直接的な刺激、もちろんビジュアル的には全裸のM先生が俺の股間に
手を伸ばしてしごいてくれているという光景。乳房もお尻も、陰毛も全部が丸見え。
正直、童貞にこの3点セットは刺激が強過ぎた。

「先生ごめん!!このままされたら出る!!」
俺は敢え無く降参すると、M先生の手を振り払った。
「勝手なことするからそうなるんでしょww」
勝ち誇ったように笑うM先生。
なんかM先生Sっ気がでてる、っていうかそういう性癖の人だったのか!?

「ねぇ」
M先生が俺の耳元に顔を近づける。
「もう、する?」
「えっ・・・」
「まだ?」
「いや・・・」
実際のところ、このままいたぶられ続けたら遅かれ早かれ射精させられるのは目に見えて
いたし、というよりも既に危険水域はもうとっくに越えていた。
もちろんこんなイチャイチャも俺にとっては最高の体験には違いないんだけど、やっぱり童貞
にとっての最大の関心事はその先。
つまり、女の人のあそこを生で見て、そこに自分のチン○を挿入すること。
これこそがSEXであり、童貞時代に焦がれるほど想像し、それでも結局よく分からない究極の
行為(大袈裟かw)。

「・・・いいの?」
伺うように尋ねる俺。
「いいよ。ってそんなこと言わせないでww」
もうって言うみたいにM先生は俺にもたれかかると、そのまま体勢を崩して俺のチン○を口に
咥えてくれた。

夢にまで見たフェラチオ!!しかもM先生が俺にしてくれてる!!

夢の様な光景。しかしこの期に及んでのフェラチオはある意味諸刃の剣。
要するに気持ちがよすぎる。
(これ以上はやばいっ!!)
俺の悲鳴にも似た心の叫びを知ってか知らずか、M先生はすぐに口を離すと、「着けてあげる
ね」と言って、枕元にあったコンドームの袋を破るとゆっくりと俺のチン○にかぶせ始めた。

「先生、俺多分すぐイッちゃうと思う・・・」
初めての時にアッという間にイッちゃうっていうのは良く聞く失敗談だけど、自分も間違いなく
その仲間入りすることを確信した俺は先にM先生に申告した。

「いいよ。最初は自分の事だけ考えてればいいからね」
M先生が優しく言ってくれる。
この人優しいんだかSなんだか良くわからない。でもほんと大好き。

「恥ずかしいから最初は私が上になるね」
M先生はそう言うと、おもむろに俺の上に跨った。
結合部を凝視する俺。
M先生が俺のチン○を掴み、自分の中心部に誘導すると、ゆっくりと腰を下ろす。

チン○の先が肉のトンネルを分け入って行く様な感覚。
チン○全体が温かく包まれる感じと、先端部分に電流が流れるような快感。

「あー、ふぁー・・・」みたいな俺の声と、
「ンッ」というM先生の声が同時に漏れる。

M先生のおま○んこが俺のチンポを根元まで飲み込むと、M先生はゆっくりと身体を倒し、
俺の体とぴったり重なり、優しくキスをしてくれた。

「・・・入ったのわかる?」
「うん・・・」
「動かして大丈夫?」
「・・・駄目かもしれないけど、動かして欲しい・・・」
「じゃあ動かすよ。ウンッ」
M先生も気持ち良さそうな声を出した後、ゆっくりと腰を振り始めた。

チン○全体が絞りあげられる様な快感が背筋を走る。
オナニーが点だとすると、おま○こは面。良くわからないけど快感の質がそんな感じ。
「ねぇ・・・気持ちいい?」
M先生が追い討ちをかけるように優しい口調で尋ねる。
M先生はゆっくりと腰を動かしながらも、俺を上からじっと見下ろしたまま視線を外さない。
俺は今まで見たことが無い恥ずかし気なM先生の表情を見つめたまま、快感に身を委ねる。
お互いの目を見つめ合ったままでいることが嫌でも興奮を高める。
あっという間に絶頂感が訪れた。

「先生。いきそうっ!!」
「いいよ。そのまま出していいよ」
そう言いながらM先生が俺に抱きついてくる。
俺はM先生の言葉が終わるのを待ちきれずに、爆発するかのように発射した。

チン○が自分の意思とは無関係にビクビクとM先生のおま○この中で飛び跳ねる。
ビクッとチン○が痙攣するたびに、その刺激が伝わるのかM先生が小さな喘ぎ声を漏らす。

そんな状態が数回続き、ようやく射精が収まったのを確認すると、M先生はゆっくりと体を起こし
チン○を抜くと、俺にキスをしながら、
「A君の最初の相手になっちゃったw」
と少しはにかんだような言い方で微笑んだ。

その後、俺とM先生は深夜まで何度も体を重ねた。
俺は初体験だし猿のようにM先生の体を求めたけど、M先生も嫌がることなく積極的に俺のことを
リードしてくれた。
やっぱり普段から人を教える立場の人は自分が主導権を握る方がしっくりくるのか、普段はエッチな
雰囲気なんて全く無い人が、ベットの上ではすっかり積極的で、色々な行為を厭うことなく受け入れ
てくれた。
フェラチオ、69はもちろんのこと、マングリ返しや顔面騎乗(俺の顔へのおま○こ擦りつけ)までして
くれたし、体位も正常位、騎乗位、対面座位、バック等、おそらく普通のSEXでやれる行為は、大方
この日のうちにM先生が試させてくれたような気がする。

また特に忘れられないのは、M先生に後ろから挿れたこと。
実は俺は童貞時代からの夢としてバックでの挿入に強い憧れを持っていただけに、このときは感激
した。
俺が四つんばいになって欲しいって言ったら、最初は恥ずかしがっていたけど、最後は諦めてお尻を
突き出してくれたM先生。

この上なく恥ずかしい格好をしたM先生のおま○こがぱっくり口を開いている。
よく初めて見たおまんこはグロかったとかいう話しを聞くけど、俺にはそういう感覚は全く無くて、
むしろ何でこんな素敵な人にこんないやらしい形状のものが付いてるんだろうと思うと、逆に
物凄く興奮したことを覚えている。

中心部だけでなくその周囲までがテラテラと光っているM先生のおま○こ。
俺は既に愛液ですっかり黒光りしているM先生の陰毛の間にチン○をあてがうと、遠慮なくぶち込み
思いっきり腰を振った。
M先生が仰け反るように体を硬直させ、喘ぎ声を上げる。
局部と局部がぶつかる激しい音を聞きながら、俺はM先生の尻を鷲掴みし左右に思いっきり広げると、
チン○とおま○この結合部をじっくりと凝視した。
出し入れに伴いM先生の肉襞がチン○にまとわり付いてくる様がこの上なくいやらしい。
お尻の穴も皺の一本一本まではっきりと確認できるぐらい丸見え。
「先生、凄い・・・丸見えだよ」
思わず俺がそう言うと、恥ずかしさのあまり、喘ぎ声を上げながらも「そんなに見ちゃだめっ!!」
と懇願するM先生の姿態がさらに興奮を誘う。

「先生っ!先生の中凄く気持ちいい!」
「アアッ、もう言わないで!あん、もう、アンッ、凄いっ!」
「先生、好きです!」
「あー!もうおかしくなるっ!!」
「出るっ!!」
「いいよ!出してっ!!あぁっー!!」
瞬く間に興奮はピークに達し、結局この時はそのままバックの体勢のまま射精をした。
憧れのM先生のケツを鷲摑みにして後ろから突きまくった征服感と、M先生の泣くような喘ぎ声。
あまりにも強烈な印象が放出を終えた虚脱感の中にも鮮明に残っていた。

「すごく気持ちよかった・・・」
「・・・初めてなのにいっぱいしちゃったね」
「でも最初の相手がM先生で、俺ほんとよかった・・・」
「そうだよー。感謝しなさいw。でもね私も嬉しいよ」
「ほんとに?」
「ん?うそww」

そう言うとM先生は俺に軽くキスをすると、顔を胸に埋めてきた。
M先生をぎこちなく抱きしめる俺。
華奢な背中をさすっていると、教師と生徒ではなく、一人の男と女としての関係になった様に感じる。
俺とM先生はぴったりと体を寄せ合い、いつまでもお喋りをしていた。
M先生のやわらかい体の肌触り感じながら、至福の時ってこういう事を言うんだな・・・
俺はそんな事を心の底から実感していた。

夢の様な夜が終わり、翌朝俺たちはかなり早くホテルを出た。
M先生は一度家に戻り着替えなくてはならないためほとんど時間が無く、俺は近くの駅で下ろして
もらった。
駅で別れるときは、お互い疲れと恥ずかしさでロクに挨拶も出来なかったけど、俺としては本当は
昨夜の食事の後そのまま別れていてもおかしくなかったことを考えれば、こんな素晴らしい朝もない
というのが素直な感想だった。

(大人の男になりました・・・)
俺は生気が抜け疲れきった体を充実感に浸しながら家路についた。

その後、何日かして俺は予定通り引っ越しをした。
ホテルに行った時にはその日限りっていう約束ではあったけど、実は引っ越しの前日にもM先生
には会った。
実際は俺が強引に頼み込んで会ってもらったっていうのが本当なんだけど、M先生の方もそれ程
抵抗感がある様子でもなく、意外とすんなり時間を作ってくれたので嬉しかった。

俺としてはこの間の夜の一件以来すっかり頭の中はM先生に支配されていたから、もうこの際
正式にM先生に交際を申し込んじゃおうかって勢いだったんだけど、その辺りはM先生に巧みに
話を逸らされ、結局告白は未遂に終わった。

「いよいよ明日行くんだね」
「行きたくないなー」
「何言ってるのww」

そんな会話を延々と繰り返した挙句、翌日俺は未練たらたらのまま地元を離れた。
引っ越してしまえば、俺の地元と引っ越し先の土地は気軽に行き来するにはあまりにも距離が
ありすぎたし、引っ越し後の片付けや手続きをしているうちに学校が始まり、学校が始まれば
俺には授業やバイト、その他もろもろの日常があり、M先生はM先生で当然仕事があるので、
その後しばらくはM先生と会う機会はなかった。

引っ越し後、ようやくM先生と会えたのはGW。
M先生が俺のアパートに遊びに来てくれた。
「俺の部屋に最初に入った女の人だよ」って言ったらM先生なんか照れてた。

でもその日の夜にあの日以来のエッチをした後、俺は唐突にM先生から別れを告げられた。
別れるって言っても元々付き合ってるっていう訳じゃないからそういう言い方は変なんだけど、
要するにもう会うことは出来ないよってことを言われてしまったんだ。

「どうして!?」
問いかける俺に対するM先生の回答は明快で、簡単に言うとお互い先の見えない恋愛は傷が
深くならないうちに止めておこうというものだった。

当時M先生は26歳で俺とは8歳の年の差があった。
つまり俺が卒業する時にM先生は既に30歳を迎えることになり、M先生が結婚の適齢期の
ピークを迎えるときに、俺はようやく社会に出たばかりで、さらにそれから一人前になるまでに
数年を要すことを考えると、「私はそれまで待てないよ」というのがM先生の言い分だった。

卒業時期に突発的に接近した俺たちには2人で築き上げた拠り所の様なものは何もないし、
しかも親密になった矢先にすぐに遠距離ではお互いのことを深く知ることすらも難しい。
冷静になって考えればM先生の判断は妥当と言うよりはむしろ当たり前で、俺にしてもそれを
強く拒むだけの自信は正直いって無かった。
当時の俺にはM先生に対する愛情以外は何も無く、確かな将来像や目標、人生設計の様な
ものを考えたことは無く、当然のことながらM先生に対する責任を担保する具体的なものは
何一つ持っていなかった。

M先生はそんな現実を見つめると、このまま俺とこういう関係を続けていくことが自分にとっても
俺にとっても良いことではないと考え、そうとなれば俺との関係をこのままずるずると続ける訳
にはいかないと判断した。

「ごめんね。でもA君といつまでもこういう関係を続けることは出来ないし、今のうちにお別れして
おくほうがお互いにとっていいと思う」
M先生がすまなそうに、でももう決めたことだからって感じで俺に告げる。

俺は元々彼氏でもないし、それにこういうことを言われることを全く想像しない程楽天的な性格
でもなかったから、変な言い方だけどM先生の言葉は自分でも意外な程冷静に受け止めることが
出来た。
それに悲しいという気持ちよりも、俺のことを男にしてくれたM先生に感謝するという気持ちが
あまりに大きくて、ここで未練がましくM先生にすがって迷惑をかけたくないって気持ちが悲しみ
に勝り、結局のところ俺はほとんど何も反論することなくM先生の申し入れを受け入れた。

「うん。わかった。先生、本当にありがとう」
「・・・ごめんね」

本当は感謝や寂しさ、その他色々な感情が湧き上がってきたんだけど、俺にはそれをどう言葉
にして良いかがわからず、ただM先生に覆いかぶさると強く抱きしめキスをした。
M先生も何も言わず、そっと俺の頭に手を添えると、やっぱり同じように俺のことを抱きしめ、
そのままじっと動かずに俺のことを受け入れてくれた。
結局その日の夜は話しをするというよりは、そんな感じで2人で体を寄せ合ったまま時が過ぎて
いった。

翌日は眩しいくらい良い天気だった。
昼間はM先生と二度目にして最後のデート。
人出の多いところは避け、近場の大きな公園に散歩に出かけた。
公園では恥ずかしかったけど手をつないで歩き、話が盛り上がるとM先生はいつものように
コロコロと笑っていた。

俺がM先生と同じような年齢だったら、俺がM先生と付き合えたのかな・・・?
そんな疑問が頭の中をよぎったりする。
いやそんな簡単なモンじゃないだろ。今回はたまたまタイミングがよかっただけだって・・・
すぐに別の声も聞こえる。

すぐ目の前にM先生がいるのに、何故かそれが現実ではないような不思議な感覚。
すぐ近くにいるのに決して手の届かない俺とM先生との距離感。
俺はM先生の一挙手一投足、どんな些細なことでも目に焼き付けておこうと思い、ただひたすら
M先生の姿を見つめ続けていた。
俺のそんな気持ちを知ってか知らずか、この日のM先生はいつにも増して明るく、優しくて、
そしていつもよりもすごく綺麗だった。

夕方になりいよいよ別れの時間が迫ってきた。
M先生を見送りにターミナル駅へ向かう。

駅に着くとさすがに別れの時が近づいてることが実感されて、俺は何を話してよいかわからず
言葉がでてこない。

M先生は改札口の手前で振り返ると
「A君ありがとう。もうここでいいよ」と言った後、一呼吸置いて
「私、A君と会えて良かったよ。ありがとう」
と言った。
M先生の目が少し赤くなっている。
その表情を見て、俺は無性に悲しくなりもう何も言うことが出来ない。

ありがとうって感謝しなくてはいけないのは絶対俺の方なのに・・・

俺はこんな素敵な人とほんの一時でも特別な関係になれたっていうことが、今更ながら不思議な
気がして、なにか居ても立ってもいられない気持ちになった。

「先生、俺のほうこそほんとに・・・俺、本当にM先生と出会えて・・・」
俺も何とかお礼を言おうとしたけれど、そこまで言うのが精一杯で、後は自分でもビックリする
ぐらい涙がでてきて言葉にならなくなってしまった。
M先生も驚いて、「ちょっと泣きすぎだってw」と言いながら、ハンカチを貸してくれたけど、そう
いうM先生も涙をぽろぽろ零していた。

時間が来てM先生が「じゃあ、行くね・・・」と言って改札を通り抜ける。
あっという間に距離が広がって、やがてエスカレーターで小さく手を振るM先生の姿が視界から
消えた。
俺はその後も改札口に佇み、電車の出発時刻を知らせる表示板からM先生が乗る電車の表示が
消えるのを確認した後、ゆっくりとその場を離れた。
もしかしてM先生が電車に乗らずに戻ってきてくれたりしてなんてことも頭をよぎったけど、現実
にはそんな奇跡は起こるはずもなく、俺は一人寂しく家路についた。

その後自分がどこをどう歩いて家に帰ったのか、今となってはほとんど思い出すことは出来ない。
ただ部屋に戻った後は何もせず寝転んだままひたすら天井を見つめていたことを覚えている。
少しでも動くと張り合いを失った体がバラバラになりそうで、俺はただひたすら天井を見上げながら
M先生との数少ない思い出を何度も何度も反芻していた。

それから数日後、抜け殻の様な状態の俺にM先生から手紙が届いた。
そこにはM先生らしい力強い大きな文字で、お詫びとお礼、そして俺に対する激励の言葉が
記されていて、文面の言葉をM先生が喋っているかのように頭の中で読み上げると、半年前に
西日の当たる教室でM先生に叱られたことが思い出されて仕方が無かった。

わずか半年ぐらい前の出来事が遥か昔の出来事のように感じられるけど、それはこの半年間が
俺にとって人生で最も刺激的で充実していた時間だったという証明なんだと思った。

その日の夜は痛飲した。
ガキで酒の味なんてロクにわからないくせに、俺はアパートの部屋で一人でひたすら前後不覚
になるまで酒を飲んだ。
案の定、翌日はとんでもない二日酔になったけど、俺は酷い吐き気と頭痛の中で、二日酔いの
苦しみをM先生との別れの辛さに投影していた。
二日酔いが治ればM先生との別れの苦しみも消える。
そんなことがあるはずも無いのに、俺はそんなことを朦朧とした意識の中で考え、一日中苦しみに
のた打ち回っていた。
ただその日に限って言えば、何故か二日酔いの不快感がそれ程嫌ではなく、泣きたい様なそれ
でいて笑いたいような奇妙な感覚がいつまでも不思議と残っていた。

それから4年が経ち、俺は無事に大学を卒業した。
あの日以来俺がM先生と会うことは無く、大学生活自体はM先生が言っていた程素晴らしいもの
でもなかったけど、それでも俺なりに悔いの無い学生生活を全うし、卒業後は平凡な就職をして
現在に至っている。

恋愛についてはその後何人か深い関係になった女性はいたけれど、さすがにあの時のM先生
との様な焦がれるような経験はしていない。
今でも大した恋愛経験を積んだわけじゃないし、これからも憧れの人との初体験を超えるような
経験をするっていうのは難しいかもしれないけど、それはそれで仕方がないと思うし別に残念な
ことでもない。
俺にはひとつ大切な思い出がある。
それ以上でも以下でもなく、その事実だけで充分だと思っている。

最後に、なんでM先生は俺みたいな冴えない生徒とああいう関係になったのかっていうことが
ずっと俺の中では謎ではあったんだけど、後に親しくなったと知人の女性(彼女ではない)に何か
の折にそんな話しをしたら、「母性本能がくすぐられちゃったってことじゃないの。Aさんってそういう
とこあるよ」と言われて、そんなもんかなーと思ったことがある。

当時、何をやってもどこか自信無さげな俺の姿がM先生にはもどかしく、それ故気にもなり、何とか
成長させてあげたいという風に思わせた部分があったのかもしれない。
もちろん今となっては真相を確かめようも無い話ではあるけれど、もしいつかM先生と会う機会が
あればその辺りのことを聞いてみたいという気がしないわけでもない。
まぁ俺も当時のM先生の年齢をとっくに超えているし、M先生はさらにいい年齢になられている訳
だから、もしそんな機会があったら少しは大人の会話が出来るかもしれないなーなんて考えること
もある。

今は仕事に追われるしがないサラリーマンの思い出話はこれで終り。
なんか吐き出させてもらったって感じかな。
読んでくれた人ありがとうございました。

おわり。

高校の先生

2ちゃんに書こうかと思ったけど、アホみたいに長くなったのでこちらに投下。
10数年前の高校時代の話し。
長い割りに内容は大したことないかも。

当時、俺は特に暗いわけでもなく、かといってクラスの中心的存在でも無いごくフツー
の高校3年生で、年相応に色気づいて身だしなみなんかには気を使い始めていたものの、
実際に女と話しをするのは苦手(赤面症)という奥手な高校生だった。
異性を巡る華やかな出来事には縁がなく、不満はないけど満足感には欠ける少なくとも
青春真っ盛りという生活とはかけ離れた毎日を過ごしていた。

一方、勉強面はといえば、私立で一応進学に力を入れていた学校だったから、そっちの
方面はそれなりに忙しかった。
特に3年になると正規の授業の他に「補講」と呼ばれる週2回放課後に実施される受験
対策の補習が始まって、補習当日は特別な用事のある生徒以外は各自が事前に選択
した科目を受講することが半ば義務付けられていたりもした。

その補講で俺は英語と古典を選択していた。
大抵は主要教科である英語や数学、あるいは社会や理科の選択科目を組み合わせて
受講する生徒が多く、古典を選択するっていうのは少数派だったんだけど、俺は元々
古典が苦手だったことと、古典の担当教諭が実は俺が密かに憧れていたクラスの副担任の
先生だったこともあって、俺は殆ど迷うことなく古典を受講科目に選んでいた。
つまり俺としては補講を通じて副担任の先生と多少なりとも親しく話せる機会があれば
いいなーというやや不純な動機もあったってわけなんだ。

その先生の名前をここでは一応M先生としておく。
M先生は当時おそらく25?26歳で、細身で一見すると大人しそうなお姉さん系の先生
だったんだけど、実際は見た目よりもずっとハッキリとした性格で、授業中の男子生徒の
H系のツッコミなんかにも動じることが無く、良く通る声と体に似合わない筆圧の強い大きな
文字で板書するのが印象的な先生だった。

校内では数少ない若くて見た目の良い先生だったから、男子生徒から人気があっても
おかしくなかったんだけど、当時の俺達からすると気軽に友達感覚で話しかけられるって
いうタイプの先生ではなかったせいか、俺みたいに密かに憧れてるって奴はいたかもしれ
ないけど、表向きはそれほど目立って人気があるって感じではなかった。

補講は放課後16:30くらいから行われていたと記憶している。
古典を選択する生徒は予想通りそれ程多くなくて、出席するのはたいてい7・8名。
俺としては少人数の授業で必然的にM先生と話しをする機会は増えるし、休憩時間の
他愛の無い雑談なんかを通じて、今まで知らなかったM先生の性格や嗜好を知ることが
できたり、あるいは授業中とは少し違う素に近いM先生の表情や仕草なんかを発見する
ことができたりして、それだけで結構な満足感を覚えていた。

当時の恋愛経験の乏しい俺からすると、憧れのM先生と仲良くなると言えばせいぜい
これぐらいが限界で、更にそこから進んでM先生とリアルな恋愛関係になるなんていうのは
想像すら出来ないというのが実際のところだった。

でも、そんなありふれた日常を過ごしていた俺の心境に変化をもたらす出来事は、ある日
唐突に起こったんだ。

夏休みが終わって間もない9月の中頃、その日たまたま進路のことで担任に呼び出されて
いた俺は、放課後誰もいなくなった教室で一人帰り支度をしていた。
西日の差し込む蒸し暑い教室で、俺が帰ろうとしたその矢先、突然M先生が教室に入って
きた。
「あれ、A君(俺)まだ帰ってなかったの?」
「はぁ、これから帰るとこ・・・ちょっと○○(担任)に呼ばれてて・・・」
「そうなんだ。で、勉強の方は順調に進んでるの?」
「んー、いまいちかなー。今も絞られたしw。それより先生はどうしたの?」
「私は放課後の見回り。いつも3年生の教室は私が見回ってるのよ。誰か悪さしてるのは
いないかって。だからあなたも早く帰りなさいw」

日頃、補講で顔をあわせていることもあってか、M先生は結構気安い調子で話しを続けて
きた。

「ところで志望校は決まったの?」
「うーん、まだハッキリとは・・・、やっぱり成績次第だし」
「そうかー。でも大学って入ることよりも、入った後のほうがずっと大事だからね。今よりも
世界が広がるし、楽しいことも多いよ。だから今は大変でも頑張って勉強しないとね」
「それは分かってるんだけどさ・・・。ねぇ先生は大学って楽しかった?」

俺は教室でM先生と二人きりというシチュエーションにかなり胸をドキドキさせつつも、
それを気取られないよう、なんとか短い言葉で会話をつなげた。

「私は楽しかったよ。勉強もしたけど、色々なところに遊びに行ったし、色々な人とも知り
合えたし。だからA君もこれからきっとそういう良い経験が沢山出来ると思うよ」
俺が緊張でドモリそうになるくらいドキドキしてるっていうのに、M先生は当たり前とはいえ
いつもと口調が全く変わらない。
それにいつもそうなんだけどM先生は人と話しをする時に、殆ど視線を逸らさずに真正面
から見つめてくる人なので、俺は射すくめられるような気がして余計気が動転してしまう。

「色々な人かー・・・。先生は大学の時に彼氏とかいたの?」
図らずもM先生と二人きりの状況になり、それ故の緊張感からか俺は舞い上っていて、
つい普段から気になっていたM先生の男関係の質問を率直に尋ねてしまった。
今思えば何でいきなりそんなことをって思うけど、多分あの時は精神的にいっぱいいっぱい
だったんだと思う。

「うーん、それは言えないなーw。そういう話しをすると○○先生に怒られちゃいそうだしw。
でも別にいたとしてもおかしくはないでしょ。悪いことじゃないんだしw」
多少驚いた表情を浮かべたものの、案の定さらっと受け流すM先生。
「でもそう言うってことはいたんだw」
と、笑いながらも少しショックな俺。

「んー、だから内緒だってw。でもA君だってこれからきっとそういう人が現れると思うよ。
それとももうそういう人いるんだっけ?ww」
「いやいや俺はそういうの全くだめだからw。俺、全然モテないしww」

別にことさら卑屈な言い方をするつもりはなかったんだけど、それまで異性に告白をしたり
されたりということはおろか、そもそもさしたる恋愛経験すら無いことに日頃から引け目を
感じていた俺は、ついそんなコンプレックス丸出しのセリフを口にしてしまう。

「もー、そういうことは自分で言っちゃだめでしょーw。大丈夫だって、もっと自信を持たないと」
M先生が、しょうがないわねー、みたいな口調で俺を嗜める。
「いや、自信たって俺本当にそういうのダメだしw。それに今までだってそういうの全然ないしさ」
「でも、だからってそういう風に言ってても始まらないでしょ。情け無いよ。全くw」
「いや、でも・・・」
「あのねっ」
情け無いセリフ続きになってしまった俺の言葉をM先生が強引に遮る。
さっきよりも少しだけ言葉の勢いが尖っていた。

「あのね、そういう情けないことは自分で言っちゃだめなの。物事って考え方ひとつで全然変って
くるもんだし、そんなこと言ってても良いことなんて何もないでしょ。分かってる!?」
「・・・」
「それにね、あなた自分ではそんな風に言ってるけど、私はA君はそんなに悪くないと思うよ。
確かに△△君(同じクラスのバスケ部キャプテン。こいつはモテモテ)みたいな感じとは違うけど、
真面目だしちゃんと相手のことを考えてあげられる人だし・・・。いつだったか補講で古典の全集を
沢山使った時も、その日私が体調が良くないって言ってたら、授業が終わった後に何も言わずに
図書室に戻しておいてくれたことがあったでしょ。ああいう心遣いってちょっとしたことでもやっぱり
女の人は嬉しいもんなんだよ」
「・・・でもそういうのは当たり前のことだし」
「だからそうじゃなくて、そういうことが自然に出来るってことが大事だって言ってるの。女の人も
大人になると見た目のことだけじゃなくて、男の人の全部を見て判断するようになるんだから。
私はA君は大人になったらモテるタイプだと思うよ」

今思えば、これは今ひとつ褒められていないような気もするんだけど、M先生は叱るとも諭すとも
言えない口調で俺のことを励ましてくれた。
言葉の端々からM先生が真剣に言ってくれているっていうのが伝わってきたし、俺からすると
それを言ってくれたのがM先生だっていうことが何よりも嬉しかった。

この時期の俺にとって、異性に興味を持ちつつも実際には縁の無い生活をしているというのは、
単純にコンプレックスというだけでなく、将来自分も人並みに彼女が出来たりすることはあるん
だろうかみたいな漠然とした不安の種でもあったんだけど、M先生にそう言ってもらえたことで、
自信という程では無いにせよすごく気は楽になったし、古典の全集の件も喜んでくれていたんだと
思うと嬉しくて、俺はなにか居ても立ってもいられないような心持ちになった。

「わかった。じゃあもし誰も相手してくれなかったら先生に相手してもらおうかな」
俺は何を言えばよいかわからなくなってしまい、精一杯のベタな憎まれ口を叩いた後、「じゃ、帰る」
と言って教室を出た。

「ちゃんと勉強しなさいよ。今はそっちの方が大事だよ!」
後ろからM先生の声が降ってくる。
その声を背中で聞きながらも、俺の頭の中ではM先生の「A君はそんなに悪くないと思うよ」という
言葉がぐるぐると駆け巡っていた。
体の中でアドレナリンが噴き出すってこういうことを言うのかってぐらい体が熱くなるのを覚え、
今にも走り出したくなるような衝動を押さえながら俺は家路を急いだ。

冷静になって考えてみればM先生の言葉は情け無い生徒を励ますための社交辞令だったの
かもしれないし、会話そのものも取るに足らないものだったかもしれない。
でもそんな言葉であっても当時の俺にとって舞い上るには充分すぎるインパクトだったし、何よりも
このことをきっかけに俺にとってのM先生は、単なる憧れの先生から本当に好きな一人の女性へと
一気に変化していった。

恋愛経験の少ない俺にとってM先生の言葉はあまりにも刺激が強すぎて、俺はあっという間に
恋に落ちてしまったんだ。

M先生との放課後の一件があって以来、俺はほんの少しだけど変わったと思う。
勉強はM先生のことを考えてしまい逆に手に付かなくなってしまったりもしたけど、それでも
俺なりに真面目に取り組んでいたし、日常生活でもちょっとだけだけど自信の様なものが芽生え
た様な気もしていた。

一方、補講に関しては、クラス担任から古典以外の他の科目を選択するよう命じられてM先生の
講義を受けることが出来なくなってしまうという事態に陥った。
といってもこの補講は通常の授業とは違い、受験対策の演習や解説を繰り返し行うのが特徴
だったから、受講してる生徒も一通りの内容を終えると別の科目に選択替えすることも珍しくなく、
むしろ俺みたいにずっと同じ科目を選択したままの方が少数派で、仕方が無いといえば仕方が
無かったんだけど・・・。

当初、俺はM先生の補講が受けられなくなるのが嫌で、「俺、古典苦手なんで」とか「家では
古典の勉強しないから補講で補ってるんです」とか言って誤魔化していたんだけど、ついに
担任からM先生に直接俺の科目移動が命じられ、俺はM先生から引導を渡されることになって
しまった。

「A君ちょっといい?今日ね○○先生から呼ばれたんだけど」
ある日の補講の開始前、俺はそう言ってM先生に話しかけられた。

「あ、科目移せって言ってたんでしょ?」
「そう。社会の選択か英語の長文読解を受けさせたいって言ってたよ」
「何だかなー。そういうのは自分で決めるっつーの。何だよまったく・・・」
「でもね、私もそうしたほうがいいと思うよ。だってA君だいぶ古典の成績も上がってきたみたい
だし、これからの講義は今までやってきたことを繰り返す部分が多いから、時間がもったい
ないっていうのは確かにあるからね・・・」

M先生の口調はごく普通の事務的な感じで、俺はちょっと寂しさを感じた。
ただ俺としてもこれ以上古典の受講に固執して周りから変に思われるのも嫌だったし、何よりも
ここで断れば今度はM先生に迷惑がかかりそうな気がして、やむなく俺は指示に従うことにした。

「わかった。でも俺もっとM先生の補講受けたかったんだけどなー」
放課後の教室の一件以来、俺は照れ臭さもあって、M先生と親しく話す機会は殆ど無かったん
だけど、この時はたまたま周りに人がいなかったことと、どうもM先生の素っ気無い口ぶりが
気になって、俺はわざと拗ねる様な言い方をしてみた。

「何を甘えたこと言ってんのww。あなた受験生なんだから仕方ないでしょ。それに古典で分から
ないところがあればいつでも教えてあげるんだから、他の科目も頑張りなさいよ」

ここで冷たい対応されたら嫌だなと思ったけど、M先生は俺の言い方を嫌がる風でもなく、笑い
ながらいつもの調子で受け止めてくれて、俺は少しホッとした。

「そんなこと言われたら、俺毎日質問しに行っちゃうかもw」
「いいよー別に。でもその分成績は上げないとダメだからね。それと質問は国語のことだけね。
前みたいに彼がどうとか言うのは禁止だからねw」
「でもそういうことのほうが聞きたいんだけどなw」
「何言ってんのw」

久し振りのM先生との会話に嬉しくなって軽口を叩く俺に対して、M先生は笑いながら少し怒った
ような表情をすると、軽く俺の頭を小突くような真似をした。
科目を移動することになったのは残念だったけど、俺はM先生と僅かとはいえあの放課後以来の
親しげなやりとりが出来たことと、あの時の会話をM先生が覚えていてくれていたことが嬉しくて、
ちょっと大袈裟にM先生から逃げる振りをしておどけた。

やっぱり俺はM先生が好きだぁ・・・
俺はこの時とばかりにM先生のことを見つめながら、そんなことを改めて考えていた。

その頃から受験の時期まではあっという間だった様な気がする。
M先生はクラスの副担任だから毎日顔は合わせるものの、その後は特に親しく話しをする機会
には恵まれず、俺としても心なしかM先生が俺のことを気にかけてくれているんじゃないかという
気配を感じたりはしたものの、それは単に俺の方が気にしているからそう感じるだけという気もしたし、
結局のところそれを確かめる術も機会も無いまま、いよいよ季節は受験シーズン本番へと突入して
行った。

その頃の俺はといえば相変わらずM先生のことを考え悶々としてはいたものの、さすがに今は
勉強を優先しないとまずいと思う一方で、受験さえ終わればその時は玉砕覚悟でM先生に
自分の気持ちを伝えたいとも思うようになっていた。
当時の俺にとって、M先生は初めて本気で好きになった女性といっても過言ではなく、その人に
自分の気持ちを伝えること無く卒業してしまえば、後で絶対に後悔するという気がしていたし、
むしろそういう取り返しのつかないことだけは避けなければという気持ちが何より強かったように
思う。
何をするにしても積極性とは縁のない俺ではあったけど、このことだけは間違っちゃいけない、
間違ったら絶対に後悔する、経験地の低さゆえか俺はそんなことをやや大袈裟なぐらい考え、
一人気持ちを昂ぶらせていた。

「本当に気持ちを伝えられるのか・・・」
「いくらなんでも勘違いしすぎ・・・」
「相手にされるわけ無いし・・・」
「でも、ひょっとしたら・・・」
告白するなどと意気込みつつも、こんな風にM先生に対する様々な気持ちを錯綜させながら受験
直前の日々を過ごしていた俺に、小さくも強烈な爆弾を投下したのはやっぱりM先生だった。

入試を一週間後ぐらいに控えたある日の教室で、
「ちょっと渡したいものがあるから職員室まで来てくれる?」
俺はほんとに何気ない調子でM先生に声をかけられた。

周りには普通に友達もいたけど、その頃は誰とは無く入試対策用のプリントなんかを取りにくるよう
呼び出されたりすることが珍しくなかったので、その時も特に誰も気に留めることは無く、俺も内心は
ともかく見た目は普段どおりの感じでM先生と教室を出た。

職員室に向かう廊下を歩きながら、久し振りにM先生と話しをする。

「いよいよ試験だね。調子はどうなの?」
「まぁ、なるようになるとしか言えないかなぁw」
「ちょっとー、ほんとに大丈夫なの?最後まで気を抜かないで頑張らないとダメなんだよ」
「うん。分かってる」
試験が終わればM先生に俺の気持ちを伝える。
俺は試験以上に、そのことを考えると身が引き締まるような気がして、自然といつもより少し
口調が硬くなった。

職員室に着くと、予想通り古典に関するプリントを渡された。
「これ、予想問題集と解説。最終チェック用に試験科目に古典がある人に配っておいてくだ
さい」
職員室内ということでM先生の口調も改まっている。

俺がプリントを受け取ると、M先生は続けて小さく周りを見渡し、近くに人がいないことを確認
すると
「あと、これはあなたに。ほんとはいけないんだけど、あなたなんか頼りないから」
と小声で言うと、小さな事務封筒を手渡した。

俺はその封筒を周りの教師に悟られないよう無言で受け取ると、そのまま教室に戻り、預った
プリントをみんなに配った後、即行でトイレの個室に駆け込んだ。

校名の入った事務用の茶封筒が少し膨らんでいる。
俺はゆっくりと封筒を逆さにして中身を取り出した。
中からは「学業成就」と書かれたお守りと、「自信を持って頑張りなさい!!」と書かれた小さな
紙片が出てきた。
手紙と言うにはあまりにも小さいその紙片は、薄いグレーのシンプルなデザインで、M先生らしい
大きく力強い文字で言葉が記されていた。

「先生・・・」
みぞおちの辺りにキュルキュルっと締め付けられるような感覚があり、俺は思わず脱力して便座に
腰を下ろした。

「なんか、もうやばい・・・」
俺は入試が終わった後のことを想像し、「もう絶対告白するしかないなぁ」とか「もう逃げ道は無いぞ」
とかそんなことををぼんやりと考え、感動なのか興奮なのかわからないけれど少し体が震えるような
感覚を覚えていた。
振り返ってみると、俺はこの時初めて生涯初の告白というものを、想像ではない現実のこととして
捉えていたんだと思う。
想像の世界から、急に現実に引き戻された様な生々しさ。
入試同様、結果はどうであれ気が付いたらゴールは思っていた以上に近いところまで迫っているという
ことを、俺はいきなり胸元に突きつけられたような気がしていた。

試験は出来たり出来なかったりだったけど、兎にも角にも入試期間は嵐のように過ぎ去った。
結果から言うと俺は何とか第1志望の学校に合格することができた。
ただ、それはそれで良かったんだけど、その学校は俺の地元からは遠く離れていて、俺は卒業と
同時に地元を離れ一人暮らしをすることが自動的に決まってしまった。
あと一月もしないうちに地元を離れるという現実に直面し、俺は今さらながら焦燥感を覚えた。

試験が終わった俺にとって、今や最大の関心事はM先生のこと以外にありえない。
残された僅かな時間の中で、どうやってM先生に気持ちを伝えるか。
試験が終わった俺は始終そのことばかりを考えるようになっていた。

しかし、いざ考え始めてみると、確実にM先生と会えて、ゆっくり話せる場所というのは思いの
ほか少ないことにも気がついた。
それ迄は漠然とどこか人気の無い場所で告白すればいいと考えていたんだけど、実際問題と
してはどこかにM先生を呼び出すといってもどういう方法で呼び出せばよいかが難しいし、そも
そもM先生が俺の呼び出しに素直に応じてくれるかも分からない。
それだったらいっそ校内のどこかで俺がM先生を待っている方が確実性は高いように思うけど、
人目が無く確実に会える場所となると果たしてどこがあるか・・・

考えた結果、俺は校内の駐車場でM先生を待つことにした。
田舎にある学校なので、M先生を始め多くの教職員は車で通勤していたから、駐車場にいれば
M先生に会えるのは確実だったし、うちの学校の駐車場は敷地の上が体育館になっていて、
階段があったり体育祭で使う雑多な用具等が置かれていたりして死角も多かったから、M先生
を待っているのを誰かに見咎められたりする心配が少ないことも好都合だった。
冷静になって考えれば、薄暗い駐車場で女教師を一人待ち伏せしている生徒っていうのも
かなり危ない気がして、その点は心配だったけど、その時の俺には駐車場での待ち伏せ計画
以上の名案は浮かばず、俺はそれなりに満足をしていた。

あとは日にち。
俺は思いを伝えた後に、学校でM先生と顔をあわせるのは余りにも恥ずかしいという気がした
ので、Xデーは卒業式の翌日と決めた。
「一応、卒業式の後ならもう生徒じゃないのかな?」
そんなことも免罪符のように感じながら、ようやく俺の高校生活最後にして最大のイベントの
計画は決定した。

そして卒業式当日。
3年間一緒に過ごした仲間と別れるのは寂しかったし、新しい生活への期待と不安も入り混じり、
俺なりに感慨深いものを感じた。
もちろんM先生にも挨拶をした。
この一年間お世話になったことを、簡単ではあったけど、きちんとお礼を言った。
心なしかM先生の目も潤んでいたような気がする。

(でも先生、俺が本当に言いたいことは明日言いいますから・・・)

そんな言葉を飲み込んで、俺の高校生活は幕を閉じた。

翌日はもうすっかり春を思わせる陽気だった。
俺は朝からもう居ても立ってもいられない状態で、何度も何度もM先生に会ってからのことを
シミュレートしていた。
ただいくらシミュレートをしてもやっぱり想像は想像でしかなく、今ひとつしっくり来ないばかりか、
かえって緊張感が高まってしまい逆効果のような気もした。

午後になり学校へ向かう。
体がふわふわしていて、歩いていても自分の足じゃないみたいでどうにも足取りが覚束ない。
学校に着けば着いたで、昨日まで当たり前のように闊歩していた校内が、卒業してしまうとただ
の不法侵入者になってしまうのかと思うとちょっと不安を覚えた。
見慣れたはずの景色がなんだか妙に他人行儀な気がして居心地の悪さを感じる。
俺は誰にも見られないように足早に駐車場に向かった。

俺は駐車場でM先生の車を確認すると、すぐ近くにある物置の様な建物の影に腰を下ろした。
周りには色々なガラクタ類がたくさん置いてあり、ここならよほどのことが無い限り人には見つか
る心配もない。
体が落ち着くと、今度は急に「俺は一体何をやってるんだ?」という思いが去来する。
独り善がりもいい加減にしろよみたいな感情も沸き上がってきて、かなりナーバスな状態に
なっているのが自分でも良くわかる。

しかしあと2・3時間もすればM先生は帰宅するために間違いなくここにやってくる。
もう今さら足掻いても仕方が無い。覚悟決めないと。
目を瞑り深呼吸を繰り返す。間違いなく入試の前より緊張してるなと思うと妙におかしくて、少し
緊張がほぐれた。
賽は投げられたってこういう時に使う言葉なんだなぁとか、関係ないけど漠然とそんなことを考え
ていた。

それから数時間が経ち、周囲が暗くなり体育館の部活の声も聞こえなくなった。
既に何人かの教師が50mほど離れた教職員通用口から現れては車に乗り込み帰宅していった。
しかしM先生はまだ出てこない。

早く出てきて欲しいような、このまま出て来ないで欲しいような複雑な心境。
気持ちが落ち着かない。
しかし駐車場の車が半分ぐらいになった時、ついにM先生が通用口から現れた。
幸いなことにM先生は一人で、他の教師と一緒だったらどうしようという心配は杞憂に終わった。
しかしこれでもう逃げ道も無くなった。

俺はいきなり飛び出して驚かせてはいけないと思い、M先生が近づいてくる前に車の側に
早めに立った。
心臓の鼓動が早くなり、足には力が入らない。何か頭がクラクラする。

M先生が俺に気付く。
いや正確には俺とは気付いていないかもしれない。
誰がいるんだろうという感じで目を凝らしている様子が窺える。
俺は自分から声を掛けようと思っていたのに、緊張で一言も発することが出来ず、ただ突っ立った
ままだった。
案の定、散々行ったシミュレーションは初っ端から何の役にも立ちはしなかった・・・。

「・・・A君?」
M先生が声を掛ける。
「・・・うん」
正しく蚊の鳴くような声で返事をする俺。情け無い・・・。

「何やってんの、こんなとこで?びっくりするじゃない。もー」
M先生がホッとしたような声を出す。
明るい声で、思ったよりも全然不審がられていない様子でちょっと気が楽になる。

「何?待ち伏せ?もしかして私のこと待ってたの?ww」
少しふざけた口調ながらも、俺の欲目かM先生も心なしか喜んでいるようにも見える。
でも俺の行動はすっかり読まれてる感じ。

「・・・うん、ちょっと」
「ん?どうしたの?」
「・・・うん、ちょっとお礼を言おうと思って・・・」
「お礼って?」
「だから・・・今までお世話になったお礼・・・」
「お礼なら昨日聞いたよーww」
M先生が悪戯っぽく笑う。
「いや、そうじゃなくて・・・」
M先生は余裕なのに、俺のほうはこの時点ですっかり喉がカラカラの状態で、緊張のあまり
呂律も廻らなくなってきた。
しかしここまできたら、もう逃げ出すわけには行かない。
俺は一気に今日ここに来た理由をまくし立てた。

M先生のことがずっと以前から気になっていたこと。
古典の補講もM先生が担当だったから受けたし、すごく楽しかったこと。
放課後の教室での激励がほんとに嬉しくて、その後少しだけど自信がもてたこと。
補講を受けられなくなった時は残念だったこと。
受験前にもらったお守りとメッセージがびっくりしたけどすごく嬉しかったこと。
そして、好きだっていう気持ちをどうしても、直接会って伝えたかったこと・・・

恥ずかしさのあまり俺はM先生の顔は全く見れなかったけど、半ばヤケくそ気味にこの1年間の
思いのたけをM先生にぶつけた。
所々つっかえたけど一通り言いたいことを言って、俺が顔を上げると、意外にもM先生はすごく
真面目な顔をして俺のことを見つめていた。

「・・・もう終わり?」
「・・・はい・・・」
少しの沈黙の後、M先生が喋りだした。

「A君ありがとね。実はね、私もA君にお守りをあげたことが気にはなっていたの。教師としては
特定の生徒にだけそういうことをするっていうのはやっぱり良くないことだし、A君にもかえって
余計なプレッシャーを与えちゃったんじゃないかなって・・・」
「そんなこと・・・」
「でもね、そういう風に思ってたけど、今のA君の話しを聞いてたらやっぱりあげて良かったなって
思ったよ。教師としてはダメかもしれないけど、A君がずっとそうやって思ってくれてたんだったら
それはそれで良かったのかなって。そのことがずっと気になってたけど、今日A君が言ってくれた
から私も言えて良かったよ」

さっきまでの調子と違い、M先生は真剣な口調でそんなことを言った。
俺はまさかM先生がそんな風に考えているとは思わなかったし、嬉しくもあったんだけど、
何と返事をして良いかがわからず、ただ無言で立ちすくんでいた。
何か言わなきゃと焦るけど言葉が出てこない・・・。

とその時、助っ人が現れた。
と言ってももちろん誰かが助けに来てくれた訳じゃなくて、ちょうど教職員通用口が開いて誰かが
駐車場に向かってくるのが見えたんだ。

「先生、誰か来る!」
ある意味、我に帰るM先生と俺。

「ごめん!もう1回隠れててくれる」
M先生の言葉を待つまでも無く、俺は慌ててさっきまで潜んでいたガラクタの陰に身を潜めた。
現れたのは普段から口うるさい教頭。こんなところを見つかったら、俺はともかくM先生の立場は
まずいことになる可能性もある。

教頭とM先生は二言三言言葉を交わし、最後はM先生が挨拶して車に乗り込んだ。
と思ったら、M先生、車のエンジンをかけて走って行っちゃった・・・。

まさかこのまま置いてけぼりってことは無いとは思うけど、あっけにとられる俺。
しばらくして教頭の車も走り去り、あたりが静かになる。

殺風景な駐車場で一人ポツンと立っていると、しばらくしてM先生の車が戻ってきた。

「ごめんね。あのまま駐車場にいると変に思われそうだったから一旦外に出ちゃったよ。置いて
いかれたと思った?」
「いや、さすがにそれは無いと思ったけど・・・びっくりした」
「ごめん、ごめんww」

戻ってきたM先生はさっきの様子とは打って変わって、上機嫌でコロコロ笑っている。
俺が駐車場で一人ポカンとしているところを想像したら可笑しくなっちゃったらしい。
そう、M先生って意外とこんな風に笑う人なんだよな。
俺は今更ながらM先生との色々なやり取りを思い出しながら、ちょっと気持ちが解れた。
M先生は俺のそんな気持ちの変化を気にする素振りも無く、
「ここにいるとまた誰か来たら置いてきぼりになっちゃうね。ね、お家が大丈夫だったらこれから
一緒にご飯でも食べに行こうか?進学のお祝いしてあげるよ」
とごく自然な感じで俺を誘ってくれた。

まさかM先生の方から食事に誘ってくれるという意外な展開。
この流れも俺の事前シミュレーションには全く無かった。
というか良い意味で想定外すぎる。

俺は二つ返事でOKし、M先生の車に乗り込ませてもらった。
「校門出るまでは隠れててよww」
何となくこの状況を楽しんでいるような表情で笑うM先生が可愛いっ!!
それに車の中は何とも言えないいい匂いに包まれていて、まるで夢の様な気分。

俺は助手席で身体を小さく丸めながら、この展開が現実なのかと頬をつねりたい気分だったけど、
そんな心配をするまでも無く、それは俺が想像することすら出来なかった夢の様な現実だった。

「あー、ドキドキしたねーww」
校門を出るとM先生が話しかけてくる。
しかも昨日までの会話とは微妙に口調が違っている気がする。
言葉に親近感があるというか、親しみが込められているというか・・・

(・・・・もしかしてこれはデートというものなのか?)
成り行きとはいえ生涯初のデートを思いもよらずM先生と出来るなんて、こんな幸せなことが
あっていいんだろうか・・・俺はしみじみと幸せを噛み締めた。

それからの数時間は正に夢心地だった。
地元では知り合いに会うかもしれないということで、俺たちは少し離れた場所にあるショッピング
モールまでドライブし、その中のステーキハウスで夕食を食べた。
正直、俺は緊張と興奮で味はよく分からなかったけど、この1年間のトータルよりもはるかに多い
量の会話をM先生と交わすことができた。

俺は、M先生がよく笑う、思っていたよりもずっと気さくな人だって知って改めて魅力に取り付かれ
てしまったんだけど、M先生はM先生で「A君って意外とよく喋るんだね。そんな風に明るくしてたら
もうちょっと女の子にモテたかもよぉw」なんて褒めてるような嫌味のようなことを言って俺のことを
馬鹿にした。

でも楽しい時間ってほんとあっという間に過ぎてしまう。
食事を終え、8時を過ぎたぐらいになると、M先生が「そろそろ帰らないとね」と言い、俺たちは店を
出た。

「えーっと駅は□□駅でいい?送ってくね」
とM先生が駐車場で言う。
でも俺はこの夢の様な時間が終わるのが嫌で返事ができない。
それに駅で別れるといっても、それは今までのように「また明日」っていうような別れとは違い、
地元を離れる俺からすると、下手をしたらこれがM先生との最後の別れになるかもしれないわけで
そう考えると俺はとてもじゃないけど返事が出来なかった。
俺はこの時も何といって良いか悩み、無言で立ちすくんでしまった。

「どうしたの?」
訝しむようにM先生が尋ねた時、俺は意を決した。
見えないか何かが背中を押してくれたような感覚。
多分それは俺がM先生のことを心底好きだという気持ちそのものだったんだと思う。

この何時間M先生と話しをして、俺はもちろんだけどM先生にしても少なくとも俺に対して好意を
持ってくれているというのは分かった。
例えそれが恋愛という感情ではないにせよ、M先生が俺を食事に誘ってくれて、この時だけは二人
だけの時間を過ごしてくれたことは紛れもない事実。
俺はここで勇気を出さずに一体いつ出すんだという思いで口を開いた。

「・・・ねぇ先生。俺、まだ帰りたくないです・・・」
「えっ!?」
M先生が驚いたような顔で俺を見つめる。

「・・・まだ帰りたくないです」
「・・・でも、そんなこと言ったってどうするのよw?家の人だって心配するし、時間が時間だから
私だってもうこれ以上A君のこと連れ回せないよ」
「家は大丈夫。ただ俺もうちょっと先生と一緒にいたい。それに今ここで別れたらもう二度と先生
に会えなくなるかも知れないし・・・」
「もう、大袈裟だなぁ。大丈夫、また会えるよ。A君また会いに来てくれればいいじゃないw」 
「・・・・・・」
「ね、だから行こう」
そう言ってM先生が俺を促す。
俺はどうしても足が動かない。
「・・・ねっ、行こ」
業を煮やしたのか、M先生が俺の手を取り引っ張ろうとした時、再び俺の中で何かが破裂した。

「・・・先生」
「ん?」
「・・・先生、俺、先生とキスしたい・・・」
ついに言ってしまった。

「俺、今まで誰とも付き合ったこと無いし、キスだってしたことない。だからって言うのも変だけど、
俺先生に最初の相手になって欲しい・・・」
「・・・・・・」
「・・・駄目?」
M先生が明らかに戸惑っているのが分かる。
なんと答えて良いかを考えている様子。
だだっ広い駐車場を風が吹き付ける中で沈黙が続いた。

「・・・ごめんね。でもいきなりそんなこと言われても、教師としてはそういうことはできないよ・・・」
しばらくしてM先生が口を開く。
「俺、もう生徒じゃないです・・・」
「それはそうだけど・・・。でもやっぱりそれは無理。・・・ごめんね・・・」
M先生の困った顔。
そんな顔も魅力的ではあるけど、やっぱり現実は甘く無い。

「そっか、やっぱり無理だよね・・・」
「ごめんね。でも、そういう風に言ってくれるのは嬉しいよ。ありがと」

そう言うと、M先生は微かに笑い、「キスは無理だけど、握手」と言って俺の目の前に右手を
差し出した。
「ね、握手しよ」
M先生はもう一度言うと、失意と緊張で固まっている俺の手を取るとギュッと力を込めた。

M先生の細くてしなやかな指の感触と手の温もりが伝わってくる。
俺はM先生を見つめた。
M先生も真正面から俺のことを見ている。
俺が1年間見つめ続けてきたM先生が目の前にいる。
やっぱり堪らなく愛しい・・・

俺はもう駄目だった。
雰囲気に飲まれ、完全にM先生に酔っていた・・・

俺は力づくでM先生の手を引っ張ると、有無を言わせず抱きしめてしまった。
「きゃっ!」
小さな悲鳴を上げるM先生。
「先生ごめん。でも俺止まらなくて・・・」
そのままの状態で言い訳をする俺。
あごの辺りにM先生のやわらかい髪の毛の感触。
細い肩と大人の女性特有の甘い香り。
M先生は無理に抵抗すること無く俺に身を預けたままでいる。
頭の中が真っ白になる。

「・・・先生、俺先生のこと好きです。付き合ってくれなんて大それたことは言えないけど、
今日だけでいいんで、今日だけ俺と付き合ってくれませんか・・・」
気持ちの異常な昂ぶりにもかかわらず、俺は自分でも驚くほど冷静に、そして思いっきり
大胆な本音を口にした。

「・・・付き合うって?」
俺の胸の中でM先生が小さく尋ねる。
「・・・今日だけ、付き合うって・・・どういうこと?」
「・・・だから今日だけでいいんで、俺とずっと一緒にいて欲しいってことです・・・」
俺はひるみそうになる気持ちを抑えて必死に答えた。

M先生は俺の胸に両手を添えると、俺の体を押すようにしてゆっくりと俺から離れた。
「・・・A君、それ本気で言ってるの?」
「・・・うん・・・」
至近距離から俺を見つめるM先生に、声を絞り出すように返事をする俺。
少しの沈黙。

「A君、そんなこと簡単に言うけど、それってすごく大変なことだよ・・・ほんとに本気で言って
るの?」
「本気も何も、俺はM先生が好きですから!」
吹っ切れたように俺がそう言葉に力を込めると、M先生は困ったような表情を浮かべうつむいた。
髪の毛がパサリと落ちてM先生の顔を隠す。
俺は俺でもうこれ以上何か言うのは気が引けるような気もしたし、何よりもこれ以上は体に力が
入らない。
立っているだけで精一杯。なんか一瞬で自分の全精力を使い切った気がした。

居心地の悪い時間が随分と長く感じられた後、M先生がようやく口を開いた。

「・・・ねぇ、A君?」
「・・・はい」
「・・・困ったね・・・」
「・・・・・・」
俺がM先生の真意が分からず黙っていると、M先生はかすかに笑うと「ちょっと、ここで待ってて」
と言い残し、建物のほうへ歩いていった。

駐車場に立ち尽くす俺。
M先生の真意は分からないけど、ただ俺にはもう退路が無いことだけは間違いなかった。
言うことを言ってしまった以上、後はM先生の判決を聞くだけ。
俺は脱力感と共に、一種の清々しい気持ちさえ覚えながらM先生の戻りを待った。

M先生は数分で戻ってきた。
その顔にはほとんど表情がなく、見ようによっては怒っているようにも見えた。
「あー、やっぱり怒ってるのかな・・・」
急に不安になった俺に対して、M先生はいつものように正面から真っ直ぐに俺の目を見つめると、
少し息を吸い込み
「本当にお家は大丈夫なの?もし家に帰らないつもりだったら、お家の人が心配しないように
連絡だけはちゃんとしておかないといけないよ。最低限それだけはお願い」
と小さく俺に命じた。

長いんで一度切ります。

山口先生

中学校のとき30歳くらいの山口智子に似た先生(山口先生)がいた。
そのときは何もなくて、普通に話をするくらいの関係だった。
大学を卒業し、県内の中学校に赴任。赴任先に偶然山口先生がいた。
同じ学年を受け持つことになり、お互い1年の副担任をすることになった。
先生は私のことを覚えていてくださり、私も1年目でわからないことも多かった
ため、仕事の内容を丁寧に教えて暮れた。夜遅くなることも多くなり
同じ学年の男の先生も交えて仕事帰りに3人で飲むこともたびたびあった。
当時山口先生は家庭内不和であり、離婚も考えていた。しばらくして離婚も成立し
子どもは実家に預け、ひとり暮らしをしていた。
いつものように仕事を終え、さあ帰るかと思っているときに飲みに誘われた。
ところがその日は普段一緒に飲む男の先生は、風邪を理由に飲み会には参加せず、
私は山口先生と二人で飲みに行くこととなった。なんだかとても緊張したのを覚えている。
アパートまで迎えに来てもらい、行きつけの居酒屋で酒を飲んだ。

11時くらいまで飲んで、雪も降っているし帰ろうということになった。
タクシーを拾うために駅まで歩いたが、すごい吹雪で山口先生は私の腕にしがみついていた。
駅から私のアパートの途中に山口先生のアパートがあり、山口先生を送って帰ればいいかと思い同じタクシーで移動した。
タクシーで移動途中に世間話をし、もうすぐ山口先生のアパートに着こうかというときに
「ねえ、おいしいワインがあるんだけどもう少し飲みなおさない?」と聞かれた。
当時純粋だった私は(おいしい酒も飲みたいし、少しお邪魔するか)くらいに考え、エロイ気持ちは全くなく、
誘われるままに部屋にお邪魔し、ワインやチーズをいただいた。そのうち昔の話や世間話、元旦那の愚痴などを
聞かされ、いつ帰ろうかと考えているときだった。

突然山口先生に抱きつかれ、「こんなに話を聞いてくれて優しいね」と言われ、(寂しいんだな)と思いしばらく
彼女の背中を撫でていた。今でこそやれる状態だとわかるが、当時の自分にはそんな考えもなく、
どきどきしながら抱きしめて「大丈夫ですよ」といいながら背中を撫で続けていた。
おそらく彼女は私が行動に移さないのを不思議に思っていたのだろう。突然私の顔を見上げ
「しよっか」と言ってきた。まったく予想外の展開に私はびっくりしてしまいしばらく返答に困っていた。
私が戸惑っていたので「シャワー浴びてくるね」といい、シャワーを浴びに行き、私は部屋にひとり残された。

正直言って迷った。山口智子に似ている先生で、中学時代はもちろん再開してからもおかずにさせてもらった。
大学卒業してからエッチもしていなかったし、何より先生としてみたかった。しかし、相手は独身になったとはいえ
子どももいる身。こんなこと許されるのだろうか…、今のうちに「やっぱりいけません」と言って帰れば笑い話で済む。
しかし、こんな美人とセックスできるチャンスを逃していいのだろうか…。などなど悩んでいるうちに風呂から上がった。
「君も入る?」と聞かれたが、シャワーは借りず、トイレを借りた。部屋に戻ると布団がしいてあり、傍らに
ぽつんと座っていた。「もうどうにでもなれ!」と思った。

近くに行くと私の顔を見上げてくる。しゃがんでそのままキスをし、右手はシャツをまくり上げ乳房をさわった。
乳首を触るとあえぎ声をあげる。初めてエッチしたときに彼女のあえぎ声をきいて(AVだけじゃないんだな)と思ったのを思い出した。
風呂上りだからノーブラだった。乳は大きくないが、乳首のさわり心地がいい。口から首筋、乳房、乳首となめ上げる。
シャツを脱がせ、後ろの布団に優しく寝かせ、再びキスから、首筋、乳首、へそと舌を這わせ、ズボンの中に手をしのばせる。
乳首をなめながら右手のざらざらとした感触を楽しむ。さらに右手を進めるとぬるぬるした感触があった。もう濡れていた。
乳首を攻めながらズボンとパンツを脱がし、舌は乳首からへそ、太ももと進め、ついに濡れている場所へ。

電気を消していたので形や色はよくわからない。年上の女性は初めてなので気合が入っていた。
感じてもらおうと栗の周りをじらすように舐め、舌先で栗を舐める。口全体で含むように、舌の腹を使って舐める。
舌を挿入するように舐める。(感じさせてやる)という思いで一生懸命舐めた。先生に好かれたかった。
自分の物はびんびんになっていたが、相手を感じさせることが先決。「いれて」と言わせたかった。
ものすごい勢いで喘ぐ先生。かまわず舌全体を使って舐める。右手は乳首を刺激する。しばらくすると
「もう挿れて」と哀しそうに言う先生。かまわず舐め続けると口の中に勢いよく液体が噴出してきた。

(おしっこ漏らしやがった)と思ったが、もうとまらない。口の中が液体でいっぱいになるのもかまわず舐め続ける。
ついに先生は体を起こし、「挿れてってば!」と言いながら私のズボンとパンツを無理やり脱がせる。
キスで口をふさぎながら布団に押し倒し、キスをしたまま正常位で挿入。快楽の表情を浮かべる先生。
ゴムはつけてなかったがかまわなかった。挿入してすぐ、私の腰に足を絡める先生。
自分の物に液体がかかる感触。(またおしっこか)と思ったが先生は指先をピンと伸ばしたまま言ってしまった。

その晩は朝の3時くらいまでひたすらやっていた。おしっこだと思ったのは彼女が興奮して潮を吹いたらしい。
騎乗位、バック、対面座位、ありとあらゆる体位を試し、その間に彼女は10回くらいいったらしい。
私は何故か1回もいけず、自分がいつの間にか遅漏になっていた事がわかった。
途中休憩もしたが、寝ている私の股間を彼女が咥えたのには驚いた。フェラチオは経験がなく
それこそAVの世界だけだと思っていた。次の日は普通に仕事があり、そろって遅刻するわけにはいかなかった
ため、4時に自分のアパートに向かった。不思議と世間の色が違って見えた。
次の日彼女は普通にしていたが、どうやら私の目つきは獲物を狙っているように見えたらしい。
次の晩も流れでしてしまったが、しかられてしまった。

後日談
体の相性がとてもよかったんだと思います。その日からほぼ毎日彼女と会って
セックスをしました。その度に彼女は大量の潮を吹くので給水させてたのをおぼえています。
そんな関係は年度が変わるまで続きました。
次の年度からは彼女は地元の学校に転勤し、私も他県の私立学校に採用が決まったので
別々の道を歩もうということになりました。
多分若かった私の将来を案じての事だと思います。
今では彼女は新しい旦那さんがいますが私は独身です。
彼女が結婚してから一度だけセックスすることがありましたが
やはりよくないと言うことでお互い納得して関係はそれっきりです

10歳差

名前も顔も知らない、会ったこともない人を好きになれるか?

という恋愛観察番組(notあい○り)を深夜偶然見た。
内容は女1対男5でチャットをし、趣味の画像や動画を公開しながら
女が今後チャットを続ける男、また最終日は実際に会う男を選んでいくものだった。
俺としては不特定多数の人数の中でしてほしかったが、
他人事ではないので見ることにした。

数年前、どんなきっかけで始めたかはわからないがあるブログサイトに登録していた。
そこではブログはもちろん、チャットもできて、サイト内でメールもできるものだった。
出会い目的ではなかったが、足跡を残すのは女ばかり。
顔写真載せてたらたぶん足跡なんて残さないんだろうな。
友達、とはまたちがう「女友達」が自然と増えていった。

その中で気になる子がひとり、夏樹という子だった。
表面上のプロフィールは中学生。女。
10歳も年の離れた子を「気になる」といったら気持ち悪がられるかもしれないが
夏樹はほかの子と違い敬語を使っていて、共通点が意外にあり、話が弾んでいた。
といってもメールは一日に一通ずつ。
「今日はこんなことがあったよ。
 趣味はこんなこと。
 そういえば昔こんなことしてたなー」と永遠に続く地味なメールだった。
それでも夏樹は話を合わせてくれる大人っぽい一面があり、
その中でも中学生らしいとこもあって別世界の人間のように思えた。

夏樹がテストの時や受験期に入るとメールの数は減り、ぱったりと途絶えることもあった。
しかしいつの間にかまたメールが続いている。
どっちからとも言えない自然さでメールが始まるのだ。
きっと同じことを何度も聞いて、何度も聞かれているだろう。
それぐらいお互いがお互いに占める割合はまだ低かった。

夏樹が高校生になるころには俺も社会人で。
2人とも新しい環境になれるのにとまどっているのか、
初めて1ヶ月間という長い間メールをしなかった。
もはやブログを書くことよりもメールの方が気になり、
夏樹以外の女とはメールもチャットもしなくなっていた。
でもまだ好き、とはいえなかった。
その境目はわからない。
夏樹が告白されたと聞けば不安になるし、好きなタイプを言えば気にした。
だけど10歳も下の、会ったこともない子を好きになるなんて考えてもいなかった。
無理だ。

それでも寂しいなと思い始めたころ、夏樹に
「パソコン(サイト内)じゃなくて普通(携帯とか)にメールしない?」
とメールした。
躊躇されるかなと思ったけど案外簡単にOKしてくれた。
まぁ「ログインするのがめんどくさい」というのが第一理由。
携帯に道具が移行したとはいえ、地味なメールは続いた。
パソコンでしていたときと同じ会話をしているだろうなと思いつつも
今度はばっちり記憶するつもりで聞いていった。
夏樹も「そういえば前にも聞いたよね」とよく返してきた。

俺は特に目的もなく出かけるのがすきで、東北から九州まで
思いついたところにいっては知り合いをつくり、酒を飲んでいた。
一応思い出作り(?)に観光名所は巡るがだいたいは写メ撮って終わり。
もちろん送る相手は夏樹。
夏樹も旅は好きらしいが部活や、(進学校のため)勉強で忙しくなかなかいけないらしい。
俺が送る下手な写真でも喜んでくれた。

このころかな、本名と顔を知ったのは。
メルアドと番号変更のために夏樹にメールを送った。
携帯会社自体変えたので一応本名を入れて送ると、夏樹は「登録しました。」と本名を添えて返してくれた。
どうやら夏樹、は漢字はちがうものの本名らしい。
本名を聞いて調子にのって「顔みてみたい」と送ると、「埴輪を想像してください。」とかえってきた。
『なんで埴輪?』と聞くと
『埴輪が想像できなかったらこの世のものとは思えない不細工な顔を想像して下さい。
 そしたら少しはマシに見えるかも知れませんw』
だそうです。
本人の希望通り埴輪を想像して待っていると画像付きのメールが来た。

すぐには開けなかった。

「顔なんか関係ない」とか思いつつもやっぱり本心は「かわいいこだったらいいな」と期待してしまう
悲しい現実男の性。

深呼吸を2回ほどして開く。

『ちゃんと埴輪想像してますか?』
という本文をすっとばしてスクロール。

めっちゃかわいい。。。

それなりに焼けてて都会の高校生に比べたらこどもっぽいかもしれないが
目は二重でおとなしそうな感じ。おまけに制服。
・・と思う。そんなはっきりした画像ではなかったので。
芸能人で言うと・・だれだろ・・いないな。
「かわいい」と返信をしようとするとまた夏樹からメールがきた。
「松(俺)さんの画像も下さい。」とのこと。
顔体操をちょいとしてから撮って送る。正直俺は痩せた不細工。
どんな返信がくるのかなと思ったら
「私の学校の先生にそっくりです!笑」ときた。
あれだな、かっこいいとはいえないから一番無難なこと送ってきたんだろうな。
メールとめられたらどうしようかと思ったけどそんなこともなく、
夏樹も俺も普段どおり地味なメールを続けていた。

何の前触れもなく夏樹からきたメール、「入院しちゃいました」とひとこと。
今までで一番短いメールがこの「入院報告」。
何事かと思って「入院!?」とあせる俺。
話を聞くと「部活中に腰が痛くなり、意識朦朧とし始めたので接骨院にいくと
38度の熱。内科に行ってくださいと言われ違うとこにいくと、もっと大きな
病院にいけといわれ、検査をすると入院ですねとあっさりいわれた」そうな。
特に大きなことでもないらしいが、ばい菌がなくなるまで点滴などが必要で
入院になったらしい。それを聞いて一安心。した自分が怖かった。

そのときの焦り様は親の離婚騒動ぐらいのあせりだった。
(ちなみに親離婚してません)
自分の周りからいっさいがっさいなくなるんじゃないか、という不安。
これほど夏樹が自分の中に入っていたのかと思うと、急に怖くなり
それから夏樹とどうメールしていいのかわからなくなった。
メールしているときは素直に楽しいしうれしいのだが
夏樹は10歳も年上の、見た目からしてつりあわない俺に好かれてるとしったら
どうおもうだろうか。やっぱり気持ちわるいと思ってしまうのだろうか。
ひとつの助けは俺の画像を見てもメールをくれた、という事実。
ただこれも夏樹の優しさかなと思うと何も支えがなくなり、
伝えてはいけないと思った。

入院中でもメールは送ってくれていた。
本当はだめだと思うのだが、看護士さんは何も言わなかったらしい。
暇でしょうがないという夏樹に、地元の観光名所とかデートスポットに一人で行き
写メを撮り送っていた。むなしいはむなしいが
メールを送るたび、夏樹は「ありがとう」とかえしてくれた。それだけでよかった。

夏樹が入院して3日目、夏樹から「相談がある」とメールがきた。
何でよりによって俺に・・と思った、正直。
お見舞いに来てくれた友達軍の中に男がいて、告白されたらしい。
嫌いなわけでもないしどちらかといえば仲良いから、付き合ってもいいんではないかと
友達には言われたと。どうしたらいいですか、と。
画面に一人で「断れよ」と突っ込んだ自分。
でも夏樹も俺を信用して相談してくれてるわけだし紳士的にメールを返信する。
『中学校からの友達なの?』
5分後
『高校からです。今私が仲良い子と同じ中学だったらしくて』
2分後
『夏樹ちゃんはどうしたいの?』
10分後
『んー・・・実は好きな人がいるんです。
 でもその人もててると思うんで・・・たぶん付き合うとか無理なんです。
 なのであきらめるにはいいチャンスかなって。」
聞かなきゃよかった。あー自己嫌悪。

20分後
『好きな人がいるならあきらめちゃだめだよ。夏樹ちゃんなら大丈夫だから』

これでも精一杯のメールです。

翌日、夏樹から
「昨日の人断りました。松さんの言うとおりあきらめないでがんばってみます^^」
目を細めて微笑んだ自分。
よかったのか、これで。

入院して一週間後、ようやく退院できた夏樹。
病院から出てきた夏樹を迎えられたらどんなにいいだろうと危ない妄想まで入ったとき
夏樹の住んでる場所をしらないことに気づいた。
少なくとも俺が今までいって写メをとった場所ではないことは明らかだが
今なら聞いても返してくれるだろうと思いメール。
あっさり、かえってきた。
そこは新幹線で2,3、時間かかるとこだった。
近いようで遠い。でもあいにいきたかった。でもあいにいきたくなかった。

ある日会社で大失敗した俺は全部の力が抜け、
誰でもいいから慰めてくれる人が欲しかった。
社会人として弱いとは思うが、今まで出一番大きい挫折(?)だった。
夏樹にはいつもどおり、今帰ってるとこ、とか今日はどこにもいかない、とか
入院前よりは進み、中身のある短いメールになったわけだが地味なメールを送る。
10分後。
「お疲れ様。」のあとに「何かありました?」と書かれていた。
すぐ
「どうして?なにもないよ」と送ると
すぐ
「それならいいです。何か変な感じがしたので・・気のせいですねw」
と帰ってきた。
これだけでないていた俺。なんてよわっちぃ奴。
でも今まで以上に夏樹に頼りたくなった。
正直に会社でのことをいうと
「きのせいじゃなかったんですね。っていうかわかりやすいですねw
 今失敗しておけば後は成功ばかりですょ。
 こんな子供になにがわかるんだっておもわれそうですけど。
 子供も子供なりに、大人と同じくらい悩み抱えてますから。
 これからも言ってください。
 言うだけでも少しはすっきりできますよ。」

それから俺は、あれだけ抑えていたにもかかわらず
夏樹と付き合いたいと思うようになっていた。
でもどうしていいかわからず、少しずつ、気づいてもらえるような
遠まわしのことを言うしかなかった。
その反応を見ながら、俺はどこまで進んでいいのか考えていた。

俺のメールの文が変わったことで、夏樹も徐々に変わっていった。
俺は自然と「夏樹」と呼ぶようになり、夏樹は自然なためグチになっていった。
俺的には年下の女の子のため口ってかわいいと思うから。なんとなく。

それから2ヵ月後。急だった。
冗談を言い合っていたのだが夏樹の返信が遅かったので言い過ぎたかなと思って、
「嫌いならはっきりいってね。いやな思いさせてごめん。」と送った。
すると20分後。

「すき。」と一言メールがきた。

何回も見返していると
「ごめんなさい」と再びメール。
「どうして謝るの?」ときいたら
「私なんかがすきっていっちゃって・・松さんには迷惑かなと思ったから」
ここは言うしかないだろう。

「俺も好き」

メールだけど。
直接、や電話なんかよりもお手軽に見えるかも知れないけど
俺には、俺らにはそれ以上の勇気と価値があった、
「本当に?」ときたので
「うん。今あって抱きしめたいくらい。ずっと前から好きだった。」

それからしばらくし、初めての電話。
メールして2年以上、ついさっき好きと言い合った二人は何もいえなかった
夏樹は震えた声で「ありがとう。」とだけいった、
俺がいうべきことばだったのに。

それからまた2ヶ月。初めての対面。
新幹線だと乗り換えなくちゃいけなかったから
夜行バス一本でいった。8時間ゆられてついたとき
まだ夏樹らしきひとは着ていなかった。
いまさら「だまされてたのか」という不安が一気におしよせ、気持ち悪くなってガラスをみると
向こう側に確かに夏樹がいた。
夏樹はまだ気づいていなかったが、人並み以上の俺の身長のおかげで気づき近づいてきた。
写真なんかよりぜんぜんかわいかった。そしてちっちゃかった。

「始めまして・・ってかんじじゃないね。」
「ですねw」
「えっと・・・とりあえず手つなぎますか。」
「はい!」

それから俺がバスに乗るまでの15時間。
ずっと手をつないでいた。

名前も顔も声も知らなくても、ここまで人を好きになれるのだと俺らが証明した。







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