萌え体験談

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元カレ・元カノ

構造改革の余波

俺んところは田舎なんだけどさ、田舎に住んでる人はわかると思うけど、
5年前くらいは、ほんとにまったく仕事がないほど酷い不況で
ろ倒産なんて日常だったんだけど、近所の会社が潰れたんだよ。
しかも金の借り方が悪かったのか、その前に、すでに自殺とかもでて、
周囲に恨まれちゃうような感じだったわけ。
自分で経営とか自営の仕事してる人はわかると思うけど、
たぶん、自分都合で簡単に自己破産とか債務整理もできないような
シビアな借金が残ったんだと思う。

で、そこの家に、国立大学いってるってので近所では自慢の
すごい可愛い娘さんがいたわけ。
若い人は知ってるかわかんないけど、大石恵を若くして可愛くしたみたいな。
今だと、そうだなぁ、フジ系の朝テレビの天気の皆籐愛子を色っぽくした感じかな。

とにかくスーパーとかで見かける程度で、普通に近所の男に話題になるくらい。
最初は居酒屋とかでバイトしてて、俺ら仲間でその子目当てで行ってたんだ。
もちろん、こっちは土木作業員だから、国立大のお嬢様なんて、
ぜんぜん友達とかにもなれないんだけどさ、冷やかしでね。

でも、しばらくしてその居酒屋からいなくなちゃって、店長もその後を知らなくて
「どこ行ったのかな?」なんて話ししてたんだよ。
そしたら、ある日、男友達の一人が「その子が隣の県のソープで働いてる」って言うわけさ。
「あんな美人がさすがにソープはウソだろー」って言ったけど
友達が「いやほんとだ」って言いはるから、「ホントならすげー」
「じゃあ行ってみよう」ってことで、行ったら、ホントだった。
顔は文句なし絶品だし、スタイルも良くて、とくにオッパイがきれいで、
まあサービスとか会話とかは上手いわけじゃないけど、
ルックスだけは、今でも風俗経験至上最高だったな。

俺のキャバクラとかも入れた全水商売・風俗至上でね。文句なしの1番。

で、もともと美人だってことだけで町の噂になるくらいの子だから
ソープとなれば、あっという間に地元で広まってさ。
男が会えば「お前、ソープ行った?」の話ばっかり。
まあ、普段からそんなばっか話ししてるけど
相手がすごい美人でだし、
俺らみたいな高卒の肉体労働だと、勉強コンプレックスもあるし
国立大行ったような頭いい女とは、普段は話す機会もないわけで、
そんな女がソープにいるってんで、盛り上がっちゃったわけよ。

たぶん地元のそれ系の男は、全員行ったと思うし
「ツアー」とか言って、何人か連続で指名したりとかして
金のあるときは、そんなことばっかやってたな。

でも、よく考えたら、
わざわざ2時間近くもかかる遠いソープに行ったのは
地元でソープのことバレたくなかったからなんだろうな
と思ったら、なんかかわいそうな気もした。
みんな「借金大変なのー?」とかズケズケ聞いたりしてたし。
後から聞いた話じゃ個室の中で、相当ヒドイ事いったやつもいたみたいだ。
オバサンとかは今でも「娘さんがソープいった家」とか
「ほら大学やめて風俗行っちゃったあの子」とか言うし。

俺も、なんか地元話とかできるのが嬉しくて、勝手に興奮して
向こうも「ははは」なんて笑いながら流してたけど、
よく考えると、そういうのも辛かったのかな。

結局、1年ちょっとして、東京のソープに移籍しちゃった。
「あれだけ可愛ければ吉原とかの引き抜きじゃね?」とか噂したけど
実際は地元の奴らがうざかったのかなとも思った。
まあ、実際、あの美形なら吉原でもNo1になるんだろうけど。

まだ今でもソープやってるのかな?
今だと25歳くらいか。

以上

元カノの話じゃなくてゴメンな。

居酒屋バイトのころ仕入れた情報では
元カレは、国立大の学生だったらしいけど
どうなったのかね。
やっぱエリートさんは、ソープ嬢になったら別れるんだろうな。

俺だったら、あんなけ可愛ければ、借金あっても絶対別れないけどな。

巨乳の友達

僕は京都のある予備校に通っている浪人生です。

昨日、浪人生全体の身体検査がありました。浪人生は2年目を過ぎるとなぜか身体計測の項目が増えます。通常の内科検診に加えて胸のレントゲン、心電図、胸囲および腹囲の測定などなどです。項目が増えて嫌というのに加えて他の人は予備校でやってもらえるのに、2浪以降の人たちは自分で検診を受けに行かなければなりませんでした。

ぼくはクラスの2浪の友達2人(あつしとかなこ)と一緒に近くの開業医のところに受けに行きました。

医者に言って受付をすますと看護婦さんに、「順番にお呼びするんで待合室でまっててください」といわれた。

待合室は空いていて僕たち以外には誰もいなかった。「先に身長体重など計りますんで○田さん(←あつし)こっちにはいってください」といわれあつしが入っていった。

かなこと話をしているとあつしの入った部屋から、「178センチ」しばらくして「78キロ」「つぎ胸囲計りますね…87センチ」「腹囲…」と聞こえてきた。僕はあつしって思ったよりも体重あるんやなとか思っていてふと気がついた。これはかなこの胸囲などもわかるんじゃないか…と。

かなこは身長は小さくちょっとぽっちゃりだけど胸は大きい。男だけで話す時は話のネタにしたりもしている。僕はかなりドキドキしていたが、それをかなこに悟られないようにしていた。

あつしが戻ってきて次はかなこが入っていった。あつしに、「中で話してる内容丸聞こえだったぞ。もしかしたらかなこのも…」というとあつしも興奮したようだった。

案の定あつしの時のように中での会話は丸聞こえだった。「じゃあ服脱いで身長体重計のってくださいね」「身長が…154.7、体重が54キロ」看護婦さんの声が聞こえる。
「じゃあ次胸囲と腹囲計るからブラジャーはずしてね。」僕はこのあたりでかなり興奮していた。あつしもそんな感じで顔を見合わせていた。

「はいじゃあちょっと失礼しますね」看護婦さんの声が聞こえた。「胸囲…103センチ」
胸囲103!?巨乳だとは思っていたが思った以上だった。あつしと小声で「かなちゃん何カップなんやろ?」と言い合っていた。

かなこが終わりその後僕が測定を受け、順に内科の診察があり、その日は帰りました。

それから何日かたった日のことです。あつしから電話がありました。「○村(僕のこと)プールいこうぜ、みんなで。」「みんなって誰よ?」と聞くと、「かなちゃんとあと女の子誰か誘って」といいました。よくよく話を聞いてみると、かなこの水着姿が見たいと言うことでした。というわけでかなこと仲がよい綾を誘って、4日後プールに行くことになりました。

大阪のとある大きなプールへ行きました。電車で計1時間ちょい。頑張りました。このプールにいくために、いや、かなちゃんの水着姿を見るためにわざわざ水着まで買いに行きました(笑)女の子2人も水着は持っていなかったらしく2人で買いに行ったと行っていました。電車の中で綾は「かなちゃんの水着姿はセクシーだもんね、2人とも悩殺されるなよー」て言っていました。「そんなのされるわけないじゃん」と言いつつも僕は考えただけで大興奮でした。

プールに着き、更衣室出たとこで待ち合わせねといって男女分かれました。僕とあつしは心持ちダッシュ気味で着替え、更衣室を出たところで2人を待ちました。

待つこと5分くらい…ついに2人がでてきました。綾は黄色のビキニで大きな花柄が入ったやつを着ていました。腰はきゅっとくびれていました。胸は前から予想していた、よいうか元彼がBカップといっていた通りあまり膨らんでいませんでした。ビキニの上は
首からかけるタイプのやつでした。かなこは薄い水色のビキニを着ていました。やっぱり予想通り胸はかなり巨乳でした。普段からそう思っていた以上に大きく前につきだしていました。綾のように腰がくびれているわけではないのですがちょっとだけむっちりした感じがたまらなくエロかったです。ビキニの上は綾のように首からかけるタイプではなく肩と背中にストラップがあるタイプでした。

この姿をみただけで満足だったのですが、僕たちにとってラッキーだった事件が起こりました。もう1時間くらい泳いだ頃だったでしょうか…あつしが僕に「かなちゃんブラのストラップ外れかけてない?」と耳打ちしてきました。よく見るとブラのホックのところがズレてあと少し引っかかっただけになっていました。

あつしは「そろそろ俺ちょっと泳ぎ疲れてんけど、スライダーいかね?」といいました。僕の方に軽く目くばせを送りながら。そしてスライダーの階段を上っている時、あつしは「俺最初でいい?やっぱ男が最初いかんとね」と言いました。そして順番はあつし→僕→綾→かなこという順になりました。

まずあつしが滑り降り、次に僕が、そして綾が下りてきました。このスライダーはけっこう急で、綾は「あんた達こんなんやってポロリでもしたらどうするん!」と冗談ぽく言っていました。そしてついにかなちゃんが滑り降りてきました。スライダーの勢いで水中に投げ出され、水中に頭まで沈みました。そして髪をかき上げながら顔を水面から出しました。そして立ち上がった瞬間事件は起きました。

かなちゃんが立ち上がった瞬間、いや立ち上がりきる前に綾の「かなちゃん胸!!!」という声。そう、かなちゃんのビキニは胸の上までズレ上がっていました。かなちゃんの胸は丸見えです。予想通りの大きなお椀型の胸。乳首は小さめで色は薄め。乳輪は少し大きめでした。
綾の声を聞いたとたん、かなちゃんは胸に手をあてて水中へ首まで潜りました。とても早かったけど僕たちはかなちゃんの胸を見てしまいました。かなちゃんは顔だけ水面からでていますが、真っ赤な顔をしています。水中でビキニをつけ直し、真っ赤な顔のまま上がってくると僕たちに「見えた?」と聞きまとした。僕は「ううん。」とだけ答えましたが、顔にでていたかもしれません。「あつしは?」とかなちゃんが聞くと、「見えてないで、でも今はちょっと…」といってかなこの胸を指さしました。かなこの左胸から乳輪がわずかにはみだしていました。きっと水中で急いで直したからでしょう。これを聞いてかなこは急いでビキニを直しましたが、また真っ赤になってしまいました。このときの顔が今でも忘れられません。
この日はそのままあと2時間くらいして京都に帰りました。

後々飲み会の罰ゲームでかなこに聞いたところ、かなこの胸はhカップということでした。

女の子って本当に不思議だよね。心からそう思った、実話話を今回は書こうと思う。

現在、18歳の大学一年生な俺が、高校時代から付き合っていた人のことについて・・・。

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【2004年4月】
当時、高校2年生になり、文系or理系を選択してクラスの決まった頃。この頃、俺に気になる子ができた。それがこの話のヒロイン的存在。仮に頭文字からとってNとする。
Nは、俺が当時活動していた硬式テニス部の友達S(今でいう、やまと-TWしてる人にはわかるかもね)と同じクラスの子だった。
今でいうギャル系というわけでもなく、かといってオネェ系というわけでもない。いたってどこにでもいそうなおっとりした女の子だった。なぜ惹かれたのかはわからなかった。

5月になり、毎日のようにNを気にかけて、わざわざ遠い教室まで無意味に足を運んだこともあった。(俺が理系で、1組。Nは英語コースみたいなもので5組。)
そのうち、俺がNを気に欠けていることを、Sに話した。するとSは「○○?メルアド教えようか?」と、特別なクラスだけあって、なおかつ男子人数<<<女子人数(2:8)ぐらいのクラスだったのもあってか、Sは5組の女子のメルアドを結構知っていた。

チャンスだと思った。遠慮する気もなく、お願いした。

意外とすぐに返事はきた。OKだ、と。その日は本当に喜んでいた。ただメールができるようになっただけなのにね。今思うと馬鹿みたいだが、当時高校2年生。些細なことでも異性関係では当然のように喜ぶ俺がいた。

はじめに打ち込んだ文章なんて覚えていない。緊張していたし、胸が高鳴っていたし、記憶にない。でも、そのときの気持ちだけは何故か覚えている。

3日ぐらいしてからだろうか・・・突然、ちょっとギャル系っぽいNがよく一緒に行動していた女友達、TとMに、学校近くの駅の階段から話しかけられた。初対面ってわけでもないけど、今まで会話したこともないし、なぜ俺に話しかけてきたのかもわからなかった。

T:「ねぇ、I君(俺。実名の名字の頭文字より)って、○○中学校だよね?」
俺:「うん、そうだけど・・・なに?」
T、M「ううん!なにもない!ごめんね?」

全く意味がわからなかった。出身中学校なんて聞いてどうするんだろう・・・と。
この謎は、いずれ解けることになる。

5月の終わり・・・約1ヶ月、Nとメールし、意を決してメールだけど告白した。でも返事はすぐには来なくて、そのまま6月に突入しようとしていた。
そこまで悩んでくれていることが嬉しかった。反面、ダメだったらどうしようっていう不安が同時に付き纏っていた。

6月1日。学校が終わって帰りの駅、またYとSに絡まれた。
Y、M:「I君ってさぁ、Nが彼氏と別れたばっかりのこと知ってる?」
何を言ってるのか分からなかった。知ってるはずがない。
俺:「いや、全然知らないけど・・・。なんで?」
Y:「ほら、Nが彼氏と別れたことをいいことに、付き合おうと思ってるんじゃないかと思って・・・」
このとき、かなり頭にきた。推測もいいところだ。純粋に好きな気持ちを踏みにじられたように思えた。
俺:「知らないよ。第一、Nさんに彼氏がつい最近までいたことなんて、メールでも聞いてないよ。」
Y:「そっかー。ならいいんだ。ごめんね?。」

不機嫌になったのを悟られないように、改札口を通った。その後、NにメールでYとSが言っていたことを聞いてみた。
N:「うん・・・そうだよ。別れたばっかり。」
それ以上聞くと、嫌われそうで、怖くてこの日は聞かないようにした。

【6月3日】
この日は、忘れられない日になった。約1ヶ月半ほどのメールのやりとり。Nの一部を知った。
そして告白への返事が来た日だった。

OKだった。安心した。嬉しいというよりも心が安らいだ。不思議だった。

聞いたところによると、Nは元彼氏と別れたばかりで、少々引きずっていたらしい・・・。が、別れる前に、俺がSに紹介してもらって、メールし始めたのが、あまりにもタイミングが良すぎたらしく、それを疑ってTとSに俺にNが別れたばかり、ということを知っているのかを聞いてもらったらしい。
Nは、自分が男垂らしに思われるのが嫌で、YとMに俺がこのことを知っていて告白してきたのか聞いたらしいが・・・。YとMは、俺がNが元彼氏と別れたタイミングを狙って告白したと、思って言って来たらしい・・・。ややこしい・・・。

そんなこと気にしない、と俺がNに言うと、快くOKしてくれたようだった。そして、この6月3日は俺とNの記念日になった。

【6月下旬】
付き合い始めたばかりってのもあり、はじめから学校で待ち合わせて下校するなんていう、顔もまともに見れないぐらい照れて仕方ない時期ってのもあって、Nの地元の駅で待ち合わせる、っていう方法をとっていた。
Nと待ち合わせ、Nの地元にある、ちょっとしたミニデパートみたいなところへ行った。
目的はプリクラ。常識だよね。初ショット。でも、本当に初ショットなのか?と、誰もが疑問に思うぐらい、ベタベタして、バカップルみたいな雰囲気なプリクラだった。二人きりになると、照れつつもはしゃげる、既にそんな仲だった。

【7月下旬】
高校生は、この頃から夏休み。早速、映画を見に行った。もちろん行くのはわれらが神戸の中心地、三宮。本当に近いからね。交通費が高いけど・・・。
この頃、放映されはじめていた、妻夫木聡が主演の邦画、「69?シックスティーナイン」という映画を見た。
内容はよくわからかった・・・主演の妻夫木聡が、学校の文化祭を少し変わったもののようにしたのを描いていたような気がする。映画よりも、最後尾の席に座り、暗闇のなかで手を繋いでキスしたりしてたから、内容があまり記憶にない。暗闇のなかでもわかるぐらい、Nが照れてたのが映画よりも印象的。隣のオネェ系カップルに少し見られたのが恥ずかしかった。この日もプリクラを撮る。

【8月中旬】
なぜだったか・・・ケンカをしていた。連絡を取っていなかった時に、Nから電話があった。
N:「翔ちゃーん、何してるのー?夏祭り来るんじゃなかったのー?」
そうだ、ケンカする前に俺はNの地元で行われる夏祭りに行く予定だったことを思い出した。
もう遅いし、今から行くわけにも行かなかった。もうどうでもよくなって、言ってしまった。
俺:「ごめん・・・別れよ・・・」

Nが電話越しに泣いてた。「なんでそんなこというの、私が悪かったなら謝るからそんなこといわないで」
Nが悪いわけでもない。ただ俺が幼かっただけなのに・・・。とりあえず、突発的に言ってしまったことを謝り、今度会おうと約束して、その日は電話を切った。

【9月】
始業式。どこの学校でも始業式は午前10時半ぐらいには終わるだろう。これを利用して、いつもながらの制服デート。
夏祭りのこともあって、最初はちょっと辛そうなNの表情・・・。申し訳ない気持ちでいっぱいの俺・・・。
俺:「アイス、食べよっか・・・」
N:「うんっ!」
反応が悪くなかったので、もう大丈夫かなー、と思った。
がりがり君ソーダ、とコーラ。俺はコーラで、Nがソーダ。なんでだろう・・・Nのほうが食べるスピードが速い・・・。
負けじとコーラのがりがり君にしゃぶりつく。・・・あれ、いつのまにか逆転。
N:「うぅ・・・おなかいたいよ?」

そりゃそうだろう・・・。Nの食べていたコーラ味を俺が食い尽くした。

N:「あったかいものがたべたーい!」
夏なのに・・・がりがり君で冷えたお腹を暖めるつもりかこの子は・・・と思いながらも、駅前のたこ焼き屋で、8個ほど入ったたこ焼きを買う。
おいしそうに食べるN。俺は見守っていた。見守るしかできなかった。だって箸の主導権、譲ってくれないんだもん。
5個ほど食べ終えたぐらいで、Nが箸を渡してきた。
N:「も・・・もう無理・・・」

そりゃそうだろう・・・。(2回目) 残ったたこ焼きを俺が処分・・・。

満足そうだったので、まぁよかったなぁと思いつつ、Nを自宅近くまで送り届け、俺も帰宅(駅から30分ぐらい・・・往復1時間)

【10月】
修学旅行があった。北海道へ3泊4日。もちろん、このチャンスを逃す俺ではない。
ある程度、高校の修学旅行にしては自由のきいたほうだった。私服なうえに、行動もほぼ自由。
Nと何枚か写真も撮った。ただ旅館とかホテルとか、そういうので夜這いを狙ったりはしなかった。(殴

北海道で自由行動をしているときに、Nに何かプレゼントしてやろう、と思って紫水晶のペンダントを買った。
帰りの飛行場、新千歳空港で誰も来なさそうなところまでわざわざ行って記念写真とプレゼントを渡した。喜んでくれて、嬉しかった。

【11月】
神戸国際会館の上階にある映画館で、映画「トゥーブラザーズ」を見た。トラの映画だね。有名な俳優や女優が出ているわけでもなく、本当にトラが主役。映画が終わってからNの相変わらずな発言。
N:「結局、トラは兄弟やったん?」
流石に笑った。タイトル把握できてますかー?字幕読めましたかー?とNを煽った(笑)

【12月】
またまた神戸国際会館で映画。「Mr.インクレディブル」。皆さん知ってるよね。ディズニーの映画。放映中、本当に楽しそうにNは笑っていた。その後はいつもの三宮コース。

クリスマス。その一言に尽きる。神戸付近に住んでる方はわかるかもしれないね。
ハーバーランド、メリケンパーク、ポートタワー。この日は門限の厳しいNでも、親に頼んで、門限を21時まで許してもらった。
昼にハーバーランドを遊びつくし、夕方には観覧車に乗った。よくあるパターンだけど、観覧車ですから・・・ご想像にお任せ。
夜はモザイクガーデンに毎年置かれる、クリスマスツリーを一緒に眺めた。この年は、ブルーのクリスマスツリーに輝いていた。綺麗だったね・・・。
モザイクガーデンにある、神戸屋で買ったコロッケを一緒に食べた。美味しかった。

クリスマスプレゼントは延期・・・。度重なる連続デートの末、金欠に・・・。ほんと悪いことしたなぁ。

【2005年1月】
1月初頭、三宮、生田神社へ初詣。朝から町は神社の周りは賑わっていた。多くのカップルがおみくじを引く中、俺とNも賽銭箱に5円玉をいれ合掌した後、おみくじを引いた。
俺は大吉、Nは吉だったかな。何度も「交換しよおおお(´・ω・`)」ってNは言ってたっけ。
昼には初詣も済んだし、このまま三宮コースへ。いつも同じようなデートだけど、二人でいられればそれでよかった。一番幸せだった。

【2月】
バレンタイン。期待と不安だった。あの天然Nがバレンタインに何か作ってくるのか、それとも市販か・・・。
当日、予想外なことが・・・。手作りがきた。手作りのチョコレートケーキ。自宅に持ち帰ると、親に煽られたのが忘れられない。美味しかったよ。ありがとう。

26日。この日は俺の誕生日。でも残念なことに高校のこの時期は学年末テストというものがある。
N:「テスト終わったらパァァラダァァイスやで翔ちゃぁぁぁんヾ(*´∀`)ノ!!」
↑いや、ほんとこんなの言う子だったんです。リアルの知り合いの人なら分かるよね?ね?(汗)
とりあえず地獄のテストを華麗にスルーし、少し遅めの誕生日祝いをしてもらった。
プレゼントはCO2の香水、SKYLABEL。今時のギャル系がつけているような甘ったるい鼻にダメージを与えてくるようなきつい物ではない。むしろ、それが嬉しかったってのもある。Nが好きな香りを探したらこの香水になったということは、Nはギャル系ではないということ。本当におっとりした清純な女の子だ、と改めて思った。

【3月】
なにがあったんだろう・・・。ケンカしたね。一時期メールもなにもしなかった。あー、これは終わったなぁ、なんて思ってた。

【4月】
始業式。高校3年生がスタートした。とくに予定もなかったし、終わったらすぐに帰ろー、なんて思っていたんだけど・・・。Nからメール。「会いたい」みたいな感じだった。
もう終わったんじゃ?と勝手に思い込んでいたけど、そうではなかったらしい。
この頃から学校の下駄箱(つまり全学生が靴を履き替えるところ)で待ち合わせするのが基本になっていた。待っているとNがきた。
仲直りしたつもりじゃなかったので、話しかけられても俺は無視していた。ちょっとかわいそうになったときは、うなずいたりしてたけど・・・。
Nがプリクラを撮りたいといった。そんな気分じゃなかったけど、駅からちょっと遠い関西スーパーなんてマイナーなところに行った。
意外とこういうところにもプリクラ機はある。といっても、100円ショップのプリクラ機。こんなのがあるんだと驚き。
気分が乗らないながらも、撮影開始。・・・あれ?N、髪型が違う・・・。ストレートだったのにウェーブ入ってる・・・。俺はストレート派だから、ウェーブはあまり好きではなかった。
よくわからないけど、失恋したら髪切るみたいなやつに近いんだろうか?などと勝手な推測をしていたけど、そうではなかった。
N:「仲直りしよ?」といわれ、抱きつかれた。流石に動揺した。付き合い始めた頃から、俺がイジめる側、Nがイジめられる側、みたいなSM関係が既にあったせいか、イジめる癖が俺にはあった。
Nの言い分に対して、終始無言。10分ぐらいずーっと無言で無視し続けていた。
が・・・流石にNが泣き出した・・・。これには勝てない。
困った・・・周りには一般人、そのなかで泣いているN・・・明らかに俺が泣かしたのが丸分かりで、この場をすぐに離れようとNの手をひいた。
俺:「ごめん、俺も悪かったよ。ごめんね」 
と、言って無事仲直り。Nも泣き止み、この日を境に更に絆は深くなったと思った。

【5月】
はやくもNの髪のウェーブパーマはとれてきていた。そんな中、いつもながら三宮へデート。
まずはロフトなど行ってみた。指輪を眺める・・・。どれもティファニーなどに比べればまだ手が届きやすいが・・・こんなのでいいのだろうか・・・。そう思いつつも、Nの好みで選んでもらう。
Nの小さな指に合うサイズは、ほぼ最小サイズともいえるほどのものだった。小さい手だと改めて思った・・・。そして指輪を購入。高くはないが、値段じゃないのかも、と買ってからのNの表情を見て思った。嬉しそうだ。この笑顔が見れるならなんだってしよう・・・。
この後、中華街へ行った。餃子、シューマイ、肉まんなど中華料理店ばかりが並んでいた。
数多くの店から1軒を選び、列に並んだ。お目当ては肉まんとシューマイ。隣で食べるのを楽しみにしている子供のようにはしゃぐNがいた。10分ほど並んでいると、やっと順番がまわってきた。肉まんを2個、シューマイが数個入ったものを1つ買った。中華街の中心ほどにある、広場のようなところにベンチがあったので、そこに座った。
N:「熱くてたべれない・・・。」
俺:「そりゃーね・・・笑 肉まん、割っておこう」
そう言って、俺はNの肉まんを半分に割った。中からは湯気が吹き出てきた。それほどに熱い状態だった。流石は中華街、出来立てほやほやだ。
その間にシューマイを食べる。一口サイズということもあって、多少熱くても口に入れてしまえばあとは気合。
N:「はっふ・・・はっふ・・・!」
俺:「あっつ・・・ほぁほぁ・・・」
他人から見たら本当にバカップルだった。常に笑いがとれるのだから・・・。実際、前に座っていた人たちに笑われた。子供にまで・・・。近くにいた鳩などは逃げていった・・・なんでだよ・・・。
そうしていると肉まんも少しは冷めていた。そしてほおばる。・・・美味い。コンビニで売っているものとは全然違う。何もかもが美味い中華街なんだろう。いつかまた来たい、そう思った。

【6月3日】
一周年記念。早いようで、長かった1年。ずっとNと一緒にいた1年が過ぎた。この1年で二人の距離は夫婦みたいに近づいていた。というより、本当に夫婦だったとしか言えない・・・。同居しているわけでもないのに、なぜかそう言える。それぐらい仲良しでお互いの事しか見ていなかった。この頃から俺はNの表情を感じ取って、今Nが何を思っているのか、どうしてほしいのかなど、瞬時に判断することができていた。心が通じ合った、というものだったんだろうか・・・。
この日はNの地元で祝う。恒例のプリクラ撮影。ちょっと暑かったのもあって、アイスクリームを買って食べた。1カップだけだけど・・・二人で分け合った。
俺とNには秘密の場所があった。Nの住んでいるマンションの最高階で一番奥の階段。そこは人が通ることはまず無い階段で、見通しも悪く、誰にも邪魔されることなく二人きりになれる場所だった。辛いときはそこで話を聞いたり、聞いてあげたり、泣いていたら抱きしめて慰めたり。慰めてもらったり。キスなんて当たり前・・・。誰も知らない二人だけの最高の場所だった。

                 「これからもずっと一緒にいようね」
 
そんな夢のような約束をした。このときは夢じゃない、本当にずっと一緒にいれる。そう思っていた。

【7月】
夏休み。かといって今年は大学受験がある。Nは学校の成績はトップクラスだったので、指定校推薦を受けるのが既に決まっていた。俺は理系で死んでいた。数学も何もかもが理解できない。2年から3年に進級するときですら、既に単位を落としまくっていた。残り2単位以上落とすと、卒業ができないというぐらい追い詰められていた。こんな状況で受験勉強に集中できるわけがなかった。受験勉強をしたくても、単位を落とさないように勉強もしなければならない。そう考えただけで何も手につかなかった。もうだめだ、そう何度も思ったことがあった。
でも、そんなときNがいつも支えてくれていた。

                 「私は何があっても翔ちゃんの味方だよ?」

これがどんなに助けになっただろう。どんなに泣いただろう。こんなに優しい子が他にいるんだろうか・・・。いつしか俺にはNがいないと生きていけない、そう思うほどになっていた。

【8月】
会えるわけもなく、この月はメールだけで乗り切った。特に俺は勉強をしていたというわけでもない。何もかも行き詰っていた。受験、という言葉すら苦痛になっていた。他のみんなが次々に行きたい大学を決める中、俺は行きたい大学もなく、特にやりたいっていうこともなかった。ただ自動車関連の仕事はしたい、そう軽い気持ちで思っていたぐらいだろう。

【9月】
なにがあっただろう・・・この時期は本当に嫌なことばかりで思い出したくも無い・・・。が、覚えてもいない・・・。

【10月】
Nの指定校推薦。不安そうだが、成績からしてどうってことない。確実に合格だろう。

【11月】
Nの合格発表。当たり前のように合格。神戸のお嬢様学校へと決めた。おめでとう、と素直にいれない自分がいた。辛い。

【12月】
去年の今頃は・・・なんて思いつつ、クリスマス。一応クリスマスに会う予定はしていた。
でも気持ちがどうしても暗い方向にしか向かなかった。Nは進路を決めたから気楽でいいだろう。でも、俺はどうだ?進路どころか、卒業すら危うい。もうなにもかもが嫌になって死にたくなっていた。
クリスマス当日の朝・・・約束の時間に起きることは起きれた。でもなぜか行きたくない自分がいた。Nの笑顔を見て、それにイラつきそうな自分が予想できて行けなかった。
Nはメールや電話で何度も連絡してきた。
俺:「ごめん、熱あるみたいだから行けそうに無い」

本当なわけない・・・。嘘だ・・・。他に言い訳が思いつかなかった。Nの顔見たらイラつきそうだから、行かない・・・なんて言えるわけが無い。会ったら楽しいはずなのに、辛く感じてしまいそうで怖かった。精神的に追い詰められて、ボロボロな時期だった。

【2006年1月】
めでたいはずなのに、素直におめでとうと言えない。何もかもがどうでもよくなっていた。
それでもできるだけNには辛いことを悟られないようにと思った。進路の決まって安心しきったNに、俺の不安を聞かせるわけにはいかない。
いつだったかな・・・。未来予想図を話し合った。おじいちゃん、おばあちゃんになったら森の中で静かにハンモックに揺られて暮らしたい。子供の名前は「るう」。楽しそうにNが決めていく。

Nは眩し過ぎた。Nは太陽で、俺は月みたいなもんだったんだろう。Nに引っ張られて俺も少しだけど太陽のような眩しさに近づけていたのかもしれない。

【2月】
俺は市内の大学を受けたが、見事に落ちた。そして、自分が少し興味がある自動車整備士を目指す大学を県外に見つけたので、受けたところ合格。進路はそこに決めた。しかし、県外といっても東海のほう。当然、このままNと続くわけも無かった。

卒業式前日。・・・別れのメール。遠距離でやっていく自信がないこと。本当に俺のことが好きなのかどうかがわからなくなったということ。
もう死にたい気持ちで一杯だった。あまりにも辛すぎた。単位もなんとか取れて、卒業も決まり、進路も決めた。なのに何故だろう・・・一番大事なものを失って、卒業も進路もどうでもよくなっていた。

卒業式。ひとりひとり名前が呼ばれる。返事をしたくない。立ち上がりたくない。辛そうなところをNに見られたくない・・・。
Nの名前も呼ばれる。返事はもともと大人しいほうだったのもあってか、聞き取れなかった。

証書を受け取り、退場の時。一番最初に退場した俺のクラスは、Nのクラスの間を通って退場した。そのとき、Nの顔をのぞいた。

目が合った。とても悲しそうな目をしている。あんなに笑ってくれていたNがすごく辛そうに悲しそうな目をしていた。余計に俺は辛くなった。俺はNを最後の最期で苦しめてしまったんだ、と・・・。

教室に帰り、考えた。このまま終わっていいのか・・・。そんなわけなかった。でも今更何を話す?何をどうすればこの悲しみと辛さは消える?もう手遅れなのに悪あがきだった。

メールをした。会いたい、と。返事はすぐに来た。はじめて付き合った頃と同じように「いいよ」と。

俺は情けなかった。Nは表情こそ辛そうだったが、涙は浮かべてはいなかった。俺はダメだった。駅から出て、Nを見た瞬間涙が溢れた。辛くて仕方なくて、どうしようもなくて。駅の近くなのに、昼間なのに、それなのに俺はNに抱きついて泣きわめいていた。

耐えられない。あれだけ一緒にいたNが、これからはもう一緒にはいない。それぞれまた独りになって進路を進む。どうしても認めれない俺がいた。

二人の秘密の場所までいくと、今度はNが泣き始めた。今までに泣いたことはあっても、これほどまでに泣いたNを見た俺は、俺と同じぐらい辛く悲しいと感じているんだと思った。
夜までの長い間、最後の時を楽しんだ。二度とくることはないかもしれない、本当に最後の二人きりの時間かもしれない。そう思うと、なかなかNから離れることはできず、泣き止むこともできず、気がつけば時間は夜の8時。Nの家庭はどっちかというと厳しいので、7時が門限だった。それでも8時まで一緒にいてくれた。最後の優しさだったんだろう・・・。

このとき、ひとつ希望が見える約束をした。

「もし、翔ちゃん以上に好きな人ができなかったら、2年後、翔ちゃんが帰ってきたときにもう一度やり直すことを考える」

というもの。これが俺の4月から始まった大学生活の支えになっていた。

【6月3日】
本当だったら2周年記念になっていたはずの日。電話をした。久しぶりに聞いたNの声。Nの笑った声。嬉しかった。1時間ぐらいだったけど、それでも元気づけられた。これなら2年、なんとかいけるかもしれない。そう思った。

【8月29日】
おそろいだったメールアドレスを突然変え、アドレス変更メールがNからきた。二人の記念日、6月3日の入ったメールアドレス。

N:「私には翔ちゃん以上に好きな人ができた。だからもう約束は守れない。ごめんね。今までありがとう。私のことを思うならもう連絡もしないで。会いにもこないで。さようなら・・・。」

・・・自殺しようかと思った。ここまで突き飛ばされるなんて考えられない。あれだけ愛し合っていたのに、何故ここまで突き飛ばされるのか・・・。今でもわからない。

会いにこないで、といわれたけれど、そういうわけにはいかない。俺は夏に会う約束をしていたから実家にも帰ってきた。夏に会えることを楽しみに辛い一人暮らしも耐えてきた。それなのに・・・なんなんだよ・・・。

N:「もう翔ちゃんのことを恋愛対象としてはみれない」

なんでかな・・・何がいけなかったのかな・・・。辛い・・・これほどまでに辛いんだったら、あの時告白しなければよかった・・・あの時、別れておけば・・・。

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長い文章だけど、これが俺の2年間の軌跡です。今でもNをあきらめることはできない。もう一度会って、何もかも確かめて、納得できるようになるまでぶつかっていきたい。

「ずっと一緒にいようね」

俺はもう、二度とこの言葉を信じない。二度と恋なんてしたいと思わない。終わったときの辛さに、俺は耐えれるほど強くないみたいだから・・・。

元彼にだかれて

この前、元彼に抱かれました。
元々私に好意を持ってくれていたので、ついしてしまったのです。
彼の家で一緒にお風呂に入って、お互い緊張しながらベットに入ると彼は私に最初はちゅっ
ちゅっ..ってやさしいキスをしてきました。2年振りのキスでした。それだけで、すごく
感じてしまっていました。でも、
興奮を押さえようと少しづつのキスが繰り返されました。
だんだん唇の動きが大きくなってきて、激しいディープキスをしました。
「んんんん・・・」もうあそこが熱くなるのがわかりました。
唇が離れる事のない激しいキスで、もうどうにかなりそうでした。
T?シャツの中に彼の手が少しづつはいってきて、私の乳首をとらえました。
親指と人さし指でやさしくくるくる回すんです。
これがたまらない、激しく揉まれたりキツクつねられるよりも私はすごく濡れるんです。「
はあ・・・ん・・はっ・・・」息づかいが荒くなってきます。
一気に脱がされて、私も彼のTーシャツを脱がしました。
もうすぐにでも入れてほしかったし、後で聞いたら彼も入れたかったらしいのですが
久しぶりだったのでお互い我慢して体を味わいました。
まず、私が彼の熱くなっているあそこをパジャマの上から触りました。
もうすごくおっきくなっていて少し指先で撫でるようにすると、ぴくぴくしました。少しじ
らして、一気に脱がせて、指でさわさわしたり、
ちゅっ、ってキスをしたり、愛おしくやさしく手と口で愛撫しました。
だ液をたっぷりつけてペニスを手でゴシゴシしながら、根元までくわえて
強弱をつけながらのフェラ。彼はかわいい、せつない声をだしていました。
『・・いいよ・・・っきもちいい・・うっ・・・』
彼は私の口の中でイキました。私も息を整えて、彼も満足そうで嬉しかった。
5分程またベタベタして、今度は私のバストから少しづつ下に降りていって
顔を埋めてきました。
平静を装っていましたがもう、おしりの方にまで、お汁が垂れていて
冷たくなっている事はわかっていました。
ぺろぺろ、ちろちろ、れろれろ、、、、やさしいクンニです。
「っあああ・・・ああん・・・ああああ・・」
彼は私の膣に下をつけ、いやらしい音を立てながら全部すいあげました。
彼の舌が私のクリをとらえ、私はもう足ががくがくになりながら喘ぎました。「あああん・
・ああん・・んんんんん!!!」
とうとうイッテしまいました。
いじわるっぽく彼は私の名前を呼びながら『・・・・ほしい?・・どこに欲しい?・・・・
』言葉責めをしてきます。もうおかしくなりそうでした。「いやあ????おねがい・・・
!!・・・きて。。。。!」
すごく大きいものがズリッ・・・と入ってきました。
少しづつ腰を動かしてきます。私も時々自分から腰を打ちつけて喘いでいました。
繋がったあそこからはぐちゅんぐちゅんと、イヤらしい音が聞こえます。
『何の音だ・・?イヤらしい音が聞こえるね・・』言葉責めと同時に
激しいピストン運動です。
時々コリコリとカリが中で引っ掛かる音も聞こえます。
その後体位を変えて私が上になったりして腰をグラインドさせたり。
足をクロスさせて、激しく腰を動かしてきたり。もうダメでした。
「あっ・・・いやあ・・ああん・・あああん・・
いっちゃ・・・い・・そう・・・」『いいよぉ・・・綺麗だよ・いっちゃいな・・』
「あっあっ・・・・・・ああああああ!!!!」
イッてぐったりした私におかまいなしに、彼はニコニコしながら動きを止めようとしません
でした。
また、いきそうになりました。
「あああっ・ああんああん・・・もっと・もっと・・・ああ・・だめぇーー!!」
腰の動きは更に早くなり、奥を突いたり、入り口あたりでもぞもぞしたり
最後は彼がイクのと同時に
『はあああ・・・俺もいくよ???・・・うあっ・・ああ・・イクイク!!』「はああああ
あああーーー!!!!」
彼は私のお腹の上にビユッビユッと勢いよく精液を出しました。
本当に気持ちがよかです。
この日の事を何度も思い出しては、一人オナニーをしてしまいます。
だ液を指にたっぷりつけて、クリを激しく横に動かします。
左手の指を入れて....。
今からします。

やられた…。(続6)


ユキさんの手コキでイッてしまった後、またしばらくまったりしていたのですが、「レナちゃんたち静かだね」というユキさんの言葉を聞いて、二人が何しているのか気になり、横開きのドアを少しだけ開けて先輩たちを覗き見てみました。

すると、先輩の股の間でレナの顔が上下に揺れており、まさに今先輩のを咥えている所でした。

もうふっきれたとはいえ、遠目からみる元カノのフェラは何か色っぽく、気持ち良さそうに目を閉じている先輩が少し羨ましく感じました。

僕がしばらくその光景に見入っていると、気付けばユキさんが僕の背後におり、「何してる?」と囁いてきました。

レナたちはやや遠目にいるものの、声を出すのはさすがにまずいかと思い、僕は無言でユキさんに見える場所を譲りました。

そして、ユキさんもしばらくレナの咥えている所を見ていたのですが、突如振り返って
「何かこうやってみるとエロいね」と言うや、また布団に潜りました。

僕もドアを閉めてユキさんの隣に寝そべると、ユキさんは「フェラされるのとエッチってどっちが気持ちいい?」と聞いてきました。

突然の質問で少し驚きましたが、「そうですねー、どっちも気持ち良いんですけど、気持ち良さの種類が違う気がしますね。上手くは言えないんですけど」と返すと、「そうなんだー、じゃーショウ君はどっちが好き?」と聞かれ、「レナと付き合ってた時はフェラより全然エッチ派でしたけど、ユキさんと会って変わりましたよ」と正直な所を言いました。

すると「えっ?それはどういうこと?」と嬉しそうに言われ、「この際正直に言っちゃいますけど、ユキさんのフェラ、ほんとやばいですよ。毎日でもしてもらいたくなる位ですね」と冗談っぽく返すと、「本当に?じゃー毎日してあげよっか?」と笑顔で言われました。

そして、「じゃー毎朝お願いします」と冗談で返すと、「一緒に住んでくれるならいいよ!」と半分マジっぽく言い、「今してあげる…」と言うと、ユキさんは僕の股の下に移動し、徐に咥え始めました…。

3度イッてても、ユキさんに下から舐め上げられ…カリの周りをクルクル舐められ…とされていると、すぐに勃ってきてしまい、ユキさんは「ショウ君、もう大きくなってるよ…」と笑顔で言いながら、僕のを舐め続けました…。

ユキさんが下から舐め上げてくる度に「アッ…それやばいです…」と声にならない声を出してしまい、ここがツボだと思ったユキさんは、何度も舐め上げてきました…。

そして、カリがやばいこともすでに知られているようで、カリに唾を垂らしては軽く咥えたり、舌でそれを塗るように舐めてきたり…と絶妙なポイントをつかれ、僕は完全にユキさんのフェラの虜になっていました…。

「早く口全部で激しく咥えて欲しい…」と思いながらも、ユキさんは舌だけを使ってゆっくりねっとり舐め続け、僕のものは完全に直立した状態になってました…。

イクことはないけど、我慢汁が常に出てしまう位の気持ち良さが続く状態…。
コレはもどかしいです…。

そして、我慢の限界がきた頃「ユキさん、口でしてもらっていいですか?」と言うと、「エッチ前にイッちゃダメだからね」と楽しそうに言って、口で一気に奥まで咥えられました…。

ユキさんの口技はやはり半端なく、涎を口からこぼしながら、絶妙なリズムで顔を上下に動かされ、僕はもうただただ「アッ…ユキさん、やばいです…」と何度も言ってしまうほどでした…。

そして、僕のものがユキさんの口技で完全に勃った状態になった頃、「ユキさん、これ以上されたらやばいんで、挿れちゃっていいですか?」と言うと、「私もそう思ってたとこ」と笑顔で言われました。

僕としては正常位で挿れようと思ってたんですが、ユキさんは当たり前のように僕の上に跨り、そのまま勃った僕のものを自分の中に挿れちゃいました…。

前戯も一切してないと言うのに、ユキさんの中はすでにトロけていて、あったかく、すぐにヌルヌルの状態になりました…。

相当エッチをしたかったのか、ユキさんは、「アッ…ショウ君、やばい…気持ちいぃ…」と何度も連呼しながら、最初から激しく腰を上下に振っていました…。

そして3分位経った頃、僕は徐々に気持ちよくなってきてしまい、コレはマズいなと感じたので、騎乗位の状態のままで上半身を起こし、ユキさんに抱きついて胸を揉みながらキスをしました…。

すると、思惑通り?ユキさんの腰の動きが弱まり、しばらく僕がユキさんの胸を揉んだり、舐めたりしながら、回復するのを待ちました。

しかし、たいして回復することもなくユキさんは僕に抱きついて、その状態でまた上下に腰を振り始めました…。

この人、エッチすると我を忘れちゃうタイプだな…と思いながらも、そのエロさに僕もテンションが高まり、ユキさんの腰の動きに合わせて僕も動いていると、ユキさんは「アッ…イキそう…イッちゃう…」と言いながらイッてしまいました…。

イッた後、ユキさんはまだハァハァ言いながらも「やばい…私もショウ君とのエッチにはまっちゃいそう…」と言われ、その姿、言葉にかわいいと思った僕は、挿れたままの状態でユキさんを布団に倒し、今度は正常位で攻めました。

すると、イッたばかりだというのにユキさんは「アッ…気持ちいぃ…」とエロい声を出し、僕はその声を聞きながら、ユキさんのトロトロの中に自分の気持ちいいリズムで出し入れしてました…。

そして、一度ユキさんをイカせてあげられたせいか、少し余裕ができた僕は、イカない位のスピードでゆっくり腰を動かし、生のトロける気持ちよさを味わってました…。

すると、ユキさんが突如「ショウ君…もっと激しくして…」と言ってきました。

さっきイッたばかりだというのに、もうエロスイッチが入ってるな…と思いつつも、そのエロい言葉に興奮を覚えた僕は、ユキさんに覆いかぶさるように抱きつき、両肩をがっちり掴んで、徐々に腰の振りを速めていきました。

すると、ユキさんは「アッ…ショウ君…それやばいよ…アッ…めっちゃ気持ちいぃ…」と声にならない声を出し続け、僕もそのエロい声とトロトロの気持ち良さとで徐々にイキそうになってきました…。

そして、「ユキさん、もうイッちゃいそうです…」と言うと、「私もそろそろイッちゃう…」と返されたので、一緒にイケるかわからないけど、イッてしまえ!と思った僕は、自分が最も気持ちいいリズムで腰を動かし、僕のものはユキさんの中でグチュグチュ擦られ、あっという間にイキそうになりました…。

また先にイッてしまうな…と思っていた所、突如ユキさんは「アッ…イっちゃう…イッちゃう…」と言いながら先にイッてしまいました…。

そして、ユキさんがイッた後、僕もすぐに限界を迎え、「僕もイキます…」と言うのと同時にユキさんの中でイッてしまいました…。

お互いがイッた後、ユキさんは「エッチで2回もイクなんて久しぶりだよ」と言い、「私、逆にショウ君と毎日エッチしたいかも…」と笑顔で言われたので、「僕もですよ」と冗談めいて返すと、「朝はフェラで起こしてあげて、夜はエッチして寝るっていいよね」とこれまた半分冗談、半分マジっぽく言われ、僕は「それ最高かもしれないですね」と冗談交じりに言いながらも、「本当に実現したら夢のようなエロい生活が待ってるな…」と妄想している自分もいました…。

はまった男  5

はまった男  4


王のことは忘れようと思っていても、王の写真、手紙、ハンカチ、アルバムなどが、忘れようとする心を邪魔する。

忘れようと思いながらも、王の写真は、必ず見ている。

僕は、机に写真を置いたまま、会社で寝た。

(前にも書きましたが家と会社は、隣です。僕は会社で寝泊まるする方が多いです。(^^)/)

次の日、社員達が、「社長の大連の彼女って、香港のカラオケの女だったんですね。」と言ってきた。

写真を見られた。でも、今更バレたって関係ない。

僕  「そうだよ、ウソついてたんだよ。もう彼女とは別れたから、その写真捨ててきて。」

社員 「そうなんですか?思い出として、取っておきましょうよ。大連で、散々僕達に自慢していた彼女じゃないですか。」

そうだ、自慢したくなるような、可愛い、可愛い女の子だった!

僕は、仕事に手がつかない。

このままでは、僕はおかしくなる。どうしたら、いいのか?

遠距離恋愛をして失恋した男達は、みんなこんなに苦しむのだろうか???

10月16日、S・K社長から、電話がくる。

23日から、大連に行くそうだ。

僕は、一緒に行きたいといった。

少しは気分転換になるかも知れない。しかし、社員達は文句を言ってきた。

当然だ。この間、香港から、帰ってきたばかりなのに。

僕は、今回はS・K社長と、仕事で大連に行くと、言って、社員達を説得したが社員達は、S・K社長と一緒なんて、余計に怪しい、どうせ女遊びをするだけだ!と言っている。

S・K社長は、信用度ゼロだ。結構立派な人なのだが・・・・・。

僕は、1週間休みを取った。

これにも社員達は、大ブーイングだった。

休みが長すぎる!どうせ、大連には仕事など無いくせに!!と言っている。

文句があるなら、お前ら、やめちまえ!と言い返した。

しかし、冷静になって考えてみたら、王は、もう大連にはいない。

今更、大連に行っても、しかたないのは、わかっているのだが・・・・・・。

僕と、S・K社長は23日、大連に飛び立った。

今思えば、この行動は大正解だ!!

僕とS・K社長は、今回は南山ホテルにした。静かで、良いホテルだ。

S・K社長は、早速、新しい女をホテルまで呼んでいる。李さんのほうが遙かに美人だ。

この人は、どうして女をコロコロ変えるのだろうか?

僕は、大連に着いたことをS君に知らせた。

S君、李さんには、通訳で散々お世話になった。この二人には、今でも、中国に着いたら、会えなくても、必ず電話をしている。

僕  「あ、S君?今、大連にいるんだ。用は無いけど、一応電話だけしておこうと思って・・・・。」

S君 「そうですか、大連にいるのですか・・・。北京には、来る用事は無いのですか?」

僕  「北京かァ。S君には会いたいな。お礼もしたいし。でも、今回はS・K社長も一緒だからなあ。そういえば、S・K社長がS君にお願いをして口説いた女ってあまり可愛くないね・・・。」

S君 「僕が通訳した女の子は、北京にいますよ。そのコではないと思いますが・・・。」

S・K社長は、ホントに女好きだ。大連に北京、まったくしょうがないな。

僕  「そういえば、王は今北京にいるんだよね、元気かな?」

S君 「・・・・・・・・・」

僕  「あれから、王から連絡あった?もし、連絡あったら、よろしく伝えておいて。」

S君 「あの・・・・・・」

僕  「何?どうしたの?」

S君 「いえ、なんでもないです・・・・・。」

僕  「どうしたの?一度言いかけたんだから、話してよ。」

S君 「あの、王さんから、Tさんに連絡は無いのですか?」

僕  「あるわけ無いじゃん。王は、電話番号変わっちゃったし、引っ越しちゃったし。僕達は、もう終わったんだよ。」

S君 「でも、王さんは、Tさんのことを、まだ愛していると思います。」

僕  「そんなわけないよ、電話来ないし・・・・。」

S君 「それは、Tさんが、王さんに冷たくしたから、電話をかけられないんですよ。」

僕  「だって、ほかに男がいるんだから、しょうがないよ。
その男とうまくいっていれば、いいんだけど・・・。」

S君 「その男は、本当に王さんの彼氏ですかね?Tさんは、その男の存在をどうやって知ったのですか?」

僕  「どうしたの?今更、関係ないじゃん。僕と王は、もう終わったんだから。」

S君 「ちょっと気になって。その男を、どうして知ったのですか?教えてもらえませんか?」

僕は、香港で食事をしていたときの会話、香港のラマダホテルでの会話を話した。

上海の元彼氏のことを、知っているS君に話すのは、少し恥ずかしかったのだが。

僕  「・・・・・と言うわけで、王には、福建省にも、彼氏がいたんだよ。」

S君 「Tさん、それは、とんでもない勘違いですよ。勉強不足です。やっとわかりました。」

僕  「何がわかったの?」

S君 「どうして、香港のラマダホテルでの会話を、教えてくれなかったんですか?どうして、王さんのウソを、教えてくれなかったのですか?」

僕  「だって、弟なんていないのに、弟と話していたなんてウソ、恥ずかしくて・・。」

S君 「王さんは、まだ日本語が上手くないんですよ!Tさんも勉強するべきです!」

僕  「意味がわかんないよ。」

S君 「Tさん、今回は、仕事で大連に来ているのですか?それとも遊びですか?」

僕  「S・K社長と一緒に来てるんだよ?遊びに決まっているよ。」

S君 「王さんのこと、まだ愛していますか?逢いたいですか?」

僕  「そりゃあ・・・・逢いたいよ、今すぐにでも逢いたい・・・。」

S君 「一昨日、僕は王さんと会いました。」

僕  「え?!!王にあったの?!!どこで?!!」

S君 「北京のKTVです。王からは、Tさんには言わないでくれ、内緒にしてくれと言われたのですが・・・・。」

僕  「・・・・・・・・・」

S君 「遊びだったら、大連にいる必要はないですよね?北京に来られませんか?」

僕  「・・・・・今日行く。すぐに行く。」

S君は、夜のガイドも、やっている。

毎日のように、夜のガイドを頼まれている・・・・。

20時30分、北京に到着した。大連から、約1時間、近いもんだ。

S君と再会の握手を交わし、タクシーに乗り込む。

僕  「王がKTVで、働いているのは、本当なの?」

S君 「働いていると言っても、今月終わりまでの、何日間かですよ。」

僕  「そう・・・。お客に、持ち帰りとか、されてるのかな・・・・・。」

S君 「それはないです、大丈夫ですよ、安心して下さい。」

S君は僕を安心させるように、にこやかに言う。

僕  「どうして大丈夫なの?わからないよ。持ち帰りされているかも知れない。」

S君 「大丈夫です。そこのKTVは、お持ち帰りのコは、黒いスカーフをしているんです。王さんは、スカーフをしていませんでした。福建省に帰る間の、軽いアルバイトみたいなもんですよ。」

S君は、北京の夜の世界に詳しい。僕は少し安心した。

僕  「S君が言っていた、とんでもない勘違いって、何のこと?」

S君 「王さんが言った、おとうと、と言うのは彼氏じゃないです。間違い有りません。」

僕  「どうして、そんなことわかるの?」

S君 「年下のいとこ、年下の知人のことを、おとうと、と言ったと思います。王さんはまだ、日本語が下手なので、うまく説明出来なかったんでしょう。だから、おとうと、おとうと、と言ったんだと思います。」

僕  「・・・・・・・・・」

S君 「王さんに、直接聞けば、わかることです。」

僕  「王に聞かなくても、その男の携帯番号を知っている・・・・。」

王の携帯の発信履歴から、男の番号をメモリーしてある。

S君 「それなら、話は早い。僕が電話をするので、番号を教えて下さい。」

僕は、番号を読み上げた。S君が電話をし、流暢な中国語で話す。

僕は、緊張しながら、S君のことを見ていた。

話し終わり電話を切る。

S君 「やはり、思った通りです。彼は恋人ではなく、王さんのいとこです。Tさんのことも、知っていました。「お姉ちゃんの恋人でしょ?」と言っていましたよ。」

僕  「・・・・・・・・・・」

S君 「彼は、誕生日が10月3日だそうです。」

僕の誕生日の1日前だ。

だから、王は、誕生日プレゼントを買った、と言っていたのか・・・・。

僕は、バカだ!香港で、王を無理矢理食事に誘い、イヤな思いをさせた挙げ句勝手に、いとこを恋人と勘違いをし、王に冷たくした。傷つけた。

王は、悲しかっただろう、辛かっただろう。

謝って許してくれるだろうか?

僕  「王は、僕のこと、許してくれるかな・・・・。」

S君 「大丈夫ですよ、王さんは、まだTさんのことを愛しています。」

僕  「どうしてわかるの?もう、嫌いかも知れない。あんなヒドイことをして。」

S君 「一昨日、日本人のガイドをして、KTVで、王さんと会いました。」

僕  「・・・・・・・・・・」

S君 「王さんは、僕の顔を見るなり、驚いて、走って部屋から、出て行きました。」

僕  「・・・・・・・・・・」

S君 「僕は、「今、部屋から出て行った女の子を呼んで!」と言い、王さんが僕の隣に着きました。王さんは「Tさんには、絶対に内緒にして下さい!お願いです!」と何度も言いました。Tさんには、知られたくなかったのでしょう。」

僕  「・・・・・・・・・・」

S君 「ガイドをした、日本人が、「あなたは、恋人いるの?」と王さんに聞いたらハッキリと、「わたしは日本に恋人がいます。わたしのことを、とても愛してくれています。」と答えました。」

僕  「・・・・・・・・・・」

S君 「ガイドした日本人が、「なかなか逢えなくて、寂しいでしょ?」と言ったら、「今、彼は忙しくて、なかなか逢えませんが、お互い愛し合っているので寂しくありません。」と言ってました。」

僕  「・・・・・・・・・・」

S君 「だから、大丈夫です。王さんはTさんのことを、まだ愛しています。」

僕  「・・・・・・・・・王は、今、どこにいるの?」

S君 「おばさんの家にいます。さっき、僕は王さんに、ウソを付きました。「王さんが引っ越したので、住所がわからないから、僕の会社に、Tさんから、手紙が来ました。Tさんが、王さん宛に書いたものです。夜、おばさんの家に、持って行きたいのですが、いいですか?」と聞いたら、「持ってきて下さい、わたし見たいです!」と言っていました。」

僕  「王は・・・・可愛いね・・・・・。」

S君 「とても可愛い女の子です。Tさんを連れて行けば、ビックリしますよ!喜びますよ!もうすぐ、おばさんの家です!」

S君って、どこまで良い奴なんだろう。

王のおばさんの家に、着いた。

僕はドキドキしながら、階段を上った。

王のおばさんの、家の前に着いた。S君が扉をノックする。

僕は、階段の陰に隠れていた。王は驚くかな?喜んでくれるかな?

扉が開く音がして、王の声が聞こえる。

懐かしい、すぐそこに王がいる。

S君と王が話している。早く飛び出して、王に逢いたい!抱きしめたい!

S君が、僕のことを呼ぶ。僕は、努めて冷静に、王の前に姿を現した。

王の、驚いた顔が、目に入いる。少しの間、お互い見つめ合ったままだ。

僕 「逢いたかった・・・・」

この言葉を言い終わる前に、王は僕を睨み、力一杯突き飛ばした。

王の、思いがけない行動に、僕はよろけて床に手を着いた。

S君は、唖然としている。

僕は、立ち上がり、呆然と王を見つめた。

王は扉を閉める。

S君は、扉の中だ。僕1人だけ、家の外に置き去りだ。

王は、S君に怒鳴り声をあげている。

S君も、いつもより激しい口調で話している。何を話しているんだ?王の口調は、明らかに怒っている。やはり、怒っていたのか。

当然だ、僕は王にひどいことをした。王を苦しめた。

とにかく、話だけでも聞いてもらいたい。王に、謝りたい!

王の泣き声が聞こえた。泣きながら、S君に怒鳴っている。

僕は、扉を叩き、中にいるS君に

僕  「S君、聞こえる?王は何て言っているの?」

S君 「いや、その・・・王さんは、興奮していて、その・・・・。」

僕  「ハッキリ言って。王は何て言っているの?」

S君 「いや、なんというか・・・帰ってくれと言っています・・・顔も見たくないと・・・・」

僕  「そうか・・・・・・。」

S君 「しばらくすれば、落ち着くとは思うのですが・・・・。」

あれだけ傷つけたのだから、王の気持ちは、よくわかる。

一方的に勘違いをし、一方的に別れようと言った。

王の言い分を、聞こうともしなかった。

王が、必死になって訴えていたのに、僕は耳も傾けなかった。

顔も見たくない、か・・・・。そう言われて当然だ・・・・。

再会の喜びは、王には無かった。

僕は、王にとって憎しみの対象だ。

僕は、とにかく話だけでも聞いてもらおう、とにかく謝ろう、そう思い

僕  「王、聞こえる?本当にゴメン、話だけでも聞いて。S君、扉越しに通訳してくれ。」

S君 「わかりました。」

王の返事は無い。

僕 「僕は、大変な勘違いをしていた。王が電話で話していた相手を勝手に恋人だと思っていた。本当にに申し訳ない。」

王 「・・・・・・・・・・」

僕 「言い訳になるけど、王は最初、「お母さんと話していた。」と言ったでしょ?僕は、その言葉を聞いて、またウソを吐いている!と思った。」

王 「・・・・・・・・・・」

僕 「その後に、「おとうと、と話していた」って言ったでしょ?でも、王は一人っ子、弟はいない。だから僕はまたウソを吐いた!恋人と話していたんだ!と勘違いをした。」

王 「・・・・・・・・・・」

僕 「日本では、年下のいとこや、仲のいい年下の知人を、おとうと、とは言わない。でも、中国では言うみたいだね。僕は、中国のことを知らなすぎた。勉強不足だった。」

王 「・・・・・・・・・・」

僕 「王のことが好きだから、余計に怒りすぎた。好きじゃない女だったら僕は怒りはしない。日本に帰ってからも、王に逢いたくて、逢いたくて仕方なかった。」

王 「・・・・・・・・・・」

僕 「王の些細なウソと、僕が王のことを信じられなかったから、こんな結果になったけど僕は、まだお互い愛し合っていると、信じている。王、扉を開けて。王の顔が見たい。」

王 「・・・・・・・・・・」

扉は開かない。

僕 「僕が馬鹿だった。王のことを苦しめた。でも、王もまだ僕のことを愛しているでしょ?」

やっと、王の言葉が聞こえ始めたのだが・・・・

王 「・・・・・あなた、おかしい。」

僕 「え・・・・?」

王 「わたしは、あなたのことは好きでもないし、愛してもいない!」

僕 「・・・・・・・・・・」

王 「わたしは、もう恋人がいる!日本人の恋人が!だからあなたは、帰って!」

僕 「・・・・どうしてそんなウソを吐くの?」

王 「ウソじゃない!日本人の恋人が出来たの!早く帰って!!」

僕 「・・・・じゃあ、その人の名前を言ってみて。」

王 「・・・・・・・・・・」

僕以外の名前を、言えるわけが無い。王は日本人の名前など知らない。

僕 「ウソは吐かないで。王の顔が見たいんだ。扉を開けて。」

しばらく沈黙が続いた。

僕はタクシーの中で、S君から、王がまだ僕のことを愛している、と聞いた。

だから、元の仲に戻れるのは、簡単だと思ったのだが・・・・。

王 「あなた、わたしのこと、まだ愛しているの?」

僕 「もちろん、愛しているよ。」

王 「・・・・・・わたし、もう騙されたくない。」
 
僕 「・・・・・・・・・・」

また、沈黙が続く・・・。

しばらくして、扉が開いた。
王は、黙ったまま僕のほうを見つめている。

王 「・・・・あなたは、私に逢いに来てくれたの?」

僕 「・・・・当たり前でしょ?」

王 「そう・・・・・ありがとう。・・・・・。」

王の目に涙が浮かぶ。声を詰まらせた。

王 「・・・・・あなた、私のことをいつも心配してくれた。」

僕 「・・・・・・・・・・」

王 「・・・・・いつも遠くから逢いに来てくれて。」

僕 「・・・・・・・・・・」

王 「・・・・・お正月、逢いに来てくれたとき、感動した。この人はウソを吐かない、信じられる、わたしはそう信じていた・・・・。」

僕 「・・・・・・・・・・」

王 「・・・・・あなたの勘違いは、本当かもしれない。私に逢いに来てくれたのも本当かもしれない・・・・・。」

僕 「・・・・・・・・・・」

王 「でも・・・・・・・・」

僕 「・・・・・・・・!」

王の大きい瞳から、涙がこぼれ始めた。

王は、怒って泣くときは、声を上げるが、心の底から悲しいときは、声を上げずに、涙だけがこぼれる。

僕は、ダメか・・・・、と半ば諦めた。

王は、声を詰まらせながら、苦しそうに
王 「・・・あなたのことを、もう信じることはできない。」

僕 「・・・・・」

王 「・・・あなたとわたしは、こうなってしまった以上、仕方ないでしょう?」

僕 「・・・・・」

王 「・・・・・」

僕と王は見つめあったままだ。

王は黙ったまま、涙だけが落ちている。

上海の元恋人と、別れた時と同じだ。

今度は僕が捨てられる番だ・・・・・。

しばらく、3人とも黙っていた。僕は言葉が出ない。
王は涙が止まらない。

S君はチラッと王を見て

S君 「王さんは、今パニックになっています。少し考える時間をあげましょう。」

僕  「王とは・・・もうダメみたいだね・・・・。」

S君 「とにかく、王さんに時間をあげましょう。」

僕  「でも、もう二度と逢えなくなっちゃうかも・・・・・。」

S君 「大丈夫ですよ、心配ないです。」

どこが大丈夫なんだ?

僕は、もう捨てられる寸前じゃないか!

気が気でない。

S君が話しかける。

S君 「Tさん、行きましょう。」

僕は、少しでも王と話したくて

僕 「・・・・・もう、僕のことは好きじゃない?」

王 「・・・・・・・・」

返事は無い。

僕 「僕は何日間か中国にいる。北京にいるか、わからないけど、僕に逢いたくなったら、電話をして。」

王 「もう、電話番号忘れた・・・。」

僕 「・・また、ウソを吐く。あんなにたくさん、僕に電話をくれたでしょ?ちゃんと覚えているでしょ?僕は、前の王の番号覚えているよ。」

王 「・・・・・・・・・・」

そういえば、今の王の番号は知らない。後でS君に教えてもらわないと。

僕はバックからお金を取り出し、

僕 「これ、少ないけど使って。」 

お金を渡すのも、最後になるのかな・・・・。

王 「・・・・・いらない。もう大丈夫。」

僕 「約束は約束だよ。」

僕は無理やり渡した。

S君 「Tさん、行きましょう。」

王  「どこに行くの?泊まるところはあるの?」

S君 「知っているホテルを予約してあります。心配しないで下さい。」

王  「そう・・・・どこのホテル?」

S君 「京広新世界飯店です。」

王  「すぐ、そこのホテル・・・・・。」

王は、少し穏やかな表情になった。

本当は、ホテルの予約など、まだしていない。

どうやらS君は、ウソを吐いて、おばさんの家から近くのホテルを言ったようだ。

僕とS君は、おばさんの家を離れホテルに向かった。

京広新世界飯店は高い建物で立派そうに見えるが部屋は狭かった。

これが5つ星ホテル?と感じるほど。

荷物を置き、食事をすることにした。

食欲は無かったが、S君が、安くて美味しい北京ダックの店に案内してくれた。

そういえば僕は、本場の北京ダックを食べるのは、初めてだ。

王が一緒なら、美味しさが何倍にもなるのに・・・・。

僕はS君に話しかける。

僕  「S君、さっき「大丈夫、心配ない」って言ってたけど、どうして?」

S君 「中国の女性は、面子を重んじます。王さんは面子を潰されたことが許せなかったのでしょう。冷静になれば、気持ちは変わりますよ。」

僕  「そうなの?あんなに怒っていたのに?僕を突き飛ばしたんだよ?」あんなに泣いてたんだよ?気持ちが変わるかな??」

急にS君が笑い始めた。

僕 「どうしたの?何で笑っているの?」

S君「あ、すみません・・・・・。」 まだ笑っている。

僕  「・・・・・・・・・・」

S君 「・・・・王さんの、小さな体でTさんが倒れるものなんだなって。」

僕の顔が赤くなる。

S君 「王さんは、小さいのに、すごいパワーですね。」

僕  「あれは、いきなりだったから・・・。」

S君 「王さんは、Tさんだから突き飛ばしたんですよ。そこまで出来る仲はそうはいません。」 

まだ笑っている・・・・。

僕  「それって、褒めてるの?馬鹿にしてるの?」

S君 「いや、すみません。とにかく、ホテルの名前を言ったとき、王さんはホッとしていました。Tさんのことが心配だし、近くのホテルだから安心したのでしょう。」 

僕  「僕もそう思った。これからどうしよう、どうしたら王、許してくれるな?」

S君 「そうですね、少し様子を見ましょう。王さんはTさんを愛しています。間違いありません。ただ、面子が・・。素直になってくれるといいんですが。」 

僕  「様子を見るって言っても、どの位、様子を見ればいいの?なんか、S君のほうが、王のこと詳しいみたい・・・。」

S君 「いえ、そんなことないですよ。」

あわてて言う。

S君 「そういえば、広州のおみやげのガラス細工、まだ貰ってないですね。王さん、今持っているんですかね?」

僕  「どうなんだろ?」

S君 「聞いてみましょうか?」

僕が頷くと、S君は電話をかけた。話し終わり、

S君 「福建省に、ほかの荷物と一緒に、送ってしまったようです。今は持っていないと・・・。」

僕  「そう・・・。」

S君 「もし、王さんが持っていたら、会う口実になったのですが。」

僕  「そうだね。残念だなあ。」

S君 「Tさんは、逢いたがっているから、王さんが逢いたくなったら、連絡を下さい、と言っておきました。とにかく、王さんからの連絡を待ちましょう。」

はたして、連絡が来るのだろうか?

本場北京ダックの味が、わからないまま、僕は食事を終えた。

10月24日、S・K社長から、早く大連に戻って来いと、電話がある。
しかし、僕は今、大連に用は無い。

王の連絡待ちは、ツライ。こっちからは連絡できないなんて。
北京まで来て、すぐ近くに王がいるのに、なんで逢えないんだ?

S君も自分の仕事があるから、僕にばかり、構っていられない。

仕方ないので、昼間は1人で観光に行った。

つまらないなあ。

夜、S君が気を遣って、北京のKTVに案内してくれた。

北京は、とにかく中式KTVが多い。S君のKTV巡りは、女の子を見て、気に入った子がいれば、店で飲む、というやり方なので、気に入った子がいなければ、すぐ店を出て、お金もかからない。

僕1人だけだったら、いったい幾ら取られていただろう?

チップ100元の所から、300元の所まで、15件くらい廻ったが僕は、気に入った子がいなかった。一店に80人位女の子がいたので1000人以上見たのだが。

レベルは大連より、断然、可愛い子が多い。

僕も王がいなかったら、ほとんどの女の子を、気に入ると思うのだが・・。

S君が言った。

S君 「じゃあ、とっておきの所に行きましょう。政府の人間が利用する高級KTVです。中国全土から、可愛い子が集まるので、絶対に気に入る子がいます。」

その店は、確かに店の造り、女の子、値段、どれも大連では味わえないほどの高級KTVで、部屋代だけで3000元以上する。

女の子のチップが400元で、給仕の女の子、ママのチップも400元だ。合計で、ものすごい値段になった。
(ちなみに、お持ちは3000元からだそうです。高い!)
(唸るような美女揃いですよ!機会が有ったら、行ってみてください!)

今思えば、こんな高い飲み代を使うなら、王にあげたほうが、よっぽど良かった。

確かに美女揃いだが、王に比べたら、みんなカボチャに見える。一応、指名はしたがあまり話は、盛り上がらなかった。

店を出て、ホテルに戻る。

S君 「Tさんは、王さん以外の女の子は、目に入らないみたいですね。」

僕  「そうなんだよ。なんで、あいつはあんなに可愛いんだろう?」

僕は、意味不明なことを口にした。

今日、連絡が無かったな・・・。

10月25日の昼、S君の携帯に、王から連絡が入った。

僕の携帯が鳴る。

S君 「Tさん、喜んでください!王さんは、今日、福州に帰るそうです。Tさんによろしく伝えて欲しい、と言っていました。」

僕  「何?それ。僕が、どうして喜ぶの??かえって、悲しいじゃない。」

S君 「王さんが、もし時間があったら、来年のお正月も福建省に遊びに来てください、みんなで楽しく過ごしましょう、と言っていましたよ!」

僕  「ホントに!?」 僕は急に明るくなった。

S君 「早く、広州のおみやげも渡したいです、と言っていました。」

僕  「・・・・何時の飛行機だろう。空港まで行きたいな。逢いたい。」

S君 「18時50分発です。まだ、時間はあるので、聞いてみましょう。ちょっと待っていてください。」

しばらくして

S君 「空港に15時に来て欲しいそうです。「Tさん、わたしのこと怒っていませんか?」と聞いてきたので、王さんに逢いたくて、苦しんでいる、と言ったら「わたしの気持ちが、わかってくれましたか?わたしも苦しみました。」 と言っていました。王さんは、やはりTさんに逢いたいんですよ!」

僕  「素直じゃないね。でも、お互い様かな・・・。」

空港で見た王は、少しよそよそしかったが、次に逢うときは、以前の仲に戻れるだろう。

お正月、逢いに来てください、S君も良かったら一緒に来てください、と言っている。

僕は、きっとお正月まで待てない、もっと早く、逢いに行く!と言った。

王は、笑っている。

王は、僕に謝ってきた。

僕も謝った。

これからは、お互い信じあいましょう、と約束をして王は福建省の福州に飛び立った。

いつもは、王が空港まで、見送りに来てくれたが、今回は逆だ。

空港での別れは、どちらも辛いものだ・・・。

夜、王から電話が来た。僕の携帯電話に、王から電話が来るのは、久しぶりだ。
福州空港に着き、「これから実家に向かう、あなたに早く逢いたい」と言っている。

僕だって早く逢いたい。北京に来たのに、王に逢えた時間は2、3時間くらいか?

僕は、近いうちに、必ず逢いに行く!と言って、電話を切った。

さっきまで、近くにいたのに、王が素直じゃないから、まったく・・・・。

しかし、暇だ。王に逢いに来たのに、王はいない。KTVに行く気は起きない。

S君はガイドの仕事で、忙しい。僕はあまりにも暇なので、李さんに電話をした。

李 「ウェイ?」

僕 「あ、李さん?Tだけど」」

李 「こんな時間にどうしたの?」

僕 「ごめんね、今、1人で暇でさあ・・・。」

僕は、簡単に今までのことを話した。李さんが呆れている。

李 「Tさん、よっぽど王さんのことが、好きなんだね。」

僕 「そうだよ、王に、はまっているんだ。早く逢いたいよ。」

李 「じゃあ、福建省まで、逢いに行けばいいじゃない。どうせ暇なんだから。」

僕 「・・・・・・・・・・」

李 「せっかく中国に来ているんだから。」

僕 「・・・・・そうか!僕が福州に逢いに行けばいいんだ!簡単なことだ!」

李 「私は彼氏に会いに香港に行くから、一緒に行ってあげてもいいよ。」

僕 「ホントに?いつ、来れるの?」

李 「いつでもいいよ。私も暇だから。」

僕 「僕は、早く逢いたい。明後日とかでもいい?」

李 「ずいぶん急だね。べつにいいよ。」 李さんが呆れながら言う。

僕 「福州から、香港まで、どの位時間かかるの?」

李 「福州から深センまで、たぶん、1時間かかんないよ。」

僕 「近いね、じゃあ、福州空港で待ち合わせしよう。本当に来てくれるの?」

李 「旅費、ホテル代は、全部Tさんが持ってよ。通訳代も頂戴ね。」

なんか高くつきそうだ。でも前回、福建省に行ったとき言葉が通じなくて大変だった。

僕 「それでいいよ。また後で電話する。」僕は電話を切った。

でも、李さんから、彼氏に逢いに行くときもあるんだ。何か意外だ。

S君が、ガイドの仕事が終わり、僕の部屋に来た。

僕は、明日、王に福州に逢いに行くと言った。

S君 「福州と、広州は、近いですね。僕も一緒に行きましょうか?」

僕  「広州に近いって、何か関係があるの?」

S君 「広州に知人がいるんですけど、彼の会社の仕事もやっているんですよ。」
(この、広州の人は、結構有名です。知っている人もいるのでは?)

僕  「じゃあ、S君一緒に来てよ。李さんより、S君のほうがいいな。」

S君 「いいですよ、じゃあ、李さんは、断ってください。」

僕は、明日電話をすればいいと思っていたのだが・・・・。

10月26日の朝、僕は李さんに電話をしたが、つながらない。

昼にもう一度かけてみよう。僕は1人寂しく、朝食をとった。

昼過ぎ、李さんから、電話が来た。
李 「航空券、1210元だった。後でちゃんと頂戴ね。」

僕 「・・・・・・・・・・」

李 「もしもし?聞こえてる?」

僕 「・・・・・聞こえてる。何時に福州に着くの?」

李 「午前の11時10分。出発は7時50分。」

僕 「早すぎる!!なんで、そんな飛行機を選んだの!?」

李 「こっちのほうが安かったのよ。安いほうがTさんいいでしょ?」

僕 「それはそうだけど・・・・。」

李さん、気を使ってくれたみたいだ。贅沢好きな李さんが。

しかしまいったな。

S君が一緒に行ってくれるから、李さんは断ろうと思っていたのに。

でも、今更、断れない。かといって、S君を断るのもなあ。どうしよう・・・。

10月27日の朝、僕とS君は、北京空港にいた。考えた末、S君、李さんと3人で王の家に行くことに決めた。人数が多いほうが、王も喜ぶだろう。

お金は、ずいぶんかかるなあ。日本に帰ったら、仕事頑張って、稼がないと!

S君 「李さんという方は、どのような女性ですか?」

僕  「美人で、いい人なんだけど、気が強い。。」

S君は、李さんと電話で話したことはあるが、会うのは初めてだ。

S君 「そういえば、王さんには、今日行くことを、伝えてあるのですか?」

僕  「いや、言っていない。」

S君 「え???言っていない??」

僕  「そうだよ。だって、「来ないで!」、なんて言われたらイヤじゃない。だから何も伝えないで、王の家に行く。」

S君は呆れながら

S君 「そんなことして、もし王さんに逢えなかったら、どうするんですか?」

僕  「それもそうだなあ。じゃあ、王が福州にいることだけでも、確認しよう。」

S君 「わかりました、電話してみます。」

僕  「僕達が、今日行くって言っちゃ駄目だよ。」

S君が王に電話する。僕も話したかったが、我慢した。

S君 「王さんは、友達の親がやっているお店で、今日から働くそうです。」

僕  「何のお店だろう?まさか、KTVじゃないだろうね?」

S君 「それは無いですよ。服の店と言っていました。」

王は勝利広場でも、服を売っていた。それにしても、一昨日の夜、実家に帰ってもう、働くのか。何日間かは、休むのかと思ったのだが、結構、真面目なんだな。

僕とS君は、福州に飛び立った。僕は今年の2月(もう去年になりました)以来福州に行くのは、2度目だ。王と知り合ってから、中国のいろいろな所に行く。

海南航空なんて、聞いたことも無い会社の飛行機だったが、11時20分、ほぼ定刻どおり、無事福州に到着した。

今回は、今までで、一番安心できる旅になりそうだ。

何と言っても、S君、李さん、二人の頼りになる通訳がいる。

李さんのほうが、早く着いている筈だ。僕とS君は、李さんを探した。

李さんを見つけ、S君を紹介した。S君は、中国語で挨拶する。

李  「あなた、本当に日本人なの?すごく中国語上手い。」

僕  「ちょっと、日本語で話してよ。僕がわからない。」

S君は日本語で話す。

S君 「有難う御座います。李さんも、日本語が上手いと聞いています。李さんは、すごい美人ですね。」

僕  「そうかな?王のほうが、可愛いよ。」

S君が笑う。

S君 「まあ、Tさんにとっては、そうですが・・・。」

李  「どうする?食事でもしていく?」

僕  「王に早く逢いたいから、食事は王の家に着いてからにしよう。」

李  「機内食、ほとんど食べなかった。私、お腹空いている。」

僕  「我慢してよ。タクシーで4時間、かからないから。」

S君 「え?そんなに遠いんですか?」

李  「王さんも素直じゃないね。Tさん、これから苦労するな。」

僕  「王が素直じゃなかったのは、僕のせいなんだ。王は悪くないよ。」

S君 「面子を潰したのは、確かに悪かったと思いますが・・・・。」

李  「だって、王さんが素直だったら、わざわざ福州まで来なくても北京で逢っていれば、よかったじゃない。」

僕  「それは、王を悲しませた罰だよ。王は僕を許してくれた。それだけで満足だよ。」

李さんが呆れた顔をしている。

とりあえずタクシーに乗り、王の家に向かった。

舗装された道とガタガタ道が、交互に現れる。2月、来た時と一緒だ。

S君が、中国語で李さんに話しかける。李さんは、なぜか日本語で答える。

S君の中国語に対抗しているのかな?このへんは李さんの、気の強さが出ている。

僕は李さんに「S君の中国語は、李さんの日本語より、遥かに上手いから、中国語で話なよ。」

李さんは、機嫌が悪くなった。ムッとしている。

李さんは、日本語にかなり自信を持っているので、プライドが傷ついたのかもしれない。

僕は、李さんの機嫌を直してもらいたくて

僕 「ねえ、李さん。僕とS君は、北京で一番の高級KTVに行ったけど、李さんより美人の小姐はいなかったよ。李さんは今でも、カラオケ小姐になったらNo1だね。」

李 「・・・・・・・・・・」

余計に機嫌が悪くなった・・・・・。

後で聞いたのだが、カラオケ小姐と比べられたことが、頭にきたらしい。

そういえば、以前王も、「日本人クラブで働けば?」、と僕が言ったら、大激怒していた。

「カラオケ小姐」、この言葉は、しばらくタブーにしておこう。

「あ!!!」 僕は思わず大声を上げた。

S君、李さんが驚いて、「どうしたの?」、と聞いてくる。

僕 「公衆トイレだ!懐かしいな!」

S君 李 「?????」

僕と王が入った公衆トイレだ。僕は、あまりの臭さと汚さで、結局、用を足せなかった。

しばらく走っていくと、僕は、また「あ!!!」と叫んだ。

S君、李さんが、「今度はどうしたの?」、と聞いてくる。

僕 「ここで食事をしたんだ。ここでトイレを借りたんだ。懐かしい。」

S君 李 「?????」 二人とも不思議がっている。

早く逢いたい、もう、あと何時間かで、王に逢える!

16時前、王の家に着いた。3人で階段を上る。王の家は5階だ。

S君がノックをする。僕は心が溢れていた。早く!早く!

扉が開いて、王のお母さんが、顔を出す。

お母さんは、僕とS君を見て驚いている。S君が何か中国語で話している。

お母さんは頷いて、「よく来てくれました。」と歓迎してくれた。

李さんと、王のお母さんは、初対面だ。
お母さんも、李さんのことを「綺麗なかたですね。」、と言っている。

綺麗でも、李さんは、幸せなのかな?

香港人に中国人の彼氏、でも結婚は考えていないみたいだ。

もう、28歳なんだから、幸せになってもらいたい。

家にあがり、お母さんがお茶を出してくれた。王の家のお茶は、最高に美味しい!

僕  「王は、今どこにいるんですか?」

母  「娘は、仕事をしているんですよ。」

S君 「どちらで働いているのですか?」

母  「ここから、歩いて15分位の所ですよ。」

僕は、早く逢いたくて、「王の仕事場に行こう!!」、と言った。

お母さんは、「17時過ぎには、帰ってくると思うから、家で待っていて下さい。」

と言ってくれたが、僕は少しでも早く、王に逢いたい。

お母さんが、場所を教えてくれた。

僕は、S君と李さんの、手を引っ張り、外に出た。

早歩きで、王の働いている店に向かう。

王、驚くだろうな、今度こそ喜んでくれるかな?

完全に、舗装されていない道路なので、李さんは、歩きづらそうだ。

李 「こんな所に、私が泊まるホテルがあるの?」

S君 「ぼくも、今日は、どこに泊まればいいのですか?」

僕  「ホテルが無かったら、王の家に泊まればいいじゃない。」

李  「みんな、泊まれるの?王さんの家、そんなに部屋あったっけ?」

僕  「S君は、台所で寝て。李さんは、王の部屋で、僕と王と3人で寝よう。」

S君 「Tさん、それはないですよ。」

李  「私、絶対にイヤだからね!」

こんな会話をしているうちに、王の仕事場の店に着いた。

僕は、ガラス越しに、王を見つけた。

接客している。

店に入りたかったが、仕事の邪魔をしちゃ悪い。

今はガラス越しに、見ているだけで充分だ。

しばらく見ていたが、僕は我慢できなくなり、ガラス窓をノックした。

王が気がついて、僕を見る。王は、口に手を当てて驚いている。

香港のマクドナルドで、王と初めて会い、カラオケの店で、再会した時も王は、口に手を当てて驚いていた。

あの時と同じ顔だ。

王は僕を見つめている。S君、李さんは、王の目には映っていないだろう。

ガラス越しに、僕だけを見つめている。

僕は、何か買えば、問題ないだろう、と思い、店に入っていった。

王は抱きついてきた。北京で、僕のことを突き飛ばした王は、もういない。

王  「どうしたの?どうしてあなたが、ここにいるの?」

僕  「王に逢いたかったから、来ちゃった。」

王  「ウチには、行ったの?」

僕  「さっき、お母さんと会ってきた。お母さんに、ここを聞いたんだ。」

王  「どうして連絡をくれなかったの?もし逢えなかったら、どうするつもりだったの?」

S君 「僕が朝、王さんに電話したのは、王さんが福州にいるのを確かめたんですよ。」

王  「どうして、S君と、李さんもいるの?」

李さんは、上海語で
李 「Tさん最初、私に通訳を頼んだくせに、S君にも御願いしてたのよ。失礼しちゃう!」

と言ったらしい。

僕とS君が、わからないように、言ったみたいだ。

さっき、僕が「李さんの日本語より、S君の中国語のほうが遥かに上手い」と言ったので、そのお返しかもしれない。

僕  「S君でも、上海語は、わからない?」

S君 「お手上げです。所々、わかる言葉はありますが・・・・・。」

S君のような、プロの通訳でも、わからないのか。

李 「王さん、私、お腹が空いた。どこか美味しいところない?」

王 「あそこの店は美味しいよ。もう少しで終わるから、先に行って待ってて。」

僕達は、王の教えてくれた店に入った。ここは・・・・・・!

お正月に来た、あのグロテスクな食材が、たくさんあるところだ。

ここで食べるのか・・・。
S君と李さんは、大丈夫かな?と思ったが、余計な心配だった。

S君、李さんは、楽しそうに食材を選んでいる。僕は、またも野菜ばかり選んだ。

僕達が先に食べていたら、王が、お母さんを連れて、やって来た。

王は、手になにか持っている。

今回は、S君と、李さん、二人の通訳がいるから、言葉にはまったく不自由しない。

王も、お母さんも、安心してベラベラ話す。

王は、手に持っていた物を、僕に渡した。

広州のおみやげのガラス細工だ。

王 「あけてみて。」 僕は箱を開けた。

鶴のガラス細工だ。

僕 「綺麗・・・。ありがとう、嬉しい。」

王は少し悲しそうな顔をして
王 「あなたは、冷たかった。わたし1人、広州に行かせて。」

僕 「いや、だからそれは・・・・。」

王 「わたしを、沢山傷つけた。わたしは悲しかった。騙されたと思った。」

お母さんが、「Tさんは、娘を騙したんですか?」、と聞いてきた。

僕はあわてて

僕 「違います、騙したりしません。王のことは愛していますよ。本当です。僕の単なる勘違いです。些細な勘違いだったんですよ。」

母 「それなら、いいですけど・・。娘から、いろいろ聞いて、心配で・・。」

王は、お母さんに相談していたらしい。

1人娘だから、お母さんも心配なのだろう。

僕 「僕のほうこそ、王に騙されたのかと思った。ほかに恋人がいるのかと。」

王 「あなたが、勝手に勘違いしたんじゃない。」

僕 「まあ、そうなんだけど・・・。その前に、上海の男のこともあったし・・・。」

王 「それは・・・・・。」

僕 「まあいいや。これからは、信じあいましょう。」

王 「うん!」

王が、僕の手を握ってくる。

王 「わたし、あなたに騙されてから、ご飯が食べられなかった。」

僕 「だから、騙した訳じゃなく・・・・・・。」

王 「毎日悲しかった。あなたの夢を見た日もあった。」

僕は黙って聞いた。

王 「もう、逢うことはないと、諦めていた・・・・でも・・・・・。」

しばらくして
  
    「騙されたのに、まだ好きだったの!」

                                完。

はまった男  3

はまった男 2


僕が日本に戻ってからは、王と、2日に一度の割合でお互い電話をした。

ただ、王が、かけてきたときは、電話代が高いので、2コールしてから、僕から、かけ直すようにしている。

王は、若いだけあって、日本語をどんどん覚える。僕の中国語とはえらい差だ。
まあ、僕は仕事があり、毎日忙しいから覚えるのが遅くて当然だ。(ただの努力不足)

5月に入り、そろそろ大連に行く日にちを決めようと、王に電話をした。

僕は王が喜んでくれると思ったのだが、少し困ったような声で、「明日から、お母さんが喉の手術で入院するから、電話しないで。」と言ってきた。

僕はおかしいな?と思った。王のお母さんは、喉が弱く、いつも咳をしていたのは知っている。

しかし、24時間、お母さんの看病で、付きっきりという訳でもあるまい。

「1週間、入院する。お母さんが退院したら、私から電話をするから、それまであなたからは、電話をしないで。」

本当だろうか?しかし、まさかウソだとも言えず、僕は王の言葉を信じることにした。

僕は、川崎大師に行き、身体安全のお守りを2つ買った。王とお母さんの分だ。

僕は、このお守りをEMS(だっけ?)で送ろうと思った。

早く届いた方が、ご利益がある。
でも、お守りだけを送っても、味気ない。僕は中国語で手紙を書くことにした。

知っている単語と、本で調べて書いたが、はたしてこれで通じるだろうか?

僕は、そういえば、ヤフージャパンに、翻訳の項目があったのを思い出した。

僕は日本語から、中国語に変換をして、書き写した。

こんな便利なものがあったのか!楽チンだ!僕は、次のように書いた。

お久しぶりです。お元気ですか?
この間は、大連で長い間お世話になり、有り難う御座いました。
喉の調子が悪く、入院をすると聞いたので、お守りを送ります。
日本で有名なお寺のお守りなので、必ずご利益があると思います。
早く治り、元気な姿で、またお会いできたら嬉しいです。

王○、元気ですか?早く逢いたいです。
きっと、王も僕と同じ気持ちだと思います。
王にまた、逢えることを心から願っています。
お身体、気を付けて下さい。

まあ、ありきたりの文章だが、こんなもんで良いだろう。次の文章に翻訳された。

好久不见。近来您好吗?
感谢大大地連で长有照顾感谢这些间隔间隔有坐位。
咽喉的音阶坏的,因为听说住院,所以送防御。
因为您在日本防御为人所知的寺院,所以准确信有利益。
早修好了,要是也能在精神的姿态里面见就高兴。

王○很精神不很精神?我希望早遇见。
确实地确信也我和同样的心情王。
从心底愿望也能遇见王。
身体请当心。

手紙を送ってからわかったのだが、メチャクチャな文章だ。

王は、理解するのに時間がかかった、と言っていた。

僕は、日本語から中国語の翻訳は、二度とヤフーは利用しないだろう。

王は、勝利広場で、服を売る店員の仕事を始めた。給料は月1000元。

月25日勤務、1日8時間労働、時給計算はたったの5元だ。

夕方から日本語学校に行く。

今まで甘やかされていた(?)王にとってはきついかと思ったのだが、以前の会社より全然楽だし、あなたの援助があるから
問題ない、と言っていた。

王が「仕事を始めて、忙しいから、私から電話する。」とか、「日本語学校が忙しいから、私から電話する。」とか言ってなかなか連絡とれない。僕からは電話できないので、王の電話待ちだ。

なんか、おかしいな?

以前は僕の電話を喜んでいたのに、僕から電話できないなんて。

そのおかげで、僕は5月30日に大連に行く予定だったのが、
5月28日に変更になったことも言えなかった。

僕は、電話をかけてこない王がいけないんだ!と思い
28日に変更になったことは内緒にして、大連へ旅立った。

空港にはもちろん王の姿はない。

もし、僕が28日に行くと伝えていれば迎えにきてくれたと思うのだが・・・・。

今回僕は、ラマダホテルを取った。

王の家に泊まれば、ホテル代はタダだが、また「家を買え!」おばさんがいると、イヤだからだ。

それともう一つ、理由がある。せっかく2日間、王がいないんだから、少し遊んでやろう、王が悪いんだ、と思ったのである。

しかし、ラマダホテルはスイスやヒルトンに比べて、ボロい。
宿泊料が安いから仕方ないのだが。
ホテルに着いてから、僕は、これからどうしようか考えた。

王に電話してみようか?やっぱり、早く逢いたい。

さすがに今、僕が大連にいると言えば、すっ飛んできてくれるだろう。

イヤ、あいつは自分から電話するから、あなたからはかけてこないで、と何度も言った。

そのくせに、王から電話があったのは、5月は3回だけだ。

僕は少し頭にきていたので、電話をするのを止めた。

僕は、急に眠くなった。
そういえば、昨日は仕事を、ほとんど寝ないで終わらせた。

王に逢いに来る時は、何日も日本を離れてしまうのでなるべく仕事を終わらせるために、いつも寝不足だ。

僕は、ここまで苦労して逢いに来ているのに、電話もかけてこないなんて。

王は冷たい女だ。

今日は絶対遊んでやる!と思いながらいつの間にか寝てしまった。

僕が目を覚ましたのは、午後11時。

ほとんどのカラオケの店は午前1時までだ。

しまった!時間がない。せっかく自由になれる、貴重な1日だったのに。

僕は急いで着替えて、夜の大連にくりだした。

まず、中式KTVに行こうと思った。日式より、可愛い子が多い。

まずは、外商クラブの9F(10Fは日式です。)の中式に入った。

可愛い子は、うーん、いない。

何度チェンジしてもそうだ。
80人近く部屋に入ってきたが、王の半分も可愛さがある女はいない。

時間がない。

僕は会計をして、店を出た。本当は400元らしいが、すぐ店を出たので150元にしてくれた。

中式は部屋代が高い。

次に、新東方に行った。ここの1Fのレストランは、大連で3本の指に入るくらい有名だ。

以前は自分の好みの女は、必ず見つかると言われるほど、レベルの高い店だった。

チップも300元で、大連では、女のレベル、値段、どれもトップクラスだ。

しかし、行った時間が遅かったのか、レベルが落ちたのかわからないが、可愛い子はいない。

ここでも80人くらい見たが、王の半分の可愛さもなかった。

会計は、すぐ出たので、100元にしてくれた。

次に、東海月光城に行った。相変わらずネオンがすごい。

ここはママが、がめついので料金をまけてくれることはないだろう。

部屋に入ったが、来た女の子は8人ほど。

可愛い女はいない。

僕は店を出ようとしたら、部屋代と、ママのチップを請求してきた。

もめるのがイヤなので、400元だけ払って店を出た。
この店には、もう二度と行かない、と心に誓った。

時間が遅いせいか?それとも大連のレベルが落ちたのか?
それとも王のような可愛い子に見慣れたせいか?(笑)
中式では可愛い子には、出会えなかった。

時間がないので、次は日式にくりだした。

まずは、森ビル裏の日本人クラブ街。

そういえば、王が泣かした、あの大柄の小姐はまだいるんだろうか?

ここは、日本語が通じるので、「可愛い女の子がいたら、店にはいるよ。」

と言って、見て回ったが、可愛い子はいない。

時間を見ると午前12時半だ。

もう、可愛い子を見つけるのは、無理かな?

半ば諦めかけ、最後に大型店ステラに行った。

午前1時を過ぎている。

ステラに着いた。

小姐がお客を、タクシーに乗せている。

小姐が店に戻るところを、僕は話しかけた。

僕  「今日は、もう終わりかな?」

小姐 「女の子達は、みんな帰っちゃったから、私しかいないけど。」

僕  「じゃあ、君でいいよ。少し飲みたいんだ。」

小姐 「どうぞ。お客も、もういないから。」

僕は、店に入った。そう言えば、2000万円かけて改装してからステラに来るのは初めてだ。

というより、大連のクラブ自体が久しぶりだ。(恵子ママ、結婚おめでとう。お幸せに!)

僕は小姐と話したが、つまらない。こんなことなら、つまらない意地を張ってないで王に電話すれば良かった。

僕がつまらなそうな顔をしていると

小姐 「私と話していても、つまらない?」

僕  「いや、そんなことないよ。」

小姐 「誰か、電話して、呼ぼうか?」

僕  「こんな時間に、きてくれる女の子いるの?」

小姐 「結構、暇な子多いから。どんな女の子が好みなの?」

僕は、財布から王の写真を取りだし、小姐に見せた。小姐がじっと見ている。

僕  「この子みたいな女の子だったら、最高だね。」

小姐 「この写真の子、ウチの店で、働いている子に似ている。」

僕  「え?」

小姐 「あれ?この子、○○チャンじゃないかな?」

僕  「・・・・・・・・・・」

小姐 「呼んでみよう。今、電話してみる。」

小姐が、電話を取り出した。

僕  「ちょっと待って、その子の電話番号教えてよ。」

僕はあわてた。

まさか、王がステラで働いている?そんな馬鹿な。

小姐が、電話番号を読み上げた。

よかった、王の番号じゃない。

小姐が、女の子に電話をした。電話が終わると

小姐 「20分くらいしたら、来てくれるって。良かったね。」

僕  「その女の子は、この写真の子に似ているの?」

小姐 「もう、そっくりだよ。本人じゃないかな?」

そんなに、似ているのか?でも、電話番号は違うし。

待てよ、王は、もう一つ店用に携帯電話を買ったのか?まさか?

もし王だったら、お互い最悪だ。僕は、イヤな気分で女の子を待った。

僕は、ドキドキしながら、女の子を待った。もし王だったら、どうしよう。

僕が、日本人クラブに来たことを、あやまるべきなのか?
それとも、王が、日本人クラブで働いていることを、怒るべきなのか?

しばらくして、女の子が入ってきた。

小姐が 「○○ちゃんで?す!!」とか言いながら、1人で拍手をしている。

え?この子?似ていない!どこが王に似ているんだ?

王に失礼な!

この小姐は、目が悪いんじゃないか?しかし、王じゃなくてホッとした。

隣に座ってきた。よく見ると、王に少し似ているかな?

小姐が 「私は邪魔なので、帰りまーす。ごゆっくり。」

と言って、店を出て行った。

僕 「君は、日本語が出来るの?」

王の偽物 「出来ます。」

僕は、話すことがなく、つまらない会話になった。

いや、同じ会話でも王とだったら楽しいが、この偽物じゃ、楽しくない。

自分のタイプの女の子だったら、頑張って会話をするのだが、その気がない。

僕は、夕方から夜にかけて、ぐっすり寝てしまったので、まったく眠くない。

1人でホテルに戻っても、つまらない。

1人だったら、王の偽物といたほうが、まだマシだ。

僕 「これから、どうしようか?お腹空いている?」

偽物 「少し。」

僕 「じゃあ、ご飯を食べに行こう。」

僕はご飯を食べて、時間を潰すことにした。

会計をして、タクシーに乗った。

タクシーが走り始めると、王の偽物が寄りかかってきた。

偽物「あなた、どこのホテルに泊まっているの?」
僕 「ラマダホテルだよ。」
偽物「私、ホテル行ってもいいよ。」
僕 「・・・・・・・・・」

どうやら、この子はお持ちOKの子だったらしい。僕も少しお酒が入っている。

僕 「じゃあ、ご飯はやめて、ホテルに行こう。」 

行き先をラマダホテルにした。

王に少し罪悪感を感じた。

ホテルに入って、王の偽物が、服を脱ぎはじめ、「3万円でいいよ。」と言ってきた。

この時1万円=約790元だった。約2400元、高いなあ。

自分の好みでもないし偽物に2400元も払うのはイヤだ。

オリジナルの王にあげたい。

3万円と聞いて、もう、一緒にいるのもイヤになった。

もし、今、王に電話をしたら、喜んで来てくれるだろう。

しかし、こんな時間に電話できない。

意地を張った僕は、バカだ。

僕 「あのさ・・悪いんだけど1万円あげるから、帰ってもらえない?」

偽物「どうして?ホテルまで来たのに?」

僕 「いや、明日、仕事で朝早いから・・・・。」

偽物「じゃあ、私が起こしてあげる。その代わり2万円頂戴。」

僕 「1人で起きられるから、帰っていいよ。はい、1万円。」

偽物「ここまで、連れてきたんだから、2万円。」

(何もしないのに、この偽物は2万円取るのか・・・・。)

ホテルに行こうと言った、僕にも責任がある。

僕は、財布から2万円取り出し、偽物に渡した。

偽物は「サンキュー」

と言って、ベットに寝転がり、10分もしないで寝てしまった。

時計を見ると午前3時近い。すぐ寝てしまう訳だ。寝顔は可愛いな。

僕は、何をやっているんだろうと、自己嫌悪に陥っていた。

朝、8時に目が覚めた。王の偽物は寝ている。
まったく、起こしてくれると言ったのに。僕は苦笑した。
僕は偽物を起こして、帰ってもらった。
偽物が帰り際に、「あなたが日本に帰るまで、ずっと一緒にいてあげる。」と言ってきた。

僕は、「ありがとう。」と言ったが、もう逢いたくもない。

さて、これからどうしょう。

とりあえず王には、1日早まって、今日来た。連絡しなかったのは、王を驚かすためだ、とでも言おうか?
やはり、大連に来ているのだから、少しでも早く王に逢いたい。

そういえば、王の勝利広場で働いている姿を、見たことがない。

僕は、電話をしないで、勝利広場に、直接逢いに行くことにした。

30日に空港で待ち合わせしていたから、29日の今日、逢いに行ったらきっと驚くだろう。

10時になり、僕は勝利広場に向かった。

今思えば、馬鹿な行動だ。

どうして時間を気にしなかったんだろう?

僕は、王を捜した。どこの服店だ?店が多すぎる。

1時間くらい捜してやっと見つけた。王は僕に気付いていない。

僕は、少し離れたところで王の働いている姿を見ていた。可愛い。

偽物とは大違いだ。

僕は、店に入って行った。

王が、驚いている。そして、抱きついてきた。

ほかの店員もいる店の中で、王は恥ずかしくないのかな?

王 「明日じゃなかったの?」

僕 「今日にした。驚いた?」

王 「驚いた。ちょっとまってて。」

王が、店の女の人と話している。
戻ってきて、「ごめん、早退できない。明日からは休み取ったんだけど。」

僕 「気にしないで。何時に終わるの?」

王 「今日は、6時。日本語学校は、今日休む。」

僕 「じゃあ、6時に迎えにくるよ。」

王 「昼休み、ここで一緒に、ご飯を食べよう。12時に来て。」

僕 「わかった。」

僕は、1時間、時間を潰すことにした。

しかし、勤めて間もない店員に簡単に休みを与えるのか?

明日から、僕が日本に帰るまで3日間ある。

日本の会社なら、まず休みは取れないだろう。

このへんは中国だなと思う。

12時になり、僕は王の店に向かった。

王が、店員に僕を紹介してくれた。
彼は日本人で私の恋人だと言っている。
王が、容器に入ったご飯を、僕に渡した。昼ご飯は、いつも店の中で食べるみたいだ。

王は薄化粧している。

いつもスッピンだから、化粧している顔を見ると、大人っぽく見える。

このくらいの薄化粧だったら、問題ない。

王は最初は、はしゃぎまくっていたが、急に態度が変わった。

王 「Tさん、本当に今日、大連に来たの?」

僕 「そうだよ、どうして?」

王 「明日、空港で待ち合わせた時間と違う。」

僕 「・・・・それは、違う飛行機にしたから。」
 
王 「東京から、そんなに早い時間の飛行機があるの?」

僕 「・・・・あるよ。」

王 「・・・・本当は、昨日来たんじゃないの?」

僕 「違うよ、今日来たんだ。王に早く逢いたかったんだ。」

王 「・・・・・・・・・・・・。」

僕 「信じられないの?」

王 「・・・・・・・信じる。」

王は、少し涙を浮かべながら、そう言った。

本当に信じたのか、わからない。

パスポートを見せてくれと言われたらアウトだ。
でも、王はそう言ってこなかった。僕のことを信じたと、言うより、信じたい、信じなければ、と思っているのかもしれない。気まずくなった。

ご飯を食べ終わり、僕は、しばらく王の働く姿をみて、店を出た。

あと、約5時間、僕は何をして過ごそうか?

僕は、勝利広場を出た。王泣いていたな、かわいそうだ。
でも、電話をかけてこない王が悪いんだ、
だから、予定変更したことを伝えられなかったんだ。
自分勝手な言い分だが、男なんて、そんなもんだ。

僕は、前から行ってみたかった所がある。旧ヒルトンホテル前のマッサージだ。

安くて、可愛い子が多いと聞いていた。

さっき王を泣かせたばかりなのに、僕は一体何を考えているんだろう?

僕は、タクシーに乗り、旧ヒルトンホテルに向かった。

店に着いた。まず、2Fでシャワーを浴び、着替える。その後地下に行き秘密の?通路を通って、部屋に入る。しばらくしたら、女の子達が入ってきた。

店の男が、女の子を選んでくれ、と言っている。どうやら、可愛い子が多いと聞いたのは、大袈裟のようだ。

どちらかというと、ブスな子のほうが多い。

僕は、指をさしながら、「この子、イヤこっちの子のほうが・・それともこっちの子のほうが・・この子もいいな・・・。」

と言っていたら、指をさした女の子達、全員残ってしまった。
え?4対1?

行為が終わり、会計をした。

一体幾ら取られるんだ?と心配したが720元だった。1人あたり180元、安いな。
しかし、5Pをした男なんているんだろうか?まあ、これもいい笑い話になるだろう。

僕は、勝利広場に戻った。まだ時間がある。エスカレーターで上に行く。

4Fの喫茶店で時間を潰すことにした。ここのタルトは美味い。僕は大連の喫茶店でここが一番好きだ。飲み物、食べ物、店員の接客、全て合格点だと思う。

午後6時になり、王の店に行った。仕事の終わった王が、出てきた。

手をつなぎながら、勝利広場を出た。改めて見ると王は可愛い。みとれてしまう。

今回大連に来て、王より可愛い子は、どこにもいなかった。

僕 「お腹空いている?」

王 「うん、何か食べに行こう。」

僕 「・・・・・・・・」

王 「どうしたの?」

僕 「王が一番綺麗だ。」

王 「ありがとう!」

王が抱きついてきて、キスしてきた。

とたんに王の態度が変わった。

王 「Tさん、荷物どこにあるの?」

僕は指さして
僕 「そこの、ラマダホテルだよ。」

王 「どうしてホテルとったの?私の家に泊まればいいじゃない。」

僕 「王のおばさんは、苦手だから・・。急に予定も変わったし・・。」

王 「おばさんも、お母さんも、今大連にいない。私1人だよ。」

僕 「そうなの?知らなかった。」

王 「ホテルに行こう。」

僕 「先に、ご飯を食べようよ。」

王 「いいから、ホテルに行く!」

王は、僕のことを睨みながら、言った。

どうしてこんなに怒っているんだ?

僕の部屋に着いた。

王は、ベットやゴミ箱、洗面所などを見ている。

今度は、僕の荷物をチェック仕始めた。デジカメの中身も見ている。

電気スタンドの下に封筒があった。王が、中の手紙を読んでいる。

段々、王の顔が、険しくなってくる。

とたんに王は部屋を飛び出した。王は何をしてるんだ?

しばらくして、チャイムが鳴った。ドアを開けると、王が涙を浮かべながら真っ赤な顔で、僕のことを叩いてきた。何度も何度も、叩いてくる。

グーで叩くから結構痛い。今度は、荷物を投げてきた。一体どうしたんだ?

デジカメが僕の顔に当たる。これは痛かった。

僕は、力で押さえつけてベットに押し倒した。

僕 「どうしたの?何があったの?」 と聞くと

王がさっき読んでいた手紙を、僕に突きつけた。

「この女は、誰!?」

僕は手紙を読んだ。

とたんに僕の顔が青くなるのがわかった。
血の気が引いてくる。

その手紙は、今日の朝まで、この部屋に一緒にいた、王の偽物が、僕宛に書いた手紙だった。

あなたと一緒にいられて、楽しかったです。

あなたが日本に帰るまで、一緒にいたいです。

今晩も、あなたのホテルに行っていいですか?

大丈夫でしたら、電話下さい。

1390072○○○○   ○○

あの、バカ女!こんな手紙をよこしやがって!!!

王が声をあげながら、叩いてくる。

怒りで切れてしまっている。

僕は、「こんな女、知らない!知らない!」と言ったが、叩くのを止めない。

あまりにも叩くので、僕は逆ギレした。「知らないって言ってるだろ!!」

僕が王に対して、初めて怒鳴ったので、王がビックリしている。

口調まで、荒くなっている。

王は、僕が何を言っているのか、わからないみたいだ。

僕 「そんなに俺が信用できないのか!?俺はそんなに情けない男か!?」

その通りだ。僕は情けない男だ。

僕も興奮していたので、訳のわかんないことを口走った。

あきらかに僕が悪いのに、自分で非を認めようとしない。

僕 「勝手にしろ!!俺はもう、お前と一緒にいたくない!!」

僕は、部屋を出て行った。

王が、声をあげて泣いている。部屋の外まで鳴き声が聞こえた。

僕が悪いのに逆ギレか、情けない。

僕は、急いで2Fのロビーに行き、男のホテルスタッフに話しかけた。

僕 「日本語話せる人、いませんか?」

スタッフ 「います。ちょっと、待って下さい。」

しばらくして、女のスタッフを指さして

スタッフ 「彼女は出来ますが今、接客中です。あなたは英語出来ますか?」

僕    「出来ません、あなたは日本語、話せないんですか?」

スタッフ 「少しなら。あなたは、英語出来ますか?」

同じことを聞いてくる。

中国語、英語、日本語、ゼスチャー、全ておりまぜての会話だ。

しかし、このスタッフ、僕の中国語と、王の日本語よりは話せそうだ。

少し日本語が出来るなら、なんとかなるかも知れない。

僕はスタッフの手を引っ張って、僕の部屋に連れて行った。

部屋にはいると、王が泣いている。

その王の姿を見て、スタッフは驚きながら、王に話しかけた。

王が答えたが、スタッフは日本語で 何て通訳すればいいのかわからない。

僕は仕方なく、またロビーに行った。日本語の話せる女性スタッフはまだ接客している。

僕はロビーにいるお客に
「日本語、中国語、英語の出来る人、いませんか?」と大きな声で聞いた。

日本人で「私は、英語なら出来ますけど。」と言ってくれた人がいた。

僕   「すみません、ちょっと通訳してほしいんですけど。」

日本人 「え?英語で通訳ですか??」

この日本人は不思議がっている。ここは中国だから、当然だろう。

僕は、この日本人を連れて、僕の部屋に行った。
ここからは、もうメチャクチャだ。

僕       日本語で話す
          ↓
日本人    英語でホテルスタッフに話す
          ↓
ホテルスタッフ 中国語で王に話す
           ↓
王       中国語で話す
           ↓
ホテルスタッフ 英語で日本人に話す
           ↓
日本人    日本語で僕に話す
           ↓
僕       日本語で話す

まるで、伝言ゲームだ。こんなことで、うまく伝わるわけがない。

ホテルスタッフが、しびれを切らせて、部屋の電話を使って、電話している。

さっきの、日本語の話せる、女性スタッフを呼んでいるようだ。

10分後、女性スタッフが来てくれた。日本人には部屋を出てもらった。

(日本人のかた、有り難うございました。もし、また会えたら、お礼します。)(^o^)

僕は、女性スタッフに話しかけた。

「さっきの日本人に、お礼を言ってきますので、ちょっと待ってて下さい。」

僕は、部屋を出ると、急いで李さんに電話をした。出てくれるだろうか?

もし、李さんが出てくれなかったら、まずい。

よし、つながった!!

僕  「あ、李さん?久しぶり。時間がないから用件だけ言うね。後で、王から電話があると思うけど、昨日、S社長と一緒に、大連に来て、李さんに、仕事の通訳を、お願いしたことにしてほしんだ。」

李さん「何それ?」

僕  「時間がないんだ。とにかく僕は昨日、S社長と一緒に大連に来た。そして、李さんに通訳をお願いした。S社長は1人でカラオケに行ったけど、僕と李さんは午前3時頃まで仕事の話をしていた。そして、S社長は、今朝、北京に仕事で行った。そうしてほしい。」

李さん「よくわかんないけど、そう言えばいいのね。」

僕  「たのむよ。」

僕は電話を切り、急いで部屋に戻った。

僕は、王に話しかけた。王は、まだ泣いている。

僕 「彼女は、日本語が出来るから、何でも話して。」

王 「・・・知っている、さっきの手紙、翻訳してもらったから・・・。」

そうか、この女性スタッフに翻訳してもらったのか。王が話し始めた。

王 「あなたは、どうしてウソばかりつくの?本当は大連に来たの、今日じゃないでしょ?昨日来たんでしょ?ロビーで聞いたら昨日から、このホテルに泊まっている。」

僕 「・・・・・・・・・」

王 「さっき、あなたに抱きついたら、女の香水の香りがした。」

(そうか、マッサージの店で最後にシャワーを浴びるのを忘れた。)

王 「あなた絶対に女の人と会っていた。あの手紙は何なの?ひどい!許せない!」

僕 「・・・・・・・・・・」

王 「私にひどいことをして、謝るどころか、ものすごく怒って!」

僕 「・・・・・・・・・・」

王 「あの手紙だって、今日、女の人を入れたんでしょう?!この部屋で受け取ったんでしょ?!」

僕 「僕は朝、勝利広場に、王に逢いに行ってから、ホテルに戻ってきてないよ。」

王 「じゃあ、どうして手紙があるのよ!!」

僕は、女性スタッフに話しかけた。

僕 「ここのホテルは、お客の部屋に、勝手に人を入れるんですか?」

スタッフ 「そんなこと、絶対にしませんよ。」

僕 「今日の朝、この手紙はありませんでした。ところがさっき、部屋に入ったら置いてありました。どうしてですか?おかしいじゃありませんか?」

スタッフ 「それは、手紙を書いた人が、何号室に届けて下さい、とホテルのスタッフにお願いしたんですよ。ホテルのスタッフが置いたのです。勝手に人など入れません。信用に関わります。」

僕 「そうですか、わかりました。今のことを、王に通訳して下さい。」

スタッフが、王に話している。

王は、少し頷いたが、すぐ怒って

王 「誰が手紙を届けたなんて、関係ないでしょ?Tさんは、この手紙の女と一緒に泊まったんでしょ?関係ない話をしないで!!」

僕 「わかった、これから話すことは、全て事実だ。もし、信じてくれなければそれでもいい。僕を信用できないなら、しょうがない。」

王 「・・・・・・」

僕 「僕は、昨日大連に来た。これは、ウソをついて悪かった。でも、どうしても仕事の都合で、昨日、大連に来なければならなかった。連絡しなかったのは王が「電話をかけてこないで、私から電話をする」と言ったのもあるし、仕事に王は連れて行けないでしょ?しかたなく連絡しないで、昨日、大連に来た。」

王 「・・・・・・」

僕 「今回僕は、1人で来たんじゃない。S社長知っているでしょ?李さんと以前、付き合っていた人だよ。S社長も一緒に来たんだ。そして、李さんに仕事の通訳をお願いした。李さんも一緒にいたんだよ。」

王 「・・・・・・」

僕 「S社長は、午後9時頃カラオケに行こう、と誘ってきたけど僕は断った。王が嫌がるだろうし、悲しませたくなかったからだ。S社長は1人でカラオケに行った。僕と、李さんはずっと仕事をしていた。終わったのは、午前3時過ぎ、僕は王に早く会いたかったけど、こんな時間に、王に電話できないでしょ?」

王 「・・・・・・」

僕 「僕はホテルに戻った。S社長は、当然寝ていた。僕も寝て、朝、王に逢いに勝利広場に行った。ただ、それだけだ。僕は、王を悲しませることは、何もしていない。」

王 「そんな話、信じると思う?バカにしないで!じゃあ、あの手紙は何なの?」

僕 「だから、何度も言ってるでしょ?僕は、この手紙の女は知らない、会ったこともない。たぶんS社長が、1人でカラオケに行き、知り合った女だよ。僕がホテルに戻ったのは、午前3時。それまでS社長が、手紙の女とこの部屋で、何してようと僕には関係ないし、S社長の知り合いの女なんて、興味もない。僕は、王だけしか興味がないんだ。」

王 「じゃあ、どうして手紙があるの?あなたが今日、この部屋に女を入れたんでしょう?」

また、同じことを言い出した。

僕 「だから、この手紙を届けたのは、ホテルのスタッフだよ。もう一度言うよ。僕はこの手紙の女に、会ったこともない。全く知らない女だ。」

王 「じゃあ、何であなたの身体から香水の香りがしたの?どうして!!」

僕は笑って

僕 「それ、ヤキモチ?嬉しいな。香水の香りは、マッサージに行ったんだよ。王が仕事していて、時間が余ったから、一度行ってみたかったんだ。中国のマッサージは有名でしょ?女の人にマッサージしてもらったからだよ。」

王 「普通のマッサージなの?」

僕 「え?どういう意味?わかんない。」僕はとぼけた。

王 「スケベなマッサージなんじゃないの?普通のマッサージだった?」

僕 「スケベなマッサージって、何?どういうマッサージ?僕がしたのは、背中押してくれたり、足を揉んでくれたり・・・。」

また、とぼけた。

王 「S社長は、どこにいるの?一緒に来たなら、ここに呼んで!」

僕 「S社長は、今朝、仕事で北京に行った。本当だ。李さんに聞いてみなよ。」

王 「李さんに、電話して聞いてみるよ。いい?」

僕 「別にいいよ。全て事実だから。」(全てウソだ)

王が、李さんに電話をした。

僕はもう大丈夫だと思った。中国人、特に李さんのような女は、ウソが上手い。

王が、電話を切った。

王 「・・・・・李さん、本当だって、言ってた。」

僕 「当たり前だよ。僕は王にウソつかない。」

王 「その手紙・・・・」

王は、手紙が気になっているようだ。手紙に携帯番号も書いてある。

でも、電話は出来ないはずだ。もし、S社長の知り合いの女だったら、王が恥をかくことになる。

そうは思ったが、電話されたら全てがパーだ。1つの賭だった。

王 「その手紙、見たくないから、この場で破り捨てて。」

僕はホッとした。

僕 「じゃあ、王が破り捨てなよ。」

王に手紙を渡すと、王はビリビリに破いて、トイレに流してしまった。

女性スタッフが「あ!」と声をあげたが、流してしまったものはしょうがない。

しかし、ホテルスタッフがいる前で、手紙を流すとは・・・・。

王は常識がないのか?

それとも、よっぽど頭にきていたのか?

しかし、今回でS社長は、かなりの悪者になってしまった。何かおみやげを買っていこう。

僕も王に聞きたいことがあった。

僕 「ねえ、どうして最近、「電話してこないで」、と言うの?」

王 「・・・・・・・・」

僕 「前は、僕の電話、喜んでいたでしょ?それなのに、お母さんが入院したあたりから、「私から電話する、あなたからかけてこないで」って、言うようになったけど、どうして?」

王 「・・・・・・・・」

僕 「それなのに、王から電話があったのは5月は3回だけだよ。」

王 「・・・・・・・・」

僕 「僕は、嫌われたのかと思った。でも、今日勝利広場で逢ったらものすごく喜んでくれた。どうして僕から電話したらいけないの?」

王 「・・・・あなたは、いつも女の人を通訳に使う。女の人と一緒にいる。」

僕 「え?」

王 「夜、女の人と一緒にいるのがイヤなの。いつも電話かけてくるときは女の人だから・・・。」

僕 「そんなことないよ。王からかけてきたときは、すぐかけ直すから、女はいないでしょ。僕と王だけで話してるじゃない。」

王 「でも、会話が短いし、いつも同じ会話じゃない。」

僕 「それはしょうがないよ。まだ、お互い言葉が通じないんだから。」

王 「あなたから、かけてくるときは、女の人、私からかければ、ほとんど話せないあなたが、男の人にお願いしてかけてきてくれれば、いいんだけど・・・。」

僕 「僕の知り合いに、中国語を話せるのは、女しかいないんだ。我慢して。」

王 「じゃあ、あなたの社員にお願いすればいいじゃない。香港で中国語 話していたでしょ?。どうして女の人にお願いするの?」

僕は答えに迷った。まさか、王は香港で売春婦をやっていたから、社員には紹介できないんだよ、なんて言えやしない。

そもそも、大連に来ているのだって社員には、仕事で香港に行くと言って来ている。僕の会社は小さいが社員達はそれなりに頑張っている。

僕が会社を休んで、女に会いに大連に来てるなんて知れたら、大変なことだ。(いまは、知っています、それ程大袈裟に、考えることではなかった)

でも、僕から王を好きになり、王はカラオケの仕事はしないと約束してくれ日本語を覚えてくれている。

昼間の仕事もちゃんとやっている。

王は、今日、働いている店の店員に「私の恋人」と言って、
僕を紹介してくれた。

それなのに、堂々と紹介できないのは、王が可哀想だ、気の毒だ。

僕 「とにかく僕は、王の声が聞けるだけでいいんだ。王がコールしてくれたらいつでもかけ直す。今は同じ会話だけでいいんだ。日本語学校行ってまだ2ヶ月経ってないだろ?話せなくて当然なんだ。今はゆっくり覚えてくれればいい。必ず話せるようになるよ。」

王 「そういえば、Tさんの中国語、ひどい。私この手紙わかんなかった。」

王はバックから、僕が送った手紙を取り出した。

僕がお守りと一緒に送った手紙だ。

スタッフと一緒に笑いながらみている。特にスタッフは大笑いだ。

王 「これ、自分で書いたんでしょ?」

僕 「いや、パソコンで翻訳したらそうなった。もう使わないよ。」

王 「そうだよ。私が書いた手紙のように、自分で努力して書かなくちゃ。」(よく言うよ、あれは、李さんが書いたのを丸写し、しただけじゃないか。)

おかしくて笑いそうになった。

王 「もう、Tさんの中国語より、私の日本語のほうが上手いよ。お互い頑張りましょう。」

一時はどうなるかと思ったが、機嫌はなおったようだ。

今回は、王を散々悲しませてしまった。もっと、大切にしなくては。

7月に入り、8月、3人で大連に行く日が迫ってきた。

3ヶ月逢えないと、さすがに辛い。

5月に行ったときは、王を悲しませたので、今回は仲良くしたい。

やはり、言葉の壁が大きいと思う。僕の馬鹿な行動にも、問題有りなのだが・・・・。

社員は「僕に通訳を任せてもらえれば、バッチリですよ。」と息巻いていたがあんな中国語じゃ、どうしようもない。

王は、頑張って日本語を勉強しているが、まだまだだ。

そういえば、王のお父さんの会社から、家賃の半分支給されるのは、7月まででその後は、全額負担になるから、王はどうするんだろう?

福建省に帰るのか?

それとも全額負担して、大連に残るのか?

聞いてみたら、大連にしばらく残るみたいだ。まあ、苦しかったら僕の援助額を増やせばいいだけなので、それほど問題ない。

社員達は、一生懸命、大連の情報を集めている。

どうせ、女を買うことで、頭がいっぱいなのだろう。

お持ちの相場、飲み代、店など仕事そっちのけで、大連の話で盛り上がっている。

僕にも色々聞いてくる。

馬鹿な奴らだ。あまり、日本人の評判を落とさないでくれ。
(はまった男のT、お前が言うな!評判を落としているのはお前だ!って感じですね(>_<))

いろいろ情報源があるものだ。

S社長から、この掲示板を教えてもらった。

S社長は、この掲示板を、毎日見ているらしい。

そういえば、S社長がウチの会社に来たとき、この掲示板に
なんか書き込んでいた。

通訳のお礼を、書き込んでいたと思う。

社員達が、この掲示板を見て、「ここの店に行こう、いや、ここもいいな。」とか言っている。

特に、たくさん書き込みがある店のスレッドを見ている。

人間の心理として、評判が悪い店でも、レスが、多い店に行きたくなるらしい。

社員達は、「絶対に悠悠と、ステラには行くぞ!」と言っている。

どちらも、この掲示板で、ボロくそに書き込みされているところだ。

社員達が帰ってから、僕も、掲示板を見てみた。

スレッドは沢山あるが、レスは少ない。

掲示板としては、少し寂しいような気がした。

とにかく、8月は、僕は王と逢い、社員達は自分たちの集めた情報で勝手に遊ばせていよう。

社員の1人は僕より年上で、結構遊び慣れているから大丈夫だろう。

8月になり、僕達は、大連に旅立った。今回は仲良くできるかな??

大連に着いた。王が空港まで迎えにきてくれた。王を社員に紹介する。

王には、社員とは初めて会う振りをしてくれと、口裏を合わせておいた。

社員 「写真より、ずっと可愛いですね。香港のコより可愛いんじゃないですか?」

(だから、同じ女だよ。)僕は苦笑した。

社員が中国語で王に話しかけている。

簡単な言葉なら通じているが少し難しくなると、言葉が詰まる。勢いでなんとか、会話している感じだ。

やはり、通訳は無理そうだ。僕と王だけでなんとかなるだろう。

今回、社員は南山ホテルにし、僕達は旧ヒルトンホテルにした。

王の家に泊まっても良かったが、社員達は、僕が王と逢うのは2回目だと思っているので、さすがに王の家に泊まるとは、言えなかった。

社員達と別のホテルにした理由は、社員達が、女をお持ち帰りしている姿を、王に見せたくない。

南山ホテルは、周りに緑が沢山あり、静かだし、ここは気に入った。

僕達がこっちにすれば良かった。社員達も、良いホテルだと言って、喜んでいる。

みんなで食事をした後、社員達は、悠悠に行きたいと言い出した。

僕はチラッと王をみて、

僕 「一緒に行ってもいい?」 

王 「絶対にダメ!あなたは、私に逢いに来たんでしょう?」

僕は、悠悠に行くのを諦めた。(今でも、行ったこと無いんですよ。(T_T))

しばらくして、社員から電話があった。

社員「悠悠は、お客がいっぱいで入れなかったんですよ。どこに行けばいいですかね?」

僕は、そんなことで電話をかけてくるなと、言いたかった。

しかし、本当か?

そんなにお客がいるのか?掲示板でボロくそ書かれているのに?

悪い評判でも、話題になった店の勝ちなのだろう。

僕は王と二人だけになった。

王 「今回は、どうして社員と一緒に来たの?」

僕 「王を紹介したかった。王みたいな可愛いコを見せたかった。今までゴメンね。」

王 「ありがとう。でも、どうして謝るの?」

僕 「ううん、何でもない。」

何てことなかった。

もっと早く、堂々と紹介していれば良かったんだ。

僕達はホテルに戻った。

夜、僕達が寝ていると、王の電話が鳴った。

王が眠そうな声で、でる。

王「・・・・・・・・・・・・」

電話の相手「・・・・・・・・・・・・・・」

北京語ではない。

福建語か上海語だ。夜なので相手の声が電話からもれてくる。

明らかに男の声だ。王が激しい口調で、言い返している。

あの上海の男か?まだ、あの男と付き合っているのか?

一体何を話しているんだ?僕は、イライラしたが、王の電話を奪い取って切る訳にもいかない。

しばらく話していて、王が電話を切る。明らかに不機嫌だ。

僕 「どうしたの?誰と話していたの?」

王 「お母さんと。・・・・・もう!!」

王が舌打ちをした。

まだ、お母さんと福建語で話した、と言うウソを付く気なのか?

僕が、そのウソに、気付いていないとでも、思っているんだろうか?

僕は、どうすればいいのか、わからない。

明らかにウソなのに「ウソを付くな!男と話していたんだろう!!」と言えない。

僕は、イライラして眠れないので、ベットから起き出し、タバコを吸い始めた。

王は、何も言わず、部屋を出て行こうとする。

こんな時間にどこに行くんだ?

僕は、引き留めなかった。

なかなか帰ってこない。

電話をしても、コールするだけで、でない。

僕は、心配でほとんど寝られなかった。

朝になっても、王の姿はない。

ホテルに戻ってこなかったのだ。

どこに行ってしまったんだ?

僕は、王を待った。僕の電話が鳴る。

僕  「もしもし?王?」

社員 「おはようございます。もう、起きていたんですか?」

社員からだった。朝食を一緒に食べませんか?と言ってきた。

僕  「お前たち、女の子は?」

社員 「それがひどいんですよ、聞いて下さいよ。」

僕  「ご飯を食べながら聞くよ。今、ホテルから出られないから、お前たちがこっちに来てくれない?」

社員 「わかりました、そっちに行きます。」

しばらくして、社員達が僕の部屋に来た。

社員には、王は今、用があって家に帰っていると言った。

社員 「ひどいんですよ。もう、頭にきましたよ。」社員が怒りながら話す。

結局、昨日は外商クラブの中式でお持ちしたらしい。
女の子と朝まで1500元の約束をしたが、一回して女の子が帰ると言い出した。
サービスも悪いし、チップもよこせ、最悪だったと言っている。

よくある、つまらない話だ。僕は、こんなくだらない話を聞く気になれず

僕  「朝食を食べてきなよ。」

社員 「社長は、食べないんですか?」

僕  「ちょっと、部屋を空けられないんだよ。」

王はカードキーを持っていない。

社員 「朝食を食べないのなら、どうして僕達を呼んだんですか?」

文句を言ってきた。
社員達が部屋を出て行った。

しばらくして王が戻ってきた。

王は、疲れた顔をしている。
僕は心配したんだぞ!眠れなかったんだぞ!
僕は王を抱きしめ、

僕 「心配だった。どこに行ってたの?」

王 「ごめんなさい、家に用があって・・・。」

僕 「何も言わないで、出て行ったじゃない。どうして?」

王 「ごめんなさい。」

僕 「電話も出ないで・・・・・。」

王 「ごめんなさい。」

僕 「お腹空いてる?ご飯食べに行こうか?」

王 「疲れているから、眠りたい。」

僕 「わかった、僕は食べてくるから、寝てて。」

僕は、1人で朝食を食べに行った。

王、疲れてるみたいだ。あの電話がきてからだ。

とにかく戻ってきてくれて、よかった。

朝食を食べ終わり、部屋に戻ると王は寝ていた。
僕は、王の携帯電話に手を伸ばした。王の携帯を勝手に見るのは2度目だ。
着信履歴を見ると、同じ番号がいくつもあった。この番号が、上海の男か?

僕はその番号を、自分の携帯電話にメモリーした。

福建省に行ったときに見た、老公 ○○○の名前はない。

この番号は、同じ人物か?

たぶん、同じ人物だろう。

老公 ○○○の名前が消えただけでも、喜ぶべきなのか?

僕は、この番号にかけてみようと思ったが、言葉が通じないし、そんなことをしたら李さんの携帯電話に勝手に電話してきた非常識なこの男と、一緒になってしまう。

僕は、しばらく様子を見ようと思った。

昼過ぎ、王が起き出した。

王 「昨日はごめんなさい。」

僕 「もういいよ、戻ってきてくれてよかった。」

王 「心配だった?」

僕 「当たり前だろ?心配で、眠れなかったよ。今度は僕が眠くなってきた。」

王が笑う。

王 「あなた、寝てていいよ。ごめんなさい。」

僕 「ちょっと待って。」

僕はバックから8000元取り出して

僕 「はい、これ。頑張って勉強してね。」

王 「いくらあるの?」 

僕 「8000元だよ。」

王 「そう・・・。ありがとう・・・。」

なんか、おかしいな?

今まではもっと喜んでいたのに。疲れているからかな?

僕は眠かったが、王と一緒に昼食を食べに行こうとした。

王 「わたし、ケンタッキーで、何か買ってくる。あなたは疲れているから寝てて。」

僕 「一緒に行こうよ。」

王 「わたし1人で大丈夫。ちょっと待ってて。」

僕は、王が帰ってくる前に寝てしまった。

夕方目が覚めた。王が目の前で微笑んでいる。僕は王を抱きしめた。

しばらく抱き合っていた。

テーブルの上にケンタッキーの袋が置いてある。

僕 「買ってきてくれたの?ありがとう。一緒に食べようよ。」

王 「うん!わたし、お腹空いた。」

僕 「先に食べててよかったのに。」

王 「朝食、一緒に食べられなかったから・・・。食べよう!」

王が袋から取り出してくれた。

その時、王の携帯が鳴った。

また、福建語か上海語で話している。

僕は、王が買ってきてくれた、ケンタッキーを食べ始めた。

王が怒鳴りはじめた。

一体何を話しているんだ?

僕は王を見つめたが、王は全く気付いていない。
かなり長い電話だ。

やっと終わった。僕はケンタッキーの袋を1つ渡し

僕 「一緒に食べようよ。」

王 「いらない。」

僕 「どうして?お腹空いてるでしょ?食べようよ。」

王 「いらないって言ってるでしょ!!」王が怒鳴った。

僕 「・・・・・・どうして怒るの?王、なんか変だよ?」

王 「しつこいよ!食べたくない!」

王がバックから、僕があげたお金を取り出し
王 「これじゃ足りない!8000元じゃ、足りないよ!!」

僕は、驚いた。

今まで王は、僕があげたお金は、ちゃんとお礼を言い、そのお金の中から、食事代などを出してくれていた。

それが、今回はどうして足りないなんて言うんだ?それも怒りながら。

王 「1ヶ月、4000元くれる約束でしょ?この前あなたが大連に来たのは5月、今は8月。どうして12000元じゃないの?約束が違うじゃない!!」

僕 「・・・・・・・」

王 「わたしのこと、愛してないの!?どうして12000元くれないの!?」

僕 「・・・・・・・」

王 「わたしはお金が欲しいの!必要なの!!これじゃ、足りないよ!!」

王、泣いている。泣きながら怒鳴っている。

どうしてこんなことを言うんだ?王はこんな女だったのか?

こっちが泣きたいくらいだ・・・・・。

通訳がいないので、筆談、ゼスチャー、全て会話にしました。
あまり突っ込まないで下さい。

王は泣きながら話を続ける。
王 「あなたはウソつきだ!わたしのことを愛していない!」

僕 「・・・・・・愛しているよ。本当だ。」

王 「じゃあ、どうしてお金をくれないの?わたしよりお金が大切なの!?」

僕 「王の方が大切に決まっているよ。」

王 「じゃあ、お金を頂戴!約束を守って!!」

僕 「僕は、前回5月28日に大連に来た。今回は8月2日、確かに月は3ヶ月だけど、実際はまだ2ヶ月しか経っていない。だから8000元にしたんだ。僕は約束を守っている。」

王 「言い訳しないで!お金をくれるの!?くれないの!?」

僕 「・・・・あげない。僕は約束を守っているから。」

王 「わたし、香港に行くよ?またカラオケで働くよ?それでもいいの!?」

僕 「それは、自分で考えて自分で決めな。もう、大人でしょ?」

僕は、頭にくるより、ショックだった。

まさかこんなことを言われるとは・・・。

王 「わかった、もういい!わたしとあなたは、もう終わりね?それでいいのね?」

僕 「それは、王が決めて。でも、僕は王のことを、まだ愛しているから。」

僕は、荷物をまとめ始めた。これは、演技だ。

王 「何しているの?どこに行く気よ!」

僕 「チェックアウトして、社員のホテルに行く。もう、僕は明日、日本に帰るよ。」

王は少し驚いて

王 「・・・・・・どうして?」

僕 「今回は、王と仲良くできない。だから、明日帰る。」

王 「・・・・・・・・・。」

僕は、演技を続けた。
荷物を詰め終わった。

王、引き留めてくれるよな、まさか引き留めないつもりじゃ・・。

僕は部屋を出た。1Fのフロントに向かう。王は引き留めに来ない。

僕は明日、日本に帰る気など全くない。

しかし、王が引き留めに来ないまま、フロントに着いてしまった。

僕は、明日の航空券など持っていないし、ホテルの予約だってあと、4日ある。

でも、今更部屋には、かっこわるくて引き返せない。

どうしよう・・・。

僕はとりあえず、フロントで両替することにした。

もし、王が謝って、帰らないでほしいと言ってくれたら、あと4000元あげよう。

何も言ってこなかったら、南山ホテルに泊まって社員達と一緒に行動しよう。

でも、社員達は3泊4日、僕は5泊6日なので、明後日からは、1人で行動することになる。

つまらないな、せっかく王を社員達に紹介できて、楽しく過ごしたかったのに。

僕は、両替が終わると、4000元は別にして、バックの中に入れた。

しばらく待ったが、王は来ない。

本当にチェックアウトしようと思ったら、王が走ってきた。
僕はホッとした。やっぱり王と一緒にいたい。
それに、ここのホテルは、日本語が出来るスタッフがいる。
僕は、スタッフに、少しだけ通訳をしてほしいと、頼んだ。

スタッフが通訳をする。王は、大きな声で話し始めた。

王 「帰らないで!どうして急に帰るの?」

僕 「・・・・・・・」

王 「わたしに逢いに来たんでしょ?どうして?どこかにいくの?」

僕 「・・・・・・・」

王 「どうして黙っているの?何か話してよ!」

僕 「あんなこと言われたら、誰だって怒るし、一緒にいたいと思わないよ。」

王 「お金のこと?それは、あなたが約束を守らないからじゃない。」

僕 「まだ言っているの?前回逢ったのは5月28日、今回逢ったのは8月2日、まだ2ヶ月しか経っていないよ。僕は約束を守っている。」

王 「じゃあ、それとは別に4000元頂戴。」

僕 「どうして?一体何に使うの?」

王 「あなたには、関係ない!とにかく頂戴!」

4000元位だったら、別にあげたっていい。

現に、両替をしてバックの中に4000元用意してある。

しかしこんな言われかたをされると、あげる気も無くなる。

僕 「あげない。僕は、社員のホテルに行く。理由もなくお金はあげないよ。」

王 「ちょっと待ってよ!社員のホテルに行ってもいいから、お金は頂戴!!」

僕は、段々腹が立ってきた。

通訳してくれているスタッフにも恥ずかしいし王は大きな声で話すから、周りにいるスタッフやお客にも聞こえているだろう。

僕に恥をかかせて!

何なんだ?この女は!

僕 「もういい、王は家に帰りな。僕はチェックアウトする。」

王 「ちょっと!お金をおいてって!!」

王が、僕のバックを盗ろうとした。

僕は怒りが頂点にきてバックの中から、用意していた4000元を取り出し王の顔に投げつけた。

100元札が宙を舞う。

ホテルのスタッフ、お客、まわりの人が唖然としている。

王は、その場に座り込み、泣いている。

周りには100元札が散らばっている。

僕は、チェックアウトをお願いしたが、今の状況を見ていたスタッフ達がさせてくれなかった。

それどころか、僕に文句を言ってきた。

恥ずかしい、この場を早く離れたい・・・・。

まわりの人達が、お金を拾ってくれた。

集めたお金を僕に渡す。

僕は、泣きながら座り込んでいる王を立ち上がらせた。

王が立ち止まり、誰かに電話している。王が電話を僕に渡した。

「Tさん、なに泣かしてるのよ!今から、そっちに行くから。」李さんの声だ。

僕と王は、部屋で李さんを待った。

待っている間、拾ってくれたお金を数えたら、3200元しかない。

僕が投げたのは、間違いなく4000元だ。

さすが中国だ・・・・。

どうして王は、急にお金をくれなどと言い出したのか、わからない。
どうも、昨日の、夜の電話からおかしい。

あの電話から、王は夜中、部屋を出て行ったり、今日も電話の後、急に怒り出し、お金が足りないと言い出した。

電話の男、上海の恋人に、お金を要求されているのか?

李さんがやってきた。

僕は、李さんを廊下に連れ出し、李さんに演技を頼んだ。1つ間違えれば、大変なことになる演技だったがこの演技に賭けてみようと思った。

李 「そんなこと言うの?大丈夫?」

僕 「大丈夫。王は昨日の電話から、おかしくなったんだ。それに、上海の恋人のことも、いいかげん、ハッキリさせないと。」

李 「わかった、でも私、上手く演技できるかな?」

僕と李さんが、部屋に戻る。そして李さんが、王に話しかけた。

李 「王さんが、昨日の電話からおかしい、今日の電話も、話し終わってから急に怒り始めたって言っているよ。Tさん、すごく心配している。」

王 「・・・・・・・・・・」

李 「さっき、どうしてTさんが、私のこと廊下に連れ出したか、わかる?」

王 「・・・・わからない。」

李 「Tさん、心配で、昨日と今日、あなたが電話していた時の会話を録音していたのよ。日本の携帯電話は、録音機能が付いている。」

王 「・・・・・・・・!!」

李 「さっき廊下で、王さんが、昨日と今日、話していた会話を聞いた。福建語じゃなくて上海語で話していたね。」

王 「・・・・・・!!!!!」

もちろんウソだ。日本の携帯電話に、録音機能など無い。
王の顔が真っ青になった。李さんは演技が上手い。

李 「王さんには黙っていたけど、私、上海語が出来るの。上海に長く居たから。」

王 「!!!!!!」

王がさらに青くなる。手が震え始めた。

李 「2月に、3人で日本料理屋に行ったでしょ?あの時、王さん、上海語で恋人と話していたでしょ。私も、Tさんも2月の時点で、上海の恋人のことは知っていたのよ。お金を要求されていることも。」

王 「・・・・・・・・・・・・」

李 「そして、さっき聞いた、録音された会話も、同じ上海の恋人ね。」

王 「・・・・・・・・・・・・」

李 「私、Tさんが可哀想で、通訳できなかった。王さん、ひどいじゃない?Tさんと付き合いながら、上海の恋人とも付き合って。」

王 「・・・・・・・・・・・・」

王が、また泣き始めた。

李 「録音された会話を、Tさんに通訳していい?それとも、自分で話す?」

王 「わたしが、黙っていてと言っても、Tさんに通訳しちゃうの?」

李 「Tさんは、あなたの恋人でしょ?もう、ウソつくのはやめた方がいいよ。正直に話そう。王さんが黙っているなら、私、通訳するよ?どうする?」

王 「わかった、正直に話す。でも、上海の男は本当に恋人じゃないの。」

李さんの演技力の勝利だ。

中国人はどうしてウソが上手いのか?

王は、正直に話し始めた。

上海の元恋人のこと、香港で売春をやっていたことお金のこと、全てが理解できた。

1人で苦しんでいたのか、可哀想に・・・・。

王は以前の会社の上司と付き合っていた。

福建省の王の家で見た写真の男だ。

その彼と、結婚を考えていたことは、王の家で聞いたから知っている。

王と二人で相談して、結婚する前に上海に60万元で家を購入した。

上海で60万元だと、小さなマンションだろう。
しかし、2人にとっては愛の城だ。
10万元頭金に入れ、残りの50万元を10年ローンにした。
約、月4300元の返済だ。
そんなに返済できるものなのか、疑問に思ったがその彼は月7000元の収入があった。

ところが、彼は会社をクビになった。

王は、理由は教えてくれなかったが、何かミスをしたのか?
しばらく仕事が見つからないで、いまでも無職だ。
多少の蓄えがあっても、頭金でほとんど使ってしまったので、すぐ底をついた。

しかし、月々の返済はしなくてはならない。
王も同じ会社で勤めていたが王の、その会社での給料は2000元ちょっとで、とても返済が追いつかない。

そして、今年の1月(去年になってしまったが)カラオケクラブで勤めることになった。

香港にしたのは、近くだと知り合いにバレる恐れがあるし、なにより稼げる。

王の勤めていたカラオケクラブは、チップだけで2時間500香港ドルもらえる。

そこで、僕と知り合った。(初めて会ったのはマクドナルドだが・・・)

王が、彼の変わりに返済していたのだ。

返済時期になると必ず、しつこいくらいに電話がくる。
だから、王は電話の後、不機嫌だったのだ。

だんだん婚約者に対する愛情は、薄れていったみたいだ。
それは、電話の対応でもわかる。今は愛情は、全くないと言っている。

婚約者が次の仕事が見つかるまでは、王が返済すると約束したので、仕方なく返済していた。
だから、僕が約束を破って、お金を渡さなかったら、あれほど怒ったのか。(実際には、約束を破ったわけではないのだが。)

お金が必要と言うこともあったし、王は約束を守って、返済しているのだからあなたも、約束を守って!と言う意味もあったのだろう。

しかし、婚約者のために身体を売るというのは、ちょっと信じがたい。

それほど愛していたのか?ほかにも理由があるのでは?
と思ったが、あえて聞かなかった。

しかし、李さんが、上海語が出来て本当によかった。

そうでなければ、この事を知るのに、もっと時間がかかっただろう。

王に対しての不信感も、大きくなっていたに違いない。

李さんが通訳をする。

僕 「彼は王が香港のカラオケで働いていたことを知っているの?」

王 「・・・・・・わからない。」

ホントかな?疑問に思ったが、それ以上聞かなかった。

僕 「マンションの名義は、誰なの?」

王 「彼の名義。」

僕 「じゃあ、彼のマンションの返済のために、僕のお金が使われていたのか。」

王 「・・・・・・・・・」

王の、今の収入は月1000元、とても返済できるわけない。

僕 「彼のこと、まだ愛している?」

王 「・・・・愛してるわけ無いでしょ?わたしに迷惑ばかりかけて・・・。」

僕 「彼は、どうなんだろう?まだ、王のこと愛しているのかな?」

王 「・・・・わからない。」

とにかく事情がわかったので、早く対策しないと。

僕 「ねえ、王。彼と一度話をしたいんだけど、会わせてもらえない?」

王 「・・・・・・・・」

僕 「彼は、僕のこと知っているんでしょ?以前、李さんの携帯に彼から電話があって、僕と李さんのことを聞いてきた。」

王 「・・・・・・・・」

僕 「どうなの?僕のこと知っているの?」

王 「・・・・・・知っている、恋人だということも。」

僕 「それなのに、王に返済させていたの?どうしようもねえ奴だなあ。何でそんな奴、好きになったの?」

王 「・・・・・・・・・」

僕は腹が立って、言葉使いが荒くなった。

僕 「ねえ、僕と彼、どっちが好き?」

王 「あなたに決まっているでしょ?」

僕 「もう、彼と会えなくなっても、構わない?」

王 「・・・・もう、会いたくもないし、話したくもない。その必要もない!」

僕 「わかった、じゃあ、彼に会わせて。彼は今どこにいるの?」

王 「・・・・・上海にいる。」

僕 「王が返済しているマンションに住んでいるの?」

王 「うん。」

自分は仕事もしてないくせに、王が返済しているマンションに住んでいるのか。

僕は、ますます腹が立った。

僕は李さんに
僕 「李さん、一緒に上海行ってくれない?」

李 「まさか、私に通訳させるの?」

僕 「当たり前じゃない。」

李 「私、やだなあ、以前、電話で怒鳴り合ったし、彼には会いたくないよ。」

あまり、李さんに迷惑をかけるのも可哀想だ。

今まで散々迷惑をかけた。

僕 「わかった、通訳はほかに捜す。王、とにかく僕が今回、中国にいる間に話をつけよう。このままじゃ王、倒れちゃうよ。彼に連絡して。」

王は、連絡を取った。

元恋人は、僕が出てきたことに、驚いていたが会って話をしよう、と言うことになり、場所は、またこっちから連絡することになった。

僕達が上海に行けばいいのだが、それには抵抗があった。

こちらから上海に行くのは、元彼氏の言いなりみたいで、シャクにさわる。

大連と、上海の中間をとって、北京で会うことにした。(中間ではないが)

ちょうど、王のお母さんも、北京の親戚の家に、遊びに来ているそうだ。

元彼氏も、北京でいいと言っている。(旅費は僕が出すと言ったので)

僕は、通訳を捜すことにした。
しかし、北京か。通訳をやってくれる知り合いはいない。
中国人の通訳だと、元恋人に、都合のいい通訳をされると困る。

僕は、中国に顔が広い、S社長に相談した。

S社長が、ビジネス通訳に使っている、日本人通訳のSくんを紹介してくれた。
その日本人通訳のS君は、北京在住で、ビジネス通訳、ガイドの仕事をしている。
歳を聞いたら、24歳と若いので、少し心配だった。上手く通訳してくれるだろうか?
僕は、その通訳のS君に、電話をかけた。

僕  「もしもし?Tですけど。」

S君 「初めまして、Sと申します。S・K社長のご紹介のかたですね?」

僕  「初めまして。それで、通訳をお願いしたいんだけど。」

S君 「わかりました。いつ、北京に来られますか?」

僕  「ちょっと、急で申し訳ないんだけど、明日お願いしたいんだ。」

S君 「わかりました。北京に着いたら、お電話下さい。」

僕  「ちょっとまって。」

僕は李さんに電話を渡し

僕  「この通訳、中国語上手いか、話してみて。」

李  「わかった。」

李さんに、この通訳が、中国語が上手いかどうか、試してもらった。

李さんとS君が中国語で話している。

李さんが僕に電話を渡し

李  「彼、すごいよ。日本人でこんな上手い中国語、聞いたことない。中国人と話しているみたい。」

僕  「じゃあ、大丈夫だね。」

僕は、安心してS君に通訳を頼むことにした。

そして、北京に飛び立った。

北京空港に着き、S君に電話をした。これからタクシーで待ち合わせ場所の長富宮飯店(ニューオータニ)に向かうと告げると、

S君「私も向かいます。」と返事が来た。

王の元恋人は、どんな人なんだろう?

S君は先にきていた。腰が低く、若いのに言葉使いも丁寧で、第一印象は良かった。

王も、S君の中国語の上手さにビックリしている。

S君に、今までの事情を、簡単に説明した。
S君は笑いながら
S君 「そのような通訳は、初めてですね。」

僕  「でも、5月にS・K社長がS君のおかげで、今まで口説いていた女の子と付き合えるようになったって、言っていたよ。」

S君 「あの件ですか・・・。彼女を落とすには、大変でした。」

僕  「本当に、S・K社長、S君にビジネス通訳を頼んでるの?女口説くために、通訳を、お願いしてるんじゃない?」

S君 「いや、どうでしょうね・・・・。」 笑いながら答える。

S君はとても話しやすい。同じ日本人ということもあるし、気さくですぐに、冗談を言える仲になった。

僕は王に
僕 「S君は、李さんより遙かに通訳が上手いから、何でも話して大丈夫だよ。」

王 「あなたも、S君くらい中国語が出来れば、わたし達、苦労しないね。」

僕 「僕は、時間がないし、王の日本語学校のお金は、あげているんだから王が覚えないとダメだ。早く、僕のために覚えてね。」

王 「うん、わたし頑張る!」

王、なんか明るいな。飛行機の中では、元恋人に会うので、暗かったがS君の中国語の上手さと、僕とS君の2人の男がいるから、安心したみたいだ。

ホテルの喫茶店に入り、王の元恋人がやってきた。

・・・写真で見た男と同じ人とは、思えない。

写真ではカッコイイ自信に溢れる男に見えたのだが、目の前の男は疲れて、いかにも仕事をしていないニートみたいな感じだ。

僕は、とりあえず上海ー北京、往復の旅費を渡した。
男は何も言わずに受け取る。

僕は、本題に入っていった。

王には、これから金銭の要求は一切しないこと
会うのはもちろん、電話も一切しないこと
早く仕事を見つけること上海のマンションは、人に貸して、その家賃を返済に当てること、その条件を呑めば、家賃の約3ヶ月分の12000元を渡すと言った。

男はあっさりと条件を呑んだ。こうなることを、予想していたのだろう。

そしてお金を受け取る。

S君は、お金は渡す必要は無いと言ったが、僕はこの男が少し可哀想になった。

以前は、王の恋人で写真では2人とも、これ以上ない笑顔で抱き合っていた。

2年半後、こんな形で、もう二度と会えなくなるのは、男に同情する。

王は、バックの中から、くしゃくしゃになった50元札を男に渡そうとした。

王が今持っている、全財産だ。

男は受け取らずに

男 「話はすんだようだから、俺は帰るよ。」

王 「あなた、今日、上海に帰るの?」

男 「北京には、用はないから・・・。」

王 「そう・・・。気を付けて。早く仕事を見つけて。頑張って!」

男 「・・・・・・・」

男は少し笑った。男と王の最後の会話だ。

王の目に涙が溢れてる。

男は去っていった。

王は泣いている。

声もあげず、涙だけが落ちてる。

ここまで泣いている王を初めて見た・・・・。

修羅場ってた所に婚約指輪

先月のできごとです。

私子22歳
彼男25歳

元女(彼男の元カノ24歳)

1年前から彼男と付き合っていたんだけど、今年になって元カノの存在が浮き彫りになってきた。
元カノは彼男の元同僚で、めちゃくちゃ可愛かったらしい。
職場ではアイドルのようにもてはやされていたとか。
そして今はその容姿をいかしてアイドル活動をしている。
アイドルとしてはちょっぴり有名です。

その元カノの話については彼男の友達から聞きました。
元カノは凄く未練たっぷりで別れたらしい。
ちょっと心配になってしまったんですが…
初めはすごいビックリしたけど、インターネットとかで調べてみたら凄い情報が出てきて、芸能人なんだ、遠い人なんだなーって思ってた。

彼にそれとなく聞いてみました。

私「何か噂によると元カノがアイドルなんだって彼男くんw」
彼「えっなんで知ってるの??」
私「実は●君(彼男の友達)から聞いたんだよねっ。そんな話初めて聞いたけどビックリしたw思わずインターネットで調べちゃったよw」
彼「別に話す必要ないかなと思ったし、昔のことだから。」

彼はあんまり昔どうだったとかいう話をしたがらないのは知っていたけど、態度が急に変わって少し怖かった。
それ以上聞けない雰囲気になり、気かなったです。

しかし、深夜番組とかに出ている所をなぜかいつも発見してしまうので、イヤでも気になりだしてしまって…。
色んな要素(彼が全く話したがらない、元カノとは5年付き合ってたなどなど)が積もって、だんだん「まだ好きなんじゃ…」とか思ってしまいました。

決定的だったのは、彼の家のパソコンで遊んでいた時。

彼はインターネットでお洋服とか見てるだけで、全くパソコンに詳しくなさすぎるんですが、最近パソコンを触っている時間が長い。
何してるか聞いたらいつもお洋服の画面で、それ前も見てたのにまた見てる!っていう時が頻繁にあって、なんか怪しいと思い、なんとなく履歴を見ました。

すると出てくる出てくる元カノの検索結果やらHPやらwwwww

どこまで調べてるんだっていうぐらいw

これを見てたから長時間パソコンから動かなかったんだ、納得しました。
そして私は「やっぱり気になってる…やっぱり好きなんだ!!!」と思ってしまいました。

聞きたいけど、また怖い態度になるのは避けたかったので、彼が寝ている時に携帯を拝借。
何もなかったら謝らなきゃなーとか思って開きました。
彼と付き合って初めて携帯を見ちゃいました。

メールボックスを開いたら受信履歴はそんなに残っていません。
マメに消してるからなのかわかりませんが、今日の分しかない。
しかも私のメールが大半で、あとは「親父」とか「姉ちゃん」とかしかありません。
「なんだ、勘違いか…」ホッとして、何となく親父と書かれたメールを見ました。
彼のお父さんとは結構仲良しだったので、本当になんとなく。

しかし内容は親父ではありませんでした。

題名:Re:
本文:今度そっち帰るから、会える?会いたい(ハート)

親父がこんなメール出すだろうか…

一瞬にして頭真っ白。
なにこれ?お父さん?いや、そんなわけない。
ハートとか使わないでしょ。
じゃあ、じゃあ誰?!

アドレスブックを開いて親父を開いてみたら、ふたつアドレスが登録されていた。
ひとつは携帯番号そのまんまのアドレス。
もうひとつは元カノの名前と彼男の名前が書いてあるアドレスだった。

もうその場で泣いた。
これってそういうことじゃん。
続いてるってことじゃん。

彼が隣で寝てるのを叩き起そうかと思ったけど、トイレに行って一晩中泣いてた。

泣いてる時に考えてたことは、信じられない、最低、なんで?!とかグルグルしてたんだけど、あまりにも泣きすぎてだんだん
彼が信じられない→彼が許せない
に変わって、どうにか現場を押さえて仕返ししてやりたい、だった。
さっきのメールの内容からも近々帰省することは確かだったから。
問題はいつ、どこで、どのように。
さっきのメールだけじゃわからない。

一人で考えてるよりも、まず友達に相談することにした。
次の日、彼が起きるよりも早く起きて(ずっとトイレでこもってたんですが)、休みだったからさっそく友達の家に行って内容を告げた。
友達も一緒に考えてくれると言ってくれて、どうするか二人で考えた。
●とりあえず今まで通りにする
●毎晩メールをチェックする
●彼の携帯からメールを元カノにして、日時など聞いてみる
とにかく、会うところに行って驚かせてやりたかった。

彼は相変わらずパソコンの前にいる時間が長い。
そしていつも見てるのは前も見てたなって思うお洋服のページだけ。
私は何も知らないフリするのは苦手で、態度に出てないか心配してました。
でも態度に出てて何か聞かれたら「親父ってだれ?」って言おうと思ってた。
彼に「いつも同じページ見てて飽きないのー?」って聞いたら「いや?これにするか迷ってるんだよね」だって。
かなりイラっとしたけど、我慢しました。

それから彼が寝ている時に毎日メールをチェックしていました。

本文:好きだよ(ハート)

本文:もうすぐオフだから、いっぱい遊ぼうね(ハート)

本文:仕事すごい大変だったー!癒して?(ハート)(ハート)

どう見ても彼氏に送る内容のメール。そして毎回ハート。
怒るとか泣くとかじゃなくて、どうにかしていつ会うのか知りたかったので、そんな感情はなかったです。

そして、彼が寝てる時ではメールが完結してしまっているので返信できないなと思い、彼がシャワーに入ってるときにチェックしました。

本文:今日は雑誌の撮影だったよ(ハート)もう立派な芸能人の仲間入りだにゃん(ネコ)彼男のこと事務所にバレたらどおしよお(汗)その時は結婚して責任取れよ(ハート)

バラしてやろうか?
と思いましたが、我に返りメールを作成。

本文:結婚の話はこっちに帰ってきてからしようよ。いつだっけ?

甘ったるい口調にするつもりが冷静な口調になってしまいました。

本文:忘れたのヒドイ(涙)元女(元カノの仮名です)は楽しみにしすぎて毎日眠れないのに(涙)

口調が冷静すぎて機嫌を損ねてしまったので我に還る。

本文:ごめんね!俺も楽しみなんだよ、早く会いたいんだよ(ハート)でももしかすると都合がもしかすると合わないかもしれなくて…

本文:えっ(驚き)都合って!○日は二人で決めたのに?!ヒドイよー(泣き)

本文:あ!○日だった!ごめん、勘違いしてた!本当にごめんね!

本文:お昼ご飯も一緒に食べるっていってたのに?(泣き)

それから何度か機嫌悪いぞメールが続く。
彼がいつシャワーから上がるかわからないのでハラハラした。

こっちはなるべく甘い口調で機嫌取り。
女の機嫌をとる男の気持ちが少しわかった気がしました。

それから何んとか機嫌を直してもらい、もう寝るとだけメールして終了させ、やりとりしたメールを削除。

とりあえず○日だけわかった。
その日は確か友達の誕生日で皆で遊ぶって言ってたよなあ。
誕生部お祝いしてあげるなんて仲良しなんだな?って思ってて凄く覚えてた。

全てを友達に報告。
その日は友達も休みだったので私も休み盗ることにして、二人で後をつけようと約束した。
○日までもうすぐだったので、理由をつけて彼とは会わないでいた。
会ったら私は言ってしまいそうだったから。

○日の朝、8時に支度を開始。
前の日に彼から「誕生日は皆で旅行って事になったから、2日間寂しいかもしれないけどすぐ戻ってくるから!」と言われていた。
ウソだとわかって聞いていたので、私に対する気遣いが凄く哀しかった。
この優しさもウソなんだ。
今までも、もしかしたらウソかもしれない。
もう彼は私の中ではウソつきでしかなった。

彼の家から少し離れた所で友達と待機していた。
私のテンションは結構おかしかったと思う。
大声で笑ったりしていた。
きっとあの時は強がってたけど本当は耐えられなかったんじゃないかな、と今は思う。

10時頃、彼が家から出てきた。
車で出かけたので、その後を追う。
どうやら空港に向うようだ。
元カノは地元からかなり離れた都会で活動しているから、きっと飛行機でくる所を迎えに来たんだろおな、と推測。

待っていると、彼の車に知らない女性が乗った。
いや、知っています。
芸能人です。深夜番組に良く出てる人です。

やっぱり!!!!!!!!!!!!!!
やっぱりそうなんだ!!!!!!!!!
車の中で叫んでしまいました。

外に出ようとする友達が私を抑えて「今行ったらダメ!」と叫んでいたので、やっとのことでとどまりました。
でもずっと「やっぱり!!やっぱり!!」って言っていて、彼の車の後ろから助手席を睨んでいました。

信号で止まるたびにキスしてました。
手も握りながら運転して。
恋人じゃん。なにそれ。
後日友人から聞いたのですが
「信号で止まるたびにキスしてたらそのうち唇腫れるよねwwプwww」
とかわからないことを言っていたそうです。

それから、どこかに寄るのかなと思っていたら、まっすぐ彼の家へ。

元カノが彼の部屋の合鍵を持っていました。
ちなみに私はもらってませんwww
どうやら私は本命ではないのですねwwwww
1年付き合ってたのにうけるwwww

30分ぐらい車で待機しておりました。
友達が「何かするには1時間ぐらい待ってたほうが現場押さえられる」とアドバイスしてくれたのですが、30分以上待つ事はできませんでした。
もう車から出て、友達の静止もきかないで、彼の部屋を叩きまくり。

「出てきてよ!知ってるだから!!!!出てきてよ!!!!」

大声で叫んじゃいました。
今思えばかなりDQNな行動。
その時は感情のままに叫んで叩いてわめいて泣いてしまいました。

中から彼が「私子…?どうしたの?」とドア越しで言ってきた。
自分の手を見ると紫色に腫れて、二倍ぐらいの大きさになってて少し驚いた。
何を言ったらいいかわからなかったので黙ったいたら友達が「私子の友達です。全てわかっています。ドア開けてください」とかわりにいってくれました。

なかなかドアは開かない。
中から「今はちょっと友達が…」と言ってくる。

友「朝空港に行くところから今までずっと見てたんです。全部知ってます。私子と話してやってください」
彼男「いや、友達いるからムリ」
友「友達じゃないのわかってます」
彼男「友達です」
私子「知ってるだよ!彼男インターネットで見てたりしてるの!あと私メール見た!」
彼男「は?お前正気?バカじゃねえの?何やってるの?」
私子「いいから開けてよ!あけないとずっとここにいて泣いててやるから!!!」

彼は観念したのか、鍵をあけてくれました。

彼は私の手を見て驚き、泣き顔を見て驚いている様子でしたが、無視して中へ入りました。

元カノさんも驚いておりました。
カノ「こんにちは…」
こんにちはといわれるや否や私は詰め寄って「どういうことですか?」と聞いてしまいました。
きょとんとしている元カノ。
彼が「違うよ、何でもないよ、すぐ済むから待ってて」と元カノに言いました。
私「私はすぐすまない」
彼「お前何やってるの?(かなり怒ってる)」
私「(無視)私、この人と1年付き合ってます」

その言葉を聞いてもキョトンな元カノ。

彼「何言ってるの?いきなり人の家に来ておm」
私「私のことってますか?」
彼「人の話きk」
カノ「知りません」
私「私はあなたの事知ってます。彼男から5年付き合った元カノだって教えられてました」
カノ「え?????」

この状況から察するに、元カノさんは何も知れない様子。
オロオロしてます。

彼「いいから、お前帰れ」
私「ねえ、どういうこと?」
彼「なにがだよ」
私「今日は友達の誕生日で旅行に行くって言ってたでしょ!」
彼「…」
カノ「今日は私と遊ぶって…」
私「元女さん、私にはそういってたんです。あなたに会うとか言ってなかったんです。あなたに未練なんてないって言ってました。今は私子が好きだって言ってました。ずっと1年間」

いっきに喋ってしまいました。
泣きながら。
えぐえぐなってて上手く喋れなかったんですが、元カノさんも泣きながら聞いてました。

カノ「私には何も言ってなかったのに…一年間もずっと気付かなかった…」
私「私も知ったのはつい最近です。前に彼になりすましてあなたにメールしたこともありました。だから今日会うことも知ってました」
彼「私子なにやってんだよ。人の携帯見るなんて!!!!!」
私「彼男の方がもっと凄いことしてるでしょ!!!!!!私達騙してたんでしょ!」
彼「別に騙してねえだろ!!俺お前と付き合ってるつもりなかったし!!」

空気が凍りました。
私とは付き合ってなかったって、彼は言ったんです。
1年も恋人として過ごしてきたんですけど。
どういうことですか????

彼「付き合ってるって思ってるのお前だけだと思うけど」
私「え?だって…ちゃんと付き合ったよね…?」
彼「付き合う定義ってなんだよ」

付き合う定義ってなに??
いう質問にどう返していいかわからず彼を見たまま一時停止。
私の友達は泣いていた。
彼も涙目になっていた。
すると黙っていた元カノが口を開く。

カノ「エッチしたんでしょ」
彼「は?」
カノ「この人とエッチしたんでしゃおばおyyわえyふぁfwst」

急に狂ったように叫ぶ元カノ。
厳密に言えば元カノじゃないけど。

カノ「この人とエッチして手繋いで買い物たりしたんでしょ!!!それ付き合ってるっていうでしょ!!彼男ちゃん私に好きだよってメールしてる時にこの人と一緒にいたんでしょ!!私が好きだよってメールしてる時にこの人とエッチしてたんでしょ!わたしがk」

まくしててるようにエッチエッチ連呼する元カノ。
ポカーンとしている彼男でしたが、それを無視してまだまだエッチエッチ叫ぶ。
私はもうぐちゃぐちゃに泣いてました。
付き合ってると思っていたのは私だけという事実が耐えられなかったです。
1年間つちかってきた彼との思い出や、もちろん真剣な話もいっぱい出てきました。
悩みも相談したりしたし、本当に尊敬できるなあと思ってたんです。
彼の正体がこれ。

私が信じてた彼がこんな姿だったなんて。
彼とカノの収集がつかなくなるぐらいぐちゃぐちゃになってました。

叫んで泣くカノを何んとかなだめようとする彼。
その様子を見て泣く私と友達。

もうどうにでもなれ、と思っていたとき、カノがいきなり台所へ。
イヤな予感は的中しました。
包丁を両手て持ちながら叫びました。
「ちゃんと話さなきゃこれで彼男ちゃんを刺したあとで皆殺して私も死ぬ!」

私も友達もビックリ。
私達も殺されるのか。
しかしだんだん友達には悪いけど、私はそれでもいいやと思ってました。
どうにでもなれと。

彼「落ち着け!俺はb」
カノ「ちゃんと話して!!!!!!」
彼「とりあえず包丁を…」
カノ「話して!!!!!!!」
友「間って下さい、落ち着いてください、お願いします。冷静に話す事が大切だと思います」
彼「話すから、ちゃんと話すから、お願いだから包丁は床に置いて」

私以外の皆が必死に説得し、ようやく包丁を床に置きました。
彼が観念したうように今までの事を語り始める。
ある日元カノから「芸能界にはいりたい」と相談される。
その頃は彼と一緒の職場だったので、今の仕事を辞めると言っていた。
始めは賛成できなかったけど、彼女の真剣さに折れ、なくなく遠距離恋愛へ。
毎日メールをしたりしていたけど、会えないのがもどかしくなってきた。
そんな時合コンで私子と出会う。
話も合って、元カノとは全く違うタイプで心がひかれる。
元カノは癒し系で、私子は元気系(?)で、一緒にいると楽しい。
私子から告白される。
その時はまだ好きじゃなかったけど、気になっていたからとりあえず付き合うことに。
元カノには何も言わないで今までの関係を保ってきた。
だんだん私子もいいな?と思ってきて、毎日くる元カノのメールもうざくなってきた。
(ここから元カノが親父になる)
しかし私子から元カノの存在をしっていると言われる。
うしろめたいので、あまり話したくなかった。
私子がインターネットで見たと言っていたので、自分も色々調べてみた。
すると、元カノは頑張ってTVや雑誌に出たり、イベントで活躍していたり、一歩ずつ夢に近づいていた。
0からのスタートだったのにすごいなと感心。
それ以来毎日元カノの情報が書いてあるサイトをチェックするようになる。

そしてまた好きな気持ちがよみがえってきた。
元カノも仕事も落ち着いてきたので、帰省するといってきたので会う約束をする。
しかし私子にも気持ちがあるので、友達とでかけるとウソをついておく。
もうこの頃には元カノに気持ちがほとんどむいていた。
早く会いたいと思っていた。
同じ職場で働いてたときのように毎日一緒にいたいと考えるようになっていた。
そして今日、実は結婚の話などするつもりだったらしい。
そこへ私子・友達登場。

計画が皆無。

私子と別れて元カノと結婚するつもりだったから、私子とは付き合ってるつもりはないと言った。

これが彼の全ての話。

私は途中で邪魔者っぽい登場人物になっていたので、ぼんやり聞いてました。
そうか、私は本命じゃない。
遊ばれてたほうなんだ。
元カノがさっき連呼していたように「エッチにも愛情なんてなかったんだ」と考えた。
さっきまでドアを叩いていた手が死ぬほど痛み出して、肩をしゃくりあげながら泣いた。
というか嗚咽ですね。

彼「私子、ゴメン」
私「ごめっんっじゃないっっよ…(えぐえぐなっている)」
彼「ごめん」
カノ「うっぐぐっぐっ(えぐえぐ)」
友「うひっぐぐっ(えぐえぐ)」

女の子皆えぐえぐ。
会話にならないまま数十分が過ぎました。

カノ「彼男ちゃん、どうするのこれから」
彼「俺は元女が好きだ」
カノ「…」
彼「確かに最低なことしたけど、これからはそんなことしないから信じて欲しい」
カノ「ムリですっ(えぐえぐなり始める)」

最低なことをって私のことですね。
私がいるのにそんなこというのってアリなんですか。

彼「結婚したいんだ。大切にする」
カノ「信じられないもん!」
彼「もう何もウソなんてついてないから、信じて欲しい!」
カノ「何でそんなこといえるの?私また遠くにいくんだよ?その間どうやって彼男ちゃんのこと信じたらいいの?!」
彼「これを受け取って欲しい!」

なんと、今まで修羅場ってた所に婚約指輪が出てきました。
自信ありげな彼。
呆然とする元カノ。
私はまた頭にガンと何かがあたるような感覚がありました。

しかし私の友達は黙っておりませんでした。

友「いい加減にしてください!!!!不謹慎ですよ!私子の前でよくそんなことできますね?!最低ですよ!私子の気持ち考えてあげてますか?たったいま最愛の人に裏切られてどん底にいるのに、まだ突き落とそうとしてるんですか?!アンタなんなの?!」

彼につかみかかって叫んでました。
友達は泣いてました。
もう何度も泣いてましたが、今度は哀しそうじゃなくて怒って泣いてました。

彼「ごめんなさい…本当に私子には悪いと思ってる」
友「本当にそう思うなら今すぐここで死んでよ!!!私子は私の大事な友達なんだよ!こんな扱いされてて黙って見逃すわけにはいかないですから!」
彼「いや、死ぬとか…」
友「(さっきの元カノが置いた包丁を持って)早く死ねよ!」
彼「……」
友「市ねっつってんだろおが!!!!!!」

私「もう、いい」
友「よくねーよ!!!」
私「もう、いい…」
友「死んでもらわなきゃアンタもスッキリしないでしょ?!」
私「もう帰る」
友「じゃあアンタ帰ってな!コイツ殺してから私も帰る!!」

その時目を疑う光景が。
元カノが彼男を包丁から庇うように抱きついた。

カノ「ごめんなさい、殺さないで、私まだ彼男ちゃんが好きです、ごめんなさい」
友「なにいってんの?!アンタも騙されてたんだよ?!」
カノ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
友「どけてよ!」
カノ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなs(ry」

それを見て、私は友達の手を引っ張って彼の家を出ました。
もういたくなかった。
疲れた。
二人で死ぬなり結婚するなりしてくれ。

私が邪魔なんだから私が消えればいいんだろう、と。

友達が、引っ張られるまま私についてきてくれました。
何も言わずに付いてきてくれ、包丁は道端に捨てて、そのまま友達の車にのって、友達の家まで連れて行ってくれました。

そこでもずっと泣いてしまい、何かわからないことをずっと叫びながら泣いてましたが、友達は私の肩を黙って抱いて聞いていてくれました。
友達も一緒に泣いて、今日あったことが全てウソだったらいいのにな、と思いましたが、現実です。
ドアを叩いた手がやけに痛くて、昨日まで彼の彼女だったのになあと思い、声が枯れるまで泣いてました。
そしてそのまま疲れて眠ってしまいました。

次の日何度も彼男から電話がありましたが、話したくなかったので、放置。
メールアドレスも変えて、連絡を遮断しました。
1週間ぐらい仕事も休んで友達の家に泊めてもらい、友達は私を労わってくれ、少しですが元気になりました。

1週間後、久し振りに自分の家に戻り、今までのことを考えてたりしたんですが、私は彼のなんだったんだろうとか考えると急に吐き気がしたりするのであまり考えないようにしました。

もし、あの時彼の友達が元カノのこと言ってこなかったらどうなってたんだろうなと思います。
ずっと何も知らないで付き合って、いつの間にか別れて元カノと結婚してたんだろおなと思いますけど。
何度か彼が私の家に来てドア越しに「ごめん」って言ってましたが、何がごめんなのかわかりません。
何に対するゴメンなのか。
だから絶対ドアは開けなかったし、話もしなかった。

元カノさんはまだアイドル活動を続けているみたいです。
多分、まだ付き合ってるんじゃないかああと思いますけど。

でも彼と一緒にいた日が全てウソだったなんて考えたらそれだけで吐き気がします。
きっと当分誰とも付き合えないなあ。
信じる信じないっていう単純な問題じゃなくて、人間性って深く知ってもわかりませんね。
彼の事を尊敬してたんですけど、少なくとも私の前では良き彼氏でしたし、浮気やフタマタなんてしなさそうだったのに。
今回のことで、こんな人もいるんだ、じゃなくて皆こうなんじゃないかと思ってしまいました。

以上で私の修羅場です。

長文に付き合ってくださってありがとうございます。

…が続く。

欲望に負けて…。

現在、僕(20歳)には高3の彼女がいます。

彼女は149cmのロリ系で、結構かわいい方だと思います。
また、彼女はお姉さん(26歳)と2人暮らしをしており、週末家に遊びに行っては、3人で夕飯を食べたりする程、仲が良い感じでした。

お姉さんは26歳でしたがダンサーという職業柄か、やや露出の激しい人で、かなりエロい雰囲気が漂ってました。

そんなある日、いつものように彼女の家に遊びに行くと、彼女のバイトが急遽延長になり、帰ってくるのが遅くなるという連絡をもらいました。

部屋でお姉さんと2人きりの状況。

仲が良いとはいえ少し気まずいと思っていたんですが、お姉さんに酒を勧められて飲み進めるうちに、徐々に気まずさもとけ、お姉さんの元彼との下ネタ話を楽しく聞いてました。(クラブのトイレでエッチしちゃったとかプリクラ機の中でフェラしちゃったとか…)

そんなことを話してたところ、お姉さんは「妹とはどんな感じ!?あの子初めての相手だと思うから大変だと思うけど」と言い始めました。

まさか聞かれるとは思ってもいなかったので驚き、「そうですねー、普通ですよ」と何となくはぐらかそうとしたんですが、完全酔っぱらいモードのお姉さんは「正直なところどうなの!?満足できてる!?」と攻めてきました。

これは観念するしかないかと思い、「まー初めてだから仕方ないですよね」と言うと、「フェラとか歯当たっちゃう感じでしょ!?」と言ってきました。

「おいおい、妹のフェラの話を普通聞くか!?」と思いましたが、僕も酔っていたせいかバカ正直に「昔は当たってましたけど、最近はあまり当たらなくなってきましたよ」と返しました。

すると「そっかー、まー○○(彼女の名前)はそんなもんだよね。」と言い、「私のはやばいよ」と言ってきました。

「やばいよ…」なんて言われたら否が応でも想像してしまい、自然とお姉さんの口元を見ながら「確かにエロそうな口だな…」と思っていると、「今私のことエロい目で見てるっしょ!?」と見透かされました。

僕は「いやいや!そんなことないですよ!!」と返したんですが、「いいや、今の目はエロかった」と言われ、その後「○○に内緒でしてあげよっか!?」と言われました。

「この人は何を言い始めてるんだ!」と思いつつも、そのエロい言葉に僕のものは素直に反応しており、「えっ、マジですか!?」と返すと、「内緒だよ」と言って、僕に近づいて来ました。

そして、迷うこともなくジーパンの上から触られ、ベルトを外され…と僕は成すがままにされ、気づけばジーパンとトランクスごと脱がされてました。

そして、「さすが若いね」と言いながら、すでに半勃ち状態の僕のものを手で触り、しごき始めました。

お姉さんの手コキは彼女より数段ツボを捉えていてエロく、絶妙なリズムで上下にしごかれてました。

僕は両手を後ろにつく状態になり、お姉さんは楽しそうに僕の顔を見ながら上下に動かしてました。

そして、徐々に我慢汁が出てきてヌメリが出てきた頃、お姉さんはそれを全体に塗るようにして再びしごき、「コレはやばいな…」と感じてました。

そして、僕のものがギンギンの状態になった頃、お姉さんは無言で顔を近づけて舐め始めました。

お姉さんの舌は予想以上にエロく、カリをクルクル舐めてたかと思ったら、すぐ下に移動して、裏スジを舐め上げてきたり…と今まで味わったことのない、それだけでイッてもおかしくない気持ち良さでした。

それがしばらく続いた後、おもむろに口に咥えゆっくり上下に動かし始めました。

軽く咥えられてるだけなのに彼女のフェラとは完全に別物で、「気持ちいいです…」と思わず言ってました。

そして、徐々に口の中は唾液でいっぱいになり、グチュグチュと音を立て始めると、お姉さんは手を軽く添えて、少し速めに顔を動かし始めました。

絶妙な手の動きに合わせて口が上下に動き、僕は「同じフェラでここまで違うもんなのか…」と思いながら、徐々に押し寄せてきてました。

そして、「もうイッちゃうかもしれません…」と言うと、お姉さんは一旦口を離し、グチュグチュ手コキを続けた状態で、「イキそうなの!?」と楽しそうに見てきました。

僕が「めっさやばいですよ…」などと言ってる間もグチュグチュ手コキは続いていたので、徐々に徐々にイキそうに…。

「あっ、ちょっと待って下さい!それ続けられるとイッちゃいます…」と言うと、「イッちゃえばいいんじゃない?」と言われました。

僕としては今まで口でイッた経験がなかったので、「口の中でイカせて欲しい…」という思いがあり、「口でしてもらっていいですか…!?」とリクエストしました。

すると、「しょうがないなぁ?」と言いながら再び口に咥え、今までより速いスピードで動かし始めました。

もうそれはフェラと言うよりエッチをしてる感覚に近い感じで、絶妙な速さで確実にイク方向に誘導されていきました…。

そして、そろそろやばいな…と感じていると、またそっともう片方の手を沿え、また少し口の動きが速くなりました…。

まさにAVで抜きにかかる時の感じで、お姉さんの動きはとても激しく、僕はただただその圧倒的な気持ち良さに身を任せてました…。

そこからは1分も持たず、「もうイキます…」と言うのとほぼ同時にイッてしまいました…。

僕がイッた後、お姉さんは「気持ち良かった!?」と笑顔で言い、「マジやばかったです…初めてですよ、口でイカされたの」と返すと、「それは嬉しいねー」と楽しそうに言ってました。

その後、彼女がバイトから帰ってきて3人で夕飯を食べ、いつものように彼女の部屋でこっそりエッチをしたんですが、お姉さんのフェラを知ってしまった僕は、彼女にフェラをされながらも自然とついさっきのお姉さんのフェラを思い出してました。

そして、その日からお姉さんと2人きりで会う時間が増えるようになり、最初のうちはフェラや手コキだけでしたが、やはりそれで済む訳もなく、最近になってエッチもしてしまいました…。

彼女に申し訳ないという気持ちがありながらも、お姉さんのエロいフェラと腰使いにやられ、しばらくは欲望に負けてしまいそうな予感です…。

男の後輩に。。第2話

この物語は、リサさん(仮称)の許可を得て掲載するものです。
某SNSの日記に掲載されていた、実体験に基づいた物語です。
作者のプライバシー保護のため、登場人物の一部を改編しております。

では、第2話をどうぞ!

あぁ。。あたし酔ってる。。
どうかしてるよぉ。。後輩にこんなこと。。
でも、一旦タガが外れたら、自制心なんて機能しないの。

『こんなんでも出ちゃうの?』

「マジ、出ちゃいます。。」

『そっか。。。。出していいよ』

自分の口から出たセリフ。。
耳を通して再び自分に戻ってきたときに、
その響きの淫靡さが数倍になって、身体の中で膨らんだ。
火に油を注ぐが如く、さらにいたずら心が首をもたげる。

「マジっすか?でも、かなり恥ずかしいんっすけど」

『じゃ、やめるか?』

「悪魔やぁ。。この人、悪魔やぁ」

『ふっ^^ 今頃気づいたか。。』

「あのぉ。。リクエストしていいっすか?」

『えっ?何?』

「えっとですねぇ。。」

『うん、何?』

「怒んないって約束してくれますか?」

『男らしくないわねぇ。。何よ?』

「んじゃ、言います。胸、触ってもいいっすか?」

『ぷっ!触る勇気あんの?』

「ひゃぁ。。姐さん、マジこえぇ。。」

『いいよ。。でも、服の上からね』

「マジっすか?マジ触っちゃいますよ?」

『2度も同じこと言わせんな』

子供みたいだなぁ。。
龍平は、女の子の経験があるのかなぁ?
さっきは、さも経験豊富なような言いっぷりだったけど、
女の子の扱い方、分かってないよなぁ。。

「ごっつぁんです^^あ、それから。。もう1つ」

『何よ?まだあるの?』

「俺のチンポ。。直で触ってもらっていいっすか?」

『なっ!それはイヤ^^;』

「ケチ。。」

『ふーん。。そう言うか。 なら、胸も取り消し』

「あーーっ!そんなぁ!!」

『しっ!!! 大声出すな!!』

「すんません^^; んと、チンポはいいです^^;」

『よしよし^^ 良い子^^』

ちゅっ♪ 
龍平のほっぺたにキスをして。。
人差し指と中指で龍平のソコを軽く挟み込むようにして、
下から上へと。。その形を確かめるように撫で上げる。
撫で上げるたびに、龍平のソコは脈打ち、硬さが増していく。

龍平の手が恐る恐るあたしの胸元に近づいてきた。
まだ触れていないのに、あたしの全身が泡立つ。
子宮の辺りがボワっと暖かくなって、腰がゾワゾワする。。

龍平のソコは、ズボン生地の伸びの限界まで中から押し上げ
それでも、まだ、さらに飛び出そうという力を外へ向けて発している。

ソコの先端を、中指の先でクルクルクル。。
ビクッビクッ。。ソコとお腹が連動して波打つ。

龍平の手の平は、すっぽりあたしの右胸を包んでいる。
愛撫というよりも、胸の形を確かめているような動き。
とってもモドカシイ感触。。
もっと直接的な刺激が欲しい。。
でも、そのたどたどしいタッチでも、あたしを濡らすには十分だった。

「姐さん、ちょー柔らけぇ」

『龍平、ちょー硬い^^』

「あぁ。。幸せ。。生きててよかった^^」

『あんたさ。。元カノとはよくエッチしたの?』

「えっ。。なんでですか?」

『うーん。。あまり慣れてないっぽい』

「あちゃぁ。。分かりますか?」

『まぁ?ね。
子供がお母さんのオッパイ触ってるみたいだもん』

「いや。。ぶっちゃけ、俺、童貞なんすよ」

『え?だって、さっき。。元カノは1ヶ月エッチ我慢できないって』

「あ。。あれはウソっす^^;」

『何よ?そうなの?』

「元カノって言っても高校の時の彼女で。。
俺、すげぇオクテで、エッチする勇気なかったんすよ」

『そーなんだぁ。。』

「オッパイ触るのも、これで3回目なんですよ。。」

『それにしちゃぁ。。ずいぶん積極的だったよね^^;』

「いや。。そりゃもう。。清水の舞台ってやつです^^;」

『飛び降りちゃったんだ^^』

やっぱりねぇ。。
目隠しされて、闇雲に敵陣に猛進してくる雑兵のようだったのに、
いざ、目の前の敵に遭遇して。。それが敵の大将だと知ったら。。
腰を抜かして、手当たりしだい周りの小石を大将にぶつけている。。
そんな感じだったよ^^ 戦地に赴くの、初めてでしょ?って感じ。

『んと。。胸以外は触ったことあるの?』

「ないっす^^; 例えば、おま。。んこですよね?」

『はっきり言うな^^;』

「すんません^^;」

『そっかぁ。。。ホントに童貞なんだぁ』

童貞という響き。。。
これも、火に注ぐ油となって自分に戻ってきた。

この子に対して、女体の何たるかを教えたくなった。
ガツガツ触ってこられたら、恐らくテンションが急降下してた。
胸を触ってもいいよと言った時、あたしは愛撫を想定していた。
でも、龍平のそれは、愛撫とは程遠い。。
持てる勇気を最大限に振り絞って、やっと手を胸に置いたという程度。
それがとても可愛らしく。。母性本能をくすぐる。

この場であたしのすべてを見せ、触らせてもいいと思った。
でも、状況を考えると。。
もし隣で寝ているケンや美里が起きてきたら。。
別室で寝ているコーが起きてきたら。。
そう考えると。。こうやって胸を触らせるのが限界。

『ねぇねぇ?ホントに出ちゃいそう?』

「はい。。その予感が。。」

『よし。。出せ^^』

「うっす♪」

3本の指を使って、ソコを優しくつまんで。。
ズボンごと上下にしごく。。
人差し指だけをソコの先端に乗せて。。
先端はクリクリ。。他の指で全体を上下に。。

龍平の手は、相変わらず単調なリズムで乳房全体をニギニギ。。
アンダンテ。。くらいかな。
メトロノームのような正確な動き。。

どのくらい時間が経ったんだろう。。
お互いに無言のまま。。
お部屋の中には、お互いの衣服が擦れる音。。
そして、時計の針が時を刻む音。。

龍平のアンダンテのリズムに変化が出てきた。。

すっと速度が落ちて。。ラルゴになったと思いきや。。
むにゅむにゅむにゅっと、思い出したように速度を上げ。。
しばらくして、また、パタっとフルストップ。
おや。。今度はレガート^^ この触り方は好み^^
あれ?。。デクレッシェンド。。

変化を付けることを覚えたのかしら。。

あれれ。。でも、またフルストップ。。
あっ!落ちた!

突如。。龍平の手がストンと下に落ちた。
ストンと落ちて、あたしの太股の上に。。

え?もしかして、そっちを。。触るの?
うわ。。それはマズイ。。
あたし結構濡れちゃってるし。。
今は、もう拒む自信ないし。。

が、それは杞憂だった。
ストンと落ちた手は。。そのまま動かず。

あたしの手の中の「彼」は。。みるみる萎んでいく。

『あれ?龍平? ねぇ?』

「。。。。」

『ねぇ?』

「。。。。」

スースーと寝息をたてている。。
こいつ。。。寝やがった。。まったく。。

そのまま龍平を横にして。。
さて、あたしはどうしたものか。。
そろそろ終電はなくなる頃だろうし。。
このまま一人で朝まで飲むのも悲しすぎる^^;
腹いせに、龍平の枕もとで派手にオナってやるか!
なんて。。そこまであたしは変態にはなれない。

とりあえず。。
あたしも寝転んで。。
残ったジンをチビチビ飲みながら、読書でもするか。
バッグの中から読みかけの本をゴソゴソと取り出し。。

うーん。。
煌々と電気が付いてちゃ。。龍平も寝苦しいかも。
とりあえず電気は消しておくか。。
廊下の電気が付いてれば、その灯りで本は読める。

電気をパチンと消して。。
廊下から漏れてくる灯りを求めて、その灯りの筋の方へ身体を向ける。
龍平に脚を向けて、ケンと美里が寝ている部屋に頭を向ける格好。

かなり古い本。
吉行淳之介著「浮気のすすめ」
こんな一節があった。。「女性は楽器であるか」

太鼓のバチは太鼓に恋する。
マンドリンの弦は弾く指に恋する。
女性は楽器であって、弾き手によって、
良い音色も悪い音色も出すものだ。。

ふむふむ。。
確かに、女と男の関係で言えば、女は楽器なのかも。
抜群の演奏技法を持つ奏者の手に委ねれば。。
いくらでも良い音色が出るものね。
バイオリンの弓で弦を滑らせるように。。
繊細な指先で鍵盤を弾くように。。
太いバチで、ズンズンと叩き込むように。。

女は楽器かぁ。。
なんか、とってもエロチックな響き^^

15,6ページほど進んだあたりで、
あたしにも睡眠のお誘いがかかった。
敢えて寝まいと抵抗する必要もなく。。
そのまま本に頬を乗せるようにして、眠りの淵に引き込まれていった。

ケンがあたしの横で寝ている。。
あれ?美里は?美里と一緒に寝てたんじゃなかったの?

じっとあたしの顔を覗き込んでいる。。
ケンに言葉を投げかけたいのに、声が出ない。。

ケンの顔が徐々に近づいてくる。。
えっ!えっ!ちょっと待って。。何?
わっ。。顔がくっついちゃう。。
ねっ!ちょっと!美里がいるでしょ!それはマズいでしょ!

はっ!
やっと身体に自由が戻り、バッと頭を上げる。。
暗闇にぼんやり浮かぶお酒のボトルの陰。。
カチ、カチ、カチと。。時計の音。
ケンの顔などどこにもない。。

はぁ。。夢かぁ。。
びっくりしたぁ。。
しかし、あたしってば何て夢見てんだろ。
龍平のせいで、すっかり色ボケしたか^^;?

カチ、カチ、カチ。。
カチ、カチ、カチ。。

今何時なんだろう。。
ちょっと身体を起こして、壁に架かっている時計を見る。
んとぉ。。3時半?

カチ、カチ、カチ。。
カチ、カチ、カチ。。

コショコショコショ。。。
んっ。。

ちゅっ。。はっ。。

ん?なんだ?
ケンと美里? 起きてるの?
襖の向こうから聞こえてくる。。
聞き取れないけど、寝息などではないのは分かる。
話し声のような。。

はっ。。 んっ。。

話し声のような?
え?違うよねぇ?

あんっ。。

違うねぇ。。これは。
いくら愛し合っている者同士と言えども、
「んっ」とか「あんっ」だけで意思疎通ができるわけない。
これは会話ではない。。単に声だ。。
しかも。。この声が出る場面は、一つしかない。

あららぁ。。。
やってますかぁ。。
襖一枚隔てた向こうで。。なんとも。。

聞こえない、聞こえない。。
あたし、また寝るし。。。何も聞こえない。。

再び本に頬を乗せて。。寝る態勢に入る。。

ちゅっ。。

んっ。。 ぁん。。 ィやっ。。

眠くなーる。。眠くなーる。。眠くなーる。。

やだ。。声出ちゃう。。

眠くなーる。。眠くなーる。。眠くなーる。。

んんっ。。。あっ。。気持ちいい。。

うぅ。。全然眠くならない。。
参ったなぁ。。

頬杖ついて、襖を睨む。。
これが、あたしができる最大限の抗議。
うぅ。。始発まではまだずいぶんと時間がある。
どうしたものかぁ。。

襖の向こうから聞こえてくる悩ましい声。。
そして時計の音。。

時計の無機質で正確なリズムに。。
ソプラノの不規則で艶っぽい肉声。。
全く質の違う音のコラボレーション。

そこに、新たに別の音が加わった。

あたしの足元の方で。。
なにやら、ゴソゴソと音が。。
あ、そういえば、そっちに何かが転がってたっけ。。
あたしの愛撫で寝たばか者。。

そのばか者。。
ノソノソ床を這って、あたしの真横にやってきた。

「姐さん。。」

『しっ!!!』

とっさに、龍平の口を手で塞いだ。。
もう一方の手を使って。。
襖の方を指さして。。小刻みに首を横に振る。

首をかしげる龍平。。
目をパチパチさせて。。
しばらく眉をひそめてじっとしている。。

んっ。。あっ。。

龍平の目がカッと大きく開いた。。
そして、女の子みたいに、自分の口を手で押さえて。。
頭を大きく上下に振って。。事態を把握したらしい。。

依然と続く、楽器の音色。。
たとえるなら。。美里の声はバイオリンかな。。
ピチカートの音。。

しばらく2人して。。その演奏に耳を傾ける。
ステージ前、S席っといったところ。。

龍平が携帯を取り出して。。
なにやら打ち込んでいる。。

【やってますねぇ】

コクコク。。うなずくあたし。。

【さっきから盗み聞きしてたんですか?】

貸せ!とばかりに龍平から携帯を奪って。。

【ばか!困ってるんだよ!】

【マズイっすね。。下手に動けませんよね】

コクコク。。。

【やべ。。またチンコ勃ってきちゃった】

キッ!と睨んで。。

【勝手にしろ!もうやってやんない】

【すんません。。反省してます】

はっ。。あーん。。

【まだ挿入はしてないですかね?】

コクコク。。

【挿入までいきますかねぇ?】

【知るか!】

【ですよねぇ。。】

2人して何やってるんだろ。。
他人のエッチに耳をソバダテテ。。
でも、安っぽいアダルトビデオなんかよりもずっとリアルで。。
こんなの一人で聞かされたら。。気がおかしくなっちゃう。。
その意味では、龍平には感謝かな。。

龍平が、ジンのボトルを持って。。
音をたてないようにグラスに注いだ。。

すっと耳元まで顔を寄せてきて。。

「姐さん、ゆっくり移動しません?」

『そうね。。』

「そっと音立てないように、逆サイドまで」

『うん、分かった』

ゆっくりと半身を起こし。。
慎重に膝を立て、そぉ?っと膝を伸ばし立身する。
その途中、膝がパキン!と鳴った。
しまった^^;と思い、体勢をそのままに、しばらくフリーズ。

うっ。。あっ。。

襖の奥の声が、気づかれていないことの証。

そっと、そっと。。
抜き足差し足で、襖とは逆サイドへ。
ここまで来れば、万が一ケンと美里が行為を終えて、
あたしと龍平が寝ているか確かめる為に、あの襖を開けたとしても。。
襖の前で、2人揃って頭を並べているよりは不自然ではないだろう。

「飲んでなきゃ、やってらんねぇ。。」

『ホントね^^;』

龍平と交互に。。グラスに口をつけ。。
瞬く間に1杯を飲み干す。。
そして、またグラスに新たに注がれる。

そうやって飲み交わすうちに。。
一旦覚めた酔いが、再びもどってきた。

龍平が突然。。あたしのほっぺにキスをしてきた。
キッと睨んで。。しばらくじっと見て。。
なんとも言えない、屈託の無い笑顔。
怒る気も失せて。。ついつい微笑んじゃう。。

龍平、安心したのか。。再び、ちゅっ♪
続けざまに。。あたしの側面に抱きついてきた。。

『こら。。』

「姐さん。。もう俺我慢できないっす」

『我慢しなさいって。。』

「お願いします。。おっぱい。。」

『お前、寝るくせに』

「もう寝ません!」

『でも、もう触ってあげないよ』

「いいです。。俺が触ります」

『え?自分のを?』

「じゃなくて、姐さんの。」

『まったく。。』

この返答は。。OKと受け取られるのが普通よね。
では早速、という感じに龍平の手が伸びてきた。
また、さっきみたいな。。単調な。。

「姐さん。。ブラジャー外してもらっていいですか?」

『自分で外せないの?』

「俺、外したことないんすよ」

やれやれ。。本当に手のかかる子。。
後ろ手にホックを外し。。ゆっくり肩から抜いて、
Tシャツの前からスルっとブラを抜き取った。

恐らく、ブラを取ったことで。。
龍平の手の平に、乳首の突起の感触が伝わったのだろうか。。
それまではただ手の平で包むような動きだけだったのに、
乳首に指先を這わせるように。。動きが変わった。

これは人間の本能なのね。
乳首に意識が集中するのは、本能なのね。。

指先でコリコリ。。コリコリ。。
Tシャツの上からでも。。その刺激は鋭く伝わってくる。
目を閉じて、そこの刺激に意識を注いでいる自分に気づいた。

龍平の手が、あたしの胸から離れた。。
その手は背中に回り。。腰に絡みつき、やがてはお尻に。。
あたしは、黙ってそれを許した。

お尻全体を大きくつまむように。。
お尻から太股の付け根までを往復して。。
手の平に下着のラインを感じたのか、
そのラインを伝って。。お尻の奥まで指が落ち込んでくる。
そのまま進むと。。あたしの濡れた場所。

龍平の腕を掴んで。。
首を左右に振る。

捕まった手は、その場でじっとしているが、
指先だけは、微妙に前後に動いている。。
指が伸びきった時に。。
その指先はあたしのアナルを通り越した所まで達する。
下着越しであれば、たぶん、そこの熱を帯びた湿りは指先に伝わるはず。
まだ龍平の手はスカートの上。。

「姐さんの。。なんか熱くなってます」

コツンと。。龍平にゲンコツ。。

「姐さん。。ここも触りたい。。」

うーん。。。困った。
あたしだってできることなら触ってもらいたい。
ステージ前、最前列の特等席からは幾分後退したと言えども、
襖の奥からの美しい演奏は未だ聴こえてくる。
そんな非日常の中、お酒も入ってほろ酔い。
あたしの楽器も。。調音済ませてスタンバイだもの。。
あたしの楽器に、ミュート機能が付いてれば。。

『ちょっとだけなら。。』

思わず出てしまったセリフ。。

「下着の。。?」

『上からよ』

「ですよねぇ。。」

わずかに理性が働いた。。

龍平の手の拘束を解いた。
頭1個分ほど、龍平が身体をあたしの下半身の方にずらした。
そして、龍平の手がスカートの中に入ってきた。
その手は太股の内側を這い上がり。。そして付け根へ。。

セックス経験がない子って。。こうなんだ。
核心に至るまでの間、色々と寄り道する場所がある。
性感帯と言われる場所。。経験のある男性ならば、一応、そこにも手を止める。
龍平は違う。。猪突猛進のごとく。。核心までノンストップ。

オリモノシートなどの小細工をしていなかった。
龍平の指が、下着の表面に触れた。。
そのまま、指は動かない。。

「なんか、濡れてます。。」

『それが愛液ってものなの。。おしっこじゃないのよ』

「愛液って初めて触った」

『ヌルヌルしてるでしょ?』

「はい。。」

スルっと手が抜けたと思ったら。。
その指先を自分の鼻先まで持っていった。。

とっさに龍平の手をねじ伏せて。。ゲンコツ!

「匂いってしないんですね。」

『もうっ!変態!!』

「味はどうなんだろ」

『お前ぇ?。。。殺す』

童貞君の好奇心には参る。。

再び、ゴソゴソとスカートの中を這い上がる手。。
やっぱり、現場直行。。

濡れている所をしきりに引っ掻いている。
なんだかくすぐったい。。

「クリトリスってあります?」

『あります?ってどういうこと?。。なかったら悲劇よね』

「どこにあります?」

『探してみ』

龍平の指。。前後左右に動き回っている。
さすがに位置関係は分かっているようで、
熱いヌメリが湧き出る所を起点として。。溝を伝って指先が降りてくる。
もうちょっと。。もうちょっと降りてきて。

あれれ?迷子になった?
再び指が起点へと戻る。。
そうね。。迷ったら元に戻る。。基本ね。
頑張れ^^

そうそう。。そのまま真っ直ぐ降ろして。。
もうちょい。。あ。。行き過ぎ。。

「分かんない。。直でいっていいっすか?」

『下着の中ってこと?』

「はい。。」

やれやれ。。
いいよ。。のサインの代わりに、両脚をすっと開いた。

龍平の指。。再び基本の位置へ。
そこから真横に移動して。。
下着の淵から裏側に。。指が潜入。。

うっ。。
やっぱり直でいかれると。。。刺激が強い。

いそがしい龍平。。再び指を抜いて。。

「すげ!マジ。。ドロドロになってる!」

『もっと綺麗な表現ないのか!』

「見事な潤い」

『70点』

判で押したように同じ動作。
そのドロドロの場所。。その窪みには目もくれず。。
溝を伝って。。指が下りてくる。。
そこは。。尿道口。。もうちょいよ。。
そうそう。。もうちょっと下。。
そこじゃないって。。もうちょい下だって。。
あーーっ!じれったい。。

思わずクイっと腰を上げて。。
自らクリを龍平の指にくっつけた。。

はうっ。。。

龍平の指がそこで止まった。。
ゆっくりゆっくり。。クリの周りを動いている。
指の周回の周期に合わせるように、反射的に腰がビクビクと律動する。

くぅ。。。すごい刺激。。

龍平がぐっと顔を近づけてきて。。
あたしの耳元で。。

「ここ?」

『うん。。』

「すげぇ。。コリコリしてる。。気持ちいいんすか?」

『うん。。ヤバイくらい。。』

「結構堅い。。」

『男の子のおちんちんと同じだもん』

「見てみたい。。」

『ダメ』

「どうしても?」

『今はダメ。。』

「じゃぁ。。今度はいいですか?」

『うん。。』

「マジ!やった!」

「あぁ。。すげぇ。。すげぇ濡れてる。。」

『だって、マジでヤバイもん。。』

「ヤバイって。。イっちゃいそうってこと?」

『うん。。』

「イカせてもいいっすか?」

『ダメだよぉ。。声出ちゃうもん。。』

なおも止まらない指先の動き。。
そろそろストップかけないと。。今なら、まだストップかけられる。。
止めるなら今。。

あぁ。。でも、すっごく気持ちいい。。
もうちょっとこの快感を味わっておきたい。。
あぁ。。でも、もうそろそろ。。

そんな、官能と冷静の行ったり来たりをしていたら、
龍平がぐいっと顔を近づけてきて。。
唇を塞がれてしまった。。
あたしの唇を割って入ってくる舌。
なんの躊躇もなく受け入れ。。あたしも舌を絡める。。

あぁ。。今ストップしないと。。
ここを逃したら、自分の意志では引き返せなくなる。
はぁ。。気持ちいい。。
腰が抜けちゃう。。身体が溶けちゃう。。

『ねっ。。もうやめて。。』

「もうちょっと。。」

『もうヤバイから。。お願い、イッちゃうからやめて。。』

「俺が口塞ぐから。。声漏れないように。。」

『ダメだよぉ。。もうヤバイ。。ねっ。。お願いだから。。』

「姐さんのイクところ、見たいっす」

『ダメ。。ホントに。。もう我慢できない。。』

「姐さん。。イって。。」

『ダメッ!。。あぁ。。ヤバイ。。お願い、もうやめて』

「姐さん。。」

ぎゅっと抱きしめられた。
それが分厚い壁のシェルターの中に身を隠したような錯覚を呼び起こし、
バラバラになりそうな身体のパーツを、しっかり繋ぎ止めてくれる。。
そんな、漠然とした安堵感を呼び起こし。。あたしは龍平の胸に顔をうずた。

『んっ。。んっ。。』

『龍平っ。。うっ。。ねっ。。ダメ。。もうイキそっ』

「イって。。イっていいよ」

『んーーっ。。ダメっ。。ヤバイっ。。ヤバイっ』

「姐さん。。すげぇ綺麗だよ」

『龍平っ。。あっ。。イクっ。。イクっ』

「姐さん。。俺、愛してます。。姐さんを愛してます」

龍平の指のひと掻きの度に、グイっ!グイっ!とメーターが上がっていく。
意識が頭のてっぺんから、さぁ?っと加速して抜け出していくような感覚。
お腹の奥から、細胞一つひとつを細かく激しく振るわせるような泡立つ感覚が、
池の中に落とした石から広がる波紋のように。。やがて全身に行き渡り。。
そしてその波紋が束になって集まって、頭のてっぺんに向かって一気に押し寄せる。

『龍平っ。。龍平っ。。イクっ、イクっ、あっ。。イっ。。』

『んーーーーーっ!!』

このあと数十秒間の記憶がない。。
ほんのちょっとだけ。。失神したのかもしれない。。

気がついたら、龍平の腕の中にいた。。
なんだかんだ言っても、こいつは男なんだなぁ。。
そして、あたしは女なんだ。。
こうして腕の中に抱かれていると。。それを実感する。

「姐さん。。すげぇ可愛かったっす」

『うるへー』

「初めて触ったのに、イカせることができた。。」

『イってやったんだよ。。』

「あはは。。いつもの姐さんに戻ってるし」

『お前、絶対にこのこと人に言うなよ。。』

「言いませんよ!絶対に言いません」

いつのまにか。。襖の向こうの演奏会は終わっていた。
思いがけずのジョイントコンサート。。
今晩は、2つの楽器が競演。

あたしの演奏者は、今晩初めて演奏した。
初めての演奏にしては、なかなかの腕前。。
それとも。。あたしが名器なのか^^ なんてね。。

龍平が元の位置に戻り。。「二人は」何もなかったかのような構図を作り。。
あたしは、イッたおかげで深い眠りに。。

『おはよー!』

「うぅ。。頭痛いぃ。。」

『コー大丈夫?お薬、あげようか?』

「あぁ。。助かります^^;」

襖が開いた。。
出てきたのは、美里。

『美里♪ おはよ^^ 昨日はよく眠れた?』

「はぁ?い^^ ぐっすり^^」

『そっか^^』

龍平。。まだ寝てるし。。
ん? 何、この子。。手を口元に置いてるし。。
まさか、こいつ。。寝ながらあたしの匂いを?
ササっと龍平に近づいて。。
みんなに気づかれないように。。手をどけた。

『ケン^^ おはよ^^』

「姐さん、おはよございます!! 元気っすねぇ♪」

『よく眠れた?』

「はい^^」

『そっか^^ じゃぁ。。お座りっ!!!』

「えっ!! なんでお座りなんですかっ??」

『いいからっ! はいっ! お座りっ!』

「はいっ!ワンワンっ!!」

******◆第2話 完◆************************


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