萌え体験談

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教師

教え子の処女を奪い結婚後も調教し続けた

私は、中学の教師をしている。今時の中学生は、教師など人とも思っていないようなところがあるが、それは私たち教師や、両親にも責任があるのかもしれないと思うようになった。

教え子の母親と肉体関係を結ぶ同僚や、生徒に手を出し退職した同僚、結婚した同僚を見てきた。
私は、教師になって25年経つ。教え子と結婚する同僚を見ながら、私は未だ独身だ。

時代が時代なので、教え子に告白されたり、自宅まで押しかけられたこともあった。
でも、私はそういう誘惑をすべて断ち切り、未だに独身でいる。
私は、一人の少女に心を奪われた。そしてまだ若かった私は暴走して、その少女と関係を持った。

少女は、初めから私に恋心を持っていた。そして私は、少女のマゾ的な性質に気がつき、それを成長させていくことに腐心した。

その少女は、名前を優香と言った。名前の通り、優しい顔をした、実際に心も優しい少女だった。

教師になって右も左もわからない時期も終わり、多少余裕が出てきたとき、優香に出会った。
優香よりも、いわゆる美少女は何人かいたけど、私の好みに完璧に合致するのは優香だった。

2年生など、まだ子供みたいなもの……そう思っていたのに、その淡い胸の膨らみや、ポニーテールにしたときに見えるうなじ、手を挙げたときに覗く腋……すべてが、私を狂わせていった。

授業中に、優香のことを見ると、高確率で目が合った。クリクリした大きな目、それが真っ直ぐに私を見つめていた。

そんなある日、日曜の昼過ぎに、自宅近くのコンビニで優香に出会った。
あとから聞かされたことだったが、私に会えるかもしれないということで、休みの日に良く来ていたそうだ。

本棚を見ていたときに、いきなり後ろから、
『先生、なに探してるんですか?』
と、可愛らしい声で声をかけられた。私は、エッチ系の本に目が行っていたので、かなり慌てながら振り返った。
優香のクリクリした目が、上目づかいに僕を見ていた。

私は慌てて取り繕い、世間話をした。密かな恋心を悟られないように、無関心なフリをしながら話をした。
優香は、学校で会うときとは違い、制服姿ではなく、可愛らしいピンクがベースのTシャツと、制服のスカート以上に短いスカートをはいていた。

『先生、カップラーメンなんかじゃ、身体壊しちゃうよ!』
優香はそんな事を言いながら、私のかごから勝手にカップラーメンを取りだし、棚に戻す。そして、動揺する私の手を引っ張り、店の外に出る。

『私が作ってあげる!』
そんな事を言いながら、私の手を引っ張っていく優香。私の部屋を知っているように、どんどん私の部屋に向かう優香。もちろん、知っていたということだったみたいだ。

私は、”ダメだって”とか、”帰りなさい”とか言い続けていたが、正直に言って、この展開に胸が躍っていた。何度も夢想した、馬鹿げた妄想そのものの展開に、強く優香を追い返せない私がいた。

そして、本当に私の部屋まで来てしまった優香。私は、誰にも見られないように、慌てて部屋に招き入れてしまった。

『へぇ、意外に綺麗にしてるんですねw』
目をキョロキョロと動かしながら、楽しそうに言う優香。緊張でガチガチな私に対して、優香は余裕がある感じだった。

「ほら、もう満足だろ? 冷蔵庫にもなんにもないし、帰りなさい」
私は、心臓がバカみたいに脈打っていたが、なんとかそう言った。
『大丈夫。持ってきてるからw』
そう言って、優香はカバンからパスタとか、トマトピューレの缶詰とか、食材を取り出した。

「な、なんで?」
『え? 偶然です。たまたま持ってましたw』
「そんなわけあるかよw」
私は、その優香の言葉で緊張がほぐれて、楽しい気持ちになった。

そこから、優香との楽しい時間が始まった。と言っても、私も理性があり、男女の仲にはならなかった。週末に、昼ご飯を作りに来る関係。それは、背伸びしたい少女の、ちょっとした冒険だったのかもしれない。

実際、学校でも周りに気がつかれないようにアイコンタクトをして、密かにドキドキするときもあった。

でも、ある日の日曜日、優香のこの言葉がきっかけで大きな変化が起きた。
『先生って、彼女は作らないの?』
優香は、珍しく少し緊張気味に言う。
私は、中学高校と剣道に打ち込み、女性とは縁がない青春時代だった。そして、大学でも何となくイケてるグループに属することが出来ず、彼女が出来ないまま教師になってしまった。

そんな私が、こんな状況に陥り、理性を保ち続けるのは無理だった。目をクリクリさせながら私の回答を待つ優香を、私は抱きしめていた。
『せ、先生、どうしたんですか?』
優香は、私の予想に反して、逃げようとした。これまでの流れから行くと、優香もこうなることを期待していたと思っていた。

私は性欲に支配されて、無言のまま優香の胸を揉み始めた。それは、想像していたよりもふくよかで、柔らかかった。
『ダ、ダメです! 先生、ダメだって! もう! セクハラですよぉ!』
優香は、そんな風に冗談めかして言うが、声が震えていた。恐怖から? でも、もう後戻り出来ない。

私は優香の胸を揉みながら、キスしようと顔を近づける。優香は、私から顔を背けて逃げようとする。私は、強引に手で顔をこちらに向けさせて唇を奪った。
『んンーっ! ダ、ダメッ! 先生! 怖いよぉっ! ダメぇ……』
必死で私のキスから逃れようとする優香。この時私は初めて、自分の性癖に気がついた。
人畜無害で弱気な性格。そう思っていた私に、こんな加虐的な気持ちがあるのに、私自身が戸惑っていた。

そして、私はキツく口を閉じてガードする優香の、その唇を指で強引にこじ開けて舌を突っ込んだ。
一瞬、舌を噛まれるかな? と思ったが、優香は震えるだけだった。
私は、たっぷりと優香の口の中と可愛らしい小さな舌の感触を堪能した。

職を失う……そんな危機感を持ちながらも、もう自分を止めることは出来なかった。

私は、強引に優香のTシャツをまくり上げ、可愛らしい少女っぽいブラを上にズラしあげた。
真っ白な乳房に、ピンク色の小さな乳首。それが丸見えになった。もう私は、優香とセックスすることしか考えられなくなっていた。
慌てて胸を隠そうとする優香。その顔は完全に真顔になっていて、少し涙目みたいな感じだ。

でも、その表情や涙が私をさらに突き動かしていった。
その極端に短いスカートの中に手を突っ込み、いきなりショーツを引き下ろした。必死で抵抗する優香。
『ダメっ! 止めて下さい! 先生、怖い、怖いよぉ……やめてぇ……ダメ……』
優香は、本当に怖くて仕方ないのか、声も小さくなってきた。そして、涙目ではなく、ガチ泣きになり、ポロポロ涙をこぼし続ける。

私は、その涙でより興奮が増し、抵抗が弱くなったことも相まって、一気にショーツを引き下ろした。

そして、かすかに生えたへアが見えて、私の興奮と加虐心はMAXになった。
優香を強引に床に押さえつけながら、片手でズボンのファスナーを降ろし、無理無理ペニスを取り出した。私の、大きさも太さも長さも、極々標準のペニスは、今までの人生で一番と言っていいくらいの固さになっていた。
私は、そのカチカチになったペニスを優香のアソコに押しつける。
『やめて……先生、やめて下さい……許してぇ……』
泣きながら優香が許しを請う。でも、私は無理矢理ペニスを押し込んでいった。
優香は、もうほとんど抵抗をしなかった。あきらめたのか、ただ泣きながら私を見つめていた。
その姿を見て、普通の男は気がそがれてやめるのかもしれないが、私には逆効果だった。

ペニスの先が、軟らかい肉に当たったと思うと、そのまま亀頭まで熱い肉に包まれた。
『ヒィッあっ! 痛いぃっ! 先生、痛いよぉ……やめてぇ……やめて……』
最近では、心が通い合っていると思っていた優香……毎週のように昼食を作りに来てくれる優香……私は、確実に優香に恋心を持っていた。

それなのに、こんな形で思いを遂げようとしている私。

一瞬、思いとどまりそうになったが、優香の涙を見て、私はそのままペニスを押し込んだ。

熱くてキツキツの肉をかき分け、私のペニスが突き進んでいく。
『ヤァ……痛い……痛いよぉ……抜いて、抜いて下さいっ! あぁ、先生……ひどいよぉ……』
泣きながら言い続ける優香。私のペニスは、すでに全部入ってしまっていた。

私は、高ぶりすぎてもうイキそうだった。
まくれ上がった可愛らしいTシャツ……そこからのぞく色気もなにもないブラ、そしてズレたブラからのぞく美しい胸と乳首。
ミニスカートはなにも役目を果たしていない状態で、結合部が丸見えだ。小さなアソコから、私のペニスが出入りする。
もう、すべてが信じられないくらいに背徳的で淫靡だった。

私は、泣きながら私を見つめる優香にキスをした。まったく無抵抗に私に口の中まで犯され、泣き続ける優香。

私は、そのまま何も言わずに優香の中に射精した。信じられないくらいの快感が、私の脳髄まで貫いていく感じだった。

そして、イったことにより、やっと我に返った私は、ペニスを引き抜いた。
泣き続ける優香のアソコから、血と一緒に流れ出る真っ白な精液。私は、終わったと思った。職を失うどころか、警察のご厄介になるのを覚悟した。

優香は、何も言わずに私を見つめる。さっきまでは、しゃくり上げるほど泣いていたのに、驚くほどの無表情で私を見る優香。
私は、その表情に突き動かされるように、優香の血や体液で汚れたペニスを、優香の口元に持っていった。
「ほら、綺麗にしなさい」
私は、もう開き直ってそう言った。

すると、優香は、
『は、はい……先生……』
と言って、大きく口を開けてペニスをくわえ始めた。怖々と、ゆっくりペニスを口に入れていく優香。上目づかいに、私を見つめたままだ。その目は、恐怖や怒りなどではなく、被虐的な何ともいえない目をしていた。
「早くしろ」
私は、内心怯えながらも、冷たく命じた。すると、
『ゴメンなさい……』
と、小さな声で言い、すぐに口にペニスを含んだ。ただくわえただけなので、なにも気持ち良くなかったが、美少女が私のペニスを口に含んでいるというだけで、あっという間に勃起が回復してしまった。

「ほら、舌でちゃんと綺麗にしなさい」
私が声が震えるのを必死で抑えながら命令すると、素直にペロペロと舌で舐め始める優香。

テクもなにもないので、上手ではないはずだが、あまりにも気持ち良かった。
私は、そのまま優香に舐め続けさせた。そのまま、5分、10分と優香は文句一つ言わずに舐め続ける。
私はもの凄く気持ち良かったが、イカせるような刺激ではないので、射精には至らない。

私は、何も言わずに優香が根を上げるまで舐めさせようと思った。どうせこれが最後だから……そう思っていた。

そのまま舐め続ける優香。30分を過ぎると、私の微妙なリアクションから気持ち良いポイントがわかり始めたのか、確実に上手くなっていた。

優香は文句一つ言わず、それどころか、目をトロンとさせながら口での奉仕を続ける。
こんなにもいたいけな教え子に、こんな事をさせてしまった私……でも、不思議と後悔はなかった。

そして、1時間が過ぎようとするとき、私は射精感を逃がせなくなっていた。
「出すぞ」
私は、短くうめくように言うと、優香の口の中にぶちまけた。さっきの、優香の処女を奪ったときの射精も、もの凄い快感だったが、1時間もフェラをされたあとの射精は、うめき声を我慢することもできないほどの快感だった。

『んんっーっ!』
うめきながらも、逃げることなく口内射精を受けきった優香。私はペニスを抜くと、
「よし、飲み込め」
と、命令した。優香は、すぐに飲み込み、むせた。

私は、むせる小さな体を見て、今さら後悔した。酷いことをしてしまった……そう思い、謝ろうとした。

そこで、優香と目が合った。優香の目は、謝罪ではなく、命令を求めている……私はそう直感した。
もしかしたら、完全に勘違いだったのかもしれない。でも私は、バックのギアをはずそうと思った。もう、前進するしかない……そう思い、
「よし、裸になって、また私のを大きくしろ」
と、冷たい声で命令した。
『はい……先生……わかりました』
優香は、切れ切れにそう言う。その声が、微妙に震えるというか、うわずって聞こえた。

優香は立ち上がると、中途半端にめくれ上がっている衣服を脱いでいく。本当に、なんと言っていいのかわからないが、神々しいまでの美しさだった。
大人でもない、でも、子供でもない……そんな、女性のある短い時期だけの身体……。

そして、優香の内ももには、私の精液が流れ出している。少し血が混じった白いモノが、膝裏まで垂れ流れている。
私は、それを見ただけで、もう勃起が回復していた。

でも優香は、私のペニスをまたくわえた。すでに大きくなったペニスを、さらに大きくしようと頑張る優香。
もう、泣いてもいないし、怯えてもいない。キラキラとした好奇心に満ちた目で、私のペニスを口でし続ける。

「よし……いいぞ、上になれ」
私は、なるべく冷たく命令した。すると、
『はい……先生……わかりました』
と、上気した顔で言った。私は、もしかしてなんとかなるのでは? と思い始めていた。優香を、このまま調教出来るかも知れない……逮捕されないかも知れない……そんな事を思い始めていた。

優香は、私のペニスに向かって、腰を降ろしていく。そして、私のペニスに、優香のアソコが触れる。でも、微妙に場所が違う。それでも必死で押しつける優香。何とかして挿入しよう……そんな努力が見て取れる。でも、滑って上手く入らない。

『ゴ、ゴメンなさい……ちゃんと、入れます……ゴメンなさい……』
謝りながら、必死でペニスを挿入しようとする優香。

「ほら、手で持って入れろ」
私が命令すると、すぐに私のペニスを小さな手で握り、アソコに押し当てた。
今度は、一気に亀頭が熱い肉に包まれた。
『ンンッ! あ、アッ! い、痛い……痛いよぉ……』
まだ亀頭が入っただけなのに、また泣き始める優香。
「ほら、奥まで入れろ!」
少し強めに命令すると、
『は、はい、先生……』
と、泣きながら返事をして、腰を降ろし始める。小さな膣には、私のモノでも大きすぎるのかもしれない。
『うぅ……あ、あぁ……先生……あぁ……痛い、です……』
優香はそんな事を言いながらも、結局奥まで自分で入れた。

「よし、腰を上下に動かしてみろ」
私が命令すると、すぐに腰を上下に動かす優香。さっきよりも、強烈に膣が締まる。その引きちぎられそうな締まりに、私はもうイキそうだった。
『ん、んっ! ン、ツゥあぁっ! 先生……あ、あぁ、痛いよぉ……あぁ……』
優香は、痛がりながらも、必死で腰を振る。あくまで忠実に、私の命令に従い続ける優香。

そして、それから5分もしないうちに、また射精感がこみ上げてきた。
「あぁ、イクぞ……」
『ダメぇ……先生、中に出しちゃダメぇ……』
今さらだと思うが、泣きそうな顔で言う優香。

「ほら、中に下さいって言え!」
私は、ほとんど怒鳴るように言った。
『うぅあぁ……先生! 下さいっ! 優香の中に出して下さいぃっ! あぁっ!』
優香は、私に言われるままに叫んだ。その声は、完全にうわずっていた。

優香の騎乗位で、思いきり射精してしまった。そして、そのまま私の胸に倒れ込んできて、泣き出す優香。私は、そのまま優香の頭を優しく撫でる。

『好きなのに……こんな事しなくても……先生……好き……』
しゃくり上げながら言う優香。私は、正直ホッとした。やっぱり、私の思い過ごしではなかった……そして、逮捕も回避出来た……免職も免れた……そんな思いでいっぱいだった。

そしてこの日から、私と優香のいびつな日々が始まった。私は、優香のことを愛していた。でも、そんな気持ちは一切見せずに、優香を調教していった。
多分、普通の恋愛をしていたら、そのうち他の誰かに奪われてしまう……そんな、コンプレックスにまみれた思いから、誰にも奪われないように、調教してしまおぅ……私色に染めてやろう……そう思ったのだと思う。

優香とは、時間があればセックスをした。週末はほぼすべて。そのうち、学校でも関係を結ぶようになった。

放課後の準備室や、用具室で……。

跳び箱などがおいてある用具室で、跳び箱に手をつき、体操服にブルマを膝まで下げた優香。今時は、ブルマがなくなってしまい、密かに残念に思っているが、この時はまだ現役だった。

優香は、ブルマの下にはなにもはいていない。そして、体操服の下はノーブラだ。

義理の叔母先生

俺が小2の時のこと。
近所に叔父一家が住んでいて、ある日、学校帰りに家を覗くと、庭のビニールプールで遊ぶ母子を発見。
義理の叔母になる洋子さんと、その子供の女の子だ。
叔母と言っても、当時まだ20代半ばのお姉さん。
洋子さんと目が合った俺は、一緒に遊ぶように勧められた。
俺がプールバッグを持ってるのに気づいたらしい。
ビニールプールなんて本来幼児用だけど、まだ低学年だったし、喜んで加わった。
水遊びを終えると、3人一緒に風呂に入った。
もちろん、そこでは3人とも水着を脱いで全裸。
親戚だし恥ずかしさも違和感も全くなかった。

その3年後。
洋子さんはもともと小学校の先生だったが、叔父との結婚がいわゆるできちゃった婚だったようで、学校に籍を置くのが恥ずかしかったのか、産休と同時に先生を辞めてしまっていた。
ところが育児が一段落すると、まだ年齢も若いし、嘱託として近くの学校で先生に復帰することに。
その学校というのが、俺の通っていた小学校だったのだ。
初めのうちは、家と違って、学校で洋子さんと顔を合わせると、なんか照れ臭かった。
時間の経過とともに、やがて照れのほうは無くなったが、それとは別の、新たに照れを感じる出来事が始まった。

普通の先生とは違い、嘱託の身である洋子先生には担任を受け持つクラスはない。
病気や出張で休んだ先生の代理を務めたり、補佐的な役割が主となる。
その一つに学校のプールの指導役があった。
ベテランの先生にもなると、水の中に入らない人もいて、まだ若い洋子先生が積極的にプールに入って、児童を直接指導するのだ。
俺のクラスのプール授業も同様だった。
洋子先生は中途採用だし、クラス担任でもなく、それまで校内でも地味な存在だったのだが、色白で背が高かったので、水着姿を見た一部の男子に目を付けられるようになってしまう。
俺たちは小5になっていた。
そろそろ異性に性的な興味を持ち始める年齢に差し掛かっていたのだ。

家のビニールプールでは、昭和のお母さんが着ていた、地味なワンピース水着だったが、プール授業に積極的だった洋子先生は、学校では競泳用の水着を着ていた。
競泳用だから体にピタッと張り付いて、体のラインがはっきり分かる。
と言うことは、すなわち、胸の大きさや形も分かってしまうということ。
案の定、プールを終えると、一部の男子が嬉しそうに話し始めた。
「ここだけの話だけどさ、Y本先生の水着、あれ乳首丸分かりだぞ」
「俺も発見しちゃったぜ、あの先生、乳首立ってたよねw恥ずかしくねえのかな」
その頃の競泳水着には、パットとかニプレスといったガード用の素材などはなく、おまけに色も単色だったので、胸ポチはカモフラージュできなかった。
その話を聞いた他の男子も、面白半分に話の輪に加わり、あっという間に、真面目系を除いたクラス男子の大半が、洋子先生の水着姿に対して、性的な興味を持つようになってしまった。

親戚の俺は、そんなクラスメイトらに対して、正直、複雑な心境だった。
『叔母さんの体をそんなやらしい視線で見るなよ!』
そう訴えたかった。
でも、それを口に出してしまうと、関係を疑われるだろうし、結局は我慢するしかなかった。

そんな助平どもの評判を知らない洋子先生は、相変わらずいつもの競泳水着を着用して、指導に励んでいた。
プールサイドに体育座りさせられた俺たちの前で、プールに入らない担任が「クロールの時にはこうやって手を返す?」とハンドマイクで叫ぶと同時に、水着姿の洋子先生が俺たちの前で手の返しのポーズを採るのだ。
その時、洋子先生は俺の目の前のポジション。
思わず、下から上へと食い入るように、水着姿の洋子先生を見つめてしまった。

先生の腕が動くたびに、それに呼応して小刻みに胸も揺れる。
別に巨乳でもなく、どちらかと言えば小さくまとまった形なのだが、かえってそれ故に、水着が張り付くとバストトップが目立ってしまうのだ。
すでに濡れていた水着の、胸の先端から2つの突起が出てるのが、俺にもはっきり分かった。
『親戚なんだしダメだろが!』と思いつつも、やらしい視線で先生の肢体を見つめる俺。
水着着用でも十分エロいと思ったけど、それに加え、親戚である俺には、他の男子には決して体験できないアドバンテージがあった。
俺は、洋子先生と一緒に入浴していたのだ。

俺は洋子先生のやらしい肢体を覗きながら、心の中で3年前の出来事を懸命に思い起こした。
あの時、一糸纏わぬオールヌードを俺の前で披露してくれた洋子先生。
でも、もうその記憶はおぼろげだった。
まだ性的興味を覚える前の話。
なんだか悔しくなった。

その後もプール授業は続いた。
この日も水に入って児童の泳ぎを指導していた洋子先生。
泳ぎ方の悪い児童に綺麗なフォームを手取り足取り指導していく。
実はこの俺、水泳が大の苦手。
出来ることなら洋子先生から直々に指導を受けるのは避けたかった。
親戚だし、何となく恥ずかしさや照れ、遠慮があった。
ところが、こっちは不恰好だし、案の定、目を付けられてしまう。

「○○くん、まずは先生が見本見せるから、見本通りに泳いでごらん」
普段はいつもコウちゃんと呼んでいたし、苗字で呼ばれるのはなんかよそよそしかった。
俺は洋子先生のフォームを真似て泳いでみたが、上手くいかない。
「はい、肘を上げて!腕は真っ直ぐ伸ばす!」
洋子先生は、ギュっと俺の腕を掴みながら、しばらく付きっきりで指導してくれたが、あまり上達した実感はなかった。
「○○くん。放課後一緒に練習するからね!」
授業の終わりに直接そう言われた。

プール授業の時には教室で海パンに着替えていたが、
ただ放課後一緒に練習すると言われただけで、どこで着替えるかとか詳細を聞かなかった俺は、みんなが帰路に付く中、たった独り居残って、教室で暇を持て余していた。
そこへ息を切らしながら洋子先生がやってきた。
「コウちゃんゴメンね。職員会議で遅れちゃって…」
そう言うと、俺の手を引っ張って、ある場所へと連れて行った。
ある場所とは、プールにくっついて建っていた控室。
ここは先生専用ルームで、普段だと児童は入れない。
その中に初めて潜入したが、そんなに広いスペースでもない。
「今日はここで着替えるよ」
先生はそう言うと、いきなりTシャツから脱ぎ始めた。

先生と児童が同じ部屋で着替えるというのは、あまり例はないと思うが、親戚として考えるなら別に珍しいことでもない。
でもそれは3年前の話だし、小5になっていた俺は、ちょっと自意識過剰になってしまった。
残すはパンツ一枚だった俺は、腰にバスタオルを巻いた。
5年にもなると、もうそれが当たり前の流儀だった。
ところが、それに気づいた洋子先生が一言。
「別に隠す必要なんかないじゃんか?2人だけなのにw」
笑いながらそう言うと、下着を脱いだ洋子先生は俺の前で生まれたままの姿になったのだ。

俺の目の前に、ベロンと洋子先生の剥き出しになった陰毛、そして乳房が現れた。
俺はその時、まじまじと洋子先生のおっぱいを眺めたと思う。
当然、洋子先生は俺の視線に気づいたはず。
でも、その後も別に隠すでも見せつけるでもなく、テキパキと競泳水着に着替えた先生は、
「早く着替えなさいよ」と一言言うと、先にプールへと飛び出して行った。

その日は開始が遅れた事情もあって、結局中途半端に終わってしまった。
再び控室で着替えを始める2人。
俺はちょっと悩んでいた。
さっきは洋子先生が先に部屋から出たし、結局、自分のチンチンを見られることはなかった。
ところが、今度はもう、そういうわけにもいかないだろう。
陰毛も精通もまだだったけど、それでも異性の目の前で、開けっ広げにチンチンをブラつかせながら着替えるという行為には抵抗があった。
小5のささやかな葛藤。
俺は海パンの紐を外すと、その上から厳重にタオルを巻いた。
早速、その姿を見た洋子先生にたしなめられた。
「コウちゃん、叔母さんしかいないのにタオルなんか巻く必要ないよ!面倒だし、第一、それじゃ綺麗にパンツ穿けないじゃないの」
それもそうなのだが、俺にとっては恥ずかしさのほうが優先だった。

洋子先生は先に全裸になった。
そして矛先を俺に向けてきた。
「タオル、取りなさいよ。邪魔でしょ」
やや強い口調で迫ってきた。
そして、実力行使に出た。
俺のタオルに手を掛けてきたのだ。
慌てて手でタオルを押さえる俺。
でも、小学生と大人の女性では、所詮力の差は明白だった。
俺はあっさりタオルを取られてしまった。

「なんだぁ、まだ毛も何も生えてないじゃん!隠すにはまだまだ早いよね♪」
嬉しそうに俺のチンチンを見つめながら、洋子先生はそう言った。
結局、ばっちり見られてしまった。
小学生の男の子がケンカで負けると悔しくて涙目になるのはよくあること。
恥ずかしくて隠していたチンチンを見られてしまった俺も、思わず半泣きになった。
洋子先生はプロの教師だから、そういうのにはとても敏感だ。

「コウちゃん男の子でしょ、ちょっとおチンチン見えたぐらいで泣くなって」
そう言って、今度は励ますのだが、逆にこちらは余計にこみあげてきた。
これじゃマズいと思ったのだろう。
「ほら、叔母さんなんか、コウちゃんの前で胸出しても全然恥ずかしくないし」
そう言うと、わざわざ胸を強調するようにこちら側を向き、タオルで胸部を拭き始めた。
俺は遠慮することもなく、本能の赴くままに、洋子先生のおっぱいを見つめた。

タオルの布が当たる度に、ぷるぷる細かく震える乳房。
小振りなお椀型で、やや黒い乳輪。そしてつんと前を向いた乳首。
競泳水着なので、もう胸の形や乳首の突起の大きさは分かっていたのだけど、水着の覆いなしで、直接先生のおっぱいを覗ける特権は俺だけのもの。
洋子先生も、そんな俺の視線は敏感に感じていたはず。
でも、全く嫌がる素振りもなく、結局、ブラジャーを付け終わるまで見せ続けてくれたのだった。
教師は思春期の性にも詳しいはずだし、あれはおそらくは性教育のつもりだったのではないか?と今では思う。

しかし、洋子先生の指導の甲斐もなく、相変わらず俺の泳力は向上しなかった。
後日、再びマンツーマンで先生と泳ぎの練習をすることになった。
前の時と同じく、放課後に独りで教室で待機してると、そこへ洋子先生がやってきた。
その姿を見た俺はあれ?と思った。
マンツーマンのはずが、先生の他にもう一人いたからだ。
6年の女子だった。
顔は見覚えがあるものの、学年違いで喋ったことはない人だった。
その女子も、俺と同じく泳げない児童だったようで、結局3人で控室に入った。

服を脱ぎ始めると、俺の頭の中にちょっとした疑問が生じた。
当時、体育の着替えは男女同室が当たり前だった。
プールの時間も同じだ。
それは、いつもバスタオルを巻いて対処するから、別にいい。
いつもと違うのは、そこに洋子先生が加わっていることだった。
前回、ここで着替えた時には、最終的には2人とも全裸になっている。
ところが、今回はそこに6年女子が加わった。
俺は彼女がいる手前、最初からタオルを巻いて着替えるつもりだったが、先生はどうするのだろう?

俺は自分の頭の中でそのことが非常に気になってきたが、答えはあっけなく出た。
洋子先生は、ズボンを穿いたまま、その上からバスタオルを巻いたのだ。
2人きりの時とは明らかに違っていた。
その原因は6年女子の存在であることに違いないと思った。
『へぇ?、女同士なのに裸を見られまいと意識するんだ…』
それまで一度も見せなかった先生の羞恥心をビンビンに感じて、なんか興奮してきた。
結局、洋子先生は裸体をタオルでガードしながら着替えを終えた。

プールを終えると再び着替えが始まった。
男子は腰にタオルを巻くが、女子の場合は胸に巻く。
洋子先生も同様だった。
タオル巻きで巧みに中の水着を脱いだ洋子先生。
続いて、慣れた様子で片足ずつパンツに通し、ひざ上まで持ち上げた、その時だった。
突然、タオルの結び目が緩んで、タオルが左右に開きそうになるアクシデントが起こった。
ゴムやボタンなど付いてない、普通のバスタオルだから、この種のアクシデントは、着替え中、常に起こりうるのだ。
両手で掴んだパンツは、下腹部まであともう少し。
こういうケースではほんのわずかなタイミングの差が命取りになる。
洋子先生は条件反射的にパンツを腰まで持ち上げた。

結果、辛うじて陰毛の露出は防がれたが、パンツを穿いたのと同じタイミングで、歯止めを失ったバスタオルが左右に開いて、ハラリと床に落ちた。
男だったらこれで危機一髪逃れられたわけだけど、先生は大人の女性。
そういうわけにはいかなかった。
パンツを穿いた引き換えに、洋子先生の胸が露わになってしまったのだ。

洋子先生は慌ててタオルを拾うと、速攻で胸にタオルを当てて押さえた。
とりあえず、これで一安心した様子に思われた。
そしてアゴでタオルを押さえながら胸の周りを手で撫でるように拭いた。
次に先生はその上からブラジャーを付けようとする。
タオル巻きはもう面倒臭いと思ったのか、相変わらずアゴで押さえつけるだけ。
しかし、そこに落とし穴が潜んでいた。
ブラジャーの肩紐に手を通すタイミングで、アゴが離れてしまい、再びタオルが落ちたのだ。

計算が外れて慌てた洋子先生は、焦りながらもう一方の肩紐を付けようとするのだが、まだ後ろのホックが留まっていなかったので、動く度にブラジャーのバランスが崩れて、三角パッドから乳房がハミ出し、中から乳首がこんにちわを繰り返す。
こういう時って、本人は我を忘れて必死に隠そうと頑張るのだけど、焦れば焦るほど逆効果になる。
先生も焦りながらもようやく冷静さを取り戻し、後ろのホックを止めると問題は解決した。
それまで見たことのなかった、大人の女性の羞恥心。
『叔母さんなんか、コウちゃんの前で胸出しても全然恥ずかしくないし』
の時とは全てが違った。
俺にとってはこの時の方がずっと興奮した。

家庭教師先のJKに調教された僕

僕は大学4年生で、早々に就職も決まっていたので、バイトの家庭教師をしながら、のんびりと毎日過ごしていました。
もともと、それほど社交的というわけではなかったので、大学の3年ちょっとの間に彼女を作ることは出来ませんでした。

でも、もともと彼女が欲しいという気持ちも、性欲ですらも少なかった僕は、とくに焦りもなく大学最後の4年生という時間を楽しんでいました。
そんなある日、夏休み限定でやることになった女子校生の家庭教師で、僕の人生は大きく変わりました。

斡旋会社の指示で初めてその家に行ったとき、その家の大きさに怯みました。普通の家の2倍……もしかしたら3倍くらいはあるかもしれないそのお宅の駐車場には、ポルシェとAMGが止まっていました。どちらも一生僕が乗ることのない車だと思いましたが、逆にそこまで行くと、羨ましいとも思いませんでした。

そして、感じの良い奥さんにリビングに通されて、紅茶を出されて娘さんの帰宅を待ちました。
紅茶なんて飲む習慣のない僕でしたが、奥さんが出してくれた紅茶は、本当に香りもよく、美味しいと思えるものでした。相棒で杉下右京が紅茶を愛するところを見てもピンとこなかった僕ですが、その気持ちが少しだけわかった気がしました。

そして、10分ほどして帰宅した彼女……美帆ちゃんは、絵に描いたようなお嬢様でした。
肩甲骨のあたりまで伸びた艶やかな黒髪と、小脇に抱えたヴァイオリンのケース、そして、上品な挨拶をされて、僕は住む世界が違うことを感じました。彼女は、堀北真希とか、10代の頃の仲間由紀恵みたいな、正統派の美人顔で、スリムな体型をしていました。胸は、ほとんど主張していない感じで、貧乳なところもお嬢様っぽくて近寄りがたい気持ちになりました。

僕は、色々な意味で圧倒されて、本当に僕なんかでいいのかなと感じ、奥さんと美帆ちゃんに僕でいいのか聞きました。すると、不思議なことに美帆ちゃんが僕のことを凄く評価してくれて、この先生が良いとまで言ってくれました。

そんな形で始まった家庭教師生活でしたが、初日にいきなり美帆ちゃんの正体が見えてしまいました。
彼女の部屋に入り、二人きりになると、僕は勉強を始めようとしました。すると、母親がいるときは足をしっかりと揃えて座り、背筋もピンと伸ばしていた美帆ちゃんが、だらしなく足を開き、背筋もダラッとしただらしない格好になりました。
制服姿で足を広げるので、その奥のショーツがチラチラと見えてしまっていました。淡いブルーのショーツが見えたとき、ラッキーと思うと同時に、慌てて顔を背けました。

『先生、何色だった?w』
美帆ちゃんは、さっきまでのお嬢様の口調ではなく、ギャルっぽい口調で聞いてきました。
僕は、彼女の豹変に驚くと同時に、いきなバイトを失ってしまったと思った。

そして素直に、
「ゴメン、見えちゃった。青だったよ」
と、謝った。謝りながらも、両親に告げ口されたら、バイトを失うだけではすまなくなるかもしれないと、恐怖に捕らわれていた。
『何で謝るの? いいじゃん、見たいなら見ればw』
そう言って、ガバッと足を広げた美帆ちゃん。ブルーのショーツが丸見えになり、僕は思わず目をそらした。
「ウケるw 何で見ないんだよw」
美帆ちゃんは、ギャル言葉そのもので僕をあざけるように言う。
僕は、恐る恐る彼女の方を見ると、彼女はスカートを自分で持ち上げて中が良く見えるようにしていた。
それは、恐ろしく淫靡な光景だった。
見た目は、どう見ても清楚なお嬢様の美帆ちゃん。それが、自分でスカートをまくり上げ、中を丸見えにしている。ブルーのショーツも丸見えだし、真っ白で健康的な太ももが、妙になまめかしい。

僕は、美帆ちゃんの声に催眠術にでもかかったようにそれを凝視してしまった。

『先生って、どーてーなの?』
美帆ちゃんは、いつの間にか取りだした棒付きキャンディーを舐めながら、好奇心いっぱいの顔で聞いてくる。
僕は、射すくめられたようになってしまい、素直に答えた。
「はい、童貞です……」
僕の言葉を聞いて、
『キャハッw キモ?いw』
と、美帆ちゃんが言う。僕は、美しい女子校生にそんな事を言われて、情けなくも涙を流してしまった。

『あれ? 泣いちゃった? ゴメンね。でも、何でどーてーなの? 先生結構イケてるよね?』
慰めるように言う美帆ちゃん。僕は、こんな年下の女の子に慰められて、余計にみじめになってしまった。

すると、イキなり美帆ちゃんにキスをされた。キャンディーの甘い味が口に広がり、次の瞬間には彼女の小さな舌が僕の口の中に飛び込んできた。

彼女は、目を開けたまま、挑発的な目で僕を見たまま舌を動かし始める。制服姿の女子校生と、そのこの部屋でこんな事になる……。家庭教師のバイトを始めるときに、少しは期待するシチュエーションだ。
でも、現実にこんな状態になると、警察の影やご両親の影がチラつき、ビビり倒してしまう。

『もしかして、ファーストキスとか?w』
唇を、手の甲で拭いながら美帆ちゃんが聞いてくる。僕は、正直にそうですと答えると、
『もらっちゃったw せんせ、チンポ出しなよw』
美帆ちゃんは、ニヤニヤしたまま僕にとんでもない事を言う。僕は、さすがにそんなのは無理ですと、敬語で告げると、
『じゃあ、ママ呼んじゃおっかw 逮捕だよw ウケるしw』
ギャルっぽい軽い口調で言いながらも、目だけは僕を見据えたまま言う美帆ちゃん。底知れぬ恐怖を感じました。

そして、僕はなぜか謝りながら立ち上がり、ズボンを脱いでいきました。結局僕は、情けない気持ちのまま下半身裸になり、勃起してしまったペニスを晒しました。
『あれれ? 超デカいじゃんw なにこれ、マジかw』
僕の剥き出しになったペニスを見て、美帆ちゃんはハイテンションで言いました。それだけではなく、僕のそれを握りました。

『太すぎw なんだこれw こんなの持ってんのに、未使用とかw』
美帆ちゃんは、下にお母さんがいるのにこんな事をしてきます。僕は、ビビり倒しているのに、美帆ちゃんは平気のようでした。

すると、美帆ちゃんは椅子に座ったまま足を広げると、ショーツをずらすようにしました。イキなり目に飛び込んできたアソコは、恐ろしくピンク色でヌラヌラ光っていました。
生まれて始めてみる生の女性器は、ネットでチラッと見たグロい感じではなく、新鮮な明太子のように綺麗な感じでした。

『いいよ、入れちゃいなよw』
美帆ちゃんは、軽い感じでそんな事を言いました。まるで、握手でもしようと言うくらいの気軽さで、セックスを誘ってきました。

僕は、そんな事は絶対に無理だと言うことと、下にお母さんがいるのに、バレたらどうするのということを諭しました。
『へーきw この部屋ヴァイオリン用に防音だし、鍵かかるしw』
美帆ちゃんはそんな事を言いながら、ブラウスのボタンまで外していきます。そして、ブラまで丸見えになりました。ショーツとおそろいのブルーのブラは、やっぱりぺっちゃんこでしたが、それでも女子校生の下着姿だと思うと、おかしなくらい興奮してしまいました。

『ちっちゃいけどw』
美帆ちゃんは少しだけ照れたように言うと、ブラも上に引き上げてズラしてしまいました。すると、淡い膨らみが丸見えになり、ピンクの小さな乳首も丸見えになりました。
僕は、あまりの超展開についていけず、バカみたいに固まっていました。

『早く入れなってw そんなデカいの、初めてだしw どんなだろう♡』
美帆ちゃんは、期待のこもった目で僕を見ます。僕は、拒否権など自分にないことを理解していたので、腰を落として彼女のアソコに自分のペニスを持って行きました。
正直、こんな形とはいえ、初体験が出来ることに胸が躍る僕がいるのも事実でしたが、やっぱり上手く出来ませんでした。モタモタする僕に、
『いいよw そう……そこ、そのまま押して……』
そう言って、美帆ちゃんが僕のペニスを誘導してくれました。場所が決まり、腰を前に押し出すと、一気に僕のペニスが熱い肉の塊に包まれました。
『んっ、ふぅあっ♡ デカ過ぎw』
僕のものを一気に半分以上も小さな膣で受け止め、美帆ちゃんがうめくように言いました。その、予想もしていなかった大きな声にドキンと心臓が痛くなりましたが、防音ルームだという美帆ちゃんの言葉を信じるしかありませんでした。

『なにしてんの? 早く奥までぶっ込んでよw』
腰を左右に動かしながら催促する美帆ちゃん。僕は、あまりの快感に我を忘れて腰を押し込みました。すると、奥に行くに従い、さらに包み込まれ締め付けられるような感覚になり、思わず声が漏れてしまいました。

『ンうぅっぁぁっ! 奥潰れてる♡ ヤバい、これ、マジヤバイでしょ、うぅアァァッ♡』
美帆ちゃんは、奥まで入れると急に顔に余裕がなくなりました。その顔は、快感でとろけたような感じでしたが、同時に少し恐怖も感じているように見えました。

僕は、絡みつく女子校生の膣肉の感触に、我を忘れて腰を動かし始めました。美帆ちゃんが椅子に座った状態での体位なので、凄く動かしづらかったですが、見様見真似で何とか腰を振りました。

『うぅああぁぅっ! んぅぅっ♡ ヤバい、うぅァッ! 奥、壊れるぅッ! 先生、もっと強くぅっ!! ヒィグゥッあぁっ!!』
さっきまでの上から目線が消えて、すがりつくような顔で僕におねだりをする美帆ちゃんを見て、僕は有頂天でした。でも、これが初体験だった僕には、刺激が強すぎました。

「ダ、ダメ……。美帆ちゃん、出そう……」
僕は、この瞬間に今さらコンドームも何もつけていなかったことを思い出しました。
『いいよ、そのまま出しても♡』
美帆ちゃんはそう言うと、僕に抱きついてキスをしてくれました。その瞬間、僕は限界でした。イキそうになっているところに、キスをされて柔らかい小さな舌が飛び込んできた瞬間、僕は信じられないくらいに気持ちのよい射精をしていました。
オナニーの時と違い、ビクン、ビクンと射精の度に脈打つのが続きました。2回3回では足らず、5回も6回もビクンビクンと脈打ち、射精が続きました。

僕は、フリーフォールで落ちるときのように、こらえきれずに声が出てしまいました。

『出し過ぎw さすがにピル効かないかもw』
おどけて言う美帆ちゃん。僕は、女子校生がピルなんて飲んでいることに驚きましたが、正直ホッとしました……。

「ピ、ピルなんて、飲んでるの?」
初体験の余韻も何もなく、そんな質問をする僕に、
『うん? あぁ、お客さんがくれたからねw』
こともなげに言う美帆ちゃん。
「お客って?」
意味がわからずに聞く僕に、
『えんこーのw』
と、悪びれもせずに答える美帆ちゃん。僕は、驚きながら理由を聞こうとしましたが、美帆ちゃんが椅子から降りて床にひざまずき、僕のものをくわえました。

そして、口で清めるようにフェラチオをしてくれました。初めての感覚に、腰が引けるほどの快感を感じました。
『へへw まだいけそうだねw』
美帆ちゃんはそう言うと、僕を椅子に座らせて、そのまままたがってきました。
対面座位という体位らしいですが、さっきよりも美帆ちゃんの膣が締まる感覚が強く、いきなり射精感がこみ上げてしまいました。

『マジ、信じらんないw 奥、完全に潰されちゃってるよ♡』
トロンとした顔で言う美帆ちゃん。美帆ちゃんはそれだけ言うと、腰を振り始めました。それは、僕が想像していた騎乗位とは違って、上下と言うよりは、前後に激しくシェイクするような動きでした。

まるで、手でガシッと握られて、ガンガンしごかれているような強烈な感覚でした。
『うぅあぁっ! あふぅ♡ フゥッ♡ あ、あぁっ! あぁぁぁっ!! チンポデカいぃっ! 奥、凄いぃっ!! あっ♡ あっ!』
美帆ちゃんは、下に母親がいることも忘れたように、大きなあえぎ声を上げながら、ガンガン腰を振りました。

そして、美帆ちゃんは腰を振りながら、自分の指でクリトリスをまさぐり始めました。本当に、エロ過ぎて見ているだけで射精してしまいそうな光景でした。
女子校生が、はだけた制服姿のまま僕にまたがり、自らクリトリスをまさぐりながら腰を振る姿は、ヤバいのひと言でした。

『デカくなってきた♡ イッちゃうの? もっと頑張って! もう少しだからぁっ! 美帆もイクからっ! うぅああぁぁっ! 乳首摘まんでぇッ!!』
美帆ちゃんは、口の端からよだれまで流して叫びます。僕は、言われるままに彼女の乳首をつまみました。それは、驚くほどカチカチにしこっていて、彼女の興奮が伝わってきました。

『ヒィッグゥッ!! それ、あぁっ! もっと強くぅっ! ヒィッ!! ぎぃ♡ イクっ!! 美帆イッちゃうぅっ!! オマンコイクっ!! デカチンポでイクぅっ!! イィグゥッ!!!』
美帆ちゃんは、白目を剥く寸前の顔で叫びながら全身を震わせました。僕は、清楚な女子校生のそんな顔を見て、こらえきれずにまた膣内射精をしてしまいました……。

家庭教師の女子大生が恋をした生徒は鬼畜青年だった4

最終電車だったからもう日付が変わりそうだ。

夜遅く、やっと自分のアパートに帰ってきた千佳は、玄関で1つ息をつく。

千佳 「……ふぅ……」

そして部屋に上がると、すぐに浴室に向かいお風呂に入りにいった。

今日もいつものうように駅まで送ってくれた康介。

夜の道を2人で歩き、会話は尽きる事がなく、駅に着いても電車が来るまでしばらく話していた。

そして最後は笑顔で手を振りながら別れた。

……色々あったけど、良い誕生日だったよね……

辛い想いも嬉しい想いも体験した、心のアップダウンが激しい1日だった。

でも、最後は笑顔なれたんだから。

お風呂から出た千佳は髪の毛を乾かしてからベッドの上に座り、康介の部屋から持ち帰ってきた袋を手にする。

康介から貰ったもう1つのプレゼントだ。

部屋に帰ってから開けてと言われたそのプレゼントの中身が何なのか、千佳はずっと楽しみにしていた。

上機嫌で笑みを浮かべながら袋からラッピングされたものを取り出し、包装紙を丁寧に剥がしていく千佳。

千佳 「フフッ何かなぁ」

本当は何でも良かったんだ。康介が自分のためにプレゼントを用意していてくれただけで、凄く嬉しかったのだから。

でも、最初に貰った腕時計はとても素敵なものだったし、このもう1つのプレゼントにも自然と期待してしまう。

千佳 「わぁ、可愛い。」

中に入っていたのは可愛らしい白いワンピースだった。

白ではあるものの、オシャレなデザインのそのワンピースは腕時計同様、千佳の好みに合う物だ。

これはあの高校生の女の子ではなく、康介が自分で選んでくれたと言っていたから、なんとなくその分嬉しい。

千佳 「あ……でもこれちょっと丈が短いかな……。」

鏡の前で服を広げて自分の身体に合わせてよく見てみると、少しスカートの部分の丈が短いように感じた。

サイズが合っていないとかそういう事ではない。きっと短めのデザインの物なのだろう。

正直、スカートでもワンピースでもここまで短いのは滅多に着た事がない千佳。

それに胸元の部分も結構大きく開いている。

千佳 「ん?可愛いけど……ちょっと大胆だなぁ、私に着れるかなぁこんなの。」

確かにこういった服を着ている女の子は街でも見掛ける。

でもそれを自分が着て似合うのか自信が無かったし、少し恥ずかしいような気もする。

もちろん全く着れない訳ではないが、これは大学に行く時などの普段着としては選べない。

可愛らしさの中に大胆さと大人っぽさが混じっているこのワンピース、なんとか着こなす方法はないかと考える千佳。

そしてとりあえず着てみようと今着ている服を脱ごうとした時、ふとプレゼントの袋の中にまだ何か入っている事に気付く。

千佳 「ん?……あれ……?」

それはワンピースよりも小さく包まれて袋の底の方に入っていた。

千佳 「何だろう……?」

まだプレゼントあるの?さすがに貰い過ぎかも……そんな事を思いながら中身を確認した千佳は、それを見て思わず目を丸くした。

千佳 「えっ……これって……」

取り出してみると、それは女性用の下着だった。

ブラジャーとパンツの1セットだ。

千佳 「康介君……どういうつもりなんだろう……」

当然男性から下着をプレゼントされるなんて初めてであったから驚く千佳。

だが一応プレゼントなのだから、どんなものかと下着を広げてみる。

千佳 「やだ……これ……なんか凄い……」

その下着は千佳が普段あまり身に着けない黒色の物だったのだが、千佳が驚いたのはそのデザインだった。

大人っぽい、セクシー、別の言い方をすればエッチな下着といった印象。

Tバックとまではいかないものの、普通のショーツよりも肌を隠す部分が小さくて大胆だ。
そしてそれはセットになっているブラジャーも同様だった。

千佳 「結構イヤらしい下着だよね……これって……」

千佳はこんな下着は持っていないし、今まで身に付けた事もない。

その下着を千佳は顔を少し赤くしながら暫く眺めていた。

……ワンピースも少し大胆だし、それに合わせた下着って事なのかな……

……でも、こんなの恥ずかしくて着れないよ……

千佳 「康介君、こういうの着る子が好みなのかな……」

そんな事を1人で呟いていると、テーブルの上に置いておいた千佳の携帯が突然鳴り始める。

千佳 「え?電話……?」

もう夜中だというのに誰だろうと思いながら携帯電話を開く千佳。

するとディスプレイには、ちょうど今千佳の頭の中に居た人物の名前が出ていた。

千佳 「……康介君……?」

今までメールはした事はあるが電話は初めてだったので、相手が康介だと知り意外に思う千佳。

しかし少し前に駅で別れたばかりだとはいえ、また康介の声が聞けると思うと素直に嬉しくなる。

千佳は思わぬ電話に笑みを浮かべながら携帯電話のボタンを押した。

22

康介 「もしもし、ちゃんとアパート着いた?」

千佳 「え、あ、うん着いたよ、わざわざありがとう。」

康介からの電話は千佳が無事にアパートに帰れたかの確認であった。

いつもは千佳がアパートに着いたら康介にそれをメールで知らせていたのだが、今日は千佳がメールをし忘れていたので康介が電話をしてきたという訳だ。

しかし駅まで送ってもらい、それに加えこんな連絡のやり取りまでするなんてまるで恋人のようだ。

康介は他の女の子を送ったりする時も同じような事をするのだろうか。

そんな事を思いながら千佳は康介との会話を続けた。

康介 「あ、そういえばあのプレゼント、中見てくれた?」

千佳 「え……う、うん……見たよ……」

先程開けてみたプレゼントの事をさっそく聞かれ、千佳はどういう反応をすれば良いのか分からなかった。

いや、それ以前に、康介がどういうつもりでこのプレゼントを選んだのかが千佳には分からなかったのだから。

千佳は携帯を片手で持ちながら、少し顔を赤くして手元にあるワンピースと下着を見つめた。

康介 「で、どうだった?感想は。」

千佳 「え、感想?……えっと……可愛いくて素敵だとは思うけど……これって康介君が選んでくれたんだよね?」

康介 「そうだよ、千佳先生に似合うと思ってさ。着てみた?」

千佳 「まだ着てないけど……でもその……ワンピースだけじゃなくて、あの……下着まで……」

康介 「下着?あぁ、あれ良いでしょ、千佳先生の勝負下着にぜひと思って。」

千佳 「しょ、勝負下着って……あんなの……ちょっと恥ずかしいよぉ……」

康介 「え?千佳先生ああいうの持ってないの?ダメだなぁ、だから彼氏ができないんだよ。」

彼氏ができないという言葉が少し引っ掛かる。

千佳 「そ、そんなの関係ないでしょ?」

康介 「関係あるって、やっぱ女には色気がないと、可愛いだけじゃね。」

確かに康介の言う通りなのかもしれない。

正直、千佳には大人の女性の色気というものがよく理解できなかったのだ。

男性から見て、自分がどういう風に見られているかも分からない。

それはきっと千佳が恋愛に対しても、性的な事に対しても奥手であったからだろう。

しかし、そんな事を年下の高校生に言われてしまうなんて少し恥ずかしい気もする。

千佳 「そ、そうかなぁ……でも……ワンピースだって結構大胆だし……康介君、こういう服好きなの?」

康介 「好きだね、まぁ俺好みで選んだからね。」

千佳 「そうなんだ……」

康介 「ていうか1回くらい着てよ、折角買ったんだから。」

千佳 「え、うん……でもこんな大胆な服、私に似合うか分からないし……プレゼントしてくれたのは嬉しいけど……」

康介 「男とのデートとか、いざという時に着るんだよ、千佳先生が着ればギャップが出て良いセックスアピールになると思うけどなぁ。」

千佳 「……アピール……?」

性的なアピールをして男性を魅惑するなんて事は、今まで考えた事もなかった千佳。

でもこんな服を着て男性の前に行くなんて、想像するだけでも恥ずかしい。

康介 「あ、そうだ、来週俺の部屋に来る時、それ着て来てみてよ。」

千佳 「え、やだよぉ……そんなの恥ずかしいし……」

康介 「いいじゃん、俺誕生日だしさ、プレゼントの代わりに千佳先生がセクシーな服着てる姿、ちょっとだけ見せてよ。」

千佳 「え?……無理だよそれは……私こんなの着た事ないし……」

康介 「俺が似合うかどうか判定してあげるよ。千佳先生の大胆な姿を見て、男がちゃんと興奮できるかどうか。ちゃんとあの下着も付けて来てよ、下着も似合うかどうか確認してあげるからさ。」

千佳 「も、もうっ……やだよそんなエッチなの……」

いつも通りの、康介が下ネタを言って千佳が恥ずかしがるというパターン。

しかし、どうしてこうやって康介は卑猥な事ばかりを自分に要求してくるのかと、ふと思う千佳。

やはり、康介はそういう目でしか自分を見ていないのだろうか。

その後、しばらく他愛のない会話をした後、康介との電話を切った千佳は、しばらくベッドの上に座ったまま考えていた。

そして今日康介の部屋で聞いた話を思い出す。

?まぁでも、彼女はいなくてもセフレは沢山いるけどね?

正直、康介の口からその言葉を聞いた時は少しショックだった。

康介君ってそういう男の子なんだ……と。

所謂、遊び人というやつだろうか。特定の恋人は作らず、複数の女性と身体の関係を楽しんでいるという。

好きな彼女がいると言われなかっただけショックは小さかったが、それでもなんだが複雑な気持ちだった。

……もしかして、私に優しくしてくれるのも、そういう事が目的なだけなのかな……

ううん、そんな風に考えるのも実はおこがましい事なのかもしれない。

……私なんて康介君と特別な関係、ましてや恋人関係になるなんて事はあるわけないのに……。

無意識の内に、何かを期待してしまっていた自分が悲しい。

そして千佳の悩みは深まっていく。

自分の中に溜まっていく康介への想い。それをどう処理すれば良いのか、答えが見つからなかった。

23

その日は、先週とは別の意味の緊張を感じながら、千佳は富田家の離れの部屋の前に立っていた。

そう、今日は康介の誕生日。

手には康介へのために用意したプレゼントを持っている。

この誕生日プレゼントを選ぶのにどれ程時間を費やした事か。

恋人でもなく、ただの男友達という訳でもない。家庭教師と生徒という微妙な関係。

そういった相手に対するプレゼントはどういった物が相応なのか、随分と悩んだ千佳。

康介から?誕生日プレゼントのお返しはいらないから?と言われたが、だからと言って何も無しという訳にもいかない。

相手に気を使わせない程度の物で、それでも気に入ってもらえるような物を選んだつもりだ。

それと、千佳が康介のために用意したのはそれだけではない。

千佳 「……大丈夫……かな……」

インターホンのボタンを押す前に、千佳は何度も自分の身形を確認するような仕草をする。

……やっぱり恥ずかしいよ、これ……

アパートを出る前に何度も鏡で確認したけれど、やはり自分には大胆過ぎるような気がしていた。

今まで着た事がない程丈が短くて、露出が多い服。

ここに来るまでだって、男性とすれ違う度に視線を感じた。それがどれだけ恥ずかしかった事か。

……でも……着て来てほしいって言ってたから……

電話では絶対着ていかないと言い放ってしまったが、その後しばらく考えてみたら、なんとなく康介のためなら着ても良いかもと思えた。

自分でも不思議だった。

高校生の男の子相手に、ここまでしてしまうなんて。

……私……未だに何かを期待してるんだ……康介君に……

康介 「おっ!?それ着て来てくれたんだ。」

いつも通りインターホンを押してから千佳が部屋に入ると、康介はその姿をみてすぐに反応を示してくれた。

千佳 「へ、変じゃないかな……?」

康介 「全然変じゃないよ、すげぇ似合ってるよ千佳先生。ていうか絶対着ないとか言ってなかったっけ?」

千佳 「う、うん……なんとなく、着てみようかなぁって……折角プレゼントしてくれたんだし……。」

そう少し恥ずかしにしながら言う千佳。

康介 「へぇ……って事はその中にはあの下着も着けてくれてるの?」

千佳 「えっ……そ、それは秘密……」

康介 「へへ、そっかぁ。でも驚いたよ、まさか着て来てくれるとは思ってなかったからさ。それにその服、結構エロいしさ。ほら、少しこうやったらパンツ見えそうじゃね?」

康介はそう言って冗談っぽく頭を下げて千佳のスカートの中を覗くような動きを見せる。

千佳 「ちょっ、ちょっと嫌っ!」

康介 「冗談冗談。でもさ、駅の階段とかで絶対男に見られたと思うよ、ちゃんと押さえてた?」

千佳 「一応……隠すようにはしてたけど……やだ……やっぱり見えちゃったかな……もう、康介君が変な服プレゼントしてくるからだよ。」

康介 「ハハッ、でもそれを選んで着てきたのは千佳先生自身でしょ?」

千佳 「そ、そうだけどぉ……」

この服を着ていけば、康介がそういう目線で自分を見てくるだろう事は千佳にも分かっていた。

それも承知で千佳はこの服を着てきたのだ。

さっきから康介の目が何度も身体を見てきているのが分かる。

脚から太腿、そして胸元も。

千佳 「あ、そうだ康介君、これ……大したものじゃないけど……誕生日の。」

持っていた袋から用意していた康介への誕生日プレゼントを取り出す千佳。

康介 「え?いいって言ったのに。買ってきたの?」

千佳 「うん、だって私だけ貰ってばかりって訳にもいかないし。でも……ホントに大したものじゃないんだけどね。受け取ってくれる?」

康介 「いやまぁ……ありがとう。」

千佳 「気に入ってもらえるか分からないけど。あ、あとね、ケーキも買ってきたから後で食べてね。」

康介 「なんか結構大きそうなケーキだね。2人で食べようよ、その方が美味しいし。」

千佳が康介のために用意したプレゼントというのは、ハンカチだった。

アクセサリーや財布ほど高価な物ではないが、ハンカチでもそれなりに高級な品を選んだ。

千佳が迷いに迷って決めたプレゼント。

ハンカチなんてもので康介が喜んでくれるか心配だったが、何だかんだと言って康介はそれを受け取って嬉しそうな表情をしていたから千佳は安心していた。

それからケーキを食べ終わった2人は、いつものように机についた。

もちろん、康介はいつものように嫌がっていたが。

康介 「今日はさすがに勉強しないでいいと思ったんだけどなぁ。」

千佳 「フフッ、ダメだよ、勉強は勉強。ちゃんとメリハリつけなくちゃ。」

康介 「つくづく真面目だなぁ、千佳先生は。」

そう少し面倒くさそうにしながらも、康介は千佳が用意した問題集をやり始める。

……。

毎回の事なのだが、康介が勉強に集中し始めると、この部屋は一気に静かになる。

聞こえるのは康介がペンを進める音だけ。

千佳は康介の横に座って、邪魔にならないようじっとして康介が勉強している姿を見つめるのだ。

しかし、今日は勉強を開始してからすぐに、突然康介のペンは止まる。

康介 「……ねぇ、先生。」

千佳 「何?分からないところでもあった?」

康介 「あのさ、どうしてその服着てきてくれたの?」

千佳 「ぇ……それはだから……なんとく、着てみようかなって……」

康介 「さっきからさ、先生の胸の谷間が見えてるんだけど。」

千佳 「えっ?……あっ……」

康介にそう指摘されて慌てて胸を隠す千佳。

康介 「フッ、先生さ、それホントに今気付いた?なんか見せ付けてきてるのかと思ったんだけど。」

千佳 「そ、そんな事……」

康介 「……俺のために着て来てくれたの?」

千佳 「それは……。」

康介の目付きが、さっきまでと違う。

何か、心の全てを康介に見透かされてしまっているような、そんな感じがした。

しかし千佳は、自分から素直には言えなかった。康介が喜んでくれると思って大胆な格好をしてきたという事は。

自分が康介に何かを求めてしまっているという事は、知られたくない。

知られたくないけど、心のどこかで、少しだけ気付いてもらいたいと思っている自分もいるという矛盾。

康介からの問いに、千佳はなんと答えれば良いのか分からなかった。

だが、そんな千佳の心理も読んでいるのか、康介はこう続けてきた。

康介 「ねぇ千佳先生。俺さ、もう1つ先生からプレゼント欲しいんだけど。いい?貰っても。」

千佳 「え……?プレゼントって……?何?」

康介 「何か分からない?」

千佳 「……うん……」

康介 「じゃあさ、そこに立ってくれる?それが何か教えてあげるから。」

24

その時千佳は、康介が自分に何をしようとしているのか、全く分からなかった。

でも、なんとなく康介の表情がいつもと違う事だけは感じていた。

じっと千佳を見つめる康介の真剣な眼差し。

康介と目と目が合う。それだけ千佳の鼓動は速くなった。

康介 「じゃあ、目を閉じて。」

千佳 「ぇ……目を、閉じるの?」

康介 「そう。」

千佳 「……何するの?」

康介 「いいから、目を閉じて。」

千佳 「……うん……」

男と女が向き合うようにして立ち、そして女が目を閉じる。

はっきりと分かっている訳ではないけど、予感してしまう。

そして、一歩二歩と、康介がこちらに近づいてくる気配を感じる。

今、目を閉じた千佳のすぐ目の前に康介が立っている。息遣いが少し聞こえるくらい近くに。

千佳 「……」

康介 「いいって言うまで、目開けちゃダメだよ。」

そう言って康介は両手を千佳の小さな肩に添える。

千佳 「……ぇ……」

身体を康介に触れられ、一瞬驚いたようにビクッっと身体を動かしてしまう千佳。

しかし、目は康介に言われた通り開けないようにしていた。

康介 「……」

少しの間沈黙があった後、康介は千佳の顔に顔を近づける。

そして、頬をピンク色に染めながら目を閉じている千佳の唇を奪った。

千佳 「……ンッ……!」

下に降ろしていた千佳の手にグッと力が入る。

しかし、その後すぐに手は脱力した。

まるで、康介からのキスにその力を吸い取られてしまったかのように。

5秒か、10秒か、いや20秒かもしれない。唇だけが触れ合うキスが続いた後、一旦康介の顔が離れる。

千佳が閉じていた目をそっと開くと、再び合う2人の目線。

康介の目は毅然とした瞳をしていたのに対して、千佳の瞳は涙が溜まったように少し潤んでいた。

千佳 「……康介君……あの……」

康介 「もっとして良い?」

千佳 「え……キャッ!」

康介は千佳の答えを待たずに、今度は少し強引に千佳の身体を自分の方に抱き寄せた。

そしてまた2人の唇が重なる。

今度は触れ合っていただけのキスとは違う、甘くて柔らかな千佳の唇をじっくり味わうかのような深いキス。

最初にふっくらとした下唇の感触を味わった後、舌を入れる康介。

千佳 「ん……ん……ハァン……ン……」

ピチャ……クチャ……ピチャ……

口内に異物が入ってきた事でどうしても出てきてしまう千佳の唾液が、クネクネと動く康介の舌によって卑猥な音を立てる。

千佳 「ン……ン……ぁ……ん……」

動けなかった。

積極的に濃厚な接吻を続けてくる康介の勢いに、千佳はどうする事もできずに、ただそれを受け入れる事しかできなかった。

久しぶりのキス。

でもこんなキスは初めて。

前に付き合っていた恋人としたキスとは全然違う。

康介の舌が誘ってくるように千佳の舌に触れてくる。

少しザラザラとした感触が伝わってくるが、不快じゃない。

寧ろ、同時に舌から伝わってくる康介の生温かい体温がどこか心地良い。

これがキスが上手いって事なんだと、千佳は思っていた。

そして気付いた時には、その康介からの誘いに乗って、自分からも積極的に舌を絡めていた。

……ハァ……ハァ……

耳に届く互いの息遣い。

脳が蕩けそうなくらい熱くて甘い康介のキスは、千佳の思考力を徐々に失わせていく。

頭の中から全てが消えていく。

自分が家庭教師だという事も、康介が高校生だという事も。

康介を受け入れる事によって変わるだろう自分の人生、その将来の事も、何も考えられない。

頭の中に残るのは、ただ今こうやって康介としているキスが気持ち良いという事だけ。

脳に伝わってくるのは情報ではなく、感覚だけだった。

康介 「ハァ……千佳先生……」

そう吐息を吐くように囁いた康介は、千佳を抱き締めていた腕の片方だけを下へと下げていく。

そしてその手は、今日千佳が着てきたワンピース、そのスカートの裾をそっと掴んだ。

千佳 「ン……ぇ……康介君……?」

康介 「……」

康介は無言のまま、ゆっくりとスカートを捲り上げていく。

千佳もそれに気づいたのか、反射的に手でスカートを押さえようとしたが、すぐにそれは康介に阻まれる。

千佳 「ダメ……だよ……」

恥ずかしそうにそう小さな声で言った千佳。

しかし康介はその手を止めてはくれなかった。

ワンピースのスカートを腰の辺りまで大胆に捲り上げた康介は、顔をずらして千佳の下半身に視線を送る。

千佳 「……イヤ……」

康介 「……なんだ……千佳先生やっぱり穿いてきてくれたんだ、この下着。」

25

千佳 「アッ!」

康介の手が、下着の上から千佳の形の良い、丸みを帯びた柔らかい尻を擦る。

康介 「うわぁこの尻。」

千佳 「……ぁぁ……だめ……」

康介 「この下着さ、後ろがちょっとTバック気味なんだよね。千佳先生が穿くと凄くエロく見えるよ。」

そう言って康介はパンツの掴み、少し上に引っ張る。
すると千佳の尻を隠していたパンツの小さな布が、尻の割れ目に食い込んだ。

千佳 「キャッ……康介君……変な事しないで……」

パンツが食い込んだ事で剥き出しになる千佳の白い尻肉。

今度はその素肌の感触を手で確かめるように触る康介。

康介 「先生のお尻綺麗だね、スベスベだ。それに……ああ柔らけぇ……良い尻してるよ。」

千佳 「ン……イヤ……ン……」

擦ると言うよりは揉む。

康介は両手でムニムニと千佳の尻を揉んでいた。

一本一本の指が肌の中に深く沈む程に千佳の尻は柔らかく、そして同時に手に吸い付いてくるような弾力と張りもあった。

千佳 「イヤらしい……康介君……ダメ……」

口ではそう言っていても、千佳は大した抵抗は見せなかった。

ただ顔を赤くして、ダメ、イヤ、を繰り返している。

康介 「イヤらしいの嫌い?俺は千佳先生ともっとイヤらしい事したいよ。」

千佳 「……そんなの……」

康介 「ねぇ千佳先生、先生のイヤらしい下着姿ちゃんと見せてよ。」

千佳 「ちゃんとって……?」

康介 「ワンピース脱いで見せてよ。ていうか脱がしてもいい?」

千佳 「ぇ……でも……」

康介 「いい?いいでしょ?もう下は見えちゃってるんだしさ。」

千佳はどう答えていいのか迷っているような様子であったが、康介は千佳の返事を待たずにワンピースをたくし上げて脱がせようとする。

胴の辺りまでワンピースを上げられると、千佳の可愛いおヘソが顔を出す。

康介 「ほら、腕上げて。」

千佳 「……ん……」

恥ずかしそうな表情を見せるも、康介に言われた通りゆっくりと腕を上げる千佳。

それを合図に、康介は一気に千佳の身体からワンピースを脱がせる。

千佳 「……ぁぁ……」

服を脱がされ素肌が外気に晒される感覚は、千佳の羞恥心をさらに刺激した。

康介 「おお……やっぱ肌綺麗だね。」

千佳 「……恥ずかしい……」

他には何も身に着けていないという千佳の下着姿を、下から上までを舐めまわすように見つめる康介の視線。

パンツと同様、セクシーな雰囲気を醸し出す黒いブラジャーは、千佳の透き通るような白い肌によく映える。

そしてそのブラジャーの中から今にも溢れ出しそうな蠱惑(こわく)な乳房。

康介の視線が胸に集中している事に気付き、千佳はとっさに腕で胸を隠すようにした。

康介 「似合うよ、その下着。」

千佳 「こんなの……初めて着たから……」

再び千佳の目を見ながら下着姿を褒めてくる康介に対し、俯き加減で斜め下に視線を外す千佳。

もう、康介と目を合わせる事ができないくらいに恥ずかしい。

康介 「ちょっとクルッと回ってみてよ。」

千佳 「ぇ……こ、こう?」

素直に康介に従う千佳は、その場で足を動かし回ってみせる。

康介 「……ストップ!いいよ、そのままにしてて。」

千佳が丁度康介に背中を向けたところで、その動きを止めさせた康介。

千佳 「何するの?……あっ……」

康介の腕が今度は後ろから千佳の身体を包み込む。

下着姿になって少しだけ肌寒かったのが、抱き締められると康介の温かさを感じる。

康介 「この前みたいにオッパイ触っていい?」

千佳 「ぇ……ン……」

またも千佳の返事を待たずに康介の手は千佳の乳房を揉み始める。

康介 「顔、こっち向いて。」

千佳 「ぅ……ん……ンン……」

そう言われて後ろの方を向こうとした千佳の唇をすぐに奪う康介。そして最初は少し驚いていた千佳もそれに応える。

さっきみたいに向き合ってはいないから少しだけ遠くて難しいキス。

唇と唇を深く重ねるキスはできないけど、お互いに舌を伸ばして触れ合う。

……ン……ン……ハァ……ァ…ン……ん……ハァ……ハァ……

徐々に盛り上っていく2人の行為。

キスが激しくなっていくに連れ、千佳の乳房を揉む康介の手の動きも大胆な動きになっていく。

激しく手に形を変えられる柔らかな乳房は、もう少しでブラジャーから乳首が出てしまいそうだ。

そしてしばらくすると、康介の片手が胸から離れて少しずつ素肌に沿うようにして下がっていく。

身体の中心を通って、下半身に到達したその手は、千佳のパンツの中にその指を侵入させようとする。

千佳 「……あっ……」

それを感知して思わず康介のその手を掴む千佳。

しかし、それは決して手を払おうとするような強い力ではなかった。

抵抗や拒絶というには程遠い、言うならば康介の手に手を添えただけと言う方が正しいだろう。

千佳 「……。」

何も言わない千佳。いや、何も言えなかった。

そんな千佳を見て康介は手の動きを止めると、ゆっくりと口を開いた。

康介 「ここじゃなんだからさ、奥の部屋に行こうか。」

千佳 「……奥の部屋……?」

康介 「そこならベッドもあるからさ。」

千佳 「……ベッド……」

康介が発した?ベッド?という単語が、一瞬の内に何度も千佳の頭の中で繰り返し再生され、カァっと顔が熱くなる。

康介 「さ、行こう。」

千佳 「……」

千佳は何も答えなかったが、そのまま康介に繋いだ手を引かれながら奥の部屋へと入っていった。

家庭教師の女子大生が恋をした生徒は鬼畜青年だった3


16話

千佳 「ふぅ……さっぱりした。」

お風呂から上がった千佳は、濡れた髪の毛をタオルで拭きながらベッドの上に腰を下ろした。

ここは千佳が大学に入って一人暮らしを始めてから3年以上住んでいるアパート。

部屋の中は決して広くはないものの、女の子らしく綺麗に整頓されている。

1Kの平凡なアパートだが、千佳はこの部屋を気に入っていた。

部屋に友達を呼んで飲み会をしたり、時にはお悩み相談なんかもしながらいっしょに泣いたり笑ったり。

ここには千佳の大学生活の思い出が詰まっているのだ。

ここに住んでいられるのもあと数ヶ月。そう考えると少し寂しいような気がする。

しかし、千佳にとっての青春の大学生活は続いているのであって、まだ終わってはいない。

それどころか今日千佳は、その大学生活の中でも一番心を掻き乱されるような出来事に直面したのだから。

千佳 「……。」

髪にドライヤーを掛け終えた千佳はベッドの上に寝転がり、天井を見つめながら自分の胸の膨らみにそっと手を当てた。

まだ残ってる。

康介の手に触られたあの感覚が、まだ残ってる。

大きな手だった。

女性の手とは違う、少し日焼けしたような色の男らしい手。

それが自分の乳房をイヤらしく揉んできた。

ただの?揉む?ではない。あれは女を感じさせようとする揉み方だった。

激しくしたり優しくしたり、乳首を摘んできたり。

次々に康介の手から自分の体内に熱が送られてくるような感覚が続いて、すぐに身体が火照り、力が入らなくなってしまった。

それはつまり、正直に言えば、気持ち良かったという事だ。

千佳は高校生の康介相手に性的快感を感じていたのだ。

それも今まで感じた事がない程の快感を。

自分が胸を触られただけであんな声を漏らしてしまうなんて思わなかった。
前の恋人が相手の時はそんな風にならなかったのに。

康介の手つきは、まるで女性の身体を知り尽くしているかのような動きをしていた。

きっと女性の身体を触るのは初めてではないのだろう。
いや、それどころか随分と慣れているような印象だった。

ずっと切羽詰った状態だった千佳に対して、康介の態度は落ち着いていたというか、余裕が感じられた。

それは自分よりもずっと年上の男性に相手をされているかのような錯覚を覚える程。

あの時間だけ、康介は大人の男性だった。

そしてその大人の男性の腕の中は、とても心地が良かった。

もちろん緊張や恥ずかしさもあったが、それ以上に何か心のどこかで?安心?というものを感じている自分がいたのだ。

康介の体温、匂い。今でもすぐに思い出せる。

千佳 「ハァ……」

寝ていた身体をゴロンと横に向け、枕を抱き締める千佳。

千佳 「……私……」

高校生相手に何をしているんだろうと自問自答する。

康介君はまだ高校生なのに。

しかも恋人でもないのに、あんな事……。

ううん、高校生と大学生が恋愛をしてはいけないなんて事はないかもしれないけど。

でもこれって恋なのかな……。

分からないよ。

私は来年から社会人。康介君は来年もまだ高校生。

無理だよ……絶対無理無理。

そんな考えがグルグルと頭を駆け巡る。

千佳 「……康介君……」

もう一度自分の胸に手を当てる千佳。

胸が高鳴っているのを手で感じながら、自分で自分の胸を揉んでみる。

康介にされたのを思い出しながら。

そして片方の手を下半身に持っていき、スッと下着の中にいれる。

……濡れてる……

康介に対する気持ちが混乱する一方で、千佳の頭の中はすっかりピンク色に染まっていたのだ。

ずっと触りたかった。

いつものように駅まで送ってもらって、改札口で康介と別れてからずっと。

康介の事を思いながら、ここを刺激したいとずっと思っていた。

胸を触られて、火照ってしまった身体を早く慰めたかった。

着ている物を全て脱いで裸になり、本格的に自慰行為を始める千佳。

千佳 「ああ……康介君……ハァ……」

この夜、千佳は何度康介の名前を呼んだだろうか。

名前を呼ぶ度に、解れた女の割れ目から溢れた愛液は、ベッドのシーツに染みを作っていた。

17話

最近千佳がよく1人で行くカフェがある。

康介の家庭教師をやるようになってから見つけた、小さなカフェ。

人気店という訳ではなく、席は空いている事が多く、時には客が千佳1人だけなんて事もある。

しかし人混みが苦手な千佳にとってそれは好条件であった。

メニューは豊富とは言えないけれど、どれも丁寧に作られていてコーヒーや紅茶も美味しい。

心地良いBGMが静かに流れるそんな店内で、1人ゆっくりと過ごす。それが最近お気に入りの千佳の至福の時間。

親友の尚子にもまだ教えていない、自分だけの秘密の場所。

康介の家から最寄にある駅の近くなのだが、ここでいつも家庭教師のアルバイトに行くまで千佳は時間を潰しているという訳だ。

そして今日も康介の家庭教師があるため、千佳はこの喫茶店で1時間程ゆっくりとした時間を過ごしていた。

……今度、康介君にここ教えてあげようかな……

そんな事を思いながら、紅茶を口にする千佳。

するとそのタイミングで千佳の携帯が鳴った。

尚子 『千佳、お誕生日おめでとう。来週になっちゃうけど誕生日プレゼント持ってくねっ!あとちゃんとおみやげも買ったから楽しみにしててね。』

と、現在初めてできた彼氏との初めての旅行に出掛けている、少々浮かれ気味の尚子から誕生日祝いメール。

あっ、私今日誕生日かぁ、忘れてたぁ……なんて事はない。
千佳自身、今日が大学生活最後の自分の誕生日である事はしっかり覚えていた。

千佳 「……はぁ……」

今日はお祝いメールが友人から何通も来た、あと母親からも。でもそれだけ。

それ以外に何かいつもと変わった事はない。

当日になるまでそんなに気にしてはいなかったが、いざ日頃となんら変わらない平凡な誕生日を過ごしてみると、やはり少し寂しい気持ちになる。
いや、正直に言えば凄く寂しい。

数日前に何人かの女友達からどこかのお店で誕生会をやろうかと提案されたが、千佳はそれを家庭教師のアルバイトがあるからと断ってしまった。

でも良いんだ、と千佳。

今日も家庭教師のアルバイト。

今日もいつも通り、あの康介の部屋で、2人きりで勉強をする。

なんとなく、それで良いんだと千佳は思っていたのだ。

最初は億劫だった家庭教師の仕事。
しかし始めてからもう数ヶ月。その時が過ぎるのはあっという間だった。

楽しい時間は早く過ぎるというあれだ。

そんな時間の中に、大学生活最後の誕生日が含まれていても別に良いじゃん。

千佳 「あと30分か……紅茶おかわりしちゃおうかな。あとケーキも。いいよね、誕生日だし。」

康介の分も持ち帰りで買っていって、あの部屋で2人で食べるのも良いかもしれない。

私、実は今日誕生日なんだ。ケーキ買ってきたからいっしょに食べない?

いやいやそれは変か。自分で自分の誕生日ケーキを買って行くなんて、しかも他人の分までなんて絶対変だよ、どれだけ寂しい女なんだって言われそう……と思い直したり。

……でも、それも良いか……なんか康介君ならどんな事も笑顔に変えてくれそう……

……よし、ケーキ買っていこう!……

散々迷った挙句、そう決めた千佳は店員を呼んだ。

が、店員が千佳の所へ来るまでの間、ふと店内から窓の外を眺めていた千佳の目に、駅前を歩いているある人物の姿が映った。

千佳 「……康介……君……?」

そこには学生服姿の康介が、誰かと話しながら歩いている姿があった。

そういえば康介君の制服姿は初めて見た、やっぱり背高いなぁなどと、一瞬そんな事を思った千佳だったが、康介の隣を歩くもうひとりの人物を見た瞬間、驚きを隠せない様子で目を丸くした。

……ぇ……女の子……?

そう、康介の隣で歩いていたのは、康介と同じ学校の生徒と思われる制服姿の女の子だった。

背の高い康介と、容姿の整った綺麗な女の子。

傍から見れば、どう見てもカップルだ。しかも凄くお似合いの。

2人共ずっと笑顔で、なんだか凄く楽しそうに話してる。

千佳 「……。」

まるで千佳が康介に、いつも夜駅まで送ってもらう時みたいに楽しそう。
いや、その時よりも康介の笑顔が明るく見えるような気がする。

本当に、楽しそう……

「あの、お客様……?」

そう呼び掛けてくる店員の声に、千佳はなかなか反応する事ができなかった。

思いがけない光景を目の当たりにしてしまい、心が大きく動揺してしまっていたのだ。

18話

結局ケーキは買わなかった。

だって、とてもそんな気分にはなれなかったから。

先程までとは一転、今は康介の家に行く事を考えるだけでもなんだか憂鬱になる。

でも、もう行かないといけない時間だ。

今日は休んでしまおうかとも少し考えたけど、当日に、しかもこんな直前に休ませてくださいなんて無責任な事は千佳にはできない。

カフェを出た千佳は、重い足どりで富田家に向かった。

そういえば、自分の過去の恋愛事情は康介から何度も聞かれてきたけれど、逆に康介の恋愛事情を千佳から聞く事は今までなかった。

考えてみれば康介は、容姿は整っているし勉強もある程度できる、それに話し上手だ。

そんな男の子が、多感な時期を迎えている子が多い高校という空間の中で異性にモテない訳がない。

だから康介に彼女がいたとしてもなんら不思議ではないのだ。

それなのに、千佳はなぜか康介に彼女がいるなんて事は想像すらしてこなかった。

それは週に数回、当たり前のように康介と2人きりの時間を過ごしていたからなのかもしれない。

……私……自分1人で勝手に思い違いしてたんだ……

……私なんて、康介君にとってはただの家庭教師に過ぎないのに……

康介 「入っていいよぉ!」

いつものように離れの家の呼び出しボタンを押すと、中から康介の声が聞こえた。

その声を聞いた瞬間、千佳の胸は強く締め付けられた。

康介の顔を見るのが怖い。

今日は富田家の門を潜る(くぐる)だけでも躊躇(ちゅうちょ)するくらい気が進まなかったのだから。

しかし、千佳は富田家に来るまでの道のりをずっと考えながら歩いてきたのだ。

……忘れよう……

何か心の奥で少しだけ生まれていた変な気持ち……そんな気持ちは忘れてしまおう……と。

康介が同じ高校生の女の子と歩いていたのを見ただけで、まるで思春期の失恋みたいにショックを受けていた自分が、なんだか可笑しい。

自分が康介と恋人関係にまで発展するなんて、ありえない事なのだから。

いや、千佳自身、康介と付き合いたいなんて事は本気では思っていなかった。

だって5つも年が離れてるんだよ?ありえないよ。相手は高校生、まだ子供なんだし。

ただ、ずっとあの時間が続いて欲しいと思ってた。
康介と2人きりの、あの楽しい時間が。

康介と女の子がいっしょに歩いているのを見た瞬間、なんとなくそれが崩れていくような感じがしたのだ。

そんな事ないのに。

康介に彼女ができたからって、千佳が康介の家庭教師を辞めないといけない理由はない。

少なくとも千佳が大学を卒業するまでは康介の家庭教師は続けられる。

その状況は、康介に彼女がいてもいなくても、変わらない。

あの女の子に、康介との時間を奪われる訳ではないのだ。

だから、平常心でいよう。

本当なら平常心を心掛ける必要もないのだけれど、なぜかあの光景を見てから心は大きく動揺しているから。

だから、康介の前では平常心でいる事を心掛けよう。

今まで通り、自分は康介の家庭教師でいればいいのだ。

千佳は自分自身にそう何度も言い聞かせて、康介の部屋のドアを開いた。

康介 「千佳先生今日は時間ギリギリだね、いつも10分前には来てたのに、何かあった?」

千佳 「う、ううん、別に何もないけど。ちょっとここに来るまえカフェでのんびりしてたから。」

康介 「へぇ、1人で?」

千佳 「……うん。」

康介はいつもと変わらない様子で千佳に話し掛けてくる。

でも今日はあまり康介と話したくない。

勉強をさっさと終わらせて、すぐにでも帰りたい気分。

康介 「女子大生が1人でカフェねぇ。」

千佳 「べ、別にそれくらい普通だよ。1人の時間だって大切だし。」

康介 「1人の時間が大切って言っても、千佳先生って最近ずっと1人なんでしょ?彼氏いないし。」

さりげなく康介が言ったその言葉が、千佳の癇(かん)に障る。

いつもならスルーできそうな事だったけれど、今日はそういう訳にはいかないのだ。

千佳 「そ、そんな事、康介君には関係ないでしょ?」

康介 「何怒ってるんだよ。俺は心配してるんだよ、千佳先生全然彼氏できないみたいだし。」

余計なお世話。

どうして今日に限ってそんな事聞いてくるんだろ。

千佳 「康介君に心配してもらわなくても……私だって、出会いくらい沢山あるし……」

康介 「へぇ、そうなんだ、じゃあいい男見つかったの?」

千佳 「ぇ……う、うん。見つかったよ、最近いい感じなんだ、その人と。」

なぜこんな嘘をついたのか、自分でも分からなかった。

勢いというのか、口から勝手に出てた。

強がりだったのかもしれない。

だってこういう嘘でもつかないと、平常心なんて保てなかったから。

19話

康介 「ふ?ん、大学の男?」

千佳 「え……う、うん、そんなとこかな……。」

康介 「フッ、ホントにいるのかよ、そんな男。」

千佳 「ほ、本当だよ……。」

嘘八百。

あまりその事を追求されると困る。

なにせ千佳は普段から嘘など滅多につかないため、慣れていない。

それに感情が表情に出やすいので、嘘をついてもすぐに見破られてしまうのだ。

康介 「そうかぁ、じゃあこれ用意してもあんまり意味なかったかぁ。」

千佳 「……何を?」

康介 「いやさ、千佳先生今日誕生日だろ?」

千佳 「……ぇ……どうしてそれを……」

康介の口から出た意外な言葉に、千佳は少し驚いたような表情をしていた。

確か、康介には自分の誕生日なんて教えた事はないはず。

康介 「履歴書に書いただろ?家政婦のバアさんが何日か前に俺に教えてくれたんだよ。」

千佳 「……そうだったんだ。」

家政婦の山田という女性とは、千佳はいつも挨拶をするくらいでまともに話をした事など殆どない。

それなのに千佳の誕生日をチェックして康介に教えるなんて、なんだか意外に思えた。

康介 「それでさ、これ、今日買ってきたんだけど。」

康介はそう言って、紙袋から可愛らしくラッピングされた小さな箱を取り出して千佳に手渡した。

千佳 「……これ……」

康介 「誕生日プレゼントだよ。別に大した物じゃないけどさ。」

この突然のサプライズに、千佳はしばらく言葉を失っていた。

……うそ……

どういう顔をしたら良いのか分からない。

さっきまで胸が潰れそうなくらい苦しかったのに。

千佳はただ、自分が手に持っている小さな箱をじっと見つめていた。

まさか今日、誕生日プレゼントを康介から渡されるなんて考えもしてなかった。

康介 「俺千佳先生の趣味とか分からなかったらさ、クラスの女子に買い物付き合ってもらって選んだんだ。まぁ気に入ってもらえるか分からないけど。」

千佳 「……ぇ……」

……クラスの女の子と……私のために……?

……じゃあ、駅前で康介君と歩いてた女の子って……

康介 「箱開けてみてよ、色とか趣味に合わなかったら変えてくるからさ。」

千佳が丁寧に包装紙を外し、箱を開けると、中にはブラウンの革のベルトを付けた腕時計が入っていた。

シンプルだけど、オシャレなデザイン。

キラキラと光を反射するその時計は、今までの人生で貰ったどの誕生日プレゼントよりも輝いて見えた。

千佳 「素敵……でもいいのかな……こんな高そうなもの……」

康介 「いいんだよ、別に。ほら、ちょっと腕に付けてみてよ。」

千佳 「うん。」

康介に言われた通り、時計を腕に付けてみる千佳。

サイズはピッタリだし、ベルトの色も千佳の白い肌に凄く合っていた。

康介 「似合うじゃん。」

千佳 「……ありがとう……。」

輝く腕時計を見つめながらそうお礼を言った瞬間、ありがとうの一言だけでは言い表せない感情が、千佳の胸の奥から込み上げてくる。

胸につっかえていた不安が消えた事で、一気に溢れてきたその感情を、千佳は康介の前で隠す事ができなかった。

千佳 「ぅ……ぅ……」

康介 「まぁ彼氏ができそうならこんなのいらない……え……ちょ、千佳先生なんで泣いてんだよ。どうしたの?」

千佳 「ぅ……ごめん……何でもない……ありがとう……康介君からこんな事してもらえるなんて思ってなかったから……」

カフェであんな光景を見ていなかったらこんなに泣かなかったかもしれない。

きっと、え?!ホントに!?ありがとう!康介君って意外と気が利くんだね!くらいで終わってたと思う。

でも、今は苦しみからの反動が大きいのか、涙はなかなか止まらなかった。

康介 「そ、そっか。ビックリしたなぁもう、まさか泣くとは思わなかったわ。俺何か悪い事しちゃったのかと思ったよ。」

千佳 「ううん、ごめん。嬉しいよ……凄い嬉しい。」

康介 「……今日の先生なんか変だな。でもまぁ、気に入ってもらえたなら良かったよ。」

優しい口調でそう言った康介は、少し笑いながら穏やかな表情をしていた。

そしてティッシュを3枚ほど取って千佳に渡すと、それからしばらく千佳が泣き止むのをじっと待っていてくれた。

20話

千佳の誕生日だったのその日、康介からの思いがけないサプライズがあったものの、普段通りの勉強はしっかりとやった2人。

康介は誕生日くらい勉強は止めようよと言っていただが、千佳は涙を拭いた後気持ちを切り替えたのか、ダーメッ勉強は勉強だよっ!と康介を勉強机に座らせた。

そして勉強が終わった後は、家政婦が用意しておいてくれたというケーキを食べながら2人でしばらく談笑していた。

千佳 「康介君今日はありがとう、プレゼント嬉しかった、それに美味しいケーキまで。」

康介 「どういたしまして。まぁ誕生日に俺の家庭教師をしないとけいないなんてちょっと千佳先生に悪いなって思ってたしね。あ、そうだ、実はもう1つプレゼントがあるんだよ。これ……」

千佳 「え?まだあるの?そんなに悪いよ……」

康介 「いいからいいから、受け取ってよ。」

そう言って康介が袋を千佳に渡す。

どこのブランドかは分からないが、これも何だか高級そうな物のような感じがする。

康介 「それは家に帰ってから開けてみてよ、きっと千佳先生に気に入ってもらえると思って俺が選んだんだ。」

千佳 「あ、ありがとう……でもなんか誕生日とはいえこんなに貰っちゃっていいのかな……」

康介 「いいのいいの。」

康介はそう言うけれど、やはりこれだけ多くのプレゼントを年下の高校生に貰うというのは千佳としては少しばかり気が引ける。

しかし、その一方で自分のために康介がこんなにも色々な物を用意していてくれたという事は、素直に嬉しかった。

康介 「へへ……たぶん千佳先生、それすげぇ似合うと思うよ。」

千佳 「へぇ、じゃあ洋服かな?どんなのだろう、楽しみだなぁ。」

2人きりの部屋の中で、和やかな時間が進む。

もう窓の外は暗いし、いつもならとっくに帰る時間だ。

でももう少し、こうしていたい。

千佳 「康介君の誕生日っていつなの?お返ししないとね。」

康介 「俺の?あ?、そういえば俺も来週誕生日だったな。」

千佳 「そうだったんだぁ、近いんだね、じゃあ……どうしようかな、誕生日プレゼント何がいいかな?」

笑顔で康介にそう聞く千佳。

誕生日が近いという、ただそれだけの事なのに何だか嬉しくなってしまう。

康介 「え、別にいいよ俺のは。そんな事よりさ、さっき言ってた良い感じの男とは、もうすぐ付き合えそうなの?」

千佳 「え?えーっとね……分かんない……まだ知り合ったばっかりだし……」

康介 「なんだよそれ、じゃあまだいい感じとかじゃないじゃん。」

2人の会話がそんな内容に流れた時、千佳は今までずっと聞きたいと思っていた事を、さりげなく康介に聞いてみる事にした。

千佳 「ねぇ康介君、私の事なんかより康介君はどうなの?彼女とかいるの?」

さりげなくだけど、千佳にとっては少し勇気のいる質問だった。

自分から聞いてみたものの、康介の答えを聞くのがなんだか少し怖い。

康介 「彼女?彼女ねぇ……気になる?」

千佳 「べ、別に……だっていつも私が答えてばっかりだから。偶には康介君の事も教えてよ。」

康介 「……いないよ。」

千佳 「そ、そうなんだ……。」

康介のその答えを聞いて少し、いや、凄くホっとしている自分がいた。

……じゃあ駅前で康介君といっしょに歩いてた女の子はやっぱり彼女じゃなかったんだ……

締め付けられていた心がスーッと楽になる。

よかった。

もし彼女がいるなんて言われてたら、どう反応したらいいのか分からなかったから。

しかし、次に康介が発した一言で、千佳は再び複雑な気持ちになる。

康介 「まぁでも、彼女はいなくてもセフレは沢山いるけどね。」

千佳 「……え?せふ……?」

一瞬、康介の言っている事の意味が理解できなかった千佳。

康介 「セフレだよセフレ、セックスフレンド。」

千佳 「……せ、セックスフレンドって……」

?セックスフレンド?

その卑猥な響きがする言葉の意味は、千佳も知識としては知っている。

康介 「千佳先生はいないの?セフレ。まぁいる訳無いか、千佳先生みたいな真面目な人に。」

千佳 「な、何言ってるの康介君、高校生がそんな事してちゃ……」

康介 「いやさ、女の子から評判良いんだよね、俺のセックス。」

千佳 「そ、そういう事じゃなくて……」

顔を真っ赤にしている千佳の頭の中は混乱していた。

康介の言っている話の内容があまりに千佳の常識からはかけ離れ過ぎていて、頭の中で処理ができないのだ。

康介 「千佳先生も俺と試しにやってみる?」

千佳 「……やって…みるって……?」

康介 「セックスだよ。そういえばこの前胸揉んだ時さ、千佳先生結構敏感だったよね。もし俺とやったら感じまくっちゃうんじゃないの?」

千佳 「ぇ……ばっ…バカッ!!!」

家庭教師の女子大生が恋をした生徒は鬼畜青年だった2

千佳はその後順調に家庭教師のアルバイトを続けていた。

このアルバイトを紹介してくれた友人の尚子の話通り、富田家が康介の家庭教師に払ってくれる給料は大学生のアルバイトとしてはかなり高額。
それに見合った成果を出すべく、千佳は康介のスキルアップのために一生懸命頑張った。

康介も要領が良いというか、きっと元々勉強はできるのだろう、千佳が教えた事をスムーズに吸収していってくれた。

そしてそんな教師と生徒、千佳と康介の関係も良好だった。

今ではまるで親しい友人同士のように会話をする2人。

その中で相変わらず康介は千佳に対して卑猥な質問や言葉を掛けたりしていたのだが、最初の頃はその度に恥ずかしそうに顔を赤くしていた千佳も、最近はそれにも段々と慣れてきていた。

大体が「今日何色の下着付けてるの?」などの割かしソフトな質問だったのだが、毎回康介が勉強に取り掛かるという条件と引き換えに千佳はその質問に正直に答えていた。

もちろん千佳は女性であるのだから、年下の高校生とはいえ、男性にこんな事を教えるのは恥ずかしい事には変わりはない。
それに普通の女性はそんなセクハラ紛いの事を聞かれてたら、その男性に対して嫌悪感を抱くものだ。

しかし千佳がその事に関して、康介に嫌悪感を抱く事は一度もなかった。

それどころか毎回、「え?またそういう質問?」と笑顔で言っている千佳は、康介からそのように聞かれる事を楽しんでいるようにも見えた。

?軽い火遊び?みたいなものだった。

康介は高校生の子供だが、千佳もまだ大学生だ。

それに性的な事に関しては経験が少ない千佳にとって、この康介との少し卑猥なやり取りは、ある意味刺激的でもあった。

SEXの経験が無いわけでないが、それでもすぐに別れてしまった前の恋人と数回程度。

まだ未知である性の世界に、千佳もそれなりに好奇心を持っていたのだ。

興奮と言う程のものではないにしろ、康介からエッチな事を言われて気持ちを高ぶらせてしまっている自分は確かにいた。

でもなぜだろう。

康介に対してだけ、こんなに開放的な気持ちになれるのは。

今までの千佳だったら考えられない。

普通に男性と会話するだけでも緊張していたのに。それは付き合っていた恋人でさえもそうだった。

自分の心を解放できずに、結局別れてしまった。

その経験がある種のトラウマになっていた千佳は、男性に対して臆病なっていたのだ。

でも康介に対してだけは違った。

こんなにも男性に対して笑顔を向けられるのは千佳にとって初めての事だ。

それはもちろん就職活動の面接の時にしていた作り笑顔でもなければ、女友達といる時に見せる笑顔とも違うもの。

心の底からの笑顔、千佳はそれを康介に見せていたのだ。

康介 「……ん?何?俺の顔に何か付いてる?」

千佳 「……えっ?」

横でいつものように問題集を解いていた康介にそう言われて、千佳はハッとして我に返った。

自分でも気付かない内に、真剣に勉強に取り組む康介の横顔を、千佳はじっと見つめてしまっていたのだ。

それを康介に気付かれてしまった千佳は、思わず顔を赤くしてしまう。

千佳 「な、なんでもないよ。あ、もう問題終わった?」

康介 「終わったよ。なんか俺、今までの人生で一番真面目に勉強してるかもなぁ……こんなの俺じゃねぇな。」

千佳 「フフッそれは良い事じゃん。……でもホント康介君って飲み込み早いよね。これなら志望大学、もっとレベル高いところに変えても良いと思うけど。」

康介 「そんなの面倒くせぇよ。あ、でもさ、千佳先生と同じ大学なら行けそうじゃね?」

千佳 「うん、うちの大学受けても康介君なら充分可能性あると思うよ。」

康介 「……あ、でも合格したところで俺が入学する頃には千佳先生はもう大学には居ないかぁ。それじゃ意味ないなぁ。千佳先生来年にはもう就職なんでしょ?」

千佳 「ぇ?……う、うん……そうだよ。」

そう、千佳は今大学四年目。来年からはもう社会人であり、今年が学生生活最後の年なのだ。

つまり、康介の家庭教師をするのも、あと数ヶ月だけだという事。

本当は康介が高校3年生になって、本格的な受験生になってもこうやって勉強をいっしょにやりたい。

でも現実的にはそれは無理だ。恐らく千佳がいなくなったら富田家は別の家庭教師を康介に付けるのだろう。

そう考えると、千佳は少し寂しい気持ちになった。

最近はこの離れの部屋で、康介と2人きりで居る事が当たり前かのように過ごしていた。

そんなはずはないのだが、なぜかそう思い込んでいた。

しかしその時間も永遠には続かないのだと気付いた瞬間、千佳の胸はきつく締め付けられるであった。

12

康介 「そういえばもうすぐテストなんだよなぁ。」

答え合わせの作業をする千佳の横で、椅子の背にもたれながら康介はそう言った。

窓の外はもう暗い。千佳の答え合わせが済めばこれで今日は終わりだ。

千佳 「テスト?大丈夫だよ、今の康介君ならしっかり結果出せると思うし、順位も上位に入れると思うよ。」

康介 「100位以内には入れる?」

千佳 「うん、それくらいは間違いなくいけるんじゃないかな。」

康介が自分から成績の話をしだすなんて珍しい事だと千佳はこの時思っていた。

今まで成績の事など全く気にしていない様子だった康介が、こうやってテストの順位の事を考え始めているというのは千佳が家庭教師についてからの進歩なのかもしれない。
それは真剣に勉強を教えてきた千佳にとっては嬉しい事だ。

が、しかし、康介がテストの順位の事を千佳に聞いてきた本当の狙いはそんな事ではなかった。

康介 「じゃあさ、もし俺が100位以内に入ったらさ、千佳先生何かご褒美くれる?」

千佳 「え、ご褒美?」

康介 「そ、ご褒美。」

千佳 「……康介君、もしかしてまたエッチな事を私に要求しようとしてるんじゃないでしょうね?」

康介 「当たり前じゃん。俺のやる気が出るようなご褒美なんだから。」

康介のご褒美要求は毎度の事だから千佳ももうある程度慣れている。

しかし今回の要求は、今までのそれとは違っていた。

千佳 「はぁ……また康介君の思い通りに事が進んじゃうような……でもさ、なんかそれで私が得する事ってないよね?」

康介 「こういう場合、生徒のやる気を最大限発揮させるのが家庭教師の役目でしょ?」

千佳 「ん?それはそうだけど……じゃあ一応聞くけど、何をすればいいの?そのご褒美って。」

千佳にそう聞かれた康介は嬉しそうに口を開く。

康介 「へへ……ご褒美はさ、100位以内に入ったらさ、先生のオッパイ触らせてよ。」

千佳 「え……?」

康介 「先生のEカップのオッパイだよ。この前触らせてくれなかっただろ?だから今回は俺が頑張ったらご褒美に触らせてよ。」

千佳はやはりそういう事なのかと思いながらも、今まで卑猥な事を聞いてくるだけだった康介の要求が、今回は身体に触るという直接的な事だったので少し驚いていた。

千佳 「……そんな事……」

康介 「ちょっとだよ。ちょっと触るだけだって。」

千佳 「ちょっとって言われても……」

そう口では言いながらも、千佳の表情は困ってしまっているというような雰囲気ではなかった。

胸を触らせてくれなんて要求は思いもよらぬ事ではあったけれど、自分の胸を康介に魅力的だと思って貰えているというのは、なんだか悪い気はしなかったのだ。

だがもちろん胸を触られるなんて千佳にとっては恥ずかしい事には変わりはない。

なるべくならそんな恥ずかしい事はされたくない。

康介に身体を触られるというのは、痴漢に触れるとかそういうのとは別の意味で、千佳には抵抗感があったのだ。

康介 「頼むよ千佳先生、そしたら俺すげぇテスト頑張るからさ。」

千佳 「……康介君ってホントにエッチだね。」

千佳は少し笑みを浮かべながらそう康介の顔を見ながら言った。

千佳 「……じゃあ、い、いいよ。別にそれでも……」

康介 「えっ!?いいの?マジ?先生のオッパイ触らせてくれるの?」

千佳 「う、うん……ただし、50位以内に入れたらね。100位以内じゃダメだよ。そんなの今の康介君には簡単過ぎるし。」

康介 「50位以内?それちょっと厳しすぎるでしょ、前のテストより100番以上順位上げないとダメじゃん。」

千佳 「厳しいくらいが丁度良いの。私の……その……触らせてあげるんだから。」

それに対して康介はしばらくグダグダ文句を言っていたが、結局千佳から出されたその条件を受け入れた。

確かに康介の学校で50位以内というのは相当にレベルが高いし、千佳が今の康介のレベルを見る限り、かなり厳しい目標ではある。

いや、たぶん50位以内は康介にはまだ無理だろうと千佳は思っていた。

無理だろうと思っていたからこそ、千佳は康介の要求を呑んだのだ。

康介 「よし、じゃあ俺マジで本気出すからさ。」

千佳 「フフッ、頑張ってね。」

今までにない程の意気込みを見せる康介。これなら50位以内は無理でも結構いい所までいくかもしれない。

理由はどうであれ、康介がテストに向けて勉強にやる気を出してくれるなら何よりだと思っていた千佳。

しかしそれから2週間後に康介が受けたテストの結果は、ある意味で千佳の予想を大きく裏切る結果となるのであった。

13

千佳は手に持った小さな紙を見て目を丸くしていた。

そしてその横にいる康介は驚いている千佳の様子を見て誇らしげに笑みを浮かべている。

今日は康介が先日受けたテスト、その結果が出た日なのだ。

康介 「どう?ビックリした?」

千佳 「う、うん……驚いちゃった……凄いね康介君。」

かなり高めに立てていた50位以内という目標。

それは千佳が恐らく無理だろうと思いながら立てた目標だ。

しかし康介のテストの結果はそれを大きく上回る30位だった。

その結果に千佳はただただ驚くばかり。

千佳 「本当に、康介君頑張ったんだね。」

康介 「フッ、まぁ俺がちょっと本気出せばこんなもんだよ。」

そう得意気に言う康介。

千佳も康介の家庭教師として成績アップに少しは貢献できたのだと思うと嬉しい気持ちになった。

千佳 「康介君の事見直しちゃった。これなら次は10位以内も夢じゃないね。」

康介 「え?いいよそんなの別に、今回だけだよ。」

千佳 「そんなのもったいないよ、この調子でいけばもっといい大学目指せるし。ね、また今日から頑張ろっ!よし、じゃあ早速今日も始めよっか!」

そう言って勢い良くソファから立ち上がった千佳は、いつも通りに康介の勉強机に向かおうとした。

しかしそんな千佳を康介がすぐに呼び止める。

康介 「ちょっと待てよ千佳先生、何か忘れてないか。」

そして康介のその声で、動きを止めた千佳はばつの悪そうな表情をしていた。

そう、千佳も忘れてはいなかったのだ、あの事を。

あのテスト前に康介とした約束の事を。

康介 「先生、忘れてないよね?あのご褒美の事。」

千佳 「……う、うん……」

まさかこんな事になるとは思っていなかった。

康介がテストであんなにいい点数を取るなんて。

いや、正直に言えば、もしかしてそういう事もあるかもしれないとは少し思ってはいた。

?ご褒美?の事も、万が一そういう事があれば仕方ないと覚悟を決めていた。

しかしこうやって実際にその時がやってくると、後悔の念を拭いきれない。

康介 「じゃあさ、ちょっとこっちに来てよ。俺の横に座って。」

千佳 「ぇ……康介君の横……?」

康介 「そうだよ、ここ来て。」

千佳 「でも……あのね、康介君……」

康介 「でもじゃなくて、早く来てよ。」

そう言って、康介は自分が座っているソファを手で軽く叩いた。

千佳 「……う、うん……」

約束した以上千佳もこの状況からは逃れられないと思ったのか、指示通りに康介の横に腰を下ろす。

この時すでに、これから起こることを想像してしまっているのか千佳の顔は真っ赤だった。

嫌じゃない。

触られたいと思っている訳ではないが、康介に身体を触られる事は不思議と嫌ではなかったのだ。

恋人でなくても、康介なら冗談っぽいノリで軽いボディタッチくらいは許せる気がした。

ただ、今は途轍(とてつ)もなく恥ずかしいだけ。

康介 「千佳先生どうしたんだよ、すげぇ顔赤いよ?別に男に胸触られるくらい初めてじゃないだろ?」

千佳 「……あ、あの……康介君、絶対しなきゃダメ?その……やっぱり私……」

康介 「はぁ?何言ってんだよ、約束なんだから当たり前じゃん。俺はそのためにテスト頑張ったんだし。」

千佳 「それは……そうだけど……」

康介に胸を触られるのは、恋人同士でするそれとは根本的に違う。

今横にいる康介は、明らかにスケベ心で千佳の胸の膨らみを見ているのだから。

千佳 「……。」

チラっと康介の手に視線を送る千佳。

男らしい大きい手。でも一方でそのスラッと長い指はとても繊細そうにも見える。

なんというか男性の手でも、康介の手は千佳の目から見て、とてもセクシーだと思えた。

この手がこれから自分の身体に触れてくる。そう考えるだけでなんだか身体が熱くなってくる気がした。

康介 「千佳先生ってホント恥ずかしがり屋なんだな。まぁその方が俺も触り甲斐があるけど。」

千佳 「……もう……エッチなんだから……」

考えてみれば、男の人に身体を触られるのは久しぶりの事。

康介とだって、これだけ長い時間この部屋に2人きりで過ごしてきたけれど、手や身体が触れる場面はなかった。
いや、もちろん2人は恋人ではないのだからそれは当然の事ではあるのだが。

兎に角、誰かに身体を触られるという事に千佳は全く慣れていないのだ。

康介 「じゃあさ、とりあえず俺に背中向けてよ。」

千佳 「え?……背中……向けるの?」

康介 「その方が触りやすいから。ほら、早くそっち向いて。」

千佳 「……うん……」

千佳はそう小さく返事をして、ソファに座ったまま康介に背中を向けるようにして身体の向きを変えた。

康介 「……先生ってさ、小柄だよな。後ろから見ると背中小さいし。」

千佳 「そ、そうかな……」

康介 「小柄なのに巨乳なんてエロイね?」

千佳 「ぅ……もう、変な事言わないでよ……あの、やるならやるで早く済ませて……」

もう顔から火が出そうだった。これ以上この緊張状態が続くのは辛い。

軽く触って、はい終わり!そんな感じでこの罰ゲームのようなご褒美を早く終わらせたいというのが千佳の今の気持ちだ。

康介 「はいはい、じゃあいくよ?」

千佳 「……うん……」

その返事を合図に、後ろから康介の大きな手が千佳の胸の前まで伸びてくる。

千佳はその康介の手を見て、恥ずかしさのあまり思わずグッと目を閉じた。

14

千佳 「……ん……」

千佳の胸の膨らみに、康介の手がそれを包み込むように触れてきた。

康介 「おおー、柔らかけぇ……」

服の上からでも、乳房のその柔らかさは充分に分かる。

康介 「千佳先生ってやっぱり胸でかいんだね。Eカップだっけ?」

千佳 「……あんまり言わないで……そういう事……恥ずかしい……」

耳まで赤くしながら恥ずかしそうにそう言う千佳。

それに対して康介はニヤニヤと笑みを浮かべている。まるで千佳の反応を楽しんでいるかのように。

康介 「千佳先生、すげぇドキドキしてるでしょ?手に伝わってくるよ、速くなってる鼓動が。」

千佳 「ぇ……やだ……」

そして千佳の胸に触れていた康介の手がゆっくりと動き始める。

それはもう軽いタッチというような生ぬるいものではない。

どちらかと言えば、胸を揉まれているという表現のが合っている。

千佳 「ん……あの……ちょっと康介君……もういいでしょ?ちょっと触るだけって言ったじゃん……ん……。」

康介 「先生のオッパイすげぇいいよ。だからもうちょっと楽しませてよ。」

千佳 「……もう……ン……」

その柔らかな感触を味わうように動く康介の手は、徐々にその動きを大胆にしていく。

優し過ぎず、強過ぎない。

痛くないけど、激しい。

こんなに他人に胸を激しく揉まれるのは、千佳にとって初めての事だった。

千佳 「ぅ……ぁ……ン……ン……」

康介 「あれ、千佳先生なんかエロい声出しちゃってるけど、それわざと出してるの?」

千佳 「ぇ……違…う……よ……ン……」

康介 「へぇ?、じゃあ結構敏感なんだね。」

千佳は今、康介の手馴れたような手の動きと、自分の体内に熱いものが拡がっていく初めての感覚に戸惑っていた。

康介に揉まれている胸が熱い。そしてなんだかその熱が下腹部の方に移動してくるような感じがする。

……胸を触られているだけなのに……何なの……

胸は前の恋人にも触れた事はあるが、こんな感覚には陥らなかったはず。

康介 「千佳先生、気持ちイイ?」

千佳 「ン……ぁ……ン……」

千佳には分からなかった。

今胸から全身に拡がり続けている甘い痺れが、快感なのかどうか。

ただ身体がどうしようもない程熱くて、それと同時にとても恥ずかしくて。

了承の上で受け入れた事だけど、今は頭が混乱していて何を考えれば良いのかさえ分からない。

康介 「段々解(ほぐ)れてきたね。さっきよりも柔らかくなってきてるよ。」

千佳 「ン……ねぇ康介……もう終わりにしよ?」

千佳がそう言うも、康介は千佳から離れようとはしなかった。

後ろからガッチリと掴まれた状態で、千佳も身体を動かす事はできない。

その力強さからこの時千佳は、康介から?男?を感じていた。

きっとこのまま強引に押さえつけられたら抵抗できない。

もちろん康介がそんな事までやってくるとは、千佳もまさか思っていない。

しかし千佳と康介は、家庭教師と生徒であると同時に、?女?と?男?でもあるのだ。

それを今更ながら、千佳は実感していた。

自分はいつも?男?と、この密室の中で当たり前のように過ごしていたのだと。

康介 「あれ、これ乳首じゃね?ブラがあってもなんか分かるよ。千佳先生、乳首立ってるでしょ?」

そう言って康介は、その部分を服の上から2本の指で軽く摘み上げる。

千佳 「ああッ!」

康介 「やっぱり乳首勃起してるね、コリコリしてるよこれ。ここ弄られると気持ちイイんだ?」

康介はそのまま千佳の乳首と思われる場所を、今度は強めに刺激し始めた。

手の平では千佳の乳房全体を揉み、指で乳首を責める。

それもやはり慣れているような手つきだ。

千佳 「ン……ぁ……ハァ……ねぇ……もうダメ……止めて…康介君……」

千佳は少し呼吸を荒くしながらそう言って、康介の腕を掴んだ。

そして胸を揉み続ける、康介の手を退けようとする。

しかし、康介の太い腕は千佳のか弱い力ではビクともしない。

康介 「だ?め、もう少し楽しませてもらわないと、俺勉強頑張ったんだからさ。まだまだ足りないよ。」

そう言って千佳の身体をさらに自分の方に密着させるように抱き寄せた康介は、千佳の耳元に口を近づける。

千佳 「ン……ァ……もう……いい加減に……」

康介 「千佳先生っていい匂いするね……」

康介は熱い吐息を千佳の耳に吹きかけるようにしてそう囁く。そして……

千佳 「もう……変な事……アッ……!」

千佳は思わず声を上げた。

不意に首筋に感じたネットリとした感覚。

康介が千佳の首筋を舌で舐め始めたのだ。

15

千佳 「な、何……もう……ンァ……」

康介 「ここも感じやすいんだ、千佳先生。」

千佳の首筋からは女らしい甘い香りがしていた。

康介はそれを舐めとるようにして白い肌に舌を沿わす。

チュパ……ネチャ……

くすぐったいような、でもなんだか身体がゾクゾクする。

少し汗を掻きそうなくらい身体が熱い。

それに千佳の体内では下腹部に集ってきていた熱が、むず痒いような疼きに変わり始めていた。

康介に後ろから抱き締められている事で自由にできない上半身、その下で千佳は太腿を無意識の内に擦り合わせるような仕草をする。

康介 「ハァ……千佳先生……」

康介の熱の篭った低い声が、千佳の耳にジンワリと染みる。

それはまるで呪文のような声だった。

女性の本能に響いてくるような康介の声。

千佳はそれを聞いた瞬間、頭の中がグラグラと揺れるような感覚に陥った。そして同時に胸がギュウっと締め付けられる。

千佳 「ハァ……ン……」

千佳の口からも甘い吐息が漏れる。

もう、理性が途切れる寸前だ。

しかし千佳が康介が作り出すその空間に呑み込まれそうになった時、一瞬カーテンを閉めていた部屋の窓に人影が映った。

ふと人の気配を感じて窓の方に視線を送った千佳はそれに気付く。

……山田さんだ……

富田家に家政婦として雇われている山田という年配の女性は、毎日庭の掃除をしている。

今は偶々康介の部屋の前の庭を掃除していたのだろう。

偶然ではあるが、それが康介が作り出す空間に呑み込まれそうになっていた千佳にブレーキを掛けた。

千佳 「ちょ、ちょっと……康介君……ホントにもうダメ……」

両肩を上げて首筋に吸い付いてくる康介の口から逃れようとする千佳。

今度は今までとは違い本気で康介から離れようとしている。

康介もそれが分かったのか、千佳を抱き締めていた腕の力を抜いた。

康介 「どうしたんだよ先生、いい感じだったのに。」

千佳 「いい感じって……違う……こんなの約束と違うじゃない、もう……」

そう言って腕を退けた千佳は、少し腰をずらして康介から離れる。

しかしドキドキと脈打つ胸の鼓動はまだ速いままだ。

康介 「千佳先生、俺マジで勉強今回頑張ったんだぜ?な?あと5分でいいからさ。」

千佳 「ダメ……あんな事までするなんて聞いてない……」

康介 「あんな事って?首舐めたりした事?あのぐらいサービスしてよ。」

千佳 「ダメだよ……触るだけって言ったじゃん……」

康介 「ダメとか言ってもなぁ、千佳先生も満更でもない感じだったでしょ?俺としてはあのまま……」

千佳 「……あのまま……?」

そう聞き返してきた千佳に、康介はイヤらしい笑みを浮かべながらこう言った。

康介 「へへ、結構いるんだよなぁ俺の周りでも。家庭教師とヤってる奴。」

?家庭教師とヤッてる?

康介のその言葉を聞いて、千佳は思わず頭の中で自分と康介がそれをしている場面を想像してしまい、また顔を真っ赤にした。

千佳 「く、くだらない事言ってないでもうご褒美は終わったんだから、勉強始めるよっ。」

その話題から逃げるようにソファから立ち上がり、少し乱れてしまった服を整える千佳。

千佳の動揺は康介から見ても明らかであったが、それでも千佳はそんな自分の心を見抜かれないようにと必死に装っていた。

千佳 「ほらっ、もう時間過ぎてるし康介君も早く机についてよ。」

康介 「わかったわかった。急に先生に戻っちゃうんだもんなぁ……まぁいいか。」

少し怒ったような口調で言う千佳に、康介は仕方ないかという感じで机に向った。

それからはいつも通りの時間がこの部屋で過ぎていった。

先程までとはガラッと変わった部屋の空気。

日常に戻った今は、まるであの時間に起こった事が別世界での出来事のように感じる。

康介 「はぁ……なんかテスト終わったばっかりだしやる気でないなぁ。」

千佳 「ダメだよちゃんとやらなきゃ、ほら、ここの問題から。」

またグチグチと文句を言いながら問題を解き始める康介。そしてその様子を見守る千佳。

それは今まで通りの光景だ。

千佳 「……」

しかし千佳の内心は動揺したままだった。

一度康介から?男?を感じてしまった千佳の女心と身体は、もう康介の事をただの?高校生の男の子?という風には思えなくなってしまっていたのだ。

家庭教師の女子大生が恋をした生徒は鬼畜青年だった

大学近くのカフェで、千佳は目の前にあるカプチーノの泡をクルクルとスプーンで回しながら困惑した表情を浮かべていた。

尚子 「ねっ!お願い!千佳しか頼める人いないのよ。」

千佳 「でもぉ……家庭教師なんて私……。」

尚子 「大丈夫よ、千佳は人に勉強教えるの得意でしょ。ほら、前に私に教えてくれた時、凄く分かり易かったし。」

千佳 「ん?……でもなぁ……」

千佳に頭を下げて何かを頼み込んでいるのは、大学入学当初からの友人である尚子だ。

尚子は個人で家庭教師のアルバイトをしており、今現在も複数の学生を受け持っている。

ところが最近恋人ができた尚子は、スケジュールに詰め過ぎていた家庭教師のアルバイトを減らしたいと言うのだ。

それはそうだ。
相手は尚子にとっては人生で初めてできた恋人であり、社会人になる前の年であるこの1年は、なるべく好きな彼氏との時間を大切にしたいと思っているのだろう。

初々しいカップル。今が一番ラブラブな時期だ。

そしてその事情は、親友と言ってもいい程仲が良い千佳も重々承知している。

彼氏ができてからの尚子と言ったら、毎日ニコニコ笑顔で機嫌が良く、見ているだけでこちらまで微笑ましい気持ちになるくらいなのだから。

前々から尚子の恋愛を応援してきた千佳にとってもそれは嬉しい事なのだ。

それで今回、少し前に契約したばかりの1人の生徒を代わりに受け持って欲しいと尚子が千佳に頼み込んできたと言う訳なのだが……。

尚子 「それにここの家、結構お給料良いわよ。ほら千佳、アルバイト探してるんでしょ、ここならそこら辺の学生向けアルバイトと比べれると随分と待遇良いし。」

千佳 「う?ん……そうだけど……。」

確かに千佳はアルバイトを探していた。

就職先も決まり、これから遊びや旅行に行くには、そのための資金を貯める必要があったからだ。

アルバイトもしたいし、やりたい事も沢山ある。だからなるべく時給の良いアルバイトを探したいと思っていた。
そんな時に舞い込んできた今回の話。

尚子が持ってきた書類に目を通すと、確かに待遇は凄く良い。
家庭教師の仕事がこんなにも待遇が良いなんて知らなかったと、千佳が驚く程に。

千佳がそれを尚子に聞くと、この家は他と比べて特別に給料が高いのだという。大体他の家庭と比べて1.5倍から2倍近くあるだろうか。

その理由については、尚子もまだ電話でのやり取りだけで、その家に行った事がないので分からないらしい。

だが何にしても、それが今の千佳にとって魅力的な待遇のアルバイトである事は確かだった。
週に数回学生に勉強を教えるだけでこれだけ貰えるのだから。

しかしこんなに良い話にも関わらず、千佳がその話を引き受けるか迷っているのは、その職種が家庭教師であるからだ。

普段は割かし人見知りをしてしまう性格である自分が、知らない家に行って始めて会う学生にきちんと勉強を教えられるか自信がなかったのだ。

千佳 「私自信ないよぉ……人の受験勉強を教えるなんて……それって結構責任重大でしょ?」

尚子 「そんな深く考えなくても大丈夫よ、私にもできてるんだから千佳にだって絶対できるって。ねっ!お願い!千佳様!一生のお願いです!」

まるで天に願うかのように再び頭を下げる尚子に、千佳はため息をつく。

家庭教師なんて普段の千佳なら絶対に引き受けないが、これだけ親友に頼み込まれたら断れない。

千佳 「はぁ……分かったよ尚子ちゃん……。」

尚子 「えっ?じゃあ引き受けてくれるの?」

千佳 「……うん……今回は特別だけどね。」

その観念したかのような千佳の言葉を聞くと、下げていた頭を上げて嬉しそうな笑顔になる尚子。

尚子 「ありがとー!やっぱり千佳は優しいねっ!あっ、千佳の好きなケーキ頼んでいいよ、今日は私のおごりだから。」

尚子は調子良くそう言って、千佳にカフェのメニューを渡した。

千佳 「いいの?えーっとじゃあチーズケーキ……ねぇ尚子ちゃん、それでその生徒さんって中学何年生なの?」

尚子 「ん?中学生じゃなくて高校生よ、言ってなかったっけ?」

千佳 「えっ!高校生なの!?……そんなの余計に自信ないよぉ。」

千佳は思わずそこで頭を抱えた。
中学生に教えるのと、高校生に教えるのではまるでレベルが違うのだから。

それに大学受験といえば、人生の大事な分岐点だ。
千佳はそれを考えただけで大きな責任を感じてしまっていた。

尚子 「千佳なら頭良いし、気軽に行けばきっと大丈夫だよ。あ、チーズケーキ来たよ。」

目の前に大好物のチーズケーキが運ばれてきても、千佳の不安な表情は変わらない。
こういったプレッシャーに、千佳は滅法(めっぽう)弱いのだ。

自分の大学受験でもどれだけ精神的に追い込まれた事か。

千佳 「はぁ……なんだかまた就活の面接の時みたいにお腹痛くなりそう……。高校何年生の子なの?」

尚子 「確か2年生だったかな、うん。」

千佳 「2年生……切羽詰った3年生じゃないだけ良いかぁ……」

尚子 「そうそう、年下の友達に気軽に勉強教えるような感じで良いと思うよ、うん。……じゃあ千佳、宜しくお願いしますって事でいい?もうチーズケーキも食べてるしね。」

千佳 「……う、うん……。」

こうして少々強引気味な尚子からの頼み事ではあったが、千佳は家庭教師のアルバイトを引き受けたのであった。

3

千佳 「えーっと……たぶんこの辺りだと思うんだけどなぁ。」

住所と地図が書かれたメモを見ながら、住宅街の中を歩く千佳。

今日は尚子に頼まれて引き受けた家庭教師のアルバイト、その初日だ。

千佳 「はぁ……やっぱり引き受けるんじゃなかったなぁ……家庭教師なんて……。」

カフェで尚子と話してから2週間程過ぎているが、千佳は正直な所、今でもこの話を引き受けた事を後悔している。

どう考えても家庭教師なんて自分には向いていない。

それにこの緊張感、やはり苦手だ。

千佳 「あ?もう、なんだかドキドキしてきた……どんな家なのかなぁ、もしかして厳しい所だったりして。……でもそうよね、子供のために家庭教師を付けるような親なんて、教育に厳しい人だよね、絶対。はぁ……やだなぁ……。」

そんな風に独り言をブツブツと言いながら歩く千佳だったが、根は真面目な性格であるので、今日のための準備だけはしっかりやってきた。

手に持っている鞄には、自分が受験生の時にまとめていたノートや、一週間程前から作り続けてきたプリントなどが入っている。

自分が教える高校生の子のためにと、問題集やポイントなどを分かりやすくプリントに書いておいたのだ。

それだけではなく、自分も受験生の時の感覚を取り戻すべく、連日徹夜で高校生時代の勉強を復習していた。

一応家庭教師なのだから、何か質問されて答えられないようではいけないと思ったからだ。

千佳 「ん?……え……?ここ?もしかしてこの家なの?」

メモに書いてある通りの場所に着いた千佳は、大きな門の前で足を止める。

そして千佳は目の前に佇む家を見上げて、口をポカーンと開けていた。

千佳 「凄い……大きい家……うそぉ……私こんな家の家庭教師しないといけないのぉ……はぁ……」

表札に目を向けると、そこにはやはり尚子に渡された書類に書かれていたとおりの苗字がある。

千佳 「……富田……やっぱりここなんだ……。」

目の前の重厚な門を見るだけでも、この家が普通の家ではないという事は誰にでもすぐに分かる。

きっとどこかのお偉いさんの家なのだろうと、千佳は思った。

それならば、そんな家の子供に勉強を教えるなんて余計にプレッシャーを感じるし、考えれば考える程自分ではやはり無理だと思ってしまう。

千佳 「……はぁ……帰りたい……帰りたいけど……そういう訳にもいかないかぁ……」

もう来年からは社会人になる千佳。

お腹が痛くなる程のプレッシャーは感じるが、この程度の事でヘコたれている訳にもいかない。

もう大人なんだから。

そんな事を自分の心に言い聞かせ、千佳は重い足どりはであるが、門の端にある呼び出しボタンの前まで来ると、意を決したようにしてボタンを押した。

千佳 「……。」

『……はい、どちら様でしょうか?』

千佳 「あっあの……小森と言います。あの……家庭教師の……」

インターホンから女性の声が聞こえると、千佳は緊張気味にそう声を発した。

『あ、はい、お待ちしておりました。今門を開けますので。』

千佳 「は、はい。」

そう答えてから少し待っていると、機械式の門のロックがガチャン!と音を立てて解除された。

そしてゆっくりと開いた門から、1人の女性が出てきた。
結構年配の女性だ。それにエプロンをしている。

お手伝いさんかなぁと千佳は思いながら、その女性にあいさつをする。

千佳 「初めまして、小森千佳と言います。宜しくお願いします。」

山田 「私はここの家政婦をやっている山田です。どうぞ中へ。」

千佳 「はい。」

千佳の予想は当たっていた。この年配の女性が高校生の子を持つ親には見えない。

家政婦の案内で敷地内に入ると、そこには広い庭と大きくて立派な建物が。千佳はその光景にやはり目を丸くして驚くばかりであった。

千佳 「……凄い……」

まるで美術館の中を歩いている子供のようにキョロキョロと頭を動かしながら、周りを見渡す千佳。

そんな千佳の前を歩いている家政婦の女性は、淡々とした口調で千佳に声を掛ける。

山田 「康介さんの部屋は離れの部屋になっていますので、こちらです。」

千佳 「え?康介さんって?」

山田 「えぇ、これから小森さんに家庭教師を担当して頂くこの富田家の長男、富田康介さんですよ。」

その言葉を聞いて、千佳は思わず慌てるようにして声を出した。

千佳 「えっ?えっ?あ、あの!富田さん家の子供さんて、高校生の女の子じゃないんですか!?」

千佳が慌てるのも無理はない。千佳は尚子にこの話を聞いてから、受け持つ生徒はずっと女子高校生だと思い込んできたのだから。

山田 「何を仰いますか、富田家に女のお子さんはいませんよ。ご存じなかったのですか?」

千佳 「え……あ、私はてっきり……」

山田 「男のお子さんだと、何か不都合でもあります?」

千佳 「い、いえ……そんな事は……」

千佳は咄嗟にそう答えたが、本当はそんな事あるのだ。千佳にとって不都合な事が。

しかしそうこういている内に、2人はその離れの建物の前に着いてしまった。

離れといっても、一見普通の一軒家に見える。いや、寧ろ世間一般の家よりも立派かもしれない。

そんな物が、大きな庭の中に子供用の部屋として建っているのだからやはり普通ではない。

山田 「ここが康介さんのお部屋です。中で康介さんが待っていますので、後は宜しくお願いしますね。では私はこれで。」

家政婦は無表情でそう千佳に言うと、すぐに千佳の前から去ってしまった。

千佳 「え?でも、あの…やっぱり……はぁ……行っちゃった。」

千佳の小さな声には反応せず、大きな建物に入っていってしまった家政婦。

そしてその場に残されて、1人離れの家の前で立ち竦む千佳。

予想外の展開に、千佳の頭は少しパニック状態に陥っていた。

……男の子なんて聞いてないよぉ尚子ちゃん……

4

……どうしよう……

離れの家の前に立ったまま、困ったような表情でいる千佳。

家庭教師なんてアルバイト自体自分には不向きだと思っているのに、その受け持つ生徒がよりによって高校生の、しかも男子なんて。

女の子とならまだ想像できた。

千佳には妹がいるので、妹に勉強を教えている感覚でやればと思っていたから。

しかしそれが男の子となれば話は別だ。

元々異性と話すのが得意ではない千佳。
もう半分大人みたいな男子高校生と、2人っきりで勉強をするなんて想像できないし、上手く勉強を教えられる自信もない。

……もう……普通こういうのって女性の家庭教師には女の子の生徒って決まってるものなんじゃないの?……

千佳の頭の中にそんな疑問も浮かんだが、この話をもち掛けてきた友人の尚子は個人で家庭教師をやっていたために、もしかしてそういう決まりがなかったのかもしれない。

千佳 「はぁ……困ったなぁ……。」

たださえ緊張してたのに、相手が男子生徒だと思うとさらに気が重くなる。

しかしもう約束の時間は少し過ぎてしまっている。

引き受けてしまった以上、ここで帰るわけにもいかない。

……絶対後で尚子ちゃんに文句の電話してやるんだから……

千佳は少々怒り気味の表情で、その生徒がいるという離れの建物のドアの前に立つ。

そしてそこにまた付いていたインターフォンのボタンをゆっくりと指で押した。

ドキドキと高鳴る千佳の胸の鼓動。

……はぁ……緊張するなぁ……どんな子なんだろう……

そして数秒後、建物の中から声が聞こえた。

『開いてるからどうぞぉ!入っていいよぉ!』

千佳 「え?あ、はい……」

中からのその声を聞いて、千佳はドアノブに手を掛ける。言われたとおりドアには鍵は掛かっておらず、ドアはすんなり開いた。

千佳 「お、おじゃましまーす……」

『勝手に奥の部屋まで入ってきていいよ!今ちょっと手が離せないからさぁ!』

千佳 「は、はい……。」

再び聞こえる高校生らしい若々しい声。

千佳はその声に従い、玄関で靴を脱いで建物の中へと入っていく。

この離れの建物は平屋の造りになっているようだったが、中は結構広い。

玄関から少し廊下を歩いた所にドアがある。おそらくその部屋にその子はいるのだろう。

……それにしても子供用にこんな家を一軒与えるなんて、やっぱり普通の家庭じゃないよね……

千佳はそんな事を思いながらその部屋の前までくると、緊張している心を落ち着かせるために1つ深呼吸をしてからドアをノックした。

『どうぞ?!』

千佳 「し、失礼しまーす……。」

そう小さな声で言って、ドアを開けた千佳。

すると中はやはり広い部屋になっていて、その奥にソファに座る男の子がいた。

男の子は座ったままテレビ画面を見ていて、手にはゲームのコントローラーを持っている。

どうやら手が離せないと言っていたのは、ゲームをしている最中であったかららしい。

千佳 「あ、あの……富田……康介君だよね?今日から家庭……」

康介 「家庭教師だろ?ったく、家庭教師なんていらねぇって言ったのによぉ、あのバカ親父は。」

千佳 「……え?」

康介 「まぁその辺に適当に座っていいよ、もうすぐこれ終るから。」

千佳 「ぁ……はい……。」

そう言われて、千佳はどこに座っていいのか少し迷ったようにしながら、康介が座っているものとは別にあったソファにゆっくりと腰を下ろした。

そして千佳はしばらく康介がゲームをし終わるのを待っていたのだが、その間どうしていいのか分からずずっとソワソワしていた。

まだ緊張が高まったままの千佳は、落ち着かない様子でゲームをしている康介の方をチラチラと見ている。

……高校2年生の男の子ってこんなに大きかったけ……

康介の体格は、おおよそ男の子と呼ぶには相応しくない程大きかった。

きっとソファから立ち上がれば180cmを超える身長だろう。

顔だけ見れば、少しまだ幼さが残っていて確かに高校生だと思うかもしれないが、体付きはすっかり大人。
それどころか千佳の大学の男友達などと比べても、康介はかなり逞しい体付きをしているように見えた。

何か体育会系の部活でもやっているのかもしれない。

康介 「大学生なんでしょ?」

康介は千佳の方にはまだ目を向けず、テレビ画面を見たままそう聞いてきた。

千佳 「ぇ……は、はい……一応。」

康介 「ハハッ、敬語なんて使わなくていいのに、俺より年上なんだし。で、どこの大学?」

千佳 「ぇ……うん……えっと……○○大学……」

康介 「へぇ、じゃあ頭良いんだ。」

千佳 「……そんな事はないけど……」

千佳は年下の男にこんな口調で話し掛けられても、別に気にしないタイプではあるが、康介のその話し方からは、どことなく子供っぽさを感じる。

見た目は身体が大きくて大人っぽくても、やはり中身はまだ高校生であり、精神的には子供なのだろう。

怖いもの知らずといった感じの康介の雰囲気に少し圧倒されつつも、その中にある子供っぽさを感じた瞬間、千佳の中の緊張は少しだけ治まっていった。

5

千佳 「……。」

千佳がソファに腰を下ろしてからすでに5分以上経っていた。

その間相変わらずゲームをし続けている康介は、千佳の方を一切見向きもせずに、ずっとテレビ画面を見ている。

康介は千佳がこの部屋に入ってきてから、まだ一度も千佳の顔を見ていない。

しばらく黙ったまま待っていた千佳だったが、さすがにこのままずっとソファに座っているだけではいけないと思い、重い口を開いた。

千佳は家庭教師という仕事をしに、ここまで来たのだから。

千佳 「あのぉ……康介君……いつまで……」

康介 「……名前、何て言うの?」

千佳 「え?……えっと、小森……です。」

康介 「下の名前は?」

千佳 「……千佳……」

康介 「ふーん……小森千佳さんかぁ、いい名前だね。」

千佳 「ぇ……あ、ありがとう……。」

そう言ってようやく手に持っていたコントローラーを置いた康介は、ゲームの電源を切った。

するとそこで漸く(ようやく)康介の目が千佳の方を向く。

康介 「……へぇ……なるほどね。」

康介は千佳の顔をジロジロと見ながらそう呟いた。

そして千佳を見る康介のその口元は、ニヤニヤと笑っている。

千佳はどうして康介が自分の顔を見て笑っているのかよく分からなかった。

初めて会った人に笑顔を作っているという感じではない。明らかに、何か含み笑いをしているような印象。

康介 「ところでさ、俺なんて呼べばいい?」

千佳 「え?」

康介 「家庭教師だから、やっぱり小森先生とか?それとも千佳先生?」

千佳 「あ、私の呼び方……そっか、どうしようかな。」

康介 「前に受け持った人には何て呼ばれてたの?」

千佳 「私、家庭教師は今回が初めてだから……。」

康介 「へぇ、そうなんだ。それで緊張してるんだ?」

千佳 「う、うん……。」

康介 「ハハッ、そっかぁ。じゃあ千佳先生でいい?」

千佳 「先生なんてちょっと恥ずかしいけど……うん、いいよ。私は康介君でいいかな?」

康介 「いいよ。よろしく、千佳先生。」

千佳 「うん、よろしく。」

やっとちゃんとした会話ができて、千佳は少し安心していた。

さっきまで黙々とゲームをしていた時は、取っ付き難い性格なのかとも思ったが、こうやって話してみると康介の印象はガラっと変わった。

素直で優しい子なのかもしれないと。

相変わらず敬語を使わない話し方ではあるが、良い意味で捉えればフレンドリーな話し方でもある。

それに千佳は康介の顔を見ながら、学校では女の子にモテるんだろうなぁと思った。

背が高くて男らしいスタイルと、まだ少し幼さは残っているものの整った顔立ち。
例え芸能界に居ると言われても、おそらく何も違和感を感じないだろう。

康介 「そうだ、千佳先生何か飲む?お茶かジュースか……酒もあるけど。」

康介はそう言って、部屋の置いてある冷蔵庫の方へ歩いていく。

千佳 「え?お、お酒!?康介君高校生でしょ?駄目だよそんなの飲んでちゃ。」

康介 「冗談冗談、先生って真面目なんだな。じゃあお茶でいい?」

千佳 「う、うん……。」

千佳の方が年上なのに、まるで康介に玩ばれているかのようなやり取り。

少し緊張気味の千佳に対して、余裕たっぷりの康介。

これではまるで先生と生徒が逆になってしまっているかのようだ。

千佳 「あ、そうだ……康介君、今学校の授業ってどの辺まで進んでるのかな?私、一応簡単なテスト作ってきたから、とりあえずそれをやって……」

さっそく家庭教師としての仕事を始めようと、千佳はそう言いながら持ってきたカバンから徹夜で頑張って作ってきたプリントを出そうとした。

康介 「テスト?いいよそんなの、別にやらなくても。」

千佳 「え……でも……これやらないと何処から教えていいか分からないし……。」

康介 「今日はさ、最初なんだし、自己紹介くらいで終わりにしとこうよ。はい、お茶。」

千佳の前にお茶を出した康介は、自分もソファに座り、そして手に持っていたビールの缶を開け、それをゴクゴクと飲み始めた。

千佳 「でも今日の分からお給料もらう事になってるし……一応そういう事はしないと……あっ!康介君それお酒……。」

康介 「気にしない気にしない、俺喉渇いたときはいつも飲んでるから。それよりさ、もっと先生の事教えてよ。」

千佳 「私の事……?自己紹介はもうさっき……」

康介 「まだ名前と大学しか教えられてないよ。う?ん、そうだなぁ……あっ!そうだ、彼氏は?先生彼氏いるの?」

6

千佳 「彼氏は……いない……けど……。」

康介 「いないの?意外だなぁ、先生モテそうなのに。」

康介は言葉が巧みというか、話を切り替えるのが上手いというか、このまま流されていたら、本当に一切勉強を教える事なく時間が過ぎてしまいそうだ。

しかし千佳ももう大人だ。
高校生の言うがままにしている訳にもいかない。お金を貰うのだから、それなりに責任だってある。

千佳 「あ、あのね康介君。私、康介君に勉強を教えに来たの。だからそろそろ、ね?始めよ?」

康介 「はぁ、だから今日は勉強はいいって、俺全然やる気ないから。」

千佳 「そういう訳にはいかないよ、私雇われて来てるんだし。私、プリント作ってきたの、上手くできてるか分からないけど、とりあえずこれ、やってみてくれないかな?」

康介 「……本当に真面目なんだな、千佳先生は。それよりさ、過去に彼氏はいた事はあるの?もう大学4年だもんな、まさか男と付き合ったことないなんて事ないでしょ?」

またも話を擦り替えてきた康介に、千佳は呆れ顔だった。

やはりまだ子供の高校生、けじめは大人がしっかりと付けなければいけない。

千佳 「康介君駄目だよ、そんな事言って誤魔化しても。ほら、このプリント……あ、その前にとりあえず勉強机につきましょう。」

そう言って今までとは違う少し強気の態度で、千佳は鞄から取り出したプリントを康介の前に出す。

康介 「はぁ……分かった分かった、やるよ。でもそのプリントやる前に、さっきの俺の質問に答えてよ。先生、今まで彼氏いた事あるの?それ答えてくれないと俺プリントやらないよ。」

千佳 「もう……仕方ないなぁ……それを教えたら本当にプリントやってくれるの?」

康介 「あぁ、本当だよ。だからほら……。」

なんだかんだと言って、結局は康介のペースに嵌ってしまっている千佳。

だがそれは仕方ないのかもしれない。千佳は元々人見知りで大人しい性格であり、誰かに何かを指導する『先生』なんて役は、千佳の性には合っていないのだから。

千佳 「……う、うん……いた事ならあるよ……。」

千佳が少し恥ずかしいそうにそう答えると、康介はその言葉を聞いて、なぜか笑みを浮かべながら嬉しそうにしていた。

康介 「へぇー、やっぱそうなんだぁ。そうだよな、今時高校生でも付き合った事ない奴なんて少ないもんな。」

千佳 「はい答えたよっ、机についてプリント始めようね。」

康介 「はいはい、千佳先生はせっかちだなぁ。」

そんなやり取りの後、ようやく2人は部屋にあった木製の勉強机に向う。

その時、2人共同時にソファから立ち上がったのだが、千佳はその時に改めて康介の身長の高さを感じた。

長い手足、広い肩幅。

千佳が割かし小柄で童顔な事もあるが、おそらくこの2人が並んで歩いていたら、誰もがカップルだと勘違いしてしまうだろう。

まさかこの2人が『先生』と『生徒』の関係だとは誰も思うまい。

康介 「ふぅ……久しぶりに座ったなぁ、この椅子。」

千佳 「はい、これプリントね。時間制限とかはないから、のんびりやっていいよ。」

康介が勉強机の椅子に座り、千佳がその隣にある別の椅子に座る。

このポジション、やっと家庭教師っぽくなってきたと千佳は感じていた。

そして康介もシャーペンを持ってプリントを眺め始める。

だがしかし、康介はそこまでいっても、なかなか問題に取り掛かろうとはしなかった。

康介 「……ねぇ先生。」

千佳 「ん?何?分からない箇所は飛ばしていいよ。今日のはどこが分かってどこが分からないかの確認のためのプリントだから。」

康介 「……先生はさ、付き合った事あるって言ってたけど、今まで何人の男と付き合った事あるの?」

再び始まったその手の質問に、千佳はさすがに困り果てたような顔をしていた。

千佳 「もう……そういうのは勉強と関係ないでしょ?真面目にやってくれないと私……。」

康介 「いいじゃんそれくらい、答えてよ先生。生徒の質問に答えるのが先生の仕事でしょ?」

千佳 「でも……それはなんか違うような……。」

康介 「俺ってさ、他の事が気になりだすと全く勉強ができなくなるタイプなんだよね。だからさ、教えてよ。別に教えて減るもんじゃないでしょ。」

相変わらず話の主導権を握るのが上手い康介。

千佳は、この子相手にこれから家庭教師をしっかりやっていけるのだろうかと不安になっていた。

しかし、この様子だと質問に答えなければ本当に前に進まない感じだ。

こんな質問、本当は恥ずかしいから答えたくないのだが……。千佳は少し考えた後、やれやれといった様子で口を開いた。

千佳 「はぁ……それに答えたら、プリント始めてくれるんだよね?」

康介 「ハハッ、もちろん!」

千佳 「じゃあ…………ひとり……かな……。」

千佳は恥ずかしそうにしながらそう小さな声で言った。

どうしてこんな事を言わないといけないのだろうと内心思っていたのだが、この状況では仕方ない。

高校生という時期は、誰でも色んな事に好奇心旺盛になるのだという事は千佳も知っている。

康介 「え?1人?」

千佳 「……う、うん……」

康介 「1人って事は、1人しか付き合ったことないって事?本当に?」

千佳 「……そ、そうだけど……。」

少し驚いているような康介の反応に、千佳はどうしてそんなに驚かれないといけないのだろうと思っていた。

今まで付き合った恋人が1人だけなんて事は、千佳の同い年の友人には沢山いる。

その事は決して珍しくないと思っていただけに、千佳は康介の反応に少し困惑していた。

康介 「へぇ……じゃあ先生は結構初心っ子ちゃんなんだ?」

千佳 「初心っ子ちゃん……?」

康介 「勉強はどうか知らないけど、そっちは俺のが経験豊富かもなぁ……へへ……先生さ、その1人だけ付き合った彼氏とはどこまでいったの?」

千佳 「……ど、どこまでって?どういう事?」

困惑気味の表情でそう言った千佳に対し、康介は声を出して笑って見せた。

康介 「またまたぁ!先生がいくら初心っ子ちゃんだからってそれは惚け過ぎでしょ。どこまでって、どんな関係まで進んだのかって事ですよ、男と女の関係が。」

それを聞いて漸く康介の質問の意図を察した千佳は、顔を真っ赤にさせた。

7

千佳 「あ、あのね康介君、そういう事は……。」

男子高校生なのだから当然、性的な事への興味もかなりあるのだろう。

しかし、富田家に雇われている家庭教師である前に1人の女性でもある千佳。
特に恥ずかしがりやの千佳が、そんな質問に軽々しく答えられるわけがない。

康介 「ハハッ、先生可愛いね。そんな事聞かれたくらいで顔赤くしちゃうなんて。」

千佳 「も、もうっ!大人をからかわないでよ!ほら、いい加減プリントやりなさいっ。」

康介 「はいはい、分かりましたよ。」

千佳が少し強めの口調で注意してから、康介はやっと問題を解き始めた。

勉強を始めるまでこんなに梃子摺って(てこずって)しまうなんて、これから先が思い遣られる。

しかし千佳はそう思う一方で、康介が人見知りをしない話しやすい性格の持ち主で良かったとも思っていた。

なにせ自分がかなりの人見知りであるため、受け持つ生徒も大人しい子だったらどうしようと心配していたのだから。

勉強とは関係ない事ばかり質問されるのは家庭教師として良くないのかもしれないが、逆にそんな会話のお陰で、2人の『先生と生徒』という関係を堅苦しいものにせずに済むかもしれない。

千佳としても、勉強ばかりの固い関係よりも、少しくらいフレンドリーな関係の方が気が楽だ。

千佳 「……。」

そんな事を考えつつ、隣に座って康介がプリントをやるのをじっと見ていた千佳は、ある事に気付いた。

康介のペンの進みが早い。

分からない問題は飛ばしていいとは言ったが、それ程飛ばしている様子もなく、次々と問題を解いていっている。

最初はなんだか軽そうな感じで、少しチャラチャラしてそうな雰囲気だったけれど、意外と勉強はできるのかもしれない。

千佳はそんなギャップに少し驚きながら、先程までとは打って変わって真剣に勉強に取り組む康介の姿を見つめていた。

康介 「ふぅ……はい、終わったよ、千佳先生。」

千佳 「ぇ?あ、はい、お疲れ様。康介君早いね、私ビックリしちゃった。」

康介 「このくらい簡単だよ。よし、終わったらから休憩だな。」

千佳 「う?ん……どうしようかな、こんなに時間余っちゃって……一応他のプリントもあるけど……。」

康介があまりにも早くプリントを終わらせてしまったため、予定の時間がかなり余ってしまった。

そのため真面目な千佳は残りの時間で何をしようかと考えていたのだが。

康介 「やらないよ、そんなの。今日は初日なんだから、これくらいで充分だよ。」

千佳 「……でも……。」

康介 「他の家庭教師もそんな感じだったよ。……あっ!そうだ。家政婦のバアさんからケーキ渡されたんだ。先生食べるだろ?」

千佳 「え?あ、ありがとう。」

康介 「ほら、もう勉強机からは離れて、ソファに座ってゆっくりしようよ。」

千佳 「う、うん……。」

初めての家庭教師、しっかりと仕事をできたという実感はなかったが、もしかして康介の言うとおり、初日というのはこんなものなのかもしれない。

それから2人は残りの時間をケーキを食べながら、談笑して過ごしていた。

康介の高校での話や、千佳の大学での話で盛り上る。

千佳が家庭教師をやる事になった経緯や、まさか生徒が男の子だとは思っていなかったという話もした。

最初は家庭教師で雇われて来てるのに、こんな談笑をしていていいのかという気持ちもあったが、気付いた時には話に夢中になっていて、残って困っていた時間も過ぎるのはあっという間だった。

今日初めて会った相手、それも年下とはいえ異性の相手とこんなにも早く打ち解けられたのは、千佳にとっては珍しい事だ。

大学生になってから1人だけ付き合った男性とも、お互いに好意は持っていたものの、2人共大人しい性格だったためかデートの時もイマイチ話が弾まなくて、結局そんなに長くは持たずに別れてしまった。

そんな経験の持ち主である千佳にとって、康介との出会いは新鮮なものであったのかもしれない。

康介 「じゃあ千佳先生、またね。」

千佳 「うん、次はもうちょっと難しい問題集持ってくるからね。」

康介 「それは勘弁。嫌だなぁ、千佳先生真面目だから本当に難しくしてきそうだもんなぁ。」

千佳 「どうしようかなぁ……フフッ、じゃあまたね。」

富田家を出る頃には外は暗かった。

康介が駅まで送ろうかと申し出てきてくれたが、千佳はそれを断り、なるべく明かりのある道を選んで一人で夜道を帰っていった。

……次は明後日かぁ、帰ったらプリントの答え合わせして、康介君が分からない所チェックしないとね……

どうなるものかと思っていた家庭教師のアルバイト。
とりあえず無事に終わってよかったと、千佳は安心していた。

心配事がなくなって、心が軽くなったように感じる。

心地の良い風があって涼しい夜。
星が見える綺麗な夜空を眺めながら歩く千佳の表情は、少し上機嫌であった。

8

尚子 「で、初めての家庭教師、どうだったの?」

本当は尚子に対して怒るつもりだった。

?受け持つ子が男の子だなんて聞いてないよ!?と。

だが今の千佳の心からは、そんな気持ちは全くと言っていい程消え去っていた。

千佳 「うん、なんとか無事に終わったよ。最初は結構不安だったけど。」

尚子 「へぇ、そうなんだぁ。あれ、なんか千佳機嫌良い?もしかして相手の男の子、凄いカッコイイ子だったとか?」

尚子からの思わぬ指摘に、千佳は顔を赤くし慌てた様子でそれを否定する。

千佳 「え?ち、違うよ!そんなんじゃ……安心してるだけだよ、家庭教師なんて私には無理だって最初は思ってたし……。ていうか尚子ちゃん、男の子だって事知ってたの?」

尚子 「うん、だって相手が男の子なんて事言ったら、千佳に絶対断られると思ったんだもん。でも私も根暗な子だったら千佳大変だろうなぁって心配してたんだけど、良かったね千佳、カッコイイ男の子に当たって。」

千佳 「もう……だから違うってばぁ……。」

尚子 「あ、千佳はどちらかと言うと年上が好みだったんだっけ?でも分からないわよぉ、人の好みなんてその時その時ですぐ変わるから。」

確かに康介の容姿はカッコイイ。

しかしまだ高校生だ。千佳もまだ一応学生で21歳だが、それでも康介とは4つも離れている。

社会に出れば4つの年の差なんて大した事はないのかもしれないが、今の千佳にとってはその差は大きく感じるのだ。

自分の高校生時代を思い出すだけでも、あの時は子供だったなぁと思う。

だから高校生相手に、何か特別な感情を持つなんて事は考えにくかった。

千佳 「変な事言わないでよぉ、そんな事意識してたら勉強教え辛くなるじゃん……。」

尚子 「フフッ、でもその様子だといい子だったんでしょ?その男の子。」

千佳 「……うん……話しやすい子ではあったかなぁ、友達気分ってのも問題かもしれないけど。」

尚子 「へぇ、良いじゃない。話し易くてカッコイイ相手なんて。オマケにお金持ちだもんね。何か進展あったら報告してよね。」

千佳 「ちょ、ちょっとぉ、だからそんなつもりないってばぁ……。」

変に話を茶化してくる尚子に、千佳は困ったような顔をしていたが、機嫌が良いというのは少しばかり当たっていたかもしれない。

昨日は家庭教師のアルバイトに行くのにあんなに憂鬱な気分であったのに、今は何となくあの康介の部屋に行くのが楽しみ。

家庭教師という仕事に楽しさを感じ始めているとか、康介に会うのが楽しみとか、そんなハッキリとした感情ではない。

ただ無意識の内の気持ちというか、康介の家に家庭教師をしに行く事が何の苦にもならなくったというのが一番正しいのかもしれない。

もちろん、まだ一度しか富田家には訪問していないのだから、これからも順調に事が進むとは限らないが、少なくとも康介が相手の家庭教師ならば、最後までやれるような気がしていた。

翌日、再び富田家に訪れた千佳。
初日と同じように、家政婦の山田という老年の女性に門を開けてもらい、康介がいる離れの家まで行く。

2回目の今日は初日とは違い、康介にしっかりと勉強を教えないといけない。

そういう意味で、千佳は少し気合を入れていた。

プリントで康介が間違っていた点、分からない点も把握してきたし、どういう風に教えれば分かり易いかも自分なりに考えてきた。

家庭教師として来てるからには、ある程度結果を残さなければいけない。千佳はその責任をちゃんと感じていた。

もちろんそれは、初日のあの後ろ向きな気持ちではなく、前向きな気持ちだ。

目標は康介の成績アップ。そのために、家庭教師としてできる限りの事はしないと。

離れの家に付いている呼び出しボタンを千佳が押すと、少ししてから中から康介の声が聞こえてきた。

康介 「開いてるから入ってきていいよぉ!」

康介は玄関まで出てくる事なく、まるで友達を招く時のような感じでそう呼んだ。

そこまでは昨日と同じだったのだが、千佳はここに来て、昨日とは違う緊張感を少し感じ始めていた。

……もう……尚子ちゃんが変な事言うから……

大学で尚子に言われた事を思い出すと、なんだか気まずくなる。

自分にはそんな気持ちはないと思っているはずなのに、もうすぐ康介に会うのだと思うとなぜか胸の鼓動が少しだけ早くなった。

千佳 「……ふぅ……」

康介の部屋の前で1つ深呼吸。そして千佳は頭を横に振って、心からその邪念振り払ってから、ゆっくりとドアを開けた。

9

千佳 「お邪魔しまーす……」

康介 「来た来た、飲み物用意するからその辺座ってていいよ。先生はお茶でいい?」

千佳 「う、うん……ありがとう。」

康介はこの前となんら変わらぬ様子で、千佳を部屋に招き入れた。

そして千佳は言われたとおり、ソファに座る。

ふと目を向けた前のテーブルの上には、サッカーのスポーツ雑誌が置かれていた。

それだけ見てみても、なんとなくここは男の子の部屋なんだなと、千佳は感じる。

考えてみれば、高校生とはいえ恋人でもない男の部屋に当たり前のように1人で入っていくなんて、千佳にとっては結構大それた事だ。

康介 「今日さぁ、すっげぇ暑くない?もう暑すぎて学校行く気失せるわ。」

飲み物を持ってきて千佳の前に出した康介は、何気なしにそんな話題をふってきた。

まるで友達に話し掛けてくるように。

前回余った時間で沢山会話したからなのか、2人の間になんの壁も感じさせないような話し方を康介はしてくる。

千佳 「うん、暑いよね最近。」

康介 「あ?海行きてぇなぁこんな日は。今年はまだ行ってないからなぁ。先生はさ、海とか行かないの?」

千佳 「海?うーん……大学2年の時に友達と行ったっきりからなぁ。でもあんまり、焼けるのが苦手っていうか。」

康介 「ふーん、先生肌白いもんね。で?先生その時どんな水着着たの?やっぱビキニ?」

千佳 「え?……うん……一応ビキニだったかな……。」

康介 「へぇ、どんな水着?何色?」

千佳 「色は……青とか白のストライプ……みたいな感じだったかなぁ。」

康介 「へぇ、なるほどねぇ……。」

そう言って康介はニヤニヤ顔で、千佳の身体の方に目線をやった。

千佳も当然身体へのその視線を感じている。

千佳 「……あの……康介君?」

康介 「先生ってさぁ、結構オッパイ大きいよね。何カップあるの?」

前回と同様の、康介からの少し卑猥な質問に千佳はまた顔を赤くした。

千佳 「なっ……そ、そんな事教えません!……もう……康介君ってそういう質問ばっかり……」

康介 「ハハッ、またこのくらいの質問で恥ずかしがっちゃって、可愛いなぁ千佳先生は。」

千佳 「もう、からかわないで!……あっ、こんな事話してる場合じゃないよ康介君、今日はさっそくお勉強始めましょ。この前のプリント、康介君が間違ってた箇所もあったから、そこの見直しからね。」

千佳は意識的に話題を切り替えるようにしてそう言うと、鞄からプリントなどを出して勉強の準備を始める。

しかしこれも前回同様、康介はなかなか勉強に取り掛かろうとはしなかった。

康介 「え?もう始めるのかよ。もうちょっと力抜いていこうよ、のんびりさ。」

千佳 「そういう訳にはいかないよ。私、康介君とおしゃべりするために来てるんじゃないし。ほら、早く机について。」

康介 「なんだよ、急に学校の先生みたいになっちゃって。俺さ、今日全然やる気ないんだよね、勉強とか。そういう気分じゃないから。」

そんな事を言われてしまっては元も子もない。

勉強する気がない人に勉強を教えるなんて事は難しい。

これはいくら勉強を教えるのが上手な人でも、相手にやる気がないのではどうしようもない。

千佳 「……康介君、そんな困るような事言わないでよぉ。それに今しっかり勉強しておかないと来年苦労するよ。」

康介 「別に苦労なんてしないよ。俺、大学なんてどこでもいいし。いいじゃん先生、勉強教えてなくてもこの部屋に毎回来てくれればうちの家、ちゃんと給料払ってくれるよ。」

千佳 「え?……でもそういう訳には……。」

康介 「こうやってさ、勉強よりも先生と色々話している方が楽しいじゃん。」

千佳 「だーめっ!やっぱり駄目よそんなの。もう……困った子だなぁ……康介君、どうやったらやる気出してくれるの?……あ、そうだ!ご褒美あげようか?勉強がちゃんとできたらご褒美あげる。」

千佳が思い立って出したそのご褒美という言葉に、康介は反応を示す。

ご褒美という言葉をどういう風に受け止めたのか分からないが、康介は少し嬉しそうに笑っていた。

康介 「へぇ……ご褒美?何々?それってどういうご褒美?」

千佳 「ん?そうだなぁ……あ、そういえばアレが少し残ってたっけ……。」

千佳は何かを思い出しかのようにそう言うと、持ってきた自分のバッグの中に手を入れて何やらガサゴソと音を立てながら探し始めた。

康介はそんな千佳の行動を不思議そうに見つめている。

千佳 「これね、私は大好きなんだけど……あ、あった!」

そう言って千佳がバッグ取り出した物、それはキャラメルだった。

千佳 「これ駅前のパティスリーで作ってる特性のキャラメルなんだよ、スッゴイ美味しいから。お勉強ちゃんとできたらこれ1つあげるってのはどう?」

しかしそれを見た康介の表情は、笑顔から一気に呆れ顔に変わる。

そして康介は乗り出していた体をソファの背にもたれさせて、大きくため息をついた。

康介 「はぁぁ……なんだよそれ、俺はガキじゃないっての。そんなご褒美で喜ぶわけないだろ……。」

千佳 「え?駄目なの?これキャラメルにしては結構高いんだよ?」

康介 「駄目に決まってるだろ。あ?期待して損したわ。」

千佳 「え?そんな……じゃあ、康介君はどういうご褒美ならいいの?」

千佳は困り果てたような表情で康介に問う。

このままでは家庭教師としての自分の役目を果せない。
給料は出ると言われているのにそんな風に思ってしまうのは、やはり千佳が真面目な性格だからなのだろう。

康介 「そうだなぁ……例えば……」

千佳 「例えば?」

康介 「……先生のオッパイ、何カップか教えてくれるとか。」

10

どうやら康介はどうしてもそういう話にもっていきたいらしい。

千佳はそんな康介に対して嫌悪するような顔はしていなかったが、やれやれといった表情をしていた。

千佳 「はぁ……またそういう……。」

康介 「それ教えてくれたら俺もやる気出るんだけどなぁ。」

千佳 「あの、康介君はもっと他に興味ある事とかないの?その……エッチな事じゃなくて。」

康介 「特にないね。いいじゃんそれくらい、教えて減るもんじゃないでしょ?」

千佳 「もう……困った子だなぁ……」

千佳が困っているのを見て、笑みを浮かべながら楽しそうにしている康介は、本当に千佳がそれを教えない限り勉強机に向かう気はないようだ。

千佳 「……それを教えたら……本当に勉強始めてくれるんだよね?」

少し考え込んだ後、勘弁したかのようにそう言った千佳。

前にも勉強を始める前にこんなやり取りがあった。

どうしてもこういった駆け引きに千佳は負けてしまう。きっと尚子だったらここで康介を一喝するだろう。

でも大人しい千佳にはそれができない。

康介 「もちろん、ちゃんと先生の言う事聞くよ。」

千佳 「はぁ……なんか康介君のいいように言い包められてる気がする……」

康介 「ハハッそんな大した事聞いてないじゃん。で?先生のオッパイ、何カップあるの?」

改めてそう聞かれた千佳は、仕方ないと自分の心に言い聞かせ、顔を赤くしながら小さな声で呟いた。

千佳 「……カップ……」

康介 「え?何?聞えないよ、ちゃんと言ってよ。」

千佳 「……E……カップ……」

康介 「Eカップ?」

千佳 「……」

康介 「へぇ?Eカップかぁ、先生意外と巨乳なんだ。服の上からじゃ全然分からなかったよ。」

そう言って恥ずかしそうにしている千佳の胸の膨らみを見るめる康介。

千佳 「も、もう!変なところジロジロ見ないでっ……ほら、教えたんだから早く勉強始めるよ。」

康介 「ホントにEカップあるの?ちょっと確認させてよ。」

調子に乗って千佳の胸へと手を伸ばしてきた康介だったが、それにはさすがに千佳も怒った。

千佳 「ぇ……ちょっと……もういい加減にして!康介君!」

そして千佳は反射的に康介の手をパチンと軽く叩いた。

康介 「痛っ……分かったよ、じゃあ今日のところはこれで終わりにしておくよ。」

千佳 「ほら机について、始めるよ。」

康介 「はいはい、分かりましたよ。」

千佳が怒ったところで観念したのか、ソファから立ち上がり、やっと勉強机へ移動してくれた康介。

千佳もやっと仕事が始められると一安心して勉強机の前、その康介の隣の椅子に座る。

千佳 「じゃあね、この前のプリントの……」

ここから千佳が康介に勉強を教えたのは2時間だったのだが、前回余った時間で談笑していた時と同じようにその時間が過ぎるのはあっという間だった。

勉強の飲み込み自体は早い康介。家庭教師は初心者の千佳も、康介が相手だと教えやすいと感じていた。

基本的には康介が問題を解いて、分からない所を千佳が教えるというだけの作業。

普通ならそんな時間は固くて退屈だと感じてしまうのだろうが、康介が途中冗談を言って千佳を笑わせたりして、この時間を終始和やかな雰囲気にしてくれた。

楽しい。きっと千佳が心からそう感じていたからこそ、時間が経つのが早く感じられたのだろう。

なんだか最近ではなかったくらいに笑った気がする。

気付いた時には予定の時間を少し過ぎてしまっていた。

康介 「今日は駅まで送ってくよ、さすがに遅いし。」

康介は時計を確認しながら帰り仕度をしていた千佳に言った。

千佳 「え、でもいいの?」

康介 「いくら千佳先生が俺よりも年上だからって、夜道を女の子1人で帰すわけにはいかないよ。」

千佳 「……ありがとう。フフッ、康介君って意外に優しいんだね。」

康介 「意外って何だよ、俺はいつだって優しいよ。」

千佳 「だってエッチな事ばかり言ってるんだもん、そういう事にしか興味のない子なのかなぁって。」

康介 「男は皆エロいんだよ。優しさとは別。」

夜の道は、やはり隣に男性がいるのといないのとでは全く安心感が違う。

それに康介は背が高くて体格も良いので、なんだかこういう時は余計に頼りになるように思える。

駅に着くまでの間も、2人の会話は尽きなかった。

相変わらず康介は面白おかしい事ばかり言っていて、千佳は隣の背の高い康介の顔を見上げながらずっと笑っていた。

2人はゆっくりと歩いていたのに、その時間が経つのはやはり早い。

それは千佳が駅で別れる時に少し寂しさを感じてしまうくらいに、楽しい時間であった。

千佳 「……?」

電車に乗っていた千佳はバックの中の携帯が震えている事に気付く。

携帯を開いてみると、康介からメールが届いていた。

【無事に家に着いたらメール頂戴。】

それを見た千佳は、電車の中で1人微笑みながらメールを返す。

千佳が家庭教師として康介の部屋を訪れたのはまだ今日で2回目。

しかし、千佳の康介に対する意識は、早くも変わり始めているのであった。

家庭教師としてではなく、ひとりの女として。

その気持ちはまだハッキリとしたものではないものの、少しずつ、だが確実に千佳の心を埋めていく。

そして千佳が自分自身のその気持ちに気付くのにも、そう時間は掛からなかった。

家庭教師の教え子に調教された

私が大学生の時です。
女子中学生の家庭教師をしていました。
今の中学生と違って、そのころの中学生は、本当に素直で純真な感じでした。
週に3回ほど行きました。
最初は部屋もきれいに片付けられていたのですが
そのうち部屋に入ったときにベッドの上に可愛い下着が脱ぎすてられているようなこともありました。
何かの用事で階下に下りていったときに、ついその下着を手にとりました。
パンツのちょうどそのところは薄く色がついていました。
思わず、そこに口をつけてしまいました。
それだけで、若い男の体は、ギンギンに固くなっていました。
5月から家庭教師をはじめて、やがて8月の夏休みとなるころにはずいぶんと親しくなっていた。
その年の夏は猛暑だった。
タンクトップやランイングシャツが流行っていたので、その子もそんな姿で勉強をしていた。
「暑い、暑い。」と言って、わざとらしく、僕の前で着替えることもするようになっていた。
時にはブラジャーをつけないでいることもあった。
14歳の少女の誘惑に負けそうであった。
親の承諾を得て、夏の海に日帰りで遊びにいった。
ゴムボートで波に揺られていたとき、自然な流れでキスをした。
その子とのはじめてのキスだった。
それからは家庭教師に行ったときでも、親の目を盗んでは勉強部屋で抱き合うことも多くなった。
14歳の体は、まだミルクの匂いがするような幼い体の匂いだった。
胸はそれなりに大きくなってはいたがまだきれいなピンクであった。
それでも、先を口に含んでやると切ない声を漏らした。
勉強はよくするようになったので親には感謝されていた。
若い体に唇を這わせているうちに胸や太ももにもキスマークがついてしまったが
その年ごろには親と一緒に風呂に入ることもなかったのでばれることはなかった。
修学旅行などで同級生にばれないか心配であったが、若い体のキスマークは少し経てば消えた。
そして、めでたく、有名私立女子高校に合格した。親は大変な喜びようであった。
そのため、高校に入っても家庭教師は続けることになった。

高校生になるとますます綺麗になった。
有名私立高校の授業のレベルは高く、大学生の家庭教師が教えられる程度を超えていたが、
その子が両親に先生に教えてもらうと良く分かると話していたので、家庭教師はそのまま続けられた。
そのころになると、私はその子のとりこになってしまっていた。
「肩もんで!」彼女は私のそうした心をもてあそぶようになっていた。
彼女の気分や都合で私を自由にもてあそんだ。簡単にはキスやペッテングを許してもらえなかった。
そうした反面、「足舐めて。」と部活をして学校から帰ってきたままの汚れた足を舐めさせられた事もあった。
体にキスをする場合でも、彼女の命令のとおりにしなければならなかった。
たびたび、あそこを舐めさせられたこともあった。
1日活動してきたままのシャワーも浴びていない汚れたままの若い娘のそこは
いやな臭いではなかったが独特の匂いがした。
ただ、このような生活は嫌いではなかった。私はそれほど彼女に夢中になっていた。
私はどんどん彼女の男奴隷のようになっていった。

その娘が高校3年生になったころ、上野の美術館に特別展を見にいった。
朝からでかけたので、昼すぎには見学も終わり、二人で食事をした。
午後、彼女に「ついて来て!」と言われ、鶯谷へ行った。
どこで調べておいたのか分からないが、あるホテルに入った。
それまで彼女とはSEXはなかったので、
今日は許してもらえるのかと期待に胸をはずませて入った。
しかし、そこは普通のラブホテルではなかった。
いわゆるSMの部屋だった。
そこで私は全裸になることを命じられた。しかたなく裸になった。
そして、キリストのように十字架にはりつけにされた。
彼女はムチを取った。そして突然ムチを振り下ろした。
最初は太腿近くにあたった。息がつまるほどの痛みが全身をつらぬいた。
次々とムチで打たれた。下腹、胸、足の付け根、と体中にミミズ腫れになった。
ムチがあそこに当てられたとき、あまりの痛さにとうとう失禁してしまった。
しかし、これはまだ序の口だったのだ。

ハリツケにされたまま、彼女は洗濯バサミのようなものを取り出した。
そのひとつで乳頭を挟んだ。
男の乳頭にも神経が集中しているので失神するほどの痛みが走った。
胸に4つ、腰に4つ、腹に6つと挟まれた。
急所のところの袋にも6つ挟まれた。
耳、鼻、唇にも挟まれた。
そうして、またムチを取り出し体に振り下ろされた。
洗濯バサミはそのムチではねとばされた。
それが外れたときに感じる痛みはつけたとき以上だった。

こういう痛みを受けたことのない女子高校生の拷問は限度がなかったのだ。

次に彼女が取り出したのはダーツの矢のようなものだった。
先には細い針がついていた。
そのダーツの矢を持って私の体を的にして投げつけた。
最初の1本を投げつけられたとき恐怖で声を上げてしまった。
痛みというよりも、矢が体にささり血が吹きだしてきたのが恐怖だった。
あたり所によって痛くないこともあったが、
神経に触れたようなときは震えるほどの痛みを感じた。
胸から腹へ、そしてその下の方に的を移していったので、
最後にあそこに当てられるかと思った。

十何本か体に刺さったときに、ようやく投げるのをやめた。
また、ムチを持ち出した。
体にささったままムチで打たれたら深くささってしまうのではないかと思った。
しかし、その後、針は1本づつゆっくり抜かれた。
抜くたびにそこからは血がながれ出していた。
ハリツケ台は電動になっていて、スイッチを入れるとタテになっていた台が水平になった。
次はローソクだった。赤い太いローソクに火が点けられ、溶けた蝋が落とされた。
ムチの跡や針のキズに熱いローソクが容赦なく落とされた。
もう限界だった。
相手が教え子であるということを忘れて、
「助けて下さい。」と思わず敬語になってしまった。
彼女は、なかなか止めなかった。

そして、やっと、ハリツケから私を解放したとき、
彼女のあそこはヌレヌレのようだった。

「抱いて。」とやっと女子高校生らしい表情になって甘えてきた。
2人でベッドへ移動し、初めてのSEXをした。彼女は初めてだった。
充分濡れてはいたが、挿入したときは、「痛い、痛い。」と可愛い声を出した。
これで私たちの立場は逆転したかに感じたが、その後も彼女の女王様ぶりはかわらなかった。

彼女が大学に進学したとき、マンションを借り一人暮らしを始めた。
そのころはもう家庭教師の仕事は辞めていたが、彼女から連絡があり喜んで出かけた。
それが彼女のマンションに行った最初である。
初めてマンションに入ると、イチジク浣腸が並べてあった。
「これで腹の中をきれいにして来なさい。」と言われた。
「きれいにしないとあとで大変なことになるからね。」
私はそれがどういうことなのか、そのときはまったく予想しなかった。
お手洗いに行き、自分で自分に浣腸をした。
浣腸は何個も用意されていたが、1度出しただけで、お手洗いを出た。
「きれいにしてきたのね。」と言うので、「はい。」と返事をした。
「じゃ、裸になってお尻を出しなさい。」「足を手で抱えて仰向けになりなさい。」
言われたとおり自分の足を抱えて仰向けになった。
彼女の手にはソーセージが握られていた。それをアヌスにあてゆっくり押し込んだ。
そしてゆっくりと押したり引いたりはじめた。
その上でオナニーを命じられた。「出るまで止めないよ。」と言われ、
彼女の目の前で、オナニーで射精をさせられた。
その間もお尻に入っているソーセージは彼女の手で動かされていた。
射精をすると、ソーセージは抜かれた。
「お尻は自分できれいにしたのね。じゃあ、これ食べられるよね。」とそれを顔の前に突き出した。
浣腸のあとではあったが、そこにはべっとりと便がついていた。私は1度で浣腸を止めたことを後悔した。
「食べなさい!」
私は便のついたソーセージを食べさせられた。
私はそれからも、何度もマンションに呼びつけられることになるのである。
次のマンションに行ったときは、すぐに全裸にさせられた。
「手を背中にまわしなさい。」後ろ手に縛られた。
引き出しから電気マッサージ器を出してきた。
それは肩こりなどに使う普通のマッサージ器で、町の電気店などで売っているものなので、
女子大学生が購入しても何の不思議もないものである。
マッサージの電源を入れると、私のあそこに押し付けた。
私はそれまでマッサージ器などあそこにあてたことなどなかったので、その刺激は強烈なものだった。
すぐにそこは大きくなった。すぐにでも射精しそうになった。
彼女はそこが大きくなるとマッサージ器をすぐに離した。そして萎えてくるのを面白そうに待った。
小さくなるとまたマッサージを押し付けた。射精しそうになるとまた止めた。
直前で止められることは非常な苦痛だった。彼女はこれを何度も繰り返した。

最後にそこに小さなビニール袋をかぶせ、射精させられた。
射精したときはもう快感はなくなっていた。
射精させられたとき、「ああ、やっとこれで終わった」と思った。
しかし、これで終わりではなかったのだった。
「口を大きく開けなさい。」
口を開けさせられた。ビニール袋に入ったザーメンを私の口の中へ絞りだした。
「全部飲みなさい!」口の中のザーメンを飲み干すと、袋を裏返しにして、
最後の一滴まで舐めさせられたのだった。
それが終わっても解放はされなかった。
後ろ手に縛られたまま床に放置されたままであった。
そして地獄のような苦しみは、まだまだ続いた。
まだ解放される夕方までには大分時間があったのだった。
後日、またマンションに呼ばれた。
「今日の責めはつらいから、脱糞するかも知れないよ。」
床にブルーシートを敷き、その上に新聞紙を敷かされた。
天井から「下着干し」が下がっており、そこには何本ものローソクが挟んであった。
ローソクは普通の白いローソクだった。
「全部脱ぎなさい。」「脱いだら、四つん這いになりなさい。」
言われるままに、全裸になって四つん這いになった。
彼女はローソクに火をつけた。火をつけたあと、ムチを手にとった。
「目隠しするからね。そしたら私の言うように動くこと!」
ガムテープで目隠しをされた。
「前へ!」一瞬躊躇していると、すぐムチが飛んできた。
「グズグズしない!」
背中に溶けた蝋が落ちてきた。
「熱い。」
思わず声を出すと、「声をだすな。」また、ムチを打たれた。
蝋がおちて固まると、そこへムチが飛んできてはね飛ばした。
その跡へ、また蝋がおとされた。
「仰向けになりなさい。」
仰向けになった。胸、腹と蝋が落ちてきた。
特に乳頭へ落ちた蝋は気を失うかと思うほどの熱さだった。
「体を上へずらしなさい。」
体を上にずらすと、当然、あそこに蝋が落ちるのだ。
そのときの熱さを想像して体が動かなかった。ムチが飛んできた。
ムチに打たれ、体をずらした。熱さに体を動かしてしまうと、すぐさままたムチが飛んだ。
そうして最後にはサオの先に蝋が落とされた。
あまりの熱さに気を失った。

目が覚めると細い荷造りひもで、体をグルグル巻きにされていた。
足は足首のところから膝の上のところまで縛ってあった。
手を体に沿って腰のところに固定されてしまっていた。
「今日は特別なことしてあげるね。」
医学部に進学していた彼女は、学校で実習で使用した透明なチューブを取り出した。
それを鼻から入れて胃まで入れられた。
「マイスリー入れてあげるね。」
マイスリーが何のことかわからなかったが、しばらくすると眠気が襲ってきた。
睡眠薬を溶かして飲まされたのだ。
やがて、意識が薄れてきた。眠りに入ろうとした瞬間、ムチが飛んできた。
「眠るな!」
いくら眠くても、ムチで叩かれるので眠りにはいることが出来なかった。
もう意識は限界だった。
「眠いのだったら、冷たいお水いれてあげるからね。」
それから冷蔵庫から冷めたい水を2リットルくらい入れられた。
「おしっこしたくなってら言いなさい。」
やがて尿意を我慢ができなくなった。「おしっこしたい。」と懇願した。
「分かった。だったら私が出してあげるからね。自分でしちゃ駄目よ。」
尿道用のカテーテルを取り出した。
「大きくしないと入れにくいなあ。 大きくしなさい。」
そういって、私のあそこをしごいた。我慢をしても、すぐおおきくなってきた。
「オシッコ出しちゃたら許さないからね。」
ますます大きくなった。がまん汁が出てきた。射精しそうだった。
「射精したら駄目よ。」
そこへカテーテルを差し込んだ。
「痛い。許してください。」
私は泣いて頼んだが無駄だった。
どんどん深く差し込まれた。やがて膀胱まで届くと、カテーテルから勢いよく流れ出した。
強制的に水を飲まされ、強制的に排尿させられているのだ。
私は、あまりの惨めさに涙をながしていた。
「ああ、これからどこまで落ちていくのだろう。」

彼女が6回生になったころには、浣腸やムチやローソク等の虐めはしなくなっていた。
それは、医学部の勉強が大変になったために、時間がなくなったためであった。
その当時もマンションに着くと、すぐ全裸にさせられたが、それから彼女の肩や足を揉むのだった。
ただ、その時間は半端ではなかった。
「肩を揉んで。」と言われ、勉強をしている彼女の後ろから肩を揉んだ。
「良いよ。」というまで揉むのだが。2時間も3時間も揉まされた。
それが済むと、机の下に入れられ、足を揉まされた。
それも、「良いよ。」と言うまで続けなければならないのだった。
そういうことが1日中続くのだった。
冬になると、足が寒いといっては、足の下で足台となっていなければならなかった。
その間、私は冬でも全裸で奉仕をしなければならなかった。
勉強のストレスで機嫌がわるくなると、理由もわからず、蹴飛ばされた。
あるときは、風呂場に連れて行かれ、冷たい水を頭から何杯もかけられた。
それでも私は彼女と別れたくなかった。
それほど、24歳の彼女は魅力的だった。

ある日にはいつものように全裸で縛られたあと、お尻の穴にクスコを挿入された。
「うう、冷たい。」金属のクスコが入れられ、ゆっくりと拡き始めた。
「痛い。」しかし、拡張は止まらなかった。
そこは、上の口を開いたように大きく開いてしまった。
「初めてだから、まず軽くてあげるね。」
浣腸器にグリセリンを薄めたものを吸い上げると、大きく開いているそこに勢い良く注入した。
少し経つと便意が襲ってきた。
「ああ、出る。」
そこは、拡張されているので、我慢出来るわけもなくダラダらと流れだしてしまった。
ああ、これで終わったと思った。

しかし、「これからが辛いのよ。」彼女は冷たく言った。
彼女が言ったことばが、そのときは理解できなかった。
次に彼女が取り出したのは、グリセリン原液だった。
それを医療用ガーゼにたっぷり浸し、長いピンセットに挟んだあと
その開いた穴の中の直腸へ塗りつけた。猛烈な便意が襲って来た。
しかし、腸の中にはもう出るものは残っていないので、便意はあっても出せなかった。
「苦しい!」
便意があるのに排便できない。これは本当にくるしかった。
「あう、うう。」
足元でもだえ苦しんでいる姿を、医師が実験動物をみるような目で見下ろしていた。

次にマンションに行ったときは、そこには何人かの女子学生がきていた。
友人たちの前でも、いつもと同様に、全裸にさせられ、後ろ手に縛られた。
友人には、「これは、うちの便器だよ。」と話した。
私に向かって、「お前は人間便器だ。みんなのおしっこを飲みなさい。」と命令した。
「一滴でも溢したら承知しないからね。」と言った。
そして、同級生のそこが見えないように、ガムテープでがっちりと目隠しをされ風呂場の床に寝かされた。
そのあと、友人たちとパーティーを始めたようだった。
ビールやワインを飲んでいるようだった。しばらくすると、風呂場に誰かが入ってきた。
「おおきく口を開けなさい。」
声は彼女の声でなかったが、口を開けると、そこにおしっこが流れこんできた。
ビールを飲んでいるせいか、一人が来ると、次々と入って来た。
3人目くらいを飲むと胃袋がいっぱいになった。
「もう飲めません!許してください。」と泣いて頼んだ。

彼女たちは何か相談してしているようだった。
誰かが「それでは一度出してあげましょう。」と言った。
それがいい、とみんなで笑っている。
「出してあげるから、口を開けなさい。」
口からビニールのホースを入れられた。
そのホースを胃袋まで届くと、先ほど飲んだ彼女たちのおしっこが噴出した。
それが終わると、また人間便器に戻された。
パーティーは夕方まで延々と続いた。その間、私はずっと人間便器のままであった。

それから彼女とは疎遠になってしまった。
今となっては昔の話ではあるが、今でも彼女とのプレイの記憶は私の心にも身体にも刻み込まれている。
彼女の影を追い求めてたまにSMバーに通ったりすることもある。
しかし、彼女ほどの逸材には出会えず悶々とする毎日を送っている。

ヒロイン?the last?

僕らはそれぞれの道を歩き始めていた。

第一話

僕はいつものルーティーンとなっている作業中。

響「姉ちゃん起きなよ。今日は朝一の授業だって言ってたでしょ?」
奈「……。」
響「おーい起きなよー。」
奈「……。」

『またか』そう思いながら溜め息をつく僕。
最終手段のため姉の耳元に口を寄せ、

響「…奈々未、起きて。」

と囁く。

すると、ニヤリとした表情をしながら僕の首に腕を回して、

奈「…おはよう。」

と返事をする。

僕はその腕を外しながら、

響「そのくらいの声で起きられるなら、その前の声の方が大きいからそっちで起きてよ。」
奈「イヤよ。愛する弟の囁く声が私の1日の始まりを告げるんだもん。」
響「………。」

以前にも増してブラコンに拍車が掛かった姉。多分親の目が届かなくなったせいだろうけど。

奈「何?その蔑むような冷たい目は?」
響「そんな事言ってたら、もう起こさないからね。やっぱり父さんに頼んで別の部屋借りようかな。」

そう言って無表情のまま姉の部屋を出る。

奈「えっ!ちょっとごめん!冗談だって。」

慌てて部屋を出てきた姉に、笑いを堪えながら

響「心配しなくてもちゃんと起こすよ。僕、結構姉ちゃんのこと好きだからね。ほら朝ご飯食べよう。」

そう言うとプク顔で睨みつける姉。

響「はいはい、朝から可愛らしい顔ご馳走様。」
奈「もう…。」

今度は少し顔を赤くする姉。

奈「…支度してくる。」
響「うん。」

洗面所に歩いていく姉。

あれから7年の時が過ぎた。
僕は大学3年生に。『教師になりたい』という目標に向かって頑張っている。

札幌の大学に進学した僕は同じ大学の同じ教育学部に通う姉と一緒に暮らしている。

姉が席に着き、食事を始めると、

響「今日、大学の後バイトね。」
奈「そう。」
響「夜はみなみとデートだから。夜ご飯はいらないよ。」
奈「…そう。相変わらずラブラブね。」
響「おかげさまで。でも、みなみ朝早いから遅くはならないから。じゃあご馳走様。」

そそくさと片付け、大学に行く支度を始める。

響「僕、もう出るよ。」
奈「私も出る。たまに一緒に行こう?」
響「いいけど、僕寄る所があるよ。」
奈「みなみの店?」
響「昼ご飯はあそこのパンって決めてるから。」
奈「じゃあ私もそうしようっと。」

外に出ると、7月の強い日差し。
今日も暑くなるって天気予報で言ってたなと思いながら歩き始める。

少しすると、後ろから声をかけられる。

七「響、ななみんおはよう。」
響「やあ七瀬、おはよう。」
奈「なぁちゃんおはよう。」

声をかけてきたのは西野七瀬。僕らと同じ大学で同じ教育学部の3年生。

今年、選択した講義がことごとく同じで、一度グループ討論の班が一緒になったのがきっかけで、仲良くなった。

最初はあまり喋らず、声も小さかったが、単に人見知りが激しいためだったらしく、最近は可愛らしい笑顔と、穏やかな性格の割に芯の強さを僕らに見せてくれるようになった。

七「響、今日の一講目取ってたん?」
響「いや、二講目から。姉ちゃんは一講目あるけど。七瀬もそうでしょ?」
七「うん。じゃあ何でこの時間に出てるん?」
奈「コレよコレ。」

姉が小指を立てながら、ニヤニヤと話す。

響「ちょっと古くない?みなみ…あ、彼女が働いてるパン屋さんに行くから。」
七「…そうなんや。…ななも一緒に行ってもええ?」
響「うん。結構好きなんだよねあそこのパン。七瀬にもオススメだよ。」

ほんの少し、七瀬のテンションが低くなったのを僕は気づかないでいた。

奈『相変わらず鈍感な弟ね』

姉がそんな事思いながら横を歩いている事にも気づかないまま…。

おしくらまんじゅうで同級生が・・・射・・・



冬だった。
30年以上前、外遊びが主流の時代だから、休み時間や放課後は、みんな校庭に出ていろんな遊びをやった。

おしくらまんじゅうとは、子供が何人かでひとかたまりになり、「おしくらまんじゅう、押されて泣くな」などとはやしながら、互いに身体をくっ付け合って押しあう遊びだ。
寒い冬、身体をあっためるのにはちょうどいい。
相撲みたいに取っ組み合うわけではなく、ほぼ抱きしめるような格好で押すわけだから、互いの体温で寒さがふっとぶ。

いつもは男子だけでやる。
女子と身体をくっつけ合うのはさすがにまずいと、小3でもわかっている。
小3っていったら、もう十分性欲というものを分かっている年頃だ。
エロいことを考えたらチンチンが硬くなる。
これは小3男子にもなればほぼ全員が経験してきているだろう。

ところが、その日は特別な日だった。
東京からの教育視察団が、俺の通う小学校を参観していたのだ。

俺が通っていたのはごく普通の市立小学校だが、県内ではちょっと有名だった。
ある名物教師がいて、その教育方法がたびたびマスコミに取り上げられていたからだ。
視察団が訪れたのもそういう理由があってのことじゃないかと思う。

東京からやってきたその視察団、合計15人くらいで、構成としては男女比2:8くらいで、女性が多かったと記憶している。
少数派の男性教育者たちはおっさんというか、初老に入ったような人ばかりだったが、女性教育者たちは皆若い。
女性の年は分かりにくいが、それでも30歳を超えた女性はいないように思った。
中には10代としか思われないような女性もいたから、教育者を目指す女子大生とかそんな人たちだったのかもしれない。

最初、俺たちのクラスで理科の実験の授業があり、その様子を父兄参観のように教室の後ろで見守っていた視察団、授業が半ばに差し掛かるとなぜかゾロゾロと生徒の近くへ移動してきた。
たぶん教師と視察団との間で打ち合わせがあったんだろうが、俺たちガキどもは面食らった。

アルコールランプかなんかの実験だったはずだ。
数名がグループになり、理科室の実験用テーブルに何グループかに分かれ、授業を受けていた。
女性軍団、2名づつくらいにわかれ、各実験テーブルのそばにやってくると、空いている椅子に腰かけた。
ニコニコしながら俺たちを見ている。

俺たちの実験テーブルへやってきた2人は、椅子に腰掛けるなり挨拶した。

「おじゃまします。榎本です。」
「斉藤です。おじゃましてごめんね。」
「・・・。あ、ああ、はい、うん。」
若い女性と接した経験があまりない俺は、隣にいる榎本さんにそんな意味不明な返答をした。
たぶん真っ赤になってたはずだ。

そんな俺たちの様子を見ていた2人、クスクス笑いながら肘をつつき合っている。
「やーん。かわいいー。」
そんなことを小声で言いつつ、リスか子猫でも見るようなうるうるした眼差しで俺たちを見つめている。
いや正確には、Kを、か。
子供ころのKは女みたいだった。
小4くらいまではよく女の子に間違えられていた。
色が白く、背も低い。
目がくりっとした二重で、カールした睫毛はバサバサ音をたてそうなほど長い。
クラスの女子にもモテモテだったと記憶している。

授業は滞りなく進行し、やがて終了のチャイムが鳴った。
今から10分間、休憩時間だ。
各実験テーブルを参観していた女性たち、および男性教育者たちは、チャイムと同時に教室を出て行った。
「またね。バイバイ!」
って手を振って、榎本さんと斉藤さんも出て行く。
彼女たちはまた他のクラス、他の学年も参観するのだろう。

緊張から開放された俺たち、校庭に駆け出した。

が、さぶ!

寒い。
寒すぎた。

6人くらいでなんとなく固まっていた俺たち、だれともなく、おしくらまんじゅう状態へと移行していった。
「おい、A、おまえ何、榎本ばっか見とんねん。おっぱい大きいからか?」
俺に組み付いてきた男子、頭に来ることを言う。
「うるさい。おまえだって、斉藤見とったやろ。あの人も胸おおきいぞ。」
「うるせえんだよ。ボインボインボイーン」
「あほか。」

そんなガサツな集団のもとへ、先ほどの視察団がまたやってきた。
榎本さんと斉藤さんもいる。

ん?
いっしょに遊びたいのか?

「なにやってんの?君たち。おしくらまんじゅう?」
「え?あ、ああたぶん、そう・・・」
俺たちも今やってる遊びだかじゃれ合いだかなんだかよく分からないものを「これがおしくらまんじゅうという遊戯である」とは断言できないが、まあたぶんそれだろうということで、俺が代表して返事した。
質問した榎本さん、すかさず返す。

「ねえ、私たちも入れてくれる?どうやるの?」
「え?どうやるのって、決まったやり方なんてあるか・・・おい、博士、知ってるか?」
「んんー・・・あるようなないような・・・でも『おしくらまんじゅう、押されて泣くな』って言うんじゃなかったっけ?」
博士ってあだ名を持つB君、自信なさげに答えた。

おしくらまんじゅうは、いかに30年前と言えど、すでにマイナーな遊びになっている。
しかし、まったくやらなかったわけでもない。
とくに田舎の方ではまだ、なんとなく子供がワーッと集まってぐいぐい押し合いへしあいするのは普通にあったと思う。

視察団の榎本さんと斉藤さん、それにあと3人の若い女性が、俺たち6人のガキに加わった。

「それ!いくよ!」
榎本さんが号令をかけ、合計11人のおしくらまんじゅうが始まった。
たぶん、教育視察の一環として、子供の遊びを一緒にやるっていう方針だったんだろう。
まあ、俺たちも所詮は小3、まだまだガキだ。
うまく乗せられた。

「おしくらまんじゅう!押されて泣くな!」
榎本さん、目敏くKを見つけだし、がっつりと彼を抱き締め?ながらぐいぐい押し出した。
てか、みんなが団子状態になっている中、Kの四方はすべて女性陣である。
正面から抱きついているのが榎本さん、右方向から斉藤さん、そして左方向からと背面から抱きついているのも女性だ。
他の男子と残る女性1名は、そのKたちを取り囲むようにぐいぐい押している。

つまりは、Kが中心となった円形おしくらまんじゅうに、いつの間にか移行していた。

「うふふ。もっと押さないと倒れるよ!ほらもっと!」
榎本さん、もはやKと密着したまま離れる気配がない。
Kの顔は、ちょうど榎本さんの胸のあたりだ。
豊満な胸に顔を挟まれ、窒息するんじゃないかと人ごとながら心配する。
Kもまた、無我夢中で榎本さんの背中に手をまわし、押し返している。
Kの後頭部は、これまたおっぱいをギュウギュウ押し当てられ、押されている。
左右の耳もおっぱいに挟まれている。

Kは四方からのおっぱい攻撃に、マジで窒息しそうになったようだ。

「ちょ、ちょっと、タイムだよ!息できん!」
「そうよ、えのもっちゃん、やり過ぎだって。」
横から斉藤さんがたしなめている。
「だって。かわいすぎるもん・・・」
榎本さん、ちょっと緩めた腕の中のKを見つめながら、それでも密着を解除しようとはしない。

「まあ確かにこの子、かわいいわ。東京にもちょっといないね。こんなかわいい子。」
「・・・」
褒められているのは分かっているが、「勇ましい男の子」を目指していた当時のKにはそれを素直に受け止められない様子だ。

「休憩終わるまでまだちょっとあるね。まだやるよ!そら!」
榎本さん、言うや否や再び攻撃を開始した。
攻撃はKの下半身にも及んでいる。
女性陣の隙間から見ている俺には、Kの腰から下にかけてがぶるぶる震えているように見えた。
どうやら、抱き締めながら、さらに膝も押し付けているのか。
彼女の膝は、ちょうどKの股間部分を押し付ける格好になっているようだ。

榎本さんに抱き締められ、四方からおっぱいを押し付けられ、さらには股間を膝攻めにされ・・・・。

成人したKいわく、「ほんと怖かった」らしい。

もちろん気持ちいいんだが、得体のしれない恐怖みたいなのがあったと。

やばい・・・。
なんだかフワフワして、オシッコがもれそうだ。
でも、なんで?
なんでこんな時にオシッコ漏れるの?
授業終わってすぐトイレは済ませたのに・・・

ああ、どうしよう。
なんか来る!
でも、こんなとこで・・・
みんなに笑われるよ!

ああ、ほんとどうしたら・・・
(以上、飲み会でのK自演回想シーン)

「ほら、もっと押して!」
榎本さんがKの顔に極限まで近づき、囁いた。
てか、引っ付いていた。
彼を抱き締めたままちょっと屈み、唇をKのおでこに引っ付けている。

つまり、それは「キス」と言われる行為であった。

「ちょっと、えのもん!あんただけズルい!あたしも!」
斉藤さんまでキス。
左にいた女性まで左側のほっぺにキスしてきた。
後ろからKを抱えている女性、彼の柔らかな頭髪に顔を埋め、くんくん匂いを嗅いでいる。
「やーん、なんかこのままずっと嗅いでいたい・・・」
「ばか、あんた相変わらず変態なんだから」
「ふふふ・・・」

その時、Kの腰が激しく震えた。

Kいわく、彼の記憶はここから3分間ほど「消滅した」。

Kにかわって、俺が見たままを書こう。

「あ、あっ、あーっ」
甲高い声で叫びながら、四人の女性に囲まれたKが腰をぶるぶる震わせ始めた。
Kの顔にキスの雨を降らせていた榎本さん、さすがにギョッとした様子で身体を離す。
榎本さんの腕の中、Kは彼女にしなだれかかり、ぴくぴく震えている。
顔が真っ赤で、病気になったんじゃないかと思った。

「ちょ、ちょっと、えのもん!」
「え、えーと・・・やっちゃった感じ・・・かな?」
「え?この子出しちゃったの?濡れてんだけど、ズボン・・・」
後ろから抱き付いていた女性、Kが履いている制服の半ズボンの前に手を這わすなり、そう言った。

「・・・、射精・・・、するの?え?でも小3だよ?」
「でも、オシッコもらすのになんであんな声でんの?」
「・・・、だよねえ。やっちったなあ。」

腕の中のK、頬をほんのりピンクに染めて榎本さんに身を預けている。

「・・・、やっぱ・・・かわいいー!!!」

榎本さん、自分がしたことを忘れ、再びキス攻撃を始めた。
その攻撃が、彼の開き気味の小さな唇に及んだ。

ぶちゅ。

俺たちはあっけにとられてその光景を眺めている。
寒さは、もう感じなかった。

ただ、Kに対する圧倒的敗北感だけは、しみじみと感じていた。

唇にキスされたK、ようやく我に返ったようだ。

「・・・、あ、今なんか、ヌルッてしたの入ってきた。」
「んふふ。ばれたか。」
榎本さん、いたずらっぽく腕の中のKに笑いかける。
「ちょっと、えのもん、舌入れてんじゃねーよ!」
「はいはい、ごめん。でもちょっとだけだし。」
「わ、わたしも・・・したい。」
後ろからKを支えている女性、おずおずと言う。
「はいだめー。もう終わり。この件は、これでおしまい。」
「えのもん、あんたって女は、ほんとどうしようもないね。やばくない?これ、淫行ってやつなんじゃないの?」
「だいじょうぶよ、あの子達、ぜんぜん分かってないから。」

榎本さん、言うなり俺たちを見回した。

俺が代表しておずおずと切り出す。
「あの、K、どうなったの?なんかしたの?」
「ちがうの、どうもしないの。心配ないのよ。ちょっと彼、熱気に煽られただけで。ちょっとトイレに連れて行くね。顔洗ってもらうから。」
「う、うん・・・」

俺たちを残し、女性陣はKをトイレへ引っ張って行った。

「で、ズボンとられてチンポ見られたよ。」
「マジ?」
「マジ。ヌルヌルのちんこハンカチで拭かれた。」
「おいおい。また勃ったんじゃねえの?」
「勃った。」
「で?それから?」
「で、パックリ。」
「パックリ?マジかよ。ほんとにパックリいかれたのか?」
「いかれたねえ。ありゃびっくりしたわ。何がおこったのかわからんし。」
「そ、それでどうなったんだ?」
「んなもん決まってるだろ。またイッちまったよ。ドピュドピュイッた。」
「お、おまえってやつは・・・なんて、うらやましい・・・」
「うん。今でもオナネタはそればっかだな。あん時の記憶だけで1000回はオナったね。」
「何秒持った?」
「30秒くらいかな?」
「気持ちよかったのか?」
「当たり前だ。」
「どんな風に気持ち良かったんだ?」
「そうだなあ。あえて言うなら、今まで行った風俗は全部カス、ってくらい気持ちよかった。」
「・・・。それって、幸せなのか?その気持ちよさを超えられないんだろ?」
「いいんだよ。あの気持ちよさ。あのドクドク感。大人になっちまったら、もう無理なんだよ。」
「あーあ。俺もなんかいいことないかねえ。」
「まあ、がんばれ。」
「うん。」

俺も真面目に人生を生き抜いて、来世はイケメンとして生まれることを希望するよ。

激しく、な。



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