萌え体験談

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母親

社員研修

「ねえ…これ行ったほうがいいのかな…」
バックに入っていたチラシを手にした未央は
TVの野球中継を見ながらビールを飲んでいる夫の正志の前に座って言った。
「…あそこの工場って付き合いがあるんだろ…」
正志はチラリと目を通すと未央の前に差し返した。
「それに…未央は工場の人たちとうまくやっていかないと困るだろう…」
「うーん…」未央は浮かない顔つきでチラシを開いた。
「平成○年度エムエス工業社員研修」そうタイトルが打たれた案内には内容や日時が明記されていた。
「でも…ビール工場見学なんて研修になるの?」気が乗らない未央は何とか行かなくていい方法を考えていた。
「まぁ…内容はともかくとして…行ってきたほうが良いんじゃないの…」
「社員になってから新しいんだから、参加して好印象与えてこいよ…山本さんは気さくでいい人だろう?」
「……。」
(人ごとだと思って…)未央は頬を膨らまして正志の顔を見ていた。
「どうせ、その日、俺はゴルフに行くことになっているから…お前も暇つぶししてこいよ」
「……じゃぁ…行ってくる」
「ああ…頑張れよ…」
不機嫌そうな顔をしている未央をそのままに、正志はTVの野球に夢中だ。

広崎未央は27歳で夫の正志は32歳。未央は今年の1月に夫の務めるエムエス株式会社の系列のエムエス工業に事務職で途中入社した。新人で作業職と事務職の人間関係など分からない未央は、断ることができず、嫌々ながらの参加となった。
やがて研修会の当日、未央は集合場所に指定されていた工場の駐車場に立っていた。
「やぁ広崎君の奥さん…おはようございます…」主任の山本が未央に挨拶しながら近づいてきた。
「あっ…おはようございます…今日はよろしくお願いいたします」未央は笑顔をつくって挨拶を返した。
山本は3年前に60歳でエムエス株式会社を退職し、エムエス工業に再就職した。山本は未央の夫の元の上司だった。未央の途中入社には山本の口添えもあったようだ。
「どうも…おはようございます…暑いですねえ…」木陰のベンチに座っていた立花と渡辺が笑顔のまま手を振ってきた。彼らはアルバイトや新人の工員を指導する立場で30代後半の独身だが、はきはきした言葉づかいで男性女性を問わず評判が良い。工場では事務職員の未央にも挨拶してくれるので好印象なふたりだ。
そこに小型車がゆっくりと近づいてきた。中年の男女4人が乗っている。運転している女性が工員の田中で助手席の水谷とは近所の主婦仲間だ。そのふたりの夫が後部座席に見える。彼らは夫婦で未央の工場で働いているのだ。
「後は…ビールの苦手な田野上君か…おお来た…来た…」やがて「下戸」の田野上が運転するミニバンが4人の前に止まった。未央は山本たちと一緒の車にのることになるようだ。
・・・ええっ…結局研修会ってこの9人だけなの…・・・。
「はいはい…どうぞ…」運転席の窓から田野上の声が聞こえ山本は助手席のドアを開けて乗り込んだ。
「じゃぁ…我々も…」そう言って立花が後部座席に乗り込んだ。2列シートのミニバンは新車の臭いがする。
「どうぞ…お先に…」未央は男達に挟まれるのを嫌い渡辺にさりげなく心使いを見せた。
「嫌々…広崎さんが真ん中じゃないと窮屈で…さぁどうぞ、どうぞ…」
「…は…はい」
背の高いバンの後部座席は奥行きと高さはあるのだが、座席に座ると両脇のごつい男達と脚を密着させる状態になっていた。身長150?の未央はシートにもたれず前席のシートの肩に手を置いている。
「すいませんね…広崎さん身体がきついでしょ…」
「い…いいえ大丈夫です…新車なんですね。」未央は作り笑顔で運転席の田野上に向かって言い返した。
「そう。…先月買ったんです…」
30歳の田野上は総務部で山本の下で働いているので未央とは顔なじみだ。人が良く酒が飲めないので、運転手をかってでた。190センチはある大男だ。
「じゃぁ…行きましょうか…」山本の声にミニバンと小型車は団地を出発した。
「今日は…ありがとうございます。週末は何かと用事が入っているのでしょう?」
走り出してすぐ立花が未央にお礼を述べてきた。
「いいえ…そんなお礼なんて…」
未央は手を振ってかぶりを振った。
新車の中に未央の体から発する甘い香りが漂っていた。ショートヘアからのぞく耳たぶは白く産毛が初々しい。
(うーん…いい匂いだ…)
渡辺は鼻先に触れる未央の香りを感じながら立花と話す未央の姿を見つめていた。明るいピンク色の半そでのポロシャツにジーンズ姿の未央は、可愛らしい笑顔を見せながら立花の話しに頷いていた。
(…良い女だ…)渡辺は白いうなじと細いきれいな指先を見つめていた。

「広崎さんは…お酒いけるの?」
渡辺は未央の顔を覗きこみながら聞いた。
「いえ…あんまり…」未央は渡辺にも笑顔を見せながら言った。
「全然飲めないって訳じゃないんでしょ…」
「ええ…まぁ…でもあまり強くないから…」
「そうか…良かった…良かった…飲めないんじゃないんだね…」
「え…ええ」
立花は渡辺と未央が会話を始めたのでじっくりと体を未央に密着させていった。脚と脚が触れ合いジーンズ越しに伝わる未央の太腿の肉感を味わっていた。立花は窓に顔を向けながら未央の柔らかい太腿の感触を楽しんでいた。やがて車は市街地を抜け高速に入っていった。
「広崎君はゴルフを始めたんだ…いいなあゴルフ…」山本はうらやましそうに話す。
「広崎さんは何が趣味なんだい」田野上はハンドルを握りながらバックミラー越しに未央に質問した。
未央は次から次に男達に話し掛けられ続け休む暇が無かった。

2時間ほど高速を走りインターを降りた未央達は曇り空の中、地ビール製造工場へと向かっていった。
「ああーやっと着いた」山本が助手席から降りて大きく伸びをした。
(ふぅぅぅ…)未央も男達からの質問責めから解放されるのでほっと息を吐いた。

地ビール工場では醸造の工程を担当者が案内してくれた。今にもひと雨きそうな空で蒸し暑かったが館内は涼しく快適だ。
「さーて…やっとビール…ビール」
最後に見学者用の試飲コーナーを案内された彼らは、グラスに注ぎ放題のビールを注いでグイグイッとあおっていった。ドライバーの田野上と田中は違うラインで作られた清涼飲料を手に、にこにこしながらながめている。
「ぷはー…美味い」男達は白い泡を鼻の下につけながら感嘆の声を轟かせた。水谷の妻も2杯目を手にした。
「さぁ…広崎さんも…」
「は…はい」
男達の飲みっぷりにあっ気にとられていた未央は目の前のグラスに口をつけた。
(あっ…美味しい…)苦味が少なく爽やかな口当たりに未央は目を丸くした。
「美味しいでしょ…ビンに詰めたのとは違うんだよ…ほら…ドンドンいきましょう…」
「は…はい…とっても美味しいです」未央は心からの笑顔を初めて男達に見せてビールを口に運んだ。
「そうでしょ…それにこれはいくら飲んでもタダですから…ははははっ」
山本が大きな声で笑った。
「ふふふっ…」
未央も「タダ」を強調する山本の仕草が可笑しくて笑っていた。
「ほら…もっと…もっと…せっかくきたんだし…」
立花や渡辺らも未央の周りを囲んで次々にグラスにビールを注ぎ満たしていった。酔いが少し回ってきた未央は警戒心を解き楽しくビールを味わっていた。
「ははははははっ…」
ビール工場に隣接するレストランでの昼食も美味しく、みんなビール工場でレジ袋にいっぱい土産までもらって大満足だった。帰りの車内では下戸の田野上が話す「下ネタ話」に男達の笑いが沸きあがっていた。少し顔を紅潮させた未央も笑い声を漏らしていた。未央も疲れから帰りはシートに深く腰をおろした。腕ができるだけ左右の男の邪魔にならないよう手を膝の上のバッグにかさねて置いている。身体がほてるのでポロシャツのボタンはふたつとも外した。
「広崎さんも笑ったね…意味が分かったんだ…ははははっ…」すっかり上機嫌の山本が赤ら顔を覗かせて笑った。
未央は少し恥ずかしい顔をしながら笑みを浮かべていた。
「広崎さんは綺麗だから…毎晩求められて大変だろ…はははははっ…」
「広崎さんは…上?下?それとも…後ろからが好きなの?」
立花が酒臭い息を漏らしながら聞いてきた。
「嫌です…そんな恥ずかしい。」未央は顔を赤くさせた。
「広崎さんはMなの…?」渡辺も調子に乗って質問していた。
「旦那ので…満足してるの?」
「俺のは…気持ちいいよう…」田野上が巨体をねじって振り向きながら言った。
「試してみるかい広崎さん…ヒィヒィ言っちゃうよ…はははははっ…」
「田野上。ちゃんと前見て運転しろよ…」
男達の下ネタの内容が濃くなってくるのを未央は恥ずかしくなって聞いていた。
「おいおい……セクハラで訴えられるぞ…広崎さんの耳が真っ赤だぜ」山本が立花と渡辺をたしなめた。
「はいはい…広崎さんごめんなさい…」立花と渡辺は腕を組んで目を閉じた。
「い…いいえ」未央はうつむいて返事を返した。
未央は腕組みした両者の肘が自分の乳房に当たるのを感じたが、眠っているようなのでそのまま黙っていた。車のタイヤが路面の段差を拾うたびに揺れ、その動きに合わせて両者の肘が未央の乳房を揺さぶっていた。
立花と渡辺は目を閉じ眠った振りを装いながら、柔らかい未央の乳房の感触を味わっていた。ビール工場を出発し快調に飛ばしていた車はやがて渋滞に捕まりその動きを止めた。
「あららら…」田野上は小さく声を発すると窓を開けてタバコに火を点けた。
「渋滞…ですか?」未央は田野上に声を掛けた。
「ああ…事故かな…こりゃ長いかもな…」
「え…ええ次のパーキングまではどれくらいですか…?」
「うーん…30分…いや表示が見える…○○まで90分ということは1時間かな…」「田中さん達が正解だったな。あんなに早くトイレ休憩するなんてと思っていたが…」田中の車ははるか後方にいるはずだ。
「そ…そうですか」
「大丈夫?」
「ええ…大丈夫です」未央は笑みを作って返事をした。

(1時間か…我慢できるかな…)さきほどから未央は強い尿意を覚えていた。レストランを出発するときにトイレを済ませていたのだがここに来て再びもよおしていた。さっきパーキングの表示板があったので安心していたので余計に辛くなっていた。考えないようにしてもこみ上げてくる尿意に未央は耐え続けていた。
(………。)
「何だ…渋滞かい」立花と渡辺も目を開けて起きてきた。
山本だけは助手席で鼾をかいていた。未央はうつむきながら内腿を擦り合わせて必死に尿意をこらえていた。
「ちょっと小便してくるわ…」
「俺も…」
「俺も…」田野上と未央を残して山本達は路肩に向かうと恥ずかしくもなく放尿を始めた。男達は大勢の車が並ぶなか堂々と用を足すと、少し前方に移動した車に戻ってきた。
「そういや…広崎さんトイレ平気か?」
「え…ええ…ちょっと行きたいです」
「でも…俺達みたいにその辺でって訳には行かないよな」
「皆の前で尻丸出しにして小便はできないだろ…」
「俺が壁になってやろうか」
「いえ…もう…何を言うんですか!」
「ハハハ…もうちょっと我慢できるかい」
「……はい」
「わかった。次の出口で降りてガソリンスタンドに寄ってあげるから…」
「頑張ってこらえてみて…」
「は…はい」しかし未央は限界が近かった。
何度も車を停めてもらおうかと考えたが、大勢の行楽客の前で恥ずかしい姿を晒してしまう事に躊躇して尿道口まで来ている小便を我慢していた。車はノロノロと進み暫く止まるといった動作を繰り返し、我慢できなくなった子供を連れた母親が小便をさせている。
(あああ…が…我慢できない)未央はぴったりと内腿を合わせ、膝の上のバッグを握りしめていた。
「おお…出口が見えたぞ…ナビに出ているか…ガソリンスタンドはどの辺だった?」
渡辺は未央のバッグに手をのせ体重をかけて身を乗り出した。
「あっ、いやっ…だめ…」未央は膝にかかる重さに思わず叫んだ。
(あああああああああああ…)
未央は腰を浮かせて溜まりに溜まった小水が放出されていく感触に体を震わせていた。熱い液体が下着を濡らし内腿に染み出す。
「あ…ああ…ごめんなさい…ごめんなさい…」
未央は止まらないでいる小水を放ちながら顔を手で覆い叫んでいた。立花と渡辺は両側のドアに貼りついた態勢のまま未央の姿を驚いた顔で見ている。
「ごめんなさい…ごめんなさい…私…私…」
中腰になって謝り続ける未央の周りから尿臭が立ち上ってきていた。

彼女のお母さんに挨拶したら俺の初めての人だった。

大学で知り合って、付き合い始めて3ヶ月の彼女、東山エミの家に初めて遊びに行った。
エミは結構良い所のお嬢さんで家も大きくて俺には勿体無い位の美人
胸はちょっと小さいけどプロポーションは良くてSEXの相性も抜群
何の不満もない最高の女の子だった。
その日、彼女の部屋でイチャイチャしつつレポートを書いていたら
彼女のお母さんが突然買い物から帰ってきた。

「お母さん帰って来ちゃった・・・」
玄関の閉まる音を聞いて一階に降りていったエミが
御免ねという顔をして部屋に戻ってきた。
エミの話では専業主婦のエミのお母さんはその日買い物に出かけて
友人達と食事して夕方まで帰らない予定になっていた・・はずだったのだが

金の無い貧乏大学生の俺、親が居ない事を良い事に
本当はレポート後に彼女の部屋でエッチするつもりだった。
ソレがダメになった事にかなりガッカリしつつも
ここは一つちゃんと挨拶しておかないといけないだろうという事で
彼女と2人で一階へ降りた。

エミのお母さんは丁度台所で夕飯の仕度をしようとピンクのエプロンを首にかけようとして
していた時だった。
「あの、はじめまして・・・・」
出来る限り愛想良い顔を作って台所の入り口に立ち挨拶する俺
「あら、エミのボーイフレン・・・」
その声に顔を上げて正面から俺を見るエミのお母さん
「!!!!!!!!」
2人目が合った瞬間にお互い心臓が飛び出しそうなくらい驚いた。
それは紛れも無くヨウコさんだった。

ヨウコさんは昔、俺の実家がある田舎で中学の保険の先生だった。
当時から美人でスタイル抜群で胸が大きくて
とても田舎の学校には相応しくない全校男子の憧れの人だった。
中学時代、俺はとても体が弱くて、よく保健室で横になっているような生徒だった。
必然的に俺はよく先生のお世話になった。
保健室でベットで横になって、寝たふりしながらカーテンの隙間から
先生の仕事を盗み見るのが俺の灰色の中学生時代の唯一の楽しみだったと言って良い

時には仕事が一段落して暇なヨウコ先生と雑談する事もあった。
プリントや宿題をやるのを手伝ってくれたり先生はとても優しかった。
俺の母親は俺と同じで体の弱い人で俺が生まれてから直ぐに他界した。
幸いその後父親は実の母の妹と再婚して一応、育ての母親が居たし
義母さんはとても俺に良くしてくれていたけど
その頃は父と義母の間に妹が生まれた時期で2人共そっちに愛情が行ってて
俺は多分本当の母親の愛情に飢えていたんだとおもう

ヨウコ先生に学校の事や家庭の事、その他色んな事を相談するうちに
(こんな素敵な人が俺の母親だったら良いな)と思うようになっていた。
ソレがいつの間にか恋心に変わって・・思春期の旺盛な性欲と合わさり
俺は先生が仕事をするのをベットから盗み見ながらオナニーするのが癖になっていた。

でも、あの部屋に篭る独特のイカ臭さ・・古くなって軋むベットと息使い・・・
毎日シーツを清潔に保つ先生が気がつかないわけが無かった。
「ユウくん・・あのね・・」
ある日の放課後、その日も宿題を見てもらいながら2人保健室で話していると
ヨウコ先生が真剣な顔で話し出した。
「ごめんなさい・・・・先生が・・好きで・・先生を見てると如何しても我慢できなくて・・・」
俺は恥ずかしくて、なにより先生に嫌われたと思って涙が止まらなくなった。
「ううん、泣かないでユウ君、男の子だから仕方ないの先生はその事を怒っているわけじゃないの」
先生は俺の手を優しく取って母親の様に優しく言ってくれた。
「生理現象だから出したくなるのは仕方ないわ・・・でもシーツを汚さないようにしないとね・・」
「はい・・」

「コッチに来て・・・」
何か考え込むようにしていた先生は突然俺の手を引くと
保健室の備え付けのトイレに入りカギをかけた。
「・・・・・」
「先生がちゃんとしたやり方教えてあげるからね」
先生はいつもの柔らかい雰囲気とは違い、何か意を決したような独特の迫力だった。
俺はその先生の何時もと違う迫力に圧倒されて
ズボンを下ろされるのも抵抗することなくされるがままとうとうブリーフも脱がされてしまった。
「ヨウコ先生・・」
急に怖くなった俺は先生に呼びかけた
「大丈夫・・」
先生は不安そうに洋式便器に座る俺の頭をその豊な胸に抱いてくれた。
「先生を信じて・・ユウ君は目を瞑って集中すれば良いからね?」
そういうと先生は俺の前に跪くと手でユックリと俺のペニスをしごき始めた。
「あっあっ・・」
自分でも情けないくらい女の子の様な喘ぎ請えが漏れた様な気がする
その位先生の手はすべやかで気持ちが良かった。
「出したくなったらいつでも出して良いからね」
俺のモノをいやらしくしごきながらも
先生の表情は母親の様に穏やかで優しかった。
「うっう・・・」
ヌルッと生暖かい感触で先生は俺のモノを口に含む
腰が浮くほど気持ちが良いとはああいう事を言うのだろうか?
先生の口の中は熱くてトロトロで
まるで別の生き物が中に居るかのように舌がうごめいて
俺のモノに絡み付いてきた・・・
そしてその瞬間にあっけなく俺は先生の口の中で果てた。
「あっううう・・」
今までに経験した事が無いほど長い射精だった。
魂が出てしまうのではないかと言うほどに・・・・

「んんっ・・」
先生は俺の大量の精液をそのまま飲み干してくれた。
「ユウ君の飲んじゃった・・・」
先生は真赤に上気した顔で優しく笑った。
「先生・・・・」
俺は思わず先生に抱きついていた。
もう一気に頭に血が上ってもう先生が愛おしくてどうにか成りそうだった。
14歳かそこらの中坊が大人の女のそんな表情を見せられたら
夢中にならないわけが無かった。
先生はまるで赤ん坊をあやすみたいに俺を優しくだきしめて
俺が落ち着くまでずっと頭をなででくれた。
暗くなって学校に先生と俺だけになるまでずっと2人
保健室のトイレで抱き合っていた。

俺の心はその日から魔法にかけられたみたいに先生に囚われた。
あの頃の俺は先生に命じられれば人殺しだってやってしまったかもしれない

先生が俺となぜあんな事をしたのかは最後まで解らなかった。
ただ、俺にはそんな事はどうでも良かったと思う
それからほぼ毎日先生に抜いてもらった。
俺はもう完全に猿で先生の名前を聞くだけでペニスがビンビンに勃起するほどだった。
先生は頻繁にせがむ俺に一度も嫌な顔はしないで受け入れてくれた。
ひたすら優しく・・
その口で若い底なしの精液を受け止めてくれた
休み時間・・昼休み・放課後・・そして時には授業中・・
俺は気分が悪くなったと嘘をついてでも先生と2人っきりになりたかった。

俺の人生において元々本当に体が弱かった事をこれほど感謝した事は無かった。
どちらが先にそうする事を言い出したのかは解らない、
確かに俺の方にも抑えきれないほどの興味はあったと思う
でも、その頃の先生は少なくとも俺とそうする事に後悔や葛藤は無かったと思う
そして俺と先生は初めて体を重ねた。
場所は先生の家・・学校が終わり皆学校から帰った後
先生の車にコッソリ隠れて一緒に先生のアパートに行った。
2人でお風呂に入って先生に体の隅々まで洗ってもらった。
この頃の俺はもう先生に何を見られても恥ずかしくなんてなかった。
この世で一番大事な人・・ヨウコ先生になら殺されても良いと思っていた。

先生の暖かくて大きな白い胸に抱かれているだけで安らぎを覚えた
毎日の学校での心無いクラスメイトの中傷にもそれだけで耐えていけた。
「先生・・・」
「ユウ君・・・」
ベットの上で先生と抱き合い始めてキスした
「舌を出して・・そう・・んっ・・・・」
薄暗い部屋、先生の大きな胸に汗の雫が流れてとても綺麗だった。
俺はその汗の雫ごと舐めとるようにして大きな胸に吸い付いた。
赤ん坊の様にいつまでも
「ユウ君・・そろそろしようか・・」
先生の方が堪らなくなったのかもしれない・・
後から他の女性を知ったときに気がついたが
その時の先生のソコは後の女性達よりもはるかにトロトロで熱々だった。
「ああっ先生凄い・・・あああ」
ヨウコ先生のソコはやけどしそうなほど熱く
この世の何よりも柔らかく俺を締め付けてきた。
夢中で腰をふる俺を先生は唇をかみながら抱きしめてきた。
何度も繋がったままキスして何度も出し入れを繰り返した。
その日から毎日学校が終わると2人で先生のアパートへ行きSEXした。
先生が用意したコンドームはあっという間に無くなった。

SEXの後俺は抱き合うというより先生に抱かれるようにして眠った。
そういう時の先生から感じるのは母性
まるで本当に死んだ母親が先生に乗り移っているみたいに感じる事だってあった。

俺は幸せだった・・他の事はどうでも良くなるくらいに・・
先生だけが居ればよかった。

しかし、ソレは長くは続かなかった。
「ユウ君・・私達今日が最後にしましょうね・・」
「えっ・・・」
先生のアパートでSEXの後、ベットの上で裸で抱き合いながら先生が言った。
信じられなかった・・・なんでそんな事を言うのかまったく理解できなかった
ただ、ただ気味の悪い寒気のような物が背中に忍び寄る気配だけがハッキリと解った。
「なんで?」
「先生ね・・来年から他の学校へ行く事になったの」
ソレは先生からのきっぱりとした決別だった。

そこからはあっけないものだった。
人生であれほど自分が無力で一方的に愛される事しかできない
ただの子供という存在である事を痛感した瞬間は無かった。

そう子供だったのだ・・先生の気持ちが一度変われば
その後、俺に出来る事は何も無かった
コレが普通の大人と大人の関係なら
あるいは俺の頑張り次第で引き止める事も出来たかもしれない
一方的な関係・・先生の気持ち次第でどうにでも成ってしまう関係
あんなに恋焦がれても・・最後はあっけないものだった。

俺がどんなに食い下がってもソコからの先生は石の様に冷たくて
俺を突き放すだけだった。
先生が去り・・・抜け殻のような俺だけが中学に残った。
あれほどあった性欲も一切わかないくらい俺は一時期本当に衰弱した。
10円ハゲが出来てぶっ倒れて入院した。
俺を面白半分で虐めてた奴等も手控えるくらい俺はボロボロだった。

残りの中学の殆どは病院で過ごした。
その後偉いお医者さんに出会って大きな手術をして、嘘みたいに体が丈夫になった。
身長も伸びて昔の俺を知る人は俺を見て皆一様に驚いた。
俺はそれから中学の遅れを取り返すようにして猛勉強してソコソコ良い大学に入った。
そして東山エミと出会い付き合い始めた。

そして今、あの時俺の人生のもっとも辛い時期に俺の大半を占めていた人に再会した。
事もあろうに今のガールフレンドの母親としてだ
「あの始めまして・・山本ユウと言います・・」
「あっ・・東山エミの母です・・娘がお世話になっています・・」
ヨウコ先生はちっとも変わっていなかった・・・そりゃ少しシワが出来たけど・・
あの頃のまま美人でスタイル抜群だった。
初対面を装った余所余所しい挨拶を交わしてエミと2人で二階へ戻る
エミは幸い俺達の態度に気がついていなかった。
しかし、その後の俺はエミの話をロクに聞いてやれないほどに上の空になっていた。
もう二度と出会う事は無いと思っていた人とこんな形で再会するなんて・・・
そしてあの人にこんな大きな娘が居たなんて・・・
なぜあのアパートに先生は一人で暮らしていたのか・・独身だと思っていた。
様々な疑問がわいてきたが全て先生の事だった。

ヨウコ先生と再会して数日
俺はどんな時もボーっとしていた。
エミといる時も大学で講義を受けている時も・・バイトの間も・・
そして携帯が鳴った・・
知らない番号だった。
「はい・・もしもし・・」
普段の俺は知らない番号の電話はどれだけ長く鳴っても出ない事にしている
にも関わらずそのときの俺は何となく電話に出てしまった。
「あの・・山本ユウさんのお電話でしょうか?」
その声を聞いた瞬間の俺をもしジブリアニメにするなら
毛を逆立てる魔女の宅急便の黒猫ジジのようだっただろう
「先生・・・」
声だけでソレが誰なのか解った。
そして瞬時に勃起していた・・痛いほどに・・
電話で言われた喫茶店に息を切らせて向かった。

「いらっしゃいませ」
静かな喫茶店になだれ込むように飛び込んだ俺に
落ち着いた髭のマスターが会釈した。
「・・・・」
ヨウコ先生は喫茶店の一番奥一目につかない場所に座って俺を見ていた。
俺は息を整えると先生の前の席に腰を下ろした。

「久しぶりね、ビックリしちゃった」
先生は意外なほどにアッサリとまるで悪戯が見つかった少女の様におどけて笑った。
「あの・・・」
言いたいことが沢山あった
聞きたいことが沢山あった
でもその笑顔で何もかもが吹っ飛んでしまった。
勝手な想像だが・・先生の台詞はきっと最初に「ごめんなさいね」とか
そういう雰囲気で始まると思っていたから
数年分の行き場を失った質問や言葉が俺の頭の中をグルグルまわって
吐きそうだった
「ユウ君それにしても大きくなったわね・・あの頃とは見違えたわ・・一瞬誰だったか思い出せなかったもの」
まるで久しぶりに会った弟を見るような目で笑い俺の手をとる
「はあ・・・」
なんなんだろう・・なんでそんなにこの人は自然に笑えるのだろうか・・
俺にあんなに辛い思いをさせたのに

「あの子はね私がもっとずっと若い頃に産んだ子なの」
唖然とする俺をみて懐かしそうに優しく微笑みながら
先生は俺が聞きたがっていることを話してくれた。
「でも相手の人が事故で亡くなってしまって」
「今の貴方なら解ると思うけど、私は当時、仕事を頑張りたかったから・・自分の親にあの子を預けていたのよ」
「そして貴方の通っていた中学校に単身赴任・・」
「自分のキャリアを優先した結果だけどやっぱり寂しかったのかもしれないわ・・」
「・・・・・・・・・・・だから貴方が娘と並んで挨拶に来た時は本当に驚いたわ・・」
「好みって離れて暮らしてても親子って似るのかしらね・・」
「あの子と一緒に暮らし始めて本格的に本当の親子関係に戻ったのはここ数年なのよ」

「ど、どうし・・」
舌がもつれて言葉が出ない
「どうしてあんな事をしたのか?」
ヨウコ先生は俺の言葉の続きを口にする
「今の貴方は信じないかもしれないけど、好きだったわ・・本当よ・・」
「長年娘を実家に預けてたせいで娘とは全然上手い関係が出来なくてね」
「女一人で田舎の学校に転勤して色々寂しかったのよ・・限界だった」
「可愛い盛りの娘を愛しそびれて反抗期の娘とは上手く行かないし」
「そんなところに貴方が居て・・自分の子供みたいに思ってた」
幸せそうに思い出を語るようでいてその表情の裏には暗い悲しみの色が見えた。

「だから俺を受け入れてくれたんですか?」
「ええ・・部分的にはソレは否定しないわ・・あの頃の私も弱っていたから」
「でも貴方を最終的に愛していたのは本当・・可笑しいわね・・倍以上歳が離れているのにね・・」
「最後に夢中だったのはむしろ私の方だった・・・」

とても意外な言葉だった・・俺は今の今までずっと
ヨウコ先生に捨てられたと思っていたから

「じゃあ・・なんで?」
(なんで俺を捨てていったんですか?)言葉に成らなかった。
「娘と同じ年代の貴方を本気で愛しそうになっている自分に気がついたからよ・・」
「貴方の真っ直ぐな気持ちに女として母親として全てが満たされてソコから抜けられなくなりそうな自分に気がついたから」

「貴方はまだ若くて将来もあるのに私がソレを台無しにしようとしていたわ」
「そんな・・」
「そんな事ないなんて言わないで・・」
俺のまた言葉を解っていたようにしてヨウコ先生はさえぎる
「今の貴方なら解るでしょう?」
「・・・・・・・・・」

「私は貴方に依存している自分が自分も貴方もダメにするって思ったから」
「自分で転任届けを出して貴方と分かれる決意をしたの・・・」
「その後何度か貴方を見にいったり様子を聞いたりしていたけれど」
「苦しむ貴方を知って何度会いに行こうとしたか解らない・・」
「実際病室の手前までいった事もあった・・」

「エミとは上手く行っているみたいね・・」
急に話題を変えるヨウコ先生
正直先生の口からエミの話題は聞きたくなかった。
「はい・・」
「まさか、最近娘の話題に上がるボーイフレンドが貴方だったなんてね、世間は狭いわね」
ふふっと笑うとコーヒーを一口飲むヨウコ先生に
昔の保健室でコーヒーを飲む先生の姿が重なる
「名前とか聞かなかったんですか?」
「ええ、いい男の子が居るって位しかね、聞いてなかったわ」
「あの頃はまだ死んだ旦那の姓を名乗っていたしね、旧姓は東山ヨウコって言うのよ」

「そっか・・」
大体の事情がわかって・・解ってみるとなんて事は無い普通の話だった。
「そうよ」
「・・・・・・・」
2人見つめあいながら黙り込む
「エミの事好き?」
ヨウコ先生はテーブルのコーヒーカップに目を落としながら言う
「はい・・」
「私の事は今どのくらい好きかしら?」
「・・・・・・・・・・」
そう言ってコーヒーカップを口元に運ぶヨウコ先生の瞳は
とても娘思いの母親とは思えない怪しい光をたたえていた

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

喫茶店で会計を済ませた俺とヨウコさんは言葉を交わすことなく
ラブホテル街に向かって歩いた。
こうなる予感は電話にでてヨウコ先生の声を聞いたときからあった。
いや、もっと言うならばあの日彼女の家で再会したときからだ

エミに酷い事をしている自覚はあった
でも、そのときの俺は彼女に失望される事なんてどうでも良くなっていた。
そしてソレは多分ヨウコ先生も同じだった。
「悪い母親だわ・・教育者としても最低・・結局何一つ上手く出来はしなかった・・・」
俺のモノを根元まで包み込みながら彼女が言う
「・・・・・・・・・・・」
「貴方が・・私の前に現れたから・・・」
ヨウコ先生は泣いているのか笑っているのか解らないぐしゃぐしゃの顔で喘いでいた。
ヨウコ先生のそこはホテルについて裸になったときから濡れていた。
「違うわ・・本当は電話で貴方の声が聞こえた時からよ・・」

獣の様にお互いの服を引き剥がしあって
狂ったように舌を絡ませ汗だくになりながらドロドロに絡み合った。
自分の唾液なのか彼女の唾液なのか解らないほどに
「ああっ大きい・・・ユウ君・・」
「先生・・」
「先生はやめて・・ヨウコって呼んで・・」
「ヨウコ・・」
「あああっ・・・」
名前で呼ぶたびに彼女のそこは熱く強く俺に吸い付くようだった。
前から後ろから横から
知っている限りの形で交わった。
避妊なんて何処ふくかぜ・・
むしろ俺が出すたびに彼女は自ら子宮に押し付けるように腰を振った。

俺と彼女は会えなかった間の空白を埋めるようにお互いを求め合った。

事が終わるたびにヨウコ先生が俺のペニスを口で綺麗にしてくれる
まるで愛おしい宝物の様に大事そうに丹念に・・それだけでまた彼女を抱きたくなる
中にはいって暴れたくなる
俺と先生の関係はまるで近親相姦の母親と息子の様に濃厚で禁断の香りがする
先生も感じているはずだ・・普通の好きあった男女の関係じゃない
エミに感じる異性への愛情とはまったく異質な愛情をお互いに抱いている
エミから見れば完全な浮気だ・・それもとんでもない裏切りだ
だが俺と先生の関係はもっと異質で異常なものの様に感じる
まるで呪いだ・・

出会えば求めずには居られない呪い
コレ無しでは良い母親も良い彼氏もまともに出来ない呪い
恋愛感情よりもモット強烈な執着
「貴方に抱かれる幸せを手放す事なんてもう私には二度と出来ない・・」
俺の胸に抱かれながら先生は目を赤くした
「貴方もそうだって言って・・・」
そう言ってすがる先生に俺は何も言わずにそっと唇を重ねる
むさぼる様に先生は俺の口の中へ舌を差し入れてくる

俺は潤み始めた先生の中へ再び入りながらいつしか考える事を止めた。

脱衣所で野球拳

オレが小学校3年か4年の頃、親とイトコで゙温泉に行った。冬休みだったと思う。
そこは家族風呂があって、入口に札が一枚ぶら下がってて
「空き」の方になっていれば「入浴中」にひっくり返して自由に入っていいことになってた。

翌日の朝にイトコの彩(アヤ)と泉(イズミ)とオレと3人で家族風呂に行ってみた。
彩はひとつ年上で、泉は同い年。
一緒に風呂に入るのも恥かしい年頃になりつつある微妙な頃。
彩は小5だったかもしれんから十分その年齢かも。

妹の泉は母親似で可愛くて、姉の彩は父親似でどっちかというとブサイク。
オレは泉の方をひいきにしてた。

札を裏返し、3人で脱衣所に入ってドアに鍵をかけた。
暖房が効いててとても暖かかった。

「なあ、野球拳しねえ?」二人に提案してみた。
「なにそれ?」と泉。
「ジャンケンして負けたヤツが一枚ずつ服を脱いで行くんだよ。」
「面白そう。やろやろ。」と二人とも乗り気に。
「ところで勝ったらどうなるの?」と泉。
「逆に負けたらどうするの?」と彩。
「じゃあ負けたヤツは勝ったヤツの体を洗ってやるってどうだ?」
「いいんじゃない?」ということでルールはそれで決定。
オレのスケベ心は泉に向けられた。

3人でジャンケン。一番最初に負けたのはオレ。
まずセーターを脱いだ。冬だったからたくさん着てるし、まだ逆転勝利もありうる。
しかしオレは負け続けてあっと言う間にブリーフと靴下だけに。
ジャージを下ろすと二人の視線はオレの股間を見ているのを感じた。
何かゾクゾクした。

「かずひろ弱すぎ。」
「たまには勝ってよ。」
オレこんなにジャンケン弱かったっけ...ちょっとブルーになった。

しかしそこから面白い展開に。
次のジャンケンでやっと泉が負けた。
泉がセーターを脱いだ。
それを見てたら妙に興奮した。そんな自分にビックリした。

次は彩が負けてセーターを脱いだ。
さほど好きでもない彩だったがちょっとチンコが大きくなってきたのをおぼえてる。
それでまたビックリ。オレの体どうしちゃったんだろうとうろたえた。

すでにオレのイチモツの上はブリーフだけ。
大きくなってしまうと形が浮き彫りになってしまう。
子供心に見られてはいけないものだと思いすごくあせった。
「かずひろどうしたの?」
「何か顔色悪いよ。」
「いや、何でもない。続きやろ。」

次は泉がGパンを脱いだ。
泉は長袖のシャツとタイツ姿。寒がりなのかタイツの上に靴下まではいてた。
また泉が負けて靴下を片方だけ脱いだ。
靴下は両方脱げよとクレームをつけると泉はしぶしぶもう片方も脱いだ。

次はオレが負けた。
自分で言った手前仕方ないので靴下を両方脱いでいよいよブリーフ一枚に。
まだチンコが大きくなりかけているのを二人は気づいていない。
次は彩が負けて、スカートを脱いだ。(確かスカートだったと思う)
タイツをはいてた。靴下はないのでこの時点で泉と同じ姿。
「早く勝ってかずひろのパンツ脱がしちゃおうよ。」

次は彩が負けた。
先にタイツを脱いだ。
長袖シャツとパンツだけ。あと2枚。
ワレメがパンツに食い込んでいて何かいやらしいなあと思った記憶がある。
負けたくなかったオレは忍の一字で勝負してた。
次は泉。彩と同じ姿に。泉もあと2枚。
確かこの辺であいこが続いて盛り上がったのを記憶している。

次は記憶がはっきりしてないのだが確か彩が負けて
上に着ている長袖シャツを脱いだと思う。
ひとつ年上だけあっておっぱいが膨らみかけだったのをおぼえてる。
オレのチンコはさらに大きくなりブリーフの生地を必死に持ち上げた。

「ねえ、かずひろのチンチン大きくなってない?」
「え?ホントだ。」
泉が指摘して彩が驚いて一歩下がった。まさかこの時点で見つかるとは...
オレは言うことを聞かない愚息を恨んだ。

「ねえどうする?やめる?」と彩。
「でもおっきいオチンチン見てみたいよね。」と泉。
結局そのまま継続することに。

オレと彩があと一枚。
次はいいタイミングで泉が負けた。泉も上を脱ぎ、3人ともあと1枚に。
いよいよドベを決める大事な勝負。ものすごく心臓がドキドキした。

この勝負で負けたのはオレ。ドベ決定。
パンツ脱いで勃起したチンコを二人に見せるはめに。
「いやあ、何このオチンチン。」
「上向いてんじゃん。」
イヤイヤ言いながら二人とも妙に嬉しそう。キャーキャー言ってはしゃいでる。
というわけでオレは戦線離脱。

「どうする?もうドベ決まっちゃったしやめる?」と泉。
「最後までやろうよ。」と彩。
全裸のオレは勃起したまま女二人の勝負を見守った。

優勝決定戦は彩が負けた。
彩がオレの方を見ながら恥かしそうにパンツを脱ぐので鼻血が出そうなほど興奮した。
ワレメが見えた瞬間、頭にカーっと血が昇った。

そのあと泉も全裸に。好きなのは泉なのに
彩のワレメの方が何かいやらしかったのを記憶してる。

風呂に入り、オレが二人の体を洗うことに。
勃起した小学生が同じくらいの年頃の女の子の体を洗う図は今考えても興奮する。

泉から先に洗った。タオルを使わず手に直接石鹸の泡をつけて洗ってやった。
持ち前のスケベ魂はこの時に芽生えたのかもしれん。
ペッタンコの胸、背中、腕、足は適当に洗ったが、尻とアソコだけは念入りに。
アソコはくすぐったがってまともに触らせてくれんかった。

そのあと彩を洗った。大事なところ以外は適当に済ませ下半身は時間をかけた。
尻がものすごい柔らかかった。
アソコは彩の後ろに立ち、前に手をのばして洗ってあげた。
「ねえ、何かお尻に当たってるよ。」
彩が笑った。
オレは恥かしくなって少し腰を引いた。
泉みたいにくすぐったがらないのでワレメを念入りに洗ってあげた。
彩の鼻息が荒くなったのをおぼえてる。
思い切って奥に手を入れてみると、ヌルっという液体が指先についた。

なんだこれ?と思い、洗ったら取れるもんかと思ったがヌルヌルは増える一方。
洗いにくいので姿勢を低くしたら彩が足を少し開いてくれた。
お尻の方から手を入れてワレメを洗ってみたけどヌルヌルはおさまらない。
やばいやばいと思ってたらオレの焦りを感じたのか彩が「もういい」と言うのでやめた。
お尻の方から見る彩のワレメがエロかったのをおぼえてる。

今思うと早いコは小学生でオナニーおぼえるみたいだから
彩はしてたのかもしれないな。

そのあとずっと彩が変な顔でオレを見るのでオレも彩を意識してしまい
まともに話もできない関係に。
いつの間にか泉よりブサイク姉の彩の方を好きになってた。

童貞と処女が旅行した話(3)


「村上春樹読んでたよね?」
 
「ああ」
 
「何好き?」
 
「俺は…ノルウェイの森かな…」
 
「私も読んだ、でもセックスのところしか憶えてないな」
 
「…最愛を失う事による自己同一性の崩壊とその再生…」
 
「何よそれ」
 
「レポートのテーマ。ノルウェイの森の主題考察って。テーマは自分で決められるんだよ」
 
「長谷川君のやってること自体は読書感想文だね」
 
「大学生のは複雑なんだよ」
 
「…目玉焼きと卵焼き、どっちが好き?」
 
「オムライス」
 
「ひどいよ、長谷川君」
 
「じゃあカレーとハヤシ、どっちが好き?」
 
「ビーフストロガノフ」
 
「ひでえなぁ、確かに」
 
「じゃあ、なぞなぞです。パンはパンでも食べられるパンは何でしょう?」
 
「…?」
 
「答えはパンです」
 
「…」
 
「…つまんなかった?」
 
「…」
 
「私ってどう?」
 
「どうって何が」
 
「男の人から見てどう思われているかなぁって」
 
「とっても可愛いくて、真面目で、もろくて、すけべで…お姉さんにしたい」
 
「…やらしい」
 
「ごめん」
 

「初めてあなたに会ったときのこと、話していい?ちょっと変だけど、私の気持ちを長谷川君にしっかり説明したい」
 
「…ほんとにいきなりだな…どうだった?」
 
「新歓コンパのときだったかな…長谷川君ものすごくかっこよかったの」
 
「…へえ」
 
「でも自己紹介のとき、長谷川君、なんていったか憶えてる?」
 
「…ジェームズ・キャメロンみたいになって、ハリウッドで百億ドル稼ぐ…だったっけ」
 
「それ聞いてドン引きしたわ」
 
「…ああ」
 
「他の子も、真希とかも引いてたもん」
 
「…え?真希ちゃんもぉ?」
 
「私のクラスの子達もドン引きよ」
 
「そいつらには言うなよ…」
 
「そのあとの言動もひどすぎて、もう憶えてないくらいだもん」
 
「ああ…」
 
「普通ならそこでサークルどころかキャンパスライフも終わりでしょうね」
 
「まあ」
 
「それがあなた、どうして今でもサークルで活動できてると思うの?」
 
「どうして?」
 
「あなたが馬鹿で真面目で、つくる作品がぶっ飛んでるから」
 
「ん??」
 
「いろんな意味で才能あるって言われてるのよ?先輩方から」
 
「あ、そうなの?」
 
「私、先輩方からあなたの作品についてなんか言われるたび、悔しい思いしてるんだから。何となくだけど」
 
「あ?、俺そんなに情熱はかたむけてないけどなぁ、勉強の方真面目にやろうって思ってたからねえ…まあ、とにかく面白いのつくろうとはしてたけど…」
 
「……でもあなたとチーム組めて本当に良かった、あなたのおかげで大学が楽しくなったもの」
 
「そうか…」
 
「頭おかしいんじゃないの?っていつも思うんだけど、時々見せる優しい表情に、私…」
 
「何語ってんだよ?恥ずかしいよ?」
 
「それに、他の人は私を女扱いしてくれなかったけど、長谷川君はとっても優しく接してくれた」
 
「ええ?その時は俺ヘタレなだけじゃないの?」
 
「ううん。それでいてとってもカッコよかった。そんな長谷川君に私いつもきゅんってしちゃってたの。であるときあなたを好きになってたのに気づいて…いつか私、あなたのプロデューサーになりたいって…そう思うようになって」
 
「俺が監督でぇ?展開早いですねェ(事務的に対応していただけなんだけど…言わないでおこう)」

「私髪型変えたの、なんでかわかる?」

「なんで俺の好み知ってるの?」
 
「あなたが描く絵コンテ、女キャラが全員おかっぱなんだもん」

「げ!ばれたか?…って気持ち悪いぞ!そこまで見てんのかよ」
 
「一度好きになれば、どんな些細な事でも気が付くものなんです」
 
「今日の為に変えたの?」
 
「うん、イチかバチかだったけど」
 
「気づけてよかった…」
 
「ほんと嬉しかったよ、泣きそうになっちゃったもの」
 
「……今日、太田とか真希ちゃんとかも来てたら、どうだった?」
 
「ここまで馴れ馴れしくはできなかったでしょうね」
 
「ここまではね…」
 
「キスはまずったって思った」
 
「俺もびっくりしたよ」
 
「後のこと何も考えてなかったなぁ…どうしようもなくて泣いちゃったもの。外で」
 
「俺、本当に気づけてよかったよ…お前の気持ちに」

 

「ねえ」
 
「ん?」
 
「もう一回キスしようか」
 
「うん」
 
「…」
 
「…」
 
「…慣れた?」
 
「冬美も上手になった」
 
「そうかな、てれるなぁ」
 
「もうちょっとしたい」
 
「いいよ」
 
「…」
 
「…ん…」
 
「…」
 
「…んく」
 
「…ごめん、もう少しで激しくなるところだった」
 
「キスぐらいならいいのに」
 
「でも歯止めが利かなくなると…下の方も」
 
「…そうか」
 
「…冬美」
 
「なあに?」
 
「大学楽しくないの?」
 
「え?」
 
「さっき言ってたじゃん、俺がいないと楽しくなかったって」
 
「…まあね、勉強難しくて、好きにもなれないし」
 
「…どうするんだよ」
 
「卒業はしたいけど、どうなるかなぁ」
 
「…どうしてここ選んだんだよ、他もあるだろ?」
 
「お父さんにすすめられたしさぁ、それにけっこう有名だしぃ…」
 
「…合格できたにしては頭が…」
 
「あなたも同じでしょ?」
 
「俺はちょっと事情が…」
 
「高校の頃はホント気楽だったもん、頑張って暗記してすこし応用すれば点数とれたからね」
 
「…そんな簡単かぁ?」
 
「私才媛だったもん」
 
「…うーむ」
 
「でも大学になると、夢とか、情熱とか、必要になってくる訳じゃない?」
 
「まあな」

「私それ欠落してたんだよね」
 
「…俺は文学やりたくて仕方なかったからなぁ、本当は東京の方行きたかったけど、地元でも出来るからってことで、ここに…でもかなり地獄だったぞ?受験期間中は」
 
「私、ずっと寝てた」

「…どういうことなの」

「あなたには夢があって、それを叶えられたわけじゃない?私夢すらないのに、もうつくれないんだもの」
 
「…」
 
「私の人生の意味はどこにあるのよ?」
 
「無理矢理つくればいいんじゃないのぉ?」
 
「どうやって?」
 
「博士号取るとか」
 
「無理だよぉ」
 
「大丈夫!俺がいる」
 
「ええ?」
 
「経済勉強してお前の替え玉になってやる」
 
「…能天気すぎるよ…」
 
「駄目かな?」
 
「うん…」
 
「でも俺達結ばれたじゃないか」
 
「ええ?」
 
「もうお前はお前の為だけに学ぶんじゃない!俺の為にも勉強してくれ(ダセエ…)」
 
「…長谷川君大好き」
 
「むぎゅ」
 
「あ、大丈夫?」
 
「いきなり抱きつくなよなぁ」
 

「…」
 
「…冬美の将来の夢は?」
 
「あなたの奥さんになりたい」
 
「ええ?やっぱりぃ?」
 
「主婦になってあなたを支えたい。もう大学中退しようかな」
 
「それはやめろよ、俺だって将来どうなるかわかんねえしさ」
 
「長谷川君は?」
 
「BBCでコンテンツ制作できればいいかなぁ…なんて」
 
「…不安だ」
 
「ほらね、難しい夢なんだよ」
 
「NHKでもいいじゃん。ていうかあんたじゃNHKも無理じゃないの?」
 
「…いや、ドラマとか教育とかNEOとか、みんなのうたとか、そんな感じのコンテンツをね…」
 
「中退はやめよ。卒業して就職しよ」
 
「そのほうがいい」

「…長谷川君」
 
「うん?」
 
「動かしていいよ」
 
「…いいの?」
 
「うん…でもゆっくりめでお願いね」
 
「ああ…」
 
「…」
 
「…締まってきた」
 
「…あ」
 
「どう?」
 
「うん、いいかんじ」
 
「…」
 
「…」
 
「…」
 
「…いい…長谷川君…」
 
「…」
 
「…はせがわくうん」
 
「…」
 
「はあ、とっても優しいのに…感じちゃう」
 
「…」
 
「…なんか喋ってよ」
 
「ごめん、でも集中したいんだ」
 
「…そう」
 
「…」
 
「…」
 
「…」
 
「…あ」
 
「…」
 
「…あ…あは」
 
「…」
 
「…ううん、この擦れる感じってけっこうなもんだね」
 
「…」
 
「慣れるのに時間かかりそう」
 
「…」
 
「はせがわくん…意外と暇だぁ、喋ってくれえ」
 
「…」
 
「…ああん、もう慣れたかも…」

「…」

「喉元過ぎれば、こんなもんだよなぁ…」
 
「…」
 
「…」
 
「…」
 
「ねえ、はせがわくん」
 
「え?」
 
「お父さんとお母さんも…こんな風に結ばれたのかな」
 
「…うん」
 

「…」
 
「…」
 
「ふう…」
 
「…冬美」
 
「ん?」
 
「…ふゆみぃ」
 
「何?」
 
「すきだぁ、ふゆみぃ」
 
「…長谷川君」
 
「ふゆみぃ」
 
「…」
 
「ふゆみ、ふゆみ」
 
「…」
 
「ぐす…嬉しいよぉ…冬美ぃ」
 
「…」
 
「…ふゆみ、ふゆみ、ふゆみぃ」
 
「…」
 
「ふゆみぃい、すきだあ…」
 
「…」
 
「冬美ぃ、冬美ぃい」
 
「…」
 
「ふゆみ、ふゆみ、おれいきそうだよぉ…」
 
「…」
 
「ふゆみぃ、ああ、ああ、あ…」
 
「んんっ」
 
「ふゆみぃ…うう…」
 
「…」
 
「冬美…」
 
「長谷川君、気持ち良かった?」
 
「…うん」
 
「…(僕の頭を撫で)よしよし、いっぱい出したのね」
 
「…」
 
「これで一人前の大人だね」
 
「…」
 
「お祝いのキスしてあげる」
 
「あ…」
 
「…」
 
「冬美ぃ…」
 
「おめでとう」
 
「…」

「長谷川君、お疲れ様」
 
「…冬美」
 
「抜いて。それからゆっくり休みましょう」
 

僕はペニスを引き抜き、ティッシュで冬美の女陰を拭きました。
なぜかヴァギナが先程より巨大に感ぜられました。
シーツには血が付いていました。
僕はあえて冬美にはそのことを告げませんでした。
 
「冬美…」
 
「私の側に寝っころがって」
 
「ああ…(そのようにする)」
 
「長谷川君、男前になったよ」
 
「うう…」
 
「苦しいの?」
 
「いや、もう昔の自分じゃない感じが…、身体はいつものままなのに」
 
「私だって変な感じよ?でも受け入れましょうよ。もうしちゃったんだもの」
 
「…母さん」
 
「え?」
 
「…????!!」
 
僕は口を滑らせてしまいました。
 
「長谷川君…今なんて…」
 
「…冬美って言ったよ…」
 
「お母さんって…」
 
「…ばれてるよな…」
 
冬美は目を丸くして僕を見つめていましたが、後に表情を緩めクスクス笑い出しました。
 
「お父さん」
 
「…冬美ぃ?」
 
「何なりと私に申し付け下さいな。次何してほしい?」
 
「…」
 
僕は冬美を見つめました。
実は、僕はすっかり冬美の息子のような気分だったのです。
さっきまで少女だった冬美が、成熟した女性の持つような母性でもって僕を受け止めてくれたのですから。
ですが、僕の母親である冬美は僕をお父さんと言った。
食い違いが起こっているようです…
 
「…冬美」
 
「なあに?」
 
「僕の母さんに…なってくれ」
 
「…わかりましたよ、お父さん」
 
「いやそっちじゃなくて、僕の母親に…」
 
「…そっち!?」
 
「さっき頭撫ぜてくれたよね、もう一度されたい…ぎゅっと抱きしめられながら」
 

「…」
 
「…」
 
「…こっちに来て、けんちゃん」
 
「…母さん…」
 
「もっともっとお母さんに甘えていいのよ?」
 
「うん」
 
「…恥ずかしいよぉ、何よこれ」
 
「お願い」
 
「…」
 
「…」
 
「…けんちゃん」
 
「うん」
 
「いらっしゃい。抱きしめてあげる」
 
「…むぎゅ」
 
「うふふ…」
 
「母さん」
 
「(僕の頭をなでながら)…ほんとに可愛いんだから」
 
「…」
 
「おでこにちゅうしてあげる」
 
「ん…」
 
「わたしの大切な、大切な宝物…」
 
「母さん…」
 
「これからも辛いこといっぱいあるでしょうけど、たまには私にぶつけていいんだからね?」
 
「…」
 
「その時は心おきなくわたしをこき使ってね」
 
「…お母さん」
 
「なあに?」
 
「おっぱいすいたい」
 
「…くす、ほんと大好きね」
 
「すわせてよ」
 
「どうぞ、好きなだけ吸ってね」
 
「…」
 
「(なでなで)愛してる…」
 
僕はずっと冬美の乳房を吸い続けました。

乳房の香りが、かつて僕の(本当の)母親の乳房を吸っていた頃を思い出させました。
勿論僕は母親が大好きです。
ですが、自立直前の二十歳近くになって母親に甘えるのは恥ずかしいし、機会も滅多になくて、母親の母性に包まれることをすっかり忘れていたのでした。
ですが、今は冬美が精一杯僕を包容しようとしてくれている。
僕はすっかり感激してしまい、冬美にもっともっと甘えたいと、冬美の母性を僕は欲するようになったのでした。
 
乳首が甘く勃起していました。
それがたまらなく愛おしい。
ですが、先程のように激しく攻めてしまうと、芽生え始めた暖かい愛情が壊れてしまうような気がして、ものすごくもどかしい。
僕は一旦口を離すと、冬美の胸に顔を埋めました。
 
「…ありがとう、懐かしかった」
 
「(なでなで)長谷川君、時々なら私、あなたのお母さんになってあげるからね」
 
「ありがとう…」
 
涙が止めどなく溢れ出て来ました。

僕はこらえきれず、冬美の胸で泣き続けました。

冬美は僕の頭を抱いて、優しく撫でてくれました。
冬美の汗の甘酸っぱい匂いが僕の欲求を更に刺激します。

ずーっと泣き続けました。
どれぐらい泣き続けたでしょうか、カクンと意識が途絶えました。
眠ってしまったのです。

翌朝、僕が目覚めると、冬美が側で鼾をかいて寝ていました。
 
「…午前7時…まあまあかな」
 
「…むに…あ、ハセガワ君…おはよう」
 
「おはよう」
 
「いつ札幌に帰る?」
 
「いつでも」
 
「じゃあ真希に連絡しとくわ。真希出迎えてくれるって言ってくれたから。真希と話もしたいし」
 
冬美は起き上がって、ぼりぼり頭を掻きました。
その際にぷうという音が聞こえました。
目下には隈が出来ています。
冬美はがあーっと大きく口を開けて欠伸をしました。
 
「…おばさん」
 
「うふふ…おとなになったっていいなさい」
 
冬美がにっこり笑いました。ものすごく可愛い。
 
「抱きしめたい」
 
「もうさせてあげない?」
 
冬美は立ち上がって洗面所に行きました。
僕は着替えをして、荷造りを始めました。

 
帰札したのは午前10時頃でした。
 
北口から出ると、真希ちゃんが出迎えてくれました。
 

「二人ともお疲れ様?」
 
「真希ちゃん」
 
「真希!あなたも来ればよかったのにさ、ものすごく楽しかったよ」
 
「冬美が楽しめたら、私はそれでいいよ」
 
「…ありがとうね」
 
「お疲れ様、冬美」
 
真希ちゃんが僕の方を向きました。
 
「あの…長谷川君。ちょっとお話を…すぐ終わるから」
 
「ああ、どうぞ」
 
「冬美、ちょっと待っててね」
 

真希ちゃんは冬美から離れた場所で僕と話し始めました。
 
「あの、ありがとうございます、冬美に付き合ってくれて」
 
「いえ、いいんですよ。冬美ものすごく楽しんでいましたから。僕も楽しかったし」
 
「…良かった。冬美不安そうだったんですよ。長谷川君と一緒って緊張するぅって」
 
「すぐリラックスしてくれましたよ」
 
「…ほんとうにありがとうございます。冬美ってああみえて結構寂しがり屋で、私いなかったら、男一人、女一人でどうなるかと思ったけど…無事で何よりです」
 
「え…まあ…こちらこそ心配をお掛けして…」
 
「これからも冬美を…よろしくお願いしますね」
 
「え!…あ、はい」
 

「冬美?もういいよ?」
 
「真希ぃ、大学寄っていこうよ」
 
「いいよ?。…あっ、長谷川さん、あの、二日間本当にお疲れ様です」
 
「はあ」
 
「じゃあ私はこれで…本当に有難うございます」
 
「そこまで丁寧じゃなくても」
 
「では…冬美ぃ?ごめ?ん、待ってぇ?」
 
真希ちゃんは冬美と一緒に大学へと歩いていきました。
 
「はせがわくぅ?ん、また明日ねぇ」
 
冬美が振り返って叫びました。
 
「…また明日」
 
僕は小声で手を振りました。

 
これで僕の体験談はひとまず終わりです。
これから後日談(前日談がかなり含まれている)をぼちぼち書くことにします。
 
 
冬美からはこの後、正式に告白を受けました。
僕は勿論承諾しました。
そして色々話している内に、冬美は様々な事を打ち明けてくれました。

真希ちゃんとは新歓コンパで既に意気投合していたこと。
というのも趣味(冬美には少女らしい趣味があったのです…!)と理想の恋愛、男性観などが結構符合していたらしいのです。
そして僕やその他男子を肴に、私ならあの馬鹿をこういう男にする、あんな男にするというのでその他女子を加えてかなり盛り上がったみたいなのです。
 
僕を好いたのに気づき、真っ先に真希ちゃんに相談しに行ったこと。
真希ちゃんも恋愛には疎く、どう成就させればいいのかわからず、先輩から話を聴いたり、普段は観ないラブコメやロマンス映画、男の人が好きそうなエロ漫画やアダルトビデオなどで、とにかく二人で協力して、学業の片手間ながらも研究を続けていたこと、まあ、冬美は学業そっちのけでのめりこんでいたらしいのですが。
 
太田が僕をつれて旅行に行くということを小耳にはさんだとき、これはチャンスとばかりに真希ちゃんの方から参加を申し込んだこと。
太田はかなりたじろいだそうです。
(俺が引っ掛けたって…嘘つきやがって…)僕の前では格好つけてばかりいる太田らしいと思いました。
真希ちゃんが手伝う云々というのは嘘で、真希ちゃんは太田の事情を知り、冬美の決意を汲んで、参加を辞退したとのこと。
それを告げられたとき、真希ちゃんは「男が喜ぶことをしろ」というアドバイスをくれたそうです。
冬美はただ単純にその助言をエロへと直結させてしまったのですが。

真希ちゃんは太田の許には行かず、自分の課題を済ませながら、度々ケータイメールで励ましとアドバイスを送り続けていた。
仲間思いの真希ちゃんらしいと思いました。
冬美は字義通りに受け取りすぎていたけれど。
(ちなみに太田は謎の怪力を発揮して一日でレポートを書き上げ、翌日には深酒ならぬ深コーラ(太田はアルコールパッチテストで下戸が判明、しかも未成年)で酩酊、後にギリギリ及第点でパスしていました。太田らしいと思いました)
 
恋が成就したことを報告すると真希ちゃんは泣いて喜び、抱き合いながら祝福してくれた事。
しかし、プロセスを話すと「順番おかしい、展開早い」と呆れられてしまった事。
その他色々な事を話してくれました。
 
順調に交際は続いています(自分でも本当に順序がおかしいと度々思う)。
最早尻に敷かれている感はありますし、セックスにしても冬美はかなり鈍感になっています(一生分の性欲を使い果たした、まだハタチなのに本当におばさんになってしまった、と冬美は嘆いています。手では喜んで時々してくれますが)。
元々それほど興味が無かったのでしょう、まあその方が、完全に恋愛に没頭せずに交際できていいのですが。
ただ、冬美は結婚を最終目標にしているらしいです。
たまに、冬美は「恋人としてではなく、苦痛を分かち合う道連れとして私と付き合って欲しい」と言います。
僕はそのような姿勢に非常に賛成ですし、むしろこのような姿勢だからこそ結婚を前提にした交際が続いているのかもしれません(といってもそれが後何十年…!!続くのか)。
もうすぐ一周年を迎えるところです。
記念日にはどこで過ごそうかと今は考えていますが、小樽では、ちょっと一年前のあれが激しすぎて、どうも気が萎える節があるので、札幌で過ごすことになりそうです。

おしまい。 

(初回版にも書きましたが、このお話は一応事実を元にしたフィクションであり、実在する人物、団体等とは全く関係がございません。念のため)

童貞が処女と旅行した話

 文中に登場する人物の名前は仮名です。

 僕が北海道にある某大学の二回生だった頃の話です。
僕はそれなりに大学生活をエンジョイしていました。学究の方は良くいえばまあまあでした(悪く言うと…)が、映像制作サークルが楽しかったのです。
 先輩方からも僕のつくった作品を褒めてもらえるようになったので、勢いがありました。同学年のサークル仲間とも、理想的な連携を意図通りに取れつつあったのでやりがいもありました。
 そんな感じで活動に励んでいた7月頃のことです。友人である太田から土日の2日を利用して、プチ合宿も兼ね小樽へ旅行に行こうじゃないかという誘いがありました。  
 「女も二人誘ったからさぁ、そろそろパーッと俺達も弾けようよ」
 「いいね」
 その頃の僕は女の子に興味津々でした。そのせいかキャンパス内の女の子は皆華やかに見えたものです。それにも関わらず僕は奥手だったのでなかなか話しかけることができませんでした。会話を交わすことは出来たのですが声を掛けるのは大抵女の子の方からで、内容も極めて事務的だったので、恋仲に発展することは当然ありませんでした。
 太田もそんな臆病男だったのですが、容姿はいい男風だったので自分から話しかけることはできたようです。そんな太田が勇気を振り絞ってサークルの女の子達を誘ってみたら、二人引っ掛ける事が出来たとの事でした。
 「で誰来るの」
 「ええとねぇ。驚くんじゃねえぞ、真希ちゃんが来てくれるんだよぉ。あと冬美も」
 僕はびっくりしてしまいました。まるっきり好対照な二人だったのですから。
 真希ちゃんはとっても可愛い女の子でした。童顔ですが物腰や喋り方や話す内容が知性を醸し出していて、そのギャップが男達を魅了していました。学業においても優秀であるらしく、勿論僕らにとっては高嶺の花みたいな存在でした。
 冬美は、僕は他の友人達と制作チームを組んでいたのですが、そのチームのメンバーの一人でした。サバサバした男らしい女でした。顔は良さそうに見えるのですがやや粗暴な態度が目立ち、可愛い女の子としては見られていませんでした。でもいい奴で、僕は女というよりは戦友(?)みたいな同胞意識を持っていました。
 そんな二人が来るというのですから僕は何となく腑に落ちないなぁと感じました。真希ちゃんと冬美って友達だったのか?そうには見えないけどなぁ…だからってあんまり知らない人同士で旅行するってのもなんだか…
 「いや実はね、真希ちゃんと冬美はさ、ああみえてダチなんだよ。多分。俺勇気出して真希ちゃん誘ったらさぁOK貰っちゃったんだよぉ。まあ、その真希ちゃんがさぁ、冬美誘ったんだけどね…、楽しい奴だからいいんだけど、むしろ冬美いた方がもっと楽しいんだけどさぁ、俺は真希ちゃんだけの方が嬉しかったなぁぁぁぁ、ぉぃぉぃぉぃ……」
 と聞かされて僕は更にびっくりしてしまったのでした。
 
 旅行当日の朝に、提出するレポートを書くのを忘れて、今からカンヅメで仕上げないと単位どころか進級も怪しくなるという事を、太田は僕に告げたのでした。
 「御免よ、すっかり忘れてたんだわ」
 「よくそんなに呑気で計画を建てられるもんだな、もっと慎重になれよ」
 「まあまあ、そんなこんなで俺行けないからさ、お前ひとりで真希と冬美を宥めてくれたまえよ。二人には俺が行けないこと言ってあるから。じゃね」
 講義練の前で落ち合おうと告げておきながら出会った頭にこういうことを言う太田に呆然と驚愕と不安と焦燥と憤怒と、まあいろんな感情を抱えつつ、僕はキャンパスを後にして、最寄りの駅に向かいました(大学はその駅から4分ぐらいの距離にありました)。
 駅の北入口付近で冬美が待っていました。冬美は肩からスポーツバッグを下げていました。
 「柳原、おはよう」
 「あ、はせがわく?ん!おはよ?」
 挨拶を交わしたのはいいのですが、内心下宿に帰りたくてたまりませんでした。
 冬美は、疑わしいとはいえ、女です。ただでさえ僕は女の子と接するのが苦手なのに、それに加え真希ちゃんも来るとなると、最早拷問でしかありません。
 「今日……楽しみ…だね…」
 「うん」
 冬美が笑顔で返してきました。それを見て僕はびくっとしました。
 可愛い……。
 「どうしたの?長谷川君。私の顔見つめて…」
 「え」
 「寝ぼけてるんじゃないの。シャッキリしてよ。あと真希来ないんだって」
 「え?ああ……」
 いつもの冬美がいました。顔に微笑みを浮かべていましたが、キッパリとした物言いはいつも通りでした。
 「真希ね、太田君を手伝いたいって言い出してね。真希と太田君って学部一緒で講義も同じのとってるでしょ。なにか力になれればだってさ」
 「そうなんだ」
 肩の荷が軽くなった気がして、心の内で太田に少しだけ感謝をしました。真希ちゃんには本当失礼なのですが…。
 「じゃあ、今日は旅行やめようか……」
 「えー?嫌だよ、そんなの」
 僕は覚悟を決めました。
 「じゃあ……二人だけで行く?」
 「行こうよ!他の二人の分も楽しみましょうよ」
 「ようし……行くかぁ!」
 「その意気だ!男はそうでないと」
 冬美が僕の肩をがしがし叩きながら笑いました。

 僕らはプラットフォームで列車が来るのを待っていました。
 僕は未だにあの笑顔を見たショックが残っていました。なんと冬美は本当に女の子だったのです。それもとびっきり可愛い。あれほど幼さを残しつつ妖艶で愛くるしい笑顔なんて、男だったら出来る訳がありません。もしかしたらあのサバサバした性格は、自分自身の容姿への無知から来るものなのか?だとしたらあまりにも勿体無いよな……ルックスだけだったら真希ちゃんよりロリかもしれんぞこれは……ほぼすっぴんであれか……肉付きいいなぁえろい身体……冬美はちょっと太め…背は小さい…うぐ、服も女っぽいじゃないか……白のTシャツに緑のキャミソールを重ね着して、下はスリムジーンズかよ……普段は男モノのパーカーを着ているのも稀じゃねえのによ……オゲェ、胸でけぇ!Dはあるぞ……。
 「ジロジロ見てんじゃないよ」
 「あっ」
 「私は別にいいけど、真希とかにそういう眼向けてたら、気持ち悪がられるよ」
 冬美が呆れ気味に微笑みを返していました。それで僕は我に帰ったのですが、冬美の髪が栗色のショートボブに変わっているのに気づき、僕は更に混乱してしまうのでした。まさに僕好みの髪型だったのです…。
 「髪…切ったんだ…」
 「あ、気づいてくれてたんだぁ、うれしい?。長谷川君ってそうゆうの無頓着かと思ってたんだけど、ちゃんと気づいてくれてるんだ」
 「え、や、さっきまで気づかなかったんだけどね……」
 「なんだ、ガッカリ」
 なんだか恋人の会話みたいになってきました。僕は冬美とは今回できるだけ距離を置いていこうと心に決めていたので、あまり喋らないようにしました。

 列車が来て、僕らはそれに乗り込みました。早朝だったので乗客もまばらで、僕らの乗った両には僕ら以外いませんでした。僕と冬美は向かい合って座りました。
列車が発車すると僕らは沈黙しがちになってしまいました。
 「……つまんない」
 「え、なにがぁ」
 「なにがぁ、ってあんたねぇ、こんなにつまんない男だとは思わなかった」
 「え、なによそれ」
 「なによ、って自分で気づきなさいよ。私と全然話さないでさ」
 「ええ?」
 「楽しい旅行よ?楽しくない」
 「ああ」
 「もてなしてよ。私を、ええと、恋人であるかのようにさ」
 「まさかぁ。ヘッヘッ」
 「馬鹿野郎。死ね」
 冬美が本を読み始めました。
 「初心者でもわかるけいざいがく入門……?お前経済学部生じゃねえのかよ」
 「……だってわかんないんだもん」
 「うわぁ。お前馬鹿か」
 「うるせえ。教養が楽だったのがまずかったんだよ」
 「バ?カ」
 「私に教えてみろよ」
 「残念。わたくしは文学部生です」
 「……」
 「お?泣くのか?ヘッヘッ」
 そのうち僕も本を読み始めました。
 「何読んでるんだよ」
 「ハルキ・ムラカミだよ。日本文学を学ぶ者にとっては基礎教養だね。基礎の基礎よ」
 「村上春樹ってセックスの描写上手いよね。情緒的な興奮がある」
 「え……ま、まあ……」
 僕はこんな身もふたもないことを言う冬美に少々戸惑いを感じました。冬美は普段はセックスの話はしないのですが……。
 「長谷川君ってエロゲとかするの」
 「え?なんだよいきなり」
 「いや、気になっちゃって」
 「しないよ」
 「ふ?ん……じゃあオナペット何?私?」
 「……????!!」
 僕は絶句してしまいました。
 「顔真っ青だよ」
 「…やめろよ。そんな話」
 「わぁ、怖気ついた。私をウブの女だと思って。脳内痴女をなめるんじゃないよぉ」
 僕らはそのうち、えっちな話題にしか興味が無いことに気づきました。十代の終わりの年頃でしたから、もう煮詰まってこういうことにしか頭が無かったのです。
 「冬美って処女喪失したの」
 「まだ」
 「えっちしてないんだ。艶っぽいのに」
 「え」
 冬美が目を丸くさせていました。
 「私が艶っぽい?そう見えるかなぁ」
 「うん。見える見える。男の割には」
 「…長谷川君はどうなのさ、したことあるの」
 「俺?俺も…まだ」
 「私の事想像しながらオナニーしてるんでしょ?」
 「やめろよ……してねえよ……」
 「うふふ……」
 「つまり、俺ら二人には恋人はいないと」
 「なんでそういう話になるのよ」
 「飛躍してたか」
 「論理的には破綻してるけど…結論はあってる」
 「へッ、素直に彼氏いないって認めればいいのによ」
 「…むう」
 「あ?あ、セックスしてえ」
 「……私としてみる?」
 「冗談だよ……」
 ゲスな話題だと妙に気が合ってしまいました。僕も結局は結構喋っていました。冬美も息を合わせてくれて、移動中はそれなりに盛り上がりました。

 小樽駅に到着すると、僕らは歩いて小樽運河沿いの某ホテルへと向かいました。そのホテルは温泉宿風で、僕はその和風チックな雰囲気をすぐに気に入りました。冬美も気に入っていたようでした。僕らはチェックインをして客室に行き荷物を降ろしました。
 「くたびれた?。汗かいちゃったなぁ……わ、腋汗すごい」
 「……」
 「私先にシャワー浴びたいなぁ、いい?着替えもしたいし。それから観光にいきましょうよ」
 「え?ああ……どうぞ」
 冬美が支度をしている間、僕は車内での冬美との会話を、頭の中で何度も反芻させていました。どうやら僕は、普段では絶対に聞けない、冬美のいままでの放埓(言ってしまえば、すけべ)な言動に、呆れと同時に愛おしさをも感じ始めたようなのです。こいつは困った……とその時は思いました。
 「俺、冬美のこと、好きになりかけてるかもしんねえや……頭が変になっちったか」
 と独り言をつぶやいてしまうほど、僕は困惑していました。そしてペニスが半ば勃起しているのに気づき、苦笑してしまいました。
これからどう過ごせばいいんだよ……。
 「はせがわくぅーん」
 浴室から声がしました。
 「はい、なんですか」
 「私着替え忘れちゃった?。でも取ってくるの面倒くさいからさぁ、悪いけどお願い?」
 「ええ?荷物漁っていいのかよ」
 「いいよ。でも上着だけね。下着はいいから。長谷川君の好みで選んでいいよ、っていってもあと1?2着しかないんだけどさ」
 僕は適当に選んでから浴室に向かいました。
 「柳原さん。持ってきましたよ」
 冬美が浴室のドアを開けました。冬美は身体にバスタオルを巻いていました。
 「ありがと?」
 僕はそのとき、冬美の胸のふくらみを確認することが出来ました。
お椀型で、ぷにゅうと柔らかそう、乳首がツンと斜め上を向いていて……って、げぇ、乳首勃起してやがる!
 「冬美お前…」
 「あ、私のカラダ見てんの?やらし?。長谷川君変態?」
 僕は堪らなくなり、冬美に着替えを渡すと逃げるように畳居間へ戻りました。あああ、どうしよう、もう駄目だ……我慢できるのか俺は?

 快晴に恵まれ(むしろ眩しすぎるぐらい)、市内観光は非常に楽しいものでした。
運河沿いの小樽倉庫群を見ては「私ああいうドッシリした感じダイスキ?」と冬美ははしゃぎ回り、ロマンチック街道を歩きまわっては「ああん、ろまんちっくぅ?」とうっとりした表情を見せていました。いずれもサークル内でみせる雑な態度とはかけ離れています。
 「カップル多いな…」
 「きゃ、私たちもそう見られてるかなぁ(と言いつつ手をつなごうとする)」
 「(冬美の手を払いつつ)…嫌だなぁ、でも見られてるだろうなぁ」
 「いいじゃん?何でよ?こんな可愛い女を側に連れてさ、男たち悔しがるぞぉ?」
 「自分で言うなよ…ジョークだとしても…お前は性格がブスだ」
 「何よそれ!サイテェェェ!」
 冬美が僕の頬をぴしゃりと叩きました。
 「イテえ!だから言わんこったねえ!マジにうけとるんじゃねえよ!」
 「性格も美少女だってこと証明してやる」
 「…やれやれ」
 数分後に冬美はソフトクリームをひとつ持っていました。
 「食べろ」
 「は?」
 「食べろや」
 「柳原の分は?」
 「無えよ」
 「なにぃ?」
 「私あなたの為だけに買ってあげたんです。私いらないもん」
 「…不器用だなぁ、最初からそう言えよ」
 「…お腹減っちゃった」
 「どっちなんだよ!」
 「でも私いらないもん」
 「わかったよ。後でもう一本俺が買ってやるからさ、まずは食べさせてくれ」
 冬美はぶっきらぼうにソフトクリームを僕の口元に突き出しました。
 「…」
 「…なめろってのか?」
 「…口移しする?」
 「わかったよ…」
 僕がなめようとすると、冬美はソフトクリ?ムを、僕の顔に押し付けるようにしてひしゃげました。
 「きゃあ!ごめん!力みすぎたらこうなった」
 「…」
 「わざとじゃないのよ!ホントよこれ!ねえ…信じてよお…」
 「わかった、信じるよ」
 僕は顔を拭き、ソフトクリームを買うと、冬美に手渡しました。

 観光を終えホテルに戻ると、時刻は午後六時をまわっていました。
 「小樽いいところだったな、札幌にしか居なかったから判んなかったけど」
 「楽しかったね。でも服好きなの無かったなぁ、残念」
 「ファッションとかこだわりあるんだ」
 「そりゃあ、女の子だもん」
 部屋に入ると浴衣が二着用意されているのを発見しました。コンドームが添えられていたのには笑いました。
着替え終えた頃に食事が運ばれてきました。据え膳だったので、向かい合って食べることにしました。冬美に見られながら食べるのが物凄く恥ずかしく感じられ、僕はしばらく黙りこくって白飯を口にほうりこんでいました。
 「ねえ」
 冬美が僕に尋ねました。
 「うん?」
 「キスしたことある?」
白飯を噴き出してしまいました。
 「なんだよいきなり」
 「…あるぅ?」
甘ったるい声で尋ねてきました。
 「ないよ…」
冬美はニンマリ笑顔をつくり、
 「私はね…あるよ」
 「はあ」
 「高校時代に一回。ちゅぱ、って。あっという間だったけど」
 「…」
 「男の人の唇って意外と軟らかいのよね。それでしっとりしてるの」
 「…」
 しばらく沈黙が続きました。
 「キスしたいって思ったことある?」
 沈黙を破ったのは冬美でした。
 「…何度も」
 「したくない?」
 「…したい」
 「じゃあ、しましょう」
 僕は言葉を失いました。適当に言葉を返していたら意外な展開になっていたのですから。
 「どういうことだよ」
 「私があなたにキスしてあげるってこと」
 「なんでそんなこと思いつくんだよ」
 「それぐらいのことしないと良い思い出が出来ないんじゃない?あなたにとっての」
 「もう十分出来てるよ」
 これは本音でした。
 「じゃあ、私がもっと素敵な思い出にしてあげる」
 僕は冬美の顔を見つめました。冬美の顔から笑みが消えていました。頬はほんのり紅く、眼は潤んでいました。
 「ねえ…お願い」
 「…わかった、キスしていいよ」
 「ありがとう」
 冬美がにじり寄ってきました。
 僕の心臓はバクバク鳴っていました。
 冬美は据え膳を側に除けると、僕の右頬に唇を寄せ、口づけしました。
 ちゅっ。
 「…うふ」
 僕は変な声を出してしまいました。僕のペニスは痛いほど勃起していました。
 「目を閉じて。それとも私の顔みてる?」
 「え?」
 「んっ……」
 冬美は彼女の唇を僕の唇に重ね合わせました。
 ちゅぷ。
 冬美は、僕の唇の感触を確かめるかのように離しては重ねるのを繰り返しました。接吻をする度に彼女の鼻息がかかりました。僕は目を閉じていました。
 「もういい?」
 しばらく接吻した後、冬美が僕の耳元で囁きました。
 「あ、ああ、ありがとう…」
 僕は冬美の顔を間近で見つめました。冬美も僕を見つめていました。汗にまみれ、頬は紅潮し、呼吸は小刻みになり、いまにも泣きそうな表情でした。
 「…ごめんなさい。やっぱり変だよね、いきなりキスって」
 「いや、とっても良かったよ…」
 冬美は僕から目をそらし、浴衣の乱れを直しました。
 「…汗かいちゃった。お風呂入ってくるね」
 冬美は急ぐように部屋を出ていきました。
 「おい、タオルは」
 冬美は戻ろうとしません。僕は冬美が帰ってくるまで部屋で待つことにしました。

 冬美がなんであんな大胆なことをしたのか、僕はそのときには理解できませんでした。ですが、僕の方に気持ちの変化が起こっているのは解りました。あの冬美の泣きそうな表情を見てはっきりしたのです。
 冬美が好きになっちゃった…。
 僕は冬美について考えている内に昔の事(一年程前の事ですが)を思い出していきました…サークル新歓コンパで、パッと見で一番可愛かったのって、実は冬美だった気がする。でも素行があれだから、もうその頃からサバサバしたヘンな女って印象があったんだよな。って待てよ、俺が一目惚れしたのって、実は冬美だったような……っていうかそうだよ。俺は冬美に一目惚れしていた。でも俺がその時(まあ今もだが)キモ男だったのとあいつの開口一番の言葉とかいろいろあって、俺の恋はすぐに終わったんだっけ……。ああーっ、俺はそれから忘れようとしたんだけど、どうしても忘れられなくて何回か冬美をオナペットにしてるぞ。でもある時期からすっぱり忘れちまうんだよな……なんでだろう……いや違う、忘れたんじゃない、冬美とチームを組めたから、それで満足したんだ。俺は冬美を彼女にするという希望よりも、冬美とチームメイトになれた現実に満足したんだ……。そうしたら昔のモヤモヤを取り払うことができたんだ。
 でも、尚更謎は深まるばかりだ。どうして冬美は俺にキスしたんだ?なんでなんだ。俺のことが好きだから?まさか。じゃあ、もしそうだとしたら、なぜ俺のことが好きなんだ?

 午後8時頃近く、部屋に布団が二つ敷かれた後、冬美が戻ってきました。
 「ただいま」
 「おかえり、風呂気持ちよかった?」
 「外でブラブラしてた」
 冬美を座卓の側に座らせて、出来るだけ話をするように努めました。ですが今度は冬美がダンマリしてしまい、話をひろげることが出来ませんでした。TVを観たり、次の制作計画を打ち明けたりして時間を潰そうとし、なんとか午後9時まで過ごすことができました。
 「しょうがないや、もう寝る?」
 「うん」
 僕は布団に仰向けに寝ころがり、うーんと背伸びをしました。
 「柳原もねころがれよ」
 「ありがとう」
 「えひぅ、気持ちいいぞ、なあ?」
 「……」
 ようやく冬美も僕の側を向くようにして、横になりました。
 僕が横目で一瞥すると、白くてむっちりした胸の谷間がみえました。視線を大腿部に向けると、浴衣の下は乱れていなかったので肌を拝むことは出来ませんでした。
 「もう電気消す?」
 「うん」
 「おやすみ」
 「おやすみなさい」
 電灯のコードを引き、灯りを消しました。僕は息を殺して冬美の様子を伺うことにしました。僕は寝返りをうつ振りをして冬美に背を向け、怪しまれないようにしました。冬美も息を潜めているのか、なかなか寝息をあげません。そうした状態が続いて15分ぐらいたったでしょうか、かすかに嗚咽が聞こえはじめました。冬美が泣きはじめたのでしょう。僕は聞き耳をたてました。
 「ぐす」
 最初は洟をすするだけでしたが、だんだんと激しくなっていきました。
 「……ごめんね……長谷川君……」
 冬美がかすれた声でつぶやき始めました。どうやら僕が寝ているものだと思って、僕の気づかないうちに想いを打ち明けようとしているらしいのです。
 「…普通に告白とかにすればよかったのに……私、あなたの気持ち考えないでキスしちゃった……ぐす……私ってとっても馬鹿だよね……長谷川君、絶対軽蔑してるよね私のこと……ぐす……えっちなことすれば男の人は喜ぶと思ったのに、長谷川君は引いちゃった……長谷川君ってもう大人だったんだね……とっても良いって言ってくれてありがとう……ぐす……でも私……実はキスすらしたことなかったんだ……ひっく……でも長谷川君……私のこと気遣ってくれてる……私はそんな優しい長谷川君がとっても大好きなのに……ひっく……もう会わせる顔が無いよ……ひっく……」
 そして冬美はさめざめと泣いた後、鎮まるように眠りはじめました。

 僕は頃合いを見計らい、ガバと起きて灯りをつけました。
 冬美も起き上がり、眠たそうに眼をこすりました。平静を装っているようでしたが、眼がとても赤く腫れていましたから、大泣きしていたのはバレバレです。
 「……どうしたの?長谷川君」
 「……冬美」
 僕の声はブルブル震えていました。冬美は勘ぐっている表情をしています。
 「長谷川君……?」
 「……ふゆみぃ」
 「え……?」
 僕は冬美に近づくなり、ギュッと抱きしめました。
 「ぐふ」
 「……どうしたの?いきなり」
 ヤベェ、この後何をするべきか、全然考えてなかった……!
 「うう」
 「……苦しいよ」
 僕は勇気を振り絞ろうと思いました。僕は冬美の耳元に口を寄せました。
 「うう……冬美ぃ」
 「……え?なに?」
 「僕は」
 「え?僕は?なんなの?」
 「僕は……す……」
 「え?」
 「す……」
 「なんなの?」
 「……僕はすけべだよ」
 何言ってるんだよ俺はよ!これだから俺はキモ男なんだよ!
 「……長谷川君。ちょっときつい」
 「ああ。ごめん」
 僕は冬美の肩に手を置いて、冬美を見つめました。
 「何考えてるのよ」
 「……これでイーブンだろ?」
 「え?」
 「君はえっちで、僕はすけべだ」
 「……どういうこと?」
 「えっちなことされて、喜ばない男はいないよ」
 「……もしかして、聞いてた?」
 僕はまた返答に詰まりましたが、ここはすぐに答えるべきだと感じ、わずかの間をおいてから首を縦に振りました。
 「……最悪」
 「俺、冬美にキスされて……ボッキしたよ」
 僕もまた最悪でした。
 「……ぐす」
 冬美が泣きだしました。僕は焦りました。どうすればいい……!
 「泣くなよ」
 「……ねえ、長谷川君」
 「うお?」
 「私のこと…ぐす……馬鹿な奴って思わなかったの?」
 「え、や、あーっ……とても可愛いなぁ、って思ったよ」
 「……ホントに?」
 「うん」
 「……」
 「それに、まあ、俺の事想ってくれてたんだなぁ?って、嬉しくなったよ」
 「……ひっく」
 「ありがとうな、俺、女に縁無いって思ってたけど、お前のおかげで希望が持てたよ」
 「…長谷川君」
 「うお?」
 「こっちこそありがとう」
 「え?」
 「私の事、慰めてくれてるんだよね……」
 お?この状況は……重要な決断を迫られているのでは?
 「いやいや、お礼言いたいのはこっちの方だよ」
 「え?」
 「俺はお前が好きだって事を、お前は俺に教えてくれたじゃないか」
 この先、一生言わないであろう失笑フレーズを、僕はサラリと言ってしまったのです。
 ですが、冬美はその言葉を聞き、感に堪えていたようでした。大粒の涙がボロボロ溢れ出ていました。
 「はせがわくぅ?ん」
 冬美はワンワン泣きながら僕の胸に抱きついてきました。物凄い勢いだったので僕はもう少しで受け止めきれないところでした。そして、みぞおち辺りにむにゅうとした感覚を受けました……嗚呼、冬美のおっぱいが……俺の身体に……!ふ、触れている……っ!
 冬美は僕の胸に顔をうずめながら泣いています。僕の浴衣は涙でぐしょぐしょでした。
 しばらくそのままにしているにつれ、股間からとんでもない痛痒感を感じました。ペニスが怒張していたのです。
 「さっきからなんかお腹にあたってるんだけど」
 落ち着いてきたらしい冬美が怪訝そうに尋ねました。
 「……ボッキしてるみたい」
 「きゃっ……やっぱり?」
 「うん……どうしよう、射精しないとおさまりそうにないよ」
 「…ゴムあったっけ?」
 「ある。女将さんが用意してくれた」
 「…してみる?」
 「え、なにをぉう?(筆者註…この時はニヤニヤが止まりませんでした)」
 「…えっち」
 「え?俺セから始まる単語しか知らないなぁ、へッヘッ」
 「…セックスしよ」
 その言葉を聞くだけで僕は射精しかけました。

 僕らはまずキスをしました。
 「冬美の唇って軟らかくて、しっとりしてる」
 「……そうかな、汗でべたついてるけど」
 「冬美の汗はおいしそうだよ、舐めとりたい」
 「あなた汗フェチ?」
 冬美はクスクス笑いました。本当は本心で言ったのでは無いのですが、勢いに任せてしまいました。
 ちゅっちゅと接吻をしていると、冬美も温まってきたようで、頬がほってりとして、眼がとろんとしていました。
 「……冬美」
 「長谷川君…うふふ」
 ちゅぷ。ちゅっ。ちゅう。
 「ふゆみ……」
 「首筋舐めてよ、汗もついてるよ」
 「え、そう……」
 仕方ないので、舌を冬美の首筋にはわせつつ、付着している汗を舐めとりました。
 「あ……」
 「感じてるの?」
 「うん」
 「……次はどこ舐めてほしい?」
 「腋……かな」
 「うん」
 「こそばゆいところって、感じやすいと思うの」
 「ああ…」
 「それに私、腋汗すごいんだ。長谷川君なら喜んで泣いちゃうんじゃない?」
 「ええ?…へへへ。そうかなぁ……ははは」
 「ちょっと待ってね。私下着つけてないんだよ」
 冬美が浴衣の上をはだけました。おっぱいがぷるんとゆれました。茶色の乳首がピンと勃起していました。僕は失神しそうになりました。
 「…ぐう」
 「長谷川君、私のおっぱいどう?」
 「すごいよ」
 「えへへ。まだおあずけ?」
 冬美は仰向けになり腕をあげ、腋窩を見せました。
 「どうぞ」
 「じゃあ、いただきます……」
 僕は冬美の上にまたがり、腋に顔を近づけました。
 さすがに冬美の腋といえども、腋毛の剃り残しはありましたし、刺激臭も感じ取れました。ですが思わず仰け反るほどではないので、ここは我慢して、舌で腋窩をなぞりました。
 「あん…」
 「…うぷ」
 ちゅる。ちゅる。
 「長谷川君って上手」
 「そうかな?」
 「優しいんだけど、やわじゃなくて…変態って感じがするの」
 「ああ、ははは。ありがとう。冬美も変態だよ」
 しばらくは腋やみぞおち、臍の辺りに口づけしたり、舐めたりして冬美を温め続けました。
 「…長谷川君」
 「うん?」
 「おっぱい、そろそろいじりたいでしょ?」
 「うん」
 「どうぞ。好きなだけいじってください」
 僕は冬美のおっぱいを目の前にして、思考を停止していました。ああ…
 「冬美…」
 「やだ。長谷川君、泣いてるの?涙でてるよ。おっぱいに垂らしちゃってるし」
 「わ、ホントだごめん、うぉ、洟も出てきた。やべぇ止まんねえ……ぐす」
 冬美は起き上がって、ティッシュで僕の洟を拭きとってくれました。
 「すっかり鼻声だね」
 「感激しすぎちゃった」
 「うふふ…可愛い」
 「…冬美に言われるなんてな」
 「少し休む?」
 お茶を飲んだり、深夜放送を観たり、雑談をしたりしながら気持ちを落ちつけようとしました。冬美は上半身裸のままです。
 「恥ずかしくないの?」
 「私、あなたに腋なめさせたのよ?おっぱい見せるぐらい、恥ずかしいわけないじゃない……でもちょっと恥ずかしいかも」
 という若干飛躍した告白に、僕の気持ちは動揺し、鎮静にさらなる時間を要しました。
 「どうしよう、初体験失敗するんじゃないか」
 「それは私も同じ。大丈夫よ、二人で協力して、やりとげましょう」
 「ええ?」
 「日頃から私とパートナー組んでるでしょ」
 「ああ…そうだったかな?」
 「私、あなたを導いてあげたいの」
 「どこに」
 「あ、あの…気持ちいい射精に」
 「はあ」
 「あ、そうだ。ひとまず私の手で射精させてあげようかな」
 「え、手コキ」
 「うん。私してあげるよ。一度精液出しちゃえば少し落ち着くんじゃない?」
 冬美は僕の股間に手をあてがいました。そして揉む動作をし始めたのです。
 まあ、一度出してしまった方が確かにいいかもしれないな……。
 「してよ」
 「じゃあ、おちんちん出して」
 僕は浴衣の下をはだけて、トランクスを下ろしました。勃起したペニスは天頂を突いていました。
 「…どうかな」
 「大きい」
 「これで普通のサイズなんだよ」
 「ふうん……皮かむってる」
 冬美は包皮を剥いて、亀頭を露出させました。
 「あん…」
 「長谷川君もいやらしい声だすんだ」
 恥垢がうっすら付着しているのを発見しました。
 「あ、洗ったのに、もう付いてる」
 「舐めとってあげる」
 冬美は亀頭冠に舌を沿わせ、恥垢を舐めとりました。
 「あ…気持ちいい…けど気持ち悪い」
 「やっぱり口でするのもいいかな」
 「…うん」
 「おっぱいでもやってみる?」
 「…できれば」
 「わかった」
 冬美は、右手で陰茎をしごきつつ亀頭を含み、左手で陰嚢を揉みました。とっても優しい感じで、冬美もこんなことができるんだと、ちょっぴり感激しました。その後、冬美はいったん口を休め、おっぱいに陰茎をはさんでしごきはじめました。
 「くう…」
 「う?ん、私のDじゃちょっときつかったか」
 「ごめん、もうイクかもしれない」
 「あ、射精するときは教えてね。私、長谷川君が射精するの見てみたいの」
 「ええ?恥ずかしい」
 「うふふ……」
 ぬちゅ。ぬちゅ。ぬちゅ。
 「冬美ぃ、頭がおかしくなりそうだ?」
 「カウパー氏腺液……ええと、我慢汁っていうの?いっぱいでてる」
 「やべ、もうイク。イク。でるぅ」
 「わあ、どきどきするなぁ。ピッピッって出るの?ピューッって出るの?」
 「…場合によるよ……」
 「精液が尿道を遡上するのってどんな感覚なの?」
 「…言葉に出来ないほど…気持ちいい……慣れるとそうでもない」
 「ええ?それじゃよくわかんない」
 「女にはわからないさ、あの快感は」
 「潮吹くときのオルガスムスとどっちが気持ちいいのかなぁ」
 「……ひゅえいお?」
 「あはは。長谷川君、ろれつまわってないよぉ」
 「(冬美の異常性に気づく)…俺を搾り取らないでぇぇぇ」
 「一滴残らず搾り取ってやろぉ。でも残念だなぁ、私のおまんこにぶちこめないまま終わっちゃうなんてねぇ」
 「……ひょほほほ……」
 「じゃあ大人しくしなさい」
 射精を予感しました。
 「…あひん」
 「…」
 冬美は黙ってペニスを左手でしごき続けます。頬をマッカに、眉間に皺を寄せ、口をとがらせて、時おり手を休ませ額を拭いながら……。
ついに、亀頭の鬱血が限界に達しました。
 「冬美!俺出すよ!」
 「…きゃっ!」
 僕は精液を放射しました。
 
 僕は虚脱感を感じると同時に、恥ずかしくてたまりませんでした。両手で顔を覆いました。
 「ううう…」
 「…ドピュピューッ、って出た…」
 僕は冬美を見ました。なんと冬美は、顔面で精液を受け止めてしまっていたのです。
 「ご…ごめん!」
 「…ちょっとショック」
 「ごめんよ!」
 「いや、顔射されたのがショックじゃないのよ。射精した後のあなた、とっても気持ち良さそうだった…」
 「…ひ?」
 「でも、あなたの目、とっても切なそうだった」
 「ああ」
 「男の人って、射精した後、切なくなるの?」
 「ん、まあ、切なくなるより、空しくなる…」
 「どうして」
 「溜まったものを吐き出すと、からっぽになるんだよ」
 「胸が満たされたりしないの?」
 「うん。女の子とは違ってね…男はオナニーの方が楽しいんだよ。自分自身のために吐き出すんだから。満たされるんじゃなくて、スッキリするんだ。でもセックスだとね、相手のために吐き出さないといけないだろ?だから満足感の代わりに疲労がたまるんだよ。…多分」
 「…そうなんだ」
 冬美は側にあったティッシュを取ると、顔についた精液を拭い取りました。
 「…落ち込むなよ」
 「ありがと。精液なめたかったんだけどな…なめられないや」 
 冬美は浴衣の上を着直し、お茶を飲み始めました。僕もペニスを拭いてからトランクスを履き、座卓の上においてあったけいざいがく入門を流し読みしました。
 「…簡単じゃないの、これ」
 「大学になると具合が違ってくるんです」
 「夜警国家とかケインズとか、受験でもやったな」
 「受験のときはさっぱりだったわ」
 「受験のときも、だろ」
 「…むう」
 「…へえ、楽しそうじゃん、俺もなんか参考書でも読んでみようかな」
 「長谷川君って頭いいのね」
 「そりゃあ、かつては東京目指してたからね」
 「うわ、諦めたんだ。学力足りなくて」
 「……ぎい」
 「長谷川君も頭悪いじゃん。でも私単願で一発だからね。ハセガワ君よりは頭いいかも?」
 「俺だって現役だよ」
 「でも第二か第三志望校合格でしょ。や?い、落ちこぼれ」
 「…え?い、大学生は学歴じゃねえ。どんな4年間を過ごしたかなんだよ!東大、京大、一橋、早稲田、慶応?あと今小樽にいるから樽商(小樽には国立の商科大学があるのです)って数多あるがよお、そんなの関係ねえや!むしろそんなの気にする奴はどんなエリートでもクズだ、クズ」
 「へ、負け犬の遠吠えだあ、やーいクズ」
 こんな感じで雑談をしていると、僕はまた催してしまいました。
 「冬美」
 「なあに?」
 「またしたくなった」
 「え、ホント?」
 「でも、まだボッキしてないよ」
 「…じゃあ今度はゆっくり楽しみましょ。さっきは初めてだったから、急いじゃったのかもね」
 「あと、冬美」
 「うん?」
 「前戯で汗を舐めさせるのはやめてくれ」
 「…え?」
 「俺、汗フェチじゃないから」
 「……!!」
 冬美の顔が紅潮しました。
 「…そうなんだよ」
 「……じゃあ、私の腋汗舐めてくれたのって、あれ…」
 「うん、嫌々」
 「きゃああああ!私どうしよう!恥ずかしいいい!」
 「いや、でも甘くておいしかったよ(筆者註…しょっぱかったです)」
 「ファーストキスよりもひどいことしちゃった…」
 「いや、まあ俺のこと思って、身を切ってくれたんだろ?」
 「…ううん、私、腋汗フェチなの」
 「…そうなんだ」
 「長谷川君汗フェチだと思ってたから、腋汗も好きだろうと思って…」
 「…」
 「腋毛剃り残しあった?」
 「何本かね」
 「私ね、実は腋毛フェチでもあるの。もう告白する」
 「ええ?」
 「でも長谷川君、腋毛見たら引いちゃうだろうから、今日に備えて剃ったんだ」
 「ああ?」
 「いつもは生やしたままにしてるの。あと銭湯とか温泉とかで、他の人が生やしているのを見たら、私興奮しちゃうの」
 「男の腋毛は?」
 「気持ち悪いって思う」
 「……わかんねぇなあああ!」
 「ごめん!今も結構汗かいてる!シャワー浴びて汗流してくるね」
 冬美は浴室に飛び込んでいきました。

 冬美が浴室から出ると、僕は立ち上がって冬美の側に行きました。
 「いい匂い。冬美のこともっと好きになっちゃいそう」
 「そんなこと言われると……きゅんってしちゃう」
 「なんだよそれ」
 「うふふ……」
 「もう一度、キスから始めようか」
 「うん」
 僕は冬美の腰に手をあてがい、目をみつめました。
 ちゅ。
 「……」
 「うぐ…」
 じゅる。
 「……」
 「うぷ…」
 唇を離すと、唾液の糸が引いていました。
 「冬美…」
 「さっきから胸が苦しくて…どうしよう、下びしょびしょだよ」
 「もう温まったんだね」
 「…うん、ほてって来ちゃった…シャワー浴びたばっかりなのに」
 「……冬美って汗っかきなんだね」
 「ごめんなさい」
 「俺、汗フェチになりそうだよ、汗だくの冬美…とても可愛い。甘酸っぱい匂い…女の子の香りだぁ」
 「…変態」
 「お前もだろ」
 冬美は一旦口をつむぎ、それから僕の目を見つめ、一呼吸置いてから言いました。
 「長谷川君……私のおまんこ、舐めたい?」
 「うん」
 「…でも汗かいちゃったから、臭うかもしれないけど、いいの?それとも甘酸っぱいかしらね?」
 「それは…」
 「じゃあ、もう一度手入れしてくるね」
 冬美は浴室に戻りました。
 僕は冬美の裸を思い返しました。程よく脂肪がついていて、日本人にしてはグラマラスでした。なんだかぷにぷにしていて暖かそうで、母性すら感じさせる、あのなめらかなバストラインを思い描く度、僕は興奮しました。そんなむっちりしたおっぱいを…ええと、冬美を、俺は抱けるんだ……あの身体を……抱きながら……俺は射精するんだ…中出し……いやゴムがあるから膣内射精は無理だな、彼女のためだ。膣内射精は結婚してから…子供をつくるときに……結婚?結婚するのか?いや待て、早まるな彼女の意思は尊重するべきだろう。冬美がそこまで本気かどうかはわからんからな。仮だとしても冬美は俺の恋人にはなったが、だからといって俺の妻にはなるだろうか……夫婦になれば後ろめたさを感じる事無く性行為に没頭できる……誰にも邪魔されることのない愛の営みを……うふぅ…ここは慎重になるべきだ!そうさ、焦ってしまったらこの一遇千載のチャンスを逃してしまうだろう!だが、裏を返せば、慎重になりさえすれば冬美は完全に俺のものに……ぐふ……
 「ハセガワ君。何笑ってるの」
 「え!や、あーっ、ううお」
 「よからぬこと考えてるんでしょ」
 「それはぁー、ああう」
 「うわー、ズボシじゃない?」
 「あの、どう抱こうかなって…」
 「いやらし?。でもホントはもっといやらしいこと考えてたでしょ」
 「ぎく」
 「うわ、また的中しちゃった。…じゃあ……私と結婚してやりまくりたいって考えてたでしょ!」
 「ぎゃあ!女の勘ってやつかよ!」
 「あはははは!長谷川君ってホント単純だよね?」
 「…勘弁してくれ」
 「長谷川君変態?」
 「俺は真剣だったんだよ」
 「私なら別にいいよ」
 「え?」
 「私、喜んであなたのペットになります」
 「…!」
 「でも今の長谷川君じゃ全然駄目だな?物凄く情けないもの。もっとかっこよくなって、勉強もできるようになって、女の子とセックス抜きのお付き合いが出来るようになって、一人前にお金稼げるようになったら、私、あなたと結婚します」
 「なんだよそれ」
 「長谷川君勿体ないよ。澄ましていればかっこいいのに。喋っていると私のお父さんよりダサいもの。いっとくけど、それ非モテ男子でしか無いよ?…まあそんな長谷川君も大好きなんだけどさ…それは私の好みだから……他の子に対しても気を使いなさいよ」
 「泣きそうだ(俺かっこよかったの…?信じられん)」
 「私が思うに、今あなたには癒しが必要だと思うの」
 「…ん?」
 「手コキ良かった?でも疲れちゃったんでしょ?」
 「まあ…な」
 「私、わかったの。女はセックスに快楽を求めるけど、男は快楽じゃなくて、癒しを求めるんだって。女は本来その手伝いを精一杯するべきなの。…私今まで逆だと思ってた」
 「ああ…そうかな?(それは…風俗じゃないのか)」
 「だから、あなたを癒してあげる」
 「ええ?」
 「いままで溜めてたんでしょ?その思いをぶつけてよ。私受け止めてあげるから」
 「冬美ぃ?」
 「男は癒しを得ると、一皮剥けて、好漢になるのよ。…女だったら痴女になるんだけど」
 「…なるほど……よくわかんない…」
 「さあ、私の胸に飛び込みなさい!そして気が済むまで揉みなさい、舐めなさい」
 僕は冬美を凝視しました。冬美は浴衣の上をはだけたまま僕と向かい合わせに座っています。自分でも言っていることが恥ずかしいらしく、顔は真っ赤で、僕に目を合わせず、俯いていました。
 「…いいのか」
 「…待って、灯り消して」
 「ああ(豆電球のみ点けておく)」
 「まだ明るいよ」
 「俺、冬美の裸もっと見たいもの」
 「…わかった、いいよそれで」
 「…緊張する…」
 「怖気づいてるんじゃないわよ…」
 僕は彼女の乳房を鷲掴みました。乳首が掌に当たりました。揉まずにそのままにしていたら、柔らかかった乳首が固くなってきました。
 「乳首がこりんこりんってなってる」
 「……変なこと言わないで」
 冬美の息が荒くなっていました。下唇を噛んで堪えているようです。
僕はおっぱいを揉み始めました。
 「……ごく」
 「んん…」
 「すべすべしてて、むちむちしてる」
 「やめてよ…恥ずかしい…うう」
 「恥ずかしい?…すっぽんぽんであんなこと言っておきながらよ…」
 「長谷川君やめて…あう…」
 「俺だって冬美を気持ちよくさせたいよ」
 「…くう」
 「俺だって冬美を癒したいよ…冬美をもっとすけべにしたい」
 「…はせがわくぅん…激しいよ…」
 「…」
 「あん…ああ…」
 「こうしてやる」
 爪を立てて乳首を抓りました。
 「いやん、痛いっ」
 「ごめん」
 「優しくしてよ」
 早くも童貞の限界に到達してしまったようです。
 「どうすればいい、わかんなくなった、どうしよう」
 「舐めてみて」
 まずは舌で左乳房の乳輪をなぞりました。冬美が微かにのけぞりました。
 「これぐらいで大丈夫?」
 「あ、うん…大丈夫だけど…頭の中がスパークしちゃった」
 「じゃあもっといやらしくしてもいいね?」
 「え?」
 「では…」
 「ちょっと、はせがわく……あ、ああ…」
 右乳房を揉みしだきつつ、左乳房の乳首を口に含み、舌で転がしました。乳房の甘酸っぱい味と匂いが僕のこころをくすぐります。冬美は若干慣れた様子を見せていましたが、胸を小刻みに震わせているのが伝わりました。
 「長谷川君…もっと優しく…」
 ぺろぺろ。
 「おかしくなっちゃうよ…」
 乳首を甘噛みしてみました。
 カリッ。ちゅうう。
 「ああん!」
 冬美の腰が跳ねました。
 「ほ、ふふひはんひはほ(お、ふゆみかんじたぞ)」
 「…ハセガワ君、ずるいよ…いっちゃったかも」
 「(顔をあげて)え、いったの?」
 「ま、まあ、ビクってなっちゃった」
 「冬美って感じやすい体質かもね、俺みたいなド素人の愛撫でもすぐいっちゃったもん」
 「…いかされっぱなしになっちゃうかも」
 「あれえ?僕に尽くすんじゃなかったんですか?これじゃあ僕が冬美に尽くさないといけないかもしれないですねぇ、僕も困ったなあ、ヘッヘッ」
 「…」
 「ねえ、今度は優しく撫ぜてあげるから、まんこ見せてよ」
 「…ケダモノ」
 冬美は仰向けになって浴衣の下をはだけました。そして膝を立てて股を開き、手で陰部を隠しました。
 「手をどけてごらん」
 「いやぁだぁ…」
 僕は彼女のむっちりした太腿を撫ぜ回しました。そして頬ずりしました。
 「すべすべしてる…気持ちいい」
 「やめてよ…」
 「自分から見せてあげるって言ったのに…」
 「恥ずかしくなったのよ」
 「冬美らしくないね、灯りも消すように言うしさ」
 膝裏を舐めました。
 「ひゃん」
 「冬美がまんこ見せてくれるまで、やめないからね」
 「いじわるぅ…ああん」
 「甘酸っぱい匂い…味も…」
 「はせがわくぅん…いや…」
 いつの間にか冬美は手を離し、その手で顔を覆っていました。
 恥丘から生えた陰毛(冬美はこの旅行に備えて、ある程度整えていたようでした)に心を揺さぶられかけましたが、ここは冷静になるよう努めました。女陰に顔を寄せ、まずは大陰唇を舌でなぞりつつ、左中指を第一関節辺りまで陰口に挿入し、小刻みに揺らしました。冬美は無言でしたが、腰が痙攣するかのように震えているのが舌と指から伝わりました。僕は指を第二関節まで挿入して、揺れ幅を徐々に大きくしていきます。愛液の分泌が始まりました。膣壁からとろりと指腹を伝って陰口を濡らします。僕は愛液を舐めとりつつ指を抜き取り、膨れ上がったクリトリスを抓みました。
 「ああん!」
 冬美の腰が小さく跳ねました。また絶頂に達したのでしょう。ですが僕は愛撫をやめるつもりはありませんでした。親指と人差し指でクリトリスをこねくり回します。
 「もうやめて!痛い!こわれちゃう!ああ!ああ…」
 冬美の限界が近づいてきたのを予感し、僕はクリトリスをくわえ、吸い上げました。
 ちゅるる。
 「あんっ!」
 冬美は胸を仰け反らせ、それからぐったりして、静かになりました。

 僕は冬美の側に横たわりました。冬美は息絶え絶えに涙をこぼしていました。はだけた胸間は汗でぬらぬらと湿っていました。僕は冬美が落ち着くのを待ってから、話しかけました。
 「冬美ってホントに感じやすくって、しかも泣き虫なんだね」
 「…最低」
 「え?」
 「もっと優しくして欲しかったのに」
 「じゃあそう言ってくれればよかったのに、大丈夫って言うから…」
 「怖かった」
 「え?」
 「いつもの長谷川君じゃなかった、私とても怖くて」
 「…ごめん、でも冬美のまんこ舐められて…俺とっても嬉しかった」
 「それが怖いのよ!」
 「え??」
 「男の人ってやっぱり単純だったんだね!」
 「わかったよ…ごめん」
 「何よ!もっとゆっくり楽しもうって私いったのに!気が済むまでとは言ったけどさ、私も初めてなんだよ?あまりにもきつすぎるのよ!ハセガワ君は自分の快楽だけ考えて!最低!もっと気遣ってよ!」
 「怒るなよ…」
 冬美がべそべそ泣き出しました。僕はどうしようもできず、その場を動かずに黙っていました。
十数分後、冬美が僕に話しかけました。
 「ごめんなさい、怒りすぎちゃった」
 「俺も悪かったよ」
 「…長谷川君、挿入してはいいんだよ?でも」
 「優しくしてって?」
 「うん…」
 「じゃあ、どうすればいい?俺わかんないよ」
 「私もちょっと…」
 「…じゃあさ、とりあえず挿入はしよう。それからどうするか考えよう」
 「なんか間抜け」
 「俺にどういう風にして欲しいのか、それを教えてよ。俺なんとかしてみるからさ」
 「…ちょっと待ってね」
 というと冬美はクリトリスに指をあてがい、静かにこすり始めました。もう片方の指で、浴衣越しに乳首をこねまわします。自分を温め直しているのです。
 「俺コンドームつけるよ」
 僕はトランクスを脱ぎ、勃起しているペニスにコンドームを装着しました。
 「いいよ、来て」
 「いいの?」
 「うん」
 冬美が膝を立てて、股を開きました。僕は起き上がって膝を突き、ペニスをヴァギナにあてがいました。亀頭を小陰唇にこすりつけつつ陰口が更に潤う時期を見計らい、そのまま挿入しました。
 「…痛い!」
 「大丈夫?」
 「ものすごく痛い!動かさないで!」
 灯りを完全に消し、浴衣は着たままで、体位は正常位でした。僕は最初身体を起していましたが、冬美の表情を間近で見たかったので、腕を立て覆いかぶさるようにしました。
 暗闇に眼が慣れると、冬美が頬をぷうと膨らませていたのが判りました。痛みに耐えているようです。                                「どうしよう」
 「痛いのになれるまで…お話でもしましょうよ、ね?」
 「ん?」
 「私たちのこと、もっともっとお互いに知り合いましょう?」
 「恥ずかしいなぁ…」

 「村上春樹読んでたよね?」
 「ああ」
 「何好き?」
 「俺は…ノルウェイの森かな…」
 「私も読んだ、でもセックスのところしか憶えてないな」
 「…最愛を失う事による自己同一性の崩壊とその再生…」
 「何よそれ」
 「レポートのテーマ。ノルウェイの森の主題考察って。テーマは自分で決められるんだよ」
 「ハセガワ君のやってること自体は読書感想文だね」
 「大学生のは複雑なんだよ」
 「…目玉焼きと卵焼き、どっちが好き?」
 「オムライス」
 「ひどいよ、ハセガワ君」
 「じゃあカレーとハヤシ、どっちが好き?」
 「ビーフストロガノフ」
 「ひでえなぁ、確かに」
 「じゃあ、なぞなぞです。パンはパンでも食べられるパンは何でしょう?」
 「…?」
 「答えはパンです」
 「…」
 「…つまんなかった?」
 「…」
 「私ってどう?」
 「どうって何が」
 「男の人から見てどう思われているかなぁって」
 「とっても可愛いくて、真面目で、もろくて、すけべで…嫁さんにしたい」
 「…いきなりだけど、初めてあなたに会ったときのこと、話していい?ちょっと変だけど、私の気持ちをハセガワ君にしっかり説明したい」
 「…ほんとにいきなりだな…どうだった?」
 「新歓コンパのときだったかな…ハセガワ君ものすごくかっこよかったの」
 「…へえ」
 「背が高くてすらっとしてて…でも自己紹介のとき、ハセガワ君、なんていったか憶えてる?」
 「…ジェームズ・キャメロンみたいになって、ハリウッドで百億ドル稼ぐ…だったっけ」
 「それ聞いてドン引きしたわ」
 「…ああ」
 「他の子も、真希とかも引いてたもん」
 「…え?真希ちゃんもぉ?」
 「私のクラスの子達もドン引きよ」
 「そいつらには言うなよ…」
 「そのあとの言動もひどすぎて、もう憶えてないくらいだもん」
 「ああ…」
 「普通ならそこでサークルどころかキャンパスライフも終わりでしょうね」
 「まあ」
 「どうしてそれがあなた、今でもサークルで活動できてると思うの?」
 「どうして?」
 「あなたが馬鹿で真面目で、つくる作品がぶっ飛んでるから」
 「ん??」
 「あなた才能あるって言われてるのよ?先輩方から」
 「あ、そうなの?」
 「私、先輩方からあなたの作品についてなんか言われるたび、悔しい思いしてるんだから」
 「あ?、俺そんなに情熱はかたむけてないけどなぁ、勉強の方真面目にやろうって思ってたからねえ…まあ、とにかく面白いのつくろうとはしてたけど…」
 「……でもあなたとチーム組めて本当に良かった、あなたのおかげで大学が楽しくなったもの」
 「そうか…」
 「頭おかしいんじゃないの?っていつも思うんだけど、時々見せる優しい表情に、私…」
 「何語ってんだよ?恥ずかしいよ?」
 「それに、他の人は私を女扱いしてくれなかったけど、長谷川君はとっても優しく接してくれた」
 「ええ?その時は俺ヘタレなだけじゃないの?」
 「ううん。それでいてとってもカッコよかった。そんな長谷川君に私いつもきゅんってしちゃってたの。であるときあなたを好きになってたのに気づいて…いつか私、あなたのプロデューサーになりたいって…そう思うようになって」
 「俺が監督でぇ?展開早いですねェ(事務的に対応していただけなんだけど…言わないでおこう)」
 「私髪型変えたの、なんでかわかる?」
 「なんで俺の好み知ってるの?」
 「あなたが描く絵コンテ、女キャラが全員おかっぱなんだもん」
 「げ!ばれたか?…って気持ち悪いぞ!そこまで見てんのかよ」
 「一度好きになれば、どんな些細な事でも気が付くものなんです」
 「今日の為に変えたの?」
 「うん、イチかバチかだったけど」
 「気づけてよかった…」
 「ほんと嬉しかったよ、泣きそうになっちゃったもの」
 「……今日、Aとか真希ちゃんとかも来てたら、どうだった?」
 「ここまで馴れ馴れしくはできなかったでしょうね」
 「ここまではね…」
 「キスはまずったって思った」
 「俺もびっくりしたよ」
 「後のこと何も考えてなかったなぁ…どうしようもなくて泣いちゃったもの。外で」
 「俺、本当に気づけてよかったよ…お前の気持ちに」
 「ねえ」
 「ん?」
 「もう一回キスしようか」
 「うん」
 「…」
 「…」
 「…慣れた?」
 「冬美も上手になった」
 「そうかな、てれるなぁ」
 「もうちょっとしたい」
 「いいよ」
 「…」
 「…ん…」
 「…」
 「…んく」
 「…ごめん、もう少しで激しくなるところだった」
 「キスぐらいならいいのに」
 「でも歯止めが利かなくなると…下の方も」
 「…そうか」
 「…冬美」
 「なあに?」
 「大学楽しくないの?」
 「え?」
 「さっき言ってたじゃん、俺がいないと楽しくなかったって」
 「…まあね、勉強難しくて、好きにもなれないし」
 「…どうするんだよ」
 「卒業はしたいけど、どうなるかなぁ」
 「…どうしてここ選んだんだよ、他もあるだろ?」
 「お父さんにすすめられたしさぁ、それにけっこう有名だしぃ…」
 「…合格できたにしては頭が…」
 「あなたも同じでしょ?」
 「俺はちょっと事情が…」
 「高校の頃はホント気楽だったもん、頑張って暗記してすこし応用すれば点数とれたからね」
 「…そんな簡単かぁ?」
 「私才媛だったもん」
 「…うーむ」
 「でも大学になると、夢とか、情熱とか、必要になってくる訳じゃない?」
 「まあな」
 「私それ欠落してたんだよね」
 「…俺は文学やりたくて仕方なかったからなぁ、本当は東京の方行きたかったけど、地元でも出来るからってことで、ここに…でもかなり地獄だったぞ?受験期間中は」
 「私、ずっと寝てた」
 「…どういうことなの」
 「あなたには夢があって、それを叶えられたわけじゃない?私夢すらないのに、もうつくれないんだもの」
 「…」
 「私の人生の意味はどこにあるのよ?」
 「無理矢理つくればいいんじゃないのぉ?」
 「どうやって?」
 「博士号取るとか」
 「無理だよぉ」
 「大丈夫!俺がいる」
 「ええ?」
 「経済勉強してお前の替え玉になってやる」
 「…能天気すぎるよ…」
 「駄目かな?」
 「うん…」
 「でも俺達結ばれたじゃないか」
 「ええ?」
 「もうお前はお前の為だけに学ぶんじゃない!俺の為にも勉強してくれ(ダセエ…)」
 「…長谷川君大好き」
 「むぎゅ」
 「あ、大丈夫?」
 「いきなり抱きつくなよなぁ」
 「…」
 「…冬美の将来の夢は?」
 「あなたの奥さんになりたい」
 「ええ?やっぱりぃ?」
 「主婦になってあなたを支えたい。もう大学中退しようかな」
 「それはやめろよ、俺だって将来どうなるかわかんねえしさ」
 「長谷川君は?」
 「BBCでコンテンツ制作できればいいかなぁ…なんて」
 「…不安だ」
 「ほらね、難しい夢なんだよ」
 「NHKでもいいじゃん。ていうかあんたじゃNHKも無理じゃないの?」
 「…いや、ドラマとか教育とかNEOとか、みんなのうたとか、そんな感じのコンテンツをね…」
 「中退はやめよ。卒業して就職しよ」
 「そのほうがいい」
 「…長谷川君」
 「うん?」
 「動かしていいよ」
 「…いいの?」
 「うん…でもゆっくりめでお願いね」
 「ああ…」
 「…」
 「…締まってきた」
 「…あ」
 「どう?」
 「うん、いいかんじ」
 「…」
 「…」
 「…」
 「…いい…長谷川君…」
 「…」
 「…はせがわくうん…ん!」
 「…」
 「どうしよう、とっても優しいのに…感じちゃう…んん!」
 「…」
 「…なんか喋ってよぉ」
 「ごめん、でも集中したいんだ」
 「…そう」
 「…」
 「…」
 「…」
 「…あ」
 「…」
 「…あ…はあん!」
 「…」
 「いっちゃうよぉ」
 「…」
 「ああん!」
 「…」
 「はせがわくぅん…」
 「…」
 「あ…ああ…あん」
 「…」
 「…くぅぅ」
 「…」
 「ねえ、はせがわくん」
 「え?」
 「お父さんとお母さんも…こんな風に結ばれたのかなあ?」
 「…うん」
 「…」
 「…」
 「ふう…」
 「…冬美」
 「ん?」
 「…ふゆみぃ」
 「何?」
 「すきだぁ、ふゆみぃ」
 「…長谷川君」
 「ふゆみぃ」
 「…」
 「ふゆみ、ふゆみ」
 「…」
 「ぐす…嬉しいよぉ…冬美ぃ」
 「…」
 「…ふゆみ、ふゆみ、ふゆみぃ」
 「…」
 「ふゆみぃい、すきだあ…」
 「…」
 「冬美ぃ、冬美ぃい」
 「…」
 「ふゆみ、ふゆみ、おれいきそうだよぉ…」
 「…」
 「ふゆみぃ、ああ、ああ、あ…」
 「んんっ」
 「ふゆみぃ…うう…」
 「…」
 「冬美…」
 「長谷川君、気持ち良かった?」
 「…うん」
 「…(僕の頭を撫で)よしよし、いっぱい出したのね」
 「…」
 「これで一人前の大人だね」
 「…」
 「お祝いのキスしてあげる」
 「あ…」
 「…」
 「冬美ぃ…」
 「おめでとう」
 「…ありがとう」

 「長谷川君、お疲れ様」
 「…冬美」
 「抜いて。それからゆっくり休みましょう」
 僕はペニスを引き抜き、ティッシュで冬美の女陰を拭きました。なぜかヴァギナが先程より巨大に感ぜられました。シーツには血が付いていました。僕はあえて冬美にはそのことを告げませんでした。
 「冬美…」
 「私の側に寝っころがって」
 「ああ…(そのようにする)」
 「長谷川君、男前になったよ」
 「うう…」
 「苦しいの?」
 「いや、もう昔の自分じゃない感じが…、身体はいつものままなのに」
 「私だって変な感じよ?でも受け入れましょうよ。もうしちゃったんだもの」
 「…母さん」
 「え?」
 「…????!!」
 僕は口を滑らせてしまいました。
 「長谷川君…今なんて…」
 「…冬美って言ったよ…」
 「お母さんって…」
 「…ばれてるよな…」
 冬美は目を丸くして僕を見つめていましたが、後に表情を緩めクスクス笑い出しました。
 「お父さん」
 「…冬美ぃ?」
 「何なりと私に申し付け下さいな。次何してほしい?」
 「…」
 僕は冬美を見つめました。
 実は、僕はすっかり冬美の息子のような気分だったのです。さっきまで少女だった冬美が、成熟した女性の持つような母性でもって僕を受け止めてくれたのですから。ですが、僕の母親である冬美は僕をお父さんと言った。食い違いが起こっているようです…
 「…冬美」
 「なあに?」
 「僕の母さんに…なってくれ」
 「…わかりましたよ、お父さん」
 「いやそっちじゃなくて、僕の母親に…」
 「…そっち!?」
 「さっき頭撫ぜてくれたよね、もう一度されたい…ぎゅっと抱きしめられながら」
 「…」
 「…」
 「…こっちに来て、けんちゃん」
 「…母さん…」
 「もっともっとお母さんに甘えていいのよ?」
 「うん」
 「…恥ずかしいよぉ、何よこれ」
 「お願い」
 「…」
 「…」
 「…けんちゃん」
 「うん」
 「いらっしゃい。抱きしめてあげる」
 「…むぎゅ」
 「うふふ…」
 「母さん」
 「(なでなで)…ほんとに可愛いんだから」
 「…」
 「おでこにちゅうしてあげる」
 「ん…」
 「わたしの大切な、大切な宝物…」
 「母さん…」
 「これからも辛いこといっぱいあるでしょうけど、たまには私にぶつけていいんだからね?」
 「…」
 「その時は心おきなくわたしをこき使ってね」
 「…お母さん」
 「なあに?」
 「おっぱいすいたい」
 「…くす、ほんと大好きね」
 「すわせてよ」
 「どうぞ、好きなだけ吸ってね」
 「…」
 「(なでなで)愛してる…」
 僕はずっと冬美の乳房を吸い続けていました。乳房の香りが、かつて僕の(本当の)母親の乳房を吸っていた頃を思い出させました。勿論僕は母親が大好きです。ですが、自立直前の二十歳近くになって母親に甘えるのは恥ずかしいし、機会も滅多になくて、母親の母性に包まれることをすっかり忘れていたのでした。ですが、今は冬美が精一杯僕を包容しようとしてくれている。僕はすっかり感激してしまい、冬美にもっともっと甘えたいと、冬美の母性を僕は欲するようになったのでした。
 乳首が甘く勃起していました。それがたまらなく愛おしい。ですが、先程のように激しく攻めてしまうと、芽生え始めた暖かい愛情が壊れてしまうような気がして、ものすごくもどかしい。僕は一旦口を離すと、冬美の胸に顔を埋めました。
 「…ありがとう、懐かしかった」
 「(なでなで)長谷川君、時々なら私、あなたのお母さんになってあげるからね」
 「ありがとう…」
 涙が止めどなく溢れ出て来ました。僕はこらえられず、冬美の胸で泣き続けました。冬美は僕の頭を抱いて、優しく撫でてくれました。冬美の汗の甘酸っぱい匂いが僕の欲求を更に刺激します。ずーっと泣き続けました。どれぐらい泣き続けたでしょうか、カクンと意識が途絶えました。眠ってしまったのです。

  翌朝、僕が目覚めると、冬美が側で鼾をかいて寝ていました。
 「…午前7時…まあまあかな」
 「…むに…あ、ハセガワ君…おはよう」
 「おはよう」
 「いつ札幌に帰る?」
 「いつでも」
 「じゃあ真希に連絡しとくわ。真希出迎えてくれるって言ってくれたから。真希と話もしたいし」
 冬美は起き上がって、ぼりぼり頭を掻きました。その際にぷうという音が聞こえました。目下には隈が出来ています。があーっと大きく口を開けて欠伸をしました。
 「…何か前よりガサツに」
 「うふふ…現実には戻らないと」
 冬美がにっこり笑いました。ものすごく可愛い。
 「抱きしめたい」
 「もうさせてあげない?」
 冬美は立ち上がって洗面所に行きました。
 僕は着替えをして、荷造りを始めました。

 帰札したのは午前10時頃でした。
 北口から出ると、真希ちゃんが出迎えてくれました。
 「二人ともお疲れ様?」
 「真希ちゃん」
 「真希!あなたも来ればよかったのにさ、ものすごく楽しかったよ」
 「冬美が楽しめたら、私はそれでいいよ」
 「…ありがとうね」
 「お疲れ様、冬美」
 真希ちゃんが僕の方を向きました。
 「あの…長谷川君。ちょっとお話を…すぐ終わるから」
 「ああどうぞ」
 「冬美、ちょっと待っててね」
 真希ちゃんは冬美から離れた場所で僕と話し始めました。
 「あの、ありがとうございます、冬美に付き合ってくれて」
 「いえ、いいんですよ。冬美ものすごく楽しんでいましたから。僕も楽しかったし」
 「…良かった。冬美不安そうだったんですよ。長谷川君と一緒って緊張するぅって」
 「すぐリラックスしてくれましたよ」
 「…ほんとうにありがとうございます。冬美ってああみえて結構寂しがり屋で、私いなかったら、男一人、女一人でどうなるかと思ったけど…無事で何よりです」
 「え…まあ…こちらこそ心配をお掛けして…」
 「これからも冬美を…よろしくお願いしますね」
 「え!…あ、はい」
 「冬美?もういいよ?」
 「真希ぃ、大学寄っていこうよ」
 「いいよ?。…あっ、ハセガワさん、あの、二日間本当にお疲れ様です」
 「はあ」
 「じゃあ私はこれで…本当に有難うございます」
 「そこまで慇懃無礼じゃなくても」
 「では…冬美ぃ?ごめ?ん、待ってぇ?」
 真希ちゃんは冬美と一緒に大学へと歩いていきました。
 「はせがわくぅ?ん、また明日ねぇ」
 冬美が振り返って叫びました。
 「…また明日」
 僕は小声で手を振りました。

 これで僕の体験談はひとまず終わりです。これから後日談(前日談がかなり含まれている)をぼちぼち書くことにします。
 
 冬美からはこの後、正式に告白を受けました。僕は勿論承諾しました。そして色々話している内に、冬美は様々な事を打ち明けてくれました。
 真希ちゃんとは新歓コンパで既に意気投合していたこと。というのも趣味(冬美には少女らしい趣味があったのです…!)と理想の恋愛、男性観などが結構符合していたらしいのです。そして僕やその他男子を肴に、私ならあの馬鹿をこういう男にする、あんな男にするというのでその他女子を加えてかなり盛り上がったみたいなのです。
 僕を好いたのに気づき、真っ先に真希ちゃんに相談しに行ったこと。真希ちゃんも恋愛には疎く、どう成就させればいいのかわからず、先輩から話を聴いたり、普段は観ないラブコメやロマンス映画、男の人が好きそうなエロ漫画やアダルトビデオなどで、とにかく二人で協力して、学業の片手間ながらも研究を続けていたこと。冬美は学業そっちのけでのめりこんでいたらしいのですが。
 太田が僕をつれて旅行に行くということを小耳にはさんだとき、これはチャンスとばかりに真希ちゃんの方から参加を申し込んだこと。太田はかなりたじろいだそうです。(俺が引っ掛けたって…嘘つきやがって…)僕の前では格好つけてばかりいる太田らしいと思いました。真希ちゃんが手伝う云々というのは嘘で、真希ちゃんは太田の事情を知り、冬美の決意を汲んで、参加を辞退したとのこと。それを告げられたとき、真希ちゃんは「男が喜ぶことをしろ」というアドバイスをくれたそうです。冬美はただ単純にその助言をエロへと直結させてしまったのですが。そして真希ちゃんは太田の許には行かず、自分の課題を済ませながら、度々ケータイメールで励ましとアドバイスを送り続けていた。仲間思いの真希ちゃんらしいと思いました。冬美は字義通りに受け取りすぎていたけれど。(ちなみに太田は謎の怪力を発揮して一日でレポートを書き上げ、翌日には深酒ならぬ深コーラ(太田はアルコールパッチテストで下戸が判明、しかも未成年)で酩酊、後にギリギリ及第点でパスしていました。太田らしいと思いました)
 恋が成就したことを報告すると真希ちゃんは泣いて喜び、抱き合いながら祝福してくれた事。しかし、プロセスを話すと「順番おかしい、展開早い」と呆れられてしまった事。
 その他色々な事を話してくれました。
 
 順調に交際は続いています(自分でも本当に順序がおかしいと度々思う)。最早尻に敷かれている感はありますし、セックスにしても冬美はかなり鈍感になっています(一生分の性欲を使い果たした、まだハタチなのに、と冬美は嘆いています。手では喜んで時々してくれますが)。元々それほど興味が無かったのでしょう。まあその方が、完全に恋愛に没頭せずに交際できていいのですが。ただ、冬美は結婚を最終目標にしているらしいです。たまに、冬美は「恋人としてではなく、苦痛を分かち合う道連れとして私と付き合って欲しい」と言います。僕はそのような姿勢に非常に賛成ですし、むしろこのような姿勢だからこそ結婚を前提にした交際が続いているのかもしれません(といってもそれが後何十年…!!続くのか)。もうすぐ一周年を迎えるところです。記念日にはどこで過ごそうかと今は考えていますが、小樽では、ちょっと一年前のあれが激しすぎて、どうも気が萎える節があるので、札幌で過ごすことになりそうです。

 そろそろ筆を置きたいと思います。その前にふたつ。
 林下つよしというのは僕のペンネームです。念の為。
 この体験談は実体験が元ですが、その体験が読み物としてはインパクトが薄いので、事実に沿いつつもフィクションを織り交ぜた、いわゆる「実話フィクション」に仕立て上げています。ちなみに、キャラクターの性格等は結構現実のものと似せていますが、僕の筆力の限界もあってか、虚構性もかなり入り混じっていると思われます(僕には完璧には判断しかねます)。よってかなりの現実離れしたノロケになりましたが、これを読み不快になられた方には、この場で謝罪いたします(僕もノロケ話が好きな方では無いので…興奮はするけど…気持ちはわかります)。この冗長な駄文を最後まで読んで下さった方には、多大な感謝を捧げさせていただきます。

 おまけ(完全な蛇足。読み飛ばし推奨)。作中の冬美のモデルになった冬美さん(もちろん仮名ですよ)に性描写をすべて削った文章を読ませた時の会話
 「どうかな」
 「なんかものすごく興奮してきちゃった」
 「ええ?」
 「ああん、うふーん」
 「冬美ってすけべなんだね」
 「あなたとえっちしたくなったわ」
 「ぼくもさ」
 「あああ」
 「あああ」
 「あああ」
 「あああ」
 これは嘘です。実際は「ナンダコリャ」と一蹴されただけでした。
 まあ、とにかく、これでおしまいです。最後まで付き合って下さって、本当に有難うございました。さようなら。

続々・2年間妻は他の男とセックスしてた

の続き

みなさんのご意見の大半が別れろということでいいですか?
ぶっちゃけその方が楽そうです
ただ、子供のことを考えると踏み切れません

昨日、妻が求めてきましたが断りました

生はやってないみたいです

離婚届は俺がもう書いて持ってます
妻にもサインさせるつもりです

家でセックスは妻が誘ったようです
刺激がほしかったと妻は言ってます
でもやってみたら落ち着かなくて集中出来なくて気持ち良くなかったらしいです
だから家では1回だけで、社長も家は嫌だと言ったそうです

あれから妻がいろいろ話しかけてきます
今日の夜はなに食べたい?とか、今度の休みはどこか家族で行きたいねとか

おっしゃる通りなのかもしれません

めちゃめちゃ将来が不安になってきました

今また妻が求めてきました
どういうつもりだ!というと、ゆうちゃんとちゃんとやり直したいからと言います
今まで社長と散々やりたおして快楽むさぼってて、社長と会えないから俺か?と言うと泣きながら違うと。

じゃあわかった。俺で感じないくせにそんなこと言うなら今から抱いてやるから感じるかどうか確かめろと妻に言いました

その前に妻にこのスレを見せています
泣きながら見ています

---

昨日、あれからかなりの時間、妻はこのスレ見てました
かなりショックを受けてましたが、言われて当然だと言ってます
結局妻は抱きませんでした

妻はこのコメント*が一番かなりショックだったらしく、声をあげて泣いてました

*おまえさんの糞嫁、全く反省が無いのな。なにその抱かれたらすべて帳消しになる発想。クズビッチの発想そのままじゃん。
 汚らしいから向こうへ行けって言ってやれよ、生ゴミがって。
 子供に必要なのは健全な両親であって、歪んだ関係の両親なら真っ当な片親の方が一千倍マシ。
 お前の執着を子供を理由にして正当化するなよ。以下の言葉を贈るよ。
 「家族を悲しませたり傷つけることを平気で行う人間に育てられたら、子供までそういう人間に育ちかねない」
 「母親がいてもその母親が善悪や正誤のわからない人間だったら、子供の役には立たない」

---

みなさんご意見ありがとうございます
妻とは別居する事になりました。妻は実家に帰ります
義父と義母が、ちゃんとした人間になるまで勝手はさせないと言ったのでそうします
子供は俺が引き取ります。俺の妹も協力してくれると
離婚はとりあえず今はしませんが、今後はわかりません
社長はまた200万を私に渡すと言ってきたのでうけとりましたが、示談はしてません

>89も子供もちゃんとした人生を歩める。89は善人だ。
>片親でもちゃんと育つから、89は自己保身のために嘘をつかないから、子供に正しい事を言えるし、正しく導ける。。。
>親がなくとも子は育つ。
>そして、嘘をつかない親なら、子供は正しく育つ。片親でも恥じる事は無い。
>89、つらいだろうが、、、情に流されず、子供ために強く正しい決断をすれよ。
ありがとうございます
子供のためにベストな選択をしたつもりです
俺の傷が癒えるまでどれだけかかるかわかりませんが、頑張ります

震災に絡んだDQN返しです。

震災に絡んだDQN返しです。
被災した人に暴言を吐いてますので、耐えられない人は見ないでください。

私の父と祖父母、親戚達は阪神大震災で亡くなりました。
生き残ったのは私と母と妹だけで、母は怪我が元で体が少し不自由になりました。
それでも母は必死で働いて私と妹を育ててくれました。
県外に就職してから旦那と出会い結婚しましたが、
コトメは事有るごとに私を母子家庭の子、障害者の子、貧乏乞食の子とからかいました。
そして父親のいない子で、母親は障害者の癖に結婚するなんて信じられないと笑いものにされました。
ずっと我慢していましたが、ある日コトメが被災者の物真似と言って、
私の父の死に真似をやりました。それ以降私はコトメと口を聞いていません。

そして現在、今度はコトメが被災しました。
コトメ旦那さんは亡くなり、コトメ義実家も無くなり、コトメは家と財産も失いました。
震災前にウトメは亡くなり義実家ももう無いので、
小学生と中学生の娘二人抱えて大変だから、避難させてくれと旦那に土下座されました。
私は承知してコトメとコトメコ達を迎え入れました。

そうしてコトメ達が付いた日の夕食時に、ある録音を聞かせてあげました。
隠し撮りしておいたコトメの暴言です。それからコトメコ達に言いました。
コトメコちゃん達父無し子になったね、もう結婚できないね。
乞食の子だからソープランドで売春しなきゃならないね。
父親いない子はそうやってお金稼ぐんだよ。汚いね。
でも今すぐ自殺しちゃえば楽になれるよ。
天災で親が死ぬなんて前世ですっごく悪い事してたからだよ。
お父さん死んだのあなた達のせいだよ最低だね早く死ね。
たくさん言った後、コトメコちゃん達のお父さんの死に真似やりました。
旦那とコトメに止められたけど無視してやって、
泣いてるコトメコちゃん達に、これ全部あなた達のお母さんに言われたの。
おばちゃんのお父さんが阪神大震災で死んだって聞いて、
あなた達のお母さん毎日こうやっておばちゃん笑ったの。
あなた達父無し子で人でなしの子だよ大嫌い。
そう言って家を出ました。緑の紙も置いてきました。

旦那と離婚します。旦那には大事な血縁でも、私には仇とその娘達なので。
慰謝料請求されてこっちが有責で別れることになりそうですが、
それでもすっきりしました。
子供に罪は無いけれど、私に罵倒されるより娘に軽蔑される方がコトメには効くでしょう。

被災したい方、大事な方を亡くされた方々すみません。

レス読みました。
まさかこんなに温かい言葉が頂けるなんて思いもしませんでした。
罪の無い姪達に取り返しの付かない事をしてしまって、
吐き出しと誰かにお前が悪いと言ってほしくて書き込んだんです。
本当にごめんなさい。
それから家は出ましたが旦那からは慰謝料は請求されていません。
請求してるのはコトメです。されて当然の立場なので書きました。
旦那は帰ってこいとメールを送ってきますが、
もう一緒にいる理由は無いので別れる決心は変わりません。
私達夫婦には子供が無いので、旦那には姪達の保護者になってもらいたいです。
ただここを読んで、私が有責なのは姪達に対してだけで、
コトメと旦那には頭を下げる理由は無いと思えるようになりました。
姪達には何かの形で援助するつもりですが、旦那とコトメには一文も渡しません。
もらう気も有りませんが。ただもう顔を見たくないんです。

本当はコトメ達が来る直前まで、コトメにだけDQN返しをするつもりでした。
録音用意していたのはそのためです。
録音聞かせてあなたの可愛い娘達は父無し子になったよ。
あなた自身がそう言ってたんだよ。
そう言うつもりでしたが顔を合わせたときコトメに援助を頼まれ、
あなたならこの子達の辛さ分かるでしょ。同じ立場なんだよ!
そう言われた瞬間押さえられなくなりました。
今更ながら後悔しています。
でも謝罪は姪達だけにして、コトメと旦那とはきっちり戦うことにします。
こんな人間のいう事を聞いてくれてありがとうございます。

ナチュラリストファミリー

10代の頃の話で文章が下手で申し訳ないがもしよかったら読んで欲しい。

オレは結構な地方の出身で周りは山ばかり。
田舎の中の田舎という感じのとこに生まれてから高校卒業まで住んでいた。

中学1年のときだったか、ある日親から仲良くしなさいよという事で二人の姉妹と出会った。
親に連れられて来ていた二人の姉妹は、歳でいうと姉は中学3年、妹は同じ中学1年。
お揃いのキャミワンピみたいなのを着ていたのが印象的で今でも覚えている。

4人家族のこのファミリーは少し変わっていた。
山奥に家があり、ほとんど自給自足みたいな生活をしていた。
オレの家からでも歩いて1時間くらいはかかる距離。
そこに山を一つ買って生活をしていた。

ログハウスみたいなところの周りに色々畑があり
家族全員で農作業したり料理をしたりしていた。
父親がイノシシを取ってきたのはすごくびっくりした事があったが。

何より変わっていたのがその姉妹は学校に行った事がないという事。
自然の中で自然に育てるという教育方針だったのか
歳は同じで籍も学校に合った様だが一度も見たことはなかった。

最近住み始めたのかと思ったら実は姉が生まれた頃に引っ越して来たという事で
15年にもなる事にびっくりした。
一度も会う機会がなかったとは・・・。

その姉妹もほとんどその山から出る事がなかったらしい。
遊ぶのはその山の中と決められていてそこから勝手に出ると怒られるそうだ。

俺の父親はむこうの父親となぜか仲が良さそうで(後でなぜかわかるのだが)
姉妹の教育方針の中で、家族以外の人とも絡んだ方がいいのかもしれないと思い
それで俺に白羽の矢がたったようである。
最初は変な家族だなと思っていたので半年くらいは全然。
よく遊ぶようになったのは中2からだった。

姉妹は二人とも160cmないくらいでスリムな感じ(野菜ばかりだから?)
目はクリクリとしててカワイイといえばカワイイのだが、
いかんせん浮世離れした生活をしてるので
日に焼けているしあまりオシャレに気を使う感じでもない。
服も全て母親の手作りらしいから徹底してるなぁと思った。

中2になったある日、その時姉妹の移動範囲は山か俺の家。
元々、田舎で途中も畑ばっかりだし、やるといっても鬼ごっこやかくれんぼくらいのもので
うちもビンボーでゲームとかなかったからそこにギャップを感じる事はなかった。
ただ、テレビの話題とかはさっぱりだったが・・・。

そのある日、姉妹から家にこない?といわれた。
遠いからと思っていたが親のプッシュもあり行くことに。
片道1時間はしんどかったのを覚えている。

獣道みたいな道をあがると山の中腹ぐらいが少し広場に。
そこにバンガローと畑がひろがっていた。
なんだか秘密の村みたいな、テレビとかであるような消えた村みたいな
そんな印象を持ったのをおぼえている。

驚いたのがほんとに自給自足。
文明機器といえば火をおこす為のライターとかオイルだったり
一応発電機もあったがほとんど使う事がないという。
なるべく自然と一緒に生きるという感じだという。

まぁでも本当に驚いたのはそこからだった。
姉妹の母親がご飯作ってるからお風呂が沸いたから入っていきなさいといわれて
えらいプッシュされてご馳走になる事にしたのだが、
お風呂がいわいるドラム缶みたいな五右衛門風呂?
さすがに田舎とはいえこれは珍しいのでおーと思ってると
姉妹がやってきて一緒に入るといいだした。

いやいやそれはちょっととモジモジしてると
姉妹にそういう恥はないのかいきなりワンピースを捲り上げる。
そのとき初めて知ったというか薄々気がついていたのだが
姉妹は下着をつけてなくていきなり全裸。
胸はあまりないがキレイに引き締まっていて
特に姉の方の体はもうしっかり大人の女だった。

当然年頃のオレは瞬間に勃起w
姉妹がに手を無理矢理ひかれて、わかったわかったと服を脱ぎだして入ることに。
小さい風呂に3人はきつくてかなり密着する感じで
オレはそのまましこってしまいたいぐらいの初めての衝撃。
いつもお父さんとこうやってはいるらしくドギマギしながらのお風呂だった。

そっからはもうチンポがゆるむ暇がないというか
お風呂出た後も姉妹は裸のまま。
特に両親も何か言うこともなくそのままご飯に。
むしろ両親もお風呂に出た後、素っ裸だった。
オレはパンツだけはかしてもらっていたが
ずっとテント状態。
我慢汁でベトベトなのがよくわかる。

結局我慢できずにトイレでぬいてしまった。
3?4往復でどばっと。。。
最高に気持ちいいオナニーだったのを覚えている。

それ以来姉妹の裸をみたくて1時間の道のりも苦にせずに遊びにいくようになった。
姉妹は山ではいつも裸か下にタオルだけ巻いているようで
両親もそんな感じらしく
遊びにいくと最初から裸で迎えてくれるようになった。

遊んでお風呂、ご飯食べてオナニー、そんな感じで1年が過ぎていった。
むこうの両親と仲良くなった関係と俺も歳をとったこともあり
色々と話を聞かせてもらえる事が増えた。

そこからどうしてこんな生活をしているのかを色々と知ることになる。

離れ離れで育った双子の妹

中学の時まで全然知らなかったが俺には双子の妹が居た。
何で知らなかったかと言うと俺がまだ小さかった頃に両親が離婚
父の方に俺、母の方に妹と言う形で離れ離れになった。
離婚後の両親の仲が親戚含めてすこぶる悪かったために
俺達はお互いの存在を知らされることなく育った。

知らされなかったもう一つの理由は父親が資産家のボンボンで
母は離婚の際にそういった諸々の権利を放棄させられていたというのもある
離婚の際に十分なお金は貰ったようだがそれ以上は息子の俺の事を含めて
関係ないよという事らしい
今では考えられないが昔の事だからそういう事もあったようだ

俺と妹は小学校までそれぞれ違う地域で育って一面識もなかった。
ソレが変わったのは中学校から
俺は父親の方針で私立の進学校に通うことになったんだが
妹も偶然その学校へ受験していたのだった。
そしてあろう事か僕等は同じクラスになった。

中学で初めて出会った妹は当然母の旧姓を名乗っていた。
妹の事は愚か当時の俺は母親の事すらロクに知らなかったために
俺は全然気がつかなくて
1学期 2学期とずっとただのクラスメイトの女の子だと思っていた。
双子とは言え二卵性の男と女とくに似てるというほどの事もなかったのも原因だろう

しかし、妹の方は最初の段階で「もしかして・・」と何となく気がついていたらしい
妹は小学生の頃に母親から双子の兄が居るという事は聞いていたらしい
そして兄である俺の名前も聞いていたから
初日のホームルームでの自己紹介で既に確信を持っていたようだ

学校が終わって帰るとき妹のマリは俺に声をかけようとした
でも、まったく自分の事を妹だと認識していない俺の態度に名乗出る事を辞めたらしい
1学期
俺と妹のマリはお互い特に会話することなくクラスメイトをしていた。
しかし、時々だがふっと妹のマリと目が合う事があった。
2学期
俺と妹はひょんな事から同じ係りになった。
2人で係りの仕事をするようになって良く話をするようになって
俺は実の妹とは知らず、マリとの会話に不思議な安心感を感じるようになっていた。

マリは賢く控えめで大人しい女の子で
どんな時も俺の下らない話を「うん、うん」と聞いてくれた。
行動の端々に俺を思いやってくれているような優しさがあり
他の女の子に感じない安らぎのようなものを感じていた。
そして俺はマリのそういう態度に徐々に好意を抱き始める事になる・・・
マリのその態度と俺との間に流れるその空気が
実は双子の兄妹ゆえのモノだと気がつくわけもなく、だ

マリは自分の事は余り話したがらなかったが
彼女の家が貧乏なのはクラスでも周知のことだった
成績が優秀な彼女のために母親が私立に頑張って入学させてくれたようだ
幸い貧乏でもマリは虐めにあうような事はなかった。
控えめだけど誰にでも親切で優しいマリは
どちらかといえば男子にも女子にも人気があった。

3学期俺とマリは益々親しくなっていた。
休み時間や放課後気がつくと2人でよく話していた。
クラスでも俺とマリが好きあっているという噂が影で流れていた様だ
噂好きな女子の間では頻繁にその事でマリは質問攻めだったらしいけど
マリは少しだけ困った顔をして何も答えなかったそうだ。
俺はそんな話を聞いてマリが俺の事をどう思っているのか気になって仕方なかった。
けっして嫌われている事は無いはずだ
むしろ俺のことが好きなのは絶対間違いない・・でも
この頃の俺が少しでも異性としての行動に踏み込もうとすると
マリは急に壁を作ってしまう

「こんなに毎日親しく話をしている関係なのに・・」
俺が告白しようとするとマリはその空気を感じ取ったように話を逸らそうとする
そして、ついに苛立った俺は強引にキスしようとしてマリに頬をはたかれた。
「マリも俺の事好きじゃないのか?」
「好きだけど・・でも違うの・・・私と洋介君は・・そういうのじゃないの・・」
「な、なんだよそれ!!どういう事だよ?!」
とても理不尽な気持ちだった。
マリも間違いなく俺の事を特別に好きで居てくれる確証があるのに
でも寸前の所で全部否定されてしまう・・・
「・・・・・・・・」
マリはそれ以上聞いても理由を言う事なく、静かに泣き出してしまった。

俺は苛立ちを感じながらも困り果て
そして俺はマリと話をしなくなった、目があっても無視し
マリが係りの仕事の話を持ってきても冷たく必要最低限の受け答えをするだけになった。
マリはそんな俺をいつだって寂しそうに見ていたと思う
クラスの奴等も俺達が急に険悪になった事を気にしていたけれど
中学生に他人の異性問題をどうこうするような器量は無かった。

ある日の放課後、教室で帰りの用意をしていると
マリが話しかけてきた。
「洋介君・・ちょっといい?」
「・・・・」
何時もの何故か安心するやさしいマリの声だった。
「あのね・・私転校する事になったの・・」
「えっ!?なんだって?!」
マリの突然の報告に俺の心は大きく揺さぶられた。
あまりの事に五臓六腑がひっくり返るかと思った。
「なんでだよ?!」
「あのね・・」

マリの家は前記の通り貧乏で
母親が一人で働いてマリをこの馬鹿高い学費の私立に通わせていた。
しかしその母親がガンで入院し働く事が出来ない上に高い治療費が必要になった。
そこで学費のかからない公立に2年生から通うことにしたという事だった。
「私もこの学校に居られなくなるのは寂しいけど・・でも、お母さんが一番悔しがってると思う・・」
「そうか・・・」
全て理解した上で受け入れているマリの態度に俺は何も言えなかった。
「洋介君には話しておきたかったから・・・良かった・・」
「ばいばい」

そう言って教室を出て行こうとするマリを俺は思わず後ろから抱きしめていた。
「嫌だ!!マリとコレっきりなんて!!」
「洋ちゃん・・」
どうしようもない事は頭で解っていても、心がソレを頑なに拒んでいた。
「マリ俺はお前の事が好きなんだ!!好きなんだよぉ!!!」
涙があふれた。
マリも泣いていた。

俺はマリの唇にキスした。
マリは最初少しだけ抵抗しようとしたけど、直ぐに思いなおしたように抵抗をやめて
ぎこちなく震えながらキスに応えた。
俺達は暫くそうやって抱き合っていたけど下校時間になって二人学校を後にした。
無言で2人、手を繋いで歩いているうちにマリの家である古いアパートの前についた。
マリはいつもの様にバイバイと別れを言わず繋いだ俺の手をアパートへ導いた。

初めて入るマリの家はとても質素だった。
俺とマリはベットの上で初めての経験をした。
マリは終始泣いていたが優しく導いてくれた・・俺も泣きながらマリを抱いた・・
必死で抱き合った。
2人抱き合って俺はマリに言った。

「離れ離れになっても恋人だ」と
でもマリはやっぱり何時もの悲しそうな目で静かに首をふった。
そして納得できない俺に真実を語った。
「洋介君と私は双子の兄妹なんだよ」と
意味が解らなかった・・・何を言っているんだと怒りもした。
しかし真剣なマリの眼で嘘ではないと解った。
証拠も見せてくれた・・・父と母が仲がよかった頃2人でとった写真
その2人に抱きかかえられている双子の兄妹
「この写真は私と母の宝物なの」
マリは嬉しそうに笑った。

マリは2年生になって直ぐに転校していった。
引越しはしていないから会いたくなったら何時でも会えた。
実際それから俺は何度もマリに会いに行ったし母とも再会した。
母のガンは幸い早期発見で大事に到らなかった。
「ごめんな洋ちゃん」涙ながらに病室で謝る母を今でもハッキリ覚えている

しかし、俺が好きだったクラスメイトであるマリは
あの日、初めて体を重ねた日を最後に居なくなった。
今のマリはれっきとした双子の妹だ
でも、あの日の事はけっして間違いなんかじゃなかったと思いたい・・・

その後、俺達2人は成長してお互い普通に結婚した。
最初は色々な問題があったけど今では名実ともに双子の兄妹として生活している
お互いのパートナーが時々ヤキモチを焼くくらい仲が良い兄妹だ

オナニー見られた思い出?

寝込んで学校休んでたら、女の子がお見舞いに来てくれた。
 
俺は当時オナニー覚えたての中2だった。
早い奴は小4くらいからやってて、早く覚えた奴のがエライみたいな空気があった。
それが何でか悔しくて、回数でならすぐ追いついてやる!ってバカな目標を立てた。
 
毎日欠かさず朝1回と夜1回が最低ノルマで、多いときは4?5回だったと思う。
最多が7回だったのはハッキリ覚えてる。
一ヶ月続けたのか、そこまでいかなかったか、それ以上だったか、日数は覚えてない。
 
で、ティッシュの消費量で、オナニーばかりしてるのを親に感づかれたら恥ずかしい。
だから俺は、風呂でしたり、パンツに発射してそのまま拭いたり、窓の外に発射したり。
ティッシュを使い過ぎないように、そんなナイスな(つもりの)工夫をしてた。
 
さて、毎日必死でオナニーしてたら、倒れた。
倒れたってのは大げさだけど。
ちょっと風邪引いたと思ったら、オナニー疲労とあわさったせいで、ひどくだるくて、寝込んだ。
 
そして寝込んで2日目、同級生の女子が見舞いにきてくれた!
こんなオナニーバカにも女子からお見舞いが。
あ、もちろん建て前は、風邪がこじれて寝込んだだけってことになってる。
 
女子と言っても、近所に住んでる同い年のイトコ。
こいつは普段からウチに遠慮なく出入りしてたりする。
問題は、そのイトコが連れてきた、女級長だった。
 
級長は真面目で頭もいいけど、どっちか言うと仕切り屋で、その性格を買われて級長してる。
社交的でよくしゃべるキャラだから、普通に会話することはある。
でもわざわざ見舞いにまで来てくれるような仲良し、って程じゃなかったから意外だった。
 
「クラスメイトの見舞いも級長の仕事なの?大変だね」とか言ったら、
 
「級長だからじゃないよ、U太くん(俺)が好きだからだよ!」
 
って、あっさり言われてびっくり。
級長は告白のために来たのだった。
イトコと相談して、見舞いを口実に、俺と仲良くなるきっかけを作ろうとしたらしい。
イトコは級長の尻を叩くために一緒に来たんだけど、あっさり告白したのは想定外。
級長の性格をよく知ってるイトコも、びっくりしてた。
 
で、俺の返事を聞くまでもなく、もう2人は付き合い始めた、みたいな空気を作る女ども。
何それ、俺まだ何も言ってない。
イトコは、まあ、あとは若いお2人で?とか何とか冷やかしながら帰ってしまった。
 
今まで級長のこと女として意識してなかったけど、好きって言われた上に、突然2人きり。
ドキドキしないわけにはいかない。
級長はちょっと痩せ気味で、色気もおっぱいもないけど、欧風のキリッとした顔立ち。
俺より少し背が高い。
 
意識し始めたら、すごいかわいくキレイに見えてきて、やばい。
でもまだ、付き合ってとか言われたわけじゃないから、イエスもノーも何も言えない。
そもそも男女交際なんて、早くても高校生のすることだと思ってた。
ただドキドキしてたら、級長が言った。
 
「○○くん達が言ってたけど、『U太はシコり過ぎで倒れたんだろー』って」
 
ぎゃふん。
オナニーバカなのが級長にばれた?
毎日オナニー!の目標は、人には言ってないのに。
精子のにおいがぷんぷんしてたんだろうか。
いや、ふざけた冗談で男友達がしゃべっただけとは思うけど。
まあ図星なんだけど。
 
「シコり過ぎって何?」と級長。
 
あ、オナニーのことだとは思ってないのか、よかった。
いやよくない、聞かれた以上、答えないといけない。
困った、オナニーとは言えない。
 
「ま、まあ、がんばり過ぎ、みたいなことだよ」
 
「何をがんばり過ぎたの?」
 
質問をかぶせてきやがった。
どうする、もうめんどくさい…。
 
「あーもう!オナニーだよオナニー!」
 
「おなにって何」
 
げげー、どうしたらいいの俺。
何か腹たってきた。
好きって言われてうれしかったのに、何かもうウザくなってきた。
頭がぼーとしてるのもあって、何だかいらいらしてきたし。
 
今なら俺も大人だから、スケベオヤジの気持ちもわかるよ。
俺がそんなオヤジなら、くひひ、お嬢ちゃんオナニー知らんの?おじちゃんが教えたろかあ…
なんて鬼畜になるかも知れない展開。
 
でも当時まだ13歳。
自分のシモの話を女とするなんて恥ずかしいし、かっこ悪いって思ってるだけの子供だった。
男連中との幼稚な猥談は楽しかったんだけどなあ。
思春期だったんだなあ。
 
「もう何だよう、知らないのかよ、男はだいたいしてんじゃないの…」
 
「あ、あー!そっかおなにーって、マスターベーション…ごめん」
 
級長はオナニーって言葉になじみがないだけで、自慰行為というもの自体は知ってた。
にしても、気まずい、あー気まずい。
しばらく沈黙。
俺はベッドにいたんだけど、横になって壁の方を向いた。
 
でも級長の性格だから、すぐ沈黙を破って、割とさくさくと突っ込んできた。
 
「やり過ぎで倒れたんだね。毎日してるの?どんな風にするの?オナニーって疲れるの?
風邪引いててもするの?何でシコるって言うの?精液ってどんなの?」
 
男の性にマイナスイメージはないのか、ただ興味津々といった感じで。
多分級長は、男のオナニーを、オシッコをするのと同等ぐらいに思ったのかも知れない。
ちょっとトイレ、っていうのと同じくらい、「あ、俺ちょっと今から精子出すね」みたいな。
 
でも俺はそんな質問攻めされて、ひたすら恥ずかしいだけだ。
女の子とエロトークうひひなんて、余裕で萌えるほどの経験値はなくて。
もういたたまれなくて俺は不機嫌になってしまった。
 
俺が何も言わなくなったので、級長もさすがにへこんだみたいで。
ひとこと「ごめん」と言って、静かに帰っていった。
 
この日は寝込んでから2日目で、前の日はオナニーはしてなかった。
夜になって、級長と2人きりの状況を思い出したらなぜか、2日ぶりにちんちんがフルおっき。
ベッドの上で横になって、そこに級長が座っていたのを思い出したらなぜか興奮した。
 
2日ぶりにオナニーした。
裸でもない、服を着てただ座ってるだけの級長の残像が、なぜかオカズになった。
こんなことは初めてだった。
 
グラビアとか、まんがのエッチなシーンとか。
当時の俺にとってオナニーは、そんなのを見たり思い出したりしてするものだった。
そして最近は、とにかくこすってはシボり出す、というただの機械的な作業になりつつあった。
「毎日マルチ(複数回)オナニー」の目標が一人歩きしてたから、感情がなくなってたんだなあ。
 
そんな中、級長の残像と向かい合ったとき。
キュンキュンと、ちんちんの根元と心臓を締め付けるような感情が生まれた。
 
級長を好きになってしまったんだと思った。
怒ってしまったこと、落ち込ませてしまったことを後悔した。
 
翌日。
やっぱり体がだるいので学校を休んだ。
でもだいぶ回復はしてて、級長のことを思ったらぼっきした。
やばい。
 
昼過ぎまでだらだら寝て、夕方から母親が出かけたので、1人になった。
母親が玄関を出る音がしたのを確認してから、パンツを脱いでオナニー始めた。
 
級長のことを考えながら、夢中でちんちんしごいてたら、部屋の外から級長の声が!
 
「U太くん、昨日はごめん、またお見舞いに来たよー」
 
出かける母親が玄関先でちょうど級長と出くわして、勝手に上がって、と家に入れたらしい。
その時俺はTシャツ一枚、下半身は完全に丸裸。
ベッドで横になって、左手にはティッシュを持って、射精に備えようとしてた時だった。
 
部屋に鍵はない(ふすま)。
あわてて毛布を下半身にかぶせながら、あう、えっと、とか言ってたらふすまが開いた。
バカ勝手に開けるな!とか怒る余裕もないくらい俺あわててた。
でも何とか平静を装って「あー、うん、いらっしゃい」とかなんとか引きつり笑いをして見せた。
 
下半身裸で、ベッドから起き上がるわけにもいかなくて、俺は横になったまま。
級長はベッドの横、俺の上半身側で、ちょこんと座った。
毛布一枚を隔てて、フルぼっきのちんちんと級長の距離は数十センチ。
 
もちろん級長は、毛布のすぐ下に射精寸前のぬるぬるの固いちんちんがあるのを知らない。
でも俺にとっては、見られてるも同然の恥ずかしさ。
それなのに、いやそれだから?ぼっきは静まらない。
 
起き上がれない俺の、冷や汗の浮いた顔を見て、「まだ具合悪そうだね?」と級長が言った。
体の具合じゃなくて、今のこの状況が具合悪いんだけど。
俺が起き上がれないだけで、ちんちんは思い切り起き上がってるんだけど。
 
「昨日はごめんね、嫌いになったかなあ」
 
まだちょっと落ち込んでる感じの級長。
嫌いになるどころか、多分好きになった、とか言ってあげられれば良かったけど。
 
「いやいやいや、それ程でも」
 
と、ちんちん丸出しがばれるかもと思ったら気が気じゃない俺は、曖昧に答える。
 
「ほんと?よかった!あのねー、ちょっと保健室の先生に聞いてきたよ!」
 
ようやく笑顔を見せて、いつものキャラに戻ってきた級長。
しかし一体何を聞いてきたのか。
 
「マスターベーション…、あ、オナニーか。我慢しないで、何回してもいいって。
U太くんはやり過ぎで疲れただけで、体に悪いことはないって」
 
「そんなこと先生に聞いてきたの!」
 
「えー、だって心配だし。U太くんの名前は言ってないよ!」
 
俺のことだとは言わなかったみたいで安心だけど、それでも大胆すぎるよ。
どんな会話の流れだったんだろう。
 
「男のマスターベーションについて教えてって言ったら、先生ノリノリだったよ(笑)
何で聞くのって言われたけど、お姉ちゃんが彼氏のことで悩んでるからとか何とか。
適当に言っといた。いやー、勉強になったよー。男っておもしろいなあ」
 
※先生は、穏やかで気さくなおばさんって感じの人で、女子からの信頼は大だったらしい。
※授業としての性教育では教えにくいことも、こっそり聞きに行くと、教えてくれたらしい。

先生と、男のオナニーの話をするなんて、こいつバカか、とちょっと思ったけど。
でも、もともと賢いだけあって、好奇心は旺盛なんだろうな。
級長やるくらいだから分別もついてるし。
公衆の面前で下ネタを言いふらすような下品なキャラじゃないのは知ってる。
 
で、よく見ると顔が赤い。
ほんとは恥ずかしいのに、思い切って真面目に質問してきたんだろうなあ。
多分本気で、俺の体が心配だったんだろうなあ、と思ったら、ちょっとうれしくもなった。
 
実際、俺は今回3日休んだことで、オナニーやり過ぎは良くないんだって考えてた。
よく言う罪悪感ってのも、初めて級長をオカズにしたことで芽生え始めたかも知れない。
そんなんだから、保健の先生、という専門家の意見とやらにはホッとさせられた。
級長からの情報は素直にうれしかった。
 
それでも、今の俺の丸出し状況はやばいので、気分は落ち着かなかった。
級長もさすがに、男と2人きりで性の話題を持ち出すことの、気まずさを感じ始めたみたいで。
何かそわそわしてるのがわかった。
でもちょっとハイというか、はしゃぎ気味にも見えた。
 
級長もエッチなことに興味はあるけど、今までそんな話ができる友達はいないらしかった。
保健体育としての知識は、優等生だから問題ないけど何ていうか、俗な話の部分というか。
そういうのはテレビとか、姉さんから伝わる彼氏情報で、ぼんやり想像するだけだったらしい。
 
好き、と意識し始めた女子と、ちんちん丸出しで、そんな話をしてると。
当然俺の興奮はおさまらない、どうしていいかわからない。
 
そして級長も間を置きたかったのか、ちょっとトイレ貸して、と言って出ていった。
級長が席を外した!よし、その間にパンツとズボンをはこう!
よかった、と思って下半身を覆った毛布をとった時、思った。
 
触ってなかったのにガマン汁でぬるぬるの、びんびんのちんちん。
それを見て思った。
級長がいない間にズボンを穿くんじゃなくて、級長がいない間にオナニーしてしまおうと。
バカだけど、どうしても我慢できなかった!
 
ちょっとしごいただけですぐイケるだろうと思ったんだ。
ティッシュを先っちょに構えて、ちんちんを握る手に力を込めた時。
 
「え、何してんの…」
 
…そこに立っていたのは級長…。
じゃなくてイトコだった!
 
俺はふすまが開いてるのは知ってたけど、閉める時間と手間を惜しんだのだ。
イトコは普段からウチに出入りしてるので、普通に上がってきたのだった。
 
級長が今日も見舞いに行くって聞いてて、昨日の告白の続きを聞きたくなって、ウチに来た。
そこで俺のオナニーを目撃。
 
ふすまが閉まってれば、いつも、普通にノックとか呼びかけくらいはするイトコ。
普段オナニーするときは、部屋の外の物音に気を配ってた俺。
この時だけは、いつもと違う状況に浮き足立った、俺の大失態だった。
 
「何してんの!級長は?級長は?玄関に靴あったよ、いるよね?」
 
「級長は、トイレで、トイレ…あわあわ」
 
俺はベッドに腰掛けてちんちん握ってたんだけど、思わず立ち上がってしまっていた。
お互いにパニックになってしまって、俺は必死でちんちんを両手で隠して及び腰状態。
2人であわあわしてしまったけど、その内イトコはハッとした表情になった。
 
「あ、あ、そっか級長と…ごめんごめん!てか、バカじゃないの、バカ!」
 
そして、茫然自失の俺を置いて飛び出すように、イトコは帰っていってしまった。
俺と級長がエッチなことしてたとか、しようとしてるとか思ったんだろうな。
と思うけど、その瞬間は俺、パニックで頭が回らなくて、ただびっくりして帰ったんだと思った。
 
オナニーを見られた!
その計り知れない恥ずかしさだけで頭がいっぱいで、体が固まった。
 
男友達とオナニーの話になったって、見せるとかは考えたことない。
それを女子に見られた、それもイトコに。
同級生で、近所に住む親戚だから、学校どころか、休日でも顔を合わすことがある人間。
 
目の前が真っ暗になって、恥ずかしくて、泣いてないのに視界がぼやけるような感覚。
ああ、どうしよう、見られた、見られた…。
イトコの家のおじさんとおばさんには、いい子だと思われてて、良くしてもらってる俺。
オナニーしてたってばらされたら恥ずかしい。
 
大人になってからは、親に見られたことが笑い話になってたりとか、人から聞いたこともある。
だけど当時の俺にとっては、その時の絶望感ったらなかった。
 
そんなこんなで頭がぐるぐるしてて、級長の存在が意識からぽっかりと抜け落ちてた。
そのとき。
 
「え、何してんの…」
 
さっきの、イトコと全く同じ台詞。
級長だった。
 
ほんの少しの時間、級長がうちにいるってことを、俺は忘れてたのだ。
ぼんやりし過ぎた俺は、まだ下半身裸のまま、立ち尽くしていたのだった。
後悔と恥ずかしさと、自分へのよく分からない怒りで、ちんちんを両手でぎゅっと握ったまま。
 
それを級長に見られて、あわてて毛布で隠したけど。
ああ終わった、俺もう終わった、そう思った。
 
イトコに見られたことを猛烈に後悔してる真っ最中に、級長にも見られたんだからたまらない。
吐き気じゃない何かが、頭に直接込み上げてきて気持ち悪くて、座り込んだ。
 
そのままうつむいてたら、級長も何も言わず帰ってくれるだろうと思った。
でも俺の視界の隅にある級長の影は、部屋の中に歩を進める。
あ、カバンをとったら引き返すんだよなって思った。
でもそうじゃなかった。
そのまま俺のそばに来て、級長も座った。
 
「オナニーしてたの?今?我慢できなくなったんだね、いいんだよ、大丈夫だよ」
 
なぜか大人ぶった余裕の態度を見せる級長。
昨日までオナニーって言葉すら知らなかったくせに。
保健の先生っていう大人とのガールズトーク(?)が、級長を成長させてしまったのかな。
 
「いいよ、気にしなくて。男は誰でもするんだから、恥ずかしいことじゃないんだよ」
 
俺のために無理して平気なふりをしてるようにも見えたけど。
今思えば、男を理解してる女、を演じてる自分に酔ってたのかも知れない。
 
するのは当たり前でも、この状況は異常で、恥ずかしくて、おかしなことなんだけど。
大人ぶった余裕とか気遣いって言うよりも逆に、まだまだ無神経な子供だったんだと思う。
 
それでも、俺ちょっと涙目になってたけど、級長の落ち着いた態度に安心してしまった。
びっくりして帰っていったイトコとのギャップもあって。
恥ずかしいとこ見られても、安心して甘えていい相手なんだって思った。
 
「級長、俺も、級長好き」
 
ようやく、告白の返事が、思わず口を突いて出て、そしたら急に鼓動が落ち着き始めた。
 
「ほんとー!よっし!うれしー!」
 
醜態を目撃したあとなのに、俺の気持ちをうれしいって言ってくれた。
いつもキャッキャ言ってる14歳の、おっぱいもない女の子。
そんな子に母性を感じて、さっきまで心臓バクバクしてたのに、とても心が安らぐのを感じた。
 
そして俺は毛布の下でちんちんしごいた。
級長の前でなら、していいんだ、って思えたから。
級長もそれにすぐ気付いてたけど、見て見ぬふりをしてくれた。
ティッシュの中に出すとき、声出さないようにしてたけど、少しだけ、ふっ、て声が漏れた。
 
「終わったの?出たの?」
 
「うん…」
 
級長には見せないように、ティッシュをゴミ箱に捨てた。
 
ぼっきはまだ全然静まらなくて、級長は横に座ってるけどうつむいてて。
さっさとパンツ穿けばいいのに俺は、どうしていいかわからなくて。
毛布の下は丸出しのまま、無言の時間を数分、もっと長く感じたけど、多分数分間過ごした。
そして。
 
「さっき、俺の、見た?」
 
「ごめん、ちょっとだけ見えちゃった。ぼっき?してたね(笑)」
 
「あ、あのさー」
 
「大丈夫、誰にも言わないし」
 
「…でもさっきイトコにも見られた」
 
「えーうっそ、イトコちゃん来たの?」
 
「級長とHしてるって思われたかも」
 
「あははー、そんなことあるわけないじゃんね?」
 
“セックスする中学生(子供)”なんて、俺達の周りにはいない、異次元の生き物だと思ってた。
中学生同士で男女交際、っていうだけでも、俺にとっては特別なことだった。
 
俺と級長がセックスしてるって、もしイトコが誤解してたら、多分軽蔑される。
毛布越しとは言えオナニー見守られたのも、十分“級長とHなことしてる”と言えるんだけど。
とにかくさっきのイトコの様子からして、びっくりして怒ったのは分かってた。
 
「そっかー、イトコちゃんには、私からうまく言っとく。大丈夫大丈夫」
 
俺を安心させるように級長は、俺の顔を自分の胸に引き寄せた。
そして、頭をぎゅっと押さえるように抱きしめてくれた。
何だろう、すごく安心する。
俺、級長の赤ちゃんみたいだ、って思ったら恥ずかしくなった。
でも全然おっぱいがないから、あ、やっぱ級長も同じ子供だって思い直してドキドキしたり。
 
ドキドキしたり安心したり、びっくりしたり恥ずかしかったり、忙しい日だった。
でも級長とお互い、好きになったことだけは確かだった。
 
軽くキスだけした。
それより先に進むことはなかった。
そんな発想も、知識も、度胸もなかったし、それで良かった。
その代わりその夜は、何回かオナニーした。
もちろん級長がオカズだけど、級長がって言うより、級長といたときのドキドキ感がって感じ。
 
あー、俺、彼女出来たんだー、って実感は、ふわふわしてよくわからなかった。
 
次の日、久しぶりに登校した。
級長のおかげもあって、イトコが抱いていた疑念は誤魔化せた。
風邪で風呂入ってないから体拭いたり、パンツ穿き替えてたとか、そんな理由で押し通した。
体がくさいのに、女の子が急に来たから、しょうがないだろとか何とか。
 
でも、級長が家にいるのに俺がちんちん触ってた、という事実は変わらない。
責める感じではなくなったけど、イトコには、変態、馬鹿、すけべ、不潔、とか散々言われた。
それを級長が横で聞いてて、「大丈夫、大丈夫!」と根拠もなく俺をかばってくれた。
 
でもやっぱりイトコも、俺と級長のセックス疑惑を、丸っきり払拭できたわけじゃないみたい。
俺と級長を2人きりにしないように、気をつけてるみたいだった。
級長とデートと言っても、恋愛経験も金もない田舎中学生は、何していいか分からない。
だから大体、学校終わって俺んちでゲームか、一緒に宿題。
その時には必ずイトコも一緒っていうパターンになった。
 
イトコの監視のせいで、級長と2人であやしい雰囲気になることはなかった。
告白とオナニーを同時にしてのけた相手なのに。
 
そんなこんなで結果的に清い交際が続いた。
 
しばらくして、級長に生理が来るようになったらしい。
最初は級長も、特に隠すことなく、そういうことも俺に話してくれた。
でもそこから、級長が心も体も大人になってくのを感じた。
 
急におっぱいが膨らんだわけじゃないし、うまく説明できないけど、体つきが色っぽくなった。
そして、あっけらかんと話してくれることが少なくなった。
生理が来たことで、大人の仲間入りした、ということなんだと思う。
教育熱心な母親や、姉さんから、いろいろと大人の心構えを説かれたらしい。
 
そして、もともと優等生だった級長は、進学校への受験に早くも備え始めた。
級長が、って言うより親の教育方針なんだけど。
 
塾とか勉強が忙しくなって、あまり俺やイトコと遊んでくれなくなった。
俺の頭では、級長と同じ高校に行けないのは分かってたから、さみしくなった。
中学卒業と同時にお別れかな、なんて漠然と、冷めた感情になってくのが自分でもわかる。
 
そして実際には、中学卒業を待たなかった。
中3になってクラスが別れると、俺と級長はほぼ自然消滅状態になった。
 
中学時代の恋愛話はこんな感じで終わり。
高校生になってから、やっぱりオナニー見られる事件があった。
 



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