萌え体験談

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職場

正樹

眠れないので布団から初投下。

今から10年近く前の話です。
以下、全て仮名。

私…美穂20歳大学生
彼…正樹21歳公務員+夜間大学生
女…ひろみ27歳公務員、正樹と同じ職場

正樹は当時私がバイトしていた居酒屋のお客さんでした。彼の職場が近いため、しばしば大勢で来ていました。
格好よくてタイプだったので、ある日彼の帰り際をお店の外で呼び止めて自分の連絡先を渡しました。

するとその日のうちに飲みに誘われ、お互いの紹介などをして良い感じになりました。

その後数回デートを重ね、お付き合いが始まりました。
あるデートの帰り際、池袋の駅で吐き気と下痢がとまらなくなった私。
夕飯のいくら丼にあたったみたい。
とてもじゃないけど川崎の自宅まで帰れない状態。

彼氏の住む寮は歩いて目と鼻の先。
外部者を泊めるのは原則禁止らしい。けれど、この前1回泊まってもばれなかったし、非常事態だし当然彼の部屋に連れていき、おさまらなければ救急車に…がベストの選択。

それなのに、何故か今日に限って部屋に連れていくことを渋る正樹。
苦しむ私マジ泣き「お腹いたいー気持ち悪いー休みたいーなんで今日は部屋無理なのーだったら救急車よんでよ。・゚・(ノД`)・゚・。」

結局、しぶしぶながら正樹の寮へ。管理人はいないので特に問題なく入口通過。
部屋でセイロガンをのませてもらい、布団に横になっていると幾分楽になってきた。

すると突然
部屋のドアをドンドンドン!と激しく叩く音が。

私「なに!?」
正樹(怯えたように固まっている)
ドンドンドンドンドンドン!!!

私「出ないの?」
正樹「うん多分寮の先輩のイタズラだから。そのうちやむと思うし、いいんだ出なくて」

20分くらいその音は続き、やがて諦めたかのように静かになった。

深夜のドンドン攻撃に何かただならぬ雰囲気を感じつつも、具合が悪かったのでそのまま就寝。

翌朝はすっかり回復したので気分よくセクロスw
しかし途中でゴムが外れてびびる。彼の付け方が下手くそだったようだ。

その日はお互い休日だったので、部屋でまったりしていると、一枚のプリクラシート発見。
正樹と女のラブラブショット。
「なんですかこれは」
「!!あ、それ前カノ。もう終わってるし気にしなくていいから」
「ふーん…そういえばさっき、セックス中に間違えてひろみ、って呼びかけてたけど、これがひろみなの?」
「…うん。でも今は美穂が可愛い、大好きだから!」

同じ職場の6歳年上の女性だったとのこと。

その3日後。正樹に電話。私「これから夜ご飯たべない?バイト休みなんだー今どこー?」
正樹「ごめん、これから入院してる友達のお見舞いに行かなきゃなんだ。今虎ノ門病院にいくところ」

虎ノ門病院!?それってたしか産科婦人科の有名病院じゃないか?
お、か、し、い

女のカンが冴え渡った私は、最寄の地下鉄に飛び乗り虎ノ門駅へ。

病院の受付では見舞客を装い、「すみません、○○ひろみさんの病室はどちらですか」

「はい、505号室ですね」

ビンゴ。悪い予感が膨らんでいく。
病室の前に来たが、脚がすくんでなかなか動けない。
意を決してノック。ドアをあけると、そこには正樹、ベッドに横たわったひろみさんらしき人、職場の友人らしき人が。

ひろみが弱々しく「あなた…誰」
私「お身体を休めているときに突然すみません。正樹の彼女です。」
ひろみ、顔が真っ青になり、なにも言えず号泣。

とりあえず泣いているひろみを友人に任せ、外のロビーで正樹と話し合うことになった。

正樹「なんでこんなところまでくるんだよ」
私「夜中のドンドン、新しい日付のプリクラ、虎ノ門病院…あやしさ満点だったから、真実を知りたかった。ごめんなさい。」

〔正樹の話〕
・年上のひろみとは、向こうからアプローチされて付き合ったが、結婚をせかされるのが、まだ若くて未熟な自分には重かった

・その後に美穂と出会い、年齢が近くて、学生気分の楽しいデートができた。すごく歳相応に楽に付き合えた
自分にはこの子だと思った
・ひろみはこの病院で昨日正樹の子供を堕胎手術した
ずっと産みたがっていたが、正樹にはまだ父親になる自信がないし、気持ちが美穂に傾いてしまったので、説得しておろさせた

・深夜の扉ドンドンはひろみとわかっていたので開けなかった
・ひろみの手術が無事に終わったら、別れて美穂一本にするつもりだった

その時、友人とひろみ登場。
友「あんた何考えてんだよ!この人、昨日大変な手術したばかりで心も身体もボロボロなんだぞ!同じ女だったらわかるだろうが!なんでこれ以上傷つけるんだよ」
ひろみ、ひたすら泣いている
「二人の将来のために今回は赤ちゃんをあきらめた…なのに…なんで…こんな」
私「ごめんなさい。あなたとは別れてるって聞いてたので、別れてるのに彼が元彼女のお見舞いに行くのは嫌だなとおもって…こんな事情だと知らずに本当にごめんなさい。軽率でした」

傷つけてしまったひろみには土下座してひたすら謝る。

ひろみ「もうやめて。あなただって二股だって知らなかったんでしょう。だから悪くない。一番悪いのは…悪いのは…ぅわあああん」

ひろみ、泣きながら錯乱状態になりロビーの花瓶を割り、正樹に飛び掛かる。友人と私が必死で押さえる。
そのまま友人に付き添われてベッドに戻り鎮静剤。

残された正樹と私。

正樹「いろいろごめんな。でも、俺が今一番大切にしたい人は美穂だから。ひろみの体調が良くなったらきちんと別れる。信じてほしい」
私「ざけんな。妊娠してる彼女がいること隠して同時進行で付き合うような男は最低じゃ。もういらん。

ひろみさんおろすの妊娠中期だったんでしょ。初期よりずっと苦しいんだよ。生まれてくる命や女性の身体を大切に出来ない奴から、大事になんかされたくない。バイバイ」

言うだけいってその場を去りました。

その後、ひろみさんも正樹とは自分から別れたようです。

しばらくして、今度は私までもが妊娠していることがわかりました。
ゴムはかならず付けさせたのですが、どうも不器用で下手くそだったらしく、ゆるんだ時のみたいです。

同時期に2人とは、ある意味生殖能力の高い男ですね。
手術代を半分もらい、堕胎しました。命は大事だけれど、もう愛していない男の子供を産んで、20歳でシングルマザーになる覚悟が出来なかった。
この痛みを忘れないために、水子供養をしてもらいました。

長々と、しかもオチがなくてすみません。
支援ありがとうございました。

アロマセラピーサロンのお客様と…

アロマセラピーのサロンで働いてる26歳の女です。
マッサージ師ではなくセラピストですがここにレスさせてください。。
去年の夏、指名のお客様とサロン内で施術中、恥ずかしくて人に言えないような
エッチな事をしてしまいました。
そのお客様は32歳の独身の証券マンで、爽やかな感じの方で来店した瞬間、
どのセラピストも担当したがるようなタイプの方でした。
私はたまたま買い物に出ていて偶然、ビルのロビーでそのお客様と一緒になり、
エレベーターでご案内して来ていたので、親しみを感じて下さったのか指名してくださったんです。
うちのサロンは都内でも高級な方なので1回、2万円は下らないのですが
それからその方(Aさん)は週に3回は通われるようになりました。
アロママッサージは基本的にお客様に紙ショーツを履いていただいて、オイルを使って
全身を、うつ伏せ(下半身)→うつ伏せ(上半身)→仰向け(下半身)→仰向け(上半身)と
丹念にマッサージしていきます。

Aさんは話題も豊富で話も面白く、いつもこちらが笑わせて頂いていました。
学生の頃も今も鍛えているらしく、筋肉質で大きく引き締まった体をされていました。
Aさんは、マッサージが腰やお尻部分になると、少し腰を浮かせ居心地が悪そうに
モゴモゴするようにしていました。そして、気持ちよさそうに少し声も出され
浅く呼吸するようにしていました。毎回、うつ伏せが終わり、仰向けになると
Aさんの下半身が大きくバスタオルを持ち上げていました。
私は恥ずかしくて仕方ありませんでしたが、見ないフリをしてマッサージを続けました。
Aサンも恥ずかしそうに手の甲でご自分の顔を隠して眠っているような素振りをしました。

私は気にせず施術を続けていましたが、施術は微妙な個所にも至るので
何度もAさんの下半身が大きくなってしまいました。
Aサン時々「ゴメンね。」と謝り、途中でトイレに行く事も珍しくありませんでした。
ある日、仰向けの下半身が終わり、軽くオイルをふき取った脚にバスタオルを掛け、
施術が上半身に移り、脇腹をすくうように揉んでいると、
Aさんの下半身に掛けていた大判のバスタオルがするっと滑り落ちまてしまいました。
するとAさんの男性器がはみ出していました。
私は「ハッ」と声を出し、とっさにバスタオルを掛けました。
Aさんは「本当にゴメンね!!」とちょっと泣きそうな顔をされました。
私は「大丈夫です。し方ありませんよ」と言いました。
恥ずかしかったけれど、きっとAさんはもっと恥ずかしいのですからフォローしました。

それまで何度となく食事や映画に誘われたりしていたし、好意のようなものは伝えられていたので
何だか恥ずかしかったけれど、他のお客様なら、こうは感じなかっただろうという気持ちが沸きました。
むしろ、嬉しかったのです。恥ずかしいのに私はAさん私を感じてそうなるのが、嬉しかったのです。
それどころかAサンのマッサーシが終わる頃、私の下着はジンワリと濡れてしまうようになりました。

Aさんは「俺以外にもこんな風になる人居る?」と少し小さな声で聞きました。
「そうですね。たまに。」「そうだよね。?ちゃん綺麗だからね。男ってしょうがないよね」と苦笑しました。
「でもAさん以外の方だとこんなに恥ずかしいと思わないんですよ。」私は言いました。
Aさんはちょっと驚いて「そうなの? 」聞き返しました。「そうそう。もっとドライに知らん顔でww
案外平気なんです。w」そう冗談っぽく言いました。

その時、私の顔は仰向けのAさんと見詰め合うように、手はちょうど肩から胸に円を描くように滑らせていました。
ちょうど私の上半身はAさんの上に覆いかぶさるようにしています。
私は少し恥ずかしくなって、微笑んで次の行程に行こうとしましたが。、その時Aさんの手が私の太腿にかかりました。
その手は静かにピタリと止まり、私の反応を見るように緩やかに触れられていました。
私は「Aさん。。」と言ったきり止まってしまいました。Aさんの手は大きく優しく動き太腿からお尻まで
撫でまわすようでした。「ダメですょ。。」と小さな声で言いましたがAさんの手を払いのける事はできませんでした。

私はオイルでAさんをマッサージしながらすっかりAさんにされるがままになっていました。

「?ちゃん。もっと触ってもいい?」何だか解からないまま、黙っているとAさんの手は内腿の肉を
ぎゅっと掴み、そのままピッタリした黒のストレッチパンツの恥丘?の盛り上がった部分まで強く触ってきました。
私は自分の中が熱く濡れているのが解かりました。もう、息も荒くなっています。
「ああ、もう止めて!ダメだよ」そう心で叫んで、手で払いのけようとしたけれど
Aさんは止めてくれず、どんどん激しく大胆になってきます。
「ダメです。Aさん あぁっ。」Aさんの片手はパンツの上から深いくぼみに添うように、
もう片方で大きめなお尻を撫でまわしています。
そして上半身を起こして顔を上げるとパンツの上から私の股間に顔を埋めて
深く息を吸い込み「?ちゃん。可愛いよ。」と言ってジッパーを下げようとしました。
私は「Aさん。本当にダメです。こんなの。。。」そう言って一旦体を遠ざけました。

私は決してAさんがイヤだった訳じゃなく、自分の意識に対して自己嫌悪になっていました。
でも、Aさんは「もうしないから。ゴメンね。」と言いながら、その日を境に
サロンでの施術中、ドンドン行為をエスカレートさせていきました。

私自身も、このかなり変態チックな行為にハマっていってしまいました。

Aさんはその日の帰りに、メールで謝ってきました。
「あんなことをして、もう信じてもらえないかもしれないけど
俺は?ちゃんの事、本当に好きです。」そんな内容でした。
私はAさん事は好きな持ちはありましたがあんな事があって普通に恋愛できるのかなと複雑な気持ちでした。
それにこの世界では、お客様との恋愛はタブーです。私は食事の誘いはかわして当たり障りのないメールを返しました。
1週間ほどで「どうしても会いたい。店に行ってもいい?」とAさんからメールが来て私はOKしました。
私は何もなかったような顔をしてお迎えしました。
準備が整い、部屋に行くと、いつもはうつ伏せで待たれるAさんが
バスタオルを腰に巻いてベッドに腰掛けていました。

私はAさんの姿を見た瞬間、子宮の奥深くギューンと締まるような感覚を感じました。
(大事な職場で、あんなに事をされたのに・・・)と思うと恥ずかしくて仕方なくなりました。
なるべく自然な口調で「元気でしたか?」と聞きました。「うん。?ちゃんは?」
たわいない会話をしましたが心臓はドキドキしています。
その時、急に手首を引っ張られるとAさんの裸の胸元に抱き寄せられてしまいました。
うつむいていると、「この間はゴメンね。」Aさんは低い声で言いました。
私はうつむいたまま、黙って頷きました。Aさんは「?ちゃん好きだよ。」
と少し声を上ずらせて、無理やりキスしました。
私の口唇をこじ開けて舌を入れると、Aさんの舌は私の舌を追うように、
激しく動いて執拗に絡まってきました。
私はくたっと全身の力が抜けてしまい、Aさんに身を預けるように抱かれました。
Aさんの唇は私の頬から首、うなじまでを這い、私は思わず、「ハァッ。」と声を出しました。

Aさんの大きな体はピッタリと私の体と合わさり、みるみる内に下半身が大きくなって
下腹にあたるのが解かりました。Aさんの両腕は私の体をきつく抱きながら
二の腕をギュッと強く掴んだり、背中からウエストまでまさぐるようにく動いています。
そのまま私はフッと持ち上げられ、ベッドに座るAさんに抱っこされるように
抱きかかえられてしまいました。私はどうしていいか判らず、「イヤ」と言いましたが
すぐにAさんの唇で塞がれ、Aさんは私の胸をゆっくりと揉み始めました。
私は呼吸が荒くなり、体は熱くなってAさんを求めていました。
私は、理由は判らないけどなぜか涙が出てきて、「Aさんお願ぃ。人が来たら困る。」
と言いました。Aさんはやっと「解かった。ゴメンね。」と言うと頬を撫でて放してくれました。

「?ちゃん。この後、会えない?」と聞かれましたが、混乱していて「電車の時間があるから」
と言うのが精一杯でした。私は気持ちを取り戻して、ベッドにうつ伏せになってもらい
施術を始めました。いつもはお客様に少しでも体調を良くしていただこうと、
それだけに集中して手を滑らせていますが、その時は気持ちがこもりませんでした。
私の下着の奥は、まだジットリと濡れているようで動くたびにそれを感じました。
その時はボーっとしてしまってあまり会話は覚えていません。仰向けの下半身が終わると
Aさんの下半身はまた大きく盛り上がっていました。私はいつもはしないけれど、
Aさんの目の上ハンドタオルをかけました。Aさんは苦笑して「何でかけるの?」
俺が悪さしないように?」と聞きました。「ぅん。そう。」ふたりは笑い合って少し、空気が和んだようでした。

静かに施術しているとAさんは「俺のコト嫌いになった?」と真剣な口調で聞きました。
私はどう答たらていいか解からずに「どうだと思いますか?」と曖昧に質問で返しました。

「キライになったと思う…。」
私は、肩から胸にかけて円を描くように滑らせていた手を一瞬止めました。
そして、タオルで半分顔が隠れたAさんにゆっくりキスをすると、一瞬ですぐ離れました。
Aさんはタオルを取って私を見ました。私は知らん顔で施術を続けました。
Aさんは私の頬に手を持ってくると、じーっと見つめたまま、唇に沿って触れました。
そして、上下の歯を開けて指を入れてきました。私はされるまま、Aさんの指を舐めました。
Aさんは素早くオイルで濡れた上半身をタオルで拭くと、私をベッドに座らせてまたキスをしながら
今度は大胆に小さな黒いカットソーを捲り上げ、ブラジャーの中に手を入れ、強く揉み始めました。

着痩せしたDカップの胸が乱暴に揉まれ、Aさんと私の舌が絡み合いました。
Aさんは私の乳首を摘むとクリクリと弄んで、口に含みました。
「ぁ。」私は小さな声を洩らして、全身に快感が走るのを感じました。
私の乳首は感じると堅く大きくピンと立ってしまいます。
Aさんはその乳首を吸ったり、甘噛みしたりしながら
片方の手でストレッチ素材のお尻にフィットしたパンツの上から恥丘から溝にかけて
すくい上げるように揉みました。そして、その手がジッパーを下ろそうとしました。
私は力なく抵抗しましたが、呆気なくかわされ内側のボタンを外しジッパーが下ろされました。
下着の線が出るのがイヤなので私は普段から小さなTバックを履いています。

ピッタリしたパンツのジッパーが開かれた隙間からAさんの手が入れられ、
白のレースのTバックにこじ入れるように強引に入っていきました。
私の中は自分でも恥ずかしいほど濡れていて、
Aさんの指がスルリと滑るように上下して動かされました。
Aさんは私の薄い陰毛から簡単にクリトリスを見つけ出し、
押しつぶすようにねっとりと刺激しました。
私はあまりの気持ち良さに「ぁぁっ」と声を漏らしました。
どうにかなってしまいそうで、私は必死でAさんの手を遮ろうとしました。
それは無駄な抵抗のように意味がなく、Aさんの指は
深く深く私の中へ入ってきました。

Aさんは自分の前に私を後ろ向きに立たせ、
パンツを下ろしてTバックのお尻をあらわにしました。
そしてそのまま、ギュっとお尻の肉を掴み、
舌を這わせながら片手を前に廻してクリトリスを弄びました。
「ハァァ。」私は意識遠のくような快感を感じました。
Aさんは私の後ろに立つと今度は片手でクリトリスを、
もう片方で後ろからヴァギナへ指を深く押し入れ素早く出し入れしました。
「ァァァァッ!!!!」私の体を、背筋がゾーっとするような快感が激しく貫きました。
Tバックも呆気なく脱がされた私は、ベッドに横になり「おいで」
と言うAさんのそばに引き寄せられました。

Aさんは自分の顔の上に私を跨がせると、
ピチャピチャとイヤらしい音を立て私のオ○ン○を舐め始めました。
「ハァァァァッ。」声を出さないように必死で頑張りました。
私は上半身は胸までカットソーを捲り上げれ、
ブラジャーからは乳房をはみ出し、下半身はお尻もオ○○コも丸だしで、
Aさんの顔を跨いでいました。
そんな自分のそんなあられもない姿を想像するだけで、一層感じてしまいました。
「?ちゃん。すごいよ。」そう言われ「Aさん。私、もうもうダメ。」と言いました。
Aさんは私のクリトリスを舌で素早く舐めながら、
何本かの指で深く私を貫きました。

私は「ぁぁぁあああっ。もうダメ。」必死で堪えながらも自然に腰を動かしていました。
「そう。腰使っていいよ。」私の感じる姿を見て、Aさんの指使いは勢いを増すようでした。
私の快感はどんどん高まり、(もうどうなってもいい)と思うほど激しく感じました。
「あぁぁ!!イキそう。イキそぅぅ!!!。。」私は泣き出しそうなほど感じ、
「Aさん。もうダメ。イク。イク。イクぅ。。。。。…。」そう言って果ててしまいました。

Aさんは快感に震える私の中から指を抜かずに、
「?ちゃんのオ○○コ凄いよ。俺の指、ギューっと締め付けてる。」
そう言って自分の胸の上に座らせ「いいよ。そのままで」と言いました。
うつろな私にAさんは「今週の休み会える?」と聞き、私はコクンと頷いてしまいました。
Aさんは私にまたキスをして、私の手を自分の固くなった彼自身に導きました。
「?ちゃんのこと抱くからね」と言い、私は黙って頷きました。

誤解が理由ではなかった


私は48歳になる会社員です。つい最近迄、車で4時間位の距離の地方の支社に単身赴任をしていました。妻は44歳に成り、やはり仕事を持っていて、一人娘も手を離れ、地方で一人暮らしを始めていたので、赴任先に妻も一緒に来て欲しかったのですが「仕事を急には辞められないから。」と言われ、渋々一人で行く事を決めました。
私は仕事が忙しく、休日出勤も珍しく無くて月に1度も帰れない時も多く有りましたが、妻は少なくても2週間に1度は来てくれていたので、何とか寂しさを我慢して来られました。それが赴任が終る9ヶ月位前からその回数が極端に少なく成って来ました。妻は“仕事が忙しくて疲れているから・送別会が有るから・風邪を引いてしまった”等色々な理由を付けていますが、私には『来たくないら、色んな理由を付けているのでは無いだろうか?』と思って仕舞う事が有ります。それは、たまに来ても、会話らしい会話もなく、なにか不機嫌そうに見えますし、夜妻を誘っても、
「今日は無理して来たけれど、仕事が忙しくて凄く疲れているから・・・また今度にして。」
そんな様な言い訳をして拒み続け、夫婦関係も全然無くなっていました。何よりも、私を見る妻の目が、汚い物でも見る様な感じがして、しょうがありません。
以前何かの週刊誌に『妻の浮気を見破る方法』と言うのが載っていて、面白半分に読んだ記事と今の妻の行動が殆ど当て嵌まってしまい、『まさか志保に限って。』とは思っても、ここまで態度が変わってしまっているのには何か理由が有るはずです。直接妻に聞けばいいのですが、何となく言い出せなく、私もイライラして些細な事にも怒ってしまい、ますます会話が少なく成り、次の日は、不機嫌そうな顔をして朝早く帰って行き電話も掛けて来ません。
あの態度では、もし不倫をしているのなら、気持ちがもう別の男に行って仕舞っているのでしょうから、何を言っても元に戻る事は無いでしょう。でも私にはまだ心に余裕を持っていました。
それは、知り合ってから今迄、妻は私だけを本当に愛してくれていて、性格からしてもその様な事を、絶対にしないと言う自分善がりの変な自信を持っていた事と、いつ電話しても夜は必ず家に居て出て来る事、もう一つ、以前会社のある女性が部屋に来て食事の用意をして行ってくれた事を、妻には内緒にしていて、それに気付き、変に誤解をしてしまい、その事の方が妻の態度をああさせてしまっているのだと確信めいたものを持っていました。

その女性とは、新卒の総合職として入社し、新人時代は私が仕事を教えていましたが、頭が良くて、教えた事の飲み込みも速く、その年の新入社員の中ではピカイチでした。仕事を教えた私を慕ってくれている様で「係長は、私の理想の男性像なんです。」等と言ってくれる彼女に、他の女子社員とは違った感情を抱いていましたが、何よりそれは、どこと無く憂いを秘めた儚げな感じが、妻とダブッタだけでそれ以上の物では有りませんでした。
その彼女が3日間の出張で私の赴任先に来た時に「単身赴任では、ろくな物食べていないでしょう?」
と、部屋に来て料理を作ってくれたのですが、妻とは滅多に行かないスーパーに二人で行き、買い物をしていると、何か夫婦の様であり変に意識をしてしまいました。何より、男と女が夜に同じ部屋に居て何も無かったとは信じて貰えなさそうで、妻には内緒にしていたのですが、残り物をうっかり冷蔵庫に入れて置いたのを、次の日に来た妻に見付かり、慌てて変な言い訳をしたのを覚えています。
その日を境に妻の足が遠のいたので、これは完全に誤解していると思いましたが、何も無かった事をあれこれ言い訳するのも面白く無くて無視していました。
そんな時に、大学時代からの親友の佐野から電話が有り、冗談めかして現状を話し、
「興信所にでも頼むかな。」と言うと、
「まさか志保ちゃんがそんな事している訳ないだろう。」と、笑っていました。
妻の志保とは、大学の時に佐野の彼女(今の奥さん)美幸さんの紹介で知り合い、お互いに気に入り、妻が大学を卒業してから1年後に結婚しました。
佐野夫婦とは、結婚してからも家族ぐるみの付き合いをしていて、長い付き合いの佐野は志保の事をよく知っているので全く心配していません。
「もっとそっちに行く様に、美幸に言わせるよ。」
そんな話をして電話を切りましたが、不思議なもので1度口に出してしまうとその事が何故か頭から離れなくなり、気に成って仕方がありません。ただこの時は、私の勝手な妄想であり、何の確証も
無いので、それほど心配をしていた訳では有りませんでしたが、仕事が終ってマンションに帰って来ると『今頃志保の奴』等と勝手な想像をしてしまいます。そんな妄想を打ち消す為に家に電話を
入れると、
「どうしたの?何か用事でも有るの?今日も仕事が忙しくて疲れているのよ。今度、私から電話するから何も無ければこれで切るね。」
愛想の無い返事ですが、ちゃんと家に居るので『やはり俺の思い過ごしか。だいたい志保がそんな事をしている筈が無いな。』と安心してしまいます。
そう思っても次の日に成るとまた色々な事を考えてしまうので、来週の休みの日に妻には内緒で、こっそり帰って、探偵の様な事でもしてみようと面白半分に思っていました。
ここ暫らく休日も接待ゴルフ等でろくに休んでも居なかったので、有給も含めて3連休を取りました。『こんなにアッサリ休みが取れるなら、もっと早くそうすれば良かった。』
自分の要領の悪さに苦笑いしながらも、何か寂しさも感じて仕舞うのは会社人間の証拠でしょうか?
妻には、今度の休みも接待が有るので帰れないと伝えて、考えて居た事を実行する事にしました。

金曜日の朝に出て電車で帰って来たので、着いたのはまだ午後1時を少し過ぎた位で時間にはタップリ余裕が有ります。
佐野に電話を入れると、
「お前も良くやるな。まあ、そんな心配をするのも愛が有る証か。今日は夫婦仲良くやって、明日でも家に遊びに来いよ。美幸に旨い物でも作る様に言っておくよ。」
私も久振りに佐野夫婦と食事でもしながら、志保が誤解をしているなら、佐野達の力も借りて良く話し合おうと思っていました。

私は妻の勤める会社が良く見える所は無いだろうかと思い、少し早めに行って物色していると、丁度、会社の出入り口が見やすい喫茶店が有りました。入ってみると時間が時間なだけに余り客も居なく
窓際の席に座り妻の出て来るのを待ちました。

午後5時26分
妻が一人で会社から出て来て駅の方向に歩いて行きます。私も喫茶店を出て妻に気付かれない様に後を追いました。15分程の距離に駅が有りますが、何事も無く一人でプラットホームに入って行き、
電車を待っています。
『やはり志保は何もしていなかったのか。疑って悪い事をしてしまったな。』
ほっとした気持ちと、何故か分かりませんが、残念な気持ちも有り、自分でも複雑な心境です。
私は直ぐに声を掛けようと思いましたが、何かプレゼントでもしてやろうと思いつき、今来た道を戻る事にしました。
あれこれ何を買ってやろうか迷っていると、さっき妻に声を掛けて一緒に選べば良かったと、後悔もしましたが、プレゼントを持て、
急に帰った方が、ドラマチィクの様に思います。
『いい年をして俺も馬鹿な事を考えているな。』と気恥ずかしく成りましたが、妻が喜んでくれるなら、これはこれで良かったとも思いました。

午後7時10分
買い物に時間を取られて、思ったよりも遅く成っていたので、もうとっくに妻は帰っている筈です。
それが家の前に立つと1階のリビングに明かりが点いていません。2階を見ると寝室には明かりが点いています。リビングの明かりを消して、こんなに早い時間に寝室に入ってしまうのも不自然です。
考えてみると、妻が一人で帰って行ったからと言って安心してしまったのは、私の不注意でした。
落ち合うのは何処でも出来る筈です。ただ、リビングに明かりが点いていないからと言って、不倫をしていると決め付けるのには無理が有りますが、何か嫌な予感がしました。
音を立てない様にドアの鍵を開け、そっと寝室に向かおうとしましたが、心臓の音が聞こえる様で、気を落ち着かせる為に、リビングに入り煙草に火を点けましたが、手が小刻みに震えています。
『自分の家で何を情けない。しっかりしろよ。』自分を勇気ずけました。もしも男がいたとしても、その男に恐怖感が有る訳では有りません。私は子供の時から少林寺拳法を習っていてもう有段者です。これから遭遇するかも知れない現実が怖いのです。少し気が落ち着いて来たので、意を決して、静かに寝室に向かうと、階段の辺りでもう、あの時の声が聞こえて来ました。
『志保・・・・お前・・・・・』
この時の感情は何と言っていいのか、頭も中が真っ白に成り何をどうしたらいいのか、これまで感じた事のないものでした。

            

私は階段で、足が竦んで動けません。妻達の声だけが耳に響いて来ます。
「アーー、もうお願い。ねえ早くぅ。アーーン。」
「まだまだ。」
「ウーーン、もう駄目!アー、堪忍して!」
「なあ、旦那どうしてる?まだ気付いて無いのか?志保は俺にこんな事されているのに。目出度い奴だな。」
「アッ、そんな事は・・どうでも・・アーー、ねえ、もう、もう、アーー、もう駄目!早く!アーーー、駄目イクーー」
悲鳴の様な大きな声が響きました。私は急いで階段を上がり、寝室のドアを開けると、男は妻を後ろから貫いている所でした。その光景は一生忘れる事の出来ないものと成り、今も目に焼き付いて離れません。
「誰だ!」
男は妻と繋がったままで、この家の主人でも有るかの様な事を口にしました。
「俺はその女の亭主だ!お前こそ何をしている。」
「あっ、貴方!イヤー!見ないで!見ないで!」
妻が慌てて離れ様としましたが、男は妻を貫いたまま、挑発的な視線を向けて来ます。
「とんだ所を見られたな。まあ、こう言う事だ。」
妻から離れ私の前に立ち、何も悪びれた様子も無く背広の襟を掴もうとしましたが、それよりも先に私の前蹴りが鳩尾を捕らえていました。
声に成らない呻き声を出し蹲った所を、今度は顔面に蹴りをみまい腕を捩じ上げると、
「いっ、痛い!分かった、分かったから離してくれ。」
「うるせい!何なんだお前!ふざけた態度とりやがって!」
腕を捩じ上げたまま、顔面に膝蹴りを入れると、顔を押さえて動かなく成りました。
拳法等、特殊能力を一般の人に使うのは、凶器を使うのと同じで法律で禁止されています。
しかし、この時はそんな事を考え余裕も無く、何の躊躇もしませんでした。
「志保、どう言う事だ?こう言う事で俺の所に来なかったのか?俺は、お前を信じたかった!」
「違うの、違うの。私・・貴方が・・・」
「何を言ってるんだ。何が違うんだ!これの何が、何が違うと言うんだ!」
私は妻の頬を何回も平手で打つと、口の中が切れた様で血が流れ出ましたが、それでも止めません
でした。妻は何の抵抗もせずに打たれていましたが、涙を流し「違うの、違うの。」と言い続ける姿を見ていると、虚しく成って来て突き放し、何が違うのか?これからどうするか?混乱した頭を整理
する為にまた煙草に火を点けました。もう手は震えていません。
「志保、何が違うんだ。」
私が妻を問いただそうそうとした時、
「うーん」
男は両手で顔を覆ったまま立ち上がりかけましたが、私に気が付き「あっ。」と妙な声を上げて後退り、怯えた目をしました。
「お前は何を偉そうにしていた?何を考えているんだこの馬鹿が!まあ、お前ら許さんからそこに座っていろ!」
男が立ち上がりベッドに腰掛け様としたので、
「おい、お前、誰がそこに座れと言った!まだ俺に喧嘩を売るのか?」
私はもう1度横っ面を殴り付けました。
「申し訳有りません。どうかもう暴力は・・・、申し訳有りません。」
男は土下座して謝り始めました。初めの威勢は妻に格好を付ける為のハッタリだったのか、私の方が明かに強いと観ると、手の平を返した様に低姿勢に出て来ています。仕事をしていても、何を勘違いしているのか、自分の立場を弁えないこう言う人間は多くいて、大嫌いなタイプです。
「おい、お前、何処の奴だ。」
「いやそれは・・・」
「どうした。勘弁してくれってか?出来る訳無いだろう。この馬鹿が!」
私は男の背広とセカンドバックを調べると、身分証明が出て来たので見てみると、妻と同じ会社に勤めています。
「田中肇?同じ会社か。良く有る話だな。だがな、俺には良く有る話では済まされ無いんだ。きっちり形を付けさせて貰うからな!」
「方を付けるとは・・・あの・・どの様な?・・・」
「お前達のした事に決まって居るだろう。どう責任を取って貰うかはこれから考えるが、可也の事をさせて貰うから覚悟しておけ。まず、お前の奥さんは何をして居る?」
「家のとは今別居中です・・・実家の方に帰って居まして・・・」
「ふん、どうせお前の浮気でもばれたんだろう?とことん馬鹿な奴だ。奥さんには悪いが、この事を知らせない訳には行かないな。電話番号を教えて貰おうか。」
その時、私に殴られ放心状態だった妻が、
「奥さんには関係無いわ。責任を取るのは私達だけにして。」
泣きながらでは有りますが、はっきりとした口調で言って来ました。
「黙れ淫売!この馬鹿と別れていない限り、奥さんにも知る権利は有るんだ!」
男を庇っているのか、自分のした事を知られるのが怖いのか、私の気持ちを逆撫でする様な事を言う妻に無性に腹が立ち、また殴り付けました。
「申し訳有りませんでした。どんな事でもさせて頂きます。・・・ただ・・今は別居中ですが何とか修復出来そうな所迄来ています。妻にだけは・・妻にだけは・・どうか勘弁して下さい。お願い
致します。」
「お決まりの言葉だな。お前本当に正気か?修復仕様としている時にこんな事するか?お前みたいな奴に騙されて元に戻るより、別れた方がよっぽど幸せだ。早く番号を教えろ!」
「・・・・・・・」
土下座したまま動かない男に、何を言っても駄目だと思い、背広のポッケトに携帯は無いかと探しましたが有りません。その時妻が何かを枕の下に入れた様な動きをしたので、枕を放り投げると、見覚えの無い携帯が有りました。男の携帯を隠す程、こいつを庇うのかと思い大きな怒りが沸いて来て、口から血を流している妻にまたビンタを見舞ってしまいました。
携帯のアドレスを見ても、どれが奥さんの物か分かりません。
「おい、どれがそうだ。言わないと片っ端から掛け捲るぞ。会社の同僚や上司だったら困るだろう?」
男は困惑した表情で、
「・・・・それは・・・」」
男は渋々教えました。私も会ったこともない田中の奥さんと話すのは、それなりの覚悟が必要でしたが思い切って掛けると、上品そうな話方をする女性でした。
田中からの電話だと思って出たのが、知らない男からだったので初めは戸惑い気味でしたが、話の内容を聞いている内に、段々無口に成ってしまいました。
「分かりました。そちらの話が終りましたら、こちらに寄る様に伝えて頂けますでしょうか。」
毅然とした態度で答えましたが、怒りが伝わって来るものでした。男に代わるかどうか聞きましたが、
「それは結構です。」と冷淡な声で言い、この夫婦はまた元に戻る事が有るのだろうか?恐らくは駄目だろうと、自分の所を棚に上げ余計な事を思ってしまいましたが、すぐに現実に引き戻されます。
「俺が入って来た時の偉そうな態度は何を考えてだ?」
「・・・私は昔から喧嘩をしても負けたことが有りません・・・。それでつい・・。もしもご主人を黙らせる事が出来たら、志保にも良い所を見せられると思って・・・。うわっ。」
私は男を殴りつけていました。
「40面下げて何をガキみたいな事を言っているんだ。お前みたいなのが勤めていられる会社は中身が知れるな。それとな、他人の妻を呼び捨てにするなよ!」
「申し訳有りません、申し訳有りません。つい何時もの習慣で。」
田中の名刺に課長と言う役職が書いて有り、恐らくは私よりも年下であろうこの男は、あの規模の会社では間違い無くエリートなのでしょう。仕事も出来るのでしょうが、それだけに自分を過大評価
してしまっているのでは無いかと思います。だから、自分には何でも出来る様な錯覚に陥り、私が寝室に入って行った時にあの様な態度が取れたのではのでは無いでしょうか?それならば大人としての考え方を、しっかりと教えなければ成りません。
「お前の家庭は、これからどう成るのかな?奥さんが帰りに寄る様に言っていたよ。あの感じだともう終わりだろうな。今度は、仕事も終わりにしてやるよ。俺もそう休みは取れないが、こうなった
以上そうも言っていられない。月曜日にお前の会社に行くから上司に言っておけ。当然、慰謝料の事も有るが、それは奥さんからこの女にも請求が有るだろうから後回しだ。これから奥さんの所に行っ
て良く相談しておけ。結果は会社に行った時に聞いてやる。」
「私の妻から慰謝料の事は言わせません。ですから会社の方には・・・・お願いします。お願い致します。」
「駄目だな。何を偉そうに。奥さんを説得出来る位なら別居なんかしているか?さあ、もう今日は帰って良いぞ。だけどな、これだけで終ると思うなよ。」
男は、だらしなく泣き始めましたが帰ろうとしません。奥さんに知られてしまったのはもう、どうし様も有りませんが、会社に来られるのは余程困るのでしょう。こう言うタイプの男は、肩書きに執着するのかも知れません。私もそうですが、会社の名前と肩書きで仕事が出来ているのを、全て自分の実力の様に錯覚しがちです。
「何をしてるんだ?まだ俺を舐めているのか?早く帰れよ。あっそうか、お前まだ出してないから最後迄やらせろってか?おう良いぞ。見ていてやるから、やってみろ。」
こうなったら、トコトン苛め貫いて、少しでも自分の気持ちをスッキリさせ様と思いましたが、男は慌てて服を着ようとしています。
「ここは更衣室じゃないんだ!外で着ろ!」
男の髪を掴み、引きずる様にして玄関から外に放り出しました。

        

男を放り出してから、激情に駆られ、妻をどう問いただすべきか考えていなかったので、私は一旦リビングに入りました。ソファーに座り冷静に成らなければと思うのですが、この怒りはどうしょうも有りません。嫉妬や寂しさ、虚しさ等の感情は、不思議と有りません。ただ、復讐心から来る強い怒りが有るだけです。その他の感情はこれから感じて来るのかも知れませんが、今は怒りだけです。暫らく経ってから、妻がリビングに入って来ました。
「あなた、私、私・・・・」
泣いていて言葉に成らない様です。
「何時からだ?どうしてこう成った?僕はお前を信じていた。まさかこんな事とは・・・。」
怒りの感情しか無かった筈なのに涙が溢れて来ました。
私の涙に気がついた妻は、声を出して泣きながら、
「・・・私・・寂しかった・・・本当に、寂しかったの・・・・」
私は何か言おうと思うのですが、涙がこぼれ出て声に成りません。気を落ち着かせ様と洗面台で、顔を水で洗っていると、妻が背中に縋り付いて来ましたが振りほどいてしまいました。
「さっき迄、男に抱かれていてよくそんな事が出来るな。」
本当は抱き締めてやる位の余裕が有っても良いのかもあしれませんが、また怒りが強く支配して来ます。
「何が寂しかったんだ?お前は寂しければ、何でもするのか?どうしてこうなったのか始めから説明してみろ!」
妻の話は、
“最後に貴方の所に行った時、何時もよりも部屋が綺麗に整頓されているのに気が付きました。
それだけなら何の事は無いのですが、冷蔵庫の中に明かに買って来たものとは違う料理の残り物が有り、キッチンの引き出しにはクッキングペーパが入っていました。料理をしない貴方が買っておく物では有りません。誰か女性が来て行ったのは確かです。私は貴方に、「誰か来たの?」と聞くと、「ああ、会社のに居る婆さんが、“残り物で良かったら食べて。”と言ってくれたのでお願いしたら、部屋に来て温めてくれたんだ。」そう言う貴方は、妙に不自然で動揺している様でした。貴方の言う歳を取った女性では無いと思いました。何故かと言うと、洗面台のブラシに長い髪の毛が付いていましたから。料理を温めに来た人がブラシに痕跡を残して行く筈は無いんじゃ無いでしょうか?貴方を信じたい気持ちと、疑う気持ちが心の中で渦を巻きました。家に帰ってからもその事が頭から離れませんでした。こんな時、一緒に暮らしていれば、気持を整理出来る安心感を持てたかも知れませんが、離れて暮らしていると、どんどん悪い方に考えてしまいます。でもこの時はまだ半信半疑で、今度は貴方と話し合ってはっきりさせ様と思ってました。電話が掛かって来てその話を仕様と思っても、私にその隙を与え様としない貴方に、疑惑は気持の中でどんどん大きく成ってしまいました。
今度貴方の所に行った時にしっかり問いただそう、しっかり話し合おう。そうしないと私のお気持ちが、おかしく成ってしまう。仕事にも身が入らない。わたしの誤解ならそれに越した事はないし、もし、貴方が浮気しているなら耐えられない事だけど、まずは止めて
貰わないと。そんな事を考えている時、会社の課の仲間で飲み会をしようと言う事に成り、あなた
の所に行かなければと思っていたのですが、たまにしか無い飲み会なので断り難く出席する事にしました。酔いも少し回った頃に、田中課長がわたしの所に来て、
「志保さん、このごろ元気が無いようだけど、何かあったの?」
やはり、会社の中で自分では普通にしているつもりでも沈んでいた様です。
「実は、余りに元気が無い様だから、君を励まそうと思って飲み会を開いたんだよ。何か心配事が有るのなら何でも言って来て。僕に出来る事なら相談に乗るから。それも上司の仕事の内だからね。」
飲んでいても何時もと変わらぬ紳士的態度の優しさに、気持の沈んでいた私は凄く嬉しく感じました。
次の日に、貴方の所に行こうと思っていたのですが、前日飲み過ぎていたので頭が痛く行く事が出来ませんでした。
週明け仕事が終ると、課長が声を掛けて来ました。
「どう?少しは元気が出たかな?一寸だけお茶でも飲みに行こうか。」
会社の中ではエリートで、また人望の厚い課長に誘ってもらって嬉しく感じたわたしは、二つ返事で誘いに乗りました。
近くの喫茶店に入っても、物静かで紳士的な態度は何時もと変わり有りません。
「志保さん、何か有ったの?今日は少しだけ明るかったけれど、それでもたまに暗い顔していたよ。家庭の事なら僕が口を出せる事では無いけれど、もし相談出来る事なら言ってみてよ。そのほうが
気が楽に成ると思うけど。」
勿論わたしは、課長に言える筈も無く、
「ありがとう御座います。休みの日には、主人の所へ行ったりして疲れが溜まっているんだと思います。ご心配掛けて申し訳御座いません。」
その日は、そんな話だけで家に帰りました。
その週の内にまたお茶に誘われ、
「今週も、ご主人の所へ行くの?こんな事、僕が言える立場じゃ無いんだけれど、疲れているのなら止めた方が良いと思うんだ。その内に仕事で失敗してしまうと大変なのは自分自身だからね。それと
良かったら、金曜日に仕事が終ったら一寸付き合ってくれないかな。話が有るんだ。」
「分かりました。」
仕事を失敗したら等と言われたら、そう言うしか仕方が有りませんでしたが、私の事を心配してくれる課長に、悪い気はしませんでした。
金曜日に課長の行きつけの居酒屋で、私は以外な事を聞きました。
「実はね、僕の所、別居しているんだよ・・・。言い難いけれど僕の浮気がばれちゃてね。志保さんを心配している場合じゃ無いんだけどね。でも、僕の所は何とか謝って許してもらえそうだ。本当に馬鹿な事をしてしまったよ。実は僕が何故こんな話をしたかと言うと、志保さんの元気が無いのはご主人が浮気したからじゃ無いかと思って。違ったらご免ね。ご主人単身赴任だそうだから少し心配に成っちゃてね。」
「・・・・・・・・・」
余りに図星なので、言葉が出て来ません。
「そうなんでしょう?」
私は酔いのせいも有り頷いてしまいましたが、まだ、自分が疑っているだけで確証が無い事を言うと、
「何故疑ったの。何か理由が無いと疑わないと思うんだ。変な話僕は経験者だから少しは分かると思うよ。」
余り深刻にでは無く軽い感じで言うのが、私の言葉を出やすくさせました。感じていた疑問を言うと、「それは間違い無いな。こんな綺麗な奥さんがいるのに。男ってどうしょうも無いね。」
口に出した分、気持が少し楽に成った様に感じましたが、その反面、貴方が浮気していると疑う気持ちが大きく成長して行きました。
その日も課長は、余り遅い時間には成らない様に帰してくれ、浮気をしたのは悪い事だけれど、本当に反省している様で好感を持ちました。
その後も仕事帰りに何度も逢っていましたが、課長は紳士的で下心が有る様に感じませんでした。
その頃に成ると、あなたが絶対浮気をしていると思い込み出した私は、あなたの所に行くよりも課長と逢っている時間の方が何か充実している様に感じてしまいました。
そんな或る日、仕事中に課長が暗い顔をしているのが気に成りました。その日仕事が終ると課長から
「また付き合って欲しい。今日は時間大丈夫かな?」
と誘って来て、心配していた私は断るつもりは有りません。その日は、食事をした後に珍しく2軒梯子して2軒目でようやく課長が、暗い顔をしていた理由を話してくれました。
「・・・あいつとやり直せると思っていたんだが駄目みたいなんだ。やっぱり僕の事を許せ無い様だ
。これから僕は・・・。悪いのは僕だから仕方が無いんだけど寂しいよ・・・」
本当に寂しそうで落ち込んでいる課長を見ていると、私に出来る事は何か無いかしらと思い、
「志保さん。悪いんだけどもう少し付き合ってくれないか?」
もう可也遅い時間に成っていましたが、断りませんでした。
お店を出ると私の肩に手をまわして来て、抵抗しない私に唇を重ねて来ました。
「これから何処かに行こうか?」
課長が初めて私を、女として誘って来ました。1度唇を許したからなのか、余り抵抗を感じる事が有りませんでしたが、
「課長、まだ奥様とどうなるか分かりませんよ。そんな時に何を言ってるんですか。それに、今日は途中で主人に″飲み会が有るから遅く成る”って、電話入れておきましたが、朝に電話を掛けて来る
かも知れないから。」
そう言って断りました。
「そうだね。ご主人に心配掛けるのも悪いしね。」
会社では弱音を吐かない課長が、本当に寂しそうで母性本能とでも言うのか良く分かりませんが、何かいとおしく成り、それが何を意味するのか分からなかった訳では有りませんでしたが、
「家に来て飲み直しますか?」
私から誘ってしまいました。その夜は、私にとって忘れられないものに成りましたが、朝、目を覚ますと貴方に対して罪悪感でいっぱいに成りました。でも、『貴方も浮気しているのだから。』そう
自分に言い聞かせて、その内に何度も関係を持ってしまいました。

妻の話を聞いていて、私は絶望のどん底に叩き落とされた様な気持ちでした。私に対する態度を見ていて、もしも不倫をしているならば、もう相手の事を愛しているのだろうと思っていましたが、何か
事情が有ってそうなってしまったと言う事も考えられます。そんな、淡い期待も吹き飛んでしまいました。『私にとって忘れられないもの』その言葉が全てを物語っています。
こう成っては、今更何を言ってもしょうがない事です。嫉妬、虚しさ、寂しさ、怒り、色々な感情が湧き起りましたが、もうどうし様も無い事です。ただ、このまま黙って引き下がる事は出来ません。
「僕とお前の家に何故引き込んだ。僕に対してどれ程屈辱的な事か分からない訳は無いだろう?
その上お前は、あの男を庇ったよな。とことん馬鹿にしてくれた。お前とあの男は絶対許さない。法律的にも社会的にも責任は取ってもらうのは当然だが、それ以上の事もさせてもらう。
まずはこの家は売る事にする。お前とあいつが乳繰り合ってた所には住めないからな。売れた金の半分はやるから、残りのローンはお前が払え。僕とあいつの奥さんに慰謝料を払って、家のローンもと成ると大変だろうが、もう僕には関係無い。仕事は早く探した方が良いぞ。今の会社は当然首だろうからな。それと、僕の浮気を疑っている様だが、本当に何も無いよ。確かに、誤魔化そうとしたの
は悪かった。あの時は、そうでも言わないと変に疑われる様な気がした。謝るよ。でも何も無い。明日でも、あの日部屋に来た人を呼ぶから自分で聞いてみろ。それでも疑うのならしょうが無いけれ
どな。」
妻を寝取られた私に言う事が出来るのは、これが精一杯でした。
「・・・庇うなんて。あの人を庇うつもりなんか無かった。でも私怖くて・・・・。ごめんなさい・・・。あの人を家に入れたのは、貴方が何時も電話を掛けて来るから・・・。貴方に知られたく無かったから・・・。貴方は私に嘘を言う事が無かった。だからあの時凄くショックで、寂しかった・・・・。言い訳に成ってしまうけれど、貴方に復讐する事で自分の気持ちを保ちたかった・・・・」
妻は泣き伏せてしまい、言葉がもう出そうも有りませんでした。
「僕は何もしていないよ。でも今更そんな事どうでも良いじゃないか。お前もその方が良いだろう。」
妻は泣き腫らした目で、虚ろに私を見ながら
「・・・・そんな事ないわ。私は貴方以外の人と一緒に成るなんて考えた事無いもの。だから私辛くて・・・。気が変に成る位辛くて・・・・。貴方・・もう許してくれないわよね。でも嫌、このままでは嫌、絶対に嫌。私に、私にもう少し時間を下さい。お願いします。お願いします。・・もう少し時間を・・・」
妻は何を言っているのでしょう。男を愛しているのなら、私と別れる方が都合が良い筈です。
お金の事が心配で、何とか時間稼ぎを考えているのでしょうか。妻の真意が分かりません。
「志保、時間は無い、もう時間は無いよ。今後の事は、明日話そう。」
言いたい事も、聞きたい事もまだ有りましたが、もう話し合う気力が私には残っていませんでした。
妻の真意は分かりませんが、今の私の気持ちは到底許す気には成れません。妻と過した思い出等、これから私を苦しめる多くの事が襲って来るのでしょうが、その時の正直な気持ちです。
泣き伏している妻を残して、汚れた寝室ではなく娘の使っていた部屋に入りました。
気持ちの中を嵐が渦巻き、なかなか眠る事が出来ずにいましたが、何時の間にか眠ってしまった様です。何かの気配に目を覚ますと、私に寄り添う様に妻が横に成って泣いていました。私が寝たふりをしていると、
「貴方ごめんなさい・・・・ごめんなさい・・・。」
妻は呟く様に言っています。先程の妻の話では、明らかにあの男を愛していると思いました。
今迄の妻の態度も、いくら私を疑っていたからと言っても、余りに冷たいものでした。
どうしてこんな事を言うのか、理解出来ませんでした。

妻の気持ちを考えているうちに、また眠ってしまった様です。
妻も泣き疲れたのか、私の横で寝息を立てています。
私はそっと起き出そうとすると妻も眼を覚まし、
「貴方、私・・・」
何か言い出す前に、私がさえぎりました。
「もう何も言わなくて良い。」
それだけ言って浴室に向かいました。シャワーを浴びてリビングに行くと、妻が朝食の用意をしています。
その朝食は、私に踏み込まれなければ、あの男と取る筈だった物でしょう。
「朝飯なら要らないぞ。あの男のおこぼれなんか食えないからな。」
どうしても、意地が悪く成ってしまいます。私の言葉を聞いて、
妻の動きが止りました。
「・・・ごめんなさい。でも、そんなつもりは無いの・・・。」
「そうか。でも要らない。それから、昨日言っておいたマンションの部屋に来た人に電話するから、此処に来て貰おうか?それとも
何処か外で会おうか?」
「いいえ、そんな事は良いです。色々考えたけど、もっと早く私が意地を張らずに貴方と話し合っていれば・・・。もう遅いかもしれないけれど、何も無かったって今は信じたいと思います。」
本当に私の話だけで、信じる事が出来るのでしょうか?
「本当に遅かったな。」
冷たい怒りがそう言わせました。そう言うと、妻は目に大粒の涙が溢れました。
こんなに早く結論を出しても良いのかどうか、私には考える余裕は有りません。
私は昔から怒りを力に変えて生きて来た所が有ります。その後で
反省する事が幾つも有りましたが、今もそうする他に方法を知りません。
暫らくして、佐野から電話が有り、昨日からの事を話そうとも思いましたが話せませんでした。
落ち込んだ声だったのか、佐野は何かを感じた様で、
「そうか。・・・お前達が来ると思って、楽しみにしていたんだけどな。疲れているんじゃしょうが無いな。・・・お前大丈夫か?
何か有ったんじゃ無いのか?」
心配そうな声で問い掛けて来ましたが、「大丈夫だ。心配掛けて
済まなかったな。」そう言って電話を切りました。
横で聞いていた妻は、私に殴られて腫れた顔を、冷やそうともしないで泣いています。
本来なら佐野からの電話は、これからの楽しい時間を予感させる筈のものです。
でも今は、それすらも現実を思い出させる事に成ってしまいます。
私がガックリとソファーに腰を落とすと、妻が堰を切った様に話し出しました。
「もう駄目なの?どうしても駄目なの?・・・私どうしたら良いの?何か許してもらえる方法は無いの?・・・私別れたく無い!
そんな事出来ないわ!」
「お前は、あの男を愛しているんだろう?何故そんな事を言うのか、理解出来ないな。」
「いいえ、私は貴方を・・・・。貴方を疑いさえしなければ、こんな事には・・・。私が馬鹿でした。今更言っても仕様が無いかも
知れないけれど・・・馬鹿でした。」
私が言うのも何ですが、妻は純な女でした。もしも、私が浮気していると信じていれば、可也苦しんだと思います。その気持ちが分からない訳では有りません。でも、私の事を疑って、他の男の言う事を信じてしまったのは、妻の気持ちの何処かに、それを望む隙が有ったのでは無いかと思います。
「ここ何ヶ月か、月に1度会うか、会わないかの夫婦だ。その間、あの男とは何回寝た?僕が何度来て欲しいと言っても、色々理由を付けて来てくれなかった。その理由があの男との事だった。
僕の所に来るよりも、男と逢う方を選んだのだから、お前の言ってる事は信用出来ない。それが当たり前なんじゃないか?
正直お前の言っている意味が、今の僕にはまったく理解出気ないん
だよ。」
私はまた娘の部屋に入り横に成ると、昨日の妻と男の痴態が頭の中に蘇って来て苦しめます。
妻と出会ってこんな事が起こる迄、本当に幸せでした。それまで
小さなトラブルが無かった訳では有りません。でも、お互いの信頼感と夫婦ならではの安心感が有り、乗り切る事が出来ました。
これからは、そうは行かないと思います。だいたい、妻が『許して欲しい』と言ってる事自体、何かその裏に有るのでは無いかと思ってしまいます。今迄、そんなふうに妻を思った事が有りません。
今回も、不信な行動を疑いこそすれ、最後の瞬間迄信じたいと、
思っていました。
そんな自分が悲しく思えて来ます。夫婦の思い出は、愛の形を出会いの時の様な熱い感情では無く、それ以上の深い愛情に変えています。だから、別れは辛いのでしょうが、いや、辛いと言う様な簡単なものではなく、身を引き千切られる様な、全てを無くしてしまう様な激情に駆り立てるのでしょう。
この激情から逃げ出すには、どうであれ、妻を許してしまうか、別れる事しか無いのでしょうか?
それならば、私は別れる方を選ぶ人間だと思います。
そんな生き方で、何度も失敗した事も有ります。自分の欠点だとも思います。でもこの歳まで生きて来て、今すぐに改めろと言われても、そう簡単に出来ない事は、誰よりも自分が良く知っています。
しかし、これからの事に背を向ける事は出来ません。妻と話さなければ成らない事が、まだまだ有ります。
私はリビングに戻りました。妻はソファーに座り、焦点の合わない表情で一点を見詰めています。
「この前電話で言った通り、来月に戻って来る。それ迄にハッキリさせたい。僕は別れ様と思っているけど、お前はどうだ?正直に言って欲しい。」
「・・・私は、別れたく無い。そんな事、考えた事無い。でも、貴方にそう言われても仕方が無いと思います。貴方の思う様にして下さい。」
「分かった。離婚届けにサインして送ってくれ。その後は、お前の人生だから、僕の感知する事では無いけれど、どうするつもりだ?あいつと一緒に成るのか?」
「そんな事は考えていません。貴方に離婚されてもあの人と一緒に成る事は有りません。それと変な事を言っても良いですか?」
「良いよ。思っている事は何でも言えよ。」
「昨日貴方が私達の浮気現場に入って来た時、久振りに貴方の荒々しさを見ました。あの人が粋がって掛かって行った時に簡単にいなしました。。貴方は覚えているかしら?私は昔を思い出したの。
まだ一緒に成る前、二人でデートしている時にチンピラに絡まれた事が有ったでしょう?
覚えていますか?あの時、一瞬にチンピラを叩きのめして私を守ってくれました。
あれから、貴方との色んな事を思い出して胸が熱く成ったの。
理屈じゃ無くて、本当に愛しているのは貴方なんだって・・・・。私・・・・、だから・・・やっぱり貴方と別れたく無い。
やっぱり嫌、どんな事されても良いから、許して欲しい。もう1度チャンスを貰えないですか?貴方お願い!」
そう言って、激しく泣き始めました。
「お前は僕を疑っただけで、浮気をしてしまった。何よりも僕はその現場を見てしまった。それもこの家でだ。もし、反対だったらお前は許せるか?たとえ疑いが有ったとしても確証も無くこんな事をされたら許せるのか?僕は許す事は出来ない。」
「・・・分かっています。分かっているけど・・・・。もう1度
チャンスを下さい。もう1度だけ、お願い!ねえ、お願い!」
気持ちの中に、妻と別れたくは無いと言う葛藤が無い訳では有りません。しかし、男に貫かれている所を見てしまっては、寝取られ
趣味の有る人間は別でしょうが、普通は許す事が出来るでしょうか
私には出来ません。
「あの男に愛情は無いのか?好き放題やっておいて、僕を愛しているからと割り切れるのか?そんなものじゃ無いだろう?
特別な感情も無く抱かれる女ではないだろう?そんな気持ちの
お前とやって行ける程大きな包容力は持ち合わせていないんだよ」
「ごめんなさい。貴方の言う通り、直ぐには気持ちの整理は出来ません。一度愛してると思った人だから・・・・、ごめんない・・。こんな事言わない方が良いと思うけれど・・でも、・・・でも・・
貴方への気持ちは昔と変わりません。」
正直な気持ちなのかも知れませんが、こんな時は、あの男の事は
何とも思っていないと言うのが、一般的な常識じゃ無いのかと思い、何を勝手な事を言ってるのかと私の気持ちにまた強い怒りが沸き起こりました。
「あいつの家庭は、おそらく駄目だろう。そんなに忘れられないなら、一緒に成れば良いだろう。別れてしまえば僕にとやかく言う
権利は無いからな。」
それを許せる程私は寛容では有りませんが、言わないといられませんでした。他の男を愛した妻を許す事は出来ません。そもそも、女がこんなに素直に許しを求められるのでしょうか?男よりも余程
したたかな生き物の筈です。
「もう貴方を裏切りません。もう疑ったりもしません。あの人と一緒に成るなんて事は絶対有りません。」
そも時電話が有りました。妻が出て何やら話していると、私に変わる様に合図をして来ました。
電話を変わると、相手は田中の奥さんで、今日家に来たいとの事でした。私はまだ妻と話さなければ成らない事が有ったので、夕方
来てくれる様に伝えました。
「聞いていたと思うけれど、夕方に来るそうだ。それ迄に僕達の方をはっきりさせよう。今お前の話を聞いていて思ったんだけれど、チャンスを与える事も出来ない訳じゃ無いのかもしれない。
でも僕はお前の顔を見ると、今迄の事を思い出してしまう。その時また言いたくない事も言うだろう。そんな生活はお互いに不幸なだけだと思う。僕だって別れるのは辛いさ。お前を許してこのままでいたい気持ちも有る。だけれど、別れた方が幸せに成れるなら、その方が良いと思う。別れてどんなに辛くても、時間が解決してくれるだろう。その時にお互い、新しい出会いも有るかも知れない。そうなれば、新しい幸せのスタートを切れると思う。」
妻は涙を溢れさせ聞いていましたが、私が言い終わると悲鳴の様な声を出しました。
「嫌!そんなの絶対嫌!」
そう言うとテーブルに泣き伏してしまい、手が付けられません。
今は何を言っても駄目でしょう。
「泣いていったて、何の解決にも成らないぞ。」
私はそう言って、また娘の部屋に戻りました。

夕方にと言って於いたのに、田中夫婦は早めの時間にやって
来ました。
男の方は、ソファーに腰掛け様としたのですが、それを奥さんが
制して床に二人で正座しました。
「この度は主人がとんでもない事を致しまして、真に申し訳
御座いませんでした。」
奥さんは床に頭を付けて謝りましたが、男の方は軽く頭を下げた
だけです。その事に気付いた奥さんは、
「何をしているの。ちゃんと謝りなさい。私まで恥を掻くのよ。」
それを聞いて、男は慌てて頭を床に付けました。
「奥さん、どうか頭を上げて下さい。それから、そんな所に座ら
ずに此方にどうぞ。家のも同罪ですから。」
妻も少し離れた所に俯きながら正座しています。
「いいえ、とんでも有りません。ここで充分です。この度お伺い
させて頂いたのは、ご主人様にお願いが有って参りました。
家の主人がこんな事しておいて、大変申しずらいのですが、今宅
の方は、もうご存知とは思いますが別居しております。恥ずかし
い話、私は務めを持たないもので、この人から生活費を預かって
おります。その事なのですが、ご主人様がこの人の会社に行かれ
ると、このご時世ですから最悪職を失ってしまいます。自業自得
ですから、この人にはその方が薬に成って良いのかも知れませんが、そのう・・・、私の生活費が心配に成ってしまいます。子供
も丁度お金が掛かる時でも有りますし、そこの所は何卒ご容赦願
えないでしょうか。その代わりと言っては何ですが、私は奥様に
慰謝料の請求は致しません。」
何を勝手な事を言っているのかと思いましたが、決して綺麗な訳
では有りませんが、清楚な感じの奥さんが、必死で頼み込む姿に、
此処にも夫婦の割り切れない遣る瀬無さが有る様です。
「お気持ちは分かりますが、このまま二人を同じ職場に置く訳に
は行きません。家の妻もこの歳迄働いて来て、大した理由も無く
辞めさせて貰えるとも思えません。もし了承されても、引継ぎ等
である程度は会社に出なければ成らないと思います。その事を
黙って見ている訳には行きません。大変失礼なのですが、一つ聞
いても宜しいでしょうか?」
「はい、構いませんが・・・」
「奥さんは、これからどうするおつもりなのでしょうか?またやり直されるおつもりですか?」
「・・・今は分かりません。でも、もう駄目かとも思います・・」
「それならば、今迄蓄えてきた財産と、家の奴からの慰謝料で
何とか成らないのでしょうか?もし、勤めるおつもりが有るので
したら、私が紹介させて頂いても構いませんが。それで何とか成らないでしょうか?」
その時、妻と男が同時に私の顔を見ました。私が気持ちを変えな
いからなのか、何かを企んでいるとでも思ったのか、私の知る所
では有りません。
「そうして頂けると何とかやって行けると思います。ただ・・・、本当の事を言いますと、この人とは長く生活して参りましたから、やはり情が無い訳では有りません。今仕事を取り上げられてしま
うと、この歳ですから再就職と言ってもなかなか無いのではない
かと存じます。そう思うと何故か不憫で・・・。勝手な事をお願いしているのは重々承知しておりますが・・・・」
やはり愛情が有るのでしょう。長年夫婦でいた訳ですから、こんな男にでもその気持ち有るのは当然なのだと思います。
「私も奥さんのお話を聞いていて少し考えてみようと思いまが、
ご期待に答えられるかどうか気持ちを整理しないと分かりません。ただ、お宅のご主人に慰謝料は請求させて頂きます。
その為にも仕事は持っていて貰わないといけない訳ですし・・・。良く考えさせて頂きます。それから、謝ってばかり居られますが、奥さんも家の奴に言いたい事が沢山有るかと存じます。
どうか気兼ねしないで言ってやって下さい。」
妻は、頭を深く下げているだけで、何も言いません。
「いいえ、私から奥様に言う事は有りません。ただ、人間って
理性を持つ生き物なのに、どうしてこんな事をするのかと思い
ます。発覚した時の事を思うと、自制心が少し位は有っても良い
筈です。特に女性には。」
奥さんの妻に対する、精一杯の嫌味だと感じました。
妻と男は1度も目を合わせる事も無く、ただうな垂れているだけで、親に叱られている子供の様でした。
一時の快楽に溺れた罰なのですから当たり前なのですが、良い歳
をしてこんな姿は恥ずかしいものです。私はこんな惨めな姿は
晒したくないものだと自分自身を戒めました。
田中の奥さんは、“明日にでも連絡を欲しい”と言い電話番号を
メモして立ち上がりました。
田中達が帰った後、妻の会社に乗り込むかどうか、色々考えまし
たが、結論は出せませんでした。
妻は俯いたまま、私が動く度にビクビクしています。
「何をビクツイテいるんだ。見ていると苛つくから、何処かに行ってろ。そのまま帰って来なくても良いぞ。」
そう言っても妻は動きません。
「他所の奥さんの前で、あんな見っともない姿晒して恥ずかしい
とは思わないのか?お前はおかげで俺までいい恥さらしだ。」
言ってるうちに、ドンドン口調が激しく成って行きます。
「ごめんね、・・・ごめんね、もう裏切らないから許して。」
妻はまたすすり泣き始めました。
「何を泣いているんだ。うっとうしい。もう裏切ら無いって、1回裏切れば何度でも同じだ。頼むから出て行ってくれ。」
それでも妻は動かないので、私は娘の部屋に戻りました。。
今後の事を、話し合うつもりでいたのに、どうしても妻の顔を見ると腹が立って冷静でいられません。

「志保その顔どうしたの?まさかあんた・・」
娘の部屋で横に成っていると、妻の腫れた顔を見て驚いた様な
美幸さんの声が聞こえて来ました。
階段を降りて行くと、佐野と美幸さんが呆然とした表情で私を
見ています。
「やあ、来てくれたのか。中に入れよ。」
私は佐野夫婦を中に招き入れましたが、今日は静かに時の流れに
任せていたかったと言うのが、正直な気持ちでした。
佐野はソファーに座ると、おもむろに煙草に火を点け、
「何か有ったのか?お前が殴ったのか?」
「・・・・・・・・」
「おい、何が有った?」
私は妻に手を上げた事が有りません。その妻の顔があれ程腫れ
あがっています。何も無かったとは言えません。
私は言葉が出ず、佐野も何を言って良いのか分からない様で、
無言の時間が続きました。
美幸さんはキッチンで、妻をいたわる様に何か話をしていますが、妻は泣いているばかりです。
「なあ、どうした?まさかだよな?」
佐野がポツリと言いました。
「・・・・佐野、・・・俺・・俺・・」
私は佐野の言葉を聞いた瞬間、涙が出そうに成り言葉が詰まり
ました。
長年付き合って来た友人は、全てを悟った様です。私の肩に手を
置きました。
「そうなのか?」
佐野はキッチンに行き、妻と美幸さんに声を掛けました。
「志保ちゃん、何が有ったのか詳しくは分からないが、俺達に
出来る事は無いのかい?こいつに言えない事でも美幸には話せ
無いか?美幸、二人だけで話を聞いてやれ。」
二人は2階に上がって行きました。
「なあ、大体の事は想像が付くよ。これからどうする?」
「・・・・別れ様と思っている。」
「そうか。お前は頑固だから俺が何を言っても駄目だろう。
でもな、別れるのは何時でも出来るぞ。
お前達も、夫婦としての歴史が長いだろう。後から後悔する様な事は無いのか?お前の気持ちは分かる。俺だってお前の立場なら
そう思うだろう。それでも冷静に成るまで結論は急がない方が
良いと思うぞ。」
その通りなのでしょう。一時の感情に任せて結論を急げば、後から後悔するのは私なのかも知れません。でもその時の気持ちは、
余りにも余裕の無いものでした。
暫らくして、妻達が戻って来ましたが、美幸さんも泣いていま
した。
「志保から色々聞きました。今回の事は、志保が悪いと思う。
でもね、誤解も有った訳でしょう。私達も志保の相談に乗って
あげられ無かった。このまま別れられたら、私も責任を感じるの。
もう1度考え直してくれないかしら。来月帰って来る迄で良いか
ら考えて。お願いします!」
美幸さんは妻を促し二人で深々と頭を下げました。
「俺もその方が良いと思うよ。」
3人の考えが一致した様です。確かに私の心の中にも怒りから
来る歯止めの効かない感情を、どうにかしなけえればと言う
気持ちが無かった訳では有りません。しかし、このまま許す事も
含めて考えると言えば、振り上げた手の置き場が有りません。自分でもどうしたら良いのか分からなく成って来ていました。
「志保ちゃん、こいつと一緒に行って出来る事は何でもしなけ
れば。辛い事だけしか無いと思うけれ、それは仕様がないさ。
出来るよね?」
妻は俯いたまま頷きました。
「僕は許すつもりは無いんだ。チャンスを与えるつもりも無かった。だけど、いろんな想いは確かに有る。志保、これからお前は
相当辛い思いをするだろう。それでも許せるとは限らない。良い
のか?耐えられるか?それなら、考えない事も無いが、あくまで
離婚するのを延ばすだけだ。」
私は結論を先送りしてしまいましたが、何か安堵感を感じたのも
事実でした.
「貴方ありがとう。ありがとう。」
これからが、本当の『戦い』です。

          

佐野との話の中で、妻は会社を辞める事に成りましたが、“相手
の男を追い詰めるのは返って危険な事に成らないか?
切り札的なものとして取って置いても良いのではないか?”
それは私的に納得出来ない部分も有りましたが、男の奥さんの
言っていた事も含めて納得するのも一理有るかなと思いました。
翌日奥さんに電話を入れると、午前中に来るとの事でした。
佐野夫婦が帰ってから、一言も口を利いていない私に妻は腫れ物
にでも触るかの様に接していますが、そんな態度にもイライラ
してしまいます。
「何をビクビクしてるんだ。これから奥さんが来るぞ。昨日は
黙ったままで謝りもしなかっただろう。今日は僕に恥を掻かす
なよ。」
「・・・ごめんなさい。きちんとします。」
妻との離婚を思い留まったのが、どうい言う結果に成るのか、
正しい選択だったのかは、まだ迷っていましたが、そう結論を
出したからには前に進むしか有りません。
進む事を選んだので有れば、私には知っておかなければ成らない
事が山ほど有ります。
「なあ、あいつと関係を持つ様に成ってからどの位に成る?」
「・・・初めの1ヶ月は何も無かったから・・・・」
「7ヶ月か。随分と騙し続けてくれたもんだな。ばれなかったら
どうするつもりだった。まだ続けてはいただろうが、僕と別れる
つもりだったか?」
「・・・続いていたと思います・・・・。でも、貴方と別れる
つもりは無かった。ただ・・・。」
「ただ何だ?その内に分から無く成ったかもしれないか?」
「いいえ、そんな事は無いわ。・・・ただ、そんな事をしていた
とは、貴方に言えないから騙し続けただろうと思って・・・」
「それがどうした?僕が浮気をしていると思っていたんだから、
別に気が咎める事も無かっただろう?勝手な言い分かも知れないが、男と女の浮気は本質的に違うと思う。こんな考え方はもう
古いのか知れない。でも、男は欲求を満たすだけに女を抱く事が
出来る。だからその為だけの店も山ほど有るんじゃないのか?
だけど女はどうだ?今の若い奴らならどうかは分からないけど、
僕ら達位に成ると、そうは行かないんじゃないだろうか?お前は、あいつが既婚者だから、僕と別れる事を考え無かっんじゃ無いのか?」
「そんな事は無いです。あの人は奥さんと、もう別れる事になる
だろうと言っていたし、もし、別れ無くても私にはそれなりの収入が有るし、そんな気持ちなら貴方と別れる方を選んでいます。」
「そんなものかな?理解出来ないな。良く分から無いよ。ただこれからは、お前の収入は無くなるからな。もう勝手な事は出来ないぞ。」
本当は、あいつとのセックスはどうだったのか?どんな事をしたのか?それも知りたかったのですが、言い出せませんでした。
それらの事を知ったからと言って、何の役に立つ訳でも有りませんが、どうしても気に成ってしまいます。それらの事は、もう少し
気持ちの整理が出来てから聞こうと思いました。
そうこうしている内に田中夫婦がやって来ました。
「お電話有難う御座いました。ご主人のお気持ちは決まりました
でしょうか?」
リビングに入ると、前日と同じく床に正座した奥さんは私に
はっきりとした言葉で尋ねて来ました。
何も人に後ろ指をさされる事の無い人間は堂々としています。
妻もこんな事が無ければこの様にしていられたのでしょう。
何処に出しても恥ずかしく無い自慢のつまでした。それが今は
オドオドして俯いている姿を見ていると、本当に情けなく成って
しまいます。
「あのぅ奥様、この度は大変ご迷惑をお掛けしまして申し訳有り
ませんでした。なんとお詫びすれば良いのか・・・。本当に申し
訳御座いません。」
妻は床に頭を付けて、絞り出すような声で言うと、
「貴方に謝って貰わなくても結構です。」
明かに私に対する態度とは違う、冷たい中に怒りをあらわにした
言葉で制止ました。
当然な事だと思いましたが、その毅然とした態度に、この人の性格の強さが伝わります。
「ええ。決めました。この人には仕事を続けて貰いましょう。それから、私達は離婚を見合わせる事にしました。」
唐突な言葉に、男はチラリと私に視線を向けました。
「その代わり、まずは念書を書いて貰います。何時から不倫を続けたのかはっきりとさせて貰います。妻は仕事を辞めさせますが、
これから二人に何か有ったら、その時は会社に行かせて貰います。
ですから、妻が辞めた後から関係を持ったと言われては、会社的にも処遇に困るでしょうから。
それと慰謝料ですが、妻が仕事を辞めた分の金額を娘が大学を
卒業する迄の3年間払って貰います。
それが法律的に妥当なのかどうかは分かりません。もし異存が有ればそれはそれで構いませんが、それなら会社に行かせて貰います。妻もその内に仕事を始めるでしょうから、そうなればその分、支払
う金額も減らして貰って構いません。その事は誓約書にお互いきちっと書きましょう。
それと非常識な辞め方に成ると思うが、こいつには明日辞表を提出させる。来で有れば引継ぎ等色々しなければ成らないだろう、あんたの口利きで明日で終わりにして貰おう。良いな。」
男は「分かりました。」と家に来て初めて口を利きました。
「良いのね?貴方の責任で処理できるわね?そうさせて頂きます。私達も離婚するかどうか、もう一度良く話し合う事にしました慰謝料の方もそれで結構です。小遣いも遣りませんので、何とか出来ると思います。本当に有難う御座いました。」
奥さんの言葉に妻は男に視線を向けたのを、私は見逃しませんでした。

          

私は日曜の夕方に家を出て赴任先に戻り、妻も月曜の夜にはこちらに来ました。私は完全に口を利きません。
これからどの様な展開が待ち受けているのかは分かりません。
佐野達の意見を受け入れる形には成りましたが、それは私の気持ちの中にまだ踏ん切りが付かない部分が有っただけで、その辺の整理が出来れば結論は決まっています。
佐野からの電話も頻繁に入りましたが、私は特別伝える事は有りませんでした。
そんな或る日、また彼女が出張でやって来ました。
「次長、来月はまた同じ職場でご一緒出来ますね。楽しみにしています。今日も何か食事の用意をして上げましょうか?お口に合えばの話ですが。」
「有難う。気持ちが嬉しいよ。この前造ってくれたのは本当に美味しかった。またお願いしたい
所なんだけれど、今、家のが来てるんだよ。」
「えっ、奥様が・・・。仕事の方はお休みですか?」
「仕事は辞めたんだ。だからこっちに来てるんだけど・・。君が来てくれるんだったら、あいつは
連れて来るんじゃ無かったよ。」」
「何を言ってるのですか。仲の良いご夫婦は本当に羨ましいですわ。私もそんな家庭を造りたかった。
奥様は幸せだわ。」
彼女の表情は何時も通り明るく、辛い気持ちでいる私の心が少し和んだのは言うまでも有りませんが、
現実に変わりは有りません。こんな時ですから、私は彼女を女として意識してしまいました。
ただどうなる事も無いのでしょう。
妻とお互いが信じ合えていると思えている時には、それ程意識する事も無かったのですが、今は何か心
の寄り所に思えてしまいます。
そんな気持ちでマンションに帰ると、沈んだ表情の妻がいます。何がこんなに暗くさせるのか、
私への贖罪の気持ちからか、今の立場の辛さからなのか、男と逢えないもどかしさなのか知る余地
も有りません。ただ彼女の事が、私の気持ちに余裕を持たせてくれていました。
「貴方、お食事は?」
「要らない。」
私は無愛想に言うと勝手に風呂に入り、外出の用意をしました。
「出かけるんですか?」
「ああ。」
行き先が有る訳で無いのですが、勝手に彼女の事を考えていました。
泊まっているホテルへ電話を入れると、まだ食事前だと言うので一緒に食べる事にしました。
「あら、お一人ですか?奥様は宜しいんですか?」
ホテルの部屋から出て来た彼女は、言葉とは裏腹にウキウキしている様です。
「うん、気にしなくて良いんだ。それより良い店を知っているから行こう。」
店に入ってお酒も進むと、仕事をしている時とは違う彼女がいます。屈託の無い明るさで色々話して
くれて楽しい時間を過せました。妻とも仕事帰りに待ち合わせてこの様な時を良く持ちましたが、
これからは2度と無いのかもしれません。その時はそんな事すら思い出しもしませんでしたが・・・。
ホテルに送って行くと何か言いたそうでしたが、あの男の様に器用でない私は何も出来ませんでした。
それで良かったのでしょう。彼女にその気が有ったのかどうかは分かりませんが、もしそうだとしても
関係を持ってしまうと、単に他に逃げ道を求めるだけでその先は見えています。
マンションに帰ると、妻は酔っていました。
「お帰りなさい。どこで飲んで来たの?女の人と一緒だったんでしょう?」
「ああ、そうだよ。何か悪いか?一緒に飲むくらいで、とやかく言われる筋合いは無いだろう?
何も疚しい事はしていないしな。お前とは違うよ。」
睨む様な視線を送って来ましたが、それ以上の事は何も言いませんでした。
あの日以来初めて妻が求めて来ましたが、男との痴態を見てしまった私には、それに答える事等
当然出来ません。
「今迄散々拒んで来て、良くそんな事が出来るな。どんな神経をしてるんだ?信じられねぇよ。」
「辛いの。貴方に嫌われる事をしてしまったし、私が悪いのは分かっているけれど・・・・。
でも辛いの。」
そう言うと、妻は自分の部屋に戻って行きました。たまには優しくと思っても出来る程時間が癒し
てはくれていません。

赴任が終わり帰って来て少し経った頃に、佐野から連絡が有り、下請けの会社で事務員を募集しているが、妻に勤めるつもりが有るのなら紹介するとの事でした。
男からの慰謝料は、毎月きちんと支払われていたので、働かせなくとも別に生活水準を落とす事も無かったのですが、何時まで続けれるのかは分かりません。一応妻はどう思っているのか聞いてみる事
にしました。
“仕事をしても良いのなら、働きたい。”との事だったので佐野に紹介を頼みました。
外に出すとまた何が有るか分かりませんが、家に男を連れ込む女です。仕事をしようがしまいが、
変わりは有りません。勤め出してからも、定時に帰って来て家事をきちんとやっています。
私が不審に思う事も無く、他人から見ると普通の夫婦に見えるでしょう。
あれからある程度時間が経ち、怒りが納まった訳では有りませんが、気持ちは少し落ち着いて
来ています。そう成ると、男がその妻と最後に来た時に、妻が男に視線を送った事が気に成り出し
ました。あれは気持ちに繋がりが有るからだと思っています。それならば、男が離婚でもする事に
成れば、妻はどの様な行動に出るのでしょうか?私と別れたく無いと言っていますが、本心は分か
りません。それなら仕方が無いのですが、一緒に暮らしている以上は気に成ります。
「もうあいつの事は忘れたか?今はどう思っているんだ?」
「何も思っていないわ。でも時々・・・・」
「時々どうした?また逢いたくなるか?」
「ううん、そうじゃ無くて、貴方にずっと拒否されているから・・・・、時々寂しく成るの。」
「そんな時逢いたく成るのか?思い出すことは有るだろうかな。」
短くは無い期間、関係を持った男を、この位の時間で忘れる事など出来ないと思います。
「そんな事は無いけれど、たまには抱いて欲しい。貴方は嫌だろうけど、抱いて欲しい。ねえ、たまにで良いから抱いて。お願い。」
私は抱く気は無かったのですが、知りたい事が有りました。
「僕は何もしないぞ。それで良いなら先に行って用意しておけよ。今日は寝室で良いぞ。」
「それでも良いわ。」
妻はあれ以来、笑顔を見せませんでしたが、その時は嬉しそうにいそいそと2階に上がって行きました。
シャワーを浴びてから寝室に入ると、妻はもうベッド入って待っていました。
「ベッド変えたのか?知らなかったよ。」
「ええ、貴方が嫌だろうと思って。」
ベッドを替えた位で、この寝室の嫌悪感が無くなる程、私の受けたショックは小さなものでは有りません。本当はこの家に居るのでさえ嫌なのです。
「好きな様にやってくれ。」
横に寝ると、妻は身体に舌を這わせて来ました。私の物を口に含むとやはり、前の妻とは違います。
舌を器用に動かし、執拗に攻めて来ます。明かに浮気前のセックスとは違います。男とのセックスで変えられた事は、私にとって屈辱以外の何ものでも有りません。
妻が絶頂を向かえそうに成った時、私は撥ね退けていました。
「お前、男に教わった事をよくも俺に出来るな。今日は、どんなセックスをするのか知りたくて、
お前の誘いに乗っただけだ。大体の事は分かったよ。」
立ち上がって寝室を出て行こうとすると、泣きながら縋り付いて来ましたが、突き飛ばして娘の部屋に入りました。可哀想な気もしましたが、強い怒りの方が勝っています。でも考えてみると、別れ様と思う気持ちが強い筈なのに、怒りを感じるのは、まだ妻の事を愛しているからだとも思ってしまいます。優柔不断な自分が嫌に成って来ます。

      

私生活は相変わらず悶々としたものですが、仕事は私の事情を考慮してはくれません。
くたくたに成るまで仕事に追われました。その方が余計な事を考え無くても良い唯一の時間です。
そんな私の部下は、たまったものでは無かったでしょうが、彼女だけは何の文句も言わずに付いて来てくれましたが、
「さすがに次長がいると、職場の雰囲気が違いますね。皆ピリピリしちゃっていますよ。私は仕事をしているって実感していますが、他の人達は可也きつそうです。」
「そうか。自分の事で精一杯でそこまで気が付かなかった。悪い事をしてしまったね。少し気配りが足りなかった。」
「いいえ。そんな事は有りません。」
彼女には、私のそんな行動に、何かを感じている様でした。
それからまもなくの昼休みに、男の奥さんから電話が掛かって来ました。
「私達正式に離婚する事に致しました。その事でお電話掛けさせて頂ましたが、主人と別居する理由に成った浮気相手は、ご主人の
奥様でした。あの人が離婚する時に全て話してくれました。」
「えっ!それはどう言う事ですか?家の奴とは別居してから関係を持ったのでは無かったですか?」
私は、愕然としました。これまで妻の言っていた事は、全て嘘だった事に成ってしまいます。
「あのう、宜しかったら、仕事が終ってからお会い出来ないでしょうか?詳しく聞かせて貰いたいのですが。」
仕事が終ってから、奥さんに指定した喫茶店に向かいました。

喫茶店に入ると、奥さんは既に来ていました。
「お待たせして申し訳有りません。早々ですが、どう言う事なのか話して貰えるでしょうか。」
「ええ、分かりました。」
奥さんの話では、妻の言っていた不倫の時期よりも、更に4ヶ月前から男と関係を持っていた事に成ります。当時、浮気が発覚した
時に男は、相手の事は一切口を割らなかったそうです。
それが怒りを大きくしてしまい、別居に迄成ってしまったのは、何となく理解出来ます。
「でも今回はご主人にばれてから、何か熱病にでも罹った様で、私とまた暮らす様になってからも、気もそぞろで・・・。離婚は主人の方から言い出しました。その時に、私に全てを話してくれました。・・・奥さんの事を愛してしまったから、もうお前とは一緒には暮らせないって・・・。何かそちらに、ご迷惑の掛かる様な事は、していませんでしょうか?」
「いいえ、私の知る限りでは。何か言ってましたか?それとも、もう何か行動に?」
「何もしていないと思います。あの人ご主人の事を、恐れている様でしたから。でも、あの様子では何時まで我慢出来るのか・・・。その時は、思う様にして下さって結構ですから。」
もう長年生活を共にして来た相手に、未練は無いのでしょうか?
私の前に居る女性は本心は分かりませんが、吹っ切れた感じがします。私も妻と分かれた後に、この様に振舞えるのかどうか。
やはり男よりも女の方が、タフなのかも知れません。
「これから、どうなさるのですか?失礼な話、生活費等の方は大丈夫なのですか?」
「それは何とか。家を売ったお金と、今迄の貯えから出してくれるそうですから。ただ、子供にもお金が掛かりますので、何か仕事を探そうとは思っています。」
「その時に、お役に立てる事が有れば、何でも言って下さい。」
別れ際に、自分の住所と、男の住む事に成るマンションの場所を
教えてくれました。
奥さんの話に、強いショックを受けましたが、妻には暫らくの間伏せておく事にしました.
当然次の日に離婚届けを用意しました。

 

私は妻の行動に注意深く成りましたが、別に変わった所は有りません。しかし、男が妻を愛していると言っている以上、何か行動を起こす筈だと言う確信めいたものが有りました。
その日は意外と早くやって来ました。仕事中携帯に妻から連絡が有り、“今日は会社の人と食事をして帰るから遅くなる”と言って来ました。『やっぱり、思った通りに成るのかな?』
あの日以来何が有っても断っているようで、遅く帰る事は有りませんでした。
それが遅くなると言う事は、何か有ってもおかしく無いと思いました。
別にショックも受けず、私は打たれ強く成っているのかもしれません。

仕事が終って家に戻り、妻が男のマンションに行ってるとは限りませんが、一応車を出して確かめてみる事にしました。
マンションに着く、と妻の車が停まっています。この場所を、私が知っている事は、妻も男も知らないと思います。
暫らく車の中で待ちましたが、妻は出て来ません。私は男の部屋が何処か迄は知りませんし、オートロックのマンションの中には入れず、かと言って、このまま待つのも馬鹿らしく成り、家に帰る事に
しました。妻が戻って来たのは、それから3時間位後でしたが、リビングに入って来ても、私にまともに視線を合わせ様とはしませんでした。
「お帰り。楽しんで来たか?」
「ええ、遅くなって御免なさい。急に誘われたものだから、食事の用意もしないで。」
「いや良いんだ。楽しめたなら良かったじゃないか。遠慮する事は無いよ。これからも、誘われたら行くと良いさ。僕は明日早いからもう寝るよ。」
私が立ち上がると、「ありがとう。」と言って浴室に入って行きました。

朝私は、妻に封筒を手渡し、
「これ後で記入しておいてくれ。」
「ええ、何か急ぐものなの?今書きましょうか?」
「急ぐけれど、今じゃなくて良いよ。書いたら携帯に連絡してくれ。」
妻は怪訝そうな表情で見ていましたが、私は急いで玄関を出ました。その時、
「貴方!貴方!ちょっと待って!」
妻の悲鳴の様な声が聞こえましたが、走ってその場を離れ、携帯にも妻から呼び出しが有りましたが無視しました。
職場に都合で少し遅れると伝え、私は男の会社に急ぎました。
会社に着くと受付に男の部所を聞き、待ち合わせているからと嘘を言ってエレベーターに乗り、今日の仕事の準備で慌しい部所に入って行きました。男は私に気付いた様で慌てて出て来ましたが、迷わずに上司と思われる机の前に立ちました。机の上のネームプレートに部長と有ります。
「突然失礼しますが、田中課長の事で、お話が有ります。」
男は血の気の引いた顔で、私の後ろに立っています。部長はただならぬ様子を察知したのか、別室に案内してくれました。
「田中に何か有りましたでしょうか?」
私の名刺を見ながら部長は、前の椅子に恰幅の良い身体を沈めました。
私は田中の書いた念書を見せ、妻と今も続いているであろう事を伝えました。
「・・・そんな事が有ったとは全く気付きませんでした。困った事をしてくれたものだ。言い訳をする
のでは有りませんが、当社は社内恋愛にもある程度は厳しい所が有りまして。それがこんな事を・・・。困った事をしてくれた。
処罰は会社規定と照らし合わせて取らせて頂きます。馬鹿な事をしてくれたものです。私が責任を持って対処しますので、今日の所はこれでご勘弁願えないでしょうか?」
「宜しくお願い致します。」
後味の良いものでは有りませんでしたが、私が今出来る事をした積もりです。
会社に行っから今日は有給休暇を取る事にして、昼頃に家に戻り妻が居ないのを確認して、取り合えず
必要なスーツや下着等を旅行鞄に詰めした。

私はビジネスホテルを探して、チェックインし、これからの事を考えていましたが、取り合えず不動産屋へ行って、手頃な部屋を探す事にしました。いざ探して貰うと、なかなか金額等の事も有り、
見付からないものです。その日は諦めてホテルに戻り、買ってきた弁当を食べていると、携帯に妻からの連絡が有りました。何度も有ったのを無視していましたが、今度は出てみると、
「貴方あれは、どう言う事なの?今日帰ったら良く話し合って下さい。私はサインは出来ません。帰りは何時位になりますか?」
随分と興奮した声で、捲し立てて来ました。
「何を言ってるんだ。俺が何も知らないとでも思っているのか?自分の胸に手を当てて考えて見ろ!」
それだけ言うと、私は携帯を切りました。それからも何度も携帯に着信が有りましたが、出ませんでした。まだ離婚届に記入をしていないでしょう。今は無視する事にして、妻の出方を見る事にしました。
服を着たままベッドに横になると、不倫現場を目撃してしまってからの事が思い浮かび、別の事を考え様としても、頭から離れません。離婚を決意してからは、平静でいられる様な気持ちに成って
いたのですが、やはり無理なのでしょう。
今回は私が浮気をしていると、妻が誤解してこんな事に成ってしまったと、言い訳をしていましたが、それは嘘でした。それならば、何故こんな事に成ったのか?
私に責任が全く無かったとは言いません。自分では気が付かなかっただけで、何かは有るのでしょう。また、やはり夫婦と言えども、離れて暮らす事に問題が有ったのかも知れません。
でも単身赴任をしている家庭が、全てこんな問題を抱えているのか?そんな事は有りません。
では妻には責任が無いのでしょうか?『なぜ』こんな事に、それが妻の『本性』だったのか?何時まで『戦い』を続け無ければ成らないのか?
何とか心を平静に保とうと思うのですが、表現の仕様の無い感情に苛まれ、叫び出しそうに成ってしまいます。

午後9時位に又携帯が鳴り、妻からかと思い着信者を見てみると、彼女からでした。
「私です。今日はどうしました?ご自宅に電話を入れたら、奥様がまだ帰って来ていないと心配しておられました。何処に居らしゃるのですか?少しお話し出来ませんか?私少し酔ってしまって・・
申し訳有りません。もし良かったらこれから御会い出来ませんか?」
「今何処?これから行っても良いよ。」
彼女との待ち合わせ場所に行くと、確かに酔っている様です。
「来てくれて嬉しいです。次長は何を飲みます?」
私はビールを頼み、暫らく他愛の無い話をしていましたが、彼女がさり気なく聞いて来ました。
「奥さんとの間で、何か有ったんじゃ無いですか?今日は取引先との事でお聞きしたい事が有って、携帯に連絡したのですが、出られ無かったので、ご自宅に電話を入れさせて頂きました。」
私が妻からだと思って出なかった着信に、彼女からのものも有った様です。
「次長は帰っておられませんし、奥様の様子が何か尋常じゃ無いと言うのか・・・、良くは分かりませんが、何か普通では無い感じがして。」
「何でも無いんだけど、長く夫婦をしていれば、それなりに色々有ってね。まあそれ程の事でも無いよ。」
私は何とか気持ちを悟られ無い様に、気を使いながら答えました。
「本当にそうでしょうか?一寸私気に成る事が有って・・・」
「気に成る事って?何か何時もと違う様な事をしていたかな?僕なりに普通にしていたと思うけど。」
「やっぱり何か有ったのですね。普通にしていなんて言い方、おかしいじゃ有りませんか。私酔ってるから言いますけど、奥様は浮気しているんじゃ有りませんか?」
余りに突然の言葉に、言葉が出ません。
「実は次長が単身赴任している時に、一度ご自宅に伺った事が有るんです。確か近くに行く用事が有るので、奥様に伝える事か何か用事は有りませんかと、電話を差し上げたと思います。その時は、
何も無いと言われましたが、奥様はどんな方だろうと好奇心から御邪魔してしまいました。その時奥様は、慌てて服を着てきた様な感じで、髪も乱れていて・・・。それに玄関には、男物の靴が有ったので、次長が帰っていらしゃるのかと思いました。そう聞くと、奥様少し動揺された様な感じがしました。確証は有りませんが女の勘で、ぴんと来るものが有りました。次の日に出張で次長の所へ行ったのですが、その事は言えませんでした。だって証拠も、何も有りませんし、そんな事は言い辛くて。だから私、一寸した悪戯をしたんです。
次の日に奥様がいらっしゃるのは知っていましたから、次長の部屋に行って、女の痕跡を残しました。料理をしない男の人が、余り必要としない物を残したり、ブラシに私の髪の毛を付けたり、それと
シーツの目立たない所に、口紅を付けておきました。私成りの奥様への警告のつもりでした。」
私は唖然とするしか有りません。
「何故そんな事を?どうして・・・・」
「私にも分かりません。・・いや分かっているけど言えません。」
私の目をしっかりと見つめる彼女と、この日を境に距離が接近して行きました。

ホテルに戻ると、もう午前1時を過ぎていました。ベッドに入っても、妻の事や彼女の事が頭に浮かびなかなか眠れずにいると、携帯に妻からの着信が有りましたが、出るつもりは有りませんでした。

ホテルのベッドは寝辛く熟睡が出来ずに辛い朝でしたが、出社すると休んだ分だけの仕事に追われ、気が付くともう終業時間に成っていました。まだ仕事が残っていましたが、身体が辛く早めに退社
する事にして、帰り仕度をしていると、彼女から前夜の事を気にしている様な事を言って来ました。
「酔いすぎてしまって、妙な事を言ったかもしれません。申し訳
有りませんでした。あれからご自宅に帰られたのですか?」
「いやホテルに泊まったよ。今日は帰ろうと思っているけどね。」
何か言いたそうな彼女を、お茶にでも誘おうかと思いましたが、その日は家に帰って、妻と話しをしょうと決めていました。当分の間帰らずに居様と思っていましたが、何か逃げている様な感じがして、腹立たしく成っていたのと、頻繁に掛かる妻からの電話に、
閉口してしまいました。
いざ帰路に着くと、何を話すべきか何も考えていなかった事が気に成ります。
『成る様にしか成らないさ。俺の気持ちは決まっているんだ。』

玄関の前に立つと、あの日の事を思い出し、やり切れない気持ちに成ってしまいましたが、そんな事を考えている時では無いと自分に言い聞かせます。
ドアを開けると、妻が飛び出して来ました。
「貴方何処へ行っていたの!何回も携帯に電話したのに出てくれないし。心配したんだから。」
この女は、何を心配したのでしょうか?何故こんなに平然として居られるのか、不思議で仕方が有りません。
「何処に行ってい様と、心配する事は無い。別に疚しい事も無いしな。お前は何をしていた?また男のマンションに行ってたのか?あそこは交通の便の良い所では無いから、通うのも大変だろう。
この前お前の車が停まっていたが、路上駐車は止めた方が良いぞ。」
妻の表情が、明かに変わりました。
「余り俺を舐めるなよ。まあ、全ては終った事だ。好きにすれば良いさ。お前は離婚届けに、サインさえしてくれれば良いんだ。もうしてくれているだろう?」
「・・・・いいえ、していません。する気持ちは有りません。」
「お前、何を考えているんだ?勝手な事ばかり言ってると思わないか?好き放題しておいて、自分の思い通りに成るなんて、都合の良い事を考えるべきでは無いな。その位は分かるよな?」
「こんな所で話していてもしょうが無いわ。中に入ってよ。」
私がリビングに入って行くと、妻が玄関のドアに鍵を掛ける音が聞こえました。

ソファーに座ると、妻はビールとつまみを用意して来ましたが、私は手を付けませんでした。
キッチンでまだ何かしている様子です。
「何をしているんだ?俺はお前と話しにに来たんだ。飯を食う為に来たんじゃないぞ。」
妻は手を止め、向かいのソファー腰を落としました。
「分かったわ。じゃあ、貴方のしてきた事は何なの?ここ何年か、私を女として見てくれたかしら?私は貴方にとって何なのかしら?」
「何を言いたい?自分のした事を正等化仕様とでも思ったか?余り都合の良い事は言うなよ。」
妻の思ってもいなかった反撃が、何を意味するのか分かりませんでした。
「私が貴方を裏切った事を、許してとは言わないわ。でもね、私も女なの。貴方には分からないかも知れないけれど、私は本当に寂しかったのよ・・・」
そう言うと激しく泣き出し、話をするどころでは無く成りましたが、
「泣けば良いと思っても駄目だ。そんな事で済まされる事では無い。お前が前に言っていた事は全て嘘だ。それに女だからって何だと言うんだ。俺に何を求める?あの男とお前はまだ続いているのだ
ろう?俺に求めて得られ無いものがあいつに有るのなら、あいつの所に行けば良い。離婚するそうだからな。お前も離婚届にサインして自由に成れば好きに出来るだろう。」
「・・・あの人とは、もう何も有りません。」
「俺に嘘を言って、あいつのマンションに行っておいて、そんな事信じられると思うか?都合の良い事ばかり言うなよ。」
「あの時は、本当に何も無かったの。信じてもらえないだろうけど、何も無かった。」
「それではお前が言っていた、浮気の理由が出鱈目だったのは何だ?奥さんが言っていたが、あいつが別居する原因はお前だったそうだな。よくもそんな酷い事を。お前とあいつの絆を感じるよ。
その絆をもっと強くする方が良いんじゃ無いのか?色々大変な事も有るだろうが、その方が楽だと思うけどな。」
「・・・そんな事無いわ。そんな事・・・」
より激しく泣き出し、私はこれ以上の話は無理だと思い、ただ天井を見詰める事しか出来ませんでした。

私はホテルに戻ろうかと思いましたが、妻がそれを許してはくれませんでした。
夕食を食べると、やはり馴染んだ味は、外食では味わえないものです。それでも、余り箸は進みません。
そんな時、妻の携帯が鳴りました。相手を確認して慌てて切った様なので、私は携帯を取り上げ履歴を見てみても、番号だけで誰からかは分かりませんが、見当は付きます。
妻の携帯からリダイヤルしてみると、
「どうして切るんだ?旦那が居るのか?」
やはりあの男でした。
「俺だよ。亭主だよ。こんな時間に掛けてくれば、俺が居るのは当たり前だろう。それとも、
出て行って帰らないとでも、聞いていたか?」
私が出た事に驚いたのか、男は何も言わずに切ってしまいました。
「昨日も逢ったのか?こんな時間に電話を掛けて来るのはおかしいじゃないか。俺が居ないと知って居たんだろう?」
「・・・ええ。昨日電話が有って。」
「それで逢ったのか?そうなんだろう?もう何も言わないから、本当の事を言ってくれ。」
男と女が、禁断の愛に心を染めてしまえば、簡単には後戻り出来ない事でしょう。
私だって、そんな経験をしてしまえば、どうなるか分かりません。
私達夫婦が元に戻る事は、2度と無いだろうと思いました。
「いいえ、逢ったりしていない。あの人のマンションに行ったのは、まだ続いているからじゃ無いの。
確かに、何度も電話は有ったわ。もう奥さんと別れるから、一緒に成らないかって言われたわ。
あんまり何度も来るから、会ってはっきり断ろうと思って行っただけで何も無かった。
それを貴方が知っていたとは思わなかった。嘘をついて行ったのは悪かったと思います。
でも、どんな理由が有っても、二人で会うとは言えなかった。疑われても仕方がないけど・・・。
ごめんなさい。」
真剣な表情で訴える妻の言う事は、本当の事なのかも知れませんが、そうで無いのかもしれません。
1年前で有れば、信じる事が出来たのかも知れません。でも今は、鵜呑みには出来なく成っています。
信じ合える事は、夫婦にとって最小限の必要事項で有る筈です。
それが崩れてしまった以上、もう夫婦でいる必要は無いのでしょう。この時、私の中に彼女の存在が有ったのは言うまでも有りません。
それがどんな結末を迎えるのかは、この時は考えてもみませんでした。
ただ、夫婦としての歴史よりも、今の平静を求めていました。

その夜、妻は私を求めて来ました。答える気持ちは無かったのですが、このところ女性と関係を
持っていなかったので、身体が反応してしまい応じてしまいましたが、それは彼女とそんな関係に
成った時の予行演習の様なもので、暫らく妻にはした事が無いセックスをしました。
縛ったり、バイブを使ったりはしません。その代わり、散々焦らしてみました。
妻は思った通りに乱れ、男とのセックスを想像させるものでした。

朝、何か気持ちに変化を感じていました。妻への感情に大きな転機を迎えた様です。
昨夜の妻との事には、男の影が付き纏っていました。今迄感じていた怒りや、嫉妬の様なものは、夫婦としての関係が有ってのもので、解消してしまえば、何も惑わされる事も無くなる筈です。
まあ、そう言っても、直ぐに割り切れるものでは有りませんが、時間と共に気持ちに整理がつくものと、理解出来たつもりに成ったのは、今回の事で、精神的に少し進歩したからなのかも知れません。
「暫らく離れて暮らそう。その間は、お互いに干渉するのは止めようや。お前もあいつに逢いたかったら好きにしたら良い。それで自分の気持ちに正直に成った時に、本当の事を話してくれ。今は、何を聞いても信じる気に成れない。」
「私の事を、もう嫌いに成った?もう顔を見るのもいや?」
「そんな事も無いけれど、一寸前まで顔を合わせる事も無かった。今更一緒に居なくてもどうって事は無いだろう?あの時は、お前がそれを望んだ訳だしな。」
「何時まで?」
「分からないな。ただ今回は、お前の気持ちでは無く、俺が決めさせてもらうよ。」
妻は俯いていましたが、何も言いませんでした。

職場では、相変わらず何だかんだと仕事に追われ、忙しい思いをしましたが、その方が余計な事を考える余裕も無く、かえって助かりました。
仕事帰りに、彼女を誘って食事がてら一杯飲みに行きましたが、度胸が無くそれ以上の事は有りませんでしたが、何処か手頃な部屋が無いものかと言うと、知り合いに不動産屋がいるとの事で、間も無くマンションが見付かりました。
引っ越す前には、地方の娘に別居する事を伝えましたが、「そうなの。何か有ったの?」
と言うだけで、クールなものでしたが、流石に引越しの当日には、家に帰って来ていました。
「お父さん、どうしちゃたの?お母さんと何か有った?このまま、別れるって事は無いよね?また、帰って来るよね?」
娘成りに心配していたのでしょう。当然ですが、別居の理由は話しませんでした。
少しの荷物をトラックに積み込む間、妻は寝室から出て来ませんでしたが、家を出ようとした時には、玄関に来て、
「私、待ってるから。」と、一言だけ言いましたが、目には薄っすらと涙を溜めていました。

離婚届はまだ出していませんが、事実上は離婚した様なものと思っていました。
色々な事が頭の中を駆け巡り、まだ整理された訳では有りませんが、彼女がちょくちょく部屋に来て食事の用意をしてくれ、そんな時は、全てを忘れる事が出来ます。
何度かめに来てくれた時に、
「今日は、泊まっていかないか?明日は休みだし、何処かにドライブに行こう。」
私は彼女の気持ちを、分かっていました。それでも、自分から誘うふんぎりが着かずにいましたが、思い切って誘ってしまいました。
「泊まってもいいんですか?奥様の事はもう忘れられましたか?」
「ごめん。そんなに簡単な事では無い様だ。でも、もう元に戻る事は無いと思っている。」
彼女は寂しそうな瞳を向けていましたが、泊まる決心をした様でした。
まだベッドを買っていなかったので、布団を2枚敷並べてきました。
彼女は抵抗が有るのか、なかなか寝室に行こうとはしません。
「私、次長から離れら無く成ってしまう。それでも良いですか?」
「・・・そのつもりでいる。僕も前に進まなければ成らない。君さえ良かったらの事だけれど。」
私は彼女を抱き寄せ、唇を重ねました。
彼女を抱いてみると、その身体は年齢よりも若く、反応も予想以上に激しいものでした。
この前妻にやった様に、焦らしたりは出来ませんでしたが、敏感な所に舌を這わせると、腰を浮かせ、シーツを鷲づかみにして、私を求めて来ました。
「もう駄目!お願いだから来て下さい。」
腰を深く沈めると、私の腰に手を回し、しがみ付いて来ました。
「恥ずかしい。恥ずかしい・・・。アーー、いきそう!アーー、もう駄目!いくー、いくー」
その声で、私も限界に達してしまいました。
「凄く感じてしまいました。・・・恥ずかしかった。でも、こうなる事が、私の夢でした。嬉しい。本当に嬉しい。」
彼女のいじらしさに、私は強く抱き締め、また唇を合わせました。

朝、目を覚ますと彼女が朝食の用意をしてくれていましたが、その後姿に私は妻を重ねてしまい、愕然としてしまいました。思い起こせば彼女には妻に共通する面影が有り、その部分に引かれていた事を思い出します。このまま彼女と付き合っても、妻の面影を追い求めるだけで、幸せに出来るのかどうか、不安を感じてしまいました。

妻からは何度も携帯や職場の電話に連絡が有りましたが、家に帰る事は有りませんでした。
私は何処に住んでいるかも教えていません。
家を出て4ヶ月程経った頃、マンションに帰ると部屋の前に妻が立っていました。
「どうしてここが分かった?」
「うん。この前、貴方をつけちゃた。綺麗な人と一緒だったじゃない。少し妬けたわよ。」
「それはご苦労な事で。それで何か用か?」
「冷たいのね。貴方が言ってた、正直な気持ちを話しに来たのよ。中に入れてくれる?」
彼女が来るか知れないので、中には入れたく有りませんでした。
「何処か違う所で話そう。俺にも都合が有る。」
「あら、彼女でも来るのかしら?私はそれでも良いのよ。どうで有れ、貴方の妻は私ですから。」
「勝手な事を言うな。お前にとやかく言う権利が有るか?それにしても勝手な女だったんだな。俺は今迄、お前の表面しか見ていなかったのか。馬鹿な男だったよ。浮気をされてもしょうが無いと言う事か。まあ、こんな所で話していても変に思われる。中に入れ。」
その時気付いたのですが、妻が少し大きめのバッグを持っていました。自分の鈍さに呆れるばかりです。
部屋に入った妻は、周りを舐めるように見渡しました。当然ですが彼女の残り香が有ります。
「綺麗にしてるのね。男の一人暮らしとは思えないわ。結構上手くやってる様ね。それだもの、電話も掛けて来ない筈ね。でもね、このまま貴方の思う様には行かせないわ。これから本当の事を話すから聞いてくれる?」
「ああ、好きにしろ。聞いてから判断させてもらう。ただ、もう騙されないからな。適当な事は言うな。」

妻は何故この様に、堂々と落ち着きはらって居るのでしょう?
何かに覚悟を決めた女はこれ程、度胸を決められるものなのでしょうか?
「貴方、私の事を知ってる?」
椅子に坐るなり、妻は私に問い掛けて来ました。
「それは長い間一緒に居るんだから知ってるつもりだが。」
「それがもう知らない証拠なのよ。私の事なんか、結局何も分かっていないのよ。」
妻の性格を知っているつもりが、気付かないうちに浮気をされていた訳ですから、そう言われてもしょうが無いのかも知れません。
「俺は・・・・」
妻は私が気付いていたけれども、あえて見ぬ振りをしていた部分に踏み込む話しをし始めました。
「貴方は若い時から、私に母親役を求めたわ。その内に娘が生まれて本当の母親に成って幸せだった。そんな時も貴方はまだ私に母親を求めた。二人の母親でずーっと、女では無かった気がしてた。
若い時はそれでも良かったのよ。お互いに情熱が有ったものね。それが、あの子が手を離れ、貴方も相変わらずだったけれど、別々に暮らす様に成って、気持ちの中にポッカリ穴が開いたで様で・・。女は何歳に成っても女な・・・。寂しいと言うのか、虚しいと言うのか、何と行って良いのか分からない焦りの様なものを抱えて生活していたわ。そんな時に、あの人が女を感じさせてくれたのよ。だから私は・・・・」
「だから私は何なんだ?」
「言い訳には成らないけれど、女でいたいと思った。満たされない部分を、あの人が埋めてくれた。一時は確かに貴方より愛してると思った時も有る。ほんの一時はね。でもね、貴方を愛している事に代わりは無かった。貴方が不倫相手で、あの人が亭主だったらとうに別れているわ。貴方はそれ位魅力が有るの。だって昔から結構持てたじゃない。特に貴方に踏み込まれた時に、貴方は男で私は女だって実感したわ。」
「あの時お前は、俺が浮気をしたから復讐するつもりで不倫したと言ったが嘘だったよな。何故そんな嘘を言った?」
「・・それはあの人の考えなの。本当にあの時は貴方も女が出来たと思っていた。その事を話すと
『お互い様だから、ご主人も余り強くは出られ無い筈だ。』って。だから貴方が踏み込んできた時にあんな態度に出たのよ。でも、あの人の誤算は、私が貴方が可也強いと言っていなかった事。
お互いの家庭の事は出来るだけ話さない様にしていたから。
コテンパンにやられて、強気に出るどころか反対に振るえ上がっちゃって。それからは、貴方を恐れていたわ。でもあの時、私の胸が熱く成ったのは本当よ。」
確かに私は早くに母を無くして、妻に母親役を求めていました。結婚してからは安心感からか、その傾向が強まったのにも気付いていました。また、長い夫婦生活は妻の言う通り、若い時の情熱は色褪せ、刺激の無い生活に成っていたのも事実でしょう。妻を女と見てい無かったのも真実だったののかも知れません。でも、情熱は無くなっていても、生活を続けていた者同士にしか分からない夫婦の歴史が有り、その事が、自分勝手な考え方かもしれませんが、誰にも割り込ませない情に成っていると信じていました。
妻にしても同じ気持ちだと思い込んでいましたが、一人の女で有る事を求めていたようです。
女性と言うものに、男の考え方を押し付け、それでも絶対について来るものと信じていたのは、私の大きな誤解だったのでしょうか?

「そうか。お前の気持ちは分かった。そう言う事にしておこう。俺にも至らない所が有ったのかもしれないな。だがな、それだから許されると言う事ではないよな?それに、まだあの男と続いているんだろう?」
「いいえ。貴方がどう思っているのかは分からないけれど、もう何も無いわ。」
「じゃあ、何故あの日あそこに行った?お前のしてきた事を考えたら何も無かったとは、誰も思えないだろう?」
「あの人は、左遷させられるそうよ。あの時は自暴自棄に成って・・・。何をするのか分からない位に取り乱していてどうにも成らなかったの。でも、貴方に知れると、変に疑われると思って嘘をついてしまったの。悪い事をしたと思っているわ。信じてと言うのは無理なのは分かっているけど本当の事なのよ。」
「確かに無理が有るな。そもそもあの男の事を何も思っていないなら、自暴自棄に成ろうが成るまいが、何の関係も無い筈だ。それでも行くと言う事は、お前の心の中にあいつを思う気持ちが有る
からだろう?熱い時間を過して、俺の事は何もかも忘れてしまった。あの時の、お前の目は今も忘れない。不思議なものでそんな時は、何とかお前の気持ちを、俺に向けさせたいと思ったよ。
だけど今は、そんな事どうでも良く成ってしまった。何よりも、信じられ無い事が辛い。
そんな夫婦は、ざらに有るのかも知れないけれど、俺が求める関係では無いんだよ。まして、お前の痴態を見てしまった以上、俺の許容範囲をとうに越えてしまっているんだ。
志保、俺も至らない所は有ったと思う。こんな事に成るまでは、本当に良くやってくれた。感謝しているよ。でもな、これで終わりにしようや。俺にも、次の人生が有るんだ。」
妻に未練が無いと言ったら、完全に吹っ切れた訳では無いのでしょうが、もう、後戻りは出来ない事も、この歳ですから分かっては
いるのです。

お互いの沈黙の時間が随分長く感じられました。その時の妻の態度は、落ち着き払ったものの様に感じました。
「終わりには成らないわ。私は確かに貴方を裏切ったわよ。でも貴方は?何も知らないと思ったら大きな間違いよ。ちゃんと分かっているの。あの人と、何も無いなんて言わせないわ。きっと、あの時から続いているのでしょう?いや、もっと前からなのよね?今更言ってもしょうが無いかも知れないけれど、私ばかり責められる事も無いと思うのよ。どうかしら?」
「武士の情けと言う言葉を知っているか?情けを掛けたつもりだったが・・・。
あれから何回男の所に行った?お前何が何やら分からなく成っている様だ。言ってる事が、無茶苦茶だと思わないか?良く考えてみろよ。矛盾を責められ無いうちに我を通すのはやめておけ。」
「何が矛盾が有るのかしら?何を言いたいのよ?」
この時に成って、自分の言い訳に無理が有る事に気付いたのでしょう。苛々とした感情があからさまに感じ取れました。
「俺が、男の所に行った事を知ったのは何時だった?墓穴を掘ったな。」
私がふんぎりを付けた瞬間だったかもしれません。
「男との関係は続けたい。でも、夫婦生活も続けたい。理想だよな。俺もそんな立場なら、そう思うかもな。だけど、俺にはそんな図太さは無いな。・・・お前、何時からそんな女に成った?
俺が知らなかっただけで、初めからそうだったのか?そんな事は無かったよな?俺達は何をやって来たのだろう?・・・もう、良いだろう?俺を自由にしてくれ。お前だって、自由に成れるんだ。
これ以上、俺を傷付けるな。黙って帰ってくれ。」
この時流した妻の涙は、今までとは違い、別れを決意している私にも、訴え掛けて来るものが有りましたが、抱き締めたり、優しい言葉を掛けたりする気持ちには成れませんでした。
それでも帰ろうとはしません。大きめのバッグの中には、見慣れた妻のパジャマや、化粧道具等が入っていましたが、それらを出させる事はさせませんでした。
「貴方の気持ちは最もね。逆の立場なら、私も当然そう言うでしょうね。でも、これで終わりはいや。もうどうにも成らないのかしら?確かに、あれからも続いていた。あんなに貴方を傷付けた
のにね。謝って済む事では無いけれども、ヅルヅルと引きずってしまった。・・・一つ嘘を言うとそれがばれない様に、又嘘をつかなければ成らない。そんな事をしているうちに、醜い女に成って
しまったのね。ごめんなさい・・・。それでも今は本当にあの人とは別れたわ。やっぱり、貴方の方が好き。愛しているわ。だから、このまま別れるのはいや。」
「もう遅い。男と別れ様が別れまいが、そんな事はもうどうでも良いんだ。さっきも言ったが、俺も前に進む事にしたよ。今は、お前との生活をなるべくなら思い出したくも無いのが正直な心境だ。
それでも思い出すだろう。俺も辛いんだよ。こんな事に成って、こんなにプライドを傷付けられたのも、お前達のした事だ。言い分は聞いたが、それでも俺の責任は、小さなものだと思っている。
さあ、帰ってくれ。俺にこれ以上言わせるな!お互いに嫌な思いをするだけだ。」
私は時間が気に成っていました。今日は、何の約束もしていませんでしたが、彼女が来てくれるとすればもうそろそろです。
「煙草を買ってくる。その間に帰ってくれ。直ぐに戻るから、鍵は掛けなくても良いから。」
私は何気なく携帯を持ち外へ出ました。
急いで煙草の自販機の方へ歩きながら電話を入れると、彼女がスーパーで買い物をしてくれている所でした。
「済まない。あいつが来ているんだ。直ぐ帰すから時間を潰していてくれ。帰ったら連絡する。ごめん。」
マンションに帰ると、まだ妻がいました。

この所、出張に出る機会が多く、中々投稿が出来ずに申し訳有りません。これからも、時間が思う様に作れそうに有りませんが、何とか頑張りますのでご容赦下さい。

私は妻への愛情が、急速に冷めて行っているのを、ある程度前から気付いていました。
男との浮気が発覚した時には、本能的に奪い返そうと思い、強い怒りや色々な感情に駆られ、妻への愛情を感じましたが、マンションを借りて離れていると、何かどうでも良い様な感覚を覚えました。
彼女との事がそう思わせたのかも知れませんが、元々の私の性格から来る様な気もします。
要するに、1度汚れてしまったものを、受け入れる心の大きさが無いのだと思います。
汚れた妻は、本心はどうであれ元の鞘へ帰りたがっている以上、私のやるべき仕事は終ったのです。
だからと言ってこの女を、その辺を歩いている人間と同じかと言えば、やはり違いますが、そんな事を言っていても仕方が有りません。
考えてみれば単身赴任中に理由はどうであれ、勝手な事をして来なく成り、私を汚いような物でも見る様な目付きで見ていた女と一緒に暮らす訳には行きません。
またその事がばれると嘘で固め、終いには支離滅裂な事を言い出し、ましてや男に教えられた通りに私に言っていた事を許せる訳も有りません。
妻は本当の事を話すと言って来たにも関わらず、このていたらくです。
「まだ居たのか。帰る様にと言っておいた筈だけどな。」
妻は私を睨み付ける様な目で見詰めていましたが、表情は穏やかなものでした。
「誰か来るの?彼女でしょう?私は良いのよ。会って話しをしたいわ。」
「そうか。それも良いだろう。じゃあ、お前もあいつを呼べ。携帯にまだ登録して有るだろう?」
「別れてしまったのに、そんな事出来る訳無いじゃない。変に誤解されたくも無いし。」
「出来ないのだろう?また嘘がばれるからな。」
「そんな事無いわよ。」
「良く言うよな。お前は浮気がばれた時に、あいつとは終ったと言って、随分俺に良くしてくれた。
危うく信じそうに成ったよ。でも、続いていたんだよな?其処までしておいて、もう別れたと言ったて、はいそうですかと思うか?何を考えているんだか、全く分からないよ。なあ志保、信じ合え無い
夫婦が一緒に暮らして幸せなのかな?どう思う?俺はそんなのは嫌だな。」
「いずれ信じてくれる様に成れると思う。だって、私その位努力するつもりよ。」
「お前が努力するのは当たり前だ。それを見ている俺は何を努力する?何故俺が努力しなければ成らない?それは努力では無く我慢だ。」
「・・・・其処まで言うの?分かったわ。確かに私がした事は許されるとは思っていない。どうで有れ、あの人との事に溺れてしまったのは事実だし・・・。でも・・・、分かって欲しい。」
「何を分かれと言うんだ?」
寂しい怒りが気持ちの中に沸き上がりました。
『志保、僕はお前と一緒に成れて、本当に嬉しかった。疑った事だって無かった。幸せな思い出も一杯有るんだよ。愛していた。
でも、もう良いんだ。もう、駄目なんだ。もう遅いんだ。』
心の中の私は、そんな事を呟きました。
「全てを分かって欲しい。私の全て。貴方が見様としなかった部分も。」
「それは無理だ。俺にだってお前の知らない部分は有る。他人の事を全て理解するなんて所詮無理な事だ。」
「貴方とは他人じゃ無いわ!分かろうとすれば分かってくれる筈よ!」
「いや他人だ。夫婦だって他人だよ。だから分かろうと思っても分かり得無い所は有るんだよ。その方が良い事だって一杯有るんだと思う。」
「・・・貴方。」
妻は何かを言いたそうでしたが、聞いた所でどう成る訳でも無いのです。
「さあ、もう行け。これから何か用事がある時は、ちゃんと出るから携帯に連絡してからにしてくれ。これからの事も、話し合わなければ成らない事も有るしな。」
「そうね。今日はそうする。だから、ちゃんと電話に出てね。お願いよ。」
「ああ、分かった。それから、娘は元気か?連絡は有るのか?俺も電話でもすれば良いんだが、何か掛けづらくてな。連絡が有ったら、宜しく言っておいてくれ。気持ちに余裕が出来たら、会いたいな。」
立ち上がりかけた妻に、そう声を掛けました。今迄の、夫婦の思いが蘇ったのでしょうか?
「・・・貴方御免なさい。本当に御免なさい!私悪い女ね。御免なさい・・・。」
涙をタップリと溜め、私に抱き付いて来た妻を、強く抱き締めていました。
何故そうさせたのか、割り切ったつもりでも長い間の二人の絆がそんな行動に走らせたのか、今でも自分の気持ちを理解出来ません。
妻が帰った後には、身体も気持ちも力が抜けてしまい、彼女に連絡するのも億劫に成ってしまいました。

ぼぉーとしていると電話が鳴りました。彼女からです。
「御免、御免。連絡が遅れた。帰ったからもう来ても良いよ。」
少し経ってから部屋のチャイムが鳴りました。
「奥様、私達の事何か言っておられましたか?」
やはり気に成るのか、入って来ての一言目がそれでした。
「うん。それなりに君との事は知っていた。」
「そうですか。それで次長、お認めに成ったのですか?」
「いや、曖昧に誤魔化して於いたけれど、知っていると思うよ。君と一緒に居る所を見た様だしね。何かまずい事でも有るのかい?」
「いいえ。そんな事は有りませんが、次長はそれで良いのですか?まだ奥様の事を思っていらしゃるのでは無いですか?それなら、はっきりと言って下さい。」
「・・・・すまない。何の感情も無いと言ったら嘘になる。でも、元に戻ろうとは思っていない。今は、君だけを見る様にしている。」
「それは、努力していると言う事ですか?」
私は、次に出す言葉に詰まりました。彼女の不安が痛いほど伝わって来ました。

『それは、努力していると言う事ですか?』
彼女の言葉は、私が先程、妻に『俺が何を努力する?何故努力しなければ成らない?』
そう言った気持ちと同じ辛い言葉な筈です。何て可哀想な事を言ってしまったのか、思いやりの無さを物凄く後悔しました。
「深い意味は無いんだ。それより今度、友達に紹介するよ。僕の気持ちは決まっているつもりだ。」
何とか気持ちを伝えたく、前から考えていた事を言いました。
「無理しなくても良いんですよ。私はこう見えても結構タフなんです。奥様との事がそんなに簡単なものだとは思っていませんから。」
少し前に妻を抱き締めた腕で、今度は、彼女を抱き締めてしまいました。
私は佐野に連絡を取り、彼女に会わせる日時を設定しましたが、当日、彼女の部下がトラブルを起こしてしまい、やや遅れて来る事に成ってしまいました。
「色々大変だったな。あの時、余計な事をしてしまったと後悔していたんだ。でも、まさか志保ちゃんが、あれからもお前を裏切り続けるとは思わなかった。悪い事をした。でもショックだったよ。」
「気にするな。俺が決めた事だ。」
二人でそんな話しをしている所へ彼女が来ました。
「遅く成って申し訳有りませんでした。」
走って来たのか、息が上がっています。
「どうだった?先方は納得してくれたか?大変だったろう?」
「いいえ、それ程でも有りませんでした。先方も納得してくれましたし。」
「流石だな。ご苦労様。ああ、こいつが大学時代からの友達で佐野だ。」
「よろしく佐野です。噂には聞いてました。これかもよろしくお願いします。」
「此方こそよろしくお願い致します。私も、佐野さんの事は次長から良く聞いています。」
挨拶も終わり、和気あいあいと楽しい時間を過していましたが、彼女がトイレに立った時に、佐野が声を低めて言いました。
「なあ、志保ちゃんに感じが似ているな。」
「そう思うか?俺もそう思う。だから惹かれたのかな?何か志保の面影を追っている様な気に成ってしまう・・・。」
「だけど、此処まで来た以上、それでは済まないだろう。あの人は今迄の経緯を、ある程度知っているんだろう?知ってお前と付き合っているのなら、そんな事は言っていられないだろう?」
「・・・その通りだな。」
トイレを出て来た彼女に気付き話を中断して、他愛の無い話をして盛り上がっていると、妻から携帯に連絡が入りました。
『依りによってこんな時に』私は出るか出ないか迷いましたが、先日、″ちゃんと出るから”と言った以上、此処で出ないと、またマンションに押しかけて来ないとも限りません。
何気なく席を外したつもりでしたが、不自然だったと思います。
「どうした?何か有ったか?今、都合が悪い。何も無ければ後で電話する。それで良いか?」
ほんの少しの沈黙の後、妻が言いました。
「遅く成っても良いから来てくれる?来てくれたら、離婚届に判を押しても良いわ。」
「えっ?随分急な話だな。ついに決心してくれたのか?」
「気が変わらないうちに来てくれる?今日しかチャンスは無いと思って。」
席に戻り、今妻からの電話の内容を隠しておくよりは、はっきりと言った方が良いと思いました。
「あいつからの電話だった。離婚届に判を押すから、これから来てくれとの事だ。」
佐野は複雑な表情で、「それで行くのか?」
「ああ、行ってはっきりさせ様と思う。何時までも、こんな生活はしていられ無いからな。」
「うん。お前の人生だものな。」
彼女は、やはり不安そうに私を見詰ていました。
「遅く成っても、マンションに帰るから、部屋で待っていてくれても良いよ。明日は休みだし、二人でゆっくり過ごしたい。」
「いいえ。今日は帰ります。でも後で、電話だけは下さい。」
妻への気持ち。彼女への気持ち。優柔不断な私に嫌気がします。

妻と暮らした家の前に立ち、インターホンのボタン押しました。
「どちら様ですか?あっ、貴方?お帰りなさい。」
何も無かった時の様な、明るい声で私を向かえました。
程なく玄関の鍵が開き妻が出迎えましたが、化粧をしていて服装も、少し派手なものでした。
「何処かへ出かけるのか?」
「いいえ。貴方が帰って来てくれるから、少しお洒落したのよ。さあ、早く入ってよ。」
久し振りに来た家は、マンションの部屋の殺風景なものと違い、何故か落ち着く雰囲気が有りますが、
此処で妻と男が、甘く激しい時間を過し、私の人生計画を狂わせた所でも有る訳です。
「離婚届をくれないか。判はもう押してくれているんだろう?」
「これからよ。それよりもお風呂に入ったら?それとも、先に何か食べる?用意はして有るから。」
本当に何も無かった幸せな時の、妻の態度そのものです。
「貰う物を貰ったら、早く帰りたい。」
「何を言っているの?帰るって何処へ?此処が貴方の家じゃ無い。何処にも行く必要は無いのよ。」
「意味が分から無い。何を言っているんだ?今日離婚届を貰ったら、もう夫婦じゃ無いんだぞ。」
妻は俯き、次に顔を上げた時には、私をしっかりと見詰めて言いました。
「美幸から聞いたわ。今日、佐野さんに彼女を会わせたんですってね。もう、其処まで進んでいるんだ?貴方の性格だもの、勝手に決めてしまっているんでしょうけど、私はまだ納得していない
のよ。『好きな事をやっておいて、勝手な事を言うな。』と思うでしょうけど、そうは行かないわ。」
「何なんだ?どう言う事だ?お前が判を押すと言うから来たんだ。俺に何をしろと言うんだ?」
「お前と呼ぶのは止めて。前の様に志保と呼んで。俺と言うのも止めて。何時もの様に、僕と言って!」
妻は妻成りに、なりふり構わ無いプライドを掛けた行動に出て来た様です。
「冗談じゃ無い。お前が好きな男が出来た様に、俺にも思う女性が出来た。そうさせたのはお前じゃ無いのか?いい加減にしてくれ。早く帰らないと、変に誤解されてしまう。」
「いやよ。誤解されるならされたら良いわ。貴方をあの女には渡さない。私は今も妻よ。少し位チャンスをくれたって罰は当らないでしょう?それも出来ないと言うのなら、あの人にやった様に、貴方の会社に行って、彼女との事を話すわよ。」
「それは、立場が違うだろう。何故、お前がそんな事が出来るんだ?自分のした事を、本当に分かっているのか?」
「だから、お前と言うのは止めて。私だって、自分のした事の意味位分かっているわよ。でも、貴方は何時からあの女と付き合っていた?私ばかり、責められるのかしら?」
雲行きが、怪しく成って来ました。

妻の言い分は、明らかに理不尽です。それを承知で言っているのならば、私も引き下がる訳には行きません。自分の気持ちの中に、依然妻の存在は大きなものです。他の人に言わせれば、
『此処まで虚仮にされて、何を今更馬鹿な事を言っているのか。さっさと、別れてしまえ。』と思うでしょうし、私の身近にこの様な立場の人間がいれば、やはりそう言うでしょう。
その方が、先の事を考えると良いに決まっている事は分かります。
分かっていても、また、一時気持ちを整理しても、どうしても引き戻されてしまうのです。
しかし、そんな感傷的な事は、私の状況が許さなく成ってきています。気持ちに区切りを、付けなければ成らない、最後の時がやって来たのでしょう。
「よし、お互い始めから話をしよう。何でも答えてやるから、疑問が有るなら聞いてくれ。」
「あの女とは何時からなの?私が、浮気する前からよね?」
「いや、違う。新入社員の時に、仕事の面倒を見ていた。確かにその時、先輩に対する彼女の憧れも様なものは感じていた。だからって、何か有った訳では無い。良く思い出してくれないか?
単身赴任する迄、不審な行動が有ったか?職場で飲みに行って、遅くなる事はたまに有ったが、それは、本当にたまにだ。何か有ったら、もっと遅く帰って来る事が多かったと思わないか?
赴任してからも、休みの日は、お前がちょくちょく来ていたから、彼女が来ていたかどうかは、あの部屋の乱雑さを見れば分かると思う。疑いを持たれたのは、出張で来て料理を作ってくれたあの時
1度だけだろう?」
「じゃあ何故、痕跡を残す様な事をしたのよ?あれは、私への挑戦としか思えないわ。」
確かにそうですが、その事は、私に言われてもどうしようも有りません。彼女の中に、妻の言う通り挑戦的な所は有ったのだと思いますが、その事は、あえて詳しくは聞いていません。
「彼女は、お前の浮気に気付いていたよ。その事に対する、忠告だと言っていたが、それ以上の事は分から無いな。」
「前から、貴方の事が好きだったからよ。」
「そうだったとして、俺に責任が有るか?人の気持ち迄どうしろと言うんだ?今話して来た事を考えてくれれば、昔からの関係で無い事が分かると思うけどな。」
妻は、私が以前から浮気等していない事は知っているのだと思います。
「俺からもも聞くぞ。大体の事は分かっているから、今迄の様に誤魔化すな。今更嘘を言ってもしょうが無いだろう?あの男とは何時からだ?お前が赴任先に来なくなる前からだよな?」
「・・・そうね。あの4ヶ月前位からかしら。でも、関係を持つ様に成ったのは、すぐにじゃ無いのよ。前に話した様に、二人で逢う様に成ってからも紳士的で何も無かった。それに、休みで部屋でごろごろしている貴方と、仕事をしている所だけを見ているあの人とでは、男としての魅力が違う様に思ってしまったのは事実よ。良く考えれば、貴方も職場では颯爽としているんでしょうにね。正直、馬鹿だったと思っているわ。ただあの時は、私も年を取って来て女としての、焦りのようなものも感じてた。女として扱ってもらえる最後の方に来ているからかしら。
だから嬉しかった。貴方に対する罪悪感よりも、あの人に惹かれてしまったの。」
「それで来なく成ったのか?」
「そうね・・・。あの時に限って言えば、貴方よりも、あの人を愛していると思ったわ。でも、不倫が奥さんにばれてしまい、別居に成ると聞いた時に、奥さんへの罪悪感よりも、貴方とそう成ってしまった時の恐怖感の方が強かった。」
「そう思ったなら、何故その時に止めなかった?」
「止めようとは思っていたわ。でも、散々身体の関係を持って来たから、そんなに簡単には行かなかったの。ごめんなさい。」
「今はどうなんだ?」
「何も思っていないわ。嫌いに成ったと言うのでは無いけれど、男としてどうと思う事は無いの。正直に言うけれど、連絡は有るのよ。“こっちに来てくれないか”って。でも、断ったわ。
それでも電話して来るけれど、その気は無いもの。」
「向こうの家庭を壊しておいて、余りにも勝手過ぎないか?男よりも女の方が、ドライなのは分かるけれど、人間として許される事では無いと思う。奥さんから、何か言って来ていないのか?可也
恨んでいると思う。」
奥さんは、別居から、やがて離婚に成ってしまう原因が、妻である事を知っていました。
「ええ、何も言って来ない。本当に悪い事をしてしまった。貴方の言う通り、許される事では無いわね。どうすれば良いのかしら?」
「それは、自分で決める事だ。どうすれば、大人としてのけじめを付けられるのか、良く考えるべきだな。」
「随分と冷静なのね。もう、私には何も気持ちが無いと言う事なのかしら?」
「長い間暮らして来たんだから、何も思っていない事は無いさ。だけど、どんな夫婦も別れる時は、感傷的に成るものなんだろう。
しょうが無い事だと思っている。」
「・・・・ねえ、帰って来て。貴方を裏切った分の何倍も尽くすわ。お願い。」
「一時の感情に流されて、後悔したく無いんだ。戻らないのが後悔する事に成るのかも知れないが、今はそうは思え無い。」
「あの人を、愛しているの?」
「こんな時に、本当の恋愛を出来るほど、器用じゃ無い様だ。それでも、気持ちは動いている。」
「許せ無い。でも、どうしようも無いのね?馬鹿だった。こんな事に成るなら、あんな事するんじゃ無かった。」
「そうだな。この家で逢っていれば何時でも電話に出られるし、ばれない様に気を付けたつもりが、裏目に出てしまったしな。そう言う運命だったのかもな。俺に対する慰謝料は要らないぞ。
この家に住むのも良し、出るも良し、お金の事は蓄えも有るだろうから、何とかしてくれ。
娘の学費なんかは俺が払う。それから、離婚の理由は俺の浮気にしておけ。その方が、あいつのショックが少しは小さく成る様に思う。」
その後、妻は『今日だけは泊まって行って。』等と、すんなりと離婚届に判を押してはくれませんでしたが、最後には諦めた様で、何とか押してくれました。
判を押す時は、私の感情も複雑でした。妻との今までの幸せな時の事が蘇り、またやり直せないものかとも思いましたが、何とか思い留まりました。ただ、この時に彼女の事が思い浮ばなかったのは、妻の代役としか思っていないからなのでしょうか?そうならば、私も罪深い人間です。

妻と別れてからも、浮気の現場を見た時の事が蘇り苦しめますが、不思議と恨む事が出来ません。
考えて見れば、私は女と言うものをどれ程理解していたのでしょう。妻だけでは無く彼女に対しても自分の気持ちだけを押し付けて、相手の気持ちは何も思っていなかった事に気付きます。
ややもすると、自分中心に女性を動かし、満足してしまっていたのです。
当然の様に、反乱が起きる事等、考えてもいませんでした。
もっと私に、女性に対する尊敬の念が有れば、今回の事も防げたのかもしれません。
女は男に黙って従うもの、そんな今の時代にそぐわない自分勝手な誤解が、大きな代償を私に払わせる事に成ったのだと思っています。あくまでも私の考え方ですが。
それから彼女には、私の正直な気持ちを話し、妻への思いが完全に整理出来る迄は、逢わない事に成りました。それで別れる事に成ったとしても、仕方が無いことだと思います。彼女をこれ以上
傷付ける事は出来ません。
妻からは、今も時々連絡が有りますが、会う事は有りません。会ってしまうと自分の気持ちがどう成るか自信が無いからなのかもしれません。どうしても断ち切る事の出来無い部分が有ります。情け無い男だと思われるでしょうが、自分でもどうしようも有りません。
まだ暫らく、悶々とした日々を過すのでしょう。
この投稿を読んで下さった方々には、大して盛り上がりの無い話で申し訳無く思っています。
ただ、私が経験した事を、成るべく脚色無く書いた結果がこうな成りました事を、御理解頂ければと思います。

生保レディとセフレ契約

職場で新規採用された時によく生命保険の勧誘にあいました。特に印象的なのはY生命の由香(当時23歳で俺と同い歳)。茶色に染めたロングヘアとケバイ化粧で、いかにも元ヤンキーという感じの女だったがまあまあの美人でかつカラダはムチムチ。胸が開いたブラウスとみじかめのタイトスカートでいつも営業廻りに来るので。前屈みになると胸元から谷間や黒ブラが見えてたまらなかった。

ある日の昼休みのこと。由香はいつものように俺の職場に勧誘に来た。
「ね、お願い。Nクン。ウチの保険に入ってもらえない・・・?」同い歳ということもあり由香が馴れ馴れしく俺に問いかける。「今月はノルマが厳しいのよ・・・」
「入ってもいいけど、他の会社からも勧誘されているからなぁ・・・」
そして俺は由香の男好きのするカラダをまじまじと見つめ、言った。

「でも、由香ちゃんが、俺と付き合ってくれれば、話は別だけど」

確かに一縷の望みを持っていなかったといえば嘘になるが、半分は冗談、半分は保険加入を断るための常套句だった。だが、
「・・・わかったわ。」由香が不敵に微笑んだ。

「ちょっと、来て。」由香が俺の二の腕をつかみ、座っていた俺を立ち上げ、そしてそのまま執務室の外へ連れ出す。
「ちょ、どこへ・・・?」「いいから!」
そして由香は俺を人気のない5階の男子トイレへと引っ張り込んだ(5階にはオフィスルームはない)。
「お、おい・・・ここは」だが由香は無言だった。
個室に入り、由香が鍵を閉める。・・・と、由香が俺の方に顔を向け、俺にささやく。
「ズボン・・・脱いで♪」
えええええええええっ!?

「あら、お望みだったんでしょ?」由香が手持ちのヴィトンのバッグを広げながら微笑み俺に問いかける。「・・・私のおクチで、抜いてあげる♪」
由香はバッグから紙オシボリを取り出し、それを手指に挟みながら、俺のズボンのベルトを器用に、かちゃかちゃ・・・とはずし、ファスナーを下ろした。そして由香は、ファスナーの隙間に右手を突っ込んだ。
「お、おい・・・」と呆気に取られる俺。
「いいから・・・由香に任せて♪」
由香の華奢な指先が、俺のペニスをつまむ。“ぷにゅっ。”
「あ・・・由香・・・」
「ああ・・・ん、Nクンのおチンポ、可ぁ愛いぃ・・・」
そういうと、由香は俺のチンポをズボンの外に引き出した。“ぺろん。”
「さああ、キレイキレイしましょうねぇ?♪」
由香がそういい終わる寸前、俺の亀頭は冷たい感触に包まれた。
“うっ・・・!!”
由香は紙オシボリで、やや乱暴気味に俺の亀頭を、まずは当てこするように、続いて幹回りを包むようにして拭いていく・・・それが強烈な刺激から、徐々に快感に変わる。
「あ、すげ、・・・由香」
「うふ・・あん・・・Nクンのチンポ、どんどん大っきくなってるよ・・・?」
由香が俺の耳元で、囁く。
「この、ス・ケ・ベ♪ふぅぅ・・・(と、息を吹きかける)」
“こ、こいつ、何てエロい女なんだ!!”
耳と股間とに性感を与えられた俺のペニスは、すでにギンギンとなった。
「あは、すごい、膨張率ぅ・・・」由香が子供のようにはしゃぐ。

「ゆ、由香・・・・」もう俺は突然の快楽に爆発しそうだった。
「あわてないで」由香がたしなめる。「私は逃げはしないから♪」
由香はトイレに座り、正面に俺を仁王立ちさせる。ちょうど由香の目の前に俺の勃起ペニスがいきり立っている格好だ。
「あん、Nクンの、美味しそう・・・」由香が舌なめずりしながら妖しく微笑む。「私のベロ、結構スケベだって言われるんだよ?・・・覚悟してね。」
「あら、ウフン・・・Nクンの先っぽ、エッチな汁で、ヌルヌルゥぅ♪」
由香はまるで俺を辱めるかのように卑猥な言葉で攻めてくる。

「うふ・・・じゃ、いっただっき・・ま??・・す」
ぺろっ
“ああううぅ!!”
由香の卑猥な唇から突き出されたピンクの舌が、俺の亀頭の敏感な先端に触れる・・・や否や、由香はその舌でいきなり尿道口のあたりを激しく上下になぞらせる。
ちゅぴ、ちゅぱ・・・ぬちゅぬちゅ♪
「くぅぅ・・・・あう・・・」
「うふん、Nクンのカウパー、美味し♪」
今度は由香は、遠慮なしに亀頭の先端からカリの方へ向けて、螺旋状になめてくる。
れろれろ・・れろ、ん♪
「あう・・・う、由香、あ」
「うふ、感じてる、の?・・・じゃあ・・・ここは?」由香が執拗にカリ首を舐めまわしてきた。最大限に勃起したために後退した包皮の中まで舌を入れ込む・・・
「あ・・・くうぅ・・俺、そこ、弱いん・・・だ」
ビン、ビビン・・・!!
俺のチンポは、突然訪れた「これまでの人生で最大の快楽」に激しく動揺していた。
「あ、うむぅぅん・・・Nクンのチンポ、ぴくぴくしてるよぉ・・・?」
便座に座っている由香が、口を一旦ペニスから離し上目遣いで仁王立ちの俺の顔を挑発的に覗き込む・・・なんてスケベな女だ!!
「タマタマちゃんも・・・激しく上下、してるぅ・・・」
と言い終わると由香は爪にピンクのラメ入りマニキュアを塗った右手指で俺の袋をナデナデしてきた・・・
「ああううっ!!!」
由香は指先の腹で、長く伸びた爪の先でしつこく俺の玉袋を優しく弄る・・・10回に1回程度、由香はその白魚のような指の間に俺の陰毛を挟み、軽く引っ張る・・・
「ぐうっ・・・」時折訪れる軽い痛みが、快感をより際立たせる・・・
「・・・あら、Nクンって意外と、マゾなのか、ナ?」
由香がピンクのグロスを付けたプルプルの唇から、淫猥な舌を突き出し、ゆっくりと唇の右から左へ動かす・・・「こ・の、ヘ・ン・タ・イ♪」
“た、たまんねぇ!こいつのプルップルの唇に、射精してえ!!”
俺は心の中で叫んだ。もちろん由香には聞こえてないだろうが・・・
「ふふ、Nクンって、カワイイ。・・・もっと、気持ちよくしてアゲル♪」
そういうと由香は、便座から離れ、床に跪いた。「・・・まだまだ、こんなもんじゃ、ないんだから・・・」
仁王立ちの俺の目の前で床にしゃがむ由香、と言う構図になった。目線を真下に下ろすと、由香の胸の開いたブラウスの間から、黒のブラに包まれた豊満な胸の谷間が覗いていた・・・
「Nクン、アタシのオッパイ、好きなのよ、ネ?♪」
「え・・・」まるで超能力者のように俺の心の中を見透かす由香に俺は戸惑う。
「だって、アタシが前かがみになると、いっつも、必ず覗き込んで・・・ふふふ」
不敵な笑みを浮かべながら、由香は俺の、すでにカウパーと由香の唾でネトネトになった尿道口を人差し指で撫で回す。
「くぅぅ・・・由香ぁ・・・」
「そんなイケナイ子には、おしおき、ょ・・・」
ぱくっ
“はあう!!!”
由香がいきなり俺のいきり立った竿の、袋との境目の部分にパクついた。グロスが輝く唇で竿を甘噛みし、と同時に舌で裏スジを螺旋状に舐めまわす。竿の根元から先端に向かって・・・
ぺちょ、ぺちょ、くちゅちゅちゅ・・・
「あ、スゲ、こんな・・・」
舌と唇がペニスの先端に着くと、今度は由香はあーんと、わざとらしく大きく口を開け、亀頭の部分を口に含むとまるでキャンディーのように縦横無尽に舐めしゃぶる。しかも、カリの部分は由香の唇が上下し、グロスの微妙なべとつきと相まって快感を増幅させる・・・
れろれろ・・・くちゅくちゅ・・・ちゅぴ・、ぴちゅ・・・
誰もいない男子トイレの個室に、淫らな水音が響き渡る・・・
「あう・・・うおっ・・・」俺はもうただ喘ぐしかなかった・・・
由香の口の中は泡だった温かい唾にまみれ、その中でも彼女の舌は尿道口、裏スジ、カリの裏・・・と的確に敏感な部分を、激しい舌捌きで責め上げる。
時たま由香は、フェラをしながら自分の茶髪のロングヘアを手で掻きあげる・・・その仕草がまた官能的だった。
ぬちゅ・・・・ぐちゅぐちょ・・・ちゅぱぴぷ、ぱぴ・・・!!

ふと、由香の舌捌きが止まった・・・
「はぁ、はぁ・・・」俺の息はいつのまにか荒くなっていた・・・
「ぅふ・・・・♪」俺のペニスを加えながら、由香が呟いた。その後一瞬の静寂のあと、由香は俺のペニスを加えながら唇を上下させた。最初はゆっくり・・・そしてだんだん速く・・・
じゅぶっ・・・じゅぶっ・・じゅぶっ、じゅぶじゅぶっじゅぶっ・・・
“おおおおおおおおおお、由香ぁぁぁぁっ!!!”
気がつくと由香は頬っぺたを窄め、強烈なバキュームフェラに自然に移行していた。
しかも相変わらず舌先はペニスのあちこちにぬめりつく・・・
彼女の唇の端から、彼女の唾(と、俺のカウパー?)がトイレの床に滴り落ちる。
ぐっちょ、ちゅっぽ、ぴっちゅ、ちゅっぷ、ぬっぽ・・・

由香の激しいピストンに、俺の射精意欲は否応なしに昂ぶる・・・!
「あああ、で、射精(で)るよぉ、由香ぁ・・・」
俺がそう言い終ると、由香は突然ペニスから唇を離した・・・“ちゅぽっっ!”と水音を立てながら。
“えぇ!?あと少しなのに・・・”

由香は口の中に溜まった大量の唾を飲み込むと、妖しく微笑み俺にこう呟く。
「この続きは・・・保険に加入してくれたら・・・ね♪」
「な、なあ・・・そんな事言わないで、頼むよ」傍目に見るとズボンを脱がされ下半身フルチンで仁王立ち、しかもペニスを直立させているというあまりにも情けない格好で懇願した。
「保険に・・・入ってもらえる?」
「そ、それは・・・」
「・・・だったら、オナニーで我慢するのね!」
由香はそう言うとすくっと立ち上がり、トイレの鍵を開けようとする・・・
「ま、待った!」
「ん?」
「・・・分かったよ、保険に入るから・・・」
「ん??ん、きこえなぁい♪」由香が意地悪く問い直す。「保険が・・・なぁに?」
「保険に入る・・・いや、契約、させてください!」

由香の口元がほころぶ。
「・・・ふふふ、ご契約、ありがとうございまぁす。」
そう言うと由香が再びしゃがみこんだ・・・

「でわ早速、この印鑑でご捺印頂きますね・・・」
由香が再び俺の亀頭にパクついた。
「あううっ!!」亀頭粘膜に温かくぬめった由香の口の中の感触が蘇る・・・

由香はさっきと同様にリズミカルに頭を上下させ、イヤらしい唇で勃起ペニスにピストン運動を加え、舌は亀頭に執拗に纏わりつかせてくる・・・
ぐっちょ、ぴっちゃ、ちゃっぷ、っっぽ、にちゅ・・・

由香の濃厚な舌捌きは、一旦衰えた射精欲を急激にV字回復させた・・・
このうえ由香は、再び右手の指先で、すでにパンッパンに固く縮み上がった玉袋を撫で撫でしてくる・・・

「由香、スゲ・・もぅ、イく・・・俺、いくょ・・・」
俺の呟きが聞こえたのか、由香はペニスを咥えた唇を今まで以上にキュッと絞め、舌捌きをより激しくし、右手で激しく玉袋をいじくる・・・しかも、彼女は喉奥から強烈なバキュームをプラスさせる・・・
ず、ちゅーー、ぺろぺろぺろ、くちゅくちゅくちゅ・・・
「く・・・口の中に・・・射精(だ)、してぇ・・・」
そう哀願すると、由香はほんの一瞬、“コクッ”と頷いた・・・
「い、いぃぃぃぃ、たまんねぇ、こんなイイオンナの口に、射精(だ)せるなんてぇ・・・!!」
ぐちゅ、べろ、ずちゅ、ちゅぷ、ぬちゅちゅちゅ・・・
「いぃ・・・で・・・射精(で)るぅぅぅ・・・・!」

どぴゅぴゅぴゅぴゅっ・・・・ぬぴゅっ・・・ぴゅっ・・

玉から細い尿道を我先にとペニスの先端をめがけ、尿道口に到達した大量のザーメンが由香の喉奥を目がけて勢いよく発射されていくのが分かる・・・
「あぁぁぁぁ・・・ぁ」俺はとてつもない快感に何とも情けないあえぎ声を出しながら果てた・・・
「むぐっ・・・」
喉を急激な勢いで発射されたザーメンで命中されただろう由香は一瞬むせたが、ピストンとバキュームは止めなかった・・・
「ああぁぁ、す・・・げぇ・・」
射精は5秒程度続いた・・・感覚的にはもっと永い時間のようだったが・・・

ぴゅっ・・・ぴゅ・・・ぴ・・・

完全に射精し終わったのに合わせ、由香は俺のペニスへの愛撫を徐々にゆっくりとさせる・・・そして、
“・・・ちゅ、ぽ・・・・ん”
と口をペニスから引き抜く・・・

ここでエロ小説やAVであれば彼女は口に含んだ精液を“ゴクンッ”と飲み込むのだろうが、個室の中に響いたのは
カラカラカラカラ・・・・という乾いた音。
由香は備え付けのトイレットペーパーを激しい勢いで引っ張り出すと、それを自分の口に当て、ぺっと精液を吐き出す・・・現実はこんなもんだろう。

一連の作業が終わると、由香は俺を見上げた、そして、白痴となった俺に、
「こんなに射精(で)たね・・・エッチ♪」
とクシャクシャのトイレットペーパーに吸い込まれた大量のザーメンを見せ付けた。
由香の口の端から、俺のザーメンの残りが垂れていた・・・それが唇に塗られたピンクのグロスの輝きと相まって妖しい光を放つ・・・
「Nクンのスケベ汁、ゼリーみたぁい・・・お口から、妊娠しちゃうよぉ」
“くぁ、た、たまんねぇ!!このスケベ女・・・”
まだかろうじて勃っていたペニスが、“ビン・・・ビン!”と弾かれたように無意識に挙動した。

ようやく半分正気に戻った俺は、脱がされたズボンを引き上げ、ベルトを締める・・・
その時由香は「約束、忘れないでね♪」と微笑む。
そうだ、俺は物の弾みで生命保険に入る事になってしまったのだ・・・だが、こんな、濃厚なフェラチオをされて、月2万円程度なら、安いもんだろう・・・心の中で自分にそう言い聞かせた。“それに、この分ならこの女、セックスもさせてくれるかもしれない・・・”

2人でトイレから出ると、由香は俺に「このことは誰にも秘密ネ。」と唇に人差し指を縦一文字にあてて囁いた。
後で聞くと、由香は若い男だったら、今日みたいにフェラで契約を取ったことも何回かあるらしい。
まんまと、生保レディの駆け引きの罠に嵌められたわけだ。

だが、これを境に生保レディ・由香に対する俺のどす黒い欲望は、一気に加速こそすれ、衰えることはなかった。そして、それは意外と早く、現実のものとなる・・・

生命保険に入ってから1週間ほど経ったある雨の日・・・

午後5時。由香がわざわざ俺の職場まで迎えに来た。
入社してから残業が続いていたが、今日はいわゆる生面保険加入時の「健康診断」のため定時で、由香と一緒に職場を出る。

由香とはあの日から特段何も進展がなかった・・・というより、上手くはぐらかされているように感じた。
“あれ”は契約を取るためのエサでしかなかったのか・・・?

由香はいつもの営業スマイルで
「雨が降ってるから、タクシーで行きましょ。」
「俺、そんなに金、もってないけど」
「いいのよ、会社の経費だから」
他愛もない機械的な会話が続く。

5分ほどでタクシーはY生命の指定医療機関にしては小さい、診療所に着いた。
ここで心電図や採血など、一通りこなしてゆく・・・
診断は30分ほどで終わり、待合室で女性週刊誌を読みながら待っていた由香の許に歩み寄る。
「終わった?」「ああ」
「駅まで・・・連れてってあげる。さっき、会社の車を呼んだけど、混んでるみたいで時間がかかりそうだって・・・雨もやんだし表で待ちましょ?」

俺と由香は2人で表通りへと出て、由香が社用車との待ち合わせ位置らしい場所で止まったので、俺も立ち止まる。俺の左横で由香が立っている状態だ。
2人とも手持ち無沙汰なので、とり止めもない会話を愉しむ。由香が俺の方に首を向け俺の顔を見上げるように話す。
「・・・Nクンの出身は、どこ?」
「俺?・・・この近くだよ。小学校までは○○ってとこで・・・」
ここで由香が驚いたように「嘘・・・アタシも○○だよ・・・!?」と1オクターブ高い声で答えた。
「へぇ・・・そうなんだ」
「ふふ、偶然って、あるものね・・・クスクス」
会話に弾みがついた。俺たちは小学校から、お互いの中学、高校の頃の思い出話に花を咲かせた。
由香の顔が、単なる営業スマイルでない朗らかな笑みを湛えているのが分かる。
大人のオンナではない、一人の少女のような・・・
由香の年不相応な朗らかな笑顔を見て、俺の中にあのどす黒い欲望が蘇って来た・・・
“畜生・・・結構、かわいいぜ、由香!”

「・・・いいなぁ、Nクン、△△高校なんだぁ。アタシ、××高校だから、頭悪くて・・・」
「・・・・・」
「・・・どうしたの?Nクン、急に黙っちゃって・・・ン?」
由香が俺の顔を覗き込む。
“もう・・・我慢できない!!”

俺はふと!ギュっと由香の左肩をつかみそのムチムチな身体を手繰り寄せ、由香の、グロスが輝く唇に唇を重ねた・・・
「ぅぐ?」不意をつかれた由香が軽く呻く。
由香の口からはグロスの匂いと芳しい吐息と、微かに苦みばしった口臭が感じられた・・・
一か八かの賭けだった・・・普通の女性であれば嫌われる行為だろうが、俺に一週間前、あの濃厚なフェラチオをしてくれた由香なら・・・

賭けは成功だった。
別段嫌がる素振りを見せない由香は、「うぅ・・・ん」と妖しく喘いだ。
だが舌を挿れようとすると、ふと由香は唇を離した・・・そして、
「もぅ、Nクンたら・・・意外と大胆、なんだから♪」と俺に向かい微笑む。「・・・ここ、街中だヨ・・・?」
由香があの1週間前のあの妖しい笑顔で俺をなじる。「ホント、エッチなんだから・・・」

「ゆ、由香・・・!」
「ん・・・?」
「・・・よかったら、この後俺と食事にでも・・・」
だが、由香が放った言葉は、意外なものだった・・・
「あら・・・ホテルじゃなくていいの・・・?」その言葉と次の言葉は、俺の脳髄と股間にダイレクトに響いた。「・・・アタシとセックスしたいんでしょ?・・・スケベなNクン♪」

俺は由香も俺の事が欲しいんだと思った。実際、由香の表情は雌に変わっていた。
由香は携帯を取り出すと会社に電話を入れた。
「これで大丈夫、ス・ケ・ベ・な…N君♪」
そう言うが早いか由香は俺の手を引いて裏道に誘った。通りを一本抜けるとそこは古めかしいホテル街があった。
「どこにする?スケベなN君?」
「うん?どこでも…あっ!ここにしよう。」そこは俺が童貞を捨てた記念のラブホだった。俺の脳髄から早くもカウパーが吹き出している。
フロントで部屋を選びあたふたと部屋に駆け込む。
焦ってキスをしようとする俺を制止する由香。
「今日はアタシが責めてアゲル!…スケベなN君♪」
そういうと俺の服をイヤラシク脱がす、時折身体に爪を立てながら…。
バスローブの紐で裸になった俺の腕を後ろ手で縛る。もう一本の紐で俺を目隠しする。浜アユのような由香を想像する。
女の子がされるように四つん這いにさせられる、恥辱プレイの開始だった。俺のチンポはギンギンで既に涎を垂れ流している。
「ほうらぁ、もう感じている。今日はたっぷりと楽しませてアゲルからね。」
由香はそういうと服を脱ぎ出した。実際に服を脱ぐ姿は見ていないが、服を脱ぐ音がする。
「イイ物があったわ♪」四つん這いの俺の耳元で由香が囁く。
ネチャネチャと音がしたかと思うと一瞬チンポがヒヤッとした。ローションだった。グチョグチョとローションで俺のチンポを弄ぶ。
「アッ!…それ!」膝がガクガクする。
「もっと感じてね、簡単にはイかせないわよ♪」そういうと由香は俺のアナルに舌を這わせた。俺の全身に電流が流れる。
由香は右手で俺のチンポを扱きながら舌でアナルを開く。
「もう…イカせてよ!お願い!」
由香の吐息も荒い。俺は枕に顔を埋めながら喘いでいた。
由香の指が俺のアナルを開いていく、そこへローションが注ぎ込まれる。
「N君、気持ちいい?アタシも気持ちよくなりたいな♪」
「うん、モチロン。俺にもNにさせて欲しい!」俺がそう言うが早いか由香の…がアナルに入り込んできた。
「う!ちょっとぉ!ちょっと!ちょっと!ちょっとぉ!」俺の臀部に激痛が走る!同時にチンポがしごかれる!
由香の腰がグラインドされる!由香の腰が激しく何度も打ち付けられる!

由香が俺の中で果てるのと同時に俺も由香のフィンガーテクに発射させられた。

暫くして俺の縛めが解かれる。
「どう?N君?今までで最高のセックスだったでしょ?」
俺はヨロヨロと立ち上がる。アナルから由香の吐き出した精液が流れ出し太ももを伝う…。

俺はソファに行き、スーツに着替え始めた。苦痛が伴う、悔しさが溢れ出す。
スーツに着替えると由香の方を眺めた。由香は俺のよりも立派なのを所有していた。タバコをくゆらす由香。
こっちを見てニッコリと微笑む。
俺も由香に微笑み返し、鞄を開けた。
「N君も素質あるわ…これからお楽しみ…
パン!
乾いた音とともに由香の眉間に小さな穴があいた。俺の右手のオートマチックからは薄らと煙が上がっていた。
ゆっくりと崩れ落ちる…由香…

俺は落ち着いてタバコをつけた。
俺は硝煙の匂いと微かな煙が漂っているピストルを鞄にしまった。
薬莢をポケットにしまい込み、俺の痕跡を消す事にした。
ベッドのシーツに落ちた髪の毛を集めてはポケットにしまう。
アイスペールに湯とインスタントコーヒーを混ぜ、由香の身体に浴びせ次に冷蔵庫からウィスキーの小瓶を取り出し由香のチンポにかける。
そしてジュースやビールを部屋中にぶちまけ、触ったと思われる箇所の指紋を拭いて回った。
最後に窓を開け、飛び降りる事が出来るのを確認すると俺はタバコに火を点した。ゆっくりと肺の奥まで吸い込むと由香の身体でタバコを消す。
消した後のタバコをポケットにしまい込み、由香の身体に蒲団をかけた。そして由香の服と蒲団と枕に火をつける…火はゆっくりと燃え出した。

「アディオス」

両手にタオルを巻いた俺は窓の縁に乗り出し、俺の鞄と由香の靴を詰めた彼女の鞄をほうり投げた。尻穴がズキッと痛むが我慢して飛び降りた。
ゆっくりと立ち上がると俺はそっとその場所を離れた。

次の日の朝刊にはホテル火災と男性客の死亡記事が紙面に出たが、不審な点がかなりあるとだけ書いていた。
しばらくして由香の代理の担当者が俺の所に来たが、由香が休職しているとだけ告げて契約書を持ってきただけだった。

それ以降は疑われる事もなく、俺もソッチの道に進む事もなく平穏に過ごしている。

[完]

研修にて

23歳のときのことです。
長期の研修が東京で開催され、私はそれに参加しました。
研修は、全国から同業者が集い、仕事の内容や問題点について
皆で話し合い、検討し、学んでいくというもの。
経験も浅く、(もう大人なのに)人見知りもする私は、
皆に着いていくだけでいっぱいいっぱいでした。

それでも数日が過ぎ、何度か皆で一緒にお酒も飲み、
ようやく少しリラックスし始めたころ、
同じチームだったRさんという人に誘われて
彼の部屋で飲むことになりました。

最初はお互い少しぎこちなかったのですが、
強めのお酒(Rさんの街の地酒でした)を飲みながら
仕事のこと、職場のこと、将来の夢の話、好きな芸能人の話、
そんなたわいの無い話をしているうちに、緊張もほぐれてきました。

…そんな風に和気あいあいと話していたにもかかわらず、
私の頭の中は、いやらしいことでいっぱいだったんです。

私がオナニーを覚えたのは、10歳と早く、
それ以来ほぼ毎日のようにしていたのですが、
10代後半からろくな恋愛に恵まれず、エッチする機会もありませんでした。

お酒の力にも後押しされたのかもしれないけれど、
だからそのときの私は、たぶん思春期の男性なみに
してみたくてたまらなかったのです。
Rさんは、シャイな感じで優しくてユーモアがある男性で、
この人としてみたい!と強く強く思いました。

だから、二人して深酔いした午前二時ころ。
私はRさんに、
「もう眠くてたまらないから少しベッドで横にならせてください」
と言いました。

Rさんはいいよ、と言い、
俺も寝る、と言って私の隣で横になりました。

しばらくはお互いじっとしていたのですが、
そのうちRさんは私の髪を撫で始めました。

私が甘えた声で「何するのー?」と尋ねたら、
Rさんは「男と女がベッドの中ですることは一つやろ」といい、
キスをしてきました。

まぶた、頬、耳、首筋、また唇、今度は深いキス。
そうして丁寧にキスをされているうちに、
気づいたら声が我慢できなくなっていました。

「やあん」と小さく喘ぐ私を見て、
今度はTシャツの上からノーブラの胸を愛撫し始めるRさん。
優しく揉まれ、乳首をこりこりされると、「んっ」と強めの声が出てしまいました。
それでもあくまで優しく、丁寧に愛撫を続けられているうちに、
お酒で弛緩した脳と身体のせいか、全身が性感帯みたいな感じがして、
恥ずかしいくらいビショビショに濡れてしまいました。

おっぱいを中心に優しく愛撫していたRさんが
ようやく私の下着を脱がせたとき、
私は糸を引くくらい濡れていました。
「すごい濡れとうね」というRさんに、
見栄を張ってしまい「半年振りくらいだから…」と答える私。
(半年どころか23年振りのくせに)

そして、Rさんはようやく性器に触れてくれました。
それは、つっ、と指を割れ目に沿って撫で上げただけの刺激でしたが、
それだけですごく気持ちよくて、私は思わず「ぁあんっ!!」と
大きな声を出してしまいました。

それまであくまで優しく、囁くようにお喋りしながらの愛撫だったのに、
私のその声を聞いて、Rさんの動きが止まりました。
そして、急に、私の中におちんちんを入れてきました。

突然の強い刺激に、「んんっ!」と呻く私。

よく濡れていたせいか、ほとんど痛みも感じず、
Rさんのおちんちんの圧迫感と中で擦れる感じが気持ちよくて、
壁が薄い作りの寄宿舎だったから、それまで結構声を我慢していたのに
押さえきれず「んっ、んっ」と喘いでしまいました。
それどころか、自分から腰も動かしてしまいました。初めてなのに。

だけど、研修のせいで久し振りのセックスだったRさんは、
あっさりと果ててしまいました。
「ごめんね、いつもはこんなに早くないんだけど…」と謝る彼。
その様子が可愛くて、「いいよ、すっごく気持ちよかった」と言い、
Rさんを抱きしめました。

そのあと、ベッドの中で少しまったりした後に、
また深いキスをして、そうっと自室に戻りました。

途中寄ったお手洗いで用を足したとき、
まだ中にRさんのおちんちんの感覚が残っていて、
不思議なような恥ずかしいような気持ちになったのを覚えています。

研修を終えてそれぞれの街に戻り、
しばらくはメールのやり取りをしていましたが、
いつしかそれも途絶えました。

もう彼とも二度と会うことはないでしょう。
だけど私は、一生この夜のことを忘れないだろうなあ、と思います。
たくさん優しく、気持ちよくしてくれたRさんが
初めての人でよかったなあ、とも思います。

これが私の初体験の話です。
長文の上、あまりいやらしく書けなくてすみませんでした。



DQNな修羅場

1/10
投下失礼します。
なるべく読みやすいよう、頑張りますが、お目汚ししたら済みません。
彼も私も相当DQNです。不快な気分になりましたら、どうかスルー願います。
あ、修羅場の開始は、6からになります。
私(28)OL→私子
彼(29)フリーター→彼也
新彼女(19)専門学生→新美

7年前の話です。
彼とは結婚を前提に付き合って10年。しかし、彼に定職が見つからない事もあり、ずるずると交際期間だけが長引いていました。
当時、彼は一人暮らし。
家は友人達(遊びのサークルを通じて知り合った男子。多数)の溜り場で、いつ行っても誰かしら男友達がいます。
私達は土日の昼、彼らを数時間追い出して性生活を行なうのが、週課となっていました。

私が彼の様子が変だなと、思い始めたのは2000年1月の中旬頃のこと。
Hが好きで、Hの邪魔をされたくないばかりに、誰とも同居しなかった彼が、
「友達が行くあてが無いって言うから…」
という理由で、家に住むのを許可してしまったのです。
私は「じゃ、仕方ないよね」と答え、バレンタインに向けて、今年はどう凝ろうか…なんて、のんきに考えていました。

2/10
バレンタイン当日、チョコのアイスケーキを作りました。
しかし、大の甘い物好きの彼が、風邪を理由に口を付けません。
パジャマ姿でゲームし、3ヵ月前に買った携帯に夢中になり、友人達と談笑してましたが、食欲は無いとのこと。
私は、甘い物って食欲無いと入らないもんね?と、溶けていくアイスを横目に、また作ればいいやと考えていました。
友人達が、落ち着き無く、いたたまれない様子にも気付かずに。

3月に入り、会っても会話する時間が減り、H無しの日も続いて、少々苛立ってきた頃。
彼がとんでもない事を言いだしました。
「オレ、就職は諦めて、専門学校に入る」
「が、学校!? お金は!?何年通うの!?」
「2年間。パソコンの資格取りたいんだ…学費は親に援助してもらう」
最低でも一年間、彼が職場に勤めてから、というのが私の親の出した結婚条件だったので…それはそのまま結婚延期を意味しました。
しかし私は彼と一生付き合うつもりだったので、
(この先、50年あるのだから、3年位なら)と考え、承諾してしまったのです。

しかし、この時期から彼は私の前でも、誰かと電話やメールを繰り返すようになっていました。

3/10
5月の日曜。私が彼の浮気を知る日がきました。
話は逸れますが、当時PSソフト「どこでもいっしょ」が発売され、爆発的ヒットしていました。
私も例に漏れず相当にハマリ、ソフトを彼の家に置き、彼や友達にもプレイさせては、データをやりとりして遊んでいたのです。
その日、彼の許可を得て、彼のトロを見せて貰っていました。
トロが言葉を教えて、と言うので、私は気まぐれに自分の名前「私子」を入力しました。すると──
『トロしってるニャ!わたこは、かれやのともだちなのニャ!』
(……友達?)
『かれやは、すきでも、きらいでもないのニャ!』
「……どういうこと?」
彼は画面を見たまま、固まっています。私は黙って、次の言葉を入力しました。
彼や彼の友達の会話に、よく出るようになっていた女性の名前、「新美」と。
『トロしってるニャ!にいみは、かれやのかのじょなのニャ!』
『かれやはにいみのことが、だいすきなのニャ?』

テレビを消し、私は押し黙りました。彼も一言も発しません。
友人達は空気を察し、次々と帰っていきました。

4/10
私は、覚悟を決めて言いました。
「別れよっか…」
「嫌だ、別れない!」
返事は速答でした。
「……好きでも嫌いでもないのに?」
「好きだよ!…あれは、俺が入れたんじゃない。誰かが勝手に入れたんだ!置きっぱなしにしてたし…きっと悪戯してさ!」
証拠も無いし、そう力説されては、強くは問えません。
「本当に?私でいいんだね?」
「私子がいいんだよ」
服の中へ潜り込む、彼の指に感じてしまいながら“また、嘘つくんだ…”と、哀しい気持ちになりました。
働く、と言って働かない。就職する、と言って就職しない。お金は返す、と言って返さない……そんな人でしたから。
その夜、私は所有の証のつもりで、彼の体に沢山のキスマークを残して帰りました。

数日後。私は親に嘘をつき、彼の家に泊りました。
以前と全く変わり無い彼に、少しホッとして…けれど、不安は拭いきれずにいました。
その夜、丁寧で優しいけれど、激しいHを終え、私は淘然として彼を見ていました。
その時です。暗やみに慣れた目が、彼の肩口の赤い線を捉えました。

5/10
その線は、彼の体のあちこちに、何本も見えました。明らかに爪跡です。
「……新美さんと会った?」
「なんで?来てないよ」
「…………そう」
嘘です。私は彼を痛がらせないようにと、爪を立てたことも無かったんですから。
彼の体には、まだハッキリと残っています。
彼も嘘つきですが、新美という女も、私という「彼女」がいると知った上での行動…宣戦布告だと思いました。

それからは、平日もほぼ毎日、彼の家へ泊まりました。
だるそうな彼を、その気にさせ、体を重ねます。手で、口で、腰で…知る限りの手段を使い、彼が満足するよう努めました。
友人がいても、カーテンで仕切ったり、お風呂場で及んだり。
少なくても二度、時間をかけて三、四度と彼が達してようやく安堵し、仕事に向かうことが出来ました。
しかし、そんな事をすれば、体調を崩すのは目に見えています。
職場で不調になり、家人に怒られ…それでも翌々日には、彼の家へ行きました。
(例え、2番目でも…体だけの関係になっても…抱いてくれるなら、一緒にいてくれるなら……)

土曜の早朝。家の鍵は開いており、私は玄関から彼の名を呼びながら、毛布の塊へ近付きました。
「彼也、ねぇ彼也……」

6/10
毛布からは、長い黒髪が見えました。
その頭髪の持ち主と、抱き合うようにして、彼は眠っていました。

その直後のことは、よく覚えていません。
気付いた時、彼に頬と頭を叩かれ、腕を捻られ、痛さで悲鳴をあげながら床に伏していました。
「痛てぇんだよ、ちくしょう!」
という彼の声、散乱した食器と転がった卓袱台から、私が彼を害したのだと判りました。
そのまま、畳の上に投げ出され、手足と腹部に痛みが走りました。
顔をあげ彼を見ると、出血は無いようでした。
ホッとすると同時に、怒りが湧いてきて、無人の布団(新美は部屋の隅に逃げていた)からシーツを剥がし、
「したんだ!したんだ!…ねぇホラ、してたんでしょ!?」
と、濡れた部分を突き付けながら泣き喚く私。事実、濡れていて匂いも男女の体液です。
彼はシーツをひったくり、激しく怒鳴り返してきました。
「うるさい!何しに来た!?俺の行動に口出すな!」
「そんな…おかしいよ!」
「おかしいのは、こんな朝から来る、お前だろ!?」
置き時計を、床に叩きつける彼。
「お前、本当に常識無いよな。我儘や勝手ばかり言わずに、少しは気を使えよ。俺にも友達にもさ」
「……ごめんなさい、でも…」
震えて、声もろくに出ない私。

7/10
「頭冷やして、よく考えてから行動して欲しい。俺が言いたいのは、それだけだ」
しかし、納得出来ようはずもなく、視線をさ迷わせていると、新美の姿が目に止まりました。
毛布に身を包み、こちらを凝視する彼女に、私は愕然としました。
彼女が、すごい美人だったからです。(モデルをしてるのだと、後に知りました)
かたや、自分は年増のデブス。もはや一言も言い返せません。
その時、外に車が止まった音がして、玄関のチャイムが鳴りました。
来たのは彼の親友でした。どうやら彼が電話で呼んだようでした。
「悪い。早く連れてって」
彼はさっさと、私のバッグを持って、親友に渡してしまいました。
「嫌…お願い…帰りたくな……」
「お前がいたら、新美が可哀想なんだよ」
彼は私を、なかば引きずりながら玄関へ連れていきました。
そして、新美と親友に聞かれない位置で、小声で言いました。
「あんなに抱いてやって、まだ足りないのか?淫乱」

その日からは、めちゃくちゃです。
起きてる間じゅう泣き、胃痛と嘔吐で寝込みました。
現実逃避に自慰を続け、彼の言葉を思い出しては、自己嫌悪する一週間でした。

8/10
八日目。日曜日の朝、家のほうに、彼の友人から電話がかかってきました。
内容は『新美に、彼也と別れるよう説得して欲しい』というものです。
彼也抜きで話し合いすると聞き、私は行くと即答した後、間に合うよう家を出ました。
移動中、久々に開いた携帯には、彼からの着信履歴とメールが大量に来ていました。
「ごめん、俺どうかしてた。あんなこと言うつもりは無かった」
「謝りたい、電話に出てくれ」
「やっぱ俺、私子とやりなおしたいよ」
……そんな文面でした。

約束していたファミレスに着くと、彼の友人の7?8人が待っていました。
そして中央には件の女性、新美の姿も。
悔しいけれど、新美はとても綺麗な女性で、何故彼也と付き合っているか不思議に思うほどでした。
話し合いは、彼也がいかに嘘つきであるかを、証明する事に終始しました。
嘘:23才。会社員。この町に来て半年。変な女(私のこと)がいて困ってる。
本当:29才。フリーターだったが、ここ3年間無職。生まれも育ちも、この町。生活費、私持ち。私に借金200万。彼女アリ。

私の指摘と、それを裏付ける友人達の証言。
次々明るみに出る嘘に、友人達は苦笑いし、新美は青ざめていきました。

9/10
「…というわけです。私は別れましたけど、新美さんはどうしますか?」
「あたしも…彼也さんと別れます」
当然と言えば、当然の結論に、友人達もその決断を褒めました。
送りたそうな男性陣をやんわり断り、新美は場を後にしました。
さぁ、私も帰ろうかな…と、立ち上がった時。彼也の親友が告げました。
「私子さんも、彼也と別れるんだよね?」
「ええー?何でそんな事聞くの?」
「駄目だよ、私子さん。別れなきゃ」
親友は笑って、続けます。
「彼也をあんなにしたのは私子さん、貴女なんだからね」
友人達を見渡しました。誰一人笑っていません。
「なんだ。…知ってたんだね」

私も、最初から分かってやってた訳じゃなかったんです。
落ち込んだ時、彼を励ましたくて言っていただけです。
「彼也には、すごい○○(才能、能力、素質、実力etc)があるよ。皆、まだ判ってないだけ!」
「皆、彼也が本物だと感じてるよ。口には出さないけど、君の事を信じてる!」
「彼也は自分を過小評価してる!…私に彼也は勿体ないぐらい、素晴らしい人なんだよ。自分を信じて」
「不運なのは、今だけ。彼也が力を発揮すれば、誰もかなわないんだから」
こんなたぐいの言葉を、ほぼ毎日、彼の耳に吹き込み続けました。

10/10
当初は、くすぐったそうに聞いていた彼也も、次第にそう思い込み、自信をつけていきました。
それに合わせるように、仕事を辞めるたびにお金を貸し、生活には困らないようしました。
「心配しなくていいのよ。運が向いてくれば、アッと言う間に稼げるようになるんだから」
途中から、意図的に彼也を依存症へと導きました。(稚拙なやりかたですが)

彼也をヒモにしてしまえば、捨てられる事は無い──これが、私の策でした。
デブスで、何の能力も無い私は、彼也を逃したら一生独りになってしまう。
彼也は年をおうごとに嘘をつき、プライドは高く、けして他者に頭を下げないようになりましたが、最後まで一緒に生きるつもりでした。
女がいなくなり、お金が尽きれば……身体と金が自由になる私のところへ、きっと戻ってくる──。

しかし、彼は戻る事はありませんでした。
誰かから私の目論みを聞いたのでしょう。
お金は消費者金融から借りて、生活。数か月後、返済出来ず失踪。
一年後、高校時代の友人から通帳と印鑑を盗んだと噂で聞きましたが、それを最後に消息は不明です。
私は現在も独り。恋人も友人もなく、7年間無為に過ごしています。
電番・メアドは変えていませんが、連絡が来ることは無いでしょうね。

携帯から失礼しました。
こんなくだらない話を最後までお読み頂き、本当に有難うございました。

説明不足ですみません。補足します。
友人と一括りにしましたが、彼は長いこと趣味サークルのリーダーをしていたので、友人数は30人くらいいました。
いつも知らない人がたむろし、年令も高校生から30代まで様々。
ファミレスでは、彼と付き合いの長い人ばかりが揃い、立ち直らせようと相談したようです。

混乱を招いてしまい、すみませんでした。

嫁さんと付き合う前に

職場はホテルで、確か正月明けでドカ雪が降った日に、電車は止まるし車での帰宅も無理っぽくて、
仕事が終わったスタッフは特別に客室に泊まらしてもらえた。
泊組のみんなで小宴会してそろそろ寝ようか、と各自自分が借りた部屋に散っていった。
俺はその時に部屋を借りそこねていて、仕方なく小宴会場で座布団でもしいて寝ようかと思ったけど
風呂に入りたい!と思い、当時とても仲の良かった娘の部屋のノックをしたのね。
スペックはA22 T154 B70のC 腹筋割れてたw
で、「シャワーだけ貸してよ」って言ったら、
「んん?・・いいよ。」と。コレキタ!
シャワー借りて、「ありがと助かったw」 
お礼を言って、持ち込んだビールを一緒に飲んでしばし雑談。
おもむろに、「お前俺のこと信用できる?」って聞いたら、笑顔で「なんで?」って。
「なんもしないから一緒に寝ようよ。」この時点でかなり下心がありました。

今でこそ言えるけど、かなりこの子の事は気に入ってました。性格が良いし、何よりも
とっても気が利くのね。 周りに対してもお客さんに対しても、とっても気が効く。
髪型はショートカットでほんのりカラー入ってるだけでけばくないし、とっても髪が綺麗だった。
で、少し考えてから「まぁ、何もしないならいいよ」キタヨコレ
それまでも散々飲んでたのもあり、彼女は本当に眠くなってきたみたいで、
「さぁ、もう寝ましょう! オヤスミ!」と一気にまくし立てて布団をかぶってしまった。
こちとらそれどころじゃない!もうどうやって事を運ぶか思案六法。
一緒の布団の中に入っていて、何気に肌が触れ合うととっても暖かい気分になったのを思い出すよ。
うまく話の糸口が見えないまま、「彼氏とはどうなの?」って聞いたら、
「最近は仕事が面白くなってきて会っても会話が続かなくてマンネリ化してる」って。 
「同じ仕事の人となら愚痴言ったり相談できるのにねw」ときました。 
まぁ、こちらは好意を持っているのでフムフムとそれらしく聞いていました。
そのままでは何も進まないのでいきなりキスしてしまいました。

相手は「!!  なに?なに? 」それからは何も話さず、キスしてじっくりエッチ開始。
徐々に「んっ・・ ぁぁあ、ダメ」とか言うけど、体は反応してますw
下半身に手を進めると・・・強固に拒みます。 
「ダメ、絶対ダメ。まだ彼氏と別れてないから。」
かまいませんw まさかココではやまりません!そのままスルリと手を入れるとしっかり濡れています。 エエ、準備OKです。
この場で「俺、お前のこと・・・」云々を言うのは、あまりにも在り来たりで嫌だな?と思って、あえて何も言わずに事を進めた記憶があります。
そして・・・。

多分、時間にして2時間弱はこんな調子だったと思います。すでに二人ともマッパですがね。
胸は若いしとっても張りがあり、制服の上からでも充分にその存在感を誇示していましたが、
生というか、フレッシュ物もやはりとっても満足のいく丘でした。
若干チクービは色が付いていましたが、遊んで付いたそれとは違い、肌の色に合った色でした。
しかも、とにかく形がイイ!! 寝転んでいてもまったく形が崩れない。
デルタゾーンはちょい濃い目のヘアに栗が大きめ。からみつくような感じ。少し指を入れると
キュキュキュッってしめるしめるw コレは!という締め付け。あと、土手も高めで正にモリマンです。

膝に膝を入れて足を開き気味にして栗を執拗にかつ、優しく上下になで続けると・・・
彼氏がとても淡白というのは前に聞いたことがあったのですが、ごく自然に彼女の腰が
クイックククイィと動くのですよ。口からは「ハァフウゥッ・・ンン アァアァ・・・」と。
ココで事が始まって初めて俺が口を開きました。

「入れて良い?」   
しばし沈黙・・・  
「小声で、ダメ・・・」
しかし、ここで彼女の性格が出てしまうのですよ。
「でも、おさまりつかないでしょ? イイヨ・・。 でも外に出してね。」キタヨコレ!
俺も野獣になっていたし、そのまま生で挿入完了。
締りのとてもよいフレッシュマムコで昇天! なるべく優しく腰を動かしているうちに彼女が
「逝っていいよ・・・ 私は逝った事が無いからわからないの・・・」とあえぎ声を交えながら言うのです。
コレがなんともいじらしくて良かった。 
それではと野獣の俺はラストスパートをかけ、思いっきり彼女の割れた腹筋の上にぶちまけました。
これでもか!ってほどすごい量がでましたw
彼女のマムコを拭いてあげて、そのまま酔いと腰の乳酸の疲労で眠りに付きました。

翌朝・・・。
俺は昼ごろの出勤だったと思いますが、彼女は朝早くの出勤で起きたら彼女の荷物と共に消えていました。
純情でまじめな娘だから会社辞めちゃうかな?と心配しましたが、職場では何も無かったように接していました。
その翌日、彼女は仕事公休で、俺出勤。彼女、マンネリ化してSEXレスで淡白な彼氏と
決別してきましたw もともと女の匂いもあったらしくて・・。
「俺も堂々と付き合って欲しい、本当に本当にお前のことがスキ(ハート 」って伝えて、OKしてもらいました。
その日からもうやりまくりですよw 猿状態だけど、猿が聞いたら怒るくらいしまくりましたw 
チンチソが切れるくらい(実際に切れた)。

性格もエチーの相性もよかったのか、彼女は”逝く”事を覚えて目覚めました。
そして、昨年の11月27日、見事に夫婦になれました。
みなさま紫煙ありがとうございます。 
嫁さんは仕事をやめて主婦をしてますが、会社を辞めるまでそれはそれはいたるところで・・・。
もちろん社内でもね!

恋愛しか知らない女って、怖いね

暇つぶしに私が巻き込まれた修羅場を…
文才もまとめる能力もない、しかもその場に私がいる事が少ないので「…らしい」が多いです。
ごめんね。

登場人物
私(二十代後半)
私の彼氏A男くん(3歳年下)
アルバイトB子(高校二年)
B子の彼氏でアルバイトC男(高校二年)
他…

私は某コンビニを数店舗経営する家業手伝いをしています。
各店舗に満遍なく行くのですが、自宅に一番近い店の店長でもあります。
その店の店長ではありますが実際は社員のD子が店を仕切ってくれています。
ある日D子から呼び出しがあり店へ駆け付けると、二階の更衣室兼物置から
男女の怒鳴り声が聞こえてきました…
数分前にバイトのB子が「シフトの確認にきました」と言い店へ来て、その後すぐに
C男が入ってきたそうです。
何やら様子がおかしく、まだ授業のある時間だったのですが行事とか色々あるし
早く終わる日なのかな?とか思い別段声はかけなかったようです。
シフト表は一階の事務所に貼りだしているのですが、B子はC男が入ってくると二階へ逃げ
それからすぐに言い争いが始まり、私が呼ばれ駆けつけました。
D子と二人、しばし階下で内容を聞いていると二人の日頃の様子と合わせ揉めている
理由がわかりました。

B子は無類の焼もち焼きで、リスカと彼氏が大好きな女の子(ノ∀\*)キャ
田舎のあまりよろしくない高校に通う高校生…恋愛がすべてみたいな子(達?)です。
メールの返事が遅いと言っては浮気を疑い、ちょっとケンカしては別れる別れないと
大騒ぎしてリスカ、見て見てというように手首に包帯、首にはキスマーク…
まぁ、仕事に影響がある事は注意しました(長袖の制服を着るようにとか)が、私生活は
関係がないので二人の話は他のバイトから面白話として聞いていましたが放置してました。
ですが、今回は職場での大騒ぎだったので注意しないわけにもいかないな?と思っていたら
怒鳴り声に続いて物が壊れる音まで!
さて二階へと行こうとした矢先、店の電話が鳴りました。
なんとなく「この件かな?」と思ったのでD子が電話で話している様子を伺っていたら、電話口
を塞いで「○○高からです」と言われ電話を代わりました。
先生の話を要約すると
「B子とC男が休憩時間に生徒の前でケンカ、B子トイレに泣きながら駆け込む
C男が女子トイレの中へ、二人出てくるがB子の手首から血、ここで先生が駆け付けるが
たいしたことないとC男が保健室へ連れて行ったがそこでもケンカし、学校を飛び出し近所の
公園に行くも付近の人から高校生が揉めていると学校へ連絡、手の空いている先生が
駆け付けるも姿なく、学校に戻りC男の友人にC男に電話させ、バイト先の店にいる事が判明
ってわけなので、学校に戻るように言って下さい。」
工工工エエエエエエェェェェェェ(゜Д゜)ェェェェェェエエエエエエ工工工
いやいやいや、そこまで知ってるなら連れにきて下さいよ…
「正直ウチでも困ってるのですが…先生お願いします」と言いましたが「授業があるので…」とか
言われ電話を切られてしまいました。
さて、学校に戻れとは言いますが戻るかは本人次第だし、とりあえず店では止めてもらわないと
困るので二階へ…

「あの?、ちょっとごめん、二階へ行くからね」と声をかけてから上がりました。
そして、何で揉めているかわからないんだけどここは職場なんだからこういうのは困るし、
学校で先生達も心配してると思うよ?!とかなんとか諭すように話したと思います。
C男の方は「迷惑かけてすみません、すぐ帰ります。」と言うのですが、B子は泣いて怒ってと
全然落ち着く気配がなくて、どうするかな?と思っていると何故かC男が「私さんみたいに大人
な彼女だったら…」とか言い出した.∵・(゜ε゜)ブッ!!
あわわっ、B子怖い、ほら私は店長だよー!そんな目で睨むような対象物じゃないよ?…

私「何で、そこでそんな台詞言うの、私は関係ないし 仲直りしようとしてるならそれ聞いて相手が
どう思うか考えないとダメだよ」
仲裁するつもりはないのですが、とにかくここでこんな風に続けられるのは困るのでなんとか
二人を帰らそうと必死でした…が、何故か私と彼氏のA男の話に。。
A男とは交際二年でただ今婚約中、私の自宅近くのこの店にもよく来ていたのでバイトの間
でも見知っている子は多かったです。
「それこそA男は関係ないし、私達の話はいいからとにかく帰れ!」等と心の中では悪態をついて
ましたが実際は「うん、うん、わかった、わかったから早く帰った方がいいよ?!」程度だった
と思います。
一応、店長なので「ここで強く言ったら辞めるかも…次の子が見つかるまでは辞められたら困る」
「この子の親も友達もお客様…ここは穏便に」とか思って強く出れませんでした。
そんなこんなでグダグダになった頃、階下からD子が「私さ?ん、そろそろ売り上げ日報の時間
ですけど?!」との声が☆-(ノ゜Д゜)八(゜Д゜ )ノイエーイ
D子ナイス!その声に「すぐ行く?」と返事をし、二人に「これから仕事だから、それに早く学校に
戻った方がいい」と促して一緒に下へ降り帰しました。

後で聞いたのですが、一応学校へ戻ろうとしていた間にまた揉めてC男もキレてB子を放置自分
だけ学校に戻り、B子はそのまま帰宅したそうです。
その日の夕方?のシフトにB子が入っていたので、ちゃんとバイトできるのか心配で店に確認の
電話をいれるとちゃんと店に来ていました。

そしてここからが私とA男が巻き込まれちゃった部分なのですが…
B子の勤務は22時までなのですが、その頃A男が仕事終わりに店に買い物へ行きました。
そこでB子に「今から私さんの家へ行くんですか?」とレジで声を掛けられたそうです。
A男「いや、今日はこのまま帰りますよ」
B子「そうなんですか?実はもうすぐ仕事終わりなんですけど家の人が迎えにこれないんです…」
A男「あ、そうなんだ…」
B子「はい…困っちゃって…」
A男「…家は近い?通り道なら乗せて行くよ」
B子「いいんですか?やったー!」
B子の勤務時間が後数分あったので、車で待っていると伝えA男は店前の車で待機、その間に
私の携帯に電話をくれていたのですが私は入浴中(風呂好き)でした。
A男にしてみれば私の店のバイトの子だし通り道だろうと思っての親切心からの行為ですが
何せ相手がB子…私がその時に携帯に出ていれば止めていたし、本当に迎えがいないなら
私も同乗していたと思います。

勤務が終わって出てきたB子は香水の匂いをプンプンさせて(勤務中は香水厳禁)
車に乗る前に携帯で誰かと話していたそうです。
B子「すみません、ちょっとだけ寄っていきたいところがあるので…」
とB子に誘導されて行った先はC男の家でした。
先ほど携帯で話していた相手はC男で「C男が私さんがいいって言うならB子(自分)はA男さんと
付き合うから」などと言っていたそうです。
A男の車でC男の家に着くと車内から電話し、C男が家から出てくるとB子も外へ…
その間A男は何か変?とは思ったみたいですが「早く帰りたいな?まだかな?」と帰る事と
私に「また長風呂?(/ω・\)チラッ」ってメールしてました。
何度かC男が車に近づこうとしてたので、自分に用が?と考えたみたいですが覚えがないので
知らん振りしたようです。
後で聞いた話ですがC男はB子が嘘をついているのをわかっていたので、A男の車に近づく振り
をして「じゃあA男さんに確かめる」とB子を脅かしてただけだったようです。
とりあえず私やA男は関係がないので、C男はB子を自分の親の車で送ってもらえるか聞く為に
B子に「ここで待ってろ」と言って先に車の確保をしようと家の中に入っていきました。

もちろんB子は待つ事はなく、A男の車に戻り発進させました。

A男とB子の家の方向は同じでしたが、途中でB子から誘惑?というかはっきりとしたお誘いが
あったらしいです。
「彼氏とうまくいってなくてB子寂しいな?、A男さん慰めてw」
「A男さんの家に行きたい」
「大人の男の人としてみたい」等など色々と。
B子宅前まで送るつもりだったのに、A男とB子の家の分かれ道の自販機で明るい場所でB子に
「ここからなら近いでしょ、携帯も使えるし悪いけど降りて」とB子を車から降ろしたそうです。
車内に充満する香水と媚びるB子が気持ち悪くて我慢できなかったらしい…
B子を降ろし猛発進すぐに私に電話しましたが出ない(悠長にお風呂)、とりあえず帰宅しシャワー
換気後の車にファブして私に「今から行くから」とメールして出発。

私はというと長風呂満喫してまったりしていると携帯が…C男からでした。
店に連絡して私の番号を聞いたそうです。
そこで上に書いた事を聞いてびっくり…C男にかけ直すと言い、すぐにA男に電話しました。
私は怒っていたわけではなくA男が心配でしたのでかなり焦ってました。
誘惑にのるとかいう心配ではなく、B子が何するかわからないからです。
A男はすぐ電話に出ました(運転中でしたが…)。
私「今どこ?誰かと一緒?何があったの?」
A男「実はかくかくしかじか…ホント気持ち悪くてさ?、途中で降ろしちゃったけど平気かな?」
という会話とA男が私の家へ来る途中で車停めて話している事を聞きました。
とりあえず今から家に来るように伝え、今度はC男に電話しました。
A男から聞いた内容を伝えると「やっぱり…迷惑かけてすみません。」と言ってました。
そしてC男にB子に電話して今どこにいて何をしているか聞くようにお願いしました。

B子は自宅に帰っていて「A男さんに家まで送ってもらった♪優しい…」と言っていたそうです。
C男には「とりあえず私と連絡取り合ってるとは言わない方がいい」と言っておいたので
「嘘つくな」とは言わず「なんで迷惑かけるような事をするんだ?」等と電話では話したようです。

そうこうしている間にA男が私宅に到着、今日の一件を話して聞かせました。
あはは…と乾いた笑いで飽きれてましたが、B子の迫ってくる顔がいっちゃてる感じで怖かった
と本気の顔で言っていました。
その日はもう何もなく終わるしA男は本当に関係ないのでこれ以上巻き込みたくないので
「怖いね?」と二人で言い合って就寝しました。

翌日C男が勤務する時間に私も店に顔を出し、A男に何もなかったので問題にはしない
今後こんな事は困るので迷惑かけないで後は二人でなんとかしてねとだけ伝えました。

が、どうにも気が治まらないのとB子をこのままバイトとして雇っているのが不安だったので
策を練り実行しました。
まず、A男を誘惑しようとしていたのは知っているけど冗談程度だったんでしょ?っていう態度で
その件については不問に処しますよという感じでB子に接しました。
別の店舗で働いているバイトが本当は私の家に近い店の方で働きたがっていたので、2週間後
から勤務する店を変える連絡をして一人異動する分のバイトを募集。
実はC男を好きなバイトの女の子E子とC男を同じ日のシフトに一緒に入れる。
そして最初の一週間は何もしなかったB子に「辞めます」と店に非が無く自分から辞めるように
仕向けていきました。
私の友人に「(B子の勤務時間に)買い物に行って気になった事があったらすぐ連絡して」と言っておきました。
そしたら細かい事から(店長としては)大きな事まで出る出る…
苦情の連絡を聞いてヒドイと思った時は店に電話してもらいました
例えば「客が列作ってレジ空くの待ってるのに携帯いじってるってどういうわけ?責任者出せ」
「領収書書いてもらったけど、ギャル文字?とりあえずまともに読めない、責任者出せ」
という感じです。
直接本人にも苦情は言ってもらいますが、責任者=親&私にちゃんと伝わるようにしました。
お客様から言われ、責任者からも注意され本人は勤務する度にこれでは店に迷惑をかける
のと嫌になったのでしょう「辞めさせて下さい」と親が洗った制服持参して辞めました。
もちろん「急に辞められると店も困りますが何とかします…」って顔でいました。
C男はB子ときっぱり別れE子と付き合う事になったようです。

終わり(*´∀`*)

私の罪・妻の功2

妻が叔父の会社で経理として働き始めてしばらく経ちました。
それまで妻と二人三脚で一緒にやってきたのに、その妻が傍にいないというのは、
結構寂しいものです。
時々、本社から妻が電話を掛けてきます。あくまでも仕事の話のために。
本社の経理担当として、私と喋る妻の声を聞くのは寂しい以上に、何か妻との距離
感みたいな物を感じずにはいられませんでした。

帰宅時間も次第に妻の方が遅くなってきました。
叔父の接待の席に同行させられたと言って、あまり酒も飲めないのに、深夜2時
くらいに帰宅する事もありました。
叔父の会社は、地元で手広く建設と不動産をやっていますので、業界関係や行政の
人間を接待したり、叔父自身、酒の好きな人間なのでそういう連中と飲み歩く事が
頻繁にあるのです。
叔父は、妻をそういう席に連れ出すようになっていました。

しかし、叔父の…社長の命令だからと言われれば、私は黙るしかありません。
ある日の酒席に、私も同席する事になりました。
地元の商工会議所の連中との宴会です。
仕事を早めに切り上げ、店に着くと、叔父の車も到着した所でした。
叔父と妻が降りてきます。叔父は私を見つけると、にこやかに「ごくろうさん」と
声を掛けてきました。
妻は私と目が合うと、何か訴えるような表情を見せながらも、どこか他人のような
雰囲気を出していました。

宴会が始まり、妻は叔父の隣に座り、私は2、3席空いた席に座ります。
女は妻しかいないため、女中のように酌をして回り、返杯を無理矢理飲まされている
妻がいました。
大学時代から本当に生真面目な妻で、酒の席などにはほとんど縁の無かった妻でした。
酌などするのも、叔父の会社に入って初めて経験したのではないか…
という妻です。

酌をする手もぎこちなく、卑猥な冗談を言われても赤面するだけで、うまくかわす
事もできません。
そんな妻に、このような思いをさせて…私は自分自身が情けなくて仕方ありません
でした。
宴会が終わり、二次会にという話になった頃、叔父が私に耳打ちしてきました。
翌日の仕事の為に、私には先に帰れという事でした。
その上で、女っ気が無いのは寂しいから妻はもう少し借りて行くというのです。

私は妻の事が心配で、妻に酔い過ぎてるから一緒に帰ろうと促したのですが、
妻は「大丈夫…」と言い、結局叔父の車に乗せられてしまいました。
私は一人帰宅しましたが、寝付けるわけも無く、妻が帰宅するまで起きていました。
深夜3時を回っていました。
妻がタクシーの運転手に抱えられながら、泥酔状態で帰宅したのです。

玄関を入ると、そのまま倒れこみ寝息を立て始めました。
そんな妻の姿を見ると、怒りなどより、妻に対して申し訳なさを噛み締める自分が
いました。
私は妻を寝室まで抱き抱えて行き、ベッドに寝かせ灯りをつけました。
そして、タンスから赤いパジャマを取り出し、着替えさせようと纏っていた厚手の
コートを脱がせたのです。

私は愕然としました。
上着のボタンは一個ずつ掛け違いで止められ、ブラウスのボタンはだらしなく開き、
裾さえもスカートから出ている状態でした。
そして、宴会時には穿いていた薄茶色のパンストさえも脱いでおり、色白のムチッと
した足がスカートからのびていました。
しかし、それ以上に私を動揺させた事…妻はブラジャーもパンティも身につけてな
かったのです。
生真面目な妻が、下着を着けずに外出するなど考えられません。
嫌な予感が私の中を渦巻いていました…。

妻をパジャマに着替えさせ、私はそのまま一睡もできず、朝を迎えました。
私の横では、可愛い妻が寝息をたてて眠っています。
そんな妻が、初めて見せた失態、そして、下着の行方が気になり、普段妻が持ち歩い
ているバックの中に下着があるのかも・・・と探しましたが、見当たりませんでした。

8時過ぎ、会社に行く準備をしていると、叔父から電話がはいりました。
昨夜は妻に酒を飲ませすぎて、きっと二日酔いで起きられる状態じゃないだろうから、
会社は休ませていいという事でした。
そして叔父は、妻を遅くまで連れまわし、飲ませすぎた事を冗談めかしながら、軽く
詫びてきました。

私は叔父の声を聞きながら、怒りをぶつける事もできず、まして妻が下着を身に着け
ていなかった事への不信感を、口にする事もできないまま愛想笑いをして電話を切り
ました。
仕事をしていても、頭の中は上の空で、妻の事でいっぱいでした。
泥酔して帰宅した妻が下着を身に着けていなかった・・・その意味を考え込んでいま
した。
酒の席での卑猥なゲームで、下着を見せるとか、脱いでしまうとか・・・私自身も、
そんな場面に何度か立会い、楽しい思いをした事もあります。
自分の中で、せめてその程度の戯れ事であって欲しい、という願いが強くなってい
ました。

仕事を終え、帰宅すると妻は夕飯の支度をしていました。
その様子は、しばらく見ていなかった光景のように思えました。
会社を叔父の手に委ね、私は叔父の雇われの身となり、妻は叔父の元で、秘書のよう
な仕事をする生活・・・妻が私より先に帰宅している事はほとんど無くなっていまし
た。
妻は昨夜泥酔して帰宅した事を詫び、まだフラフラするんだ、というような事を話して
きました。
下着の事を問い詰めようかと思いました。
しかし、私はその事について妻に口を開く事ができませんでした。

また変わらない生活が続きました。
私は自分の職場に通い、妻は叔父のいる本社に通います。
妻からは仕事の電話が掛かってきます。
そのたびに私は、言い知れぬ妻との距離感を感じ、それは日を追うごとに大きくなって
いきました。
妻の下着の一件から一ヵ月近く過ぎた頃、私は仕事で外回りをし、偶然に叔父の豪邸の
前を通りました。
今頃、本社で仕事をしているんだろうな・・・と妻の顔を思い浮かべながら、通り過ぎ
ようとした時でした。

叔父の家のガレージには、平日叔父が会社にいる時は、プライベートで使用している
高級外車が、1台だけ止まっているはずです。
しかし、その時ガレージには、叔父の外車と仕事用の車、その隣に小さな軽自動車が
止まっていました。
妻の車でした。

浮気したことを何とも思っていない女

職場の恋人にイライラのスレの258です。
たいした修羅場じゃないだろうけど投下します。

俺(28) 彼女A(25) 彼女の職場の同僚B(27) 俺とAの共通の友人C(28)

俺とAは付き合って4年目、職場恋愛がきっかけでした。今は二人ともその
会社を辞め別々の会社で働いてます。今まで何のトラブルも無く、仲のいい
つもりでした。結婚の話も出てきてたし。
こないだの日曜日共通の友人Cから連絡があり、「Aが今○○(デパート)にいる
の見たけど、男と一緒だったぞ。すげえ仲よさそうに歩いてた。」って教えて
くれた。今まで俺以外に男の影見せたこと無かったのに、なにそれ?って思って
とりあえずAに電話してみた。
A「もしもし、どしたのー」
俺「今どこ?」
A「○○(デパート)にいるよ。なんで?」
俺「いや、暇だから俺も行っていい?」
A「U子(Aの友人)と久しぶりに会ってるからまた今度にしてほしいなあ?」
俺「ああそう、まあ楽しんで。」通話終了。
なんかCからの情報+Aの嘘でさすがに浮気をされてんのかな?と思い、
とりあえずそのデパートに弟の車を借りて(俺の車だとばれると思い)
行ってみた。正面入り口近くの駐車場にAの車があり、少し離れて停め
小一時間待ってると、出てきた。見たことない男と一緒。誰それ?
何手つないでんだよ仲よさそうに。Aの車に乗り込んで出て行ったので
迷わず尾行しました。

続き。いま携帯からカキコなので読みにくかったらスマソ
車はそのまま郊外へ。俺とAがよく使うホテルへ入っていった。
言葉にならんくらいショックでした。
もうこの場にいたくないのでとりあえず家にかえり、
どうすればいいか悩みました。次の日もろくに仕事も
手につかずの状態でした。
悩んだ末、きちんと謝って二度としないと約束してくれるなら許そうと決め、
Aに連絡し、金曜(今日)の仕事終わってから会う約束をし会いました。

続き。以下会話
俺「日曜日のことなんだけど」
A「なーに?」何でそんな笑顔できる?
俺「実は俺もデパートいてね、男といるのみてたのよ」
A「…」きょとんとしてる
俺「あれ誰?」
A「あの人うちの職場のBさんだよ。○(俺)君なんか勘違いしてない?
たまたま会って話し込んでただけだよ」
俺「んでたまたまホテル行った?」
A「えっあっそれちがっ…」訳わからんこと言ってパニクりだした。クロ確定。
違うの話し聞いてっていうのを一旦黙らせ、本当は怒ってるけど、本当に
反省して二度としないと約束出来るなら許すってことを話し、とりあえず
相手の男に話を通したい旨をAに伝え、携帯番号入手。相手に連絡する。

初投下で慣れないもんで遅い。迷惑かけます。続き。
Bとの電話内容
B「はい」
俺「もしもし自分Aの彼氏で○と言います」
B「はあ…」
俺「電話した意味わかりますね」
B「…はい」
俺「とりあえず出て来てくれます?会って話したいので」
B「…あの、いえ、わかりました」

30分後、待ち合わせ場所にB到着。来るなり平謝り。そしてまくしたて始めた。
内容はあなたとAが付き合ってるのは知ってる、けど僕も好きだ。あなた以上に
Aが好きだ!って宣言された。人の彼女寝取っておいてなんだそれ…
ふとAをみたら泣いてた。感動したみたい。さすがに腹立ってBを殴ったら
Aが乱暴しないでよ!ってBを庇いだした。許すって言った時嬉しそうにしたの
なんだったんだよ…

全然眠くならない。が、指がうまく動かない。涙は出ないが過去の思い出が
浮かんできて気が狂いそうです。これで最後です。続き。
俺が何も言えず呆然としていたらAから「私○君のこと好きだけどBさんも
好きなの。悪いことってわかってる。だけどBさん私にすごく優しいもん…
いっぱいわがまま聞いてくれるもん…」
それ聞いた時俺二人とも半殺しにしてやろうかと思った。けどもうその場に
いるのが苦痛になり、「もういいよ、二人で好きにしたら。もう連絡せんから」
で帰ってきて、今に至ります。
本当に頭おかしくなりそうです。こんな時泣ければいいのに。
長々と失礼しました。



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