萌え体験談

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電車

暇なので社内恋愛の話でもかく

二人とも法人相手のルート営業。部署は違う。一緒になったこともない。
そんなに大きい会社ではないのでお互いの存在くらいは知っていた。

彼は社内ではイケメンの部類に属していて、上からも可愛がられ下からも慕われるタイプの人間。
チャラいという噂もあった。
一方私は同期からは浮いていたが、
中身が女らしくないので扱いやすいとオッサン共からは可愛がられており、
どうやらそれなりに社内で名は通っていたらしい。

スペック
私25歳入社4年目
顔は水川あさみだのユッキーナだの色々言われる。
化粧後の評価なので文句は受け付けない。

彼30歳入社8年目
櫻井翔に似てるとよく言われるらしいが私が思うに全く似てない。
社内でイケメン扱い(疑問)

当時は私23歳で2年目、彼は28歳で6年目だったよ。

うちの会社は個人業績を競うコンテストが半年毎に開催されていて、
彼は入社以来そのコンテストを落とさず取り続けるトップセールス。
それとは別で開催される海外旅行が報奨のコンテストも入賞常連。
とにかく売れてる人だということは知っていた。
そして私の同期にマンツーでOJTする先輩社員ということしか知らなかった。

自分でいうのもなんだが私もまた売れていた。
新人の頃から業績コンテストも連続入賞し、
報奨旅行も毎回参加していた。

業績コンテストに入賞すると、表彰式と銘打った昼から飲んだくれるパーティーに招待され、
報奨旅行に入賞すると、旅費や宿泊費、食事代を全て会社が持ち、
特別休暇扱いで人が仕事してるのを尻目に海外に行けるご褒美がある。

私と彼はお互いに「あの人もいつもいるな」という印象だった。
2年前のハワイ旅行にも、例のごとく彼はいた。

その頃の旅行コンテストのルールはチーム入賞がメインだが、
成績が顕著な営業は個人入賞で招待されることもあり、
私はチームで入賞し、彼は個人入賞で来ていた。

報奨旅行では必ずウェルカムパーティーがあり、
あのときのハワイ旅行のパーティーはホテルのプールサイドで開催された。
だいたいチーム毎にテーブルについて盛り上がるものなのたが、
若手の女子が少ないので社長のテーブルにつかされ、私はチームのメンバーと離れてしまった。

社長のテーブルには個人入賞枠のメンバーがおり、そこに彼もいた。
そのときは意識もしていないし興味もなかったので、
はっきりいってほとんど覚えていない。
部署も同じになったことはないし、絡んだことも今までなかったから愛想笑いで一言二言交わしたくらいだと思う。
円卓だったのだが、席もちょうど反対側で遠かったし、みんなで盛り上がる話以外で個別で話すことはなかった。

覚えていることといえば、仲のよい先輩も同じテーブルにいたので、
「彼氏とはうまくいってんの?」的な感じで恋愛話を振られたときに、たまたま出国前日に破局していた話をしたこと。
私は当時、学生時代から4年以上付き合っていた人と旅行の直前にマンネリを越えられずに別れていた。
その話をしたときに「彼氏今はいないんだ?」みたいなことを言われたことはなんとなく記憶にある。

旅行から帰国して半月ほどすると、
今度は成績優秀者表彰式で彼と再開した。
表彰式は15時くらいからホテルで3時間ほど立食パーティーを行い、
それが終わると個別で二次会、三次会、四次会‥と終電までひたすら盛り上がる。
何次会だか忘れたが、あの仲いい先輩に誘われて私はカラオケに行った。
そこに彼もいた。部屋には多分15、6人いた。

カラオケでは機材が故障するハプニングがあったが、場が冷めないように彼はバカやって盛り上げていた。
イケメン扱いの男共はEXILEとかコブクロとか歌うのに、彼は矢島美容室をドヤ顔で歌った。しかもでかい声で。
そのとき初めて、「この人こんな人なんだ、面白い。売れてるのに鼻にかける感じはないんだな」と思った。

その日の帰り、ホームで電車待ちしてたら声をかけられた。
どうやら同じ路線だったらしく、私より二駅先に住んでいた。
同じ路線の人も何人かいたので、みんなで話しながら終電を待っていた。

その路線利用の仲いいメンツで度々飲んでいるとかで、今度からそれにおいでよと誘われて、
そのときごく自然にさらっと連絡先を聞かれた。
さすがチャラいだけはあるな、と思ったが、他の人がいる前で堂々と聞いてきたし、
チャラ男に抵抗ある処女とかでもないので別に気にはならなかった。

翌日彼から初めてのメールがきた。
どさくさ紛れに連絡先聞いてごめんね、
今度よかったら遊びにいかない?
とかそんな感じの。
私も適当に社交辞令で返した。
彼氏とは別れたばっかで新しく作る気もさほどなく、
ただいろんな男性を知りたい、遊びたいという気持ちはあったが、
デートが実現するとは思っても見なかったし、一人暮らしでいつも暇なんで誘ってください的な返答をした。
先輩社員だし当たり障りなく返しとくか、ということだけ考えていた。

それから毎日のように1日数件のメールのやり取りをした。
たまに電話もきた。
わかったことは、彼も一人暮らしだということ。彼女とは数ヵ月前に別れたこと。
最近姪が生まれたので、毎週のように土日は車で2時間の距離の実家まで帰っていること。
実家に帰らないときは、家電が好きで電器屋によくいくこと。
噂のチャラ男という印象はあまり感じられなかった。

ある日、「紅葉を見に行きたいんだけど一緒にどう?」と誘われた。
遠足かよ!と思ったけど、それはそれで田舎育ちの彼の良さが滲み出ているような気がした。

OKするとすぐに「じゃあ今週末行こう!」と若干カカリ気味なのも面白かった。やっぱこいつチャラ男なのか?

「どこか行く宛があるんですか?」と聞くと、
「詳しくないから調べとくね!決まったらまた連絡する!」とのこと。
そうして初デートは紅葉狩りになった。

当日は朝10時に待ち合わせし、彼の車に乗せてもらって出発した。
車に乗るなり彼はなにか紙を手渡してきた。
旅のしおりだった。まじで遠足w
ツボった。小学生以来の旅のしおりに衝撃を受けた。
旅程表と立ち寄り先のWebサイト情報、地図が載った手作り感満載のものだった。
A3に割り付けてプリントアウトし、ご丁寧に製本してあった。

仕事中これ作ってたんですか?と聞くと、バレないかヒヤヒヤだったよ?と笑っていた。

二人きりで過ごすのは初めてで、普段緊張しない私もさすがに少し緊張した。
元彼との付き合いも長かったし、こういう恋愛前の距離詰めのデートは5年近くしていなかったのでちょっとドキドキした。
しかも相手は一緒に仕事したこともないし勤務地も違う他部署の先輩。
私のことをどう思ってるのかもまだわからない。
お互いかなり探り探りだった。

しばらく走って高速のインターにさしかかり、ETCゲート越えた瞬間に彼が急にテンパ出した。
「え!!これ右?左?どっち!?」
用意周到にしおり作ってきたのにわかんねーのかよw
行き先的にどう考えても選択肢一つだろ!と思ったけど、
先輩だしもともと仲良かったわけでもないのでツッコめず、誘導するしかできなかった。
仕事のできるイケメン先輩社員が、重度の方向音痴だと知って萌えた。

車の中では仕事以外の話を色々した。
家族の話、学生時代の話、続けてたスポーツの話。
結婚のけの字もなかった彼の地元の友達が、ここ最近立て続けに結婚しだしたこと。
誰も聞いてないのに、「あっ!でも俺は別に結婚焦ってるとかではないんだけど!取り残されたけど!」といちいちテンパるのも見てて面白かった。

彼は先輩風を吹かせる様子もなく、ドヤ感もなく、これを計算でやってるとすれば相当な強者だが、
社内で言われているチャラ男疑惑がだんだん薄れてきた。

まあ当時の私にとって本当にチャラ男かどうかなんてどうでもよかったんだ。
別にお互いフリーだし。
社内でそういう噂がたつほど目立つ人だったってことだろうな。

デートはというと、彼の方向音痴が炸裂して旅のしおり通りには行かず、
昼飯も昼時に食べられず、予定していた場所は閉まっており、
こう書くとまるで散々なように思えるが、そういうハプニングも含めて結構楽しかった。

夜も更けてきた頃、また彼が急にテンパり出した。
何事かと思ったら、ガス欠しそうだヤバい!!とのこと。
これ泊まりの流れなのか?とも思ったが、知らない地なのでとりあえずコンビニで近くのガソスタを聞くのはどうかと提案し、クソ寒い中エアコン切って走り出した。
私は基本的にどうにでもなるだろうという楽観的な考えの持ち主なので、
本当にガス欠するとは思わなかったし、
彼の車の燃費考えたら、1リッターあれば8キロ走るんだからなんとかなりますよ、と励ました。

結局無事に給油はできたものの、その時点で既に22時近くになっていて、
自宅に帰るには2時間程度はかかるだろうし、
これはもう完全に泊まりがけだなと思っていたのだが、
彼は本当にごめんね、初めて二人で遊ぶのにこんな遅くまで連れ回して、と申し訳なさそうに言って車を出し、
きちんと家まで送ってくれた。

しおりがきちんと役目を果たせないまま初デートは終了したが、
私としては久々のデートで相当楽しかったし、また二人で会いたいと思った。
デート中も「次は◯◯に行きたいね」「あの映画見たいね」「◯◯もしたいよね」とかなり盛り上がった。

次の誘いは鍋パだった。
スーパーで材料を買い込んで、彼の部屋にお邪魔した。
手伝おうとしたが断られ、リビングでテレビを見ながら待っていた。

久々の鍋は相当うまかった。
一人暮らしだと早々鍋することもないし、人と夕御飯食べるとやっぱりなんでも美味しいなと思った。

楽しい時間はすぐに過ぎていって、気がつくと結構遅くなっていた。
その日も彼に迎えに来てもらった私は、送ってもらわないと帰る足がないのに、
なかなか帰りたいと言い出せなかった。

そろそろ帰らないと明日も仕事だしまじやべーなとか思ってるところに、
「ごめん、そろそろ送らないといけねいよね」と切り出してくれて内心ほっとした。

そうはいいながら彼は話を変えた。
「こないだドライブしたときにさ、彼氏はいらないって言ってたけど、今は全然恋愛する気ないの?」
そういえばそんなこと言ったな。
何の気なしに、そんな受け答えをしたことは覚えていた。
確かに元彼と別れたときは、自由を謳歌しようとか、合コン行きたいなとか考えてて、
特定の彼氏を作る気はあまりなかった。
でももしこの人が本気で私を彼女にしたいなら、面白そうだからいいかもしれないと思った。
でも別れたばっかだし、誰でもいいから彼氏ほしいとかいうのとは違うし、
何て答えていいか分からなかった。
完全に彼を意識し出していた。

「いや?どうでしょう、いい人がいれば気が変わるかもしれません」
とかなんかそんな感じで答えた。

少しの沈黙のあと、また彼が喋りだした。
「こないださぁ、次はどこいきたいとか色々話したじゃん。
あの日俺すごく楽しかったし、これからもいろんなとこでかけたり、色々したいんだけど‥」

「彼女でもないのにデートとかすんの悪いしさ!」
と緊張してカミカミで言ってきた。
なんて真面目!付き合ってなくてもデートくらいあるだろ!と思いつつも、
やっぱりチャラ男じゃなかった、と再び萌えた。

それだけ真面目発言しておきながら、
肝心の「付き合ってください」というフレーズは照れ臭かったのかなんなのか、
社内用語でふざけて告ってきた。
「代替していいですか?」的な意味合いの社用略語。
どっちかっつーと新規契約だろと思って
思わず笑ってしまったけど、私はとても嬉しかった。
社内で人気の先輩は、いま私に夢中なんだと思ったらなんだか優越感すら感じた。
彼の言葉によろしくお願いしますと返したら、
「だめだ?我慢できないゴメン!」といいながらキスしてきた。

それが彼との初めてのキス。
ただの会社の先輩から彼氏になった瞬間だった。

彼の家とは偶然にも車で10分ほどの距離だったのもあり、
仕事帰りに毎日のように家に来るようになった。
通勤は電車なので、自宅に帰ってから車で私の家に来て、
二人でご飯食べて寝て、早朝に自宅に戻ってまた電車で出勤。
そんな訳のわからん生活をしばらく続けていた。

休みの日はいろんなデートスポットにでかけた。
地元の友達が都内に遊びに来ているからと紹介されたりもした。
全く知らない友達に彼女として紹介されるのは初めてで、すごく嬉しかった。

彼は競馬が好きらしく、初めて競馬場に連れて行かれて、
生でジャパンカップを見た。ブエナ速かった。降着したけど。
競馬なんて興味なかったし、廃人のいく場所だという先入観があったけど、
府中はとても綺麗で家族連れやカップル、若い子達も多くて意外だった。
私は未だに賭けはしないけど、競馬という私がいままで知らない世界を見せてくれた。

クリスマスは出掛けたりプレゼント交換こそしなかったけど、
美味しいと評判のケーキ屋でピスタチオのムースを頼んでくれていたので、
ちょっといつもより手の込んだ料理を作り、
お酒を飲みながら家で二人で過ごした。

年末年始はお互い地元での恒例行事があるのでそれぞれ実家に帰省し、
付き合ってからほぼ毎日一緒にいたのに初めて一週間以上離れて過ごした。

離れている間と言えば、
私は大学の友達とのオール飲み会やら、小学校からの友達と毎年行ってるボードやら、
はたまた親とも雪山に行ってみるやらで休暇を満喫し、
彼もまた小学校からの同級生で旅行行ったり姪にデレデレしたりなんだりで、
お互い充実した休みを過ごした。

年末年始休暇も終わり、仕事が始まってしばらくすると、
彼に昇進試験のチャンスが舞い込んだ。
うちの会社の昇進試験は、これまでの業績やプロセス面の評価条件を満たし、直属の上司に推薦してもらうことから始まり、
課題に則した論文を事前に用意して、人事に提出後に役員との面接で判断するというもの。

この論文が結構厄介で、みんな過去の先輩たちの論文を参考にして書くのだが、
業務とは関係ないので就業時間中は書いちゃダメ(当たり前だけど)、
セキュリティ厳しいのでPC(うちの営業はみんなノート)持ち帰っちゃダメ、
おまけに一時提出が短納期なので夜中までサー残および金にならない休日出勤せざるを得ない。
苦労して書いても何度も提出前にダメ出しを喰らいまくった挙句、
酷ければ全部書き直しという地獄。

要領のいい人や文章能力の高い人ならば
まあ内容的に楽じゃないとはいってもなんとかなるのだろうが、
残念ながら彼は作文がド下手すぎる。
普段のメールでも、そんなとこに句読点いらねーよ!と思うほど
句読点のオンパレードで、
もし声に出して読んだら肥後が真似る森本レオ並に話が先に進まないレベルで句点を打ちまくる。
その上文章にメリハリがなく、表現も同じものを使いまくるので、
◯◯でした◯◯でした◯◯でしたと、
韻でも踏みたいのかと言わんばかり。
論文の内容の良し悪しについては、私は上司でも人事でも面接官でもないので判断できないが、
年下の私でも国語の誤りは指摘できる。

就業時間中に取りかかるのは原則禁止とは言われていても、
何だかんだみんな多少は手をつけたりしているが、
生真面目な彼は仕事は仕事できちんとこなし、
業務が一段落してから毎晩遅くまで一生懸命論文を書いた。

そしてある程度書き上がるとそれを印刷してこっそり持ち帰り、
なぜか上司より先に私に見せてくるので、
例によって例のごとく怒濤のダメ出し。

もちろん内容には一切触れないが、
「ここ日本語おかしいよ」
「こんなに句点いらない」
「句点打たなきゃ違和感あるなら、こういう表現使えば句点いらないし同じ内容伝えられるよ」
と、それはまるでカテキョのように(カテキョしたことないから知らないけど)
昇進しない私も毎晩手伝った。

私が手直しする前に上長に見せると何だか微妙な反応をされた箇所も、
翌日私のアイディアを取り入れて書き直すと好評をもらえたらしく、
若干不服そうな顔で帰ってきたりしたが、
そんな日でも結局私に添削を頼んできた。

そうして頭を悩ませながら毎晩日を跨ぐまで論文を少しずつ書いていた。
ある日も一生懸命書き足したり手直ししたり、夜中まで明け暮れていたところ
いつのまにか私の誕生日になっていた。
あーでもないこーでもないやってるうちに日付が変わり、
それに気づいたときには彼はテーブルに突っ伏して爆睡。
コイツ忘れてやがる。
しかし私の誕生日よりも、いまは目前に迫った昇進試験の方が彼にとって大事なわけだし、
終わったら祝ってもらえばいいやと思ってその日は寝ることにした。

翌朝早く、いつものように彼は自宅に戻った。
私もいつものように彼を送り出したあとに出勤の支度をし、仕事に出掛けた。
同僚やその日訪問した客にはとりあえず誕生日アピールして、
昼御飯おごってもらったり
缶コーヒーとかコンビニのケーキとかをもらったりして満足していた。

誕生日おめでとうのメールをくれる友達もだんだん減り、
そういえば去年は有休とってTDSにいたな?とか物思いに耽っていたが、
肝心の彼からは一向に電話もメールも来ない。
付き合ってから初めての誕生日なんだけど!と若干ムカついた。

そして仕事を終えてアパートへ帰宅したのだが、
玄関を開けてすぐ暗い部屋に違和感を覚えた。
誰かがいるとかそういう気配ではない。
しかし玄関マットの位置が5?くらい右にずれている。
携帯のディスプレイの明かりでマットを照らした。

マットの上に紙。変な楕円形の紙。
ボール紙を適当に切り抜いたやつ。
なんじゃこれ?と玄関の明かりをつけてみると、
その変な紙に一言。

「こたつの中を見てごらん」

えっw
見覚えのある字に思わず一人言をこぼして吹いてしまった。
いう通りにしてやんよ、とニヤニヤしながら部屋に入ってこたつ布団をめくるとまたも紙。丸い変な紙。

「ウソだよ。ホントはトイレのふたのウラ」

チキショウwww
コートも脱がないまま部屋に仕込まれた変な紙に踊らされて鼻息荒くする私。
よりによってトイレかよ、と思いながらもその変な紙にまたも従う。

ていうかトイレのふたのウラって何?
トイレのドアを開けたが変わった様子はない。
ふたの裏側に小細工された様子もない。

何だよ、と思いながらおもむろに蓋を閉めると、
開いていた蓋とタンクの間に出ましたあの変な紙。

ハサミで適当にきりましたみたいな変な形の丸い紙。

「れいぞうこの中見てごらん」

そして冷蔵庫を開けると、そこにはなんとケーキの箱が入っていた。
私が出掛ける前には当然入ってなかったもの。
こんなサプライズは初めてだったので、驚きと喜びで挙動不審になった。
まだ仕事中であろう彼にすぐお礼のメールをした。
本当は昼間誕生日おめでとうと言ってしまいそうだったらしいが、
忘れてしまっている風を装うために言わないでいたらしい。
もう、なんてかわいいやつ。年上だけど。
めちゃめちゃ嬉しかった。

ちなみにサプライズは本来あまり得意でないらしく、
ケーキ以外のプレゼントに関しては事前に用意してるとかは一切なかった。
彼は気にしいなので、勝手に用意して気に入らなかったら‥とか考えると何も選べなくなるから、
欲しいものを一緒に買いにいこうというタイプの人間だった。

その頃PS3欲しいなとか思ってよく口にしていたので、
(別にねだろうと思って口にしたわけではない)
じゃあそれ買ってあげるとか言われたけど、
彼氏にゲーム買ってもらうのは何となく嫌だったので
後日一緒に出掛けたときにハンドバッグを買ってもらった。

もちろんそのハンドバッグも嬉しかったけれど、
あの変な紙を一生懸命並べてたのかと思うと、
ハンドバッグよりケーキより一番あの紙が嬉しかった。

そんな初めての誕生日も過ぎ、
論文提出を済まし面接も無事に終えて、
いよいよ怒濤の年度末決算のラストスパートに入ろうかという頃、
あの恐ろしい東日本大震災が発生した。

震災発生時は仕事中で、私は一人で15時アポまでの暇潰しをしていたときだった。
あの船酔いのような横揺れは、完全にめまいだと思って(よくめまい起こすタチなので)
地震と気づくのに少し時間がかかったが、
地震だとわかったときは一人きりだったので本当に恐ろしかった。
会社携帯でも個人携帯でも誰にも連絡できない。彼はTwitterもやってない。
何時間も連絡とれず安否も不明。
ワンセグもないからラジオだけでしか情報を得られず、あんなに大惨事になっているとは思いもよらなかった。

一方彼はというと事務所にいたらしく、
会社の判断で即退社命令が出たので営業車乗りあわせで帰宅していた。

私は会社からの指示も伝わらず、
震災直後の混乱で渋滞に巻き込まれなかなか事務所にすら戻れないでいた。

どうにか事務所につくと、すぐに退社しろとのことで、
電車は全て運休してしまったので会社指示で車で帰路についた。
普段なら40分で帰れるところを、3時間かかってようやく帰宅すると、やっと彼と落ち合えた。

停電しているからとどうしようもなく車で暖を取っているときに、
私の母親が新宿で帰宅難民になっていることが判明した。
そのときの私は新宿駅があんな状況になっていたことも知らなかったし、
今日帰れないからといって大したことじゃない、どうにかなると思っていた。

どうにでもなるでしょ、という私に
優しい彼が初めて語気を荒くして怒った。
「お母さんかわいそうだよ!迎え行くぞ今から!どうせ停電して何もできないんだし!」
いやいやまだうちの親に会わせたこともないのに、いきなりこんな形で初対面?
私は全力で断った。本当にあんなにヤバイ状況とは思っても見なかったからね。

地震を大変な事態だと捉えていない私に、彼はガラケーのワンセグでニュースを見せてくれた。
そこで初めて東北にとんでもない津波が来たこと、公共交通機関がダウンして都内で何百万の人が足止めを食らっていることを知った。

彼と行くだ行かないだの言い争いをしている最中、
問い合わせ連打でやっと届く母からのメールでは、
なんとかなるのテンションから、本当に帰れない、泊まるところもないとの泣きの状態に落ちていき、
彼の説得を受け入れて母を迎えに行くことに決まった。

普段なら23区内には車で1時間程度で行けるのだが、あの日は片道5時間近くかかった。
電池切れ寸前のくせにテンパってうろつく母をどうにか探しあて、
(最終的には新宿から浅草まで移動していた)
そこで初めて彼と母が対面した。

会ったこともない彼女の母親を心配して、
自ら車を運転して迎えに行ってくれた彼の優しさに本当に親子共々救われた。
そのとき改めてこの人と付き合えて本当に幸せだと思えた。

震災が起きてから、彼は朝帰って自宅から出勤という生活をいつのまにかやめて、
私の家を生活の拠点にするようになった。

スーツも革靴も私服も少しずつ増えて、彼は自宅に帰ることがほとんどなくなった。

震災から二週間後、私は初めて彼の実家にお邪魔した。
会ったこともないのにいきなり泊まりは図々しすぎるからと、近くの宿泊施設をとってくれと話したのだが、
地元は田舎で泊まれる場所なんてなかった。ビジネスホテルもスーパー銭湯もラブホもない。
生まれて初めて訪れる県。そしていきなりの二泊三日。
彼の実家に泊まって、中日には地元の友達との飲み会につれていかれることになった。

彼の実家は駄菓子屋で、デレデレの対象のクソかわいい姪もいた。
まだ一人で座れない赤ちゃん。子供嫌いなはずの自分も、気がつくとデレデレしていた。
家族の前では私のことを「しっかり者で料理がうまくて仕事もできる子だよ」と紹介してくれた。
そんな風に家族にきちんと紹介してくれた人は初めてだった。
仲間内の飲み会も、正直参加は気が引けたのだが、
まわりのみんなもそれぞれ彼女や奥さんを連れてきていて、嬉しい反面品定めされてしまうのかと内心ビビっていた。

もれなく全員スーパー天然な家族に囲まれ、
周りの友達にも恵まれて、
自然豊かなこの田舎でのびのび育って、この人はこんな風に形成されたんだと知っていろいろ合点がいった。

家族は口を揃えて、
「本当にお兄ちゃんはこんなに天然なのに売れてる営業なの?」と聞いてきた。
どう考えてもあなたたちのほうが天然ですとはもちろん言えなかったが、
確かに付き合う前まで彼に抱いていたイメージは、仲良くなると完全払拭するぐらい一人歩きした噂だということは分かった。
はっきりいって私も彼があんなにも売り上げを叩き出すとはにわかに信じがたくなるほど、
彼はシャイで天然でいろいろなことに対して無知だった。

それからというもの、GWや夏期休暇、たまの3連休など、
ことあるごとに彼の実家に行くようになった。
彼の実家には親戚もよく来るので、親戚にも紹介された。
彼のお母さんは小さい頃の写真や新聞の切り抜きをいつもたくさん見せてくれた。
私は一人っ子で母子家庭で育ったから、大家族の彼がとても羨ましく思えた。

二人でいるときには、彼は私にすごく甘えてきた。
ベタベタゴロゴロ甘えるというよりは、小学生のガキみたいな甘えかただったけど、
それがまた可愛かった。
いたずらを仕掛けて怒る私を面白がって、取っ組み合って大笑いして、本当に楽しかった。
家ではそんな人が、会社ではバリバリの営業マン。
私だけが彼のオフの姿を知っているのは優越感以外の何者でもなかった。

そして彼とは大喧嘩もたくさんした。
お互い頑固でぶつかりあったけど、
喜怒哀楽をここまでさらけ出してぶつかったのは高校の頃の恋愛以来だった。
食べ物や音楽の好みも、洋服の趣味も合うしチャンネル争いもない。
彼が競馬に連れていってくれたように、私も彼に初めての経験をしてもらいたくてライブや野音に連れていった。

付き合って一年半が経って、一緒に過ごす二回目の彼の誕生日が迫ってきた。
今回の誕生日で30歳を迎えるので、ささやかながら記念の一泊旅行を提案した。
旅費と宿泊費は全て私が私が持つよ、と話すと、
「お金が大変だろうからプレゼントはいらないよ、俺もまだあげてないし」と気を遣ってくれた。
実は彼の誕生日の二ヶ月前に、私の25歳の誕生日を迎えていて、
仕事帰りにディナーをごちそうしてくれてはいたが、
自分で考えてプレゼントを用意できないサプライズ苦手な彼は、
「欲しいものは今はなにも思い付かないからいらないよ」という私の言葉を真に受けて、
本当になにも買ってくれなかったからだ。

だから彼も何か欲しいものがあってもねだれないのだと分かっていたし、
自分がもらっていないからといって彼にもあげないなんて嫌だったので、
(欲しいものが思い付いたときにねだればいいやという考え)
私はその旅行のときに彼にプレゼントしようと思っていた。

去年の誕生日は家でケーキを食べて、彼が欲しがった財布をあげたけど、
今年は私が考えたものを贈ろうと決めて、
二人で買い物に出掛けるときの彼の動きを注視していた。

彼へのプレゼントは通勤用の鞄に決めた。
入社当時から使い込んだボロボロのポーターのナイロンバッグを、
さすがに30歳を過ぎてそれでも使い続けるのはどうだろうと思ったし、
なにより彼がいつもセレクトショップやアウトレットで、
鞄を物色していたのを見ていたからだ。

鞄は私の独断と偏見で、私の好きなブランドで選んだ。
持ち帰ると隠す場所もないし、
とりあえず支払いだけ済ませてお店にそのまま置いてもらうことにした。

仕事の合間に旅行の計画を立て、
ホテルの予約をし、目前に迫った誕生日をどれだけ満足してもらえるか、
楽しみではあったけれど正直気が気でなかった。

あくまでサプライズなので、
彼に与える旅行の情報は最低限に抑え、
ご飯はどうしようか、
プレゼントをどのタイミングで渡すのか、
何度も何度も頭のなかで計画を練り直した。
ここまで一生懸命計画したのはこれが初めてだった。

そしていよいよ旅行当日になり、
荷物をボストンバッグにつめて、
出掛ける直前で彼にあるものを差し出した。
「なにこれ?」

私が彼に渡したもの、それは旅のしおりだった。
初デートで彼が寄越してきたあの旅のしおり。
私も彼に用意して、ここぞとばかりに過去最高のドヤ顔で突き出した。

「旅のしおりじゃん!あっ!俺のアイディア真似した?!」
と笑いながらページをめくってすみずみまで眺めている彼を見て、
すごく幸せだなと感じた。

しおりに載せたタイムスケジュールには、
ところどころ「ひみつイベント」と題した空白の時間を設けていたので、
彼はそこに興味を示して、どうにか私からヒントを引き出そうといろいろ質問してきた。

まるで小学生のように
「なになになになに?!
あれ、もしかしてこれって?時間的にメシだよね?
どこいくのなに食べるの?!」
とまくし立てる彼に若干イラつきながら、
「黙ってりゃそのうちその時間来るんだよ!ウルサイ!」
と制して、いよいよ目的地に向かう電車に乗った。

いよいよ目的地に着き、まず最初にホテルに向かった。
チェックインを済ませて、部屋の鍵と一緒に辺りを周遊できるフリーパスを受け取った。
普段は車で行動する私たちだが、今回は電車とバスで回りたかったので、
二日分のフリーパスを事前にホテル側に頼んで用意してもらっていた。

エレベーターで登り、部屋の前に到着した。
受付で受け取った鍵を彼に渡し、
「荷物持っててあげるからドア開けて」
と言い、彼に解錠させた。

ドアを開けるなり、彼は目を丸くして私の方へ振り返った。
「なんか、でかい袋置いてある。なにあれ?」

私はポーカーフェイスを保てなくなり、
ニヤニヤして彼を見つめると、
「あ!!!もしかして?!
‥プレゼント?!用意してたの?」

彼はいつもの少年のような笑顔を見せて、紙袋に飛び付いた。
「開けていい?なにこれ何入ってんの?」
と、私が促すより先に梱包を解き出した。

お店に預けていたあのプレゼント、
どうしてもびっくりさせたくてホテルにお願いして事前に送り、
ルームメイクの際に部屋にセッティングしてもらったのだ。

「今回は交通費と宿泊費と食事代で精一杯になっちゃったから、
プレゼントは何も用意できないけど許してね」
と、さも何も買っていないように装っていたので、
思いもよらない展開に驚きを隠せないようだった。

黄色のリボンをほどいて、
紙袋から出てきたプレゼントを見て大喜びする彼を見て、
また私のドヤ顔が止まらなくなった。

彼はその鞄のブランドこそ知らないようではあったが、
隅々までチェックして、ペンはここに、財布はここに、携帯はここに入れようなどと、
そのデザインと機能性を気に入ってくれたようだった。

そしてプレゼントでのサプライズでジャブをくらわせ、
夕方ホテルを出て辺りを少し散歩しながら、
ディナーを予約したお店に向かった。
行列を尻目に店内に入り席について、
コースの予約はしていなかったので、食べたいものを自由に選んで食べた。

上機嫌な彼はお酒も進み、一通り料理を平らげたあとも、
ワインのみたいからチーズ頼もう、とか自由なことを言い出した。
「いやいや私ワイン苦手だから」
「お腹膨れてるからもう少し待って」
とどうにか彼の要望をかわしたのだが、
それにはポーズの言い訳とは別な理由があった。

ここでも彼には内緒で、
旅行前に席の電話予約をしたときに、
バースデーデザートをオーダーしていたからだ。
ここでワインとチーズを頼んで彼まで満腹になられては堪らないので、
私はハラハラしながら必死で回避した。

コースを頼まなかったのも、
デザートがついてきてしまうからだったので、
最初に料理をオーダーするときから、心の中では
「そんなにいっぱいメインばっかガッツリ頼むなよ!」
「おいデザートのページ見るな!まだ食事すらしてないだろ!」
とヒヤヒヤしていた。

そのお店はバースデーデザートは普段は用意していないと言われたのだが、
あるデザートがとても有名なお店だったのでどうしてもそれを食べたいと言うと、
「ではお皿の縁にメッセージを書きましょうか」と提案してくれていた。

彼がちょうどいいタイミングでお手洗いに離れた瞬間、
店員さんを呼びつけデザートをお願いした。
そして彼が戻ってきて少しすると、
呼んでもないのに急に現れて話しかけてきた店員に、
彼はかなり驚いて挙動不審になっていた。

「お誕生日おめでとうございます!!」
そういって差し出されたデザートの皿には、
彼の名前とhappybirthdayの文字が書かれており、
周りの客に見られて少し照れながらもまた喜んでくれたのがわかった。

「あぶねー追加注文してたら食べきれなかったなこれ!」
「そうだよ、だからといってバラす訳にもいかないから、無理やりこじつけてオーダーさせないように必死だったんだよ!」
そんな会話をしながら、二人でデザートを分けあってたいらげた。

この時点で彼はもうこの日これ以上驚くことは起こらないだろうと踏んでいたようだった。
ディナーを終え店を出ると、ホテルに戻ろうとする彼にしおりを見るように促した。
「まだ帰らないよ」
「ほんとだ!ひみつイベント!まだなんかあんの??」

私が用意したこの日ラストのイベントは、
クルージングバーだった。
貸し切りにすると料金が高いので、時間予約だけしていたのだが、
運のいいことに私たちの他には客が一組いただけで、
ほぼ貸し切りも同然だった。

お酒をのみながら夜景を見て、
これ男女逆だよな普通、
私まるでプロポーズしようとしてる男かというほどの用意周到っぷりだわ、
なんて我ながら思ったりもした。

一時間位の周遊中に、今日あそこを歩いたね、
あっちにも行ってみたかったね、
海上からここの夜景を見たのは初めてだね、と色んな会話をした。
春先とはいえまだ冷たい夜の潮風が吹くなか、
甲板にでて誰もいない隙にこそっとキスをして、
全部自分が段取りしたのに感動して泣きそうになった。

そんな彼との一年半を思い返して、
今この瞬間、彼の節目の誕生日を祝えることにこの上ない幸せを感じた。

翌日は翌日でサプライズは用意していたが、
特筆すべき内容でもないのでここには書かないが、
人のために一から段取りして計画する旅行ははじめてで、
主役はもちろん彼なので、彼に楽しんでもらうことが大名目だけど、
プレゼンターとして私の役目を十分全うしたであろうことに、
私は言いようもないほどの満足感を覚えた。

あの誕生日から半年以上が過ぎ、
来月頭でようやく2年を迎える。
結婚の話はまだ出ていないけれど、
彼の地元にも何度も連れていかれたし、
彼の家族との総勢8名での旅行にも行った。

母子家庭で育った私には、こんな大人数での家族旅行は初めての経験で、
とても楽しいものだった。
いい年こいてみんなでプリクラとって、
旅行先でも家族写真も撮ってもらった。
彼の両親にも、「また来年も一緒に行こうね」と言っていただけて、
旅行の翌月からは彼母の提案で来年分の積み立ても始めた。

その他にも、彼妹と一緒にライブに行ったり、彼姉と姪と遊園地に行ったりもしたし、
彼姉一家は私達が住む方にも遊びに来てくれた。
夏休みには彼の親戚の家で流しそうめんパーティーに誘われたり、
親戚一同での宴会まで参加させてもらった。

ここまで相手の家族とどっぷり仲良くなったのは初めてだし、
母、姉、妹とはメル友だし、
さすがにこれで嫁にもらわれなかったら発狂したくもなるけど、
来月からはいよいよお互いの今の部屋を引き払って、
二人で新生活を始めることも決まったから、
すぐにとはいかなくても将来的にいい方に転べばいいなと思っている。

同棲は結婚が遠退くとかもよく聞くけれど、
いまのワケわからん半同棲生活でお金のこととかその他もろもろの面倒があるなか、
それらがきちんと片付くだけでも、
私たちにとっては大きな進歩だと思う。

もちろん喧嘩もすれ違いも何度も経験した。

でも私は感情を思い切り出してぶつかる恋愛はなかなか出来るほうではないので、
そういうところも全部含めて彼で本当によかったと思っている。

全部が好きとは言えないし、
腹立つところも相容れないところもたくさんある。
それはお互い様だと思うけど、それでもこうして一緒にいて、
嫌いなところも全部引っくるめて、やっぱり彼がいいと自信をもって言える相手がいるのは、
本当に幸せだと思う。

そのぬるま湯に浸って胡座をかいて、
知らぬ間に大事なものを失わないように、ここに書き留めたかったのかもしれない。

同じ社内という、こんなに近い場所にそういう人を見つけられたなんて私は本当にラッキーだと思う。
社内恋愛はもちろん面倒も多い。気も遣う。
うちの会社は社内恋愛禁止じゃないし、社内結婚もかなり多いから理解はあるほうだ。
かといえ噂好きな人も多いし、
私達は何だか社内でも目立つタイプのようなので、
面倒を避けるため大々的にはオープンにはしていない。

社内恋愛だからこそのよさも悩みももちろんたくさんあるけど、
出会いは案外近くに転がっているものかもしれない。

高2の夏から、今年の1月までほとんど毎日

東仙台に住んでいる18歳です。今年高校を卒業しました。

今年から東京にいくので、もう乗ることもないと思うので告白します。

通学していた東北本線で毎日、同じ人に痴漢されてました。

高2の夏から、今年の1月までほとんど毎日・・

30歳ぐらいの人で、いつもは7時35分の電車に、階段の下あたりから乗ってたんですけど、

29分とか12分に乗っても、なぜか気がつくと後ろにいるの。

制服のスカート短かったんで、電車に乗るとすぐに、手が入ってきて、いろんなとこさわられて・・。

最初のころは、ビックリして、ブルマはいたりしてたんですけど、全然ダメでした。

逆にブルマはいてる時のほうが、過激なことされたりして高3の時は、ほとんどあきらめて、されるがままみたいな。

電車に乗ってる時間、7?8分だけだしとか思って。

今年の1月の雪の日でした。その日は、電車が遅れてきて、いつもより混んでたんです。

後ろからいっぱい乗ってきて、車両連結部の近くまで押し込まれて、

いつもの通り、痴漢の手がスカートの中に入ってきたんですけど、

その日は、なんかすごく過激で、いきなり両手でパンツおろそうとしてきて・・

あたしスカートの上から手で押さえようとしたんですけど、ダメでした。

もう、「キャー!」って感じ。心の中でですけど。

その後は、直にさわられ放題・・・。

・・・もう、早く仙台駅についてー!って思ってたら、

「ただいま停止信号の為、しばらくお待ち下さい」

電車止まっちゃったんです。もう気が遠くなりそう。

アレ?ちょうどお尻の割れ目のあたりになんか熱いものが・・。

ちょっと、うそでしょ・・・。おチンチンをズボンから出して、お尻に押し付けてるの。

ビックリして体をずらそうとしたんですけど、痴漢に両手で腰のあたりをガッチリつかまれて身動きがとれなくて・・。

先っぽが、あたしのアソコの入り口のあたりを行ったり来たりしてる。

・・・ダメー入れられちゃうー!

あたし、足を伸ばして、お尻をできるだけ、おチンチンから遠くにして入れられないように踏ん張ってました。

そしたら、すごい力で、両手で引き寄せられて、お尻を突き出すみたいな格好にされちゃって・・・。

アッて思った瞬間、先のほうが中に入ってきました。

思わず声が出そうになって、着ていたPコートの袖を噛んじゃいました。

ゆっくり、ゆっくり奥まで入れてくるんです。

あたしは、下を向いて、ずっとコートの袖を噛んでました。

・・・お願い!電車早く発車してー!

「この先の踏切で故障が発生しました。安全確認がとれるまでしばらく停車いたします」

電車が止まっている間、他の人にバレないような動きで、ゆっくりゆっくりするんです。

電車15分たっても発車しなかった。

・・・正直、早く発車してー!って思う気持ちと、まだ発車しないでって気持ちが半分半分ぐらいになってました。

「大変お待たせしました。安全確認がとれましたので発車いたします」

ガクンって揺れて電車が発車すると、電車の揺れに合せてズンズンってされて・・・

でも、あと3、4分で駅に着いちゃうナ・・。

駅に着く直前、彼の動きが急に早くなって、後ろからあたしの耳元に

「で・でるー」

・・・あたしも、夢中でお尻突き出してました。

ドクンドクンって、あたしの中に・・。

生まれて初めて中に出されて、生まれて初めてイッちゃいました。

彼は、あたしのパンツをちゃんと履かせてくれて、逃げるように電車から降りていきました。

あたしも、放心状態のままフラフラ電車を降りてベンチにしゃがみこみました。

彼のが流れ出てくるのがわかりました。すごい量だったみたい、パンツから、溢れたのが、お尻を伝わってスカートまで・・。

当然、その日は学校を休み、家に帰って、おかあさんにバレないように洗濯して、アイロンをかけました。

次の日から、その痴漢の人と会わなくなっちゃいました。

悪いと思ったのかな?・・別に良かったのに・・妊娠もしなかったし・・。

本当のこと言っちゃうと、もう1回会いたかったナ。

あのまま誘われたら、ホテルとかついていってたかも??

新妻絶頂

武田美佳はこの七月に二十六歳になったばかり。結婚してまだ半年、共働きをしているせいかまだ「人妻になった」という実感もあまりなかった。結婚をしたら勤めている銀行を辞めて専業主婦になろうと思っていたのだけれど、入社してまだ三年にもなっていなかったし上司の説得もあってそのまま職場に残ることにした。もちろん経済的な理由もある。
新居には新築のマンションの二階にある一室を借りた。二人で新居を探すとき、都内の狭いアパートより郊外の広いマンションの方がいい、と話し合って決めたのである。家賃も手ごろだったし、駅からも近い。
初めは慣れなかった結婚生活にもだいぶ慣れてきて、最近は生活のリズムというか日々の暮しの勘が掴めてきたように思える。不満らしい不満といえば会社までの通勤時間が長くなったことと夫の帰りが遅いことぐらいで、経済的にも余裕はあったし、夫婦仲も結婚当時と変わらず円満だった。
美佳の夫、健介は大手町にある財閥系の金属メーカーの人事部に勤める平凡なサラリーマンである。人事の仕事は忙閑の差が激しく、美佳が帰宅するともう帰っているということもあれば徹夜仕事になることもある。ただ新婚八ヶ月目に入った今月は、新卒社員の採用の仕事が大詰めで、ことさらに忙しい日が続いていた。
 
その日、美佳が帰宅すると誰もいない部屋で電話が鳴っていた。七月も終わりに近づいた暑い日だった。美佳は急いで受話器を取った。
「はい、武田です。」
閉め切っていた部屋の中は熱気が充満していた。
「あ、俺だけど、今日もちょっと帰れそうにないから実家の方に泊まるよ。」
いつもと同じ事務的な健介の声に、美佳はたまらなくせつない思いがした。仕事を終えるのが遅くなると健介はたいてい都内にある自分の実家に泊まる。健介の実家は目白にあり、会社からタクシーに乗っても三千円ほどであったし、満員の電車での通勤の大変さは美佳も身をもってわかっていたからそれを寛容に許してきたのだが、この二週間はそれが度重なっていたからさすがの美佳も淋しさを感じ始めているのだ。
昨日も一昨日も、健介は帰宅していない。共働きの両親の一人娘として育ち、家に一人でいることに慣れてはいるけれど、ひとりぼっちの夜はやはり心細いし、淋しい。それが三日も続くなんて、と思った。
「仕事がそんなに大事なの?」
向こうが会社のデスクからかけていることは承知の上だったが、美佳はたまらず声を荒げてしまっていた。知り合ってからほとんど喧嘩らしい喧嘩もしたことがなかった美佳としては、かなり思い切った口調だった。健介は何か言い訳をしようとしているようだったが、美佳はそのまま邪険に電話を切った。
きっと健介はすぐにもう一度電話をかけて来るだろうと思った。聞いても仕方のない弁解は聞きたくなかった。それにいつも健介がするように、優しい声で諭すように話されるのもいやだった。それで最後は結局、美佳のわがままということになってしまうのがわかりきっていた。
美佳はその電話のベルが鳴る前に留守番電話に切り替わるボタンを押し、すぐに身を翻してハンドバックだけを手に家を飛び出した。
七時を過ぎて、西の空が赤紫色に染まっていた。辺りは暗くなり始めていた。飛び出しては来たものの、行く場所が思い当たらなかった。美佳はしかたなく駅の近くにある喫茶店に入った。
雑居ビルとマンションの間に挟まれた小さな平屋建てで、清潔そうな店だった。『ブルージュ』というこの店に、以前に健介と二人で訪れたことがある。まだ引っ越して来たばかりの頃だった。紅茶がおいしかったのが印象的だった。それに気の優しそうな店のマスターと、少し話したことがあった。
何より、この郊外の小さな町には他に喫茶店と呼べるような店がない。あとはだいたいスナックとかパブとか、お酒を飲むような店ばかりなのだ。
「いらっしゃいませ」
口髭を生やしたマスターは三十代の半ばくらいで、背が高く、がっしりとした体格をしている。店は四人掛けのテーブル席が五つほどと、カウンター席という小さな作りになっている。
「今日はお一人ですか?」
マスターは美佳を憶えていてくれたようだった。もう閉店が近い時間なのか、店はすいていた。
奥のテーブル席に一人だけ客が座っていた。
「え…ええ。」
美佳は無理に笑顔を作って答えた。
「喧嘩でも?」
美佳が険しい顔をしていたからだろう。マスターはよく透るバリトンで静かに訊いた。鳶色の眼は人の心の中をなんでも見透してしまうような不思議な雰囲気を持っている。
「え、ええ…まあ。」
「そう…。」
テーブル席の一つに腰掛けた美佳の注文を聞かずに、マスターはカウンターの中から飲みかけのワインの瓶とワイングラスを持ってきて美佳の前に置いた。
「少しだけ飲むと落ち着きますよ。サービスにしときます。といっても常連さんからの戴き物なんですけどね。」
赤紫色のワインが注がれる。
「どうもすみません…。」
普段は滅多にアルコールを口にしないが、何を飲もうと思って入ったわけでもない。健介へのあてつけの気持ちも働いて美佳はグラスに口をつけた。口あたりが柔らかく、乾いた喉にやさしげな、軽い感じのワインだった。
「あ、おいしい…。」
マスターは何も言わずにわずかに微笑み、カウンターの中に戻って洗い物を始めた。美佳はぼんやりと窓の外を眺めた。急ぎ足で家路に向かう背広姿の男性が、店の前を通り過ぎていく。
やがて奥の席でスポーツ新聞を読んでいた商店主風の男性客が勘定を払って出て行ったの最後に、店の中には他に客がいなくなった。
マスターが濡れた手をエプロンで拭きながらカウンターを出てきて美佳の前の席に座った。
「喧嘩、って、いったいどうしたんです?」
マスターが静かに訊いた。
美佳は少しの間ためらったが、このマスターに聞いてもらうのも悪くないかと思った。
八ヶ月前に結婚した夫の健介は、仕事で帰りが遅くなると何かと理由をつけて実家に帰ってしまう。それも七時頃に電話をかけてくる。ひどい時には留守番電話に「今日は帰れないから」というメッセージが入っているようなこともある。もっと遅くにかかって来る電話なら、なんとか早く終わらせて帰ろうとしたけれど電車がなくなったとか、そういう姿勢が感じられるのだが、そんな時間ではないのだ。それはそれで気を使ってくれているつもりなのだろうが、淋しくてたまらなくなることもある。
人事の仕事をしている健介にとっては七月と八月は最も忙しい時期らしく、今月はそんなことがしょっちゅうだった。
「しかも今週は今日で三日連続なんですよ。」
美佳の話を、マスターは相づちを打ちながらほとんど黙って聞いていたが、美佳が話を終えると、
「そう…。僕だったら、こんなきれいな奥さんを一人ぼっちにするなんて、とてもできないけどねえ。」
と言って、おどけたようにウィンクをしてみせた。
「まあでも、仕事が忙しい時はしょうがないのかもしれないなあ。僕も昔サラリーマンやってた頃は徹夜なんてこともよくあったし…。彼は無理して頑張っちゃうタイプなんでしょう。」
「そうなんですよね…。」
「僕の場合は無理に頑張るのができなくって辞めちゃったんですけどね。」
美佳はようやく笑い、それでなんとなく打ち解けた。マスターは商売柄なのか聞き上手で、身の上話のようなことになった。
健介とは女子大を卒業したばかりの頃に友人の紹介で知り合った。
一つ歳上の彼の持つ穏やかな雰囲気と静かで優しそうな話し方に魅かれて、交際を始めるまで時間はかからなかった。早い時期に両親にも紹介したのだが、特に母親が彼のことを気に入って、交際一年目くらいから結婚という話も出始めた。
「少し早いかもしれないけど」という彼のプロポーズに、美佳もまったく異存はなかった。去年の七月に婚約し、彼の仕事が比較的落ち着いている十二月に式を挙げた。
「ああ、じゃあ前に彼と来たのはまだ新婚ほやほやの頃だったんだね。」
「ええ、たしかそうですね。」
「たしかテニスのラケット持って。」
「そうですね、テニスの帰りに寄ったんです。」
「二人とも上手そうだね。」
「ああ、いえ、彼はまあ上手だと思いますけど、私は好きなだけで…。」
「休みの日なんかはやっぱりテニス?」
「そうですね…、彼の方が行こうってよく言うので…。」
「共通の趣味があるっていうのはいいね。」
「ええ…そう思います。」
「旅行なんかは?」
「温泉に一回だけ行きました。でも彼は体を動かす方が好きみたいで、テニスの方が多いですね。」
「ああ、あれでしょう、学生時代からテニス部とかでやってたんだ。」
「ええ、まあサークルなんですけど、けっこう強いところだったみたいで。」
そんな会話をしながら、知らず知らずのうちに美佳はかなり立ち入ったことまで話していた。
「通勤はどちらまで?」
「東京駅です。赤羽で乗り換えて。」
「じゃあ、混むでしょう。」
「ええ、すごく。だからなるべく早く出るようにしてます。」
「いや、夕方もね、混んでるでしょう。特に埼京線にはスゴいのがいるらしいから気をつけたほうがいいよ。」
「はあ…。」
「うちの常連さんなんだけどね。やっぱりOLやってて、綺麗な顔した子なんだ。で、その子が話してくれたんだけど、三人グループでね、前と横と後ろから触られて、ひどい目に遭ったって…。」
「気をつけます。」
美佳は笑顔で答えた。マスターの好意は嬉しかったけれど、それ以上具体的な話になるのがいやだったのだ。
話をはぐらかされたような形になってマスターはちょっと物足りなそうな表情だった。マスターにしてみれば、もっと具体的な話をして注意を促したかったのだろう。まるで話の腰を折ってしまったようで、悪い気もしたけれど、痴漢の話はしたくない。
テーブルの上のグラスには二杯目のワインが注がれていた。
「マスターは結婚されてないんですか?」
話題を変えたかったこともあり、また自分の事ばかりを話していることに気が引けて美佳は訊いた。
「ははは、結婚ね。」
マスターは笑った。口髭のせいで第一印象ではさほど感じられなかったが、よく見ると整った顔立ちをしていて、笑った顔にも愛敬がある。美佳の母が男性を褒めるときに使う「人品骨柄卑しからず」という表現が似合いそうだった。
「僕は人妻の不倫相手と専門だから。奥さんみたいに淋しい想いをしてる人妻を慰めるのが忙しくて結婚どころじゃないな。」
「えーっ、本当ですか?」
艶っぽい話が苦手な美佳は笑ったが、何か、不安のような複雑な動揺が胸の奥に沸き上がるのを感じていた。
例えばこんな淋しい想いをしている夜に、このマスターのような男性に誘惑されたら、なんとなくその気になってしまう人だっているに違いないと思った。
「ははは、半分くらい冗談、かな。奥さんはまだ新婚だから自分で人妻って意識はないでしょう。」
「はぁ…まだあんまり実感がないんです。働いてるし…。」
「そうだろうね。浮気したくなったらいらっしゃい。奥さんなら大歓迎だよ。」
マスターは笑って立ち上がり、窓のカーテンを締め始めた。
「あ、今日はもう終わりですか?」
「うん、少し早いけどね。今日はもう店じまい。」
「あ、じゃあ、あの、おいくらですか?」
「今日はいいよ、サービス。」
「えっ、でも…」
「そのかわりまた彼と来て下さい。」
「どうもすみません。」
「売上の計算してくるから、もう少しゆっくりして行くといい。」
マスターは気さくにそう言うと、美佳を残してカウンターの奥に引っ込んだ。
一人になって、美佳はもの憂げにため息をついた。喫茶店だとはいっても密室であることには変わりがないし、そんな所で仮にも男性と二人きりでいるのだ。できれば早めにこの店を出たいと思った。
それに美佳はとても健介に会いたくなった。家に帰れば健介からまた電話があるかもしれないし、美佳が電話を切ってしまったことで心配をして帰って来てくれるかもしれない。
(健ちゃんに…、抱かれたい…)
健介に、いつものように優しくいたわるように抱きしめてもらいたかった。健介のいないこの三日間、美佳はずっとそう思っていたような気がする。健介がしてくれる熱い口づけ、そして健介の手の平が美佳の肌を愛撫する感触を、美佳はふと思い出し、思わず顔面が熱くなった。
(こういうのって…欲求不満、っていうのかな…)
席を立って、レジの横にある公衆電話の受話器を取った。テレホンカードを入れ自宅の番号をプッシュする。出る前に留守番電話にしてきて良かったと思った。公衆電話から録音されたメッセージを聞くことができる。きっと健介が何かしら伝言を残してくれているだろう。声が聞きたかった。
『0件です。』
しかし、受話器からは無情にも冷たい機械の音声が、メッセージが録音されていないことを告げた。美佳は受話器をゆっくりと置いた。
(無理もない…か)
とも思う。さっきの美佳の言葉は、考えてみれば思いやりに欠けていた。
でも一人で眠らなくてはいけない美佳の淋しさを、健介だって少しは理解してくれてもいいのに、という気持ちもある。今、もしも健介と話ができたら、美佳はきちんとさっきの発言を謝るけれど、健介にも謝ってほしい。
健介がこんなに忙しい日々は、結婚して初めてのことなのだ。仕事なんだから仕方がないというのはわかるけど、美佳の淋しさだって当り前のことのはずだ。
ともかく家に帰って健介からの電話を待とう、と美佳は思った。
だが美佳は注がれた二杯目のワインを残して帰るというのも気が引けた。それにマスターが出てくるまでは黙って帰るわけにいかないとも思った。
あらためて店の中を見回すと、マスターの雰囲気に似合わず可愛らしい女性的な装飾品や置物が目立つ。時には今の美佳のような女性の一人客が小さなため息をつきながらこんな風に座っていることがあるのかもしれないと思ったりもした。
(あのマスターって、どういう人なのかしら…)
美佳は意を決してグラスを取り、ゆっくりとその紅いアルコールを飲み干した。
そう広くない店内は静まり返っていて、型の古いクーラーの音だけが響いていた。ワインのグラスが空になった途端、猛烈に孤独感が襲ってきた。一人きりで座っている自分がなんとも悲しくなった。
(不倫しちゃっても知らないから…)
ふとそんなことを思ったりもした。今からマスターに口説かれたら、なんだがその気になってしまいそうで不安だった。心のどこかで、男性の硬い肌に触れたいような気もしている。一夜限りの危険な経験なんて、ちょっと憧れてしまう。
(でも…)
美佳は結婚するまで、自分は性的な欲求の少ない人だと思っていた。健介も、同年代の男性の中では淡泊な方なのだと思っていた。スポーツで発散するタイプなのか、いわゆる婚前交渉はあったけれど、会うたびにとか、何をおいてもという感じではなかった。それが最近、美佳は少しずつ大人の女の悦びがわかりかけてきているように思う。頭の中が真っ白になるような感覚も、結婚前には数回しか感じたことがなかったのに、ここ数ヶ月は抱かれるたびに昇りつめる感覚がある。そしてそんな時、美佳は人を愛することの幸せをより強く思うのだった。
(やっぱり健ちゃん以外の人なんて考えられないな…)
今夜もし健介から電話があったら、きちんと謝って、明日は帰って来てくれるように頼んでみようと思った。そうしたらきっと明日の夜は、健介の腕の中で眠れるだろう。
やがてマスターがカウンターの奥の部屋から現れ、エプロンを外しながら美佳の席の方に歩み寄った。
「じゃあ、申し訳ないけど。」
「あ、はい…。」
美佳は少しホッとした。喫茶店のマスターが店に来た女性客とどうかなるなんて、テレビドラマの世界の話で、現実には聞いたことがない。たとえ一瞬でも、ふしだらな考えをしてしまった自分に心の中で苦笑した。
「マスター、どうもごちそうさまでした。」
愚痴を聞いてもらったことがなんだか照れくさくて、マスターの顔を見られなかったけれど、美佳は礼を言って席を立った。
立ち上がろうとした。
が、思ったよりワインが効いているのか足元がふらついてうまく立てなかった。同時に軽いめまいを感じた。
(あ…あれ…?)
美佳は椅子に尻餅をつき、眉間を手で押さえた。頭が重かった。普段ならこのくらいは飲んでも酔うようなことはないのに、今日は感情が昂ぶっていたのだろう。やっぱりワインは一杯にしておけばよかったと今になって後悔した。飲みやすい口あたりについ油断してグラスを空けてしまった。
「大丈夫?」
マスターの両手が後ろから美佳の両肩を掴んだ。
「ええ…、大丈夫です。すみません。」
肩を支えてもらって美佳は立ち上がった。だがすぐにバランスを失って背後のマスターにもたかかるような格好になった。
(なんだか…体が…熱い…)
頭の中もぼんやりとして意識がはっきりしない。
「あんまり大丈夫でもなさそうだね。」
耳元でマスターの声がして、次の瞬間、美佳にとって信じられないことが起こった。肩を支えてくれていたマスターの手が離れたと同時に、太い腕が美佳の細い体を後ろから抱きすくめたのである。

「あ…なにを…」
マスターの腕の力は強く、少し体を揺すったところで逃れようがなかった。きつく締めつけられた。背中に頑丈そうな体格のマスターの体重がかかって、倒されそうになる。
(あっ…!)
マスターの手が美佳の胸に移動した。ポロシャツの上から、胸の二つの膨らみが手の平に包まれた。
「あ…あの…やめてください…」
誰もいない喫茶店。美佳の目の前に大きなミラーがあった。薄く化粧をして髪をポニーテールにまとめ、白いポロシャツにベージュ色のスラックスという軽装の美佳自身が、鏡の中で背後から男に抱かれている。
男と鏡の中で目が合った。マスターは、とてもさっきと同一人物とは思えないようなギラギラとした目で鏡から美佳を見つめていた。心優しく、お人好しのように見えたマスターの豹変が、美佳にはいっそう不気味に思えた。だがなぜか、ミラーから目を背けることはできなかった。
恐ろしい光景だった。後ろから、まるで双乳の量感を確かめているかのように胸を包んでいる手は、夫のものではない。まだ二回しか会ったこともない、しかも恋愛感情など全くない男性なのだ。鏡の中にいるのは自分ではないように思えた。
「奥さん…」
マスターは瞳を輝かせて首筋に唇を這わせてくる。なま暖かいような冷たいような、ザラザラとして濡れた感触…。耳に熱い息がかかる。美佳は体を固くしたが、思うように力が入らない。
「きれいだ…」
されるままになっている美佳の顎が、マスターの熱い手に包まれた。その手の力で顔が後ろを向かされた。
「あ、や…」
そこにマスターの顔が近づいていた。マスターはゆっくりと美佳の唇を奪った。
「う…んんっ…」
まるでいけない夢でも見ているようだ。ゾクッと全身が震える。夫とは違う匂いに、鳥肌が立つほどの激しい嫌悪を感じた。
けれどその時、美佳の心の中に広がったのは、嫌悪感ばかりではなかった。夫に冷たくされても自分に優しくしてくれる男の人がいる、という思いが、脳裏をかすめていった。頭の中がじーんと痺れて、徐々に抵抗しようとする気持ちが失われていく。
「…ん…あ…」
美佳は鼻から甘い吐息を漏らした。長く、巧みなキスだった。舌先が唇をくすぐるようにしながら、少しづつ美佳の口を開かせていく。歯を固く閉じているつもりなのに、いつの間にか隙間ができてしまう。
「…んっ!」
舌先が入って来た。美佳の小さな舌に優しく絡んでくる。
(あ…だめ…)
美佳は腰くだけに崩れそうになった。夢中で振り返り、マスターにしがみつく。そのスマートな肢体をマスターの厚い胸がしっかりと抱きとめる。ヒップはマスターの大きな手の平に包まれて、撫で回されている。膝の震えが抑えられない。
マスターが長いディープキスの後、今にも倒れそうな美佳を軽々と抱え上げた時、美佳は意識が朦朧としてマスターの腕にしがみついたままでいた。気の遠くなりそうな濃厚なキスがひとまず終わったという安堵があって、事態がさらに悪い方向に進もうとしていることがよくわからなかった。
マスターは抱き上げた美佳をカウンターの裏にある小部屋に連れ入った。美佳の実家のリビングと同じ、八畳くらいの広さだろうか。店の方の大きさを考えると、少し意外に思うほどに広い。スチールの事務机に事務用の椅子、それに木のフロアテーブルと革張りのソファー。事務室兼応接室のような部屋である。
マスターは美佳をソファーの上まで運んで行って座らせた。そして自分も斜めに美佳の方を向いて腰をかけた。
マスターは何も言わない。まっすぐに美佳を見つめている。耳鳴りがしているのか、周りの音があまり聴こえない。黙って見つめ合ったまま、数分が経った。正確には数秒だったのかもしれないけれど、とても長い時間に感じられた。
驚きと、戸惑いとで、声が出ない。
マスターの視線が、美佳の瞳からはずれ、下の方に動いた。口元から首筋、そして胸まで下りていった時、マスターの片手が伸びて来た。いきなり、胸に手が置かれた。ポロシャツの上で、その手がゆっくりと動く。
乳房を揉まれているのだ、ということを自覚したのは、乳首の所に彼の指が触れ、美佳の体がピクッと震えたときだった。急に美佳は恐ろしくなった。強い拒絶の心が湧いてきた。
マスターは初めは柔らかく、それからだんだん強く、美佳の胸を揉みほぐすように愛撫する。
数年前、女子大の同級生達と温泉に行った時、美佳の胸をまじまじと見た級友に「美佳って着痩せするタイプなんだ」と言われた。体は細いのだけれど、Dカップのブラがちょっぴりきつい感じがする。
美佳は目をつぶった。冷静になろうとした。逃げなくては、と思う。まるでこれではマスターにこんなことをされるのを容認しているようではないか。
(私、こんな女じゃない…)
夫婦喧嘩をしたからといって他の男に体を許すような、ふしだらな女ではない。たしかにこんなことを、一瞬期待しかけたのも事実だけれど、美佳はもう人の妻なのだ。少し愚痴をこぼしたけれど、健介を愛している。これ以上は断固として拒まなくてはいけない。夫を裏切ることは絶対にできない。
(でも…)
美佳はすでにこの中年のマスターに唇を奪われてしまった。それだけでも大変なことなのに、今は服の上からとはいえ胸の膨らみを触らせてしまっている。
もっと激しく抵抗しなくてはいけないのはわかっているのだが、マスターの鳶色の瞳で見つめられた時から、まるで催眠術でもかけられたみたいに全身がだるい。本来ならマスターのその手を引き剥さなくてはいけないのに、美佳の両手はソファーに張られた革をぎゅっと掴んで動かすことができない。その手を離した瞬間にソファーに横向きに倒れてしまうような気がした。
それに美佳には、どう抵抗すればいいのかわからなかった。大声で叫んで、やみくもに手足をばたつかせて暴れればいいのだろうか。
もっと乱暴に、例えば力づくで押し倒されたりすれば、暴れたり、叫んだり、そういう抵抗の仕方ができると思う。でもマスターは一切、そんな強引なことをしていない。なんだかタイミングが掴めないような、暴れることによって逆に相手を凶暴な野獣に変えてしまうのが怖いような、そんな心境だった。
(あ…)
ポロシャツが、少しづつたくし上げられていた。美佳が目をつぶったのを見て、マスターはもう片方の手を伸ばしてきたようだ。ポロシャツの下に、手が潜りこんでくる。
「キャッ…」
ブラジャーに包まれた乳房が鷲掴みにされた。小さな悲鳴にも似た声を出して、美佳は目を開けた。目の前に、マスターの鳶色の瞳があった。怖いほどに真剣な表情で、美佳を見つめている。
「震えてるね。」
マスターが言った。きれいなバリトンの、優しい声音だった。それに信じられないほど、落着き払っている。
「え…?」
たしかにそうだった。腕も、脚も小刻みに震えていた。
「怖い?」
マスターが顔を寄せてくる。首筋に、キスをされる。美佳はうなずいた。うなずけば、やめてくれると思った。
「旦那さんを裏切るのがいやなんだろう?」
また、美佳はうなずく。
「でもね、奥さんは逃げられないよ。この部屋は防音になってるから、大声出したって外には聴こえないしね。」
とても恐ろしいことを、穏やかな口調で言われると、あまり恐怖が湧かない。マスターの顔は、微笑んでいるような表情に変わった。
「旦那さんを裏切れない、って気持ちは偉いと思うよ。だけど彼の方だって、君にこんな淋しい思いをさせて、仕事を優先してる。それは夫婦にとって裏切りにはならないのかな…?」
「そんなこと…」
反論もできず、美佳は黙った。
その機を逃さず、マスターは美佳のポロシャツを脱がせた。頭が混乱して、されるがままになっている。上半身が裸にされようとしている危機にさえ、よく気づかなかった。
(裏切られてる…?)
あの心優しい健介が、美佳のことを考えていない時間がどのくらいあるんだろう。残業しているときは、どんなことを思いながら仕事しているのだろう。
なぜだか思考が緩慢で、マスターの言葉を打ち消すような気力が湧いてこない。まだ酔っているのかもしれない。
(しっかり…しなくちゃ…)
そう思った瞬間に、マスターが美佳の背中に手を回し、純白のブラジャーのホックを外した。乳房を覆っていた布があっけなく剥ぎ取られて、美佳は我に帰った。
「やめてください…!」
慌てて、両手で胸を覆い隠す。
「隠しちゃだめだ。」
マスターは美佳の両手首を掴むと、いともたやすく胸から引き剥した。
「いやっ」
必死で抵抗しようとする美佳の両手は難なく背もたれに押さえつけられ、それから徐々に背中の後ろに持っていかれた。その美佳の両手首を片手で押え、空いた片手で自分のベルトを抜き取っている。
「あっ、なにを…!」
マスターはそのベルトで、美佳の両手首を後ろ手に縛った。やけに慣れた手さばきだった。痛くはないけれど、しっかりと手首が固定されてしまっていた。
「ほら、こうすれば罪の意識もないだろう?浮気してるんじゃない。犯されてるんだよ、奥さんは…」
露骨な言葉に、背筋が凍りついた。マスターは美佳の拒絶感を見抜いていたのだ。また別の恐怖が美佳の心を支配した。今、美佳の上体は裸にされてマスターの前に晒されているのだ。
マスターは顔を遠ざけ、美佳の胸をじっと見た。すぐに両手が伸びて来る。
「素敵な胸だ…。」
二つの手で乳房を強く揉みながら、首筋に舌を這わせる。舌は素肌を唾液に濡らしながら、胸に移動していく。小さな、桜色の乳首を口に含む。
「や、やめて…あ…」
美佳の体がビクッと揺れた。胸の先端を舌で弄ばれただけで、その刺激がすぐに、大きくなって身体の芯に達した。
(どうして…?お酒のせい…?)
美佳の体は震えながら、あまりにも素直にマスターの愛撫に反応していた。小さな乳首は微かな痛みを感じるほどピンと突き立ってしまっていたし、全身の火照りが美佳の下半身を疼かせてしまっている。
マスターは胸から腹部へと、美佳の白い素肌を愛おしむように丹念に舐める。
美佳の上半身が、汗と男の唾液に濡れて光る。
「やめて下さい…お願い…」
美佳の声が力を失っている。マスターの手がスラックスのボタンにかかる。両手を縛られた美佳にはもうどうすることもできなかった。ボタンが外され、ジッパーが引き下ろされた。ストッキングは履いていない。押し開かれたジッパーの間からは、薄ピンク色のショーツが現れた。
伸縮性がよく、光沢のある化学繊維を使った小さなショーツは美佳の女の部分にぴったりとフィットしている。しかも前を覆うかなりの部分がメッシュになっていて、そこから淡い翳りが透けている。デザインが大胆すぎて、美佳が滅多に着けないものだった。
「ほう…」
マスターが顔を上げた。さっきの穏やかな表情とはまるで別人だった。にやりと笑った目には卑猥な光が宿っている。
「意外と派手な下着だね。」
美佳の両手を縛ったことでマスターには余裕ができたようだった。声が低くなっている。スラックスと一緒にローヒールの靴が脱がされた。
「見ないで…」
美佳は腰をよじろうとしたが膝を押さえつけられていて叶わなかった。力が入らない。逆に両脚が開かれていく。美佳の恥ずかしい部分が、マスターの鳶色の瞳のすぐ前にあった。その奥が潤み始めていることに、美佳は気づいていた。
「ククク…」
マスターは下品な笑いを漏らしながら、美佳の脚に唇を寄せていく。張りのある太腿に舌を這わせる。ざらざらとした口髭が肌を擦る。
「い…いや…」
舌が脚の付け根の方に這い上がって来る。
「ああ…やめて…」
「クク…いっぱい濡れてパンティが透けちゃってるよ…。」
「う…うそです…」
「嘘じゃないって。」
マスターがそこに顔を寄せる。長く、舌を出す。
「あっ、だめっ…!」
ぴったりと張り付くように陰部を覆っているショーツに、舌先が触れた。そこはマスターが言った
通り、美佳が意識していた以上に濡れていた。ぬるっ、という感触があった。
「ああっ!」
ショーツの上からなのに、そこをマスターに舐められた瞬間、まるで体じゅうに電流が走ったように美佳のお腹がビクッと大きく波うった。
(ど…どうして…?)
希薄な意識がさらに遠のいていき両脚が自然に開いてしまう。マスターは猥褻な音を立ててそこを舐めあげながら美佳の顔を見上げていた。濡れたショーツを吸ったりもした。乳房は手の平でまさぐられている。
「あっ…ああ…!」
美佳は切なそうに顔を歪めて時どき大きく体を震わせたが、マスターの妖艶な眼から視線を離すことができなかった。
「感じやすいんだねえ、奥さんは…。もうこんなに濡らして…」
マスターは美佳の瞳を覗き込みながら意地の悪い笑いを浮かべ、舐めている部分を指でなぞった。
再び乳房にむしゃぶりつく。美佳のきめ細やかな肌を舐め、尖った乳首を舌で転がす。
「…いや…ああっ…!」
ショーツの中に手が入ってきて美佳の蜜の泉に触れた。
「びしょびしょだよ…」
マスターがリズミカルに指を動かすとそこはクチュクチュと淫猥な音を立てる。
「ああ…あん…いや…あっ…ああっ…」
美佳は固く眼を閉じ、体を反らして絶え間なく声を上げ続けた。マスターは美佳の胸といわず首といわず、全身を舐め、ときどき唇を吸った。美佳は両腕を後ろ手に縛られ、大きく脚を広げたあられもない姿でマスターの激しい愛撫を受け入れていた。
「さあ、奥さんの大事なところを見せてもらおうかな。」
ショーツの細くなっている横の部分に手が掛かった。膝が合わせられる。美佳は自然に腰を上げてしまったから、マスターはすんなりとショーツを剥ぎ取った。もう何も、身に着けているものはない。
「脚を開いて…よく見せて…」
「い、いやっ…」
脚を開かせまいと精一杯力を入ようとするのだが、両手を縛られていることもあって到底マスターの力にはかなわない。
「襞が開いて…きれいなピンク色が見えてる…濡れて光ってるよ…。」
「ああ…お願い…見ないで…」
健介にも、まじまじとなど見られたことのない恥ずかしい部分が、マスターのぎらぎらとした眼の前に晒されている。そう思っただけで、太腿の内側がビクッと震える。その太腿の柔肌に手を当て、マスターが顔を近づけて来る。
「あっ…だめっ…!」
秘所にキスをされる。
「いや…あ…あ…」
割れ目に沿って、舌が柔襞をかき分ける。溢れ出る蜜をすする。
「ああっ…!」
濡れて光る小さな芽が、唇に挟まれた。美佳は飛び跳ねるように反応し、大きな声を上げてしまっていた。
「奥さん、感じるだろう。」
舌で刺激しているマスターの声は、まるで遠くから聞こえるようだ。
「ああっ…すごい…」
「欲しくなってきたろ。」
「…こ…こんなの…ど…どうして…」
「クックックッ…ワインの中にね、媚薬が入ってたんだよ、奥さん。」
「ビヤク…?」
「そう。エッチな気分になる薬だよ。こんな時間に奥さんみたいに若くてきれいな女性が一人で来るなんて、絶好の獲物じゃないか。」
マスターのその言葉は美佳にとって大きな衝撃だった。
「そんな…」
親切そうなマスターの言葉は初めからすべて美佳をこうして辱めるための演技だったのだ。
(ひどいわ…)
立ち上がったときによろけたのもワインのせいではなかった。そして体のあまりに敏感な反応も…。きっとこんな風にして女性の一人客を犯すことがあるのに違いない。
(ああ…犯されてしまう…)
そう思った時、言いようない倒錯した快感が襲ってきて、腰の辺りが痙攣した。美佳の女の部分はマスターに貫かれるのを待っているかのように熱く濡れ、太腿は細かく震えていた。
マスターが立ち上がった。美佳の顔の前で、ズボンのジッパーを下ろし、中から黒々とした肉の棒を引きずり出す。それはすでに力を漲らせて、硬く膨張していた。先の部分のサーモンピンクが異様に思えた。
「旦那さんのは舐めてやるんだろう?」
「えっ…」
マスターの手でポニーテールにした後ろ髪が乱暴に掴まれた。目の前に黒々とした性器が迫る。髪を掴まれているから顔を背けることができない。
「う…!」
それが唇に押し当てられた。
「舐めるんだ。」
「いや…」
「旦那のは舐めるんだろう?」
もう一度、今度は少し乱暴に訊かれて、否定することができなかった。
健介は口で愛されるのが好きだった。美佳も健介自身を口に含み、それが口の中で大きく硬くなっていくのを嬉しく思う。
「舌を出すんだ。」
マスターは美佳の沈黙を肯定と受け取って、髪を掴んだ手に力を加える。美佳は観念し、小さな舌をゆっくりと出した。そこにマスターの熱く硬い肉棒が押し当てられる。

「いつも旦那さんにするようにしてごらん。」
「ん…」
美佳はそれにゆっくりと舌を這わせた。屈辱を感じたのは、ごく短い時間だった。健介のものとは違ったマスターの強い体臭が、美佳を妖しい陶酔へと導いた。
(薬のせいだわ…エッチな薬の…)
舌と唇とを絡みつけるように男根に奉仕する。
「さあ、咥えて…」
マスターに命じられ、それを口の中に入れた。マスターが腰を動かすたびにそれは深く浅く、美佳の口を犯す。
「もっと唾を出して…そう…。舌を使って…」
命じられるままに、深く咥えこみながら舌を絡めていく。
「唾でべとべとにするんだ。」
マスターは片手で美佳の頭を押さえつけながら、片手の指先で美佳の乳房への愛撫を続けている。しゃぶっているうちにも、美佳の泉から熱い蜜が溢れ出ていく。
「う…う…んっ…」
美佳はくぐもった吐息を漏らしながら夢中で頬張り、しゃぶった。マスターの肉塊は美佳の口の中でさらに硬さを増して脈打っている。
「ふふふ、うまいな…。おとなしそうな顔して…エッチな奥さんだ…」
「…ああ…」
肉棒を口から出し、根元から袋の部分へと舐めていく。その顔をマスターがじっと見つめている。
「ああ…マスター…おねがい…」
「欲しいか?」
美佳は少女のようにうなずいた。マスターの剛直に貫かれたかった。
「ふふっ…素直ないい子だ…。奥さん、名前は…?」
「…え…?」
「名前だよ、奥さんの。」
「いやっ…」
「言うんだ。」
「ああ…マスター…許して…」
「欲しくないのか?」
「ああ…でも…」
「ほら、名前…言ってごらん。」
「…美佳…です…。」
消え入るような声で、自分の名前を言う。
「美佳か…。可愛いよ…。」
マスターは美佳の頭から手を離して膝をつき、今までマスターの性器を舐めていた美佳の唇にキスをした。舌が入ってくる。濃厚なキスだった。美佳もそれに応えるように舌を絡ませていく。
そして、マスターは硬い勃起の先端を美佳の泉に当てがった。
「マスターに犯されたい、って言ってごらん…。」
「…え…」
焦らされて、美佳は腰を震わせた。
「言ってごらん…。」
「…マス…ターに…犯さ…れたい…」
「聞こえないな。」
「ああっ…いや…」
「もう一回。」
「ああ…恥ずかしい…」
「ずっとこうしてるか?」
「いや…お願い…」
「言うんだ、美佳。」
「マスター…お…犯してっ…!」
美佳が命令通りに恥ずかしい言葉を口にした瞬間、マスターはグッと腰を沈めて美佳を貫いた。
「あああっ…マスター…!」
両腕を縛っていたベルトがはずされた。美佳はマスターにしがみつく。マスターは美佳の腰を掴んで、深く美佳を突き上げた。
「あっ…あっ…あっ…」
マスターが奥まで突いてくるたびに美佳は声を出し、悶えた。マスターは激しく腰を使いながら美佳の唇を吸い、乳房を揉みしだいた。
「ふふふ…美佳…感じるか?」
「ああ…気持ちいい…ああ…どうか…なっちゃいそうっ…!」
思うままに淫らな言葉が出てしまう。
「旦那さんとどっちがいい?」
「ああっ…おね…がい…言わないで…」
「言うんだ…」
「ああ…いや…」
「言うんだ。」
マスターが指で美佳の乳首をつまみ、強くつねった。
「…痛いっ…ああっ!」
乳房全体に激痛が走った。言いようのない感覚が子宮まで伝わって、美佳は大声をあげていた。
「言うんだよ、美佳。旦那とどっちがいい?」
「ああ…マスター…こんなの…私…初めてっ…!」
それを口にしたと同時に、大きな波が美佳を襲った。
「あああっ…!」
体中が硬直し、目の前は強い閃光で真っ白になった。そして急激な脱力がやってくる。健介との行為では数回しか迎えたことのない絶頂であり、しかも今まで経験したことがないほど強烈だった。
美佳が達したのを見て、マスターが深く埋め込んでいた剛直を引き抜いた。美佳の体はぐったりとソファーに横たわる。無駄な肉のない下腹部も太腿も、細かく痙攣していた。唇が重ねられ、美佳はためらいもなく舌を絡めていった。
マスターは濃厚なキスをしながら美佳の華奢な肢体を抱き起こした。ソファーに浅く腰掛け、脚を大きく広げていた元の体勢に戻される。マスターは床に跪き、開いた両脚の付け根に顔を埋めた。両手を腰の後ろに当てがい、抱え込むようにして美佳の花弁に唇を寄せる。
「あん…」
朦朧とした意識を空中に浮遊させていた美佳の体が、またピクッと震え、甘い声が漏れた。とろとろに溶けたような柔襞に、舌が割りこんでくる。いとおしむような柔らかさで舐められたその部分が、小さな音を立てる。
舌は淡い恥毛に包まれた隆起へと這い上がり、さらに腹部から胸、そして喉へと、滑らかな素肌を舐め上げる。両膝を割って腰を入れ、太腿の付け根にぴったりと男根を密着させた。
「さあ、もう一回可愛がってやるからな。」
「ああ…やめて…」
「無理しなさんな…。腰がヒクついてるぞ…。」
美佳が反論しようとするのを封じ込めるかのように、唇が塞がれた。
(もう…どうなっても…いいわ…)
美佳の全身から力が抜けた。すでにマスターの硬直の先端は、美佳の濡れた深みを探り当てている。美佳の腰がマスターを求めてわなないた。
「んんっ…!」
マスターは唇を重ね合ったままで結合した。美佳の細い体が反りかえり、喉が突き出される。
マスターはすぐに律動を再開する。
「んっ…うう…あん…」
責められる美佳の声が甘いすすり泣きに変わる。
「自分で触ってごらん…。」
マスターが腰を動かしながら美佳の手を取った。右手を胸に、左手を秘部に導く。
「いや…ああんっ!」
淫らな蜜に濡れて硬くなった小突起が指先に触れた途端、腰がせり上がった。
「感じるように指を動かして…そう…胸も揉んで。」
右手で乳房を包んで強く揉んだ。
「ああ…マスター…恥ずかしい…ああっ…!」
突き上げられながら自分の体を自ら愛撫し、美佳は官能にのめり込んでいく。握るように乳房を揉み、もう一方の手で秘丘を包むようにしながら、指の先で、男根が挿し入れられた蜜壷の入り口を刺激する。今まで数えられるほどにしかしたことのなかった自慰を、見られている。そしてしかも、見られながら犯されている。
目が眩むほどの羞恥だった。だが美佳は、激しく感じていた。全身が燃えているように熱っぽい。
「美佳…、一人でこんな風にすることもあるのか?」
マスターは美佳を焦らすように、腰の動きを急に遅くした。
「あっ…いや…」
美佳の腰が、マスターの律動を求めて震える。小さな、濡れた突起を愛撫する指の動きが止められない。クチュッ、という可愛い音がした。
「旦那さんがいない時は、こうやって一人でするんだろう?」
「ああっ…いや…おねがい…」
「激しくしてほしかったら、正直に答えるんだ。」
「ああ…う…んっ…したこと…あります…」
「いい子だ…」
「ああ…だから…お願い…」
マスターがグッと深く突き上げる。奥に、当たる。
「あああっ…!」
美佳はのけぞって喘いだ。だがすぐにまた、マスターはわずかに腰を引く。
「痴漢に遭った後もしたことある?」
「えっ…」
美佳はビクッとして、自分の体に触れていた手を引っ込めた。
「ふふ…あるんだな?」
「え…あ…あり…ます…」
それは一昨日のことだ。
「帰りの電車で痴漢に遭ったのか。」
「ああ…だって…混んで…いて…」
「どんなことされた?」
矢継ぎ早に質問が浴びせられる。体ばかりでなく、誰にも言えない恥ずかしい秘密までが裸に剥かれていく。
「ああ…いや…」
「どんなことされた?」
「ああ…スカートの…後ろの…ジッパーを…下げられて…あんっ…!」
質問に答えるたびに、マスターは美佳を深く貫く。
「手が入ってきたのか。」
「…ストッキングが…破かれて…」
「後ろから?」
固く目を閉じたまま、美佳はうなずいた。息が上がっていて、話をするのがつらい。でも答えないと、マスターは何度でも同じ質問を執拗に繰り返す。
「それ、いつの話だ?」
「お…おととい…です…」
「旦那が帰って来なかった日だな。どんな奴だった?」
「ああっ…!」
マスターは楽しむような声で問いながら、しかし嫉妬した男のように荒々しく美佳を突いた。
「どんな奴だった?」
「わ…若い…人…」
「学生か?」
「わからない…でも…怖い…感じの…」
その日は夕方の車両故障の影響で埼京線のダイヤが乱れていて、ことさらに混んでもいたし、電車の速度も遅かった。通勤快速が武蔵浦和を出てまもなくだった。停止信号で停車する旨のアナウンスがあって、電車が停まった。
突然、後ろからヒップを撫で上げられた。美佳は振り返って、後ろの男を睨みつけた。その時の光景が瞼の裏に甦える。
「チンピラか。」
「え…うん…そんな…感じ…でした…ああっ…」
サングラスをかけ、胸の開いた派手なシャツを着ていた。ガムを噛んでいるのか、口を絶えず動かしていた。
「逆らえない感じだったんだな?」
「だって…ああ…」
凶暴そうな男だった。睨みつけたくらいでは、まるで効き目がなかった。美佳と目が合ったとき、男はたしかに不敵に笑った。
「それから?何された?」
「指で…さわられて…下着の…ああっ…」
「下着の上から触られたのか?」
「うん…でも…中に…ああ…指が…」
直接、触られたのだ。男の指先がショーツをくぐって、今マスターに貫かれている、そこに触れたのだ。
「美佳はそれで、感じたんだ。」
「ああ…いや…」
恥ずかしさで、気がおかしくなりそうだ。痴漢の指は、まるで魔力を宿しているように美佳の性感を刺激した。逃れることも、抵抗することもできない満員電車の中で、おぞましく思う心とは裏腹に、美佳の秘部は潤んでしまった。
「じかに触られて、濡れたんだろう。」
「ぬ…濡れてるぞ…って…」
「言われたのか。」
「うん…だって…ああ…マスター…恥ずかしい…」
「触られたのはココだけか?」
「あ…む…胸も…後ろから…手を…伸ばして…触ってきて…」
美佳はは今までにない経験に陶然としてしまっていた。マスターの質問に一つ答えるたびに、こんなに恥ずかしい思いをしているのに、心の中は痺れるような淫らな感覚にうち震えているのだ。
「周りの人は気がついてなかった?」
「え…わから…ないわ…ああ…」
あの時はそこまで気が回らなかったけれど、近くに乗っていて美佳が痴漢に遭っているのに気づいた乗客だっていたかもしれない。見られていたかもしれないと思うことが、また美佳の官能を煽る。
「痴漢が誘ってきただろう。」
マスターはまるで見てきたかのように的確に美佳の記憶を言い当てる。
「あ…ホ…ホテルに…行こう…って…」
「ふふ…それで?」
美佳は切なそうに眉を寄せ、首を振った。電車が途中の大宮に着いて、美佳は電車を駆け降り、ホームを走って逃げたのだ。男はしかし、追っては来なかった。
「怖くなって逃げたのか。」
「うん…ああ…もういや…」
「ふっ…いやなもんか。美佳、奥からどんどん溢れてきてるぞ…。」
「ああ…言わ…ないで…」
「本当はその痴漢とホテルに行きたかったんじゃないのか?」
「そ…そんな…いやっ…!」
「でも、家に帰って思い出したんだろう?」
家に帰って、いつもより時間をかけてシャワーを浴びた。その後、健介から、今日は帰れないという電話があって、一人淋しく食事を取り、早めにベッドに入った。初めは健介のことを考えていたのだ。健介の硬い肉体と優しい愛撫を思い出して体が熱くなった。そしてふと、敏感な部分に指を当てがった時、突然、夕方の電車の中でのことで頭の中がいっぱいになってしまった。
「思い出して、どんなふうにしたんだ?」
マスターが再び美佳の手を取って秘部に導いた。
「あっ…マスター…いや…ああっ…」
「ほら、美佳。どんなふうにしたか、やってみな。」
マスターの声が興奮している。でもマスターは興奮を抑えて、宥めるような口ぶりで言う。
美佳は細く長い指を伸ばした。人差指の腹の部分で突起をこするようにする。
「あっ…ああんっ…」
腰がせり上がり、小刻みに震えた。
「ククク…エッチな奥さんだな…。」
「ああ…やめて…」
「一人でしながら、その痴漢にヤラれるのを想像したんだろう?」
「う…ん…」
「どんなふうにヤラれたかった?」
「…う…うしろ…から…」
「ふっ…バックか。じゃあ美佳、後ろを向いて。」
マスターが剛直を引き抜き、美佳の腰を両手で掴んだ。ソファーから下ろされ、後ろ向きにされる。床に膝をつき、ソファーにうつ伏せに体を投げ出す。
「お尻を突き出して…そう、きれいなお尻だ…。」
お尻の形を褒められるのは初めてではない。女子大時代の友人に、「美佳が痴漢に遭いやすいのはお尻が格好いいからだ」なんて言われたこともある。
美佳はその尻をマスターに突き出した。半球に近い曲線が形づくられる。マスターがその張りのある双丘をそっと撫で、それから美佳の柔襞の合間に男根を押し当てた。美佳の腰が震える。
「欲しいか?」
「ああ…マスター…い…入れて…」
美佳の求めに応じて、マスターが腰を入れた。いきり立った肉棒が美佳の柔肉に分けて入って来る。美佳の濡れた女の部分が猥褻な音を立てた。
「んあっ…!」
思わず甘い歓喜の声を上げてしまう。
「ホテルに連れ込まれて、こうやって犯されたかったのか?」
「そ…そんな…いや…ああっ…!」
荒々しく突かれる。マスターの腰の動きが速くなる。剛直が美佳の一番深いところまで届き、美佳はソファーに肘をついて上体をのけ反らせた。
「こんな風に、されるの、想像…、したんだろう…?」
「うん…ああ…あん…ああっ…」
マスターが突き上げるたびに美佳の乳房が大きく揺れ、唇から声が漏れる。マスターの息使いも荒くなっている。
「美佳、想像してみろ…、痴漢に誘われて…、うなずいていたら…、ラブホテルで、こうして、犯されてたんだ…」
「ああっ…いやああっ…!」
痴漢の男の顔が、瞼の裏に浮かんでくる。背後から乳房に手が伸びてきた。痛いほど強く、鷲掴みにされる。電車の中であの男にされたのと同じように、乱暴に揉みしだかれる。
「痴漢の、男に、されてる、みたいだろう…」
「い…いや…ああっ…」
あの男に犯されているような錯覚が、美佳を妖しい陶酔の世界に引きずり込む。必死でソファーにしがみついていないと、体がバラバラになってしまいそうだ。
マスターは美佳の背にのしかかるようにして、後ろから乳房を揉みながら、突き上げて来る。首筋に熱い息がかかる。その吐息とともに耳元でマスターの声がする。耳たぶを口髭がくすぐった。
「痴漢に犯されたかった、って言ってみな…」
「えっ…」
耳元でささやかれる言葉に、美佳は激しく動揺した。
「ほら、美佳…言うんだ。」
「ああ…ち…痴漢に…お…犯されたかった…あ…いやああっ…!」
頭の中が真っ白になる。全身がカーッと熱くなる。美佳のきめ細やかな肌が桜色に染まっていく。
「美佳…、感じるかっ…」
「ああっ…か…感じるっ…!」
「美佳っ…!」
マスターの腰の動きが更に速くなる。
「ああっ…マスター…だめっ…」
「美佳…イク…イクぞっ…!」
「ああ…私も…ま…また…イッちゃうっ…イ…イ…クッ…!」
再び大きな快感の波が美佳の視界を白い光で覆った瞬間にマスターが腰を引き、熱い液体が美佳の背中にほとばしった。
美佳はぐったりと床に倒れた。意識が朦朧として、うつ伏せのまま、動くことができなかった。太腿が細かく痙攣していた。ときどき、体の奥から快感の名残が湧き、尻の当りが震えた。
美佳はそのまま、深い闇の中に落ちていった。

裏切の母

高橋祐矢(以下、ユウ)16歳は携帯を覗き込んでいた。もう1時間は覗き込んでいる。
「いつまで携帯をいじってるの!?」
母、清子はたまらず注意した。
ユウはあわてて携帯を閉じて母を見る。
「こうなるから携帯は嫌だったのよ…」

今年高校に入学したユウは遂に念願の携帯を買ってもらった。
中学生の時からねだり続けてようやく両親を説得出来たのだ。
特に清子は携帯に夢中になって、家族の会話が減ることを心配して反対していた。

「ごめん、次からは気を付けるよ」
ユウは解約されることを恐れすぐに謝った。

なぜ、ユウが携帯に固執しているかというのには理由がある。それはアダルトサイトだった。
それまでAVすらほとんど見たことのないユウにとって、ネットの膨大なアダルト情報はとても魅力的だった。
姓に対する興味が多感な時期だけに何時間でも見ていられた。
そして当然の様に、ある願望が芽生え始めた。

(俺も本物の女とセックスをしたい!)
この願望は日に日に募っていった。

翌日、学校でユウは友人のシゲキと話していた。他愛ない雑談だった。
その横には学校一の不良であるユタカ達のグループもいた。

ユタカが誇らしげに語る。
「昨日は19の女を食ってやった!」
その言葉に思わずユウは聞き耳を立てた。
「なんだよ?また新しい女出来たのか?」
ユタカの周りの友人が嬉しそうに質問しだした。
「前の女もキープしてるけどな。これでヤったのは15人目かな?」
ユウは驚きを隠せなかった。自分と同じ年のユタカがそんなに経験豊富とは思ってもみなかった。
「でも、どうやって女見つけてんの?」
次のユタカの一言がユウの今後の生活を大きく変えることになる。
「先輩の紹介やナンパもあるけど昨日の女は出会い系で拾った。」

ユウは携帯を覗き込んでいた。もう1時間は覗き込んでいる。
だが以前と違うのはアダルトサイトじゃなく、出会い系サイトを見ていた。

学校でユタカの話を聞いてから、ユウの頭から出会い系の事が離れなくなっていた。
もちろん出会い系という言葉自体は知っていたが、それを自分がやるとは考えもしなかった。

あちこちのサイトで出会い系に関する情報を調べてみると、自分でも出来そうに思えてくる。
(よし!これで本当にセックス出来る!)
ユウは迷わず登録した。

もちろん16歳では無理なので父の免許証を使い登録した。

年齢は19歳、シュンという偽名を使った。
さっそくあちこちの女性にメールを送るが、女性と付き合ったこともないユウには女性の誘い方が分からない。結局初日の成果は虚しく終わった。
(なんでかなぁ…)
頭を抱えるが何も思い付かない。

結局1週間経っても返ってきたのは怪しげな勧誘のメールだけだった。
(ターゲットを絞らないとダメかな?)
ユウは理想的な女性をイメージし始めた。

「キャーー!!」
急にユウの部屋の外から悲鳴が聞こえた。
あわてて悲鳴がしてきた部屋へ行くと、清子が下着姿でしゃがみ込んでいた。
「どうした!?」
「そこ…」
母が弱々しく指差した先には黒い大きなムカデがいた。
「なんだ、虫か…」
ユウは呆れながらも安心した。
「早く捕って!」
清子が怯えながら叫ぶ。ユウはティッシュを数枚重ねムカデを掴み窓から投げ捨てた。
「捨てたよ」
ようやく落ち着いて母に視線を向けた。
そこで初めて母が下着姿であることに気が付いた。

清子は今年38歳になるが、とてもそうは見えない程若々しい。学生時代には陸上をしていた為か、今でも無駄な脂肪などは全く無く、スレンダーで美しいスタイルを保っている。
顔もシワなどはほとんど無く、綺麗な黒髪は艶やかだった。

その美しい母が下着姿でしゃがみ込んでいる。ユウは思わず凝視してしまった。
(母さんがこんなに綺麗だなんて…)
当然、下着姿など普段見ることはない。久しぶりに見た母の身体に「女」を意識し始めた。
「どうしたの?」
自分を見て凍り付いてる息子を心配して声を掛けた。
「あっ、いや…」
必死に冷静を装い返事を返す。
「怪我はない?」
「大丈夫よ。ありがとう」
母の優しい笑顔を見てユウは気が付いた。
(そうだ!俺は母さんみたいな女が好きだ!こういう女を探そう!)

部屋に戻ったユウは目を閉じて母の下着姿を思い出していた。
白くしなやかな肢体、丸く張りのある胸、腰まで伸びた艶やかな髪、そして美しく優しい笑顔。全てがユウの理想的な女性像そのものだった。

さっそくサイトで条件を絞り母に近い女性を探した。そして母に近い女性が一人見つかった。
年齢は31歳。母より若いが自分よりは遥かに年上だったがユウには全く気にならなかった。

さっそくこのナナと名乗る女性にメールを送った。これまでの様に背伸びした文章ではなく素直に気持ちを書き綴った。

(でも無理だろうな…)
半ば諦めていたが僅かな希望に賭けていた。

意外にも10分程で返事が返ってきた。
「メールありがとう!。凄く若い子からのメールでびっくりしたよ!でも、私の年齢は見てくれたよね?31歳だよ?本当に私でいいの?」

ユウは他の部屋にいる家族に悟られない様にしながらも狂喜した。
「お返事ありがとうございます!年齢差なんか全く気になりません!お姉さんが良いんです。よろしくお願いします!」
すぐに返信した。
「ありがとう。シュン君って優しいね。じゃあ条件を決めようか?」
ユウには何のことか分からなかった。
「条件ってなんですか付き合う条件ですか?」
だが次のメールはユウを失望させた。
「もしかしてシュン君はこういうサイトは初めて?条件っていうのは値段のことだよ。」
この一言でユウも全てを理解した。このナナは売春をしていたのだ。
自分の体を売って金を稼ぐ。こんな行為を平気で行うナナに対して軽蔑すらし始めた。

だが今でも母の下着姿が目に浮かぶ。そうすると我慢が出来なくなった。
母と性格は似つかないが体は似てるハズ…
ユウは決心した。
「分かりました。いくらが希望ですか?」
「良かった?。希望は1万だけどシュン君がタイプだったら負けてあげてもいいよ!
ただ、人妻だけど大丈夫かな?」
ユウは呆れ果てていたがもう後に引けなかった。
「分かりました。その条件でOKです。」
「OK?ありがとうね。じゃあ、いつ待ち合わせる?夜意外なら大体大丈夫だよ」
「来週の土曜日の昼はどうですか?」

こうして待ち合わせの時間も決まった。場所はユウの家から3駅先の駅に決まった。

(これでセックスが出来る…)

約束の土曜日が来た。朝からユウには落ち着きがない。
バタバタと仕度をして大切に保管していた1万円を握り締める。

父親は休みだが昼食を済ませるとゴルフをしに出掛けた。
清子は土日は朝からパートに出ている。
ユウの行動を怪しむ者はいない。
(今日こそ童貞を卒業出来る!)
念入りにシャワーを浴び髪をセットする。
(19歳に見えるかな?)
16歳にしては高い174センチだが19歳だとすると少し低い。そして顔にはまだまだ幼さが残っている。
ナナには19歳だと言っているので少し心配だった。
(童顔だ、って言えば大丈夫だよな?)
ユウは無理矢理自分を納得させた。
(大丈夫、大丈夫!これなら嫌われたりはしないさ!)
納得すると意気揚々と家を出た。

電車を乗り継ぎ約束の駅に辿り着いた。約束ではバス停の横の自販機の側で日傘を持って待っている筈になっている。

キョロキョロとバス停を探し、自販機を見付けた。
しかし、そこには見慣れた人物が日傘を持って立っている。
試しにユウはメールを送ってみた。
「もう着きました?」
するとその女はバッグから携帯を取りだし画面を確認するとすぐにメールを打っているらしい操作をした。
「着いてるよ。シュン君はまだ?目印の日傘も持ってるよ。服は白いワンピースなんだけど分かるかな?」
女が携帯の操作を止めてすぐにメールが届いた。間違いなくあの女がナナだ。

「そんな…」
ユウは思わず呟いた。
その女は間違いなく母の清子だった。

胸元が開き太股が露になったワンピースを纏い、普段はくくっている髪を下ろし、濃い目のメイクをしているが間違いなく母だった。
「なんで母さんが…」ユウは目の前の光景がまだ信じられ無かった。
清楚で母親の見本のような清子が、今は娼婦のような姿で立っている。

そのまま茫然と立ち尽くし20分程の時間が流れた。
清子が再び携帯を取りだしメールを打ち始めた。
「どうしたの?もう駅には着いてる?ずっと待ってるんだけど…」
我に帰ったユウは母の元に歩き始めた。しかし、すぐに立ち止まった。
(今すぐ出ていって、母を怒鳴り付けたらいいんだろうか?)
ユウの頭に悪い考えが駆け巡った。そして密かな願望が芽生え始めた。

普段見れない母の姿を見てみたい。淫靡な母の裏の顔を見てみたい。あの美しい母の女の部分を見てみたい。

咄嗟に物影に隠れ携帯を取り出した。
「本当にごめんなさい!急に仕事が入って行けなくなりました。すいません」
即座に返信が返ってきた。
「そんな…暑いなかずっと待ってたんだよ?仕事じゃ仕方ないだろうけどもっと早く連絡してよ!」
「そうですよね。本当に失礼しました。お詫びと言ってはなんですが1万5千円出すので、延期させてくれませんか?」
「金額の問題じゃないよ!誠意が感じられないって言ってるんだよ!」
この言葉に微かにいつもの母の面影を感じつつもユウは母を試したい気持ちで一杯になった。
「分かりました。確かにお金で解決なんて汚いですよね。でもどうしてもナナさんに会いたいんです。心の底から謝ります。謝罪の意味も兼ねて3万出すので会ってくれませんか?」
しばらく返信までに時間が開いた。なんとか計算通りになってほしい反面、金で釣られたりしない母を期待していた。
しかし、その期待は裏切られることになった。
「分かった。君の誠意を感じたし本当に3万出してくれるんだね?」
頭を殴られたような衝撃を受けながらも、気持ちと正反対のメールを打つ。
「ありがとうございます!じゃあまた時間が出来たらよろしくお願いします。それまでメールでいろいろお話しませんか?」
「うん。若い男の子とのメールは好きだからいいよ」

 帰りの電車で様々なことが頭を巡る。
母の見てはいけない一面を知り、その一面を更に探るのは少し後ろめたい。だがどうしても見てみたい。その欲求を抑えることが出来ない。
とりあえず母のもう一つの顔であるナナとメル友になることは出来た。
これで母のもう一つの顔を探る事が出来る。
ユウは不思議な達成感を感じた。

家に帰るとまだ父が帰っていない事を確認し、清子の服が置いてある夫婦の寝室に忍び込んだ。
中学時代にも一度下着を持ち出し自慰をしたことはあったが、今回はそれ以上に興奮していた。
だが成果は無かった。下着も全て歳相応の控え目な物ばかりで、駅で見たような大胆な服もない。恐らく他に隠し場所があるのだろう。
時計を見るともうじき父や母が帰る時間になっていた。部屋を元通り片付けて自分の部屋に引き上げた。

ベッドに腰を降ろし携帯を取り出した。
「ナナさん、今日は本当にすいませんでした。今はメールする時間ありますか?」
返信までに30分程掛かった。
「もう怒ってないよ。また今度よろしくね。
もう家に帰るからメールはごめんね。昼間なら大丈夫だから明日にして」
メールの通り10分程で清子が帰宅した。
(帰ってきた!)
これほど母の帰宅に動揺したことはない。
どんな顔で出迎えたらいいのか分からない。
だが母がどんな顔で帰ってきたのかも見てみたい。
静かに部屋の扉を開け母を出迎えた。

「お帰り。今日はパートだったっけ?」
見てみるとそこにはいつもの母が立っていた。
服は駅前で見たワンピースから着替えてジーンズに長袖のシャツと地味な物になり、髪もいつも通りくくって、化粧も家を出たときと同じ薄化粧に戻っている。
「なに言ってるの?いつも土日はパートに出てるじゃない。」
きょとんとした顔でこちらを見る母に売春婦の影は無い。
なんだか拍子抜けしたような気がしてきた。
「いや、なんでもない。お帰り」
あわててごまかし逃げるように部屋に戻っていった。
(まるでなにも無いような顔してたな…)
平然と嘘をついた母を見て初めて女の怖さを思い知った気分だった。
普段とまるで変わらない母の態度が更にユウを興奮させる。もしかしたら清子にはもっともっと深い秘密があるのかもしれない。
だが全てを知ったら自分はどうなるのだろうか?裏の顔まで知ってしまった母と今まで通り暮らせるのだろうか?
そして、ある考えが浮かんだ。
「待てよ?母さんがパートを始めたのは俺が10歳になってからだよな?」
それ以前は専業主婦だった清子だが、ユウが10歳になり1人にしても大丈夫になってからパートを始めた。
平日は昼から4時間程だが、三年前から夫が休みの土日は朝から夕方まで働いている。
(ということは、母さんはずっとよその男に抱かれてたのか?)
嫌な予感が頭をよぎる。いつもパートに行くと出掛けているが、本当に母が働いている場所を見に行ったことはない。
食品工場で働いている、ということは知っているが本当にいつもそこに行っていたのだろうか?

だが知らない男に抱かれる母を想像すると不思議な興奮が湧いてくる。無意識のうちに股間も熱く、硬くなり握りしめていた。
母のあの美しい顔も激しい快感に歪むのだろうか?
そこまで考えたところでユウは絶頂を迎え果てしまった。

就活で出会った女の子とやったったw

スペック

21歳、79キロ/167センチ

相手(楽器してるから唯ちゃんとする)
21歳、48キロ/149センチ、Aカップ

唯ちゃんとの最初の出会いは地方の中小企業の会社説明会にいった時。
唯ちゃんは電車ではす向かいに座っていた。
この時は時期も時期のうえ地方だから俺と同じA社の説明会にでるんだろうなぁと思った程度だった。

会場近くに早く着きすぎたため時間になるまでコンビニで時間を潰すことにした。
コンビニから出たら唯ちゃん発見。
俺は遅い時期まで就活をしている女の子は精神的にも弱っていて声をかければすぐ仲良くなれる事を知っていた。

しかしコミュ障の俺はなんと声をかければいいかわからない。
会場は目の前。
ここで声をかけられなかったら、唯ちゃんと話すこと無いんだろうなと思い旅の恥はかきすてだと、思い切って声をかけることにした。

「もしかしてA社の説明会うけますか?俺も受けるんだけど会場がわからなくて迷子になったんだ。」
と会社の目の前で話しかけた。
唯ちゃんは、同じ会社を受ける人がいたことが嬉しかったのか「目の前」とだけ言い残しスタスタあるいていった。

唯ちゃんが会場に入ったのを確認し俺も受け付けをすませ会場にはいった。
地方の中小企業なもんで受ける人も少なく、着た順で席に付く方式だったため席が隣になった。
そんなこんなで、唯ちゃんと雑談をして説明会が始まるのを待っていた。

説明会が終わると唯ちゃんは会場をそそくさと後にした。
俺はアドレス交換くらいしとけばよかったと後悔した。
しかし、神は俺を見放さなかった。
唯ちゃんは会場前で信号待ちをしていた。

で、電車でアドレス交換し、メールして、俺はその会社は不採用、唯ちゃんは採用なんらかんらで告白されて付き合った。
初めてのデートで思わせぶりな誘いを受け、のっかると撃沈。
しかし、俺の地元でのデートでキスに成功。

次に俺は手まんをしようと決意。
唯ちゃんはいろいろ奉仕はしてくれたがなかなか身体を触らさせてくれなかった。
考えた。
俺はその日からキスをする時唯ちゃんを俺の太ももの上にまたがらせた。
そしてキスの最中小刻みに動かした。
これは以前、女の子が小学生の頃鉄棒にまたがりオナヌーをしていたって言うのを思い出したからだ。

しょっぱなから効果があった。
唯ちゃんは息遣いが荒くなったり、ビクんとなったりした。
今まで童貞だったのが不思議なくらい俺は順風満帆だった。
それを会うたびに繰り返してるとある時、唯ちゃんが熱いといいだした。
チャンス!俺は心のなかでガッツポーズをした。

俺が「どうして欲しい?」と聞くと「わかんない」と唯ちゃんは答える。
そこで「触っていい?」と聞いたと同時に指をパンツの上から当てた。
パンツのうえからでも濡れてたのがわかった。
そのまま割れ目を指でギュッと抑えると唯ちゃんは感じていた。
次にパンツに指を入れてみるともうびっしょり。
処女マンコでもこんなに濡れると初めてしった。

次のデートで俺は童貞を卒業した。
初体験の場所はカラオケ店だった。
童貞だったが俺には近藤さんの知識はあった。
しかし唯ちゃんにはなかったことに驚いた。
俺はこんなに簡単に出来るとは思っていなかったため近藤さんの持ち合わせはなく、唯ちゃんに知識がなかったためナマでした。

それからと言うもの、会うたびにエッチをした。
ナマでするのはすごく気持ちよかった…が、一人でするほうが気持ちよかったため全然いけなかった。

ある日エッチをしている時、俺は微かに漏れた気がし、そのことを説明すると唯ちゃんは動揺していた。
このようにして、子どもが出来ると初めて知ったらしい。
そこで俺は、唯ちゃんを説得しアフターピルを処方してもらおうと提案したが、恥ずかしさから唯ちゃんは拒否をした。

それでも必死で説得を試みたが結局拒否をされ、俺もまぁいいやと思い病院の前を後にした。
この時俺はANTだったため子どもができてもいいかなと思っていた。
というのも、こんな見た目なため唯ちゃんを逃すともう後がないと思っていたからだ。

その後、生理がきて妊娠はしていなかったことがわかった。
それからはしっかり近藤さんをつけてエッチをした。
が、ある時スイッチが入り近藤さん無しでした。
しかも、出してしまった。
そして付き合って丁度半年の日、妊娠が発覚した。

俺は迷った。
しかし、二人で生むことを決意した。
俺は親に話した。
俺は勘当されることを覚悟した。
しかし、父親は「責任を持て。」と一言言っただけ。
母親は沈黙。
そして、唯ちゃんの両親に土下座しにいった。
俺はどうなるか全く予想出来なかった。

唯ちゃんの父親は「そわうなんですか。なら結婚にむけて色々準備しないといけないですね。」と完全に他人事。
俺は拍子抜けだった。
しかし、唯母は大反対。
それどころか、おろせと発狂しだした。

しかし、説得を続けると納得をして貰えたため、取り敢えず俺は唯家を後にし、両親に説得できた事を報告した。
その晩、唯ちゃんから泣きながら電話がかかった。
なんでも唯母がまたおろせと発狂しだしたらしい。
それで唯ちゃんはお腹の中の子を産めないなら心中するといいだし携帯の電源をきった。
俺は号泣しながら父親に唯ちゃん家に連れて行って欲しいといった。
俺はすごく怖かった。
何としても唯ちゃんを実家からつれだしたかった。

唯実家の電話番号を聞いていないのが失敗だった。
しかし、唯実家に向かっている時に母親が機転を聞かせ電話番号を調べ唯母親を説得してくれた。
それで唯ちゃんも落ち着き、母親からぐちぐち言われるが一応産むのを認めてくれた。

そして、俺の誕生日(7週目だったかな)に検診に行った。
俺は前回から大きくなっていたのが見てわかったので「大きくなったね」と唯ちゃんに言った。
しかし、医師も唯ちゃんもなぜか硬い表情。
俺は「どうしたのかな?」程度にしか思わなかったが医師が「心拍が止まっていますね。」と一言。
泣き崩れる唯ちゃん。母親としてうっすら気がついたみたいだった。
唯ちゃんが落ち着くまで待つ。
医師からは「3日後に心拍が確認できなかったら、手術します。」と言われた。

病院から出たら唯ちゃんは号泣。
しかも、親から猛反対された日と成長が止まったであろう日(というのかな?)が同じだったため、唯ちゃんは母親を凄く責めた。本人に直接ではない。
ただ、母親から猛反対されたストレスにより心拍が止まったのか、受精した卵子か精神にエラーがあって元々大きくなれない受精卵だったのかはわからない。
とにかく、親に反対された日に成長が止まったのであろうたことは事実だった。

それから唯ちゃんは一生懸命お腹に話しかけた。
そして、取り敢えずお互い家に帰った。
その晩唯ちゃんから電話があり、次の日お参りにいった。
唯ちゃんは一生懸命心拍が戻るようにお祈りしていた。
しかし、俺は祈れなかった。
成長が5日間くらい止まり心拍が確認できない。
もし万が一、2日後の検診で心拍が確認出来た際に本当に生んで問題無いのかずっと考えていた。
答えは俺なりに出ていた。
しかし、納得できない自分がいた。悪魔の自分は「生んで問題無い訳がない。」天使の俺は「でも、でも」と言うばかりって感じだった。

俺は意を決して唯ちゃんにその事を話した。
が、途中まで話したところで「わかってるから言わないで」と号泣しだした。
でも落ち着かせ最後まで話した。
本当に俺は鬼だと思った。
次の日もあい検診の日が来た。
時間が戻って欲しかった。
病院に向かっている途中、2人とも泣いていた。
(嘘みたいな話だけど)天気予報で晴れだったにも関わらず、まるでこの子が別れを惜しんで泣いてるかのように雨が降りだした。
そして、自分達の決心が付くと子どもも決意出来たかのように天気が晴れた。
そして検査の結果、やはり心拍が確認出来なかった。
自分たちで手を下す決定をせずにすみ、この時ホッとした感情は今でも明確に覚えている。
と同時にホッとした自分に罪悪感を抱いていた。
そして、即手術を受けた。

手術は無事に終わった。
まだ麻酔も切れてないにも関わらず、意識が朦朧としている唯ちゃんに「この子は?」ときかれ「もういないよ」と答えると唯ちゃんは子供のように泣き、また「この子は?」と同じやり取りをして号泣した姿を今でもはっきり覚えている。

意識が戻り唯ちゃんに(外に出された)赤ちゃんはどうなるの?と聞かれた。
今の唯ちゃんに本当のことを伝えて耐えられるはずがなかったため、「お医者さんがしっかりしてくれるよ」とだけ言った。
その日のうちに唯ちゃんは退院した。

それから1ヶ月後の命日に唯ちゃんと水子供養に行くことにした。
この時また不思議なことが起こった。

その日の天気は晴れだった。
目的地に向かっていたが俺の調べた地図がわかりづらく迷子になった。
二人の空気がわるくなる。
すると、急に風が強くなりだした。
唯ちゃんに俺の下調べについて相当文句を言われた。
そして、いなくなった子供が怒っているかのように風が強い。
そして人に聞き目的地の近づくに連れて雨が降りだした。
この日もまるで別れを悲しむかのように。
俺は唯ちゃんに「この子は本当に優しい子だったね。唯ちゃんを母親から守るために自分から身を引いたんだ。そして、最後も俺たちに決めさせないように自分で決めたんだ」と話しこれが最後だと決め二人は泣いた。

そして、供養が終わると天気は晴れた。
俺たちももう泣かないと決めた。

そして、術後も問題なく俺も唯ちゃんも社会人となった。

社会人になり1ヶ月くらいし唯ちゃんと結婚しようってなり、唯家に行く…が「まだ若い後3年は働け」正論すぎて「ぐぬぬ」としか言えない。
しかしまだ若かった俺たちは、もう親と絶縁してもいいから結婚しようと決める。
そして、エッチ解禁。
しかし基礎体温をつけ始めたが妊娠はしない。
唯ちゃんは「もしかしたら子供をもう産めないのかもしれない。別れようよ」と泣きながら言い出す。
俺は子供が出来なくてもいい等説得し、落ち着かせる。
しかし全然納得してもらえなかった。
そして、もう一度、親に認めてもらおうと決意し唯ちゃんの家に行った。
その時、あっさりオッケーがでた。
恐ろしいくらいあっさりと。
俺の親からも。
そして、トントンと進んで行き俺は結婚した。
式の2ヶ月前に俺と唯ちゃんは婚姻届を出し同棲をはじめた。
そして式をあげた。
式をした次の日、唯ちゃんは妊娠していることがわかった。(唯ちゃんはいつ妊娠してもいいようアルコールとかは一切んでいない。)
まるで、同じ轍を踏ませないかのようなタイミングでわかった。
唯母はまだ早いんではないかと最初は怪訝そうな顔をしたが色々とお祝いをしてくれた。

今では俺ももう2児の父親である
唯ちゃんは未だに親に子供を会わせるのを嫌がるが、子供には何もしらないんだから俺らが勝手に子供から祖父母を取り上げたりはしないようにしようと落ち着かせる。
自分も未だに、なぜ生まれてこれなかった子供にも同じように接してもらえなかったのか怒りがこみ上げてくることもあるが…

まぁでも子供も唯ちゃんも元気でなによりだし、俺も現在で84キロまで太った。

夏にギャルと知り合った話

サラリーマンしてる20代後半のモテない男だった俺に高校生のギャルの彼女が出来た話

世間の学生が夏休みの真っ只中の7月下旬
仕事帰りに車でコンビニによって弁当買ってたら
なんか高校生位の私服のカップルが駐車場で喧嘩してた
最初は口論だったが俺がレジで会計してから揚げ弁当下げて店を出る頃には
男のほうが真っ黒日焼けのギャルを蹴り始めた。

「何すんだよ!!」
「うるせービッチが!!」
って感じのDQNな会話
正直かかわり合いになるつもりは全くなかったのだが
二人が喧嘩してる場所が問題で、俺の車の真後ろ
つまり二人が退かないと車が出せない

(うぜぇ・・)と思いつつ車に乗るが
俺が車に乗ってもどかない二人

これはもうクラクションかと思った瞬間
男が女の子をカバンか何かでたたこうとフルスイング
それをギャル間一髪で回避
見事俺の軽車のフロントガラスにカバンの角が直撃
ビシッって感じでヒビが入る
「おいこらぁあああ!!」
日頃大人しい俺も流石に頭きた

車から飛び出してきた俺に男の方はびっくりしてギャルを突き飛ばして
どっか逃げていく
「おいこらまてや!!!」
やっぱ女を殴る奴なんてこの程度なんだろう
結局逃げて残されたのは半泣きで地面に座り込んだギャルのみ
「あいつ君の彼氏?弁償させたいからアイツの名前とか住所教えてくれる?」

「・・・・」
ギャルはブスッとしながら携帯とメモ用紙だして彼氏の名前と住所を書いて渡す
それにしても髪を染めて日焼けした絵にかいたようなギャルだ
「君もあんなのと付き合うのやめときな」
「あんたに関係ねーし」
(まあそうだろうよ)

とよく見ると結構可愛い
なんでこんな子があんな屑とカップルなのか正直ため息が出た
「あっ」
「?」
ギャルが立ち上がると声をあげたので見ると
太もものあたりに血が出てる
どうやら彼氏に突き飛ばされた時に怪我したようで
大したことはないみたいだが血が伝ってソックスに赤いシミが広がっている
「おい怪我してるじゃないか」
「別に・・」
泣きべそかきつつそのまま足を引きずる感じでその場を去ろうとするギャル
「ちょっと待ち」
「うるせーな!ほっとけよ!!」

「ほらせめてこれで消毒してバンソーコーはっとけ」
車に持ち歩いてるバンソーコーと消毒液を渡すと
ギャルはぶっきらぼうにそれを受け取ると自分で処置をはじめた
処置のためにただでさえ短いスカートをまくるので太ももが艶かしい
「見てんじゃねーよ」
ギャルがジト目で睨んでくる
「み、みてねーし!!」

「そんじゃ・・」
消毒液とバンソーコーの箱を俺に返すとヒョコヒョコと歩き始める
ギャル荷物が多そう
「おい、家近くか送って行ってやるぞ」
「・・・・・・・」
ギャルはジト目で俺をうかがう様なに下から上に観察

「なに?ナンパ?」
「ち、ちげーよ!!!親切で言ってんだろ!!」

ギャルは少し考えるようにしていたが
割とあっさりと助手席に乗ってきた。
「家近いの?」
「○○町」
「えっ○○町?!」

なにげに遠い、車で1時間くらいかほとんど隣の県ってくらい
「こんな所で何してんの?」
「うっせーなほっとけよ」

「駅でいい?」
流石に家まで送るのは無理かと思っので駅まで・・と思ったが
「金ねーし彼氏に取られた」
「・・・・・」

仕方なくギャルと1時間ドライブすることに
話を聞くとギャルの名前はマヤで高校2年生
彼氏は別の高校の3年(どうやらヤンキー殆ど行ってない)
今日は彼氏の住んでるこの街に遊びにきたが
顔を見るなり金をせびられるわSEXさせろだわとうるさくてとうとう喧嘩に
「そいつの、どこを好きになったん?」
真剣に理解できないので思わず聞いてた

「・・・」
ギャルは答えずに押し黙ってた

家についたので彼女を下ろす。
「じゃあこれで、足の怪我は明日にでもちゃんと病院で念の為見てもらえよ」
「・・・・・・」
ギャルしばらく俺をにらみつけたあと車を降りていく
(礼もなしかい・・)

という感じでその日は終了
正直お礼にフェラでもしてやろうか
みたいなエロ漫画的展開を期待した物のそんな事は一切なかった。

・・・・・・・・・・・

それから3日くらいして
仕事帰りまたコンビニで買い物してたら
あのギャルが話しかけてきた
「よっ・・・」
「どうしたん?」
びっくりして少し思考が止まった。
「・・・借りを返しに来た・・」
「借り?何の話?」
「・・・・・」

「っていうかよく見つけたな」
「ここで待ってれば会えると思って待ってた・・・」
いやいや、確かにここをよく利用するけど毎日きてるわけじゃないぞ・・
正直、ちょっと引いた

「ね、何処か行こうよ」
「えっ・・どこに?」
付き合った経験のない俺には未知の世界だった。
とりあえずマヤの提案で近所のジョイフルに
「好きなの注文していいよ・・私払うし」
「いや、高校生におごってもらうわけにはいかねーよ」
「お前こそ好きなもん頼んで食えよ、おごってやるから」

「・・・・」
ギャルと飯を食うことに
「あいつとは別れた」
「えっ?あいつ?なに?」
唐突な発言に意味がわからない俺
「別 れ た」
「ああっ・・うんそれがいいだろうな、余計なお世話だけど女殴る奴はやめといたほうがいいよ」
それにしてもコイツは何でいつもこんなに怒ってる感じなんだ?

「あんた名前は?」
年上にも遠慮のないタメ口だが不思議と腹は立たない
ある意味新鮮というかギャルらしいというか、とりあえず名乗る
「携帯とメアド教えてよ」
「・・・・」
断る理由もなし・・いや実際は大人として作ろうと思えばあっただろうが
何となく交換してしまった。

「じゃあ」
ジョイフルで会計を済ませて外にでるとギャルは一言そう言って
スタスタ駅の方に歩き始めた
「えっ?」

結局その日はメアドと番号を交換しただけでギャルは帰っていった
(一体何しに来たんだあいつ?)
(借りを返すとかなんとか言いつつ飯おごらされただけじゃね?!)
この時の免疫のない俺にはまったく理解できない行動だった。

その日の晩から高校生ギャル マヤから頻繁にメールが来るようになった
『いまなにしてんの?』
大抵はこんな感じで、俺が仕事中だろうが夜中に寝ていようが
お構いなしで唐突な内容のメールが送られてきた。
金曜日の夕方

『土日暇?』
というマヤのメールに
『暇だけど?』
と返信
『遊びに行くから今から迎えにきてくれる?』
というので車に迎えにいく

マヤの家の近所のコンビニでマヤを乗せる
その日のマヤの格好はギャルバリバリでホットパンツにキャミ?というのか
まあ足とか肩とか小麦色の肌が露出してる感じ
気持ち今までよりメイクが気合入れてたかな

「どこに行きたいの?」
一応これはデートだろう、さすがの俺も何となくそれは分かっていたが
どうしたらいいのかわからない、にもかかわらず言いだしっぺのマヤの一言は
「べつに・・」

(えーーーーっ)
「・・・行きたい所あったんだろ?」
「・・・・・」
(黙るなよ!!)
結局フラフラと市内を回ってたら
「トイレ」
という一言にショッピングセンターに入ることに

子供が走り回る店内でベンチに腰掛けてマヤを待つ
(なげぇ・・女ってなんでこんなにトイレ長いの?)
実質10分くらい待ったと思う
「・・・」
やっと出てきたマヤ
「せっかくだしフードコートでなんか食っていこうぜ」
「何か食いたいものあるか?」

「別に・・」
(お前は一体何をしたいんだ・・)
仕方ないのでとりあえずフードコートで俺が食いたいものに付き合ってもらう事に
「ここの焼きそば結構美味いんだよ」
「・・・・」
と二人で焼きそばとおにぎりと味噌汁の定食食べた。

そしたら小学生くらいのガキが数人
走ってきて俺達のテーブルにひっかかるようにぶつかって走り抜けた
味噌汁のお椀が倒れて俺とマヤにかかった
「あっち!!コラ走るんじゃない!!」
というが既に遠くに逃げていったあとだった
「くっそ・・親の顔がみてぇぜ・・おい、お前火傷とかしてないか?」
ポケットテッシュをマヤに手渡しながらこぼれた器とかを片付ける俺
「服は?・・大丈夫みたいだな、ちょっとまってろ、おしぼりもらってやるから」
そのあいだもマヤは終始無言で、不思議な生き物を見るような目で俺を見てた。

その後、特に話題のない俺はマヤを連れてゲーセンに行くことに
「プリクラとろうよ」
とマヤ無言新党から珍しく提案があったので代案なき我党は即採用
ずっとぶっきらぼうなくせにプリクラの「ハイチーズ!」というアニメ声に
しっかりピースサイン作って顔を作るマヤに吹いた
「何笑ってんの?」
ジト目で睨むマヤ
「いや・・いつもブスッとしてるけど、わにゃうと可愛いとおもって・・」
なけなしの勇気を振り絞って歯の浮くようなことを噛みつつ言ってみる俺

「・・・・・ばーか」
(ひどい・・)

「格闘ゲームやる?」
(ここはスパ4の腕前をみせて感心させてやるか)
「はあ?あんたオタク?だからモテないんだよ」
「・・・・」
(今お前は全国のスパ4ファンの心をえぐった)

落ち込んでる俺を置いてマヤがクレーンゲームの中の景品を見つて食い入るように見てる
(カエルの・・ああケロロ軍曹のぬいぐるみか)
「ケロロ軍曹好きなの?」
意外と漫画を読むのかと少し意外だった
「ケロロ知ってんの?」
「うち漫画全巻あるよ」

「ケロロって漫画あんの?」
どうやらマヤはケロロ軍曹をぬいぐるみでしか知らないようで
マヤは自分の財布からお金をだすとクレーンゲームを始めた
どうやら赤いやつを狙ってるようで数回チャレンジするけどとれない
「ちっ・・」
だんだんイライラしだすマヤ
「あーーっもうっんだよこれ!!」
俺は当たりを見回すと丁度店員がいたので
「すみませんあのクレーンの赤いやつ、少し場所動かしてもらえませんか?」
「あっイイっすよ」
えらくフレンドリーな店員だった。
「えっ何?」
マヤが聞いてくる
「こういうゲームってひどい配置のやつはいえば直してくれるから」
「あの赤いの欲しいんだろ?」
ギロロを指差す
「うん・・」
「みてな」
そう言ってお金を入れてやる
(よし・・ここかな・・)
「あっ・・」
「惜しいな」
もう少しでゲットという所で寸前の所で落ちる
「もう一度」
「よし・・」
「あと少し・・」
マヤが息を呑むようにして俺の服を掴む

「とれた!」
マヤが声をあげる
「ほれ、やるよ」
「・・・」
「これ欲しかったんだよな?」
「・・・・ありがと・・」
ぬいぐるみを抱きつつ赤面するマヤにドキッとした

その後はいい時間だったのでマヤを家に送ることに
マヤは車に乗ってるあいだ助手席でギロロを眺めてなんか機嫌がよかった。
「こんど漫画見に行くから・・」
コンビニでマヤを下ろすと自分の家に帰っていった。

翌日寝てたら朝早くマヤから電話がきて起こされた
「ん・・なに?」
「早く迎えに来てよね」
昨日の今日だったがとりあえず支度して迎えに行くことに
「今日はどうしたの?」
「ケロロ軍曹の漫画見せるって言ってただろ」
(いや、持っとるとは言ったが見せる約束はしてないんだが・・)
と思ったが黙っておいて家に連れて行くことに

(つーか女の子が俺の家に?どうした・・俺死ぬのかな?)
家に着くなり俺の部屋の本棚をみてマヤが一言

「オタクかよ」
(さーせん・・)
とか言いつつマヤはケロロ軍曹を本棚から見つけると
俺のベットに腰掛けて読み始める
(マジで読み始めやがった・・)
それからお昼までの2時間マヤは一言もしゃべることなく
俺のベットを占領してケロロ軍曹を読みふけった。
オタクを馬鹿にしているマヤには理解できないネタが多はずだが
それでも時々「ぷっ」と吹き出しては俺の視線を気にしていたのは可愛かったが
俺は気づかないフリしてコーヒーを入れたりTVを見たりして時間を潰した。
(何やってんだろ俺・・)と数回頭を過ぎったが
だからってどうしていいのかも解らないので
ひたすらマヤが本を読むのを見ているだけになった。

昼頃
「お腹すいた」
とマヤが言う
「お前はB型一人っ子だな絶対・・」
「あん?なんでそんな事わかんだよ」
(わからいでか・・)
「仕方ない・・どこか食いに行くか・・」
「あのさ、あたしが作ろうか?」
「えっ?」

文章にすると伝わりにくいが
ラメ入りのつけ爪でどこから見てもギャルのマヤが
言うと違和感が半端ない
「何を作るんです?」

「は?昼飯に決まってんじゃん」
「デスヨネー」
「・・あんた時々言うことがオタクっぽいよ、キモイから辞めな」
相変わらずオタク要素に手厳しいマヤ
「あいすみません」
マヤはそう言うと冷蔵庫をあさり始める
「つーか何もねーし」
まあ、男のひとり暮らし、下手に自炊なんかするとかえって効率が悪かったりするのだ
例えばキャベツだってまるまるヒトたま買うと余ったりするし
一時期自炊をしようと思い立っていろいろ道具はあるが
ほとんど使うことなく棚にしまわれている

ということで近くのスーパーに食材を買いに行くことに
「め、メニューは?」
「・・・カレー」
人参を睨みつけながらマヤが答える
(よかった・・カレーならどう失敗しても大丈夫だろう)

と思っていたのはつかの間
どう見てもカレーに入れないだろうというものまでカゴに入れて行く
ちくわ・・大根・・こんにゃく・・っておでんかよ!
「・・マヤさん?」
「あ?」
「カレーだよね?」
かごの中に目を落としつつ聞く

「・・・・」
(無視ですか?)
結局何を作るのかよくわからないたくさんの食材をかって帰ることに
もちろん会計は俺

「お前こんなに買い込んでも俺料理しないし一人じゃ腐らせちまうぞ」
「・・・・」
俺を無視して冷蔵庫に買ってきたものをしまいこみ
お湯を沸かしたりまな板をだしたりしはじめる
昔の偉い人は言った、人は見かけによらない・・・マヤは意外と手際がよかった
マヤはなれた感じで野菜を切っていく
驚いたことにフィーラーを使わず、包丁一本で
つけ爪の手で器用にじゃがいもの皮をむいていく

鍋を二つ用意したマヤは片方にジャガイモ 人参 玉ねぎ 肉
片方にちくわ こんにゃく 大根 と分けている
つまりカレーとおでんを並行して作るつもりらしい

俺はホットパンツでイソイソと料理するマヤの後ろ姿をずっとみてた
「アホ面で何見てんだよ」
俺の視線に気がついてマヤが振り返る
「いや、料理できるんだなと思って・・」
「うち、母ちゃんいねーかならな」
(意外としっかりしてんのかな・・)

「うまい・・」
マヤが作ったカレーは思ったより断然美味かった
「・・・・・」

「うまいよ、久しぶりにこんなうまいカレー食べたわ」
家庭の味というか昔良く食べた家のカレーの味に近い
「ふーん・・」
褒められて悪い気はしないのかマヤは少し頬が赤かった
カレーは二回おかわりした

「おでん、後であっためて食いな」
そう言うとマヤは帰るしたくをはじめる
「帰るのか?」
俺は車の鍵を取って上着を着ようとする
「途中で友達のところよってくから電車で帰る」
「あ、そう・・」
なんだろう一人で帰ってくれるのだから楽だが
少しさみしい気もした。

マヤはそんな俺の表情を見て何か勘違いしたのか
「・・女友達だし、ショボイ顔してんじゃねーよ」
「えっ?・・あっ・・いや、・・・きい付けて帰れよ」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「じゃあ、またな・・」
そういうとマヤは帰っていった。

それから平日俺が仕事の時はメール
俺が休みの日は朝から俺の家にやってきてケロロ軍曹を読んで
飯を作り二人でたべて帰っていく事が2週間ほど

8月下旬
もうすぐ夏休みも終わりが近づいていた
(俺たち付き合ってるのかな?)
そんな事を頻繁に考えるようになっていた。
(友達ってわけじゃないよな・・いくらなんでも・・)
(でも、遊びに来ても漫画本読むばっかりだし・・飯だって作ってくれるけどそれは漫画を読ませてもらってるお礼とか?)

マヤは自分の学校の友達とかの話はあまりしない
大体は俺が話すことをマヤは黙って聴いてるだけだ
「お前さ・・」
小さなテーブルで二人で飯を食いながら切り出す
「俺なんかとこんな事してていいのか?」
「・・・・別に・・」
マヤは小さくため息つくと一言そう言った

丁度そこに俺の友達数人から電話が入る
近くまできているから飲みに集まろうということらしい
断ろうと思ったが、友達の一人が日頃外国生活してりやつで久しぶりの帰国だった
「すまん、これからちょっと友人達と飲みに行くことになっちまった」
「これ合鍵と電車賃な・・多分遅くなると思うから皿とかはそのままでいいからさ」
どうせいつもマヤは飯を食い終わると帰るのでたいして気にしなかった
「・・・」
そんな感じでマヤを残して俺はアパートを出た。

それから朝まで久しぶりの徹夜での飲み会になった。
まあ、そこは割愛することにして

日付が変わり空が白み始めた朝の4時頃家に帰ってきた
(ふう・・流石に飲みすぎた・・)
そう思いながらドアをあけて中に入ってビックリした
マヤの靴がそのままだったからだ

(あいつ帰らなかったのかよ)
部屋に上がってベットを見るとマヤが昨日の姿のままスヤスヤ寝息を立てていた
食器も片付けてあるしたまっていた洗濯物も干して部屋は綺麗に掃除されている

(・・・寝顔は年相応で可愛いなこいつ・・)
思わずふにっと頬を優しく触っていた
「・・・」

マヤが目を開ける
「お前、なんで帰らなかったんだ?」
と聞くと
マヤはガバっと起き上がって抱きついてきた
「お、おい!?」
(泣いてる?!)

「な何で泣いてんだ?」
「・・・・」
目を閉じるマヤ
(えっ・・これってまさかあの・・)
俺はビクビクしつつマヤの口にキスする

「俺たち付き合ってるんだよな?」
二人部屋で抱き合ったまま言うと
「ばーか」
とマヤが涙声で言う
いくら鈍感な俺でもその意味はわかる
「送っていくよ」
「ん・・」

・・・・・・・・・・・・

マヤと正式に付き合うことになった
といっても何か大きく変わったわけではないけど
夏休み終わり際、マヤが読むべきケロロ軍曹もほとんどストックがなくなって居た
そんな折にマヤのギャル友を紹介された、見事にみんなギャルだった
私を見たマヤの友達の第一声は「チョー受ける」だった
ジョイフルでギャルに囲まれたサラリーマン
どうみてもキャバクラみたいだった
いろいろ質問されたけどマヤが代わりに答えてた
「日頃こいつあんたのことチョー優しいって惚気けまくりでさ」
と一人が暴露し
「シホ、余計なこと言わねぇーって約束したから会わせたんだろ」
と赤面して慌てるマヤはプライスレスだった
マヤはグループのリーダー格みたいだった。
散々ギャル達に冷やかされて別れたあと二人でいつものように俺の自宅で飯を作り
二人で飯を食った

その日マヤは親には友達の家に泊まると嘘をついていた。

「本当にいいの?」
裸にバスタオルだけまいてシャワーから出てきたマヤは
小麦色の肌に水滴が滴ってすごくエロティックだった
「いい加減、ちょっとは自信持てよな・・」
「ごめん・・」

何度もキスを繰り返して舌を絡め合う
舌を絡ませ合うだけなのにすごく気持ちがいい
マヤの体温や質感を全身で感じる
「初めてじゃなくてごめんな・・」
マヤは俺の胸に顔を埋めて泣く
「その気持ちだけで十分だよ」

マヤの中はあったかくて物凄くキツくて童貞の俺はあっという間だった
果てたあとマヤはコンドームを外して口でキレイにしてくれた
すごく大事そうに舐め取ってくれるマヤに俺は十分満足だった。

一緒に暮らしたい気持ちはお互い強かったけど
マヤはまだ高校生、元々進学のつもりはなかったらしくて
卒業後は先輩の服屋で働くとか決めてるらしい
そしたら結婚してくれとか言われてる
俺は全然構わないと思うけど

相手は年頃の娘なんでそんな保証はどこにもない 
終わり

おじさん狙いの女子校生

満員電車には痴漢がいっぱい。でも、痴女も確かにいるのよ。わざと男性の性器にお尻を押し付けたりして興奮させ、勃起するのを面白がったり…

そんなことを繰り返しているうちに、男性の方で「この娘、俺に気があるんじゃないかな…」なんて思うおじさんもいて、わざわざ毎日のように同じ車両に乗り込んできてはお尻を触ったり、ペニスを押し付けてくることもあるのよね。

でも、女の子には身勝手な子もいてね。最初にわざと男性に自分のお尻を押しつけて、ご丁寧にお尻を揺らせてズボンの中で射精までさせておきながら、痴漢呼ばわりしておじさんを鉄道公安官や警察官に突き出す子もいるわけ。

わたしね、そういうのって嫌なの。だから、好みのタイプの男性にしか、お尻を押し付けたりはしないのよ。去年の秋も、そうだったわ…。

すっごく電車が混んでいたときだった。わたし、その前の日にわざとお尻を擦りつけたステキなおじさまに再会できたの。わたし、うれしくてわざとドアの側で逃げようのない場所に移動して、おじさまが来るのを待ったわ。

そしたらね、2駅過ぎた頃、おじさんがわたしのすぐうしろに立って、わたしのお尻に自分のものをこすり付けてきたの。おじさんは、電車の揺れに合わせるように、お尻に勃起したものを擦りつけてくる。

おじさんは左手にバッグを持っていて、それでわたしとおじさんの隙間を隠した。そして、おじさんは右腕を使ってわたしを抱きしめてきた。そして、ゆっくりと私の胸を揉み始めたの。

わたしは、抵抗するつもりはなかったけれど、わざと恥ずかしそうに下を向いてもじもじしてみせた。おじさんは、嬉しそうなエッチな笑みを浮かべながら、わたしの乳房をしっかりとつかんで揉んだわ。

わたし、じっと動かなかった。おじさんは手をだんだんと下げてきて、スカートの裾をそっとたくしあげてきた。そして、さっとスカートの中に手を入れた。

にやにやしながら、太ももを撫で上げ、私の陰部をまさぐり始めたの。おじさんは指でパンティーの上からクリトリスをゆっくりとなぞった。わたし、感じてしまって、体がぴくんっと反応してしまうのを止められなかった。

快感が強まり、愛液があふれ、パンティーの表面にしみ出てきたのが自分でもはっきりとわかった。おじさんは、ヌルヌルと滑りやすくなったわたしの小陰唇やクリトリスを嬉しそうに指で弄んだ。

体中がピクピクと震え、足も腰も力が抜けていくわたしは、壁にもたれかかって、おじさんの触りやすい体勢を維持した。

おじさんは、鼻息を荒げながら、ズボンのジッパーを下げて、わたしのお尻に生のペニスを押し付けてきた。わたしは、おじさんの精液がスカートに付着するのを恐れた。そんなものを付けられようものなら、それこそ人に見られたら恥ずかしい。第一、制服のスカートに付ければ、ママに何があったのか、すぐに気づかれてしまうに決まっているもの。

ペニスを私のお尻にこすりつけ電車の揺れに合わせてリズミカルに動いているおじさんの鼻息は、ますます荒くなっていった。

わたし、おじさんのペニスがわたしの膣の中に入りやすいように、自分でスカートの裾をそうっと引き上げた。スレンダーなわたしの体は、後方からでも勃起したペニスが十分に通過できる路ができるの。おじさん、わたしのお尻を直に触ってそれに気づいたようだった。おじさんは、にやっと笑ってわたしの中に挿入してきた。

鞄の中から取り出したタンポンを右手で握ったまま、その拳をドアの中央付近にあて、ドアのすぐ側にある手摺を鞄を押し当てるように掴んだわたしは、おじさんのペニスの大きさと硬さを膣感覚で知って、さらに興奮した。

わたしは、おじさんの動きに呼応するように腰を左右に振り、快感を楽しんだ。おじさんはわたしが声を出さないように右手でわたしの口を押さえてきた。

「ウッ…」っと小さな声を上げ、おじさんは私の中で射精した。わたしは、おじさんが離れると同時に反射的にタンポンを挿入した。そして、内股についた愛液と逆流して会陰に垂れてきた精液をウットティッシュでさっと拭き取った。

そして降りる駅に着き、おじさんに続いてわたしも降りた。そして、予定通りにわたしはおじさんに声をかけた。

「ねぇ…、おじさん。もっと気持ちいいことしましょうよ」

「なっ、何を言うんだね。私は何もしては…」

「心配しないで。誰にも言わないわ。二人だけの秘密よ」

わたし、淫乱な微笑みを浮かべて見せて、おじさんの手を引っ張ったの。思った通り、おじさんはニヤリと笑ってついて来た。

そして女性用トイレの個室に二人でこっそりと入り、わたしはおじさんに抱きついた。

「ありがたいねぇ…。だが、私はさっきの一発で定量だよ」

「大丈夫、わたしが大きくしてあげる」

そう言って、わたしはおじさんのベルトを外し、ズボンを膝まで下げると、おじさんのペニスを咥えた。そして、パンティーを脱ぎ、タンポンを取り出して汚物入れに投げ込むと、ペニスを吸い始めた。ドロドロした精液と愛液が混じり合って、わたしの太ももに垂れて来た。わたしは、その感覚に興奮した。そして、おじさんのペニスに次々に舌技を繰り出した。

「ウッ…、すっごい…」

おじさんは、少年の様に頬を赤らめ、その萎えたペニスは再び激しく猛り狂った龍の様に怒張した。

わたしは、黙ってお尻をおじさんに向かって突き出した。おじさんは、両手でわたしの乳房を揉みしだきながら、わたしの膣内に、その肉棒を挿入した。

そして二人は快楽をむさぼりあった。

「あっ…、あっ…、はあっ…、いい、いいわ…、あっ…、あっ…、はあっ…」

「ウアッ…」っと大きな声を上げ、おじさんは私の中で射精した。そして、そのままわたしの背中にもたれ掛かってきた。わたしは、おじさんが力なく腰を落として座り込むのを確かめてから、隣の個室に移った。精液と愛液を拭き取ると、何食わぬ顔をしてトイレから出て、自宅に帰った。

帰宅すると、わたしはいつも通りにシャワーを浴びた。鼻息がかかった首筋も、愛液と精液にまみれた部分もきれいに洗った。わたしは、全身を心地よい快感が包んでくれていることに満足した。そして、母が用意してくれた夕食をいつも通りに食べ、テストの成績について両親や姉、妹とも話しをし、いつも通りの家族団らんを楽しんだ。そして、女性家庭教師の授業を受け、受験勉強にはいつも以上に集中することができた。

一日の予定がすべて終わり、わたしはベッドに入った。そして、電車の中の出来事や駅のトイレでの出来事を思い出しながら、気持ちよくオナニーをして眠りについた。

翌日の朝のテレビには、駅の女子トイレで下半身をむき出しにして死んでいたおじさんのニュースが流れていた。新聞には、痴漢行為に興奮して脳卒中を起こし、そのまま凍死したのではないか、と書かれていた。

わたしは、新たなおじさんを求めていつもの電車に今日も乗る。

お尻の穴に指が

この日は、春の恒例といいますか、
新人さんとか、異動してきた人とかの歓迎会がありまして
いつもより遅い電車に乗っていました。

フツーの曜日なら、こんな時間帯はそんなに混まないんですが、

週末とあってか、朝ラッシュ並みのぎゅうぎゅうさ。

そしたら!
期待通りに、会えました。混んだ電車恒例の痴漢さんに!

こないだ買ったばかりのシフォンスカートがさわりやすそうな感じだったのか、

それともよっぽどさわってオーラが出てたのかわかりませんが、

もう、電車乗る瞬間からパンツをがしっ!て勢いですよ。

さらに腰に手を回し、自分がさわりやす?いポジションへと私を誘導していきます。

いいですよ。通勤電車は一期一会。さわって下さいね、思う存分。
そのかわり、ちゃんと気持ちよくしてくれなかったら、

「この人チカンです」って声あげちゃいますからね(ウソやけど)。

どっと人が降りる大きな駅までは、約10分。
おそるおそるさわってくる人の場合だと、気持ちよくなる前に着いてしまいます。

最初からこう大胆な人だと、なんかイイ感じなんじゃないかと思ってしまいます。

発車してまもなく、パンツの横から指が入ってきました。
高まる期待感から、私もすでに湿りぎみな感じです。

ところがその痴漢さんは、湿り気をからませた指を、

こともあろうかオシリの穴にズボッと入れたてきたのです。

そっちかよ! 前にしてくれよ、前に!と思わないこともないですが、

まあ、これはこれでキライな方ではありません。

電車の中で痴漢されて、しかもハズかしいことにオシリの穴に指をつっこまれて感じてしまっている子、

みたいなシチュエーションがなんかいいんですね。Mかな。

痴漢さんは、オシリの穴に指を入れたり出したり、ピストンのようなことをしてきます。
気持ちよくなってきた私は立っているのがやっと、という状態。

パンツの中はもうびしょびしょな感じです。
でも。頭ではあー駅ついたらトイレで拭かな? なんて変に冷静に考えてたりすると、

突然その痴漢さんが、オシリの中に入れた指を曲げ、

そのままぐいっと引っ張ったのです。

ちょうど、オシリの穴で吊られたような感じです。

イキナリですよ、イキナリ(>_<)

思わずつま先立ちになって、

「ぎゃあ、裂けるぅー」と声が出そうなのを、ぐっとガマン。

すると、今度は広がったオシリの穴に指を2本入れてきました。

これはキツイです。てか、痛いんですけど。

でも、そんなことされちゃってるって状況に、なんか感じちゃうんですね。

いけませんね。変態まっしぐらですね。

もうすぐ途中駅。さすがの私も位置を変えようと思いました。

だって、オシリの穴ユルい子って、いややないですか(笑)

ところが、駅に着くと、痴漢さんはオシリの中に入れた指をまた曲げて、

ぐっと自分の方へ引き寄せるんです。

これは動けません。

動けば裂けます(笑)。

そっからはもう、無抵抗にやられっぱなし。

おかげ様で、日曜くらいまでオシリがひりひり痛かったです(T_T)

大きな駅について痴漢さんは降りていきました。
グレーのスーツを着た、まあ普通のサラリーマンといった感じの方でした。
私は一駅先までなので車内に残ります。

痴漢さんって、後つけてくる人、いるんですね。まくのって、結構めんどうなんですよ(笑)。

こう、潔くサヨナラしてくれるのは、まあ有り難いことです。

と、思っていたら、なんとホームを走って戻ってくるではありませんか!

推測の域を出ませんが、
降りたところで、後付けたり、声かけたりしようと思ったら、

私がいなかったので慌てて探した、といったところでしょうか。

先頭車両まであと少し、というところで無情にもドアは閉まってしまいました。

窓ごしに私の顔をくやしそーに見る痴漢さん。

残念でしたね(^^)/

人のオシリの穴を無理矢理広げた天罰ですよ?。

クラスの女王様気取りのB子

復讐の中に、障害者に対する酷い行為が含まれていますので
嫌いな方はスルーしてください

中学に入ったばかりの頃仲良くなった同級生A子は、身体障害者だった。
障害といっても軽いもので、歩く時に少し足を引きずったり、喋る時にわずかに声が震える程度。
頭の良い、優しい子だった。
ところが、クラスの女王様気取りのB子とその腰ぎんちゃくC子が、A子をターゲットにして陰湿な虐めを始めた。
A子の歩き方や喋り方を真似してゲラゲラ笑ったり、A子が話してると馬鹿にしたり、
虐めの内容はとても幼稚なものだったが、とにかく1日中ネチネチ絡んでる。
見かねて、いい加減にしなよと止めたら、私のことも虐めてくるようになった。
私の容姿や、ちょっとした癖などを嘲笑ったり、聞こえるように悪口を言ってくる。
身体的な危害を加えられるわけじゃないし、スルーしておけばいいやと思ったけど、
多感な中学生にとっては、こんな幼稚な苛めでも毎日やられると結構精神的に堪える。
それを見ていた他の人たちも、A子をかばうと自分まで虐められると思ったらしく、
A子から離れたり、便乗して虐めたりするんで
A子の周りには私をはじめごく数人の友人しか寄りつかなくなった。

うちの学校は中学からの少人数一貫教育で、結局この陰湿で幼稚な虐めは高校卒業までずっと続いた。
B,Cにとってはほんの気晴らし程度だったんだろうけど、
障害のことを執拗に嘲笑われ続けたA子は、本当に辛かったと思う。
でもA子は学校を休まなかった。というか、休めなかった。A子のご両親がとても厳しくて
「ハンディを持って生きる以上、強くならないといけない」と言って、
学校を休むことを許してくれなかったらしい。

そんな6年間を経てやっと高校卒業。私もA子も持ち上がりではない別の大学に進学が決まり、
馬鹿と離れられるので清々すると喜んでいた矢先、A子が急な病で亡くなった。
危篤に陥る前に会えたんだが、「私の人生、何だったんだろう」とうつろな目で言うA子に言葉が出なかった。
そして葬儀の時、A子のご家族が修羅場になっていたのが哀しかった。

それから十数年たった、今年の春。電車の中で、どこかで見覚えがあるような、ないようなオバサンを見かけた。
ん? と思ってよく見たら、B子だった。
しかし、十代の頃の派手目な容姿とは別人のようなヤツレぶり、老けっぷりだった。
髪の毛は白髪ボサボサ、顔はしわしわ、疲れ果てた感じ。
そして、見た目でも体に障害があると分る女の子を連れていた。
思わず「B子?」と呼びかけたら、私に気付いたB子がやけに慣れ慣れしく「あ、久しぶり?」とか
言って寄って来た。連れている女の子について聞くと、娘だと言う。

…そのあとの、自分の行為が、正直自分自身よく分らない。
私はいきなり、「え?!B子の子供って、障害者なんだー!」と大きい声で言ってしまった。
凍りつくB子親子、そして当の私も、自分の言った言葉に吃驚。
周りからも冷たい視線を浴びて焦った私が言い訳しようとして言ったのが
「い、いや、だって、B子って長年障害者虐めてたからさー。
自分の子が障害者だったら殺すとか言ってたじゃん。でも、実際はそんなことしないんだなーって感心して」

いったい自分は何を言ってるんだ?と焦ったが、言葉が全然止まらず、勝手に口から出てくる。
「A子が、死ぬ前に言ってたんだよね。
私の人生を滅茶苦茶にしたB子を絶対許さない。呪ってやるって(実際はそんなこと言ってない)
やっぱり呪いってあるのかな。でも、理不尽だよね、B子のやったことで娘さんが苦労するの。
娘さんの学校に、あんたみたいな同級生がいないといいね」
顔面蒼白なB子、泣き出した娘さん、やけに周りに集まってる他乗客、
そんなこと言うもんじゃないわよと説教しだす見ず知らずの中年女性、
なんかもう、どうにも居たたまれなくなって、次の駅に着いたとたんに逃げるように電車を降りてしまった。

最終手段使って人妻に筆おろしされた時の話

スペック

21歳
165cm60kg
どこにでもいる普通の大学生
ちょっと髪が薄い
天パ

人妻
35歳
160cmくらい
茶髪セミロング Eカップ(本人談)
倉科カナを童顔にして横に一回り半くらい大きくした感じ
20代って言われてたら恐らく信じてたであろうビジュアル

今時の35歳はメイクして服装もしっかりしてる人が多い割に
自分の年齢の価値が低いこともわかってるようで
驚くほど美人でも年下ってだけでチヤホヤしてくれる

まず略歴から

中学まではそこそこ勉強ができ、地元で有数の進学校に入ったものの、
勉強そっちのけで部活に明け暮れた結果、留年寸前レベルまで落ちこぼれた。
このままではまずいと思ったが手遅れ。
結局一浪した挙げ句、普通レベルの大学に入学した。

奥手&人見知りな性格のせいで中学まで浮いた話はまるで無し。
高校の時にちょっと色気出して、3年間で2人告白したがいずれも玉砕だった。

そんな状態で迎える大学入学、
リア充なキャンパスライフを少しだけ夢見ていた

2年になりサークルに入ったりして好きな人も出来て
告白したりなんかもした。

答えは当然ノー。
あわよくばなんてものは期待していなかった。
自分の気持ちにケリをつけるための、自分勝手な告白。
俺の何度目かの恋は散った。

サークル活動は相変わらず楽しかったが、
俺以外のメンバーがみんな彼女持ちだったこともあり、
彼女がいないことに対して焦りが出てきた。
でも、サークル内で彼女を作る気は起きなかったし、
サークル以外の人付き合いが殆ど無かったので、
学内の他の女の子と、という選択肢も無かった。

そんな時、家でダラダラとPCをいじっていて閃いた。

「そうだ、ネットがあるじゃないか」と。

ちょうどその頃、毎日巡回していたサイトに出会い系の広告が貼ってあった。

(今はどうかわからないけど)当時は完全無料だったので試しにやってみようと登録。
プロフをきちんと設定し、投稿した。

当初からかなりの人数の女性と連絡先を交換することが出来たが
1通だけすごく丁寧に連絡をくれた女性がいた。

名前は風貌からカナ(仮)ってことで。
住んでるところはちょっと遠かったけど、
メールが来たのが嬉しくて、頑張ってメールのやりとりをした。
世間話や音楽の話をして、けっこう盛り上がった。
この時点で、カナが既婚であること、
3歳になる子供がいることを知った。

「旦那がいる人でもこういうサイト使うのか」と不思議に思ったのを覚えている。

メールを始めて2週間くらい経った頃、
俺の声を聞いてみたいということで初めて電話で会話した。

初めての会話は緊張した。
カナの声は少し大人びていて、
「ああ、年上なんだなあ」と改めて思った。
あまり女っぽくないさばさばとした話し方だったので、
女慣れしていない俺でもけっこう気楽に話ができた。

サイトでは公開していなかった顔写真の写メをこの時もらった。
二重まぶたの大きい目が印象的だった。
この人が若いころ出会っていたら
俺なんか絶対に相手にされないような美人。

会話も慣れてきた頃、
家での料理の話になった。

当時俺は一人暮らしで、自炊もほとんどしてなかったので、
「実家の手料理が恋しい」とかそんな話をしたと思う。
すると、カナから予想外の言葉が飛び出した。

カナ「料理を作りに行ってあげようか?」

(え、それってつまり家に来るってこと?
いやでも距離もけっこうあるし、
そもそもこれは間違いなく不倫認定されるレベルじゃ云々)

俺は動揺した。

俺「・・・本気?」
カナ「本気も本気だよw」
俺「いや悪いよ、けっこう遠いし」
カナ「いいのいいの、俺君にちゃんとしたもの食べてもらいたいし」
俺「いやでも・・・」
カナ「あたしの料理食べたくないの?」
俺「・・・食べたいです」
カナ「よし!w」

ぐずってはいたが、カナに会ってみたい気持ちが勝った。
そして、もしかしたらもしかするんじゃないかという気持ちもあった。
予定を話し合って、カナが外出できる日に俺のアパートへ来ることになった。

当日。
部屋の掃除を済ませ、最寄り駅にカナを迎えに行った。
そわそわしながら待っているとカナから電話が来た。

カナ「今着いたよー、どこ?」
俺「駅前の喫煙所辺り」
カナ「えーと、あ、いたいたw」

駅からこちらに向かってくる女性が一人。
顔を事前に知っていたのですぐ分かったけど、
想像していたよりちょっとぽっちゃりしてた。

カナ「はじめまして!」
俺「は、はじめまして」
カナ「・・・緊張してる?w」
俺「そりゃしますよ」
カナ「なんで敬語なのw」
俺「いやその」
カナ「普段通りタメ口でいいよw」

挨拶を済ませた後、近くのスーパーへ。

作る料理はシチューと肉じゃが、と事前に決めていた。
変な組み合わせだけど、
冬に差し掛かった頃で寒かったのと、
いかにも手料理って感じの物を、と要望した結果だ。

カナ「野菜けっこう高いなー」
俺「地域によって値段違うもんなの?」
カナ「店によってじゃない?普段はチラシ見て安い所に行ってる」
俺「へー」

そんな会話をしながら、買い物かごにポンポン商品を入れていく。

俺「さすが普段買い物してるだけあるなあ、スムーズだ」
カナ「だろーw」

野菜やら肉やらもろもろ材料を買って、いよいよアパートへ。

家に上がる時はさすがにそわそわした。

カナ「おじゃましまーす、おおけっこうキレイだ」
俺「そりゃ掃除したから」
カナ「エロ本はどこかなー?(押し入れガラッ)」
俺「やめてw」

エアコン入れて少し暖まった後、料理開始。
「テレビでも見てゆっくりしてて」と言われたけど、
手持ち無沙汰になって仕方無いので、
じゃがいもの皮むきとかを少し手伝った。

そんなこんなで料理完成。

カナ「おまたせしましたっ」
俺「おー、手料理だ」
カナ「なんか反応悪いなw」
俺「いやいやこれでも感動してるんだって」
カナ「そう?じゃあ食べよう!いただきます」
俺「いただきます」

さすがに普段やっているだけあって、
カナの料理はとてもうまかった。
シチューはちょっと多めに作ってあったけど、
2回おかわりしたおかげでほとんどなくなった。

俺「ごちそうさまでした」
カナ「おそまつさまでした」
俺「いやーおいしかった、満足満足」
カナ「そう言ってもらえると作った甲斐があったよw」

その後、コタツで暖を取りながらしばらく談笑した。
配置は、俺を正面として左側の面にカナがいる状態。
直接顔を合わせるのは初めてということもあり、
「想像してたのと違った」とか、そんな話をした。

音楽の話で一通り盛り上がった後、
まったりとした空気になり、会話が途切れた。

「ああ、こういうのんびりした雰囲気いいなあ」と思っていると、
カナがふと俺の左手を取った。

カナ「手、キレイだね」
俺「そう?」
カナ「家事してると手が荒れちゃってねー」
俺「水仕事は手のケアが大変だって聞くね」
カナ「そうなんだよー」

そこでまた会話が途切れた。
しばらく沈黙が続く。

さっきまでのまったりした空気から、何か変わった気がした。

ふと我に返ってみれば、部屋に女性と二人きりだ。
こんな状況、これまでの人生で一度も無い。

経験の無い雰囲気に戸惑っていると、
俺の手を取ったまましばらく固まっていたカナが、
ゆっくりと頭を下げ、手の甲にキスをした。

心拍数が跳ね上がる。

カナは、手の甲へのキスを何度か繰り返した後、
ゆっくりと顔を上げ、俺の顔を見た。
目が少し潤んでいるように見える。

スッとコタツから出て、俺の隣に座ってきた。
そして改めて、俺の顔を見つめてくる。

(これは、あれか?そういうことなのか?)

心臓がバクバク言っているのが分かる。
少し躊躇ったが、意を決して顔を寄せ、
カナにキスをした。

唇を合わせるだけのキス。10秒くらいだろうか。
ゆっくり顔を離してカナを見る。

カナ「やっとしてくれた。手にチューした甲斐があったよw」

はにかむような笑顔を見て、理性が吹っ飛んだ。

改めて、カナとキスを交わす。
何度目かのキスで、舌を絡ませてきた。
ディープキスのやり方なんて当然知らないので、されるがまま。
キスってこんなに気持ちいいものなのか、と思った。
この時点で、もう俺の息子は臨戦態勢だった。

キスをしながら、おそるおそるカナのおっぱいに手を触れてみる。
服の上からでも大きいのが分かった。
カップ数なんてものは知らないけど、
手の平に収まるかどうかってくらいの大きさ。
本能にまかせてむにゅむにゅと揉むと、

カナ「ふっ・・・んっ・・・」

普段のサバサバした雰囲気とは全然違う、
艶のある声にドキリとした。

しばらくキスとおっぱいの愛撫を続けて、
ちょっと疲れてきた頃に、どちらからともなく唇を離した。

カナ「・・・ベッド、行こ?」
俺「うん」
カナ「できれば電気暗くしてくれると嬉しいなー、なんてw」

電気を豆電灯だけの状態にして、ベッドに移る。
シングルベッドに2人なのでちょっと狭い。

さて、ここからは完全に未知の領域だ。
うまくできる自信なんてない。
それならば、と俺は正直に告白することにした。

俺「カナさん、実はですね」
カナ「ん?なあに?」

敬語に対してのツッコミがない。空気を読んでるのか。

俺「俺、初めてなんです」
カナ「そうなんだ」
俺「だからうまくできるかどうか」
カナ「大丈夫、私がエスコートしてあげるからw」
俺「よろしくお願いします」
カナ「まかせなさいw」

ドンと胸を叩く、そのおどけたような反応を見て、
大分気が楽になった。

ベッドの上で向かい合って座ったまま、再びキス。
同時におっぱいも揉む。
これだけで十分すぎるほど気持ちいい。

しばらく続けていると、カナの手が俺の股間に伸びてきた。

カナ「うわっ、カチカチ。興奮してるんだ?」

そのままズボンの上からさすってくる。
その感触やら、女の子に触られているという状況やらで、体が沸騰しそうだった。

カナ「服、脱がせて」

言われるがまま、カナの上着を脱がしにかかる。
下着は緑と黒の花柄みたいなので、
大人っぽさを感じさせた。

ブラの外し方が分からず手間取っていると、
俺の手を取って教えてくれた。

直接おっぱいを揉む。
とんでもなく柔らかい。
乳首に触れると、硬くなっていた。
口に含んで舐めたら、カナの声のトーンが上がった。

おっぱいの感触をしばらく楽しんだ後、カナを寝かせて、
いよいよパンツを脱がしにかかる。

暗くてはっきりとは見えないけど、
AVでモザイクがかかって見えないモノがそこにはあった。

おそるおそる触れてみる。
ヌルッとした感触。そして熱い。

カナ「すごいことになってるでしょ。恥ずかしいw」

そのまま粘液を指に絡ませて上下になぞる。

カナ「ふっ・・・んっ、あっ・・・!」

カナが感じている。
童貞の俺でも気持ちよくできるんだ。
そう思うと嬉しさが込み上げてきた。

その後、舌での愛撫にも挑戦。
初めて嗅ぐアソコの匂いは、正直ちょっときつかった。
舐めながらえずきかけたけど、
それだけはダメだ!と、根性で「おえっ」って声を飲み込んだ。

今度は逆に、俺が横になる。

カナが俺のパンツを脱がした。
暗いからあまり見えないとは言え、
人に見られているというのは恥ずかしい。

カナ「すごいね。もう我慢汁ダラダラだw」
俺「わざわざ言わないで下さいw」
カナ「ふふふw気持ちよくしてあげるね」

ゆっくりと手コキを始めた。
我慢汁でニチャニチャと音を立てて、
触覚と聴覚で気持ちよさが半端ない。

俺「ちょっと待って、それやばい」
カナ「ん?いいんだよ、我慢しなくても」
俺「いやでもなんか申し訳ないような」
カナ「俺君が気持ちよくなってくれれば私も嬉しいしw」

少しして手コキが止まったと思ったら、
息子が温かい感触に包まれた。
フェラされてると気付くのに数秒かかった。
手でされるのとはまた違った気持ちよさ。
手コキよりは刺激が控えめだったので、
暴発はなんとか免れた。

カナ「俺君」
俺「?」
カナ「そろそろ・・・」
俺「あ、うん」

ついにこの時が来た。
もしもの時の為にと、前日に購入していたゴムを棚から取り出す。

カナ「ゴム、買っておいたの?」
俺「こういうことになった時に無いと困るかなと思って」
カナ「かわいいなこいつw」

頭をナデナデされた。

カナを寝かせ、正常位の体勢で挿入を試みる。
が、そこは童貞。
テンプレ通り、どこに入れるか分からない。
そこはカナも予想していたようで、
「ここだよ」と手で導いてくれた。

ゆっくりと腰を進める。
息子全体が温かい感触に包まれていく。
根元まで挿入して、そのままカナとキスを交わす。

カナ「気持ちいい?」
俺「すごく気持ちいい」
カナ「よかったw好きに動いていいよ」

腰の動かし方がうまくいかず、たどたどしい感じになってしまう。
それでも、

カナ「んっ、あっ、ふぁっ・・・!」

喘ぎ声を聞いているだけで、充足感に満たされていく。

別の体位をやってみようと、体勢を変えてもらい、バックへ。
案の定うまく挿入できず、カナにサポートしてもらった。

覆い被さるようにしておっぱいを揉み、
そのまま腰を動かそうとするがうまくいかず。
お互いの体格差なんかも影響してるのかもしれない。

結局、片足だけ立ち膝の状態でカナを突く。
この体勢けっこう疲れるんだな、と分かった。

再び正常位に戻る。
おっぱいを鷲掴みにしながら腰を振る。
手にはむにゅむにゅとした感触、息子にはヌルヌルとした感触。気持ちいい。

しかし、しばらく正常位を続けていて、何か変だなと気付いた。
確かに気持ちいいんだけど、イく気配がない。
それどころか、全開だった息子が少し萎え始めている。

ここで、少し前にネットで読んだ知識がフラッシュバックする。

「オナニーで強く握りすぎているとセックスでイケない」とか、
「足ピンオナニーしてるとセックスでイケない」とかそういう話。

俺はまさにこのパターンだった。
セックスでイケないとかそんな馬鹿な、と思っていたけど、
現実は非情である。

カナが俺の変化に気付いたのか、声をかけてきた。

カナ「・・・私の中、気持ちよくない?」
俺「そんなことないよ。でも・・・イケなさそう」
カナ「そっか。初めての時イケないって話はよくあるから・・・」
俺「・・・ごめん」
カナ「気にしないでいいよw」

そしてカナは、びっくりする提案をしてきた。

カナ「ゴム・・・はずしてしてみよっか」

躊躇った。躊躇わない方がおかしい。

俺「いや、それは・・・」
カナ「ゴム無い方が気持ちいいからイケるかも」
俺「でもほら、避妊・・・」
カナ「今日は大丈夫な日だから」
俺「いやでも・・・」
カナ「俺君に、私でちゃんとイッてほしいから」

最後の言葉で心が流されてしまった。

一度抜いてゴムをはずし、
少し萎えていた息子をフェラで硬くしてもらった後、
改めてカナの中へ。

衝撃だった。
ゴムがあるのとないのとでこんなに違うのか。
粘膜が直接触れあってる感覚。
世の中の男が生でしたがる理由が分かった気がした。

カナ「どう?」
俺「気持ちいい」
カナ「私も、俺君の気持ちいいよ・・・」

再び腰を振り出す。
慣れてきたのか、最初の時よりはスムーズに動けた。

そのまま腰を振り続ける。
さっきよりかなり気持ちいい。
気持ちいいけど・・・結局その気配は来なかった。
これまでの自分のオナニー生活を心底恨んだ。

俺「カナ、ごめん・・・ダメっぽい」
カナ「んっ、そっか・・・気にしないでいいよw」
俺「せっかくカナがここまでしてくれたのに」
カナ「気にするなって言ってるでしょw じゃあ抜いて、横になって?」

そう言われ、素直に従って仰向けになる。

カナ「多分、今の俺君はこれが一番いいんじゃないかな」

そう言ってカナは手コキを始めた。

最初にしてもらった時は自分のだったけど、
今度はカナのでニチャニチャと音が鳴る。
確かに、挿入している時よりも快感がダイレクトに来る感じ。
おそらく、普段のオナニーの時の感覚に近いせいだろう。

俺の両足の間に座っていたカナが前屈みになる。
そして、息子の先端に乳首を押し当てた。

カナ「こんなのはどうかな?」

そのまま息子を擦る。
手のヌルヌルした感触と、亀頭に当たる乳首の硬い感触。
暗さに目が慣れてきて、そのビジュアルがしっかり見えたせいもあって快感が跳ね上がった。
本能にまかせ、息子に当てていない方のおっぱいを揉むと、
落ち着いていたカナの息がまた荒くなった。

俺「・・・っ」
カナ「気持ちいい?」
俺「うん・・・これはイケそうかも」
カナ「よかったw イキそうになったら言ってね?」

腰の辺りがゾワゾワしてきた。
人前で射精とか考えてみたら恥ずかしいなとか思考がぐるぐるしつつ、
息子は絶頂に向けて準備万端という感じ。

そんな俺の反応から察したのか、
カナが息子を強く握り、手の動きを速めてくる。

カナ「このまま出していいよ・・・俺君がイくところ、見せて」

その言葉でついに限界に達し、
乳首に押し当てられたまま、精液を思いっきり吐き出した。

因みにこの時の経験のおかげで、
乳コキに目覚めてしまった。
最近は乳コキがあるAVがけっこう多くて嬉しい。

カナ「うわー、すっごい出たw」
俺「恥ずかしいから言わないで下さいw」
カナ「気持ちよかった?」
俺「・・・はい」
カナ「よし!w」

頭をナデナデされた。

胸にかかった精液やカナのアソコをティッシュで拭き、
そのままベッドで2人横になってしばらくイチャイチャした。

突然部屋にアラーム音が鳴り響いた。

カナ「あっ、そろそろ帰らないと」

カナが携帯のアラームを設定していたらしい。

ここで我に返った。
カナは人妻で、そしてこれは立派な不倫だ。
本能にまかせてとんでもないことをしてしまった。
さっきまでの幸福感が急速に薄れていった。

でも、カナはケロッとしている。
そもそも独身男の家に一人で来るくらいだし、
多分俺とはその辺りの感覚が違うんだろうなと思った。

駅までの短い距離、2人で手を繋いで歩いた。

カナ「地元だとこんなことできないからねーw」

そりゃできないだろうな、と冷静に考える自分と、
女の子と手を繋ぐという行為にウキウキしている自分がいた。

ずっとリードされっぱなしだったので、
少しは男らしいところを見せようと思い、
駅に着いて電車賃を出そうとしたら、

カナ「いいから!私が年上なんだから大人しく甘えときなさい!」

と全力で拒否されたので、渋々引き下がった。

電車が来るまで他愛の無い話をしてる間、
俺とカナはどういう関係なんだろうとか色々考えたけど答えは出なかった。

カナ「そろそろ電車来るかな?」
俺「だね」
カナ「今日はかなり頑張ったから疲れたー、眠いー」
俺「寝過ごさないように」
カナ「はいはいw」

それじゃあ、と別れの挨拶をした後、
カナは俺にすっと近付いてきて、

カナ「あたしの中でイくのはまた今度ねw」

と小声で囁いて、チュッとキスされた。
カナは笑顔で手を振りながら帰っていった。

以上こんな感じ。


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