萌え体験談

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風俗

女性として意識している

今月末で今の職場退職するんだが、よく話かけられる愚痴相手の熟を頂こうかと思い付いた。

世間話とか仕事の愚痴はよく話してたが、エロ話はしたことない。

たまに熟が職場で言えない愚痴を言いたいからと飯に誘って来る。

二人とも酒はほとんど飲まない。

なんか動きがあればここに書くかもしれん。
115です。
最近自分が熟好きということに気づいた。んで、どうやったら熟食えるかなと考えたら、その熟が一番接点が持ちやすかったからかな。
メアドも携番もゲット済だし、これまで何回か飯も食いに誘われて行ったしな。もっぱら職場の愚痴とか仕事の悩みを俺が聞いてる事が多いが。
以前は正直ちょっとウザかったが、頂くという目的があれば結構いいかもなとか思ってるw

向こうはどう思ってるかは分からんがなw
今まではエロ話とかは全くしたことない。でも、恥じらう姿や若い男の同僚と話す姿には女を感じるかな。
お願い事をしまくってウザがられてる人だよ。
余談だが、管理職に苛められた後の弱った姿がそそられるw

俺33キコン粉師。20代半ばくらいに見られる。
仕事は福祉関係だったが、この春で退職。転職に向けて資格取得中
嫁は7↓共働き。セクースはしてるし可愛いんだが、身内って感じが強くなってきた。

とりあえず今週は大きな進展は無いと思う。
熟はほぼ毎日管理職から攻撃されてるので、今週はメール&電話で愚痴聞きかな。
その日は嫁が夜勤でいないので…24日に飯食べに行く約束してるし、その時決行予定。

食事の後にもうちょっと話しませんか? とドライブに誘って夜景スポットに行き、ぶっちゃけ話を
しながら熟の涙腺が緩む方に持っていって、慰めるつつ「熟さん実は・・・」という感じにいけたらいいかなw

などと妄想ばかり膨らむorz

報告します。結果的に言うと成功した。
約束どおり晩飯を食べに行ったんだが、食事中に「女性として意識している」というニュアンス
の話題を何回か振った。んで食事の後お茶でもしませんか、と言われたのでドライブに誘った。
夜景スポットに連れて行き雑談しながら機会を待って、会話が途切れたとこで
「実は女性として見てました」「一度でいいから抱かせてくれませんか?」
と言うと、かなり悩んでいたので場所を移動し、ホテルのパーキングに入った。
観念したのか「中田氏なし」という条件でOKになった。
部屋に入ってソファに座ると熟がもたれかかってきたのでキスとボディタッチをする。
微かに声が出てきたので、俺がベッドに入ろう言うと熟は服を脱いでベッドへ。
チビぽちゃ体系で乳首がでかかった。最初はマグロ状態だった熟もキスとペッティングをしていると
徐々に息が荒くなってきて俺の身体に抱きついたりディープキスを返したりしてきた。
お礼にクンニして、その後69。ぎこちない舌使いだったが、それはそれで良かった。
いよいよ挿入となったが、俺もかなり興奮しているので動くとすぐにイキそうになった。
止めたり抜いたりしてなんとか粘ってたが、最後は熟の腹の上でフィニッシュ。

まあ、成功したわけなんだが・・・やっぱ出しちまうと冷めるから、終わった後は気まずかったw
今スゲー空しい気分だ。やっぱ俺にはこういうのは向いてないんだなあと思った。
俺的には風俗で金払ってやるほうが気楽に楽しめるわ。やっぱ金で買えるもののほうが楽だな。

以上報告終わり。

先輩にサロンへ連れていってもらった

【先輩が連れて行ってくれたところ】
先輩のお供として大都市へ日帰り出張。仕事も終わり、郊外までの帰りの切符を買おうとすると、先輩が「まだ早いんだから、良いところ連れて行ってやるよ」と。
「はい」と、先輩と一緒に下町の駅で降りた。
先輩と細い路地を抜けていき、小さなビルの前へ。
 
「先輩、ここって??」
「お前、確か風俗は行ったことないんだろ」
「でも・・」
「おごってやるからつきあえよ。ここは本番厳禁だけど、その分いい子が揃っているんで、よく来ているんだ」
小さなエレベーターに乗り、降りたところの部屋のチャイムを鳴らすと、中からボーイが扉を開けてくれる。奥からはタバコの匂いと騒々しいユーロビートの音楽が鳴り響いていた。
俺は狭い待合室の片隅に座らされ、先輩はカウンターで何やら店の人と話している。
その間、ボーイが説明書を持ってきて、恭しくシステムの説明をしてくれた。「本番・スカウト・女の子の嫌がる事は禁止」「時間は45分・・・」etc。
手を消毒させられ、先輩に続いて薄暗い店内へ。前向きのソファがいくつか並んでいて、衝立のようなもので仕切られている。先輩とは別々の席に案内された。
 
【姫登場・・・あれ?】
待つこと数分
「こんばんわ、ミミでーす」と、メイド服姿の姫が入ってきて、隣に座った。
20代前半で、ウェーブの効いた黒いロングヘアーが目を引く。
「この店はじめて??」「はい」・・などとどうでもいいような会話のあと、女の子がキスの体勢に入るために俺の顔を見つめた・・・
「えっ」「えっ」同時に俺と姫は声を上げた。
そう、女の子は、いつも一緒に仕事している派遣の友香さんだった。
「ケンイチさん、どうしてここに?」「友香さんこそ…」ひそひそ声で話す。店内は騒々しい音楽が流れているので、自然と顔を寄せ合う体勢だ。
友香さんは、東京の下町にある実家からちょっとした田舎にある(俺の勤め先の)会社に派遣の受付事務係として働いていて、確か、結婚まで考えている彼氏がいるといううわさ。
「毎週水曜日が休みだから、週1回だけここに来ているの。ケンイチさんは?」先輩に無理矢理連れてこられたことを話し、会社や彼には内緒にすることを約束する。

「どうする?知り合いじゃいやでしょ。女の子替えてもらう?」
でも、店内は混んでいて、女の子は全部出払っているようだ。先輩を待たせるわけにはいかないし、それに・・・
「友香さん、じゃなくてミミさん。このまま続けてよ。いや?」
友香さんは少し考えた後「いいよ」と、目をつぶった。
俺は、友香さんを抱きしめると、唇を合わせた。
 
実は、友香さんが会社に入ってきたとき、いい子だなぁ、と密かにあこがれていたのだった。派遣の女の子をみだりに誘うことを禁止する社則があり、尻込みしているうちに、彼氏持ちという情報が入り、すぐにあきらめたけど。
 

唇からは、ミントの香りがした。舌を入れると、友香さんの舌も絡みついてくる。
しばらく舌を絡めていると「んっ、んっ」と息が荒くなる。演技なのか本気なのかは分からない。
舌を絡めながら背中に手を回し、胸を横から揉むと、「んんっ」と声が出て、唇を離す。
そのまま服の上から胸を揉む。Bカップぐらいの小ぶりの胸だが、弾力がある
「触ってもいいよ」俺は、メイド服のジッパーを下ろし、上半身をはだけた。
花柄のかわいいブラジャーが飛び出したが、すぐに取ってしまう。
そんなに大きくはないが、形のいいバストに、ピンク色の小さな乳首。胸を揉み上げ、乳首をひねると「あっ」と声を上げた。そのままむしゃぶりつくと、体をくねらせて気持ちよさそうだ。

友香さんの胸を触りながら、太ももの間に手を入れると、ゆっくり足を開いてくれた。
コットンのショーツの上から股間に触れると、すっかり熱くなっている。隙間から手を入れると、かなり濡れているようだ。
 
腰を上げるように促し、パンティを脱がせる。白いパンティだったが、レース部分がほつれているのを見逃さなかった。きっと、店で用意して何回も洗っているのだろう。ちょっとがっかり。
さすがに指入れは気が引けるので、ぬるぬるの割れ目をなぞりながらクリを攻めると、「ああんっ、ああんっ」と大きな声でよがりだした。
とはいっても、回りの席の女の子もみんなよがっているので、演技かも??。
胸を揉みながら友香さんの股間を攻めていると、友香さんは体をばたつかせ、「ああっ」と逝ってしまった。

【攻守交代】
「気持ちよかったぁ。ありがとね」と言って友香さんは首に腕を回し、再びディープキス。そして「ねえ、脱いで」
待ってました、とばかり、ズボンとパンツを下ろすと、不織布の使い捨ておしぼりでカリの部分を念入りにふき始める。ひんやりしているが、いつも会社で一緒に仕事をしている人に逸物を触られているので何か面映ゆく、気持ちいい。カリ、幹、玉まできれいに拭き、おしぼりを脇に寄せると、いきなりぱくりとくわえてくれた。
テクニックは・・・ただくわえて頭を上下するだけだが、あの友香さんがしゃぶってくれていると思うと、テクニックなんてどうでもよくなってくる。
俺は、友香さんの背中をなで、そのままお尻をなで回し、股間に指を進めると「んんっ」と口を逸物から離してしまう。
そして、唾を垂らして手コキへ。見つめられながらの手コキ。今度は胸を揉み、乳首を攻めると一瞬手コキがおろそかになるのがかわいい。

しばらく手コキとおしゃぶりをくり返していたが「どう、逝きそう?」と聞かれた。
時間の計算をしているのだろう。
どちらかというと遅めなので、それを伝えると、「じゃあ、行くね」と手コキのスピードを速めた。
俺は改めて友香さんの横顔を見て、胸を揉んだ。普段会社で胸なんて揉めるわけがなく、この機会に感触を覚えておこう。友香さんの体や口の感触も。

そして、「逝きそうです」と伝えると友香さんは手の動きを早め、フィニッシュ。
軽くしごきながら、最後の一滴まで搾り取り、おしぼりで後始末してくれた。

友香さんの後始末も済んだところで「ミミさん、フラワーです」と店内放送。
服を整えた後「キスしていいですか?」と言われ、時間ギリギリまで抱き合ってキスしていた。

友香さんに見送られて待合室へ。程なく先輩も出てきてビルの外へ。
「先輩、ありがとうございました」「よかっただろう。まったくお前は喰わず嫌いなんだから」「はい・・・」

【その後】
翌日、会社に行くと普段通り友香さんも仕事をしていて、軽く目配せ。
でも、やっぱり気になるなぁ。あの服の下に隠された小ぶりの胸。小さなクリトリスに濡れた股間。あれは一夜の夢だった。

ということはなかった。数日後、誰にも喋らなかったことのお礼(?)ということで呼び出され、一緒に食事をし、ホテルに付き合わされて、その後もセフレとして続いている。
いつもお客さんから中途半端にいやらしいことをされているので、友香さんのやりたいような形でHしている、というかさせられて(?)いる。
騎乗位、バック、極太バイブ・・・・色々と注文されながら、友香さんは何回も絶叫して逝ってしまうのだ。
彼氏は鈍感でわがままで自分本位の性格なので、俺とのHは気を遣わなくていいとのこと。
俺も、決まった相手はいないので、なんとなく続いている。

風俗で働くようになったのは、彼氏がちょっと前まで定職につかずにいて、結婚資金が足らず、友香さんがあてにされていたから・・・とのことらしい。
「結婚前に風俗なんて」と心配すると「本番禁止の店だから平気よ。」と友香さんは答えるが、このカップル、大丈夫か?。。。。。。

僕の風俗体験記 2

僕の風俗体験記


健太郎が晴れて大学生になったにもかかわらず、駿台予備校で勉強にいそしむ
かわいそうな隆志。友達がみんな大学生になり、ある意味嫉妬に近い感情を携えつつ
予備校に通うのは至難の業であった。

 あの日初めて触れた、みゆきさんの柔肌。おっぱい。その他色々・・。
隆志の脳には化学式ひとつ入る隙間もなく、ただただみゆきさんでオナニーするのが精一杯であった。
「ああ。。あのシックスナインは忘れられない・・みゆきさんハァハァ…」

溢れる18歳の性欲。当然ながら「カネさえあれば・・風俗に行けるのにっ」という思考に
至るまでに、そんなに時間はかからなかった。
6月になり、大チャンスが到来した。そう、予備校の夏期講習である。
夏期講習というのは講座ごとにカネを払う。つまり親に「俺、化学が出来ないから化学講座とろうと思うんだ」
と言えば数万円が手に入るのだ。性欲の前には「良心」「親への裏切りへの呵責」など、軽く消し飛ぶ。
はれて3万ほど手に入れた隆志。

 7月になろうと言う頃には、隆志はすっかり風俗に詳しくなっていた。
当時はインターネットなどマイナーだった時代。風俗情報誌を立ち読みし、
安い店を探す。健太郎と童貞を捨てようと決めていた隆志は、ヘルスを中心に探す。
ついに探り当てたベスト オブ ヘルス。
「ベストはこの店だ・・。」

探り当てた店は「L」(仮名)。この店は普段はそんなに安くない。
その代わり日の出から9時の間に入店すれば早朝サービスで非常に安くなる。
7月のある日、隆志は決意する。
「明日、行こう・・!」

「母さん、俺早めに予備校行って自習するよ。化学講座もあるし。」
親を騙して、7時ごろに家を出る。
いつも遅刻三昧だった隆志にとって、通勤ラッシュの時間帯は辛いものだった。
だが、希望だけはいっぱいだった。
「俺はこの通勤ラッシュを乗り越え、Lに行く。あんなことやこんなことの為なら平気さ!」

Lについたのは8時半ごろだった。無愛想な店員が隆志を迎える。
「アイヨ、5000円ね。」
5000円を渡し、番号札をもらう。
「38・・番っ?」

そう。Lの早朝サービスは安いので人が多かったのだ。先に番号札を持って待っているむさい男たち。
「こ、こいつらのあとかよっ・・。」
すでに20番くらいの番号が呼び出されているとはいえ、ここに並んでいる男たちより
隆志があとなのは明白。少々凹みながら、隆志もイスに座る。
「むせえ男たちだな、全く。こいつらのあとなんてやだよ?!」
自分もそう思われているのを棚に上げ、心の中で罵倒する隆志。

待ち時間が長い。隆志の男性器は常に勃起している。
勃起して、勃起して、勃起しぬいた頃、ついに神の声、降臨。

「38番の番号札お持ちのお客様・・・」

この瞬間は2度目だが、それでもなお興奮するものだ。
(来たっ!)

このLと言う店には、個室が無い。隣とカーテンで仕切られているだけである。
廊下のような場所に行き待っていると、女がきた。

「ジュリアでーす」

か、かわいい・・。みゆきさんもかわいかったが、ジュリアさんはめちゃくちゃかわいい・・。

興奮気味の隆志。だがその瞬間隆志の脳裏に怒りが走った。
(このジュリアさんが、あのむさい男の相手をしたなんて・・)

ちょっとした悲しみの中、プレイが開始される。
だが、あんなことされてもこんなことされても、男たちのことが気にかかる。
射精した後も、なにか心にわだかまりが残っていた。
ふと耳を澄ますと、小さく隣の声が聞こえてくる。
そうだ、ジュリアさんがいかにキレイでも、ここはやはりヘルスだったのだ・・。

(彼女・・・欲しいなあ・・。)

空しさいっぱいの7月の早朝でした。

(不発ながら、Fin)

俺男と菜美と吉村(吉原)

俺男:都内大学生(18)
山田菜美:都内大学生(18)
吉村和夫:フリーター(27)

大学に入ってしばらくした頃、
今までバイトってものをやったことがなかった俺は
人生経験のためにバイトを始めた。

そのバイト先の先輩に吉村という男がいた。
小太りで、服や髪は秋葉系の人だった。
無口で冗談などはほとんど言わず
自分の興味のあることだけを延々と話すような人で
かなりとっつきにくい人だった。

俺とシフトが重なったとき、吉村はよく俺に彼女の話をしてた。

「もうすぐ俺、結婚するんだよ
彼女、ストレートの黒髪で、すごくかわいい子なんだ」

吉村はそんな話を延々と続けてた。
一応バイトの先輩だし、他にこの人と盛り上がれそうな話題もなかったので
俺はいつも聞き役に徹し、適当に相槌打ったりして時間が過ぎるのを待った。

ある日、バイト先近くのファミレスで友達と待ち合わせをした。
ファミレスに入って店内を見渡してみたけど、まだ友達は来てなかった。
しかし、ファミレスの一番奥の席には意外な人物がいた。
吉村だ。
こちらからでは後姿しか見えないが、吉村の前には女性が座っており
二人で話し込んでるようだった。

正直、吉村のプライベートに踏み込む気は全くなかったけど
ガラ空きの店内でバイト先の先輩がいるのに
あいさつしないのも不自然だと思って、吉村に声を掛けた。

俺「こんにちは。吉村さん。今日はデートですか?」
吉村「ああ。今ちょっと彼女と難しい話してるんだよ」
吉村は素っ気無くぶっきらぼうに答えた。
しかし、俺の声に反応して振り返った女性は、涙を流しながら首を振って
「違うんです。付き合ってないんです」と言った。
俺「え?…」

意味が分からない。
俺がしばらく固まってたら
「お願いです。助けて下さい」
と女性から泣きながらお願いされた。
この女性が菜美だ。

「おい、あんちゃん。おまえこいつの友達か?」

呆然としてる俺に、吉村たちの隣に座ってた男が話掛けて来た。
隣に座ってたのは、二人とも30代半ばぐらいのおじさんたちだった。
ガラの悪いシャツにパンチパーマ、オールバックといったファッションで
どう見ても健全な商売の人間には見えなかった。
どうも、吉村は彼女と二人だけじゃなくて
その横のテーブルに座る柄の悪い二人組とも連れだったみたいだ。

菜美は清楚で大人しそうな感じ。吉村はいつも通りの秋葉系。
吉村たち真面目組とこの柄の悪い二人とは全く接点無さそうだったんで、
連れだとは思いもしなかった。

手前側に座ってたやくざ風の男は立ち上がると
「あんちゃん、悪いことは言わねえよ。
そんなに仲良くないなら、こいつらとは関わらない方がいいよ」
と言って、俺の肩をポンと叩いた。

吉村は無言だった。
菜美の方は、涙をポロポロ流しながら、目から助けて光線を俺に発している

俺「あの、とりあえずトイレ行って来ますね」
そう言って、俺はトイレに向かった。

トイレに向かうまでに、状況を整理して考えた。
吉村&菜美組と、やくざ風の男×2組は、どう見ても友人関係ではない。
また、菜美が泣いているところからすると、
何らかの理由で彼らはやくざ組に脅されてるんだろう。
そうだ。きっと二人は、チンピラに絡まれてるんだ。
俺はそういう結論に達した。

俺はトイレの大きい方に入って、小声で警察に電話し
友達がヤクザに脅されてるから来て欲しいと伝えた。
電話を掛け終えた後、数分トイレで待機してから吉村たちの方へ向かった。
数分待ったのは、少しでもあの居心地の悪そうな場所にいる時間を減らすためだ。
吉村たちの席に向かったのは、
人数が増えれば、やくざ風の男たちも絡みにくいだろうと思ったからだ。
ぶっちゃけ、絡まれてるのを見捨てて
バイト先での人間関係を悪くしたくないという打算もあったけど。

もうすぐ警察も来るし、しばらく我慢すればいいだけだ。
そう自分に言い聞かせて、俺はトイレから出た。

俺「あの、俺も話聞きます」
ヤクザ男「いや、こっちはそれでもいいけどさ。
あんた、ホントにいいの?
こいつらの借金の話してるんだよ?」
俺「え?借金?この二人のですか?」
菜美「違うんです。お願いです。助けてください」
菜美は涙で化粧は落ちてまくりで、脂汗タラタラで顔は真っ青だった。

ヤクザたちは借金だと言い、菜美は違うと言う
とりあえず俺は、一番信用できそうな菜美を信用することにして
吉村たちの席に座った。

座ってから、俺は一言もしゃべらず吉村と菜美の話を聞いてるだけだった。
話を聞く限りでは、どうも吉村は、菜美に風俗で働くようお願いしてるようだった。
菜美は「無理です」とか「お願いです。もう帰してください」
とか、涙を流しながら平身低頭な懇願を繰り返すばかりだった。

俺が席についてから5分もしないうちに警官が到着して
俺たちは全員警察署に連れて行かれた。
ヤクザ風の男たちは
「俺たち何もしてねえよ?何でだよ?」
と抵抗してたけど、警察は問答無用だった。

警察署で事情聴取を受けて取り調べ用の部屋を出ると
別の部屋から菜美が出てきて、俺に話しかけてきた。

菜美「ありがとうございました。助かりました。
ぜひお礼をさせてください。連絡先教えてもらえませんか」

俺が携帯の番号を聞くと、菜美はまた部屋へと戻って行った。
別にお礼なんかいらなかったけど、それぞれ話が食い違ってた理由と
「付き合ってない」と言った意味が知りたくて、俺は番号を教えた。

その日の夜、菜美から電話があった。
お礼の品物を渡したいので自宅を教えてほしいと言われた。
俺は、お礼はいらないと言い、
代わりに少し話がしたいから喫茶店で会わないかと提案した。
菜美は承諾してくれ、俺の最寄り駅近くの喫茶店まで出てくると言った。

だが、待ち合わせ時間が夜になるし、
今日のこともあるので、菜美の自宅から遠いところでは危ないと思った。
結局、菜美の最寄り駅の一つ隣の駅の近くの喫茶店で会うことになった。

一つ駅をずらしたのは、
菜美の自宅の最寄り駅が、やくざ風の男たちに絡まれた駅、
つまりバイト先の最寄駅だったからだ。

喫茶店で見た菜美は
前日の泣き崩れた菜美とは別人のようで、吉村がよく話してるように、
きれいな黒髪のストレートがよく似合う、清楚な雰囲気の美人だった。

自己紹介を一通り終え
その後、お礼と謙遜を言い合ったりとか
菓子折りを渡そうとするので「結構です」と押し返したりなどの定例の社交辞令の後、
菜美から昨日の顛末を聞いた。

驚いたことに、菜美は吉村とは知り合いでもないと言う。
菜美が言うには、事件のあった日、路上で吉村に唐突に
「借金のことで話がある」と話しかけられたらしい。

菜美の家は母子家庭で、あまり裕福ではないそうだ。
このため、東京の大学に娘を進学させるために借金をし
菜美は、てっきりその話なのかと思って、
吉村の誘いに乗って喫茶店に着いて行ってしまったらしい。

本題に入らないままファミレスで茶飲み話をしていると
吉村に呼び出しに応じて後からヤクザ風の男たちがやって来て
吉村を含めた三人に囲まれてしまったらしい。

ヤクザ風の男たちは
「俺らここで待ってるからよ。二人で話をつけろや」
と言い、菜美たちの横のテーブルに陣取ったらしい。

やくざ風の男たちが来てから、初めて吉原は借金の話を始めた。
実は、吉原は街金から借金しており
返済資金に困っているので返済に力を貸して欲しいと、
泣きながらお願いされたとのことだった。
力を貸すってのは、つまり風俗で働くってことだ。

理不尽な話なので最初は
「何で私が…」とか「関係ありませんから」などと反論して
席を立って帰ろうとしたらしい。
だが、席を立とうとすると、吉村に腕を掴まれて無理やり引き戻され
また、やくざ風の男たちからも
「話のケリもつけずに帰ろうってのか?
なめてんのか?てめえは?」
と凄まれたりしたので、怖くて帰ることが出来なくなってしまったらしい。

あまりに意外なストーリーを俺は呆然と聞いてた。
だが、そのとき俺は、菜美の話をあまり信じてなかった。
見ず知らずの女に「自分の借金返済のために風俗で働いてくれ」と頼むやつなんて、
現実にいるわけないだろ、と思ってた。

俺「山田さん、もしかして○○駅近くの○○と
××駅近くの△△でバイトしてるんじゃないの?」
菜美「え?……何でご存知なんですか?」
俺「吉村さんから聞いてるからだけど。

山田さんは見ず知らずだって言ってるけど、
どうして吉村さんは、そのこと知ってるのかな?

それから、もしかして自宅近くにファミマあるんじゃない?
吉村さん、よくそこで山田さんが何買ったとか話してたよ。
本当に、見ず知らずの人なの?

吉村さん、山田さんとの結婚考えてるって言ってたよ。
トラブルに巻き込まれたくない気持ちはよく分かるけど
でも、見ず知らずの他人なんて言い方したら、吉村さん可哀想だよ」

菜美はきっと、トラブルから逃げたくて、吉村と赤の他人のふりしてるんだろう。
そう考えた俺は、菜美に不快感を感じて、つい意地悪なことを言ってしまった。
意地悪な問いかけによって
菜美は開き直って、少しは本当のことでも話すのかと思った。

だが菜美は、この話を聞いてガタガタ震え出し、泣き出してしまった。
涙も拭きもせずにうつむいたまま脂汗流しており、顔は真っ青だった。
とても演技とは思えない狼狽ぶりだった。

俺「………………
もしかして、本当に見ず知らずの他人なの?」

菜美は声も出さず、真っ青な顔を何度もたてに強く振るだけだった。
たてに振る顔は、いつの間にか、
初めて会ったときのようなグシャグシャの泣き顔だった。
あまりにも取り乱したので、
この話は中止して、俺は菜美を励まして少し落ち着かせた。

菜美は、まだ東京に来たばかりで、
頼れる友達もいないのにこんな事件に巻き込まれ
どうしたらいいか分からないと泣くばかりだった。

仕方なく俺は「俺でよければ、出来ることならするよ」
「力になるから」「大丈夫。少しは頼りにしてよ」
というようなことを言って、菜美を励ました。

だけど内心では「街金は、さすがに手に負えないなあ」と思ってた。
そんなわけで、俺は成り行き上、菜美とよく連絡をとるようになった。
ほぼ初対面の俺に頼らざるを得ないぐらい、菜美は困ってたんだろう。

その後すぐ分かったことだけど、
街金も吉村も「借金の返済方法について相談しただけ」
ということで、すぐに釈放された。

数日後、バイトで吉村と一緒になった
早速、吉村に菜美とのことを聞いてみた。

俺「吉村さん、山田さんとホントに付き合ってるんですか?」
吉村「そうだよ」
俺「でも、山田さん、吉村さんと話したこともないって言ってましたよ」
吉村「話さなくても、俺たちは心が通じ合ってるんだよ」
俺「……( ゚Д゚)」

俺「でも、まだ話したことない人とどうやって仲良くなるつもりなんですか」
吉村「それを考えるのは、相談に乗ってるおまえの仕事だろ」
俺「……(;゚Д゚)」

吉村「おまえ、赤い糸って信じるか?」
俺「はあ」
吉村「俺と菜美は、一つになるってことが運命で決まってるんだよ」
俺「……(;;゚Д゚)」
吉村「まだ、おまえには分かんないかもな。
お前も運命の人にめぐり合えば、きっと分かるよ
強く引かれ合う力ってのがさ」
俺「……(;;;゚Д゚)」

俺「山田さんとデートって、したことあります?」
吉村「あるよ。いつも帰り道、一緒に歩いてるよ」
俺「え?並んで歩いて、手なんか繋いだりするんですか?
じゃあ、おしゃべりしなくても十分ラブラブじゃないですか」
吉村「いや、手は繋いでない。まだ少し距離をおいて歩いてるよ
でも、俺たちには十分なぐらいの近い距離だよ。
その距離なら、俺たちは心が深く通じ合うんだよ」
俺「……で、どれぐらいの距離で歩いてるんですか?」
吉村「50メートルぐらいまで近づけば通じ合うよ」
俺「……(;;;゚Д゚;)」

俺「そんな大切な人を、どうして風俗に沈めようなんて思うんですか?」
吉村「これは俺たちの試練なんだよ。
だけど、俺たちは二人の力で、必ずこの試練を越えてみせるよ。
彼女も辛いだろうけど、俺だって辛いんだよ。
俺たちはこの試練を必ず乗り越える」
俺「……(;;;゚Д゚;;)」

吉村「俺たち二人のことを邪魔するやつらは、必ず俺が叩き潰すから
俺が、必ず菜美を守るから」
俺「……((((;;;゚Д゚;;)))ガクガクブルブル)」

吉村から話を聞くまで半信半疑だったけど、
菜美の言ってることは本当だった。
こんな危険なやつがいたんだ。
実際にこんな人がいるなんて思ってなかったから、手が震えるぐらい驚いた。

菜美に守ってやるといってしまった手前
俺は、有事に備えて飛び出し警棒を買った。

俺は店長に事件の顛末を話して
菜美の身の安全のために吉村の両親と話したいから
吉村の実家の住所を教えて欲しいと頼み込んだ。

店長は、吉村のおかしいところに心当たりがあるらしく
俺の話をすんなり信じてくれて
「いやー。予想以上にとんでもねえやつだなw」と笑ってた。
だが、個人情報の提供については、しばらく考えた後、
やはりバイトの個人情報を教えることはできないと言った

俺はしつこく食い下がった。
店長「うーん。大変なのは分かるけど、
やっぱり個人情報を教えることはできないよ」
俺「そこを何とかお願いします。
今はそんなことを言ってる場合じゃないんです
全く無関係の罪もない女の子が、犯罪に巻き込まれるかもしれないんですよ」
などと俺が延々と力説してたら

店長「話は変わるけどさ、この事務所の書類整理の仕事を頼むよ。
その棚にある履歴書なんかを、整理してファイリングしておいてくれないかな。
俺はこれから1時間ぐらい出かけるけど、その間にお願いね」
と言ってくれた。
店長に深くお礼を言って、俺は仕事に取り掛かった。

吉村はバイト仲間内でも屈指の働かないやつで、
ほとんどバイト収入なんてないくせに、都内一人暮らしだった。
自宅と実家がすぐ近くであるので、
菜美のように地理的理由で一人暮らしをしているのではない。
意外にも、吉原はいいご身分だった。

たぶん、俺が店長に話したからだと思うが
話した後すぐ、吉村はバイトをクビになった。
実際、ほとんど仕事しないし、よく休むし、
バイト仲間からも嫌われてるやつだったので
クビにする理由はいくらでもあった。

俺は、菜美にさっそくgetした吉村の個人情報を伝え
親御さんに話して、
もう近づかないよう吉村の親に警告してもらうことを提案した。

しかし、菜美は複雑な顔をして、親には話したくないと言った。
菜美を大学に通わせるために、菜美のお母さんはかなり無理をしてるようで
毎晩、体力的に限界近くまで働いているらしい。
疲れてるお母さんに余分な心配掛けたくないと菜美は言った。

菜美からの相談に乗ってるうちに、
俺たちは、次第に事件以外のことも色々と話すようになった。
菜美は母子家庭であまり裕福ではなく
仕送りが少ないために、生活費は自分のバイトで捻出していた。
また卒業のためには奨学金獲得が必須であるため、
大学の勉強で手を抜くわけにもいかず
家に帰ってからも自習をせざるを得ず
このため、普通の大学生のように楽しく遊ぶ時間なんて
ほとんどない生活だった。

東京でなかなか親しい友達ができないのは、
まだ来たばかりという理由以外に、
ほとんど遊ぶ時間がないというのも
関係してるんだろうと思った。
友達の少なさとは裏腹に、菜美はすごくいい子だった。

色々話すようになって分かったんだが
菜美は、とても同じ年とは思えないほどすごく大人で、
しっかり芯を持った人だった。
苦労してるだけあって、周りの人にも優しかった。
俺は、急速に菜美に惹かれていった。

バイト先でのヒアリングで吉村が危なすぎるやつだと分かったので、
俺は可能な限り菜美の送り迎えをするようになった。

菜美を自宅まで送った後、
一人で夜道を歩いているとき、目の前に吉村が現れた。

吉村「おまえ、どういうつもりだよ?
俺の女に手出すんじゃねえよ?」

超びびッた。
菜美がおまえを怖がってるとか
おまえから危害を加えられないために送り迎えしてるんだとか
いろいろ説明したけど、全く無駄だった。
「俺と菜美は心でつながってる」とか「菜美はおまえを迷惑がってる」とか
吉村は根拠のない反論し繰り返した。
もう「菜美と俺は相思相愛」てのを固く信じちゃってて
全く聞く耳持ってくれなかった。

話してるうちに
「殺すぞこの野郎!」
と吉村は俺に殴りかかってきた。
でも、俺と吉村では体格も全然違うし
吉村はかなり運動神経が鈍い方だったから、問題なくさばけた。

みぞおちを一発殴ったら、吉村はうずくまって動かなくなった。
うずくまる吉村に俺が、もう一度、
菜美は吉村を怖がってて、出来れば会いたくないと思ってると話したら
「おまえが、おまえがあああ、嘘を吹き込んでるんだろうううう!!!!」
と怒鳴って、その後
「ウウウウウウウウウウウ」とうなった。
うずくまってうなり声を上げる姿は、本当に獣みたいだった。
背筋に冷たいものを感じて、思わず走って逃げてしまった。

安全なところまで逃げてから、すぐ菜美に電話した。
吉村に会って喧嘩になったこと、
何やら物凄い執念だったから、戸締りはしっかりして、
今日はもう家から出ないようにということ
何かあったら、何時でもいいから、すぐに俺に電話するように
ということを言った。

菜美からの連絡はその日の夜にあった。
電話ではなくメールだった。

メールには
玄関前で音がしたので、菜美がドアの覗き穴から外を覗いたら
ちょうど吉村もその穴から部屋の中の様子をうかがってる最中で
うっかり目が合ってしまったとのことだった。
すぐ近くにいると思うと怖くて声が出せないから、
電話ではなくメールで連絡したらしい。

俺は、すぐに警察に連絡するように返信したら
警察に電話なんかしたら、通報する声が吉村に聞かれてしまって
それで逆上されて、とんでもないことになるかもしれないって返信が返って来た。

俺は、警察への通報は俺がするということ、
すぐ行くから部屋から出るなということをメールで伝えた。
俺は、昔、野球やってたときに使ってた金属バットをバットケースに入れ
そのまま菜美の家に向かった。

警察は、俺が着くより前に見回りに来てくれたらしいけど
周囲をざっと見て、菜美の部屋のベルを鳴らして
菜美の顔を見て無事を確認したらすぐ帰ってしまったらしい。

その日、俺は菜美の部屋に入れてもらった。
翌日、菜美は朝早くに出発する予定だったので
俺が寝ないで見張ってるから、とりあえず菜美は寝るように言った。

その日が、菜美の部屋に入った初めての日だった。
普通なら、俺たちの関係に少しぐらい進展があってもいいんだろうけど
結局、何事もなく終わった。

怯える菜美がなんとか寝付いたのは深夜2時過ぎ。
すやすやと寝る菜美を見てさすがにムラムラしたけど
今襲ったら、それこそ菜美を深く傷つける気がして
最後の一歩は踏み出せなかった。

その3日後ぐらいから、菜美のところにも街金が来るようになった。
そのため、俺と菜美は半同棲のような形になった。

だけど俺は、相変わらず菜美には手を出さなかった。
菜美が風呂上りにノーブラパジャマでいたりとか
パジャマのボタンとボタンの隙間から胸が見えそうだったりとか
かなり危ない状況はあった。
だけど俺は、菜美のいないときに狂ったようにオナニーして
精を搾り出したりすることで、なんとか理性を保つことができた。

吉村の一件以降、菜美は知らない男に対して強い警戒感を示すようになった。
これだけ無理して我慢してたのは
もし俺が襲ったら、菜美の男性恐怖症はさらに酷くなると思ったからだ。

俺が菜美の家に通い始めてから1週間ぐらいした頃
菜美の家に俺の歯ブラシを置いた。

歯を磨いた後、菜美は俺の歯ブラシを見ながら
「私たちって、変な関係だよねー
普通、家に男の人の歯ブラシ置くのって、
普通に付き合ってるってだけじゃなくて、
相当深く付き合ってる場合だけだよね?
でも、俺男君の歯ブラシはここにあるのに、
私たち付き合ってもいないんだよ?」
と言った。

返す言葉がなく無言でいる俺に、菜美は言葉を続けた。

菜美「ごめんね。俺男君。
私がもっと魅力的で、変なトラブルに巻き込まれるような女じゃなかったら
俺男君も、もう少し楽しかったんだろうね」

空元気に笑う菜美が無性に可愛く見えた。

本当は、この件が全部片付いた後、
俺から菜美に告るはずだった。
だけど俺は予定を繰り上げて、
その日に菜美に告って、その日に菜美を抱いた。

俺としては、菜美を傷つけないために我慢してたのにな。
だけど、俺が菜美を抱かないことが逆に
菜美を傷つけてるとは思わなかった。
女って、難しいな。

行為が終わって、俺がすぐに服を着ようとしたら菜美に止められた
菜美「もう少し、このままこうしてよう?」
何も着ていない菜美は、何も着ていない俺に抱きついてきた。
俺「ちょっとだけだぞ。襲撃に備えて服は着ておかなきゃだから」
菜美「もういいよ今日は。
今日だったら、このまま死んじゃってもいいや」
俺「何でだよ?今日が俺たちのスタートの日なんだぞ
スタート直後にゲームオーバーって、ださくない?」
菜美「ああ、そっか。
今日が始まりの日なんだ。
俺「そう。今日がミッション・コンプリートじゃない。今日が始まりだ」
菜美「うん。そだね。これからよろしくね」
そう言いながら菜美は俺にキスをしてきて、二回戦が始まった。

菜美の家に来る街金とドア越しに話すのは俺がやった。
警察にも相談したけど、
民事不介入ってことで取り合ってくれなかった。

街金とのやり取りは大体こんな感じ。

街金「山田さん、あなた吉村君の金使っていい思いしたんでしょ?
いい思いしたんだったら、その分のお金は払わないと。
それが世の中ってもんだよ。
世の中なめてると、怪我じゃすまねえよ(ここだけドスの効いた怒鳴り声)」

俺「山田が吉村と付き合った事実はありません」

街金「でも、債務整理の相談したとき乗ってきたんでしょ?
まるで無関係の女が、どうしてそんな相談の場に来るの?
そんなやついねえだろ?」

俺「あれは、大学進学の借金と勘違いしたからです」

街金「吉村君も、山田さんが払うべきだって言ってるよ
一度は、山田さんの涙に騙されて自分が払うって言ったんだけどね
やっぱり、山田さん。相当、吉村君のこと泣かせたんだろうね。
最近になって、やっぱり山田さんと二人で払うって言い出したよ。
まあ、自業自得だと思って、まずはこのドア開けてくれないかなあ」

俺「そもそも二人は付き合ってませんし、ドアは開けることはできません。
お帰りください」

街金「てめえに言ってんじゃねえんだよ(いきなり怒鳴り声)。
俺は山田さんに言ってんだよ。オイコラ。山田さん出せや」

俺「山田の代わりに僕が伺います」

街金「てめえは日本語わかんねえのか?コラ(怒鳴り声)
早く出せや。いい加減にせんかいコラ」
(ドーンというすごい音。たぶんドア蹴っ飛ばしたんだと思う)

街金が来ると、こういう冷や汗ものの会話が最低20分ぐらい
長いときは2時間以上も続きます。

街金の追い込みはさすがにきつかった。
さすがにもう、嵐が過ぎるのをただ耐えるだけなんて不可能だ。
何とか打開策を見つけなくてはならない。
だが、肝心の吉村とは、まるで話にならない。
それどころか、会えば命の危険さえある。

俺は吉村の実家に行って親と交渉することを考えた。
ゲットした吉村の実家の住所に行き、吉村の両親を訪ねた。
ちょうど両親ともに在宅で、俺は吉村の実家に招き入れれた

家に入って驚いた。
廊下の壁のあちこちが穴だらけだった。
ちょうど壁パンチをしたような跡がたくさんあった。
リビングに通されたが、リビングの電気の傘も割れたままで交換されていない。
壁も穴だらけだ。

ちょうど吉村の両親が二人ともいたので二人に話を聞いてもらった。
俺の要求は
・無関係の菜美に借金を払わせないでほしい。
・菜美が怖がっているので、もう吉村を近づけないようにしてほしい。
・吉村を一日も早く精神科に通わせてほしい。
というものだった。

借金について
「吉村はもう成人しているので、親の関知するところではない」

菜美に近づかないようにという依頼に対しては
「一応言ってみるが、最終的には本人が決めること。
保証はできない」

精神科に通わせてほしいとお願いしたんだが、
これがまずかった。母親は突然
「ふざけんじゃねえよ。うちの子は精神病か?はあ?てめえが精神病だろうが?」
と急にスイッチが入ったかのように下品な口調で怒鳴り散らし始めた。

さっきまでは普通のオバサンだったのに、急にこの口調ですよ( ゚Д゚)
母親は、リビングの壁などを蹴りまくり、
俺の顔に湯のみを投げつけた。

「俺男君、もう今日は帰りなさい」
呆然とする俺に、父親は静かな声で助け舟を出した。

簡単に一礼して、俺は玄関に向かった。
玄関で靴を履いていると、母親は俺に塩を投げつけ、
そのままブツブツ独り言を言いながら奥に消えていった。

父親は玄関の外まで俺を見送ってくれ
「すまなかった」
と最後に一言、深く頭を下げて謝った

帰る道すがら、俺は絶望で心が真っ暗だった。
唯一の希望だった吉村親もおかしな人で、まるで話にならない。
吉村はダメ、吉村親もダメなら、もう交渉相手がいないじゃないか。

それでも俺は希望を捨ててはダメだと思い、
一度家に帰って、その日のうちに病院に行った。
湯飲みをぶつけられたときに口を切ったんだが
病院で診断書をとれば、後で何かの役に立つかもと思って。

この頃になると、俺も菜美もさすがに精神的に限界近かった。
特に菜美は酷かった。
街金が来たとき家にいたりすると過呼吸になったりしてた。
俺も菜美も、夜中に悲鳴を上げて飛び起きることが増えた。
その頃の俺は、歩道橋などからふと下を見ると、いつの間にか
「飛び降りたらどうなるか」なんてことを考えていたりした。
自分の危険な思考に気付くと、慌ててその考えを否定した。
そんな感じの状態だった。

仕方なく俺は、父に全てを話して助力を要請した。
父「なんだ。最近、家にいないと思ったら、そんなことしてたのか?
まあ、いい勉強だ」
切迫してる俺とは対照的に、話を聞いた父親の態度はのん気なものだった。

父は、のん気な口調とは裏腹にしっかりした対処をしてくれた。
父の経営する会社の顧問弁護士を俺に紹介してくれた。

弁護士に相談してからは、話が早かった。
街金の取り立ては、相談してから3日後ぐらいにピタリと止んだ。
弁護士は、菜美の債務不存在確認と債務を片代わりする気がない旨
これ以上取り立てるなら、恐喝で告訴する用意がある旨などを書いた手紙を
弁護士名義の内容証明郵便で送った。

たったこれだけで、あれほどしつこかった街金は全く現れなくなった。
あまりに簡単に片付きすぎたので、俺は、
実は父が俺に隠れて、裏で人に言えないようなことをしたんじゃないか
と疑ったぐらいだ。

街金の取り立てがピタリと止んだことを電話で弁護士に伝え、お礼を言った。
「吉村和夫のストーカーの件は、来週ぐらいから始めます」
と弁護士は言った。

だが、弁護士の手続開始を待たずして事件が起こった。
夕方、俺と菜美が菜美の家の近くのスーパーで買い物をして帰る途中
突然、目の前に吉村が現れた。
突然、俺たちの前に立ちふさがった吉村は、俺を無言のまま睨み続けた。
菜美は怯えてしまい、ガタガタ震えながら俺の腕に抱きついてきた。
俺も足の震えが止まらなかった。
俺たちは、その場から動けなくなってしまった。

吉村「おまええがあああ、菜美を騙したんだあああ」
吉村はうなるような大声でそう言いながら、バックから包丁を取り出した。
目は完全に、人の目じゃなかった。
情けない話だが、俺はビビッて声も出なかった。

「ちょっと落ち着いて。話をしよう?ね?」
吉村に話しかけたのは、意外にも俺にしがみ付いて震えてる菜美だった。
吉村「菜美。俺のこと覚えてるか?俺だよ、俺」
菜美「あ、うん。吉村君だよね。憶えてるよ」
吉原「ありがとう。うれしいよ。やっぱりお前は、俺を見捨てられないんだな」
菜美「見捨てるとか、見捨てないとか、そんな話した憶えないよ」

吉原、しばらく号泣

吉村「菜美。お前はその男に騙されてるんだよ。
今俺が助けてやるからな」
菜美「ちょっと待ってね。二人で話そうか」

そう言うと菜美は俺の耳元に口を近づけて小声で
「逃げて。お願い。私なら大丈夫だから」と言った。
俺「出来るわけないだろ」
菜美「お願い。二人無事にすむのはこれしかないの。
私は大丈夫。今度は、私が俺男守るから。」
俺「……じゃあ俺は、2mほど後ろに下がる。
いいか。吉原との、この距離を保て。
この距離なら、万が一にも俺が対処できる。」
菜美「分かった」

俺は少し後ろに下がった。
驚くほど冷静な菜美の言葉を聞いて、体の震えが止まった。
今、自分が何をしなければならないかが、はっきり分かった。
「私が俺男守るから」と言う言葉を聞いて
刃物の前に飛び出す決心が固まった。
最悪の場合、俺は全力で菜美を守る。

菜美と吉原が話している最中、
騒ぎを見に来た40代ぐらいの男性と目が合った。
俺は声を出さずに「けいさつ」と口だけを動かした。
見物人の中年男性は、うなずいて渦中の場所から小走りに離れて行き
50mほど先で電話してくれた。

その間も吉原は「俺たちは結ばれるんだよ」とか
「お前は俺を酷い男だと思ってると思うけど、それは違う。
おまえはこの男に騙されてるんだよ。
こいつが、あることないこと吹き込んでるだけだから」とか
「結婚しよう。将来は生活保護もらって、お前を幸せにするよ」とか
聞くに耐えない話を延々と続けていた。
菜美は適当に話を合わせて、吉原の会話に付き合っていた。

それにしても、何なんだ吉原は。
以前も訳が分からないやつだったけど、今は前以上だ。
支離滅裂で会話にさえなってない。

それにここは、確かに商店街ほど人通りは多くないが
人通りが少ない場所じゃない。
俺たちは、なるべく人通りの多いところを歩くようにしてたけど
それにしても、よく使う道でもっと人気のない場所なんていくらでもある。
一体、何考えてんだ?

子供連れのお母さんなどは、刃物を持って大声出してる吉原に気付いて
大慌てて逃げて行く。

吉原が菜美に近づこうとしたときは少しあせったが
菜美が「まだそこで待ってて。まだ二人が近づくには早いの」
と言ったら、吉原は近づくのを止めた。
すごいと思った。
この短時間で、菜美は支離滅裂な吉原の話に上手く合わせていた。

しばらくして、8人ぐらいの警官が来た。
パトカーから降りると、警官たちは手際よく吉原を包囲した。
「刃物を捨てなさい」
警官の一人が穏やかで、しかし厳しい声で言った。

吉原は、警官は認識できるようで、
オロオロ周り警官を見渡しながら八方の警官に順に刃物を向けた。

菜美「吉原君、まずは包丁地面に置こうか。
吉原君、何か悪いことした?
もし、しちゃってたらもうダメだけど、してないなら捕まらないよ」

菜美は元気よく明るい声でそう言った。
吉原の注意がまた菜美だけに向かう。

菜美「吉原君、死にたくないでしょ。
早く置かないと、鉄砲で撃たれちゃうよ」

吉原は笑顔で包丁を捨てた。
不気味な、人間とは思えない笑顔だった。

吉原が包丁を捨てると、警官がドバっと吉原に襲い掛かって
吉原は地面に組み伏された。
俺と菜美は、泣きながら抱き合って喜んだ。

その後、吉村の父親がうちに謝罪に来た。
うちの両親は、二度と俺や俺の家に近づかせないようにと
それだけを固く約束させた。
母親は、一度も謝罪には来ていない。

予想通り、精神鑑定で見事に病気判定されたので刑事上、吉原は無罪だった。
俺たちは、損害賠償が請求できるだけだった。
民事の席で吉原の父親と会ったとき
父親に吉原の入院先と主治医を聞いた。

俺は予約を取って、その主治医に会って来た。
主治医に、吉原の言動が前からおかしく
事件になる前からのおかしかった言動があったことなどについて説明した。

吉原も、なりたくてああなったんじゃないと思ったから
吉原の治療の助けになればと思ったからだ。

主治医は一通り俺の話を聞いてくれ
「貴重な情報ありがとうございます。治療の参考になります」と言った。
吉原の病名について聞いたが、それは教えてくれなかった。

しかし主治医は「もちろん、吉原さんが統合失調症とは申し上げませんが」
と前置きした上で、
一般論として統合失調症という病気は
相手の思考が読めるとか、自分の思考が相手に通じるなどという妄想を生むことがあり
また前世や赤い糸などの妄想を強く信じたりすることもあり、
妄想を否定されると怒ったりするらしい。
統合失調症を発症すると支離滅裂になるのかと聞いたら、
そういう症状が出ることもあるとのことだった。

親がおかしいと子どもが統合失調症になるのかと聞いたら
はっきり分かっていないが
遺伝と環境の両方の要因が作用して発症するとのことだった。
つまり、遺伝だけではなく、そういう素質を持った人が
ストレスの強い環境におかれると発症しやすいらしい

その話を聞いて、吉原の母親がすぐに思い当たった。
結局、吉原も、病的にヒステリーな母親という
ストレスの強い環境におかれて発症してしまった被害者の一人なのかと思った。

今はもう、菜美との同棲は止めている。
婚前に一緒に住むことに対して、うちの母親が難色を示したからだ。
みんなに祝福されるような付き合いをして、
みんなに祝福される結婚をしようというのが、俺と菜美の出した結論だ。

僕の風俗体験日記

1996年、春。隆志はとある高校を卒業した。
受験に落ちた隆志と、大学に合格した友人である健太郎は、とあるたくらみを企てていた。
「なあ、健太郎よ。俺らはついに高校3年間で童貞捨てられなかったよな・・。」
「ああ、そうだな・・。」
 3月とはいえ、まだまだ冷たい風が吹く中、2人の憂鬱な心はさらに冷えていった。
片手に持った缶コーヒーも冷えていく軽い沈黙の中、健太郎が言った。
「なあ。俺らこのまま卒業してもても、童貞を捨てられないんじゃないか?」
「・・・かもしれん。俺は浪人だが、その間に捨てられる気もしねぇし・・。」

(やっぱ、大学に入るまでに童貞って捨てるべきなんじゃないだろうか)

そう心の中でつぶやいた二人。
高校3年間で彼女も作れず、女友達も皆無だった2人は、
ほぼ同時に相手に向かってつぶやいた。

「風俗・・、行こうか・・。」

次の日。
地元の風俗街の最寄り駅に朝11時に集合した二人。
財布にはなけなしの一万円札が数枚入っていた。
「風俗街に入るのって、なんか恥ずかしいな・・。」
健太郎が言う。
「バカヤロ、俺らが童貞捨てるにはこれしかねーんだ。行くしかねぇ!」

二人はそそくさと早足で風俗街に入っていく。午前11時という時間のせいだろうか、
はたまた平日のせいだろうか。ほとんど客は歩いておらず、道路にいるのは
ほとんどが呼び込みの中年従業員だけであった。

「お兄ちゃん、ソープ?寄って行ってよ。写真だけでも見ていってくれないか?ねぇねぇ・・・・」

呼び込みの声が2人に集中する。なにせ2人は高校でたてのガキ。
びびるってもんじゃなかった。
「なあ、健太郎・・。俺らぼったくられるんじゃねーか?こえーよ・・。」
「お、俺だってこええ・・。なんでこいつらはこんなに呼び込んで来るんだ、クソッ!」

ビビる2人。

もともと田舎の風俗街。30分も歩いていると、また同じ場所に戻ってくる。

「あれっ?お兄ちゃんたちまた戻ってきたの。安くしとくから入っていってくれよ。」
 しつこく呼び込んでくる、さっきのおっさん。
ついに隆志が口を開いた。
「・・・いくらなんですか?」
「えーと、40分で12000円だけど、お兄ちゃんたちは戻ってきてくれたから10000円でいいよ。」

1万円。想定していた金額より随分安い。
あやしい・・!
風俗は最低でも30000円はいると聞いていた。しかし、なぜに10000円?
当然の疑問を健太郎が呼び込み従業員にぶつけた。
「えらく安いんですね。」
「まあね。うちはヘルスですから。やすいでしょ?よっていきなよ。」

気の弱い2人は、数分喋っただけでなぜかオッサンに情がわき、10000円を手渡した。
(ほんとはソープに行きたかったんだけどな・・。)
オッサン「はい、2名様ご案内でーす!」

2人はおっさんに言われるがままにヘルスに入っていく。
「なあ、健太郎。ヘルスって確か本番の無い風俗なんだよな。」
「ああ。でもまあ、いいじゃないか。本番以外は何でも出来るってハナシだぜ。
つまり2万円が挿入料金と仮定して・・・(略)・・・得である可能性が高いぜ。」
さすがは一流大学工学部に進学決定の健太郎だ。理論的にヘルスを説明してくれた。
予備校に進学決定の俺とはできが違う。

そうこうしているうちに、別の店員に番号札を渡される。
隆志の心臓は最高潮のビートを刻んだ。
(もうすぐ・・もうすぐ生身の女とあんなことやこんな事ができるぅっ!!)
めちゃくちゃドキドキしているのを健太郎に隠すように、平然と覚えたてのタバコをふかす俺。
そして、運命の宣告の声が店内を駆け抜けた。

「番号札17番のお客様、入り口のほうへどうぞ?」

ついにこの時が、来た。

「健太郎、お先に失礼するぜっ。」
はやる心を抑えながら従業員に番号札を渡す、隆志。
もう、あとへは引けない。

入り口のカーテンを抜けると、そこは夢国だった。
目の前に下着の女が立っている。
(暗くて顔はよく見えないが・・下着の女がいるぅぅぅ!)
感動している隆志に向かって、女は言った。
「みゆきで?す。よろしくおねがいしま?す」
みゆきは同時に隆志の手を取り、個室に誘導。
隆志の頭はこの時点で既に、ラリっていた。
(女の子に手を握ってもらったの、はじめてだぁ・・。やわらかーい!)

なにやら怪しげで薄暗い、しかしコギレイな個室に入っていた。
ドアを閉めたその時。
「お客さん・・・チュッ」
(・・・・・チュッ? チュッってなんだ? キス? キスされた??)

風俗嬢はセックスしてもキスしないという、古典的な言い伝えを本当だと思い込んでいた隆志。
彼にとってキスをできるとは想定外の出来事だったのだ。
(ファーストキス、しちゃったぁ・・・。ぽわわわーん…)

脳みそがゆだってしまった隆志を尻目に、みゆきが言う。
「じゃ、シャワーわびるので服脱いでね!」

(服、脱ぐのか・・。そりゃそうだよな。そりゃ脱ぐよ。でも俺ってばここ10年ほど人前でスッポンポン
になったこと無いんだぜ・・。人前で裸になったのは多分・・小2のときくらいかなぁ・・恥ずかしいよぅ・・)

混乱している隆志のよこで、みゆきはさっさとブラジャーとパンティーを脱いでいく。
(わぁぁ・・。生のおっぱい初めて見た・・。大きいなあ。巨乳だなぁ・・。しかもあそこの毛も見えるぞ・・。
これだけで1万円の元はとれたんじゃないか・・ウヒヒ!)

なんとか服を脱いだ隆志。
みゆきさんに連れられ、いざシャワー室へ!

「お客さん若いね。いくつ?仕事はお休みなの?」
みゆきがシャワー温度を調整しながら聞いてくる。
「い、いや。ボクが、が、学生なんス。でも受験に落ちちゃって、浪人で本当は学生じゃないッスけど・・。
あ、ちなみに齢は18です・・」
萎縮してしまいおろおろしながら答える隆志。
しかしそれも当然のこと。女の手を握ったことも無い若者が。いきなり裸の女と話しているのだから。
「この店ってあんまり若い人こないからね」
「そ、そうッスか。みゆきさんはおいくつなんですか?」
「私は19よ。一個上だね。」

たわいのない話が続く中、隆志の男性器はみゆきの手によって洗われていく。
欲情しきってしまった隆志が言った。
「みゆきさん、触ってもよ、よろしいでしょうか・・?」
「うん。いいよ。」

なんという愚かな質問なのだろう。なんというバカな男なのだろう、隆志は。
言いに決まってるではないか。

(わぁー、おっぱい柔らかいなぁ?)

ラリってる隆志に、みゆきが言う。
「お客さん、もしかして初めて?」
「はい、初めてですっ!」

みゆきのあの複雑そうな顔は、今でも忘れられない。
「ベッドのほうへどうぞ」

ベッドにつれていかれる隆志。そして

(自主規制  あんあことやこんなことをしてもらう)

射精が完了した隆志。みゆきさんにシャワーで洗ってもらい、時間がきたので終了となった。
「ありがとうございます。これ、名刺。また来てネ!」

再びカーテンをくぐり、待合室で健太郎を待つ。
余裕のタバコをふかしていると、健太郎が出てきた。
しかし何か様子がおかしい。
とりあえず店を2人で出、3月の空の下、近くの公園で語り合う青春真っ只中の隆志と健太郎。
突然健太郎が言った。
「俺、二度と風俗いかねぇ!!だってオバサンが出てきたんだもん!!!!」

「オバサン?俺のほうは19歳の若い女が出てきたぞ。」
「な、何ぃっ?おれのなんか顔も体も30代、ヘタしたら後半だぞ。
隆志、てめーだけいい思いしやがって!!こんにゃろう・・(泣」
「ハハハ、ご愁傷様だな。」
遠くの大学にいってしまう健太郎と、地元の予備校に行くことになった隆志。
あと1ヶ月も一緒にいられない。こんな寂しさをかみしめながら、風俗のプレイについて
俺はこうだった、いや、俺はアナルまで舐めてもらった、などと他愛のない会話を繰り返していた。

興奮気味の健太郎が、素に戻った顔でつぶやいた。
「でも、俺らって、まだ童貞なんだよな・・。挿入しなけりゃ童貞だし・・。」
「ああ。俺らは童貞だ。2万円をケチってヘルスだったからな。」
「でも健太郎。お前は来年から大学生だ。コンパとかサークル活動とかでまっとうに童貞すてなヨ。
向こうの町には風俗街ないんだろ。田舎だもんな。俺は浪人しながらソープでも行くさ。」
「何言ってんだよ、隆志。盆か正月に俺は帰ってくるから一緒にソープ行こうぜ。」

2時も過ぎ、春の陽気が差してきた頃の、高校3年間連れ添った親友同士の熱い誓いであった。

しかしあれ以来、健太郎は隆志に「飲みに行こう」とは言っても「風俗行こう」とは言ってこない。
 健太郎は大学で彼女とヨロシク童貞を捨てたんだろう。よかったな、健太郎!

え、俺の童貞はどうなったんだって? 答えはあの3月の風の中さ。

少年実話 17

男女間で”嫉妬”よりタチの悪いもの…。自己満足と言う名の”執着”です。

彼女とは、まだ、4ヵ月の付き合いでした。お互いの家を行き来し、
いつも仲良く一緒に過ごしていました。彼女は、よく気が付く、
几帳面な内儀のタイプで、男なら誰でもハマリます。
俺もキッチリ、ハマリました。どんなに遅く、仕事から帰ってきても、
家事をこなし、インスタントは体に悪いと、朝・昼・晩と食事は
必ず作ってくれました。彼女はマメな人でした・・・。
○毎日1枚、ポラ写真を2人で撮る。
○風呂には毎日、違う色or違う匂いの入浴剤。
○シーズン毎に部屋のカーテンを取替える。
○2日に1回、爪の色が変わる。
○雑誌を毎月50冊ほど購入し、スクラップを作る。
○家中の全ての物に予備の”買い置き”がある。
○毎週日曜のデートが計画済みである。
上げれば切りがない程、彼女はとにかく、よく働き、よく動きました。
もちろん、夜の方もマメで。毎回、色んな趣向を凝らしてくれました…。(藁)
そんな彼女の奇怪な行動に気付いたのは、俺が珍しく、風邪を引いた時でした。
殆ど風邪など引かない俺は、自覚がなく、彼女からの「顔が赤いよ。」との
一言で初めて気付きました。検温してみると”38.2℃”!!!
慌てて彼女が布団をひいて、俺を寝かせました。

次の日まで、薬を飲んでもナカナカ、熱は下がりませんでした。
人間、高熱が続くと鼻血が出ます。俺は顔に垂れて来た液体を
鼻水と思い込み、ティシュで拭き取ろうとした時、彼女が
「ダメ!」と駆け寄ってきて、俺の鼻に口を充て啜りだしました。
「オイオイ!」と言うと彼女が「鼻血はかんじゃダメなの!」と血で染まった
口を開けて見せてくれました。一瞬、ゾーっとしましたが、
「ありがとう。」と彼女に言いました。
献身的な彼女の看病のお陰で、3日後には完治しました。
俺の看病の為に、お店を休んでいた彼女も元気に出勤して行きました。
残された俺は、余りにも暇なので、病気で迷惑をかけたので、
彼女にお礼の意味を込めて、部屋の掃除をする事にしました・・・が、
綺麗好きな彼女の部屋は、汚れている所を見つける方が難しく、
普段、手をつけなさそうな場所を必死で探しました。
「あっ、冷蔵庫の中だ!」と思いつき、彼女のウチに来て以来、
初めて台所に立ち冷蔵庫を開けました。
予想通り、コマーシャル撮りの様な、きれいに整頓された中身でした。
冷蔵室を諦めて、下の段の冷凍室を開けました。
ジップコンテナ?に整理された冷凍食品が入っていました。
一番底に一つだけ、一際大きい、中身の見えない箱を見つけました。
何やろ?と思い、手に取ってみると、箱フタにハートマークと俺の名前が
書かれてあり、中身が気になり、開けてみて、!!!
驚きました!中には、俺の分身が入った”仕様済みコンドーム”を
ジップロックに入れて冷凍保存?してありました・・・。

洒落にならんなぁ・・・。と思いながら、冷凍コンドームをよく見ると
一つ一つに「年月日・時刻」と”上”とか”前”とか”後”が書いてあり、
近い日付のモノを振り返り、思い出してみると、確かに、その”体位”で
俺は果てていました!!!いつから保存してるんやろ?と疑問に思い、
1番古い日付を探しました。すると、「”祝”初契り」と書かれたモノを発見!
初めて、彼女と店外で会った日が書かれていました。腰が抜けました。
数えると43個ありました。オイオイ、全部かよ・・・。
よく考えると、風俗嬢と付き合った人なら分ると思いますが、性交の際の
避妊具装着は彼女側にお任せで、勝手に着けてくれます。
特に彼女は、終わった後の中身の確認も怠らず、必ず、目測計量で
「よしよし、浮気してないな。」と言っていました・・・。
コンドーム以外で、箱の中に保存されていた俺の分身は・・・、
○切った爪(これも、毎回10指分を全部)
○抜けた髪の毛と陰毛(結構な量があった。)
○耳垢(ティシュに包んであり、初めはナニか、判らなかった。)
○血(恐らく、彼女が啜った鼻血?が”醤油さし”に入っていました。)
”爪切り”も”耳掃除”も彼女がいつも、俺を見てマメにやってくれていました。
これだけあれば、・・・俺の分身が何人できるのだろう?と想像しながら
開封した形跡を残さぬよう、箱を元の位置に戻しました。
彼女には俺が見た事を伝えず、その後、2ヵ月ほど付き合って、
俺の方から、全然違う理由を言って別れましたと言うか、逃げました。

少年実話 14

俺は何故か、付き合う女の子(風俗嬢)に、よく身内を紹介されます・・・。
物凄く困る・・・。何も言えないし、対処方法が判らない。
「今度の生休に、実家に帰ろうと思うんだけど。」彼女は夕食を作りながら
テレビを観ている俺に言いました。聞こえていない振りをしていると、
目の前まで来て、「一緒に長野まで来てよ!」と言うので、
「面倒くさいよ。一人で帰れよ・・・。」と言いました。彼女は
「結婚してくれ!とかじゃあーないから。遊びに行くだけ。」と言いました。
「電車(あずさ)は酔うから、嫌なの。車で一緒に行ってよ。」と頼まれました。
当日、起きない俺を無理やり起こし、スーツに着替える様に言いました。
「オイオイ!何でスーツやねん!!もっと、ラフなカッコが・・・。」
彼女は顎と目で”早く!!”と合図して、シャツを俺に着せました。
「こんなん、いつ買ったんや。ダサダサや?。」そのスーツは全く、
俺の趣味に合わない、3つボタンのシングルで、鏡に映る自分は
”七五三”の”とっちゃん坊ーや”でした。ハメられた・・・。内心、思いました。
首都高4号新宿線から中央道に入り、新緑が綺麗で彼女は少し
ハシャいでいました。途中のSAで休憩した時に彼女から、
「アンタは実業家で、お店を何店舗も経営してる人。」
「私は秘書で、アンタのお店を切り盛りしてるの。」
はぁ????・・・もうちょっと、マシな嘘は無いのか?と思いました。

その後の車中は徹底的に彼女から役柄の演技指導があり、
その他、注意事項として
○極力、大阪弁は使わない。
○彼女を苗字の”さん”付けで呼ぶ。
○メシが不味くても、全部食べてくれ。
途中、何度も東京へ引き返そうか?と考えましたが、彼女が必死なので
諦めました。約3時間の後、彼女の実家周辺に到着しました。
長野と言っても、カナリ奥の方で近くには”養●酒”の工場がありました。
実家では妹とお母さんが出迎えてくれました。本当にイイ家族でした。
親父さんが農協から戻ってきて宴会が始まりました。
何故か、隣の家の家族?も参加して11人で食事しました。疲れました。
彼女の演出通りにエは最後まで演じきり、達成感さえ感じました。
ただ、全員が”社長さん”と呼ぶので恥かしかったです。
「社長さん。お風呂、一緒にどうですか?」親父さんは腕の肘から下と
首から上は陽に焼けて真っ黒で、歳の割にはイイ体をしていました。
「背中、流しますよ。」親父さんは、断る俺を無理やり座らせ、
背中を流しだし、「娘はチャンとやってますか?」と聞いてきました。
「あ、彼女のお陰で大変、助かっています。」と答えました。
今度はシミだらけの親父さんの背中を俺が流しました。
「至らない娘ですが、今後とも宜しくお願いします。」と言われました。

風呂から上がると、洗い物を終えた彼女が寄ってきて、
「ゴメンね。本当にありがと。」と言いました。
次の日、○○高原まで彼女と2人で出かけました。
季節外れの平日のスキー場は閑散として修学旅行?の
団体が1組、バスで乗り付けているだけでした。
ロッジらしき建物に差しかかった時、彼女は急に静かになりました。
どうしたのか?と聞くと「そこで4年前に3人にマワされた・・・。」と
ロッジの影を指差しました。彼女は当時、ここでアルバイトをしていたらしく
その時、被害にあったと言いました。言葉が出ませんでした。
誰にも言えずに今日まで黙っていたと泣いていました。
彼女はその時、妊娠して子供を身ごもった事、そこから自分の人生が
大きく変わってしまった事、今やっと、立ち直れてここに来た事を
教えてくれました。帰りがけ、彼女の道案内で小さな墓地に寄りました。
彼女の子供のお墓でした。彼女は中絶費用の借金と墓地への埋葬金を
稼ぐ為に風俗で働きだし、もう、どうにでもなれと言う気分で上京したと
自分の過去を話しました。その日、彼女は実家に戻ると明るく振る舞い、
それが、逆に痛々しく感じました。
東京へ帰る日に「アンタから渡して。」と現金の入った封筒を彼女から
受取り、お母さんに「お世話になりました。」と手渡すと「そんな、そんな。」と
恐縮され、彼女が「お気持ちだから、頂いて。」と両手で押さえました。
バックミラーに写っている両親は深深とオジギをしていました。

数ヶ月後のある日、声の上ずった彼女から、電話がありました。
「お・お・お父さんが・・・、お店に・・・来ちゃて・・・。」!!!
「それで、どうなった!?大丈夫か!?」と言う頃には電話が切れていました。
心配して店長に電話を入れてみると、親父さんが連れて帰ったとの事でした。
「まずいよ。逃げた方がイイよ、○○ちゃん。」と言われましたが、
時既に遅し、お店から近所のマンションに2人が戻るまで、そう時間は要りません。
ガチャ!鍵の音がしました。ドアが開くと鬼の形相の親父さんが
彼女を引っ張って立っていました。
「よくも、よくもウチの娘を食い物にしてくれたなぁー!!」と殴られました。
「ウチの家族までバカにしよってー!!」と殴られました。何発、殴られたのか
記憶にありません。「違うよ、違うってば、この人は関係ないの!!!」と言う
彼女の声だけが聞こえていました。気付いたら、親父さんはハァハァと殴り疲れ、
座り込んでいました。大好きな巨人戦を農協の青年団とドームまで観戦しに来て、
若い連中を吉原まで連れて行き、そこで偶然、娘の写真に遭遇したと
説明されました。彼女に手渡されたタオルで顔を拭いながら、土下座をしました。
「何で、何でそんな事するの?アンタは関係ないじゃない!」と
彼女にも殴られました。彼女が風俗に入った”本当の理由”をここで言って、
自分の正当性を訴えても仕方ない、親父さんをこれ以上傷つけたく
ありませんでした。彼女は親父さんの宿泊先のホテルに連れて行かれました。
2時間後、彼女から電話で「何でお父さんに本当の事を言ってくれなかったの。」
と言われました。自分の気持ちを伝え、言うべきではない!と彼女を諭し、
電話を切りました。その夜、一人になり、何年か振りに泣きました。

少年実話 12

新宿歌舞伎町前で深夜1時にタクシーでもない、俺の車に
彼女は両手を上げて飛び出してきました。「危ないやろ!!」と
窓を開け、怒鳴りました。彼女は「幡ヶ谷まで乗せてよ。」と
俺の怒りなど全然、気にもしていない様子なので、
頭に来て、「おちょくってんのかぁー!!」もう一度、怒鳴りました。
すると「ゴメンなさい。ゴメンなさい。」と言いながら、助手席に乗り込んできました。
「お前、アホか!!人の…」彼女を押し出そうとした時、後方から
Bi?!!Bi?!!Bi?!!とクラクションの一斉射撃を食らい、
仕方なく車を走らせました。一つ目の信号で路肩に寄せ、
車を降り、助手席のドアを開けて彼女を引きずりだしました。
「いーやだぁ、嫌だ。」とゴネる彼女を無理やり降ろし、
財布から3千円を彼女に投げつけ「これで勝手に帰れ!!」と
彼女を見たとき、乱れた衣服から、所々に擦過傷がみえました。
「何じゃ?お前、怪我してんのか?」と言うと彼女はイキナリ!
俺の右肩に噛みついて来ました。ガブッ・・・・・・痛たたぁー!
このボケ!!と咄嗟に彼女を殴りました。彼女はその場に倒れました。
買ったばかりのTシャツが肩口が破れて血が滲んでました。
トンでもないヤツに関った…。そのまま車に戻り、走りだしました。
正当防衛とは言え、女性を殴るのは後味が悪い…。
暫く走ってから、どうなったのか心配になり、Uターンをしました。

元の場所に行ってみると彼女の姿はなく、帰ったのか?と思い
安心して再度Uターンをしてみると、歩道の影にしゃがんでいました。
彼女に近寄り、声を掛けました。彼女は俺を見て、
「顔殴るなよ!明日、店に行けないよ・・・。」と言うので
「お前が噛みつくからやないか!見てみろ!」と歯型の入った右肩を
彼女に見せました。すると彼女は俺の腕を引っ張り、傷口を舐め、
「ツバ付けときゃあ、治るよ。」と笑いながら言いました。
不覚にも、この一連の行動が、妙にカワイく感じて車に彼女を乗せました。
「幡ヶ谷までやぞ。」と言うと彼女は頷き、助手席のサンバイザーに
付いてる鏡で何度も自分の顔の傷を確認していました。
幡ヶ谷には直ぐに到着しました。
「ありがと。」降り際に初めて彼女がマトモな言葉を言うので、
「悪かったな。殴って。」と3万手渡すと彼女は再び助手席に乗り込み
「こんなに悪いよ。」と付き返してきました。いいから。と押し返すと彼女は
「タダでは悪いから、今からどっか行アうよ。」と言いました。
普段なら、笑ってかわせるのですが、傷口を舐められて、
俺は何故かその時、欲情していました。
そのまま、2人でホテルに行きました。彼女はユーと名乗りました。

ユーとしてみて、ビックリしました。風俗の女の子とも付き合ってきたので
あっちの自信はあったのですが、俺は完全に手玉に取られました。
誰に仕込まれたのか?完璧でした。ただ、体の擦過傷だけが気になり、
「どないしてん?」と聞くと「秘密・・・。」とだけ答えました。
翌朝、ユーに朝食を食べさせ、携帯番号を自ら聞いてしまいました。
「お兄さんイイ人だから、ヤリたくなったら電話してね。タダでいいよ。」と
言われて、柄にもなく赤面しました。
4日後、ユーの方から電話があり、「行くところが無くなったので来て欲しい。」
実は当時、某姉さんと一緒に暮らしていたので、何処に行くか考えましたが、
仕方ないので、姉さんに事情を言いました。「いいよ。連れて来なよ。」と
アッサリ、OKがでました。こういう状況は普通の恋愛ではありえませんが、
姉さん方の懐は男女間の話になると深いんです。(藁)
「お邪魔します。」緊張したユーが、玄関で姉さんに挨拶すると
「気を使わず、適当に暮らしな。」と笑って受入れてくれました。
「アンタ、この子とやったのか?」と聞かれたので、
「はい。」と答えると姉さんは「じゃ、部屋はココを使いな。」とユーを
俺達の寝室から一番遠い玄関前の部屋に入れました。
彼女達2人はあっと言う間に、本当の姉妹のように仲良くなりました。
姉さんはユーを凄く可愛がりました。

姉さんが居ない時はユーと関係し、ユーが居ない時は姉さんと…。
俺は楽しい生活をしていましたが、やはり、天罰が下りました。
ある日、姉さんから「ユーを連れて行こうとするヤツが家に来てる。」と
連絡があり、慌てて帰るとそこには、女が3人???あれ???
姉さんは「ユーどっちで暮らしたいの?」とユーに言いました。
ユーは泣きながら、謎の女に「帰って!もう、別れたじゃない!」と
言いました。謎の女は「嫌!お願い!戻ってきて!」と・・・ん???
俺は一人、女3人のやり取りを立ったまま聞いていました。
ユーは「ここで暮らしたいの。姉さん達と一緒にいたいの。」と言いました。
「女々しいんだよ!お前!!」と若干、筋違いの姉さんの一言に
謎の女は退散していきました。
掛ける言葉が見つからず、コーヒーでも入れようと台所に立った時
姉さんが「もう、誰にもユーは渡さない!」と言うので
俺は「そうやな。」と相槌を打ちました。すると、姉さんは俺に
「出ていって!!」・・・・・え???なんで???
「アンタにもユーを触らせない!この子は私のもの!!」と言い、
ユーを抱きしめました。おいおい・・・。その場で俺は追い出されました。
ユーは男だけでなく、百戦錬磨の姉さんまでも手玉に取る怖い女でした。

少年実話 11

明日で12月ですが、12月が来ると彼女を思いだします。
彼女が今、どこで?何を?しているのか・・・見当がつきません。
彼女は指名1・2を争う人気者でした。加えて、出勤率も高く、
勤務態度も良好な風俗優等生でした。
忘年会シーズンもあり、朝から予約の電話が鳴りっぱなしでした。
街中が大騒ぎのこの頃は、風俗業界は一番のかき入れ時です。
「外国の方なんですが、接待で利用したいので…。」
東京で仕事する上でこういう依頼が年に数回あります。
既に特別会員の方から頼まれ、彼女に連絡をとりました。
彼女は帰国子女なので英語も堪能で、外人さんは、いつも担当でした。
「事務所で、どんな人か確認するけど、問題なければ受けてイイか?」
彼女は「○○さんの紹介なら、大丈夫でしょー。」とOKをくれました。
夕刻、電話してきた会員さんと180cmくらいの米国人が来ました。
彼は片言の日本語で「こんにちヘ」と挨拶をしてきました。
スリーピースのスーツを着込み、シガーを嗜むジェントルマンでした。

付き添いの会員さんが彼の名刺を見せました。そこには
”○○○証券 アジア部門 日本支社 ゼネラルマネージャー”と、
ごタイソウな肩書きが書いてあり、笑えました。
「入会金と本日分の料金、及び特別手数料です。」と270万を出すので、
「多過ぎるので、受け取れません。定額で結構です。」と断りました。
初めからチップを奮発する客にはロクなヤツはいません。
「それから、アップをご希望ですが、初回は1チャージしか無理です。」と
断ると米国人の男は「Why!!」と首を傾げました。
ここは、お金ではなく、信用だと説明しました。
「PLAY前に食事に付き合ってもらう位、イイだろ?」米国人が言うので、
「それは彼女に聞け。」と答えました。
「OK、俺の誘いを断るレディーはいないよ。」と自身満々にいいました。
彼女の紹介写真を見せると米国人は一気にノリノリになり、
「WOH!!本当か?本当に、この子が来るのか?」と何度も聞きました。
翌日、指定時刻の20分前に「おはようございます。」と彼女が着ました。
「ヤバイ時は、直ぐに電話!」と言うと「相変わらず心配性なんですね。」と
彼女は屈託のない笑顔で微笑みました。彼の宿泊先である品川駅前の
某ホテル駐車場で彼女を降ろし、暫く停車して様子待ちをした。
彼女から、「全然、OKでーす。」と連絡が入って安心して
事務所に戻りました。4時間後、精算をしに彼女が戻って来ました。
明日から2日間アップで、前金で支払うと米国人からの伝言があり、
彼女は全額と同額のチップまで貰っていました。

それでも、何か嫌な感じがする…。
彼女は思い過ごしだと俺に言い、自分はOKだから受けて欲しいと頼まれた。
その場で彼に電話を入れた。「アナタは素晴らしいスタッフをお持ちだ。」と
意味のない誉め言葉で感謝の意を表し、その後、彼女と何分か話していた。
無事に2日間過ぎてくれと思いながら、恐れていた事は最終日の夜に、
最悪の形で起こりました。彼女から唸り声で電話が入りました。
「・・・ぅう・・・ぬぅ・ぬぅ・抜け・・な・い・・いっ・いたいよ・・・。」!!!
喋れない程、危険な状況はありません。急いでホテルまで行きました。
前もって、勘でヤバイと感じる客には部屋のスペアキーをいつも
預けてもらう様にしていました。押し入った部屋の中では、
自分の想像を遥かに超える光景が待っていました。
彼女の股に米国人の右コブシがメリ込み、シーツに血が滲んでいました。
米国人は、いわゆるフィストマニアだったのです・・・。
そのまま米国人の股間を思いきり蹴り上げ、動けない彼女に落ちていた
バスローブを着せ、写真を撮り、闇医者に電話しました。
俺の到着後、彼女は”ひきつけ”を起こし出し、大変危険な状態でした。
彼女の口にフェイスタオルを入れ、舌を傷つけない様にして
体を摩りながら闇医者の到着を待ちました。30分後に到着した
闇医者は驚きながら処置をしました。麻酔を打ってチカラが抜けたところを
一気に引抜きました。「ぐぅーーーーーう。。」彼女が唸りました。
そのまま、闇医者が彼女を抱きかかえ病院に行くと言うので任せました。

部屋に残された米国人は
「アイム・ベリー・ソリ?。彼女とフィストしたのが…。」
言い終わる前にスタンドライトで殴っていました。泣きながら、
米国人は謝るだけでした。
2時間後、彼女は無事で、生殖器の機能も2ヶ月で完治すると
連絡があったので、紹介者と米国人をホテルのロビーに集めて、
彼女の怪我の保証をさせました。この時、怒りがおさまらずに
交渉した金額が生涯で一番大きな額でした。
その後、彼女の病室に行き、闇医者に様子を聞いて金を払い、
保証契約書を手に麻酔で眠っている彼女に一晩付き添いました。
「病人じゃない人はココで寝ないでよ。」と寝てしっまった俺に声を掛けて、
「ご迷惑掛けてスミマセン。○○さんの言う事聞いとけば…。」と言うので
「受けたのは俺の判断ミスやった。申し訳ない。」と保証契約書を渡しました。
内容を読むと彼女は「こんなに貰えるんですか?」と聞くので、
「当然や。全額、君の物や。」と伝えて帰りました。
それから、退院までの2ヶ月間、毎日見舞いに行きました。
お正月だけは外出許可を取り、ウチに招待して豪華な仕出し弁当を
2人でたべました。抜糸も済み、いよいよ退院の前日、彼女は一通の
手紙をくれました。後で読んで下さい。とお願されたので従いました。
自宅に戻り、彼女の手紙を読んで笑いました。文面には、
「色々、お世話になりました。勝手ですが、明日は一人で退院します。
 ガバガバ女になってしまったので、お仕事は辞めさせて頂きます。
 保証を取りつけて頂いたので、不自由なく暮らして行けそうです。
 お金に困ったら、無利息で貸してあげますよ。」
退院の日に”さよなら”と電話があり、そのまま彼女は姿を消しました。

少年実話 10

お店へ送迎は滅多にしない俺でしたが、その日は台風でお店が
余りにも暇なので「早上がりするから。」と彼女から連絡がありました。
店の近くに車を止め待っていると、彼女が傘をさし手を振りながら
やってきました。ところが彼女の前に、マンガのような中年男性が現れ
雨の中で土下座を始めました。彼女は男性を抱えて起こし、困惑の表情で
5分程話すとその人に傘を渡して車に掛け込んできました。
どう言う事情であれ、客との関係に一切、感知しない主義の俺は無言で
車を走らせました。1つ目の赤信号で彼女の方から切りだしました。
「あの人、長崎から毎週来る人なんだけど…」と言葉を詰まらせ泣きました。
お客のことでこの子が泣くなんて!とビックリしました。
彼女は「来週、長崎に行って来る…。」と予想外の発言をして、
そのまま黙り込んで、俺から顔をそむけ、窓の外ばかり見ていました。
3日後の朝、彼女は大きなカバンを持って長崎へ向いました。
彼女が玄関先で何秒か立ちすくんでるのが、寝ている俺にも分りました。
2日後、帰ってきた彼女は「どうして、何も聞かないの!」と激怒しました。
「君の考えで行動した事に意見する事は何も無い。」と答えました。
この日から彼女は俺に対し冷たくなりました。

翌週、彼女と買い物から一緒に戻り、駐車場に車を入れようとしたら、
目の前に男が立ち塞がりました。「車入れたいんで、そこを…!」
立っていたのは長崎の土下座男でした。
「●●●さん!どうしたのよ!何やってんのよ!止めてよ!」と
彼女が土下座男の袖口を揺すりながら言いました。
男は「彼女と別れて下さい。」と得意技?の土下座を始めました。
「あんた、何考えてんの?邪魔やから、どいてくれや!」と言うと
土下座男は「キサンのせいで!この子は!」と大声で叫ぶと、
彼女の制止を振りきり、何故かマイナスドライバー?を片手に、
迫力の無い腹の出た体で、涙目になり足をガタガタと震わせながら
必死で襲いかかってきました。取っ組み合いになり、急所を蹴り上げると、
土下座男はその場で蹲って大声で泣き出しました。余りにも不憫に感じて、
「あんた、何がしたいんや?」”情けなさの塊”になった男に声を掛けました。
男は、「彼女はアンタば好いとる。けど、結婚でけんちゅイイよる。」と
言うので「あんたに関係ないやろ!女の話を何でも鵜呑みにするな!」と
カッとなって切り返しました。彼女を呼び寄せ、男にもう一度声をかけ
「あんたの惚れたこの子の名前を言うてみぃよ?」と言うと
男は「バカにしとんのね!●●ちゃんやね!」と自信満々に答えました。

俺は彼女に「君の本名は?」と問いかけました。彼女は戸惑いながら、
「○○谷 ○○代」と答えました。
「あんたが惚れたのは”●●ちゃん”でココにいるのは”○○代”」
「俺が付き合っている、この子は○○代。」と伝えると男は暫く絶句して、
「そんなのヘリクツや。同じ子やなかね。」と俺を睨みつけました。
「お店の子に苗字があるか?この子にはちゃんとあるよ。」
「源氏名をいくらココで言うても、その名前はお店の中だけの話や!」
こう言う思い込みの激しい人がストーカーなんだと、始めて分りました。
「長崎にも来てくれたし、なぁ、●●ちゃん!言うてやって。」と言うので
仕方なく「おっさん、長崎に来てくれって、幾ら払ったんや!」と言いました。
彼女が驚いた顔して、こっちを見ながら「50万・・・。」と答えました。
男はそのまま立ち去りました。その後、彼女は俺に
「知ってたの?お金の事?」と聞くので、「知らんかった。」と言いました。
「おごれよ!お前!」と機嫌の直った彼女に冗談を言いながら、
正直、本気で会いに行ってたら・・・どうしよーと思いました。(藁
後日、彼女から、土下座男は”大好きなお父さん”に似ていたので、
どうしてもと頼まれて、断りきれなかった、可愛そうで。と告白されました。
風俗嬢の大半が、割り切って仕事する事に努めていると思いますが、
人間ですからタマに魔がさし、心が動く時があるみたいです。
でも・・・お父さんと普通、体の関係は無いよなぁ?(藁



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